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やあわせ

やあわせ 【矢合(わ)せ】 (名)スル
双方から矢を射て,開戦を合図し合うこと。多く鏑矢(カブラヤ)を用いた。「けさの―よりして,敵十八騎いおとし/平治(中)」

やあん

やあん [1] 【夜暗】
夜のやみ。「―に乗じて忍び込む」

やい

やい [1] (感)
非難の気持ちを含んで呼び掛ける時に発する語。「―小僧,出て来い」「―貴様,何しやがるんだ」

やい

やい (終助)
〔間投助詞「や」に終助詞「い」の付いたものから。中世後期以降の語〕
文末にあって,体言や動詞の終止形・命令形に付く。
(1)呼び掛けたりはやしたりするのに用いる。親しみやさげすみなどの気持ちをこめて言う場合が多い。「良夫君―」「弱虫―」「藤六,あるか―/狂言・麻生」「推参もすさまじい。折介―。のろま―/咄本・無事志有意」
(2)相手に対し強く言い放つときに用いる。「そんなんじゃない―」「誰そ来い―/浄瑠璃・薩摩歌」

やい

やい
[呼びかけ]Hey!

やいかがし

やいかがし [3] 【焼嗅】
節分の夜,鰯(イワシ)の頭など臭いにおいのするものを焼いて戸口に刺し,疫神を追い払う風習。

やいくさ

やいくさ [2] 【矢軍】
矢を射合って戦うこと。また,その戦い。「―をせんとすれば,矢種皆射尽して/太平記 9」

やいた

やいた [0] 【矢板】
建築の基礎工事や土木工事などで,土砂の崩壊または水の浸入を防ぐため,周囲に打ち込む板状の杭。木製,鋼製,鉄筋コンクリート製などがある。

やいた

やいた 【矢板】
栃木県中北部の市。県北の中心地として発展。製材業のほか,近年は工業団地が進出した。

やいづ

やいづ 【焼津】
静岡県中部,駿河(スルガ)湾に臨む市。遠洋漁業の基地で,水産加工業が盛ん。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が,敵の放った野火を,向かい火によって退けたという伝承の地。

やいと

やいと [0] 【灸】
〔「焼処(ヤキト)」の転〕
灸(キユウ)。灸治。灸点。「―をすえる」

やいとばな

やいとばな [3] 【灸花】
ヘクソカズラの別名。[季]夏。

やいとび

やいとび [3] 【灸日】
灸をすえる日とされている日。陰暦二月二日と八月二日とする地方が多い。二日灸。灸すえ日。

やいなや

やいなや 【や否や】 (連語)
〔接続助詞または係助詞「や」に副詞「いな」,間投助詞「や」の付いたもの〕
(1)〔(2)からの転用〕
活用語の終止形に付いて,同時に,または引き続いて,事が行われるさまを表す。…すると同時に。…するとすぐに。…するが早いか。「家に帰る―,かばんをほうり出して,遊びに出かけていってしまった」「来る―,此様な赤い魚や黒い魚を出いて,何やらむつかしい料理を云付られたが/狂言・惣八(虎寛本)」
(2)活用語の終止形・連体形,および体言に付いて,問いかける意を表す。…かどうか。「思ふべし―。人第一ならずはいかに/枕草子 101」「まづわが腹に玉ありといふは,あるべきこと―/仮名草子・伊曾保物語」

やいの

やいの (連語)
〔助動詞「やる」の命令形「やれ」の転である「やい」に終助詞「の」が付いたもの。近世上方語〕
軽い敬意をこめて命令する意を表す。「ちと目を明いて気に張りを持ち―/浄瑠璃・天の網島(中)」

やいの

やいの (連語)
〔間投助詞「や」に終助詞「い」,終助詞「の」の付いたもの。近世上方の女性語〕
文末にあって,聞き手に対して強く言いかけるのに用いる。「どうで徳様いつしよに死ぬる。わしもいつしよに死ぬるぞ―/浄瑠璃・曾根崎心中」

やいのやいの

やいのやいの
〔「やいの」を重ねたもの。近世上方の女性語〕
文末にあって,聞き手に対して特に強く言いかけるのに用いる。「お心たしかに持つて給(タ)べ―と取付いて,介抱如才,泣くばかり/浄瑠璃・太功記」

やいば

やいば [1][0] 【刃】
〔「焼き刃」の転〕
(1)焼き入れをして硬化させた刃。また,刃の表面に見える波形の模様。
(2)刀剣など刃のついたものの総称。「―に掛ける(=刀デ斬ル)」
(3)鋭いさま,威力のあるさまの形容。「氷の―」「飛ぶ鳥も祈り落とすほどの―の験者とぞ聞こえし/平家 5」

やいば

やいば【刃】
a sword.→英和

やいば=に伏す

――に伏・す
自害する。

やいば=に掛かる

――に掛か・る
刀で殺される。斬られる。

やいやい

やいやい [1]
■一■ (副)
しきりに催促するさま。やいのやいの。「早くしてくれと―言う」
■二■ (感)
(1)乱暴に呼び掛ける語。「―,気をつけろ」
(2)呼び掛ける語。おいおい。「―,古くともくるしうない,あらばおこせい/狂言・引敷聟」

やいやい

やいやい
〜言う clamor (うるさく);→英和
press <a person> hard <for an answer> .

やいろちょう

やいろちょう [0] 【八色鳥】
スズメ目ヤイロチョウ科の小鳥。全長20センチメートル内外。頭が大きく,尾が短い。緑・青・黄・赤・茶・黒・白・瑠璃(ルリ)色に彩られて美しい。日本・中国東部からインドに分布し,日本には夏鳥として本州・四国・九州にごく少数が渡来。絶滅が危惧される種。

やいん

やいん [0] 【夜陰】
(1)夜の暗闇。「―に乗ずる」
(2)夜。夜間。「―に呼びに遣つたのに/阿部一族(鴎外)」

やいん

やいん【夜陰に乗じて】
under cover of darkness.

やう

やう [1] 【夜雨】
夜に降る雨。

やう

やう 【夜雨】
⇒横瀬(ヨコセ)夜雨

やうけ

やうけ [3] 【家請】
近世,家を借りるときの請人(ウケニン)。

やうち

やうち [1] 【家内】
(1)家の中。「―を覘(ウカガ)ふ曲者かと怪まれる/浮雲(四迷)」
(2)家の中にいる者。家族。また,親類の者。「多くの―が世話をやく/浄瑠璃・八百屋お七」

やうつり

やうつり [2] 【家移り】 (名)スル
引っ越し。転宅。転居。いえうつり。

やうつりがゆ

やうつりがゆ 【家移り粥】
新築・転宅の際,手伝いの人や近所の人に振る舞う粥。家渡り粥。

やえ

やえ【八重の】
double <cherry blossoms> ;→英和
double-flowering <cherry trees> .

やえ

やえ [1] 【八重】
(1)八つ重なっていること。
(2)いくつも重なっていること。「―雲」「―霧」「―霞」「―葺(ブ)き」
(3)特に,花弁が何枚も重なっていること。「―の桜」

やえい

やえい [0] 【夜営】 (名)スル
夜,野外に陣営を張ること。また,その陣営。

やえい

やえい【野営】
camping;a camp (野営地).→英和
〜する camp (out).

やえい

やえい [0] 【野営】 (名)スル
野外に陣を張って宿泊すること。野外に宿泊すること。キャンプ。露営。

やえがき

やえがき ヤヘ― [2] 【八重垣】
幾重にもめぐらした垣根。「八雲立つ出雲―つまごみに/古事記(上)」

やえがすみ

やえがすみ ヤヘ― [3] 【八重霞】
幾重にも立ちこめる霞。

やえごろも

やえごろも ヤヘゴロモ 【八重衣】
地歌・箏曲の一。石川勾当の三味線曲。のち,八重崎検校が箏の手を付ける。歌詞は百人一首より衣にちなんだ四季の和歌五首を並べる。京風手事物(テゴトモノ)の代表曲。

やえざき

やえざき ヤヘザキ 【八重崎】
姓氏の一。

やえざき

やえざき ヤヘ― [0] 【八重咲き】
花弁が幾枚も重なって咲くこと。重弁であること。また,その花。「―の桜」
→重弁

やえざきけんぎょう

やえざきけんぎょう ヤヘザキケンゲウ 【八重崎検校】
(1776?-1848) 箏曲家。地歌の手事物(テゴトモノ)に箏の手を付け,箏と三味線の合奏法を大成した編曲の名手。京都で活躍。

やえざくら

やえざくら ヤヘ― [3] 【八重桜】
(1)ヤマザクラなど日本の山野に自生するサクラ類の栽培園芸品種で,花が八重咲きのもの。ボタンザクラ。[季]春。《奈良七重七堂伽藍―/芭蕉》
(2)五衣(イツツギヌ)・表着(ウワギ)まで桜色であること。「女院よりの御装束は―をえもいはず匂はせ給へり/栄花(若水)」

やえす

やえす ヤヘス 【八重洲】
東京都中央区,東京駅東側一帯を指す地名。東京駅を挟んで丸の内と対する。
〔家康に仕えたヤン=ヨーステン(耶揚子)の屋敷があったところと伝える〕

やえす

やえす ヤヘ― [0] 【八重簀】
湖川,遠浅の内海などで,竹簀を幾重にもめぐらせて魚をとるもの。

やえだたみ

やえだたみ ヤヘ― 【八重畳】
■一■ (名)
幾重にも重ねて敷いた敷物。神座として用いる。「乃ち―をしきて迎へ入る/日本書紀(神代下訓)」
■二■ (枕詞)
幾重にも重ねるところから,「へ(重)」と同音の地名「平群(ヘグリ)」にかかる。「―平群の山に/万葉 3885」

やえづくり

やえづくり ヤヘ― [3] 【八重作り・八重造り】
⇒切掛(キリカ)け作(ヅク)り

やえなり

やえなり ヤヘ― [0] 【八重生り】
(1)実が多数なること。また,その草木。
(2)植物リョクトウの別名。

やえのしおじ

やえのしおじ ヤヘ―シホヂ 【八重の潮路】
はるか遠くまで続く海路。やしおじ。「―に日をくらし/平家 7」

やえば

やえば【八重歯】
an oblique (斜めの)[a double (重なった)]tooth.

やえば

やえば ヤヘ― [1][0] 【八重歯】
普通に生えている歯のわきに重なるように生える歯。添歯(ソイバ)。

やえひとえ

やえひとえ ヤヘヒトヘ [1][2] 【八重一重】
キリガヤツの別名。

やえむぐら

やえむぐら ヤヘ― [3] 【八重葎】
(1)アカネ科の一〜二年草。荒地・畑などに多い。茎は四角く,葉は狭い披針形で数個ずつ輪生。茎・葉に逆向きのとげがある。夏,葉腋や枝先に淡緑色の小花をつける。果実は二分果から成り,かぎ状の毛が密生する。
(2)つる性の雑草が幾重にも茂ったくさむら。一説にカナムグラの古名ともいう。「―茂れるやどのさびしさに/拾遺(秋)」
八重葎(1)[図]

やえやま

やえやま ヤヘヤマ 【八重山】
八重山諸島の略。

やえやま

やえやま ヤヘ― 【八重山】
幾重にも重なっている山。「足柄の―越えて/万葉 4440」

やえやましょとう

やえやましょとう ヤヘヤマ―タウ 【八重山諸島】
沖縄県南西部,先島(サキシマ)諸島に所属する島群。石垣島・西表(イリオモテ)島が主な島々。観光およびサトウキビ栽培が主産業。八重山列島。

やえやまじしん

やえやまじしん ヤヘヤマヂ― 【八重山地震】
1771年(明和8)4月,石垣島の南南東30キロメートルの海底を震源として起きたマグニチュード七・四と推定される地震。津波の被害が大きく,特に石垣島を襲った津波は85メートルの高所に達した。周辺諸島を含め,溺死者は約一万二千人に達した。

やえやまじょうふ

やえやまじょうふ ヤヘヤマジヤウフ [5] 【八重山上布】
沖縄県八重山地方で織られる上布。白地に紅露の根から採れる赤茶色の染料で絣(カスリ)模様を捺染(ナツセン)したもの。かつて宮古上布とともに,薩摩上布とよばれた。

やえやまぶき

やえやまぶき ヤヘ― [4] 【八重山吹】
山吹の一品種。雄しべ・雌しべが花弁化した八重咲きのもの。果実はできない。太田道灌の逸話に出てくる山吹は本種か。

やえん

やえん [0] 【夜宴】
夜の宴会。

やえん

やえん [0] 【野猿】
野生の猿。

やお

やお ヤヲ 【八尾】
大阪府東部の市。大阪市の東に隣接する住宅地,工業用地として発達。中心市街地は大信寺(八尾御坊),顕証寺(久宝寺御坊)の寺内町として発展。八尾地蔵堂で知られる常光寺がある。

やお

やお ヤヲ 【八尾】
狂言の一。死んだ男が六道の辻で閻魔(エンマ)に会う。閻魔はこれを地獄へ連れ去ろうとするが,八尾地蔵からの依頼文をみて極楽まで送る。

やお

やお [1] 【八百】
百の八倍。はっぴゃく。また,数が多いこと。多く名詞の上に付いて複合語として用いられる。「―日(カ)」「―重(エ)」「―万(ヨロズ)」

やおう

やおう [2] 【野翁】
■一■ (名)
いなかの老人。野老。村老。
■二■ (代名)
一人称。年老いた自分を卑下していう語。「―恙なく閑居に暮らし罷かり有り候/芭蕉書簡」

やおたで

やおたで ヤホ― 【八穂蓼】
⇒やほたで(八穂蓼)

やおちょう

やおちょう ヤホチヤウ [0] 【八百長】
〔八百屋の長兵衛(通称八百長)という人が相撲の年寄某とよく碁を打ち,適当に勝ったり負けたりするように手かげんをしたことから出た語という〕
勝負事で,真剣に争っているように見せながら,前もって示し合わせたとおりに勝負をつけること。なれあい。いんちき。

やおちょう

やおちょう【八百長をやる】
fix a game.→英和
八百長 a put-up job.八百長競技 a fixed game[race].

やおと

やおと [0] 【矢音】
矢の風を切って飛ぶ音。

やおとめ

やおとめ 【八少女】
神社に仕えて,神楽(カグラ)などを舞う八人の少女。転じて,神楽の舞姫の意にも。「珍しきけふの春日の―を神も嬉しとしのばざらめや/拾遺(神楽)」

やおに

やおに ヤホ― 【八百丹・八百土】 (枕詞)
たくさんの赤土。土を杵でつくことから,地名「杵築(キヅキ)」にかかる。「―杵築の宮に/祝詞(出雲国造神賀詞)」

やおによし

やおによし ヤホ― 【八百丹よし】 (枕詞)
〔「よし」は詠嘆の助詞〕
地名「杵築」にかかる。「―い杵築の宮/古事記(下)」

やおもて

やおもて【矢面に立つ】
bear the brunt <of an attack> ;→英和
become the target <of criticism> .→英和

やおもて

やおもて [2] 【矢面】
(1)矢の飛んで来る正面。「大将軍の―にふさがりければ/平家 11」
(2)抗議・質問・非難などをまともに受ける立場。

やおもて=に立つ

――に立・つ
抗議・質問・非難などを受ける立場に立つ。「批判の―・つ」

やおや

やおや【八百屋】
[人] <米> a vegetable man; <英> a greengrocer;[店] <米> a vegetable store; <英> a greengrocery;a greengrocer's (shop).

やおや

やおや ヤホ― [0] 【八百屋】
(1)野菜・果物などを売る店。また,その人。青果商。
(2)深くはないが,さまざまなことに通じている人。また,趣味などの幅広い人。

やおやおしち

やおやおしち ヤホヤ― 【八百屋お七】
(1668-1683) 江戸本郷駒込の八百屋の娘。1682年の火事で檀那寺に避難した折に恋仲となった寺小姓に再会できると思い放火し,捕らえられ火刑に処された。井原西鶴が「好色五人女」に書き,また,歌舞伎「八百屋お七歌さいもん」,浄瑠璃「伊達娘恋緋鹿子(ダテムスメコイノヒガノコ)(通称「櫓のお七」)」など多数の作に脚色された。

やおやぼうふう

やおやぼうふう ヤホ―バウ― [4] 【八百屋防風】
ハマボウフウの別名。

やおよろず

やおよろず ヤホヨロヅ [3][0] 【八百万】
数が非常に多いこと。

やおよろずのかみ

やおよろずのかみ ヤホヨロヅ― [3] 【八百万の神】
多くの神々。あらゆる神々。

やおら

やおら ヤヲラ [0][1] 【徐ら】 (副)
ゆっくりと動作を始めるさま。おもむろに。「―立ち上がる」「―身を起こす」

やおれ

やおれ (感)
〔感動詞「や」に二人称代名詞「おれ」の付いた語〕
人に呼び掛ける語。おい,おまえ。やい,おのれ。やうれ。「―家貞・貞純よ/盛衰記 6」

やか

やか (接尾)
名詞,形容詞の語幹,擬声語など,状態を表す語に付いて,いかにもそのような感じを与えるさまであることを表す形容動詞を作る。「はな―」「こま―」「はれ―」「ささ―」

やか

やか [1] 【野火】
(1)野を焼く火。のび。
(2)野にあらわれる怪しい火。鬼火。

やか

やか [1] 【野花】
野に咲く花。野の花。

やか

やか 【宅】
〔「屋処(ヤカ)」の意〕
家のあるあたり。屋敷。家。やけ。「―の辰巳の隅のくづれいとあやふし/源氏(東屋)」

やかい

やかい [0] 【夜会】
(1)夜間に行われる会合。特に,西洋風の舞踏会。
(2)「夜会巻き」の略。「頭髪(カミ)は―に結び/魔風恋風(天外)」

やかい

やかい【夜会】
<give> an evening party.夜会服 evening dress (男女を問わず);an evening dress (女性用);a dress suit (男性用).

やかいそう

やかいそう [0] 【夜開草】
ヨルガオの別名。

やかいふく

やかいふく [2] 【夜会服】
夜間の晩餐会・舞踏会などに着る正式の礼服。男子は燕尾服(エンビフク),女子はイブニング-ドレス。

やかいまき

やかいまき [0] 【夜会巻(き)】
明治大正時代に流行した,婦人の洋風髪形。束髪の一種。後頭部から頭頂に,長く高く巻き上げるもの。夜会結び。
夜会巻き[図]

やかいむすび

やかいむすび [4] 【夜会結び】
「夜会巻き」に同じ。

やかく

やかく [0] 【夜鶴】
(1)夜巣ごもりしている鶴。また,夜鳴く鶴。
(2)〔白居易「五絃弾」による〕
親の愛情の深いたとえ。夜の鶴。

やかく

やかく [0] 【野客】
野に住む人。また,仕官しないでいる人。

やかく

やかく [0] 【野鶴】
野にいる鶴。仕官しないでいる人のたとえ。

やかげ

やかげ 【矢掛】
岡山県南西部,小田郡の町。山陽道の旧宿場町で,本陣・脇本陣が現存。

やかず

やかず [1][0] 【矢数】
(1)射た矢の数。また,的を射て当たった矢の数。
(2)一定の時間内にできるだけ多くの矢を射て,その数を競うこと。特に,近世,京都三十三間堂で行われた通し矢などの競技。
→大矢数
(3)「矢数俳諧(ヤカズハイカイ)」に同じ。

やかず

やかず [2][0] 【家数】
家の数。戸数。

やかずはいかい

やかずはいかい [4] 【矢数俳諧】
俳諧形式の一。三十三間堂の通し矢に倣い,一昼夜または一日の間に独吟をし,その句数を競う俳諧興行。1677年,井原西鶴の一六〇〇句独吟(「西鶴俳諧大句数」)が最初で,以後流行したが,84年同じく西鶴によって二三五〇〇句独吟が達成されたのちは下火になった。大句数。大矢数。

やかぜ

やかぜ [1] 【矢風】
矢が飛んで行く時に起こす風。

やかた

やかた【館】
a mansion;→英和
a manor house (荘園の);a residence (邸宅).→英和

やかた

やかた [0] 【屋形・館】
(1)貴人の住居。屋敷。
(2)大名。貴人。「お―さま」「神戸三七殿をば美濃の―と定め/武家名目抄(称呼)」
(3)家の形をしたもの。仮屋。「水ぐきの岡の―にいもとあれと/古今(大歌所)」
(4)屋根の形をしたもの。舟や牛車(ギツシヤ)に設けた,家の形をした覆い。「月のあかきに,―なき車のあひたる/枕草子 45」
→牛車
(5)「屋形船(ヤカタブネ)」の略。「―にいいのが有るから行たりや/洒落本・辰巳之園」

やかたいさき

やかたいさき [4] 【矢形伊佐木】
〔「やがたいさき」「やがたいさぎ」とも〕
魚コトヒキの別名。

やかたぐるま

やかたぐるま [4] 【屋形車】
屋形{(4)}を設けてある牛車(ギツシヤ)。

やかたごう

やかたごう [3] 【屋形号】
「屋形」という称号。室町時代,守護大名が特に許されて称した尊称で,これを得ていないと,召し抱えている武士に烏帽子(エボシ)・直垂(ヒタタレ)・素襖(スオウ)を着用させることができなかったという。

やかたごし

やかたごし [3] 【屋形輿】
屋形{(4)}のある輿。

やかたじろ

やかたじろ [3] 【屋形城・館城】
周囲に土塁をめぐらす程度の,邸宅としての機能を重視した城。

やかたぶね

やかたぶね [4] 【屋形船】
屋形を設けた和船。江戸時代以降川遊びなどに用いられた。江戸では小型の屋根船に対して大型船に限って呼ばれた。
屋形船[図]

やかたぶね

やかたぶね【屋形船】
a houseboat;→英和
a boat with a roof.→英和

やかたまち

やかたまち [3] 【屋形町】
貴人や武家の屋敷が立ちならんでいる町。屋敷町。

やかたもの

やかたもの 【屋形者・館者】
武家屋敷に住む者。また,そこの奉公人。屋敷者。「むかうより来る二人の客は―と見え/洒落本・娼妓絹籭」

やかべ

やかべ 【家部・宅部】
664年,所有が公認された諸氏の私有民。律令制の家人(ケニン)に受け継がれたと考えられる。同時に公認された民部(カキベ)は,675年に廃止。やかつべ。

やかましい

やかまし・い [4] 【喧しい】 (形)[文]シク やかま・し
〔「いや(弥)かまし(囂)」の転という〕
(1)音や声が大きすぎて,不快に感じられる。さわがしい。「―・い騒音」「子どもの泣き声が―・い」
(2)世間で人々が口々に言い立てている。「公害問題が―・く論じられる」「世評が―・い」
(3)手加減なく相手を拘束しようとするさまである。きびしい。「規則が―・い」「しつけに―・い母親」
(4)自分の趣味に固執してあれこれ言い立てるさまである。好みがむずかしい。「食べ物に―・い人」
(5)煩わしい。面倒だ。「九月の紋日のお世話を―・しう思召しての事/浮世草子・禁短気」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

やかましい

やかましい【喧しい】
[騒々しい]noisy;→英和
clamorous;→英和
[厳格]severe <with> ;→英和
strict <with,about> ;→英和
troublesome (面倒);→英和
particular <about> (好みが);→英和
much-discussed (世評が).喧しく[騒々しく]noisily;clamorously;→英和
[きびしく]severely;→英和
strictly.喧しく言う be strict <with a person about a thing> ;be particular <about> .‖喧し屋 a faultfinder;a stern person.

やかましや

やかましや [0] 【喧し屋】
小言や理屈が多い人。「―の夫」

やかみひめ

やかみひめ 【八上比売】
古事記神話の神。大国主神(オオクニヌシノカミ)とその大勢の兄弟に求婚されるが,大国主神の妻となる。

やかもち

やかもち 【家持】
⇒大伴(オオトモノ)家持

やから

やから【族[輩]】
a family (一族);→英和
[仲間]a party;→英和
fellows.

やから

やから [0] 【族・輩】
〔「から」は血族集団の意〕
(1)同じ血筋をひく人。一門。一族。うから。
(2)(「輩」と書く)仲間。同類。手合い。連中。ともがら。やつら。おもに悪い意味で用いる。「不逞(フテイ)の―」

やからがね

やからがね 【八打鉦】
「八丁鉦(ハツチヨウガネ)」に同じ。「―よくよく見れば手が二本/柳多留 21」

やかん

やかん [1][0] 【夜間】
夜の間。日没から日の出まで。
⇔昼間
「―照明」

やかん

やかん [0] ―カン 【薬缶】 ・ ―クワン 【薬鑵】
〔「やくかん」の転。もと薬を煎じるのに用いた〕
(1)湯を沸かすのに用いる銅・アルミニウムなどの容器。
(2)「やかん頭」の略。

やかん

やかん [0] 【射干・野干】
(1)中国で,悪獣の名。狐に似た外見で,木登りがうまく,オオカミに似た鳴き方をするという。
(2)狐の別称。野狐。「―となてはしりうせけるぞおそろしき/平家 2」
(3)能楽の面の一。「小鍛冶(コカジ)」「殺生石」などで狐の役に用いる。
(4)植物ヒオウギの別名。

やかん

やかん【薬缶】
a (tea)kettle.薬缶頭 a baldhead;a baldpate.→英和

やかん

やかん【夜間飛行(試合)】
a night flight (game).夜間営業 <掲示> Opening at Night;Staying Open.夜間金庫[銀行の]a night safe.夜間部 the evening session <of a school> .

やかん=で茹(ユ)でた蛸(タコ)のよう

――で茹(ユ)でた蛸(タコ)のよう
手も足も出ない。どうすることもできない。やかんのたこ。

やかんあたま

やかんあたま [4] 【薬缶頭】
毛がすっかり抜けて,やかんのように丸く光っている頭。はげあたま。やかん。

やかんがっこう

やかんがっこう [4] 【夜間学校】
昼間働いている者を主な対象として夜間教授を行う学校。高等学校の定時制の課程や大学の夜間部など。夜学校。夜学。

やかんちゅうがく

やかんちゅうがく [4] 【夜間中学】
(1)中学校に設置されている夜間学級の通称。なんらかの事情で中学校の教育を受けないまま社会に出て昼間働いている人を対象として開かれている,中学校の特別課程。
(2)旧制の中等学校の夜間部。

やかんぶ

やかんぶ [2] 【夜間部】
高校・大学などで,夜間に授業を行う課程。定時制。二部。

やが

やが [1] 【夜蛾】
ヤガ科のガの総称。開張1センチメートル以下のものから30センチメートルに達するものまである。はねは褐色や黒みをおびた色のものが多い。一般に夜行性で灯火に寄る。幼虫は各種の植物の葉を食害し,農作物の害虫も多い。ヤガ科は鱗翅(リンシ)目中最も種類が多く,日本では約一二〇〇種が知られる。ヨトウガ・コヤガ・アケビコノハなど。

やがい

やがい【野外】
⇒屋(おく)外.‖野外劇 an open-air play;a pageant.野外劇場 an open-air[outdoor]theater.野外研究(演習) field work (exercises).

やがい

やがい [1][0] 【野外】
(1)野原。郊外。「―訓練」
(2)建物の外。屋外(オクガイ)。「―音楽堂」

やがいかつどう

やがいかつどう [4] 【野外活動】
学校の中でなく,自然の中で集団で種々の活動を行うこと。キャンプ・登山・臨海学校など。

やがいげき

やがいげき [2] 【野外劇】
野外で,自然を舞台として行う演劇。

やがいちょうさ

やがいちょうさ [4] 【野外調査】
⇒フィールド-ワーク

やがく

やがく【夜学に通う】
attend a night school[class];go to night school.

やがく

やがく [0] 【夜学】
(1)夜間に授業をする学校。学校の夜間部。夜学校。「―に通う」
(2)夜間に勉学すること。[季]秋。

やがすり

やがすり [2] 【矢絣・矢飛白】
矢羽根の形を表した絣模様。
矢絣[図]

やがたし

やがた・し 【弥堅し】 (形ク)
いよいよ堅い。「下堅く―・く取らせ秀罇(ホダリ)取らす子/古事記(下)」

やがため

やがため [2] 【屋固め】
家の新築にあたって大黒柱を立てる際に行われる儀式。また,新築完成の祝い。

やがっこう

やがっこう [2] 【夜学校】
「夜学{(1)}」に同じ。

やがて

やがて【軈て】
[間もなく]soon;→英和
before long;by and by;shortly;→英和
in (due) time (そのうち);[いつか]some time[day];sooner or later.

やがて

やがて [0] 【軈て】 (副)
□一□
(1)時間が長く過ぎないうちに。間もなく。「―着くでしょう」「―冬になった」
(2)もう。かれこれ。だいたい。「最後に会ってから―一年になる」
(3)事の行き着くところ。結局。「日々の努力が―実を結ぶ」
□二□
(1)引き続き。続けてそのまま。「薬も食はず。―起きもあがらで病みふせり/竹取」
(2)すぐに。ただちに。「名を聞くより―面影は推しはからるる心地するを/徒然 71」
(3)(空間的に)変わることなくそのまま。異なることなく一面に。「牛は額はいと小さく白みたるが,腹の下・足・尾の筋などは―白き/枕草子 51」
(4)ほかでもなく。まさに。「衣河の尻―海の如し/今昔 25」
〔ある事態が引き続くなかで次の事態が起こるさまを表す□二□(1)が原義。平安時代以降の和文に多く見える語。□二□(2)の意では漢文訓読では「すなわち」が用いられた。「軈」は国字で,ある物事にすぐ適応させる意の会意文字〕

やがら

やがら [0] 【矢柄・矢幹・簳】
(1)矢の幹。多く,篠竹で作る。篦(ノ)。やの。
(2)ヨウジウオ目ヤガラ科の海魚の総称。全長1.5メートルほど。体形は著しく細長く,吻(フン)は管状で,尾びれの一部が後縁中央から糸状にのびる。本州中部以南に分布。アカヤガラ・アオヤガラがいるが,アカヤガラは美味。
(3)「矢柄投げ」の略。
(4)ウキヤガラの別名。

やがらぜめ

やがらぜめ [0] 【矢柄責め】
矢柄{(1)}で打ち叩く拷問。

やがらなげ

やがらなげ [0] 【矢柄投げ】
古相撲で,上手で相手の後ろまわしをとり,差し手を添えてつり上げ,大きく振り回して投げ飛ばす技。矢柄。

やがる

やがる (助動)(やがら・やがり(やがつ)・やがる・やがる・やがれ・やがれ)
〔動詞「上がる」の転。近世上方語以降の語。男性のぞんざいな調子の会話において用いられる〕
動詞や一部の助動詞(「れる・られる」「せる・させる」など)の連用形に付く。相手や第三者の動作を軽蔑したりののしったり憎んだりする気持ちを込めて言い表す。「あいつはどこへ行き〈やがっ〉た」「こんな物を持って来〈やがる〉とは,しようのないやつだ」
〔(1)「ている」に「やがる」が付いた「ていやがる」は「てやがる」になることがある。「ずいぶんちゃっかりして〈やがる〉」「若いくせして,もうタバコなんかすって〈やがる〉」(2)前にくる連用形の末尾と融合して「―ゃあがる」の形となることがある。「大きな口をたたき〈ゃあがる〉」〕
→やあがる(助動)

やがん

やがん [0] 【野雁】
野生の雁(カリ)。

やき

やき [0] 【焼(き)】
(1)焼くこと。焼き方。焼き具合。「―が悪い」
(2)刀などを焼き入れすること。また,焼き入れの具合。
(3)嫉妬(シツト)。やきもち。「きつい―さ/洒落本・郭中奇譚」

やき

やき【焼を入れる】
temper (刃物に);→英和
chastise (懲罰する).→英和
〜が回る become dull;be in one's dotage.

やき

やき [1] 【夜気】
(1)夜の冷たい空気。「戸外の―に当たる」
(2)夜の気配。「―がせまる」

やき=が回る

――が回・る
〔刃物を鍛える時に火が行きわたりすぎて,かえって切れ味のにぶることから〕
年をとるなどして衰えてにぶくなる。ぼける。

やき=を入れる

――を入・れる
(1)刀の刃を焼いたあと,水で冷やして鍛える。
(2)だらけた気分を引きしめるためにきびしい制裁を加える。また,拷問する。

やきあがる

やきあが・る [4] 【焼き上(が)る】 (動ラ五[四])
すっかり焼ける。焼けてでき上がる。「パンがふっくらと―・る」

やきあげる

やきあ・げる [4] 【焼(き)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 やきあ・ぐ
じゅうぶんに焼く。また,焼いて仕上げる。「パンを―・げる」

やきあみ

やきあみ【焼網】
a grill;→英和
a gridiron.→英和

やきあみ

やきあみ [0] 【焼(き)網】
魚・餅などを焼くための金網。

やきいし

やきいし 【焼き石】
「温石(オンジヤク)」に同じ。「御―あてさせ給はむとや/落窪 2」

やきいも

やきいも【焼芋】
a roast sweet potato.

やきいも

やきいも [0] 【焼(き)芋】
焼いたさつまいも。[季]冬。

やきいれ

やきいれ [0] 【焼(き)入れ】
金属の熱処理操作の一。金属を高温に加熱したのち急冷して組成を変えること。これによって鋼を硬化させることができる。鋼の場合のほか,ジュラルミンなどに対しても行う。

やきいれろ

やきいれろ [4] 【焼(き)入れ炉】
金属の焼き入れに用いる炉。石炭・重油・ガス・電気などを熱源とする。

やきいろ

やきいろ [0] 【焼(き)色】
食品を焼いたとき,熱のために表面に付く色。「―をつける」

やきいん

やきいん [0] 【焼(き)印】
火で熱して物に押しあてて,跡を付ける金属製の印。また,それで焼き付けられたしるし。烙印(ラクイン)。焼き判。

やきいん

やきいん【焼印】
a brand.→英和
〜を押す brand.

やきいんあみがさ

やきいんあみがさ [5] 【焼(き)印編み笠】
茶屋の焼き印を押してある貸し編み笠。京都島原などの遊郭で,客に貸した。

やきうち

やきうち【焼討する[をかける]】
burn down;set fire <to> .

やきうち

やきうち [0] 【焼(き)討ち・焼(き)打ち】 (名)スル
攻撃目標の城・屋敷などに火矢を打ち込んだりして火をかけて攻め込むこと。火攻め。「城を―する」「―をかける」

やきうどん

やきうどん [3] 【焼き饂飩】
うどんを,肉や野菜などと炒(イタ)めた料理。

やきえ

やきえ [0] 【焼(き)絵】
小さな鏝(コテ)などを焼いて紙や桐の薄板に草花などの絵を焼き付けること。また,その絵。「檀紙に―をせさせけるに/今物語」

やきおとし

やきおとし [0] 【焼き落(と)し】
区(マチ)のきわまで刃を焼き入れしていない刀。

やきがし

やきがし [3] 【焼(き)菓子】
焼いて作る菓子の総称。

やきがね

やきがね [0] 【焼(き)金】
(1)火で赤く熱した金属。また,それを牛馬の尻や罪人の額などに押しあてて付けたしるし。
(2)外科手術で,傷口の中に入れて腐肉を焼き取るのに用いる鋼鉄製の鍼(ハリ)。
(3)「やききん(焼金)」に同じ。「―の色ににほへる山ぶきは/夫木 6」

やきがり

やきがり [0] 【焼(き)狩り】
山野に火をかけ,鳥獣を追い立てて狩りをすること。やいかり。

やききり

やききり [0] 【焼(き)切り】
(1)物を焼き切ること。
(2)溶接などで,金属をとかしたり酸化させて切断すること。

やききる

やききる【焼き切る】
burn off.

やききる

やきき・る [3] 【焼(き)切る】 (動ラ五[四])
(1)火で焼いて,二つの部分に分ける。「金庫の扉を―・る」
(2)全部焼く。すっかり焼く。
[可能] やききれる

やききん

やききん [0] 【焼(き)金】
吹き分けて混ざり物を除き去った純粋の黄金。やきがね。純金。[ヘボン(三版)]

やきぎり

やきぎり [0] 【焼き桐】
表面を焼き焦がし,洗って木目を浮き出させた桐材。

やきくさ

やきくさ 【焼き草・焼き種】
(1)物を焼くのに用いる草。また,火勢を増すための草。「―を積んで櫓を落さんとしける時/太平記 17」
(2)艾(モグサ)の異名。[伊呂波字類抄]

やきぐし

やきぐし【焼串】
a spit;→英和
a skewer.→英和

やきぐし

やきぐし [0] 【焼き串】
肉・魚などを焼く時に刺す串。

やきぐり

やきぐり [0][2] 【焼き栗】
焼いた栗の実。[季]秋。

やきぐり

やきぐり【焼栗】
a roast chestnut.

やきこ

やきこ [0][3] 【焼(き)粉】
シャモット。

やきころす

やきころ・す [4] 【焼(き)殺す】 (動サ五[四])
焼いて殺す。「桜についた毛虫を―・す」
[可能] やきころせる

やきころす

やきころす【焼き殺す】
burn <a person> to death.

やきごて

やきごて [0] 【焼き鏝】
焼いて用いる鏝。また,焼いた鏝。

やきごて

やきごて【焼鏝】
a hot iron;a soldering iron (はんだ鏝).

やきごめ

やきごめ [0] 【焼(き)米・糄】
米を籾(モミ)のまま煎(イ)り,搗(ツ)いて殻を除いたもの。やいごめ。

やきざかな

やきざかな [3] 【焼(き)魚】
火であぶり焼いた魚。

やきざかな

やきざかな【焼魚】
(a) grilled[broiled]fish.

やきざし

やきざし [0] 【焼(き)刺し】
厄除けのために鰯(イワシ)の頭を柊(ヒイラギ)の小枝などで刺したもの。大晦日,正月,節分,月々の節の変わり目などに戸口や厠に挟む。

やきしお

やきしお【焼塩】
baked[table]salt.

やきしお

やきしお [0] 【焼(き)塩】
焙烙(ホウロク)などで煎(イ)った塩。苦みがとれ,風味がよくなる。古くは,素焼きの壺で蒸し焼きにした。

やきしめ

やきしめ [0] 【焼(き)締め】
陶器を,釉(ウワグスリ)をかけずに,施釉の場合の数倍の時間をかけて焼くこと。備前焼など。

やきしもづくり

やきしもづくり [5] 【焼(き)霜作り・焼(き)霜造り】
タイやカツオの皮に強火で焼き目をつけて刺身にすること。

やきじく

やきじく [0] 【焼(き)軸】
筆の軸のところどころをいぶして黒くしたもの。

やきすぎ

やきすぎ [0] 【焼(き)過ぎ】
焼きすぎること。

やきすぎ

やきすぎ [0] 【焼(き)杉】
表面を焼き焦がし磨いて木目を浮き出させた杉材。

やきすぎる

やきす・ぎる [4] 【焼(き)過ぎる】 (動ガ上一)[文]ガ上二 やきす・ぐ
適度な状態を超えて焼く。また,必要以上に多く焼く。「―・ぎて焦げができる」

やきすぎる

やきすぎる【焼き過ぎる】
overdo (食物を);→英和
overprint (写真を).→英和

やきすぎれんが

やきすぎれんが [5] 【焼(き)過ぎ煉瓦】
普通の煉瓦より高温で十分焼き込んだ煉瓦。吸水性が低く,摩滅や衝撃に強い。道路の舗装などに用いる。

やきすてる

やきす・てる [4] 【焼(き)捨てる】 (動タ下一)[文]タ下二 やきす・つ
焼いて捨てる。焼却する。「不要書類を―・てる」

やきすてる

やきすてる【焼き捨てる】
burn up[away];throw <a thing> into the fire.→英和

やきず

やきず [1] 【矢傷・矢疵】
矢で射られて負ったきず。

やきずみ

やきずみ [0] 【焼(き)炭】
木を焼いて作った炭。

やきせっこう

やきせっこう [3] 【焼き石膏】
石膏を熱して結晶水の一部を脱水して得られる白色粉末。水を加えて練ると,石膏に戻る。歯科用・彫塑用・左官用材料に用いる。半水石膏。焼(シヨウ)石膏。

やきそば

やきそば [0] 【焼き蕎麦】
蒸した中華そばの麺(メン)を油でいためた料理。肉や野菜を加えたり,あんをかけたりする。麺を油で揚げたものにあんをかけるものもある。

やきそば

やきそば【焼そば】
chow mein.

やきたち

やきたち 【焼き太刀】
〔「やきだち」とも〕
焼いて鍛えた太刀。「―のかど打ち放ちますらをの/万葉 989」

やきたちの

やきたちの 【焼き太刀の】 (枕詞)
(1)太刀は身につけるものであることから,そばに寄り添う意の「へつかふ」にかかる。「―へつかふことはさきくや我(ア)が君/万葉 641」
(2)焼き太刀が鋭いことから,「利心(トゴコロ)」にかかる。「―利心も我(アレ)は思ひかねつも/万葉 4479」

やきたちを

やきたちを 【焼き太刀を】 (枕詞)
〔焼き太刀を研ぐ意からとも,焼き太刀が鋭いことからともいう〕
同音を含む地名「礪波(トナミ)」にかかる。「―礪波の関に明日よりは/万葉 4085」

やきたて

やきたて [0] 【焼(き)立て】
焼いたばかりであること。また,そのもの。「―のパン」

やきたて

やきたて【焼き立ての】
hot from the oven[pan];→英和
piping hot.

やきだま

やきだま [0] 【焼(き)玉】
(1)「焼き玉機関」の略。また,その赤熱させる球形部の俗称。
(2)鋼製の球に火薬を詰めて,火をつけて投じるもの。焙烙(ホウロク)火矢の類。

やきだまきかん

やきだまきかん [6][5] 【焼(き)玉機関】
シリンダー-ヘッドの一部を赤熱し,これに軽油を噴射して爆発させてピストンを動かす内燃機関。構造が簡単で燃料費が安いので漁船に多く用いられる。焼き玉エンジン。セミ-ディーゼル機関。

やきだんご

やきだんご [3] 【焼(き)団子】
火であぶって焼いた団子。

やきつぎ

やきつぎ [0] 【焼(き)接ぎ】 (名)スル
欠けた陶磁器を釉(ウワグスリ)をかけて焼いて接ぐこと。また,それを業とする人。

やきつく

やきつ・く [3] 【焼(き)付く】
■一■ (動カ五[四])
(1)焼けて付く。また,焼けて跡がつく。「モーターが―・く」「鏝(コテ)のあとが―・く」
(2)強く印象が残る。「光景がまぶたに―・く」
■二■ (動カ下二)
⇒やきつける

やきつくす

やきつく・す [4] 【焼き尽(く)す】 (動サ五[四])
すっかり焼く。残るものなく焼く。「あたり一面を―・す猛火」
[可能] やきつくせる

やきつくす

やきつくす【焼き尽す】
burn up[away];be burnt down.

やきつけ

やきつけ【焼付】
printing (写真の);→英和
glazing (陶器の).

やきつけ

やきつけ [0] 【焼(き)付け】 (名)スル
(1)写真で,焼き付けること。プリント。
(2)「上絵付(ウワエツ)け」に同じ。
(3)めっきをすること。

やきつける

やきつ・ける [4] 【焼(き)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 やきつ・く
(1)焼いた金属などを押しあてて印をつける。焼き印を押す。また,太陽などの強い熱線が照りつける。「酒樽に印を―・ける」「じりじりと―・けるような日差し」
(2)いつまでも消えない強い印象を残す。「目前の光景を心にしっかりと―・ける」
(3)写真で,印画紙にネガを重ね,光線にあてて陽画を作る。プリントする。
(4)陶磁器に絵や模様を描き焼いて付着させる。
(5)とかした金属を使って,金属と金属とをつける。また,めっきを施す。「シンチュウニキンヲ―・ケル/ヘボン(三版)」

やきつける

やきつける【焼き付ける】
print (写真を);→英和
glaze (陶器に);→英和
burn[fuse]together (金属を);be impressed <by> (胸に).

やきつち

やきつち [0] 【焼(き)土】
(1)焼いた土。
(2)枯れ草などを埴土(シヨクド)とともに焼いて肥料とするもの。

やきとり

やきとり [0] 【焼(き)鳥】
鳥肉を串に刺して,たれや塩をつけてあぶり焼いた料理。鳥のほか,豚や牛の臓物を焼いたものにもいうことがある。

やきとり

やきとり【焼鳥】
barbecued chicken;roast chicken[entrails (もつ)].

やきどうふ

やきどうふ【焼豆腐】
broiled tofu.

やきどうふ

やきどうふ [3] 【焼(き)豆腐】
豆腐をあぶり焼いたもの。炙(アブ)り豆腐。

やきなおし

やきなおし [0] 【焼(き)直し】 (名)スル
(1)焼きなおすこと。また,焼きなおしたもの。
(2)すでに発表されている作品を部分的に手を加えたり,多少趣向を変えたりして,新しい作品であるかのように仕立て直すこと。また,そういう作品。「ハムレットの―に過ぎない」

やきなおし

やきなおし【焼直し】
[改作]an adaptation <from> ;→英和
a rehash <of> .→英和

やきなおす

やきなお・す [4] 【焼き直す】 (動サ五[四])
(1)一度焼いたものを,また焼く。「さめた魚を―・す」
(2)すでに発表されている作品を部分的に作り変えたりして,新しい作品であるかのように仕立て直す。「戯曲を―・しただけの小説」
[可能] やきなおせる

やきなおす

やきなおす【焼き直す】
bake[roast]again (再び焼く);[改作]rehash;→英和
adapt <a novel from a play> .→英和

やきなだれ

やきなだれ [0] 【焼き頽れ】
陶器を焼く際,釉(ウワグスリ)が溶けて流れ下ったもの。なだれ。

やきなべ

やきなべ [0] 【焼き鍋】
いためたり焼いたりするのに用いる鍋。いりなべ。

やきなまし

やきなまし [0] 【焼き鈍し】
金属やガラスの熱処理操作の一。金属・ガラスをある温度に加熱したのち,ゆっくりと冷却すること。内部組織の均質化,内部応力の除去のために行う処理。軟化焼き鈍し,応力除去焼き鈍しなどがある。焼鈍(シヨウドン)。なまし。

やきならし

やきならし [0] 【焼き準し】
鋼の熱処理で,鋼を九〇〇〜一〇〇〇度くらいで三〇〜六〇分間熱し,空気中で自然に冷却すること。この操作によって,層間に細かい組織が得られ,強度・延性などが増す。

やきにく

やきにく [0] 【焼(き)肉】
牛・豚などの肉をあぶり焼いたもの。

やきにく

やきにく【焼肉】
roast meat.

やきのり

やきのり [0] 【焼き海苔】
あぶったのり。

やきのり

やきのり【焼海苔】
baked laver.

やきはた

やきはた [0] 【焼(き)畑】
〔「やきばた」とも〕
草地・林地などを焼いた跡に作物を植えて収穫する耕作地。また,そうした農耕法。焼却による肥料の効果が薄れると放置して,林地などに戻す。切り替え畑。「―農業」

やきはまぐり

やきはまぐり [4] 【焼き蛤】
ハマグリを殻ごと焼いたもの。また,むき身を竹串に刺して焼いたもの。[季]春。

やきはらう

やきはらう【焼き払う】
burn down[away].

やきはらう

やきはら・う [4] 【焼(き)払う】 (動ワ五[ハ四])
焼いて何も残らないようにする。「城を―・う」
[可能] やきはらえる

やきはん

やきはん [0] 【焼(き)判】
「焼き印(イン)」に同じ。

やきば

やきば [0] 【焼(き)刃】
「刃(ヤイバ){(1)}」に同じ。

やきば

やきば【焼場】
a crematory.→英和

やきば

やきば [0] 【焼(き)場】
(1)物を焼く場所。
(2)火葬場。

やきばい

やきばい [2] 【焼(き)灰】
物を焼いたあとに残る灰。

やきばめ

やきばめ [0] 【焼き嵌め】
穴のあいた円板などの部材を加熱膨張させて穴の直径よりやや大きく作った軸を嵌(ハ)め入れ,冷却して固定する嵌(ハ)め合いの方法。

やきばり

やきばり [3] 【焼き鍼】
鍼術(シンジユツ)で,切開・瀉血(シヤケツ)などのために鉄製のはりを焼き,患部に刺すこと。または,そのはり。

やきふ

やきふ [0] 【焼き麩】
生麩(ナマフ)を焼いたもの。消化吸収がよく,保存性にすぐれる。

やきふで

やきふで [0] 【焼(き)筆】
ヤナギなどの棒の先端を焼き焦がした筆。日本画で,下絵を描くのに用いる。朽ち筆。土筆(ドヒツ)。

やきぶた

やきぶた [0] 【焼(き)豚】
⇒チャーシュー

やきぶた

やきぶた【焼豚】
roast pork.

やきまし

やきまし [0] 【焼(き)増し】 (名)スル
写真で,最初に焼き付けたときのネガを使用して追加の焼き付けをすること。

やきまし

やきまし【焼増し】
《写》an extra copy[print].

やきみそ

やきみそ [0] 【焼(き)味噌】
杉板などに塗り付けた味噌を弱火で焼いたもの。

やきみょうばん

やきみょうばん [3] 【焼き明礬】
カリウムミョウバンを熱して脱水したもの。白色粉末。水に溶けやすい。医薬・染色,浄水場の沈殿剤など広い用途がある。枯礬(コバン)。

やきむすび

やきむすび [3] 【焼(き)結び】
「焼き飯{(2)}」に同じ。

やきめ

やきめ [0][3] 【焼(き)目】
食品を焼いたときにつく焦げ目。または,熱した金串などを材料に押し当ててつける焦げ目。

やきめし

やきめし [0] 【焼(き)飯】
(1)チャーハンに同じ。
(2)握り飯を火にあぶり焦がしたもの。焼き結び。やきいい。

やきめし

やきめし【焼飯】
fried rice.

やきもき

やきもき
〜する be impatient <about> ;worry[be worried] <about> .→英和

やきもき

やきもき [1] (副)スル
気をもんで,いら立つさま。やきやき。「車がこんで,―する」「―(と)気をもむ」

やきもち

やきもち [3][4] 【焼き餅】
(1)火であぶって焼いた餅。
(2) [3]
嫉妬(シツト)。ねたみ。悋気(リンキ)。「―を焼く」
〔嫉妬する意の「焼く」に餅を添えてできた語〕

やきもち

やきもち【焼餅】
jealousy (嫉妬).→英和
〜をやく be jealous <of> .‖焼餅やき a jealous person.

やきもち=焼くとて手を焼くな

――焼くとて手を焼くな
嫉妬(シツト)も度が過ぎると自分に災いを招きかねないから慎まなくてはいけない。

やきもちやき

やきもちやき [4][0] 【焼き餅焼き】
嫉妬深い人。ねたみ深い人。

やきもどし

やきもどし【焼戻し】
tempering.

やきもどし

やきもどし [0] 【焼(き)戻し】 (名)スル
焼き入れした金属を七〇〇度以下の温度に再加熱したのち,冷却する操作。普通は硬さが減り,粘り強くなるが,高速度鋼などのようにより硬くなる場合もある。

やきもの

やきもの【焼物】
pottery (陶器);earthenware (土器);→英和
broiled fish[mushrooms,etc.](料理).

やきもの

やきもの [0] 【焼(き)物】
(1)陶磁器・土器など土を焼いて作った物の総称。
(2)火であぶって焼いた料理。また,特に,魚を焼いたもの。鉢肴(ハチザカナ)。
(3)火熱を加えて鍛えた刃物。

やきものぐすり

やきものぐすり [5] 【焼(き)物薬】
うわぐすり。釉薬(ユウヤク)。

やきものし

やきものし [4] 【焼(き)物師】
陶磁器などを焼くことを業とする人。陶工。

やきやき

やきやき [1] (副)スル
「やきもき」に同じ。「―するな」

やきゅう

やきゅう【野球】
<play> baseball.→英和
〜の試合をする have[hold]a baseball game <with> .‖野球場 a ballpark;a baseball ground.野球選手 a baseball player.野球部 a baseball club[team].野球ファン a baseball fan.

やきゅう

やきゅう [0] 【野球】
球技の一。一チーム九人ずつの二チームが守備側と攻撃側に分かれ,守備側の投手が本塁上へ投げる球を攻撃側の打者がバットで打ち得点を争う競技。アメリカで発達し,日本へは明治初期に伝わった。ベースボール。

やきゅうけん

やきゅうけん [2][0] 【野球拳】
二人が相対し,野球の投手・打者・走者になぞらえて,じゃんけんをし,負けた方が着衣を一枚ずつ脱いでいく遊戯。藤八(トウハチ)拳をもじってできたもの。

やきゅうでんどう

やきゅうでんどう 【野球殿堂】
(1)東京都文京区の野球場東京ドームにある野球体育博物館の通称。日本の野球界に貢献した人の功績をたたえる記録が残されている。
(2)アメリカ,ニューヨーク州クーパースタウンにある野球博物館のこと。

やきょうしょう

やきょうしょう ヤキヤウシヤウ [0] 【夜驚症】
小児が睡眠中に突然目ざめて怖がり,大声をあげたり泣いたりする症状。

やきょく

やきょく [1] 【夜曲】
⇒セレナーデ

やきょく

やきょく【夜曲】
《楽》a nocturne.→英和

やきりんご

やきりんご [3] 【焼き林檎】
リンゴの芯(シン)をくりぬいて,バター・砂糖・香料などを詰め,蒸し焼きにした菓子。

やきわれ

やきわれ [0] 【焼(き)割れ】
焼き入れにむらがあった鋼が,体積膨張による歪(ヒズ)みのために割れること。

やきん

やきん [0] 【冶金】
鉱石から金属を取り出し,精製する技術。広義には,鋳造・溶接など,取り出した金属を加工する技術をも含む。製錬。

やきん

やきん [0] 【夜勤】
夜間に勤務すること。

やきん

やきん [0] 【野禽】
野原や山にすむ鳥。野鳥。
⇔家禽

やきん

やきん【野禽】
wild fowl.

やきん

やきん [0] 【夜禽】
夜間に活動する鳥。フクロウ類・ヨタカなど。

やきん

やきん【夜勤】
<be on> night duty; <work on> the nightshift (昼夜交替の).夜勤手当 a nightwork allowance.

やきんがく

やきんがく【冶金学(者)】
metallurgy (a metallurgist).→英和

やきんがく

やきんがく [2] 【冶金学】
冶金の原理や技術を研究する学問。金属工学の一分野。

やきんてあて

やきんてあて [4] 【夜勤手当】
正規の勤務時間として夜間に勤務することが命じられた場合に支払われる手当。夜間勤務手当。

やぎ

やぎ 【柳】
やなぎ。多く他の語と複合して用いる。「青―」「垣内(カキツ)―末(ウレ)摘み枯らし我立ち待たむ/万葉 3455」
〔「やなぎ」の略か。「楊」の字音に由来するとする説もある〕

やぎ

やぎ [1] 【山羊・野羊】
ウシ科の哺乳類。西アジアと中東のノヤギ・マーコール・ベゾアールから家畜化されたと考えられている。その歴史は紀元前数千年までさかのぼる。多くは二本の角をもち,雄にはあごひげがある。乳は栄養分に富み,肉・皮・毛も利用される。体は強健で粗食に耐え,飼育が容易。ザーネン・トッゲンブルグ・カシミヤなど品種が多い。実験動物としても重要。

やぎ

やぎ 【八木】
姓氏の一。

やぎ

やぎ【山羊】
a goat <bleats> ;→英和
a kid (子山羊).→英和
‖山羊座《天》Capricorn.山羊ひげ a goatee.

やぎあきこ

やぎあきこ 【八木秋子】
(1895-1983) 社会運動家。長野県生まれ。本名,あき。女性解放や農村の自由自治共同体を主張,評論活動を行なった。

やぎさわダム

やぎさわダム ヤギサハ― 【矢木沢―】
群馬県水上町,利根川本流の最上流にあるアーチ式多目的ダム。堤高131メートル,有効貯水量1.8億立方メートル。1967年(昭和42)完成。ダム湖は奥利根湖。

やぎざ

やぎざ [0] 【山羊座】
〔(ラテン) Capricornus〕
九月下旬の宵に南中する星座。光度三等ないし四等の星が舟形に並ぶ。古くは黄道十二宮の磨羯(マカツ)宮に相当し,冬至点があった。

やぎしりとう

やぎしりとう 【焼尻島】
北海道北西部,本島の西方の日本海にある島。面積約5.3平方キロメートル。海食崖が発達し,イチイ・エゾマツが繁茂する。

やぎじゅうきち

やぎじゅうきち 【八木重吉】
(1898-1927) 詩人。東京,南多摩生まれ。東京高師卒。「詩の家」同人。キリスト者として「銅鑼」その他に繊細かつ清純な抒情詩を発表したが,肺結核で早世。詩集「秋の瞳」「貧しき信徒」など。

やぎす

やぎす [1] 【矢鱚】
アオギスの別名。

やぎのうた

やぎのうた 【山羊の歌】
詩集。中原中也作。1934年(昭和9)刊。初期詩編からの五章構成。文語定型詩から童謡的な口語詩に至る詩法の推移,詩想の変遷を定着させた生前唯一の詩集。

やぎひげ

やぎひげ [2] 【山羊鬚】
あごの下に生やしたヤギのひげのようなひげ。

やぎひでつぐ

やぎひでつぐ 【八木秀次】
(1886-1976) 電気工学者。大阪生まれ。東北大教授・東京工大学長・大阪大総長などを歴任。電気通信工学を研究,宇田新太郎(1896-1976)とともに,八木アンテナを発明。

やぎぶし

やぎぶし 【八木節】
栃木・群馬・埼玉県の民謡で,盆踊り唄。新潟県の「新保広大寺」が醤油職人たちによって例幣使街道の宿場に伝えられたもの。

やぎゅう

やぎゅう ヤギフ 【柳生】
姓氏の一。

やぎゅう

やぎゅう ヤギフ 【柳生】
奈良市東部の地名。江戸時代に将軍家剣術指南役であった柳生氏一万石の陣屋跡がある。「―の里」

やぎゅう

やぎゅう [0] 【野牛】
ウシ科の哺乳類のうち,野生のウシ属・バイソン属のもの。絶滅したオーロックス,インドからインドシナの森林にすむガウア,チベットの高地にすむヤク,アメリカバイソン・ヨーロッパバイソンなどを含む。特にバイソンだけをさすこともある。

やぎゅう

やぎゅう【野牛】
a buffalo;→英和
a bison (北米産の).→英和

やぎゅうかいどう

やぎゅうかいどう ヤギフ―ダウ 【柳生街道】
奈良市の春日大社南から能登川沿いに滝坂道を登り,石切峠を経て柳生に通ずる道。

やぎゅうじゅうべえ

やぎゅうじゅうべえ ヤギフジフベヱ 【柳生十兵衛】
(1607-1650) 江戸初期の剣客。名は三厳(ミツヨシ)。宗矩の長男。柳生新陰流を究め,将軍家光の密命を受けて,諸国を巡歴したという巷説がある。

やぎゅうつば

やぎゅうつば ヤギフ― [4] 【柳生鐔】
江戸初期に始まる鉄の透かし鐔。尾張藩柳生連也斉巌包(トシカネ)(1625-1694)の指導で作られ,構図は柳生流兵法を寓意した「波車」「水月」「一本竹」などがある。

やぎゅうむねのり

やぎゅうむねのり ヤギフ― 【柳生宗矩】
(1571-1646) 江戸初期の剣術家。大和柳生藩祖。但馬守。宗厳の子。徳川家康に従い,関ヶ原の戦いに活躍。また,徳川秀忠に柳生新陰流を教授した。1632年総目付。

やぎゅうむねよし

やぎゅうむねよし ヤギフ― 【柳生宗厳】
(1527-1606) 戦国・安土桃山時代の剣客。柳生新陰流の祖。大和柳生の人。号は石舟斎。上泉(カミイズミ)秀綱に新陰流を学んで奥義を極め,柳生新陰流を創始。筒井順慶・三好長慶・織田信長らに仕えた。1594年徳川家康に見出だされて以来,徳川に仕えた。

やぎゅうりゅう

やぎゅうりゅう ヤギフリウ 【柳生流】
剣術の一派。柳生宗厳(ムネヨシ)が創始したもの。江戸時代に盛んに行われた。柳生新陰流。

やぎょう

やぎょう [0] 【夜業】 (名)スル
夜,仕事をすること。また,その仕事。夜なべ。夜(ヨ)仕事。[季]秋。

やぎょう

やぎょう 【夜行】
(1)「百鬼夜行(ヒヤツキヤギヨウ)」に同じ。また,暦で,その日にあたるとして,夜間の外出を禁じた日。「暦を見給ひければ,―にて/古本説話 51」
(2)夜出て歩くこと。夜回り。やこう。「怪しき声したる,―うちして/源氏(東屋)」

やぎょう

やぎょう [1] 【や行・ヤ行】
五十音図の第八行。や・い・ゆ・え・よ。

やぎり

やぎり 【矢切】
千葉県松戸市の,江戸川沿岸の地区名。伊藤左千夫の「野菊の墓」の舞台の地。対岸の柴又との間に渡しがある。

やぎり

やぎり 【矢切り】
〔「やきり」とも〕
(1)飛んで来る矢を刀などで切ること。「それよりしてこそ,―の但馬とはいはれけれ/平家 4」
(2)「忍び返し」に同じ。「所々に井楼―を付けて横矢しげくぞ構へける/浄瑠璃・用明天皇」

やぎアンテナ

やぎアンテナ [3] 【八木―】
VHF ・ UHF 帯で用いられる指向性アンテナの一種。八木秀次・宇田新太郎が発明。指向性が鋭く,構造が簡単なので,テレビジョンの受信用などに広く用いられる。
→アンテナ

やく

やく【厄】
(a) misfortune;→英和
bad luck.

やく

やく [2] 【役】
(1)全体の中で,割り当てられ受け持つ仕事。果たしている任務。役目。「見張りの―」
(2)責任のある重要な職務・地位。「―につく」
(3)もっぱらその事にあたること。「こたつの守りを―にして過ごす」
(4)演劇で俳優の演ずる受け持ち。「桃太郎の―を演ずる」
(5)花札・麻雀などで,点になる,あるいは勝負に関係する札や牌(パイ)の組み合わせ。
(6)官から課される労働。公役(クヤク)。夫役(ブヤク)。
(7)物品に課する税。「百姓の物ごとを―に掛けて取りあげ/仮名草子・浮世物語」
(8)月経。月役(ツキヤク)。
→役と(副)

やく

やく [2] 【厄】
(1)災難。わざわい。「―を払う」
(2)「厄年」に同じ。「来年が―だ」
(3)疱瘡(ホウソウ)。「お孫さまがお―を遊ばしたそうでございますね/滑稽本・浮世風呂 3」

やく

やく【役】
(1)[地位]an office;→英和
a post;→英和
a position;→英和
[任務]a duty;→英和
a service.→英和
(2)[劇] <play> the part[role] <of> .→英和
〜にたつ be useful;be a <great> help <to> .→英和
〜にたたない be useless;be no use[good].〜を勤める perform one's duties;hold[fill]the post <of> ;act <as (a) manager> ;→英和
serve <on the committee> .→英和

やく

やく【訳】
(a) translation;(a) version.→英和
訳す ⇒訳す.

やく

やく [1] 【疫】
悪性の流行病。疫病(エキビヨウ)。えき。

やく

や・く [0] 【焼く】
■一■ (動カ五[四])
(1)燃やして灰にする。「蔵書を戦災で―・いた」「春野―・く野火と見るまで燃ゆる火を/万葉 230」
(2)火にあぶって熱をとおし,食べられるようにする。「餅(モチ)を―・く」「魚を―・く」
(3)熱を加えて製品をつくる。「窯(カマ)で茶碗を―・く」「炭を―・く」「パンを―・く」
(4)日光に当てて変色させる。特に肌を黒くする。「ハワイで―・く」
(5)熱・化学物質・放射線などによって皮膚を損傷させる。「硫酸で―・く」
(6)写真で,フィルムをもとに印画紙に画像を作り上げる。焼きつける。「写真を手札型で―・く」
(7)心を悩ませる。特に,恋に胸を焦がす。「我が心―・くも我なり/万葉 3271」
(8)(「妬く」とも書く)嫉妬(シツト)する。悋気(リンキ)する。「うわさ話を真(マ)に受けて―・く」「焼き餅を―・いている」
(9)うれしがらせを言う。おだてる。「人をよく―・くとて野墓のるりと名に呼ばれて/浮世草子・一代女 5」
〔「焼ける」に対する他動詞〕
[可能] やける
■二■ (動カ下二)
⇒やける
[慣用] 世話を―・手を―

やく

やく【葯】
《植》an anther.→英和

やく

やく [1][2] 【訳】
(1)訳すこと。また,訳したもの。翻訳。「源氏物語の現代語の―」
(2)漢字の訓。よみ。

やく

やく【約】
(1)[省略]⇒省略.
(2)[およそ]⇒大凡(おおよそ).

やく

やく【焼く】
burn;→英和
[料理]bake (パンなどをオーブンで);→英和
toast (パンをあぶる);→英和
roast (肉を);→英和
broil (魚などを直火で);→英和
bake (陶器・煉瓦を);make <charcoal> (炭を);→英和
print <a photograph> (写真を);→英和
cremate (火葬);→英和
[ねたむ]be jealous[envious] <of> ;envy.→英和

やく

や・く (接尾)
〔五[四]段型活用〕
擬声語・擬態語などに付いて,そのような状態を呈すること,そのような動作をすることの意を表す動詞をつくる。「ささ―・く」「つぶ―・く」

やく

やく [1] 【約】
■一■ (名)
(1)約束すること。とりきめ。誓い。「―を守る」
(2)短くちぢめたもの。短縮すること。
(3)「約音(ヤクオン)」に同じ。
■二■ (副)
大体の数量であること。およそ。ほぼ。「―十日かかる」

やく

やく [1] 【薬】
麻薬の隠語。「―が切れる」

やく

やく [1] 【籥】
中国古代の楽器。竹製の縦笛。

やく

やく [1] 【葯】
雄しべの一部で,花粉をつくる器官。被子植物では花糸の先端に生じ,二個の花粉嚢(ノウ)からなる。
→花式図

やく

やく [1] 【益】
〔呉音〕
「えき(益)」に同じ。「何の―もない」「命終り侍りなば何の―かは侍らむ/源氏(薄雲)」

やく=に立つ

――に立・つ
その役目を果たすのに適している。その役割を十分に行う能力がある。役立つ。「―・つ道具」

やく=を振る

――を振・る
芝居・仕事などで,役目を割り当てる。

やくい

やくい [1] 【薬医】
「典薬」の唐名。[運歩色葉集]

やくいし

やくいし [0] 【役石】
日本庭園の飛び石や石組みで,修景・機能などの面から要所に据えられる石。飛び石における踏み分け石・水揚げ石・沓(クツ)脱ぎ石など。要石。

やくいもん

やくいもん [3] 【薬医門】
本柱の後方に控え柱を立て,その上に女梁(メウツバリ)・男梁(オウツバリ)をかけ,切妻屋根をのせた門。
薬医門[図]

やくいん

やくいん [0] 【役印】
その役の者が職務上使う印。職印。

やくいん

やくいん [2] 【役員】
(1)会社・団体などの幹部職員。法人においては,その業務執行,業務・会計の監査などの権限を有する者。
(2)その役を担当する人。

やくいん

やくいん [0] 【約因】
〔consideration〕
英米法概念で,契約に法的拘束力を与えるために必要とされるもの。

やくいん

やくいん [0] 【施薬院】
「施薬院(セヤクイン)」に同じ。
〔古く「施」を省き「やくいん」と呼ぶのが常であった〕

やくいん

やくいん【役員】
an officer;→英和
an official;→英和
the staff (全体).→英和
〜会 the board of directors.

やくいんほうしゅう

やくいんほうしゅう [5] 【役員報酬】
法人の役員に対し,その職務執行の対価として与えられる定期的な給付。

やくえき

やくえき [0][2] 【薬液】
液状の薬品。薬品を溶かした液。

やくえだ

やくえだ [0][2] 【役枝】
生け花で,構成の中心となる枝。

やくえん

やくえん [0] 【薬園】
(1)薬草を栽培する畑。
(2)特に,江戸幕府や諸藩が直営した薬園{(1)}のこと。

やくおう

やくおう 【薬王】
「薬王菩薩」の略。

やくおういん

やくおういん ヤクワウヰン 【薬王院】
東京都八王子市の高尾山山頂にある真言宗智山派の寺。山号は高尾山。

やくおうぼさつ

やくおうぼさつ 【薬王菩薩】
〔仏〕
(1)二十五菩薩の一。「法華経(薬王品)」に説かれる菩薩。修行していた時,仏道のために両腕を焼くという捨身供養(=薬王焼臂(シヨウヒ))を行なったという。
(2)良薬を与え,衆生(シユジヨウ)の病気を治すとされる菩薩。時に薬上菩薩とともに釈迦如来の脇侍(キヨウジ)となる。
薬王菩薩(2)[図]

やくおうぼん

やくおうぼん 【薬王品】
〔仏〕「法華経」の第二三品,すなわち「薬王菩薩本事品」の略称。薬王焼臂の話を収める。

やくおとこ

やくおとこ [3] 【役男】
年男(トシオトコ)。

やくおとし

やくおとし【厄落し】
an escape from bad luck.

やくおとし

やくおとし [3] 【厄落(と)し】
厄年にあたる人が厄難をのがれるための,まじない。節分の夜,社寺に参詣したり,招宴を張ったり,金や餅をまくなどの風習がある。[季]冬。

やくおん

やくおん [0] 【約音】
語中の相連なる二音節が中間の音を脱落させて一音節に縮約される現象。「あらいそ」が「ありそ」(「ら」の母音 a が脱落),「おほまします」が「おはします」(「ほ」の母音 o と「ま」の子音 m が脱落)となる類。約言。約。

やくかい

やくかい [0] 【訳解】
⇒やっかい(訳解)

やくがい

やくがい [0] 【薬害】
薬剤により,植物体や人畜に有害な作用が及ぶこと。

やくがい

やくがい [0] 【厄害】
厄難と災害。

やくがい

やくがい 【夜久貝・屋久貝】
「夜光貝(ヤコウガイ)」に同じ。「はてには―といふものして飲みて立つ/枕草子 142」

やくがえ

やくがえ [4][0] 【役替え】 (名)スル
役目を替えること。

やくがく

やくがく [0][2] 【薬学】
医薬品の開発・製造・管理などを目標とし,これに必要な基礎学を体系化した総合科学。薬化学・薬品分析学・薬品製造学・生薬学・薬物学・衛生薬学・生化学・製剤学などの分野がある。

やくがく

やくがく【薬学】
pharmacy;→英和
pharmacology.→英和
‖薬学科 the pharmaceutical department.薬学士(博士) a bachelor (doctor) of pharmacy;Bachelor (Doctor) of Pharmacy (学位).薬学部 the faculty[department]of pharmacy.

やくがら

やくがら【役柄】
one's position[part,duty].

やくがら

やくがら [0] 【役柄】
(1)役の性質。役むき。「―上,注意せざるをえない」
(2)役に伴って生ずる体面・立場。「―を重んずる」
(3)演劇で,演ずる役の類型。敵役(カタキヤク)・道化役など。

やくぎ

やくぎ [1][3] 【役儀】
(1)役目。つとめ。「大名の家来によき―を勤る者あれば/学問ノススメ(諭吉)」
(2)租税。課役。

やくぎ

やくぎ [1] 【訳義】
意義を説明すること。解釈。

やくぎ

やくぎ [0] 【役木】
日本庭園内の要所に植栽した木。

やくぎがら

やくぎがら [0] 【役儀柄】
「役目柄」に同じ。

やくぎょう

やくぎょう [0] 【訳業】
翻訳の仕事。翻訳の業績。

やくぐ

やくぐ 【役供】
神への供物を陪膳に運び取り次ぐこと。また,その役。

やくけい

やくけい [0] 【扼頸】
手や腕で頸部を強くしめること。

やくげん

やくげん [0] 【約言】 (名)スル
(1)つづめて言うこと。要点を言うこと。また,その言葉。「旨趣を―すれば/三酔人経綸問答(兆民)」
(2)約束した言葉。
(3)「約音」に同じ。
⇔延言

やくげん

やくげん【約言すれば】
in short[a word].

やくこう

やくこう [0] 【扼喉】
手や腕でのどをしめること。

やくご

やくご [0] 【厄子】
父母の厄年に生まれた子。一度捨てて拾った形にするなど,厄を落とす風習がある。

やくご

やくご【訳語】
the Japanese[English] <for> ;→英和
a Japanese[an English]equivalent <for> .

やくご

やくご [0] 【訳語】
翻訳する時にあてられる語。一般にはある国語を他の国語に訳した語をいうが,一国語の中で古語を現代語に直した語をいうこともある。

やくさい

やくさい [0] 【厄災】
わざわい。災難。災厄。

やくさい

やくさい [0] 【訳載】 (名)スル
翻訳して雑誌などにのせること。「最新の学説を―する」

やくさつ

やくさつ [0] 【薬殺】 (名)スル
毒薬を用いて殺すこと。「野犬を捕獲して―する」

やくさつ

やくさつ【扼殺する】
strangle <a person> to death.

やくさつ

やくさつ [0] 【扼殺】 (名)スル
手や腕でしめ殺すこと。特に頸部をしめて殺すこと。

やくさのかばね

やくさのかばね 【八色の姓】
684年に制定された新たな姓の制度。真人(マヒト)・朝臣(アソミ)・宿禰(スクネ)・忌寸(イミキ)・道師(ミチノシ)・臣(オミ)・連(ムラジ)・稲置(イナギ)の八階よりなるが,実際には道師・稲置の二姓の賜姓は行われなかった。皇親を中心とした新たな政治的秩序の構成を図ったもの。はっしきのかばね。

やくさむ

やくさ・む 【悩む】 (動マ四)
病気になる。わずらう。「天皇,玉体不悆(オオミヤマイ)したまひて―・みたまふ/日本書紀(履中訓)」

やくざ

やくざ
[人]a gambler (ばくちうち);→英和
a gangster (ギャング);→英和
<話> a hoodlum.→英和
〜な物 a worthless thing;a trash.→英和

やくざ

やくざ [1]
〔三枚ガルタで,八・九・三の札が来ると負けになることからという〕
■一■ (名・形動)
役に立たないこと。まともでないこと。つまらないこと。また,そのさま。そのようなものをもいう。「―な稼業」
■二■ (名)
博打(バクチ)うち。ならずもの。無頼漢。

やくざい

やくざい [0][2] 【薬剤】
医薬品を調合したもの。薬品。薬物。

やくざい

やくざい【薬剤】
a medicine;→英和
drugs.薬剤師 a pharmacist;→英和
<米> a druggist;→英和
<英> a chemist.→英和

やくざいし

やくざいし [3] 【薬剤師】
薬剤師法に基づき,調剤・医薬品の製造・供給その他薬事衛生に従事する者。

やくざいたいせい

やくざいたいせい [5] 【薬剤耐性】
ある生物が変異によって,その生育を妨げるような薬剤の下でも生育できるようになること。
→耐性(2)

やくざもの

やくざもの [0] 【やくざ者】
(1)博打(バクチ)うち。
(2)素行の悪い人。また,役に立たない人。道楽者。

やくざ者

やくざもの [0] 【やくざ者】
(1)博打(バクチ)うち。
(2)素行の悪い人。また,役に立たない人。道楽者。

やくし

やくし [0] 【扼死】
扼殺による死。

やくし

やくし [0] 【訳詞】
歌詞を翻訳すること。また,その歌詞。

やくし

やくし【訳詩】
a poem in translation;a poem translated <by> .

やくし

やくし 【薬師】
「薬師如来」の略。

やくし

やくし [1] 【薬司】
律令制で,後宮十二司の一。医薬のことをつかさどった。くすりのつかさ。

やくし

やくし [1] 【鑰匙】
「かぎ(鍵){(1)}」に同じ。

やくし

やくし [0] 【訳詩】
詩を翻訳すること。また,その詩。

やくしきょう

やくしきょう 【薬師経】
大乗経典。「一仏薬師経」と,これを増広した「七仏薬師経」とがある。日本では一般に前者に属する唐代の玄奘(ゲンジヨウ)訳の「薬師瑠璃光如来本願功徳経」一巻をさす。薬師如来の一二の本願を明らかにしてその世界への往生を勧め,名号受持の功徳を説く。

やくしけか

やくしけか [4] 【薬師悔過】
薬師如来に向かって罪過をくい改める儀式。

やくしこう

やくしこう [0] 【薬師講】
薬師経を百座に分けて講説する仏事。

やくしさんぞん

やくしさんぞん [4] 【薬師三尊】
薬師如来と,脇侍(キヨウジ)の日光菩薩(左)と月光(ガツコウ)菩薩(右)の三尊の総称。

やくしざん

やくしざん [3] 【薬師算】
碁石を用いた遊び。碁石を中空正方形状に並べさせ,それを崩してから改めて一列がもとの一辺と同数になるように揃えて並べさせると,三列になり何個か残る。その残りの個数から碁石の総数を当てる。その当て方は(残りの数×4)+12 である。ここに表れる一二を薬師如来の一二の誓願,十二神将になぞらえて薬師算という。「塵劫記」に記載がある。

やくしじ

やくしじ 【薬師寺】
奈良市西ノ京町にある寺。法相宗の大本山。七世紀末に天武天皇の遺勅により藤原京に建立され,718年平城遷都により現在地に移る。藤原京の寺は橿原市木殿町にあり,本(モト)薬師寺と呼ばれて存続している。伽藍配置は,中門と講堂をつないだ回廊内に金堂と三重の東西両塔を置いている。薬師三尊像・聖観音像・吉祥天画像などのすぐれた仏像を蔵する。
→伽藍配置

やくしだけ

やくしだけ 【薬師岳】
富山県南東部,飛騨山脈立山連峰中の高峰。海抜2926メートル。東斜面にカール群がある。

やくしどう

やくしどう [0] 【薬師堂】
薬師如来を安置する堂。

やくしにょらい

やくしにょらい 【薬師如来】
〔仏〕
〔梵 Bhaiṣajyaguru〕
東方浄瑠璃世界の教主。修行者の時に一二の願を起こして,成仏したとされ,衆生(シユジヨウ)の病気を治し,安楽を得させる仏。仏教の伝来以後,治病の仏として広く信仰された。薬壺を持つ像が多いが,一定しない。両界曼荼羅(マンダラ)に登場しないため,大日・釈迦など他の仏と同体とされるが,諸説ある。日光・月光(ガツコウ)の両菩薩を脇侍とし,十二神将を眷属(ケンゾク)とする。像にも法隆寺金堂,薬師寺金堂のものをはじめとして名品が多い。薬師瑠璃光如来。薬師仏。大医王仏。
薬師如来[図]

やくしほう

やくしほう [0][3] 【薬師法】
薬師如来を本尊として病気の平癒,災厄の除去などを祈願する法。

やくしぼとけ

やくしぼとけ 【薬師仏】
薬師如来のこと。

やくしま

やくしま 【屋久島】
鹿児島県大隅諸島の一島。面積503平方キロメートル。九州の最高峰宮之浦岳(海抜1935メートル)がある。屋久杉を産する。林業が盛ん。

やくしまだから

やくしまだから [5] 【屋久島宝】
海産の巻貝,タカラガイの一種。殻は長卵形で,殻長95ミリメートルほど。殻表は淡褐色の地に濃褐色の斑紋が多数散る。本州中部以南の暖・熱帯沿岸に分布。

やくしゃ

やくしゃ [0] 【役者】
(1)能楽・芝居などで登場人物を演ずる人。俳優。
(2)弁舌や才知,かけ引きなどにすぐれている人。「彼はなかなかの―だ」
(3)役目にある人。役人。「倉ノ―戸ヲヒライテクレバ/天草本伊曾保」

やくしゃ

やくしゃ【役者】
an actor;→英和
an actress (女);→英和
a player.→英和
〜が一枚上だ be a cut above a person;→英和
be more than a match <for a person> .→英和
‖旅役者(の一座) (a company of) strolling players.

やくしゃ

やくしゃ [1] 【訳者】
翻訳した人。翻訳者。

やくしゃ

やくしゃ【訳者】
a translator.

やくしゃ=が一枚上

――が一枚上
人物・能力やかけ引きなどが,いちだんとすぐれていること。

やくしゃ=が揃(ソロ)う

――が揃(ソロ)・う
働きや才能のある人が関係者として全部集まる。

やくしゃえ

やくしゃえ [3][0] 【役者絵】
浮世絵の主題の一。多くは歌舞伎俳優の舞台姿や日常の姿を描き,全身像・大首絵・大顔絵などがある。

やくしゃこども

やくしゃこども [4] 【役者子供】
(1)少年の歌舞伎俳優。「―の取る銀は,当座の化花ぞかし/浮世草子・永代蔵 4」
(2)役者は,芸以外の事には疎く,子供のようだということ。

やくしゃぞめ

やくしゃぞめ [0] 【役者染(め)】
歌舞伎の人気役者好みの染め物。菊五郎格子・三枡格子など。

やくしゃひょうばんき

やくしゃひょうばんき [6] 【役者評判記】
歌舞伎俳優の容色・技芸を批評した書。1656年刊の「役者の噂」が最古とされ,99年刊の「役者口三味線」にいたって整ったとされる。京都・大坂・江戸の三都の役者を細評した形式がその後踏襲され,明治初期まで毎年一,二回刊行された。

やくしゃろんご

やくしゃろんご 【役者論語】
芸談。四巻。三世八文字屋自笑編。1776年刊。芳沢あやめ・初世坂田藤十郎など元禄期(1688-1704)の名優の芸談集七書を集めたもの。初期歌舞伎の芸道論・演技論が語られる。やくしゃばなし。

やくしゅ

やくしゅ [1] 【扼守】 (名)スル
要所をおさえて守ること。「哥侖(コリント)の地峡を―す/経国美談(竜渓)」

やくしゅ

やくしゅ [0] 【薬種】
薬の材料。特に漢方薬の材料となる草木など。

やくしゅ

やくしゅ [0] 【薬酒】
生薬などを加えた,薬用として飲用する酒。薬用酒。

やくしゅつ

やくしゅつ [0] 【訳出】 (名)スル
翻訳すること。訳し出すこと。「『ファウスト』を長年かかって―する」

やくしゅつ

やくしゅつ [0] 【躍出】 (名)スル
おどり出ること。勢いよく現れること。

やくしゅつ

やくしゅつ【訳出する】
⇒訳す.

やくしゅや

やくしゅや [0] 【薬種屋】
薬を調剤し,販売する人。漢方薬を商う人。また,その家。薬屋。

やくしょ

やくしょ [3] 【役所】
(1)役人が公の仕事をする所。官庁。役場。
(2)戦陣で,将士が本拠としている所。「津々山の―を双べて居たりけるが/太平記 34」
(3)中世,関所の異称。[節用集(文明本)]

やくしょ

やくしょ【役所】
a public[government]office.お役所風 red tape;red-tapism.

やくしょ

やくしょ [1][0] 【訳書】
翻訳した書物。

やくしょく

やくしょく【役職】
a post;→英和
an official position.〜につく be raised to a managerial[responsible]position.‖役職者 an executive.役職名 an official title.

やくしょく

やくしょく [0] 【役職】
(1)役目と職務。
(2)「管理職(カンリシヨク)」に同じ。「―手当」「―者」

やくしょくいん

やくしょくいん [4] 【役職員】
(1)役員と職員。
(2)管理職。役職者。

やくしょしごと

やくしょしごと [4] 【役所仕事】
⇒お役所仕事

やくしるりこうにょらい

やくしるりこうにょらい 【薬師瑠璃光如来】
薬師如来の別名。

やくしろ

やくしろ [0] 【役代】
代分(シロワ)けにおいて,漁労長・船頭などがその役に対して特別に割り当てられる配当。

やくしん

やくしん [0] 【躍進】 (名)スル
めざましく進歩・発展すること。勢いよく進出すること。「首位に―する」「めざましい―ぶりを示す」

やくしん

やくしん [0] 【薬疹】
薬剤によって生じる発疹。薬剤の中毒による中毒疹と,特異体質によるアレルギー疹とがある。

やくしん

やくしん 【益信】
(827-906) 平安前期の真言宗の僧。備後の人。広沢流の祖。東寺長者。また,洛東の円城寺の開山。宇多天皇への授戒・伝法灌頂(カンジヨウ)を行う。本覚大師。円城寺僧正。

やくしん

やくしん【躍進する】
(make a) rush[dash] <for> ;→英和
[進歩する]make rapid progress;advance rapidly.‖大躍進 a great advance[leap forward].

やくじ

やくじ [0][1] 【薬餌】
薬となる食べ物。また,薬。「―療法」

やくじ

やくじ [1] 【薬事】
医薬品・薬剤・調剤など薬や保健衛生に関する事柄。

やくじ=に親しむ

――に親し・む
病気がちである。

やくじかんしいん

やくじかんしいん [6] 【薬事監視員】
薬事法に基づき,薬事法違反のおそれがあるときなどに,立入検査や違反品の回収などを行う者。

やくじつ

やくじつ [0] 【約日】
約束の日。期限の日。

やくじほう

やくじほう 【薬事法】
医薬品・医薬部外品・化粧品・医療用具に関する事項を規制し,それらの品質・有効性・安全性を確保することを目的とした法律。1960年(昭和35)制定。

やくじゅつ

やくじゅつ [0] 【訳述】 (名)スル
翻訳してその内容を述べること。また,翻訳による述作。「希臘史を携ふ。…之を―せんと欲するなり/経国美談(竜渓)」

やくじょ

やくじょ [1] 【躍如】 (ト|タル)[文]形動タリ
はっきり表れているさま。「面目―たるものがある」

やくじょ

やくじょ【躍如たる(として)】
vivid(ly).→英和
面目〜たるものがある It's just like <him> .

やくじょう

やくじょう【約定】
an agreement (協定);a contract (契約);→英和
a stipulation (規定).‖約定書 a written contract.

やくじょう

やくじょう [0] 【約定】 (名)スル
約束して決めること。とりきめを結ぶこと。契約。「九月から出勤する事に―した/思出の記(蘆花)」

やくじょうしょ

やくじょうしょ [0][5] 【約定書】
とりきめたことを記して当事者間に取りかわす証書。

やくじょうずみ

やくじょうずみ [0] 【約定済み】
売買などの約束がすんでいること。また,その品物。契約済み。約束済み。

やくじょうりそく

やくじょうりそく [5] 【約定利息】
当事者の契約により発生する利息。
⇔法定利息

やくじょうりりつ

やくじょうりりつ [5] 【約定利率】
当事者の契約により定められた利率。利息制限法により制限が加えられている。特約利率。
⇔法定利率

やくじん

やくじん [0] 【厄神】
災厄をもたらすという悪神。

やくじん

やくじん [0] 【疫神】
⇒えきじん(疫神)

やくじんもうで

やくじんもうで [5] 【厄神詣で】
京都石清水八幡宮で,正月一五日から五日間営まれる厄除大祭に参詣すること。

やくす

やく・す [2] 【訳す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「訳する」の五段化〕
「訳する」に同じ。「この日本語を英語に―・すことは難しい」
[可能] やくせる
■一■ (動サ変)
⇒やくする

やくす

やくす【約す】
[約束する]⇒約束;《数》⇒約分.

やくす

やく・す [2] 【約す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「約する」の五段化〕
「約する」に同じ。「他日を―・して別れる」
[可能] やくせる
■二■ (動サ変)
⇒やくする

やくす

やくす【訳す】
translate[put] <English into Japanese> .→英和

やくす

やく・す [2] 【扼す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「扼(ヤク)する」の五段化〕
「扼する」に同じ。「海峡を―・す要衝」
■二■ (動サ変)
⇒やくする

やくすう

やくすう [3] 【約数】
〔数〕 ある整数を割り切ることのできる整数。� が � の倍数ならば,� は � の約数である。整式の場合にも拡張されて,例えば(�+1)は(�+1)(�+2)の約数である。
⇔倍数

やくすう

やくすう【約数】
《数》a measure.→英和
(最大)公約数 a (the greatest) common measure <G.C.M.> .

やくすぎ

やくすぎ [2] 【屋久杉】
鹿児島県屋久島に自生するスギ。長命で大木となる。材は良質で,木目が細かく,複雑なので,装飾用に適する。薩摩杉。

やくする

やく・する [3] 【約する】 (動サ変)[文]サ変 やく・す
(1)とりきめる。約束する。「後日の再会を―・する」
(2)簡単にする。はぶく。「手続きを―・する」
(3)一点に引きしぼる。引き締める。「恰も袋子の中央を―・して其両端に物を盛りたるに異ならず/経国美談(竜渓)」
(4)数学で,約分する。

やくする

やく・する [3] 【訳する】 (動サ変)[文]サ変 やく・す
(1)ある言語でなされた表現を,他の言語に言い換える。翻訳する。「英文を和文に―・する」
(2)古語やむずかしい語をわかりやすく解き明かす。また,古文や漢文を現代語の文章になおす。「源氏物語を現代語に―・する」

やくする

やく・する [3] 【扼する】 (動サ変)[文]サ変 やく・す
(1)押さえつける。締めつける。「腕を―・する」
(2)重要な地点を支配下におく。「橋を―・する」
[慣用] 咽喉(インコウ)を―

やくする

やくする【扼する】
command;→英和
control;→英和
hold.→英和

やくせき

やくせき [0] 【薬石】
〔「石」は古代中国で治療に用いた石鍼(イシバリ)の意〕
(1)種々の薬剤。また,病気の治療法。「―効なく」
(2)禅宗で夕食,また夕食用の粥(カユ)。薬食(ヤシツ)((ヤクジキ))。

やくせき

やくせき【薬石効なく】
in spite of every medical treatment.

やくせき

やくせき [0] 【役席】
役職{(2)}。また,役職{(2)}にある者。

やくせつ

やくせつ [0] 【約説】 (名)スル
要約して説明すること。また,その説。

やくせん

やくせん [0] 【薬箋】
処方箋。

やくせん

やくせん 【役銭】
(1)中世,農・工・商に従事するものから,所得に応じて徴収した雑税。酒屋役・倉役など。
(2)江戸時代,鳶職(トビシヨク)・車力(シヤリキ)・米搗(ツ)きなどの日雇いを業とする者から毎月徴収した税。

やくぜん

やくぜん [0] 【躍然】 (ト|タル)[文]形動タリ
高くおどり上がるさま。生き生きしたさま。躍如。「時代の小我を―として脱出せしむる也/欺かざるの記(独歩)」

やくぜん

やくぜん [2] 【薬膳】
中国で古くから行われてきた健康法の一。生薬や漢方薬を食事の中に取り入れること。

やくそう

やくそう [0][3] 【役僧】
(1)法会(ホウエ)の際,特定の役割を任ぜられている僧。
(2)寺院で事務を取り扱う僧。

やくそう

やくそう [0] 【薬草】
薬の材料になる草。薬用植物。

やくそう

やくそう [0] 【役送】
天皇の食事や饗宴の際の膳部などを陪膳に運び取り次ぐこと。また,その役。

やくそう

やくそう【薬草】
a medicinal herb.

やくそく

やくそく [0] 【約束】 (名)スル
(1)当事者の間で決めること。また,その決めた事。「譲ることを―した」「―を破る」
(2)ある社会・組織などで,あらかじめ決められていること。きまり。ルール。「演技上の―」
(3)生まれる前から定まっている運命。宿命。因縁。「前世からの―」

やくそく

やくそく【約束】
a promise;→英和
an engagement;→英和
an appointment.→英和
〜する (make a) promise;make an appointment <with> .〜がある have an appointment <with> ; <米> have a date <with> .→英和
〜を守る(破る) keep (break) one's promise[word].〜どおり as promised.〜の時間に at the appointed time.

やくそく=の地(チ)

――の地(チ)
〔旧約聖書創世記一二章〕
神がアブラハムとその子孫に与えることを約束したカナン。転じて,あこがれの土地・状態をいう。

やくそくごと

やくそくごと [0] 【約束事】
(1)約束した事柄。きまり。
(2)因縁。

やくそくせつ

やくそくせつ [4] 【約束説】
⇒コンベンショナリズム

やくそくてがた

やくそくてがた【約束手形】
<issue> a promissory note.

やくそくてがた

やくそくてがた [5] 【約束手形】
振出人が,自ら一定の金額を一定の期日に支払うことを約束する手形。振出人が支払いの義務を負うので,手形引受はない。約手(ヤクテ)。
→為替(カワセ)手形

やくぞう

やくぞう [0] 【躍増】 (名)スル
飛躍的に増加すること。

やくたい

やくたい [0] 【薬袋】
(1)薬を入れる袋。薬嚢(ヤクノウ)。
(2)鉄砲の火薬を入れて携行する小瓶。

やくたい

やくたい [0][3] 【益体】
(1)整っていること。秩序のあること。埒(ラチ)。「荷を締めるやら何やら―のある事か/浄瑠璃・会稽山」
(2)「益体もない」に同じ。「塩が辛うて,とと―ぢや/滑稽本・浮世風呂 2」

やくたい=もない

――もな・い
何の役にも立たない。つまらない。また,とんでもない。「くだらぬ,―・い事に拘(カカワ)つて/浮雲(四迷)」

やくたいし

やくたいし [3] 【薬袋紙】
薬袋{(1)}の材料とした和紙。雁皮(ガンピ)と楮(コウゾ)の繊維を混合した,丈夫で緻密な紙質のもの。

やくたいなし

やくたいなし 【益体無し】
役に立たないこと。また,その人。「あの男のやうな―は,すゑとげまいと思うたに/狂言・乞聟」

やくたく

やくたく [0] 【役宅】
その役にある人のために設けた住居。

やくたたず

やくたたず【役立たず】
[人] a good-for-nothing;a useless fellow.

やくたたず

やくたたず [3] 【役立たず】 (名・形動)
役に立たない・こと(さま)。また,そのような人や物。役に立たず。

やくだい

やくだい [0] 【薬代】
薬の代金。

やくだか

やくだか [2] 【役高】
江戸時代,役職の高い低いに応じて支給された,一定の禄高。家禄のほかに支給された。

やくだく

やくだく [0] 【約諾】 (名)スル
承諾して契約すること。「融資を―する」

やくだつ

やくだ・つ [3] 【役立つ】
■一■ (動タ五[四])
役に立つ。間に合う。「災害時に―・つもの」
■二■ (動タ下二)
⇒やくだてる

やくだてる

やくだ・てる [4] 【役立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 やくだ・つ
目的に合うように働かせる。役に立てる。有効に使う。「寄付金を社会福祉に―・てる」

やくちゅう

やくちゅう【訳注】
translation with notes;translated and annotated <by> .

やくちゅう

やくちゅう [0] 【訳注・訳註】
(1)翻訳者がつけた註釈。
(2)翻訳と註釈。「古典の―」

やくづか

やくづか [2] 【厄塚】
京都市の吉田神社の節分祭に設けられる塚。参拝者は姓名・年齢などを記した紙をこの厄塚に投げて焼却し,自らの厄を免れようというもの。[季]冬。

やくづき

やくづき [2] 【厄月】
災厄に遭う巡り合わせで,万事に慎むべきであるとする月。また,災厄の多い月。

やくづき

やくづき [0] 【役付き】
〔「やくつき」とも〕
ある役職につくこと。また,その人。

やくづくり

やくづくり [3] 【役作り】
役者が,自分の役柄にふさわしい演技・扮装を工夫すること。

やくづけ

やくづけ [0] 【役付け】
役を割り当てること。また,その役を記したもの。

やくて

やくて [0] 【約手】
「約束手形」の略。

やくて

やくて【約手】
⇒約束手形.

やくてい

やくてい [0] 【約定】
⇒やくじょう(約定)

やくてん

やくてん [0] 【約転】
語中の相連なる二音節において,音素や音節の脱落・融合によって別の音節となること。「いらせらるる」が「いらっしゃる」となる類。

やくてん

やくてん [0] 【薬店】
薬剤師のいない,薬を売る店。調剤室がなく,販売品目に制限がある。薬事法により薬局と区別されている。薬舗。
→薬局

やくでん

やくでん 【易田】
⇒えきでん(易田)

やくと

やくと 【役と】 (副)
〔そのことを役としての意から〕
(1)もっぱら。そればかり。「年来―商ひければ,大きに富みて/今昔 29」
(2)はなはだ。たいそう。「―足が達者だあのし/滑稽本・膝栗毛 4」

やくとう

やくとう [0] 【薬湯】
(1)薬を入れた風呂。くすりゆ。
(2)薬を煎(セン)じ出した湯。

やくとく

やくとく【役得のある】
paying;remunerative.〜がある have privileges[benefits];be paying.

やくとく

やくとく [0] 【役得】
ある役目に従事していることによって得られる特別の利益。「―の多い地位」

やくどう

やくどう [0] 【躍動】 (名)スル
生き生きと活動すること。「若い肢体が―する」

やくどう

やくどう【躍動する】
stir;→英和
throb.→英和

やくどく

やくどく【訳読】
(oral) translation.

やくどく

やくどく [0] 【訳読】 (名)スル
翻訳あるいは解釈して読むこと。「モリエールの戯曲を―する」「古典の―」

やくどころ

やくどころ [0][3] 【役所】
その人にふさわしい役・役目。

やくどし

やくどし【厄年】
a bad[an unlucky]year;a critical age (年齢).

やくどし

やくどし [2] 【厄年】
(1)災難に遭うことが多いので気をつけるべきだといわれる年。男は数え年の二五・四二・六〇歳。女は一九・三三歳という。陰陽道(オンヨウドウ)で説かれたものという。厄。
(2)災厄の多い年。年忌み。

やくなし

やくな・し 【益無し】 (形ク)
(1)かいがない。役に立たない。つまらない。「玉を深く隠して―・し/今昔 5」
(2)困ったことだ。具合が悪い。「承らせ給へる殿ばらは,御気色変はりて,―・し,と思したるに/大鏡(道長)」

やくなん

やくなん [0][2] 【厄難】
災難。わざわい。「―に遭う」

やくにん

やくにん [0] 【役人】
(1)官公庁につとめている人。官吏。公務員。
(2)役目をもっている人。
(3)能・芝居で演技するもの。役者。「獅子舞の―/浮世草子・五人女 1」
(4)江戸時代,本役(ホンヤク){(2)}を負担する者。

やくにん

やくにん【役人】
a government official;a public officer.役人根性 officialism;→英和
red-tapism.

やくにん=風

――風((ヤクニンカゼ))を吹か・す
役人であることを誇示して威張る。

やくにんこんじょう

やくにんこんじょう [5] 【役人根性】
役人にありがちな性質。尊大で,融通のきかない性質などをいう。

やくのう

やくのう [0] 【薬嚢】
(1)薬の袋。薬袋。
(2)大口径砲で,薬包を装填する時に入れる袋。

やくのはかせ

やくのはかせ 【易博士】
⇒えきはかせ(易博士)

やくはく

やくはく [0] 【薬博】
「薬学博士」の略。

やくはらい

やくはらい [3] 【厄払い】 (名)スル
〔「やくばらい」とも〕
(1)神仏に祈ったりして災いを取り除いてもらうこと。
(2)門付(カドヅケ)の一。近世,節分や大晦日の夜,市中を回り,戸毎に厄払いの祝言などを唱えて銭を乞うもの。[季]冬。《声よきも頼もし気也―/太祇》
(3)つらねの一種。世話狂言で用いられる美文調で掛け詞の多い,節よく言い回すせりふ。お嬢吉三の「月も朧(オボロ)に白魚の…」は代表的な例。

やくはらい

やくはらい【厄払いをする】
drive away one's evils.

やくば

やくば [3] 【役場】
(1)(町・村の)地方公務員が事務をとる所。
(2)働き場所。また,晴れの場所。時に,近世,鳶(トビ)の者が火事場をさしていった。「―ぢやあ,一番がけに火の中へ飛んで/歌舞伎・夢結蝶鳥追」

やくば

やくば【町(村)役場】
a town (village) office.

やくばいよう

やくばいよう [3] 【葯培養】
葯を培養し,半数体の植物を作ること。
→花粉培養

やくひつ

やくひつ [0] 【訳筆】
訳文。また,翻訳。

やくひん

やくひん [0] 【薬品】
(1)くすり。医薬品。
(2)化学変化を起こさせるために用いる固体・液体などの物質。「化学―」

やくひん

やくひん【薬品】
medicines; <米> drugs;chemicals (化学薬品).

やくび

やくび【厄日】
a bad[an unlucky]day.

やくび

やくび [2] 【厄日】
(1)災難に出合った日。
(2)陰陽道(オンヨウドウ)で,災難に出合うので気をつけねばならないとされている日。
(3)農家で,天候による災難が多く起こるとされる日。二百十日・二百二十日など。[季]秋。

やくび

やくび [2] 【役日】
祝日などの特別な日。ものび。もんび。

やくびょう

やくびょう【疫病】
a plague;→英和
an epidemic.→英和
疫病神 <be seized by> a plague;→英和
a pest (きらわれ者).→英和

やくびょう

やくびょう [2][0] 【疫病】
伝染性の熱病。えやみ。えきびょう。

やくびょうがみ

やくびょうがみ [3] 【疫病神】
(1)疫病を流行させるという神。
(2)災難をもたらすとして嫌われる人。「―が来たから家に帰ろう」

やくびょうよけ

やくびょうよけ [0] 【疫病除け】
疫病にかからぬようにまじないなどをすること。また,そのまじない。

やくぶ

やくぶ 【役夫】
公役(クヤク)に使役される人夫。

やくぶくまい

やくぶくまい 【役夫工米】
平安時代以降,伊勢神宮内宮・外宮の造営に際して,朝廷が全国の荘園公領に賦課した,臨時の公事。徴収権は鎌倉幕府の成立とともに漸次武家方へ吸収され,南北朝末期には室町幕府によって完全に掌握された。

やくぶそく

やくぶそく [3] 【役不足】
(1)俳優などが与えられた役に満足しないこと。
(2)能力に対して,役目が軽すぎること。「―で物足りない」

やくぶそく

やくぶそく【役不足をいう】
complain of one's part.

やくぶつ

やくぶつ【薬物】
medicines.‖薬物学 ⇒薬学.薬物使用 doping.薬物中毒 drug poisoning.薬物療法 medical treatment.

やくぶつ

やくぶつ [2][0] 【薬物】
治療・予防などに用いられる物質の総称。医薬品。

やくぶついそん

やくぶついそん [5] 【薬物依存】
ある薬物を抑えがたい欲求により持続的あるいは周期的に摂取する状態。コーヒー・タバコの嗜好などの精神的依存と,モルヒネ・大麻などのその使用を中止すると禁断症状を呈する身体的依存とがある。

やくぶつがく

やくぶつがく [4] 【薬物学】
⇒薬理学

やくぶつしょうどく

やくぶつしょうどく [5] 【薬物消毒】
薬物による消毒。石炭酸・クレゾール石鹸液(セツケンエキ)などが使われる。

やくぶつたいせい

やくぶつたいせい [5] 【薬物耐性】
薬物の連続投与によって薬効が減退し,そのため投与量の増加が必要になること。耐薬性。

やくぶつはんざい

やくぶつはんざい [5] 【薬物犯罪】
麻薬・覚醒剤など,有害な薬物の製造・使用・所持などの犯罪の総称。

やくぶつりょうほう

やくぶつりょうほう [5] 【薬物療法】
投薬による治療法。物理療法に対していう。

やくぶん

やくぶん【訳文】
a translation;a version.→英和

やくぶん

やくぶん [0] 【訳文】
訳した文。翻訳文。

やくぶん

やくぶん【約分】
《数》reduction.→英和
〜する reduce <a fraction> .→英和

やくぶん

やくぶん [0] 【約文】
長い文章を要約して短くすること。また,その文章。

やくぶん

やくぶん [0] 【約分】 (名)スル
〔数〕 分数の分子と分母を共通の約数で割って簡単な分数にすること。

やくぶんせんてい

やくぶんせんてい 【訳文筌蹄】
江戸中期の語学書。荻生徂徠著。初編六巻は1715年刊,後編三巻は96年刊。漢文の実詞・虚詞をあげて,その語義・用例などを説く。

やくほ

やくほ [1] 【薬舗・薬鋪】
くすりや。薬店。

やくほ

やくほ [1] 【薬圃】
薬草を植える畑。薬園。

やくほ

やくほ [1] 【訳補】
原文にないことを補って翻訳すること。

やくほう

やくほう [0] 【薬方】
薬の処方。調剤の方法。

やくほう

やくほう [0] 【薬包】
(1)粉薬を紙に包んだもの。
(2)火砲に使用する発射用火薬を一発分ずつ分けて包んだもの。

やくほうし

やくほうし [3] 【薬包紙】
粉薬を包むのに用いる紙。

やくほん

やくほん [0] 【訳本】
翻訳した本。

やくほん

やくほん【訳本】
a <Japanese> translation.

やくまい

やくまい [0] 【役米】
江戸幕府で,番衛をつとめた中間・小者など,最下級の家臣に与えられた給料。中間のうち,旗持の者は役米一五俵を受けた。

やくまえ

やくまえ [3] 【厄前】
厄年の前の年。前厄。

やくまけ

やくまけ [0] 【厄負け】 (名)スル
厄年に災難に遭うこと。

やくまわり

やくまわり [3] 【役回り】
役目のまわりあわせ。割り当てられた役。「損な―」

やくみ

やくみ【薬味】
[香料]spices;a flavor;→英和
seasoning;→英和
a condiment.→英和
〜を入れる spice;→英和
flavor;season.→英和
‖薬味入れ a caster;a cruet.薬味台 a cruet (stand).

やくみ

やくみ [3][0] 【薬味】
(1)風味を増し,食欲を刺激するために添える野菜や香辛料。ねぎ・わさび・しょうが・唐辛子(トウガラシ)など。
(2)薬の原料。薬の種類。「この上は―を明かして,すひ合せて見ようか/狂言記・膏薬煉」

やくみざら

やくみざら [3] 【薬味皿】
薬味を盛る小皿。

やくみしゅ

やくみしゅ [3] 【薬味酒】
薬効のある草根木皮などを浸した酒。ニンジン酒など。薬酒。

やくみず

やくみず [2] 【厄水】
ケイ藻類の異常発生による赤潮。春から初夏にかけ,東北地方太平洋岸の親潮水の中に時々起こる。海水は緑褐色を呈し,異臭を放つ。

やくみだいかん

やくみだいかん [4] 【薬弥大観】
薬師如来と阿弥陀如来と大日如来と観世音菩薩との略称。

やくみだんす

やくみだんす [4] 【薬味箪笥】
漢方医が薬を入れておく,小さい引き出しのたくさんある箪笥。百味箪笥。

やくむき

やくむき [0] 【役向き】
役目に関すること。また,役目の性質。「―のことで会合がある」

やくめ

やくめ [3] 【役目】
役として果たさねばならないつとめ。役割。「係としての―」「―を果たす」

やくめ

やくめ【役目を果たす】
do one's duty.〜をする act <as> ;→英和
serve <as> ;→英和
function <as> .→英和
お〜(的)に in a perfunctory manner;mechanically.→英和

やくめい

やくめい [0] 【役名】
(1)芝居で,役の名前。
(2)役職名。

やくめい

やくめい [0] 【訳名】 (名)スル
翻訳して名付けること。また,その名。「腑分といひ古りしことを新たに解体と―し/蘭学事始」

やくめい

やくめい [0] 【薬名】
薬品の名。

やくめがら

やくめがら [0] 【役目柄】
■一■ (名)
役目にふさわしいこと。「―をわきまえる」
■二■ (副)
このような役目だから。職務上。「―見て見ぬふりはできない」

やくも

やくも 【八雲】
(1)幾重にも重なった雲。八重の雲。「―立つ出雲八重垣つまごみに八重垣つくるその八重垣を/古事記(上)」
(2)〔(1)に掲げた歌を和歌の始まりとする古今集(仮名序)の説から〕
和歌。

やくも

やくも 【八雲】
⇒小泉(コイズミ)八雲

やくも

やくも 【八雲】
北海道南西部,渡島(オシマ)支庁山越郡の町。渡島半島東岸,内浦湾に臨む。酪農が盛ん。

やくもごと

やくもごと [4] 【八雲琴】
二弦琴の一種。一九世紀初めに中山琴主が出雲大社などでの献奏用として考案し,作曲したのが起こり。のち明治初年の東京で東竜(アズマリユウ)二弦琴が派生した。出雲琴。
→二弦琴

やくもさす

やくもさす 【八雲さす】 (枕詞)
多くの雲が立ちのぼる意から,地名「出雲」にかかる。「―出雲の児らが黒髪は/万葉 430」

やくもそう

やくもそう [0] 【益母草】
メハジキの別名。[季]秋。

やくもたつ

やくもたつ 【八雲立つ】 (枕詞)
多くの雲が立ちのぼる意から,地名「出雲」にかかる。「―出雲八重垣/古事記(上)」

やくもの

やくもの [2] 【約物】
印刷で,文字や数字以外の各種の記号の総称。句読点・括弧類・圏点・漢文用の返り点など。

やくものみち

やくものみち 【八雲の道】
和歌の道。敷島の道。「今も―に遊び/続古今(仮名序)」

やくもみしょう

やくもみしょう ヤクモミセウ 【八雲御抄】
歌学書。六巻。順徳院著。鎌倉初期の成立。正義・作法・枝葉・言語・名所・用意の六部より成る。それまでの歌学・歌論を組織的に集大成したもの。八雲抄。

やくや

やくや 【役家・役屋】
⇒公事家(クジヤ)

やくやく

やくやく [0] 【躍躍】 (ト|タル)[文]形動タリ
よろこんでおどり上がるさま。「胸中の―として痛快に堪へざる者あるなり/金色夜叉(紅葉)」

やくやく

やくやく 【漸漸】 (副)
〔「ようやく」の古形〕
次第に。だんだん。「沖つ梶―しぶを見まく欲り/万葉 1205」

やくよう

やくよう【薬用にする】
use <a thing> for medical purposes.‖薬用植物 a medicinal plant[herb].薬用石鹸 medicated soap.

やくよう

やくよう [0] 【薬用】
(1)薬として用いること。「―アルコール」
(2)薬を用いて治療すること。「格別御―あそばさるるにもあらず/不言不語(紅葉)」

やくようこうぼ

やくようこうぼ [5] 【薬用酵母】
⇒乾燥酵母(カンソウコウボ)

やくようしゅ

やくようしゅ [3] 【薬用酒】
⇒薬酒(ヤクシユ)

やくようしょくぶつ

やくようしょくぶつ [6] 【薬用植物】
医薬として,また医薬の原料として用いる植物。菌類から高等植物までにわたり,日本薬局方に収載されているもの,古来漢方で用いるもの,民間で用いるものなど,数は非常に多い。薬草。
→薬用植物[表]

やくようせっけん

やくようせっけん [5] 【薬用石鹸】
消毒殺菌剤を配合した石鹸。

やくようにんじん

やくようにんじん [5] 【薬用人参】
チョウセンニンジンの異名。

やくよく

やくよく [0] 【薬浴】 (名)スル
薬剤を入れた湯に入ること。主に皮膚病の治療に用いる。

やくよけ

やくよけ [0] 【厄除け】
災厄を払い除くこと。また,その方法。氏神に参詣したり,餅や銭,身につけている櫛・褌(フンドシ)などを道の辻に捨てたり,小正月に各家をまわって餅をもらい歩いたり,二月一日や六月一日にもう一度正月を祝うなどした。厄払い。

やくよけ

やくよけ【厄除け】
a talisman (against evils) (お守り).→英和
〜になる protect <a person> from evils.

やくり

やくり [1] 【薬理】
薬品によって起こる生理的変化。

やくりがく

やくりがく【薬理学】
pharmacology.→英和

やくりがく

やくりがく [3] 【薬理学】
薬物の効果・副作用など薬物と生体との相互作用を研究する学問。薬物学。

やくりきし

やくりきし [3] 【役力士】
相撲で,横綱・大関・関脇・小結の総称。

やくりさよう

やくりさよう [4] 【薬理作用】
生体に対する薬の作用。

やくりょう

やくりょう [2] 【薬量】
薬の量。

やくりょう

やくりょう [0] 【薬療】
薬で治療すること。薬物療法。

やくりょう

やくりょう [2] 【役料】
(1)役目に対して支払われる報酬。
(2)江戸時代,幕府の役人に支給した俸給。役俸。

やくりょう

やくりょう [2][0] 【薬料】
(1)薬品の代金。
(2)薬の材料。

やくりょう

やくりょう [0] 【訳了】 (名)スル
訳し終わること。「大部の原書を―する」

やくりょうポンド

やくりょうポンド [5] 【薬量―】
⇒ポンド(1)
 (イ)

やくれい

やくれい [0] 【薬礼】
薬代・治療費として医者に払う金。くすりだい。

やくれきかんり

やくれきかんり [5] 【薬歴管理】
薬剤師の業務として,重複投与を避けたり,副作用防止・服薬指導に役立てるため,患者の医薬品の服用歴を作成し,管理すること。

やくろう

やくろう [0] 【薬籠】
薬を入れる手箱。また,薬を入れて携帯する箱。二重三重に重ねたものもあった。やろう。

やくろう

やくろう【薬篭】
a medicine chest.自家〜中の物とする master;→英和
make oneself master <of> .

やくろう=に親しむ

――に親しむ
薬を常に服用する。

やくろう=中

――中((ヤクロウチユウ))の物
自分の手中にあっていつでも自由に使えて役に立つもの。自家(ジカ)薬籠中の物。

やくろうぶた

やくろうぶた [3] 【薬籠蓋】
「やろうぶた(薬籠蓋)」に同じ。

やくろん

やくろん [0] 【約論】
要約して論ずること。また,その論。

やくわり

やくわり【役割を演じる】
play a <a great,an important> part[role] <in> .→英和
〜を決める assign a part <to> .

やくわり

やくわり [3][0] 【役割】
(1)役目をそれぞれの人に割り当てること。また,割り当てられた役目。
(2)集団内の地位に応じて期待され,またその地位にあるものによって学習される行動様式。社会的役割。

やくわりえんぎ

やくわりえんぎ [5] 【役割演技】
⇒ロール-プレーイング

やくわりばんづけ

やくわりばんづけ [5] 【役割番付】
「紋(モン)番付」の上方(カミガタ)での称。

やくわりりろん

やくわりりろん [5] 【役割理論】
役割{(2)}の概念を用いて,ある個人または集団と他の個人または集団との社会的相互作用を解明しようとする理論。アメリカの社会哲学者ミードに始まり,アメリカで発展した。

やくわん

やくわん [0] 【扼腕】 (名)スル
憤慨したり,残念がったりして,思わず自分の腕をにぎりしめること。「切歯―する」

やくマン

やくマン [0] 【役満】
「役満貫」に同じ。

やくマンガン

やくマンガン [3] 【役満貫】
麻雀で,特に決められた役。天和(テンホー)・地和(チーホー)・国士無双・大三元・四喜和(スーシーホー)・字一色(ツーイーソー)・四暗刻(スーアンコー)・清老頭(チンロートー)・緑一色(リユーイーソー)・九連宝灯(チユーレンパウトウ)など。希少価値があるので,普通の満貫の何倍かの点数とすることが多い。役満。

やぐ

やぐ【夜具】
bedclothes;→英和
a quilt (掛ぶとん).→英和

やぐ

や・ぐ (接尾)
〔五[四]段型活用〕
名詞や形容詞の語幹などに付いて,そのような状態を呈すること,そのような状態になるように振る舞うことの意を表す動詞を作る。「花―・ぐ」「若―・ぐ」

やぐ

やぐ [1] 【夜具】
寝る時用いる用具。布団や毛布など。寝具。

やぐち

やぐち [1] 【矢口】
(1)狩場の口開けに最初の矢を射ること。また,その儀式。
(2)矢に射られた傷口。

やぐちのまつり

やぐちのまつり [1] 【矢口の祭(り)】
矢開きで,黒・赤・白三色の餅を調えて山の神に供え,射手たちを招いて宴を催すこと。獲物の一部を供えることもある。やのくちまつり。

やぐちのわたし

やぐちのわたし 【矢口渡】
(1)人形浄瑠璃「神霊(シンレイ)矢口渡」の通称。
(2)東京都大田区矢口,多摩川下流にあった渡し場。上流の稲城市矢野口ともいう。1358年,新田義興主従が自刃したといわれる所。

やぐら

やぐら [0] 【岩倉・窟】
〔「いわくら」の転とも,「谷倉」の意ともいう〕
鎌倉・室町時代,山腹に横穴を掘って墓所としたもの。後世貯蔵庫としても用いられた。神奈川県鎌倉市近傍に多く見られる。

やぐら

やぐら [0] 【櫓・矢倉】
〔(8)が原義〕
(1)城や館の門の上,あるいは敷地内に設けた物見・防戦のための高楼。近世の城郭では,一層から四層の塗込造りの建物が多く,城内の要所,城壁や城門の上に設けた。
(2)木材などを高く組み上げて造った構造物。「火の見―」
(3)歌舞伎・人形浄瑠璃・相撲・見世物などの興行場の入り口に高く組み上げた構築物。江戸時代には官許の興行権の証であった。
(4)こたつの,木で組んだ枠。中に熱源を置き,布団を支える。「―炬燵(ゴタツ)」
(5)大型和船の上部構造物の総称。本来,戦国時代に発達した軍船の上部構造物のことだったが,江戸時代では商船の上部構造物をも同様に呼んだ。
(6)「櫓投げ」の略。
(7)「櫓囲い」の略。
(8)矢など,武器を納めておく倉。また,物品を収納する倉庫。「物は―に積み満てて/宇津保(祭の使)」

やぐら

やぐら【櫓】
a tower;→英和
<set up> a scaffold (足場).→英和
‖櫓炬燵(こたつ) a foot warmer in a wooden frame.火の見櫓 a fire tower.

やぐら=を上げる

――を上・げる
(1)櫓を造る。櫓を設ける。
(2)(歌舞伎・人形浄瑠璃などの)一座を作って興行を始める。

やぐらおとし

やぐらおとし [4] 【櫓落(と)し】
(1)長柄の槍(ヤリ)の,さらに柄の長いもの。
(2)近世の男の髪形の一。鬢(ビン)・髱(タボ)を十分に張らせたもの。主に力士が結った。

やぐらがこい

やぐらがこい [4] 【櫓囲い】
将棋の駒組の一。居飛車にして金・銀などで王を囲むもの。金銀の駒数や配置により,金櫓・銀櫓などがある。

やぐらごけ

やぐらごけ [3] 【櫓苔】
ハナゴケ科の地衣植物。本州・北海道に分布。地上または朽木上に生じる。地衣体は表面青緑色,裏面灰白色で,ラッパを立てて何層も積み重ねたような形となる。これは子器柄が盃状となり,その盃状体を貫くように子器柄が伸びることによる。子器は褐色で盃状体の縁につく。

やぐらごたつ

やぐらごたつ [4] 【櫓炬燵】
櫓{(4)}の上に布団を掛けた炬燵。

やぐらした

やぐらした [0][3] 【櫓下】
〔江戸時代,劇場の櫓の下に,代表者の名を書いた看板を出したことから〕
文楽で,座頭(ザガシラ)や代表的な太夫(タユウ)。紋下(モンシタ)。

やぐらだいこ

やぐらだいこ [4] 【櫓太鼓】
相撲場の櫓の上で,開場や閉場を知らせるために打つ太鼓。昔は,歌舞伎劇場でも打った。

やぐらどけい

やぐらどけい [4] 【櫓時計】
鐘楼に模した台に載せてある置き時計。

やぐらなげ

やぐらなげ [0] 【櫓投げ】
相撲で,相手を十分に引きつけて,相手の一方の内股を自分の腿(モモ)にのせるようにして,つりぎみに振り回しながら投げる技。上手櫓投げ,下手櫓投げがある。

やぐらぬき

やぐらぬき [3] 【櫓貫】
〔建〕 双方から一本ずつ斜めに打って楔(クサビ)のように締め合わせた貫。

やぐらねぎ

やぐらねぎ [4] 【櫓葱】
ネギの変種。葱坊主の中の花が鱗茎に変わり,そのうちの一個が伸びて子葱となり,頂にさらに孫葱ができる。二〜四階櫓状に重なる。食用。刈葱(カリギ)。

やぐらぶね

やぐらぶね [4] 【櫓船】
櫓を設けた船。

やぐらまく

やぐらまく [3] 【櫓幕】
(1)櫓に張り渡す幕。
(2)江戸時代,劇場や相撲場などの櫓の三方に張りめぐらされた幕。正面に興行主の紋を染め抜いた。

やぐらもん

やぐらもん [3] 【櫓門】
(1)上部が櫓になっている門。
(2)城郭の渡櫓の下に開いた門。渡櫓門。
櫓門(2)[図]

やぐるま

やぐるま [2] 【矢車】
(1)軸の周りに矢羽根をとりつけて,回るようにしたもの。幟(ノボリ)の竿(サオ)の先などに用いる。[季]夏。
(2)家紋の一。{(1)}をかたどったもの。
(3)矢をさしておく台。

やぐるまぎく

やぐるまぎく [4] 【矢車菊】
キク科の一年草。ヨーロッパ原産。高さ約80センチメートル。葉は線形で,白綿毛が密生。夏,枝頂に径約4センチメートルの頭花を開く。頭花は筒状花から成り,青・青紫・淡紅・白色などで,周縁のは大きく矢車状に並ぶ。[季]夏。
矢車菊[図]

やぐるまそう

やぐるまそう [0] 【矢車草】
(1)ユキノシタ科の大形多年草。深山の林中に生える。根葉は柄が長く,五小葉が掌状につき,径40センチメートルに達する。初夏,高さ約80センチメートルの花茎の頂に多数の白色小花を円錐花序に密生。葉の形が矢車のようなのでいう。[季]夏。
(2)ヤグルマギクの別名。[季]夏。

やぐるまそう

やぐるまそう【矢車草】
a cornflower.→英和

やけ

やけ 【宅】
家。「とひとまにも己が―授くる人をば一日二日と択び/続紀(天平一宣命)」

やけ

やけ [0] 【焼け】
(1)焼けること。また,焼けたように色の変わること,またそのもの。「丸―」「朝―」「此前―の時なんぞは/洒落本・南門鼠」
(2)黄鉄鉱などの硫化鉱物を含む鉱床の地上に露出した部分。酸化して暗褐色に焼けたように見える。
(3)焼けて損傷した貨幣。額面どおりには通用しない。焼け金。「―をお前にあげるものかね/歌舞伎・小袖曾我」

やけ

やけ [1] 【自棄・焼け】 (名・形動)
〔「焼け」と同源〕
思うようにならなくて,なげやりな行動をとる・こと(さま)。すてばち。「―を起こす」「―になる」
→やけに

やけ

やけ【自棄を起こす】
become desperate[reckless].〜に awfully (ひどく).→英和
〜になって out of despair;desperately.→英和
〜酒を飲む drown one's cares in drink.

やけ=のやんぱち

――のやんぱち
物事がうまくいかずやけになることを人名めかしていう語。やけっぱち。

やけあと

やけあと [0] 【焼け跡】
火事で焼けたあと。

やけあと

やけあと【焼跡】
the ruins[site]of a fire.→英和

やけあと=の釘(クギ)拾い

――の釘(クギ)拾い
火事で大きな損害を出したあとで,焼けた釘を拾い集めても埋め合わせはつかない。散財をしたあとで,こまごまと倹約するたとえ。

やけあな

やけあな [0] 【焼け穴】
一部が焼けてできた穴。

やけい

やけい [0] 【野径】
野中のこみち。のみち。野路(ノジ)。

やけい

やけい [0] 【野景】
野外の景色。郊外の風景。

やけい

やけい [0] 【夜景】
夜の景色。「百万ドルの―」

やけい

やけい【夜警】
night watch;a night watchman (人).〜する keep watch at night.

やけい

やけい【夜景】
a night view[scene].

やけい

やけい [0] 【野鶏】
(1)雉(キジ)の別名。
(2)キジ目キジ科の鳥。東南アジアからインド・セイロン島にかけて四種が分布。その一種セキショクヤケイがニワトリの原種とされる。

やけい

やけい [0] 【夜警】
夜,火災や盗難などの警備をすること。また,その人。

やけいこっか

やけいこっか [4] 【夜警国家】
〔(ドイツ) Nachtwächterstaat〕
国家の任務が対外的防衛・国内治安維持など最小限の夜警的役割に限定されている国家。ラサールが自由主義国家を批判して用いた語。福祉国家・行政国家と対置される。

やけいし

やけいし [0] 【焼け石】
火で熱せられた石。

やけいし

やけいし【焼石に水】
<It's> nothing but a drop in the ocean.→英和

やけいし=に水

――に水
〔焼けた石に少々水をかけても冷やせないことから〕
努力や援助がわずかで効果が上げられないこと。

やけいろ

やけいろ [0] 【焼け色】
火または日にあたって焼けた色。

やけうせる

やけう・せる [4] 【焼け失せる】 (動サ下一)[文]サ下二 やけう・す
焼けてすっかりなくなる。焼失する。「跡形もなく―・せる」

やけおちる

やけお・ちる [4] 【焼け落ちる】 (動タ上一)[文]タ上二 やけお・つ
(建物が)焼けて倒れくずれる。「城が―・ちる」

やけおちる

やけおちる【焼け落ちる】
be burnt down;be destroyed by fire.

やけきれる

やけき・れる [4] 【焼け切れる】 (動ラ下一)
焼けて切れてしまう。やききれる。「フィラメントが―・れる」

やけくそ

やけくそ [0] 【自棄糞】 (名・形動)
「やけ」を強めていう語。「―になる」「―な振る舞い」

やけこがし

やけこがし [0] 【焼け焦がし】
焼いて,こがすこと。また,焼きこがした部分。

やけこげ

やけこげ [0] 【焼け焦げ】
焼けてこげること。また,その所。「ズボンに―をつくる」

やけこげ

やけこげ【焼け焦げを作る】
burn a hole <in one's trousers> .→英和

やけざけ

やけざけ【自棄酒】
⇒自棄(やけ).

やけざけ

やけざけ [0][2] 【自棄酒・焼け酒】
やけになって飲む酒。

やけしぬ

やけし・ぬ [3] 【焼け死ぬ】 (動ナ五)[文]ナ四・ナ変 やけし・ぬ
火に焼かれて死ぬ。焼死する。「火事で―・ぬ」

やけしぬ

やけしぬ【焼け死ぬ】
⇒焼死(しようし)(する).

やけじに

やけじに [0] 【焼け死に】 (名)スル
焼け死ぬこと。しょうし。

やけただれる

やけただ・れる [5] 【焼け爛れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 やけただ・る
焼けて皮膚や肉がただれる。「―・れた皮膚」

やけだけ

やけだけ 【焼岳】
飛騨山脈南部にある活火山。海抜2455メートル。上高地の南西にそびえる。1915年(大正4)の大爆発で,梓(アズサ)川をせき止め大正池ができた。

やけだされる

やけだされる【焼け出される】
be burnt out <by a fire> .

やけだされる

やけださ・れる [5] 【焼け出される】 (動ラ下一)
火災で家を焼かれ住む所をなくする。「空襲で―・れる」

やけっぱち

やけっぱち [0] 【自棄っぱち】 (名・形動)
「やけ」を強めていう語。やけくそ。「―になってとびかかった」

やけっぱら

やけっぱら [0] 【自棄っ腹】
「やけ腹」を強めていう語。

やけつく

やけつ・く [3] 【焼け付く】 (動カ五[四])
焼けてくっつく。焦げつく。「―・くような暑さ」「エンジンが―・く」

やけつく

やけつく【焼けつくような】
burning[scorching] <sun> .→英和
〜ように scorching[boiling] <hot> .

やけつち

やけつち [0] 【焼け土】
焼けた土。しょうど。

やけど

やけど【火傷】
a burn;→英和
a scald (熱湯の).→英和
〜の痕(あと) a scar of the burn[scald].〜する burn <one's finger> ;get burnt <on one's finger> .

やけど

やけど [0] 【火傷】 (名)スル
〔焼け処(ド)の意〕
(1)熱によって起こる皮膚の損傷。また,化学物質や放射線による同様の損傷をいうこともある。損傷面の広さ・深さにより四段階に分類される。範囲が体表面積の30パーセント以上に及ぶと生命に危険が生じる。かしょう。熱傷。
(2)危険なことにかかわって,ひどい目にあうこと。

やけど=火(ヒ)に懲(コ)りず

――火(ヒ)に懲(コ)りず
過去の失敗にも懲りないで同じ事を繰り返すことのたとえ。

やけに

やけに [1] (副)
〔「やけ(自棄)」の意から〕
(1)見境なく物事を行うさま。むやみに。やたらに。「―こだわる」
(2)程度がはなはだしいさま。ひどく。「―暑い」「―忙しい」

やけの

やけの【焼野原となる】
be burnt[reduced]to ashes <in one night> .

やけの

やけの [0] 【焼け野】
(1)早春,野焼きをしたあとの野原。[季]春。《しのゝめに小雨降り出す―かな/蕪村》
(2)大規模な火災などのため,焼け果てて荒れている所。やけのがはら。

やけの=の雉(キギス)夜の鶴(ツル)

――の雉(キギス)夜の鶴(ツル)
巣のある野を焼かれると雉子(キジ)は身の危険を忘れて子を救い,寒い夜,巣ごもる鶴は自分の翼で子をおおう。子を思う親の情が非常に深いたとえ。

やけの=の鴉(カラス)

――の鴉(カラス)
色の黒いものが一層黒く見えるたとえ。

やけのがはら

やけのがはら [4] 【焼け野が原】
焼け野原。

やけのこり

やけのこり [0] 【焼け残り】
焼けて一部が残ること。焼けずに残ったもの。

やけのこり

やけのこり【焼け残り】
remains <of a burnt house> .→英和
焼け残る escape a fire.→英和

やけのこる

やけのこ・る [4] 【焼け残る】 (動ラ五[四])
(建物が)焼けずに残る。「一軒だけ―・った」

やけのはら

やけのはら [3] 【焼け野原】
「焼け野」に同じ。「一面の―」

やけのみ

やけのみ [0] 【自棄飲み】 (名)スル
やけになってむやみに飲むこと。やけ酒を飲むこと。

やけはら

やけはら [0] 【焼け原】
「焼け野原」に同じ。

やけばい

やけばい [2] 【焼け灰】
「焼き灰」に同じ。

やけばら

やけばら [0] 【自棄腹・焼け腹】
やけになって腹をたてること。やけっぱら。「―をたてる」

やけひばし

やけひばし [3] 【焼け火箸】
焼けて熱くなった火箸。熱した火箸。「―をあてられたような苦しさ」

やけひばし

やけひばし【焼火箸】
red-hot tongs.

やけぶくれ

やけぶくれ [0] 【焼け脹れ】
やけどあとの水ぶくれ。

やけぶとり

やけぶとり【焼け太りする】
become richer after a fire.→英和

やけぶとり

やけぶとり [0] 【焼け太り】 (名)スル
火事にあって,かえって生活や事業が豊かになること。やけ誇り。

やけぼこり

やけぼこり 【焼け誇り】
「焼け太り」に同じ。「―とやらでまた立派に出来やう/洒落本・辰巳之園」

やけぼっくい

やけぼっくい【焼け棒杙には火がつきやすい】
Wood once burnt is easily rekindled.

やけぼっくい

やけぼっくい [3] 【焼け棒杭】
焼けた杭。燃えさしの切り株。

やけぼっくい=に火が付く

――に火が付・く
〔燃えさしの杭は火がつきやすいことから〕
過去に恋愛関係のあった男女は一度縁が切れても,再びもとにもどりやすい。

やけやま

やけやま 【焼山】
新潟県南西部にある活火山。海抜2400メートル。妙高火山群の一峰。

やけやま

やけやま [0] 【焼け山】
(1)早春,山焼きをしている山。また,山焼きが終わって黒くなった山。[季]春。《―や嵩其まゝに歯朶の容(カタ)/西山泊雲》
(2)噴火したことがある山。

やける

やける【焼ける】
be burnt (down) (火事で);[料理]be roasted (肉);be broiled (魚);be baked (パン);be toasted (トースト);be sunburnt[tanned](日に);have heartburn (胸が);be discolored (変色);fade (褪(あ)せる);→英和
be scorched[parched](焦げる);[空が]glow;→英和
be red;be jealous[envious] <of> (嫉妬).焼けている[火事]be burning;be on fire;[肉が]be well done (よく)[underdone (なま焼),overdone (焼けすぎ)].

やける

や・ける [0] 【焼ける】 (動カ下一)[文]カ下二 や・く
(1)火がついて燃える。燃えて灰になる。「家が―・けた」
(2)熱せられて高温になる。「―・けた砂浜」「―・けた火箸」
(3)火の中や火のそばにある物に熱が通る。また,そうして物ができ上がる。「芋が―・けた」「うまく―・けた茶碗」「餅が―・けた」
(4)光や熱にあたって,物の色が変わる。特に肌の色が黒くなる。「畳が―・ける」「小麦色に―・けた肌」
(5)空や雲の色が赤くなる。「西の空が真っ赤に―・けた」
(6)乾いて熱く,苦しい。「胸が―・ける」
(7)心や手をこまかく使わせられる。「世話が―・ける」「手が―・ける」
(8)(「妬ける」とも書く)ねたましく感じられる。「しあわせそうなカップルを見ると―・けてくる」
(9)日照りで草木が枯れしおれる。「旱(ヒデ)れば則ち―・けぬ/日本書紀(神代上訓)」
〔「焼く」に対する自動詞〕

やけん

やけん【野犬(狩をする)】
(hunt up) a stray[homeless]dog.

やけん

やけん [0] 【野犬】
飼い主のない犬。野良犬。

やけんがり

やけんがり [0] 【野犬狩(り)】
狂犬予防などの目的で,野犬を捕獲すること。

やげん

やげん [0] 【薬研】
主に漢方で,薬種を砕き,または粉末にするために用いる器具。細長い舟形をした,内側が V 字形の器の中に薬種を入れ,上から軸のついた車輪様のものをきしらせて薬種を押し砕く。くすりおろし。きさげ。
薬研[図]

やげんそだち

やげんそだち [4] 【薬研育ち】
〔江戸,両国の薬研堀あたりに踊り子が多かったことから〕
踊り子の異名。

やげんだい

やげんだい [2] 【薬研台】
⇒ブイ-ブロック

やげんどおしよしみつ

やげんどおしよしみつ 【薬研通吉光】
〔1493年畠山政長が細川政元に囲まれた時,吉光作の短刀で自害しようとしたが腹を貫かず,投げ捨てたところかたわらの薬研(ヤゲン)を突き通したことから〕
藤四郎吉光が作った短刀の名。

やげんぼり

やげんぼり [0] 【薬研彫(り)】
溝が V 字形の彫り方。
→丸彫り

やげんぼり

やげんぼり 【薬研堀】
(1)V 字形に深く掘った堀。
(2)江戸時代,現在の東京都中央区東日本橋両国にあった堀の名。江戸中期に埋め立てられた。不動堂があり,また付近は芸者,中条流の医師が多く居住した。

やこ

やこ [1] 【野狐】
野にすむ野生のキツネ。

やこう

やこう [0] 【夜行】 (名)スル
(1)夜,活動すること。夜出て歩くこと。
→百鬼夜行(ヒヤツキヤギヨウ)
(2)「夜行列車」の略。
(3)夜回り。夜警。やぎょう。「―し,細殿などに入り臥したる/枕草子 312」
(4)夜遊び。「禅師は早(マダキ)に―好むめり,姫が心のしどけなければいとわびし/梁塵秘抄」

やこう

やこう【夜行(列車)】
<go by> a night train.夜行性動物 a nocturnal animal.

やこう

やこう【夜光虫】
a noctiluca.夜光時計 a glow watch.夜光塗料 luminous paint.

やこう

やこう [0] 【夜光】
(1)暗い所で光るようになっていること。
(2)夜間の大気光。
→夜天光
(3)「夜光の璧(タマ)」の略。

やこう

やこう [0] 【冶工】
金属をきたえ,加工する職人。鍛冶(カジ)屋。鋳物(イモノ)師。

やこううん

やこううん [2] 【夜光雲】
南北の高緯度地帯で夏季の薄明時に見られる輝きを帯びた雲。高度80〜85キロメートル付近に出現。極微小の氷晶から成る。

やこうがい

やこうがい [2] 【夜光貝】
海産の巻貝。殻高約18センチメートル,殻径約20センチメートル。サザエに似るが,大形で殻にとげがない。殻表は緑褐色の地に黒褐色と淡黄色の斑紋がある。肉は食用。貝殻は螺鈿(ラデン)や貝細工に用いる。奄美諸島以南の熱帯海域に分布。青貝(アオガイ)。夜久貝。
〔「屋久貝(ヤクガイ)」から転じた名で,光ることはない〕

やこうせい

やこうせい [0] 【夜行性】
動物の,昼間は洞穴その他のねぐらで眠ったり休息したりし,夜間に活動してえさをあさる性質。
⇔昼行性

やこうちゅう

やこうちゅう [0][2] 【夜光虫】
原生動物渦鞭毛虫目の有色鞭毛虫の一種。単細胞で,太く長い一本の触手をもち,中央部が陥入して口となる。直径1〜2ミリメートル。暖海にプランクトンとして生活する。刺激を受けると青白く発光する。夏に異常増殖して赤潮を引き起こし,魚介類に被害を与えることがある。[季]夏。《船は今対馬にそひぬ―/虚子》
夜光虫[図]

やこうとりょう

やこうとりょう [4] 【夜光塗料】
⇒発光塗料(ハツコウトリヨウ)

やこうどけい

やこうどけい [4] 【夜光時計】
暗い所でも時間がわかるように,両針と文字盤の文字に発光塗料を塗ってある時計。

やこうのたま

やこうのたま [6] 【夜光の璧】
〔述異記〕
昔中国で,暗夜でも光り輝くといわれた名玉。

やこうのはい

やこうのはい [5] 【夜光の杯】
夜光の璧などで作られた杯。また,立派な杯。

やこうぼく

やこうぼく ヤカウ― [2] 【夜香木】
ナス科の低木。西インド諸島原産。観賞用に温室で栽培。高さ2〜3メートル。葉は互生し,長楕円形。夏,葉腋(ヨウエキ)に白黄色の筒状花を数個ずつつけ,夜になると強い芳香を放つ。夜香花。

やこうれっしゃ

やこうれっしゃ [4] 【夜行列車】
夜間に運行する列車。夜行。夜汽車。

やこぜん

やこぜん [2] 【野狐禅】
人をあざむきだます誤った禅。禅を少し学んだだけで自分では悟り切ったようなつもりの禅者を野狐にたとえていう。なまぜん。

やご

やご [1] 【野語】
粗野な言葉。田舎びた言葉。

やご

やご [1] 【水蠆】
トンボの幼虫。淡水中で生活し,歩行・遊泳しながら小動物を捕食する。七〜一三回ほど脱皮をして成長し,羽化まで一〜三年を要するものが多い。タイコムシ。ヤマメ。
水蠆[図]

やごう

やごう [0] 【野合】 (名)スル
正式な手続きを経ないで男女が関係をもつこと。

やごう

やごう【屋号】
the name <of a shop> .→英和

やごう

やごう [1] 【屋号】
(1)
 (ア)商店の呼び名。店名。
 (イ)歌舞伎俳優の家の称号。
(2)(農漁村などで)名字の代わりに用いる,その家の呼び名。家名(イエナ)。
(3)〔家号とも書く〕
家の通称。
→屋号(1)
 (イ)[表]

やごう

やごう【野合する】
have an illicit intimacy <with> .

やごえ

やごえ [1] 【矢声】
「矢叫び」に同じ。

やごえ

やごえ 【や声】
「や」という掛け声。「―を出してぞ戦ひ合ひたる/太平記 19」

やごとなし

やごとな・し 【止事無し】 (形ク)
〔「やんごとなし」の「ん」の無表記から〕
身分が高い。高貴である。「―・い御姿で立て御ざりまする/狂言・伊文字(虎寛本)」

やごろ

やごろ [0] 【矢頃】
(1)矢を射当てるのにちょうどよい距離。矢丈(ヤダケ)。
(2)物事をするのにちょうどよい頃合い。

やさ

やさ 【優】
■一■〔形容詞「やさし」の語幹〕
名詞の上に付いて,姿かたちが上品ですっきりしている,しとやかであるなどの意を表す。「―男」「―女」「―がた」
■二■ (形動)
〔近世語〕
姿かたちが上品ですっきりしているさま。「―なをのこがしなせりふ/浄瑠璃・大内裏大友真鳥」

やさい

やさい【野菜(を作る)】
(grow,raise) vegetables.‖野菜サラダ (a) vegetable salad.野菜畑 a kitchen[vegetable]garden.

やさい

やさい [0] 【野菜】
食用に育てた植物。青物。「―畑」「―スープ」「―サラダ」

やさおとこ

やさおとこ【優男】
a man of slender figure; <話> a sissy.→英和

やさおとこ

やさおとこ [3] 【優男】
(1)気だて・心根のやさしい男。やさしい性格の男。
(2)優美な男。みやびお。「名歌仕つて御感に預るほどの―に/平家 1」
(3)柔弱な男。「これら程なる―,寄りて乞はば/義経記 3」

やさおんな

やさおんな 【優女】
やさしい女。しとやかで美しい女。やさめ。「かかる東の果てしにも又あるものぞ―/浄瑠璃・凱陣八島」

やさか

やさか 【八坂】
京都市東山区,八坂神社一帯の地名。近世から花街として知られた。

やさか

やさか 【八尺】
〔「さか」は長さの単位〕
長さの長いこと。多くは比喩的に用いる。「―の嘆き嘆けども/万葉 3344」

やさかじんじゃ

やさかじんじゃ 【八坂神社】
京都市東山区祇園にある神社。祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)・櫛稲田媛命(クシナダヒメノミコト)・五男三女八柱命。876年,疾病の流行を鎮めるため円如が播磨から牛頭(ゴズ)天王を勧請しこの地にまつったのに始まると伝える。御霊信仰の流行に伴い盛んに御霊会が催され,今日まで祇園(ギオン)祭として伝えられる。旧称,祇園社。1868年(明治1)現名に改称。全国の八坂神社・祇園社の総本社。

やさかどり

やさかどり 【八尺鳥】 (枕詞)
〔八尺鳥は,どのような鳥か不明。かいつぶりの異名ともいう〕
水鳥の息の長いことから「息づく」にかかる。「―息づく妹を/万葉 3527」

やさかに

やさかに 【八尺瓊】
〔「に」は玉の意〕
大きな玉。「―の五百箇(イオツ)の御統(ミスマル)/日本書紀(神代上訓)」

やさかにのまがたま

やさかにのまがたま 【八尺瓊の勾玉】
(1)三種の神器の一。天照大神(アマテラスオオミカミ)が天の岩戸に閉じこもった時に奉ったという勾玉。神璽。
(2)古代,多くの勾玉を一つの長いひもに貫き連ねた装飾品。

やさかむ

やさか・む 【痩かむ】 (動マ四)
やせ衰える。「既に身体(ミムクロ)悉くに―・み弱りて祭ること能はず/日本書紀(垂仁訓)」

やさかりゅう

やさかりゅう 【八坂流・屋坂流】
平曲の流派の一。京都八坂に住んだ八坂検校城元(城玄)が創始。一方(イチカタ)流に対する。城方(ジヨウカタ)。八坂方(ヤサカガタ)。
→平曲

やさがし

やさがし [2] 【家捜し・家探し】 (名)スル
(1)家の中を残らずさがすこと。「だれかが留守の間に―したらしい」
(2)住む家をさがすこと。いえさがし。

やさがし

やさがし【家捜しをする】
search (all over) a house <for> .→英和

やさがた

やさがた【優形の】
<a man> of slender figure.

やさがた

やさがた [0] 【優形】 (名・形動)[文]ナリ
(1)気だてや振る舞いが,上品でやさしい・こと(さま)。優美。「筆道,連歌,茶の湯なんど―なる花車風流を尽くして/仮名草子・浮世物語」
(2)姿形のほっそりとして上品なこと。

やさき

やさき【矢先に】
just as[when] <I was about to do> .

やさき

やさき [0][3] 【矢先】
(1)やじり。
(2)矢の飛んで来る正面。矢面。
(3)物事の始まろうとするちょうどその時。「外出しようとする―に客が来る」
(4)弓矢をもって戦うこと。「返事は互に―の時,帰れやつとぞ仰せける/浄瑠璃・国性爺後日」
(5)狙うめあて。ねらい。「―ノコマカナ人/日葡」

やさけび

やさけび 【矢叫び】
(1)矢を射当てた時,射手があげる声。矢ごえ。やたけび。「得たりをうと―をこそしたりけれ/平家 4」
(2)矢合わせなどで遠矢を射合う時,互いに高く発する声。やたけび。「―の声の退転もなく/平家 4」

やさしい

やさし・い [0][3] 【優しい】 (形)[文]シク やさ・し
□一□
(1)穏やかで好ましい。おとなしくて好感がもてる。「気立ての―・い女の子」
(2)思いやりがあって親切だ。心が温かい。「―・い心づかい」
(3)上品で美しい。優美だ。「―・い物腰の婦人」
□二□
(1)身もやせるような思いでつらい。他人や世間に対してひけ目を感ずる。恥ずかしい。「世の中を憂しと―・しと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば/万葉 893」
(2)心づかいをして控えめである。つつましやかである。「されば重木は百八十に及びてこそさぶらふらめど,―・しく申すなり/大鏡(序)」
(3)(節度をもって振る舞うさまが)殊勝である。けなげである。「己が振舞―・しければ,一筋取らするぞ/保元(中)」
〔動詞「やす(痩)」の形容詞形で,身もやせ細る思いだというのが原義。平安時代には□二□(2)の意でも用いられ,つつましくしとやかなさまを優美と感ずることから□一□(3)の意が生じた。□二□(3)は優位の者がほめことばとして用いた。→やさしい(易)〕
[派生] ――げ(形動)――さ(名)――み(名)

やさしい

やさし・い [0][3] 【易しい】 (形)[文]シク やさ・し
〔「優しい」と同源〕
(1)解決や実現が容易だ。たやすい。
⇔むずかしい
「―・い仕事」「人のまねをするのは―・い」
(2)わかりやすい。平易だ。
⇔むずかしい
「―・い英語」「―・く説明する」
(3)心配りをしないさま。不用意。軽々に。「知らざらむ所へ―・しく行くべからず/今昔 16」
〔(1)(2)は近世末期からの用法〕
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

やさしい

やさしい【優しい】
gentle (柔和);→英和
sweet;→英和
tender;→英和
kind(hearted) (親切).→英和
優しく gently;tenderly;→英和
kindly.→英和
優しくする be kind[good,nice] <to a person> .

やさしい

やさしい【易しい】
easy;→英和
plain;→英和
simple.→英和
易しく easily;→英和
without difficulty.易しくする simplify.→英和

やさしがる

やさしが・る 【優しがる】 (動ラ四)
(1)恥ずかしく思う。恥ずかしがる。「けしきばみ―・りて,知らず,とも言ひ/枕草子 46」
(2)風流ぶる。「品なく,―・るに付けてもわざとびたり/無名抄」
(3)優美に思う。上品に感ずる。「女をば,皆いとほしがり,―・りけり/宇治拾遺 7」

やさしだつ

やさしだ・つ 【優しだつ】 (動タ四)
やさしい様子をする。「―・ちたる心づきなき/狭衣 3」

やさすがた

やさすがた [3] 【優姿】
やさしい姿。優美な姿。「行くでも無く止まるでも無き―/魔風恋風(天外)」

やさつ

やさつ [0] 【野冊】
押し葉標本用に採集した植物を,はさんでおく紐(ヒモ)のついた二枚の板。普通,竹を編んで作る。

やさと

やさと 【八郷】
茨城県中部,新治(ニイハリ)郡の町。筑波山・加波山などに囲まれ,果樹栽培が盛ん。

やさん

やさん 【射山】
〔「藐姑射山(ハコヤノヤマ)」からできた語〕
上皇の御所。仙洞。「―の風あたたかにあふぐ/海道記」

やさん

やさん [0] 【野蚕】
野生の蚕の総称。柞蚕(サクサン)・山繭・樟蚕(クスサン)など。
→家蚕

やさんけん

やさんけん [2] 【野蚕絹】
野蚕の繭からとった絹。また,その織物。

やさんす

やさんす (助動)(やさんせ・やさんし・やさんす・やさんす・やさんすれ・やさんせ)
〔「やしゃんす」の転。近世上方の女性語〕
用法・意味は助動詞「やしゃんす」に同じ。「あの太夫様が身請けして,廓を出〈やさんす〉わいな/歌舞伎・傾城金竜橋」

やざ

やざ [0] 【矢座】
〔(ラテン) Sagitta〕
九月中旬の宵に南中する小星座。鷲(ワシ)座の北に四等,五等の星四個が Y 字形に並ぶ。ギリシャ神話ではアポロンの矢とも,ヘラクレスの矢とも,またエロスの矢ともいう。

やざ

やざ [1] 【夜座】
(1)〔仏〕 禅宗の道場で,日没頃に行う座禅。
(2)深夜,修行者が各自行う座禅。

やざま

やざま [0] 【矢狭間】
城の塀や櫓(ヤグラ)・軍船の胴壁などに設けた,中から矢を射るための穴。鉄砲狭間(ザマ)に対していう。矢間。箭眼(センガン)。

やし

やし【香具師】
a showman (興行師).→英和

やし

やし [1] 【香具師・野師・弥四】
縁日など人の集まる所に露店を出し,興行や物売りを業としている人。露天商の場所の割り当てや,世話をする人もいう。てきや。

やし

やし [1] 【野史】
(1)官命によらず在野の人が編纂(ヘンサン)した歴史書。私撰の歴史。外史。私史。野乗(ヤジヨウ)。
⇔正史
(2)「大日本野史」の略称。

やし

やし (間投助)
〔間投助詞「や」に間投助詞「し」の付いたものから。上代語〕
文節末にあって,詠歎の意を表す。「愛(ハ)しけ―我家の方よ雲居立ち来も/古事記(中)」「よしゑ―浦はなくともよしゑ―潟はなくとも/万葉 131」

やし

やし【椰子】
[木]a palm (tree);→英和
a coconut tree;a coconut (実).

やし

やし [1] 【椰子】
ココヤシの別名。また,ヤシ科植物の一群の総称。
→椰子科

やしお

やしお ヤシホ 【八潮】
埼玉県南東部の市。近世は米作地で,中川と綾瀬川による舟運も盛ん。近年,住宅地・工業団地の造成で発展。

やしお

やしお 【八入】
何度も染料液に浸して濃く染めること。

やしおおり

やしおおり 【八入折り・八塩折り】
何度も繰り返し精製すること。やしおり。「汝等―の酒を醸(カ)め/古事記(上)」

やしおじ

やしおじ 【八潮路】
多くの潮路。また,長い航路。「荒塩の八百道(ヤオチ)の―の,塩の八百会(ヤオアイ)に座す/祝詞(六月晦大祓)」

やしおのいろ

やしおのいろ 【八入の色】
繰り返し染料液に浸して染めた濃い色。「紅の―になりにけるかも/万葉 3703」

やしか

やしか [0] 【椰子科】
単子葉植物の一科。世界に約二〇〇属二五〇〇種あり,熱帯・亜熱帯地方に多数分布する。全体,繊維質に富み,茎は木質化。単幹で直立し先端に大形の葉をつける種が多いが,叢生(ソウセイ),またはつる性の種もある。葉は革質で羽状または掌状。花は小さく,多数集まって大形の花序を作る。果実は核果または液果。熱帯の重要な植物資源で,食用・油脂用にココヤシ・サゴヤシ・ナツメヤシ・アブラヤシなどが栽培される。トウ・ニッパヤシ・カンノンチク・フェニックスなどを含む。日本ではワジュロ・ビロウが自生。シュロ科。

やしがに

やしがに [2] 【椰子蟹】
オカヤドカリ科の甲殻類。甲長約13センチメートル,体重は1キログラムを超える。陸生のヤドカリだが腹部を貝殻に入れない。全身紫褐色。幼生は海で育つが,成体は空気呼吸のできる鰓室(サイシツ)をもち,ヤシやタコノキの生える海岸に穴居して,果実を食う。蒸し焼きにすると美味。与論島以南の熱帯太平洋とインド洋の島々に分布。マッカンガニ。マッコン。

やしき

やしき [3] 【屋敷】
(1)家の建っている土地の一区画。また,その中の家。特に,大きな家。
(2)家を建てるべき土地。「あなたに,ひろひろとした―をとつておかせられてござるほどに/狂言・武悪」
(3)本宅以外に設けた敷地や家屋。また,諸藩が本拠地以外に設けた藩邸。「裏に―を何程か建て出し/浮世草子・桜陰比事 2」
(4)「武家屋敷」に同じ。「後呼びの内儀は今度は―から(支考)/続猿蓑」
(5)「屋敷者」の略。「―も町も嬉しがり/滑稽本・根無草後編」

やしき

やしき【屋敷】
[邸宅]a residence;→英和
a mansion;→英和
[邸地] <on> the premises;the estate.→英和
屋敷町 residential quarters.

やしきあと

やしきあと [4] 【屋敷跡】
もと家屋の建っていたあと。

やしきあらため

やしきあらため [4] 【屋敷改】
江戸幕府の職名。江戸府内の武家・庶民・社寺の屋敷に関する警衛の事務をつかさどるもの。四人で,書院番・小姓組の両番から出役。新地奉行。

やしきうち

やしきうち [0] 【屋敷内】
家を構えた一区域の土地の内。屋敷のなか。

やしきがまえ

やしきがまえ [4] 【屋敷構え】
(1)屋敷の構造。屋敷の構え方。
(2)屋敷の程度に簡略に城を構えたもの。

やしきがみ

やしきがみ [3] 【屋敷神】
屋敷地の一隅やその隣接地にまつる神。山の神・稲荷などをまつることが多い。

やしきじょちゅう

やしきじょちゅう [4] 【屋敷女中】
武家屋敷に奉公する女中。

やしきじろ

やしきじろ 【屋敷城】
屋敷構えの,小さい城。

やしきづとめ

やしきづとめ [4] 【屋敷勤め】
武家屋敷に勤めること。屋敷奉公。

やしきぼうこう

やしきぼうこう [4] 【屋敷奉公】
「屋敷勤(ヤシキヅト)め」に同じ。

やしきまち

やしきまち [3] 【屋敷町】
(1)邸宅が並んでいる町。
(2)武家屋敷の並んでいる町。屋形町。

やしきもの

やしきもの [0] 【屋敷者】
武家屋敷に奉公している者。やかたもの。

やしとう

やしとう [0] 【椰子糖】
椰子の樹からとる砂糖。

やしない

やしない ヤシナヒ [0] 【養い】
(1)やしなうこと。育てること。養育。「―の親」
(2)養生。療養すること。「病後の―」
(3)「やしない子」の略。養子。「ただもりとりて―にせよ/平家 6」
(4)養育費。扶養料。
(5)肥料・栄養など,養分となるものを与えること。また,その物。「冬のかこひを能くして春―をすれば/甲陽軍鑑(品五)」
(6)食事。「昼の―せんとて藪の中に入るを/今昔 29」

やしない

やしない【養い子(親)】
a foster child (parent).養い手 a support(er).→英和

やしないおや

やしないおや ヤシナヒ― [0] 【養い親】
生みの親ではないが親となって育ててくれた人。育ての親。
⇔実親(ジツオヤ)

やしないぎみ

やしないぎみ ヤシナヒ― 【養ひ君】
自分が乳母となって育てた人を敬っていう語。お育てした方。「―の,比叡山に児にておはしますが/徒然 47」

やしないご

やしないご ヤシナヒ― [3] 【養い子】
(1)ようし。もらいご。
(2)自分が乳母となって育てた子。「人の許に乳母(メノト)して有りける,其の―は僧にて貴くてぞ有りける/今昔 19」

やしなう

やしなう【養う】
[養育]bring up;foster;→英和
feed <on,with milk> ;→英和
[扶養]support;→英和
keep;→英和
[養成]develop <one's bodily strength> ;→英和
cultivate <courage> ;→英和
form <a habit> .→英和

やしなう

やしな・う ヤシナフ [3][0] 【養う】 (動ワ五[ハ四])
(1)生活の面倒をみる。扶養する。「妻子を―・う」
(2)鍛練して少しずつ作り上げる。「英気を―・う」「実力を―・う」
(3)食物をとったりして,体をいたわる。養生する。「老いを―・う」「病を―・う」
(4)動物を育てる。「鳥を―・うてござる程に/狂言・餌差」
(5)幼児や病人の食事の世話をする。
(6)他人の子を育てる。養子にする。「わが御甥の資平の宰相を―・ひ給ふめり/大鏡(実頼)」
(7)楽しませる。慰める。「ひとり詠じてみづから情(ココロ)を―・ふばかりなり/方丈記」
[可能] やしなえる

やしま

やしま 【八島・屋島】
(1)能の一。二番目物。世阿弥作。讃岐国(サヌキノクニ)屋島の浦に立ち寄った僧が,塩屋の主から源義経の合戦譚を聞く。その夜,僧の夢に甲胄姿の義経の霊が現れ,弓流しのことや能登守教経との奮戦などを語り,修羅道の苦患を示す。
(2)幸若(コウワカ)の曲名。能の「摂待」と同話。やしまいくさ。
(3)地歌・箏曲の曲名。藤尾勾当作曲。謡曲の詞章の後半に作曲したもの。

やしま

やしま 【八洲・八島】
「やしまくに」の略。「天の下―の中に国はしも多くあれども/万葉 1050」

やしま

やしま 【屋島】
香川県高松市北東部,瀬戸内海に突出する陸繋島。海抜292メートルの溶岩台地で,かつては島であった。東麓に源平屋島の合戦が行われた壇ノ浦がある。瀬戸内海観望にすぐれる。

やしまくに

やしまくに [3] 【八洲国】
日本国の別名。大八洲(オオヤシマ)。八洲。「八千矛の神の命は,―妻まきかねて/古事記(上)」
〔「や」は本来多数の意であったと考えられるが,記紀成立の頃には数字の「八」とする考えが生じ,本州・九州・四国などをはじめとして,実際に八つの島が比定されるようになった〕

やしまでら

やしまでら 【屋島寺】
高松市屋島東町にある真言宗の寺。南面山千光院と号す。四国第八四番札所。天平勝宝年間(749-775)鑑真の草創。空海の中興。

やしまのたたかい

やしまのたたかい 【屋島の戦い】
一ノ谷の戦いに敗れて屋島に拠(ヨ)っていた平氏を,1185年2月,源義経の軍勢が急襲し,海上に追い落とした合戦。義経の弓流し,平景清の錏(シコロ)引き,那須与一の扇の的などの逸話で名高い。

やしゃ

やしゃ【夜叉】
a female devil[demon].

やしゃ

やしゃ 【夜叉】
〔梵 yakṣa〕
もと,インドで人を害する悪鬼。仏教では毘沙門天(ビシヤモンテン)の眷属で北方を守護する鬼神。八部衆の一。薬叉。

やしゃく

やしゃく 【野錫】 (代)
一人称。僧侶が自分のことをへりくだっていう語。愚僧。「―は此の尾の上の松の下陰に一夏を送る道心なるが/浄瑠璃・用明天皇」

やしゃご

やしゃご [0] 【玄孫】
〔「やしわご」の転〕
孫の孫。曾孫の子。

やしゃじんとうげ

やしゃじんとうげ 【夜叉神峠】
山梨県西部の峠。鳳凰(ホウオウ)三山への縦走路。南アルプスの展望が良い。

やしゃびしゃく

やしゃびしゃく [3] 【夜叉柄杓】
ユキノシタ科の落葉小低木。深山の老樹に着生。高さ約30センチメートル。葉は円心形で浅裂。雌雄異株。春,淡緑色の小花を開く。果実は楕円形で緑色に熟し,腺毛が密生。盆栽にする。天梅。テンノウメ。

やしゃぶし

やしゃぶし [0] 【夜叉五倍子】
カバノキ科の落葉小高木。山地に生える。葉は狭卵形で鋸歯があり,葉脈が目立つ。早春,開花,雄花穂は黄褐色で尾状に下垂する。果穂は松傘状で,二個ずつつく。ミネバリ。

やしゃます

やしゃます (助動)(やしやませ・やしやまし・やしやます・やしやます・○・やしやませ)
〔尊敬の助動詞「やしゃる」に丁寧の助動詞「ます」の付いた「やしゃります」の転。近世上方語〕
未然形が一音節である動詞の未然形に付く。動作者への尊敬の意と話し相手への丁寧の意を表す。動作者が話し相手である場合には特に大きな敬意を表す。お…なさいます。「在所をおそ出〈やしやまし〉たかしておそい/歌舞伎・心中鬼門角」「石灯籠のつひ際の砂の中に書た物。是見〈やしやませ〉/浄瑠璃・難波丸金鶏」

やしゃる

やしゃる (助動)
〔近世上方語。「やっしゃる」とも〕
未然形が一音節である動詞の未然形,カ行変格・サ行変格の動詞の連用形に付く。尊敬の意を表す。お…なさる。お…になる。「ああ兄様の持つてゐ〈やしやる〉/歌舞伎・仏母摩耶山」「けさから久松をつれて三井へ行くと言うて出〈やしやつ〉たが,今にもどらしやれぬ心もとなさに/歌舞伎・心中鬼門角」
〔活用は,四段活用型の「やしゃら,やしゃり・やしゃっ,やしゃる,やしゃる,やしゃれ,やしゃれ・やしゃれい」と下二段活用型の「やしゃれ,やしゃれ,やしゃる,やしゃるる,やしゃるれ,〇」とがある〕
→しゃる(助動)

やしゃんす

やしゃんす (助動)(やしやんせ・やしやんし・やしやんす・やしやんす・やしやんすれ・やしやんせ)
〔尊敬の助動詞「やしゃる」に丁寧の助動詞「ます」の付いた「やしゃります」の転。近世上方の女性語〕
未然形が一音節である動詞の未然形に付く。動作者への尊敬の意と話し相手への丁寧の意を表す。動作者が話し相手である場合には特に大きな敬意を表す。お…なさいます。お…になります。「おおよう名乗つて出〈やしやんし〉た/浄瑠璃・男作五雁金」「伯父様が此子を抱いて寝〈やしやんす〉/歌舞伎・暁の鐘」

やしゅ

やしゅ【野趣に富んだ】
(full of) rural beauty.〜のある rural;→英和
rustic;→英和
pastoral.→英和

やしゅ

やしゅ [1] 【野手】
野球で,投球に関するプレー中の投手と捕手を除く守備側の選手。フィールダー。

やしゅ

やしゅ【野手】
《野》a fielder.→英和

やしゅ

やしゅ [1] 【野趣】
自然のままの,素朴な味わい。また,野性み。「―あふれる料理」

やしゅう

やしゅう 【野州】
下野(シモツケ)国の別名。

やしゅう

やしゅう [0] 【夜襲】 (名)スル
夜に敵を攻めること。夜討ち。「油断を見すまして―する」

やしゅう

やしゅう【夜襲】
<make> a night attack <on> .

やしゅせんたく

やしゅせんたく [1] 【野手選択】
⇒野選(ヤセン)

やしゅだら

やしゅだら 【耶輸陀羅】
〔梵 Yaśodharā〕
王子時代の釈迦の正妃。羅睺羅(ラゴラ)の母。釈迦が悟りを開いて五年目に,釈迦族の五〇〇人の女性と一緒に出家したという。

やしゆ

やしゆ [2] 【椰子油】
コプラを圧搾して得る脂肪。ラウリン酸・ミリスチン酸などの飽和脂肪酸のグリセリドが主成分。石鹸(セツケン)・マーガリンなどの原料。コプラ油。

やしょく

やしょく [1][0] 【夜色】
夜の気配。夜のけしき。

やしょく

やしょく [0] 【夜食】
(1)夕食後,夜おそくなってからとる軽い食事。[季]秋。《板の間にひざをならべて―かな/森川暁水》
(2)〔一日三食になって,夕食が,一日二食の時代の夜食にあたることから〕
夕食のこと。
(3)夜,食べること。[日葡]

やしょく

やしょく【夜食】
<have> a midnight snack[meal];supper (夕食).→英和

やしょく

やしょく [1] 【野色】
野原のけしき。野景。

やしろ

やしろ 【屋代】
姓氏の一。

やしろ

やしろ [1] 【社】
〔屋代(ヤシロ)の意。神が来臨する仮設の小屋や祭壇などをいった〕
神をまつってある建物。神社。

やしろ

やしろ 【社】
兵庫県中南部,加東郡の町。丹波街道の宿場,佐保神社の門前町として発展。灘の酒造米を産する。

やしろ

やしろ 【矢代】
姓氏の一。

やしろ

やしろ【社】
a (Shinto) shrine.

やしろどう

やしろどう [0] 【社堂】
神と仏を合祀(ゴウシ)した建物。神社と仏堂とを折衷した建物。

やしろのかみ

やしろのかみ 【社の神】
神社にまつる神。

やしろのつかさ

やしろのつかさ 【社の司】
神職。社司。

やしろひろかた

やしろひろかた 【屋代弘賢】
(1758-1841) 江戸後期の和学者。江戸の人。通称は太郎,号は輪池(リンチ)。和学を塙保己一(ハナワホキノイチ),漢学を山本北山に学ぶ。幕府の書役として柴野栗山に従い,のち右筆。塙保己一を助けて正続「群書類従」編纂(ヘンサン)に従事。蔵書家として著名。主著「古今要覧稿」

やしろゆきお

やしろゆきお 【矢代幸雄】
(1890-1975) 美術史家。横浜生まれ。イタリアでベレンソンに師事。ボッティチェリの研究で世界的に有名。東洋・日本美術史にも業績を残す。

やしわご

やしわご ヤシハ― 【玄孫】
やしゃご。玄孫(ゲンソン)。[和名抄]

やしん

やしん【野心】
(an) ambition;→英和
designs (陰謀).〜をいだく be ambitious <of,for,to do> ;have an ambition <for> .〜満々 <be> highly ambitious; <be> full of ambition.‖野心家 an ambitious person.

やしん

やしん [1][0] 【野心】
(1)現状よりもさらに高い権力・名誉・財力などを得ようとする心。ひそかにいだいている分をこえた望み。
(2)(野の獣が人になれないように)なれ服さないで,害そうとする心。謀反の心。「此の謀いかなる―の者が京都へ告げたりけん/太平記 17」

やしんか

やしんか [0] 【野心家】
野心をもっている人。「彼はなかなかの―だ」

やしんさく

やしんさく [2] 【野心作】
新しいことを試みた大胆で意欲的な作品。

やしんてき

やしんてき [0] 【野心的】 (形動)
考えや企画などに意欲が感じられ,通常を打ち破って大胆であるさま。「―な作品」

やじ

やじ 【親父】
「おやじ(親父)」の略。「―が額へ九の字を出し/滑稽本・七偏人」

やじ

やじ【野次】
[声援]cheering;→英和
hooting;rooting;[妨害]heckling;disturbing;a catcall.→英和
〜をとばす ⇒野次る.‖野次馬 a rabble;a crowd (総称);a spectator (見物人);a mob.野次馬根性[気分]mob spirit.

やじ

やじ 【野次・弥次】
(1)やじること。また,その言葉。「下品な―」
(2)「野次馬」の略。

やじ=を飛ばす

――を飛ば・す
大声でやじる。盛んにやじる。

やじうま

やじうま [0] 【野次馬・弥次馬】
(1)火災・事故などの現場に物見高く集まる人。自分とは無関係なことに興味を示して騒ぎたてる人。「―が集まる」
(2)馴らしにくい馬。一説に父馬,また牡馬。「日本一の―かたらば猶よかろ/松の葉」

やじうまこんじょう

やじうまこんじょう [5] 【野次馬根性】
物見高い性質。

やじお

やじお ヤヂオ
江戸時代,「おやじ(親爺)」を逆に言った流行語。「―が注文はおれがけえてやらあ/洒落本・南極駅路雀」

やじきた

やじきた 【弥次喜多】
〔十返舎一九作「東海道中膝栗毛」の登場人物,弥次郎兵衛・喜多八の略称〕
(1)「弥次喜多道中」の略。
(2)好一対の滑稽者。

やじきたどうちゅう

やじきたどうちゅう [5] 【弥次喜多道中】
(男同士の)気楽な二人連れの旅。

やじま

やじま 【矢島】
姓氏の一。

やじまかじこ

やじまかじこ 【矢島楫子】
(1833-1925) 女子教育家。肥後の生まれ。1893年,日本基督教婦人矯風会を創立。禁酒・矯風のために尽くした。女子学院の初代校長。

やじませいこ

やじませいこ 【矢島せい子】
(1903-1988) 障害者運動家。東京生まれ。日本子どもを守る会結成に参加。また,長年にわたって障害者運動に尽力した。

やじゅう

やじゅう【野獣】
a wild beast[animal].〜のような brutal;→英和
beastly.→英和
‖野獣性 brutality.

やじゅう

やじゅう [0] 【野獣】
野生のけだもの。人になれていない獰猛(ドウモウ)な獣。また,荒っぽい,獣のような振る舞いをする人にもたとえられる。

やじゅうは

やじゅうは [0] 【野獣派】
⇒フォービスム

やじょう

やじょう [0] 【野情】
(1)田舎らしい素朴な風情。野趣。
(2)田舎に住む人の心。「吝嗇―の人なりとて,爪はぢきをして悪みけり/読本・雨月(貧福論)」

やじょう

やじょう [0] 【野乗】
「野史(ヤシ)」に同じ。

やじり

やじり【鏃】
an arrowhead.→英和

やじり

やじり [0][3] 【矢尻・鏃】
(1)矢の先の,突き刺さる部分。鉄製が普通であるが,古くは石・骨などをも用いた。
→矢
(2)矢を射る技量。「三町五反の尾上を隔て,―こまかき鹿子まだら/浄瑠璃・会稽山」

やじり

やじり [0] 【家尻】
家・蔵などの裏手。「初雪の降り捨ててある―哉/おらが春」

やじり=を切る

――を切・る
(1)裏手の壁に穴をあけて盗みにはいる。「倉の―・つたれ/浄瑠璃・卯月の紅葉(中)」
(2)男色をする。

やじり=細(コマカ)し

――細(コマカ)・し
細心で勘定高い。抜け目がない。「―・き親仁,元日も銀は遊ばさぬ戸棚に/浮世草子・好色敗毒散」

やじりきり

やじりきり [3] 【家尻切り】
(1)盗みにはいるために家や蔵の後壁を切ること。また,その盗賊。「段々に巾着切から―/浄瑠璃・冥途の飛脚(中)」
(2)他人をののしっていう語。「やい狸め。狐め。―め/浄瑠璃・天の網島(上)」

やじりまき

やじりまき [0] 【鏃巻】
⇒沓巻(クツマキ)(1)

やじる

やじ・る [2] 【野次る・弥次る】 (動ラ五)
〔「野次」の動詞化〕
他人の動作や発言などに,からかいや非難の言葉を浴びせる。「反対党の演説を―・る」
〔「野次る」「弥次る」は当て字〕
[可能] やじれる

やじる

やじる【野次る】
hoot[disturb] <a speaker> ;→英和
hiss <at> ;→英和
catcall <at> (芝居などで).→英和

やじるし

やじるし【矢印】
an arrow.→英和

やじるし

やじるし [2] 【矢印】
(1)矢の形のしるし。方向や道筋を示す。
(2)射手を明らかにするために矢に記す氏名や家紋。

やじろべえ

やじろべえ ヤジロベヱ [3] 【弥次郎兵衛】
(1)人形の一種。頭と胴に見たてた短い立棒に,腕に見たてた長い横棒をつけ,横棒の両端におもりをとりつけたもの。立棒の下端を指で支えると,大きくゆれながら,バランスを保つ。振り分け荷物を肩にした{(2)}の姿に作ったのでいう。与次郎人形。与次郎兵衛。釣り合い人形。
(2)「東海道中膝栗毛」の主人公。喜多八と滑稽な旅をする。
弥次郎兵衛(1)[図]

やじん

やじん【野人】
a rustic;→英和
a boor;→英和
a countryman.→英和

やじん

やじん [0] 【野人】
(1)田舎の人。また,飾りけのない,素朴な人。「田夫―」
(2)野暮な人。洗練されていない人。
(3)在野の人。民間人。

やじん=暦日(レキジツ)なし

――暦日(レキジツ)なし
田舎に住んで自然を楽しむ人は月日の経過も知らずに過ごしてしまう。

やす

やす 【野洲】
滋賀県南部,野洲郡の町。古来交通の要地。水資源に恵まれる。

やす

やす 【野子】 (代)
一人称。男子が対等以下の者に対してへりくだっていう語。「それにつき―をはじめいづれも若水祝ひ申さん/浄瑠璃・根元曾我」

やす

や・す 【痩す・瘠す】 (動サ下二)
⇒やせる

やす

やす
[漁具]a (fish) spear;a harpoon.→英和

やす

やす (助動)(やせ(やしや)・やし・やす・やす・○・やせ(やし・やす))
〔近世語〕
活用語の連用形に付く。
(1)軽い敬意を表す。また,親愛の意を表すのにも用いられる。…なさる。「それでもあの人が無理にとかしやり〈やせ〉うことがござりませぬ/歌舞伎・心中鬼門角」「ちやつとあちら向き〈やす〉と嬲つて振り切り通りけり/浄瑠璃・天神記」
(2)丁寧の意を表す。ます。「爰を頼んで,芝居へも呼びにやり〈やし〉た/浄瑠璃・生玉心中(上)」「どうも仕〈やせ〉んが,腹がへり〈やし〉た/洒落本・遊子方言」
〔(1)語源については,「やんす」から,「おわす」から,「ます」からなど,諸説があるが,まだ定説化したものはない。(2)(1)は近世前期の上方語。(2)は前期上方語では多く遊女が使用,後期では上方語・江戸語で一般に用いられるようになった。(3)終止形・連体形は,近世上方語では「やする」の形も用いられた。「金かしてくだんせ。頼み〈やする〉/浄瑠璃・博多小女郎(上)」(4)現在でも関西地方で用いられる。
 (ア)丁寧の意を表す。ます。「ここにあり〈やす〉」
 (イ)接頭語「お」を添えた動詞連用形に付いて,そうすることを相手に望む意を表す。なさい。「早うお帰り〈やす〉」「おいで〈やす〉」〕

やす

やす 【易】
〔「安」と同源〕
そうなりがちであることを表す。「枝弱み乱れ―なる青柳の/堀河中納言家歌合」

やす

やす 【安】
〔形容詞「やすい」の語幹から。多く他の語と複合して用いられる〕
(1)金額の少ないこと,値段の低いことを表す。「―月給」「―普請」
(2)値段の下がること。
⇔高
「―値」「十円―」
(3)軽はずみに行うことを表す。「―請け合い」
(4)安泰なさま,安らかなさまであることを表す。「うら―にさ寝る夜そなき/万葉 3504」

やす

やす [0] 【簎・矠】
長い柄の先に数本に分かれたとがった鉄の金具を付けた漁具。魚介類を刺して捕らえる。銛(モリ)に比べて小形で,普通,手に持って刺して捕らえる。
簎[図]

やすあがり

やすあがり【安上がりである】
be economical;be inexpensive.

やすあがり

やすあがり [3] 【安上(が)り】 (名・形動)[文]ナリ
安い費用ですむこと。金がかからないこと。また,そのさま。「―な方法」

やすい

やすい 【野水】
⇒岡田(オカダ)野水

やすい

やすい ヤスヰ 【安井】
姓氏の一。

やすい

やすい ヤスヰ 【保井】
姓氏の一。

やすい

やすい【安い】
cheap;→英和
inexpensive;→英和
of a low[moderate]price.→英和
安くする make cheaper;cut the price.安く売る(買う) sell (buy) cheap[at a low price].安くなる become cheaper; <Prices> fall[go down].→英和
お安くない仲である be on more than friendly terms.

やすい

やすい【易い】
(1)[容易]easy;→英和
simple.→英和
(2)[…しやすい]be apt[liable] <to do> ;be easy <to break> ; <break> easily;→英和
be too ready <to believe> .

やすい

やす・い [2] 【安い】 (形)[文]ク やす・し
(1)(「廉い」とも書く)値段が低い。安価だ。
⇔高い
「市価より―・い」
(2)(「(お)やすくない」の形で)男女が親密なのを,うらやみからかっていう語。「―・くない仲だ」
(3)心が穏やかだ。悩みがない心境だ。平静だ。「心をお―・くお持ち下さい」「物思(モ)はず―・く寝る夜はさねなきものを/万葉 3760」
(4)気軽である。軽々しい。「心にまかせて身を―・くも振舞はれず/源氏(橋姫)」
[派生] ――さ(名)

やすい

やす・い [2] 【易い】 (形)[文]ク やす・し
〔「安い」と同源〕
(1)簡単で大した手間はかからない。容易だ。やさしい。「言うは―・く行うはかたし」「案ずるより産むが―・し」「お―・い御用だ」
(2)動詞の連用形の下に付く。
 (ア)とかくそうなる傾向がある,そうなりがちだ,などの意を表す。「風邪をひき―・い」
 (イ)…するのが容易だ,…するのが簡単だ,などの意を表す。「歩き―・い道」
[派生] ――さ(名)

やすい

やすい 【安寝】
安らかに眠ること。安眠。「まなかいにもとなかかりて―しなさぬ/万葉 802」

やすいこの

やすいこの ヤスヰ― 【保井コノ】
(1880-1971) 植物学者。香川県生まれ。東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)教授。植物の細胞学的研究を行う。石炭を植物組織研究の手法を用いて分析,1927年(昭和2)東京帝大から女性として初めて理学博士を授与された。

やすいさんてつ

やすいさんてつ ヤスヰ― 【安井算哲】
(1)(1589-1652) 江戸幕府碁所四家の一つ安井家第一代。河内の人。本因坊算砂の門弟。古算哲ともいう。二代は長子渋川春海。
(2)
⇒渋川春海(シブカワシユンカイ)

やすいそうたろう

やすいそうたろう ヤスヰソウタラウ 【安井曾太郎】
(1888-1955) 洋画家。京都生まれ。浅井忠に師事。滞欧後二科会に加わるがやがて脱会し,一水会を創立。ミレー・ピサロ・セザンヌに傾倒,明るい色彩の近代的感覚に支えられた画風を完成し,梅原竜三郎とともに洋画壇を率いた。代表作「孔雀と女」「金蓉」

やすいそっけん

やすいそっけん ヤスヰソクケン 【安井息軒】
(1799-1876) 江戸後期・幕末の儒者。日向(ヒユウガ)の人。名は衡,字(アザナ)は仲平。江戸で松崎慊堂に師事。郷里飫肥(オビ)藩の儒官を経て,昌平坂学問所の教授。漢唐の注疏に基づく考証学を主とした。他に「海防私議」「弁妄」など警世の論,「読書余適」「息軒遺稿」「論語集説」など。

やすいてつ

やすいてつ ヤスヰ― 【安井てつ】
(1870-1945) 教育者。東京生まれ。英国留学後,キリスト教精神に基づく女子教育のため,東京女子大学の創立に尽くす。

やすいどうとん

やすいどうとん ヤスヰダウトン 【安井道頓】
(1533-1615) 安土桃山時代の土木家。河内の人。名は成安,道頓は号。豊臣秀吉に仕え,大坂城の築城やその付近の土木工事に活躍。大阪の道頓堀にその名を残す。

やすいなかじ

やすいなかじ ヤスヰナカヂ 【安井仲治】
(1903-1942) 写真家。大阪生まれ。生を深く凝視するドキュメンタリーから,実験的な作品まで幅広い作風を示す。

やすうけあい

やすうけあい【安請合いをする】
be too ready to promise;make a rash promise.

やすうけあい

やすうけあい [3][4] 【安請(け)合い】 (名)スル
確信もないのに請け合うこと。また,軽々しく引き受けること。「―して後で困る」

やすうり

やすうり【安売り】
a bargain sale.〜をする sell cheap;sell at a bargain.→英和

やすうり

やすうり [0] 【安売り】 (名)スル
(1)安い値段で物を売ること。「店を閉めるために―する」「大―」
(2)むやみに与えて,そのものの価値を低めること。「親切の―」

やすおか

やすおか ヤスヲカ 【安岡】
姓氏の一。

やすおかまさひろ

やすおかまさひろ ヤスヲカ― 【安岡正篤】
(1898-1983) 国家主義者。大阪生まれ。1924年(大正13)行地社を結成,27年(昭和2)金鶏学院を創立,新官僚に影響を与える。国粋主義団体国維会に参加。第二次大戦後も政財官界首脳に信奉者がいた。

やすかた

やすかた 【安方】
⇒善知鳥(ウトウ)安方

やすがわ

やすがわ 【野洲川】
滋賀県南部,鈴鹿山脈の御在所山に源を発し,西流して琵琶湖に注ぐ川。下流域は米産地。やすかわ。((歌枕))「よろづよをみかみの山のひびくには野洲の川水すみぞあひにける/拾遺(神楽)」

やすき

やすき [1] 【安き】
〔形容詞「やすし(安)」の連体形から〕
安いこと。「泰山の―に置く」

やすき

やすき [1] 【易き】
〔形容詞「やすし(易)」の連体形から〕
易いこと。容易であること。

やすき=につく

――につ・く
安易な方法を選ぶ。

やすきくらい

やすきくらい 【安き位】
世阿弥の能楽用語。どんなにむずかしい芸でもやすやすと演じられる最高の芸位。

やすぎ

やすぎ 【安来】
島根県東部,中海(ナカウミ)に臨む市。山陰道の宿場町・港町,また出雲鋼(イズモハガネ)の産地として栄えた。現在も製鋼業が行われる。

やすぎ

やすぎ 【八杉】
姓氏の一。

やすぎさだとし

やすぎさだとし 【八杉貞利】
(1876-1966) ロシア語学者。東京生まれ。東京外国語学校教授。日本のロシア語研究の先駆者。著「ろしや路」

やすぎぶし

やすぎぶし 【安来節】
島根県安来市の民謡で,花柳界の騒ぎ唄。鳥取県境港の「さんこ節」が安来の花柳界に伝えられて,出雲拳(イズモケン)の下座囃子(バヤシ)に用いられるうち,長編の「出雲節」となり,明治時代に今の節回しが確立し,現名で呼ばれるようになった。どじょうすくいの踊りがついている。やすきぶし。

やすくにじんじゃ

やすくにじんじゃ 【靖国神社】
東京都千代田区九段にある神社。国事に殉じた者の霊をまつるために1869年(明治2)招魂社として設立。79年現在名に改称。明治維新から第二次大戦に至る戦死者二百四十万余柱を合祀(ゴウシ)。

やすけ

やすけ [0] 【弥助】
(1)〔「義経千本桜」の鮨(スシ)屋の名からという〕
握り鮨。「朝飯がすすまずば後刻(ノチカタ)に―でも誂へようか/たけくらべ(一葉)」
(2)うそ。ほら。「―言ひなさんせ/滑稽本・続膝栗毛」

やすげ

やすげ 【安げ・易げ】 (形動ナリ)
(1)安らかそうなさま。「何事も人にもどきあつかはれぬ際は―なり/源氏(賢木)」
(2)いかにも容易にみえるさま。「本(モト)を切るさまぞ,―に,せまほしげに見ゆるや/枕草子 227」

やすげっきゅう

やすげっきゅう【安月給を取る(で働く)】
draw (work at) a small[low]salary.安月給取り a small-[low-]salaried man.

やすげっきゅう

やすげっきゅう [3] 【安月給】
少ない給料。安い給料。

やすげなし

やすげな・し 【安げ無し】 (形ク)
不安である。苦労が多い。「さまざま―・き身の憂へを申す/源氏(須磨)」

やすざいりょう

やすざいりょう [3] 【安材料】
「悪材料(アクザイリヨウ)」に同じ。

やすざらし

やすざらし [3] 【野洲晒し】
滋賀県野洲町付近で産した晒し麻布。野洲川の水でさらしたもの。近江晒し。

やすし

やす・し 【安し・易し】 (形ク)
⇒やすい(安)
⇒やすい(易)

やすじ

やすじ [1] 【矢筋】
放った矢の飛んでゆく道筋。

やすだ

やすだ 【安田】
姓氏の一。

やすだ

やすだ 【保田】
姓氏の一。

やすだいじ

やすだいじ 【易大事】
簡単なように見えて重大な事。「是こそさすが―よ/平家 7」

やすだぎんこう

やすだぎんこう 【安田銀行】
1880年(明治13)に安田善次郎が開業した銀行で,安田財閥の中心。第一・三井などと並ぶ大銀行に発展した。

やすだざいばつ

やすだざいばつ 【安田財閥】
四大財閥の一。安田善次郎が安田保善社(1912年創立)を中心に,第一次大戦後幾多の地方銀行を合併し,産業部門には発展を欠いたものの,強大な資金力を誇る金融財閥であった。第二次大戦後,GHQ の指令により解体。

やすだじょしだいがく

やすだじょしだいがく 【安田女子大学】
私立大学の一。1915年(大正4)創立の広島技芸女学校を源とし,66年(昭和41)設立。本部は広島市安佐南区。

やすだぜんじろう

やすだぜんじろう 【安田善次郎】
(1838-1921) 実業家。安田財閥の創立者。越中富山に生まれ,二〇歳で江戸に出て両替店に奉公。維新後,太政官札の買い占めで両替商として成功,第三国立銀行,安田銀行などを創設した。日比谷公会堂・東大安田講堂を寄付。大磯で暗殺された。

やすだゆきひこ

やすだゆきひこ 【安田靫彦】
(1884-1978) 日本画家。東京生まれ。本名は新三郎。小堀鞆音(トモネ)に師事。同門の仲間と紫紅会(のち紅児会)を結成し活躍。晩年まで院展を中心に格調の高い歴史画を描いた。代表作「王昭君」「黄瀬川の陣」など。

やすだよじゅうろう

やすだよじゅうろう 【保田与重郎】
(1910-1981) 評論家。奈良県生まれ。東大卒。雑誌「日本浪漫派」を創刊。反近代主義の立場で民族の美意識を説く。飛躍の多い散文詩風の文体は戦中の青年読者をとらえた。

やすっぽい

やすっぽ・い [4] 【安っぽい】 (形)
(1)いかにも安物に見える。上等でない。「―・い品物」
(2)品格がない。品がない。「そんな―・い考えはもっていない」
[派生] ――さ(名)

やすっぽい

やすっぽい【安っぽい】
cheap;→英和
flashy;→英和
tawdry.→英和
安っぽく見える look cheap;→英和
appear mean[poor](人が).〜品物 a trumpery.→英和

やすつぐ

やすつぐ 【康継】
(?-1621) 安土桃山末・江戸初期の刀工。近江の人。本名,下坂市左衛門。結城秀康に従い越前福井に移住。家康より康の字と葵紋を拝領し,葵下坂と呼ばれる。隔年に参府し鍛刀。以後代々徳川家の御用鍛冶。

やすつな

やすつな 【安綱】
平安中期伯耆(ホウキ)大原の刀工。本名,横瀬三郎太夫と伝える。伯州刀工の始祖。日本刀(湾刀(ワントウ))最初期の一人。作風は太刀姿品位高く,腰反り強く,古備前に似るが,より古風。名物「童子切」の作者。生没年未詳。

やすで

やすで【馬陸】
《動》a millipede.

やすで

やすで [0] 【馬陸】
倍脚綱の節足動物の総称。体は細長く,頭部と体節の連なった胴部とからなる。多くは全長1〜5センチメートル。円筒形か扁平で,ムカデに似るが,体節ごとに二対の歩脚をもつ。腐植質の多い湿った所にすむ。全世界に約一万種,日本では約二百種が知られる。円座虫。古名,雨彦(アマビコ),また筬虫(オサムシ)。

やすで

やすで [0] 【安手】 (名・形動)
(1)値段の安い方の物。「―の品(シナ)」
(2)いかにも安っぽくて,質がわるい・こと(さま)。「―な身なり」「―な考え」「いかにも―の普請」

やすとみき

やすとみき 【康富記】
室町時代の権大外記中原康富(1399-1457)の日記。1415年から55年までが現存,うち24年間分が欠落。父英隆の首巻を含み九三巻。政治・経済・文化・風俗・雑事など広範囲にわたる。中原康富記。康富御記。

やすどまり

やすどまり [3] 【安泊(ま)り】
安く泊まること。また,安宿。

やすな

やすな 【保名】
歌舞伎舞踊の一。清元。七変化舞踊,本名題「深山桜及兼樹振(ミヤマノハナトドカヌエダブリ)」の一。篠田金治作詞。1818年江戸都座初演。浄瑠璃「蘆屋道満大内鑑(アシヤドウマンオオウチカガミ)」の二段目「小袖物狂」の,安倍保名が恋人の形見の小袖を抱いて春の野を狂い歩くさまを舞踊化したもの。

やすね

やすね [2][0] 【安値】
(1)値段の安いこと。安い値段。
(2)取引で,一日とか一か月といった一定期間内で,最も安い値段。
⇔高値

やすね

やすね【安値】
a low price.

やすねびけ

やすねびけ [3][0] 【安値引け】
証券・商品取引所で,前場または後場の終わり値がその日の出来値のうち最も安いこと。
⇔高値引け

やすのかわ

やすのかわ 【安の河】
日本神話で,天上にあるという川。また,天の川。「―中に隔てて向ひ立ち/万葉 4125」

やすのわたり

やすのわたり 【安の渡り】
安の河の渡し場。「天の川―に舟浮けて秋立つ待つと妹に告げこそ/万葉 2000」

やすはら

やすはら 【安原】
姓氏の一。

やすはらていしつ

やすはらていしつ 【安原貞室】
(1610-1673) 江戸前期の俳人。名は正章(マサアキラ),号は一嚢(イチノウ)軒など。京都の紙商。貞徳の高弟で,師の没後その正統を自負。編著「氷室守(ヒムロモリ)」「正章千句」「玉海集」「かたこと」など。

やすぴか

やすぴか【安ぴかの】
showy;→英和
tawdry;→英和
gaudy.→英和
安ぴか物 a knickknack;→英和
a gimcrack.→英和

やすぴか

やすぴか [0] 【安ぴか】
安物に金めっきなどして高価そうに仕立てた物。

やすぶしん

やすぶしん【安普請】
a jerry building;a jerry-built house.

やすぶしん

やすぶしん [3] 【安普請】
安い費用で,また粗末な材料で家屋を建てること。また,その家。

やすぼったい

やすぼった・い [5] 【安ぼったい】 (形)
安っぽくて品(ヒン)がなく,粗末な感じだ。「―・い品」

やすまる

やすまる【休まる】
feel rested[at ease];be relieved.心の〜ときがない have no peace of mind.

やすまる

やすま・る [3] 【休まる・安まる】 (動ラ五[四])
心や体が落ち着いて楽になる。苦痛がおさまる。「気が―・る」「体が―・る」「日ごろよりは少し―・りたり/蜻蛉(上)」

やすみ

やすみ 【八隅】
〔枕詞「やすみしし」の「やすみ」に,万葉集で「八隅」と表記したことから生まれた語〕
四方八方のすみ。すみずみ。「―しるなをのがれて/新古今(仮名序)」

やすみ

やすみ [3] 【休み】
(1)やすむこと。休息。「―なく働く」
(2)仕事・勉強などをしない日・期間。「学校が―になる」「夏―」
(3)会社・学校などに出勤・出席しないこと。「風邪で―をとる」
(4)寝ること。就寝。「夜の―を知らせる鐘が鳴り渡つて/破戒(藤村)」
(5)「眠(ミン)」に同じ。
(6)斎宮の忌み詞(コトバ)で,病気のこと。

やすみ

やすみ【休み】
(1)[休息] <have[take]> a rest;→英和
a recess (休み時間);→英和
a break (中断);→英和
an intermission (中休み).→英和
(2)[休日]a holiday;→英和
a vacation (長期の);→英和
an off day[a day off](非番の日); <have> no school[class](学校が).
(3)[欠席] <be> absent.→英和

やすみしし

やすみしし 【八隅知し・安見知し】 (枕詞)
「わが大君」「わご大君」にかかる。「高光る日の御子(ミコ)―わが大君/古事記(中)」「―わご大君の大御舟/万葉 152」
〔原義不明。国の八隅を知ろしめす意とも,安らかに見そなわす意とも解されたらしい〕

やすみしる

やすみしる 【八隅知る】 (枕詞)
〔「やすみしし」の万葉集表記にひかれてできたもの〕
「やすみしし」に同じ。「―わがすべらぎの御世にこそ/玉葉(賀)」

やすみぢゃや

やすみぢゃや [3][4] 【休み茶屋】
休憩所とした茶屋。

やすみてぐら

やすみてぐら 【安幣帛】
〔幣(ヌサ)をほめたたえていう語〕
安らかなみてぐら。「―の足幣帛(タルミテグラ)と/祝詞(春日祭)」

やすみどころ

やすみどころ [4] 【休み所】
休息のための場所。休憩所。

やすみどし

やすみどし [3] 【休み年】
果樹が少ししか実を結ばない年。あい年。

やすみび

やすみび [3] 【休み日】
休みの日。休日。

やすみやすみ

やすみやすみ [4] 【休み休み】 (副)
(1)途中で何度も休みながら。何度も休憩をして。「―山を登る」
(2)よく熟慮して。考え考え。非難の意をこめて用いる。「冗談も―言え」「馬鹿も―言え」

やすむ

やすむ【休む】
(1)[休息]rest;→英和
have[take]a rest.(2)[中止]suspend;→英和
rest <from work> .
(3)[欠席]be absent <from> .
(4)[休暇]take a holiday.→英和
⇒休み.
(5)[就寝]go to bed;sleep.→英和
‖休め <号令> (Stand) at ease!

やすむ

やす・む [2] 【休む】
■一■ (動マ五[四])
〔「安し」と同源〕
(1)仕事や動作を中止して,体や心を楽にする。休憩する。休息する。「二時間働いたら一〇分―・むようにする」「―・まずに働いた」「急な山道を―・みながら登る」
(2)本来行くべき学校や勤めに行かない。「病気で学校を―・む」「会社を―・む」
(3)継続的・定期的に行なってきたことを一時とりやめる。「日記をつけるのを二週間ほど―・んだ」
(4)眠るために床につく。「毎晩九時には―・みます」
(5)病勢が衰える。なおる。「心ちの―・まず,まさる心ちのすれば/讃岐典侍日記」
[可能] やすめる
■二■ (動マ下二)
⇒やすめる

やすめ

やすめ [0][3] 【安め・安目】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
〔「め」は接尾語〕
(値段などが)いくぶん安い・こと(さま)。
⇔高め
「相場が―に推移する」
■二■ (名)
(1)安い値段。「―でいきますべい,乗てくんなさい/滑稽本・続膝栗毛」
(2)ひかえ目。謙遜。「其様に―をお言ひのが愛敬になつて/人情本・梅之春」

やすめ

やすめ [2] 【休め】
〔動詞「休む」の命令形から〕
■一■ (感)
気をつけの姿勢をやめて楽な姿勢をとらせる号令。「きをつけ。―」
■二■ (名)
休むように号令をかけること。また,その時の姿勢。「―の姿勢をとる」

やすめことば

やすめことば 【休め言葉】
平安時代末より中世にかけて使われた語で,「名にし負ふ」「人しなければ」の「し」のように,実質的意味はもたず,文中で語調を整える働きをする言葉。休め字。

やすめじ

やすめじ 【休め字】
⇒休め言葉(コトバ)

やすめどころ

やすめどころ [4] 【休め所】
(1)休息するところ。「細脛の―や夏の山(珍碩)/猿蓑」
(2)短歌の第三句。「あだ人の,といふ五文字(イツモジ)を―に打ちおきて/源氏(玉鬘)」

やすめる

やす・める [3] 【休める】 (動マ下一)[文]マ下二 やす・む
(1)活動を停止させる。「仕事の手を―・める」「羽を―・める」「筆を―・める」
(2)心身の疲れをとるようにする。「体を―・める」「心を―・める」
(3)静める。緩める。「恋しき心地しばし―・めて/土左」

やすめる

やすめる【休める】
rest (休息);→英和
take[have,give]a rest;set <one's mind> at ease[rest](心を).

やすもの

やすもの【安物】
a cheap article; <hunt for> a bargain.→英和
〜買いの銭失い Penny wise and pound foolish.

やすもの

やすもの [0] 【安物】
値段が安く,品質のよくない物。

やすもの=は高物

――は高物
「安物買いの銭失い」に同じ。

やすもの=買いの銭(ゼニ)失(ウシナ)い

――買いの銭(ゼニ)失(ウシナ)い
値段の安いものはそれだけ質も悪く長持ちしないから,かえって高いものにつく。

やすやす

やすやす 【痩す痩す】 (副)
〔動詞「やす」の終止形をかさねた語〕
非常にやせながら。「―も生けらばあらむをはたやはた鰻(ムナギ)を取ると川に流るな/万葉 3854」

やすやす

やすやす [3] 【安安】 (副)
苦しむことなく安楽に。平穏に。「―(と)老後を送る」

やすやす

やすやす [3] 【易易】 (副)
物事をいかにもやさしそうにするさま。簡単に。たやすく。「障害物を―(と)越える」

やすやす

やすやす【安々[易々]と】
easily;→英和
without difficulty[trouble];readily (快く).

やすやど

やすやど【安宿】
a cheap hotel[inn].

やすやど

やすやど [0] 【安宿】
宿泊料の安い宿屋。

やすら

やすら 【安ら】 (形動ナリ)
ゆったりとしたさま。「袂よく着よく肩よく小頸―に汝着せめかも/催馬楽」

やすらい

やすらい ヤスラヒ [0] 【休らい】
〔「休らう」の連用形から〕
(1)休むこと。休息。「しばしの心の―」
(2)ためらい。躊躇(チユウチヨ)。「―にだになくなりにたれば,いとかたしや/蜻蛉(下)」

やすらい

やすらい ヤスラヒ [3][0] 【安楽・夜須礼】
「やすらい祭り」に同じ。

やすらいばな

やすらいばな ヤスラヒ― [3] 【安楽花】
やすらい祭の囃子詞(ハヤシコトバ)。古風な装束をつけて,笛・太鼓・鉦(カネ)などを鳴らし,この語を唱えつつ踊る。

やすらいまつり

やすらいまつり ヤスラヒ― 【やすらい祭・安良居祭】
京都市北区の今宮神社で四月第二日曜日(もと陰暦三月一〇日)に行われる,疫病の神を鎮める祭礼。桜や椿で飾った風流傘を中心に,羯鼓(カツコ)を持った少年と鬼が「やすらい花や」の囃子詞(ハヤシコトバ)に合わせて踊りながら町を練る。[季]春。

やすらい祭

やすらいまつり ヤスラヒ― 【やすらい祭・安良居祭】
京都市北区の今宮神社で四月第二日曜日(もと陰暦三月一〇日)に行われる,疫病の神を鎮める祭礼。桜や椿で飾った風流傘を中心に,羯鼓(カツコ)を持った少年と鬼が「やすらい花や」の囃子詞(ハヤシコトバ)に合わせて踊りながら町を練る。[季]春。

やすらう

やすら・う ヤスラフ [3] 【休らう】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(1)休む。休息する。「木かげに―・う」
(2)ぐずぐずする。躊躇(チユウチヨ)する。「―・はで寝なましものを小夜ふけて/後拾遺(恋二)」
(3)足をとどめる。仮に滞在する。「ここに―・はむの御心も深ければうち休み給ひて/源氏(椎本)」
■二■ (動ハ下二)
ゆるめる。休める。「貞任くつばみを―・へ/著聞 9」

やすらか

やすらか [2] 【安らか】 (形動)[文]ナリ
(1)事件となるような事もなく平穏無事であるさま。「―な世」
(2)心配事もなく,心の穏やかなさま。「心―に眠る」「―な顔」
(3)たやすいさま。容易なさま。「―に結ひて参らせたりけるが/徒然 51」
(4)落ち着けるさま。無難に感じられるさま。「調度も昔覚えて―なるこそ/徒然 10」
(5)平易でわかりやすいさま。「文字の意味―にして/小説神髄(逍遥)」
[派生] ――さ(名)

やすらか

やすらか【安らかな】
peaceful;→英和
quiet;→英和
calm;→英和
<feel> at ease.〜に peacefully;→英和
quietly;→英和
calmly; <live> in peace.

やすらぎ

やすらぎ【安らぎ】
peace;→英和
quiet.→英和

やすらぎ

やすらぎ [0] 【安らぎ】
心がゆったりと落ち着いて穏やかなこと。「―の時」

やすらぐ

やすら・ぐ [3] 【安らぐ】 (動ガ五[四])
穏やかな気持ちになる。安らかになる。「気持ちが―・ぐ」
[可能] やすらげる

やすらけし

やすらけ・し 【安らけし】 (形ク)
安らかである。穏やかである。「平らけく―・く聞しめせと/祝詞(春日祭)」

やすり

やすり【鑢】
a file;→英和
a rasp (荒目の).→英和
〜をかける file.‖紙鑢 sandpaper.

やすり

やすり [0] 【鑢】
(1)鋼(ハガネ)の表面に細かい溝を刻み,焼き入れした工具。工作物の面を平らに削ったり,角(カド)を落としたりするのに用いる。形や目の切り方などによりいろいろ種類がある。「―をかける」
(2)謄写(トウシヤ)版の原紙を切る下敷。板状の鋼をやすりにしたてたもの。

やすりがみ

やすりがみ [3] 【鑢紙】
「紙鑢(カミヤスリ)」に同じ。

やすりばん

やすりばん [0] 【鑢板】
「がり版」に同じ。

やすりふん

やすりふん [3] 【鑢粉】
金・銀・スズなどの地金・切り金などをやすりでおろして細かな粉としたもの。蒔絵(マキエ)の材料に使う。

やすりょうりや

やすりょうりや【安料理屋】
a cheap restaurant.

やすんじる

やすんじる【安んじる】
be contented[satisfied] <with> ;be at ease[rest].安んじて contentedly;trustingly;at ease;in peace.

やすんじる

やすん・じる [4] 【安んじる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「安んずる」の上一段化〕
「安んずる」に同じ。「小市民的な幸せに―・じる」

やすんずる

やすん・ずる [4] 【安んずる】 (動サ変)[文]サ変 やすん・ず
〔形容詞「やすし」の語幹に「み」と動詞「す」の付いた「やすみす」の転〕
(1)やすらかになる。安心する。「難問が解決し―・じて寝ることができる」
(2)その状態のままで満足する。あまんじる。「現状に―・ずる」「小成に―・ずる」
(3)やすらかにする。やすめる。「如何してか…人民を―・じ候べき/太平記 35」
(4)軽く見る。あなどる。「汝が們(トモガラ)までおれを―・じをる/滑稽本・浮世床(初)」

やずり

やずり [0] 【矢摺り】
矢をつがえるところ。弓束(ユヅカ)の上の矢の摺りあたる所。
→弓

やせ

やせ [0] 【痩せ・瘠せ】
やせること。また,やせた人。

やせ

やせ 【八瀬】
京都市左京区の地名。比叡山西麓,高野川の清流に臨み,北の大原とともに洛北の景勝地。
→八瀬童子

やせ=の大食い

――の大食い
やせているのに,大食であること。また,やせている人の方がかえって多く食べるということ。

やせい

やせい 【野生】
■一■ [0] (名)スル
(1)動植物が山野に自然に生育していること。「―の根菜類」「鹿が―している場所」
(2)人が,教育などによって教えられずに,まったく自然のまま生まれ育つこと。
■二■ [1] (代)
一人称。男子が自分のことを謙遜していう語。小生。拙者。[書言字考節用集]

やせい

やせい [0] 【野性】
(野生動物の)生まれたままの荒っぽい性質。教育などによって変えられていない,本能のままの性質。

やせい

やせい【野性】
wild nature.〜的 wild;→英和
rough;→英和
savage.→英和
‖野性美 unpolished beauty.

やせい

やせい【野生の】
wild.→英和
〜する grow wild.→英和
‖野生植物(動物) a wild plant (animal).

やせいがた

やせいがた [0] 【野生型】
表現型の一。あるいはその表現型をもつ遺伝子。生物のもつ個々の遺伝形質において,突然変異によって新しい変異型が種内に見られるとき,元からあって最も普遍的なものをいう。正常型。

やせいてき

やせいてき [0] 【野性的】 (形動)
人工によらない,動物的な本能のままであるさま。粗野であるが力強さを感じさせるさま。「―な魅力」

やせいのよびごえ

やせいのよびごえ 【野性の呼び声】
〔原題 The Call of the Wild〕
ジャック=ロンドンの小説。1903年刊。カリフォルニアで大切に飼われていた犬がアラスカへ連れ去られ,元来の野性を取り戻して狼の群れを率いるに至る。隔世遺伝をテーマとし,美しい自然描写で知られる。「荒野の呼び声」とも。

やせいみ

やせいみ [2] 【野性味】
自然のままのおもむき。「―豊かな人」

やせうで

やせうで [0] 【痩せ腕】
(1)やせて細い腕。
(2)生活力や力量の乏しい腕前。細腕。

やせうで

やせうで【痩せ腕】
<support a family on> one's limited[small]income.

やせうま

やせうま【痩せ馬】
a lean horse;a jade.→英和

やせうま

やせうま [0] 【痩せ馬】
やせた馬。

やせおとこ

やせおとこ [3] 【痩せ男】
(1)やせた男。
(2)能面の一。地獄の責め苦でやせ衰えた男の相を表す。「阿漕(アコギ)」「藤戸(フジト)」「善知鳥(ウトウ)」「通小町(カヨイコマチ)」などのシテに用いる。
痩せ男(2)[図]

やせおとろえる

やせおとろ・える [6][5] 【痩せ衰える】 (動ア下一)[文]ハ下二やせおとろ・ふ
やせて衰弱する。「見る影もなく―・える」

やせおとろえる

やせおとろえる【痩せ衰える】
become[be]thin[skinny];be reduced to a skeleton.→英和

やせおんな

やせおんな [3] 【痩せ女】
(1)やせた女。
(2)能面の一。地獄の責め苦でやせ衰えた女の相を表す。「定家」「砧(キヌタ)」などのシテに用いる。

やせがた

やせがた【痩せ形の】
<a man> of slender build.

やせがた

やせがた [0] 【痩せ形・痩せ型】
やせた体つき。「―の男」

やせがまん

やせがまん【痩せ我慢】
false courage.〜する never admit defeat.

やせがまん

やせがまん [3] 【痩せ我慢】 (名)スル
苦しいのを我慢して,平気な顔をしてみせること。やせが。「無理に―する」

やせがれる

やせが・れる 【痩せ枯れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 やせが・る
やせ細って,勢いがなくなる。

やせき

やせき [0] 【野蹟・野跡】
小野道風の筆跡。

やせぎす

やせぎす【痩せぎすの】
slim;→英和
slender;→英和
skinny.→英和

やせぎす

やせぎす [0] 【痩せぎす】 (名・形動)[文]ナリ
体がやせて骨ばって見える・こと(さま)。また,そのような人。「―な体」「―な女性」

やせこける

やせこける【痩せこける】
become[be]thin;→英和
lose flesh.痩せこけた thin;lean;→英和
skinny.→英和

やせこける

やせこ・ける [4] 【痩せこける】 (動カ下一)[文]カ下二 やせこ・く
やせて骨ばる。ひどくやせる。「病気で―・ける」

やせさらばえる

やせさらば・える [6] 【痩せさらばえる】 (動ア下一)
ひどくやせて衰える。やせさらぼう。「―・えた捨て犬」

やせじし

やせじし [0] 【痩せ肉】
やせて肉付きの悪いこと。やせていること。「―の,色の蒼白い嘉助の様子を/高瀬舟(鴎外)」

やせじょたい

やせじょたい [3] 【痩せ所帯】
貧しい所帯。貧乏所帯。

やせずね

やせずね [2] 【痩せ臑】
やせたすね。やせはぎ。細ずね。

やせた

やせた【痩せた】
thin;→英和
lean;→英和
skinny;→英和
[土地が]poor;→英和
barren;→英和
sterile.→英和

やせち

やせち【痩せ地】
barren[sterile]soil.

やせち

やせち [0] 【痩せ地】
地味がやせていて,作物の育ちにくい土地。

やせっぽ

やせっぽ [4][0] 【痩せっぽ】
「やせっぽち」に同じ。

やせっぽち

やせっぽち【痩せっぽち】
a skinny person.

やせっぽち

やせっぽち [4] 【痩せっぽち】
やせて弱々しそうな人。

やせつ

やせつ [1] 【野拙】 (代)
一人称。男子が自分のことを謙遜していう語。野生。拙者。小生。迂拙。「―には悦び大形ならず候/芭蕉書簡」

やせつち

やせつち [0] 【痩せ土】
地味の豊かでない土地。瘠土(セキド)。

やせどうじ

やせどうじ [3] 【八瀬童子】
朝廷の儀式などで,比叡山西麓の八瀬より召される牛飼童,また,駕輿丁(カヨチヨウ)の称。

やせひじ

やせひじ [0] 【痩せ肘】
やせ細ったひじ。

やせひじ=を張る

――を張・る
虚勢をはる。やせ我慢をする。

やせほうし

やせほうし [3] 【痩せ法師】
(1)やせた僧侶。また,僧侶をののしっていう語。
(2)やせた人。やせっぽち。

やせほうし=の酢好み

――の酢好み
〔酢を多くとるとやせるというのに,やせた人が好むことから〕
ふさわしくない物を好むこと。

やせほそる

やせほそ・る [4] 【痩せ細る】 (動ラ五[四])
やせて細くなる。「胃が悪くて―・る」

やせほそる

やせほそる【痩せ細る】
⇒痩せこける.

やせまつ

やせまつ 【痩松】
⇒金藤左衛門(キントウザエモン)

やせめ

やせめ [0] 【痩せ目】
漆器の塗り法の一。素地の木質が木目の部分だけを高く残して収縮し,その表面に凹凸を表した塗り物。木痩(キヤセ)。

やせやせ

やせやせ 【痩せ痩せ】 (形動ナリ)
ひどくやせているさま。「いたう酔ひしれてをる顔つき,いと―なり/源氏(乙女)」

やせやま

やせやま [0] 【痩せ山】
地味がやせていて,木などの育たない山。

やせやま=の雑木(ゾウキ)

――の雑木(ゾウキ)
取るに足りないもののたとえ。

やせる

やせる【痩せる】
[からだが]become[grow]thin;lose flesh;[土地が]become sterile[impoverished].

やせる

や・せる [0] 【痩せる・瘠せる】 (動サ下一)[文]サ下二 や・す
(1)体の肉が落ちて細くなる。
⇔太る
⇔肥える
「病気で―・せる」「少し―・せて細やかなるぞよき/枕草子 53」
(2)土地に植物を生長させる力がなくなる。
⇔肥える
「―・せた土地」

やせろうにん

やせろうにん [3] 【痩せ浪人】
貧しくみすぼらしい浪人。かすろうにん。

やせん

やせん [0] 【野戦】
(1)山野で行う戦い。また,要塞の攻防以外の陸上戦。
(2)戦闘をしている所。戦場。

やせん

やせん [0] 【矢銭・箭銭】
〔矢の費用の意〕
戦国時代,幕府や大名が課した軍用金。

やせん

やせん [0][1] 【夜戦】
夜に行われる戦い。夜間の戦闘。

やせん

やせん [1][0] 【野選】
〔「野手選択」の略〕
野球で,打球を捕った野手が,一塁で打者走者をアウトにできるのに,前の走者をアウトにしようとして,両者ともセーフにしてしまうこと。フィルダーズ-チョイス。

やせん

やせん【野戦】
field operations.野戦病院 a field hospital.

やせんかんわ

やせんかんわ 【夜船閑話】
仮名法語。白隠慧鶴著。一巻。1757年(宝暦7)刊。過度の修行による病気を治す方法として内観という瞑想法が紹介されている。

やせんびょういん

やせんびょういん [4] 【野戦病院】
戦場の後方に設け,戦線の傷病兵を一時収容して治療する病院。

やぜん

やぜん [0][1] 【夜前】
きのうの夜。昨晩。「―の雨」

やそ

やそ [1] 【野鼠】
野原にすむねずみ。のねずみ。

やそ

やそ 【耶蘇】
(1)イエス-キリスト。
(2)転じて,キリスト教。また,キリスト教徒。「―者曰く,天は円なり,地もまた円なり/排耶蘇」
〔イエスの中国音訳「耶蘇」の音読み。イエズス会士らによる漢文布教書の流入により,教会外で用いられ始めた〕

やそ

やそ 【八十】
〔「そ」は十の意〕
十の八倍の数。はちじゅう。また,数が多いこと。「百(モモ)伝ふ―の島廻(シマミ)を漕ぎ来れど/万葉 1711」

やそう

やそう [0] 【夜窓】
夜のまど。

やそう

やそう [0] 【野叟】
田舎のおやじ。村の老翁。野翁。野老。

やそう

やそう [0] 【野葬】
(1)野に葬ること。
(2)死体を林野に置き放しにする葬法。林葬。

やそう

やそう【野草】
wild grass[herbs].

やそう

やそう 【野僧】
■一■ [0] (名)
田舎の僧。
■二■ [1] (代)
一人称。僧侶が自分のことを謙遜していう語。拙僧。野衲(ヤノウ)。[書言字考節用集]

やそう

やそう [0] 【野草】
山野に生える草。のぐさ。

やそうきょく

やそうきょく【夜想曲】
a nocturne.→英和

やそうきょく

やそうきょく ヤサウ― [2] 【夜想曲】
⇒ノクターン

やそうじ

やそうじ 【八十氏】
たくさんの氏族。「―の戴くものものなれば久しけれどもまづは頼もし/忠見集」

やそうばくげん

やそうばくげん 【野叟曝言】
中国清代の小説。夏敬渠著。二〇巻。一五四回。康煕年間(1662-1722)に成立。文武の才を兼備した主人公が,天下に出遊し,英雄を物色し,賊を平定して天子に賞される。

やそかい

やそかい 【耶蘇会】
イエズス会の中国での呼称。

やそがみ

やそがみ 【八十神】
多くの神々。大勢の神。「大国主神の兄弟,―坐しき/古事記(上訓)」

やそきょう

やそきょう [0] 【耶蘇教】
キリスト教の異名。

やそくに

やそくに 【八十国】
(1)多くの国。「国の―,島の八十島を生みたまひ/祝詞(鎮火祭)」
(2)多くの国の人。「―は難波に集ひ舟飾我(ア)がせむ日ろを見も人もがも/万葉 4329」

やそくま

やそくま 【八十隈】
(1)多くの曲がり角。「我が行く川の川隈の―おちず万たびかへり見しつつ/万葉 79」
(2)多くの隈。「月は,鏡の山の峯に清て,八十の湊の―もなくておもしろ/読本・雨月(夢応の鯉魚)」

やそさか

やそさか 【八十坂】
(1)多くの坂。
(2)八〇歳。やそじ。

やそしま

やそしま 【八十島】
(1)多くの島。「国の八十国,島の―を生みたまひ/祝詞(鎮火祭)」
(2)「八十島祭」の略。

やそしまがくる

やそしまがく・る 【八十島隠る】 (動ラ四)
たくさんの島の間を縫うように進む。「海原を―・り来ぬれども/万葉 3613」

やそしまくだり

やそしまくだり 【八十島下り】
八十島祭の使いとして京より難波に下ること。「―に三位して/平治(上)」

やそしままつり

やそしままつり 【八十島祭】
中古,大嘗祭(ダイジヨウサイ)の翌年,勅使を難波津に遣わして住吉神・大依羅神(オオヨサミノカミ)・海神・垂水神(タルミノカミ)・住道神(スムジノカミ)をまつり,国の発展と安泰を祈った儀式。多く,乳母(メノト)である典侍(ナイシノスケ)を勅使にあてた。八十島神祭。

やそしまめぐり

やそしまめぐり 【八十島巡り】
(1)たくさんの島を巡り歩くこと。
(2)八十島詣でをすること。「―にすみよしにてよめる/月詣集」

やそしまもうで

やそしまもうで [5] 【八十島詣で】
八十島祭に詣でること。

やそしゅう

やそしゅう [2] 【耶蘇宗】
キリスト教。

やそじ

やそじ [0] 【八十路・八十】
八〇。また,八〇歳。80年。「―の坂を越える」

やそのこころ

やそのこころ 【八十の心】
あれこれと思い乱れる心。「もののふの―を天地に思ひ足らはし/万葉 3276」

やそむら

やそむら 【八十村】
姓氏の一。

やそむらろつう

やそむらろつう 【八十村路通】
⇒ろつう(路通)

やそよろず

やそよろず 【八十万】
非常に数の多いこと。「乃ち―の神を天の高市に合(アツ)め/日本書紀(神代下訓)」

やぞ

やぞ (連語)
〔係助詞「や」に係助詞「ぞ」の付いたもの。中古前期の語〕
文末にあって,推量の助動詞「む」「らむ」「けむ」などに付く。
(1)疑問または詠嘆の意を表す。「はかなくて同じ心になりにしを思ふがごとは思ふらむ―/後撰(恋一)」「沢水に老いぬる影を見るたづの鳴く音雲ゐにきこゆらむ―/兼盛集」
(2)反語の意を表す。「夏ごろも有りしながらに冬の夜のせなとし寝なば寒からむ―/好忠集」

やぞう

やぞう [2] 【弥蔵】
懐手をして握りこぶしを作り,肩をつき上げるようにした恰好(カツコウ)。江戸時代の職人や博打(バクチ)うちなどの風俗。

やた

やた 【八咫】
〔「やあた」の転。「咫(アタ)」は長さの単位〕
大きいこと。長いこと。「中枝には―の鏡を懸け/日本書紀(神代上訓)」

やたい

やたい [1] 【屋台・屋体】
(1)「やたいみせ(屋台店)」に同じ。
(2)小さな家の形をした台で,中に御神体をまつり,移動できるようにしたもの。祭礼の曳き物としても用いる。
(3)舞台装置の一種。建物に見せるもので,その上で人が立居できるようにしてあるものをいう。
(4)家。特に,小さくて粗末な家。「―共に馬足にかけ,微塵にするが/浄瑠璃・栬狩」
(5)祭礼の時に,踊りなどをする台。踊り屋台。

やたい

やたい【屋台】
a stall (店);→英和
a stand.→英和

やたいくずし

やたいくずし [4] 【屋台崩し】
舞台上の建物が,崩れ落ちるさまを見せる仕掛け。また,その場面。

やたいち

やたいち [2] 【弥太一】
〔「弥太」は豆腐の異名,「六弥太」の略〕
煮売屋で,豆腐に酒一合の意の符丁。また,居酒屋・煮売酒屋の異名。「―で日を暮して酩酊(グズ)になり/歌舞伎・勧善懲悪覗機関」

やたいばやし

やたいばやし [4] 【屋台囃子】
⇒馬鹿囃子(バカバヤシ)

やたいぼね

やたいぼね【屋台骨】
[建物の]a framework;→英和
a foundation.→英和

やたいぼね

やたいぼね [0][2] 【屋台骨】
(1)屋台の骨組み。家屋の骨組み。
(2)家庭・組織などを支えるもの。「一家の―となる」「―がぐらつく」

やたいみせ

やたいみせ [2] 【屋台店】
(1)路傍や空き地などに屋根のある台を設け,やきとり・おでんなど,簡単な飲食物を供する大衆的な店。屋台。
(2)屋根つきの車で,移動しながら簡単な飲食物を商う店。屋台。

やたがらす

やたがらす [3] 【八咫烏】
(1)記紀,風土記の所伝に見える烏。神武天皇東征の途中,熊野から大和への道に迷った時に天上より派遣され,道案内をした烏。神皇産霊尊(タカミムスヒノミコト)の孫である鴨建角身命(カモタケツノミノミコト)の化身と伝えられ,奈良の八咫烏神社にまつられる。やたのからす。
(2)中国の伝説で,太陽の中にいるという三本足の烏。やたのからす。[和名抄]

やたけ

やたけ 【弥猛】 (形動ナリ)
盛んに勇み立つさま。はやりにはやるさま。「心は―に燥(ハヤ)れども/近世紀聞(延房)」

やたけび

やたけび [2] 【矢叫び】
「やさけび(矢叫)」に同じ。

やたて

やたて [3] 【矢立て】
(1)矢を入れる容器。箙(エビラ)・胡簶(ヤナグイ)など。
(2)「矢立ての硯」の略。
(3)携帯用の筆記道具。筆を入れる筒の先に墨壺(スミツボ)をつけたもので,帯に挟む。
矢立て(3)[図]

やたて

やたて【矢立】
an inkhorn.→英和

やたてのすずり

やたてのすずり 【矢立ての硯】
矢立て{(1)}に入れて陣中などに携行した小さな硯。

やたのかがみ

やたのかがみ 【八咫の鏡】
〔大きな鏡の意〕
三種の神器の一。天照大神が天の岩戸にこもったとき,奉ったという鏡。伊勢神宮の内宮に御神体として奉斎され,模造のものが宮中の賢所(カシコドコロ)に奉安される。やたかがみ。

やたのからす

やたのからす 【八咫の烏】
⇒やたがらす(八咫烏)

やたば

やたば [1] 【矢束】
(1)矢の長さ。
→束(ソク)
(2)矢を束ねたもの。

やたび

やたび [1] 【八度】
八回。また,多くの回数。

やたべ

やたべ 【矢田部】
姓氏の一。

やたべりょうきち

やたべりょうきち 【矢田部良吉】
(1851-1899) 植物学者・詩人。伊豆の人。コーネル大卒。号は尚令居士。東大教授ののち,東京高師校長・東京博物館長を歴任。主に植物分類学を研究し,科学として体系づけた。1882年井上哲次郎・外山正一らと「新体詩抄」を発行。著「日本植物図解」「日本植物篇」

やたら

やたら [0] 【矢鱈】
〔「矢鱈」は当て字〕
■一■ (形動)
秩序や節度のないさま。筋が通らないさま。むちゃくちゃ。むやみ。みだり。「―な事を言うな」「―に買い込む」
■二■ (副)
{■一■}に同じ。「―(と)騒ぐ」

やたら

やたら
〜に[無差別に]indiscriminately;→英和
at random;recklessly (乱暴に);→英和
thoughtlessly (考えなく);→英和
[過度に]unduly;→英和
excessively.→英和

やたらじま

やたらじま [0] 【矢鱈縞】
配色や幅が不規則な縞模様。乱縞。

やたらづけ

やたらづけ [0] 【矢鱈漬(け)】
何種類もの野菜を刻んで漬けた漬物。

やだ

やだ
〔焼き物のきずの意〕
弱点。欠点。「日頃―のある此の嘉平次/浄瑠璃・生玉心中(中)」

やだい

やだい [0] 【矢代】
笠懸・犬追物などで,射手を二組に分けるのに,射手の矢をくじ代わりに用いること。各射手から矢を一本ずつ出させ,これを二本ずつ手に取り交差するようにふり落として上矢と下矢とを決めて組を編成する。

やだいく

やだいく [2] 【家大工】
家を建てることを専門とする大工。宮大工・船大工などに対していう。

やだいじん

やだいじん [2] 【矢大臣・矢大神】
(1)神社の随身門の左右に安置されている,随身の装束をした二神像の俗称。また特に,向かって左方の弓矢をもっている神像。
(2)店先で腰かけて酒を飲ませる店。居酒屋で空樽(カラダル)に腰かけて酒を飲んでいる人。また,居酒屋。「おらあ角の―で一合ときめよう/滑稽本・客者評判記」

やだいじんもん

やだいじんもん [4] 【矢大臣門】
神社の随身門の俗称。

やだけ

やだけ [1] 【矢竹・箭竹】
(1)矢に用いる竹。矢柄。篦(ノ)。
(2)イネ科の大形のササ。山地に生える。稈(カン)は径約1センチメートル,高さ3〜4メートルになり,節間は長く節は低い。葉は枝先付近に互生し,披針形。稈は矢柄とする。矢篠(ヤジノ)。シノベ。

やだね

やだね [2][1] 【矢種】
矢立て{(1)}に盛ってある矢。「―が尽きる」

やだま

やだま [0] 【矢玉・矢弾】
矢と弾丸。「―の中を進む」

やち

やち [1] 【谷・谷地】
(東日本で)湿地帯。低湿地。たに。やつ。やと。「―田」

やち

やち [1] 【野致】
田舎らしい味わい。ひなびた趣。野趣。

やち

やち [1] 【家地・屋地】
〔「やじ」とも〕
家屋と土地。また,屋敷の土地。

やち

やち 【八千】
はっせん。また,数がきわめて多いこと。多く,他の語の上に付けて複合語として用いられる。「―種(グサ)」「―年(トセ)」「―代(ヨ)」

やちくさ

やちくさ [2] 【八千草】
〔「やちぐさ」とも〕
たくさんの草。

やちくさ

やちくさ 【八千種】
たくさんの種類。「―に草木花咲き鳴く鳥の声も変はらふ/万葉 4166」

やちさんご

やちさんご [3] 【谷地珊瑚】
アッケシソウの別名。

やちだも

やちだも [0] 【谷地だも】
モクセイ科の落葉高木。トネリコ類の一種で,中部地方以北の山地の湿地に生える。枝は太く,淡褐色。葉は大形の羽状複葉で,中軸に褐色の綿毛が密生。春,開花。果実は群がってつき,披針形の翼(ヨク)がある。心材は淡黄褐色で,材面には時に美しい杢(モク)が現れる。建築・家具・器具・運動具材など用途が広い。

やちとせ

やちとせ 【八千歳】
八千年。また,非常に長い年数。八千代。「―に生(ア)れつかしつつ/万葉 1053」

やちねずみ

やちねずみ [3] 【谷地鼠・野地鼠】
齧歯(ゲツシ)目ネズミ科ヤチネズミ属の哺乳類の総称。頭胴長11センチメートル内外,尾長5センチメートル内外の野ネズミ。背面は黄褐色で,腹面は白い。植物質のものを食べる。北半球北部に広く分布。北海道にはエゾヤチネズミ・ミカドネズミほかがいる。

やちほこのかみ

やちほこのかみ 【八千矛神】
大国主神(オオクニヌシノカミ)の別名。

やちまた

やちまた 【八衢】
道が八つにも分かれる所。また,数多くの方向に分岐する所。「天の―に居て/古事記(上訓)」

やちまた

やちまた 【八街】
千葉県中部の市。下総台地にあり,近世は馬の放牧地。落花生の産地。

やちやなぎ

やちやなぎ [3] 【谷地柳】
ヤマモモ科の落葉小低木。本州北部の湿原や北海道の低地に群生。葉は密に互生し,狭卵形で上半に鋸歯がある。雌雄異株で,春,楕円形の花穂をつけ,果実は核果で小さい。蝦夷(エゾ)山桃。

やちゅう

やちゅう [1][0] 【夜中】
夜の間。夜分。よる。

やちゅうじ

やちゅうじ 【野中寺】
⇒のなかでら(野中寺)

やちゅうゆうこう

やちゅうゆうこう [4] 【夜中遊行】
夢遊病。

やちょ

やちょ [1] 【野猪】
いのしし。

やちょ=にして介するもの

――にして介するもの
〔「介」は鎧(ヨロイ)の意〕
イノシシに鎧を着せたような,むこうみずな人のたとえ。猪武者(イノシシムシヤ)。

やちょう

やちょう [0] 【夜鳥】
(1)「夜禽(ヤキン)」に同じ。
(2)夜鳴く鳥。

やちょう

やちょう【野鳥】
a wild bird.‖野鳥観察 bird-watching.

やちょう

やちょう [0] 【野帳】
考古学・人類学・民俗学・地理学などの野外調査で,発掘・観察・聞き取り・実測などの事項を記録する手帳。フィールド-ノート。
→のちょう(野帳)

やちょう

やちょう [0] 【野鳥】
野生の鳥。野山にすんでいる鳥。

やちょく

やちょく [0] 【夜直】
夜の当直。宿直。

やちよ

やちよ [1] 【八千代】
非常に永い年代。「千代に―に」

やちよ

やちよ 【八千代】
(1)千葉県北部,下総台地西部の市。住宅団地や工業団地が開発されている。
(2)茨城県南西部,結城(ユウキ)郡の町。
(3)兵庫県中部,多可郡の町。播州織を生産。
(4)広島県中部,高田郡の町。北東部に可愛(エノ)川をせき止めた八千代湖(土師ダム)がある。

やちよこくさいだいがく

やちよこくさいだいがく 【八千代国際大学】
私立大学の一。1987年(昭和62)設立。本部は千葉県八千代市。

やちよじし

やちよじし 【八千代獅子】
地歌・箏曲の一。園原勾当作詞。もと尺八曲で,胡弓曲を経て藤永検校が三味線に編曲してから好まれ,箏にも編曲された。平易で弾き映えする三段の手事が中心。

やちん

やちん【家賃】
a (house) rent.→英和
〜が高い(安い) The rent is high (reasonable).〜が滞る be behind with one's rent.〜を上げる(下げる) raise (lower) the rent.

やちん

やちん [1] 【家賃】
家や部屋の借り賃。たなちん。

やっ

やっ [1] (感)
(1)急に動作を起こしたり,力を入れたりする時に発する語。「―と掛け声をかける」
(2)驚いた時に発する語。「―,しまった」
(3)軽い挨拶(アイサツ)の語。「―,先日はどうも」
(4)応答の語。「牛よと呼びたれば,―と答へて出ぞ/史記抄 16」

やっか

やっか ヤククワ [1] 【薬禍】
薬の副作用によって起こる障害などの災難。薬害。

やっか

やっか【薬価】
medical charges.

やっか

やっか ヤククワ [0] 【薬科】
薬学に関する学科。薬学科。「―大学」

やっか

やっか ヤク― [1][0] 【薬価】
(1)薬の値段。「―基準」
(2)医者に支払う代金。薬代。

やっかい

やっかい ヤク― [0] 【訳解】 (名)スル
外国語の文章や古文を翻訳し,解釈すること。また,そのもの。やくかい。「『民約論』を―して出版する」

やっかい

やっかい【厄介な】
troublesome;→英和
annoying;→英和
difficult.→英和
〜になる depend on <a person> ;live on <a person> (居候);stay with <a person> .〜をかける trouble;→英和
give <a person> trouble;bother.→英和
〜払いをする get rid <of a nuisance> .‖厄介もの a burden;a nuisance;a white elephant.

やっかい

やっかい ヤク― [1] 【厄介】 (名・形動)
(1)面倒で手間のかかること。迷惑なこと。また,そのさま。「―をかける」「―な仕事を引き受ける」
(2)面倒をみること。世話すること。「御―になります」「一晩―になります」
(3)他家に寄食すること。また,その人。居候。食客。「それが奉公人でもなく,―でもなく,泊客でもなければ,万更預りものでもない/多情多恨(紅葉)」
(4)江戸時代,家長の傍系親族で扶養されている者。
[派生] ――さ(名)

やっかいばらい

やっかいばらい ヤク―バラヒ [5] 【厄介払い】 (名)スル
厄介者を追い払うこと。

やっかいもっかい

やっかいもっかい ヤク― [5] 【厄介もっかい】
厄介を強めていう語。「貧乏してもこんた衆のやつけえもつけえにやあならねえ/滑稽本・浮世風呂 2」

やっかいもの

やっかいもの ヤク― [0] 【厄介者】
(1)他人に迷惑をかける人。世話のやける人。
(2)食客。居候。やっかい。

やっかだいがく

やっかだいがく【薬科大学】
a college of pharmacy.

やっかみ

やっかみ
⇒妬(ねた)み,妬む.

やっかみ

やっかみ [0]
やっかむこと。「―半分の皮肉を言う」

やっかむ

やっか・む [3] (動マ五[四])
うらやむ。ねたむ。主に関東地方で用いる。「他人の昇進を―・む」

やっかん

やっかん【約款】
a stipulation;an article;→英和
a clause.→英和

やっかん

やっかん ヤククワン [0] 【約款】
(1)条約・契約などに定められている条項。「―に違反する」
(2)いくつかの契約を定型的に処理するため,あらかじめ作成した契約条項。保険約款・運送約款など。

やっかん

やっかん ヤク― 【薬缶】 ・ ヤククワン 【薬鑵】
「やかん(薬缶)」に同じ。「又は―などに化けたり/咄本・軽口大矢数」

やっき

やっき ヤク― [0] 【薬気】
薬のにおい。くすりのけ。

やっき

やっき【躍起となる】
get excited <about> ;be eager <to do> .〜となって eagerly;frantically;→英和
hysterically.→英和

やっき

やっき ヤク― [0] 【躍起】 (名・形動)[文]ナリ
はやってむきになること。必死になること。また,そのさま。「―になって弁明する」

やっき

やっき ヤク― [1] 【薬器】
(1)薬を入れる器。
(2)茶道具の一。薄茶を入れる器。{(1)}を転用したもの。扁平で裾がすぼみ,蓋は一文字か少し盛り上がる。

やっきょう

やっきょう ヤクケフ [0] 【薬莢】
銃砲の発射薬を詰める,底部に雷管を備えた筒。

やっきょう

やっきょう【薬莢】
a cartridge.→英和

やっきょく

やっきょく【薬局】
<米> a drugstore;→英和
<英> a chemist's[pharmacist's]shop;a pharmacy;→英和
a dispensary (病院の).→英和
日本薬局方 the Japanese Pharmacopoeia.

やっきょく

やっきょく ヤク― [0] 【薬局】
(1)薬剤師が薬の販売または授与の目的で調剤を行う場所。開設には知事の許可を受けなければならず,開設者自身が薬剤師であること,または管理のための薬剤師を置くことを必要とする。
(2)病院や診療所などで,薬剤を調合するところ。

やっきょくせい

やっきょくせい ヤク― [4][3] 【薬局生】
医院の薬局にいて調剤をする人。薬剤師。

やっきょくほう

やっきょくほう ヤク―ハウ [4][0] 【薬局方】
(1)その国の重要医薬品に対して一定の品質・強度・純度の基準を定めた規格書。
(2)「日本薬局方」の略。

やっこ

やっこ [0] 【奴】
〔「やつこ(奴)」の転。近世以降の語〕
■一■ (名)
(1)下僕。召し使い。しもべ。家来。「情欲の―となりて/当世書生気質(逍遥)」
(2)目下の者を卑しめて呼ぶ語。やつ。「口惜(クヤシ)い諢名をつけられて居る―でござりまする/五重塔(露伴)」
(3)「奴豆腐(ヤツコドウフ)」の略。
(4)「奴凧(ヤツコダコ)」の略。
(5)近世,武家の奴僕。撥鬢(バチビン)頭・鎌髭(カマヒゲ)の姿で,日常の雑用の他,槍・挟み箱などを持って行列の供先を勤めた。中間(チユウゲン)。
(6)近世初期の侠客。男伊達(オトコダテ)。旗本奴と町奴があった。「喧�を買いに来れる―もあり/仮名草子・東海道名所記」
(7)遊女などが町奴の風をまねること。また,その遊女。「大坂屋の―みかさと名をのこしぬ/浮世草子・一代男 6」
(8)近世の刑罰の一。私娼・不義のあった武家の婦人などを一定年限,吉原で遊女として勤めさせたこと。また,その人。
(9)近世の身分刑の一。重罪人の妻子・関所破りの女などを捕らえ,獄中や希望者に与えて婢(ヒ)としたもの。
(10)近世の魚屋の符丁。二五〇文。「落い行つて―位なやつが/滑稽本・浮世風呂 4」
(11)「奴頭(ヤツコアタマ)」に同じ。「坊主頭を―にせりと言うてみたらば/浄瑠璃・千本桜」
→やつこ(奴)
■二■ (代)
三人称。人を卑しめののしっていう語。あいつ。やつ。「あの―も寔の幽霊だと思つて逃出しやあがつたのだ/人情本・梅之春」

やっこ

やっこ【奴】
[従者]a servant;→英和
a footman.→英和
〜さん[あいつ]that fellow; <話> that guy.

やっこ=を振る

――を振・る
奴が,槍・挟み箱などを持って供先を勤める時,左右の手を大きく振る。

やっこあたま

やっこあたま [4] 【奴頭】
(1)近世,武家の奴などの髪形。月代(サカヤキ)を広く深く剃り,両鬢(ビン)と後頭部に残した髪で髷(マゲ)を小さく結ったもの。
(2)江戸時代,幼児の髪置きの時,左右の耳の上と後頭部に髪を残し他を剃り落としたもの。また,その髪。「―を振りながら母様怖いと泣きゐたり/浄瑠璃・重井筒(上)」

やっこい

やっこ・い [3] 【柔い】 (形)
「やわらかい」に同じ。「生の―・いのをいま一皿くれんか/安愚楽鍋(魯文)」「『どうやらきつさうだね』『なには,―・い事いし』/洒落本・真女意題」

やっこう

やっこう ヤクカウ [0] 【薬効】
薬の効能。薬のききめ。

やっこおどり

やっこおどり [4] 【奴踊り】
伊達(ダテ)奴に扮(フン)して踊る踊り。歌舞伎や民俗芸能に見られる。

やっこことば

やっこことば [4] 【奴詞】
江戸前期,旗本奴や町奴などの用いた荒っぽい感じの言葉遣い。当時の関東方言にもとづくもの。「寒い」を「さむっこい」,「事だ」を「こんだ」,「言う」を「ほじゃく」という類。六方詞。

やっこさん

やっこさん [0] 【奴さん】
■一■ (名)
(1)折り紙細工の一。奴{■一■(5)}に模して折るもの。
(2)江戸末期に江戸で流行した端唄。花柳界のお座敷唄としてその踊りとともに広まった。源流は不明。
■二■ (代)
三人称。男性が同輩またはそれ以下の人を親しんで,または多少軽んじて呼ぶ語。あいつ。「―今ごろどうしているかな」

やっこしまだ

やっこしまだ [4] 【奴島田】
根の高く上がった島田髷(マゲ)。成人前の女性が結った。江戸中期から明治初期にかけて流行。
奴島田[図]

やっこそう

やっこそう [0] 【奴草】
ヤッコソウ科の多年草。シイノキの根に寄生。全体に白色。茎は肉質で高さ7センチメートル内外。質の厚い鱗片葉を数対対生し,鱗片葉は上方のものほど大きい。晩秋,茎頂に両性花を単生。宮崎市内海のものは特別天然記念物。

やっこだこ

やっこだこ [4] 【奴凧】
奴が筒袖を着て両腕を伸ばした恰好(カツコウ)につくったたこ。[季]春。

やっこどうじょうじ

やっこどうじょうじ ヤツコダウジヤウジ 【奴道成寺】
歌舞伎舞踊の一。長唄・常磐津。本名題「道成寺思恋曲者(コイハクセモノ)」。松本幸二作詞。1829年江戸中村座初演。「娘道成寺」の白拍子を狂言師として男に変えた趣向のもの。

やっこどうふ

やっこどうふ [4] 【奴豆腐】
四角に切った豆腐。また,冷奴のこと。やっこ。
〔その形が奴の着物の方形の紋に似ることからいう〕

やっこはいかい

やっこはいかい [4] 【奴俳諧】
江戸初期,江戸で流行した奴(男伊達)の詞を用いてよんだ俳諧。寛文七年刊「清十郎追善奴俳諧」(可徳編,定興判)などが知られる。

やっこひげ

やっこひげ [3] 【奴髭】
奴などの生やした,鎌(カマ)形にはねあげた口ひげ。かまひげ。

やっこもとゆい

やっこもとゆい [4] 【奴元結】
白くて太い元結。粋(イキ)好みの芸者などが根掛にも用いた。

やっこらさ

やっこらさ [1] (副)
力を入れるとき,大儀(タイギ)なことを行おうとするときなどに発する語。感動詞的にも用いる。「―と,腰をあげる」

やっさもっさ

やっさもっさ [1][4]
■一■ (副)スル
大勢でごった返すさま。また,大勢で争うさま。「―の大騒ぎ」「―している」
■二■ (名)
大騒ぎ。もめごと。いざこざ。「出るの,引くのと,―が発(オコ)つて/滑稽本・浮世風呂 2」

やっしゃる

やっしゃる (助動)
〔「やしゃる」の転。近世上方語〕
活用・意味・用法とも助動詞「やしゃる」に同じ。「霜先の銀用心時,気を付けて寝〈やつしやれ〉/浄瑠璃・男作五雁金」

やった

やった [3] (感)
ものごとが完成したり,成功したときに喜んで言うことば。「―,合格だ」

やっちゃ

やっちゃ (感)
(1)事がうまく運んだ時などに発する語。「―一角せしめんと/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
(2)役者などをほめる時の掛け声。「日本一の名人様― ―とほめる歌より/浄瑠璃・油地獄(上)」

やっちゃば

やっちゃば [0] 【やっちゃ場】
〔「やっちゃ」はせり市での掛け声〕
東京で青物市場のこと。

やっちゃ場

やっちゃば [0] 【やっちゃ場】
〔「やっちゃ」はせり市での掛け声〕
東京で青物市場のこと。

やっつ

やっつ [3] 【八つ】
「やつ(八)」に同じ。

やっつけしごと

やっつけしごと [5] 【遣っ付け仕事】
間に合わせのいいかげんな仕事。

やっつけしごと

やっつけしごと【やっつけ仕事】
a rough-and-ready work.

やっつける

やっつ・ける [4] 【遣っ付ける】 (動カ下一)
〔「やりつける」の転〕
(1)相手を打ち負かす。倒す。「けんかで相手を―・ける」
(2)「する」「やる」を強めていう語。一気に,ぞんざいにやってしまう。「宿題を―・けてから遊びに行く」
(3)飲む・食うの意を強めたりののしったりしていう。「爰で一盃―・けう/洒落本・当世穴知鳥」

やっつける

やっつける
attack (攻める);→英和
[負かす]beat;→英和
defeat;→英和
[処理する]finish (off);→英和
fix;→英和
kill (殺す).→英和

やっつけ仕事

やっつけしごと【やっつけ仕事】
a rough-and-ready work.

やっていく

やってい・く [0] 【遣って行く】 (動カ五[四])
(1)生活する。暮らす。「これでなんとか―・くしかない」
(2)仕事や交際などを続ける。「同僚とうまく―・く」
[可能] やっていける

やってくる

やってくる【やって来る】
come (over,along);→英和
Here[There]comes <the bus> ;[やがて]be coming;will soon be here;be near at hand.

やってくる

やって・くる [4] 【遣って来る】 (動カ変)
こちらへ近づいて来る。向かって来る。「向こうから―・くる人」

やってのける

やっての・ける [0] 【遣って退ける】 (動カ下一)
みごとにやる。普通の人はしないようなことをやりとげる。「苦もなく―・ける」

やってのける

やってのける
succeed <in> ;→英和
accomplish;→英和
carry through.

やってみる

やってみる【やって見る】
try;→英和
have a try <at> ;try one's luck <at> ;make an attempt <at> .→英和

やってゆく

やってゆく【やって行く】
get along;manage <to do> .→英和

やってられない

やってられない (連語)
あきれてしまって,今している事をやり続けることができないの意。「部長があれでは,とても―よ」

やって来る

やってくる【やって来る】
come (over,along);→英和
Here[There]comes <the bus> ;[やがて]be coming;will soon be here;be near at hand.

やって行く

やってゆく【やって行く】
get along;manage <to do> .→英和

やって見る

やってみる【やって見る】
try;→英和
have a try <at> ;try one's luck <at> ;make an attempt <at> .→英和

やっと

やっと [0] (副)
(1)長い時間を要して,またはさまざまな障害を克服して,それが実現するさま。「―できる」「これで―安心して眠れる」
(2)余裕がなく,かろうじて成り立っているさま。「バスに―間に合う」「―食べて行けるくらいの収入」

やっと

やっと
[ついに]at (long) last;at length;[かろうじて]barely;→英和
narrowly;→英和
with difficulty;just;→英和
only <in time> .→英和
〜生活して行く eke out one's living;make[earn]a bare living.

やっと

やっと (副)
(1)量が多いさま。たくさん。「あないなえい男は―はござりませんわいな/滑稽本・膝栗毛 8」
(2)ずっと。はるかに。「荷を持つ方が―気楽な/浄瑠璃・伊賀越道中双六」

やっと=の事で

――の事で
いろいろ苦心したあとで。どうにかこうにか。やっと。「―頂上にたどりついた」

やっと=の思いで

――の思いで
ようやくの思いで。「―借金を返す」

やっとう

やっとう [1]
〔掛け声「やっ」「とう」から〕
剣術・剣道の俗称。また,刀。「―が使える男」

やっとこ

やっとこ
(a pair of) pincers;→英和
nippers;pliers (針金切り).→英和

やっとこ

やっとこ [0] 【鋏】
手工具の一種。工作物をつまむのに用いるもの。やっとこばさみ。やとこ。

やっとこ

やっとこ [0] (副)
やっと。かろうじて。「―間に合う」

やっとこさ

やっとこさ
■一■ [0][5] (副)
やっとのことで。やっと。やっとこせ。「―終わった」
■二■ [1] (感)
力仕事をする時などに発する声。どっこいしょ。やっとこせ。

やっとこせ

やっとこせ
■一■ [0][5] (副)
「やっとこさ{■一■}」に同じ。
■二■ [1] (感)
「やっとこさ{■二■}」に同じ。

やっとな

やっとな (感)
動作を起こす時に発する掛け声。やっとこさ。「そりや起て,―/狂言・抜殻(虎寛本)」

やっぱ

やっぱ [0][3] (副)
「やっぱり」の転。「―やめにしとこう」「言つたなら―言つたにしておきな/柳多留 35」

やっぱし

やっぱし [3] (副)
「やっぱり」の転。「―だめだった」「是でも―懲(コ)りねえのさ/洒落本・深川手習草紙」

やっぱり

やっぱり [3] 【矢っ張り】 (副)
「やはり」を強めた語。多く話し言葉に用いる。「―そうだったのか」

やつ

やつ【奴】
a fellow;→英和
a chap;→英和
<米> a guy;→英和
〔代〕he;→英和
she.→英和

やつ

やつ [1] 【奴】
〔「やつこ(奴)」の略という〕
■一■ (名)
(1)人や動物を軽蔑していう語。「逃げた―をつかまえろ」
(2)物をさしていう俗な言い方。「大きい―で一杯くれ」
(3)形式名詞「こと」に相当する俗な言い方。「聞かれたくないという―だ」
■二■ (代)
三人称。他人を卑しめたり同輩以下の者を親しみをもって言ったりするのに用いる。あいつ。「―にはどうせわかるまい」

やつ

やつ [1] 【谷・谷津】
低地。たに。また,低湿地。やち。やと。「―七郷」「―田」
〔関東,特に鎌倉・下総地方でいう〕

やつ

やつ 【谷津】
姓氏の一。

やつ

やつ 【八つ】
(1) [2]
数の名。はち。八個。また,数の多いこと。やっつ。
(2) [1]
八歳。やっつ。
(3) [2]
昔の時刻の名。現在の午前と午後の二時頃。八つ時。やっつ。

やつあし

やつあし [0] 【八つ足・八つ脚】
(1)器物の足が八つあること。また,その物。
(2)「八つ足の机」の略。

やつあしのつくえ

やつあしのつくえ 【八つ足の机】
四対の足のある白木の机。神前に供物をする時や,儀式に用いた。やつあし。はっそくのつくえ。

やつあしもん

やつあしもん [4] 【八脚門】
門の形式の一。一重の門で,本柱四本の前後にそれぞれ控え柱が合わせて八本あるものをいう。大寺院や宮城の門に用いられる。東大寺転害門が代表例。はっきゃくもん。
八脚門[図]

やつあたり

やつあたり【八つ当りする】
be[get]cross with everybody.

やつあたり

やつあたり [0][3] 【八つ当(た)り】 (名)スル
怒りや不満を,関係のない人に向けて発散すること。「家族に―する」

やつお

やつお 【八つ峰】
数多くの峰。多くの山々。「あしひきの山つばき咲く―越え/万葉 1262」

やつお

やつお ヤツヲ 【八尾】
富山県南部,婦負(ネイ)郡の町。和紙製品を特産。九月一〜三日は「風の盆」といい,越中おわら節による夜を徹しての盆踊りが行われる。

やつおり

やつおり [0] 【八つ折り】
八つになるように折ること。中央から折ることを三回繰り返すこと。また,そのように折ったもの。

やつか

やつか 【八束】
〔「束」は指四本で握った幅の長さ〕
長いこと。「神世よりけふのためとや―穂に長田の稲のしなひそめけむ/新古今(賀)」

やつか

やつか 【矢束】
矢の長さ。矢は「束(ツカ)」を単位として長さをいう。「弓を―の有る限り引きしばりて/今昔 25」

やつか=を引く

――を引・く
長い矢をつがえて引く。「―・くこと十五束/保元(上)」

やつかはぎ

やつかはぎ 【八束脛】
〔すねの長い意〕
古く,大和朝廷に服属しない先住民族を蔑視していう。つちぐも。「国巣,俗の語に土蜘蛛,又―といふ/常陸風土記」

やつかひげ

やつかひげ 【八束鬚】
長くのびたひげ。「―心(ムネ)の前(サキ)に至るまで/古事記(上訓)」

やつかみずおみつののみこと

やつかみずおみつののみこと ヤツカミヅオミツノ― 【八束水臣津野命】
出雲の国土創造神。国引き神話の神。

やつがしら

やつがしら [3] 【戴勝】
ブッポウソウ目ヤツガシラ科の鳥。全長約25センチメートル。体は淡赤褐色で,翼と尾は黒地に白い斑紋がある。先端の黒い長い冠羽をもつ。ユーラシア中南部からアフリカに分布。日本には旅鳥として渡来するが,近年は長野県で少数が繁殖する。

やつがしら

やつがしら [3][0] 【八頭】
サトイモの一品種。親芋はよく肥大し,周囲に生じた芋と密着して直径10センチメートルほどのごつごつとした塊となる。葉は小さく,淡緑色。葉柄は短く,紫褐色。[季]秋。

やつがしら

やつがしら【八つ頭】
《植》a taro.→英和

やつがたけ

やつがたけ 【八ヶ岳】
長野県と山梨県の境にある火山群。赤岳(2899メートル)を最高峰とし,天狗岳・硫黄岳・横岳・編笠山など多くの峰からなる。天狗岳と硫黄岳の鞍部,夏沢峠を境に北を北八ヶ岳,南を南八ヶ岳と分けることがある。山麓は高冷地農業・酪農に利用される。八ヶ岳連峰。

やつがたけちゅうしんこうげんこくていこうえん

やつがたけちゅうしんこうげんこくていこうえん 【八ヶ岳中信高原国定公園】
長野県と山梨県にまたがる国定公園。八ヶ岳・蓼科山・美ヶ原高原などの山岳と湖沼・温泉などを含む。

やつがれ

やつがれ [0] 【僕】 (代)
〔「奴吾(ヤツコアレ)」の転。古くは「やつかれ」〕
一人称。自分自身をへりくだっていう。上代では男女ともに用いた。「亦―憂へまうす所なり/日本書紀(安閑訓)」
〔近世には,男性がやや改まった場で用い,明治以降は書生言葉などで用いられた〕

やつぎ

やつぎ [3] 【矢継(ぎ)】
前の矢を射たあと次の矢をつがえること。

やつぎばや

やつぎばや [0] 【矢継(ぎ)早】 (名・形動)[文]ナリ
(1)続けざまに素早く事を行う・こと(さま)。「―に質問を浴びせる」
(2)矢継ぎの早いこと。矢を続けて射る技の早いこと。また,そのさま。「―の手利き/平家 4」
〔(2)が原義〕

やつぎばや

やつぎばや【矢継ぎ早に】
in rapid succession.〜に質問する rain questions <on a person> .

やつぎり

やつぎり [0] 【八つ切り】
(1)一つのものを八つに切り分けること。
(2)写真で,感光材料の大きさの一。印画紙では二辺が約21.5センチメートルと約16.5センチメートルの大きさ。八つ切り判。

やつくち

やつくち [0] 【八つ口】
「身八つ口」に同じ。

やつこ

やつこ [0] 【奴・臣】
〔「家(ヤ)つ子」の意〕
■一■ (名)
(1)古代の賤民のうち,もっとも下級の奴隷。また,身分の卑しい者。「住吉の小田を刈らす児―かもなき―あれど妹がみためと私田刈る/万葉 1275」
(2)家来。下僕。「其の家に一人の―あり/今昔 2」
(3)ある物事に執着して心身の自由を奪われることをたとえていう。とりこ。「ますらをの聡き心も今はなし恋の―に我(アレ)は死ぬべし/万葉 2907」
(4)人や物をののしっていう語。やつ。「面忘れだにもえすやと手(タ)握りて打てども懲りず恋といふ―/万葉 2574」
■二■ (代)
一人称。自分をへりくだっていう語。やつがれ。「対へて曰さく,―は是国神なり/日本書紀(神武訓)」

やつこのつかさ

やつこのつかさ 【官奴司】
律令制で,宮内省に属して官戸・公奴婢(クヌヒ)の管理をつかさどった官司。808年主殿寮に合併。

やつこらま

やつこらま 【臣・奴・僕】
〔「ら」「ま」はともに接尾語〕
主君に仕える人。下僕。「市辺の天皇が御足末(ミアナスエ)―/播磨風土記」

やつざき

やつざき [0] 【八つ裂き】
ずたずたに裂くこと。「―にしてもあきたりないほど憎らしい」

やつざき

やつざき【八つ裂きにする】
tear <a person> limb from limb.

やつし

やつし [3] 【俏し・窶し】
(1)身をやつすこと。また,みすぼらしい姿。
(2)「やつしごと(俏事)」に同じ。
(3)しゃれること。めかすこと。また,その人。「一方(ヒトカタ)ならぬ御―と見たるも/不言不語(紅葉)」
(4)色男。やさ男。「おれがやうな―が出入りしたら/洒落本・空言の河」
(5)江戸で地口(ジグチ)をいう。

やつしがき

やつしがき [0] 【俏し書き】
字画を略したり,くずしたりして書くこと。また,その字。

やつしがた

やつしがた [0] 【俏し方】
歌舞伎で,俏し事を得意とする役者。また,その役柄。

やつしごと

やつしごと [5][0] 【俏し事】
(1)歌舞伎の和事の一種。若殿や大家の若旦那などが,没落したり勘当されたりして卑しい姿となっているさまを演ずるもの。
(2)恋のためにやつれること。また,色恋。「紅葉も風に―/常磐津・戻り駕」

やつしじ

やつしじ [3] 【俏し字】
俏し書きにした字。省略した字。

やつしろ

やつしろ 【八代】
熊本県中部,八代海に臨む市。球磨川河口の三角州上に位置する。近世,松井氏の城下町。石油基地・製紙・化繊などの諸工業が発達。藺草(イグサ)を特産。

やつしろかい

やつしろかい 【八代海】
熊本県南西岸と天草諸島・長島の間にある内海。東岸に八代・水俣などの工業都市が発達。不知火(シラヌイ)の名所。不知火海。

やつしろがい

やつしろがい [4] 【八代貝】
海産の巻貝。貝殻は球形で大きく,殻高約19センチメートル。殻口が大きい。殻表は淡褐色の地に白と黒褐色の斑紋がある。ウニ・ヒトデなどを食べる。食用。貝殻は貝細工の材料。北海道南部以南の浅海にすむ。ヤマドリガイ。

やつしろぐう

やつしろぐう 【八代宮】
熊本県八代市松江城町にある神社。祭神は懐良(カネナガ)親王・良成(ヨシナリ)親王。

やつしろそう

やつしろそう [0] 【八代草】
キキョウ科の多年草。九州の山地の草原に生え,また観賞用に栽培する。高さ約70センチメートル。夏から秋にかけ,青紫色の狭鐘形の花が茎頂に集まり上向きに咲く。

やつしろやき

やつしろやき [0] 【八代焼】
八代市高田(コウダ)で産する陶器。渡来人陶工尊楷(和名,上野(アガノ)喜蔵)が,寛永年間(1624-1644)に創業。肥後藩の御用窯で茶器を多く焼いた。白土象眼に特色がある。高田焼。平山焼。

やつす

やつ・す [2] 【窶す・俏す】 (動サ五[四])
(1)目立たないように形を変える。みすぼらしく装う。「旅の僧に身を―・す」
(2)やせるほど夢中になる。「恋に身を―・す」「憂き身を―・す」
(3)化粧する。顔を作る。「―・さずに濡れ事をする新五郎/柳多留 21」
(4)まねる。似せる。「姿は武家を―・せども,昔を残す詞くせ/浄瑠璃・一谷嫩軍記」
(5)一部を省略する。「―・して書けば仏の五体をやぶるとかや/浄瑠璃・三世相」
(6)出家する。剃髪する。「今はと―・し給ひし/源氏(宿木)」

やつす

やつす【窶す】
[変装]disguise oneself <as> ;be disguised <as> ;be absorbed <in> (浮身を).

やつだ

やつだ 【谷津田】
谷津にある湿田。谷地田(ヤチダ)。

やつぢ

やつぢ [0] 【八つ乳】
三味線に張った猫皮。また,猫皮を張った三味線。胴皮の乳のあとが表裏合わせて八個あるのでいう。「―の継三味線/浄瑠璃・長町女腹切(中)」
→四つ乳

やつで

やつで [0] 【八手】
(1)ウコギ科の常緑低木。暖地の近海の林に生え,庭木ともされる。枝は太く,上端付近に大形の葉を密に互生。葉は掌状に七〜九裂し質が厚く,柄が長い。初冬,白色小花が球状に集まって枝頂につく。果実は球形で黒く熟す。葉は民間でリューマチや咳の薬にする。テングノハウチワ。
〔「八手の花」は [季]冬〕
(2)「八つ手網」の略。

やつであみ

やつであみ [3] 【八つ手網】
漁具の一。四つ手網に,さらに四本手をつけたもの。八つ手。

やつでひとで

やつでひとで [4] 【八手海星】
海産のヒトデ。腕は細長く,長さ約6センチメートルで,普通は八本ある。背面は褐色の地に白・淡青色などの不規則な斑点がある。再生力が強い。海藻を食べる。本州中部以南に分布。

やつどき

やつどき 【八つ時】
「やつ(八){(3)}」に同じ。

やつなおひで

やつなおひで 【谷津直秀】
(1876-1947) 動物学者。東京生まれ。斬新な実験手法と,ヒモムシ・ウニ・ネズミなどの幅広い動物を用いて細胞生理学・内分泌学・実験発生学を進め,多大な成果を残した。記載と比較より分析と実証を重視する研究姿勢を示し,日本の動物学の中心を形態学・博物学から実験生理学へ移した。

やつはし

やつはし [2] 【八つ橋】
(1)庭園の池などで,幅の狭い板を数枚ジグザグに並べて架けた橋。
(2)和菓子の一。精白米粉を湯でこねて,砂糖・肉桂で味・香りをつけ蒸したものを,薄くのばして切ったもの。二つ折りにして餡(アン)を入れたものや,鉄板で焼いて煎餅にしたものがある。京都聖護院の名物。
(3)「八つ橋織り」の略。
(4)〔近世に「八橋流」の略から転じて〕
琴のこと。
八つ橋(1)[図]

やつはし

やつはし 【八橋】
愛知県知立(チリユウ)市内の地名。逢妻川の南部にあたる。「伊勢物語」第九段の故事以来,カキツバタの名所。業平塚・無量寿寺がある。((歌枕))
→八つ橋の

やつはしおり

やつはしおり [0] 【八つ橋織(り)】
表繻子(シユス)と裏繻子の組織を格子状に配した絹織物。もと,仙台藩の特産。羽織裏・夜具・コートなどに用いる。

やつはしけんぎょう

やつはしけんぎょう 【八橋検校】
(1614-1685) 俗箏(ゾクソウ)(箏曲)八橋流の開祖。磐城平(一説に豊前小倉)の人。中年まで京坂で三味線・胡弓の名手として活躍。のちに江戸で法水に筑紫箏(ツクシゴト)を学び,それを改編して箏組歌一三曲と段物(「六段」など)三曲を編作曲して俗箏を創始した。

やつはしの

やつはしの 【八つ橋の】 (枕詞)
「伊勢物語」の「そこを八橋といひけるは,水ゆく川の蜘蛛手(クモデ)なれば,橋を八つわたせるによりてなむ八橋といひける」の文から「くもで」にかかる。物思いの多いことのたとえ。「うちわたし長き心は―くもでに思ふことは絶えせじ/後撰(恋一)」

やつはしりゅう

やつはしりゅう 【八橋流】
箏曲の流派の一。俗箏(ゾクソウ)の最初の流派。一七世紀中葉に,八橋検校(ケンギヨウ)が筑紫箏(ツクシゴト)を改編して創始。一七世紀末以降,生田流はじめ多くの分派が生じ,それらの隆盛の中で,八橋流の称は次第に衰退した。末流の一部が信州松代の真田家に伝存する。

やつはながた

やつはながた [4] 【八つ花形】
中心の円の周囲に花弁のような稜(カド)が八つある文様。
八つ花形[図]

やつばち

やつばち [2] 【八つ桴・八つ撥】
(1)羯鼓(カツコ)の別名。「いつものごとく―をおん打ち候ひて/謡曲・花月」
(2)中世,羯鼓を前につけ,打ちながら踊った遊芸。[日葡]

やつばら

やつばら [2][0] 【奴原・奴儕】
〔「原」は当て字〕
複数の人を卑しめていう語。やつら。「不届きな―だ」

やつびょうし

やつびょうし [3] 【八拍子】
能の音楽(謡と囃子(ハヤシ))と舞における拍節上の基本単位。一クサリ(一単位)は八拍より成る。能の詞章・旋律・楽句・舞の型はすべてこれを基本単位として構成されるが,時には例外的な拍数(四・二・六など)の単位も交えられる。

やつぶさ

やつぶさ [2] 【八房】
トウガラシの一品種。果実は小さく,細くて上向きに密に多数つき,赤く熟する。ヤツブサトウガラシ。テンジクマモリ。テンジョウマモリ。

やつぶさうめ

やつぶさうめ [4] 【八房梅】
ザロンバイの別名。

やつぼ

やつぼ [1] 【矢壺・矢坪】
矢を射る時にねらいを定める所。やどころ。「―をはずす」

やつむねづくり

やつむねづくり [5] 【八棟造り】
形が複雑で棟が多く,破風も多い豪壮な屋根をもつ建物。近世の民家にみられ,神社では権現造りのものをいう。

やつめ

やつめ [1] 【奴め】
■一■ (名)
「やつ(奴)」をいっそう卑しめていう語。「つまらないことをする―だ」
■二■ (代)
三人称。他人を卑しめたり同輩以下の者を親しみをもっていう語。あいつめ。「―,また何かやらかしたな」

やつめ

やつめ [0] 【八つ目】
(1)目が八つあること。
(2)八番目。やっつめ。
(3)編み目や刻み目が多くあること。「―の荒籠/古事記(中訓)」
(4)「八目鰻」の略。
(5)「八つ目鏑」の略。

やつめうなぎ

やつめうなぎ [4] 【八目鰻】
ヤツメウナギ目の魚類の総称。円口類の一種で,体はウナギに似て細長く,一対の目と七対の鰓孔(サイコウ)とがすべて目のように見えるので「八つ目」といわれる。口は円形で吸盤状となり,他の魚に吸いついて鋭い歯で皮膚を破り,体液を吸う。北半球の温帯・寒帯に広く分布。日本にはスナヤツメ・カワヤツメなど五種いる。
八目鰻[図]

やつめうなぎ

やつめうなぎ【八目鰻】
《魚》a lamprey.→英和

やつめかぶら

やつめかぶら [4] 【八つ目鏑】
〔「八」は数の多い意〕
穴が多くあけられた鳴り鏑。また,それをつけた鏑矢。後世は実際に八穴とした。

やつめさす

やつめさす (枕詞)
〔多くの芽の伸び出す出藻の意とも,多くの藻の伸びる厳藻の意ともいう〕
地名「出雲」にかかる。「―出雲建(タケル)が佩(ハ)ける太刀/古事記(中)」

やつめらん

やつめらん [3] 【八つ目蘭】
ノキシノブの別名。

やつやつしい

やつやつし・い [5] 【窶窶しい】 (形)[文]シク やつやつ・し
ひどくやつれている。みすぼらしい。「艶の無い束髪や―・いほど質素な服装などが/家(藤村)」「禄をもくだされぬ程に―・しいぞ/毛詩抄 2」

やつよ

やつよ 【弥つ世】
多くの年。多くの世。やちよ。「あぢさゐの八重咲くごとく―にを/万葉 4448」

やつら

やつら [1] 【奴等】
■一■ (名)
複数の人を卑しめていう語。やつばら。「けしからん―だ」
■二■ (代)
三人称。複数の人を卑しめていう語。あいつら。「―気づいたらしいぜ」

やつらのまい

やつらのまい 【八佾の舞】
「はちいつ(八佾)」に同じ。

やつる

やつ・る 【窶る】 (動ラ下二)
⇒やつれる

やつれ

やつれ [3] 【窶れ】
(1)やつれること。やせおとろえること。「―が見える」「所帯―」
(2)服装などを目立たないものに変えること。「この頃の御―に設け給へる,狩の御装束/源氏(夕顔)」

やつれすがた

やつれすがた [4] 【窶れ姿】
病気などでやつれた姿。また,服装を地味に,目立たないようにした姿。

やつれる

やつ・れる [3] 【窶れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 やつ・る
(1)病気や心配事などのために,やせおとろえる。「長のわずらいで―・れる」
(2)おちぶれる。みすぼらしくなる。「かく―・れたるに,あなづらはしきにやと/源氏(明石)」
(3)目立たないようにしている。また,喪服姿になる。「網代車の昔,おぼえて―・れたるにて出で給ふ/源氏(若菜上)」

やつれる

やつれる【窶れる】
become thin;be worn out.窶れた worn-out;haggard.→英和

やつわり

やつわり [0] 【八つ割り】
(1)八つに割ること。八等分すること。
(2)四斗樽(シトダル)の八分の一の容量の樽。五升入る。

やづくり

やづくり [2] 【家作り・家造り】
(1)家をつくること。
(2)家の構え。造作。「―に見どころがあるとも申し上げたが/夜明け前(藤村)」

やづつ

やづつ [1] 【矢筒】
矢を入れる筒。

やづつ

やづつ【矢筒】
a quiver.→英和

やづり

やづり [0] 【穴釣り】
穴にひそむウナギを釣る方法。釣り針を竹竿につけ,穴に差し入れて釣るもの。あなづり。

やてい

やてい [0] 【野亭】
野にある小亭。

やてい

やてい 【野体】
やぼな風体。やたい。「風俗も―にて出でしに/浮世草子・一代男 5」

やてん

やてん [0] 【夜天】
よぞら。夜の空。

やてんこう

やてんこう [2] 【夜天光】
月のない晴れた夜空のうす明かり。100キロメートル前後の高層大気中の酸素原子やナトリウムなどが発光するための現象。昼間でも発光している。星明かり。黄道光・星野光・大気光の三成分からなる。

やでがわいせき

やでがわいせき ヤデガハヰセキ 【矢出川遺跡】
長野県南佐久郡南牧村野辺山にある旧石器時代遺跡。細石刃・スクレイパー・ナイフが発見され,日本の細石器文化を確定させた。

やと

やと [1] 【野兎】
野生のうさぎ。のうさぎ。
⇔家兎(カト)

やと

やと 【谷・谷戸】
⇒やつ(谷)

やとい

やとい ヤトヒ [2] 【雇い・傭い】
(1)やとうこと。やとわれた人。「日―」「―賃」「臨時―」
(2)官庁などで,臨時にやとわれる職員。雇員。

やとい

やとい【雇】
employment;an employee (人).→英和
臨時雇 a temporary employee.

やといいれ

やといいれ【雇入れ(期間)】
(the term of) employment.

やといいれ

やといいれ ヤトヒ― [0] 【雇い入れ】
やといいれること。

やといいれる

やといい・れる ヤトヒ― [0][5] 【雇い入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 やとひい・る
人を新たに雇う。「店員を―・れる」

やといいれる

やといいれる【雇い入れる】
employ.→英和

やといざね

やといざね ヤトヒ― [2] 【雇い実】
雇い実矧(ハ)ぎで,はめ込まれる木片。

やといざねつぎ

やといざねつぎ ヤトヒ― [5] 【雇い実接ぎ】
「雇い実矧(ハ)ぎ」に同じ。

やといざねはぎ

やといざねはぎ ヤトヒ― [5] 【雇い実矧ぎ】
板の接ぎ方の一。双方の板材の側面に溝を作り,その溝にはめ込んだ木片を介してはぎ合わせる。やといざねつぎ。
→さねはぎ

やといど

やといど ヤトヒ― 【雇ひ人】
〔「やといひと」の転〕
やとわれた人。使用人。「女は―でございますから,もう宿へ帰りました/滑稽本・膝栗毛(初)」

やといにん

やといにん【雇人】
an employee;→英和
a servant;→英和
a hired man;a hand.→英和

やといにん

やといにん ヤトヒ― [0] 【雇い人】
(1)人にやとわれている人。使用人。
(2)雇い主。

やといぬし

やといぬし【雇主】
an employer;→英和
a hirer;the master.→英和

やといぬし

やといぬし ヤトヒ― [3][2] 【雇い主】
人をやとって使う人。使用者。

やとう

やと・う ヤトフ [2] 【雇う・傭う】 (動ワ五[ハ四])
(1)賃金を払って人や車馬を使う。「エキストラを―・う」
(2)借りて使う。利用する。「白雪を花に―・ひてみれどもあかず/寛平后宮歌合」
[可能] やとえる

やとう

やとう【野党】
an Opposition party;the Opposition (総称);a non-government party.

やとう

やとう [1] 【野党】
政党政治において,政権を保持していない側の政党。
⇔与党

やとう

やとう【夜盗】
a burglar.→英和

やとう

やとう [0] 【野盗】
山賊。追いはぎ。

やとう

やとう [0] 【夜盗】
夜,物を盗むこと。また,その人。

やとう

やとう【雇う】
employ;→英和
engage;→英和
take on <workers> ;hire.→英和
雇われる be employed[engaged] <as> ;work <for,at> .→英和

やとうが

やとうが [2] 【夜盗蛾】
⇒よとうが(夜盗蛾)

やとうむし

やとうむし [2] 【夜盗虫】
⇒よとうむし(夜盗虫)

やとな

やとな [0] 【雇女・雇仲居】
〔「やといおんな」の意。「やといなかい」の略とも〕
京阪地方で,臨時に料理屋・待合などでやとう仲居。

やとびょう

やとびょう [0] 【野兎病】
野兎病菌の感染によって起こる疾患。本来は齧歯(ゲツシ)類の病気で,感染動物の肉を食べたり,毛皮を剥(ハ)いだりする際にうつる。潜伏期は一〜一〇日。悪寒・発熱・頭痛・皮膚の潰瘍・リンパ節の腫れなどをきたす。大原八郎(1882-1943)が福島市でこの病気を研究,野兎病と命名した。ツラレミア。大原病。

やとみ

やとみ 【弥富】
愛知県西部,海部(アマ)郡の町。木曾川下流東岸を占め,金魚の養殖,シロブンチョウの飼育が行われる。

やとわれ

やとわれ ヤトハレ [0] 【雇われ】
他人にやとわれること。多く他の語と複合して用いられる。「―賃」「―マダム」

やど

やど [1] 【宿】
(1)住む家。すみか。また,自分の家。「埴生の―」
(2)旅先で泊まる所。宿屋。「―を決める」
(3)家の主人。特に,妻が他人に対して,夫をさしていう語。主人。「妾(ワタシ)の―が帰ませんから/塩原多助一代記(円朝)」
(4)奉公人の親もと,または,その請人(ウケニン)の所。「―へ下がる」
(5)揚屋。置屋。また,その主人。「大夫の時は一日も―にて暮さず/浮世草子・一代女 2」
(6)屋敷の庭。庭さき。「我が―に韓藍(カラアイ)蒔き生ほし/万葉 384」
〔「屋の処(ト)」の意か。一説に「屋の戸」「屋の外(ト)」の意とも〕

やど

やど【宿】
a hotel;→英和
an inn;→英和
one's house (宅).〜を貸す put <a person> up <for the night> .〜を取る put up <at a hotel> ;stay <at> ;→英和
check in.〜を立つ check out.

やど

やど 【屋戸】
家の戸。戸口。「夕さらば―開け設けて我待たむ/万葉 744」

やど=をとる

――をと・る
宿屋に泊まる。宿屋を予約する。

やど=を借りる

――を借・りる
人の家に泊めてもらう。

やどあずけ

やどあずけ [3] 【宿預け】
(1)江戸時代,主家の金を使い込んだ雇い人をその請人(ウケニン)に預けたこと。
(2)江戸時代,訴訟で江戸に召喚した被疑者を公事宿(クジヤド)に預けること。

やどいり

やどいり [0] 【宿入り】
⇒藪入(ヤブイ)り

やどう

やどう 【野衲】
〔「どう」は「衲」の漢音〕
「やのう(野衲)」に同じ。

やどうな

やどうな 【矢どうな】
〔「どうな」はむだに使うこと〕
矢をむだに使うこと。「―に遠矢な射そ/太平記 14」

やどおや

やどおや [0] 【宿親】
若者宿や娘宿の主人。

やどかしどり

やどかしどり [4] 【宿貸し鳥】
〔「宿貸し」に「樫鳥(カシドリ)」をかけた語〕
カケスの異名。「時鳥(ホトトギス)しばしば過ぐるほど,―の便さへあるに/幻住庵記」

やどかり

やどかり [0] 【宿借り】
(1)十脚目ヤドカリ科・ホンヤドカリ科・ツノガイヤドカリ科・オカヤドカリ科の甲殻類の総称。体形はカニとエビの中間。頭胸部は硬い甲におおわれるが,腹部は軟弱で,多くは巻貝の殻を借りて保護している。一対の大きなはさみ脚をもつ。ホンヤドカリ・オニヤドカリ・タラバガニ・ヤシガニなど種類が多い。ゴウナ。オバケガイ。カミナ。[季]春。《―や覚束なくもかくれ顔/虚子》
〔「寄居虫」とも書く〕
(2)宿を借りること。家を借りて住むこと。また,借家人。居候のことをもいう。「―の座敷へ踏込(フンゴ)まうとなされたを/浄瑠璃・千本桜」

やどかり

やどかり【宿借り】
《動》a hermit crab.

やどがえ

やどがえ [0] 【宿替え】 (名)スル
引っ越し。転居。「五年間に三度も―した」

やどぐるま

やどぐるま [3] 【宿車】
一定の車宿にいて顧客の依頼によってひく人力車。また,その車夫。

やどこや

やどこや [0] 【宿小屋】
小屋のような小さな家。

やどころ

やどころ [2] 【矢所】
矢を射て当てる場所。やつぼ。

やどさがり

やどさがり [3] 【宿下(が)り】 (名)スル
奉公人が休暇をもらって親元へ帰ること。やどおり。
→藪入(ヤブイ)り

やどす

やどす【宿す】
[子を]conceive;→英和
have a[be with]child <by> .→英和

やどす

やど・す [2] 【宿す】 (動サ五[四])
(1)女性が胎内に子供をもつ。はらむ。「子供を―・す」「種を―・す」
(2)とどまらせる。「露を―・した葉」「昔の宿場町の面影を―・している」
(3)宿を貸す。「旅人にこそあなれ。しばし―・さむかし/宇津保(俊蔭)」
(4)預けておく。「壺・胡籙・老懸けを―・しおきて/後撰(雑四詞)」
〔「宿る」に対する他動詞〕
[可能] やどせる

やどせん

やどせん [2] 【宿銭】
宿屋の宿泊代金。宿賃。はたごせん。

やどちょう

やどちょう [0] 【宿帳】
宿屋で宿泊者の氏名・住所などを書き入れる帳面。

やどちょう

やどちょう【宿帳】
<enter one's name in> a hotel register.

やどちん

やどちん【宿賃】
the charge <for a day> .→英和
〜を払う(踏み倒す) settle (jump) a hotel bill.

やどちん

やどちん [2] 【宿賃】
(1)宿屋に泊まったときに払う代金。宿泊料。
(2)家の借り賃。家賃。

やどなし

やどなし [0] 【宿無し】
住む家のないこと。また,泊まる家のない人。「―犬」

やどなし

やどなし【宿なし】
a homeless person;[浮浪者]a tramp;→英和
a vagabond.→英和

やどなしたび

やどなしたび [4] 【宿無し旅】
宿があらかじめ決まっていない旅。気ままな旅。

やどぬし

やどぬし [2] 【宿主】
(1)宿の主人。
(2)家の主人。世帯主。
(3)「しゅくしゅ(宿主)」に同じ。

やどぬし

やどぬし【宿主】
a landlord;→英和
a landlady (女);→英和
a host (寄生生物の).→英和

やどひき

やどひき [2][0] 【宿引き】
旅客を自分の宿に泊めようとさそうこと。また,それを仕事とする人。客引き。

やどふだ

やどふだ [2] 【宿札】
(1)大小名・旗本などが,宿泊している宿屋の前に姓名を記して掲げた札。とまりふだ。しゅくさつ。関札(セキフダ)。
(2)表札。門札。「一町残らず法華の―を出だして/浮世草子・桜陰比事 3」

やどもと

やどもと [0] 【宿元・宿許】
(1)「請宿(ウケヤド)」に同じ。
(2)宿泊している所。「―に荷物をあずける」
(3)住んでいる所。自宅。「―で御座らば御薬を上げませうが/狂言・神鳴(虎寛本)」

やどもり

やどもり 【宿守】
家を守ること。また,その人。留守居。家の番人。「この―なる男を呼びて問ひ聞く/源氏(夕顔)」

やどや

やどや [0] 【宿屋】
(1)旅人を泊めることを商売としている家。旅館。はたごや。
(2)揚屋。
(3)泊まっている家。「歩兵等楯の外の―を焼く/今昔 25」

やどや

やどや【宿屋】
⇒旅館.

やどやのめしもり

やどやのめしもり 【宿屋飯盛】
石川雅望(イシカワマサモチ)の狂号。

やどり

やどり [3] 【宿り】 (名)スル
(1)旅先で泊まること。また,その所。「湖岸に―する」
(2)住むこと。また,その所。「秋田刈る仮廬(カリホ)の―にほふまで/万葉 2100」
(3)とどまる所。「花ちらす風の―はたれかしる/古今(春下)」
(4)星の,天体にしめる座。「星の―」

やどりぎ

やどりぎ【寄生木】
a mistletoe;→英和
a parasite.→英和

やどりぎ

やどりぎ [0][3] 【宿木・寄生木】
(1)ヤドリギ科の常緑低木。ケヤキ・エノキ・クリ・コナラ・ミズナラなどの樹上に寄生。枝は丸く緑色で,叉状に分枝して,全体球形に茂る。枝先に披針形の厚い葉を対生。雌雄異株。早春,淡黄色の小花を頂生し,球形の液果を結ぶ。ホヤ。トビヅタ。
(2)他の樹木に寄生する草木。
(3)ある鳥がとまる木。ウグイスの梅,ホトトギスの橘・卯の花など。

やどりのつかさ

やどりのつかさ 【宿りの官】
「しゅくかん(宿官)」に同じ。「―の権の守は,下野・甲斐・越後・筑後・阿波/枕草子(一五六・春曙抄)」

やどりばえ

やどりばえ [3] 【寄生蠅】
キセイバエの別名。

やどりばち

やどりばち [3] 【寄生蜂】
キセイバチの別名。

やどる

やどる【宿る】
put up[stay] <at> (宿泊);live <in,on> (寄生生物が);→英和
roost (鳥が);→英和
form (露が);→英和
dwell (神が).→英和

やどる

やど・る [2] 【宿る】 (動ラ五[四])
〔「屋(ヤ)取る」の意〕
(1)旅先で泊まる。また,一時的に他の場所に身を置く。「民宿に―・る」「松陰に―・りて行かな夜もふけ行くを/万葉 1687」
(2)ある場所にとどまる。位置を占める。「草の葉に露が―・る」「みずがめ座に―・る星」
(3)中にはいりこんでとどまる。「正直の頭(コウベ)に神(カミ)―・る」
(4)胎児としてこもる。「新しい生命が―・る」
(5)住居とする。仮のすみかとする。「かたみに―・る所も問ひかはして/源氏(玉鬘)」
(6)植物が寄生する。「深山木に―・りたるつたの色ぞ/源氏(宿木)」
〔「宿す」に対する自動詞〕

やどろく

やどろく【宿六】
one's old man.うちの〜 my husband.

やどろく

やどろく [0] 【宿六】
〔「宿のろくでなし」の意〕
妻が夫を卑しめたり,親しんだりしていう語。「うちの―」

やどわり

やどわり【宿割りをする】
allot[assign]lodgings <to> .

やどわり

やどわり [0] 【宿割(り)】
多人数の旅行などで,泊まるべき宿をそれぞれに割り当てること。また,その役の人。

やな

やな (連語)
〔間投助詞「や」に間投助詞「な」の付いたもの〕
体言および活用語の終止形に付いて,詠嘆の意を表す。「よからずの右近がさま―/源氏(浮舟)」「よよと泣きければ,うたてし―/宇治拾遺 1」
〔現代語でも,時に文語的表現として,「悲し―」などと用いることがある〕

やな

やな [1] 【梁・簗】
川の瀬を両岸より杭・竹・石などでせき,一か所をあけてそこに簀(ス)を張り,流れを上り下る魚をその上で捕らえる仕掛け。[季]夏。
梁[図]

やな

やな【簗】
[漁具]a weir;→英和
a fish trap.

やな=を打つ

――を打・つ
梁を仕掛ける。

やなあさって

やなあさって [4]
「やのあさって」に同じ。

やない

やない [1] 【屋内】
家の中。家内。おくない。

やない

やない ヤナヰ 【柳井】
山口県南東部,瀬戸内海に臨む市。近世以後,製塩・柳井縞(ジマ)を産し,近年は化学・機械工業が立地。

やないはら

やないはら 【矢内原】
姓氏の一。

やないはらただお

やないはらただお 【矢内原忠雄】
(1893-1961) 経済学者・教育家。愛媛県生まれ。1937年(昭和12)に反戦思想のかどで言論弾圧を受け東大教授を辞職。第二次大戦後東大に復帰,51年総長。無教会派伝道者としても著名。著「帝国主義下の台湾」「イエス伝」など。

やないば

やないば [2] 【柳葉】
柳の葉の形をした鏃(ヤジリ)。

やないばこ

やないばこ [2] 【柳筥】
柳の細枝を編んだ蓋(フタ)つきの箱。文房具・装身具などを入れた。のちには蓋を冠などをのせる台に使った。やなぎばこ。やないば。
柳筥[図]

やなうんじょう

やなうんじょう [3] 【梁運上・簗運上】
江戸時代,梁を用いて川で漁猟する者に課せられた税。

やなか

やなか 【谷中】
(1)東京都台東区,上野公園の北西側の地域。寺院が多く,谷中霊園がある。
(2)栃木県南部の渡良瀬川沿岸にあった村。明治期,田中正造がこの地に移り住んで足尾銅山鉱毒問題に取り組んだことで知られる。強制的に廃村させられ,貯水池にされた。

やながせ

やながせ 【柳ヶ瀬】
(1)滋賀県余呉町の地名。福井県との県境に近く,北国街道の要地として番所が置かれた。
(2)岐阜市内にある繁華街の名。

やながわ

やながわ ヤナガハ 【梁川】
福島県北東部,伊達郡の町。福島盆地の北東部で,阿武隈川が北東流する。

やながわ

やながわ ヤナガハ 【梁川】
姓氏の一。

やながわ

やながわ ヤナガハ 【柳川・柳河】
姓氏の一。

やながわ

やながわ ヤナガハ 【柳川】
福岡県南西部,有明海に臨む市。筑後川と矢部川にはさまれた低平地で,水郷の町として知られる。永禄の頃蒲池氏が築城し,近世は立花氏の城下町。北原白秋の生地。

やながわ

やながわ [0] 【柳川】
「柳川鍋」の略。

やながわいっけん

やながわいっけん ヤナガハ― 【柳川一件】
近世初期,対馬宗家と家臣柳川家との御家騒動をきっかけとして,朝鮮との交渉で国書改竄(カイザン)の不正が暴露された事件。暴露した重臣柳川調興は流罪,日朝交渉は改革された。

やながわけんぎょう

やながわけんぎょう ヤナガハケンゲウ 【柳川検校】
(?-1680) 地歌の柳川流の祖。名は加賀都(カガノイチ)。一七世紀中頃に京坂で活躍し,三味線で八橋検校と並ぶ名手と呼ばれた。破手組の各曲の作曲者とされる。

やながわこうらん

やながわこうらん ヤナガハカウラン 【梁川江蘭】
(1804-1879) 幕末・明治初期の漢詩人。美濃の人。名は景婉,字(アザナ)は月華・道華,江蘭は号。夫の梁川星巌と各地を遊歴して文人生活を送った。著「紅蘭小集」

やながわしゅんさん

やながわしゅんさん ヤナガハ― 【柳河春三】
(1832-1870) 幕末・維新期の洋学者。名古屋の人。初名,西村辰助。開成所教授。日本における新聞・雑誌の先駆者で「西洋雑誌」「中外新聞」を創刊。

やながわしゅんよう

やながわしゅんよう ヤナガハシユンエフ 【柳川春葉】
(1877-1918) 小説家。東京,下谷生まれ。本名,専之(ツラユキ)。尾崎紅葉門下の四天王として文壇に地位を得たが,抒情的資質を生かせず家庭小説作家に転じた。代表作「泊客」「母の心」「生さぬ仲」

やながわせいがん

やながわせいがん ヤナガハ― 【梁川星巌】
(1789-1858) 江戸末期の漢詩人。美濃の人。名は孟緯,字(アザナ)は公図。江戸で山本北山に学び,神田に玉池吟社を開き優秀な門人が輩出した。のち京都で,頼(ライ)三樹三郎ら勤王の志士と交わり尊王攘夷を唱える。妻紅蘭も漢詩人として知られる。著「星巌集」「春雷余響」など。

やながわなべ

やながわなべ [5] 【柳川鍋】
開いたドジョウを笹掻きゴボウと煮て玉子とじにした料理。浅い土鍋を使う。[季]夏。
〔江戸末期に,江戸で柳川という店がはじめたことによるといわれる〕

やながわりゅう

やながわりゅう ヤナガハリウ 【柳川流】
地歌の流派の一。流祖は柳川検校。後に派生した野川流とともに地歌界を二分しているが,分布は野川流より狭く,京都中心にのみ伝承されている。

やなぎ

やなぎ [0] 【柳・楊柳】
(1)ヤナギ科ヤナギ属の低木,または高木の総称。シダレヤナギ・カワヤナギ・フリソデヤナギなど。[季]春。
(2)シダレヤナギの通称。
(3)襲(カサネ)の色目の名。表は白,裏は青の張り裏。
(4)織り色の名。経(タテ)萌葱(モエギ)色,緯(ヨコ)白のもの。
(5)柳色。
(6)中世,京都にあった造り酒屋。また,そこで造った酒。美酒で知られた。柳の酒。

やなぎ

やなぎ 【柳】
姓氏の一。

やなぎ

やなぎ【柳】
a willow.→英和
〜に風と受け流す ignore <the insult> with perfect indifference.

やなぎ=に受ける

――に受・ける
逆らわないで,なすままになる。柳に風と受け流す。やなぎにやる。

やなぎ=に雪折れ無し

――に雪折れ無し
〔柳の枝はしなうので,雪が積もっても折れないことから〕
柔軟なものは弱々しくみえるが,剛堅なものよりもかえって強いたとえ。

やなぎ=に風

――に風
逆らわず,おだやかにあしらう。風に柳。「―と受け流す」

やなぎ=の下にいつも泥鰌(ドジヨウ)は居ない

――の下にいつも泥鰌(ドジヨウ)は居ない
柳の下で一度泥鰌を捕らえたことがあったといっても,いつでもそこに泥鰌がいるとは限らない。偶然の好運は何度もあるものではないたとえ。

やなぎ=の葉を百度(モモタビ)中(ア)つ

――の葉を百度(モモタビ)中(ア)つ
〔「史記(周本紀)」による。楚(ソ)の養由基は射術が上手で,百歩離れた所から柳の葉に百発百中したという故事から〕
射術にすぐれていることにいう。

やなぎ=は緑(ミドリ)花は紅(クレナイ)

――は緑(ミドリ)花は紅(クレナイ)
(1)人工の加わっていないさま。
(2)世はさまざまであるということ。また,物事はさまざまに異なった姿を見せるが,それぞれ自然の理にのっとっているということ。
(3)春の景色の美しさの形容。

やなぎ=を折る

――を折る
〔漢代,長安から旅立つ人を送って覇橋(ハキヨウ)で,柳の枝を折って別れた故事から〕
旅立つ人を見送る。

やなぎ=散る

――散る
秋も深まって柳の葉が散りはじめる。[季]秋。

やなぎいちご

やなぎいちご [4] 【柳苺】
イラクサ科の落葉低木。暖地の海岸付近に生える。高さ2メートル内外。葉は互生し,線状長楕円形で,表面に皺(シワ),裏面に白毛がある。雌雄同株。早春,開花。果実は小球状に集まって,キイチゴに似,橙色に熟し,食べられる。
柳苺[図]

やなぎいろ

やなぎいろ [0] 【柳色】
にぶい黄緑色。また,緑色。

やなぎえびら

やなぎえびら [4] 【柳箙】
柳の木で作って木地蝋色(キジロイロ)に塗り,ところどころに鹿の角の飾りをつけた箙。

やなぎか

やなぎか [0] 【柳科】
双子葉植物の一科。世界に三属約五三〇種あり,北半球の温帯に分布。低木または高木。葉は単葉で互生し,雌雄異株。花は小形で花被がなく,多数集まって尾状花序を作る。果実は蒴果(サクカ)で種子に白い綿毛がある。ポプラ・シダレヤナギ・ドロノキなど。

やなぎかげ

やなぎかげ [3] 【柳陰・柳蔭】
(1)柳の木陰。
(2)「本直(ホンナオ)し」に同じ。

やなぎかご

やなぎかご [3] 【柳籠】
生の柳の枝で編んだ籠。石を入れて河川の工事などに用いる。万年籠。

やなぎがさね

やなぎがさね [4] 【柳襲】
⇒柳(3)

やなぎげた

やなぎげた [3] 【柳下駄】
柳の木で作った駒(コマ)下駄。

やなぎごうり

やなぎごうり [4] 【柳行李】
コリヤナギの枝の皮をはいで干したものを麻糸で編んで作った行李。やなぎごり。

やなぎごし

やなぎごし【柳腰】
a slender figure.

やなぎごし

やなぎごし [0] 【柳腰】
細くてしなやかな腰。多く,美人のたとえ。

やなぎさび

やなぎさび [3] 【柳皺】
烏帽子(エボシ)の皺(シボ)の一。横に柳の葉のような細長い皺の出るもの。

やなぎさわ

やなぎさわ ヤナギサハ 【柳沢】
姓氏の一。

やなぎさわきえん

やなぎさわきえん ヤナギサハキヱン 【柳沢淇園】
(1704-1758) 江戸中期の文人・画家。通称は権太夫,字(アザナ)は公美(コウビ)。柳里恭(リユウリキヨウ)と称す。大和郡山藩の重臣。荻生徂徠(オギユウソライ)に師事。朱子学・仏典・医学・音楽・書画・篆刻(テンコク)などに広く通じ,特に南画に秀でる。著「ひとりね」など。

やなぎさわよしやす

やなぎさわよしやす ヤナギサハ― 【柳沢吉保】
(1658-1714) 江戸中期の老中。将軍綱吉の信を得て,側用人(ソバヨウニン)として幕政を掌握,文治政治を推進。川越藩七万石,ついで甲府藩一五万石に封。綱吉の死後は隠棲。

やなぎしぼり

やなぎしぼり 【柳絞り】
芯に布を巻いて,柔らかい感じの線文様を表した絞り染め。滝絞り。

やなぎしろ

やなぎしろ [3] 【柳代】
祝儀に柳樽(ヤナギダル)を贈る代わりに包む金銭。柳代(ヤナギダイ)。

やなぎた

やなぎた 【柳田】
姓氏の一。

やなぎたくにお

やなぎたくにお 【柳田国男】
(1875-1962) 民俗学者。兵庫県生まれ。東大卒。農商務省を経て貴族院書記官長を務める。退官後民俗学研究に専念,民俗学のあらゆる分野における多くのすぐれた業績を残した。著「遠野物語」「桃太郎の誕生」「蝸牛考」「海上の道」など。

やなぎたで

やなぎたで [3] 【柳蓼】
タデ科の一年草。水辺に多い。高さ約50センチメートルで,全草に辛みがある。葉は披針形。夏から秋にかけ,枝頂や葉腋から花穂を立て,緑黄色の小花をまばらにつける。葉を香辛料とする。本蓼(ホンタデ)。真蓼(マタデ)。

やなぎだる

やなぎだる 【柳樽】
(1) [0]
二本の手のついた酒樽。胴ははじめ平たく,のち細長くなった。朱漆を塗ったりして,祝儀に酒を贈るのに用いた。
(2)川柳句集「誹風(ハイフウ)柳多留」の略称。

やなぎとうば

やなぎとうば [4] 【柳塔婆】
柳の木や枝を塔婆としたもの。年忌の最後として,三十三年忌などにたてる。

やなぎのいと

やなぎのいと 【柳の糸】
柳の細い枝を糸に見立てていう語。「我がかざす―を吹き乱る/万葉 1856」

やなぎのいとなみ

やなぎのいとなみ 【柳の営み】
「柳営(リユウエイ)」を訓読みした語。「―しげきはかりごとを/新続古今(仮名序)」

やなぎのかみ

やなぎのかみ 【柳の髪】
(1)細い柳の枝を髪に見立てていう語。「春風や―をけづるらん/新千載(春上)」
(2)髪の長く美しいさまを柳にたとえていう語。「―も徳々と,呼ばれて粋(スイ)の名取川/浄瑠璃・曾根崎心中」

やなぎのごしょあと

やなぎのごしょあと 【柳之御所跡】
岩手県平泉町の北上川岸にある館跡。平安時代末の建物・堀・陶磁器が出土し,陸奥(ムツ)国藤原氏の政庁,平泉館と確定した。

やなぎのま

やなぎのま 【柳の間】
江戸城本丸中の居間。白書院前庭の東側にある襖に雪と柳の描いてある二つの部屋。四位以下の諸大名および表高家(オモテコウケ)の詰め所。

やなぎのまゆ

やなぎのまゆ 【柳の眉】
(1)萌(モ)え出たばかりの柳の葉を眉に見立てていう語。「―の浅緑乱るるまでに春風ぞ吹く/新後拾遺(春上)」
(2)「りゅうび(柳眉)」に同じ。「芙蓉のかんばせ―/浄瑠璃・国性爺合戦」

やなぎは

やなぎは 【柳派】
落語家の一派。人情噺(バナシ)の名人といわれた麗麗亭柳橋を祖とする。門下は皆「柳」の字(アザナ)をつけた。

やなぎはえ

やなぎはえ [3] 【柳鮠】
ハヤ・モロコなど,柳の葉に似た体形で長さ10センチメートルほどの川魚をいう呼び名。[季]春。

やなぎはら

やなぎはら [0] 【柳原】
柳の生い繁っている原。やなぎわら。

やなぎはら

やなぎはら 【柳原】
姓氏の一。

やなぎはらびゃくれん

やなぎはらびゃくれん 【柳原白蓮】
(1885-1967) 歌人。東京生まれ。伯爵柳原前光の次女。佐佐木信綱に師事。二度の離婚後,社会運動家宮崎竜介と結婚。歌集「踏絵」「幻の華」,自伝的小説「荊棘の実」など。

やなぎば

やなぎば [3] 【柳刃】
和包丁の一種。細身で先がとがったもの。主に刺身を作るのに用いる。

やなぎば

やなぎば [3] 【柳葉】
「やないば(柳葉)」に同じ。

やなぎばこ

やなぎばこ [3] 【柳筥】
「やないばこ(柳筥)」に同じ。

やなぎばし

やなぎばし [4] 【柳箸】
柳で作った白木の太箸。新年の雑煮(ゾウニ)箸などに用いる。[季]新年。

やなぎばし

やなぎばし 【柳橋】
東京都台東区南東部の地名。神田川と隅田川の合流点のすぐ上流にかかる橋の名にちなむ。江戸時代以降,花柳界として発展。

やなぎむしがれい

やなぎむしがれい [6] 【柳虫鰈】
カレイ目の海魚。全長25センチメートル前後。体は扁平で細長い楕円形。目は体の右側にあり,両眼の間隔はせまい。有眼側は黄褐色。干物にすると大変美味。北海道南部以南に広く分布。ササガレイ。

やなぎむねよし

やなぎむねよし 【柳宗悦】
(1889-1961) 民芸研究家。東京生まれ。東大卒。学習院高等科在学中に,雑誌「白樺」創刊に参画。東洋大教授として宗教学を講ずるかたわら,美術研究にも傾注,民芸運動を提唱。ソウルに朝鮮民族美術館を開設。また東京駒場に日本民芸館を設立。

やなぎも

やなぎも [3] 【柳藻】
ヒルムシロ科の多年生水草。池や流水中に普通に見られる。細い地下茎がある。よく分枝し,葉は線形でとがる。夏,腋生の花柄に黄緑色の小花を穂状につける。笹藻。
柳藻[図]

やなぎや

やなぎや 【柳家】
落語家などの家号の一。

やなぎやきんごろう

やなぎやきんごろう 【柳家金語楼】
(1901-1972) 落語家・喜劇俳優。東京生まれ。本名,山下敬太郎。筆名,有崎勉。兵隊落語で人気を得,映画・舞台にも出演。千以上の新作落語を書く。

やなぎやこさん

やなぎやこさん 【柳家小さん】
(三代)(1857-1930) 落語家。本名,豊島銀之助。江戸の生まれ。「うどん屋」「らくだ」などを得意とし,名人と称された。

やなぎやみきまつ

やなぎやみきまつ 【柳家三亀松】
(初世)(1901-1968) 漫談家。東京生まれ。本名,伊藤亀太郎。三味線漫談で人気を博す。女性の声色を生かしたネタを得意とした。

やなぎわら

やなぎわら ヤナギハラ 【柳原】
東京,神田万世橋から浅草橋に至る,神田川南岸沿いの土手。柳が植えられており,明治に至るまで古道具屋・古着屋などが軒を並べていた。

やなぎわら

やなぎわら [0] 【柳原】
(1)
⇒やなぎはら(柳原)
(2)地名(別項)。

やなぐい

やなぐい [0] 【胡簶・胡籙】
矢を入れて携行する道具。右腰につける。靫(ユギ)から発達したと思われる筒状の壺胡簶,箙(エビラ)に似て扁平な平胡簶などがある。奈良時代に盛行したが,平安時代に箙が出現すると,公家が儀仗(ギジヨウ)に用いる以外は衰退した。ころく。

やなす

やなす [0] 【梁簀】
河川に張り立てて魚を捕らえるための装置で,篠竹を編んで作った簀。[和名抄]

やなせ

やなせ 【柳瀬】
姓氏の一。

やなせ

やなせ [0] 【梁瀬】
梁を設けてある瀬。

やなせまさむ

やなせまさむ 【柳瀬正夢】
(1900-1945) 洋画家・漫画家。本名,正六。松山市生まれ。前衛美術運動・プロレタリア美術運動で活躍,主に政治漫画を描いた。

やなだ

やなだ 【梁田】
姓氏の一。

やなだぜいがん

やなだぜいがん 【梁田蛻巌】
(1672-1757) 江戸中期の儒学者。江戸の人。名は邦美,字(アザナ)は景鸞,通称,新六。人見竹洞に入門し朱子学を学び,新井白石・室鳩巣と交友,加納藩・明石藩に仕えた。性磊落(ライラク)で,詩文においてもその雄渾(ユウコン)さで知られた。著「蛻巌詩文集」など。

やなど

やなど (連語)
〔間投助詞「や」に副助詞「など」の付いたもの〕
いくつかのものを列挙したり,一つのものを代表として示したりした後に用いて,他にまだ同種のものがあることを暗示する。「御即位,大嘗会,御禊―,事ども過ぎて/栄花(花山)」「貧者の質とるからこんな事―ふびんともおもはず/浮世草子・織留 5」

やなはら

やなはら 【柵原】
岡山県東部,久米郡の町。吉井川中流,吉備高原に位置する。硫化鉄を産する柵原鉱山がある。

やなみ

やなみ [0] 【屋並(み)・家並(み)】
(1)家の並び方。立ち並んだ家。「―のきれいな町」
(2)家ごと。

やなみ

やなみ 【矢並み】
胡簶(ヤナグイ)や箙(エビラ)に差した矢の並び。「もののふの―つくろふ籠手の上に/金槐(冬)」

やなみ

やなみ【家並み】
a row of houses.

やなり

やなり [0][3] 【家鳴り】 (名)スル
家が音を立てて動くこと。家のゆれ動く音。

やに

やに【脂】
resin (木の);→英和
nicotine (タバコの);→英和
gum (目の).→英和

やに

やに [2] 【脂・膠】
(1)木から出るねばねばした液体や,それが固まったもの。樹脂。「松の―」
(2)タバコから出て,煙管・パイプなどにたまる粘液。
(3)目やに。

やにこい

やにこ・い [3] (形)[文]ク やにこ・し
(1)脂(ヤニ)が多い。脂が付着している。「―・い木」
(2)もろい。脆弱(ゼイジヤク)である。粗末である。「(階段ガ)狭くて,―・くて,慣れぬ者には危険言ふべからずであるから/其面影(四迷)」
(3)しつこい。くどい。また,好色である。「住吉のきしませ振に粘うして―・き人は松に気の毒/吾吟我集」

やにさがり

やにさがり [0] 【脂下(が)り】
やにさがること。また,そのさま。「腹の中は―でつん��然たる事あきらけし/洒落本・名所拝見」

やにさがる

やにさがる【脂下がる】
be complacent;chuckle to oneself.

やにさがる

やにさが・る [4][0] 【脂下がる】 (動ラ五[四])
(1)雁首を上に向けて,反(ソ)り気味にキセルをくわえる。「半分灰になつた紙莨を―・りながら/社会百面相(魯庵)」
(2)得意になってにやにやする。気取る。「女性に囲まれて―・っている」

やにっこい

やにっこ・い [4] 【脂っこい】 (形)
「やにこい」の転。「―・い男」
[派生] ――さ(名)

やにめ

やにめ [2] 【脂目】
目やにのついた目。また,目やにの出やすい目。

やにょうしょう

やにょうしょう ヤネウシヤウ [0][2] 【夜尿症】
排尿の抑制調節機能が完成するおよそ四歳以上の年齢になっても,夜間睡眠中無意識に尿を漏らす状態。

やにょうしょう

やにょうしょう【夜尿症】
bed-wetting;enuresis.

やにろう

やにろう [0] 【脂蝋】
松脂(マツヤニ)でつくった蝋燭(ロウソク)。松蝋燭。ばか蝋燭。

やにわ

やにわ 【矢場・矢庭】
矢を射ているその場。「或は―に射臥せ,或は家に籠めながら焼きころし/今昔 25」

やにわに

やにわに [0] 【矢場に・矢庭に】 (副)
(1)たちどころに。即座に。すぐさま。「―駆け出して行った」
(2)だしぬけに。突然。いきなり。「―腕をつかまれた」

やにわに

やにわに【矢庭に】
⇒突然.

やぬし

やぬし【家主】
the owner of a house;→英和
a landlord;→英和
a landlady (女).→英和

やぬし

やぬし [1][0] 【家主】
(1)貸し家の持ち主。おおや。
(2)一家の主人。あるじ。

やぬち

やぬち [1] 【屋内・家内】
〔「やのうち」の転〕
家の中。屋内。

やね

やね [1] 【屋根】
(1)雨露などを防ぐために建物の上部につけたおおい。「―をふく」
(2)物の上部をおおうもの。「自動車の―」

やね

やね【屋根】
a roof.→英和
〜をふく roof <a house with tiles> ;thatch (茅・藁(わら)で).→英和
‖屋根裏部屋 a garret;an attic.屋根瓦 a roof tile.屋根屋 a roofer.

やねいし

やねいし [2] 【屋根石】
屋根の重しとしてのせる石。

やねいた

やねいた [0] 【屋根板】
屋根を葺(フ)くために用いる板。

やねうら

やねうら [0] 【屋根裏】
(1)天井と屋根の間の空間。また,屋根の裏面。
(2)西洋建築で,屋根のすぐ下に設けた部屋。屋根裏部屋。アチック。

やねうらべや

やねうらべや [0] 【屋根裏部屋】
「屋根裏{(2)}」に同じ。

やねがえ

やねがえ [0] 【屋根替え】
屋根を葺(フ)きかえること。特に,積雪や強風のために傷んだ藁(ワラ)ぶき・板ぶきなどの屋根を葺きかえること。[季]春。

やねがわら

やねがわら [3] 【屋根瓦】
屋根をふくのに用いる瓦。

やねづたい

やねづたい [3] 【屋根伝い】
屋根から屋根に伝わって行くこと。「―に逃走する」

やねふき

やねふき [2][0] 【屋根葺き】
屋根を葺(フ)くこと。また,その職業の人。やねや。

やねぶね

やねぶね [3][0] 【屋根舟】
雨や日除け用の簡単な屋根をつけた小型の船。江戸では大型の屋形船に対して呼ばれた。日除船。
屋根舟[図]

やねや

やねや [2] 【屋根屋】
屋根葺(フ)きの職人。

やの

やの [0] 【矢篦】
「矢柄(ヤガラ)」に同じ。

やの

やの 【矢野】
姓氏の一。

やの

やの (連語)
〔間投助詞「や」に終助詞「の」の付いたもの。中世末期から近世前期へかけての語〕
形容詞・形容動詞の語幹に付いて,詠嘆の意を表す。「あら,名残をし―/狂言・伊文字(虎寛本)」「逢へば人知る,逢はねば肝がいらるる,あ,笑止―/隆達節」

やのあさって

やのあさって [4]
〔「やなあさって」とも〕
(1)(関東・東日本で)あさっての翌日。
(2)あさっての翌々日。東京の一部などでいう。

やのあさって

やのあさって【弥の明後日】
<in> four days[days' time];four days from now.

やのう

やのう 【野衲】
〔「衲」は「衲衣(ノウエ)」の意〕
■一■ (名)
いなかの僧。
■二■ (代)
僧侶が自分をへりくだっていう語。野僧。拙僧。[書言字考節用集]

やのじ

やのじ [2] 【やの字】
「やの字結び」の略。

やのじむすび

やのじむすび [4] 【やの字結び】
女帯の結び方の一。結び目が斜めに傾いて「や」の字に似た結び方。やのじ。

やのね

やのね [1][0] 【矢の根】
矢じり。「胸板首に―を打込/浄瑠璃・平家女護島」

やのね

やのね 【矢の根】
歌舞伎十八番の一。時代物。1729年江戸中村座の「扇恵方曾我(スエヒロエホウソガ)」で二世市川団十郎が初演。曾我の五郎が矢の根を研いだのち,夢に兄十郎の危機を知り,工藤の館にはせ向かう。おおどかな荒事の一幕劇。

やのねいし

やのねいし [3] 【矢の根石】
⇒石鏃(セキゾク)

やのはるみち

やのはるみち 【矢野玄道】
(1823-1887) 幕末・明治の国学者。伊予の人。通称,茂太郎・谷九郎,字(アザナ)は子清,号は谷蟆・梅廼舎など。平田篤胤没後の門人。「献芹詹語(ケンキンセンゴ)」を書き,王政復古の直後に政権構想を提示した。著「皇典翼」「神典翼」など多数。

やのりゅうけい

やのりゅうけい 【矢野竜渓】
(1850-1931) 政治家・小説家。豊後国佐伯の生まれ。本名,文雄。慶応義塾卒。立憲改進党結成に参画,「郵便報知新聞」に拠り論陣を張った。立憲政治家としての理想表明である政治小説「経国美談」のほか,「浮城物語」「新社会」などがある。

やの字

やのじ [2] 【やの字】
「やの字結び」の略。

やの字結び

やのじむすび [4] 【やの字結び】
女帯の結び方の一。結び目が斜めに傾いて「や」の字に似た結び方。やのじ。

やは

やは (連語)
〔係助詞「や」に係助詞「は」の付いたもの〕
□一□文中にあって,文末を連体形で結ぶ。
(1)疑問の意を表す。「世の中はむかしより―うかりけむわが身ひとつのためになれるか/古今(雑下)」
(2)反語の意を表す。「われ人に劣らむとおぼいたる―ある/源氏(桐壺)」
(3)〔「やは…ぬ」の形で〕
勧誘や希望の意を表す。「あたりよりだにな歩きそと―のたまはぬ/竹取」
□二□文末にあって,疑問・反語の意を表す。「さりとも,つひに男あはせざらむ―/竹取」「いその神ふるの中道なかなかに見ずは恋しと思はまし―/古今(恋四)」

やはぎ

やはぎ [0] 【矢作・矢矧】
矢を作ること。また,それを職業としている人。矢師。

やはぎがわ

やはぎがわ 【矢作川】
愛知県中央部を南西に貫流し知多湾に注ぐ川。長さ117キロメートル。水源は木曾山脈南部。明治用水に利用される。

やはぎべ

やはぎべ [3] 【矢作部・矢矧部】
大化前代,矢を作ることを職掌とした部民。矢部。

やはく

やはく [0] 【夜泊】 (名)スル
夜,舟を停泊させること。また,夜,舟の中で泊まること。

やはず

やはず【矢筈】
the nock (of an arrow).→英和

やはず

やはず [0] 【矢筈】
(1)矢の一端の弦にかける部分。
(2)文様の一。{(1)}をかたどったもの。
(3)掛軸をかける道具。先端が二股になった細い竹の棒。
矢筈(2)[図]

やはず=をとる

――をと・る
矢を弓につがえて射る構えを取る。

やはずえんどう

やはずえんどう [4] 【矢筈豌豆】
カラスノエンドウの別名。

やはずそう

やはずそう [0] 【矢筈草】
マメ科の一年草。日当たりのよい道端に多い。茎はよく分枝して高さ約20センチメートルになる。葉は三出複葉。小葉は広卵形で,先を引っ張ると側脈に沿って切れ矢筈形となる。夏から秋,帯紅紫色の小花をつける。

やはずはぎ

やはずはぎ [0] 【矢筈矧】
板の接ぎ合わせ方の一。矢筈形に切った材どうしをはぐもの。

やはずもち

やはずもち [3] 【矢筈餅】
具足の祝いに用いた矢筈の形にした餅。

やはた

やはた 【八幡】
福岡県北九州市西部の地名。八幡東区と八幡西区に分かれる。もと独立の市で製鉄所を中心に発展。

やはたせいてつじょ

やはたせいてつじょ 【八幡製鉄所】
⇒やわたせいてつじょ(八幡製鉄所)

やはば

やはば 【矢巾】
岩手県中部,紫波(シワ)郡の町。盛岡市の南に接する。平安初期に東北の拠点となった徳丹城跡がある。

やはり

やはり [2] 【矢張り】 (副)
〔「矢張り」は当て字〕
(1)以前と同じ状況であるさま。事態が変わらずに続いているさま。「今でも―あのまま残っている」
(2)前もってした予想や判断と同様であるさま。また,他の例から類推される状況と現実が同じであるさま。「―彼一人が反対だった」「私も―自動車で行きます」
(3)さまざまないきさつがあって,結局,初めに予測した結論に落ち着くさま。一般的な常識・うわさなどに違わないさま。「随分気をつけていたが―ミスがある」「若く見えても―もう年だ」
(4)動かないでじっとしているさま。「他人を雇うて銭を出して我は―居るを居更と云ふぞ/史記抄 16」

やはり

やはり【矢張り】
[同じく]too;→英和
also;→英和
as well; <not> either;→英和
after all (結局);[依然として]still;→英和
all the same;→英和
[予想通り]as (was) expected;as <I> expected.

やはり=野に置け蓮華草(レンゲソウ)

――野に置け蓮華草(レンゲソウ)
レンゲソウのような野の花は,やはり野原に咲いているのが似つかわしい。ものには,本来それにふさわしい場所というものがある。

やはん

やはん [0][1] 【夜半】
よなか。「―の雨」

やはん

やはん【夜半】
⇒夜中(よなか).

やはんてい

やはんてい 【夜半亭】
江戸中期の俳人,早野巴人の別号。号名は門人が継ぎ二世は与謝蕪村,三世は高井几董。

やはんらく

やはんらく 【夜半楽】
雅楽の一。平調の唐楽。舞はない。

やば

やば (形動)
具合の悪いさま。危険なさま。不都合。「おどれら―なことはたらきくさるな/滑稽本・膝栗毛 6」「俺が持つてゐると―なによつて/歌舞伎・韓人漢文」

やば

やば [1] 【野馬】
(1)野飼いの馬。のうま。
(2)かげろう。「―吹きて相息ふ/菅家文草」

やば

やば 【野坡】
⇒志太(シダ)野坡

やば

やば [0][2] 【矢場】
(1)弓術を練習する所。弓場(ユバ)。
(2)「楊弓場(ヨウキユウバ)」に同じ。

やばい

やば・い [2] (形)
〔「やば」の形容詞化。もと,盗人・香具師(ヤシ)などの隠語〕
(1)身に危険が迫るさま。あぶない。「―・いぞ,逃げろ」
(2)不都合が予想される。「この成績では―・いな」

やばい

やばい [1][0] 【野梅】
野に咲く梅。野生の梅。[季]春。

やばおんな

やばおんな [3] 【矢場女】
楊弓場で客の相手をする女。矢取り。

やばけい

やばけい 【耶馬渓】
大分県北西部,山国川上・中流の渓谷。溶岩台地と集塊岩山地の浸食によってできた景勝地。本耶馬渓・裏耶馬渓・深耶馬渓などからなる。

やばせ

やばせ 【矢橋】
滋賀県草津市の地名。琵琶湖南東岸の旧港町。近江八景の一つ「矢橋の帰帆」で知られる。

やばせゆでん

やばせゆでん 【八橋油田】
秋田市市街北西部の油田。1933年(昭和8)開発に着手。一時期日本最大の産油量に達したが,次第に減少。

やばたいこく

やばたいこく 【邪馬台国】
⇒やまたいこく(邪馬台国)

やばね

やばね [1][0] 【矢羽根・矢羽】
矢に矧(ハ)ぐ羽根。矢を旋回させ,正確に鋭く的中させるためにつけられるもの。鷲・鷹・山鳥・雉(キジ)などの羽を用い,斑(フ)の入り方により中黒・本白(モトジロ)・切斑(キリフ)・護田鳥尾(ウスベオ)などと呼ぶ。奈良時代には二枚立てであったが,以後三枚となり,雁股(カリマタ)・平根(ヒラネ)などには四枚つけられた。
矢羽根[図]

やばねおおむぎ

やばねおおむぎ [4] 【矢羽根大麦】
二条(ニジヨウ)大麦の別名。

やばひたひこさんこくていこうえん

やばひたひこさんこくていこうえん 【耶馬日田英彦山国定公園】
大分・福岡・熊本の三県にまたがる国定公園。耶馬渓・英彦山から万年山(ハネヤマ)一帯と日田盆地を含む。日本最大の溶岩台地と渓流美を特色とする。

やばん

やばん [0] 【野蛮】 (名・形動)[文]ナリ
(1)文化の開けていないこと。未開なこと。また,そのさま。蛮野。「―な風習」
(2)乱暴で礼儀を知らないこと。文化・教養の低さを感じさせること。また,そのさま。そのような人をもいう。粗野。「―な行為」「―な人」
[派生] ――さ(名)

やばん

やばん [1] 【夜番】
夜,火災や盗難の警戒のために起きていること。また,その人。よばん。

やばん

やばん【野蛮な】
barbarous;→英和
savage;→英和
uncivilized.→英和
野蛮人 a barbarian;→英和
a savage.

やばんじん

やばんじん [4] 【野蛮人】
野蛮な人。未開人。

やひ

やひ [1] 【野卑・野鄙】 (名・形動)[文]ナリ
下品で洗練された感じのないこと。田舎びていること。また,そうした人やさま。「―な言葉を吐く」「―な音楽」

やひ

やひ【野卑な】
vulgar;→英和
coarse;→英和
mean.→英和
〜な言葉 <use> vulgar[coarse]language.

やひこ

やひこ 【弥彦】
新潟県中部,西蒲原郡の村。弥彦神社の門前町として発達。

やひこじんじゃ

やひこじんじゃ 【弥彦神社】
新潟県弥彦村にある神社。祭神は天香山命(アメノカグヤマノミコト)。創建は未詳だが淳和天皇の名神祭にあずかっている。越後国一の宮。いやひこじんじゃ。

やひこせん

やひこせん 【弥彦線】
JR 東日本の鉄道線。新潟県弥彦・燕・東三条間,17.4キロメートル。越後平野を走る。

やひこやま

やひこやま 【弥彦山】
新潟県中部,弥彦山地の主峰。海抜634メートル。山麓に弥彦神社がある。

やひょう

やひょう [0] 【夜標】
点灯装置のある航路標識。

やひらで

やひらで [2] 【八開手】
神を拝むのに,八度かしわ手を打つこと。また,その所作。

やひらで

やひらで 【八枚手】
多く神供などを盛るための大形の器。「―を手に取り持ちて/神楽歌」

やひろ

やひろ [1] 【八尋】
非常に長いこと。非常に広いこと。

やひろどの

やひろどの 【八尋殿】
広大な御殿。「天の御柱を見立て,―を見立てたまひき/古事記(上訓)」

やびつ

やびつ [1] 【矢櫃】
矢をおさめておく蓋(フタ)のある箱。

やびらき

やびらき [2] 【矢開き・箭開き】
武家で,子息がはじめて鳥獣を射たとき,その肉を料理し,餅をついて祝うこと。また,その儀式。のちには,一般に狩ではじめて獲物をしとめた者の祝い。矢開きの祝い。折り目。

やびらきもち

やびらきもち [4] 【矢開き餅】
矢開きにつく餅。

やふ

やふ 【八節】
垣などを結ぶ段が八つあること。また,多くの節や段があること。「臣の子の―の柴垣/日本書紀(武烈)」

やふ

やふ [1] 【野夫】
〔「やぶ」とも〕
■一■ (名)
いなかに住む男。いなかもの。田夫(デンプ)。
■二■ (代)
一人称。自分のことをへりくだっていう語。

やふき

やふき 【野府記】
⇒小右記(シヨウユウキ)

やふさし

やふさ・し 【慳し】 (形ク)
〔「やぶさし」とも〕
けちである。[新撰字鏡]

やふじまり

やふじまり 【八節結り】
八節に結うこと。垣などを幾段にも結ぶこと。また,そのもの。「大君の王子の柴垣―/古事記(下)」

やぶ

やぶ [1] 【野巫】
田舎の巫医(フイ)。一術しか身につけていない者を言い,修行の浅い禅者にたとえる。

やぶ

やぶ [0] 【藪】
(1)草木が群がり茂っている所。特に竹の群がり生えている所。
(2)「藪医者」の略。
(3)「藪入(ヤブイ)り」の略。
(4)「藪蕎麦(ヤブソバ)」の略。

やぶ

やぶ【薮】
a thicket (茂み);→英和
a bush (小薮);→英和
a bamboo bush (竹薮).‖薮から棒に suddenly;abruptly.薮蛇 <It is> waking a sleeping dog[lion].

やぶ=から棒

――から棒
〔藪から唐突に棒を突き出す意から〕
だしぬけに物事をすること。前触れや前置きのないさま。

やぶ=に剛(ゴウ)の者

――に剛(ゴウ)の者
〔「藪に功(コウ)の者」とも〕
人の顧みない所にも立派な人が隠れている。

やぶ=に馬鍬(マグワ)

――に馬鍬(マグワ)
〔生い茂った藪で馬鍬は使えないことから〕
到底できないことを無理にしようとすること。

やぶ=をつついて蛇を出す

――をつついて蛇を出す
必要もないことをしたために危難にあうたとえ。やぶへび。

やぶい

やぶい [2] 【藪医】
「藪医者」の略。

やぶいしゃ

やぶいしゃ【薮医者】
a quack (doctor).→英和

やぶいしゃ

やぶいしゃ [0] 【藪医者】
〔「野巫医者」の意〕
診断・治療の能力の劣った医者。下手な医者。藪薬師(ヤブクスシ)。やぶ。

やぶいちくあん

やぶいちくあん ヤブヰ― [5] 【藪井竹庵】
藪医者を人名めかしていう語。

やぶいり

やぶいり【薮入り】
the apprentices'[servants']holiday; <英> Mothering Sunday.

やぶいり

やぶいり [0] 【藪入り】
〔草深い土地へ帰る意〕
正月および盆の一六日に,奉公人が暇をもらって親元または請(ウケ)人の家へ帰ること。また,その日。宿入り。宿下がり。[季]新年。《―や琴かき鳴らす親の前/太祇》
→後(ノチ)の藪入(ヤブイ)り

やぶうぐいす

やぶうぐいす [4] 【藪鶯】
藪にいる鶯。

やぶか

やぶか [0] 【藪蚊・豹脚蚊】
(1)ヤブカ属の蚊の総称。体長4〜6ミリメートルで,黒色のものが多く,黄褐色や体・足に白帯のあるものもいる。藪や木立の中にすみ,昼間活動して人畜を刺し吸血する。デング熱を媒介する種もある。日本には約四〇種を産する。ヒトスジシマカ・トウゴウヤブカ・キンイロヤブカなど。
(2)藪や草原にすみ,人を刺す大形の蚊の総称。やぶっか。

やぶか

やぶか【薮蚊】
a striped mosquito.

やぶかげ

やぶかげ [0] 【藪陰】
藪の陰になっている所。

やぶかんぞう

やぶかんぞう [3] 【藪萱草】
ユリ科の多年草。川岸や湿原などに自生。葉は広線形で柔らかい。夏,高さ約80センチメートルの花茎を立て,上端に朱赤色のユリに似た八重の一日花を次々に開く。若葉は食べられる。ワスレグサ。

やぶがき

やぶがき [2] 【藪垣】
藪のような垣。また,藪の周りの垣。

やぶがらし

やぶがらし [3] 【藪枯】
ブドウ科のつる性多年草。藪や路傍に自生。茎は長い地下茎から出て,よく伸び分枝する。葉は五小葉からなる鳥足状の複葉。夏から秋,腋生の花序に淡緑色で中央の赤い小花を多数つける。果実は扁球形で黒熟する。ビンボウカズラ。ヤブカラシ。
薮枯[図]

やぶき

やぶき 【矢吹】
福島県南部,西白河郡の町。奥州街道の旧宿場町。

やぶきり

やぶきり [0] 【藪螽蟖】
キリギリス科の昆虫。体長約33ミリメートル。キリギリスに似るが全身緑色。樹上や草むらにすみ,雄は夜間ツルルルと鳴く。本州以南,台湾まで分布。

やぶく

やぶ・く [2] 【破く】 (動カ五[四])
〔「やぶる」と「さく」が混交した語〕
紙や布など薄いものをひきさく。やぶりさく。「手紙を―・く」
[可能] やぶける

やぶくぐり

やぶくぐり [3] 【藪潜り】
(1)やぶをくぐること。また,そのもの。
(2)韮山笠(ニラヤマガサ)の別称。

やぶくすし

やぶくすし [3][4] 【藪薬師】
藪医者(ヤブイシヤ)。「―の病人選び」

やぶけまん

やぶけまん [3] 【藪華鬘】
ムラサキケマンの別名。

やぶける

やぶ・ける [3] 【破ける】 (動カ下一)
紙や布など薄いものがさける。やぶれる。「紙が―・ける」
〔「破く」の自動詞形〕

やぶこうじ

やぶこうじ [3][0] 【藪柑子】
ヤブコウジ科の常緑小低木。暖帯の山地の林下に群生。庭木や盆栽とする。高さ約20センチメートル。葉は長楕円形で茎の上方に輪生状につく。夏,腋生の花柄に白花を数個つけ,冬,小球形の果実が赤熟する。山橘(ヤマタチバナ)。赤玉の木。漢名,紫金牛。[季]冬。
薮柑子[図]

やぶこぎ

やぶこぎ [0] 【藪漕ぎ】 (名)スル
(登山道でない道を)藪を手でかきわけながら進むこと。

やぶさか

やぶさか [0][2] 【吝か】 (形動)[文]ナリ
(1)ためらうさま。思いきりの悪いさま。「民衆も天才を認めることに―であるとは信じ難い/侏儒の言葉(竜之介)」
(2)(「…にやぶさかでない」の形で)…する努力を惜しまない。喜んで…する。「彼の功績を認めることに―でない」
(3)物惜しみするさま。けちなさま。「―にしては太々とした料理/柳多留 59」

やぶさか

やぶさか【吝かでない】
be ready[willing] <to do> .

やぶさめ

やぶさめ [0] 【藪雨】
スズメ目ウグイス科の小鳥。全長約10センチメートルで,日本最小の鳥の一種。背面は赤褐色,腹面は白色で尾が短く,目の上に黄白色の眉(マユ)形の線がある。やぶかげで暮らし,あまり姿を見せない。日本では夏鳥として,各地の低山帯のやぶ地で繁殖。アジア東北部に分布。

やぶさめ

やぶさめ [0] 【流鏑馬】
騎射の一。方形の板を串にはさんで立てた三つの的を,馬に乗って走りながら順々に鏑(カブラ)矢で射るもの。平安末から鎌倉時代にかけて盛んに行われ,しばしば神社に奉納された。

やぶしん

やぶしん [2] 【家普請】
家を普請すること。いえぶしん。

やぶじらみ

やぶじらみ [3] 【藪虱】
セリ科の二年草。荒地や道端に多い。全体に細毛があり,高さは約60センチメートル。葉は二回羽状複葉。夏,枝頂に複散形花序を作り,白色の小花を多数つける。果実は小卵形で刺毛を密生し,衣服につきやすい。草じらみ。[季]秋。

やぶすずめ

やぶすずめ [3] 【藪雀】
やぶにいる雀。

やぶすま

やぶすま [2] 【矢衾】
射手がすきまなく並んだ列。また,一面にすきまなく矢を射ること。「―を作って射る」

やぶそてつ

やぶそてつ [3] 【藪蘇鉄】
オシダ科の常緑性シダ植物。暖地の林下・川岸などに生える。葉は多数根生し,長さ約60センチメートルの羽状複葉で,羽片は広披針形で鎌形に曲がる。裏面に円形の包膜に包まれた胞子嚢(ノウ)群を散生する。トラノオ。漢名,貫衆。
薮蘇鉄[図]

やぶそば

やぶそば [0] 【藪蕎麦】
甘皮のついたままひいた蕎麦粉で作った緑色の蕎麦。また,その製法の蕎麦を供する店の屋号。

やぶだたみ

やぶだたみ [3] 【藪畳】
(1)一面に茂った藪。
(2)芝居の大道具の一。葉のついた竹を短く切って束ね,これを木製の枠にすき間なく取り付けて竹藪に見せるもの。

やぶぢから

やぶぢから 【藪力】
(藪の竹を引き抜くほどの)なみはずれて強い力。ばかぢから。「汝も我も若者の十七,八の―/浄瑠璃・加増曾我」

やぶつばき

やぶつばき [3] 【藪椿】
ツバキ{(1)}のうち,山地や海岸に自生するもの。栽培品種に対していう。やまつばき。[季]春。

やぶづかほんまち

やぶづかほんまち 【藪塚本町】
群馬県南東部,新田(ニツタ)郡の町。渡良瀬川の大間々扇状地にある。たくあん漬を特産。

やぶでまり

やぶでまり [3] 【藪手毬】
スイカズラ科の落葉低木。山野に生え,庭木ともされる。葉は対生し,広卵形で鋭い鋸歯がある。晩春,短枝の先に散房花序を出し,多数の白色の小花をつけ,周囲に白色の大きな装飾花がある。

やぶにっけい

やぶにっけい [3] 【藪肉桂】
クスノキ科の常緑高木。暖地に自生。防風林に植える。高さ約10メートル。葉は狭卵形。初夏,葉腋に淡黄色の花を数個散状につける。果実は楕円形で黒熟。全体はニッケイに似るが,香りは少ない。材は堅く,器具用材とする。マツラニッケイ。女桂(メカツラ)。

やぶにらみ

やぶにらみ【薮睨み】
<have> a squint.→英和
〜の squint-[cross-]eyed.

やぶにらみ

やぶにらみ [0] 【藪睨み】
(1)斜視(シヤシ)。
(2)見方・考え方などが見当はずれのこと。

やぶにんじん

やぶにんじん [3] 【藪人参】
セリ科の多年草。藪や林内に自生。高さ約50センチメートル。葉は羽状に細裂し,ニンジンの葉に似る。晩春,枝頂に白色の小花多数を複散形花序につける。果実は長さ約2センチメートルの線状披針形。ナガジラミ。

やぶの

やぶの 【藪野】
姓氏の一。

やぶのうち

やぶのうち 【藪内】
姓氏の一。

やぶのうちじょうち

やぶのうちじょうち 【藪内紹智】
(一世)(1536-1627) 安土桃山・江戸初期の茶人。藪内流の始祖。道号,剣仲。武野紹鴎に師事。古田織部の茶室燕庵を受け継いだ。

やぶのうちりゅう

やぶのうちりゅう 【藪内流】
茶道の流派の一。藪内宗把を遠祖とし,養子剣仲紹智(ジヨウチ)を流祖とする。西本願寺の庇護を受け,比較的古風を保つ。下(シモ)流。代々紹智を名乗る。

やぶのなか

やぶのなか 【藪の中】
〔芥川竜之介の同名の作品から〕
関係者の言い分が食い違っていて,真相がわからないこと。

やぶのむくじゅう

やぶのむくじゅう 【藪野椋十】
⇒渋川玄耳(シブカワゲンジ)

やぶはぎ

やぶはぎ [0][2] 【藪萩】
マメ科の多年草。各地の林内に生える。ヌスビトハギと近縁だが,葉の裏面は白色を帯びる。豆果にはかぎ状の毛が密生し,衣服につきやすい。

やぶはら

やぶはら [0] 【藪原】
竹ざさ・雑草・雑木などが自生し,やぶになっている野原。

やぶへび

やぶへび [0] 【藪蛇】
〔「藪をつついて蛇を出す」から〕
余計なことをしてかえって悪い結果になる。「発言が―になる」

やぶまお

やぶまお [0] 【藪苧麻】
イラクサ科の多年草。藪や川岸などに生える。高さ約1メートル。葉は対生し,卵円形で粗大な鋸歯があり,質は厚くざらつく。秋,腋生の長い花序上に球形に集まった淡緑色の花が多数つく。

やぶまき

やぶまき [0] 【藪巻(き)】
雪折れのおそれのある低木や竹などを,むしろや縄で巻いて損傷を防ぐもの。[季]冬。

やぶまめ

やぶまめ [0] 【藪豆】
マメ科のつる性一年草。各地の道端・野原に自生。葉は卵状の三小葉からなる。秋,葉腋に淡紫色の蝶形花をつける。豆果は地上と地中にできる。

やぶみ

やぶみ [0][1] 【矢文】
矢柄に結びつけたり,蟇目(ヒキメ)の穴に入れたりして射て届ける書状。また,その矢。

やぶみょうが

やぶみょうが [3] 【藪茗荷】
ツユクサ科の多年草。本州中部以西の林下や竹藪に自生。茎は直立し,高さ約80センチメートル。葉は大きい狭長楕円形で,ミョウガに似る。夏から秋,茎頂に長い円錐花序を立て,白色の小花をつける。果実は小球形で青く熟す。

やぶむらさき

やぶむらさき [4] 【藪紫】
クマツヅラ科の落葉低木。山地に自生。全体に灰白色の軟毛を密生。葉は卵形。夏,葉腋(ヨウエキ)に淡紅色の小花を集散状につける。果実は小球形で,晩秋紫色に熟す。

やぶらん

やぶらん [2] 【藪蘭】
ユリ科の常緑多年草。山林中に生える。葉は根生し,線形で質が厚い。夏から秋,高さ約40センチメートルの花茎が出,頂の花穂に淡紫色の小六弁花が多数つく。種子は丸く,黒熟。乾燥した根を漢方で麦門冬と称し薬用とする。

やぶりつぎ

やぶりつぎ [0] 【破(り)継ぎ】
仮名料紙の一種。異種の料紙を重ねて波形に切り,2ミリメートルぐらいずらして継ぎ重ねる。
⇔切り継ぎ
⇔重ね継ぎ

やぶる

やぶ・る [2] 【破る】
■一■ (動ラ五[四])
(1)紙・布などを裂いたり穴をあけたりする。「手紙を―・る」「障子を―・る」
(2)(固い物を)傷をつけてこわす。また,砕く。「殻を―・ってひなが出る」
(3)相手側の備え・守りなどを打ちくだいて通過する。「警戒網を―・る」「関所を―・る」
(4)安定していた状態を乱す。「静寂を―・る」「記録を―・る」
(5)規則・約束などに背く行為をする。「誓いを―・る」
(6)相手を負かす。「優勝候補を―・る」
(7)人の体や心を傷つける。「額―・りて陀羅尼こめたるこそ/宇治拾遺 1」
〔「破れる」に対する他動詞〕
[可能] やぶれる
■二■ (動ラ下二)
⇒やぶれる

やぶる

やぶる【破る】
tear (裂く);→英和
[破壊]break <silence> ;→英和
destroy;→英和
disturb <the peace> ;→英和
violate <the law> (犯す);→英和
[負かす]beat;→英和
defeat.→英和
記録(約束,因習)を〜 break a record (promise,an old custom).→英和

やぶる

やぶる [2] 【破】
暦注の十二直の一。訴訟談判・家屋の取り壊しなどに吉,約束相談に凶という日。

やぶる

やぶ・る 【敗る】 (動ラ下二)
〔「やぶる(破)」と同源〕

やぶれ

やぶれ【破れ】
<mend> a rent <in the clothes> ;→英和
a tear.→英和

やぶれ

やぶれ [3] 【破れ】
(1)破れること。破れていること。また,破れたところや物。「靴下の―」「―太鼓」「―障子」
(2)事がうまくゆかないこと。破綻(ハタン)。「先のつまりたるは―に近き道なり/徒然 83」
(3)負け。敗北。

やぶれかぶれ

やぶれかぶれ [4] 【破れかぶれ】 (名・形動)
どうにでもなれとやけになる・こと(さま)。自暴自棄。捨て鉢。「こうなったら―だ」「―になる」「―な気持ち」

やぶれかぶれ

やぶれかぶれ【破れかぶれに】
desperately;→英和
recklessly.→英和
〜になる become desperate.

やぶれがさ

やぶれがさ [4] 【破れ傘】
(1)破れた傘。
(2)キク科の多年草。山地の林下に生える。茎は高さ約1メートルで,分枝しない。根葉は柄が長く,葉身は大きい円形で掌状に七〜九深裂し,裂片はさらに切れ込む。夏,茎頂に白色の頭花を円錐状につける。[季]夏。
破れ傘(2)[図]

やぶれごろも

やぶれごろも [4] 【破れ衣】
破れた衣服。つづれ。

やぶれそう

やぶれそう 【破れ僧】
有髪の僧。また,破戒僧。「―烏帽子きたれば/七十一番職人歌合」

やぶれめ

やぶれめ【破れ目】
<mend> a rent;→英和
a tear.→英和

やぶれめ

やぶれめ [0][4] 【破れ目】
破れたところ。やれめ。

やぶれる

やぶれる【破れる】
be broken (こわれる);be torn (裂ける);break up[off](交渉などが);be worn out (すり切れる);burst (破裂する).→英和

やぶれる

やぶ・れる [3] 【敗れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 やぶ・る
〔「破れる」と同源〕
争い・試合などで,相手に負ける。
⇔勝つ
「決勝戦で―・れる」

やぶれる

やぶ・れる [3] 【破れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 やぶ・る
(1)紙・布などが裂けたり,穴があいたりする。やぶける。「―・れたシャツ」
(2)(固いものが)傷がついてこわれる。また,砕ける。「血管が―・れる」
(3)安定していた状態が失われる。「均衡が―・れる」
(4)事が成立しないで終わる。「夢が―・れる」「恋に―・れる」
(5)傷を負う。「―・れたる蛇を見て,薬をつけていやす/十訓 1」
〔「破る」に対する自動詞〕

やぶれる

やぶれる【敗れる】
lose <a game> ;→英和
be beaten[defeated].

やぶん

やぶん [1] 【夜分】
(1)夜。夜間。「―におじゃまして恐縮です」
(2)連歌・俳諧で,夜のものと定められたことば。「宵・闇・暗き」など。夜分の詞。

やぶん

やぶん【夜分】
⇒夜.

やぶタバコ

やぶタバコ [3] 【藪―】
キク科の多年草。山野の林内に生える。高さ約80センチメートルで上方で分枝。全草に細毛を密生する。葉は互生し,形がタバコの葉に似る。夏から秋,上方の葉腋(ヨウエキ)に鐘形の黄色の頭花を下垂。痩果(ソウカ)は粘り,中国では条虫駆虫薬とする。

やへん

やへん [0] 【矢偏】
漢字の偏の一。「知」「短」などの「矢」。

やべ

やべ 【矢部】
姓氏の一。

やべがわ

やべがわ 【矢部川】
福岡県南部,耳納(ミノウ)山地や筑肥(チクヒ)山地付近を源とし,西流・南西流して大牟田市の北で有明海に注ぐ川。上流には日向神(ヒユウガミ)峡の景勝地がある。

やべひさかつ

やべひさかつ 【矢部長克】
(1878-1969) 地質学者。東京生まれ。東大卒。東北大学教授。層序・古生物・構造地質などを研究し,日本の地質学の発展に大きく貢献。糸魚川-静岡構造線を提唱。

やほ

やほ [1] 【弥帆】
和船の舳(ヘサキ)の方に張る小さい帆。「或は檣(ホバシラ)を吹折れて,―にて馳る舟もあり/太平記 20」

やほう

やほう [1] 【野砲】
野戦用の大砲。機動性があり,射撃速度が大きい。

やほう

やほう [0] 【野堡】
野戦で,歩兵のために設けたとりで。

やほう

やほう【野砲】
a field gun;field artillery (総称).

やほたで

やほたで 【八穂蓼】
穂が非常に多い蓼。やおたで。「―も河原を見れば老いにけり/好忠集」

やほたでを

やほたでを 【八穂蓼を】 (枕詞)
多くの穂のついた蓼を刈って積む意から,人名「穂積」にかかる。「―穂積の朝臣(アソ)が腋(ワキ)草を刈れ/万葉 3842」

やほち

やほち [0] 【夜発】
「やほつ(夜発)」に同じ。

やほつ

やほつ [1] 【夜発】
夜,辻に立って客を引く,最下級の私娼。やほち。「隠売女(ジゴク)―をする徒は/安愚楽鍋(魯文)」

やほばしら

やほばしら [3] 【弥帆柱】
和船で,弥帆をかける舳(ヘサキ)近くの柱。二番目に太い柱。

やほろ

やほろ [1] 【矢母衣】
箙(エビラ)に盛った矢にかぶせる布の筒。日光や雨で矢がいたむのを防ぐためのもの。

やぼ

やぼ [1] 【野暮】 (名・形動)[文]ナリ
〔語源未詳。「野暮」は当て字〕
(1)世情に疎く,人情の機微を解さない・こと(さま)。そのような人をもいう。「―なことを言う」「そんなこと聞くだけ―だ」
(2)洗練されていないこと。あか抜けていないこと。また,そのさまや人。「―な服装」「―な柄物」
(3)遊里の事情に疎い・こと(さま)。そのような人をもいう。
⇔粋(スイ)
⇔通(ツウ)

やぼ

やぼ【野暮な】
senseless;→英和
silly;→英和
rustic.→英和
〜なことを言うな Don't be silly.言うだけ〜だ It is needless to say.

やぼ=と化け物は箱根(ハコネ)から先

――と化け物は箱根(ハコネ)から先
野暮と化け物は箱根から先の西の方にいる意。江戸っ子の通を自慢していう語。

やぼう

やぼう [0] 【野望】
(1)分不相応な大きな望み。「―を抱く」「―をくじく」
(2)野原に出て景色を楽しむこと。「山川―の所,煙霞の夕を見て/輔親集」

やぼう

やぼう【野望】
⇒野心.

やぼがたい

やぼがた・い [4] 【野暮堅い】 (形)
堅い一方で,全く融通がきかない。「滅法に―・く緊つてる/くれの廿八日(魯庵)」

やぼくさい

やぼくさ・い [4] 【野暮臭い】 (形)
いかにも野暮なさまである。「―・い服装」

やぼすけ

やぼすけ [2] 【野暮助】
「やぼ」を人名めかしていう語。「箸の持様も知らぬ,―の/歌舞伎・幼稚子敵討」

やぼったい

やぼった・い [4] 【野暮ったい】 (形)
やぼな感じがする。「―・い身なり」
[派生] ――さ(名)

やぼてん

やぼてん [0] 【野暮天】
きわめて野暮なこと。また,その人。

やぼよう

やぼよう [0] 【野暮用】
遊びや趣味など粋なことではなく,実務上の,または日常的な用事。

やま

やま 【山】
■一■ [2] (名)
(1)周りの土地より著しく高くなった所。古くから信仰の対象となり,俗世間を離れた清浄の地とされた。
(2)鉱山。
(3){(1)}の形をしたもの。
 (ア)庭園などに小高く土を盛って作ったもの。築山。
 (イ)物をうず高く積み上げたもの。「書類の―」「―盛り」
 (ウ)数量がきわめて多いこと。「人の―」「借金の―」
(4)物の一部で,高くなっている所。「ねじの―」
(5)進行するに従って次第に高まり,やがて徐々におさまる物事の全体を{(1)}に見立てていう。
 (ア)最も重要なところ。絶頂。クライマックス。「―のない小説」
 (イ)成否を決定するような緊迫した場面。「病人は今夜が―だ」
(6)〔(2)の鉱脈を探し当てるのは,きわめて確率の低い賭(カ)けであったことから〕
万一の僥倖(ギヨウコウ)に賭けること。
(7)犯罪事件。警察や新聞記者などが用いる。「大きな―だ」
(8)山登り。「趣味は―だ」
(9)「山鉾(ヤマボコ)」に同じ。
(10)(園城寺(オンジヨウジ)を寺というのに対して)比叡山。延暦寺。「昨日―へ罷り登りにけり/源氏(夕顔)」
(11)高く,ゆるぎないもの。よりどころとすべきもの。「―と頼みし君をおきて/後撰(離別)」
(12)〔多く(1)にあったことから〕
墓。山陵。「御―に参り侍るを/源氏(須磨)」
(13)詐欺。また,もくろみ。「女郎の―で,…茶屋とぐるになつてしかけたところが/洒落本・蕩子筌枉解」
(14)動植物の名の上に付けて,同類のうちで野生のもの,あるいは山地に産するものであることを表す。「―ねこ」「―ぶどう」「―つつじ」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)盛り分けた物を数えるのに用いる。「みかん一―五百円」
(2)山,特に山林や鉱山を数えるのに用いる。

やま

やま【山】
(1) a mountain;→英和
a hill (小山);→英和
a peak (峰).→英和
(2)[鉱山]a mine.→英和
(3)[累積]a pile[heap] <of> .→英和
(4)[帽子の]the crown.→英和
(5)[小説・劇などの]the climax.→英和
〜の多い mountainous;→英和
hilly.→英和
〜のような mountainous <waves> ;huge.→英和
〜が当たる make a lucky shot <at the examination> .
〜が見える The end is in sight.〜ほど(の) lots of.〜をかける take[try]one's chance <in the examination> .
〜の幸 mountain products.

やま

やま 【夜摩】
〔梵 Yama〕
⇒夜摩天(ヤマテン)

やま

やま [1] 【矢間】
(1)甲冑(カツチユウ)などで,矢の通る隙間。「甲冑をわり合はせわり合はせ―をたばひて振舞へば/盛衰記 35」
(2)「矢狭間(ヤザマ)」に同じ。

やま=が当たる

――が当た・る
予想がぴったり適中する。「試験の―・る」

やま=が見える

――が見・える
前途の見通しがつく。困難を乗りきって見通しが立つ。

やま=と言えば川

――と言えば川
人の言葉に常に逆らうたとえ。右と言えば左。

やま=なす

――なす
「山をなす」に同じ。

やま=に千年海に千年

――に千年海に千年
⇒海千山千(ウミセンヤマセン)

やま=をなす

――をな・す
山のように高くなる。また,物がうず高く積もる。山なす。「―・す大波」

やま=を張る

――を張・る
「山を掛ける」に同じ。「直球に―・る」

やま=を当てる

――を当・てる
(1)鉱脈を掘り当てる。
(2)可能性の少ないものにかけて当てる。「ダービーで―・てた」

やま=を抜く

――を抜・く
〔史記(項羽本紀)〕
山を抜き通すほどの強い力のたとえ。「力―・く」
→抜山蓋世(バツザンガイセイ)

やま=を掛ける

――を掛・ける
(1)万一の幸運をねらって投機的な冒険をする。山を張る。
(2)幸運をあてにし,推定をもとにして準備する。「―・けて試験勉強をする」

やま=を止(ト)める

――を止(ト)・める
仕事を途中でやめる。

やま=を立てる

――を立・てる
山や岬などを目じるしにして,釣り場や船の位置を確認する。

やま=を越す

――を越・す
「峠(トウゲ)を越す」に同じ。「春闘も―・した」

やま=を踏む

――を踏・む
〔警察・犯罪関係の隠語〕
犯罪を犯す。

やま=を鋳(イ)、海を煮る

――を鋳(イ)、海を煮る
〔山の鉱物を掘り出して銭を鋳,海水を煮て塩を得る意〕
国中に産物の豊かなたとえ。

やま=眠る

――眠る
俳句で,生気を失って静まり返っている冬の山の形容。[季]冬。《―大和の国に来て泊る/山口青邨》

やま=笑う

――笑う
俳句で,草木が萌(モ)え始めた,のどかで明るい春の山の形容。[季]春。《腹に在る家動かして―/虚子》
〔「臥遊録」の「春山淡冶(タンヤ)にして笑うが如く,夏山蒼翠(ソウスイ)にして滴るが如く,秋山明浄にして粧うが如く,冬山惨淡として眠るが如し」から〕

やま=装(ヨソオ)う

――装(ヨソオ)う
俳句で,紅葉で美しく彩られた山の形容。[季]秋。《搾乳の朝な夕なを―/波多野爽波》

やま=高きが故に貴からず

――高きが故に貴からず
〔実語教〕
物事は見かけだけで判断してはならない。

やま=高く水長し

――高く水長し
君子の徳の高いことを山に,広く人民をうるおすことを大河の流れるのにたとえていう語。

やま∘ない

やま∘ない 【止まない】 (連語)
(「…てやまない」の形で)
(1)終わることがない。やまぬ。「進歩して―∘ない科学技術」
(2)心から願ったり望んだりする意を表す。やまぬ。「成功を願って―∘ない」
→やむ

やま∘ぬ

やま∘ぬ 【止まぬ】 (連語)
⇒やまない(連語)

やまあい

やまあい [3][0] 【山藍】
トウダイグサ科の多年草。山中の林内に生える。茎は四稜あり,高さ約40センチメートル。葉は対生し,卵状長楕円形。雌雄異株。春から夏,葉腋(ヨウエキ)に長い花穂をつける。古くは葉を藍染めの染料とした。

やまあい

やまあい【山間の】
<a village> in a mountain.→英和

やまあい

やまあい [0] 【山間】
山と山との間。山の中。「―の道」

やまあざみ

やまあざみ [3] 【山薊】
アザミの一種。西日本の山中に生える。茎は太く,高さ2メートルに達する。葉は密につき,羽状に中裂。秋,紅紫色の小頭花多数が穂状につく。

やまあし

やまあし [0] 【山足】
スキーの斜滑降で,山側(高い方)にある足。
⇔谷足

やまあじさい

やまあじさい [3] 【山紫陽花】
サワアジサイの別名。

やまあそび

やまあそび [3] 【山遊び】
三月三日の節句や卯月八日などに,野山に出て終日遊ぶこと。

やまあたり

やまあたり [3] 【山中り】
「山酔(ヤマヨ)い」に同じ。

やまあらし

やまあらし【山荒し】
《動》a porcupine;→英和
<米> a hedgehog.→英和

やまあらし

やまあらし [3] 【山荒・豪猪】
齧歯(ゲツシ)目のヤマアラシ科とアメリカヤマアラシ科の哺乳類の総称。頭胴長40〜90センチメートル。体と尾の上面にはとげ状に変化した硬い長毛があり,これで敵から身を守り,ときには攻撃に用いる。ヤマアラシ科の多くは尾が短く,木に登らない。アジア・ヨーロッパ・アフリカに分布。また,アメリカヤマアラシ科のものは尾が長く,普通,木の上で生活する。南北アメリカに分布。
山荒[図]

やまあらし

やまあらし [3] 【山嵐】
(1)山から吹きおろす風。山に吹く嵐。「よし野の山の―も寒く/古今(雑体)」
(2)柔道の投げ技。相手の体を釣り上げながら,右くるぶしのやや上部に右足をあてて,相手の右前隅に大きく投げるもの。

やまあららぎ

やまあららぎ 【山蘭】
植物コブシの別名。「妹(イモ)と我(アレ)といるさの山の―手な取り触れそや/催馬楽」

やまあり

やまあり [2] 【山蟻】
ヤマアリ属のアリの総称。体長8ミリメートル前後。黒色または赤褐色。クロヤマアリ・アカヤマアリ・エゾアカヤマアリなどを含む。山地にすむものが多い。

やまあるき

やまあるき [3] 【山歩き】 (名)スル
山を歩き楽しむこと。

やまい

やまい【病】
⇒病気.

やまい

やまい [2] 【山井】
「やまのい(山の井)」に同じ。「衣手の―の水にかげみえし/新古今(雑下)」

やまい

やまい [2] 【山居】
山に住むこと。また,その居所。やまずみ。

やまい

やまい ヤマヒ [1] 【病】
(1)病気。「―の床につく」「―に冒される」
(2)悪い癖。欠点。特に,詩歌で気をつけて避けるべきことがら。「―さるべき心多かりしかば/源氏(玉鬘)」
(3)気がかり。苦労の種。「旦那の―になされた中国北国残らず売つて/浄瑠璃・五十年忌(中)」

やまい

やまい ヤマヰ 【山藍】
「やまあい」の転。歌では「山井」にかけて用いる。「あしひきの―にすれる衣をば/拾遺(雑秋)」

やまい=は口より入(イ)り禍(ワザワイ)は口より出(イ)ず

――は口より入(イ)り禍(ワザワイ)は口より出(イ)ず
病気は飲食物への不注意から,わざわいは不用意な言葉から生じる。

やまい=は気から

――は気から
病気は気の持ちようで,重くもなれば軽くもなる。

やまい=を∘得る

――を∘得る
病気にかかる。

やまい=を養う

――を養・う
病気をなおすために療養する。

やまい=膏肓(コウコウ)に入(イ)る

――膏肓(コウコウ)に入(イ)る
〔晋(シン)の景公が,病魔が膏と肓の間に入り,名医も治療できないという夢をみたという「左氏伝(成公十年)」の故事から。誤って「病膏盲(コウモウ)に入る」とも〕
(1)治療のほどこしようのないほど病気が重くなる。
(2)何かに熱中して抜け出せなくなるたとえ。
→膏肓

やまい=革(アラタ)まる

――革(アラタ)ま・る
危篤状態になる。

やまいけ

やまいけ ヤマヒ― [4] 【病気】
病気の気味。病気らしい気配。

やまいたち

やまいたち [3] 【山鼬】
オコジョの別名。

やまいだ

やまいだ ヤマヒ― [3] 【病田】
不幸が訪れるとして,耕作や所有を嫌う田。
→癖地(クセチ)

やまいだれ

やまいだれ ヤマヒ― [0] 【病垂れ】
漢字の垂れの一。「病」「痛」などの「疒」。

やまいぬ

やまいぬ [0] 【山犬】
(1)野生の犬。
⇔里犬
(2)ニホンオオカミの別名。
(3)江戸期の動物画に見られる野生イヌ科動物。ニホンオオカミと同一であるとも考えられる。

やまいぬ

やまいぬ [0] 【病犬】
〔「やまい犬」の転〕
悪いくせのある犬。また,狂犬。

やまいぬ

やまいぬ【山犬】
a wild dog.

やまいのそうし

やまいのそうし ヤマヒノサウシ 【病草紙】
平安末期の絵巻。絵・詞書とも作者未詳。種々の奇病や治療法などを集めたもの。

やまいはちまき

やまいはちまき ヤマヒ― 【病鉢巻】
歌舞伎・人形浄瑠璃で,病人であることを示すために,象徴として結ぶ鉢巻。男女とも若い役では紫,老人役では黒の鉢巻を用い,頭の左側で結ぶ。

やまいも

やまいも【山芋】
a kind of yam.

やまいも

やまいも [0] 【山芋】
「山の芋」に同じ。

やまう

やまう ヤマフ 【病まふ】
病気になること。やまい。「おもき御―をうけさせ給ひしかば/平家 1」

やまう

やま・う ヤマフ 【病まふ】 (動ハ四)
〔動詞「病(ヤ)む」に反復・継続の助動詞「ふ」の付いたものから〕
病気になる。病む。わずらう。「しられぬ恋に―・ふころかな/永久百首」

やまうぐいす

やまうぐいす [4] 【山鶯】
山にすむウグイス。

やまうさぎ

やまうさぎ [3] 【山兎】
山にいる野生のウサギ。

やまうずら

やまうずら [3] 【山鶉】
キジ目キジ科ヤマウズラ属の鳥の総称。ウズラに似るが大きく,全長25センチメートルほど。胸に馬蹄形の大きな斑紋がある。ユーラシアに三種がある。狩猟鳥。
〔古くは誤ってシャコと呼んだ〕

やまうど

やまうど [3][0] 【山独活】
山に生えている野生のウド。[季]春。《昼月や―を掌に匂はしめ/石田波郷》

やまうば

やまうば [2][0] 【山姥】
伝説や昔話で,奥深い山に住んでいる女の怪物。背が高く髪は長く,口は大きく目は光って鋭い。金時を育てた足柄山の山姥,瓜子姫説話の山姥など。やまんば。やまおんな。
→やまんば(山姥)

やまうり

やまうり [4] 【山売り】
(1)山林や鉱山を売ること。また,それを業とする人。
(2)山師のようなやり口で,人をだまして物を売りつける人。「博奕中間・―/浮世草子・永代蔵 4」
(3)一山(ヒトヤマ)を単位として売ること。山盛りで売ること。

やまうるし

やまうるし [3] 【山漆】
ウルシ科の落葉小高木。山野に自生。全体にウルシに似るが小さい。葉は枝先付近に互生し,大形の羽状複葉で,秋の紅葉が美しい。雌雄異株。初夏,開花。果実は小さく剛毛が密生する。

やまお

やまお 【山尾】
山の峰。山の稜線。「うごきなく絶ぬ例と貴船なる―河せに世を祈るかな/兼好集」

やまおか

やまおか ヤマヲカ 【山岡】
姓氏の一。

やまおかげんりん

やまおかげんりん ヤマヲカ― 【山岡元隣】
(1631-1672) 江戸前期の仮名草子作者・俳人。字(アザナ)は徳甫。京の人。医を業とし,また,国学・和歌・俳諧を北村季吟に学ぶ。著に仮名草子「他我身之上」,俳書「宝蔵」,注釈書「徒然草増補鉄槌」など。

やまおかずきん

やまおかずきん ヤマヲカヅキン [5][6] 【山岡頭巾】
(1)「苧屑(ホクソ)頭巾」に同じ。
(2)苧屑頭巾に似た長方形の布を二つ折りにして後頭部を縫い合わせたもの。のちにはくさび形の襠(マチ)のはいったものやボタン掛け・小鉤(コハゼ)掛けのものもできた。主に武士が黒・茶などの八丈絹やビロードで仕立てて用いた。

やまおかそうはち

やまおかそうはち ヤマヲカサウハチ 【山岡荘八】
(1907-1978) 小説家。新潟県生まれ。本名,藤野庄蔵。「徳川家康」など時代小説を多作。ほかに「新太平記」「春の坂道」など。

やまおかてっしゅう

やまおかてっしゅう ヤマヲカテツシウ 【山岡鉄舟】
(1836-1888) 幕末・明治の政治家・剣術家。江戸の人。通称,鉄太郎。千葉周作の門人,無刀流を創始。戊辰戦争の時,勝海舟の使者として,勝と西郷隆盛の会談を周旋,江戸開城に尽力。維新後,明治天皇の侍従。

やまおく

やまおく [3] 【山奥】
山の奥の方。山の深い所。

やまおく

やまおく【山奥に】
in the heart of a mountain.→英和

やまおくり

やまおくり [3] 【山送り】
死者を山へ送って葬ること。野辺の送り。葬送。「最期の―して/撰集抄 6」

やまおとこ

やまおとこ【山男】
a mountaineer (登山家);→英和
a wood(s)man (きこり).

やまおとこ

やまおとこ [3] 【山男】
(1)山に住んでいる男。山で働く男。
(2)登山の好きな男。登山歴のある男。
(3)山奥に住んでいると伝えられる怪物。

やまおやじ

やまおやじ [3] 【山親爺】
(北海道などで)ヒグマのこと。おやじ。

やまおり

やまおり [0] 【山折(り)】
折り目が外側に出るように,紙などを折ること。
⇔谷折り

やまおろし

やまおろし【山颪】
a mountain blast.

やまおろし

やまおろし [3] 【山颪】
(1)山から吹き下ろす風。「―の風」
(2)下座音楽の一。山中の風が激しく木をゆさぶるさまを表したもので,大太鼓を長撥(バチ)で打つ。山中の場などの幕開き・幕切れなどに用いる。

やまおんな

やまおんな [3] 【山女】
(1)「やまうば」に同じ。
(2)アケビの異名。

やまかい

やまかい [0] 【山峡】
山と山とに挟まれた狭い所。

やまかがし

やまかがし [3][5] 【赤楝蛇・山楝蛇】
ヘビの一種。全長60〜120センチメートル。体色には変異が多いが普通,緑色を帯びた褐色ないし暗褐色で,黒・黄褐・赤色のまだら模様がある。有毒。水田の周辺に多く,カエルや小魚を食べる。本州以南と朝鮮半島・中国・台湾に分布。

やまかがし

やまかがし
[蛇]a grass[ring(ed)]snake.

やまかがち

やまかがち 【蟒蛇】
うわばみ。大蛇。「―のねまり申したるやうな/仮名草子・東海道名所記」

やまかがみ

やまかがみ [3] 【山蘞】
ビャクレンの異名。[本草和名]

やまかけ

やまかけ [0] 【山掛(け)】
刺身・豆腐などの上にとろろ汁をかけた料理。薯掛(イモカケ)。

やまかけどうふ

やまかけどうふ [5] 【山掛(け)豆腐】
とろろ汁をかけた八杯(ハチハイ)豆腐。いもかけどうふ。やまかけ。

やまかげ

やまかげ [0] 【山陰】
山にさえぎられて,光のささないこと。山のかげになること。また,その所。

やまかげ

やまかげ [0] 【山影】
湖などに映る山の姿。

やまかご

やまかご [2][0] 【山駕籠】
山道などで用いる粗末な駕籠。竹で円く編んだ底を丸棒や丸竹からつるし,網代(アジロ)の屋根を掛けただけの,垂れも囲いもないもの。山輿(ヤマゴシ)。
山駕籠[図]

やまかじ

やまかじ【山火事】
a forest[hill]fire.

やまかじ

やまかじ [0][3] 【山火事】
山林の火災。

やまかずら

やまかずら [3] 【山蔓・山鬘】
(1)ヒカゲノカズラの別名。「あしひきの―の児今日行くと/万葉 3789」
(2){(1)}で作ったかずら。
(3)山の端にかかる暁の雲。「あら玉の年の明けゆく―/続千載(春上)」

やまかずらかげ

やまかずらかげ 【山蔓陰】
ヒカゲノカズラの別名。「あしひきの―ましばにも/万葉 3573」

やまかせぎ

やまかせぎ [3] 【山稼ぎ】
山で,木を切り出したり炭焼きや狩猟などに従事して生計を立てること。

やまかぜ

やまかぜ [2] 【山風】
(1)山中を吹く風。また,山の方から吹き下ろす風。「吹くからに秋の草木のしをるればむべ―をあらしといふらむ/古今(秋下)」
(2)夜,山岳の空気が冷えて山から谷に吹き下ろす風。
⇔谷風

やまかわ

やまかわ ヤマカハ 【山川】
姓氏の一。

やまかわ

やまかわ [2] 【山川】
(1)山と川。山や川。
(2)松江の銘菓。松平不昧(フマイ)の好み。細かい糯(モチ)米に少量の塩味が加えられた押物。

やまかわきくえ

やまかわきくえ ヤマカハ― 【山川菊栄】
(1890-1980) 女性運動家。東京生まれ。女子英学塾卒。山川均と結婚。伊藤野枝らと赤瀾会を結成し,女性解放運動に活躍。第二次大戦後,労働省婦人少年局初代局長。

やまかわけんじろう

やまかわけんじろう ヤマカハケンジラウ 【山川健次郎】
(1854-1931) 物理学者・教育家。会津若松生まれ。エール大学に留学,東大総長・九大総長・京大総長などを歴任。

やまかわひとし

やまかわひとし ヤマカハ― 【山川均】
(1880-1958) 社会主義者。岡山県生まれ。売文社に入り1922年(大正11)日本共産党創立に参加,同年「無産階級運動の方向転換」を発表,その理論は山川イズムとよばれ,社会主義運動に大きな影響を与えた。のち解党を主張,離党後は労農派の中心的理論家となった。

やまかん

やまかん【山勘をやる】
take a chance;→英和
make a venture;→英和
run a risk.→英和

やまかん

やまかん [0] 【山勘】
勘で山をかけること。当てずっぽう。「―が当たる」

やまかんむり

やまかんむり [3] 【山冠】
漢字の冠の一。「岸」「岩」などの「山」の部分。

やまが

やまが 【山鹿】
熊本県北部の市。近世,宿場町・温泉地として発達。電機工業のほか,製糸・清酒醸造などが伝統産業。山鹿灯籠を特産。

やまが

やまが 【山鹿】
姓氏の一。

やまが

やまが [0] 【山家】
山里にある家。

やまがえる

やまがえる [3] 【山蛙】
アカガエルの別名。

やまがおんせん

やまがおんせん 【山鹿温泉】
熊本県北部,山鹿市にある温泉。平安末期の発見という。炭酸アルカリ泉。

やまがくる

やまがく・る 【山隠る】
■一■ (動ラ四)
山の向こうにかくれる。山にさえぎられて見えなくなる。「明日よりはみ―・りて見えずかもあらむ/古事記(下)」
■二■ (動ラ下二)
{■一■}に同じ。「―・れ消えせぬ雪のわびしきは/後撰(恋六)」

やまがさ

やまがさ [3] 【山笠】
(1)祭礼の時などに被る,飾りの付いた笠。
(2)七月一日から一五日までの,福岡市櫛田神社の例祭に出る山車(ダシ)。博多山笠。[季]夏。

やまがずまい

やまがずまい [4] 【山家住まい】
山家に住むこと。また,その住居。

やまがそこう

やまがそこう 【山鹿素行】
(1622-1685) 江戸前期の儒学者・兵学者。会津の人。江戸に出て朱子学・甲州流軍学,歌学・神道などを学ぶ。武教的儒学によって諸大名らに支持されたが,朱子学を排斥し古代の道への復帰を説いた「聖教要録」の筆禍で赤穂に配流。配所で「中朝事実」を著した。他に著「武家事紀」「山鹿語類」など。

やまがそだち

やまがそだち [4] 【山家育ち】
山家に育ったこと。また,その人。

やまがそば

やまがそば [4] 【山家蕎麦】
⇒田舎蕎麦(イナカソバ)

やまがた

やまがた 【山片】
姓氏の一。

やまがた

やまがた 【山形】
(1)東北地方南西部の県。かつての羽前国全域と羽後国の一部を占める。西は日本海に面して庄内平野がある。ほぼ中央を北流する最上川流域に米沢・山形・新庄の盆地があり,その東には奥羽山脈,西には飯豊・朝日山地がある。県庁所在地,山形市。
(2)山形県東部,山形盆地南部の市。県庁所在地。最上義光の城下町に起源を発し,近世は堀田・水野などの諸氏が領した。立石(リツシヤク)寺(山寺)・蔵王温泉がある。

やまがた

やまがた 【山県】
山にある,あがた。山にある領地。また,山の畑。「―に蒔きしあたね舂(ツ)き/古事記(上)」

やまがた

やまがた【山形】
《紋》a chevron <∧,∨> .→英和

やまがた

やまがた 【山県】
姓氏の一。

やまがた

やまがた [0] 【山形・山型】
(1)山に似た形。中央が高く両側に低くなる形。
(2)灌仏会に飾る須弥山の形の作りもの。
(3)紋・符号などとして用いる�の形。
(4)「吉原細見」で遊女の階級を示す�などの符号。「―の星結納へさしさはり/柳多留 9」
(5)的皮(マトカワ)の別名。
(6)馬具で,鞍の前輪・後輪(シズワ)の中央の高い所。
(7)折烏帽子(オリエボシ)の部分の名称。「ひなさき」の上。最もつき出たところ。
(8)歌舞伎の立回りの型の一。刀を上段から左に,ついで右に打ちおろすもの。

やまがたありとも

やまがたありとも 【山県有朋】
(1838-1922) 軍人・政治家。長州藩出身。維新後ヨーロッパの兵制を視察し,徴兵令の制定にあたり,陸軍の創設に活躍した。初代参謀本部長。のち陸相・内相を歴任。1889年(明治22),98年の二度組閣。典型的な藩閥政治家として明治政府を主導した。元帥。元老。

やまがたこう

やまがたこう [0][4] 【山形鋼】
形鋼の一。横断面が山形{(3)}の鋼材。種々の構造物に利用。

やまがたしんかんせん

やまがたしんかんせん 【山形新幹線】
JR 東日本の新幹線。東京・山形間,359.9キロメートル。1992年(平成4)全線開業。東京・福島間は東北新幹線,福島・山形間は奥羽本線を走る。

やまがただいがく

やまがただいがく 【山形大学】
国立大学の一。1910年(明治43)創立の米沢高等工業(のち工専)と山形高校・県立農林専・師範系学校などが合併し,49年(昭和24)新制大学。本部は山形市。

やまがただいに

やまがただいに 【山県大弐】
(1725-1767) 江戸中期の尊王論者。甲斐(カイ)の人。名は昌貞,号は柳荘。医師で儒学・仏教に通じ,江戸で兵学を講じた。「柳子新論」で尊王の大義を説き,幕政を批判。明和事件に連座して,処刑された。

やまがたな

やまがたな [3] 【山刀】
山仕事をする人の用いる鉈(ナタ)のような形の刃物。

やまがたばんとう

やまがたばんとう 【山片蟠桃】
(1748-1821) 江戸後期の商人・学者。播磨の人。大坂の豪商升屋の経営に番頭として尽力する一方,懐徳堂で儒学,麻田剛立から天文学を学ぶ。主著「夢の代(シロ)」には,世界への広い関心と実用主義的な合理思想がうかがえる。

やまがたぼんち

やまがたぼんち 【山形盆地】
山形県東半部中央を占め,奥羽山脈西斜面に続く断層盆地。最上川が貫流する。米作地帯。リンゴ・サクランボなどを栽培。村山盆地。

やまがたフライス

やまがたフライス [6] 【山形―】
フライスの一種。軸に対して勾配角をもっているフライス。蟻溝(アリミゾ)など特殊な形の溝や歯車の歯を切るのに用いられ,種々の形状のものがある。山形カッター。

やまがたロバノフきょうてい

やまがたロバノフきょうてい 【山県―協定】
1896年(明治29)に調印された朝鮮問題に関する日露間の議定書。訪露した山県有朋とロシア外相ロバノフ(R. Lobanov)との間で結ばれ,朝鮮に対する両国の権益などを規定した。

やまがち

やまがち [0] 【山勝ち】 (名・形動)
山が多く,平地が少ないさま。

やまがっこ

やまがっこ [3] 【山括弧】
括弧の一種。先がとがって山の形をしたもの。例,〈 〉。

やまがつ

やまがつ [0] 【山賤】
(1)(猟師・きこりなど)山の中で生活している,身分の低い人。
(2){(1)}の住む粗末な家。「―の外面(ソトモ)の小田の片あらし/新撰六帖 2」
(3)人をあざけっていう語。また,自分を謙遜していう語。「わ御房は,むげによの目も知らぬ―かな/十訓 7」

やまがに

やまがに [0] 【山蟹】
サワガニの別名。[季]夏。

やまがみ

やまがみ [0][2] 【山神】
山を守護し,また支配する神。山の神。「百足(ムカデ)と,―と,蛇と知音(チイン)にて/沙石 5」

やまがもの

やまがもの [0] 【山家者】
山家育ちの人。

やまがら

やまがら [0] 【山雀】
スズメ目シジュウカラ科の小鳥。全長約14センチメートル。腹面は栗色,のどと目の上が黒く顔はクリーム色,背面は灰色。低山帯の森林にすみ,昆虫や木の実などを食べる。鳴き声がよく飼い鳥にもする。日本各地と千島・朝鮮半島・台湾に分布。[季]秋。
山雀[図]

やまがら

やまがら【山雀】
a (Japanese) titmouse.

やまがらす

やまがらす [3] 【山烏】
(1)山にすむカラス。
(2)色の黒い田舎者。「紅や白粉すり塗りたれど,下地は黒き―/狂言・金岡(三百番集本)」

やまがらめ

やまがらめ 【山雀女】
ヤマガラの古名。

やまがり

やまがり [0] 【山狩(り)】 (名)スル
(1)山で狩猟をすること。
(2)山中に逃げた犯罪者などを大勢で捜して捕らえること。

やまがりゅう

やまがりゅう 【山鹿流】
軍学の一派。祖は山鹿素行。

やまがわ

やまがわ ヤマガハ 【山川】
薩摩半島の南端,鹿児島県揖宿(イブスキ)郡にある町。島津氏の琉球貿易港,のち漁業基地として繁栄。町内各所から温泉が湧出。

やまがわ

やまがわ [0] 【山川】
山の中を流れる川。

やまがわの

やまがわの 【山川の】 (枕詞)
(1)山川の流れの激しいことから「激(タギ)つ」にかかる。「―激つ心を塞かへてあるかも/万葉 1383」
(2)山川の「音」から「音にのみ聞く」にかかる。「―音にのみ聞く百敷(モモシキ)を/古今(雑下)」
(3)山川の水の浅い意から,「あさまし」にかかる。「さを鹿の爪だにひぢぬ―あさましきまでとはぬ君かな/拾遺(恋四)」

やまがわみず

やまがわみず 【山川水】
山中の川を流れる水。「あしひきの―の音に出でず/万葉 3017」

やまき

やまき [3][0] 【山気】
〔「やまぎ」とも〕
偶然の成功に賭ける気質。やまけ。やまっけ。「―を起こす」

やまき

やまき 【八巻】
八巻から成る書物。特に,法華経をいう。「―読みはてて/宇治拾遺 1」

やまきいせき

やまきいせき 【山木遺跡】
静岡県田方郡韮山町にある弥生後期の水田跡と古墳時代初めの集落。高坏(タカツキ)・鋤・田下駄など多量の木器が出土。

やまきず

やまきず [0] 【山傷・山疵】
(1)石などで,山から切り出した時にすでにある疵。
(2)陶磁器の焼成中にできた傷。窯疵。

やまきちょう

やまきちょう [3] 【山黄蝶】
シロチョウ科のチョウ。開張約6センチメートル。雄は黄色,雌は白色で,いずれも各はねの中心に橙色の紋が一個ずつあり,前ばねの先端がかぎ状に突出する。東北・関東・中部の各地方に特産する。

やまきん

やまきん [0] 【山金】
鉱脈から産出する自然金。砂金に対していう。さんきん。

やまぎし

やまぎし 【山岸】
山の切り立った所。がけ。「朝妻の片―に霞たなびく/万葉 1818」

やまぎし

やまぎし 【山岸】
姓氏の一。

やまぎしとくへい

やまぎしとくへい 【山岸徳平】
(1893-1987) 国文学者。新潟県生まれ。東京教育大教授。源氏物語・五山文学・江戸漢詩等の研究に業績を残す。著「近世漢文学史」「書誌学序説」など。

やまぎり

やまぎり [2] 【山桐】
(1)アブラギリの別名。
(2)ハリギリの別名。
(3)サワグルミの別名。

やまぎり

やまぎり [2] 【山霧】
山にかかる霧。

やまぎわ

やまぎわ [0] 【山際】
(1)山の麓。山裾。「南の御前の―より漕ぎ出でて/源氏(胡蝶)」
(2)山の稜線。また,稜線のあたりの空。「―少しあかりて/枕草子 1」

やまぎわ

やまぎわ ヤマギハ 【山極】
姓氏の一。

やまぎわかつさぶろう

やまぎわかつさぶろう ヤマギハカツサブラウ 【山極勝三郎】
(1863-1930) 病理学者。信州上田の生まれ。東大教授。コール-タールをウサギの耳に反復塗布して世界で初めて発癌実験に成功。日本病理学会を創立し,初代会長。

やまくさ

やまくさ [2] 【山草】
(1)山に生える草。
(2)ウラジロの別名。

やまくじ

やまくじ [0][3] 【山公事】
山林の所有権や境界などに関する訴訟。
→公事(クジ)

やまくじら

やまくじら [3] 【山鯨】
イノシシの肉。また,獣肉。もと,獣肉を食べることは禁忌であったことから,言い換えたもの。[季]冬。

やまくずれ

やまくずれ【山崩れ】
<米> a landslide;→英和
<英> a landslip.→英和

やまくずれ

やまくずれ [3] 【山崩れ】 (名)スル
山腹が崩れ落ちること。豪雨・地震・火山爆発や山腹工事などによって起きる。

やまくにがわ

やまくにがわ 【山国川】
大分県北部を北東流する川。英彦山(ヒコサン)に発し,中津市の西で周防灘へ注ぐ。長さ56キロメートル。中流部に耶馬渓(ヤバケイ)を形成する。

やまくねんぼ

やまくねんぼ [3] 【山九年母】
モロコシソウの別名。

やまぐち

やまぐち 【山口】
姓氏の一。

やまぐち

やまぐち [0] 【山口】
(1)山の上り口。
(2)鷹狩りで,狩り場に入る所。「さて―いらせ給ひしほどに/大鏡(昔物語)」
(3)物事のはじめ。また,前兆。「すぐれたる人の―はしるかりけれ/源氏(松風)」

やまぐち

やまぐち 【山口】
(1)中国地方西端の県。かつての周防(スオウ)・長門(ナガト)二国を占める。北と西は日本海,南は瀬戸内海に面する。大部分が中国山地の西端部に当たる丘陵で,中部の秋吉台はカルスト地形。県庁所在地,山口市。
(2)山口県中部の市。県庁所在地。中世,二百余年間大内氏の城下町として繁栄。江戸末期,毛利氏の藩庁が置かれた。

やまぐちかおる

やまぐちかおる 【山口薫】
(1907-1968) 洋画家。群馬県生まれ。自由美術家協会,モダンアート協会を設立。色彩豊かで詩情に富む作風。東京芸大教授。代表作「紐」

やまぐちかよう

やまぐちかよう 【山口華楊】
(1899-1984) 日本画家。京都生まれ。本名は米次郎。官展で活躍。動物画を得意とした。作「鹿」「猿」「仔馬」など。

やまぐちさい

やまぐちさい [4] 【山口祭】
伊勢神宮遷宮で,造営の用材を伐り出す山の山口に座(マ)す神をまつる儀式。

やまぐちじょしだいがく

やまぐちじょしだいがく 【山口女子大学】
公立大学の一。1941年(昭和16)設立の山口県立女子専門学校を源とし,50年山口女子短期大学を経て,75年設立。本部は山口市。

やまぐちせいし

やまぐちせいし 【山口誓子】
(1901-1994) 俳人。京都市生まれ。本名,新比古(チカヒコ)。東大卒。花鳥諷詠の「ホトトギス」を離れ,鋭い感性で俳句の現代性を追求。句集「凍港」「激浪」など。

やまぐちせいそん

やまぐちせいそん 【山口青邨】
(1893-1988) 俳人。岩手県生まれ。本名,吉郎。東大卒。東大工学部教授。「ホトトギス」の写生に根ざした文人画風の清純高雅な句風で知られる。句集「雑草園」「雪国」など。

やまぐちせん

やまぐちせん 【山口線】
JR 西日本の鉄道線。山口県小郡と島根県益田間,93.9キロメートル。沿線に湯田温泉や山口市・津和野町がある。

やまぐちそどう

やまぐちそどう 【山口素堂】
(1642-1716) 江戸前・中期の俳人。甲斐の生まれ。名は信章,別号は来雪など。江戸に出て経学・和歌・書道・茶道・能楽などを学び,仕官ののち致仕,隠栖(インセイ)した。松尾芭蕉と親しく蕉風成立期の芭蕉に大きな影響を与えた。葛飾派の祖。

やまぐちだいがく

やまぐちだいがく 【山口大学】
国立大学の一。山口高等学校・山口経専を中心に宇部工専・山口獣畜専・師範系学校が合併し,1949年(昭和24)新制大学となる。64年県立医大を併合。本部は山口市。

やまぐちのしおり

やまぐちのしおり ヤマグチノシヲリ 【山口栞】
語学書。東条義門著。三巻。1818年成立,33年,36年刊。主として用言の活用に関する研究書。形容詞のク活用とシク活用の別を説く。

やまぐちほうしゅん

やまぐちほうしゅん 【山口蓬春】
(1893-1971) 日本画家。北海道生まれ。本名,三郎。松岡映丘に師事し新興大和絵運動に参加。六潮会を結成し写生を追究。のち西洋画の技法をとり入れ明快な画風を示した。作「秋二題」「三熊野の那智の御山」「市場」など。

やまぐに

やまぐに【山国】
a mountainous[hilly]country[district].

やまぐに

やまぐに [2] 【山国】
山の多い地方。四方が山で囲まれている土地。

やまぐま

やまぐま [0] 【山隈】
山道の折れ曲がった角。また,山の入り組んだ,見えない所。

やまぐも

やまぐも [0][3] 【山雲】
山にかかっている雲。山にわく雲。

やまぐり

やまぐり [2] 【山栗】
山野に自生する栗。実は小さい。[季]秋。

やまぐるま

やまぐるま [3] 【山車】
ヤマグルマ科の常緑高木。暖地の山中に自生。葉は枝先付近に輪生状に互生し,狭い卵形で質厚く光沢がある。初夏,枝先に黄緑色の花を十数個総状につける。樹皮から鳥黐(トリモチ)を作り,材は器具材とする。鳥黐の木。
山車[図]

やまぐわ

やまぐわ [0] 【山桑】
クワ科の落葉高木。山中に自生し,また養蚕用に広く栽植される。葉は広卵形で鋸歯(キヨシ)があり,時に三〜五裂。雌雄異株または同株。春,開花。実は夏,紫黒色に熟し甘い。材は家具・細工物用。

やまけ

やまけ【山気のある】
speculative;→英和
of speculative disposition;venturesome;→英和
ambitious.→英和
〜のない matter-of-fact.

やまけ

やまけ [3][0] 【山気】
「やまき(山気)」に同じ。「―を出す」

やまげら

やまげら [0] 【山啄木鳥】
キツツキ目キツツキ科の鳥。全長約28センチメートル。背面は淡緑色,腹面は淡灰褐色。雄の頭は赤く,雌は灰色。森林にすみ,昆虫や木の実を食べる。大木の幹に穴をあけて卵を産む。広くユーラシア北部に分布し,日本では北海道に生息。

やまこ

やまこ [2] 【山子】
〔「やまご」とも〕
きこり・炭焼きなど,山に入って働く人。

やまこうばし

やまこうばし [3] 【山香ばし】
クスノキ科の落葉低木。山地に自生する。高さ約5メートル。樹皮は茶灰色。葉は長楕円形で両端がとがり,裏面は帯白色。雌雄異株。早春,黄緑色の小花を開き,果実は小球形で秋に黒く熟す。

やまこえて

やまこえて 【山越えて】 (枕詞)
山を越えて遠くの意で,地名「遠津」にかかる。「―遠津の浜の石(イワ)つつじ/万葉 1188」

やまこかし

やまこかし [3] 【山こかし】
(1)鉱山・山林などの売買を種にして,金銭をだましとること。また,その人。こかし。「奥州の金山売つたる山売の―とはおのれが事/浄瑠璃・双生隅田川」
(2)詐欺師。ぺてん師。山師。こかし。「竹山は―と人がいふ/胆大小心録」

やまことば

やまことば [3] 【山言葉】
(1)忌み詞(コトバ)の一。きこり・猟師などが山にはいったときに限って用いる言葉。山中以外では使わないことになっている。米を「くさのみ」,熊を「くろげ」などという類。
(2)鷹匠が用いる特殊な言葉。鷹詞。

やまごえ

やまごえ【山越えする】
cross[go over]a mountain.→英和

やまごえ

やまごえ [0] 【山肥】
緑肥。

やまごえ

やまごえ [0] 【山越え】 (名)スル
(1)山を越えて行くこと。山越し。
(2)関所手形を持たない者が,間道の山を越え関所を避けて他国に入ること。

やまごえあみだ

やまごえあみだ [5] 【山越え阿弥陀】
来迎(ライゴウ)図の一種。阿弥陀仏の上半身が山越しに現れて行者を迎えるさまを描いた図。やまごし阿弥陀。

やまごけ

やまごけ [2] 【山苔】
園芸用土として用いられる白髪(シラガ)苔。

やまごし

やまごし [0] 【山越し】 (名)スル
(1)山や峠を越すこと。山越え。
(2)山を隔てること。山の向こう側。

やまごしあみだ

やまごしあみだ [5] 【山越し阿弥陀】
⇒山越(ヤマゴ)え阿弥陀

やまごと

やまごと [2] 【山事】
(1)鉱山にかかわる事。
(2)投機的な事業。やましごと。「金をこせえべいてつて―は悪(ワリ)い事だね/滑稽本・浮世風呂(前)」

やまごぼう

やまごぼう [3] 【山牛蒡】
(1)ヤマゴボウ科の多年草。ときに栽培される。茎は太く,高さ約1メートルで,大きな楕円形の葉を互生。夏,直立する白色の花穂をつけ,液果は紫黒色に熟す。根は円柱形で,有毒だが商陸(シヨウリク)と称して利尿剤とする。葉は食用。
〔「山牛蒡の花」は [季]夏〕
(2)キク科モリアザミの根の俗称。漬け物にする。

やまごもり

やまごもり [3] 【山籠り】 (名)スル
山中に隠遁すること。山寺などにこもって修行すること。

やまごや

やまごや [0] 【山小屋】
山中に建てた小屋。特に登山者の宿泊・休憩・避難などの用にあてる小屋。コッテージ。

やまごや

やまごや【山小屋】
a (mountain) hut.

やまさか

やまさか [2] 【山坂】
(1)山と坂。「―を越えて進む」
(2)〔「やまざか」とも〕
山の中の坂。

やまさき

やまさき 【山崎】
兵庫県中西部,宍粟(シソウ)郡の町。近世,池田氏・本多氏の城下町。揖保(イボ)川に沿い,木材加工業が発達。

やまさち

やまさち 【山幸】
(1)狩猟によって得た鳥獣や山で採取した山菜・木の芽・茸(キノコ)など。やまのさち。
(2)山で獲物をとる道具。
⇔海幸
「―も己(オノ)がさちさち/古事記(上)」

やまさちびこ

やまさちびこ 【山幸彦】
彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)の別名。

やまさぶ

やまさ・ぶ 【山さぶ】 (動バ上二)
〔「さぶ」は接尾語〕
いかにも山らしい様子である。「瑞山(ミズヤマ)と―・びいます/万葉 52」

やまさわ

やまさわ 【山沢】
山と沢。また,山あいの沢。さんたく。

やまさわびと

やまさわびと [4] 【山沢人】
山の沢辺に住んでいる人。「あしひきの―の人さはに/万葉 3462」

やまさん

やまさん 【山様】
江戸時代,下谷・品川などの岡場所で,上野の寛永寺や芝の増上寺の坊主の客をいう語。「―といふは品川初会なり/柳多留 8」

やまざき

やまざき 【山崎】
京都府大山崎町の地名。天王山のふもとにあり,淀川をはさんで男山と対する。古来,京都と大阪を結ぶ要地。

やまざき

やまざき 【山崎】
姓氏の一。

やまざきあんさい

やまざきあんさい 【山崎闇斎】
(1618-1682) 江戸前期の儒学者・神道家。名は嘉,通称は嘉右衛門。別号,垂加(シデマス)。京都の人。初め僧になったが,朱子学に転向,朱子の本義の純化と敬義の実践を重んずる厳格主義的朱子学を主唱した。後年,吉川惟足の伝授を受けて神儒を結合,垂加神道を興した。その門下(崎門(キモン))より浅見絅斎(ケイサイ)・佐藤直方らを出した。

やまざきしんとう

やまざきしんとう 【山崎神道】
⇒垂加神道(スイカシントウ)

やまざきそうかん

やまざきそうかん 【山崎宗鑑】
室町後期の連歌師・俳人。俳諧撰集の先駆的な位置を占める「新撰犬筑波集(シンセンイヌツクバシユウ)(「誹諧連歌抄」)」の撰者。後世,荒木田守武とともに俳諧の祖と仰がれた。1539年以後,八〇歳前後で没。

やまざきちょううん

やまざきちょううん 【山崎朝雲】
(1867-1954) 木彫家。福岡県生まれ。高村光雲に師事。日本彫刻会創立に参加。伝統的な木彫に写実的表現を加味した作風。

やまざきなおまさ

やまざきなおまさ 【山崎直方】
(1870-1929) 地理学者。高知県生まれ。東大卒。日本アルプスの氷河作用など地形学に多くの業績を残す。日本地理学会の創立にも尽力。著「我が南洋」

やまざきのたたかい

やまざきのたたかい 【山崎の戦い】
1582年6月,本能寺の変を知って備中から兵を返した羽柴秀吉が,山城国大山崎で明智光秀を打ち破った合戦。

やまざくら

やまざくら [3] 【山桜】
(1)山中に咲く桜。
(2)バラ科の落葉高木。宮城県以西の山野に生え,栽植もされる。樹皮は濃褐色で横に裂け目がある。葉は長楕円形で無毛。春,紅褐色の新葉とともに,淡紅色の五弁花を二〜五個散房状に開く。材は家具・器具・版木用。[季]春。

やまざくら

やまざくら【山桜】
a wild cherry tree (木);wild cherry blossoms (花).

やまざくらど

やまざくらど 【山桜戸】
(1)山桜の木で作った戸。「あしひきの―を開け置きて/万葉 2617」
(2)山桜が咲いている所。桜の木の多い山家。「峯の嵐も雪とふる―のあけぼのの空/新勅撰(春下)」

やまざくらばな

やまざくらばな [5] 【山桜花】
ヤマザクラの花。また,山の桜の花。

やまざと

やまざと【山里】
a village among the hills.

やまざと

やまざと [0][2] 【山里】
(1)山間の村里。山村。
(2)山里の家。「―の門田の稲のほのぼのと/金葉(秋)」
(3)山里の別荘。山荘。「小野といふわたりに―持給へるに/源氏(夕霧)」

やまざとぶ

やまざと・ぶ 【山里ぶ】 (動バ上二)
〔「ぶ」は接尾語〕
山里風である。田舎じみる。「―・びたる若人どもは/源氏(橋姫)」

やまざる

やまざる [0][3] 【山猿】
(1)山の中にすむ猿。野生の猿。
(2)山奥に住む人や田舎者をあざけっていう語。

やまざる

やまざる【山猿】
a monkey;→英和
[いなか者]a rustic;→英和
a boor.→英和

やまし

やまし [2] 【山師】
(1)鉱山の発掘や鉱脈の発見・鑑定をする人。
(2)山林の伐採や立木の売買に従事する人。
(3)投機的な事業で金儲けをたくらむ人。また,儲け話を持ちかけて他人を欺く人。

やまし

やまし【山師】
a speculator (投機家);→英和
[ぺてん師]a mountebank;→英和
a swindler.

やまし

やま・し 【疚し・疾し】 (形シク)
⇒やましい

やまし=の玄関

――の玄関
〔山師が玄関を特に立派にすることから〕
みかけばかり立派なたとえ。こけおどし。

やましい

やましい【疚しい】
have[feel]a guilty[bad]conscience.〜ところがない have an easy[a clear]conscience.

やましい

やまし・い [3] 【疚しい・疾しい】 (形)[文]シク やま・し
〔動詞「病む」の形容詞化〕
(1)良心に恥じるところがある。うしろめたい。「―・いことはしていない」
(2)気分が悪い。病気である。[ヘボン(三版)]
(3)不満だ。不愉快だ。「陣中のうれへかなしいを―・いと云ふぞ/毛詩抄 9」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

やましぎ

やましぎ【山鴫】
《鳥》a woodcock.→英和

やましぎ

やましぎ [3] 【山鷸】
チドリ目シギ科の鳥。全長35センチメートルほどのシギ。黒・灰・褐色などの細かい模様がある。くちばしが長い。山林にすみ,長いくちばしを土にさし込んでミミズなどを食べる。ユーラシア中北部に分布。日本では本州中部以北と伊豆諸島にすむ。ヤブシギ。

やましごと

やましごと [3] 【山仕事】
(1)伐採・炭焼きなどの,山でする仕事。
(2)投機的・冒険的な事業。山事。

やました

やました 【山下】
姓氏の一。

やました

やました [2] 【山下】
山の下のほう。山のふもと。

やましたかげ

やましたかげ 【山下陰】
山のふもとの陰になっているところ。「きぶね川―の夕やみに玉ちる浪はほたるなりけり/続拾遺(雑春)」

やましたかぜ

やましたかぜ [4] 【山下風】
山の下を吹く風。山からふもとへ吹く風。山おろし。

やましたこうえん

やましたこうえん 【山下公園】
横浜市中区北部の臨海公園。関東大震災の復興事業の一環として,被災地の瓦礫などを埋め立てて,1930年(昭和5)開園。前面の横浜港には氷川丸が繋留されている。

やましたしんたろう

やましたしんたろう 【山下新太郎】
(1881-1966) 洋画家。東京生まれ。東京美術学校卒。二科会・一水会創立に参加。作「読書」「靴の女」など。

やましたつゆ

やましたつゆ [4] 【山下露】
山の木々の枝葉から落ちる露。「朝越えて―に濡れにけるかも/万葉 1241」

やましたともゆき

やましたともゆき 【山下奉文】
(1885-1946) 軍人。陸軍大将。高知県生まれ。1941年(昭和16)マレー作戦・シンガポール攻略を行なった。のちフィリピン作戦を指揮,第二次大戦後マニラで戦犯として処刑。

やましたひかげ

やましたひかげ 【山下日陰】
山のふもとに生えているヒカゲノカズラ。「あしひきの―かづらける/万葉 4278」

やましたみず

やましたみず 【山下水】
山のふもとの水。山の下を流れる川の水。「足引の―にぬれにけり/拾遺(物名)」

やましたりん

やましたりん 【山下りん】
(1857-1939) 画家。常陸(ヒタチ)の人。フォンタネージに学ぶ。ロシア留学の後,日本各地のロシア正教会のために聖像画を多数描く。

やましな

やましな 【山科】
姓氏の一。

やましな

やましな 【山科・山階】
京都市東部の区。京都と大津を結ぶ交通の要地。天智天皇陵・山科別院・大石神社などがある。

やましなごぼう

やましなごぼう 【山科御坊】
⇒山科別院(ヤマシナベツイン)

やましなちょうるいけんきゅうじょ

やましなちょうるいけんきゅうじょ 【山階鳥類研究所】
日本の鳥類の分類や生態研究を行う研究機関。山階芳麿により1932年(昭和7)東京都渋谷区の私邸に設立。42年法人化。84年千葉県我孫子市に移転。

やましなでら

やましなでら 【山階寺】
〔はじめ山階に建てられたことから〕
興福寺の旧名。

やましなときつぐ

やましなときつぐ 【山科言継】
(1507-1579) 室町末期の廷臣。権大納言。有職故実に通じ,また内蔵頭と御厨子所別当として当時の皇室経済に尽力。日記「言継卿記」がある。

やましなどうり

やましなどうり 【山階道理】
〔興福寺(山階寺)は藤原氏の権勢によって無理を押し通したところから〕
本来,非道な事であっても,権力によって道理として通るたとえ。

やましなのみや

やましなのみや 【山階宮】
旧宮家。伏見宮邦家親王の第一王子晃(アキラ)親王は仏門にあったが,1864年復飾して山階宮と称した。1947年(昭和22)臣籍降下。

やましなは

やましなは 【山階派】
古義真言宗系の一派。勧修寺(カジユウジ)を本山とする。

やましなべついん

やましなべついん 【山科別院】
(1)京都市山科区にある浄土真宗本願寺派の寺。1732年一五世住如の代に北山別院を移して山科本願寺の跡地に堂宇を再興した。山科西御坊。
(2)京都市山科区にある浄土真宗大谷派の寺。正しくは山科別院長福寺。1732年山科本願寺の跡地に一七世真如が堂宇を建てた。山科東御坊。

やましなほんがんじ

やましなほんがんじ 【山科本願寺】
山科別院の前身。1478年蓮如の開創。正しくは松林山本願寺。1532年六角定頼と日蓮宗徒により焼かれ,大坂石山に移転。1732年に山科別院が建てられるまで中絶。

やましなりゅう

やましなりゅう 【山科流】
衣紋(エモン)・装束調進・裁縫の流派。室町時代頃から高倉家とともに,朝廷の装束の仕立て・着付けなどに当たった。

やましば

やましば [2] 【山柴】
山にある柴。山からとってきた柴。

やましばかえで

やましばかえで [5] 【山柴楓】
チドリノキの別名。

やましみず

やましみず [3] 【山清水】
山中に湧き出る清水。[季]夏。

やましゃくやく

やましゃくやく [3] 【山芍薬】
キンポウゲ科の多年草。山中の林内に生える。高さは30〜50センチメートル。晩春,茎頂に径約5センチメートルの白花を一個つけ,花弁は五〜七個で半開する。果実は袋果で秋に裂開する。

やましゅう

やましゅう 【山衆】
下級の遊女。お山。「茶屋へいきやろが―を買やろが/浄瑠璃・重井筒(上)」

やましろ

やましろ 【山城】
(1)〔古くは「山背」「山代」とも書かれた〕
旧国名の一。五畿内の一。京都府の南東部に当たる。城州(ジヨウシユウ)。
(2)京都府南部,相楽(ソウラク)郡の町。木津川中流右岸を占め,野菜・タケノコ・茶などを産する。
(3)徳島県西端,三好郡の町。四国山地にある山村。大歩危(オオボケ)・小歩危(コボケ)の峡谷で有名。

やましろおんせん

やましろおんせん 【山代温泉】
石川県加賀市にある温泉。塩類泉。北陸の名湯の一。

やましろぎく

やましろぎく [4] 【山白菊】
キク科の多年草。山野に生える。高さ約80センチメートル。葉は広披針形。秋,茎頂に白色で中心部が黄色の頭花が多数つく。シロヨメナ。

やましろのおおえのおう

やましろのおおえのおう 【山背大兄王】
(?-643) 七世紀前半の皇族。聖徳太子の子。母は蘇我馬子の女(ムスメ)。推古天皇没後,田村皇子(舒明天皇)と皇位を争ったが,蘇我蝦夷(エミシ)に妨げられた。643年,蘇我入鹿(イルカ)に斑鳩(イカルガ)の宮を襲われて自殺。

やましろのくにいっき

やましろのくにいっき 【山城国一揆】
1485年12月,山城国南部の国人・農民たちが連合して起こした一揆。応仁の乱以来,衝突を繰り返す守護畠山政長と畠山義就の軍勢を退去させ,守護不在のまま,八年間,自治的支配を続けたが,内訌(ナイコウ)の結果,93年解体した。

やましろもの

やましろもの [0] 【山城物】
山城国の刀匠の鍛えた刀剣類の総称。平安時代の三条・五条,鎌倉時代の粟田口・来(ライ)・綾小路などの各派に分かれる。京物。

やましろやじけん

やましろやじけん 【山城屋事件】
1872年(明治5)に発覚した汚職事件。陸軍省の御用商人で山県有朋と親交のあった横浜の貿易商山城屋和助に対する陸軍省の不正融資が発覚,和助は自害,山県も陸軍大輔を辞任した。

やまじ

やまじ [0] 【山路】
山の中のみち。山道。

やまじ

やまじ【山路】
⇒山道(やまみち).

やまじ

やまじ ヤマヂ 【山路】
姓氏の一。

やまじあいざん

やまじあいざん ヤマヂ― 【山路愛山】
(1864-1917) 評論家。江戸の生まれ。本名は弥吉。「国民新聞」の記者となり,雑誌「国民之友」などに史論・文学論を発表。「信濃毎日新聞」主筆。著「足利尊氏」「現代金権史」など。

やまじお

やまじお [2] 【山塩】
山でとれる塩。岩塩。

やまじかぜ

やまじかぜ [3] 【やまじ風】
愛媛県の川之江市・伊予三島市・土居町一帯に吹く局地風の名称。低気圧が日本海に入った場合に背後の山地から平野部に吹き下ろす強い南よりの風。農作物に被害を及ぼす。

やまじそ

やまじそ [0] 【山紫蘇】
シソ科の一年草。日当たりの良い草地に生える。茎は高さ約30センチメートルで,帯紫色。葉は卵形。秋,葉腋(ヨウエキ)に淡紅色の短い花穂をつける。

やまじぬしずみ

やまじぬしずみ ヤマヂ― 【山路主住】
(1704-1772) 江戸中期の和算家。字(アザナ)は君樹,通称,弥左衛門,号は連見軒・聴両(聴雨)。宝暦甲戊暦を作成したほか,循環小数を研究。著「一算得商術解」

やまじゃり

やまじゃり [0] 【山砂利】
台地や丘陵地から採取される砂利。海や河川に堆積した砂礫(サレキ)が地殻変動で隆起したもの。風化物・有機物を洗い除いてコンクリート材にする。

やまじるし

やまじるし [3] 【山印】
⇒木印(キジルシ)

やまじろ

やまじろ [0] 【山城】
山頂や山腹に設け,防御を自然の険しい地形に依存した城。
→平城
→平山城

やまじ風

やまじかぜ [3] 【やまじ風】
愛媛県の川之江市・伊予三島市・土居町一帯に吹く局地風の名称。低気圧が日本海に入った場合に背後の山地から平野部に吹き下ろす強い南よりの風。農作物に被害を及ぼす。

やます

やま・す 【病ます】
■一■ (動サ四)
(1)悩ませる。苦しめる。「首を―・し,嘆息の外なかりしが/鬼啾々(夢柳)」
(2)痛めつける。なぐる。「あまり悪口をぬかしたによつて,―・しておりやる/狂言・髭櫓(三百番集本)」
■二■ (動サ下二)
{■一■}に同じ。「師匠弟子ヲ―・スルコトワ,憎ンデデワナイ/天草本金句集」

やますげ

やますげ [2] 【山菅】
(1)山に生えているスゲ。
(2)植物ヤブランの古名。「―をてまさぐりにして/栄花(殿上の花見)」

やますげの

やますげの 【山菅の】 (枕詞)
(1)山菅の実,および葉の乱れ茂る意から比喩的に「実」「乱る」にかかる。「―実成らぬことを我に寄そり言はれし君は誰とか寝(ヌ)らむ/万葉 564」「―乱れ恋ひのみせしめつつ/万葉 2474」
(2)同音・類音を重ねて「止(ヤ)まず」「背向(ソガヒ)」にかかる。「―止まずて君を思へかも/万葉 3055」「―そがひに寝しく今し悔しも/万葉 3577」

やますそ

やますそ [0] 【山裾】
山のふもと。

やまずみ

やまずみ [0] 【山住み】
山中や山里に住むこと。

やませ

やませ [0] 【山背】
(1)山を越えて吹いてくる風。山背風。
(2)東北地方の中・北部の太平洋側(特に三陸地方)で,梅雨期から盛夏期にかけて吹く北東風。オホーツク海高気圧がもたらす冷湿な風で,長く続くと冷害の原因となる。[季]夏。

やませかぜ

やませかぜ [3] 【山背風】
「やませ」に同じ。

やませみ

やませみ [0] 【山魚狗・山翡翠】
ブッポウソウ目カワセミ科の鳥。全長38センチメートルほどの大形のカワセミ。背面は白と黒のまだらで,頭上の羽は長く冠羽となる。渓流沿いにすみ,土のがけに穴を掘って巣を作る。アジア東部に分布し,日本各地にすむ。カノコショウビン。

やませんうみせん

やませんうみせん [0] 【山千海千】
⇒海千山千(ウミセンヤマセン)

やまぜり

やまぜり [2] 【山芹】
セリ科の多年草。山中の川岸などに生える。茎は中空で柔らかく,高さ約1メートル。葉は三出羽状複葉。秋,枝頂に多数の白色の小花をつける。

やまそだち

やまそだち [3] 【山育ち】
山の中で育つこと。また,その人。やまがそだち。

やまそわ

やまそわ 【山岨】
山の険しい所。切り立ったがけ。

やまぞい

やまぞい [0] 【山沿い】
山に沿っていること。また,山に沿った所。「―にある集落」

やまたいこく

やまたいこく 【邪馬台国・耶馬台国】
「魏書(東夷伝)」倭の条(いわゆる「魏志倭人伝」)から知られる,二世紀後半から三世紀にかけての日本に存在した国。二世紀後半の倭国大乱は,女王卑弥呼(ヒミコ)を倭王に共立することによって鎮まったという。魏と交通した。その位置については九州北部説と畿内大和説とがある。やばたいこく。
→卑弥呼

やまたか

やまたか [0] 【山高】
(1)山形に中央が高くなっていること。
(2)〔「やまだか」とも〕
江戸時代,生産性の高い山林で,検地帳に記載され,山年貢を課されたもの。
(3)「山高帽子」の略。

やまたか

やまたか 【山高】
姓氏の一。

やまたかしげり

やまたかしげり 【山高しげり】
(1899-1977) 女性運動家。三重県生まれ。参政権運動や母子保護法の制定に活躍した。戦後は全国地域婦人団体連絡協議会を組織し参議院当選。母子福祉法制定に尽力。

やまたかぼうし

やまたかぼうし [5] 【山高帽子】
男子の礼装用帽子の一。フェルトでかたく仕立てた,山が高く丸く,つばのあるもの。山高帽。山高。
山高帽子[図]

やまたかぼうし

やまたかぼうし【山高帽子】
<米> a derby (hat); <英> a bowler (hat).→英和

やまたず

やまたず 【山たづ】
ニワトコの別名。

やまたずの

やまたずの 【山たづの】 (枕詞)
ニワトコの枝や葉が対生していることから「むかふ」にかかる。「―迎へを行かむ待つには待たじ/古事記(下)」

やまたちばな

やまたちばな [4] 【山橘】
(1)山に自生している橘。野生の橘。
(2)ヤブコウジの別名。
(3)ボタンの別名。

やまたにかぜ

やまたにかぜ [4] 【山谷風】
山岳地帯の局地的な風系。昼は平野部から山間の谷に向かって吹きこむ谷風,夜は谷間から平野部に吹き出す山風が吹くもの。さんこくふう。

やまたのおろち

やまたのおろち 【八岐大蛇】
〔頭・尾それぞれ八つあり,八岐に分かれる大蛇の意〕
記紀神話に現れる大蛇。出雲国簸河(ヒノカワ)の上流にいて,一年に一度老夫婦足名椎(アシナヅチ)・手名椎(テナヅチ)の娘を一人ずつ呑んでいたが,八人目の時に素戔嗚尊(スサノオノミコト)によって退治された。その尾の中より出た剣が三種の神器の一つ,天叢雲剣(アマノムラクモノツルギ)であるとされる。

やまだ

やまだ [0] 【山田】
山にある田。山間の田。
⇔里田

やまだ

やまだ 【山田】
姓氏の一。

やまだ

やまだ 【山田】
(1)福岡県中部,遠賀(オンガ)川上流域の市。近年まで筑豊炭田で発展。閉山後,酪農・ブドウ栽培が盛ん。
(2)岩手県東部,下閉伊(シモヘイ)郡の町。陸中海岸の中央部で,漁業が盛ん。陸中海岸国立公園に属する。
(3)千葉県北東部,香取郡の町。下総台地東部に位置する。
(4)宮崎県南西部,北諸県(キタモロカタ)郡の町。都城盆地北西部に位置する。

やまだあきよし

やまだあきよし 【山田顕義】
(1844-1892) 軍人・政治家。長州藩士。佐賀の乱・西南戦争鎮定の功により中将となった。以後政界に転じて,司法卿・法相を歴任。刑法はじめ法典編纂(ヘンサン)に尽力。また,日本法律学校(現,日本大学)を創設。

やまだあさえもん

やまだあさえもん 【山田浅右衛門】
⇒首斬(クビキリ)浅右衛門(アサエモン)

やまだい

やまだい [0] 【山台】
歌舞伎で,舞踊劇の時,浄瑠璃や長唄などの演奏者が並んですわる緋毛氈(ヒモウセン)を敷いた台。

やまだおんせん

やまだおんせん 【山田温泉】
⇒比羅夫(ヒラフ)温泉

やまだけんぎょう

やまだけんぎょう 【山田検校】
(1757-1817) 山田流箏曲の流祖。江戸の人。前名,三田斗養一(トヨイチ)。医師山田松黒(シヨウコク)に師事して生田流を学んだが,河東節など江戸浄瑠璃の曲風を摂取して,語り物的傾向の強い新流をひらいた。代表作「熊野(ユヤ)」「小督(コゴウ)」「葵の上」「長恨歌」など。

やまだこうさく

やまだこうさく 【山田耕筰】
(1886-1965) 作曲家。東京生まれ。東京音楽学校卒。ベルリンに留学し作曲を専攻。日本最初の管弦楽団東京フィルハーモニー管弦楽団を組織したのをはじめ,創作と実践の両分野で黎明期の日本の楽壇に貢献した。作品はオペラ「黒船」,歌曲「からたちの花」「野ばら」,器楽曲など数多い。

やまだし

やまだし [0] 【山出し】
(1)木・薪炭・鉱物などを山から運び出すこと。また,その人足。
(2)田舎の出身で世なれていないこと。また,その人。「ぽつと出の―の時から/浮雲(四迷)」

やまだせん

やまだせん 【山田線】
(1)JR 東日本の鉄道線。岩手県盛岡・宮古・釜石間,157.5キロメートル。北上山地を横断する。
(2)近畿日本鉄道の幹線鉄道線。三重県伊勢中川・宇治山田間,28.3キロメートル。

やまだそうへん

やまだそうへん 【山田宗徧】
(1627-1708) 江戸前期の茶匠。東本願寺末寺の京都長徳寺に生まれる。小堀遠州・千宗旦に茶を学び,三河小笠原家に茶頭として仕官。「茶道便蒙抄」を著し,晩年には江戸に出て利休正伝の茶法をひろめた。宗徧流の祖。

やまだち

やまだち [0] 【山立ち】
(1)狩人。猟師。
(2)「またぎ」に同じ。
(3)山賊。「―ありとののしりければ/徒然 87」

やまだて

やまだて [0] 【山立】
和船で,航海を担当する責任者。江戸時代は表・表仕(オモテシ)・表役と呼んだ。

やまだでら

やまだでら 【山田寺】
奈良県桜井市山田にあった古代の寺院。643年,蘇我倉山田石川麻呂の建立。遺構は四天王寺式の伽藍配置を示す。

やまだながまさ

やまだながまさ 【山田長政】
(?-1630) 江戸初期の人。駿河の生まれ。一七世紀初め,シャムに渡り首都アユタヤの日本人町の頭領となり,内戦を治め国王の信を得て重臣となった。王の没後,リゴール太守に左遷されて毒殺された。

やまだびみょう

やまだびみょう 【山田美妙】
(1868-1910) 小説家・詩人・評論家。東京,神田生まれ。本名は武太郎。硯友社を興し言文一致を提唱,「武蔵野」「蝴蝶」を発表し文壇の雄となる。「都の花」の編集,新体詩・戯曲・評論・辞書編纂など多彩な仕事を残した。代表作「花車」「平清盛」「日本大辞書」。

やまだぶぎょう

やまだぶぎょう [4] 【山田奉行】
江戸時代,遠国奉行の一。伊勢山田にあって,伊勢神宮の警備・修繕・造営などのほか,伊勢・志摩の幕府直轄地と鳥羽港を管理した。

やまだまもる

やまだまもる 【山田守】
(1894-1966) 建築家。岐阜県生まれ。東京帝大卒。逓信省技師として多くの作品を手がけ,日本の近代建築に貢献した。代表作に東京中央電信局・東京逓信病院・日本武道館などがある。

やまだもりたろう

やまだもりたろう 【山田盛太郎】
(1897-1980) 経済学者。愛知県生まれ。東大教授。1930年(昭和5)共産党シンパ事件で退職。戦後復職。野呂栄太郎らと「日本資本主義発達史講座」を編集。

やまだよしお

やまだよしお 【山田孝雄】
(1873-1958) 国語学者・国文学者。富山県生まれ。国語についての独自の文法理論を立て,さらに上代から中世までの文法研究にすぐれた業績をあげた。また,語学的注釈による国文学研究においても多くの著作を残した。著「日本文法論」「奈良朝文法史」「平安朝文法史」「平家物語につきての研究」

やまだりゅう

やまだりゅう 【山田流】
箏曲の流派。生田流とともに箏曲界を二大分する。一八世紀後葉の江戸で生田流から独立した山田検校が創始。生田流の三弦重視・器楽本位の傾向に対して,箏重視・声楽本位の傾向が強い。生田流の角爪に対して丸爪を使用。江戸を中心に発展,今日でも東日本に勢力がある。
→生田流

やまだわか

やまだわか 【山田わか】
(1879-1957) 女性運動家。神奈川県生まれ。だまされてアメリカの娼館に売られ,脱出。社会学者山田嘉吉と結婚し帰国後,母性保護運動を展開した。また,「朝日新聞」で身の上相談欄を担当,広く読者の共感を呼んだ。

やまっけ

やまっけ [0] 【山っ気】
「やまき(山気)」に同じ。「―を出す」

やまつくりどころ

やまつくりどころ 【山作所】
(1)陵墓造営の際,臨時に設けた官司。
(2)奈良時代,造東大寺司の下で,木材の伐採・製材を行なった臨時の機関。甲賀山作所・田上山作所など。

やまつつじ

やまつつじ [3][4] 【山躑躅】
ツツジ科の半落葉低木。各地の山野に普通にみられ,庭木ともされる。高さ約1メートル,よく分枝し,枝・葉に粗毛がある。四,五月ごろ枝先に径約5センチメートルの朱赤色の漏斗状花を二,三個ずつつける。古名アカツツジ。[季]春。

やまつづき

やまつづき [3] 【山続き】
(1)山が連なっていること。
(2)山に接していること。

やまつなみ

やまつなみ [3] 【山津波】
山崩れによって直接生ずる土石流。大量の土砂・岩片を含んだ濁流が渓岸・山腹を押し削って流動する。

やまつなみ

やまつなみ【山津波】
⇒山崩(くず)れ.

やまつばき

やまつばき [3] 【山椿】
山に自生しているツバキ。[季]春。

やまつみ

やまつみ [0] 【山祇・山神】
山の神。山の霊。「―の奉(マツ)る御調(ミツキ)と/万葉 38」

やまづくし

やまづくし [3] 【山尽(く)し】
(1)多くの山の名を並べ挙げること。また,その文・歌など。
(2)様々な山鉾(ヤマボコ)を集め描くこと。また,その絵。

やまづたい

やまづたい [3] 【山伝い】
山から山へと通って行くこと。山道を行くこと。「―に逃走する」

やまづと

やまづと 【山苞】
山からのみやげ。「山人のわれに得しめし―ぞこれ/万葉 4293」

やまづみ

やまづみ【山積み】
a pile[heap] <of> .→英和
〜にする pile in heaps.

やまづみ

やまづみ [0] 【山積み】 (名)スル
(1)山のように高く積み上げること。「机の上に本が―になっている」
(2)たくさんたまっていること。「―の懸案を片付ける」

やまて

やまて [0][1] 【山手】
(1)山の方。高台の方。
⇔海手
(2)山に関所を設けて通行人から徴収した税。
(3)江戸時代,領主の所有山林から薪・秣(マグサ)などをとる代償として村方に課せられた税。

やまて

やまて【山手】
the Bluff (神戸・横浜などの).⇒山の手.

やまて

やまて 【山手】
横浜市中区にある町名。港の見える丘公園や外人墓地がある。文教地区。

やまてせん

やまてせん 【山手線】
神戸市営の地下鉄道線。神戸市新長田・新神戸間,7.6キロメートル。
→やまのてせん(山手線)

やまてん

やまてん 【夜摩天】
〔梵 Yama〕
六欲天の下から三番目の天。この世界では,感覚の快楽が与えられる。寿命が二千年で,その一昼夜は人間界の二百年に相当するという。夜摩。焔魔天。第三焔天。

やまでら

やまでら [2] 【山寺】
(1)山の中の寺。
(2)立石寺(リツシヤクジ)の通称。

やまでら

やまでら【山寺】
a temple in a mountain.→英和

やまでらぼうず

やまでらぼうず [5] 【山寺坊主】
ツチトリモチの別名。

やまと

やまと 【大和】
(1)神奈川県中部,相模原台地東端の市。もと宿場町。近年,自動車・電機などの工業が立地。住宅地化も進む。米軍厚木航空基地がある。
(2)新潟県南東部,南魚沼郡の町。三国街道の宿場,裸押合祭で有名な毘沙門堂の門前町として発展。
(3)岐阜県中西部,郡上(グジヨウ)郡の町。長良川上流域に位置する。オオサンショウウオ生息地。
(4)山口県南東部,熊毛郡の町。伊藤博文の生地。
(5)佐賀県中東部,佐賀郡の町。佐賀市の北西に接し,古代肥前国の中心地。
(6)福岡県南西部,山門(ヤマト)郡の町。有明海に面し,クリーク地帯と干拓地からなる。

やまと

やまと 【山処】
〔「と」は所の意〕
山のところ。山。山のあたり。「―のひともとすすき項(ウナ)傾(カブ)し/古事記(上)」

やまと

やまと 【山と】 (連語)
山のようにうずたかく。たくさん。「―積み上げる」

やまと

やまと 【大和・倭】
(1)旧国名の一。奈良県全域に相当。五畿内の一。平安遷都以前は歴代の皇居のあった地方。もと「倭」と書いたが,元明天皇の時,「倭」に通じる「和」の字に「大」の字を付けた「大和」を用いることが定められた。
(2)〔(1)に都があったことから〕
日本国の別名。やまとの国。おおやまと。和州。
(3)名詞の上に付いて,日本固有のもの,日本的なものである意を表す。「―言葉」「―なでしこ」
(4)上下に框(カマチ)がなく,板を大和打ちにした簡単な戸。
(5)旧日本海軍の戦艦。1941年(昭和16)竣工。戦艦としては世界最大で基準排水量64000トン,主砲四六センチ砲九門を搭載。45年,沖縄へ出撃の途中,アメリカ軍機の雷爆撃により沈没。同型艦に「武蔵」がある。

やまと

やまと【大和】
Japan.→英和
‖大和魂 the Japanese spirit.大和撫子(なでしこ) a truly Japanese woman.大和民族 the Japanese race.

やまとあおがきこくていこうえん

やまとあおがきこくていこうえん 【大和青垣国定公園】
奈良県北部,笠置(カサギ)山地の西部にあたる自然公園。山辺の道や柳生(ヤギユウ)街道および初瀬(ハセ)の一帯で,自然林を中心に石上(イソノカミ)神宮,長谷寺などがある。

やまといも

やまといも [3][0] 【大和芋】
ナガイモの一品種。いもは拳(コブシ)のような塊状。とろろなどにして食べる。

やまとうた

やまとうた [3] 【大和歌】
(1)日本固有の歌。和歌。
⇔唐歌(カラウタ)
⇔唐土歌(モロコシウタ)
(2)大和地方の風俗(フゾク)歌。大和舞で歌う。

やまとうち

やまとうち [0] 【大和打ち】
塀や戸などで,横木の内側と外側に板を交互に少し重ね合わせて打ちつけること。

やまとうつぼ

やまとうつぼ [4] 【大和靫】
木または竹で筒を編み,黒く塗ったうつぼ。毛皮は付けない。

やまとえ

やまとえ [3][0] 【大和絵・倭絵】
(1)中国的な主題を扱った唐絵(カラエ)に対して,日本の風景・風俗を描いた絵。平安時代の用語。
(2)鎌倉時代に渡来した宋元画およびそれにならった絵を唐絵・漢画と呼ぶのに対し,平安時代以来の伝統的な絵画様式をいう。また,土佐派が成立し大和絵を標榜(ヒヨウボウ)してからは,その流派をいう語としても用いられた。

やまとえし

やまとえし [4] 【大和絵師】
(1)大和絵を描く画家。
(2)日本人の絵師。

やまとおり

やまとおり [0] 【大和織(り)】
太い木綿糸をたて糸,黄麻糸をよこ糸として平織りにした厚い織物。敷物とする。

やまとかいれい

やまとかいれい 【大和海嶺】
日本海のほぼ中央に位置する海底の高まり。比高約2000メートル。北東-南西に延びる大和舟状海盆によって,南大和堆(タイ)と北大和堆とに分かれる。日本列島が大陸から分離し,日本海が形成されたときの大陸地塊の残存物と考えられる。サバ・タチウオなどの良漁場。

やまとかたかなはんせつぎげ

やまとかたかなはんせつぎげ 【倭片仮名反切義解】
室町初期の語学書。一巻。明魏(藤原長親)著。仮名の起源・沿革・反切・音義などについて,中国音韻学や悉曇(シツタン)学の知識を援用して述べる。仮名を研究対象とした最初の書。

やまとかぬちべ

やまとかぬちべ [6] 【倭鍛冶部】
日本古来の鍛工。百済から渡来した韓鍛冶部(カラカヌチベ)に対していう。

やまとかわちのふびと

やまとかわちのふびと 【東西史】
〔大和を東,河内を西と表記する〕
東の史と西の史。渡来人の阿知使主(アチノオミ)・王仁(ワニ)の子孫で,史の姓(カバネ)を賜って朝廷の記録や外交文書作成に従事した。

やまとがかり

やまとがかり 【大和掛】
「下掛(シモガカリ){(2)}」に同じ。

やまとがき

やまとがき [3] 【大和柿】
⇒御所柿(ゴシヨガキ)

やまとがく

やまとがく [3] 【大和楽・倭楽】
昭和初期にはじめられた邦楽の一種目。大倉喜七郎・清元栄寿郎の創始。従来の三味線声曲を集大成し,洋楽の手法・楽器を取り入れ,歌詞に新体詩などを用いたもの。1934年(昭和9)に初めて発表された。

やまとがすり

やまとがすり [4] 【大和絣】
奈良県で織られる綿絣。古くは白絣。

やまとがな

やまとがな [3] 【大和仮名】
漢字に対して,片仮名・平仮名。

やまとがわ

やまとがわ 【大和川】
奈良県北部,笠置(カサギ)山地に発し,西流して大阪湾に注ぐ川。長さ68キロメートル。上流は初瀬川と呼ばれる。奈良盆地中央で,佐保川・葛城川・富雄川などを合して大和川となる。

やまとぐさ

やまとぐさ [3] 【大和草・倭草】
ヤマトグサ科の緑色軟弱な多年草。山中の樹下に自生。高さ10〜20センチメートル。葉は卵形で下半の葉は対生し,上半は互生。雌雄同株。春,開花し,雌花は小形。雄花は細い花糸のあるおしべを多数垂れ下げる。

やまとぐら

やまとぐら [3] 【大和鞍・倭鞍】
飾り鞍の一。唐鞍に対して,和様の鞍皆具。わぐら。
⇔唐鞍
大和鞍[図]

やまとこいん

やまとこいん [4] 【大和古印・倭古印】
奈良時代から平安時代末期まで,日本で作られ使用された印章。隋・唐の様式にならった鋳銅印で,公文書などに押された。和様化した篆書(テンシヨ)や楷書(カイシヨ)が多く,すべて朱文。

やまとこおりやま

やまとこおりやま 【大和郡山】
奈良県北部の市。近世,柳沢氏一五万石の城下町。紡織・機械・食品などの諸工業が発達。金魚の養殖が盛ん。

やまとこっか

やまとこっか 【大和国家】
大和政権によって樹立された日本最初の統一国家。
→大和政権

やまとことのは

やまとことのは 【大和言の葉】
「やまとことば(大和言葉)」に同じ。「伊勢・貫之に詠ませ給へる―をも,唐土(モロコシ)の歌をも/源氏(桐壺)」

やまとことば

やまとことば [4] 【大和言葉・大和詞】
(1)(漢語・外来語に対して)わが国固有のことば。和語。
(2)わが国固有のことばでよんだ歌。和歌。大和歌。「―だにつきなくならひにたれば/源氏(東屋)」
(3)雅語。主として平安時代の語。また,女房詞・女中詞のことにも用いられることがある。「それこそもう―でお人柄におなり遊ばすだ/滑稽本・浮世風呂 3」

やまとごえ

やまとごえ [0] 【倭音・和音】
(漢音を唐声(カラゴエ)というのに対し)呉音。わおん。

やまとごきぶり

やまとごきぶり [4] 【大和蜚蠊】
ゴキブリの一種。体長約25ミリメートル。全身栗褐色。雌のはねは短く,腹端が裸出する。本州に特産する。

やまとごころ

やまとごころ [4] 【大和心】
「大和魂(ヤマトダマシイ){(1)}」に同じ。
⇔漢心(カラゴコロ)
「―かしこくおはする人にて/大鏡(道隆)」

やまとごたつ

やまとごたつ [4] 【大和炬燵】
置きごたつ。もと奈良地方から産したことによる称。

やまとごと

やまとごと [4] 【大和琴・倭琴】
⇒和琴(ワゴン)

やまとさるがく

やまとさるがく [4] 【大和猿楽】
大和国に座をもつ猿楽の総称。丹波猿楽・近江猿楽などに対していう。室町時代には,大和四座をいった。
→大和四座(シザ)

やまとさんざん

やまとさんざん 【大和三山】
奈良盆地南部の畝傍山(ウネビヤマ)・耳成山(ミミナシヤマ)・天香久山(アマノカグヤマ)の総称。藤原京址を囲むように三角形をなして位置する。

やまとしざ

やまとしざ [4] 【大和四座】
大和猿楽の四座。すなわち結崎(ユウザキ)(のちの観世)・外山(トビ)(のちの宝生)・円満井(エンマイ)(のちの金春(コンパル))・坂戸(サカド)(のちの金剛)の四座をいう。春日神社に属した。

やまとしじみ

やまとしじみ [4] 【大和蜆】
(1)汽水域に産する二枚貝。殻長約4センチメートル,殻は丸みを帯びた三角形。殻表は黒色で光沢が強い。塩分の少しある河口などの砂中にすむ。食用のシジミはほとんどが本種。サハリンから九州にかけて分布。
(2)(「大和小灰蝶」と書く)シジミチョウ科のチョウ。雄のはねの表は青藍色で,外縁が黒く縁どられている。雌のはねの表は暗褐色。春から秋にかけて連続して発生する。幼虫はカタバミを食べる。岩手県以南の日本各地と朝鮮半島中部以南のアジアに分布。

やまとしま

やまとしま 【大和島】
大和の国。大和地方。海から見ていう場合が多い。大和島根。「天離(ザカ)る鄙(ヒナ)の長道(ナガチ)ゆ恋ひ来れば明石の門(ト)より―見ゆ/万葉 255」

やまとしまね

やまとしまね 【大和島根】
(1)日本国。日本の国土。「天地の堅めし国そ―は/万葉 4487」
(2)大和の国。やまとしま。「沖つ波千重に隠りぬ―は/万葉 303」

やまとしろあり

やまとしろあり [5][4] 【大和白蟻】
シロアリの一種。働きアリの体長は5ミリメートル前後。全身白色。湿った木材を食害する。北海道南部以南の日本各地と台湾に分布。

やまとじ

やまとじ 【大和路】
(1) [3]
大和に通じる道。
(2)特に,京都の五条口から伏見・木津を経て大和に至る道。

やまとじせん

やまとじせん 【大和路線】
JR 西日本の関西本線のうち,湊町・奈良間を走る近郊列車線の称。

やまとじだい

やまとじだい [4] 【大和時代】
⇒古墳時代(コフンジダイ)

やまとじぶし

やまとじぶし 【大和路節】
上方浄瑠璃の一。国太夫節の一派。宮古路豊後掾の門弟,大和路仲太夫が宝暦(1751-1764)頃から語り出したもの。
→国太夫節

やまとすいか

やまとすいか [4] 【大和水瓜】
スイカの一品種。外果皮は淡緑色,果肉は鮮紅色で甘味に富む。明治以降のスイカ栽培の中心地奈良の原産。

やまとせいけん

やまとせいけん 【大和政権】
大和の奈良盆地を中心とする畿内の首長連合。その起源は邪馬台国の理解によって変わってくるが,遅くとも四世紀には畿内最大の政治勢力としての地位を確立。五世紀から六世紀にかけてその基本的支配方式として部民制・氏姓制を創出してその基盤を固め,地方支配を強化。六世紀から七世紀にかけての東アジア世界の変貌の中で大化の改新を契機として律令国家への変革を遂げた。

やまとそう

やまとそう 【大和相】
日本流の人相見。「かしこき御心に,―をおほせて/源氏(桐壺)」

やまとぞっくん

やまとぞっくん ヤマトゾククン 【大和俗訓】
教訓書。八巻。貝原益軒著。1708年成立。1815年刊。儒教的倫理観にたつ修身礼儀作法を平易な文章で説く。益軒十訓の一。

やまとたかだ

やまとたかだ 【大和高田】
奈良県中北部の市。近世,専立(センリユウ)寺(高田御坊)の寺内町として商業が発達。繊維工業が盛ん。

やまとたけるのみこと

やまとたけるのみこと 【日本武尊・倭建命】
景行天皇の皇子。古事記の構想では,神武の大和平定後,孝霊・崇神と引き継がれる国内における王化の拡大の歴史の完成者として位置づけられる。西の熊襲(クマソ)討伐・東征などは,その具体的活動。なお,日本書紀では,景行自身の九州・東国巡行とともに日本武尊の西征・東征が語られ,景行による国内平定という色彩が強い。小碓命(オウスノミコト)。倭男具那命(ヤマトオグナノミコト)。

やまとたちばな

やまとたちばな [5] 【大和橘】
タチバナ{(1)}の別名。

やまとだましい

やまとだましい [4] 【大和魂】
(1)大和心。和魂。(漢学を学んで得た知識に対して)日本人固有の実務・世事などを処理する能力・知恵をいう。「才(ザエ)を本としてこそ,―の世に用ゐらるる方も強う侍らめ/源氏(乙女)」「露,―無かりける者にて/今昔 20」
(2)〔近世以降の国粋思想の中で用いられた語〕
日本民族固有の精神。日本人としての意識。

やまとちょうてい

やまとちょうてい 【大和朝廷】
⇒大和政権(ヤマトセイケン)

やまととじ

やまととじ [0] 【大和綴じ】
和本の綴じ方の一。二つ折りにした紙を袋綴じと同じように重ねてこよりなどで下綴じをしてから表紙を付け,背に近い部分に縦に四か所穴をあけ二本の紐で二か所ずつ結んでとじたもの。現代でも,芳名録やアルバムなどに名残をとどめる。結び綴じ。
→和綴じ

やまとな

やまとな [3] 【大和名】
和風の名。和名。

やまとなでしこ

やまとなでしこ [5] 【大和撫子】
(1)ナデシコの別名。[季]秋。
(2)日本女性の清楚な美しさをたたえていう語。

やまとに

やまとに [0][4] 【大和煮】
牛肉などを,醤油・砂糖・ショウガなどで甘辛く煮たもの。

やまとにしき

やまとにしき [4] 【大和錦・倭錦】
(1)日本で織った錦。平安時代以前から織られ,経(タテ)錦・緯(ヌキ)錦がある。中世,唐錦(カラニシキ)に対していう。
(2)近世,神社などのために織られた紋織物を,一般の錦と区別していう。

やまとねこ

やまとねこ 【倭根子】
天皇の美称。詔勅などで,「天皇」の上に付けて用いられる。「明神御宇(アラキカミトアメノシタシラス)―天皇…詔(ノ)たまはく/日本書紀(孝徳)」
→大倭根子天皇(オオヤマトネコノスメラミコト)

やまとのあやうじ

やまとのあやうじ 【倭漢氏・東漢氏】
大和政権を文筆業務・工芸技術によって支えた中国系の有力渡来氏族。その祖,阿知使主(アチノオミ)は応神朝に渡来したとされる。奈良県飛鳥地方檜隈(ヒノクマ)の地に居住,五世紀末以降多くの百済系技術者をその配下に入れた。六世紀には書(文)・坂上・民・長など多くの枝氏に分かれ,倭漢の称は用いられなくなった。東漢直(ヤマトノアヤノアタイ)。

やまとのあやのあたい

やまとのあやのあたい 【東漢直】
⇒東漢氏(ヤマトノアヤウジ)

やまとのむつのあがた

やまとのむつのあがた 【大和六県】
大化前代,大和に設定された六つの県の総称。高市(タケチ)・葛木(カズラキ)・十市(トオチ)・志貴(シキ)・山辺(ヤマベ)・曾布(ソフ)の各県をいう。大和政権の大王に隷属する家産的地域共同体としての性格が濃く,律令制成立後も蔬菜(ソサイ)などを納める供御領地として遺制をとどめた。

やまとひめのみこと

やまとひめのみこと 【倭比売命・倭姫命】
垂仁天皇の皇女。景行天皇の妹,日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の叔母。日本武尊の東征に際し,天叢雲剣(アマノムラクモノツルギ)などを与えた。また,豊鉏入日売命(トヨスキイリヒメノミコト)に代わって天照大神(アマテラスオオミカミ)の御杖代(ミツエシロ)となり,伊勢国に内宮を定めた。

やまとひめのみことせいき

やまとひめのみことせいき 【倭姫命世記】
神道五部書の一。768年禰宜五月麻呂の撰録と伝えられるが,鎌倉時代,伊勢外宮の度会(ワタライ)氏が編纂したものとされる。天地開闢(カイビヤク)より雄略天皇代の外宮鎮座に至る次第を詳細に記す。別名,大神宮神祇本紀。

やまとひょうぐ

やまとひょうぐ [4] 【大和表具】
掛け物の正式な表装の様式。上・中・下縁に大高檀紙(オオタカダンシ),一文字に大和錦,風帯に麻を組んだものを用いる。大和表装。

やまとひょうそう

やまとひょうそう [4] 【大和表装】
「大和表具(ヤマトヒヨウグ)」に同じ。

やまとぶえ

やまとぶえ [3][4] 【大和笛・和笛】
神楽笛(カグラブエ)の別名。

やまとぶき

やまとぶき [0] 【大和葺き】
板葺き屋根で,板を交互に重ね合わせて葺いたもの。また,その葺き方。
大和葺き[図]

やまとぶみ

やまとぶみ [3] 【大和文】
日本語で書かれた文。和文。

やまとぶろ

やまとぶろ [0] 【大和風炉】
土製の粗末な鉢形の風炉。火鉢にも代用する。奈良風炉。奈良火鉢。

やまとべい

やまとべい [3] 【大和塀】
(1)杉皮またはヒノキの皮を縦に張り,竹で水平の押し縁を打ち付けた塀。
(2)板を大和打ちにした塀。

やまとほんぞう

やまとほんぞう ヤマトホンザウ 【大和本草】
本草書。一六巻,付録二巻,諸品図三巻。貝原益軒著。1708年成立。「本草綱目」所載のものに,日本特有のものや外国産のものも加え,総数一三六二種を分類し和文体で記述する。

やまとまい

やまとまい [3] 【大和舞・倭舞】
(1)雅楽の一。即位の大礼・鎮魂祭などに行うもの。歌に,大和歌を用い,拝礼を舞踊化した舞を四人で舞う。都舞。
(2)神楽(カグラ)の一種。奈良春日神社などで,榊を持った八人の少女が舞うもの。

やまとまど

やまとまど [4] 【大和窓】
突き上げ障子の付いた天窓。

やまとみこと

やまとみこと 【大和御言】
大和言葉の美称。「敷島の―さかひに入り過ぎにたり/千載(序)」

やまとむね

やまとむね [3] 【大和棟】
奈良県とその周辺にみられる民家の一形式。主屋を,両妻に瓦葺(カワラブ)きの袖壁(高塀)を設けた急勾配の切妻草葺(クサブ)き屋根とし,下屋をそれより低い緩勾配の瓦葺き屋根としたもの。高塀造(タカヘヅクリ)。
大和棟[図]

やまとめ

やまとめ [0] 【大和目】
薬種を量る秤目(ハカリメ)。一八〇匁(約675グラム)を一斤とする。
→唐目(トウメ)

やまともじ

やまともじ [4][3] 【大和文字】
仮名文字。
⇔唐文字
「漢字にところどころ―をまぜられ侍り/撰集抄 9」

やまともの

やまともの [0] 【大和物】
大和国の刀匠の鍛えた刀剣類の総称。平安末期に千手院,鎌倉以降に当麻・手掻(テガイ)・尻懸(シツカケ)などの各派があり,多く社寺に隷属した。

やまとものがたり

やまとものがたり 【大和物語】
歌物語。二巻。作者未詳。一〇世紀半ばに成立。一七〇余の章段から成る。「伊勢物語」と並び称される歌物語だが,全体を通じての主人公はなく,説話集的性格をもつ。

やまとや

やまとや 【大和屋】
歌舞伎俳優坂東三津五郎・岩井半四郎一門の屋号。

やまとよみ

やまとよみ [0] 【大和訓み】
漢字を和訓で読むこと。また,その読み方。和訓。

やまとアルプス

やまとアルプス 【大和―】
大峰(オオミネ)山脈の別名。

やまどめ

やまどめ [0] 【山留(め)】
地盤を掘削するとき,支持材などを用いて周辺の地盤が崩壊しないように防ぐこと。

やまどめ

やまどめ [0][4] 【山止め】
山に入ることを禁止すること。

やまどり

やまどり [2] 【山鳥】
(1)山にすむ鳥。
(2)キジ目キジ科の鳥。日本特産。雄は尾が長く,全長約1.4メートルのうち,尾が1メートル近くを占める。雌は尾が短く,全長約65センチメートル。雄は全身銅色で尾には黒・褐色の節状のしまがある。雌は全体が赤褐色。山林にすみ,雄は繁殖期になると翼をふるわせ,強い羽音をたてて雌を呼ぶ。北海道を除く各地に分布。
(3)エゾライチョウの別名。
(4)〔(2) は雌雄が峰を隔てて寝るという言い伝えから〕
古くより詩文で「ひとり寝」のことをいう。「よろづに思ひあかし給ふ。―のここちぞし給ひける/源氏(夕霧)」
山鳥(2)[図]

やまどり

やまどり【山鳥】
a copper pheasant.

やまどり=のはつおの鏡

――のはつおの鏡
〔光沢のある雄の山鳥の尾に雌の影が映るということを鏡に見立てていう語〕
慕情のたとえ。「―かけてのみ長き別れのかげを恋ひつつ/続後撰(恋五)」

やまどりぜんまい

やまどりぜんまい [5] 【山鳥薇】
ゼンマイ目の夏緑性シダ植物。深山の日当たりのよい湿地や崖に群生。葉は長さ約50センチメートルの羽状複葉。胞子葉は赤褐色で,小形。渦状に巻いた若葉を食用にする。山鳥羊歯。

やまどりたけ

やまどりたけ [4] 【山鳥茸】
担子菌類ハラタケ目のきのこ。夏から秋にかけ,ブナやケヤキの林内地上に発生。傘は径10〜20センチメートルの平たい饅頭(マンジユウ)形で,表面は褐色。茎は太い。食用になる。

やまどりの

やまどりの 【山鳥の】 (枕詞)
(1)山鳥は雌雄が峰を隔てて寝るという言い伝えから,「一人し寝れば」にかかる。「―ひとりし寝(ヌ)れば物ぞ悲しき/古今六帖 2」
(2)山鳥の尾の意で,同音の「峰(オ)」にかかる。「―尾のへにかかる秋の夜の月/続拾遺(秋下)」

やまな

やまな 【山名】
姓氏の一。清和源氏。新田義重の子義範を祖とする室町時代の有力守護大名。四職(シシキ)の一。応仁の乱後は衰退。

やまなうじきよ

やまなうじきよ 【山名氏清】
(1344-1391) 南北朝時代の武将。足利氏に仕えて丹波・和泉などの守護を兼ね勢威を振るったが,1391年将軍義満の謀略に対して明徳の乱を起こし敗死。

やまなか

やまなか 【山中】
石川県南部にある町。大聖寺川中流の黒谷川渓谷に位置する。北陸屈指の山中温泉がある。

やまなか

やまなか [0] 【山中】
山の中。山間。さんちゅう。

やまなか

やまなか 【山中】
姓氏の一。

やまなかこ

やまなかこ 【山中湖】
山梨県,富士五湖最東部の湖。面積6.4平方キロメートル。湖面海抜981メートル。湖畔は別荘地・行楽地。桂川の水源。

やまなかさだお

やまなかさだお 【山中貞雄】
(1909-1938) 映画監督。京都生まれ。時代劇にすぐれた。作「抱寝の長脇差」「鼠小僧次郎吉」「国定忠治」「街の入墨者」「人情紙風船」

やまなかしかのすけ

やまなかしかのすけ 【山中鹿之介】
(1545?-1578) 戦国末期の武将。出雲の人。名は幸盛(ユキモリ)。尼子十勇士の一人。主家滅亡後もその再興に努めたが,播磨上月城で毛利氏に捕らえられ,連行途中,備中で殺されたといわれる。

やまなかぬり

やまなかぬり 【山中塗】
石川県山中町に産する漆器。

やまなかぶし

やまなかぶし 【山中節】
石川県山中温泉の民謡で,花柳界のお座敷唄。源流はこの地方の盆踊り唄「甚句」。

やまなかみねたろう

やまなかみねたろう 【山中峯太郎】
(1885-1966) 小説家。大阪生まれ。雑誌「少年倶楽部」などに少年少女小説,軍事冒険小説を発表。作「燃える星影」「敵中横断三百里」など。

やまなし

やまなし 【山梨】
姓氏の一。

やまなし

やまなし [2][0] 【山梨】
バラ科の落葉大高木。山地に自生。枝は黒紫色。葉は互生し,長楕円形。五月,径約2センチメートルの白色五弁花を散形につける。果実はナシに似るが小形で,黄色または紅色に熟す。オオズミ。山林檎。

やまなし

やまなし 【山梨】
(1)中部地方東部の内陸県。かつての甲斐(カイ)国全域を占める。西部に赤石山脈・身延山地,東部に関東山地があり,北西部に八ヶ岳,南東部に富士山がそびえる。中央部に甲府盆地があり,富士川上流の釜無川・笛吹川が流れる。県庁所在地,甲府市。
(2)山梨県中部,甲府盆地北東部の市。ブドウ・モモの栽培が盛ん。葡萄(ブドウ)酒醸造のほか,機械工業も立地。

やまなしいかだいがく

やまなしいかだいがく 【山梨医科大学】
国立大学の一。1978年(昭和53)設立。本部は山梨県玉穂町。

やまなしがくいんだいがく

やまなしがくいんだいがく 【山梨学院大学】
私立大学の一。1946年(昭和21)創立の山梨実践女子高等学院を源とし,62年設立。本部は甲府市。

やまなしだいがく

やまなしだいがく 【山梨大学】
国立大学の一。1924年(大正13)創立の山梨高等工業(のち工専)と師範系学校が合併し,49年(昭和24)新制大学となる。本部は甲府市。

やまなしとうせん

やまなしとうせん 【山梨稲川】
(1771-1826) 江戸後期の音韻学者。駿河の人。名は治憲,字(アザナ)は玄度。中国古代の音韻を研究。著「説文緯」「古声譜」「稲川詩草」など。

やまなそうぜん

やまなそうぜん 【山名宗全】
⇒山名持豊(ヤマナモチトヨ)

やまなみ

やまなみ [0] 【山並(み)・山脈】
山の連なり並んでいること。また,その並んでいる山々。

やまなもちとよ

やまなもちとよ 【山名持豊】
(1404-1473) 室町中期の武将。法名は宗全。1435年山名氏惣領となる。嘉吉(カキツ)の乱で赤松氏を討ち,その功で播磨・石見などを与えられ,一族の勢威を回復。応仁の乱では日野富子・足利義尚を支持して西軍の大将となり,細川勝元と戦ったが,陣没。

やまならし

やまならし [3] 【山鳴】
ヤナギ科の落葉高木。山中に自生。長い葉柄のある広卵形の葉が互生し,わずかな風にもゆらぎ音を立てる。早春,尾状花序を下垂。材は軽くて軟らかく,箱や経木,下駄などを作る。箱柳。漢名,白楊。

やまなり

やまなり [0][4] 【山鳴り】
(1)山の地鳴り。
(2)鉱山の切羽やトンネル工事が地下深部に達したとき,周辺の岩盤内に発する微小な振動。山跳ねの予兆になることが多い。

やまなり

やまなり【山鳴り】
the rumbling of a mountain.→英和

やまなり

やまなり [0] 【山形】
山のような曲線を描くこと。また,その形。やまがた。「―のスロー-ボール」

やまぬけ

やまぬけ [0][4] 【山抜け】
山崩(ヤマクズ)れ。

やまぬし

やまぬし [2] 【山主】
山の所有主。山のあるじ。

やまね

やまね [0] 【山鼠】
齧歯(ゲツシ)目ヤマネ科の一種。日本特産でネズミに似た小獣。頭胴長約8センチメートル,尾長約5センチメートル。体はコルク色で,背の中央に一本の黒茶色の縦縞がある。森林にすみ,夜行性で,果実・種子・昆虫などを食べる。寒くなると冬眠する。本州以南に分布。冬眠鼠。マリネズミ。
山鼠[図]

やまねこ

やまねこ [0] 【山猫】
(1)山野にすむ猫。野猫。
(2)食肉目ネコ科の哺乳類のうち,中・小形の野生種の総称。日本にはツシマヤマネコ・イリオモテヤマネコがいる。
(3)江戸時代,京都祇園・円山あたりの芸妓の異名。
(4)江戸市中の寺社の境内にいた私娼の称。

やまねこ

やまねこ【山猫】
a wildcat.→英和
山猫争議 a wildcat strike.

やまねこざ

やまねこざ [0] 【山猫座】
三月中旬の宵に,日本では北の子午線を通る星座。大熊座と双子座の間に位置しているが三等星より暗い星々なので目立たない。

やまねこスト

やまねこスト [5][6] 【山猫―】
〔wildcat strike〕
労働組合の一部の組合員が組合中央指導部の承認を得ず独自に行うストライキ。山猫争議。

やまねんぐ

やまねんぐ [3] 【山年貢】
江戸時代の雑税の一。山林の所有者に課せられた年貢。

やまの

やまの 【山野】
姓氏の一。

やまのあいこ

やまのあいこ 【山野愛子】
(1909-1995) 美容家。東京生まれ。山野高等美容学校を設立。美容師の養成と社会的地位の向上に尽力。

やまのい

やまのい [3] 【山の井】
山の清水をためてある所。本来普通名詞だが,志賀の山越の山の井を詠んだ古今集の「むすぶ手のしづくににごる山の井のあかでも人に別れぬるかな」の歌により諸歌学書は山城国の歌枕とする。福島県安積山の山の井を詠んだ万葉集の「安積山影さへ見ゆる山の井の浅き心をわが思はなくに」の歌も知られ,この二首を本歌として多くの和歌が詠まれた。

やまのいえ

やまのいえ [5] 【山の家】
登山者や避暑客などのため,山中に建てた宿泊施設。

やまのいも

やまのいも [5][0] 【山の芋・薯蕷】
ヤマノイモ科のつる性多年草。山野に自生。塊根は長円柱形で地下に垂直に伸びる。茎は左巻き。葉は長卵形で基部は心臓形。葉腋にはむかごができる。雌雄異株で,夏,白色小花を穂状につける。塊根とむかごは食用。自然薯(ジネンジヨ)。山芋。
〔栽培されているナガイモを含めていうこともある〕

やまのいも=が鰻(ウナギ)になる

――が鰻(ウナギ)になる
とうてい起こりそうにないことが起こるたとえ。また,物がよく変化するたとえ。

やまのいもか

やまのいもか [0] 【山の芋科】
単子葉植物の一科。世界に五属,約七百種あり,熱帯から温帯に分布する。つる性の草本または低木で,地下に芋ができる。葉脈は網状。雌雄異株。花は小さく総状花序につき,蒴果(サクカ)または液果を結ぶ。ヤマノイモ・ナガイモなどを食用に栽培する。

やまのうえ

やまのうえ ヤマノウヘ 【山上】
姓氏の一。

やまのうえのおくら

やまのうえのおくら ヤマノウヘ― 【山上憶良】
(660-733頃) 奈良前期の官人・歌人。遣唐少録として渡唐。帰国後伯耆守・東宮侍講・筑前守を歴任。筑前守時代に大伴旅人と親交。漢文学の学殖深く,その影響下に人生的・社会的題材の歌を詠んだ。万葉集に多くの歌を残す。家集「類聚歌林」は伝わらない。

やまのうえのそうじ

やまのうえのそうじ ヤマノウヘ― 【山上宗二】
(1544-1590) 安土桃山時代の茶人。堺の人。号,瓢庵。千利休の高弟。秀吉の怒りを買い惨殺された。著「山上宗二記」

やまのうち

やまのうち 【山ノ内】
長野県北東部,下高井郡の町。山ノ内温泉郷や志賀高原があり,上信越高原国立公園に属する。

やまのうち

やまのうち 【山内】
姓氏の一。

やまのうちおんせんきょう

やまのうちおんせんきょう 【山ノ内温泉郷】
長野県山ノ内町にある温泉群。湯田中・渋(シブ)・安代(アンダイ)・上林(カンバヤシ)・丸池・発哺(ホツポ)などの温泉がある。

やまのうちかずとよ

やまのうちかずとよ 【山内一豊】
(1546-1605) 安土桃山・江戸初期の武将。尾張の人。土佐藩祖。織田信長・豊臣秀吉に仕え,遠江掛川五万石を領した。関ヶ原の戦いでは徳川方に属し,戦後土佐二〇万石を領。信長の馬揃えにあたり,妻が鏡の裏から秘蔵の金を出し,一豊に名馬を買わせた内助の功の話が伝わる。

やまのうちすがお

やまのうちすがお 【山内清男】
(1902-1970) 考古学者。東京生まれ。東大卒。縄文土器の型式の細分類によって,その編年を完成。また,土器の縄文のつけ方を解明した。

やまのうちとよしげ

やまのうちとよしげ 【山内豊信】
⇒山内容堂

やまのうちみな

やまのうちみな 【山内みな】
(1900-1990) 社会運動家。宮城県生まれ。女工として働きながら労働運動に参画,友愛会・新婦人協会・醒光婦人会などで活躍。

やまのうちようどう

やまのうちようどう 【山内容堂】
(1827-1872) 幕末の大名。一五代土佐藩主。名は豊信(トヨシゲ),容堂は号。吉田東洋を用いて藩政改革を断行。将軍継嗣問題では一橋派に属し,公武合体運動に尽力。1867年徳川慶喜に大政奉還を建白。明治政府議定(ギジヨウ)。

やまのお

やまのお [3] 【山の尾】
山の峰続き。稜線。

やまのおと

やまのおと 【山の音】
小説。川端康成作。1954年(昭和29)刊。戦後の世相を背景に,老年を迎えた信吾が抱く,長男の嫁菊子へのプラトニックな愛情を描く。

やまのかみ

やまのかみ【山の神】
the god of a mountain (神);→英和
one's wife[missis](妻).

やまのかみ

やまのかみ [3][4] 【山の神】
(1)山を支配する神。粢(シトギ)やお神酒・虎魚(オコゼ)などを供えてまつる。神の性格や祭日・まつり方などは,地方やまつる人々によって異なる。農家では春秋に田の神と交替するという。
(2)俗に,頭の上がらなくなった自分の妻のこと。特に,口やかましくなった妻をいう。
(3)カサゴ目の淡水魚。全長15センチメートルほど。体形はカジカに似る。体色は茶褐色で,鱗(ウロコ)はない。食用。中国・朝鮮に分布し,日本には筑後川付近にだけ生息。タチャ。

やまのぐち

やまのぐち 【山之口】
姓氏の一。

やまのぐちばく

やまのぐちばく 【山之口貘】
(1903-1963) 詩人。沖縄県生まれ。本名,山口重三郎。平易な詩語,権力とは無縁な庶民の生活感情に基づく自己風刺的な手法に特徴がある。詩集「思弁の苑」「鮪に鰯」など。

やまのさち

やまのさち [4] 【山の幸】
「やまさち(山幸){(1)}」に同じ。

やまのざす

やまのざす 【山の座主】
比叡山延暦寺を総管する職。天台座主。

やまのて

やまのて [0][3] 【山の手】
(1)山の方。山手。
(2)市街地のうち,高台の地区。東京では東京湾岸の低地が隆起し始める武蔵野台地の東縁以西,すなわち,四谷・青山・市ヶ谷・小石川・本郷あたりをいう。
⇔下町

やまのて

やまのて【山の手】
[住宅地区]the residential area; <米> <live> uptown.→英和
‖山手線 the Yamanote line (東京の).

やまのてことば

やまのてことば [5] 【山の手言葉】
明治以降,東京の山の手方面に住む人によって用いられる言葉。江戸の旗本・御家人など,いわゆる知識階級の間で用いられた言葉の流れをくむものといわれるが,江戸上層町人の言葉を受けつぐ面もあるとみられる。現在の共通語の母体をなすものとされる。
⇔下町言葉

やまのてせん

やまのてせん 【山手線】
JR 東日本の鉄道線。品川から新宿を経て田端に至る20.6キロメートル。また,山手線・東北本線・東海道本線を結んで,東京を環状に走る電車の通称。

やまのてやっこ

やまのてやっこ [5] 【山の手奴】
江戸時代,江戸番町・赤坂あたりに住む大名や旗本に仕えた奴。赤坂奴。

やまのは

やまのは [0] 【山の端】
山の稜線。

やまのはな

やまのはな [0] 【山の鼻・山の端】
山の稜線のつき出た部分。やまばな。

やまのへ

やまのへ 【山の辺】
山のあたり。山べ。「―にい行く猟雄(サツオ)は多かれど/万葉 2147」

やまのべ

やまのべ 【山辺】
山形県南東部,東村山郡の町。山形盆地南西部と白鷹丘陵にまたがり,山形市の西に接する。

やまのべのみち

やまのべのみち 【山辺の道】
奈良市から桜井市三輪に至る古道。笠置山地の山裾沿いに南北に通じ,沿道には石上(イソノカミ)神宮・崇神天皇陵・景行天皇陵などがある。

やまのぼり

やまのぼり【山登り】
mountaineering;→英和
mountain climbing.〜する climb a mountain;→英和
go mountaineering[mountain climbing].

やまのぼり

やまのぼり [3] 【山登り】 (名)
山に登ること。登山。[季]夏。

やまのまゆ

やまのまゆ 【山の際ゆ】 (枕詞)
山と山との間から出る意から,地名「出雲(イズモ)」にかかる。「―出雲の子らは霧なれや/万葉 429」

やまは

やまは 【山葉】
姓氏の一。

やまはぎ

やまはぎ [2] 【山萩】
マメ科の落葉低木。各地の山野に普通に見られる。高さ2メートル内外。葉は楕円形の三小葉からなる複葉で,葉の表裏に毛がある。秋,腋生の総状花序に紅紫色の細長い蝶形花をつける。ハギ。[季]秋。

やまはじめ

やまはじめ [3] 【山始め】
きこりなどが新年初めて山に入る時に行う儀式。供物を山の神に供え,その年の山仕事の安全を祈る。初山(ハツヤマ)。[季]新年。

やまはぜ

やまはぜ [2][0] 【山黄櫨】
ウルシ科の落葉小高木。西日本の山地に自生。葉は広披針形の小葉十数個からなる複葉で,秋の紅葉が美しい。ハゼノキに似るが,枝に短毛がある。古くは本種をハゼノキといった。ハジ。ハニシ。

やまはだ

やまはだ [0] 【山肌・山膚】
山の表面。草木におおわれていない,山の土の面。

やまはだ

やまはだ【山肌】
the surface of a mountain.→英和

やまはっか

やまはっか [3] 【山薄荷】
シソ科の多年草。山野の林地に多い。高さ約70センチメートル。葉は三角状広卵形。秋,茎頂および上方の葉腋(ヨウエキ)から花穂を出し,青紫色の小花をつける。ハッカにやや似るが香りがない。

やまはとらくす

やまはとらくす 【山葉寅楠】
(1851-1916) 実業家。和歌山県生まれ。浜松でオルガンを製造し楽器会社を設立。ピアノも製造し,国産楽器の父と称された。

やまはね

やまはね [0] 【山跳ね】
地下深部の坑道を掘削中に岩盤の一部が,突然,破裂・突出する現象。大きな破壊音や震動を伴う。たくわえられていた弾性エネルギーが急激に放出されるものと考えられる。岩跳ね。

やまははこ

やまははこ [3] 【山母子】
キク科の多年草。山地の日当たりのよい草原に自生。高さ約60センチメートル。葉は多数互生し,狭披針形で,裏に毛がある。夏から秋,茎頂に白色で中心部が黄色の頭花が多数集まってつく。ヤマホオコ。

やまば

やまば [0] 【山場】
物事の最も重要で緊迫した場面。「交渉が―に近づく」「―にさしかかる」

やまば

やまば【山場】
the climax;→英和
a turning point (転期).

やまばかま

やまばかま [3] 【山袴】
労働用の袴。腰ひもが前後に分かれ,腰板のつくものもある。もんぺ・たっつけの類。

やまばた

やまばた [0] 【山畑】
山にある畑。山地につくった畑。

やまばち

やまばち [2] 【山蜂】
スズメバチ類の俗称。

やまばと

やまばと【山鳩】
a turtledove.→英和

やまばと

やまばと [0] 【山鳩】
(1)山にすむ野生のハト。キジバト・アオバトなど。
(2)キジバトの俗称。

やまばといろ

やまばといろ [0] 【山鳩色】
染め色の名。鈍い黄緑色。禁色の一。

やまばん

やまばん [0][2] 【山番】
山の番人。「―小屋」

やまひだ

やまひだ [0] 【山襞】
山の尾根と谷が作る凹凸によって,ひだのように見えるところ。

やまひだ

やまひだ【山襞】
the folds of a mountain.→英和

やまひめ

やまひめ [0] 【山姫】
(1)山を守り治める女神。「―の幣をぞ人はもみぢといひける/後撰(秋下)」
(2)アケビの異名。

やまび

やまび [2] 【山火】
山焼きの火。[季]春。

やまびこ

やまびこ [0][2] 【山彦】
(1)こだま。古く,{(2)}の声と考えられていた。
(2)山の神。山の霊。「身は隠れ声はおとなふ―を/夫木 36」

やまびこ

やまびこ【山彦】
an echo.→英和

やまびこがっこう

やまびこがっこう 【山びこ学校】
生活記録文集。無着成恭編。1951年(昭和26)刊。山形県山元村の中学生の,生活に密着した綴(ツヅ)り方作品を編集したもの。戦後の教育実践に一方向を与えた。

やまびと

やまびと [0] 【山人】
(1)山に住む人。きこり・炭焼きなど山で働く人。
(2)山深くかくれ住む人。仙人。

やまびらき

やまびらき [3] 【山開き】
(1)霊山などで,その年初めて,山に入ることを許すこと。また,山小屋などが開いて一般の人が登れるようになること。また,その日。[季]夏。
(2)山を切り開き,道をつけること。
(3)近世,三月二一日から四月一五日まで江戸深川八幡宮別当永代寺で山門を開き庭の観覧を許したこと。

やまびらき

やまびらき【山開き】
the opening of a mountain to climbers.

やまびる

やまびる [0][3] 【山蛭】
ヒルの一種。体長約2センチメートル。ナメクジに似て細長いが扁平。前後端に吸盤をもつ。褐色の地に黒い縦条が三本ある。山間の湿地にすみ,人間や獣に付着して吸血する。雌雄同体。本州以南に分布。[季]夏。

やまびわ

やまびわ [0][3] 【山枇杷】
アワブキ科の常緑小低木。暖地の山中に自生。全体に黄褐色の綿毛がある。葉はビワに似る。六月頃,ごく小さい白色の花を円錐花序に多数つける。果実は球形で赤く熟す。

やまふじ

やまふじ [2] 【山藤】
マメ科のつる性落葉低木。関西の山地に自生し,庭木ともされる。フジに似るが,茎は左巻き。四,五月ごろ葉とともに開花し,花房はフジより短く,花は大きい。野藤(ノフジ)。[季]春。

やまふところ

やまふところ [3][4] 【山懐】
山に囲まれている所。

やまぶき

やまぶき [2] 【山蕗】
(1)野生のフキ。
(2)ツワブキの異名。

やまぶき

やまぶき【山吹】
《植》a Japanese yellow rose.山吹色 bright yellow.

やまぶき

やまぶき [2] 【山吹】
(1)バラ科の落葉低木。山地に生え,庭木ともする。茎は緑色で多数叢生(ソウセイ)し,高さ約1.5メートルで先は垂れる。葉は狭卵形で鋸歯がある。春,小枝の先に黄色の五弁花を一個ずつつける。果実は卵円形。園芸品種には重弁花もある。[季]春。
(2)家紋の一。山吹の花や葉を図案化したもの。水を配するものもある。
(3)「山吹色」に同じ。
(4)襲(カサネ)の色目の名。表は薄朽葉,裏は黄色。春,着用する。
(5)〔山吹色であることから〕
大判・小判など,金貨の異名。「―二枚取り出し/浮世草子・元禄太平記」
(6)〔女房詞〕
鮒(フナ)。[大上臈御名之事]
(7)〔中世女性語〕
酒。[日葡]
(8)鉱山で,採取した鉱物から金銀銅などを吹き分けること。また,その吹き分けたもの。
山吹(1)[図]

やまぶきいろ

やまぶきいろ [0] 【山吹色】
(1)山吹の花の色。わずかに赤みを帯びた鮮やかな黄色。
(2)大判・小判。「―をまきちらすゆゑ,みな金金先生ともてはやしける/黄表紙・栄花夢」

やまぶきおり

やまぶきおり [0] 【山吹織(り)】
たて糸に生糸,よこ糸にガス糸または木綿糸を用いて織った紋繻子(モンジユス)の一種。婦人用の帯地とする。

やまぶきがさね

やまぶきがさね 【山吹襲】
⇒山吹(4)

やまぶきしょうま

やまぶきしょうま [5] 【山吹升麻】
バラ科の多年草。深山に生える。高さ80センチメートル内外。葉は大形の複葉で,小葉の形はヤマブキに似る。初夏,茎頂に白色の小花を円錐状に密生。若芽は食べられる。

やまぶきそう

やまぶきそう [0] 【山吹草】
ケシ科の柔らかい多年草。山野の林縁に生える。根生葉は羽状複葉。春,高さ約40センチメートルの花茎が出て,上方に少数の葉をつけ,葉腋に黄色四弁のヤマブキに似た花を開く。草山吹。

やまぶきでっぽう

やまぶきでっぽう [5] 【山吹鉄砲】
おもちゃの一。細い竹筒の先端に山吹の髄を詰め,他端にも髄を詰めて棒で勢いよく突き入れると,ぽんと音を発して,先端に詰めた髄が飛び出すもの。

やまぶきにおい

やまぶきにおい [5] 【山吹匂】
女房装束,また懐紙などの色目の名。山吹色で上を濃く,次第に薄くして重ねるもの。春用いる。

やまぶきの

やまぶきの 【山吹の】 (枕詞)
(1)「やま」の類音から「やむ」にかかる。「―止む時もなく恋ふらく思へば/万葉 1907」
(2)山吹の花の美しさから,「にほふ」にかかる。「―にほへる妹が/万葉 2786」

やまぶし

やまぶし【山伏】
an itinerant priest.

やまぶし

やまぶし [2] 【山伏・山臥】
(1)〔(3)の意から〕
山野に起き伏しして仏道修行に励む僧。
(2)修験者(シユゲンジヤ)。
(3)山野に野宿すること。また,その人。「―ものぶしもかくて心みつ/拾遺(雑下)」

やまぶしかぐら

やまぶしかぐら [5] 【山伏神楽】
東北地方の山伏たちの伝承する神楽。権現と称する獅子頭に神を勧請(カンジヨウ)し,家々で悪魔払い・火伏せをし,また余興として劇的舞曲を演ずる。能舞。

やまぶしたけ

やまぶしたけ [4] 【山伏茸】
〔山伏の蓑(ミノ)に似るところからの名〕
担子菌類ヒダナシタケ目のきのこ。秋,シイ・カシ・ブナなどの樹幹に発生。卵形で,表面に長い針を密生しハリネズミ状。食用。

やまぶどう

やまぶどう [3] 【山葡萄】
ブドウ科のつる性落葉木本。山地に自生。葉は五角形で基部は心臓形,裏に毛がある。初夏,葉に対生する円錐花序に,淡緑色の小花をつける。果実は小球形で房をなし,黒く熟し食べられる。[季]秋。
山葡萄[図]

やまぶどう

やまぶどう【山葡萄】
wild grapes.

やまぶみ

やまぶみ 【山踏み】
山路を歩くこと。山歩き。「ところどころ―し給ひておこなひたまひけり/大和 2」

やまへん

やまへん [0] 【山偏】
漢字の偏の一。「峡」「峰」などの「山」。

やまべ

やまべ [0]
(1)(関東地方で)オイカワの異名。
(2)(北海道・東北地方で)ヤマメの別名。[季]夏。《野の朝日いづるや堰に―釣/水原秋桜子》

やまべ

やまべ 【山部】
姓氏の一。

やまべ

やまべ [0][3] 【山辺】
〔古くは「やまへ」〕
山のほとり。山の近く。やまのべ。

やまべ

やまべ [2] 【山部】
大化前代,大和の朝廷直轄の山林を守ることを職掌とした部民。やまもりべ。

やまべのあかひと

やまべのあかひと 【山部赤人】
奈良前期の官人・歌人。三十六歌仙の一人。伝未詳。万葉集所収の長歌・短歌五〇首から,聖武天皇に従駕したこと,諸国を旅したことが知られる。短歌にすぐれ,清澄優美な叙景歌が多い。後世柿本人麻呂とともに歌聖として仰がれた。生没年未詳。

やまほうし

やまほうし [3] 【山法師】
比叡山延暦寺の僧徒。特に,院政期の僧兵。
→寺法師
→奈良法師

やまほととぎす

やまほととぎす [5] 【山杜鵑】
(1)山にすむホトトギス。また,ホトトギスの異名。[季]夏。《谺して―ほしいまゝ/杉田久女》
(2)ユリ科の多年草。山中の林に生え,栽培もされる。高さ約40センチメートル。葉は楕円形。秋,茎頂および腋生(エキセイ)の花柄に,約3センチメートルの白い紫斑のある花を数個ずつつける。

やまほど

やまほど [2] 【山程】
物がたくさんあること。また,非常に大きいこと。副詞的にも用いる。「言いたいことが―ある」「注文が―来る」

やまぼうし

やまぼうし [3] 【山法師】
ミズキ科の落葉高木。各地の低山に自生し,庭木ともされる。葉は対生し,楕円形で先がとがる。初夏,小枝の先に白色花弁状の苞を四個つけ,中央にごく小さい花を密生。果実は集合果で赤熟し,食べられる。材は器具・薪炭材とする。ヤマグワ。[季]夏。

やまぼくち

やまぼくち [3] 【山火口】
キク科の多年草。山中の日当たりのよい草原に自生。高さ約1メートル。葉は卵形で羽状に切れ込み,裏面に綿毛を密生。秋,アザミに似た紅紫色の花が咲く。根・若葉は食用。

やまぼこ

やまぼこ [0] 【山鉾】
祭礼の山車(ダシ)の一。山形の台の上に鉾・なぎなたなどを立てる。特に京都の祇園会(ギオンエ)のものが有名。やまほこ。やま。[季]夏。
山鉾[図]

やままく

やままく [2] 【山幕】
歌舞伎の道具幕の一種。幾重にも重なる山の風景を描いた幕。
→道具幕

やままつり

やままつり [3] 【山祭(り)】
山の神をまつること。また,その祭り。山の神祭り。

やままゆ

やままゆ【山繭】
(the cocoon of) a wild silkworm;a tussah.→英和

やままゆ

やままゆ [0] 【山繭】
ヤママユガ科のガ。はねの開張13センチメートル内外。はね・体は黄褐色ないし赤褐色で,はねに眼状紋と暗色のすじがある。幼虫は体長約8センチメートル,緑色で節くれだち,長い剛毛がまばらに生える。クヌギやコナラなどの葉を食い,緑色の繭を作る。日本各地と中国の一部に分布し,飼育もされる。ヤママユガ。天蚕(テンサン)。山蚕(ヤマコ)。[季]春。《庭の木に―飼ひし葉のこぼれ/内藤鳴雪》
山繭[図]

やままゆいと

やままゆいと [5] 【山繭糸】
⇒天蚕糸(テンサンシ)

やままゆおり

やままゆおり [0] 【山繭織(り)】
山繭糸と他の絹糸または綿糸とを交ぜ織りにした織物。

やままゆが

やままゆが [4] 【山繭蛾】
ヤママユに同じ。

やままゆつむぎ

やままゆつむぎ [5] 【山繭紬】
山繭糸で織った紬織。

やまみ

やまみ [0] 【山見】
小高い所から魚群の動きを見ること。また,出漁・網の操作などの指揮をすることや,その人。

やまみず

やまみず [2] 【山水】
(1)谷川の水。
(2)山と水。さんすい。

やまみち

やまみち【山道】
a mountain path[road];a pass.→英和

やまみち

やまみち [2] 【山道】
(1)山の中の道。
(2)山形を連ねた形。「紅うらを―のすそ取/浮世草子・五人女 4」

やまみや

やまみや [2] 【山宮】
山上・山腹にある祭場。山を霊魂の憩い場とする信仰によるという。
⇔里宮

やまむけ

やまむけ 【山向け】
神事に用いる用材・榊(サカキ)などをとるために山に入ること。また,その人。やまけ。

やまむこう

やまむこう [3] 【山向こう】
山を隔てた向こう側。

やまむすめ

やまむすめ [3] 【山娘】
スズメ目カラス科の鳥。台湾特産。全長約50センチメートル。尾が著しく長く,尾羽の先端に白斑がある。体は濃青色で,頭と頸(クビ)は黒色。くちばしと足は赤い。山林にすみ,飼い鳥にもする。

やまむら

やまむら 【山村】
姓氏の一。

やまむらさいすけ

やまむらさいすけ 【山村才助】
(1770-1807) 江戸後期の蘭学者。土浦藩士。名は昌永(マサナガ)。大槻玄沢に蘭学を学び新井白石(ハクセキ)の「采覧異言(サイランイゲン)」を修し「訂正増記采覧異言」を著した。

やまむらざ

やまむらざ 【山村座】
江戸時代の芝居小屋。江戸四座の一。1642年山村小兵衛が江戸木挽町(コビキチヨウ)に開いたもの。江島事件のため1714年に廃絶。

やまむらぼちょう

やまむらぼちょう 【山村暮鳥】
(1884-1924) 詩人。群馬県生まれ。本名,木暮(のち土田)八九十(ハクジユウ)。聖三一神学校卒。大正初期,詩集「三人の処女」「聖三稜玻璃」を刊行,さまざまな詩型の試みに満ちた特異な感覚の詩人として詩壇に登場,のち人道主義詩風に転じた。詩集「風は草木にささやいた」「雲」など。

やまむらりゅう

やまむらりゅう 【山村流】
上方舞の流派の一。大坂の振付師,山村友五郎が天保年間(1830-1844)に創始したもので,女舞を主とする。

やまむろ

やまむろ 【山室】
姓氏の一。

やまむろきえこ

やまむろきえこ 【山室機恵子】
(1874-1916) 社会事業家。岩手県生まれ。旧姓,佐藤。軍平の妻。廃娼運動に尽力し,厚生施設を設立。

やまむろぐんぺい

やまむろぐんぺい 【山室軍平】
(1872-1940) 宗教家。岡山県生まれ。1895年(明治28)英国救世軍来日を機に入隊。日本救世軍の創設・発展に尽力。廃娼運動・禁酒運動などに活躍。著「平民の福音」

やまめ

やまめ 【寡婦・鰥夫】
「やもめ」の転。「大納言殿は―のやうにておはすれど/栄花(日蔭のかづら)」

やまめ

やまめ [0] 【水蠆】
ヤゴの異名。

やまめ

やまめ [0] 【山女・山女魚】
サケ目の魚。サクラマスの陸封型。全長約25センチメートル。体は淡褐色で,体側に暗色の楕円の斑紋があり,背に小黒点が散在。渓流の冷水域にすみ,昆虫や小魚などを捕食。美味。釣りの好対象魚。太平洋側は関東地方以北,日本海側は九州に分布。ヤマベ。[季]夏。

やまめぐり

やまめぐり [3] 【山巡り・山回り】
山々をめぐること。特に,山の社寺を礼拝してまわること。「はれやらぬこぞのしぐれのうへにまたかき暗さるる―かな/山家(雑)」

やまもがし

やまもがし [3] 【山もがし】
ヤマモガシ科の常緑小高木。暖地に生える。よく分枝し,小枝は緑色。葉は長楕円形で革質。夏,腋生の長い総状花序に白色小花を密生。果実は楕円形で紫黒色に熟す。カマノキ。

やまもち

やまもち [0] 【山持(ち)】
山を所有する人。資産家。山主。

やまもと

やまもと [0] 【山元】
(1)山の持ち主。鉱山の経営者。
(2)鉱山や炭坑の所在地。

やまもと

やまもと 【山元】
宮城県南部,亘理(ワタリ)郡の町。仙台湾に臨み,砂浜がのびる。

やまもと

やまもと 【山本】
姓氏の一。

やまもと

やまもと [0] 【山下・山元・山本】
山のふもと。山すそ。

やまもといそろく

やまもといそろく 【山本五十六】
(1884-1943) 軍人。新潟県生まれ。海軍大将・元帥。駐米武官・第一航空戦隊司令官・海軍次官を歴任後,1939年(昭和14)連合艦隊司令長官。太平洋戦争で真珠湾攻撃・ミッドウェー海戦などを指揮,ブーゲンビル島上空で戦死。

やまもとかけい

やまもとかけい 【山本荷兮】
(1648-1716) 江戸前・中期の俳人。名古屋の人。名は周知。医を業とす。芭蕉七部集中「冬の日」「春の日」「曠野(アラノ)」を編んだが,「猿蓑」時代以降次第に芭蕉から遠ざかり,晩年は連歌に転じ,法橋に叙された。

やまもとかなえ

やまもとかなえ 【山本鼎】
(1882-1946) 洋画家・美術教育家。愛知県生まれ。日本創作版画協会を創立,版画の普及に貢献。また農民美術運動・自由画運動を提唱,長野県に日本農民美術研究所を建設。代表作「サーニヤ」「時化の朝」など。

やまもとかんすけ

やまもとかんすけ 【山本勘助】
武田信玄の軍師といわれる伝説的人物。三河の人。武田流兵法の祖とされる。1561年川中島で六九歳で戦死したという。生没年未詳。

やまもときゅうじん

やまもときゅうじん 【山本丘人】
(1900-1986) 日本画家。東京生まれ。本名,正義。東京美術学校卒。松岡映丘に師事。創造美術協会結成に参加。作「夕焼山水」「狭霧野」など。

やまもとけんきち

やまもとけんきち 【山本健吉】
(1907-1988) 文芸評論家。長崎県生まれ。本名,石橋貞吉。忍月の三男。慶大卒。俳句歳時記の編纂や,反個性的な座の文学を理論化。「私小説作家論」「古典と現代文学」「柿本人麻呂」など。

やまもとごんべえ

やまもとごんべえ 【山本権兵衛】
(1852-1933) 軍人・政治家。薩摩生まれ。海軍大将。1898年(明治31)第二次山県内閣の海相。以後薩摩閥の実力者として重きをなす。1913年(大正2)と関東大震災直後の二度組閣。ジーメンス事件・虎ノ門事件によりいずれも総辞職した。

やまもとさつお

やまもとさつお 【山本薩夫】
(1910-1983) 映画監督。鹿児島市生まれ。独立プロで社会派として活躍。作「真空地帯」「白い巨塔」など。

やまもとさねひこ

やまもとさねひこ 【山本実彦】
(1885-1952) 出版業者。鹿児島県生まれ。1919年(大正8)改造社を設立,雑誌「改造」を創刊。昭和初年「現代日本文学全集」を刊行し,円本(エンポン)時代を現出。衆議院議員。

やまもとしゅうごろう

やまもとしゅうごろう 【山本周五郎】
(1903-1967) 小説家。山梨県生まれ。本名は清水三十六(サトム)。少年少女小説で出発し,「日本婦道記」で直木賞に推されたが辞退。底辺に生きる庶民の側に立った独自な作風で親しまれる。代表作に「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」,自伝的な「青べか物語」がある。

やまもとせんじ

やまもとせんじ 【山本宣治】
(1889-1929) 生物学者・政治家。京都府生まれ。東大卒。産児制限運動を通じ,無産運動に入る。1928年(昭和3)第一回普通選挙に労働農民党から立候補し当選。治安維持法改悪に反対して活躍中,右翼により暗殺された。著「無産者生物学」

やまもとちょうごろう

やまもとちょうごろう 【山本長五郎】
(1820-1893) 幕末・維新期の侠客。駿河国清水港の人。米問屋山本次郎八の養子。通称,清水次郎長。甲州黒駒勝蔵,桑名の安濃徳(アノウトク)との抗争で知られる。維新後は富士の裾野の開墾に尽くした。

やまもとは

やまもとは 【山元派】
真宗一〇派の一。大町如導の門下の道性が事実上の派祖。福井県鯖江市横越町の証誠寺(シヨウジヨウジ)を本山とする。さんげんは。
→証誠寺

やまもとほうすい

やまもとほうすい 【山本芳翠】
(1850-1906) 洋画家。岐阜県生まれ。五姓田(ゴセダ)芳柳に学ぶ。渡仏後生巧館画塾開設。明治美術会・白馬会に参加。

やまもとほくざん

やまもとほくざん 【山本北山】
(1752-1812) 江戸後期の儒学者。江戸の人。名は信有,字(アザナ)は天禧。通称,喜六。井上金峨に折衷学を学ぶ。詩文にも長じ,門人数百人。著「孝経集覧」「作詩志彀」など。

やまもとやすえ

やまもとやすえ 【山本安英】
(1906-1993) 新劇女優。東京生まれ。築地小劇場創立に参加。1947年(昭和22)木下順二らと結成した「ぶどうの会」で活躍。代表作「夕鶴」「子午線の祀り」

やまもとゆうぞう

やまもとゆうぞう 【山本有三】
(1887-1974) 劇作家・小説家。栃木県生まれ。本名,勇造。東大卒。「生命の冠」の上演で劇作家として認められ,理想主義的な問題劇を発表。のち,小説も書き,社会的広がりをもつ長編で親しまれた。戯曲「嬰児殺し」「同志の人々」,小説「波」「女の一生」「真実一路」「路傍の石」など。

やまもみじ

やまもみじ [3] 【山紅葉】
カエデ科の落葉高木。イロハモミジの変種。北陸地方の山地に自生し,ときに栽植される。葉は大きく,掌状に七〜九深裂,不正の鋸歯がある。秋の紅葉が美しい。

やまもも

やまもも [0][2] 【山桃】
ヤマモモ科の常緑高木。暖地に生える。葉は広倒披針形。雌雄異株。早春,腋生の短い花穂に黄褐色の小花を密生。果実は径約1.5センチメートルの核果で,初夏暗紅色に熟し,食べられる。樹皮は茶褐色系の染料に用いる。漢名,楊梅。[季]夏。
山桃[図]

やまもり

やまもり [0] 【山盛り】
物を山のように高く盛り上げること。また,そのもの。「―のごはん」

やまもり

やまもり【山盛りの】
a bowlful of (茶わんに);a heaped spoonful of (茶さじに); <give> a full measure of (計りに).〜する heap <a bowl with rice> .→英和

やまもり

やまもり [2] 【山守(り)】
山を見回って番をすること。また,それを職業とする人。

やまやき

やまやき [0][4] 【山焼(き)】 (名)スル
早春,山の枯れ草を焼くこと。灰が肥料となり,また害虫の卵の駆除になる。[季]春。《―の明りに下る夜舟かな/一茶》

やまやく

やまやく 【山役】
江戸時代の雑税の一。山の木を伐採したときに納めた年貢。

やまやけ

やまやけ [0] 【山焼け】
(1)山火事。
(2)山で日焼けすること。

やまやま

やまやま 【山山】
■一■ [2] (名)
多くの山。また,あちらこちらの山。「伊豆の―」「―を紅に染める」
■二■ [0] (副)
(1)心から望み願っているが,実際にはそうできないさま。「欲しいのは―だが,我慢する」
(2)多いさま。はなはだしいさま。たくさん。はなはだ。「―カタジケナク/ヘボン」
(3)それが限度であるさま。せいぜい。「売りさばけられるのは二〇〇台ぐらいが―だ」

やまやま

やまやま【山々である】
be anxious[strongly wish] <to do> ;should[would]like <to do,but…> .

やまやまいり

やまやまいり [0] 【山山入り】
〔「出る」を忌んで,「山山」と読んだ語〕
出入り。主に商家で用いた。

やまゆき

やまゆき [2] 【山雪】
山に降る雪。特に,日本海側で平野部よりも山間部に多量に降る雪。
⇔里雪

やまゆり

やまゆり【山百合】
a golden-banded lily.

やまゆり

やまゆり [2] 【山百合】
ユリ科の多年草。近畿以東の太平洋側の低山に生え,栽培もされる。葉は互生し,披針形。初夏,茎頂に香りのよい大形漏斗状花を横向きに数個つける。花は白色で内側に赤褐色の斑がある。鱗茎は食用。自生地により箱根百合・鳳来寺百合・吉野百合・叡山百合などとも呼ぶ。[季]夏。

やまよい

やまよい【山酔い】
mountain sickness.

やまよい

やまよい [0] 【山酔い】
高い山などに登った時,気圧が低く,空気が薄いために起こる一種の高山病。山中(アタ)り。山迷い。山気(サンキ)。行酔(ユキヨイ)。

やまよもぎ

やまよもぎ [3] 【山艾】
キク科の多年草。山地に自生。高さ約1.5メートル。葉はヨモギに似るが大きい。頭花は淡黄色で,秋,円錐花序に多数つく。葉をもぐさにする。大艾。

やまらっきょう

やまらっきょう [3] 【山薤】
ユリ科の多年草。東北南部以南の山野の日当たりのよい草地に生える。葉は卵形の鱗茎から少数出て,線形。花期は秋で,高さ約50センチメートルの花茎の頂に紅紫色の小花を散状につける。

やまる

やま・る [0] 【止まる】 (動ラ五[四])
やんだ状態になる意の俗な言い方。やむ。「道楽が―・らない」

やまるりそう

やまるりそう [0] 【山瑠璃草】
ムラサキ科の多年草。山中の林内に生える。全体に毛がある。根葉はへら形で放射状に広がる。春,高さ約20センチメートルの花茎に小さい葉を互生し,頂に淡青色の花を数個つける。

やまろん

やまろん 【山論】
⇒さんろん(山論)

やまわき

やまわき 【山脇】
姓氏の一。

やまわきとうよう

やまわきとうよう 【山脇東洋】
(1705-1762) 江戸中期の古方医。丹波国亀山の人。本名,清水尚徳,字(アザナ)は玄飛。刑死体を解剖して日本最初の解剖図誌「蔵志」を著した。近代的実験医学の先駆とされる。著「養寿院医則」「方函」

やまわけ

やまわけ【山分けにする】
divide <a thing> equally <between,among> ; <Let's> go halves[fifty-fifty].

やまわけ

やまわけ [0][4] 【山分け】 (名)スル
(1)利益などを関係者がほぼ均等に分け合うこと。目分量で折半すること。「もうけを―する」
(2)山道をわけて進むこと。
(3)山地を分割して各自に利用させ,一定年限ごとに割替を行う制度。

やまんば

やまんば [2] 【山姥】
⇒やまうば(山姥)

やまんば

やまんば 【山姥】
(1)能の一。五番目物。世阿弥作。都の百万山姥という遊女が,善光寺詣での途中,日暮れて道に迷っていると,本当の山姥が現れ,山巡りのさまと山姥の曲舞(クセマイ)を舞って見せる。やまうば。
(2)歌舞伎舞踊の一。近松門左衛門作「嫗(コモチ)山姥」をもととし,遊女が山姥になるという筋の舞踊。常磐津・富本・長唄・清元など数多くあり,現在普通には常磐津の「新山姥」(本名題「薪荷雪間の市川」)をさす。やまうば。

やまゴリラ

やまゴリラ [3] 【山―】
⇒マウンテン-ゴリラ

やみ

やみ [2] 【闇】
(1)暗い状態。光のささない状態。また,その所。「―に紛れる」
(2)知識のないこと。道理がわからないこと。「母の言葉の放つた光りに我身を縈(メグ)る―を破らん/浮雲(四迷)」
(3)心が乱れて,正しい判断ができなくなること。「恩愛の―」
(4)人に知られないところ。「―に葬る」
(5)前途に希望のないこと。見通しのきかないこと。「一寸先は―」
(6)秩序の失われた状態。道義が行われないこと。「義理が廃ればこの世は―だ」
(7)月の出ない夜。闇夜。
(8)正規の手続きによらない取引。「―で買う」
(9)文字の読めないこと。文盲。「その余の文字は―なる男/咄本・醒睡笑」
(10)〔陰暦の三十日(ミソカ)は闇夜であることから〕
馬方・駕籠(カゴ)かきなどの符丁で,三・三〇・三〇〇など。「まんだ安いなら―げんこ(=「五」ノ符丁)で/滑稽本・膝栗毛 5」
(11)名詞の上に付いて複合語をつくり,正当でない意を表す。「―物資」「―ブローカー」

やみ

やみ【闇】
darkness;→英和
<in> the dark.→英和
〜で売る(買う) sell (buy) on the black market[through an illegal channel].〜にまぎれて under cover of darkness.〜に葬る[事件を]hush[smother]up.‖闇金融 an illegal loan.闇商人 a black marketeer.闇取引 black-marketeering.闇値 a black-market price.

やみ

やみ [0] 【止み】
やむこと。途絶えること。多く他の語と複合して用いる。「雨―」「お―なく降る雨」「沙汰(サタ)―」

やみ

やみ 【矢見】
通し矢で,通った矢を数える人。

やみ

やみ [1] 【病み】
病んでいること。病気。多く他の語と複合して用いる。「肺病―」「疫(エ)―」「―目」「―あがり」

やみ=から闇に葬(ホウム)る

――から闇に葬(ホウム)・る
(1)都合の悪いことを秘密のうちに始末する。
(2)ひそかに堕胎する。

やみ=に惑(マド)う

――に惑(マド)・う
(1)暗くて道に迷う。「御格子を苦しきに急ぎ参りて―・ふよ/源氏(東屋)」
(2)思慮分別をなくする。理性を失う。「いかでわが心の月をあらはして―・へる人をてらさむ/詞花(雑下)」

やみ=に暮(ク)る

――に暮(ク)・る
(1)日が暮れて暗くなる。「月もいでで―・れたるをばすてに/更級」
(2)分別を失う。迷う。「おとどの―・れ惑ひ給へるさまを見給ふも/源氏(葵)」

やみ=に烏(カラス)

――に烏(カラス)
見分けがつかないことのたとえ。闇夜に烏。

やみ=に鉄砲(テツポウ)

――に鉄砲(テツポウ)
目標の定まらないこと。また,目標を定めずに事をなすこと。しても意味のないことのたとえ。闇夜の礫(イシツブテ)。闇夜の鉄砲。

やみあがり

やみあがり [0] 【病み上(が)り】
病気がなおったばかりで体力のまだ十分に回復していないこと。また,その人。病後。「―の体で無理に働く」

やみあがり

やみあがり【病み上がりの】
still weak (after one's recent illness);convalescent.→英和

やみあきない

やみあきない [4][3] 【闇商い】
法を犯してする商い。

やみあし

やみあし [0] 【病み足】
病気にかかっている足。

やみあし=に腫足(ハレアシ)

――に腫足(ハレアシ)
不幸にさらに不幸が重なることのたとえ。

やみいち

やみいち [2][3] 【闇市】
闇取引の品物を売る店の集まった所。特に,終戦直後,各地に多く見られた。闇市場。

やみいちば

やみいちば [3] 【闇市場】
「闇市(ヤミイチ)」に同じ。

やみうち

やみうち [0] 【闇討ち】 (名)スル
(1)暗闇にまぎれて人を襲うこと。「―に遭う」
(2)不意を襲うこと。「―をくわせる」

やみうち

やみうち【闇討ちをくわせる】
attack <a person> in the dark.→英和

やみかえし

やみかえし [0] 【病み返し】
病気が再び悪化すること。

やみがすり

やみがすり [3] 【闇絣】
黒地に小さい乱れ絣のある綿絣織物。

やみがたい

やみがた・い [4] 【止み難い】 (形)[文]ク やみがた・し
とどめることがむずかしい。感情を抑え切れない。「望郷の念―・いものがある」

やみきんゆう

やみきんゆう [3] 【闇金融】
正規の金融機関以外のものが行う金融。

やみくも

やみくも【闇雲に】
suddenly (突然);[でたらめに]at random;recklessly;→英和
rashly.→英和

やみくも

やみくも [0] 【闇雲】
〔闇の中で雲をつかむ意〕
■一■ (名・形動)[文]ナリ
見通しもなく事をすること。是非善悪を考えないですること。また,そのさま。「―にバットを振る」「―に信じこむ」「―な正義感は危険だ」
■二■ (副)
漠然としてあてのないさま。やたらに。「―とつかみあうてゐるうち,夜あけて/滑稽本・膝栗毛(発端)」

やみごめ

やみごめ [0] 【闇米】
販売統制下で,正規の販路によらず,ひそかに取引される米。食糧管理法に違反して流通する米については,自由米とも称される。

やみしょうぐん

やみしょうぐん [3] 【闇将軍】
隠れて権力をふるう人。

やみしょうにん

やみしょうにん [3] 【闇商人】
闇商いをする人。

やみじ

やみじ [0][2] 【闇路】
(1)暗い道。闇夜の道。「―を歩く」
(2)迷って判断のつかない状態。また,煩悩(ボンノウ)にとらわれること。「恋の―」
(3)あの世。また,あの世へ行く道。冥土。「若君と一つ―を伴ひたれば/盛衰記 47」

やみじあい

やみじあい [3] 【闇仕合】
くらやみでの立ち合い。主に芝居で演ずるものについていう。

やみじに

やみじに [0] 【病み死に】
病死(ビヨウシ)。[日葡]

やみじる

やみじる [0][3] 【闇汁】
各自が思い思いの食品を持ち寄り,明かりを消した暗がりの中で座にある鍋(ナベ)に入れて煮込み,何が入っているのかわからないまま食べ興じるもの。闇鍋。[季]冬。《―の杓子を逃げしものや何/虚子》

やみそうば

やみそうば [3] 【闇相場】
公定価格を無視してつけられた値段。闇取引における相場。「―があがる」

やみぞさんち

やみぞさんち 【八溝山地】
茨城県北西部から栃木県東部にわたるなだらかな山地。主峰は北端の八溝山(海抜1022メートル)。阿武隈(アブクマ)山地の支脈。

やみつき

やみつき【病み付きになる】
be wholly given up <to> ;be absorbed <in> ;take to <gambling> ;be a <camera> fiend.→英和

やみつき

やみつき [0] 【病み付き】
〔(2)が原義〕
(1)物事に熱中してやめられなくなること。「一度食べてから―になった」
(2)病気にかかること。また,病気のかかりはじめ。「とう��それが―で亡くなつた/雁(鴎外)」

やみつく

やみつ・く [0][3] 【病み付く】 (動カ五[四])
(1)病気にかかる。「イツカラ―・イタ/ヘボン」
(2)熱中してやめられなくなる。悪習などに染まる。「吉原へつれていて,―・かせてやらう/咄本・無事志有意」

やみつく

やみつく【病み付く】
⇒病気.

やみと

やみと 【闇と・暗と】 (副)
むやみと。やたらと。「韋駄天さまあ見るやうに―かけてきやあがる/滑稽本・膝栗毛 2」

やみとりひき

やみとりひき [3][4] 【闇取引】 (名)スル
(1)法を犯して,あるいは,正規の販路・価格によらずに取引すること。「―が行われる」
(2)他人に知られないように,ひそかに取り決めること。「敵と―する」

やみながし

やみながし [3][0] 【闇流し】
物資を正当なルートにのせないで売ること。

やみなべ

やみなべ [0] 【闇鍋】
「闇汁(ヤミジル)」に同じ。

やみね

やみね [2][0] 【闇値】
闇相場の値段。

やみのうつつ

やみのうつつ 【闇の現】
暗やみの中の現実。実際にあったことかどうかはっきりしないこと。「むばたまの―はさだかなる夢にいくらもまさらざりけり/古今(恋三)」

やみのおく

やみのおく 【闇の奥】
〔原題 The Heart of Darkness〕
コンラッドの小説。1902年刊。コンゴの植民地に赴いた白人クルツが,原初的な世界を目のあたりにして自己崩壊していく過程を,語り手マーロウの目を通して語る。

やみのにしき

やみのにしき 【闇の錦】
「闇の夜の錦」に同じ。「山里の紅葉は―なりけり/和泉式部集」

やみのよ

やみのよ [4] 【闇の夜】
(1)月の出ない夜。闇夜。
(2)「闇の夜の錦」の略。

やみのよの

やみのよの 【闇の夜の】 (枕詞)
月のない闇夜は行く先がわからないところから,「行く先知らず」にかかる。「―行く先知らず行くわれを/万葉 4436」

やみのよのにしき

やみのよのにしき 【闇の夜の錦】
(美しい錦も闇夜には,人に見えず,かいのないことから)効果のないこと。よるのにしき。闇の錦。「―とかいふやうになむ/宇津保(祭の使)」

やみはん

やみはん 【三半】
馬子・かごかきなどの符丁。三五・三五〇などの数。やみげんこ。
→闇(10)

やみぶっし

やみぶっし [3] 【闇物資】
闇取引される物資。

やみほうける

やみほう・ける [5] 【病み耄ける】 (動カ下一)[文]カ下二 やみほう・く
病気のために弱る。また,病気でぼける。「長患いで―・ける」

やみめ

やみめ [2] 【病み眼・病み目】
眼病にかかった目。また,眼病。「―で目の赤いうちはどうだらう/滑稽本・浮世床(初)」

やみや

やみや [2] 【闇屋】
闇取引を業とする人。

やみやみ

やみやみ [3][1] 【闇闇】 (副)
(1)どうすることもできないさま。みすみす。やすやすと。「今となつて―男を取られては何う面目が立つか立ぬか/かくれんぼ(緑雨)」
(2)心が乱れて,分別を失うさま。物のけじめのわからないさま。「いかでか―としてうち奉らんとし給ふぞ/保元(中)」

やみよ

やみよ [2] 【闇夜】
暗い夜。月の出ない夜。

やみよ

やみよ【闇夜】
a (pitch-)dark[moonless]night.

やみよ=に烏(カラス)

――に烏(カラス)
⇒闇(ヤミ)に烏(「闇」の句項目)

やみよ=に目あり

――に目あり
悪事は必ず露顕することのたとえ。

やみよ=の提灯(チヨウチン)

――の提灯(チヨウチン)
「闇夜の灯火(トモシビ)」に同じ。

やみよ=の灯火(トモシビ)

――の灯火(トモシビ)
切望していたものにめぐりあうたとえ。闇夜の提灯(チヨウチン)。

やみよ=の礫(ツブテ)

――の礫(ツブテ)
目標の定まらないたとえ。また,目標を定めずに事をなすたとえ。闇夜の鉄砲。

やみよ=の鉄砲

――の鉄砲
「闇夜の礫(ツブテ)」に同じ。闇夜に鉄砲。

やみよ=の錦(ニシキ)

――の錦(ニシキ)
⇒闇(ヤミ)の夜(ヨ)の錦(「闇の夜」の子項目)

やみらみっちゃ

やみらみっちゃ (名・形動)
〔「みっちゃ」はあばたの意〕
むちゃくちゃである・こと(さま)。やみくも。「心の内はむしやくしやと―の皮袋/浄瑠璃・曾根崎心中」「三人―にさわぎたつる物音に/滑稽本・膝栗毛(発端)」

やみわずらい

やみわずらい [3][0] 【病み煩い】
病気。

やみカルテル

やみカルテル [3] 【闇―】
独占禁止法に違反して結ばれたカルテル。価格カルテルが多い。

やみルート

やみルート [3] 【闇―】
闇取引の行われる経路。

やむ

やむ【止む】
stop <raining> ;→英和
cease <to do> ;→英和
[終わる]end;→英和
come to an end;be over;[風が]calm down;lull;→英和
pass;→英和
[音が]die away[down,out];[痛みが]leave off.〜に止まれず ⇒止むを得ず.

やむ

や・む [0] 【止む・已む・罷む】
■一■ (動マ五[四])
(1)それまで続いていたことが,切れて続かなくなる。「雨が―・む」「騒ぎが―・む」
(2)しないですませる。実行されずに終わる。「御発展を願って―・みません」「及ばざる時はすみやかに―・むを知といふべし/徒然 131」
(3)物事の決まりがついて,終わりになる。「倒れてのち―・む」「撃(ウ)ちてし―・まむ/古事記(中)」
(4)感情・痛みなどがおさまる。「あふ日ならでは―・む薬なし/拾遺(恋一)」
〔「止める」に対する自動詞〕
■二■ (動マ下二)
⇒やめる(止)
⇒やめる(辞)

やむ

やむ【病む】
⇒病気.

やむ

や・む [1] 【病む】 (動マ五[四])
(1)病気の状態である。また,病気に冒される。「肺を―・む」「―・んだ体に鞭(ムチ)打って制作にはげむ」「からき命まうけて,久しく―・みゐたりけり/徒然 53」
(2)悩ます。心配する。「気に―・む」「苦に―・む」
(3)傷などが痛む。「歯をいみじう―・みて/枕草子 189」

やむごとなし

やむごとな・し 【止む事無し】 (形ク)
⇒やんごとない

やむし

やむし [1] 【矢虫】
毛顎(モウガク)動物門の動物の総称。体は細長く多くは体長1センチメートル程度であるが,6センチメートルに達する種もある。体は無色透明で細長く,扁平で左右相称。海にすみ,体側と尾部にひれがあり,矢のように素早く直進する。雌雄同体。イソヤムシ・キタヤムシ・オオヤムシなど。

やむない

やむな・い [3] 【止む無い・已む無い】 (形)[文]ク やむな・し
やむをえない。仕方がない。「退却したのも―・いことであった」「―・く承諾する」「中止も―・し」
〔(1)現代語では,連用形「やむなく」を副詞的に用いることが多い。(2)文語の連体形「やむなき」を口語文の中で名詞的に用いることがある。「雨で延期のやむなきに至る」〕

やむなく

やむなく [3] 【止む無く】
〔形容詞「やむない」の連用形〕
⇒やむない

やむなし

やむな・し [3] 【止む無し・已む無し】 (形ク)
⇒やむない

やむら

やむら 【谷村】
山梨県都留市の中心市街地。郡内(グンナイ)織・甲斐絹(カイキ)の発祥地。

やむをえず

やむをえず【止むを得ず…する】
be obliged[compelled,forced] <to do> .

やむをえない

やむをえない【止むを得ない】
[避けられない]unavoidable;→英和
inevitable;→英和
necessary (必要な);→英和
It cannot be helped (しかたがない).〜事情のために for some unavoidable[private]reasons.

やめ

やめ 【矢目】
矢の当たった所。矢で射られたあと。矢傷。「鎧に立つたる―を数へたりければ/平家 4」

やめ

やめ [0] 【止め・已め】
やめること。中止。とりやめ。「きりのよいところで―にする」

やめ

やめ【止めになる】
be abandoned[given up];be brought to an end;→英和
be called off (中止).

やめ

やめ 【八女】
福岡県南部の市。中心市街は旧城下町・市場町の福島。茶(八女茶)をはじめ,電照菊・和紙・提灯・仏壇などを産する。岩戸山古墳がある。

やめさせる

やめさせる【止めさせる】
stop[persuade (説いて)] <a person from doing> ;→英和
make <a person> stop <doing> ;[解雇]dismiss, <米> fire.

やめる

やめる 【病める】 (連語)
〔動詞「病む」の已然形に完了の助動詞「り」の連体形「る」が付いたもの〕
病んでいる。病気の。「―心」「―現代文明」

やめる

や・める [2] 【病める・痛める】 (動マ下一)
痛む。苦痛を感ずる。現代ではやや古風な言い方。「頭ガ―・メル/ヘボン」

やめる

や・める [0] 【辞める・罷める】 (動マ下一)[文]マ下二 や・む
〔「止(ヤ)める」と同源〕
就いていた職や地位などを退く。退職する。辞職・辞任する。「都合で会社を―・める」「責任をとって会長を―・める」

やめる

や・める [0] 【止める・已める】 (動マ下一)[文]マ下二 や・む
(1)続けてきたことを,終わりにする。「タバコを―・める」
(2)しようとしていたことを,しないことにする。「雨なら外出は―・めよう」
(3)病気をなおす。「かい拭ひたるやうに―・め奉りたりしかば/枕草子 259」
〔「止む」に対する他動詞〕

やめる

やめる【止める】
(1)[中止]stop <doing,a fight> ;→英和
give up <doing,one's studies> ;cease <doing,to do> ;→英和
end;→英和
put an end <to> ;leave off <work> ;discontinue;→英和
quit <one's business> ;→英和
break off with <one's friend> (交際を);close an account <with> (取引を).→英和
(2)[断念]give up[stop] <smoking> ;leave <school> ;→英和
break (up) <a habit> .→英和
(3)[廃止]do away <with> ;abolish.→英和
(4)[辞職]resign <one's post> ;→英和
retire <from office> ;→英和
leave;quit.

やも

やも [1] 【八方・八面】
〔「やおも」の転〕
八つの方面。あらゆる方面。四方八方。「朕が心を―に示すこと/日本書紀(継体訓)」

やも

やも (連語)
〔係助詞「や」に係助詞「も」の付いたもの。上代語〕
□一□文中にあって連用語に付き,文末を連体形で結ぶ。
(1)疑問・反語の意を表す。「士(オノコ)―空しくあるべき万代(ヨロズヨ)に語り継ぐべき名は立てずして/万葉 978」
(2)詠嘆の意を表す。「古(イニシエ)ささきし我やはしきやし今日―児らにいさにとや思はえてある/万葉 3791」
□二□文末用法。
(1)活用語の終止形に付き,疑問・反語の意を表す。「さすたけの大宮人の家と住む佐保の山をば思ふ―君/万葉 955」
(2)活用語の已然形に付き,反語の意を表す。「安騎の野に宿る旅人うちなびきいも寝らめ―古(イニシエ)思ふに/万葉 46」

やもうしょう

やもうしょう【夜盲症】
nyctalopia;→英和
night blindness.

やもうしょう

やもうしょう ヤマウシヤウ [0][2] 【夜盲症】
網膜にある桿状体の働きが低下したため,薄暗くなると物が見えにくくなる状態。先天性の網膜疾患,後天性のビタミン A 欠乏によるものなどがある。鳥目。

やもお

やもお 【鰥夫・寡男】
妻のいない男。妻を失った男。おとこやもめ。「是を以て里に―,寡(ヤモメ)無く/日本書紀(仁徳訓)」

やもしれ∘ぬ

やもしれ∘ぬ 【やも知れぬ】 (連語)
〔「知れぬ」は動詞「知れる」に打ち消しの助動詞「ぬ」の付いたもの〕
不確実な判断を表す。…かも知れない。やも知れない。「中止するに至る―∘ぬ情勢だ」

やもと

やもと 【矢本】
宮城県中部,桃生(モノウ)郡の町。石巻湾に臨む。航空自衛隊松島基地がある。

やもめ

やもめ [0] 【寡・寡婦・孀・鰥・鰥夫】
(1)夫のいない女。夫を失った女。未亡人。後家。《寡・寡婦・孀》
(2)妻を失った男。妻のいない男。やもお。《鰥・鰥夫》
〔古くは男女とも未婚にも既婚にもいったが,現在は主に既婚にいう〕

やもめ

やもめ
〜(暮しをする) (be) a widow.→英和
男やもめ a widower.→英和

やもめぐらし

やもめぐらし [4] 【寡暮(ら)し・鰥暮(ら)し】
夫または妻がなくてひとりで暮らすこと。やもめずまい。やもめずみ。

やもめずまい

やもめずまい [4] 【寡住まい・鰥住まい】
「やもめぐらし」に同じ。

やもめずみ

やもめずみ 【寡住み・鰥住み】
「やもめぐらし」に同じ。「―なれど,人ひとりの御かしづきに/源氏(桐壺)」

やもめだおし

やもめだおし [4] 【寡倒し】
「後家(ゴケ)倒し」に同じ。

やもり

やもり [1] 【守宮・家守】
(1)有鱗目ヤモリ科の爬虫類の総称。全世界に約六五〇種が知られ,多くは熱帯・亜熱帯に分布。
(2){(1)}の一種。頭胴長約6センチメートル,尾もほぼ同長。背面は灰褐色で,腹面は淡い。四肢はよく発達し,指先には吸盤の働きをする指下板がある。人家付近に多く,夜活動して昆虫を食べる。北海道以外の日本各地と台湾・中国などに分布。[季]夏。
守宮(2)[図]

やもり

やもり [1] 【家守】
(1)家の番をすること。また,その人。
(2)江戸時代,地主・家主に代わって,土地・家を管理し,地代・家賃を取り立て所有者に納める人。町人の待遇をされた。差配人。大屋。

やもり

やもり【守宮】
《動》a gecko;→英和
a wall[house]lizard.

やもりこさく

やもりこさく 【家守小作】
江戸時代の小作慣行の一。地主に代わって小作地の管理・小作料の徴収などを行い,その手当として無償で小作地を借り受けること。また,その人。

やも知れぬ

やもしれ∘ぬ 【やも知れぬ】 (連語)
〔「知れぬ」は動詞「知れる」に打ち消しの助動詞「ぬ」の付いたもの〕
不確実な判断を表す。…かも知れない。やも知れない。「中止するに至る―∘ぬ情勢だ」

やや

やや [1] 【稍・漸】 (副)
〔副詞「や」を重ねた語〕
(1)分量・程度がわずかであるさま。「―右寄り」「―大きめ」「―不機嫌そう」
(2)しばらくの間。「―待つうちに」
(3)次第に程度が増すさま。一層。「年は―さだ過ぎ行くに/更級」

やや

やや [1] 【児・稚児】
赤ん坊。ややこ。

やや

やや [1] (感)
(1)驚いた時に発する語。「―,こんなところにあった」
(2)呼びかける時に発する語。これこれ。「―とおどろかし給へど,ただ冷えに冷え入りて/源氏(夕顔)」

やや

やや
[少し]a little;→英和
somewhat;→英和
[多少]more or less;[かなり]pretty;→英和
rather;→英和
fairly.〜しばらくして[あって]after a while;→英和
a little later.

やや=あって

――あって
少し時間を経て。しばらくして。「―,主が口を切った」

ややおも

ややおも [0] 【稍重】
重(オモ)馬場よりは水分の少ない馬場の状態。

ややこ

ややこ [2] 【稚児】
あかご。あかんぼう。やや。

ややこおどり

ややこおどり [4] 【稚児踊り】
(1)中世末期から近世初頭に,ややこ(幼女)によって演じられた踊り。女歌舞伎に取り入れられた。
(2)少女による盆踊りの一種。

ややこしい

ややこしい
confusing;complicated;→英和
intricate;→英和
puzzling.

ややこしい

ややこし・い [4] (形)[文]シク ややこ・し
こみいっていて,わかりにくい。複雑で,めんどうだ。「―・い問題」「説明が―・くてわからない」
[派生] ――さ(名)

ややさむ

ややさむ [0] 【稍寒】
秋になって,少し寒さを感じること。秋寒。肌寒。うそ寒。そぞろ寒。[季]秋。《―や日のあるうちに帰るべし/虚子》

ややさん

ややさん [1] 【児様】
〔「ややさま」の転〕
他人を敬ってその赤子をいう語。

ややともすると

ややともすると [1] 【動ともすると】 (副)
「ややともすれば」に同じ。「―仲間から遅れがちだ」

ややともすれば

ややともすれば [1] 【動ともすれば】 (副)
「ややもすれば」を強めていう語。「―人情論で片付けたがる」

ややまし

ややま・し (形シク)
〔動詞「ややむ」の形容詞化〕
心に悩む。気がとがめる。「御馬にておはする心地も,物恐ろしく―・しけれど/源氏(浮舟)」

ややむ

やや・む (動マ四)
悩む。思いわずらう。「いと苦しげに―・みて/源氏(宿木)」

ややもすると

ややもすると [1] 【動もすると】 (副)
「ややもすれば」に同じ。「―彼の功績は忘れられがちだ」

ややもすれば

ややもすれば
be apt[liable] <to do> .

ややもすれば

ややもすれば [1] 【動もすれば】 (副)
物事がとかくそうなりがちであるさま。どうかすると。ともすれば。「―安易な生活に流れがちだ」

やゆ

やゆ【揶揄する】
⇒からかう.

やゆ

やゆ [1] 【揶揄】 (名)スル
からかうこと。なぶること。「政治を―した戯評」

やゆう

やゆう [0] 【夜遊】
夜遊びを楽しむこと。また,その時に奏する音楽。「善哉(ゼンザイ)なれや善哉なれと,―を奏して舞ひ給ふ/謡曲・輪蔵」

やゆう

やゆう [0] 【野遊】
野外に出て遊ぶこと。野遊び。

やゆう

やゆう ヤイウ 【也有】
⇒横井(ヨコイ)也有

やゆうのぶがく

やゆうのぶがく 【夜遊の舞楽】
夜の遊宴に演ずる舞楽。

やよ

やよ (感)
(1)呼びかける時に発する語。やい。やあ。「思ふらむ心のほどや―いかに/源氏(明石)」
(2)はやし声。「京に京にはやる起きやがりこぼし―/狂言・二人大名」

やよい

やよい【弥生時代】
the Yayoi Period.

やよい

やよい ヤヨヒ 【弥生】
東京都文京区にある地名。旧本郷区向ヶ岡弥生町。

やよい

やよい ヤヨヒ [0] 【弥生】
陰暦三月の異名。[季]春。

やよいきょうげん

やよいきょうげん ヤヨヒキヤウ― [4] 【弥生狂言】
江戸時代,三月に上演する歌舞伎狂言。御殿女中の宿下がりの時期でもあるので「伽羅先代萩(メイボクセンダイハギ)」「加賀見山旧錦絵(カガミヤマコキヨウノニシキエ)」などが上演された。三の替わり。[季]春。

やよいじだい

やよいじだい ヤヨヒ― [4] 【弥生時代】
日本の考古学上の時代区分。弥生土器を製作・使用した時代。縄文時代に続き,紀元前五世紀頃から,紀元後三世紀頃までの約800年間。大陸・朝鮮の文化の影響で稲作,それに伴う農耕用石器,金属器などがもたらされた。

やよいじん

やよいじん ヤヨヒ― [3][2] 【弥生尽】
陰暦三月の晦日。春の終わりの日。さんがつじん。

やよいどき

やよいどき ヤヨヒ― [4] 【弥生土器】
〔1884年(明治17)東京都文京区の弥生町貝塚で最初に出土したところから命名〕
素焼きの土器の一種。焼成温度は縄文式土器よりも高く,赤色を呈し,薄手。櫛目文ないし無文が多く,口広の壺や,高坏(タカツキ)・甕(カメ)・鉢などがある。弥生式土器。

やよし

やよ・し (形ク)
いよいよ多い。「わたくしの老いの数さへ―・ければ/古今(雑体)」

やよや

やよや (感)
〔感動詞「やよ」に詠嘆の助詞「や」の付いた語〕
呼びかける時に発する語。さあさあ。おいおい。「―まて山郭公(ヤマホトトギス)ことづてむ/古今(夏)」

やら

やら
〔「にやあらむ」の転である「やらん」から。中世後期以降の語〕
■一■ (副助)
体言および体言に準ずる語,一部の副詞,助詞などに付く。
(1)〔疑問・不定を表す語に付いて〕
不確実であるという意を表す。「君の要求は何のこと―見当がつかない」「いつの間に―日が暮れていた」
(2)〔「とやら」の形で〕
はっきり言わずに,ぼかして言うときに用いる。「山田と―いう人」「どこと―抜けている人」
(3)〔「…やら…やら」の形で〕
下に打ち消しの語を伴って,いずれとも不定である意を表す。「どれとどれがほんもの―にせもの―まったくわからない」「ほんとうにできるの―できないの―見当がつかない」
■二■ (並立助)
〔■一■(3)から転じたもの〕
体言や活用語の連体形に付いて,事柄をあれこれと並べあげるのに用いる。「りんご―かき―いっぱい買いこんだ」「泣く―わめく―たいへんな騒ぎだった」「うれしい―悲しい―何とも複雑な気持ちだった」
■三■ (終助)
文末の言い切りの形に付く。不確かな気持ちをこめて,自問したり推量したりする時に用いる。「とんぼ釣り,今日はどこまで行った―」「いったい何を食わせる―」
→やらん(連語)

やらい

やらい ヤラヒ 【遣らい】
〔動詞「遣らう」の連用形から〕
追い払うこと。追い払うもの。多く他の語と複合して用いる。「神―」「鬼―」

やらい

やらい [0] 【矢来】
竹や丸太を粗く組んで作った臨時の囲い。竹矢来・丸太矢来,組み方によって角矢来・菱(ヒシ)矢来などがある。
矢来[図]

やらい

やらい【矢来】
<put up> a palisade[picket fence].→英和

やらい

やらい [0][1] 【夜来】
昨夜以来。「―の雨」

やらう

やら・う ヤラフ 【遣らふ】 (動ハ四)
〔動詞「やる」の未然形に助動詞「ふ」の付いたものから〕
追い払う。追い出す。「霧の籬(マガキ)は立ちとまるべうもあらず―・はせ給ふ/源氏(夕霧)」

やらかす

やらか・す [0][3] 【遣らかす】 (動サ五[四])
〔「やる」のぞんざいな言い方〕
(1)する。「失敗を―・す」
(2)食う。また,飲む。「もういつぺゑ―・しねへ/安愚楽鍋(魯文)」

やらす

やら・す [0] 【遣らす】 (動サ五[四])
「遣らせる」に同じ。「僕に―・してちょうだい」

やらずのあめ

やらずのあめ 【遣らずの雨】 (連語)
訪れてきた人の帰るのを引き止めるかのように降り出した雨。

やらずぶったくり

やらずぶったくり 【遣らずぶったくり】 (連語)
人には与えずにただ取り上げる一方であること。

やらずもがな

やらずもがな 【遣らずもがな】 (連語)
やらなくてもよかった。「―の追加点を与えてしまった」

やらせ

やらせ [0] 【遣らせ】
〔動詞「遣らせる」の連用形から〕
事前にしめしあわせて事を行わせること。「テレビ局の―」

やらせる

やら・せる [0] 【遣らせる】 (動サ下一)
物事を行わせる。「この仕事は彼に―・せよう」

やらぬ

やらぬ (連語)
〔動詞「やる(遣)」の未然形「やら」に打ち消しの助動詞「ず」の連体形の付いたもの〕
(次に来る名詞を修飾する形で)動詞の連用形に付いて,その動作が完全には終わっていない意を表す。「明け―空」「消え―雪」
〔現代語では,主として書き言葉において慣用的な表現として用いる〕

やらやら

やらやら (感)
驚いたり,感動したりした時に発する語。おやおや。まあまあ。「―めでたやめでたやな/狂言・雁雁金」

やられる

やら・れる [0] (動ラ下一)
〔動詞「やる」の未然形に受け身の助動詞「れる」の付いたものから〕
(1)負かされる。「敵の陽動作戦に―・れた」「暑さに―・れる」
(2)被害を受ける。また,殺される。「飲みすぎで胃を―・れる」「すりに財布を―・れた」

やられる

やられる【遣られる】
[負ける]be beaten[defeated] <by> ;[だまされる]be taken in;[盗まれる]have <a thing> stolen;[人・家が主語]be robbed <of a thing> ;be attacked <by> (病気に);be broken[damaged](破損);be wounded (負傷);be killed[murdered](殺される).

やらん

やらん (連語)
〔断定の助動詞「なり」の連用形「に」に,係助詞「や」,動詞「あり」の未然形「あら」,推量の助動詞「む」の付いた「にやあらむ」の転〕
(1)文末にあって,「…(の)だろう」「…(の)だろうか」の意を表す。「鞠(マリ)も難き所を蹴出してのち,やすく思へば,必ず落つと侍る―/徒然 109」「かかる恐ろしき海上にただ一人乗りて御入り候―/御伽草子・浦島太郎」
(2)文中にあって,副助詞的に用いられる。体言および格助詞「と」に付いて,不確かなことを漠然と表す。「余に何と―心ぼそうて徒然なるに/平家 2」「その浦島と―は,はや七百年以前の事と申し伝へ候/御伽草子・浦島太郎」
〔(2)は,明治以降の書き言葉でも,時に見られる。「新田の君は足利に計られて矢口と―で殺されて/武蔵野(美妙)」「馭丁は呆れたる面もちにて,何―髭(ヒゲ)の内にて云ひしが聞えず/舞姫(鴎外)」〕
→やろう(連語)
→やら(副助・並立助・終助)

やらんかたなし

やらんかたな・し 【遣らん方無し】 (連語)
どこへやることもできない。心を晴らすてだてがない。やる方なし。「その恨み,まして―・し/源氏(桐壺)」

やり

やり【槍】
a spear;→英和
a lance (騎兵の);→英和
a javelin (投げ槍).→英和
〜で突く spear.〜の穂(柄) a spearhead(-handle).→英和

やり

やり [0] 【遣り】
〔動詞「やる」の連用形から〕
(1)取引で,売ること。うり。取引員が立会中に使う語。「一買い二―」
(2)遣り手。「―が前垂茜さす/浄瑠璃・寿の門松」

やり

やり [0] 【槍・鑓・鎗】
(1)武器の一。鉾(ホコ)に類似のものから変化したもので,長い柄の先端に剣状の刃物(穂)を付けたもの。鎌倉最末期に発生し戦国時代に徒歩集団戦の激化とともに盛行し,戦いの主要武器となった。普通は茎仕立(ナカゴジタテ)で,まれに袋状の穂に柄を差し込む袋槍がある。穂の形状により素槍・十文字槍・鎌槍・大身(オオミ)槍,柄の形状などにより管(クダ)槍・鉤(カギ)槍・皆朱の槍,柄の長さにより手槍・長柄などの別がある。
(2)将棋で,香車(キヨウシヤ)の俗称。
(3)陸上競技の槍投げに用いる用具。
(4)やじること。妨げること。「―とは拙き芸をののしり,さまたぐること/滑稽本・狂言田舎操」
→横槍
槍(1)[図]

やり=が降っても

――が降っても
どんな障害があっても行う。決意のかたいたとえ。「雨が降っても―絶対に行く」

やり=一筋の主(ヌシ)

――一筋の主(ヌシ)
従者に槍を持たせることのできる身分の武士。やり一本の主。

やり∘んす

やり∘んす (連語)
〔敬語の助動詞「やる」の連用形「やり」に丁寧の助動詞「ます」の付いた「やります」の転。近世上方語〕
動詞の連用形に付いて,軽い敬意または親愛の意を丁寧に言い表す。…なさいます。「私ども二人銭太鼓稽古してゐたりや,欲市の三味線で邪魔し―∘んす/浄瑠璃・博多小女郎(上)」

やりあう

やりあ・う [3] 【遣り合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)互いに争う。いがみあう。「店先で―・う」
(2)互いにする。し合う。

やりあう

やりあう【遣り合う】
[口論]quarrel;→英和
argue;→英和
dispute.→英和

やりあげる

やりあ・げる [4] 【遣り上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 やりあ・ぐ
最後までやる。やりとげる。「今日中に仕事を―・げる」

やりいか

やりいか [2][0] 【槍烏賊】
イカの一種。胴長約40センチメートル。胴は細長い円錐形で,後端はとがり,左右に三角形のひれがある。腕は短い。刺身やするめにする。日本各地の沿岸に分布。ツツイカ。ササイカ。サヤナガ。

やりいか

やりいか【槍烏賊】
a squid.→英和

やりおおせる

やりおお・せる [5] 【遣り果せる】 (動サ下一)[文]サ やりおほ・す
やり続けて,完了させる。成し遂げる。「最後まで―・せる」

やりおどり

やりおどり [3] 【槍踊り】
大名行列の槍持ち奴の動作を模した毛槍などを振る踊り。元禄期(1688-1704)に始まった。

やりかえし

やりかえし [0] 【遣り返し】
(1)相手を,反対にやりこめること。やりかえすこと。
(2)やりなおし。

やりかえす

やりかえす【遣り返す】
[言葉を] answer[talk]back;retort.→英和

やりかえす

やりかえ・す [3] 【遣り返す】 (動サ五[四])
(1)相手から受けた非難・攻撃を,こちらからもする。「やられたら―・せ」
(2)やりなおす。しなおす。「もう一度―・す」
(3)ある所まで来たものをもとへもどす。「御車を―・し,大宮をのぼりに/平家 7」
[可能] やりかえせる

やりかえる

やりか・える [4][3] 【遣り替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 やりか・ふ
やりなおす。しなおす。「塗装を―・える」

やりかけ

やりかけ【遣り掛けの】
half-done;unfinished;→英和
<a work> in hand.〜にする leave <a thing> half-done.

やりかけ

やりかけ [0] 【遣り掛け】
途中までやって中断している状態。「―の仕事」「仕事を―にしたまま出かける」

やりかける

やりか・ける [4] 【遣り掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 やりか・く
(1)し始める。また,し始めて途中でやめる。「―・けた仕事を続ける」
(2)相手に向かって,動作をしかける。「こなたより文を―・けたるあしし/評判記・色道大鏡」

やりかた

やりかた【遣り方】
<Show me> how to do it; <It depends on> how you do it;a[one's]way <of doing things> ;→英和
a method;→英和
a process (手順).→英和
一番良い〜 the best way <to do> .

やりかた

やりかた [0] 【遣り形】
建物を建てる前に,柱・壁などの位置,高さの基準となる水平線などを標示するため敷地に設ける仮設物。

やりかた

やりかた [0] 【遣り方】
物事をする方法・手段。しかた。「ひどい―だ」「―をまちがえる」

やりかねない

やりかねない【あいつなら遣り兼ねない】
I won't be surprised if he did.どんなことでも〜 I don't know what <he> wouldn't do.

やりがい

やりがい [0] 【遣り甲斐】
物事をするに当たっての心の張り合い。しがい。「―のある仕事」

やりがい

やりがい【遣り甲斐のある】
<be> worth doing.

やりがたけ

やりがたけ 【鑓ヶ岳】
長野県と富山県の境にある飛騨山脈の一峰。海抜2903メートル。白馬三山の一。白馬鑓。

やりがたけ

やりがたけ 【槍ヶ岳】
長野県と岐阜県の境にある山。海抜3180メートル。穂高岳の北に連なり,奥穂高岳に次ぐ飛騨山脈第二の高峰。山頂は槍の穂先に似た尖峰をなす。

やりがらみ

やりがらみ [3] 【槍絡み】
槍ぶすまで敵軍にあたる一隊。

やりがんな

やりがんな [3] 【槍鉋】
鉋の一種。槍の穂先に似た刃に長い柄を付けたもの。中世末に台鉋(ダイガンナ)が出現するまでは「かんな」と呼ばれていた。桶屋の間に「まえがんな」として残る。
槍鉋[図]

やりきず

やりきず [2][0] 【槍傷・槍疵】
槍で突かれたきず。槍手。

やりきる

やりき・る [3] 【遣り切る】 (動ラ五[四])
物事を最後までする。やりとげる。「ノルマを全力を尽くして―・る」
[可能] やりきれる

やりきれ∘ない

やりきれ∘ない 【遣り切れない】 (連語)
(1)物事を最後まではすることができない。「今日中には―∘ない」
(2)がまんできない。かなわない。「ぐちを聞かされるのが―∘ない」

やりきれない

やりきれない【遣り切れない】
cannot stand <the heat> ;[事物が主語]be unbearable[intolerable] <to a person> ;[人または事物が]be too much <for a person> .

やりく

やりく [0] 【遣り句】
連歌・俳諧の付合で,あっさりと付け捨てる句。前句が難しく付けにくい時や,手の込んだ句が続き,気分を転換させる必要がある時に行う。逃げ句。

やりくさ

やりくさ [2] 【槍草】
スズメノテッポウの別名。

やりくち

やりくち [2][0] 【遣り口】
物事のやり方。やりよう。「―がきたない」

やりくち

やりくち【遣り口】
⇒遣り方.

やりくり

やりくり【遣り繰りする】
make shift <with,without> ;manage somehow;make time <to do> (時間の);live by shift(s) (暮らす).

やりくり

やりくり [2][0] 【遣り繰り】 (名)スル
(1)あれこれ工夫をして都合をつけること。「家計の―に追われる」「―して帳尻を合わせる」
(2)遊女が間夫(マブ)に密会すること。「後には―を見とがめ/浮世草子・一代女 6」

やりくりさんだん

やりくりさんだん [5] 【遣り繰り算段】 (名)スル
工夫してやりくりをすること。特に金銭上のやりくりの工夫。「―して費用をひねり出す」

やりくりしんしょう

やりくりしんしょう [5] 【遣り繰り身上】
やりくりをしてやっと生活してゆける貧しい所帯。

やりくる

やりく・る [3] 【遣り繰る】 (動ラ五[四])
やりくりをする。不十分なところをいろいろ工夫して都合をつける。「身上ヲ―・ル/ヘボン(三版)」
[可能] やりくれる

やりこなす

やりこなす【遣りこなす】
manage <a difficult task> .→英和

やりこなす

やりこな・す [4] 【遣り熟す】 (動サ五[四])
うまく処理する。「難役をみごとに―・す」
[可能] やりこなせる

やりこめる

やりこめる【遣り込める】
talk[argue] <a person> down;put <a person> to silence.

やりこめる

やりこ・める [4] 【遣り込める】 (動マ下一)[文]マ下二 やりこ・む
相手の弱点をついたり,言い負かしたりして相手を黙らせる。「孫に―・められる」

やりさき

やりさき [0] 【槍先】
(1)槍の先端。槍の穂先。また,槍。「―にかかる」
(2)攻撃の方向。また,その勢い。ほこ先。「―を向ける」
(3)戦いの始まり。[日葡]

やりさき=の功名(コウミヨウ)

――の功名(コウミヨウ)
戦場での手柄。武勲。槍下の功名。

やりさび

やりさび 【槍錆】
端唄(ハウタ)・うた沢節の曲名。文政年間(1818-1830)の流行謡「与作踊り」の音頭(オンド)を,幕末に歌沢笹丸が歌詞を改め,節付けしたとされる。浪人をうたった「槍は錆びても名は錆びぬ」から出た名。

やりし

やりし [2] 【槍師】
(1)槍を作る職人。
(2)槍を巧みにあやつる人。

やりした

やりした 【槍下】
(1)槍の下。[日葡]
(2)槍で突き伏せること。「終(ツイ)に―にて討死/信長公記」
(3)戦場。「せはしき場の―なれば/常山紀談」

やりじるし

やりじるし [3] 【槍印】
行列または出陣の時,槍の印付(シルシヅケ)の環に付けて家名を明らかにした標識。

やりすぎ

やりすぎ [0] 【遣り過ぎ】
やりすぎること。「そこまでやるのは―だ」

やりすぎる

やりす・ぎる [4] 【遣り過ぎる】 (動ガ上一)
度を超えて物事をする。しすぎる。「仕事を―・ぎて病気になる」

やりすぎる

やりすぎる【遣り過ぎる】
overdo;→英和
do <a thing> too much;go too far.

やりすごす

やりすご・す [4] 【遣り過(ご)す】 (動サ五[四])
(1)あとから来たものを先に通らせる。「自動車を―・す」
(2)ある状態が経過するにまかせる。「猛暑を―・してから旅立つ」
(3)限度を超えてする。しすぎる。「酒を―・して体を壊す」

やりすごす

やりすごす【遣り過ごす】
let <a person> go past <one> .

やりすつ

やりす・つ 【破り捨つ】 (動タ下二)
破り捨てる。「残しおかじと思ふ反古(ホウゴ)など―・つる/徒然 29」

やりそこない

やりそこない【遣り損ない】
a failure;→英和
a blunder.→英和
遣り損なう fail <in> ;→英和
spoil;→英和
make a mistake[blunder].→英和

やりそこない

やりそこない [0] 【遣り損ない】
やりそこなうこと。また,やりそこなったもの。しそんじ。

やりそこなう

やりそこな・う [5] 【遣り損なう】 (動ワ五[ハ四])
しそんじる。やりそこねる。失敗する。「―・ってけがをする」

やりそんじ

やりそんじ [0] 【遣り損じ】
やりそんじること。しそんじること。また,やりそんじたもの。

やりそんじる

やりそん・じる [5] 【遣り損じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「遣り損ずる」の上一段化〕
「遣り損ずる」に同じ。「今度は―・じないようにしよう」

やりそんずる

やりそん・ずる 【遣り損ずる】 (動サ変)[文]サ変 やりそん・ず
(1)やりそこなう。失敗する。「計算を―・ずる」
(2)乗り物をへたに操作する。進ませそこなう。「車―・じてきられにける/平家 11」

やりぞなえ

やりぞなえ [3] 【槍備え】
槍を武器として戦う部隊。

やりたなご

やりたなご [3] 【槍鱮】
コイ目の淡水魚。全長4〜9センチメートル。体形はフナに似る。産卵期,雌は産卵管が伸び,カラスガイなど二枚貝の鰓(エラ)に産卵する。すずめ焼きや佃煮(ツクダニ)とする。冬の釣魚。北海道・青森を除く各地の河川・湖沼に分布。マタナゴ。

やりだし

やりだし [0] 【遣り出し】
船の舳(ヘサキ)から前へ斜めに突き出した帆柱。近世初期の朱印船や明治以後の和船に装着された。洋式帆船のバウスプリットにあたる。

やりだす

やりだす【遣り出す】
begin[start] <to do,doing> ;→英和
take up.

やりだす

やりだ・す [3] 【遣り出す】 (動サ五[四])
(1)し始める。しだす。「仕事を―・す」
(2)出して進める。「車ヲ―・ス/日葡」

やりだま

やりだま【槍玉にあげる】
make <a person,a thing> an object of attack;make a victim of <a person> .

やりだま

やりだま [0] 【槍玉】
槍を手玉のように巧みに扱うこと。また,槍。「―をとり二つ三つりう��と/太閤記」

やりだま=に挙げる

――に挙・げる
(1)多くの中から選んで攻撃・非難の対象にする。「責任者が―・げられる」
(2)槍先で突き刺す。「小倉主膳を―・げたるに/会津陣物語」

やりちがう

やりちが・う [4] 【遣り違う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
ぶつからないようにすれちがう。「閃く白刃―・はせ/桐一葉(逍遥)」
■二■ (動ハ下二)
⇒やりちがえる

やりちがえ

やりちがえ [0] 【遣り違え】
(1)やりちがえること。まちがい。「計算の―」
(2)すれちがい。交差。「足元のゆるんだ処をやりちげへに見つけたから/安愚楽鍋(魯文)」

やりちがえる

やりちが・える [5] 【遣り違える】 (動ア下一)[文]ハ下二 やりちが・ふ
(1)やってまちがえる。「計算を―・える」
(2)すれちがわせる。交差させる。「輿や車を―・へ/仮名草子・竹斎」

やりっぱなし

やりっぱなし [0] 【遣りっ放し】
〔「やりばなし」の転〕
したままであとの始末をしないこと。また,仕上げ・点検などをしないこと。しっぱなし。

やりっぱなし

やりっぱなし【遣りっ放しにする】
leave <a thing> half-done;neglect;→英和
be careless <about> .

やりつ

やりつ 【耶律】
契丹(キツタン)族の姓の一。

やりつあぼき

やりつあぼき 【耶律阿保機】
(872-926) 中国,遼(リヨウ)の建国者(在位 907-926)。廟号(ビヨウゴウ)は太祖。唐末に契丹(キツタン)族のハン位につき,漢人を登用,916年皇帝と称した。渤海(ボツカイ)国を滅ぼし,中国東北部・モンゴル高原を支配した。

やりつかい

やりつかい [3] 【槍使い】
槍を自由に使いこなす人。槍術(ソウジユツ)に巧みな人。

やりつくす

やりつく・す [4] 【遣り尽(く)す】 (動サ五[四])
物事を十分にする。しつくす。「防災対策は全部―・した」
[可能] やりつくせる

やりつける

やりつ・ける [4] 【遣り付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 やりつ・く
(1)するのに慣れている。「―・けない事」
(2)やりこめる。やっつける。「想像で―・けることの出来ぬ政事社会で/花間鶯(鉄腸)」
(3)「飲む」または「食う」を強めていう。「もう二三盃―・けようか/滑稽本・八笑人」

やりつける

やりつける【遣り付ける】
be used[accustomed]to <doing,the work> .

やりつそざい

やりつそざい 【耶律楚材】
(1190-1244) モンゴル帝国初期の功臣。字(アザナ)は晋卿,諡(オクリナ)は文正。遼(リヨウ)の王族の子孫で,初め金に仕えたが,チンギス-ハンに重用され,オゴタイ-ハンの宰相となり,帝国財政の基盤を確立。著「湛然(タンゼン)居士集」

やりつたいせき

やりつたいせき 【耶律大石】
(1087-1143) 西遼(セイリヨウ)の建国者(在位 1132-1143)。字(アザナ)は重徳,廟号は徳宗。遼の王族の子孫。遼が金に滅ぼされると,自立して西進,東カラハン朝を滅ぼしてその領土を支配し,1132年皇帝に即位。さらに東西トルキスタンを領有した。

やりて

やりて [0] 【遣り手】
(1)する人。「―のない仕事」
(2)物を与える人。「―ともらい手」
(3)腕前のすぐれた人。仕事のよくできる人。「あの人はなかなかの―だ」
(4)妓楼で,遊女の教育・監督,客との応対など,一切を切り回す女性。多くは古手の遊女がなった。花車(カシヤ)。やりてばば。
(5)もやいづな。
(6)牛を使う人。牛車を操る人。「牛飼は平家内大臣の童を取り仕ひければ高名の―なり/盛衰記 33」
(7)「遣り手結び」の略。

やりて

やりて【遣手(である)】
(be) an able[a shrewd]man; <米話> (be) a go-getter;a wheeler-dealer.

やりてばば

やりてばば [4] 【遣り手婆】
「遣り手{(4)}」に同じ。

やりてむすび

やりてむすび [4] 【遣り手結び】
⇒糸巻(イトマ)き(4)

やりとおす

やりとおす【遣り通す】
⇒遣り抜く.

やりとおす

やりとお・す [3] 【遣り通す】 (動サ五[四])
物事を途中でやめずに最後までする。しとおす。「最後まで―・す」
[可能] やりとおせる

やりとげる

やりとげる【遣り遂げる】
⇒仕遂げる.

やりとげる

やりと・げる [4] 【遣り遂げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 やりと・ぐ
困難な仕事などを完了する。「一人で―・げる」

やりとり

やりとり【遣り取りする】
give and take;[議論の]argue <with> ;→英和
[手紙の]correspond[exchange letters] <with> ;→英和
[贈物の]give[send]presents to each other.

やりとり

やりとり [2] 【遣り取り】 (名)スル
(1)物を与えることと受け取ること。とりやり。贈答。「手紙を―する」
(2)言葉の応酬。また,口論。「二人の―をわきで聞く」
(3)さかずきをとりかわすこと。「さしつさされつの―」

やりど

やりど [2] 【遣り戸】
引き戸のこと。

やりどぐち

やりどぐち [3] 【遣り戸口】
遣り戸のある出入り口。

やりどころ

やりどころ [0] 【遣り所】
やるべき場所。また,持ってゆく場所。やりば。「身の―にもまた困つて/いさなとり(露伴)」

やりなおし

やりなおし [0] 【遣り直し】 (名)スル
やりなおすこと。しなおすこと。「何度も―をさせられる」

やりなおす

やりなお・す [4] 【遣り直す】 (動サ五[四])
改めてする。しなおす。「最初から―・す」
[可能] やりなおせる

やりなおす

やりなおす【遣り直す】
do over again;try again;brush up <one's English> .

やりなげ

やりなげ【槍投げ】
the javelin throw.槍投げ選手 a javelin thrower.

やりなげ

やりなげ [0] 【槍投げ】
陸上競技の一。金属製の槍を投げてその飛距離を競うもの。助走路を走ってスピードをつけ,踏み切り線の後方から投擲(トウテキ)を行う。

やりにくい

やりにくい【遣り難い】
difficult[hard]to do[deal with];be in a delicate[an awkward]position.

やりにくい

やりにく・い [4] 【遣り難い】 (形)
物事を進めるのが難しい。うまく進めにくい。「―・い仕事」
[派生] ――さ(名)

やりぬく

やりぬ・く [3] 【遣り抜く】 (動カ五[四])
物事を最後までする。しとげる。「仕事を―・く」
[可能] やりぬける

やりぬく

やりぬく【遣り抜く】
carry through[out];achieve;→英和
accomplish;→英和
stick <to one's business> .→英和

やりのける

やりの・ける [4] 【遣り退ける】 (動カ下一)[文]カ下二 やりの・く
(1)巧みにしとげる。やってのける。「難しい仕事を―・ける」
(2)物をその場から退かせる。「基盛が車を門外に立てたりけるを,御随身―・けよと責めけれども/盛衰記 2」

やりのごんざかさねかたびら

やりのごんざかさねかたびら 【鑓の権三重帷子】
人形浄瑠璃の一。世話物。近松門左衛門作。1717年初演。茶道指南浅香市之進の妻おさいは,娘の婿と考えていた笹野権三と不義の汚名を着せられ家を逃げるが,伏見京橋で夫に討たれる。

やりのま

やりのま [0] 【槍の間】
武家の屋敷の主殿の側にあって警備のために槍などを備えおく部屋。

やりは

やりは [0] 【遣り端】
処置のし方。「此金の―に困つて/いさなとり(露伴)」

やりはね

やりはね [0] 【遣り羽子】
羽根突き。追い羽根。やりはご。[季]新年。《―や船渠かすみて見ゆる坂/山口誓子》

やりば

やりば【遣り場がない】
do not know which way to look (目の)[where to put it (置場)].

やりば

やりば [0] 【遣り場】
持ってゆく場所。「不満の―がない」「目の―に困る」

やりばしご

やりばしご [3] 【槍梯子】
たたみ梯子の一。石垣・屋根などへかけて乗り越えるのに用いた。柄に筋金を入れ,銅輪をひねると,柄の内から板金が左右に出て,足をかけられる仕組みになっている。

やりぶぎょう

やりぶぎょう [3] 【槍奉行】
(1)武家時代,槍を持つ一隊の指揮にあたった者。槍大将。長柄大将。長柄奉行。
(2)江戸幕府の職名。老中の下で,長柄同心と八王子千人同心頭を統轄した。

やりぶすま

やりぶすま [3] 【槍衾】
大勢が槍を突き出してすき間なく並べ構えたさま。「―を作る」

やりみず

やりみず [0][2] 【遣り水】
(1)庭園などに水を導き入れて作った流れ。
(2)植え込み・植木鉢などに水をかけてやること。水やり。灌水。

やりもち

やりもち [4][0] 【槍持】
昔,武家で,主人の槍を持って従った家来。

やりょう

やりょう [0] 【夜涼】
(1)夏の夜の涼気。[季]夏。
(2)夏の夜,暑気を避けて涼むこと。夜の納涼。夜涼み。

やりよう

やりよう [0] 【遣り様】
物事を行う方法。手段。しかた。

やる

や・る 【破る】
■一■ (動ラ四)
やぶる。裂く。「むつかしき反故など―・りて/源氏(浮舟)」
■二■ (動ラ下二)
裂ける。やぶれる。こわれる。「―・れたる草鞋に編笠着て/太平記 11」

やる

や・る [0] 【遣る】 (動ラ五[四])
❶物や人を遠くへ移動させる。
(1)人を遠くへ行かせる。「息子を戦場へ―・る」
(2)ある目的を与えて,人を先方へ行かせる。「薬を受け取りに子供を―・る」「学校に―・る」
(3)物を先に進める。また,移動させる。「舟を上(カミ)に―・る」「額に手を―・る」
(4)使者などに託して,物を先方に送る。「ことづけを―・る」
(5)動作が遠くへ向かってなされる。「目を―・る」
(6)心にかかることを払いのける。晴らす。「憤懣(フンマン)―・る方ない」「思ふどち心―・らむを馬並めて/万葉 3991」
(7)逃げて行くのにまかせる。「御算用もなされぬほどに―・るまいと申すに付/狂言・千鳥」
→やるまいぞ
❷他人に物を与える。
(1)同等またはそれ以下の人に物を与える。「孫に小遣いを―・る」「犬にえさを―・る」「植木に水を―・る」
(2)遠くにいる人に品物や手紙・歌を送る。「手紙を―・って注文する」
❸(動作性の名詞を受けて)ある動作・行為をする。
(1)サ変動詞「する」に同じ。「野球を―・る」「―・るべきことはすべて―・った」「この仕事は A 君に―・らせる」
(2)本来の動詞の使用を避けて言う。「酒・タバコは一切―・らない(=タシナマナイ)」「学生時代にロシア語を少し―・った(=勉強シタ)」「父は駅前で土産物屋を―・っています(=営業スル)」「安月給でとても―・って(=生活シテ)いけない」
❹流れていくようにする。「巌を立てて水を―・り/大鏡(道長)」
❺動詞の連用形の下に付く。
(1)その動作が遠くへ向かってなされる意を表す。「甲板の上から水平線のかなたまで眺め―・った」
(2)その動作をやり終える意を表す。多く,下に打ち消しの語を伴って用いられる。「興奮がさめ―・らずにそわそわしていた」
❻(補助動詞)
動詞の連用形に接続助詞「て(で)」を添えた形に付く。
(1)何らかの動作を他に対して行う意を表す。「紹介状を書いて―・る」「本を読んで―・る」
(2)強い意志をもってする意を表す。「返事を書かないで,ほっておいて―・った」「死んで―・る」
[可能] やれる

やる

やる【遣る】
[与える]give;→英和
make <a person> a present <of a thing> ;→英和
send (送る);→英和
send for <a doctor> (迎えに遣る);do (行なう);→英和
try;→英和
act;→英和
play <baseball> ;→英和
get along (やっていく).一杯〜 have a drink.→英和
して(買って)〜 do (buy) <a thing for a person> .

やる

やる (助動)(やら・やり(やつ)・やる・やる・やれ・やれ(や))
〔ラ変動詞「あり」の連体形「ある」から。中世末期以降の語〕
動詞の連用形,またはそれに「お」を冠した語に付いて,動作者に対する軽い敬意または親愛の気持ちを表す。また,ほとんど単なる丁寧の意を表すのにも用いられる。…なさる。「ナゼニ山ワコノヨウナ赦免ヲバオ遣リ〈ヤッ〉タゾ/天草本伊曾保」「宮に遊んで乳呑みたいと,お末のたんと泣き〈やり〉ました/浄瑠璃・天の網島(中)」「これ,御あいさつを申し〈やれ〉/滑稽本・浮世風呂 2」
〔(1)命令形「やれ」は「ろ」が略されて「や」の形ともなる。→や。(2)上方語で,終止形「やる」に禁止の助詞「な」が付く時,「やんな」となることがある〕

やるかた

やるかた【遣る方ない】
be mortified <at> .

やるかたない

やるかたな・い [5] 【遣る方無い】 (形)[文]ク やるかたな・し
(1)思いを晴らす方法がない。どうすることもできない。「憤懣(フンマン)―・い」「このうれへこそ―・く悲しけれ/十六夜」
(2)程度が普通でない。非常だ。「女―・く名残を惜しむあはれさに/咄本・醒睡笑」

やるき

やるき【遣る気を起こす(なくす)】
become interested (lose interest) in doing.

やるき

やるき [0] 【遣る気】
物事をやりとげようとする積極的な気持ち。「―が出る」「―をそがれる」「―を起こす」

やるせ

やるせ [0] 【遣る瀬】
処すべき手段・方法。特に,気持ちを晴らす方法。やる方。

やるせ=がない

――がな・い
(1)「やるせない{(1)}」に同じ。「―・い思いに暮れる」
(2)「やるせない{(2)}」に同じ。「はたいても糠に釘といふ奴だからやるせがねえ/滑稽本・浮世風呂 3」

やるせない

やるせな・い [4] 【遣る瀬無い】 (形)[文]ク やるせな・し
(1)思いを晴らすことができずせつない。つらく悲しい。「片思いの―・い気持ち」
(2)施すべき手段がない。どうしようもない。「見る人―・く立ち塞(フサ)がり,海道塞げて人を通さず/浮世草子・新色五巻書」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

やるせない

やるせない【遣る瀬ない】
uneasy;→英和
helpless;→英和
miserable;→英和
wretched.→英和

やるまいぞ

やるまいぞ (連語)
逃がすまいぞ。狂言の終わりの常用句。「あのたらしが,―,―/狂言・入間川」

やれ

やれ [1] (感)
(1)相手に呼び掛けたり注意を促したりする時に発する語。おい。やあ。「―打つな蠅が手をすり足をする/八番日記」
(2)ほっとした時,うれしくなった時などに発する語。「―,ひと安心」「―,うれしや」
(3)あきれたり,困ったりした時に発する語。「―,うるさいことだ」
(4)仕事をする時や,歌をうたう時の囃子詞(ハヤシコトバ)。「それ引け,―引け」

やれ

やれ [2] 【破れ】
〔動詞「やる(破)」の連用形から〕
(1)破れること。また,破れたところ。やぶれ。「―穴」「―縁」「襖の―をつくろう」
(2)印刷の過程で刷り損じた紙。損紙。

やれ

やれ (並立助)
〔「やら」の転か。近世語〕
事物を並べあげるのに用いる。やら。「和泉(イズミ)の国には何ともをかしき名字がある。野尻の―,草部(クサベ)の―と/咄本・醒睡笑」

やれあな

やれあな [0] 【破れ穴】
やぶれてできた穴。やぶれ穴。「浴衣(ユカタ)の肩に…大きな―があるを/当世書生気質(逍遥)」

やれえん

やれえん [2][0] 【破れ縁】
破れた濡れ縁。

やれがき

やれがき [2] 【破れ垣】
こわれた垣根。

やれがさ

やれがさ [3] 【破れ笠】
破れた笠。

やれこれ

やれこれ
■一■ (感)
(1)驚いた時に発する語。やあこれは。「明けぬれば―ひよんな玉手箱/雑俳・湖丸評万句合」
(2)唄などの囃子詞(ハヤシコトバ)。「加賀菅笠の,―紅絹(モミ)のくけ紐のや/浄瑠璃・本朝三国志」
■二■ (副)
何やかやと。あれやこれや。「お前が―進るから,怖怖ながらする様なものの/歌舞伎・小袖曾我」

やれごろも

やれごろも [3] 【破れ衣】
破れた衣服。

やれそうぶ

やれそうぶ [3] 【破菖蒲】
襲(カサネ)の色目の名。表は萌黄(モエギ),裏は紅梅。五月四,五日頃着用。やれしょうぶ。

やれぞうり

やれぞうり [3] 【破れ草履】
破れた草履。

やれはす

やれはす [0] 【破れ蓮・敗荷】
葉の破れたハス。やれはちす。はいか。[季]秋。

やれはちす

やれはちす [3] 【破れ蓮】
「破(ヤ)れ蓮(ハス)」に同じ。[季]秋。

やればしょう

やればしょう [3] 【破れ芭蕉】
葉の破れたバショウ。[季]秋。《横にやれ終には縦に―/虚子》

やれめ

やれめ [0][3] 【破れ目】
破れた所。やぶれめ。

やれやれ

やれやれ [1] (感)
〔「やれ」を重ねた語〕
(1)安心したり深くものに感じた時などに発する語。「―,これで一安心」「―,大変な人もいるものだ」
(2)疲れた時,落胆した時などに発する語。「―,また出直しか」
(3)呼び掛ける語。「各一度に―千手か,忠光か/浄瑠璃・蝉丸」

やれやれ

やれやれ
[驚き]Oh!/Ah!/ <米話> Boy!/[安心]Well,well!/Thank God!/[励まし]Come on!

やろう

やろう 【夜漏】
夜の時刻をはかる水時計。また,夜の時間。「期せず―の初めて分れて後/和漢朗詠(夏)」

やろう

やろう ヤラウ 【夜郎】
中国,漢代の西南夷の一。現在の貴州省方面に農耕集落を営んだ非漢民族。前漢の武帝が平定して郡県を置き,夜郎王などを冊封した。

やろう

やろう [1] 【野老】
■一■ (名)
(1)いなかの老人。「田夫―」
(2)植物トコロの異名。
■二■ (代)
一人称。老人が自分をへりくだっていう語。

やろう

やろう ヤラウ (連語)
〔「にやあらむ」の転である「やらん」から。中世語〕
体言,活用語の連体形,一部の副詞・助詞などに付く。
(1)(助動詞的に用いられて)「…(の)だろう」「…(の)だろうか」の意を表す。「おほい―すくない―をば知り候はず/平家 5」「何とした事に,古本にけづつた―ぞ/毛詩抄 6」
(2)(副助詞的に用いられて)不確かなことを漠然と表す。「後小松院―は力がつようて相撲の上手で/史記抄 4」「此衛の女は,衛では何侯の子―しられぬでは/毛詩抄 2」
〔「にやあらむ」からできた「やらん」の変化したもので,副助詞「やら」に至る過渡的な形。中世後期には「やら」と並んで盛んに用いられた〕
→やらん(連語)
→やら(副助・並立助・終助)

やろう

やろう [0] 【薬籠】
「やくろう(薬籠)」に同じ。

やろう

やろう【野郎】
a fellow;→英和
<話> a guy;→英和
[軽蔑的]a rascal;→英和
a swine.→英和
この馬鹿〜! You rascal!

やろう

やろう [2][0] 【野郎】
■一■ (名)
(1)男性をののしっていう語。
⇔女郎(メロウ)
「この―」「馬鹿―」
(2)月代(サカヤキ)を剃(ソ)った若者。「十二,三の―に紙子の広袖/浮世草子・懐硯 1」
(3)「野郎頭」の略。
(4)野郎頭の歌舞伎役者。若衆歌舞伎が禁止されたために,若衆の前髪を剃って野郎頭としたことからの呼び名。
(5)男色を売る者。かげま。「一日は―もよしや/浮世草子・一代男 5」
■二■ (代)
三人称。男性を卑しめて呼ぶ語。やつ。あいつ。「―の言うことはあてにならない」

やろうあそび

やろうあそび 【野郎遊び】
野郎{(4)}を相手とする遊び。若衆ぐるい。「傾城狂ひ―は,金銀を皆になし/浮世草子・子息気質」

やろうあたま

やろうあたま [4] 【野郎頭】
前髪を剃(ソ)り,月代(サカヤキ)をした頭。江戸時代の一般の成年男子の髪形。
野郎頭[図]

やろうかい

やろうかい 【野郎買ひ】
野郎遊びをすること。また,その人。「野郎を呼んで―と見せ掛けても色のとれる御顔にてもましまさず/滑稽本・根南志具佐」

やろうかぶき

やろうかぶき [4] 【野郎歌舞伎】
初期歌舞伎の一。若衆歌舞伎が,風俗を乱すとして禁止されたあと起こった形態。野郎頭の役者によって演じられたことによる。

やろうじだい

やろうじだい ヤラウ― [4] 【夜郎自大】
〔「史記(西南夷伝)」による。漢の強大さを知らず,自らの勢力をたのみとしていたことから〕
自分の力量を知らずに仲間の中で威張っている者。

やろうぢゃや

やろうぢゃや [2][4] 【野郎茶屋】
江戸時代,男娼を抱えた茶屋。野郎屋。陰間茶屋。男色楼。子供茶屋。

やろうぶた

やろうぶた [2] 【薬籠蓋】
薬籠の蓋のように作った蓋。かぶせ蓋。

やろうぼうし

やろうぼうし [4] 【野郎帽子】
野郎歌舞伎の俳優が月代(サカヤキ)を隠すために用いたかぶりもの。紫縮緬(チリメン)などで作った。

やろうよばわり

やろうよばわり [4] 【野郎呼ばわり】
人をののしって野郎と呼び捨てること。「―される」

やわ

やわ [1] 【夜話】
(1)夜する話。よばなし。
(2)気楽に話すような調子で書かれた書物。「音楽―」
(3)禅家で,修行のために夜話す訓話。

やわ

やわ (連語)
〔係助詞「や」に係助詞「は」の付いたもの〕
⇒やは(連語)

やわ

やわ ヤハ [1] 【柔】 (形動)[文]ナリ
(1)弱々しいさま。こわれやすいさま。「素材が―でこまる」「―な神経ではつとまらない」
(2)物足りないさま。いい加減なさま。「―な学者より余程勉強している」
(3)ものやわらかなさま。柔和なさま。「兎角人の内は,女房が―だと収まりやあ付ねえやつよ/人情本・春の若草」

やわい

やわ・い ヤハイ [2] 【柔い】 (形)[文]ク やは・し
(1)「柔らかい」に同じ。「―・い土」
(2)弱い。もろい。「―・い造作」
[派生] ――さ(名)

やわか

やわか ヤハ― (副)
〔「か」は係助詞〕
(1)反語の意を表す。どうして…しようか。「―怺(コラ)へ候や/太平記 17」
(2)万が一にも。よもや。「―さやうには仰せられ候まじ/謡曲・檀風」
(3)それでもなお。「御内方へとは大やうなり,―通ると広言して/曾我 9」

やわし

やわ・し 【飢し】 (形ク)
空腹である。ひもじい。「粥を飲みて―・きを忍び/東大寺風誦文稿」

やわす

やわ・す ヤハス 【和す】 (動サ四)
〔「やはらか」の「やは」の動詞化〕
(1)静まらせる。やわらげる。「言直し―・しまして/祝詞(大殿祭)」
(2)平定する。服従させる。「ちはやぶる人を―・せとまつろはぬ国を治めと/万葉 199」

やわた

やわた ヤハタ 【八幡】
(1)千葉県市川市の地名。
(2)京都府南部の市。木津川・桂川・宇治川が合流して淀川となる狭隘部の南東部を占める。もと淀川水運の河港,石清水(イワシミズ)八幡宮の門前町として発達。住宅地化が進む。
(3)石清水八幡宮のこと。「―を伏し拝み/太平記 4」

やわた=の不知藪(ヤブシラズ)

――の不知藪(ヤブシラズ)
〔千葉県市川市八幡にある竹藪。ここに入った人は二度と出て来られないと言い伝えられたところから〕
(1)出口のわからないやぶ。
(2)出口のわからないこと。迷うこと。やわたしらず。

やわたぐろ

やわたぐろ ヤハタ― [3] 【八幡黒】
黒く染めた柔らかな革。下駄の鼻緒などに用いた。八幡{(3)}の神人が製したという。

やわたごぼう

やわたごぼう ヤハタ―バウ [4] 【八幡牛蒡】
八幡{(2)}あたりでとれるゴボウ。

やわたせいてつじょ

やわたせいてつじょ ヤハタ― 【八幡製鉄所】
1901年(明治34),重工業の基礎となる鉄鋼の国産化を目指し,高炉による銑鋼一貫生産を開始した官営製鉄所。軍需産業の基幹として政府および軍の管轄下に置かれ,34年(昭和9),鉄鋼トラストである日本製鉄株式会社に発展した。第二次大戦後,富士・八幡の両社に分割解体,70年再び合併して,新日本製鉄となった。

やわたそう

やわたそう ヤハタサウ [0] 【八幡草】
ユキノシタ科の多年草。深山に生える。根葉は大形の盾形で掌状に浅裂し,長い柄につく。初夏,高さ約50センチメートルの花茎の頂に黄白色の小五弁花を集散花序につける。

やわたはま

やわたはま ヤハタハマ 【八幡浜】
愛媛県西部,宇和海に面する市。紡織業のほか,漁業・水産加工業が盛ん。山地斜面には夏ミカン・温州ミカンの畑が多い。

やわたまき

やわたまき ヤハタ― [0] 【八幡巻(き)】
下煮したゴボウを芯(シン)にしてアナゴ・ウナギ・牛肉などで巻き,煮たり,付け焼きにした料理。牛蒡巻き。

やわたやま

やわたやま ヤハタ― 【八幡山】
男山の異称。((歌枕))「―西に嵐の秋ふけば/秋篠月清集(秋)」

やわたり

やわたり 【家渡り】
引っ越し。やうつり。「―の祝とて,人あつまり/咄本・醒睡笑」

やわはだ

やわはだ ヤハ― [0] 【柔肌】
柔らかな肌。主に,若い女性の肌にいう。「―のあつき血潮に触れも見で/みだれ髪(晶子)」

やわやわ

やわやわ ヤハヤハ [1] 【柔柔】
■一■ (副)
(1)いかにもやわらかなさま。「ツガサクラの花が,青く―と,穂を抜いてゐる/日本北アルプス縦断記(烏水)」
(2)物腰のやわらかなさま。しなやかなさま。「なつかしくらうたげに―とのみ見え給ふ御けはひの/源氏(若菜下)」
■二■ (名)
(1)〔近世女性語〕
ぼたもち。
(2)〔女房詞〕
吉野紙。[御湯殿上(文明一七)]

やわら

やわら ヤハラ [0] 【柔ら・軟ら・和ら】
■一■ (名)
(1)柔道。柔術。
(2)船が接触した時の衝撃を少なくするため舷側に下げる藁(ワラ)製の球。かませ。じんた。
■二■ (名・形動)
(1)やわらかなこと。多く複合語として用いる。「―だたみ」「―炭(ズミ)」
(2)おだやかで温厚な・こと(さま)。「私が―で申すうち,お返しなさるが,あなたのお為/歌舞伎・四谷怪談」

やわら

やわら 【谷和原】
茨城県南西部,筑波郡の村。小貝(コカイ)川・鬼怒(キヌ)川が南流する低平地。近世,伊奈半十郎父子が開発。

やわら

やわら ヤハラ (副)
そっと。静かに。そろそろと。「火のほのぐらき方に向かつて,―此の刀を抜き出だし/平家 1」
〔歴史的仮名遣いは,一般にこの語を「柔らか」などと同源とみて,「やはら」とする。しかし,「やをら」の転じた形ともみられ,その場合には歴史的仮名遣いが「やわら」となる〕

やわらか

やわらか ヤハ― [3][4] 【柔らか・軟らか】 (形動)[文]ナリ
(1)ふんわりしているさま。「―な土」「―な御飯」
(2)しなやかなさま。柔軟なさま。「―な体」「―な身のこなし」「―な頭」
(3)荒々しくないさま。穏やかなさま。「―な光」「―な表現」「―な声」「―な物腰」

やわらか

やわらか【柔らかな(に)】
soft(ly);→英和
gentle(-tly);→英和
mild(ly);→英和
tender(ly).→英和

やわらかい

やわらか・い ヤハラカイ [4] 【柔らかい・軟らかい】 (形)[文]ク やはらか・し
〔「柔らか」の形容詞化〕
(1)固くなくて,ふんわりしている。また,しなやかである。「―・い布団」「体が―・い」「肌ざわりが―・い」
(2)穏やかなさま。「―・い物腰」「―・い日ざし」
(3)堅苦しくない。くだけている。また,融通性に富んでいる。「―・い話」「頭が―・い」
⇔かたい
[派生] ――さ(名)――み(名)

やわらかもの

やわらかもの ヤハ― [0] 【柔らか物】
手ざわりのやわらかな織物。絹織物。「いつも―を着ている」

やわらがみ

やわらがみ ヤハラ― [3] 【和ら紙】
やわらかな紙。鼻紙などに用いる。吉野紙。

やわらぎ

やわらぎ ヤハラギ [0] 【和らぎ】
やわらぐこと。おだやかになること。また,その状態。

やわらぐ

やわら・ぐ ヤハラグ [3] 【和らぐ】
〔形容動詞「やはら」の動詞化〕
■一■ (動ガ五[四])
(1)激しさや厳しさが静まる。穏やかになる。「寒さが―・ぐ」「表情が―・ぐ」
(2)打ち解ける。むつまじくなる。「兄弟よろこび―・ぎて/日本書紀(顕宗訓)」
(3)やわらかになる。「水がかかれば殊の外―・いでよい/狂言記・皸」
■二■ (動ガ下二)
⇒やわらげる

やわらぐ

やわらぐ【和らぐ】
soften;→英和
lessen (苦痛などが);→英和
calm[cool]down (心が);moderate (暑さが).→英和

やわらげ

やわらげ ヤハラゲ 【和らげ】
難解な事柄を,やさしく説明すること。「フンベツシニクキコトバノ―/天草本伊曾保」

やわらげる

やわらげる【和らげる】
soften;→英和
[苦痛などを]allay;→英和
ease;→英和
lessen;→英和
relieve;→英和
[心を]soothe;→英和
calm (down).→英和

やわらげる

やわら・げる ヤハラゲル [4] 【和らげる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 やはら・ぐ
(1)やわらぐようにする。「緊張を―・げる」「男女の中をも―・げ/古今(仮名序)」
(2)わかりやすくする。平易にする。「万葉集を―・げられけるもこの御すすめとぞ/十訓 7」

やわらこい

やわらこ・い ヤハラ― 【柔らこい】 (形)[文]ク やはらこ・し
〔近世上方語〕
やわらかい。「御当地のは―・いばかりで/滑稽本・浮世風呂 2」

やわらとり

やわらとり ヤハラ― 【柔ら取り】
柔術の古称。また,それに巧みな人。「与作は取手―/浄瑠璃・丹波与作(中)」

やわらやわら

やわらやわら ヤハラヤハラ (副)
そっと。そろそろと。「上なる土をば―と静かに返して/謡曲・谷行」

やわり

やわり [0] 【矢割(り)】
石を割る方法の一。石にうがった穴に鉄の楔(クサビ)を差し込んで,玄能(ゲンノウ)で打ち割るもの。

やんごとない

やんごとな・い [5] 【止ん事無い】 (形)[文]ク やんごとな・し
〔「止む事なし」の転。(2)が原義〕
(1)身分などが高い。高貴だ。「―・い身分」「―・キ御仏,―・キ御方/ヘボン(三版)」
(2)そのままにしてはおかれない。よんどころない。「うちにしも,―・きことありとて出でむとするに/蜻蛉(上)」
(3)尊ぶべきである。重んずべきである。「身に―・く思ふ人のなやむを聞きて/枕草子 276」
(4)並々でない。最高だ。「諸の―・き験有る僧共を召して/今昔 19」
[派生] ――さ(名)

やんしゅう

やんしゅう [1] 【やん衆】
北海道で,ニシン漁などに雇われ働く男たち。やんしゅ。

やんす

やんす (助動)(やんせ(やんしよ)・やんし・やんす・やんす・○・やんせ)
〔近世語〕
活用語の連用形に付く。
(1)尊敬の意を表す。…なさる。「如何様に言ひやつたてて言ひ負けて居ませうかいの,放し〈やんせ〉/歌舞伎・浅間嶽」「まあ,そんな物,逈つてき〈やんしよ〉/浄瑠璃・忠臣蔵」
(2)丁寧の意を表す。ます。「ほんにこはい夢を見〈やんし〉た/歌舞伎・心中鬼門角」「松さきへ上下を二どこいで,堀ゐも二はいあけて来〈やんし〉た/洒落本・遊子方言」
〔(1)語源については,「やしゃんす」から,「やりんす」から,「あんす」からなど,諸説があるが,まだ定説化したものはない。(2)(1)は上方語で,近世前期には主として遊女が用いたが,後期には一般化した。(2)は上方語・江戸語に用いられている〕

やんちゃ

やんちゃ [0] (名・形動)
子供が活発で大人の言うことをきかないこと。いたずらやわがままをすること。また,そのさま。また,そのような人をもいう。「―をする」「―な子」「―坊主」「―盛り」

やんちゃ

やんちゃ
〜な naughty;→英和
mischievous;→英和
playful.→英和
‖やんちゃ坊主 a naughty boy.やんちゃ娘 a tomboy (おてんば).

やんちゃん

やんちゃん (名・形動)
「やんちゃ」に同じ。「いえさ,―がようございますのさ/滑稽本・浮世風呂 2」

やんな

やんな (連語)
〔敬語の助動詞「やる」に禁止の助詞「な」の付いた「やるな」の転。近世上方語〕
…なさるな。「わきへ行き―/歌舞伎・一心二河白道」

やんぬるかな

やんぬるかな 【已んぬる哉】 (連語)
〔「やみぬるかな」の転。漢文訓読調の語〕
もうおしまいだ。どうしようもない。

やんのうぶね

やんのうぶね [5] 【やんのう船】
明治・大正時代,主に鮪延縄(マグロハエナワ)漁業用として房州から伊豆にかけて使われた耐波性のよい和船。

やんのう船

やんのうぶね [5] 【やんのう船】
明治・大正時代,主に鮪延縄(マグロハエナワ)漁業用として房州から伊豆にかけて使われた耐波性のよい和船。

やんばる

やんばる 【山原】
沖縄島の北部山地の通称。

やんばるくいな

やんばるくいな [5] 【山原水鶏】
ツル目クイナ科の鳥。全長30センチメートルほど。背面は暗緑褐色,腹面は黒と白の横縞模様。嘴(クチバシ)と脚が赤い。無飛力と考えられている。1981年(昭和56)に発見。沖縄島北部の固有種で,絶滅危惧種とされる。天然記念物。
山原水鶏[図]

やんばるせん

やんばるせん [0] 【山原船】
江戸時代以来,琉球諸島間の海運に使われた中国系ジャンク技術をもとにした二本マストの小型帆船。主として山原地方の農林産物輸送に従事した。

やんばるてながこがね

やんばるてながこがね [8] 【山原手長黄金虫】
コガネムシの一種。大形で体長約5センチメートル。雄の前脚は長く伸びる。上ばねは黒色で黄褐色の斑紋がある。沖縄島特産で,幼虫・成虫とも原生林の大木の空洞内で生活する。森林の伐採に伴い絶滅が危惧される。天然記念物。

やんま

やんま [0] 【蜻蜓】
ヤンマ科のトンボの総称。多くは体長6センチメートル以上の大形のトンボ。複眼が頭頂で接する。一定の場所を往復して飛ぶ習性がある。ギンヤンマ・ルリボシヤンマ・コシボソヤンマなど。なお,オニヤンマ科・ムカシヤンマ科およびサナエトンボ科の大形種も含めた俗称として用いることもある。[季]秋。

やんま

やんま
《虫》a large dragonfly.

やんや

やんや
〜と喝采する give <a person> hearty cheers[loud applause].

やんや

やんや [1]
■一■ (感)
ほめはやす時に発する語。「―,―の大喝采(カツサイ)」
■二■ (名)
ほめそやすこと。喝采。「何所其所(ドコソコ)で―を獲たる自慢/五重塔(露伴)」

やんわり

やんわり
〜と softly;→英和
gently;mildly.→英和

やんわり

やんわり ヤンハリ [3] (副)スル
やわらかであるさま。穏やかであるさま。「―(と)握る」「―(と)言って聞かす」「―した感触」

やん衆

やんしゅう [1] 【やん衆】
北海道で,ニシン漁などに雇われ働く男たち。やんしゅ。

や否や

やいなや 【や否や】 (連語)
〔接続助詞または係助詞「や」に副詞「いな」,間投助詞「や」の付いたもの〕
(1)〔(2)からの転用〕
活用語の終止形に付いて,同時に,または引き続いて,事が行われるさまを表す。…すると同時に。…するとすぐに。…するが早いか。「家に帰る―,かばんをほうり出して,遊びに出かけていってしまった」「来る―,此様な赤い魚や黒い魚を出いて,何やらむつかしい料理を云付られたが/狂言・惣八(虎寛本)」
(2)活用語の終止形・連体形,および体言に付いて,問いかける意を表す。…かどうか。「思ふべし―。人第一ならずはいかに/枕草子 101」「まづわが腹に玉ありといふは,あるべきこと―/仮名草子・伊曾保物語」

や声

やごえ 【や声】
「や」という掛け声。「―を出してぞ戦ひ合ひたる/太平記 19」

や行

やぎょう [1] 【や行・ヤ行】
五十音図の第八行。や・い・ゆ・え・よ。

ゆ 【揺】
琴をひくとき,左手で弦を揺する奏法。また,その音。「―の音,ふかう澄ましたり/源氏(明石)」

ゆ 【弓】
ゆみ。他の語と複合して用いる。「―がけ」「―はず」「―づか」「―づる」

ゆ (助動)(え・え・ゆ・ゆる・ゆれ・○)
上代の自発・受け身・可能の助動詞。四段・ラ変の動詞の未然形に付く。
(1)ある動作が自然に,また無意識的に実現してしまう意,すなわち自発の意を表す。「慰むる心はなしに雲隠り鳴き行く鳥の音(ネ)のみし泣か〈ゆ〉/万葉 898」「はろはろに思ほ〈ゆる〉かも白雲(シラクモ)の千重(チエ)に隔てる筑紫(ツクシ)の国は/万葉 866」
(2)他から何らかの動作・作用の影響を受ける意,すなわち受け身の意を表す。「白珠(シラタマ)は人に知ら〈え〉ず知らずともよし知らずとも我し知れらば知らずともよし/万葉 1018」「沫雪(アワユキ)に降ら〈え〉て咲ける梅の花君がり遣らばよそへてむかも/万葉 1641」
(3)ある動作をすることができる意,すなわち可能の意を表す。実際には,打ち消しの語を伴って不可能の意を表す例のみが見られる。「日な曇り碓氷(ウスイ)の坂を越えしだに妹が恋ひしく忘ら〈え〉ぬかも/万葉 4407」
〔(1)「らゆ」とともに,中古以降の「る」「らる」に対応する。もっとも,上代でも「る」の例は少しは見られる。(2)命令形の例は見られない。(3)中古以降は一般に用いられなくなるが,その残存形は,「いはゆる」「あらゆる」などの連体詞として,後世まで用いられる。また,「聞こゆ(「聞かゆ」の転)」,「思ほゆ(「思はゆ」の転)」,さらに「おぼゆ」などの動詞の語尾として残存するものもある〕
→らゆ
→る(助動)

ゆ 【柚】
ゆず。[和名抄]

ゆ [1] 【湯】
(1)水を煮えたたせて熱くしたもの。「―ざまし」「鉄瓶の―がたぎっている」
(2)入浴するため,あたためた水。風呂。「―加減」「―にはいる」「―から上がる」
(3)温泉。いでゆ。「箱根の―」「―の里」
(4)金属を溶かして液状にしたもの。「なまりの―」
(5)煎(セン)じ薬。薬湯(ヤクトウ)。「なほ試みに,暫し―を飲ませなどして助け試みむ/源氏(手習)」
(6)船の底にたまった水を忌んでいう語。淦(アカ)。

ゆ 【斎】
神聖であること。斎(イ)み清めること。助詞「つ」を伴って,また直接に名詞に付いて複合語として用いられる。「―庭/日本書紀(神代下訓注)」
→ゆつ

ゆ (格助)
〔上代語〕
(1)動作・作用の時間的・空間的起点を示す。から。「はしきよし我家の方―雲居立ち来(ク)も/日本書紀(景行)」「天地の別れし時―いなむしろ川に向き立ち/万葉 1520」
(2)動作の行われる場所・経由地を示す。「天離(アマザカ)る鄙(ヒナ)の長道(ナガチ)―恋ひ来れば明石の門(ト)より大和島見ゆ/万葉 255」「真野の浦の淀の継ぎ橋心―も思へや妹が夢(イメ)にし見ゆる/万葉 490」
(3)動作の手段を示す。で。「赤駒を山野にはかし捕りかにて多摩の横山徒歩(カシ)―か遣らむ/万葉 4417」
(4)比較の基準を示す。より。「人言はしましそ我妹綱手引く海―まさりて深くしそ思ふ/万葉 2438」
〔上代には,この語とほとんど同じ用法をもつ格助詞に「ゆり」もある。語源については,「ゆり」の補説(1)参照〕
→ゆり
→よ
→より(格助)


(1)五十音図ヤ行第三段の仮名。硬口蓋と前舌との間を狭めて発する半母音と後舌の狭母音とから成る音節。
(2)平仮名「ゆ」は「由」の草体。片仮名「ユ」は「由」の末二画の変形。

ゆ【湯】
hot water;⇒風呂.〜を沸かす boil water.‖男(女)湯 the men's (women's) section.湯加減はいかがですか How is the bath? 湯の町 a hot spring resort;a spa.

ゆ=の辞儀(ジギ)は水になる

――の辞儀(ジギ)は水になる
湯にはいるとき,互いに遠慮して譲り合えば,せっかくの湯も水になってしまうように,遠慮するのも時と場合を考えなければいけない。

ゆ=を使う

――を使・う
湯あみをする。入浴する。

ゆ=を引く

――を引・く
湯あみをする。湯を使う。「湯殿しつらひなどして,御―・かせたてまつる/平家 10」

ゆ=を沸かして水にする

――を沸かして水にする
せっかくの努力を無駄にする。

ゆ=を立てる

――を立・てる
風呂(フロ)を沸かす。風呂を立てる。

ゆあか

ゆあか【湯垢(がつく)】
(be covered with) fur[scale].→英和

ゆあか

ゆあか [3] 【湯垢】
(1)鉄瓶・風呂桶などの内側にこびりつく,垢のようなもの。水にとけている石灰などが固まったもの。
(2)缶石(カンセキ)のこと。

ゆあがり

ゆあがり【湯上がりの(に)】
after having a bath;→英和
straight after a bath.湯上がりタオル a bath towel.

ゆあがり

ゆあがり [2] 【湯上(が)り】
(1)風呂から出たばかりの時。「―の化粧」
(2)入浴後に着るひとえ物。浴衣。

ゆあがりタオル

ゆあがりタオル [5] 【湯上(が)り―】
湯上がりに使う大きいタオル。バス-タオル。

ゆあさ

ゆあさ 【湯浅】
和歌山県北西部,有田郡の町。紀伊水道に面し,港町,熊野街道の宿場町として発達。

ゆあさ

ゆあさ 【湯浅】
姓氏の一。

ゆあさじょうざん

ゆあさじょうざん 【湯浅常山】
(1708-1781) 江戸中期の儒学者。備前岡山藩士。名は元禎,常山は号。服部南郭に古文辞学を学ぶ。藩の寺社・町奉行から判形役に進んだが,重臣たちに忌まれて籠居(ロウキヨ),著述に専念。著「常山紀談」など。

ゆあさとしこ

ゆあさとしこ 【湯浅年子】
(1909-1980) 物理学者。東京生まれ。東京文理科大卒。パリに留学し,β 崩壊を研究。原子核の小数核子系の実験で知られる。日仏交流に尽くした。著「パリ随想」

ゆあたり

ゆあたり [2] 【湯中り】 (名)スル
何度も入浴したり,長く湯につかっていたりしたために,気分が悪くなること。

ゆあたり

ゆあたり【湯中りする】
be affected by hot spring.

ゆあつ

ゆあつ【油圧(計)】
(an) oil pressure (gauge).

ゆあつ

ゆあつ [0] 【油圧】
油を媒体に用いて伝達する圧力。「―ブレーキ」

ゆあつき

ゆあつき [3][2] 【油圧器】
油圧を応用して駆動する機器。

ゆあつしきエレベーター

ゆあつしきエレベーター [8] 【油圧式―】
油圧によって上昇し,自重で下降する方式のエレベーター。

ゆあび

ゆあび [3] 【湯浴び】 (名)スル
「ゆあみ(湯浴)」に同じ。「―して若葉見に行夕かな(鈍可)/曠野」

ゆあみ

ゆあみ [0][3] 【湯浴み】 (名)スル
湯につかって体を暖め,洗うこと。入浴。沐浴。「―する女性を描いた絵」

ゆあみ

ゆあみ【湯浴み】
<take> a bath.→英和

ゆあむ

ゆあ・む 【湯浴む】 (連語)
湯浴みする。入浴する。湯治する。「秋ごろ山ざとにて,―・むるとて/右京大夫集」

ゆあらい

ゆあらい [2] 【湯洗い】
魚介類や肉を熱湯に通したあと冷水で冷やし,身を締めること。

ゆい

ゆい ユヰ 【由井】
姓氏の一。

ゆい

ゆい ユヒ 【由比】
静岡県中部,庵原(イハラ)郡の町。近世,東海道の宿場町。ミカン栽培が盛ん。

ゆい

ゆい ユヒ 【結】
■一■ [0] (名)
(1)結うこと。「その山に標(シメ)結ひ立てて―の恥しつ/万葉 401」
(2) [1][0]
田植えや屋根替え,味噌搗(ミソツ)きなど,一時に多くの労働力を要する仕事をする際に,互いに人手を貸し合うこと。
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)くくり束ねたものを数えるのに用いる。「結束ねたる文ども三―置きたり/今昔 29」
(2)銭を数えるのに用いる。銭一〇〇文を一結とする。「はこびける用途十―をば,御布施に奉るなりとて,すてて帰りにけり/沙石(六・貞享本)」

ゆいあげる

ゆいあ・げる ユヒ― [4] 【結(い)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ゆひあ・ぐ
(1)結んで上の方へ上げる。「髪の毛を高く―・げる」
(2)結び終える。「髪を島田に―・げる」

ゆいいち

ゆいいち [1] 【唯一】
「ゆいいつ(唯一)」に同じ。「神ワ―ナルモノ/ヘボン(三版)」

ゆいいつ

ゆいいつ【唯一の】
only;→英和
sole;→英和
unique.→英和

ゆいいつ

ゆいいつ [1] 【唯一】
ただ一つだけでそれ以外にはないこと。ゆいつ。ゆいいち。「―の楽しみ」「―の手段」「島では舟が―の交通機関だ」

ゆいいつしんきょう

ゆいいつしんきょう [5] 【唯一神教】
⇒一神教(イツシンキヨウ)

ゆいいつしんとう

ゆいいつしんとう 【唯一神道】
吉田(ヨシダ)神道のこと。日本古来の道は神道のみに窮まるとして「唯一」という。唯一宗源神道。

ゆいいつしんめいづくり

ゆいいつしんめいづくり [9] 【唯一神明造り】
〔純粋な神明造りの意から〕
伊勢神宮正殿の様式をいう。

ゆいいつむに

ゆいいつむに [1][1] 【唯一無二】 (名・形動)[文]ナリ
ただ一つだけあって二つとない・こと(さま)。「―の親友」「―の方策」「世界に―の珍宝」

ゆいえん

ゆいえん ユイヱン 【唯円】
(1)鳥喰(トリバミ)の唯円。親鸞の弟子で二十四輩の一人。武蔵楢山の城主。生没年未詳。
(2)河和田(カワダ)の唯円。親鸞の弟子で「歎異抄」の編著者と目される。常陸(ヒタチ)河和田の泉慶寺を開創。生没年未詳。

ゆいかい

ゆいかい [0] 【遺戒・遺誡】
後人のために残すいましめ。遺訓。遺言。いかい。

ゆいがい

ゆいがい [0] 【遺骸】
⇒いがい(遺骸)

ゆいがどくそん

ゆいがどくそん【唯我独尊】
⇒天上.

ゆいがどくそん

ゆいがどくそん [1] 【唯我独尊】
(1)「天上天下(テンジヨウテンゲ)唯我独尊」の略。
(2)世の中で自分ほどえらいものはないと,うぬぼれること。

ゆいがはま

ゆいがはま ユヒ― 【由比ヶ浜】
神奈川県鎌倉市,相模湾に臨む海岸。滑川河口と稲村ヶ崎の間の海岸をさし,河口東部の材木座海岸とともに海水浴場として知られる。

ゆいがみ

ゆいがみ ユヒ― [0] 【結(い)髪】
結い上げた頭髪。けっぱつ。

ゆいがろん

ゆいがろん【唯我論】
《哲》solipsism.→英和

ゆいがろん

ゆいがろん [3] 【唯我論】
⇒独我論(ドクガロン)

ゆいきょう

ゆいきょう [0] 【遺教】
〔「ゆいぎょう」とも〕
(1)教訓を後世に残すこと。また,その教訓。遺訓。
(2)釈迦の残した教え。仏教。「漢土の仏法は弘まりて,―今に流布せり/太平記 24」

ゆいきょうぎょう

ゆいきょうぎょう 【遺教経】
仏教経典。一巻。鳩摩羅什(クマラジユウ)訳とされる。釈迦の最後の教えを内容とする経典。戒に基づく滅後の修行のあり方を説く。特に禅門で重視し,仏祖三経の一。仏垂般涅槃略説教誡経。仏遺教経。

ゆいきょうぎょうえ

ゆいきょうぎょうえ [5] 【遺教経会】
京都市上京区の大報恩寺の釈迦堂で,東山智積院の僧徒が集まって遺教経を講じ,大念仏を修する法会。二月九日から一五日まで行われる。

ゆいきり

ゆいきり ユヒ― [0]
紅藻類テングサ目の海藻。房総半島から九州にかけての沿岸の漸深帯の岩上に生育。高さは5〜20センチメートルで,不規則に数回叉状(サジヨウ)に分岐。丸い葉状の小枝が重なり合って螺旋(ラセン)状に茎をとりまく。寒天製造に用いる。鳥足(トリアシ)。鳥の足。

ゆいぎょう

ゆいぎょう [0] 【遺形】
(1)遺骸。
(2)〔仏〕 仏舎利の異名。

ゆいくら

ゆいくら ユヒ― [0] 【結鞍】
馬の背に物を載せるため,二本の木を縄で結び束ねて鞍のようにした馬具。

ゆいくん

ゆいくん [0] 【遺訓】
⇒いくん(遺訓)

ゆいぐら

ゆいぐら ユヒ― [0] 【結倉】
河川工事に用いる工作物で,蛇籠(ジヤカゴ)に丸太などを結びつけたもの。

ゆいげ

ゆいげ [1] 【遺偈】
高僧が死に臨んで,自己の感懐,信仰の根幹,弟子・後世への教訓などを記した偈。

ゆいげさ

ゆいげさ ユヒ― [0] 【結袈裟】
修験道の山伏がつける袈裟。細長く折り畳んだ布を輪の形に紐(ヒモ)で結び,ところどころに菊綴(キクト)じのような装飾をつける。不動袈裟。

ゆいごん

ゆいごん【遺言】
<leave,make> a will;→英和
one's last words (口頭の).遺言状 a will.遺言者 a testator[testatrix (女)].→英和

ゆいごん

ゆいごん [0] 【遺言】 (名)スル
自分の死んだあとの事について言い残すこと。また,その言葉。「財産の分配について―しておく」「親の―」
〔法律上では「いごん」という〕

ゆいごんしょ

ゆいごんしょ [5] 【遺言書】
遺言状。

ゆいごんじょう

ゆいごんじょう [0] 【遺言状】
遺言を書き記した文書。遺言書。

ゆいしき

ゆいしき [2][0] 【唯識】
〔仏〕
(1)この世の事物・現象は,客体として実在しているのではなく,人間の心の根源である阿頼耶識(アラヤシキ)が展開して生じたものであるとする思想。法相宗(ホツソウシユウ)の根本教義。
→阿頼耶識
(2)「唯識宗」の略。

ゆいしきえ

ゆいしきえ [4] 【唯識会】
唯識論を講讃する法会。古く,奈良春日神社で修した。唯識講。

ゆいしきこう

ゆいしきこう 【唯識講】
⇒唯識会(ユイシキエ)

ゆいしきしゅう

ゆいしきしゅう 【唯識宗】
法相宗(ホツソウシユウ)の別名。

ゆいしきにじゅうろん

ゆいしきにじゅうろん 【唯識二十論】
仏書。世親著。玄奘訳の唯識派の根本的教義書。

ゆいしきは

ゆいしきは 【唯識派】
〔仏〕 中観派と並ぶインド大乗仏教の二大流派の一。唯識説を主張し,瑜伽行(ユガギヨウ)を実践することで心の奥底にある清浄な真理である如来蔵を発現させようとする。弥勒・無着・世親らによって形成され,法相宗に継承された。瑜伽派。

ゆいしきろん

ゆいしきろん 【唯識論】
(1)「成唯識論(ジヨウユイシキロン)」の略。
(2)「唯識二十論」の略。

ゆいしばこもん

ゆいしばこもん ユヒシバ― [5][6] 【結柴小紋】
柴を束ねたような形を小紋に染めた模様。

ゆいしょ

ゆいしょ [1] 【由緒】
〔「ゆしょ」の慣用読み〕
(1)物事の起こり。また,今に至るまでのすじみち。来歴。いわれ。「神社の―を尋ねる」
(2)長い歴史を経て作りあげられた格式。「―のある家柄」「―正しい」

ゆいしょ

ゆいしょ【由緒ある】
of noble birth (家系);historic (歴史的).→英和

ゆいしょうせつ

ゆいしょうせつ ユヰシヤウセツ 【由井正雪】
(1605-1651)
〔姓は「由比」とも〕
江戸初期の軍学者。駿河国由比の人。江戸に出て楠木流軍学の塾を開き多数の門人を集めた。1651年浪人を糾合,三代将軍家光の死に乗じて倒幕を企てたが,事前に露顕,自殺した(慶安事件)。

ゆいしょがき

ゆいしょがき [0] 【由緒書き】
人や物について,その素性・来歴などを記した文書。由来書。

ゆいしん

ゆいしん [0] 【唯心】
(1)〔仏〕
 (ア)この世のすべての事物・現象は心が変化して生じたものであり,心の外なる存在はありえないとする華厳経の中心思想。
 (イ)仏や真理が自分の心の内部にあるとする考え。
(2)〔哲〕 心や精神的なものを,実在するものあるいは中心的なものと考える立場。
⇔唯物

ゆいしんいっとうりゅう

ゆいしんいっとうりゅう 【唯心一刀流】
剣術の一派。江戸初期,伊藤一刀斎景久の門人,古藤田(コフジタ)勘解由左衛門(カゲユザエモン)唯心が創始。

ゆいしんえんぎ

ゆいしんえんぎ [5] 【唯心縁起】
〔仏〕 一切諸法は一心から顕現すると説く考え方。

ゆいしんてき

ゆいしんてき [0] 【唯心的】 (形動)
精神だけが真に実在すると考えるさま。精神が最も価値あるものと考えるさま。「―な考え」

ゆいしんのじょうど

ゆいしんのじょうど 【唯心の浄土】
〔仏〕 浄土は自己の心中に存在するものであるということ。唯心浄土。

ゆいしんのみだ

ゆいしんのみだ 【唯心の弥陀】
⇒己心(コシン)の弥陀(ミダ)

ゆいしんろん

ゆいしんろん【唯心論】
《哲》idealism;→英和
spiritualism;→英和
mentalism.→英和

ゆいしんろん

ゆいしんろん [3] 【唯心論】
〔spiritualism; idealism〕
〔哲〕 心(精神)が究極的な真実在であるとする存在論や世界観上の立場。プラトン・ライプニッツ・ヘーゲルなどがその代表的哲学者。
⇔唯物論
〔認識論上は観念論と呼び,存在論や世界観上での唯心論と呼び分ける〕
→観念論

ゆいせき

ゆいせき 【遺跡】
「いせき(遺跡)」に同じ。「かれはむかしの―也/平家 7」

ゆいぞめ

ゆいぞめ ユヒ― [0] 【結(い)初め】
年が明けて初めて髪を結うこと。初結い。初髪。[季]新年。

ゆいだる

ゆいだる ユヒ― [0] 【結い樽】
(指し樽に対して)たがをはめた断面が円形の,普通の樽。

ゆいちょく

ゆいちょく 【遺勅】
「いちょく(遺勅)」に同じ。「兼ねて―有しかば/太平記 21」

ゆいつ

ゆいつ [1] 【唯一】
⇒ゆいいつ(唯一)

ゆいつける

ゆいつ・ける ユヒ― [4] 【結(い)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ゆひつ・く
(1)結びつける。縛りつける。「鉄の鎖で四肢を銅柱へ―・けられ/刺青(潤一郎)」
(2)(髪などを)結いなれる。「日本髪を―・けている人」

ゆいてい

ゆいてい 【遺弟】
師の死後に残った門弟。いてい。「たちまちに釈迦の―につらなり/平家(灌頂)」

ゆいな

ゆいな [1] 【維那】
⇒いな(維那)

ゆいなずけ

ゆいなずけ ユヒナヅケ [0] 【許嫁】
「いいなずけ(許嫁)」の転。

ゆいのう

ゆいのう【結納】
<exchange> betrothal presents[gifts,money].

ゆいのう

ゆいのう ユヒナフ [0] 【結納】
〔「言納(イヒイレ)」が「ゆひいれ」と訛(ナマ)り,「結納」の字を当てて,これを湯桶(ユトウ)読みにしたもの〕
婚約成立のあかしとして男方から女方へ金品を渡すこと。また,女方から返礼すること。その際の儀式や金品をもいう。「―を交わす」「―金」

ゆいはた

ゆいはた ユヒ― 【結ひ機】
「ゆはた(纈)」に同じ。「頸付(ウナツキ)の童髪(ワラワガミ)には―の袖付け衣着し我を/万葉 3791」

ゆいひも

ゆいひも ユヒ― [0] 【結い紐】
結んだ紐。結ぶための紐。

ゆいび

ゆいび【唯美的】
aesthetic.→英和
唯美主義(者) aestheticism (an aesthete).

ゆいび

ゆいび [1] 【唯美】
美に最高の価値を認めること。

ゆいびしゅぎ

ゆいびしゅぎ [4] 【唯美主義】
⇒耽美主義(タンビシユギ)

ゆいびは

ゆいびは 【唯美派】
⇒耽美派(タンビハ)

ゆいぶつ

ゆいぶつ【唯物論(者)】
materialism (a materialist).→英和
〜的 materialistic.‖唯物史観 historical materialism.唯物弁証法 materialistic dialectics.

ゆいぶつ

ゆいぶつ [0] 【唯物】
〔哲〕 物質的なものを,実在するもの,あるいは中心的なものと考える立場。
⇔唯心

ゆいぶつしかん

ゆいぶつしかん [5][6] 【唯物史観】
⇒史的唯物論(シテキユイブツロン)

ゆいぶつてき

ゆいぶつてき [0] 【唯物的】 (形動)
(1)精神よりも物質を物事の中心にすえて考えるさま。
(2)打算的なさま。

ゆいぶつべんしょうほう

ゆいぶつべんしょうほう [0][7] 【唯物弁証法】
〔哲〕
〔(ドイツ) materialistische Dialektik〕
マルクス主義の方法論。ヘーゲルの弁証法が観念論を基礎としていたのに対し,世界の不断の運動を物質的なものの弁証法的な自己展開とみる立場。弁証法的唯物論。
→弁証法

ゆいぶつろん

ゆいぶつろん [4] 【唯物論】
〔哲〕
〔materialism〕
物質を根本的実在とし,精神や意識をも物質に還元してとらえる考え。唯物論的思想は古代ギリシャ初期,中国・インドなどにも現れているが,近代以後では一八世紀フランスの機械的唯物論,一九世紀のマルクスの弁証法的唯物論などが代表的。マテリアリズム。
⇔唯心論
→観念論

ゆいぶつろんけんきゅうかい

ゆいぶつろんけんきゅうかい 【唯物論研究会】
1932年(昭和7)唯物論の学問的研究を唱えて,戸坂潤・三枝博音らにより創立された研究団体。機関誌「唯物論研究」を発行。

ゆいほどけ

ゆいほどけ ユヒ― [0] 【結い解け】
水引などの結び方の一。祝い事などに用いる結び方。蝶(チヨウ)結び。
→水引

ゆいま

ゆいま 【維摩】
〔梵 Vimalakīrti の音訳である「維摩詰(ユイマキツ)」の略。漢訳して「浄名」「無垢称」〕
古代インドの毘舎離(ビシヤリ)城の富豪で,釈迦の弟子となり在家のまま大乗仏教の奥義に達したと伝えられる人物。維摩経の主人公。
維摩[図]

ゆいまえ

ゆいまえ [3] 【維摩会】
維摩経を講ずる法会。特に,興福寺で一〇月一〇日から一六日までの七日間行われた勅願の法会。藤原鎌足が山科陶原(スエハラ)の邸を寺として講じたのに始まるといわれる。南都三会の一つ。

ゆいまきつ

ゆいまきつ 【維摩詰】
⇒維摩(ユイマ)

ゆいまきょうぎしょ

ゆいまきょうぎしょ 【維摩経義疏】
「維摩経」の注釈書。聖徳太子の著と伝える。三巻。三経義疏の一。

ゆいまぎょう

ゆいまぎょう 【維摩経】
大乗経典。原典は散逸,漢訳に鳩摩羅什(クマラジユウ)訳の「維摩詰所説経」(三巻)など。在家の仏教者である維摩を主人公に,不二に究まる大乗の立場,空(クウ)の精神を明らかにする。

ゆいまのほうじょう

ゆいまのほうじょう 【維摩の方丈】
⇒方丈(ホウジヨウ)(2)

ゆいめ

ゆいめ ユヒ― [0] 【結(い)目】
結んでつなぎ合わせた所。結び目。

ゆいめいていぎ

ゆいめいていぎ [5] 【唯名定義】
ある概念または名辞の使用に関する約束を言い表すもの。したがって十分な定義とは言いがたい。これに対して概念そのものの意義を明らかにするものを実質的定義と呼ぶことがある。名目的定義。

ゆいめいろん

ゆいめいろん [3] 【唯名論】
〔哲〕
〔nominalism〕
中世スコラ哲学の普遍論争における考え方の一。概念的思惟の対象たる普遍を個物に先立つ実在とみる実念論に対して,個物こそが実在であり普遍とは単に物のあとにある名称にすぎないとする。近世哲学の先駆となる。代表者はオッカムなど。ノミナリズム。名目論。

ゆいめいろん

ゆいめいろん【唯名論】
《哲》nominalism.→英和

ゆいめぐらす

ゆいめぐら・す ユヒ― [5] 【結い繞らす】 (動サ五[四])
垣や縄状のもので周囲をかこう。張りめぐらす。「生垣を―・した小さい家/青年(鴎外)」

ゆいもつ

ゆいもつ 【遺物】
死者ののこした物。遺品。[日葡]

ゆいり

ゆいり [0] 【湯入り】
(1)入浴すること。
(2)船底にたまった水あかで船荷がぬれ損ずること。また,その船荷。

ゆいわた

ゆいわた ユヒ― [0] 【結綿】
(1)祝い物に用いる真綿。真綿の中央を結び束ねたもの。
(2)日本髪の髪形の一。島田の中央に赤い鹿(カ)の子絞りなどの懸け綿をかけたもの。未婚の若い女性の髪形。結綿島田。
(3)家紋の一。{(1)}を図案化したもの。
(4)〔建〕 大瓶束(タイヘイヅカ)の下部などに施された{(1)}の形に似た彫刻。綿花(ワタバナ)。
結綿(2)[図]
結綿(3)[図]

ゆいわたびし

ゆいわたびし ユヒ― [4] 【結綿菱】
結綿{(3)}を菱形にしたもの。

ゆう

ゆう イウ 【柚】
植物ユズ。[和漢三才図会]

ゆう

ゆう イウ [1] 【有】
(1)あること。存在すること。「無から―を生じる」
(2)持つこと。持ちもの。所有。「わが―に帰する」
(3)〔仏〕「有(ウ)」に同じ。
(4)漢語名詞の上に付いて,…があるという意を表す。「―資格者」
⇔無

ゆう

ゆ・う ユフ [0][1] 【結う】 (動ワ五[ハ四])
(1)髪をひもで結んだりして形を整える。東京語では,音便形に「いって」「いった」の形も用いられる。「髪を―・う」「桃割れに―・う」
(2)糸状・ひも状の物で,くくったりして組み立てる。「低き鉄柵をみぎひだりに―・ひし真砂路/文づかひ(鴎外)」
(3)糸などでつづる。つくろう。「几帳どものほころび―・ひつつ/枕草子 90」「(水車ヲ)やすらかに(=無造作ニ)―・ひて参らせたりけるが/徒然 51」「桶ヲ―・ウ/日葡」
(4)結ぶ。しばる。結んで印とする。「道の隈廻(クマミ)に標(シメ)―・へ我が背/万葉 115」
[可能] ゆえる

ゆう

ゆう ユフ [0][1] 【夕】
日が暮れて夜になろうとする時。ゆうぐれ。ゆうがた。

ゆう

ゆう イウ [1] 【優】
■一■ (形動)[文]ナリ
(1)しとやかであるさま。上品であるさま。「全く其―な心を尽して,其人を愛恋した故で/小公子(賤子)」
(2)上品で美しいさま。優美であるさま。「かぐや姫のかたち―におはす也/竹取」
(3)じょうずであるさま。すぐれているさま。「年頃添ひ給ひける御耳の聞きなしにや,いと―にあはれに思さるれば/源氏(若菜上)」
→優に
■二■ (名)
成績のすぐれていることを示す評語。普通,優・良・可の三段階の最上位をいうが,さらにその上に「秀」をおくこともある。

ゆう

ゆ・う イフ [0] 【言う・云う・謂う】 (動ワ五[ハ四])
⇒いう

ゆう

ゆう【夕】
⇒夕(ゆう)べ.

ゆう

ゆう イウ [1] 【幽】 (名・形動ナリ)
奥深く静かな・こと(さま)。「―なること太古の如し/金色夜叉(紅葉)」

ゆう

ゆう [1] 【勇】
心が強く,物事に恐れないこと。いさましいこと。勇気。「匹夫の―」

ゆう

ゆう【勇を鼓す】
pluck up one's courage.

ゆう

ゆう イウ 【悠】 (形動ナリ)
ゆったりと落ち着いたさま。「九重の楽―にして/日本開化小史(卯吉)」

ゆう

ゆう [1] 【雄】
(1)おとこ。おす。
(2)すぐれていること。傑出していること。また,その人。「財界の―と目される」

ゆう

ゆう【雄を競う】
compete for leadership[championship].一方の〜 a leader of one's group.

ゆう

ゆう [1] 【用】
(1)〔仏〕
 (ア)真理や事物のもつはたらき。作用(サユウ)。力用(リキユウ)。
 (イ)信者から受けた布施を用いること。受用(ジユユウ)。
(2)「よう(用){■一■(5)}」に同じ。

ゆう

ゆう【言う】
⇒言(い)う.

ゆう

ゆう イフ [1] 【邑】
(1)むら。集落。
(2)中国,西周および春秋時代初期の城壁で囲まれた都市国家。また,諸侯の封土をさす。

ゆう

ゆう【結う】
[髪を]dress;→英和
do (up);→英和
tie (結ぶ).→英和

ゆう

ゆう【優】
[採点記号]A;→英和
excellent.→英和

ゆう

ゆう ユフ [1] 【木綿】
楮(コウゾ)の皮をはいで,その繊維を蒸して水に浸し,裂いて糸としたもの。幣(ヌサ)に用い,神事の際に榊(サカキ)にかけて垂らす。

ゆう

ゆう イウ 【郵】
文書などを取りつぐ宿駅。「―を置て命を伝る/太平記 13」

ゆう

ゆう イウ [1] 【釉】
うわぐすり。陶磁器が液体やガスを吸収しないよう,器物をおおったり線をつけたりするために用いる不透性でガラス質の材料。無色・有色,透明・不透明のものがある。

ゆう

ゆう イウ 【尤】 (形動ナリ)
非常にすぐれているさま。

ゆう=さらず

――さらず
夕方ごとに。毎夕。「今日もかも明日香の川の―かはづ鳴く瀬のさやけかるらむ/万葉 356」

ゆう=を鼓(コ)す

――を鼓(コ)・す
勇気を奮いおこす。

ゆうあい

ゆうあい イウ― [0] 【友愛】 (名・形動)[文]ナリ
(1)兄弟または友人間の情愛。「―の精神」
(2)友情を抱いている・こと(さま)。「妾(ワラワ)が―なる水本君足下(ソツカ)よ/新粧之佳人(南翠)」

ゆうあい

ゆうあい【友愛】
friendship.→英和

ゆうあいかい

ゆうあいかい イウ―クワイ 【友愛会】
1912年(大正1)8月結成された労働組合。鈴木文治ら一五名で結成,初めは共済・修養的性格が強かった。19年大日本労働総同盟友愛会と改称,八時間労働・普通選挙などを要求した。21年日本労働総同盟と改称。
→総同盟(1)

ゆうあかり

ゆうあかり ユフ― [3] 【夕明かり】
夕暮れになお残るほのかな明るさ。残照。

ゆうあく

ゆうあく イウ― [0] 【優渥】 (名・形動)[文]ナリ
〔「渥」は厚い意〕
手厚い・こと(さま)。「萩原伯は徐ろに起て―なる待遇を謝し/新粧之佳人(南翠)」

ゆうあさり

ゆうあさり ユフ― 【夕漁り】 (名)スル
鳥などが夕方に餌(エサ)をあさること。「樫鳥鳴きつ―して/永久百首」

ゆうあらし

ゆうあらし ユフ― [3] 【夕嵐】
夕方に吹く強い風。

ゆうあん

ゆうあん イウ― [0] 【幽暗】 (名・形動)[文]ナリ
奥深く暗い・こと(さま)。「―な拝殿の奥の神鏡のように/朱雀日記(潤一郎)」

ゆうあんづけ

ゆうあんづけ イウアン― [0] 【幽庵漬(け)】
⇒幽庵焼(ヤ)き

ゆうあんやき

ゆうあんやき イウアン― [0] 【幽庵焼(き)・柚庵焼(き)】
〔江戸時代の茶人,北村祐庵が創案したことから〕
ユズの香りをつけたたれに漬けて焼いた魚の焼き物。幽庵漬け。

ゆうい

ゆうい イウヰ [1] 【優位】 (名・形動)[文]ナリ
他の物よりもまさる位置・地位。優越する位置・地位。また,そうした位置・地位にいるさま。
⇔劣位
「―に立つ」「―を占める」

ゆうい

ゆうい【優位(を占める)】
(hold) a dominant position;predominance (predominate) <over> .→英和

ゆうい

ゆうい イウヰ [1] 【有為】 (名・形動)[文]ナリ
才能のあること。役に立つこと。また,そのさま。「前途―の青年」「―の士」

ゆうい

ゆうい [1] 【雄偉】 (名・形動)[文]ナリ
おおしくたくましい・こと(さま)。「体格が―で,面貌の柔和な少年/魚玄機(鴎外)」

ゆうい

ゆうい【有為の】
able;→英和
capable;→英和
promising.

ゆうい

ゆうい イウヰ [1] 【有位】
位階を持っていること。うい。
⇔無位
「―の者」

ゆうい

ゆうい イウ― [1] 【有意】
(1)意味のあること。意義のあること。有意義。
(2)そうしようという意志のあること。また,下心(シタゴコロ)のあること。「―の諸彦は左記の件々御承知にて/露団々(露伴)」

ゆういぎ

ゆういぎ イウ― [3] 【有意義】 (名・形動)[文]ナリ
意義のあること。意味・価値のあること。また,そのさま。
⇔無意義
「―な仕事」「―な夏休み」「時間を―に過ごす」

ゆういぎ

ゆういぎ【有意義な】
significant.→英和

ゆういさ

ゆういさ イウ― [3] 【有意差】
統計学などで,確かに差があり,それは偶然起こったものではないといえるかどうかを検討した結果の差。

ゆういみ

ゆういみ イウ― [3] 【有意味】 (名・形動)[文]ナリ
意味がある・こと(さま)。「お互の胸に強く―に感じた/野菊之墓(左千夫)」

ゆういん

ゆういん イウ― [0] 【誘因】
(1)ある作用をひき起こす原因。ある物事が成立する原因。「電気火花が―となって大爆発が起きた」「事件の―」
(2)疾病の主因の作用を促進して発病を促す要因。主因以外の原因。副因。

ゆういん

ゆういん イウ― [0] 【遊印】
〔遊戯の印の意〕
自分の名や号を彫った印でなく,自分の好む詩句・成語などを彫った印。文人などが自分の書画の落款(ラツカン)の下などに押す。

ゆういん

ゆういん【誘引する】
invite;→英和
attract;→英和
induce.→英和

ゆういん

ゆういん【誘因】
the cause <of> ;→英和
a motive;→英和
an incentive <to> .→英和
〜となる lead to;bring about.

ゆういん

ゆういん イウ― [0] 【幽陰・幽隠】 (名・形動)[文]ナリ
(1)奥深くかくれて,暗く静かな・こと(さま)。「一合毎に石室あり…頗る―なり/不二の高根(麗水)」
(2)世を逃れてかくれ住むこと。また,そのような人。隠遁。「我は国人の知る所とならず―以て世を終るとも/基督信徒の慰(鑑三)」

ゆういん

ゆういん イウ― [0] 【誘引】 (名)スル
注意・興味をさそってひきつけること。さそいこむこと。「不当な方法で購買者を―する」

ゆういん

ゆういん イウイン 【又隠】
裏千家の茶室。千宗旦が隠居に際して造立した四畳半。利休風四畳半茶室の典型とされる。

ゆういん

ゆういん イウ― [0] 【有因】
原因のあること。

ゆういんこうい

ゆういんこうい イウ―カウヰ [5] 【有因行為】
財産の移転・支出の根拠となる法律的原因が無効であれば,それに伴い財産の移転・支出自体も無効となる行為。
⇔無因行為

ゆういんざい

ゆういんざい イウ― [3] 【誘引剤】
昆虫などをさそい集める薬剤。昆虫類が性フェロモンなど特定の化学物質の刺激源に向かう性質などを利用したもの。
→忌避剤

ゆういんしょうけん

ゆういんしょうけん イウ― [5] 【有因証券】
⇒要因証券(ヨウインシヨウケン)

ゆううつ

ゆううつ【憂鬱な】
melancholy;→英和
gloomy.→英和
〜である feel low[blue,gloomy];be depressed; <話> be in the blues.〜な顔をする look blue[depressed].‖憂鬱症 melancholia;hypochondria.

ゆううつ

ゆううつ イフ― [0] 【悒鬱】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
「ゆううつ(憂鬱){(1)}」に同じ。「葉子は…―な険しい色を引きしめた口のあたりに漲らした/或る女(武郎)」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
{■一■}に同じ。「其顔色―として/世路日記(香水)」

ゆううつ

ゆううつ イウ― [0] 【憂鬱・幽鬱】 (名・形動)[文]ナリ
(1)気持ちが晴れ晴れとしないこと。気のふさぐこと。また,そのさま。「試験があるので―だ」「雨の降り出しそうな―な天気」「―そうな顔をする」
(2)草木が生い茂っているさま。《幽鬱》「街道が廃れるにつれて,多くの家族は―な森林を出た/春(藤村)」
[派生] ――さ(名)

ゆううつしつ

ゆううつしつ イウ― [4] 【憂鬱質】
〔心〕 ヒポクラテス以来の四気質の類型の一。わずかなことでも誇大に考えて取り越し苦労をし,いつもくよくよして心が晴れない性質。黒胆汁質(コクタンジユウシツ)。

ゆううら

ゆううら ユフ― 【夕占】
「ゆうけ(夕占)」に同じ。「―を我が問ひしかば―の我に告らく/万葉 3318」

ゆうえい

ゆうえい イウ― [0] 【遊泳・游泳】 (名)スル
(1)泳ぐこと。水泳。「―禁止」
(2)じょうずに世間を渡ること。世渡り。「―術にたけている」

ゆうえい

ゆうえい【遊泳】
swimming.→英和
〜禁止になる Swimming is prohibited.

ゆうえいせいぶつ

ゆうえいせいぶつ イウ― [5] 【遊泳生物】
⇒ネクトン

ゆうえいどうぶつ

ゆうえいどうぶつ イウ― [5] 【遊泳動物】
水生動物のうち,強い遊泳力をもち,水流とは無関係に水中を遊泳して生活する動物の総称。魚類やクジラ類など。

ゆうえき

ゆうえき【有益な】
useful;→英和
beneficial;→英和
instructive (教訓的).〜に使う make the most[best]of;utilize;→英和
use <a thing> to good purpose.

ゆうえき

ゆうえき イウ― [0] 【有益】 (名・形動)[文]ナリ
利益のあること。ためになること。また,そのさま。
⇔無益
「時間を―に使う」「―な話」

ゆうえき

ゆうえき イウ― [0] 【誘掖】 (名)スル
〔「掖」はわきから助ける意〕
みちびき助けること。「少年子弟を―する/伊沢蘭軒(鴎外)」

ゆうえき

ゆうえき イウ― [0] 【郵駅】
古代の宿場。駅家。うまや。

ゆうえきひ

ゆうえきひ イウ― [4] 【有益費】
物の改良のための費用。民法上,有益費を支出した者は,その価格の増加が現存する場合に限り償還を請求できる。
→必要費

ゆうえつ

ゆうえつ イウヱツ [0] 【優越】 (名)スル
他のものよりすぐれていること。「輸出量では日本が―している」

ゆうえつ

ゆうえつ【優越】
superiority.〜する be superior <to> ;surpass.→英和
‖優越感 <have> a sense of one's own superiority <to> .

ゆうえつかん

ゆうえつかん イウヱツ― [4][3] 【優越感】
自分が他人よりすぐれているという感情。
⇔劣等感
「―に浸る」

ゆうえん

ゆうえん [0] イウヱン 【優婉】 ・ イウエン 【優艶】 (名・形動)[文]ナリ
しとやかで美しい・こと(さま)。「―な淑女」「―に円滑に男を自分のかけた陥穽の中に陥れて/或る女(武郎)」

ゆうえん

ゆうえん イウヱン [0] 【幽遠】 (名・形動)[文]ナリ
物事の神髄が奥深く知り尽くせない・こと(さま)。「―な真理」「微妙―なる人生の要求を/善の研究(幾多郎)」

ゆうえん

ゆうえん イウヱン [0] 【遊園】
遊び場・憩いの場として設けられた庭園。

ゆうえん

ゆうえん イウ― [0] 【遊宴】
酒宴を張り,遊び楽しむこと。また,その宴会。

ゆうえん

ゆうえん イウヱン [0] 【悠遠】 (名・形動)[文]ナリ
時間的・空間的にはるかに遠い・こと(さま)。「―のかなた」「―なる太古の世」

ゆうえん

ゆうえん [0] イウヱン 【幽婉】 ・ イウエン 【幽艶】 (名・形動)[文]ナリ
奥深く上品なこと。奥ゆかしく美しいこと。また,そのさま。「―極まりなき此の末段の音楽/ふらんす物語(荷風)」

ゆうえん

ゆうえん【優艶な】
charming;fascinating.

ゆうえんたん

ゆうえんたん イウエン― [0] 【有煙炭】
煤煙を発し,炎を出して燃える石炭の総称。普通の褐炭・瀝青炭(レキセイタン)。

ゆうえんち

ゆうえんち イウヱン― [3] 【遊園地】
遊覧・娯楽のために諸種の乗り物や設備を設けた施設。

ゆうえんち

ゆうえんち【遊園地】
a recreation[pleasure]ground;an amusement park; <英> a funfair.→英和

ゆうおう

ゆうおう [0] 【雄黄】
中国で鶏冠石のこと。日本では,その変質鉱物である石黄(中国では雌黄)の誤称。

ゆうおう

ゆうおう イウワウ 【幽王】
(?-前771) 中国,西周の最後の王。第一二代。褒姒(ホウジ)を寵愛して后にしようとしたため,正妃の父申侯が犬戎(ケンジユウ)と結び,周を攻め,西周は滅びた。

ゆうおう

ゆうおう [0] 【勇往】
勇んで行くこと。恐れずためらわず進んで行くこと。「奮烈―の志気あることかくの如し/西国立志編(正直)」

ゆうおうまいしん

ゆうおうまいしん [0] 【勇往邁進】 (名)スル
目的に向かって,わきめもふらず勇ましく進んで行くこと。「目的に向かって―する」

ゆうか

ゆうか イウ― [1] 【有価】
金銭上の価値があること。

ゆうか

ゆうか [0] 【融化】 (名)スル
とけて変化すること。とけ合って一つのものになること。「自然。人生。神。悉く吾に在りて―する処を得たると信ず/欺かざるの記(独歩)」

ゆうか

ゆうか [1] 【雄花】
⇒おばな(雄花)

ゆうか

ゆうか イウクワ [1] 【遊禍】
陰陽道(オンヨウドウ)で,病気の治療・祈祷(キトウ)などを忌む日。一・五・九月は巳(ミ)の日,二・六・一〇月は寅(トラ)の日,三・七・一一月は亥(イ)の日,四・八・一二月は申(サル)の日。

ゆうかい

ゆうかい [0] 【融解】 (名)スル
(1)とけること。とかすこと。
(2)(加熱または圧力変化によって)固体が液体となる現象。溶融。
⇔凝固

ゆうかい

ゆうかい イウ― [0] 【幽界】
死んでから行くといわれている世界。あの世。黄泉(ヨミ)。冥土(メイド)。
⇔顕界(ゲンカイ)

ゆうかい

ゆうかい [0] 【融会】 (名)スル
(1)とけて一つに集まること。とかして一つに集めること。「神理天工,一心一手の間に―して/獺祭書屋俳話(子規)」
(2)自然に了解すること。

ゆうかい

ゆうかい【誘拐】
kidnapping;→英和
abduction.〜する kidnap;→英和
abduct;→英和
seduce;→英和
carry off <a child> .

ゆうかい

ゆうかい イウ― [0] 【誘拐】 (名)スル
人をだまして連れ去ること。かどわかすこと。「身の代金めあてに―する」

ゆうかい

ゆうかい [0] 【雄快】 (名・形動)[文]ナリ
力強く明快な・こと(さま)。「長崎の風光をして―ならしむるは実に火山力に在り/日本風景論(重昂)」

ゆうかい

ゆうかい【融解する】
melt;→英和
fuse.→英和
‖融解点 the melting point.炉心融解 (a) meltdown.

ゆうかいき

ゆうかいき イウクワイ― [3] 【幽回忌】
死後百日目の仏事供養。

ゆうかいざい

ゆうかいざい イウ― [3] 【誘拐罪】
⇒略取誘拐罪(リヤクシユユウカイザイ)

ゆうかいてん

ゆうかいてん [3] 【融解点】
⇒融点(ユウテン)

ゆうかいねつ

ゆうかいねつ [3] 【融解熱】
融解の際に吸収される熱量。通常その物質の1グラム,1キログラム,または1モルが融解するのに必要な熱量で表す。潜熱の一。
→凝固熱
→融解熱[表]

ゆうかく

ゆうか・く ユフ― 【夕掛く】 (動カ下二)
夕方になる。日が暮れる。「朝顔の―・くるまで匂はざらめや/今鏡(藤波上)」

ゆうかく

ゆうかく イウ― [0] 【遊客】
〔「ゆうきゃく」とも〕
(1)仕事をせずに遊んでいる人。あそびにん。
(2)遊覧の客。観光客。
(3)遊郭で遊ぶ人。嫖客(ヒヨウカク)。
(4)たびびと。

ゆうかく

ゆうかく [1] 【雄核】
⇒精核(セイカク)(1)

ゆうかく

ゆうかく【遊郭】
licensed (prostitute) quarters;a redlight district.

ゆうかく

ゆうかく イウ― [0] 【幽客】
(1)植物ランの異名。
(2)俗世を離れて静かに暮らす人。

ゆうかく

ゆうかく イウ― [1] 【優角】
〔数〕 一点から出る二つの半直線がつくる角のうち,二直角より大きい方の角。
⇔劣角

ゆうかく

ゆうかく イウクワク [0] 【遊郭・遊廓】
遊女を抱えた家が多く集まっている地域。くるわ。遊里。いろざと。いろまち。

ゆうかげ

ゆうかげ ユフ― [3] 【木綿鹿毛】
「白鹿毛(シラカゲ)」に同じ。

ゆうかげ

ゆうかげ ユフ― [0][3] 【夕陰・夕影】
(1)夕方の日光。日暮れがたの微光。
(2)夕日に映える物の姿。「名残り恋しき花の―/源氏(若菜上)」
(3)夕方,物の陰になる所。「影草の生ひたるやどの―に/万葉 2159」

ゆうかげぐさ

ゆうかげぐさ ユフ― 【夕陰草】
夕方の薄明かりの中にある草。朝顔・むくげなどの異名とする説もある。「我がやどの―の白露の/万葉 594」

ゆうかしょうけん

ゆうかしょうけん【有価証券】
valuable securities;a negotiable paper.

ゆうかしょうけん

ゆうかしょうけん イウ― [4] 【有価証券】
財産権を表示する証券で,その権利の移転または行使に証券が必要なもの。手形・小切手・株券・債券・船荷証券・倉庫証券・貨物引換証・商品券の類。

ゆうかしょうけんぎぞうざい

ゆうかしょうけんぎぞうざい イウ―ギザウ― [4][2] 【有価証券偽造罪】
行使の目的で有価証券を偽造・変造または虚偽の記入をする犯罪。

ゆうかしょうけんほうこくしょ

ゆうかしょうけんほうこくしょ イウ― [4][0] 【有価証券報告書】
有価証券の発効を認められている会社が,会社内容について大蔵省に提出する報告書。

ゆうかしょくぶつ

ゆうかしょくぶつ【有花植物】
a flowering plant.

ゆうかずら

ゆうかずら ユフカヅラ 【木綿鬘】
(1)木綿(ユウ)で作ったかずら。物忌みのしるしとして神事に用いた。「神祇官一人中頭に在り。当色―を著る/延喜式(践祚大嘗祭)」
(2)山にかかる雲などを木綿鬘に見立てた語。「住の江の松に夜深くおく霜は神のかけたる―かも/源氏(若菜下)」

ゆうかぜ

ゆうかぜ ユフ― [0] 【夕風】
夕方に吹く風。
⇔朝風

ゆうかぜ

ゆうかぜ【夕風】
an evening breeze.

ゆうかたぎぬ

ゆうかたぎぬ ユフ― 【木綿肩衣】
木綿(ユウ)で織った肩衣。「褨襁(ヒムツキ)の平生(ミズコ)髪には―純裏(ヒツラ)に縫ひ着/万葉 3791」

ゆうかぶつ

ゆうかぶつ イウ― [3] 【有価物】
経済上の価値のある有体物。

ゆうかん

ゆうかん【勇敢】
bravery;→英和
courage.→英和
〜な(に) brave(ly);→英和
courageous(ly);→英和
heroic(ally).→英和

ゆうかん

ゆうかん [0] 【勇敢・勇悍】 (名・形動)[文]ナリ
〔古くは「ようかん」とも〕
物事を恐れることなく積極的にしようとすること。勇気をもって事にあたること。また,そのさま。「―な兵」「―に突撃する」
[派生] ――さ(名)

ゆうかん

ゆうかん【夕刊】
an evening paper;the evening edition <of> .

ゆうかん

ゆうかん イウ― [0] 【幽閑・幽間】 (名・形動)[文]ナリ
奥深くもの静かな・こと(さま)。「―なる風致に馴れし人の上には/緑簑談(南翠)」

ゆうかん

ゆうかん イウクワン [0] 【憂患】 (名)スル
ひどく心配して悩むこと。「世の識者の―する所も/文明論之概略(諭吉)」

ゆうかん

ゆうかん【有閑階級】
the leisure(d) class.‖有閑地 an idle area.有閑マダム a leisured woman.

ゆうかん

ゆうかん イウクワン [0] 【遊観】 (名)スル
遊び歩いて見物すること。遊覧。「昨日は舞場(オドリバ)今日は劇場(シバイ)日として―せざるはなし/花柳春話(純一郎)」

ゆうかん

ゆうかん ユフ― [0] 【夕刊】
夕方に発行する新聞。
⇔朝刊

ゆうかん

ゆうかん イウ― [0] 【有閑】
ひまのあること。時間に余裕があること。

ゆうかん

ゆうかん イウ― [0] 【有感】
地震のゆれが人体に感じられること。
⇔無感
「―地震」

ゆうかんかいきゅう

ゆうかんかいきゅう イウ―キフ [5] 【有閑階級】
資産があり,生産的労働を行わず,ひまな時間を非生産的消費に費やす階級。

ゆうかんち

ゆうかんち イウカン― [3] 【遊閑地】
利用されていない土地。

ゆうかんふじん

ゆうかんふじん イウ― [5] 【有閑夫人】
時間的にも経済的にも余裕があり,趣味や娯楽などで気ままに暮らす夫人。有閑マダム。

ゆうかんマダム

ゆうかんマダム イウ― [5] 【有閑―】
⇒有閑夫人(ユウカンフジン)

ゆうが

ゆうが イウ― [1] 【幽雅】 (名・形動)[文]ナリ
趣が深く上品な・こと(さま)。「見渡す限り―にして,いと麗しき夜景色/慨世士伝(逍遥)」

ゆうが

ゆうが イウ― [1] 【優雅】 (名・形動)[文]ナリ
上品でみやびやかなこと。やさしい美しさのあること。また,そのさま。「―な身のこなし」「―な生活」「―に暮らす」
[派生] ――さ(名)

ゆうが

ゆうが イウグワ [1] 【釉瓦】
色釉(イログスリ)をかけて焼いた煉瓦(レンガ)。

ゆうが

ゆうが【優雅】
⇒優美.

ゆうがい

ゆうがい【有蓋の】
covered.有蓋貨車 <米> a boxcar;→英和
<英> a van.→英和

ゆうがい

ゆうがい イウ― [0] 【有蓋】
おおい,または屋根のあること。
⇔無蓋

ゆうがい

ゆうがい イウ― [0] 【有害】 (名・形動)[文]ナリ
害のある・こと(さま)。
⇔無害
「―食品」「子供に―な本」

ゆうがい

ゆうがい【有害な】
bad <for> ;→英和
harmful[injurious] <to> .

ゆうがいかしゃ

ゆうがいかしゃ イウ―クワ― [5] 【有蓋貨車】
屋根のある貨車。

ゆうがお

ゆうがお【夕顔】
《植》a moonflower.→英和

ゆうがお

ゆうがお ユフガホ 【夕顔】
(1)源氏物語の巻名。第四帖。
(2)源氏物語の作中人物。三位の中将の女(ムスメ)。玉鬘(タマカズラ)の母。帚木(ハハキギ)の巻で頭の中将の恋人常夏(トコナツ)の女として登場。のち光源氏と知り合い,六条辺りの院に伴われた夜,物の怪(ケ)に襲われて急死。年一九歳。
(3)能の一。世阿弥作か。三番目物。源氏物語に基づく。都へ上った豊後(ブンゴ)国の僧が,五条辺りで夕顔の上の跡を弔っていると,その霊が現れ,光源氏と契りを結んだ昔をしのんで舞い,僧の回向(エコウ)を喜んで消える。

ゆうがお

ゆうがお ユフガホ [0] 【夕顔】
(1)ウリ科のつる性一年草。アフリカ・アジアの熱帯地方原産。茎は長く伸び,葉は円心形。雌雄同株。夏の夕方,先が五裂した白色の花を開く。果実は大形の円柱形あるいは扁球形で,若いものは干瓢(カンピヨウ)の原料とし,また食用。熟果は器や置物に加工する。黄昏草(タソガレグサ)。[季]夏。《風呂沸いて―の闇さだまりぬ/中村汀女》
(2)ヨルガオの別名。
夕顔(1)[図]

ゆうがおだな

ゆうがおだな ユフガホ― [0][4] 【夕顔棚】
夕顔のつるをはわせるために作った棚。

ゆうがおひょうたん

ゆうがおひょうたん ユフガホヘウ― [5] 【夕顔瓢箪】
昆虫エビガラスズメの別名。

ゆうがおべっとう

ゆうがおべっとう ユフガホ―タウ [5] 【夕顔別当】
昆虫エビガラスズメの別名。

ゆうがぎく

ゆうがぎく イウガ― [3] 【柚香菊】
キク科の多年草。山野に多い。高さ約50センチメートル。葉は披針形で羽裂。夏から秋,径約2.5センチメートルの頭花を散房状につける。花は白に近い紫で,中心部は黄色。一般に野菊と呼ばれる種類の一種。

ゆうがく

ゆうがく イウ― [0] 【遊学】 (名)スル
ふるさとを離れて,よその土地や国に行って勉強すること。「東京に―する」

ゆうがく

ゆうがく イウ― [0] 【遊楽】
(1)音楽を奏し舞を舞うこと。歌舞。
(2)猿楽能。「―の道は一切物まね也といへども/申楽談儀」

ゆうがく

ゆうがく【遊学する】
go <to a country> to study;go abroad for study (海外に).

ゆうがし

ゆうがし ユフ― [0] 【夕河岸】
夕方に立つ魚河岸の市。[季]夏。

ゆうがすみ

ゆうがすみ ユフ― [3] 【夕霞】
夕方に立つ霞。晩霞。[季]春。

ゆうがた

ゆうがた ユフ― [0] 【夕方】
日が暮れ始めて夜になるまでの間。夕刻。夕暮れ。

ゆうがた

ゆうがた【夕方に】
toward[in the]evening.

ゆうがとう

ゆうがとう【誘蛾灯】
a light trap.

ゆうがとう

ゆうがとう イウガ― [0] 【誘蛾灯】
昆虫の走光性を利用し,虫をさそい寄せて駆除する灯火装置。[季]夏。《鬱々と蛾を獲つゝある―/阿波野青畝》

ゆうがらす

ゆうがらす ユフ― [3] 【夕烏】
夕暮れ時の烏。晩鴉(バンア)。

ゆうき

ゆうき ユフキ 【結城】
姓氏の一。

ゆうき

ゆうき イウ― [1] 【幽鬼】
(1)亡霊。幽霊。
(2)ばけもの。おばけ。

ゆうき

ゆうき イウ― [1] 【有期】
一定の期間があること。期間が定まっていること。
⇔無期

ゆうき

ゆうき【有期公債】
a terminable loan.有期懲役 penal servitude for a term.→英和

ゆうき

ゆうき [1] 【勇気】
物事を恐れない強い心。いさましい意気。「―を奮い起こす」「―百倍」

ゆうき

ゆうき イウ― [1] 【有機】
(1)生命をもち,生活機能や生活力を備えていること。
(2)生物体のように,全体を構成している各部分が,互いに密接な統一と関連をもっていること。
(3)「有機化学」「有機化合物」「有機物」の略。
⇔無機

ゆうき

ゆうき イウ― [1] 【憂喜】
うれいとよろこび。喜憂。

ゆうき

ゆうき イウ― [1] 【遊嬉】 (名)スル
遊び楽しむこと。遊楽。嬉遊。「己れを愛撫し己れを―せしむる/即興詩人(鴎外)」

ゆうき

ゆうき イウ― [1] 【誘起】 (名)スル
刺激して発生させること。「全身全力を捧げて情緒の―につとめ/文学論(漱石)」

ゆうき

ゆうき [1] 【雄毅・勇毅】 (名・形動)[文]ナリ
いさましく強い・こと(さま)。「創造する人の至難至艱の事を忍び,―にして沮(ハバマ)ず/西国立志編(正直)」

ゆうき

ゆうき [1] 【雄気】
雄々しい気質。

ゆうき

ゆうき【勇気】
courage;→英和
bravery;→英和
boldness (大胆).→英和
〜のある courageous;→英和
brave;→英和
bold.→英和
〜を出す pluck up one's courage.

ゆうき

ゆうき【有機物(化学)】
organic matter (chemistry).有機化合物 an organic compound.有機体 an organism.→英和
有機農業 organic farming.有機肥料 organic fertilizer.

ゆうき

ゆうき ユフキ 【結城】
(1)茨城県西部の市。鬼怒川中流西岸にある。中世は結城氏の,近世は水野氏の城下町。古くからの絹・綿織物の産地。
(2)「結城紬(ツムギ)」の略。

ゆうきあいそうか

ゆうきあいそうか ユフキアイサウクワ 【結城哀草果】
(1893-1974) 歌人。山形県生まれ。本名,光三郎。斎藤茂吉に師事し,「山塊」「赤光」を創刊主宰。

ゆうきうじとも

ゆうきうじとも ユフキウヂトモ 【結城氏朝】
(1402-1441) 室町中期の武将。下総(シモウサ)の人。上杉氏と対立し,1440年足利持氏の遺子を奉じて結城合戦を起こしたが,敗れて自殺。

ゆうきえいよう

ゆうきえいよう イウ―ヤウ [4] 【有機栄養】
炭素源として他の生物の作った有機物を摂取する栄養形式。すべての動物やクロロフィルをもたない植物および多くの細菌が行う。従属栄養。他給栄養。他養。
⇔無機栄養

ゆうきえんそかごうぶつ

ゆうきえんそかごうぶつ イウ―クワガフブツ [8] 【有機塩素化合物】
塩素を含む炭素化合物。DDT ・ PCB ・ダイオキシン・塩化ビニルなど,多くは人体や環境に有害。

ゆうきえんそざい

ゆうきえんそざい イウ― [6] 【有機塩素剤】
塩素原子を含む有機化合物からなる医薬・農薬・殺虫剤などの総称。BHC ・ DDT など。毒性が強く,体内蓄積性が大きく分解性が悪いので,一部の医薬を除き,現在では製造・使用が禁止されている。

ゆうきおん

ゆうきおん イウキ― [3] 【有気音】
破裂音のうち,破裂の直後に強い気息を伴うもの。中国語・朝鮮語などでは有気・無気を区別するが,日本語では,沖縄方言の一部を除き,一般にはその区別がない。帯気音。
⇔無気音

ゆうきかがく

ゆうきかがく イウ―クワ― [4] 【有機化学】
有機化合物を研究対象とする化学の一分野。
⇔無機化学

ゆうきかごうぶつ

ゆうきかごうぶつ イウ―クワガフ― [5] 【有機化合物】
炭素を含む化合物(二酸化炭素や金属の炭酸塩などの少数の例外を除く)の総称。炭素原子からなる骨格を構造の基本として,決まった分子構造をもつ。生物体を構成する重要な要素で,ウェーラーによる尿素の合成(1828年)以前は,生命力によってのみつくられるとされていた。現在,約一〇〇〇万の種類が知られ,日用品・工業製品・医薬品などの素材として広く用いられる。
⇔無機化合物

ゆうきかっせん

ゆうきかっせん ユフキ― 【結城合戦】
1440年,結城氏朝が鎌倉公方足利持氏の遺子(春王・安王)を擁立して幕府に抗した戦い。将軍足利義教はただちに関東管領上杉氏に討伐を命じ,攻城一年余のすえ城はおち,氏朝は自殺し,春王・安王は殺された。

ゆうきがん

ゆうきがん イウ― [3] 【有機岩】
⇒生物岩(セイブツガン)

ゆうきがんりょう

ゆうきがんりょう イウ―レウ [4] 【有機顔料】
有機化合物を着色成分とする顔料。色相が豊富で鮮明,着色力や透明性が大きい。印刷インクその他に用いる。色素自身が水に不溶性のものと,水溶性色素を不溶性に変えたレーキとに大別される。

ゆうききんぞくかごうぶつ

ゆうききんぞくかごうぶつ イウ―クワガフブツ [9] 【有機金属化合物】
金属原子が直接,炭素原子と結合している有機化合物の総称。グリニャール試薬・テトラエチル鉛などはその例。

ゆうきけい

ゆうきけい イウ― [3] 【有期刑】
一定期間の拘禁を内容とする自由刑。一か月以上15年以下の期間の定めがある有期懲役・有期禁錮と,三〇日未満の期間の定めがある拘留の三種がある。
⇔無期刑

ゆうきけはっと

ゆうきけはっと ユフキ― 【結城家法度】
下総(シモウサ)の戦国大名結城政勝が1556年に制定した分国法。一〇六条が現存。内容は多方面にわたるが,特に家臣団の統制や商人・下人の身分に関する規定が多い。結城家新法度。

ゆうきこうさい

ゆうきこうさい イウ― [4] 【有期公債】
償還期限が定められている公債。有期償還公債。
→永久公債

ゆうきこうぶつ

ゆうきこうぶつ イウ―クワウ― [4] 【有機鉱物】
生物起源の鉱物。琥珀(コハク)・石炭・石油など。

ゆうきこうぶんし

ゆうきこうぶんし イウ―カウ― [6] 【有機高分子】
有機化合物に属する高分子化合物。各種の合成樹脂・合成繊維がその例。
→高分子化合物

ゆうきさいばい

ゆうきさいばい イウ― [4] 【有機栽培】
有機質肥料を用いた栽培。農水省の表示ガイドラインでは,化学合成農薬・化学肥料などを使用しないものをいう。
→無農薬栽培
→減農薬栽培

ゆうきさん

ゆうきさん イウ― [3] 【有機酸】
酸の性質をもつ有機化合物。一般に弱酸で,カルボン酸・スルホン酸・フェノール類などに分けられる。酢酸・乳酸・ベンゼンスルホン酸・フェノールなど。
⇔無機酸

ゆうきざ

ゆうきざ ユフキ― 【結城座】
(1)江戸時代の人形浄瑠璃の一座。宝永年間(1704-1711)に初代結城孫三郎が説経節により江戸葺屋町に一座を開いたのが最初と伝えられるが定かでない。
(2)明治末年に九代目結城孫三郎の興した糸操りの一座。

ゆうきしつ

ゆうきしつ イウ― [3] 【有機質】
有機物を含んでいるもの。

ゆうきしつひりょう

ゆうきしつひりょう イウ―ヒレウ [6] 【有機質肥料】
有機質成分からできている肥料。肥料効果のほかに土壌を改善するはたらきをもつ。堆肥・魚粉・油粕・大豆粕など。
⇔無機質肥料

ゆうきしょう

ゆうきしょう [3] 【雄器床】
苔(コケ)類の葉状体で,造精器を生じる部分。雄器托(タク)。

ゆうきじま

ゆうきじま ユフキ― [0] 【結城縞】
結城紬(ツムギ)・結城木綿の縞織物。

ゆうきすいぎんざい

ゆうきすいぎんざい イウ― [6] 【有機水銀剤】
水銀原子が直接炭素原子と結合している有機化合物からなる医薬・農薬・防腐剤の総称。広く使われたが,その毒性のため多くのものは現在使用されていない。

ゆうきすいぎんちゅうどく

ゆうきすいぎんちゅうどく イウ― [8] 【有機水銀中毒】
有機水銀化合物による中毒。中枢神経系などに障害が生じる。メチル水銀は最も毒性が強く,水俣病の原因となった。

ゆうきすず

ゆうきすず イウ― [3] 【有機錫】
スズを含む炭素化合物。船底塗料・漁網防汚剤に使われるトリブチルスズ化合物やトリフェニルスズ化合物による環境汚染が問題となっている。

ゆうきたい

ゆうきたい イウ― [0] 【有機体】
生命現象をもっている個体,つまり生物。有機体においては各部分が互いに関係をもつとともに全体との間に内面的な必然的連関をもち,単なる部分の寄せ集めではない一つの統一体をつくる。広義には,こうした有機体の本質に類比させて社会・国家・民族をもいう。
〔organism; organic body の訳語〕

ゆうきたいてきせかいかん

ゆうきたいてきせかいかん イウ―セカイクワン [9] 【有機体的世界観】
人間はもちろん,この世の構成物であるあらゆるものすべては,互いに内面的関係をもっており,孤立したものではないとする見方。古代には一般的であったが,近代ではドイツ-ロマン主義やコント・スペンサーらの社会有機体説に現れている。

ゆうきたく

ゆうきたく [3] 【雄器托】
⇒雄器床(ユウキシヨウ)

ゆうきつむぎ

ゆうきつむぎ ユフキ― [4] 【結城紬】
結城市で作られる丈夫な絹織物。絣(カスリ)や縞(シマ)織にする。結城。

ゆうきづける

ゆうきづ・ける [5] 【勇気付ける】 (動カ下一)
相手を励まして勇気を与える。

ゆうきてき

ゆうきてき イウ― [0] 【有機的】 (形動)
有機体のように多くの部分が集まって一つの全体を構成し,その各部分が密接に結びついて互いに影響を及ぼし合っているさま。「―な関係」「―に結びつく」

ゆうきともみつ

ゆうきともみつ ユフキ― 【結城朝光】
(1168-1254) 鎌倉初期の武将。小山政光の子。源頼朝に従って旧領下総結城を安堵され,結城氏を称した。鎌倉幕府の有力御家人の一人。

ゆうきとよたろう

ゆうきとよたろう ユフキトヨタラウ 【結城豊太郎】
(1877-1951) 銀行家。山形県生まれ。東大卒。日銀理事から安田財閥の中枢に転じ,さらに日本興業銀行総裁,林内閣蔵相を経て戦時下の日銀総裁をつとめた。

ゆうきねんきん

ゆうきねんきん イウ― [4] 【有期年金】
支払い期間があらかじめ定められ,その期間の被保険者の生存を条件に支給される年金。定期年金。
→無期年金

ゆうきのうぎょう

ゆうきのうぎょう イウ―ゲフ [4] 【有機農業】
肥料・農薬に化学製品の使用を避けて有機肥料を投入,土壌中の生態系を活用して地力を培(ツチカ)い,安全な食糧生産をめざす農法および農業。

ゆうきひでやす

ゆうきひでやす ユフキ― 【結城秀康】
(1574-1607) 江戸初期の武将。徳川家康の二男。幼名,於義伊(オギイ)。小牧・長久手の戦いの講和に際し,豊臣秀吉の養子となった。のち下総(シモウサ)結城氏を継ぎ,関ヶ原の戦いののち松平姓に復し,越前北庄六七万石を領す。

ゆうきひりょう

ゆうきひりょう イウ―レウ [4] 【有機肥料】
植物質や動物質からなる肥料。木灰・緑肥・堆肥・厩肥(キユウヒ)・油粕・魚粉・糞尿など。化学肥料に対していう。

ゆうきぶつ

ゆうきぶつ イウ― [3] 【有機物】
(1)生物体を構成・組織する,炭素を主な成分とする物質。
⇔無機物
(2)「有機化合物」の略。

ゆうきまごさぶろう

ゆうきまごさぶろう ユフキマゴサブラウ 【結城孫三郎】
手操りの人形遣い。
(1)(初世)江戸中期の説経節太夫。江戸葺屋町に人形芝居結城座を開いたといわれる。生没年未詳。
(2)(九世)(1869-1947) 従来の手操りを改革し,芸域を広げた。名跡は子から孫へと伝えられる。

ゆうきむねひろ

ゆうきむねひろ ユフキ― 【結城宗広】
(?-1338) 鎌倉末・南北朝時代の武将。白河結城氏。法名,道忠。鎌倉幕府討滅に功をたて,建武政府では奥州評定衆となった。南北朝内乱が始まると,南朝方の武将として各地に転戦,海路東国に赴く途中,伊勢で病死。

ゆうきもめん

ゆうきもめん ユフキ― [4] 【結城木綿】
結城紬(ツムギ)に似せて作った木綿の縞(シマ)織物。綿結城。足利(アシカガ)に始まったので,足利結城ともいう。

ゆうきゃく

ゆうきゃく イウ― [0] 【遊客】
⇒ゆうかく(遊客)

ゆうきゃく

ゆうきゃく イウ― [0] 【誘客】
お客を誘致すること。「―作戦」

ゆうきゃく

ゆうきゃく イウ― [0] 【遊脚】
人体立像で,身体の重みのかからない方の脚。

ゆうきゅう

ゆうきゅう【有給休暇】
a paid holiday[vacation].

ゆうきゅう

ゆうきゅう イウキウ [0] 【有休】
「有給休暇」の略。有給。

ゆうきゅう

ゆうきゅう イウキフ 【有給】
給料が支払われていること。
⇔無給

ゆうきゅう

ゆうきゅう【悠久の】
eternal;→英和
everlasting;→英和
permanent.→英和

ゆうきゅう

ゆうきゅう イウキウ [0] 【悠久】 (名・形動)[文]ナリ
はてしなく長く続いている・こと(さま)。「―の大義」「―な営み」「―の歴史の流れ」
[派生] ――さ(名)

ゆうきゅう

ゆうきゅう イウキウ [0] 【遊休】
設備などが利用されずにほうっておかれること。「―地」

ゆうきゅう

ゆうきゅう【遊休施設】
idle equipment.遊休資本 unemployed capital.

ゆうきゅうきゅうか

ゆうきゅうきゅうか イウキフキウ― [5] 【有給休暇】
出勤と同様に賃金の支給される休暇。
→年次有給休暇

ゆうきゅうしほん

ゆうきゅうしほん イウキウ― [5] 【遊休資本】
運用・利殖を目的とする資金でありながら,貸付先・投資先がなくて活用されていない資本。遊資。

ゆうきゅうひ

ゆうきゅうひ イウキウ― [3] 【遊休費】
⇒アイドル-コスト

ゆうきょ

ゆうきょ イウ― [1] 【幽居】 (名)スル
俗世間を避けてもの静かな所にひきこもって暮らすこと。また,その住居。閑居。

ゆうきょう

ゆうきょう【遊興する】
make merry;have a spree.→英和
遊興(飲食)税 the amusement (eating and drinking) tax.

ゆうきょう

ゆうきょう [0] 【雄強・勇強】 (名・形動)[文]ナリ
雄々しく力強い・こと(さま)。「―な将兵」

ゆうきょう

ゆうきょう イウ― [0] 【遊興】 (名)スル
おもしろく遊ぶこと。特に,料理屋や待合などで酒を飲んだりして遊ぶこと。「―にふける」「金にまかせて―する」

ゆうきょう

ゆうきょう イウケフ [0] 【遊侠・游侠】
仁義を守り,任侠を売り物にする人。おとこだて。侠客。

ゆうきょう

ゆうきょう [0] 【勇侠】 (名・形動)[文]ナリ
勇ましくて義侠心に富む・こと(さま)。

ゆうきょう

ゆうきょう イウ― [0] 【幽興】
奥ゆかしいおもむき。奥深い情趣。「―限りなし/日乗(荷風)」

ゆうきょう

ゆうきょう イウキヤウ [0] 【幽境】
人里はなれた静かな所。

ゆうきょう

ゆうきょう [0] 【勇怯】
勇気のあることと臆病なこと。「其品行の優劣,心志の―/学問ノススメ(諭吉)」

ゆうきょくせいぶんし

ゆうきょくせいぶんし イウキヨクセイ― [7] 【有極性分子】
⇒極性分子

ゆうきようざい

ゆうきようざい イウ― [4] 【有機溶剤】
溶解・抽出・洗浄などに用いる有機化合物。ハロゲン化物・アルコール類・エステル類・エーテル・アセトン・ベンゼン・トルエンなどがある。トリクロロエチレンやテトラクロロエチレンなどは半導体産業などで洗浄に用いられ,地下水汚染の原因として問題になっている。

ゆうきりんざい

ゆうきりんざい イウ― [4] 【有機燐剤】
リンを含む有機化合物からなる農薬・殺虫剤。パラチオンなど。人畜に対する毒性も強く,製造と使用はきびしく制限されている。

ゆうきん

ゆうきん イウ― [0] 【遊金】
さしあたり使いみちがなくて,しまってある金・資本。あそびがね。あそびきん。

ゆうきん

ゆうきん イウ― [0] 【游禽】
水面に浮かんで休息したり餌(エサ)をさがす鳥類の総称。水かきをもち,脂腺が発達し,遊泳に適した形態をそなえる。ガンカモ類・カモメ・ウなど。

ゆうきガラス

ゆうきガラス イウ― [4] 【有機―】
プラスチックのうち,透明で強度があり,ガラスの代用品となるもの。メタクリル樹脂がその代表。ほかにポリスチレン・ポリ塩化ビニルなど。傷つきやすいが,成形加工が容易で軽く割れにくい。

ゆうきハロゲンかごうぶつ

ゆうきハロゲンかごうぶつ イウ―クワガフブツ [9] 【有機―化合物】
塩素などのハロゲン族元素を含む炭素化合物。有害なものが多い。

ゆうぎ

ゆうぎ イウ― [1] 【遊技】
遊びとして行うわざ。特に,ゲームに景品などがかかった遊びや勝負事。パチンコ・射的・ビリヤードなど。「―場」

ゆうぎ

ゆうぎ イウ― [1] 【遊戯】 (名)スル
(1)遊びたわむれること。あそびごと。
(2)幼稚園や小学校などで,運動と娯楽を兼ね,集団内での役割を自覚させることなどを目的として一定の方法に従って行う遊び。自由遊戯と組織的遊戯とがある。

ゆうぎ

ゆうぎ イウ― [1] 【友誼】
友達のよしみ。友達どうしの仲。友情。「―に厚い人」「―を深める」「―団体」

ゆうぎ

ゆうぎ【遊戯】
play;→英和
a game;→英和
a pastime.→英和
〜をする play (a game).‖遊戯場 a recreation hall;a playground (運動場).

ゆうぎてき

ゆうぎてき イウ― [0] 【遊戯的】 (形動)
遊び気分で物事をするさま。

ゆうぎもん

ゆうぎもん イウギ― 【遊義門・遊宜門】
平安京内裏内郭十二門の一。西面し,陰明門の北にあった。右廂門(ウシヨウモン)。
→内裏

ゆうぎょ

ゆうぎょ イウ― [1] 【游魚・遊魚】
泳いでいる魚。

ゆうぎょ

ゆうぎょ イウ― [1] 【遊漁】
職業としてではなく,楽しみとして釣りや漁(リヨウ)をすること。「―料」「―船」

ゆうぎょう

ゆうぎょう イウゲフ [0] 【有業】
職業をもっていること。

ゆうぎり

ゆうぎり【夕霧】
(an) evening mist.

ゆうぎり

ゆうぎり ユフ― [0] 【夕霧】
夕方にたちこめる霧。
⇔朝霧
[季]秋。《一藪は別の―かかるなり/一茶》

ゆうぎり

ゆうぎり ユフギリ 【夕霧】
(1)源氏物語の巻名。第三九帖。
(2)源氏物語の作中人物。光源氏と葵の上との子。妻は雲井の雁(カリ)。実直な性格で,左大臣となる。大学の君。冠者(カザ)の君。
(3)(1654-1678) 大坂新町の扇屋の遊女。容姿が美しく諸芸に秀でた理想的な女性であったという。死後,これをモデルとした浮世草子・浄瑠璃・歌舞伎が多く作られ,近松の「夕霧阿波鳴渡」が有名。
(4)歌舞伎舞踊の一。近松門左衛門の「夕霧阿波鳴渡」の中の吉田屋の段を舞踊化したもので,富本・常磐津・清元・新内などに数多く作曲されている。

ゆうぎりあわのなると

ゆうぎりあわのなると ユフギリアハ― 【夕霧阿波鳴渡】
人形浄瑠璃。世話物。近松門左衛門作。1712年初演。大坂新町の遊女夕霧と藤屋伊左衛門との恋愛を描いたもの。夕霧の三十五回忌追善に書かれた。

ゆうぎりいざえもん

ゆうぎりいざえもん ユフギリイザヱモン 【夕霧伊左衛門】
遊女夕霧とその愛人藤屋伊左衛門(架空の人物)。また,二人の情話を扱った演劇の通称。歌舞伎「夕霧七年忌」,浄瑠璃「夕霧阿波鳴渡」「傾城阿波の鳴門」「廓文章」などがある。
→吉田屋

ゆうぎりょうほう

ゆうぎりょうほう イウ―レウハフ [4] 【遊戯療法】
心理療法の一。治療者とクライアントが遊びを通して交流し,感情や葛藤(カツトウ)の表現をはかるもの。子供の心理治療における代表的技法。プレー-セラピー。

ゆうぎん

ゆうぎん イウ― [0] 【遊吟】 (名)スル
散策しつつ,詩歌を作り,また吟ずること。吟行。

ゆうく

ゆうく イウ― [1] 【憂懼】 (名)スル
心配し恐れること。「大に―し之が為め寝食を絶つ事数日に及べり/新聞雑誌 43」

ゆうく

ゆうく イウ― [1] 【憂苦】 (名)スル
うれえくるしむこと。心配して気にやむこと。「猶更に―し相謀て言ひけるは/経国美談(竜渓)」

ゆうくれない

ゆうくれない ユフクレナヰ 【夕紅】
夕方,西の空が紅色になること。「入日さす―の色はえて/金葉(春)」

ゆうくん

ゆうくん イウ― [1] 【遊君】
あそびめ。うかれめ。遊女。

ゆうぐ

ゆうぐ イウ― [1] 【憂惧・憂虞】 (名)スル
心配し恐れること。「―する所と反対の結果を来して/一隅より(晶子)」

ゆうぐ

ゆうぐ イウ― [1] 【遊具】
遊戯に用いる器具。遊び道具。

ゆうぐう

ゆうぐう【優遇する】
treat[receive] <a person> warmly;give a hearty welcome;[給料]pay a good salary;pay <a person> well.

ゆうぐう

ゆうぐう イウ― [0] 【優遇】 (名)スル
手厚くもてなすこと。大切に扱うこと。好遇。厚遇。
⇔冷遇
「経験者を―する」

ゆうぐうきんり

ゆうぐうきんり イウ― [5] 【優遇金利】
(1)貸し出し先の信用度や貸し出しの性質に応じ,一般金利よりも低い金利を適用すること。
(2)日本銀行の制度金融に基づく貸し出しにおいての低金利適用のこと。
→プライム-レート

ゆうぐうてがた

ゆうぐうてがた イウ― [5] 【優遇手形】
日本銀行が市中金融機関に貸し付けする際,政策的な見地から適用金利や担保価格を優遇している手形。
⇔並手形

ゆうぐし

ゆうぐし イウグ― 【有虞氏】
中国の五帝の一,舜(シユン)のこと。

ゆうぐも

ゆうぐも ユフ― [0][3] 【夕雲】
夕方の雲。暮雲。

ゆうぐもり

ゆうぐもり ユフ― [0][3] 【夕曇(り)】
夕方曇ること。また,夕方の曇り空。
⇔朝曇り

ゆうぐれ

ゆうぐれ ユフ― [0] 【夕暮れ】
日が暮れる頃。日ぐれ。たそがれ。「―どき」

ゆうぐれ

ゆうぐれ ユフグレ 【夕暮】
⇒前田(マエダ)夕暮

ゆうぐれ

ゆうぐれ【夕暮】
⇒夕方.

ゆうぐれがた

ゆうぐれがた ユフ― [0] 【夕暮れ方】
夕暮れの頃。夕方。

ゆうぐん

ゆうぐん イウ― [0] 【友軍】
味方の軍隊。「―機」「―部隊」

ゆうぐん

ゆうぐん【遊軍】
reserve forces[corps].

ゆうぐん

ゆうぐん イウ― [1] 【遊軍・游軍】
(1)待機していて,時機を見計らって出動し,味方を助ける部隊。遊撃隊。
(2)特定の,所属や任務が決められていないで,忙しい仕事やむずかしい仕事を援助する人たち。「―記者」

ゆうけ

ゆうけ ユフ― 【夕占】
夕方,街の辻に立って,道行く人の言葉を聞いて吉凶をうらなうこと。また,そのうらない。ゆううら。「門に立ち―問ひつつ我(ア)を待つと/万葉 3978」

ゆうけい

ゆうけい [0] 【雄勁】 (名・形動)[文]ナリ
(1)男性的で力強い・こと(さま)。「力ある影に偉大なる音調はます��―に/ふらんす物語(荷風)」
(2)文章の書き方や書画の筆勢に力強さの感じられる・こと(さま)。「―な筆致」

ゆうけい

ゆうけい ユフ― [0] 【夕景】
夕方。夕暮れ。また,夕方の景色。

ゆうけい

ゆうけい イウ― [0] 【有形】
形のあるもの。また,形のあること。形にあらわれたもの。
⇔無形

ゆうけい

ゆうけい【有形の】
material;→英和
physical;→英和
tangible.→英和
〜無形の material and immaterial.‖有形財産 corporeal property.

ゆうけい

ゆうけい イウ― [0] 【幽径】
奥深いこみち。

ゆうけいこていしさん

ゆうけいこていしさん イウ― [8] 【有形固定資産】
固定資産のうち物的な実体をもつ資産。土地・建物・構築物・機械装置・車両など。

ゆうけいぶんかざい

ゆうけいぶんかざい イウ―ブンクワ― [7] 【有形文化財】
文化財保護法上の文化財の一。建造物・絵画・彫刻・工芸品・書跡・典籍・古文書その他の有形の文化的所産で,日本にとり歴史上または芸術上価値の高いもの,並びに考古資料および学術上価値の高い歴史資料。そのうち重要なものが,文部大臣により重要文化財に指定される。
⇔無形文化財

ゆうけいむけい

ゆうけいむけい イウ― [0] 【有形無形】
形のあるものと,形のないもの。「―の恩恵を受ける」「―の援助があった」

ゆうけつ

ゆうけつ [0] 【勇決】 (名)スル
きっぱりと決断すること。また,その決断。勇断。「その―・神速,拿破崙(ナポレオン)の如く/西国立志編(正直)」

ゆうけつ

ゆうけつ [0] 【雄傑】
知力・武力ともにすぐれた人物。英傑。「百鬼の―たるとかや/浄瑠璃・神霊矢口渡」

ゆうけぶり

ゆうけぶり ユフ― 【夕煙・夕烟】
「ゆうけむり(夕煙)」に同じ。「思ひ出づる折りたく柴の―/新古今(哀傷)」

ゆうけむり

ゆうけむり ユフ― [3] 【夕煙】
〔「ゆうけぶり」とも〕
(1)夕方,煙のようにかかる靄(モヤ)。
(2)夕方,食事の用意をする際にかまどから立ちのぼる煙。

ゆうけん

ゆうけん [0] 【勇健】 (名・形動)[文]ナリ
(1)勇ましく健やかな・こと(さま)。「並みゐる―敢為なる将卒三千/肉弾(忠温)」
(2)元気で丈夫なこと。雄健。「父にも益(マスマス)御―/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」

ゆうけん

ゆうけん [0] 【雄剣】
(1)中国の干将が作ったという雌雄の二剣の一つ。呉王闔閭(コウリヨ)に献じたという。
(2)すぐれた剣。

ゆうけん

ゆうけん [0] 【雄健】 (名・形動)[文]ナリ
(1)すこやかで元気な・こと(さま)。勇健。「其神髄を以て幽玄の二字に帰し終に豪壮―なる者を説かず/獺祭書屋俳話(子規)」
(2)文章・筆跡などの力強い・こと(さま)。雄渾(ユウコン)。「―な文章」「他諸家の作も亦或は―なる或は清麗なる/真善美日本人(雪嶺)」

ゆうけん

ゆうけん イウ― [0] 【郵券】
郵便切手のこと。

ゆうけん

ゆうけん
能や狂言で扇を使う型の一。広げた扇を右手に持ち,胸の前で扇を右上に静かに大きく二つはね上げる型。晴れ晴れとした感情などを表現する。

ゆうけん

ゆうけん イウ― [0] 【有権】
権利・権力を有すること。

ゆうけんかいしゃく

ゆうけんかいしゃく イウ― [5] 【有権解釈】
国家機関の行う,拘束力をもつ法の解釈。公権的解釈。

ゆうけんしゃ

ゆうけんしゃ【有権者】
a voter;an elector;→英和
the electorate (総称).→英和

ゆうけんしゃ

ゆうけんしゃ イウ― [3] 【有権者】
(1)権利または権力をもっている人。
(2)選挙権をもっている人。

ゆうげ

ゆうげ イウ― [0] 【遊戯】 (名)スル
「ゆうぎ(遊戯){(1)}」に同じ。「乃翁(ダイオウ)請ふ来て児と共に―せよ/花柳春話(純一郎)」

ゆうげ

ゆうげ ユフ― [0] 【夕食・夕餉】
〔古くは「ゆうけ」〕
夕方の食事。夕食(ユウシヨク)。夕飯。

ゆうげい

ゆうげい イウ― [0][1] 【遊芸】
遊びごとに関する芸能。茶の湯・生け花・音曲・舞踊などの類。

ゆうげい

ゆうげい【遊芸】
accomplishments.

ゆうげき

ゆうげき イウ― [0] 【幽闃】 (名・形動)[文]ナリ
寂しく静かな・こと(さま)。「―のあなた,遼遠のかしこへ一分毎に消えて去る/草枕(漱石)」

ゆうげき

ゆうげき イウ― [0] 【遊撃・游撃】 (名)スル
(1)あらかじめ攻撃する敵を定めておかず,時に応じて敵に襲いかかり,また味方を助けること。
(2)「遊撃手」の略。

ゆうげき

ゆうげき【遊撃手】
《野》a shortstop.→英和
‖遊撃戦 guerrilla warfare.遊撃隊(艦隊) a flying column (squadron).

ゆうげきしゅ

ゆうげきしゅ イウ― [4][3] 【遊撃手】
野球で,内野手の一。二塁と三塁の間を守る選手。遊撃。ショート-ストップ。ショート。

ゆうげきせん

ゆうげきせん イウ― [0] 【遊撃戦】
遊撃隊をもって敵を攻撃する戦い。

ゆうげきたい

ゆうげきたい イウ― [0] 【遊撃隊】
遊撃のために備えた軍隊。遊軍。

ゆうげしき

ゆうげしき【夕景色】
an evening scene[view].

ゆうげしき

ゆうげしき ユフ― [3] 【夕景色】
夕方の景色。

ゆうげしょう

ゆうげしょう ユフゲシヤウ [3] 【夕化粧】
(1)夕方,化粧をすること。
(2)オシロイバナの異名。

ゆうげん

ゆうげん【有限の】
limited;→英和
finite.→英和
有限責任会社 <米> an incorporated company <Inc.> ; <英> a limited (liability) company <Ltd.> .

ゆうげん

ゆうげん イウ― [0] 【幽玄】 (名・形動)[文]ナリ
(1)奥深い味わいのあること。深い余情のあること。また,そのさま。「―な調べ」「何処からともなく―な,微妙な奏楽の響きが洩れて来た/少年(潤一郎)」
(2)奥深くはかり知ることのできない・こと(さま)。「自己の意思を通して―なる自然の真意義を捕捉することができるのである/善の研究(幾多郎)」「事神異に関(アズカ)り,或は興―に入る/古今(真名序)」
(3)優雅なこと。上品でやさしいこと。また,そのさま。「内裏の御事は―にてやさやさとのみ思ひならへる人の云なるべし/愚管 4」
(4)中世文学・中世芸能における美的理念の一。余情を伴う感動。
 (ア)俊成の歌論では,静寂で奥深く神秘的な感動・情趣。
 (イ)正徹の歌論,世阿弥の能楽論では,優雅・妖艶な情趣。
 (ウ)為家の歌論,心敬の連歌論,禅竹の能楽論では,枯淡にして心の深い境地。ひえさびた美。
[派生] ――さ(名)

ゆうげん

ゆうげん【幽玄な】
profound;→英和
mysterious;→英和
subtle.→英和

ゆうげん

ゆうげん イウ― [0] 【有限】 (名・形動)[文]ナリ
限度・限界のある・こと(さま)。
⇔無限
「―の世界」「―な資源」

ゆうげんかじょ

ゆうげんかじょ イウ―クワ― [5] 【有限花序】
花軸の先端の方から順次もとの方に向かって開花する花序。単頂花序(チューリップ)のほか,第一花の下方に側枝が出る集散花序がある。遠心花序。
⇔無限花序

ゆうげんがいしゃ

ゆうげんがいしゃ イウ―グワイ― [5] 【有限会社】
商行為その他の営利行為を目的として設立される社団法人。有限会社法(1938年制定)に基づく。社員がその出資額を限度とする有限責任を負うにとどまる点で,株式会社に類似する物的会社であるが,設立・組織は簡素化され,中小企業の経営に適する。

ゆうげんきゅうすう

ゆうげんきゅうすう イウ―キフ― [5][7] 【有限級数】
〔数〕 項の個数が有限個であるような級数。

ゆうげんしゅうごう

ゆうげんしゅうごう イウ―シフガフ [5] 【有限集合】
〔数〕 有限個の要素からなる集合。

ゆうげんしょうすう

ゆうげんしょうすう イウ―セウ― [5][7] 【有限小数】
〔数〕 小数点以下の数字が有限個しかないような小数。
⇔無限小数

ゆうげんじっこう

ゆうげんじっこう イウゲンジツカウ [0] 【有言実行】
〔「不言実行」をもじって作られた語〕
言ったことは必ず実行すること。「―の人」

ゆうげんすうれつ

ゆうげんすうれつ イウ― [5] 【有限数列】
〔数〕 項の個数が有限であるような数列。
⇔無限数列

ゆうげんせきにん

ゆうげんせきにん イウ― [5] 【有限責任】
債務者の財産のうち,特定の物または一定額を限度として債務の引き当てとすること。
⇔無限責任

ゆうげんせきにんしゃいん

ゆうげんせきにんしゃいん イウ―シヤヰン [9] 【有限責任社員】
合資会社の社員のうち,会社の債権者について,その出資額の限度内で直接に連帯責任を負う社員。
→無限責任社員

ゆうげんたい

ゆうげんたい イウ― [0] 【幽玄体】
歌論でいう十体の一。甚深絶妙の余情美が妖艶繊細な感覚のなかで表れている詠風の歌。幽玄様。

ゆうこ

ゆうこ イウ― [0] 【優弧】
〔数〕 円周上の二点が円周を二つの弧に分けるとき,半円より大きい方の弧。
⇔劣弧

ゆうこ

ゆうこ イウ― [1] 【牖戸】
〔「牖」は窓の意〕
窓の戸。また,窓と戸。出入り口。「未明大風吹起りて―を撲つ/日乗(荷風)」

ゆうこう

ゆうこう イウ― [0] 【有功】
手柄のあること。

ゆうこう

ゆうこう イウカウ [0] 【遊行】 (名)スル
(1)遊び歩くこと。うかれ歩くこと。
(2)あてもなく歩くこと。「僕異邦に―すること已に四年/花柳春話(純一郎)」
→ゆぎょう

ゆうこう

ゆうこう イウクワウ [0] 【幽篁】
奥深く静かな竹やぶ。

ゆうこう

ゆうこう イウカウ [0] 【有効】 (名・形動)[文]ナリ
(1)効きめがあること。役に立つこと。また,そのさま。「―な治療を施す」「時間を―に使う」「―期限」
⇔無効
(2)法律上の効力を有すること。「―投票数」
⇔無効
(3)柔道で,もう少しで「技有り」となるような技があったと認める判定。抑え込みの場合は二〇秒以上抑え込んだ場合,有効となる。

ゆうこう

ゆうこう イウカウ [0] 【幽香】
奥ゆかしくほのかなかおり。「微風一陣―を送り来るあり/自然と人生(蘆花)」

ゆうこう

ゆうこう イウカウ [0] 【友好】
仲のよい交際。友達のよしみ。「―を結ぶ」「―関係」「―国」「―団体」

ゆうこう

ゆうこう【友好】
friendship.→英和
‖友好関係 <establish,have> friendly relations <with> .友好国 a friendly nation[power].友好条約 a treaty of friendship[amity].

ゆうこう

ゆうこう【有効である】
be effective;hold good;be valid;be available (通用する).〜に effectively;→英和
<use> to the best advantage.‖有効期間 (3 か月) effective[available]for (three months).有効投票 a valid ballot.発売当日限り有効 available on the day of issue only.

ゆうこう

ゆうこう イウクワウ [0] 【幽光】
かすかな光。「月は一道の―を射て,惘々としたる浪子の顔を照せり/不如帰(蘆花)」

ゆうこう

ゆうこう イウカウ [0] 【友交】
友達の交際。友との交わり。

ゆうこうえんそりょう

ゆうこうえんそりょう イウカウ―リヤウ [7] 【有効塩素量】
さらし粉に含まれる漂白に有効な塩素の量(重量百分率)。漂白・消毒作用の強さを表す。

ゆうこうかんけいげんそくせんげん

ゆうこうかんけいげんそくせんげん イウカウクワンケイ― 【友好関係原則宣言】
正称,国際連合憲章に従った諸国間の友好関係及び協力についての国際法の原則に関する宣言。1970年国連総会で決議として採択。武力不行使,紛争の平和的解決,国内問題不干渉等を宣言。

ゆうこうがっき

ゆうこうがっき イウクワウガクキ [5] 【有簧楽器】
⇒リード楽器(ガツキ)

ゆうこうきかん

ゆうこうきかん イウカウ― [6][5] 【有効期間】
そのものが有効である期間。

ゆうこうきゅうじんばいりつ

ゆうこうきゅうじんばいりつ イウカウキウジン― [9] 【有効求人倍率】
公共職業安定所に申し込まれている求職者数に対する求人数の割合。有効求職者数(前々月からの求職者数とそれ以前からの雇用保険受給者の合計)で前々月からの求人数を除したもの。

ゆうこうきょうそう

ゆうこうきょうそう イウカウキヤウサウ [5] 【有効競争】
競争者がそれほど多くないという現実的な想定のもとに,社会的に望ましい経済的成果をもたらすための条件を満たすような競争状態。産業組織に関する政策上の基準を提供する。

ゆうこうくうち

ゆうこうくうち イウカウ― [5] 【有効空地】
市街地再開発事業などの施行区において,環境改善や防災上有効な道路・広場・屋外駐車場などの空地。
→空地
→公開空地

ゆうこうこ

ゆうこうこ イウコウ― [3] 【有口湖】
流出口のある湖。
⇔無口湖

ゆうこうじゅよう

ゆうこうじゅよう イウカウ―エウ [5] 【有効需要】
貨幣的支出の裏づけのある需要。一般には消費・投資・政府支出などの総額によって表される。

ゆうこうじゅようのげんり

ゆうこうじゅようのげんり イウカウジユエウ― [5][1] 【有効需要の原理】
経済全体の有効需要の大きさが,国民所得や雇用量など,一国の経済活動の水準を決定するという原理。1936年にイギリスの経済学者 J = M =ケインズが提起。非自発的失業の存在は有効需要の不足が原因となる。政府による総需要管理政策はこの原理に基づいて行われる。
→総需要管理政策

ゆうこうじょうちゅう

ゆうこうじょうちゅう イウコウデウチユウ [5] 【有鉤条虫】
条虫綱の扁形動物。俗にいうサナダムシの一種。体長2〜3メートル。体は細長いひも状で,約九〇〇もの片節に分かれる。頭部は球形で,先端に約三〇個の鉤(カギ)と四個の吸盤をもつ。ブタ・イノシシが中間宿主で,加熱の不十分な肉を食べると人間に感染する。世界各地に分布。カギサナダ。カギサナダムシ。

ゆうこうすうじ

ゆうこうすうじ イウカウ― [5] 【有効数字】
〔数〕
(1)0 に対し 1 から 9 までの数字。
〔現在ではこの意味の使い方は少ない〕
(2)近似値や測定値を表す場合,位取りを示すだけの 0 を除いた有意義な桁(ケタ)数の数字。例えば,2100メートルという測定値が一の位を四捨五入した値である場合,これを 2.10×10³m と書き,2, 1, 0 が有効数字である。

ゆうこうせんぶん

ゆうこうせんぶん イウカウ― [5] 【有向線分】
〔数〕 線分に向きを考えたもの。線分 AB で,A から B の方向に向きを考えるならば,AB で表す。

ゆうこうちゅう

ゆうこうちゅう イウコウ― [3] 【有孔虫】
原生動物肉質綱根足虫類の一群の総称。微小な単細胞動物で,石灰質・キチン質などを含む殻をもち,形は多様。多くの種類があり,ほとんどが海産で,底生のものと浮遊性のものとがある。地質時代に大繁栄したので,その化石は地質調査の指標として重要。

ゆうこうちゅうせっかいがん

ゆうこうちゅうせっかいがん イウコウ―セキクワイ― [9] 【有孔虫石灰岩】
有孔虫類の遺骸が堆積してできた石灰岩。

ゆうこうちゅうでい

ゆうこうちゅうでい イウコウ― [5] 【有孔虫泥】
有孔虫の遺骸を多く含む泥。大洋底の堆積物には,浮遊性の有孔虫の遺骸を多く含む軟泥がある。

ゆうこうちょすいりょう

ゆうこうちょすいりょう イウカウ―リヤウ [6] 【有効貯水量】
貯水池の常時満水位から最低水位までの貯水容量。

ゆうこうらくさ

ゆうこうらくさ イウカウ― [5] 【有効落差】
水車に有効に作用する落差。総落差から,取入口と水車入口間の差などすべての損失を差し引いたものをいう。
→落差

ゆうこく

ゆうこく【夕刻】
⇒夕方.

ゆうこく

ゆうこく イウ― [0] 【憂国】
国の現状や将来を憂え嘆くこと。「―の士」

ゆうこく

ゆうこく【憂国(の士)】
patriotism (a patriot).→英和

ゆうこく

ゆうこく イウ― [0] 【幽谷】
奥深い静かな谷。「深山―」

ゆうこく

ゆうこく ユフ― [0] 【夕刻】
日暮れがた。夕方。

ゆうこく

ゆうこく【幽谷】
a deep valley.

ゆうこり

ゆうこり ユフ― 【夕凝り】
霜や雪が夕方になって凝り結ぶこと。「―の霜置きにけり/万葉 2692」

ゆうこん

ゆうこん イウ― [0] 【幽魂】
死者の魂。亡魂。なきたま。

ゆうこん

ゆうこん【雄渾な】
grand;→英和
powerful;→英和
bold (筆致が).→英和

ゆうこん

ゆうこん [0] 【雄渾】 (名・形動)[文]ナリ
(書画・詩文などが)力強く,勢いがあって雄大な・こと(さま)。「―な筆致」「高逸―なる頌歌を吟ぜり/希臘思潮を論ず(敏)」

ゆうごう

ゆうごう [0] 【勇剛】 (名・形動)[文]ナリ
勇ましく強い・こと(さま)。そのような人をもいう。「巴礼(パレイ)は,―なる人なれば/西国立志編(正直)」

ゆうごう

ゆうごう【融合】
harmony (調和);→英和
unity (一致);→英和
fusion (結合).→英和
〜する harmonize;→英和
unite;→英和
fuse <into one> .→英和

ゆうごう

ゆうごう [0] 【融合】 (名)スル
とけあうこと。とけて一つになること。「二つの金属を―させる」「核―」

ゆうごう

ゆうごう [0] 【雄剛】 (名・形動)[文]ナリ
雄々しく強い・こと(さま)。そのような人をもいう。「其人多くは疎豪にして厚重なり鄙野にして―なり/三酔人経綸問答(兆民)」

ゆうごうはんのう

ゆうごうはんのう [5] 【融合反応】
⇒核融合(カクユウゴウ)

ゆうごはん

ゆうごはん ユフ― [3] 【夕御飯】
夕方の食事。夕飯。夕食。晩御飯。

ゆうさい

ゆうさい [0] 【雄才・雄材】
すぐれた才能。宏才。大才。

ゆうさい

ゆうさい イウ― [0] 【有妻】
結婚して妻がいること。
⇔無妻

ゆうさい

ゆうさい イウサイ 【幽斎】
⇒細川(ホソカワ)幽斎

ゆうさいしょく

ゆうさいしょく イウサイ― [3] 【有彩色】
黒・白・灰色以外の色。
→無彩色

ゆうさく

ゆうさく イウ― [0] 【優作】
すぐれた作品。

ゆうさつ

ゆうさつ イウ― [0] 【誘殺】 (名)スル
おびき寄せて殺すこと。

ゆうさり

ゆうさり ユフ― 【夕さり】
夕方になること。夕方。暮れがた。「雨のいたう降りければ―まで侍りて/古今(離別詞)」

ゆうさりかた

ゆうさりかた ユフ― 【夕さり方】
夕方。「其の―,前に弟子共など数居たりけるを/今昔 24」

ゆうさりつかた

ゆうさりつかた ユフ― 【夕さりつ方】
夕方。夕つ方。「―かへりなむとしける時によめる/古今(離別詞)」

ゆうさる

ゆうさ・る ユフ― 【夕さる】 (連語)
〔「さる」は移動する意〕
夕方になる。「玉かぎる―・り来ればみ雪降る/万葉 45」

ゆうされ

ゆうされ ユフ― 【夕され】
〔「ゆうざれ」とも〕
「夕さり」の転。「―の閨(ネヤ)のつまづまながむれば/蜻蛉(下)」

ゆうされば

ゆうされば ユフサレ― 【夕されば】 (連語)
夕方になると。夕方がくると。「―小倉の山になく鹿のこよひはなかずいねにけらしも/続古今(秋下)」

ゆうさん

ゆうさん イウ― [0] 【有産】
財産をたくさん持っていること。かね持ち。
⇔無産

ゆうさんかいきゅう

ゆうさんかいきゅう【有産階級】
the propertied[bourgeois]classes; <話> the haves <and the have-nots> .

ゆうさんかいきゅう

ゆうさんかいきゅう イウ―キフ [5] 【有産階級】
資本家・地主など多くの資産を所有する階級。
⇔無産階級

ゆうさんそうんどう

ゆうさんそうんどう イウサンソ― [6] 【有酸素運動】
⇒エアロビクス

ゆうさんそのうりょく

ゆうさんそのうりょく イウサンソ― [6] 【有酸素能力】
有酸素エネルギーを用いて行う運動の持続能力。一定時間内に摂取できる酸素量とその利用能力による。

ゆうさんそエネルギー

ゆうさんそエネルギー イウサンソ― [7][8] 【有酸素―】
筋肉の収縮に使われるエネルギーのうち,解糖によって生じた乳酸が酸素の供給を得て分解されるときに生じるもの。

ゆうざ

ゆうざ ユフ― [0] 【夕座】
〔仏〕 法華八講など朝と夕に法座を行う法会において,夕の法座のこと。
⇔朝座

ゆうざい

ゆうざい【有罪と決する】
be convicted <of theft> ;be found guilty <of murder> .

ゆうざい

ゆうざい イウ― [0] 【有罪】
(1)罪があること。
(2)刑事事件で,被告人の行為を犯罪とすること。また,その旨の判決。「―判決」
⇔無罪

ゆうざい

ゆうざい [0] 【融剤】
融解を促進するために加える物質。化学分析や冶金・窯業などで用いる。アルミニウムの電気精錬の際,難溶融性のアルミナに加える氷晶石など。フラックス。

ゆうざきざ

ゆうざきざ ユフザキ― 【結崎座】
大和猿楽四座の一。大和国結崎にあった。伊賀国小波多から移った座で,のちの観世座。

ゆうざくら

ゆうざくら ユフ― [3] 【夕桜】
夕方に眺める桜。

ゆうし

ゆうし【有史以来の】
<the greatest war> in history[on record].有史以前の prehistoric.

ゆうし

ゆうし イウ― [1] 【遊士・游士】
(1)風流に遊んで暮らす男。みやびお。
(2)中国の春秋戦国時代,仕官を目的として,抗争中の諸侯を歴訪し政策を説いた人。遊説家。

ゆうし

ゆうし イウ― [1] 【遊糸】
(1)蜘蛛(クモ)の糸が空中を飛んでいるもの。ゴッサマー。
→雪迎え
(2)糸遊(イトユウ)。

ゆうし

ゆうし [1] 【雄視】 (名)スル
威勢を張って他に対すること。「羅馬(ローマ)の天下を―するの間/自由之理(正直)」

ゆうし

ゆうし イウ― [1] 【有志】
一緒に物事を行おうとする気持ち。また,その気持ちのある人々。「―の人」「―を募る」

ゆうし

ゆうし イウ― [1] 【有司】
〔つかさある人の意〕
つかさびと。役人。「百僚―」

ゆうし

ゆうし イウ― [1] 【有史】
文字で書かれた記録・文献が存在すること。「―以前の昔」「―以来の出来事」

ゆうし

ゆうし【有志】
a volunteer;→英和
a supporter;→英和
those interested <in> .→英和
〜の voluntary;→英和
interested.

ゆうし

ゆうし イウ― [1] 【友視】 (名)スル
友として扱うこと。「必ず君を―するのみならず又君を尊敬し/花柳春話(純一郎)」

ゆうし

ゆうし【融資】
financing;a loan (貸付金).→英和
〜する finance;→英和
furnish funds <to> .‖融資会社 a financing company.

ゆうし

ゆうし【有刺鉄線】
barbed wire.

ゆうし

ゆうし イウ― [1] 【有刺】
とげが出ていること。

ゆうし

ゆうし【勇士】
a brave man;a hero.→英和

ゆうし

ゆうし [1] 【勇姿】
いさましい姿。勇敢な姿。

ゆうし

ゆうし イウ― [1] 【憂思】
うれえ思う心。

ゆうし

ゆうし【雄姿】
an imposing figure.〜を現わす make one's gallant appearance.

ゆうし

ゆうし [1][0] 【融資】 (名)スル
資金を融通して貸し出すこと。「銀行から―してもらう」「―を頼む」

ゆうし

ゆうし イウ― [1] 【遊資】
「遊休資本」の略。

ゆうし

ゆうし イウ― [1] 【右史】
古く中国で,左史とともに君側にいて君主の言行を記録した官。

ゆうし

ゆうし イウ― [1] 【遊子・游子】
家を離れて他郷にある人。旅人。「小諸なる古城のほとり,雲白く―悲しむ/落梅集(藤村)」

ゆうし

ゆうし イウ― [1] 【幽思】
深く静かな思い。

ゆうし

ゆうし [1] 【雄姿】
雄々しい姿。いさましい姿。英姿。

ゆうし

ゆうし [1] 【勇士】
〔古くは「ゆうじ」とも〕
いさましく強い人。勇者。特に,勇気のある兵士。「歴戦の―」

ゆうし

ゆうし イウ― [1] 【猶子】
〔古くは「ゆうじ」とも〕
(1)〔「礼記(檀弓上)」による。自分の子供のようなものの意〕
甥(オイ),または姪(メイ)。
(2)親族または他人の子を自分の子としたもの。養子。義子。

ゆうし

ゆうし [1] 【雄志】
雄大な志。壮志。雄心。

ゆうしお

ゆうしお ユフシホ [0] 【夕潮】
夕方,満ちてくる潮。
⇔朝潮

ゆうしかい

ゆうしかい【有視界飛行】
visual flight.

ゆうしかいひこう

ゆうしかいひこう イウシカイヒカウ [6][7] 【有視界飛行】
操縦者の視覚を頼りにして行う飛行。
⇔計器飛行

ゆうしかく

ゆうしかく【有資格者】
a qualified[an eligible]person.

ゆうしき

ゆうしき イウ― 【有職・有識】
⇒ゆうそく(有職)

ゆうしき

ゆうしき【有識者】
an intelligent person;[階級]the educated classes;the intellectuals.

ゆうしき

ゆうしき イウ― [0] 【有識】
(1)学問があり識見が広く高いこと。
(2)故事や典礼をよく知っていること。また,その人。

ゆうしきしゃ

ゆうしきしゃ イウ― [4] 【有識者】
学問・識見が広く高い人。

ゆうしぐれ

ゆうしぐれ ユフ― [3] 【夕時雨】
夕方に降る時雨。

ゆうししゃ

ゆうししゃ イウ― [3] 【有志者】
有志の者。有志家。

ゆうしじだい

ゆうしじだい イウ― [4] 【有史時代】
歴史時代。
⇔先史時代

ゆうしせつ

ゆうしせつ イウ― [3] 【猶子説】
⇒養子論(ヨウシロン)

ゆうしせんせい

ゆうしせんせい イウ― [4] 【有司専制】
一部官僚の独裁的な政治。明治初期,自由民権派が政府の藩閥的・専制的傾向を非難して用いた語。

ゆうしつ

ゆうしつ イウ― [0] 【幽室】
(1)奥深くもの静かな部屋。
(2)牢獄。

ゆうしつどうぶつ

ゆうしつどうぶつ イウシツ― [5] 【有櫛動物】
動物分類上の門の一。クシクラゲ類で,従来は腔腸動物門の亜門とされていた。
→櫛水母(クシクラゲ)

ゆうしてっせん

ゆうしてっせん イウ― [4] 【有刺鉄線】
撚(ヨ)り合わせた針金に,短く切った針金をとげのようにからませたもの。簡単な柵などに用いる。有刺鉄条。ばら線。

ゆうしで

ゆうしで ユフ― [0] 【木綿四手・木綿垂】
木綿(ユウ)を垂れること。また,木綿で作った四手。

ゆうしでの

ゆうしでの ユフ― 【木綿四手の】 (枕詞)
木綿(ユウ)を神にささげることから「神」にかかる。「―神の幸田に稲の穂の/神楽歌」

ゆうしないしんのうけのきい

ゆうしないしんのうけのきい イウシナイシンワウケ― 【祐子内親王家紀伊】
⇒紀伊

ゆうしびょう

ゆうしびょう イウ―ベウ [0] 【遊糸描】
東洋画の線描の一種。細いなよやかな線。

ゆうしぶんれつ

ゆうしぶんれつ イウシ― [4] 【有糸分裂】
細胞分裂の一型。染色体や紡錘体などの糸状構造の形成をともなう細胞核の分裂様式。真核生物に最も普遍的にみられる。体細胞分裂と減数分裂とがある。間接分裂。

ゆうしほうげん

ゆうしほうげん イウシハウゲン 【遊子方言】
〔題名は漢の揚雄の「揚子方言」のもじり〕
洒落本。一冊。田舎老人多田爺(イナカロウジンタダノジジイ)作。1770年刊。商家のうぶな息子が歓待され,通人ぶった男が嫌われる滑稽を描いたもので,江戸洒落本の定型を確立した作品。

ゆうしも

ゆうしも ユフ― [0] 【夕霜】
夕方におく霜。

ゆうしゃ

ゆうしゃ [1] 【勇者】
いさましい人。勇気のある人。勇士。

ゆうしゃ

ゆうしゃ【勇者】
⇒勇士.

ゆうしゃ

ゆうしゃ イウ― [1] 【優者】
他よりすぐれている人。優秀な人。
⇔劣者

ゆうしゃく

ゆうしゃく イウ― [0] 【有爵】
爵位をもっていること。

ゆうしゃく

ゆうしゃく イウ― [0] 【遊尺】
⇒バーニヤ

ゆうしゃくぎいん

ゆうしゃくぎいん イウ―ヰン [5] 【有爵議員】
旧制で,爵位を有する貴族院議員。

ゆうしゅ

ゆうしゅ イウ― [1] 【幽趣】
奥深く静かな趣。奥ゆかしい風情。「放曠(ホウコウ)―多く,超然俗塵少なし/懐風藻」

ゆうしゅ

ゆうしゅ イウ― [1] 【郵趣】
郵便切手と切手に関するものを収集する趣味。

ゆうしゅ

ゆうしゅ イウ― [1] 【遊手】 (名)スル
何もしないで遊び暮らすこと。また,その人。「―徒食」「日本の士人等―して他人の辛苦経営せるものを消耗すること/新聞雑誌 14」

ゆうしゅう

ゆうしゅう イウ― [0] 【有終】
〔詩経(大雅)〕
物事の最後をまっとうすること。

ゆうしゅう

ゆうしゅう イウシウ [0] 【幽囚】 (名)スル
捕らえられて牢などにとじこめられること。また,その人。囚人。「―の身となる」「ブリグハム,ヤングを―せり/八十日間世界一周(忠之助)」

ゆうしゅう

ゆうしゅう イウ― [0] 【有衆】
国民。君主から人民を呼ぶ称。

ゆうしゅう

ゆうしゅう イウシウ [0] 【幽愁】
深い物思い。深い憂い。「―を催す」「―の美に酔ふばかりであつた/ふらんす物語(荷風)」

ゆうしゅう

ゆうしゅう イウシウ [0] 【優秀】 (名・形動)[文]ナリ
他のものより一段とまさっている・こと(さま)。「―な生徒」「―な人材」「―な技術」
[派生] ――さ(名)

ゆうしゅう

ゆうしゅう【憂愁】
melancholy;→英和
<be filled with> anxiety[grief].→英和

ゆうしゅう

ゆうしゅう イウシウ [0] 【憂愁】 (名)スル
うれえもだえること。悲しみなげくこと。うれい。「―の色が濃い」「享楽し,―する人間らしき行為言動を/文学評論(漱石)」

ゆうしゅう

ゆうしゅう【優秀な】
superior;→英和
excellent;→英和
<one of> the best <students> .→英和
〜な成績で <graduate> with honors.

ゆうしゅう

ゆうしゅう【有終の美をなす】
crown <a thing> with perfection;be crowned with success.

ゆうしゅうのび

ゆうしゅうのび イウ― [6] 【有終の美】
物事を最後までやり通し,立派になしとげること。「―を飾る」

ゆうしゅか

ゆうしゅか イウ― [0] 【郵趣家】
フィラテリスト。

ゆうしゅつ

ゆうしゅつ イウ― [0] 【誘出】 (名)スル
さそい出すこと。おびき出すこと。「敵を城外に―する」

ゆうしゅつ

ゆうしゅつ [0] 【湧出・涌出】 (名)スル
地中からわき出ること。ようしゅつ。「温泉の―するを見る/日光山の奥(花袋)」

ゆうしゅどうぶつ

ゆうしゅどうぶつ イウシユ― [4] 【有鬚動物】
動物分類上の一門。体は細長いひも状で,キチン質の管の中にすみ,前体・中体・後体・終体に分かれる。頭部に一本ないし二〇〇本余りの触手をもつ。循環器系は発達しているが,消化管がなく,触手から栄養を摂取しているらしい。すべて海産で,深海の泥底にすむ。ヒゲムシ。ポゴノホラ。

ゆうしゅん

ゆうしゅん [0] 【雄俊】
才知が優れていること。また,その人。

ゆうしゅん

ゆうしゅん イウ― [0] 【優駿】
(1)非常にすぐれていること。また,そのもの。「速力―,而も長途の航海に耐へ得る/此一戦(広徳)」
(2)足の速いすぐれた競走馬。

ゆうしょ

ゆうしょ イウ― [1][0] 【郵書】
郵便で送る書状。

ゆうしょ

ゆうしょ イウ― [1] 【遊所・遊処】
(1)遊ぶ所。遊び場所。
(2)遊里。

ゆうしょう

ゆうしょう イウ― [0] 【優勝】 (名)スル
(1)競争・試合などで勝って第一位となること。「―者」
(2)すぐれたものが他に勝つこと。

ゆうしょう

ゆうしょう【優勝する】
win a victory[championship,game].→英和
‖優勝旗 a champion flag; <米> a pennant (細長い三角形の).優勝者(チーム) a winner (winning team).優勝戦 a championship tournament;the finals (決勝戦).優勝杯 a trophy (cup).

ゆうしょう

ゆうしょう [0] 【熊掌】
熊のてのひら。中国でその肉は最も美味なものとされ,八珍の一に数えられる。「―に飽く」

ゆうしょう

ゆうしょう【有償の】
《法》onerous.→英和
有償契約 an onerous contract.

ゆうしょう

ゆうしょう [0] 【湧昇】
深層の海水が上昇して表層で発散する現象。それに伴って栄養塩類が運び上げられて生物の繁殖を助け,好漁場となる。カリフォルニア沖・ペルー沖などに発達する。湧昇流。上昇流。

ゆうしょう

ゆうしょう イウセウ [0] 【優詔】
ありがたいみことのり。天皇のねんごろなみことのり。

ゆうしょう

ゆうしょう【勇将】
a brave general.〜の下に弱卒なし Like master,like man.

ゆうしょう

ゆうしょう イウシヤウ [0] 【有償】
相手から受けた利益に対して,つぐない報いること。代価を支払うこと。
⇔無償
「建物を―で払い下げる」

ゆうしょう

ゆうしょう イウシヤウ [0] 【優賞】
手厚く賞して,ほうびを与えること。また,そのほうび。

ゆうしょう

ゆうしょう [0] 【勇将】
強くいさましい大将。

ゆうしょう=の下(モト)に弱卒(ジヤクソツ)無し

――の下(モト)に弱卒(ジヤクソツ)無し
大将が強ければ,それに従う兵卒もまたおのずから強い。強将の下に弱卒無し。

ゆうしょうき

ゆうしょうき イウ― [3] 【優勝旗】
競技会などで,優勝者にその名誉を表彰するために授ける旗。

ゆうしょうけいやく

ゆうしょうけいやく イウシヤウ― [5] 【有償契約】
当事者双方が相互に代償(対価)の給付を行う契約。売買・賃貸借など。
⇔無償契約

ゆうしょうこうい

ゆうしょうこうい イウシヤウカウヰ [5] 【有償行為】
一方の給付に対して代償(対価)の与えられる法律行為。
⇔無償行為

ゆうしょうしゅとく

ゆうしょうしゅとく イウシヤウ― [5] 【有償取得】
有償行為に基づいて物または権利を取得すること。売買・交換などによる取得がその典型。

ゆうしょうちけんやく

ゆうしょうちけんやく イウシヤウ― [6] 【有償治験薬】
臨床試験中の薬剤のうち有償のもの。

ゆうしょうはい

ゆうしょうはい イウ― [3] 【優勝杯】
競技会などで優勝者にその名誉を表彰するために授ける杯。

ゆうしょうれっぱい

ゆうしょうれっぱい イウ― [0] 【優勝劣敗】
(1)すぐれたものが勝ち,劣ったものが負けること。
(2)生存競争で,境遇に適したものや強いものが生き残り,適さないものや弱いものが滅びさること。「―はこの世の常」

ゆうしょく

ゆうしょく イウ― [0] 【油色】
⇒ゆしょく(油色)

ゆうしょく

ゆうしょく【憂色を浮かべて】
looking anxious[worried];with a worried look.

ゆうしょく

ゆうしょく イウ― [0] 【有色】
色がついていること。
⇔無色

ゆうしょく

ゆうしょく イウ― [0] 【憂色】
心配そうな顔色。うれえる気配。

ゆうしょく

ゆうしょく イウ― [1][0] 【有職】
(1)職についていること。
⇔無職
「―者」
(2)「ゆうそく(有職)」に同じ。
(3)宮中に役職・任務をもつこと。[日葡]

ゆうしょく

ゆうしょく【有色人種】
a colored race.

ゆうしょく

ゆうしょく イウ― [0] 【遊食】 (名)スル
職につかず遊び暮らすこと。いぐい。徒食。座食。遊手。

ゆうしょく

ゆうしょく【夕食】
<have> supper[dinner].→英和

ゆうしょく

ゆうしょく ユフ― [0] 【夕食】
夕方の食事。夕飯。ゆうげ。

ゆうしょくこうぶつ

ゆうしょくこうぶつ イウ―クワウ― [5] 【有色鉱物】
火成岩を構成する主な鉱物のうち,橄欖(カンラン)石・輝石・角閃(カクセン)石・黒雲母など,鉄とマグネシウムを多く含み濃い色をしている苦鉄質鉱物。

ゆうしょくじんしゅ

ゆうしょくじんしゅ イウ― [5] 【有色人種】
黒色人種・黄色人種などをいう語。

ゆうしょくたい

ゆうしょくたい イウ― [0] 【有色体】
葉緑体以外の色素体。光合成は行わない。カロテン・キサントフィル・ルテイン・リコピンなどの色素を含む。トウガラシ・ウリ・トマトの果実,ニンジンの根などにみられる。雑色体。

ゆうしょくやさい

ゆうしょくやさい イウ― [5] 【有色野菜】
色が濃く,カロテンなどの栄養分を多く含む野菜。ホウレンソウ・ニンジン・カボチャなど。緑黄色野菜。

ゆうしるい

ゆうしるい イウシ― [3] 【有翅類】
有翅亜綱に属する昆虫の総称。変態をする。普通は成虫にはねがあるが,中にははねを欠くものもある。トンボ・カマキリ・甲虫・ノミその他を含み,昆虫綱の大半を占める。

ゆうしん

ゆうしん イウ― 【有心】
⇒うしん(有心)

ゆうしん

ゆうしん [0] 【勇進】 (名)スル
勇んで進むこと。「社会の顕象何の怖るる所かあらん,須らく―すべし/もしや草紙(桜痴)」

ゆうしん

ゆうしん イウ― [0] 【幽深】 (名・形動)[文]ナリ
静かで奥深い・こと(さま)。「―なる瞑思を束縛され圧殺されたり/欺かざるの記(独歩)」

ゆうしん

ゆうしん イウ― [0] 【憂心】
うれえる心。憂念。心配。

ゆうしん

ゆうしん イウ― [0] 【郵信】
郵便による音信。

ゆうしん

ゆうしん [0] 【雄心】
おおしい心。雄壮な心。

ゆうしんぼつぼつ

ゆうしんぼつぼつ [0] 【雄心勃勃】 (ト|タル)[文]形動タリ
おおしい心が盛んにおこるさま。きおいたつさま。「―として戦いに臨む」

ゆうしんろん

ゆうしんろん【有神論(者)】
theism (a theist).→英和

ゆうしんろん

ゆうしんろん イウシン― [3] 【有神論】
〔哲〕
〔theism〕
(1)(一般に無神論に対して)何らかの意味で神の存在を認める立場。
⇔無神論
(2)(汎神論・理神論などの神把握をも無神論とする場合,これに対して)神は世界を超越して実在する唯一の人格神であるとする正統的キリスト教の立場。人格神論。一神論。

ゆうじ

ゆうじ イウ― [1] 【有事】
平常と変わった事件があること。戦争などの一大事。「一朝―の際」

ゆうじ

ゆうじ【有事の際に】
in case of[in an]emergency.

ゆうじきせい

ゆうじきせい イウ― [4] 【有事規制】
特別の事態が発生したとき,資本取引などに対し行うことができる規制。外国為替及び外国貿易管理法は原則として自由取引を認めているが,例外的にこの措置がとられる。

ゆうじほう

ゆうじほう イウ―ハフ [0][3] 【有事法】
外国による侵略や大規模な災害・騒乱などの緊急事態における,治安維持や,経済・社会秩序について定める法律。日本では警察法・自衛隊法・災害対策基本法に緊急事態の特別措置を定めるが,包括的な有事法は憲法の予定しないものである。

ゆうじめり

ゆうじめり ユフ― [3] 【夕湿り】
〔「ゆうしめり」とも〕
夕方,気温が低下して空気が湿りけを帯びてくること。

ゆうじゃく

ゆうじゃく イウ― [0] 【幽寂】 (名・形動)[文]ナリ
奥深くてもの静かな・こと(さま)。「―に造られたる平庭を前に,縁の雨戸は長く続きて/義血侠血(鏡花)」

ゆうじゃく

ゆうじゃく イウ― 【有若】
中国,春秋時代の魯の人。孔子の弟子。字(アザナ)は子有。容貌・言行が孔子に似ていたので,孔子の没後,師と仰がれたことがある。有子。

ゆうじゅう

ゆうじゅう イウジウ [0] 【優柔】 (名・形動)[文]ナリ
(1)決断力に乏しいこと。ぐずぐずしてはっきりとしないこと。また,そのさま。「―な態度をとる」
(2)やさしく,ものやわらかである・こと(さま)。「去来実に此の如き人なれば其作る所の句も亦―敦厚にして/獺祭書屋俳話(子規)」

ゆうじゅうふだん

ゆうじゅうふだん【優柔不断な】
irresolute;→英和
wavering.

ゆうじゅうふだん

ゆうじゅうふだん イウジウ― [0][5] 【優柔不断】 (名・形動)[文]ナリ
ぐずぐずして物事の決断のにぶい・こと(さま)。優遊不断。「―な性格」

ゆうじゅつ

ゆうじゅつ イウ― [0] 【優恤】
手厚くめぐみいたわること。

ゆうじょ

ゆうじょ イウヂヨ [1] 【遊女】
(1)古来,宴席などで歌舞をし,また,寝所に侍ることを職業とした女。あそびめ。うかれめ。遊君。
(2)遊郭の女。娼婦(シヨウフ)。女郎。

ゆうじょ

ゆうじょ イウ― [1] 【佑助】
たすけること。たすけ。「天の―」

ゆうじょ

ゆうじょ イウ― [1] 【宥恕】 (名)スル
寛大な心で許すこと。見のがしてやること。「長文なれば略して挙ず看官(ミルヒト)幸ひに―せよ/近世紀聞(延房)」

ゆうじょ

ゆうじょ イウヂヨ 【優女】
容貌の美しく,しとやかな女。「われ王法を傾けんと,仮に―の形となり/謡曲・殺生石」

ゆうじょう

ゆうじょう【友情】
friendship.→英和
〜のある(ない) (un)friendly;→英和
warm (cold) <to> .→英和

ゆうじょう

ゆうじょう イフジヤウ [0] 【揖譲】
(1)うやうやしく拱手(キヨウシユ){(2)}の礼をすること。
(2)天子が位を他の者にゆずること。

ゆうじょう

ゆうじょう イフジヤウ [0] 【邑城】
中国の城郭で,都邑全体を城壁で囲んで外敵を防ぐ構造のもの。城郭都市。

ゆうじょう

ゆうじょう イウジヤウ [0] 【有情】 (名・形動)[文]ナリ
(1)心あること。喜怒哀楽などの感情を有すること。また,そのさま。
⇔無情
「―なるが故に相聚合し/当世書生気質(逍遥)」
(2)生物として,感覚をそなえていること。
→うじょう(有情)

ゆうじょう

ゆうじょう イウジヤウ 【友情】
小説。武者小路実篤作。1919年(大正8)「大阪毎日新聞」連載。親友に恋人を奪われる主人公を通して,友情と恋との相克,自然に従うエゴの姿を描く。

ゆうじょう

ゆうじょう イウジヤウ [0] 【友情】
友達の間の親愛の情。友人の間の情け。友達のよしみ。「―に厚い人」

ゆうじょう

ゆうじょう イウヂヤウ [0] 【優諚】
おぼしめしの厚い天子の仰せ。

ゆうじょかぶき

ゆうじょかぶき イウヂヨ― [4] 【遊女歌舞伎】
初期の歌舞伎の一。遊女を中心とした歌舞伎踊り。
→女(オンナ)歌舞伎

ゆうじょぐるい

ゆうじょぐるい イウヂヨグルヒ [4] 【遊女狂い】
女郎買いに夢中になること。

ゆうじょや

ゆうじょや イウヂヨ― [0] 【遊女屋】
遊女をかかえておいて客を遊興させる家。女郎屋。青楼。貸座敷。娼家。

ゆうじりっぽう

ゆうじりっぽう イウ―パフ [4] 【有事立法】
戦争などの有事を想定し,これに対処するために制定される法規の総称。
→戦時立法

ゆうじん

ゆうじん イウ― [0] 【遊人】
(1)一定の職業がなくて,遊んでいる人。あそびにん。
(2)物見遊山に出る人。遊客。
(3)遊女。

ゆうじん

ゆうじん【有人の】
manned <flight> .→英和

ゆうじん

ゆうじん イウ― [0] 【友人】
ともだち。朋友。

ゆうじん

ゆうじん イウ― [0] 【有人】
乗り物・機械・設備などに,操作する人が乗っていること。
⇔無人
「―飛行」「―衛星」

ゆうじん

ゆうじん イウ― [0] 【幽人】
世を逃れて静かに暮らしている人。

ゆうじん

ゆうじん【友人】
a friend.→英和
〜になる make friends <with> .

ゆうす

ゆう・す イウ― [1] 【幽す】 (動サ変)
人をある所に押し込める。幽閉する。「或は―・し或は死流し/近世紀聞(延房)」

ゆうす

ゆう・す イフ― [1] 【揖す】 (動サ変)
挨拶(アイサツ)する。「主必ず客に向つて―・せん/筆まかせ(子規)」

ゆうすい

ゆうすい イウ― [0] 【幽翠】 (名・形動)[文]ナリ
奥深く青々と草木が茂ってひっそりとしている・こと(さま)。幽碧。「下の方に古い―な池があり/暗夜行路(直哉)」

ゆうすい

ゆうすい イウ― [0] 【幽邃】 (名・形動)[文]ナリ
(景色などの)静かで奥深い・こと(さま)。「―の地」「墓地は斯の寺の境内で,―な,樹木の多いところにあつた/春(藤村)」

ゆうすい

ゆうすい [0] 【湧水】
わきみず。

ゆうすい

ゆうすい イウ― [0] 【遊水】 (名)スル
洪水のために河川の水が流れ出てたまること。

ゆうすいち

ゆうすいち イウ― [3] 【遊水池】
遊水の一部を一時貯留して,流量の調整をはかる,人工または天然の池。

ゆうすう

ゆうすう【有数の】
prominent;→英和
eminent;leading.→英和
〜の学者 one of the greatest scholars.

ゆうすう

ゆうすう イウ― [0] 【有数】 (名・形動)[文]ナリ
とりたてて数えるほど数が少なく,きわだっている・こと(さま)。屈指(クツシ)。「日本―の観光地」

ゆうすげ

ゆうすげ ユフ― [0] 【夕菅】
キスゲの別名。

ゆうすしきどき

ゆうすしきどき [6] 【夜臼式土器】
九州地方の縄文晩期末の突帯文土器。福岡県新宮町夜臼遺跡が標式遺跡。板付遺跡で夜臼式と水田址・炭化米・木製農具が共伴し,弥生早期とされるようになった。

ゆうすず

ゆうすず ユフ― [0] 【夕涼】
夏,夕方の涼しくなったころ。[季]夏。

ゆうすずみ

ゆうすずみ ユフ― [3] 【夕涼み】 (名)スル
夏の夕方,戸外や縁側などに出て暑さをしのぐこと。[季]夏。《―よくぞ男に生れける/其角》

ゆうすずみ

ゆうすずみ【夕涼みする】
enjoy the evening cool.

ゆうする

ゆう・する イウ― [3] 【有する】 (動サ変)[文]サ変 いう・す
持っている。所有する。「資格を―・する」「すぐれた能力を―・する」

ゆうする

ゆうする【有する】
have;→英和
possess;→英和
own;→英和
enjoy;→英和
be gifted[endowed] <with> (天性を).

ゆうずい

ゆうずい【雄蘂】
⇒雄蘂(おしべ).

ゆうずい

ゆうずい [1] 【雄蕊】
⇒おしべ(雄蕊)

ゆうずいしんけいせんい

ゆうずいしんけいせんい イウズイ―センヰ [9] 【有髄神経繊維】
神経繊維のうち,髄鞘をもつもの。無髄神経繊維に比べ,興奮伝導速度が大きい。
⇔無髄神経繊維

ゆうずう

ゆうずう【融通する】
lend;→英和
accommodate <a person with a loan> ;→英和
finance.→英和
〜のきく adaptable;→英和
flexible.→英和
〜のきかない unadaptable;inflexible;→英和
stiff;→英和
stubborn.→英和
‖融通手形 an accommodation bill.

ゆうずう

ゆうずう [0] 【融通】 (名)スル
〔古くは「ゆずう」とも〕
(1)金などをやりくりして貸し借りすること。「金を―してもらう」
(2)その場その場で適切な処置をとること。「―がきかない」
(3)とどこおりなく通ずること。

ゆうずうえんもんしょう

ゆうずうえんもんしょう ユウヅウヱンモンシヤウ 【融通円門章】
仏教書。一巻。大通融観著。1703年刊。融通念仏宗の根本聖典。開創の因縁を述べ,融通念仏の教義を明らかにする。

ゆうずうおう

ゆうずうおう ユウヅウワウ 【融通王】
⇒弓月君(ユヅキノキミ)

ゆうずうしょうけん

ゆうずうしょうけん [5] 【融通証券】
政府が予算の執行上必要な一時的資金を調達するために発行する証券。期限は一年以内で国会の承認が必要。大蔵省証券・食糧証券など。

ゆうずうせい

ゆうずうせい [0] 【融通性】
その場に応じて適切な対応・処理をする能力。「非常に真面目だが―がない」

ゆうずうてがた

ゆうずうてがた [5] 【融通手形】
実際の商取引はないのに,振出人・裏書人が指図人に自分の信用を利用させて,資金の融通を受けさせるために振り出したり裏書きしたりした手形。好意手形。
⇔商業手形

ゆうずうねんぶつ

ゆうずうねんぶつ [5] 【融通念仏】
融通念仏宗で唱える念仏。大念仏。円融念仏。

ゆうずうねんぶつしゅう

ゆうずうねんぶつしゅう 【融通念仏宗】
平安末期,良忍によって開かれた一宗派。江戸時代に大通融観により宗団として固定化された。華厳・天台の教理を基礎として念仏往生を説き,自己の唱える念仏の功徳が自他ともに融通して,一人の往生がすべての人の往生を約束するという。総本山は大阪市東住吉区の大念仏寺。大念仏宗。

ゆうずうぶつ

ゆうずうぶつ [3] 【融通物】
私法上,取引の対象となりうる物。
⇔不融通物

ゆうずうむげ

ゆうずうむげ [5] 【融通無礙】 (名・形動)[文]ナリ
何ものにもとらわれることなく自由である・こと(さま)。「柔軟で―な態度」

ゆうずつ

ゆうずつ ユフヅツ [0] 【長庚・夕星】
夕方,西の空にきわだって見える星,すなわち金星のこと。宵の星。ゆうつず。

ゆうせい

ゆうせい イウ― [0] 【優性】
雑種第一代で,両親のもつ対立形質・遺伝子のうち,発現する方をいう。顕性。
⇔劣性

ゆうせい

ゆうせい イウ― [0] 【幽静】 (名・形動)[文]ナリ
奥深くてもの静かな・こと(さま)。「周囲の―な趣と反照するためか,却つて町にゐるときよりも動揺した/門(漱石)」

ゆうせい

ゆうせい イウ― [0] 【遊星】
⇒わくせい(惑星)

ゆうせい

ゆうせい イウ― [0] 【憂世】
国家や世の中のことをうれえ心配すること。「―愛国の情焔ゆる如く/社会百面相(魯庵)」

ゆうせい

ゆうせい イウ― [0] 【優勢】 (名・形動)[文]ナリ
勢い・形勢が他よりもまさっている・こと(さま)。
⇔劣勢
「試合を―に進める」「―に転じる」

ゆうせい

ゆうせい【有声の】
《音声》voiced.→英和
有声音(子音) a voiced sound (consonant).

ゆうせい

ゆうせい【優勢な】
superior;→英和
predominant;→英和
leading.→英和
〜になる gain in power[strength,influence];gain ground (意見などが).〜を保つ dominate;→英和
lead;→英和
outnumber (数の上で).→英和

ゆうせい

ゆうせい イウ― [0] 【有声】
(1)声が出ること。また,声を出すこと。
(2)〔voiced〕
音声学で,発音に声帯の振動を伴うこと。
⇔無声

ゆうせい

ゆうせい イウ― [0] 【有生】
〔animate〕
語の意味の特徴の一。生命をもつもののこと。主に人間と動物。

ゆうせい

ゆうせい イウ― [0] 【有性】
雌雄の性の区別があること。

ゆうせい

ゆうせい イウ― [0] 【幽栖・幽棲】 (名)スル
俗世間を離れて静かに住むこと。また,閑静な住まい。

ゆうせい

ゆうせい【郵政省(大臣)】
the Ministry (Minister) of Posts and Telecommunications.

ゆうせい

ゆうせい [0] 【雄性】
(1)精子を生ずる個体(雄)に共通してみられる性質。
⇔雌性
(2)男らしい性質。

ゆうせい

ゆうせい イウ― [0][1] 【郵政】
郵便・郵便貯金など郵政省が管理する行政。

ゆうせい

ゆうせい【遊星】
a planet.→英和

ゆうせい

ゆうせい イウ― [0] 【優生】
遺伝的に優良な形質を保存しようとすること。

ゆうせい

ゆうせい【優性】
《生》dominance.‖優性遺伝 dominant inheritance.

ゆうせいおん

ゆうせいおん イウ― [3] 【有声音】
発音するとき,声帯の振動を伴う音。無声音に対する。[b][d][g][m][n][ŋ][v][z][ʒ] などの子音や,普通の母音がこれに属する。
⇔無声音

ゆうせいか

ゆうせいか イウ―クワ [0] 【有声化】
声帯の振動を伴わない音(無声音)が,何らかの条件によって声帯の振動を伴う音(有声音)になる現象。
⇔無声化

ゆうせいがく

ゆうせいがく イウ― [3] 【優生学】
人類の遺伝的素質を向上または減退させる社会的要因を研究して,悪性の遺伝的素質を淘汰し改善をはかることを目的とした応用遺伝学の一分野。1883年イギリスの遺伝学者 F =ゴールトンが提唱。ユージェニックス。

ゆうせいがく

ゆうせいがく【優生学】
eugenics.

ゆうせいがち

ゆうせいがち イウ― [0] 【優勢勝ち】
柔道などの試合で,両者とも一本を取れずに試合時間が経過したとき,審判が優勢と認めた方を勝ちとすること。

ゆうせいきょく

ゆうせいきょく イウ― [3] 【郵政局】
郵政省の地方機関。郵政省の指示に従い郵便局に対する指示・監督にあたる。

ゆうせいしゅじゅつ

ゆうせいしゅじゅつ イウ― [5] 【優生手術】
生殖腺を除去せず生殖を不能にする手術のうち,優生保護法に基づいて行われるもの。精管あるいは卵管の結紮(ケツサツ)を行うことが多い。

ゆうせいしょう

ゆうせいしょう イウ―シヤウ [3] 【郵政省】
国の行政機関の一。郵便・郵便貯金・郵便為替・郵便振替・簡易生命保険・郵便年金などの事業および電気通信に関する事務を取り扱う。1949年(昭和24)設置。郵務局・貯金局・簡易保険局・電波監理局などがあり,地方機関として地方郵政監察局・地方郵政局および地方電波監理局などのほか,末端機構として郵便局がある。

ゆうせいせいしょく

ゆうせいせいしょく イウ― [5] 【有性生殖】
雌性と雄性の二個の配偶子が合体して接合体をつくり,それが発育して新しい世代の個体をつくる生殖法。多くの多細胞生物にみられる。
⇔無性生殖

ゆうせいせだい

ゆうせいせだい イウ― [5] 【有性世代】
世代交代を行う生物で,有性生殖をする世代。
⇔無性世代

ゆうせいだいがっこう

ゆうせいだいがっこう イウ―ダイガクカウ 【郵政大学校】
郵政省の職員に対し,郵政行政に必要な訓練を行う郵政省の付属機関。所在地は東京都国立市。

ゆうせいだいじん

ゆうせいだいじん イウ― [5] 【郵政大臣】
郵政省の長である国務大臣。郵政相。

ゆうせいのほうそく

ゆうせいのほうそく イウ―ハフソク 【優性の法則】
ある形質について,優性遺伝子のみをもった純系の親と,劣性遺伝子のみをもった純系の親を交配させてできた雑種第一代は,優性の形質のみを発現すること。
→メンデルの法則

ゆうせいはいぐうし

ゆうせいはいぐうし [7] 【雄性配偶子】
配偶子に大小の区別のあるとき,小さい方の配偶子。小配偶子。

ゆうせいはぐるまそうち

ゆうせいはぐるまそうち イウ―サウチ [9] 【遊星歯車装置】
二種の歯車をかみ合わせ,おのおのの軸をつないで,一つの歯車のまわりを他がかみ合いながら回るようにした歯車装置。かみ合いながら回る歯車を遊星歯車,中心になる方を太陽歯車という。自動車の差動歯車装置などに用いられる。
遊星歯車装置[図]

ゆうせいほごほう

ゆうせいほごほう イウ―ハフ 【優生保護法】
優生上の見地から,不良な子孫の出生防止と母性の生命・健康の保護を目的とする法律。1948年(昭和23)制定。優生手術・母性保護のための人工妊娠中絶・受胎調節の指導などについて規定する。

ゆうせいらん

ゆうせいらん イウセイ― [3] 【有精卵】
受精卵の俗称。主に鶏卵について商品としての呼び方に用いる。
⇔無精卵

ゆうせいホルモン

ゆうせいホルモン [5] 【雄性―】
脊椎動物の雄の形質の発達と維持に関与する性ホルモン。主に精巣から分泌され,雄性生殖器官を発達させ,また二次性徴を発現させる。雌では主に副腎から分泌されている。アンドロゲン。男性ホルモン。

ゆうせき

ゆうせき イウ― [0] 【有責】
ある事について責任があること。「―議員」「―行為」

ゆうせつ

ゆうせつ [0] 【融雪】
(1)雪がとけること。また,その雪。ゆきどけ。「―期」
(2)雪をとかすこと。「―設備」

ゆうせつかきょく

ゆうせつかきょく イウセツ― [5] 【有節歌曲】
詩の各節に同じ旋律をつけて歌う歌曲のこと。鉄道唱歌などがその例。
⇔通作歌曲

ゆうせん

ゆうせん イウ― [0] 【遊船】
船遊びの船。特に夏,納涼のため川や海などに出す船をいう。[季]夏。

ゆうせん

ゆうせん【郵船】
a mail steamer.郵船会社 a mail steamship company.

ゆうせん

ゆうせん [0] 【湧泉・涌泉】
いずみ。ようせん。

ゆうせん

ゆうせん イウ― [0] 【郵船】
(1)郵便物を運ぶ船。郵便船。
(2)一定の宿駅と宿駅の間を通う船。定期の運送船。「渡口の―は風定(シズ)まつて出づ/和漢朗詠(雑)」

ゆうせん

ゆうせん【有線テレビ(放送する)】
cable television[TV](cablecast).有線放送 a community broadcasting system;a wired radio system.

ゆうせん

ゆうせん【優先する】
have[be given]priority <over> ;take precedence <over> .‖優先株 preference shares[stocks].優先権がある(を与える) have (give) priority.優先通行権 the right of way.

ゆうせん

ゆうせん イウ― [1] 【有線】
(1)電線を使って行う電気通信の方法。
(2)「有線放送」「有線電信」「有線電話」の略。

ゆうせん

ゆうせん イウ― [0] 【優先】 (名)スル
他のものより先に扱うこと。他をさしおいて行うこと。「公益を私益に―させる」「―道路」

ゆうせん

ゆうせん [0] 【勇戦】 (名)スル
いさましく戦うこと。

ゆうせん

ゆうせん イウ― [0] 【優占】 (名)スル
植物群落の中で,ある種が他の種よりも生態的に優勢であること。

ゆうせんかぶ

ゆうせんかぶ イウ― [3] 【優先株】
配当または残余財産などの分配を,普通株より優先的に受けられる株。
⇔後配株

ゆうせんくつ

ゆうせんくつ イウセンクツ 【遊仙窟】
中国,唐代の伝奇小説。張鷟(チヨウサク)著。主人公の張生が旅の途中,神仙の窟に迷いこみ仙女の崔十娘(サイジユウジヨウ)と五嫂(ゴソウ)に歓待され,歓楽の一夜を過ごす物語。中国では早く亡佚(ボウイツ)したが,日本には奈良時代に伝来して文学に大きな影響を与え,古訓は国語資料として重要。江戸時代に中国へ逆輸入された。

ゆうせんけん

ゆうせんけん イウ― [3] 【優先権】
他の者より先に,ある物事を行うことができる権利。

ゆうせんさい

ゆうせんさい イウ― [3] 【優先債】
その公共性により,起債順位のうえで事業債などより優遇されている債券。政府保証債・地方債などをいい,国債を加えることもある。公共優先債。

ゆうせんしっぽう

ゆうせんしっぽう イウ― [5] 【有線七宝】
七宝焼きの製作技法の一。金属の素地の上に金・銀・銅などの扁平な針金を輪郭線にそって貼り付け,その中にガラス釉(ウワグスリ)をかけて焼き付けるもの。
→無線七宝

ゆうせんしゅ

ゆうせんしゅ イウ― [3] 【優占種】
植物群落内において,最も数が多いか,広い面積を占めている種。その群落の性格を決定し,それを代表する。日本では落葉広葉樹林のブナ・ミズナラ,針葉樹林のコメツガ・シラビソなどがその例。

ゆうせんつうしん

ゆうせんつうしん イウ― [5] 【有線通信】
導線・同軸ケーブルなどを伝送路に用いる方式の通信。
⇔無線通信

ゆうせんてき

ゆうせんてき イウ― [0] 【優先的】 (形動)
他のものより先に扱うさま。「被災者を―に入居させる」

ゆうせんでんしん

ゆうせんでんしん イウ― [5] 【有線電信】
電線を用いて電信符号を伝達する方式。

ゆうせんでんわ

ゆうせんでんわ イウ― [5] 【有線電話】
加入者と交換局の間を有線線路でつないでいる電話。

ゆうせんべんさい

ゆうせんべんさい イウ― [5] 【優先弁済】
債務者からの弁済を他の債権者に先立って受けること。

ゆうせんほうそう

ゆうせんほうそう イウ―ハウ― [5] 【有線放送】
(1)主に農村部を中心に設けられている,放送と電話の二つの機能をもつ施設。また,その放送。
(2)飲食店などの加入契約者に対し,有線で音楽などを送る施設。また,その放送。

ゆうせんやど

ゆうせんやど イウ― [5] 【遊船宿】
遊船を仕立てて貸すことを業とする家。船宿。

ゆうせんテレビ

ゆうせんテレビ イウ― [5] 【有線―】
⇒ケーブル-テレビ

ゆうぜい

ゆうぜい【郵税】
postage.→英和
郵税不足(無料,未納,前払い) postage due (free,unpaid,prepaid).

ゆうぜい

ゆうぜい イウ― [0] 【郵税】
〔「郵便税」の略〕
郵便料金の旧称。

ゆうぜい

ゆうぜい イウ― [0] 【疣贅】
いぼ。

ゆうぜい

ゆうぜい【遊説する】
go canvassing; <米> take[go on]the stump;→英和
stump <a district> .遊説員 a canvasser;→英和
<米> a stump speaker.

ゆうぜい

ゆうぜい イウ― [0] 【有税】
税のかかること。
⇔無税

ゆうぜい

ゆうぜい イウ― [0] 【遊説】 (名)スル
意見や主義・主張を説いてまわること。特に,政治家が各地を演説してまわること。「全国を―して歩く」

ゆうぜい

ゆうぜい【有税の】
dutiable;→英和
taxable.→英和

ゆうぜち

ゆうぜち ユフ― 【夕節】
盆・正月などの節日(セチニチ)の夕方にごちそうをすること。夕方の節振る舞い。「沙汰しやんなと―の人に紛れて入りにけり/浄瑠璃・雪女」

ゆうぜみ

ゆうぜみ ユフ― [0] 【夕蝉】
夕方に鳴くセミ。

ゆうぜん

ゆうぜん イウ― [0] 【油然】 (ト|タル)[文]形動タリ
盛んにわき起こるさま。ゆぜん。「―として雲の湧くが如くに/幻影の盾(漱石)」

ゆうぜん

ゆうぜん イウ― [0] 【悠然】 (ト|タル)[文]形動タリ
落ち着いてゆったりとしているさま。「―と構える」「―たる面持ち」

ゆうぜん

ゆうぜん イウ― [0] 【有髯】
ひげをたくわえていること。「―の紳士」

ゆうぜん

ゆうぜん イウ― [0] 【優然】 (ト|タル)[文]形動タリ
ゆったりとして落ち着いているさま。「紫の幕引絞らせ,―として威儀をつくろひ/慨世士伝(逍遥)」

ゆうぜん

ゆうぜん イウゼン [1] 【友禅】
(1)
⇒宮崎(ミヤザキ)友禅
(2)「友禅染め」の略。

ゆうぜん

ゆうぜん【悠然として】
⇒悠々.

ゆうぜん

ゆうぜん [0] 【湧然・涌然】 (ト|タル)[文]形動タリ
水や声・感情などが盛んにわき起こるさま。「絃歌の声が―と起こり/幇間(潤一郎)」

ゆうぜん

ゆうぜん イウゼン 【祐善】
狂言の一。旅の僧が雨をさけて近くの草庵にはいると,亡霊が現れる。回向(エコウ)をするとその亡霊は,傘張りだった昔のことを舞ってみせる。

ゆうぜん

ゆうぜん [0] 【融然】 (ト|タル)[文]形動タリ
気分のやわらぐさま。「散士杯を手にし―として曰く/佳人之奇遇(散士)」

ゆうぜんえ

ゆうぜんえ イウゼンヱ [3] 【友禅絵】
(1)友禅染めの下絵。
(2)宮崎友禅が始めたという絵画の一風。友禅の染め模様のように描いた絵画。

ゆうぜんおうぎ

ゆうぜんおうぎ イウゼンアフギ [5] 【友禅扇】
人物・花鳥などを友禅の染め模様のように描いた扇。

ゆうぜんぞめ

ゆうぜんぞめ イウゼン― [0] 【友禅染(め)】
糊置(ノリオ)き防染による文様染め。本来は手描き・手彩色であったが,明治以後型紙を用いる型友禅が多くなった。多色を用いて絵画風な模様を華麗に染め出した,日本独特の染め物。宮崎友禅が始めたといわれる。
→糊置き

ゆうぜんぞめ

ゆうぜんぞめ【友禅染め】
the Yuzen process;printed silk.

ゆうぜんちりめん

ゆうぜんちりめん イウゼン― [5] 【友禅縮緬】
友禅染めを施した縮緬。

ゆうぜんもよう

ゆうぜんもよう イウゼン―ヤウ [5] 【友禅模様】
友禅染めに用いられる華やかな模様。

ゆうぜんカナキン

ゆうぜんカナキン イウゼン― [5][6] 【友禅―】
友禅染めを施した金巾(カナキン)。

ゆうぜんビロード

ゆうぜんビロード イウゼン― [5] 【友禅―】
⇒ビロード友禅(ユウゼン)

ゆうぜんモスリン

ゆうぜんモスリン イウゼン― [5] 【友禅―】
友禅染めを施したモスリン。

ゆうそう

ゆうそう [0] 【勇壮】 (名・形動)[文]ナリ
勇ましく意気さかんな・こと(さま)。「―活発」「―なマーチ」
[派生] ――さ(名)

ゆうそう

ゆうそう [0] 【雄壮】 (名・形動)[文]ナリ
おおしくさかんな・こと(さま)。「偉大だとか,―だとか/三四郎(漱石)」

ゆうそう

ゆうそう [0] 【雄爽】
おおしく,さっそうとしていること。「其議論―,人をして快然たらしむ/文明論之概略(諭吉)」

ゆうそう

ゆうそう【郵送する】
post;→英和
<米> mail;→英和
send by mail[post].郵送料 postage.→英和

ゆうそう

ゆうそう イウ― 【郵送】 (名)スル
郵便で送ること。「申込書を―する」「―料」

ゆうそう

ゆうそう イウ― [0] 【遊僧】
延年(エンネン)舞などの遊芸を行なった僧。

ゆうそう

ゆうそう【勇壮な】
brave;→英和
heroic;→英和
lively.→英和

ゆうそうさいぼう

ゆうそうさいぼう イウソウサイバウ [5] 【遊走細胞】
結合組織を構成する細胞の一種。リンパ球・単球・顆粒白血球・形質細胞および組織球・肥満細胞などで,組織内を比較的自由に移動する。

ゆうそうし

ゆうそうし イウサウ― 【有巣氏】
中国の古伝説上の聖人。木の上に鳥の巣のような家をこしらえて,獣類の危害を避けることを人間に教えた。大巣氏ともいう。

ゆうそうし

ゆうそうし イウソウ― [3] 【遊走子】
無性生殖をする胞子の一種で,鞭毛を有し,水中を運動する能力があるもの。藻類・藻菌類その他の下等な菌類などに見られる。動胞子。

ゆうそうじん

ゆうそうじん イウソウ― [3] 【遊走腎】
腎臓の固定が不十分なため,臥位に比べ立位で腎臓が著しく(5センチメートル以上)下方に移動すること。腰痛・背痛などを起こすことがある。

ゆうそうどうぶつ

ゆうそうどうぶつ イウサウ― [5] 【有爪動物】
動物分類上の一門。環形動物と節足動物との中間的な形態をもつ。体は5〜15センチメートルの円筒状で,神経節は体節的。一対の触角と多数の対になるいぼ足をもち,足の先端に爪(ツメ)がある。熱帯の湿地に分布。約七〇種が知られる。カギムシ。軟脚類。

ゆうそく

ゆうそく イウ― [1][0] 【有職・有識】
〔古くは「有識」と書かれた〕
(1)深い学識を身につけていること。「いと―の者の限りなむなりかし,さてはうたはいかがありけむ/宇津保(嵯峨院)」
(2)諸芸諸道にすぐれていること。芸能が上手であること。また,その人。「とりどりに―にめでたくおはしまさふもただことごとならず/大鏡(道長)」「―のおぼえ高きその人かの人/源氏(若菜下)」
(3)朝廷や公家の制度・故実などに精通していること。また,その人。ゆうしき。ゆうしょく。「ある―の人,白き物を着たる日は火ばしを用ゐる,苦しからずと申されけり/徒然 213」

ゆうそく

ゆうそく【有職故実】
ancient practices and usages.

ゆうそくか

ゆうそくか イウ― [0] 【有職家】
朝廷や武家の礼式・典故を研究し,その知識の深い人。故実家。有職者。

ゆうそくこじつ

ゆうそくこじつ イウ― [5] 【有職故実】
古来の朝廷や武家の礼式・典故・官職・法令・装束・武具などを研究する学問。

ゆうそくもんよう

ゆうそくもんよう イウ―ヤウ [5] 【有職文様】
平安時代以来,公家の装束・調度などに用いられた伝統的な文様。立涌(タチワキ)・丸文・菱文(ヒシモン)・亀甲(キツコウ)文・窠文(カモン)など。唐朝の文様を単純化したもので,日本の文様の基調をなす。

ゆうそくよみ

ゆうそくよみ イウ― [0] 【有職読み】
「故実(コジツ)読み」に同じ。

ゆうそこ

ゆうそこ イウ― 【有職】
「ゆうそく(有職)」に同じ。「かのぬし―なれど/宇津保(菊の宴)」

ゆうそち

ゆうそち イウソ― [3] 【有租地】
地租を課せられた土地。免租地に対する。

ゆうぞら

ゆうぞら ユフ― [0] 【夕空】
夕方の空。

ゆうぞんしゃ

ゆうぞんしゃ イウゾン― 【猶存社】
1919年(大正8)満川亀太郎,大川周明,北一輝らによって結成された国家主義団体。革命日本の建設やアジア民族の解放などを掲げたが,北と大川の対立により23年解散。

ゆうたい

ゆうたい イウ― [0] 【優待】 (名)スル
手厚くもてなすこと。他よりも大切に扱うこと。「―券」

ゆうたい

ゆうたい【優待する】
welcome;→英和
receive warmly;treat <a person> kindly[with hospitality].優待券 a complimentary ticket;a discount coupon.

ゆうたい

ゆうたい【勇退する】
retire[resign]voluntarily.

ゆうたい

ゆうたい イウ― [0] 【郵袋】
郵便物を入れて輸送するための袋。旧称,行嚢(コウノウ)。

ゆうたい

ゆうたい【有袋類】
《動》the marsupial.→英和

ゆうたい

ゆうたい イウ― [0] 【尤態】
美しい姿。

ゆうたい

ゆうたい [0] 【勇退】 (名)スル
潔く官職をやめること。後進に道を開くために進んで職をしりぞくこと。

ゆうたいばんるい

ゆうたいばんるい イウタイバン― [5] 【有胎盤類】
⇒真獣類(シンジユウルイ)(1)

ゆうたいぶつ

ゆうたいぶつ イウタイ― [3] 【有体物】
〔法〕 人間以外で,空間の一部を占める有形的存在である物。民法上の「物(モノ)」とは有体物をいう。
⇔無体物
→物■一■□二□(2)

ゆうたいるい

ゆうたいるい イウタイ― [3] 【有袋類】
有袋目の哺乳類の総称。子は発育不全の状態で生まれ,普通,雌の下腹部にある育児嚢(ノウ)の中で育てられる。膣(チツ)も子宮も左右に二個ある。オーストラリア区および南北アメリカに約二五〇種が分布し,形態・習性は変化に富む。オポッサム科・フクロネコ科・クスクス科・カンガルー科など八科に分けられる。二子宮類。無胎盤類。後獣類。

ゆうたん

ゆうたん [0] 【熊胆】
「熊(クマ)の胆(イ)」に同じ。

ゆうたん

ゆうたん [0] 【勇胆】 (名・形動)[文]ナリ
いさましく度胸がある・こと(さま)。「―豪邁列国を睥睨するの風采を以て座を占め/経国美談(竜渓)」

ゆうだ

ゆうだ【遊惰な】
lazy;→英和
idle.→英和

ゆうだ

ゆうだ イウ― [1] 【遊惰】 (名・形動)[文]ナリ
仕事もせずにぶらぶらと遊んでいる・こと(さま)。「―な生活にひたる」「―にして財を糜(ビ)し/伊沢蘭軒(鴎外)」

ゆうだい

ゆうだい【雄大な】
grand;→英和
magnificent.→英和

ゆうだい

ゆうだい [0] 【雄大】 (名・形動)[文]ナリ
規模が大きく堂々としている・こと(さま)。「―な眺め」「―な構想」
[派生] ――さ(名)

ゆうだいせきうん

ゆうだいせきうん [5] 【雄大積雲】
著しく盛り上がった積雲。さらに発達すると積乱雲になる。

ゆうだすき

ゆうだすき ユフ― 【木綿襷】 (枕詞)
木綿で作ったたすきを肩にかけることから,「かけて」「かくる」「片岡の神」などにかかる。「―かけてもいふな仇人の葵てふ名はみそぎにぞせし/後撰(夏)」

ゆうだたみ

ゆうだたみ ユフ― 【木綿畳】 (枕詞)
木綿畳は,木綿を畳んだものともいうが,形体不明。それを神に手向けることから,「手向けの山」「田上(タナカミ)山」にかかる。「―手向けの山を明日か越え去なむ/万葉 3151」「―田上山のさな葛(カズラ)/万葉 3070」

ゆうだち

ゆうだち ユフ― [0] 【夕立】
夏の午後から夕方にかけ,にわかに降り出すどしゃぶり雨。雷を伴うことが多く,短時間で晴れ上がり,一陣の涼風をもたらす。ゆだち。白雨(ハクウ)。[季]夏。

ゆうだち

ゆうだち【夕立(に会う)】
(be caught in) a shower.→英和

ゆうだち=は馬の背を分ける

――は馬の背を分ける
〔夕立は馬の背の片側には降っても他の側には降らないの意で〕
夕立の降る範囲のきわめて狭いことのたとえ。

ゆうだちぐも

ゆうだちぐも ユフ― [5] 【夕立雲】
積乱雲の俗称。この雲が発生すると夕立の降ることが多いのでいう。[季]夏。

ゆうだつ

ゆうだ・つ ユフ― 【夕立つ】 (動タ四)
(1)雨・雲・風・波などが夕方に起こり立つ。「かきくもり―・つ浪のあらければ浮きたる舟ぞしづ心なき/新古今(羇旅)」
(2)夕立が降る。「俄に空陰(クモ)りて―・ちぬ/今昔 19」

ゆうだん

ゆうだん [0] 【勇断】 (名)スル
思い切って決断すること。勇気のある決断。果断。「―をふるう」

ゆうだん

ゆうだん イウ― [0] 【有段】
剣道・柔道・囲碁・将棋などの段位をもっていること。「―者」

ゆうだん

ゆうだん [0] 【雄断】
雄々しい決断。男らしい決断。

ゆうだん

ゆうだん【勇断】
a decisive measure[step].

ゆうだんしゃ

ゆうだんしゃ【有段者】
a grade holder.

ゆうち

ゆうち イウ― [1] 【誘致】 (名)スル
(人や会社などを)積極的に招き寄せること。「工場団地を―する」

ゆうち

ゆうち【誘致する】
draw;→英和
attract;→英和
invite <factories> .→英和

ゆうち

ゆうち イウ― [1] 【有知・有智】
知恵のあること。また,その人。

ゆうち=無知三十里

――無知三十里
〔世説新語(捷悟)〕
知恵のある者と知恵のない者との差のはなはだしいことのたとえ。
〔曹娥の碑の背に書かれてあった句の意味を魏の曹操は理解できず,三十里行ったときにやっとわかったが,彼に従っていた楊修は即座に理解したという故事から〕

ゆうちくのうぎょう

ゆうちくのうぎょう イウチクノウゲフ [5] 【有畜農業】
家畜を積極的にとりいれた農業経営。家畜の労力や畜産物・厩肥(キユウヒ)の利用を目的として,昭和初期に政府が盛んに奨励した。

ゆうちどり

ゆうちどり ユフ― [3] 【夕千鳥】
夕方の千鳥。夕べに飛び立つ千鳥。[季]冬。《―松原越えて浜移り/鈴木花蓑》

ゆうちょ

ゆうちょ イウ― [1] 【郵貯】
「郵便貯金」の略。

ゆうちょう

ゆうちょう イウチヤウ [1] 【優長】 (名・形動)[文]ナリ
(1)「悠長」に同じ。「牝牛の軋ませて行く―な荷車/片恋(四迷)」
(2)すぐれている・こと(さま)。「才学―にして/平治(上)」

ゆうちょう

ゆうちょう イウテウ [0] 【遊鳥】
(1)遊んでいる鳥。
(2)他の鳥を誘い捕らえるためにつないでおく鳥。囮(オトリ)。

ゆうちょう

ゆうちょう [0] 【雄張】 (名)スル
盛んに勢いをのばすこと。「大陸に―する」

ゆうちょう

ゆうちょう【悠長な】
slow;→英和
easygoing.→英和
〜に構える take it[things]easy.

ゆうちょう

ゆうちょう イウチヤウ [1] 【悠長】 (名・形動)[文]ナリ
落ち着いていて気の長いこと。のんびりとして急がないこと。また,そのさま。「―に構える」「―な態度」「そんな―なことを言っていられない」
[派生] ――さ(名)

ゆうちょう

ゆうちょう イウ― [0] 【有徴】
⇒有標(ユウヒヨウ)

ゆうちょうろう

ゆうちょうろう ユウチヤウラウ 【雄長老】
(?-1602) 安土桃山時代の学僧・狂歌師。京都建仁寺塔中(タツチユウ)如是院の長老で,正しくは永雄長老。母は細川幽斎の妹。近世狂歌の祖と称される。著「狂歌三百首抄」「雄長老百首」など。

ゆうちん

ゆうちん [0] 【雄鎮】
一国・一組織を治めるような雄大な勢力をもつもの。「独り改進党の一―を以て自ら期し/思出の記(蘆花)」

ゆうつかた

ゆうつかた ユフ― 【夕つ方】
ゆうがた。「この―内裏よりもろともにまかで給けるを/源氏(末摘花)」

ゆうつけどり

ゆうつけどり ユフツケ― 【木綿付け鳥】
〔世の中が乱れたときに,鶏に木綿(ユウ)をつけて都の四方の関所で祓(ハラエ)をしたことから〕
鶏(ニワトリ)。ゆうつけのとり。ゆうづけどり。「逢坂の―もわがごとく人や恋しき音のみなくらむ/古今(恋一)」

ゆうつず

ゆうつず ユフツヅ 【長庚・夕星】
「ゆうずつ(長庚)」に同じ。「―の夕になればいざ寝よと/万葉 904」

ゆうつずの

ゆうつずの ユフツヅ― 【長庚の・夕星の】 (枕詞)
(1)金星が東の空に現れたり西の空に現れたりすることから,「か行きかく行き」にかかる。「―か行きかく行き大舟のたゆたふ見れば/万葉 196」
(2)宵の明星の出る夕の意で,「夕(ユウベ)」にかかる。「―夕になればいざ寝よと手を携はり/万葉 904」

ゆうつづ

ゆうつづ ユフ― 【長庚・夕星】
⇒ゆうずつ(長庚)

ゆうつゆ

ゆうつゆ ユフ― [0] 【夕露】
夕方におく露。

ゆうづう

ゆうづう [0] 【融通】 (名)スル
⇒ゆうずう(融通)

ゆうづき

ゆうづき ユフ― [0] 【夕月】
夕方の空に見える月。宵月。[季]秋。

ゆうづき

ゆうづき【夕月】
an evening moon.

ゆうづきよ

ゆうづきよ ユフ― [4][3] 【夕月夜】
〔古くは「ゆうづくよ」〕
月が出ている夕暮れ。また,夕暮れに出ている月。夕月。宵月。[季]秋。《むさゝびの鳴いて高野の―/松尾いはほ》

ゆうづく

ゆうづ・く ユフ― [3] 【夕付く】
■一■ (動カ五[四])
夕方になる。「しだいに―・いてきた空」
■二■ (動カ下二)
{■一■}に同じ。「さるべき人々,―・けてこそは迎へさせ給はめ/源氏(若紫)」

ゆうづくひ

ゆうづくひ ユフヅク― 【夕付く日】
夕方の日の光。
⇔朝付く日
「―さすや川辺に作る屋の/万葉 3820」

ゆうづくよ

ゆうづくよ ユフ― [4][3] 【夕月夜】
■一■ (名)
「ゆうづきよ(夕月夜)」に同じ。
■二■ (枕詞)
(1)夕方に月の出る頃は,明け方は闇となることから,「暁闇(アカトキヤミ)」にかかる。「―暁闇の朝影に/万葉 2664」
(2)夕月の暗し,入るなどということから,地名「小倉の山」「入佐(イルサ)の山」などにかかる。「―小倉の山になく鹿の/古今(秋下)」

ゆうづつみ

ゆうづつみ ユフ― 【木綿裹み】 (枕詞)
一説に「木綿畳(ユウダタミ)」に同じ。木綿の白いところから「白」にかかる。「―白月山のさな葛(カズラ)/万葉 3073」

ゆうづる

ゆうづる ユフヅル 【夕鶴】
戯曲。木下順二作。1949年(昭和24)「婦人公論」に発表。鶴の恩返しの民話に取材,素朴な愛を詩的・幻想的な舞台に実現。初演以来山本安英の演技で知られる。

ゆうてい

ゆうてい イウ― [0] 【郵亭】
飛脚の発着所。うまつぎ。駅逓(エキテイ)。

ゆうてい

ゆうてい イウ― [0] 【遊底】
銃身の後部にあり,前後にスライドして,弾薬の装填・発射,空薬莢(カラヤツキヨウ)の排出などを行う装置。

ゆうているい

ゆうているい イウテイ― [3] 【有蹄類】
足の先に角質の蹄(ヒヅメ)をもつ哺乳類の総称。代表的なものにウマ・カバなど奇蹄目とウシ・ブタなどの偶蹄目がある。いずれも大形の獣で,草食性のものが多い。このほか,管歯目(ツチブタ)・長鼻目(ゾウ・マンモスなど)・イワダヌキ目(ハイラックスなど)・海牛目(ジュゴン・マナティーなど)を含む。

ゆうているい

ゆうているい【有蹄類】
《動》the ungulate.→英和

ゆうてん

ゆうてん [1] 【融点】
融解の起こり始める温度。固体と液体とが平衡を保って存在する温度。純粋な物質の融解点は,一定の圧力のもとでは一定。融解点。
⇔凝固点

ゆうてん

ゆうてん イウテン 【祐天】
(1637-1718) 江戸時代の浄土宗の僧。字(アザナ)は愚心。号は明蓮社顕誉。増上寺で修行。のち,名声を嫌って各地を遍歴したが将軍家の尊信が厚く,1711年増上寺第三六世を継ぎ,大僧正となった。

ゆうてん

ゆうてん【融点】
the melting point.

ゆうてんじ

ゆうてんじ イウテン― 【祐天寺】
東京都目黒区中目黒にある浄土宗の寺。明顕山善久院と号する。1719年祐天の遺命により弟子の祐海が建立。

ゆうでく

ゆうでく
〔近世,深川の遊里語。「遊木偶」の意ともいう〕
田舎者をののしっていう語。「ひやうたくれ,―の揃ひだ/洒落本・辰巳之園」

ゆうでんかねつ

ゆうでんかねつ イウデン― [5] 【誘電加熱】
高周波加熱の一種。高周波電場の中に置かれた誘電体が,その誘電損失によって加熱される現象。一様,かつ急速な温度上昇が可能。電子レンジはこの例。

ゆうでんそんしつ

ゆうでんそんしつ イウデン― [5] 【誘電損失】
交流電場を誘電体に加えたとき,電気エネルギーの一部が熱に変わる現象。

ゆうでんたい

ゆうでんたい イウデン― [0] 【誘電体】
静電界中で電気分極を起こし,直流電流を生じない物質。電気的絶縁体。電媒質。

ゆうでんぶんきょく

ゆうでんぶんきょく イウデン― [5] 【誘電分極】
⇒分極

ゆうでんりつ

ゆうでんりつ イウデン― [3] 【誘電率】
電気分極のようすを表す物質定数。電束密度と電場の強さとの比。電媒定数。

ゆうと

ゆうと ユフ― 【夕と】
夕方。日暮れ時。
⇔朝と
「朝とにはい倚(ヨ)り立たし―にはい倚り立たす/古事記(下)」

ゆうと

ゆうと [1] 【雄図】
おおしいくわだて。雄大な計画。「―むなしく挫折する」

ゆうと

ゆうと [1] 【雄途】
おおしく,勇ましい門出。「―に就く」

ゆうと

ゆうと【雄図】
one's ambition.

ゆうとう

ゆうとう イウ― [0] 【優等】 (名・形動)[文]ナリ
他よりすぐれている・こと(さま)。
⇔劣等
「―の成績で卒業する」「才智人に秀で学術も―なるが上に/もしや草紙(桜痴)」

ゆうとう

ゆうとう ユウタフ 【雄踏】
静岡県西部,浜名郡の町。浜名湖東岸に位置し,ウナギ養殖などが盛ん。たきや漁やねこ網漁などの伝統漁法が観光用として残る。

ゆうとう

ゆうとう イウタウ [0] 【友党】
政見・政策に一致するところがあり,行動を共にする政党。

ゆうとう

ゆうとう【優等で】
<graduate> with honors.‖優等賞 <win> an honor prize.優等生 an honor student.

ゆうとう

ゆうとう イウタウ [0] 【遊蕩】 (名)スル
遊興にふけること。酒や淫事におぼれること。放蕩。

ゆうとうじ

ゆうとうじ イウタウ― [3] 【遊蕩児】
遊蕩をする人。放蕩者。遊冶郎(ユウヤロウ)。遊び人。

ゆうとうせい

ゆうとうせい イウ― [3] 【優等生】
成績の特にすぐれた学生や生徒。

ゆうとく

ゆうとく【有徳の】
virtuous;→英和
<a man> of virtue.

ゆうとく

ゆうとく イウ― [0] 【有徳】 (名・形動)[文]ナリ
(1)「うとく(有徳){(1)}」に同じ。「―の士」
(2)「うとく(有徳){(2)}」に同じ。「―ナヒト/日葡」

ゆうとどろき

ゆうとどろき ユフ― 【夕轟き】
(1)夕方,騒がしく物音の聞こえること。また,その物音。「帰るさの家路をいそぐ市に出て―の民のこゑ哉/新撰六帖 1」
(2)恋情などで,夕方になると胸がときめくこと。「慕ひ来る恋のやつこの旅にても身のくせなれや―は/堀河百首」

ゆうどう

ゆうどう イウ― [0] 【誘動】 (名)スル
人をさそって,ある事をするようにしむけること。扇動。「他人を―し党類を立る故に非れば/明六雑誌 6」

ゆうどう

ゆうどう イウダウ [0] 【有道】
(1)正しい道にかなっていること。徳行をなすこと。また,その人。「無道心にして人に―と思はれん,これをよくよく慎(ツツ)しむべし/正法眼蔵」
(2)天下のよく治まること。「無為の聖徳寸陰を重みし,―の神功球琳(=美シイ玉)を軽みす/懐風藻」

ゆうどう

ゆうどう【誘導する】
induce;→英和
lead;→英和
conduct.→英和
‖誘導尋問 <ask[put]> a leading question.誘導装置 a talking-down system (航空管制塔の);a guidance system (ミサイルの).誘導体 a conductor.誘導弾 a guided missile.誘導電流 an induced current.

ゆうどう

ゆうどう イウ― [0] 【遊動・游動】 (名)スル
(1)自由に動くこと。「小魚の―するを見るなど,如何にも閑雅の棲居(スマイ)なり/花間鶯(鉄腸)」
(2)哺乳類の生活様態の一。かなり広い地域を日常的な生活の場を移動しながら暮らし,年間を通じてみると一定の範囲内を規則的に巡回しているもの。

ゆうどう

ゆうどう イウダウ [0] 【誘導】 (名)スル
(1)人や物をある場所や状態にさそい導くこと。「生徒を安全な場所に―する」
(2)電気や磁気が,電場や磁場にある物体に影響を及ぼすこと。また,その作用。感応。電磁感応。
(3)動物の発生過程において,胚(ハイ)のある部分が,それに接する他の胚域からの影響によってどのような器官・組織になるか決定される現象。このような誘導作用をもつ胚域を形成体(オルガナイザー)という。
(4)細胞内で酵素の合成が促進されること。酵素誘導。
→誘導酵素

ゆうどううんどう

ゆうどううんどう イウダウ― [5] 【誘導運動】
〔心〕 運動の知覚の一。雲の流れにつれて月が動いているように見えたり,隣の列車の動きにつれて自分の乗っている列車が動いているように感じたりする現象。

ゆうどうえんぼく

ゆうどうえんぼく【遊動円木】
a swinging pole.

ゆうどうえんぼく

ゆうどうえんぼく イウ―ヱン― [5] 【遊動円木】
子供の遊び用あるいは運動用設備。太い丸太を地上低く水平に鉄の鎖でつり下げたもの。乗って前後に揺り動かして遊ぶ。
⇔固定円木

ゆうどうかねつ

ゆうどうかねつ イウダウ― [5] 【誘導加熱】
〔induction heating〕
交流磁場中に導体を置くと電磁誘導作用により起電力が発生し,渦電流が流れて渦電流損失として発熱することを利用して加熱すること。無接触加熱・高温度加熱・局部加熱・均一加熱などが可能で応用範囲が広い。電気炊飯器などに用いる。IH 。

ゆうどうかんごう

ゆうどうかんごう イウ―ガフ [5] 【遊動嵌合】
⇒隙間嵌(スキマバ)め

ゆうどうき

ゆうどうき イウダウ― [3] 【誘導機】
誘導電動機と誘導発電機の総称。一般には誘導電動機をさすことが多い。
→誘導電動機

ゆうどうきでんき

ゆうどうきでんき イウダウ― [6] 【誘導起電機】
静電誘導を利用して電荷を機械的に多量にたくわえ,直流高電圧をつくる実験用の装置。

ゆうどうこうそ

ゆうどうこうそ イウダウカウ― [5] 【誘導酵素】
細胞に特定の基質(誘導物質{(2)})を加えることによって,合成が誘導されたり,合成の速度が高められる酵素。例えば,大腸菌の培地中に乳糖を加えると,それを分解する酵素 β -ガラクトシダーゼが合成され,乳糖を培地から除くと酵素の合成は停止するなど。適応酵素。
→構成酵素

ゆうどうじんもん

ゆうどうじんもん イウダウ― [5] 【誘導尋問】
尋問の中に尋問者の望む答えが暗示されている尋問。刑事訴訟の主尋問では原則として禁止。

ゆうどうたい

ゆうどうたい イウダウ― [0] 【誘導体】
分子構造中の一部分が変化してできた化合物を,もとの化合物に対していう語。主に有機化合物について用いる。

ゆうどうたんい

ゆうどうたんい イウダウ―ヰ [5] 【誘導単位】
⇒組立単位(クミタテタンイ)

ゆうどうたんぱくしつ

ゆうどうたんぱくしつ イウダウ― [8] 【誘導蛋白質】
天然のタンパク質を熱処理・化学処理などで人工的に変化させたタンパク質。動物の爪(ツメ)・腱(ケン)などの主成分であるコラーゲンを熱湯で処理したゼラチン・膠(ニカワ)など。

ゆうどうだん

ゆうどうだん イウダウ― [3] 【誘導弾】
⇒ミサイル

ゆうどうでんどうき

ゆうどうでんどうき イウダウ― [7] 【誘導電動機】
交流電動機の一種。固定子巻線に交流を流して回転磁界をつくり,電磁誘導作用によって回転子巻線に電流が流れて,回転磁界との間にトルクを生じ回転の起こるもの。回転子の構造により,巻線形・籠(カゴ)形などがあり,また相数により単相用・三相用などがある。インダクション-モーター。

ゆうどうでんりゅう

ゆうどうでんりゅう イウダウ―リウ [5] 【誘導電流】
電磁誘導によって回路に生ずる電流。感応電流。

ゆうどうぶっしつ

ゆうどうぶっしつ イウダウ― [5] 【誘導物質】
(1)動物の発生過程において,形成体に含まれて器官・組織の分化を導く作用をもつと考えられる物質。
(2)細胞に加えることによって,多量の誘導酵素を生成させる作用をもつ物質。

ゆうどうへいき

ゆうどうへいき イウダウ― [5] 【誘導兵器】
無線指令・赤外線感知・レーダー・テレビ-カメラ・レーザーなどの誘導によって目標を撃破する兵器。

ゆうどうほうしゅつ

ゆうどうほうしゅつ イウダウハウ― [5] 【誘導放出】
外からあてた光の刺激によって,それと同じ位相・周波数で起こる光の放出。メーザーやレーザーはこの現象を利用して,位相のそろった波形が長く保たれる電磁波や光の増幅を行う。誘導放射。
→メーザー
→レーザー

ゆうどうろ

ゆうどうろ イウダウ― [3] 【誘導路】
飛行場で,滑走路と駐機場を結ぶ通路のこと。タクシー-ウエー。

ゆうどうコイル

ゆうどうコイル イウダウ― [5] 【誘導―】
直流から高電圧を発生する装置。一次巻線に低い直流電圧を加え,断続器によって絶えず断続させ,二次巻線に高電圧を誘起するもの。インダクション-コイル。

ゆうどく

ゆうどく【有毒な】
poisonous;→英和
harmful.有毒ガス (a) poisonous gas.

ゆうどく

ゆうどく イウ― [0] 【有毒】 (名・形動)[文]ナリ
毒性がある・こと(さま)。「―な成分」「―ガス」

ゆうどくきん

ゆうどくきん イウ― [4][3][0] 【有毒菌】
有毒成分を含む菌類の総称。毒きのこ。

ゆうどくしょくぶつ

ゆうどくしょくぶつ イウ― [6] 【有毒植物】
人間や動物に対して有毒な成分を含む植物の総称。有毒成分はアルカロイドに属するものが多く,用い方によっては薬になるものもある。トリカブト・マチン・チョウセンアサガオ・ドクウツギ・アセビ・ウルシなど。

ゆうな

ゆうな ユフ― 【夕菜】
夕食のおかず。「わが門に表裳の裾ぬれ下裳の裾ぬれ朝菜摘み―摘み/催馬楽」

ゆうなぎ

ゆうなぎ ユフ― [0] 【夕凪】
海岸地方で夕方,海風から陸風に替わるときの無風状態。[季]夏。
⇔朝凪

ゆうなぎ

ゆうなぎ【夕凪】
an evening calm.

ゆうなみ

ゆうなみ ユフ― [0] 【夕波】
夕方,水面に立つ波。

ゆうなみちどり

ゆうなみちどり ユフ― 【夕波千鳥】
夕方の波の上に飛びたわむれる千鳥。「近江の海―汝(ナ)が鳴けば心もしのに古(イニシエ)思ほゆ/万葉 266」

ゆうに

ゆうに イウ― [1] 【優に】 (副)
十分にあるさま。多く,下に数を表す語を伴う。「―一〇〇キロを超す堂々たる体格」

ゆうに

ゆうに【優に】
full[a good] <five hours> ;→英和
well over;enough;→英和
amply;→英和
easily.→英和

ゆうにじ

ゆうにじ ユフ― [0] 【夕虹】
夕方に立つ虹。[季]夏。

ゆうにじ=百日の旱(ヒデリ)

――百日の旱(ヒデリ)
夕虹は晴天の続く前兆である。

ゆうねん

ゆうねん イウ― [0] 【遊年】
陰陽道(オンヨウドウ)で,年によってその人が建築・旅行・移転・嫁取りなどを忌んで,避けなくてはならないとする方角。

ゆうねんぶつ

ゆうねんぶつ ユフ― [3] 【夕念仏】
念仏を夕方に唱えること。
→朝題目に夕念仏

ゆうのう

ゆうのう【有能な】
able;→英和
capable;→英和
competent;→英和
<a man> of ability.

ゆうのう

ゆうのう イウ― [0] 【有能】 (名・形動)[文]ナリ
才能のある・こと(さま)。
⇔無能
「―な人材」「―の士」
[派生] ――さ(名)

ゆうはい

ゆうはい イウ― [0] 【有配】
株式などの配当があること。
⇔無配

ゆうはいにゅうしゅし

ゆうはいにゅうしゅし イウハイニユウ― [7] 【有胚乳種子】
植物の種子で,胚乳をもつもの。デンプンを多く含む種子(イネ・トウモロコシなど),脂肪を多く含む種子(ナタネ・ゴマなど)がある。
⇔無胚乳種子

ゆうはいるい

ゆうはいるい イウハイ― [3] 【有肺類】
軟体動物門腹足綱の一亜綱。陸産巻貝のすべてと淡水産・海産巻貝の一部を含む。鰓(エラ)が退化し,かわりに外套膜(ガイトウマク)が変化して肺のような機能をもち,空気呼吸をする。雌雄同体。カタツムリ・ナメクジ・モノアラガイなどを含み,種類が多い。

ゆうはつ

ゆうはつ【誘発する】
cause;→英和
give rise to.

ゆうはつ

ゆうはつ イウ― [0] 【誘発】 (名)スル
ある事柄が原因になって,他の事柄を引き起こすこと。「事故を―する」

ゆうはつとうし

ゆうはつとうし イウ― [5] 【誘発投資】
考察の対象となる経済体系の中で内生的に決定され,その水準が定められる投資。消費や所得の増大によって誘発された在庫投資が代表的。
→独立投資

ゆうはな

ゆうはな ユフ― 【木綿花】
木綿(ユウ)で作った造花。女性の髪飾りなどにした。「泊瀬女(ハツセメ)の造る―/万葉 912」

ゆうはなの

ゆうはなの ユフ― 【木綿花の】 (枕詞)
美しい木綿の花のようにの意で,「栄ゆ」にかかる。「―栄ゆる時に/万葉 199」

ゆうはふる

ゆうはふ・る ユフ― 【夕羽振る】 (動ラ四)
夕方,鳥が羽ばたくように風や波が立つ。「朝はふる風こそ寄せめ―・る波こそ来寄れ/万葉 131」

ゆうはらえ

ゆうはらえ ユフハラヘ 【夕祓】
夕方にする祓。特に,六月晦日の夏越(ナゴシ)の祓をいう。

ゆうはん

ゆうはん [1][0] 【雄藩】
勢力の強い藩。「西南―」

ゆうはん

ゆうはん【夕飯】
⇒夕食.

ゆうはん

ゆうはん ユフ― [0] 【夕飯】
夕方にとる食事。夕食。晩飯。

ゆうはん

ゆうはん イウ― 【有半】
〔「有」は「また」の意〕
年数を表す語に付けて,その半分あまりの意を表す。「一年―」

ゆうばい

ゆうばい イウバイ 【友梅】
⇒雪村(セツソン)友梅

ゆうばえ

ゆうばえ ユフ― [0] 【夕映え】
(1)夕日に反映して物の色が照りかがやくこと。また,夕焼け。
(2)薄暗い夕方頃,かえって物の色があざやかに美しくはえること。「仲忠―して,そこらの人にもすぐれてめでたく/宇津保(初秋)」

ゆうばえ

ゆうばえ【夕映え】
⇒夕焼け.

ゆうばく

ゆうばく イウ― [0] 【誘爆】 (名)スル
ある爆発物の爆発が原因となって,他の爆発物の爆発を引き起こすこと。

ゆうばゆ

ゆうば・ゆ ユフ― 【夕映ゆ】 (動ヤ下二)
夕日を受けて照り映える。「つつじ咲く山の岩かげ―・えて/山家(春)」

ゆうばり

ゆうばり ユフバリ 【夕張】
北海道中部,夕張川上流域の市。石狩炭田の炭鉱都市として発展した。夕張メロンを特産。

ゆうばりがわ

ゆうばりがわ ユフバリガハ 【夕張川】
北海道中西部を流れる川。源を夕張山地の芦別岳に発し,諸川を合わせ江別市で石狩川と合流。長さ約158キロメートル。

ゆうばりさんち

ゆうばりさんち ユフバリ― 【夕張山地】
北海道中部を南北に走る山地。最高峰は芦別岳(海抜1727メートル)。西麓沿いに石狩炭田がある。

ゆうばりたんでん

ゆうばりたんでん ユフバリ― 【夕張炭田】
石狩炭田の南部,夕張山地南西側にある炭田。良質の瀝青炭(レキセイタン)を産する。

ゆうばりだけ

ゆうばりだけ ユフバリ― 【夕張岳】
夕張山地の主峰の一。海抜1668メートル。ユウバリコザクラ・ユウバリリンドウなど特有の高山植物が生育。

ゆうばれ

ゆうばれ ユフ― [0] 【夕晴(れ)】
夕方,空が晴れ上がること。

ゆうひ

ゆうひ [1] 【熊羆】
熊(クマ)と羆(ヒグマ)。転じて,勇猛な者のたとえ。

ゆうひ

ゆうひ【雄飛する】
play an active part <in> ;go abroad with a great ambition (海外に).

ゆうひ

ゆうひ ユフ― [0] 【夕日・夕陽】
夕方の太陽。入り日。また,その光。
⇔朝日

ゆうひ

ゆうひ【夕日】
the evening[setting]sun.

ゆうひ

ゆうひ 【熊斐】
(1693-1772) 江戸中期の画家。本姓,熊代(クマシロ)。清国人沈南蘋(シンナンピン)に師事,南蘋風花鳥画流行の先駆となる。

ゆうひ

ゆうひ [1] 【雄飛】 (名)スル
(雄鳥が舞い上がるように)勢い盛んに活躍すること。
⇔雌伏
「海外に―する」

ゆうひかげ

ゆうひかげ ユフ― [3] 【夕日影】
夕日の光。

ゆうひがくれ

ゆうひがくれ ユフ― 【夕日隠れ】
(1)夕日のあたらないこと。また,その所。「きりぎりす―の露に鳴くらん/玉葉(秋上)」
(2)夕日の没すること。また,その時。「松風の―に吹く程は/新拾遺(雑上)」

ゆうひつ

ゆうひつ [0] 【雄筆】
雄渾(ユウコン)な筆づかい。また,その文字。

ゆうひつ

ゆうひつ イウ― [1][0] 【右筆・祐筆】
(1)筆をとって文を書くこと。
(2)貴人のそば近く仕えて,物を書く役。また,その役人。書記。
(3)武家の職名。文書・記録をつかさどる。
(4)文筆の業に従事する者。文官。「われ―の身にあらず,武勇の家に生まれて/平家 1」

ゆうひょう

ゆうひょう イウヘウ [0] 【遊標】
⇒バーニヤ

ゆうひょう

ゆうひょう イウヘウ [0] 【有標】
音声・文法・語彙に見られる性質の一。複数の言語単位が同じ,あるいは同種の物事を表すときに,ある特徴を積極的に示すこと。形態的には,接辞がつく,意味的に限定される,などの特徴をもつ。lion と lioness では後者が雌ライオンしか意味しないので有標。drake と duck で は前者が雄鴨にしか使われないので有標。有徴。
→無標

ゆうひょう

ゆうひょう [0] 【融氷】
氷がとけること。

ゆうひん

ゆうひん イウ― [0] 【優品】
すぐれた品。

ゆうび

ゆうび イウ― [1] 【優美】 (名・形動)[文]ナリ
上品で美しいこと。派手でない,おだやかな美しさのあること。また,そのさま。「―な装い」「―な曲線を描く」
[派生] ――さ(名)

ゆうび

ゆうび イウ― [1] 【幽微】 (名・形動)[文]ナリ
ごくかすかで微妙であること。神秘的で知りがたいこと。また,そのさま。「そのさま清明にして而も―に,譬へば霞を以て顔料となし/即興詩人(鴎外)」

ゆうび

ゆうび イウ― [1] 【有尾】
尾があること。

ゆうび

ゆうび【優美な】
graceful;→英和
elegant;→英和
refined.

ゆうびえ

ゆうびえ ユフ― [0] 【夕冷え】
夕方に感じる冷ややかさ。

ゆうびょうりつ

ゆうびょうりつ イウビヤウ― [3] 【有病率】
ある時点,ある地域内の全患者数をその地域の人口で割ったもの。
→罹患率

ゆうびるい

ゆうびるい イウ― [3] 【有尾類】
有尾目に属する両生類の総称。幼時は鰓(エラ)で呼吸し,成体は肺・皮膚あるいは鰓で呼吸する。変態後も尾をもつ。体は細長く,四肢は短い。皮膚は湿り,淡水中か水辺にすむ。オオサンショウウオ・サンショウウオ・イモリ・ホライモリなど。サンショウウオ類。

ゆうびん

ゆうびん イウ― [0] 【郵便】
(1)信書やその他郵便法によって定められた物を国内外に送達する通信制度。日本では,従来の飛脚にかわって,前島密(ヒソカ)の提案により1871年(明治4)国営事業として発足。
(2)「郵便物」の略。

ゆうびん

ゆうびん【郵便】
<米> mail;→英和
<英> post.→英和
〜の postal <service> .→英和
〜で by mail[post].〜を出す mail[post] <a letter> .‖郵便かばん <米> a mailbag; <英> a postbag.郵便為替 <米> a money[ <英> postal]order.郵便切手 a postage stamp.郵便局 a post office.郵便局員 a post-office clerk; <米> a mail(ing) clerk.郵便局長 a postmaster.郵便貯金 post-office savings.郵便配達人 a postman; <米> a mailman.郵便はがき a postcard; <米> a postal card.郵便箱 <米> a mailbox; <英> a postbox;a pillar box (円柱形の);a letter box (受箱).郵便番号 <米> a zip code; <英> a postcode[postal code].(第一種)郵便物 (first-class) mail[postal]matter.郵便料金 postage;postal charges.

ゆうびんうけ

ゆうびんうけ イウ― [3] 【郵便受け】
郵便配達物を受け取るために家の入り口に設ける箱。ポスト。

ゆうびんかわせしょうしょ

ゆうびんかわせしょうしょ イウ―カハセ― [8] 【郵便為替証書】
郵便為替による送金の際,現金に代わって用いられる証書。普通・電信の二種がある。為替証書。

ゆうびんがわせ

ゆうびんがわせ イウ―ガハセ [5] 【郵便為替】
郵便局の為替によって送金する方法。普通為替・電信為替・定額小為替の三種類がある。

ゆうびんきって

ゆうびんきって イウ― [5] 【郵便切手】
郵便物にはり,郵便料を納付したことを証する政府発行の証票。切手。

ゆうびんきゃくふ

ゆうびんきゃくふ イウ― [5] 【郵便脚夫】
郵便集配人の旧称。

ゆうびんきょく

ゆうびんきょく イウ― [3] 【郵便局】
郵政事業の現業事務を行う郵政省の機関。普通郵便局・特定郵便局・簡易郵便局に大別される。

ゆうびんきんせいひん

ゆうびんきんせいひん イウ― [0] 【郵便禁制品】
郵便物として差し出すことを禁止されているもの。爆発物・毒薬・病原体など。

ゆうびんく

ゆうびんく イウ― [3] 【郵便区】
郵便物集配の便宜上定められた土地の区画。

ゆうびんこうのう

ゆうびんこうのう イウ―カウナウ [5] 【郵便行嚢】
「郵袋(ユウタイ)」に同じ。

ゆうびんさしだしばこ

ゆうびんさしだしばこ イウ― [8] 【郵便差(し)出し箱】
⇒ポスト(1)

ゆうびんししょばこ

ゆうびんししょばこ イウ― [6] 【郵便私書箱】
郵便局に設置されている受取人専用の郵便受け箱。郵便局長に申請し,有料。

ゆうびんしゅうはいにん

ゆうびんしゅうはいにん イウ―シフハイ― [0] 【郵便集配人】
郵便物の取り集め,配達をする人。郵便配達人。

ゆうびんしょかん

ゆうびんしょかん イウ― [5] 【郵便書簡】
定形郵便物の最低料金と同額の郵便料金を表す証票が印刷してある官製の封筒兼用便箋(ビンセン)。通信文を書いて折り畳み,封をして使用する。ミニ-レター。

ゆうびんちょきん

ゆうびんちょきん イウ― [5] 【郵便貯金】
郵便局で取り扱う国営の貯金事業。通常貯金・積立貯金・定額貯金・定期貯金・住宅積立貯金などがある。

ゆうびんねんきん

ゆうびんねんきん イウ― [5] 【郵便年金】
郵政省が所管する国営の年金保険。任意加入で,郵便局で扱う。

ゆうびんはいたつ

ゆうびんはいたつ イウ― [5] 【郵便配達】
郵便物を配達すること。また,配達する人。

ゆうびんはがき

ゆうびんはがき イウ― [5] 【郵便葉書】
郵便料金を示す証票をそなえ,第二種郵便として郵政大臣が規格を定めて発行する通信用紙。これを基準とした私製のものも許される。通常葉書・往復葉書・小包葉書・年賀葉書の種類がある。

ゆうびんばこ

ゆうびんばこ イウ― [3] 【郵便箱】
(1)郵便受け。
(2)ポスト。

ゆうびんばんごう

ゆうびんばんごう イウ―ガウ [5] 【郵便番号】
郵便作業合理化のために郵便物の集配区域ごとにつけられた番号。日本では1968年(昭和43)から実施。

ゆうびんふりかえ

ゆうびんふりかえ イウ―カヘ [5] 【郵便振替】
郵便振替口座を地方貯金局に開設し,郵便局を通じて,現金を移動させないで帳簿上の振替によって金銭の受け払いを行う制度。振替貯金。

ゆうびんぶつ

ゆうびんぶつ イウ― [3] 【郵便物】
郵便法により取り扱いを定められた,信書その他の物。通常郵便物と小包郵便物・特殊取扱郵便物に区別される。

ゆうびんほう

ゆうびんほう イウ―ハフ 【郵便法】
郵便事業に関する基本的事項を定めた法律。郵便物の種類・料金・取り扱い,郵便料金の納付・還付,損害賠償などを規定し,国による郵便事業の独占,郵便物に関する検閲の禁止や信書の秘密の確保を定める。1900年制定の旧郵便法に代わり,47年(昭和22)制定。

ゆうびんほうちしんぶん

ゆうびんほうちしんぶん イウビンホウチ― 【郵便報知新聞】
1872年(明治5),前島密(ヒソカ)らが創刊した日刊新聞。矢野竜渓・犬養毅・尾崎行雄らを記者に迎え,改進党擁護の論陣を張った。94年,名称を報知新聞と変更,大正時代を通じて東京を代表する新聞であった。

ゆうびんりょうきん

ゆうびんりょうきん イウ―レウ― [5] 【郵便料金】
郵便物を送る者が納付する料金。

ゆうびんポスト

ゆうびんポスト イウ― [5] 【郵便―】
⇒ポスト

ゆうふ

ゆうふ [1] 【勇婦】
勇気のある女。

ゆうふ

ゆうふ [1] 【勇夫】
勇気のある男。勇士。

ゆうふ

ゆうふ イウ― 【有夫】
夫があること。

ゆうふ

ゆうふ イウ― [1] 【有婦】
妻があること。妻帯。

ゆうふう

ゆうふう イウ― [0] 【幽風】
能楽論で,幽玄な風情。

ゆうふう

ゆうふう [0] 【雄風】
(1)ビューフォート風力階級 6 の風。
→風力階級
(2)涼しくすがすがしい風。
(3)〔文選(宋玉「風賦」)〕
勇ましく雄々しい風姿。

ゆうふかん

ゆうふかん イウ― [3] 【有夫姦】
有夫の婦人の姦通。

ゆうふく

ゆうふく【裕福な】
rich;→英和
wealthy;→英和
well-off;well-to-do.〜に暮らす be well off.

ゆうふく

ゆうふく [1][0] 【裕福】 (名・形動)[文]ナリ
財産があり,生活がゆたかである・こと(さま)。富裕。「―な家庭」「―に暮らす」
[派生] ――さ(名)

ゆうふく

ゆうふく イウ― [0] 【有福】 (名・形動)[文]ナリ
富み栄える・こと(さま)。富裕。裕福。有得。「―な女に弄ばれる男妾(オトコメカケ)/春(藤村)」

ゆうふつへいや

ゆうふつへいや 【勇払平野】
北海道,石狩平野南部の,太平洋に臨む小さな平野。低湿で泥炭地が広い。中心都市は苫小牧(トマコマイ)。

ゆうふん

ゆうふん イウ― [0] 【憂憤】 (名)スル
うれえいきどおること。「彼れは―の,色を面に顕しましたか/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」

ゆうふん

ゆうふん [0] 【勇奮】 (名)スル
勇気を出してふるい立つこと。「―して以て勝利を得んことを務むべし/日本開化小史(卯吉)」

ゆうふんもく

ゆうふんもく イウフン― [3] 【有吻目】
半翅目(ハンシモク)の別称。また,吻状の口器をもつことから,半翅目とシラミ類を合わせて呼んだこともある。

ゆうぶ

ゆうぶ [1] 【雄武】
雄々しく勇ましいこと。勇武。

ゆうぶ

ゆうぶ イウ― [1] 【遊舞】 (名)スル
舞い遊ぶこと。「踏歌放吟,牧童の―するもあれど/希臘思潮を論ず(敏)」

ゆうぶ

ゆうぶ [1] 【勇武】
勇ましくて強いこと。何事をも恐れず,自分の信念をまげずに振る舞う強さがあること。

ゆうぶつ

ゆうぶつ イウ― [0] 【尤物】
(1)多くの中ですぐれたもの。逸物。逸品。
(2)すぐれて美しい女。美女。「敵手(アイテ)が―かなんかであれば/当世書生気質(逍遥)」

ゆうぶん

ゆうぶん イウ― [0] 【右文】
文筆を尊ぶこと。文字を重んずること。

ゆうぶんさぶ

ゆうぶんさぶ イウ― [5] 【右文左武】
学問と武術とを共に重んずること。文武両道を兼備すること。左文右武。

ゆうへい

ゆうへい【幽閉する】
confine;→英和
imprison.→英和

ゆうへい

ゆうへい イウ― [0] 【幽閉】 (名)スル
牢などにとじこめること。「地下室に―する」

ゆうへい

ゆうへい [0] 【勇兵】
勇敢な兵士。勇士。

ゆうへん

ゆうへん [0] 【雄編・雄篇】
力のこもった雄大な著作。また,きわめてすぐれた詩文。

ゆうべ

ゆうべ【夕べ】
(an) evening.→英和
音楽の夕べ <have> a musical evening.

ゆうべ

ゆうべ ユフ― [3][0] 【夕べ】
〔〔「夕(ユフ)方(ヘ)」の意。上代は清音〕
(1)日の暮れる頃。夕方。
⇔あした(朝)
「―の色」
(2)(多く「昨夜」と書く)きのうの夕方から夜にかけて。「―は寒かった」「―帰って来た」
(3)夕方から行われる催し物。「クラシック音楽の―」
〔副詞的用法の場合,アクセントは [0]〕〔上代・平安時代の時間観念として,「ゆうべ」は夜の始まりの時を示す語であったが,一日が夜中の一二時から始まるようになって,「ゆうべ」は前日の夜をさすようになった〕

ゆうべ

ゆうべ ユフ― [3] 【昨夜】
⇒ゆうべ(夕)(2)

ゆうべ

ゆうべ【昨夜】
last night;yesterday[last]evening.

ゆうべ=の陽(ヒ)に子孫を愛す

――の陽(ヒ)に子孫を愛・す
余命もすくない老年に子孫をかわいがる。「―・して,さかゆく末を見んまでの命をあらまし/徒然 7」

ゆうべけ

ゆうべけ ユフ― 【夕べ気】
昨夜のつかれの残っていること。また,その気持ち。房事や酒酔いについていう。「奥様は―にて,今に御枕もあがらず/浮世草子・一代女 3」

ゆうべん

ゆうべん [0] 【雄弁】 (名・形動)スル[文]ナリ
(1)人の心を動かすように,力強くよどみなくしゃべること。また,そのさまやその話。「―な人」「―をふるう」「伯父を訪ふて,頻りに高談―したことがある/思出の記(蘆花)」
(2)(「―に物語る」「―に語る」の形で)ある内容をはっきりと示している意にいう。「事実が―に物語っている」

ゆうべん

ゆうべん【雄弁】
eloquence.〜な(に) eloquent(ly);→英和
fluent(ly).→英和
〜を振るう speak eloquently[with eloquence] <on> .‖雄弁家 an orator[eloquent speaker].雄弁術 oratory;elocution.雄弁大会 an oratorical contest.

ゆうべん=は銀、沈黙は金

――は銀、沈黙は金
⇒沈黙(チンモク)は金、雄弁は銀

ゆうべんか

ゆうべんか [0] 【雄弁家】
雄弁な人。能弁家。

ゆうべんじゅつ

ゆうべんじゅつ [3] 【雄弁術】
公衆の前で,はっきりと印象的に自分の意見を口頭で発表すること。また,そのための技術。

ゆうほ

ゆうほ イウ― [1] 【遊歩】 (名)スル
ゆっくり歩くこと。そぞろ歩きすること。散歩。「庭園を―する時は/経国美談(竜渓)」

ゆうほ

ゆうほ【遊歩する】
take a walk.→英和
‖遊歩甲板 a promenade deck.遊歩道 a promenade.

ゆうほう

ゆうほう【友邦】
a friendly nation;an ally.→英和

ゆうほう

ゆうほう イウハウ [0] 【友邦】
親密な友好関係にある国。

ゆうほう

ゆうほう [0] 【雄峰】
雄大な山。「―富士」

ゆうほう

ゆうほう イウ― [0] 【友朋】
友だち。朋友。

ゆうほじょう

ゆうほじょう イウ―ヂヤウ [0] 【遊歩場】
遊歩する場所。散歩場。

ゆうほどう

ゆうほどう イウ―ダウ [3] 【遊歩道】
散歩に適するようにつくった歩道。散歩道。プロムナード。

ゆうぼう

ゆうぼう イウバウ [0] 【有望】 (名・形動)[文]ナリ
将来に望みのもてること。見込みがあること。また,そのさま。「前途―」「将来―な新人」「―な話」

ゆうぼう

ゆうぼう【有望な】
promising;hopeful.→英和
前途有望である be promising;have a bright future <as> .

ゆうぼく

ゆうぼく イウ― [0] 【遊牧】 (名)スル
一定の土地に定住せず,牛や羊などの家畜とともに水や草を求めて移動し,家畜を飼養する牧畜形態。

ゆうぼく

ゆうぼく【遊牧】
nomadism.→英和
〜の生活 a nomadic life.〜の民 nomads;a wandering tribe.

ゆうぼくみん

ゆうぼくみん イウ― [4] 【遊牧民】
遊牧しながら生活を営む人々。中央アジア・モンゴル・サハラなどの乾燥・砂漠地帯に分布。遊牧民族。

ゆうぼくや

ゆうぼくや イウ― 【右僕射】
⇒うぼくや(右僕射)

ゆうまい

ゆうまい [0] 【雄邁】 (名・形動)[文]ナリ
気性がおおしく強い・こと(さま)。「―な英雄」

ゆうまがき

ゆうまがき ユフ― [3] 【夕籬】
夕方の妓楼(ギロウ)の店先。

ゆうまぐれ

ゆうまぐれ ユフ― [3] 【夕間暮れ】
〔「まぐれ」は「目暗(マグレ)」の意。「間暮」は当て字〕
夕方のうすぐらいこと。夕暮れ。

ゆうまどい

ゆうまどい ユフマドヒ 【夕惑ひ】 (名)スル
夕方,眠くなること。宵寝(ヨイネ)。「乳母だつ老人などは曹子に入り臥して,―したるほどなり/源氏(末摘花)」

ゆうみや

ゆうみや ユフ― 【夕宮】
夕方の宮。夕方の御殿。「朝宮を忘れたまふや―を背(ソム)きたまふや/万葉 196」

ゆうみょう

ゆうみょう イウメウ [0] 【幽妙】 (名・形動)[文]ナリ
奥深くすぐれている・こと(さま)。「あの―な香を嗅ぎ,あの辛辣な酒を味はひ/麒麟(潤一郎)」

ゆうみょう

ゆうみょう 【勇猛】 (名・形動ナリ)
〔「みょう」は呉音〕
「ゆうもう(勇猛)」に同じ。「文覚,無上の願ををこして,―の行をくはたつ/平家 5」

ゆうみょうしょうじん

ゆうみょうしょうじん 【勇猛精進】
心を勇猛にして修行にはげむこと。「功徳の為にかく功をつみ―の心をおこさんには/発心 8」

ゆうみん

ゆうみん イウ― [0] 【遊民・游民】
職業にもつかず,遊んで暮らしている人。のらくらもの。遊手。「高等―」

ゆうむ

ゆうむ イウ― [1] 【有無】
⇒うむ(有無)

ゆうめい

ゆうめい【勇名をとどろかす】
become famous;enjoy a worldwide fame (天下に).

ゆうめい

ゆうめい イウ― [0][1] 【幽明】
(1)暗いことと明るいこと。
(2)死の世界である幽界とこの世。冥土と現世。

ゆうめい

ゆうめい イウ― [0] 【有名】 (名・形動)[文]ナリ
(1)広く知られていること。名高いこと。また,そのさま。
⇔無名
「―作家」「―な人物」「庭園で―な寺」
(2)名を有すること。

ゆうめい

ゆうめい【幽明境を異にする】
pass away.

ゆうめい

ゆうめい イウ― [0] 【幽冥】
(1)かすかで暗いこと。
(2)死んでから行く世界。冥土。あの世。

ゆうめい

ゆうめい【有名な(である)】
(be) famous[noted,well-known,celebrated] <for> ;→英和
(be) notorious <for> (悪名).→英和
〜になる become famous;win fame;gain notoriety.‖有名人 a well-known person;a notable;a celebrity.

ゆうめい

ゆうめい [0] 【勇名】
勇ましい名声。勇気があるという評判。「―を馳(ハ)せる」

ゆうめい=界(サカイ)を異(コト)に∘する

――界(サカイ)を異(コト)に∘する
幽界と顕界(ゲンカイ)(=現世)に分かれる。死別する。幽明相隔つ。

ゆうめい=相隔(アイヘダ)つ

――相隔(アイヘダ)・つ
「幽明界(サカイ)を異(コト)にする」に同じ。

ゆうめいかい

ゆうめいかい【幽冥界】
the other world.

ゆうめいかい

ゆうめいかい イウ― [3] 【幽冥界】
(1)神仏のいる世界。
(2)くらやみの世界。冥土。あの世。黄泉(ヨミ)。

ゆうめいけいやく

ゆうめいけいやく イウ― [5] 【有名契約】
⇒典型契約(テンケイケイヤク)

ゆうめいぜい

ゆうめいぜい イウ― [3] 【有名税】
有名人であるがゆえに,余計な経費がかかったり,名前を利用されて迷惑を受けたりするのを,税金に見立てていう語。

ゆうめいむじつ

ゆうめいむじつ イウ― [5] 【有名無実】 (名・形動)[文]ナリ
名ばかりで実質が伴わない・こと(さま)。「―な法律」

ゆうめいむじつ

ゆうめいむじつ【有名無実の】
nominal.→英和

ゆうめし

ゆうめし ユフ― [0] 【夕飯】
夕方に食べる飯。夕食。ゆうはん。

ゆうめん

ゆうめん イウ― [0] 【優免】 (名)スル
大目にみてゆるすこと。特別に免除すること。宥免。

ゆうめん

ゆうめん イウ― [0] 【宥免】 (名)スル
罪を大目にみてゆるすこと。宥恕(ユウジヨ)。「禊祓懺悔善に帰する者を―するは各国の神道仏乗に於て取る所なり/明六雑誌 10」

ゆうもう

ゆうもう【勇猛な】
brave;→英和
daring;→英和
intrepid.→英和

ゆうもう

ゆうもう [0] 【勇猛】 (名・形動)[文]ナリ
勇ましく強い・こと(さま)。「―果敢」「―な将兵」
[派生] ――さ(名)

ゆうもうしん

ゆうもうしん [3] 【勇猛心】
勇猛な心。勇み進んで屈しない心。

ゆうもみじ

ゆうもみじ ユフモミヂ [3] 【夕紅葉】
夕日に映える紅葉。[季]秋。

ゆうもや

ゆうもや【夕靄】
an evening haze.

ゆうもや

ゆうもや ユフ― [0] 【夕靄】
夕方,たちこめる靄。
⇔朝靄

ゆうもん

ゆうもん イウ― [0] 【幽門】
胃の最末端部分で,十二指腸に接するくびれた部分。

ゆうもん

ゆうもん イウ― [0] 【憂悶】 (名)スル
心配し,悩み苦しむこと。「国の将来を―する」

ゆうもん

ゆうもん【幽門】
《解》the pylorus.→英和

ゆうもんきょうさく

ゆうもんきょうさく イウ―ケフ― [5] 【幽門狭窄】
胃の幽門部の内腔が狭くなり食物の通りが悪くなった状態。胃潰瘍や癌に多くみられ,胃のもたれ感,悪心(オシン)・嘔吐(オウト)などが現れる。幽門狭窄症。

ゆうもんけいれん

ゆうもんけいれん イウ― [5] 【幽門痙攣】
幽門の括約筋に生じる痙攣。胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などに見られ,嘔吐(オウト)を伴う。また,新生児にも多い。

ゆうもんはんしゃ

ゆうもんはんしゃ イウ― [5] 【幽門反射】
胃・十二指腸の粘膜に一定の刺激が加わると反射的に幽門括約筋が開閉する現象。胃の内容物が十二指腸に送られるのを調節する。
→括約筋

ゆうや

ゆうや イウ― [1] 【遊冶】
〔「冶」は飾る意〕
遊びにふけって,容姿を飾ること。酒色にふけること。「飲酒を禁じ,―を制し/学問ノススメ(諭吉)」

ゆうやく

ゆうやく【勇躍して】
in high spirits.

ゆうやく

ゆうやく イウ― [1] 【釉薬】
「釉(ウワグスリ)」に同じ。

ゆうやく

ゆうやく [0] 【勇躍】 (名)スル
勇気にみちて心がはやること。副詞的にも用いる。「命を受けるや―して立つ」「敵地に―のりこむ」「兵卒に至るまで…―将(マサ)に天を衝かんとするの意気を示した/肉弾(忠温)」

ゆうやくし

ゆうやくし ユフ― [3] 【夕薬師】
毎月八日の夕方,薬師如来に参詣すること。よいやくし。
→朝観音

ゆうやけ

ゆうやけ【夕焼け】
an evening glow;a red sunset.

ゆうやけ

ゆうやけ ユフ― [0] 【夕焼け】
太陽が沈む頃,西の空が赤く見えること。日中よりも太陽光線が大気中を通過する距離が長く,青色光は散乱され,波長の長い赤色光だけが地上に到達するために起こる。[季]夏。
⇔朝焼け
「―空」

ゆうやけぐも

ゆうやけぐも ユフ― [5] 【夕焼け雲】
夕焼けに赤く染まった雲。

ゆうやけこやけ

ゆうやけこやけ ユフヤケ― 【夕焼小焼】
歌曲。中村雨紅の詩に草川信が作曲。1923年(大正12)刊の「あたらしい童謡・その一」で発表。「夕焼小焼で日が暮れて…」

ゆうやま

ゆうやま ユフ― [0] 【夕山】
夕方の山。夕暮れに見える山。

ゆうやまおろし

ゆうやまおろし ユフ― [5] 【夕山颪】
夕方,山から吹きおろす風。

ゆうやまかぜ

ゆうやまかぜ ユフ― [4] 【夕山風】
夕方,山から吹く風。

ゆうやまぶき

ゆうやまぶき ユフ― [4] 【夕山吹】
「花(ハナ)山吹」に同じ。

ゆうやみ

ゆうやみ ユフ― [0] 【夕闇】
(1)夕方のうす暗さ。宵闇。「―が迫る」「―が濃くなる」
(2)陰暦で,月の二〇日前後の,夕方の月のあがらない時刻の闇。また,その時刻。

ゆうやみ

ゆうやみ【夕闇】
dusk;→英和
twilight.→英和
〜が迫る The dusk gathers.〜迫る頃 toward evening.

ゆうやろう

ゆうやろう イウ―ラウ [3] 【遊冶郎】
酒色にふける,身持ちの悪い男。放蕩(ホウトウ)者。道楽者。

ゆうゆう

ゆうゆう イウイウ [0] 【幽幽】 (形動タリ)
奥深く暗いさま。「―冥々の中に感動せられ/明六雑誌 19」

ゆうゆう

ゆうゆう イウイウ [0] 【油油】 (ト|タル)[文]形動タリ
油が光るように,つやつやとしているさま。「黒―たる弁髪/露団々(露伴)」

ゆうゆう

ゆうゆう イウイウ [0][3] 【悠悠】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)あわてずにゆったりと落ち着いているさま。「―と歩く」
(2)十分に余裕のあるさま。「一〇時までには―間に合う」「―五〇センチはある大きさ」
(3)はるかに遠いさま。限りないさま。「天の漠々―たるを見/欺かざるの記(独歩)」

ゆうゆう

ゆうゆう [0] 【融融】 (ト|タル)[文]形動タリ
融和して楽しそうなさま。「親子の睦み笑ふ声美しく,―たる楽しみの色顔にあらはさぬ人もなくて/いさなとり(露伴)」

ゆうゆう

ゆうゆう【悠々と】
calmly;composedly;slowly;easily.→英和
〜と勝つ win an easy victory <over> .〜自適する live free from worldly cares.

ゆうゆう

ゆうゆう イウイウ [0] 【優遊・優游】 (ト|タル)スル[文]形動タリ
ひまがあってのんびりしている・こと(さま)。「貴客の至て―せらるるに最も適したるの一楼あり/世路日記(香水)」「―として日を送る/三酔人経綸問答(兆民)」

ゆうゆう

ゆうゆう イフイフ [0] 【悒悒】 (ト|タル)[文]形動タリ
心がふさいで楽しくないさま。怏怏(オウオウ)。「―として楽しまず」

ゆうゆう

ゆうゆう イフイフ [0] 【浥浥】 (形動タリ)
香気があふれるさま。「満身悉く―たり/佳人之奇遇(散士)」

ゆうゆう

ゆうゆう イウイウ [0] 【優優】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)のびやかなさま。ゆったりしたさま。「雲は…―として足尾の方へ流れしが/不如帰(蘆花)」
(2)しとやかなさま。みやびやかなさま。

ゆうゆうかんかん

ゆうゆうかんかん イウイウ― [0][3] 【悠悠閑閑】 (ト|タル)[文]形動タリ
ゆったりとしたさま。急がぬさま。悠悠緩緩。「―と生きる」「しかも彼等は頗る―たる物で/吾輩は猫である(漱石)」

ゆうゆうじてき

ゆうゆうじてき イウイウ― [0][3] 【悠悠自適】 (名)スル
俗事にわずらわされず,自分の思うままに心静かに生活を送ること。「―の生活」

ゆうゆうふだん

ゆうゆうふだん イウイウ― [5][0] 【優遊不断】 (名・形動)[文]ナリ
「優柔不断」に同じ。

ゆうよ

ゆうよ イウ― [1] 【有余】
(1)余りあること。余った数。余分。残余。
(2)〔「有」は「また」の意〕
数を表す語に付けて,それよりもやや多い意を表す。余り。「十―年」「十年―」

ゆうよ

ゆうよ【猶予する】
give time;give <three days'> grace (支払を);reprieve (刑を).→英和
〜なく without delay[hesitation];promptly.→英和

ゆうよ

ゆうよ【有余(の)】
more than;over;→英和
above.→英和
百人有余 over a hundred people.

ゆうよ

ゆうよ イウ― [1] 【猶予】 (名)スル
(1)実行の期日を延ばすこと。また,延期を認めること。「支払いを―してもらう」「執行―」
(2)ぐずぐずして物事を決めないこと。「一刻も―すべき時ではない」

ゆうよう

ゆうよう【悠揚迫らざる態度で】
calmly;composedly.

ゆうよう

ゆうよう イウ― [0] 【有用】 (名・形動)[文]ナリ
役に立つ・こと(さま)。
⇔無用
「国家―の人材」「―な品物」「社会に―な人材」

ゆうよう

ゆうよう【有用な】
useful;→英和
valuable;→英和
good <for> ;→英和
serviceable.→英和

ゆうよう

ゆうよう イウエウ [0] 【有要】 (名・形動)[文]ナリ
大切な・こと(さま)。肝要。「文章に最も―なる想像力/日本開化小史(卯吉)」

ゆうよう

ゆうよう イウヤウ [0] 【悠揚】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
ゆったりとしてこせこせしない・こと(さま)。「―として迫らぬ態度」「卅分程先生と相対してゐると心持が―になる/三四郎(漱石)」
■二■ (名)スル
ゆっくりと上がりひろがること。「天花風に繽紛として梵音雲に―す/太平記 24」

ゆうようざっそ

ゆうようざっそ イウヤウ― 【酉陽雑俎】
中国,唐代の随筆集。段成式(ダンセイシキ)著。二〇巻,続集一〇巻。860年頃成立。不思議な事件・珍しい書物,衣食・風習・医学・道教・仏教から動植物に至るまでの,怪事異聞を百科全書的に記したもの。中国随筆文学の代表作。

ゆうようしょくぶつ

ゆうようしょくぶつ イウ― [6] 【有用植物】
食用・薬用など,さまざまな用途で人間の役に立っている植物。

ゆうよきかん

ゆうよきかん イウ― [5][4] 【猶予期間】
(1)訴訟法上,当事者の利益として猶予が与えられる場合の,その期間。中間期間。
(2)労働法上の冷却期間。

ゆうよく

ゆうよく イウ― [0] 【有翼】
(1)(ミサイルなどで)正確に飛ぶための翼があること。
(2)神話などで,神や動物・車などが翼をもつこと。

ゆうよく

ゆうよく イウ― [0] 【遊弋】 (名)スル
〔「弋」は獲物をとる意〕
艦船が敵にそなえ海上をあちこち動き回ること。「敵艦隊の尚ほ黄海方面に―せることが/此一戦(広徳)」

ゆうよく

ゆうよく【遊弋する】
cruise;→英和
sail.→英和

ゆうよくだん

ゆうよくだん イウ― [4] 【有翼弾】
尾部に翼をつけた弾丸の総称。迫撃砲弾などに用いられる。

ゆうよじつ

ゆうよじつ イウ― [3] 【猶予日】
⇒恩恵日(オンケイビ)

ゆうらく

ゆうらく イウ― [0] 【遊楽】 (名)スル
山野・温泉などに行って遊び楽しむこと。遊びまわること。行楽。「四十五迄に一生の家をかため―する事に極まれり/浮世草子・永代蔵 4」

ゆうらくちょう

ゆうらくちょう イウラクチヤウ 【有楽町】
東京都千代田区南東端,JR 有楽町駅周辺の地区。銀座や丸の内に接する繁華街。江戸初期,織田有楽斎(ウラクサイ)の屋敷があり,邸内に数寄屋造りの茶室があった。

ゆうらくちょうかいしん

ゆうらくちょうかいしん イウラクチヤウ― [7] 【有楽町海進】
⇒縄文(ジヨウモン)海進

ゆうらくちょうせん

ゆうらくちょうせん イウラクチヤウ― 【有楽町線】
(1)営団地下鉄の鉄道線。埼玉県和光市・東京都有楽町・新木場間,28.3キロメートル。
(2)西武鉄道の鉄道線。東京都練馬・小竹向原間,2.6キロメートル。

ゆうらん

ゆうらん イウ― [0] 【遊覧】 (名)スル
あちこち見物してまわること。「東京都内を―する」「―バス」「―船」

ゆうらん

ゆうらん【遊覧する】
go on a sight-seeing trip[tour];go sight-seeing;do[see]the sights <of> .‖遊覧案内所 a tourist bureau.遊覧客 a sightseer;a visitor.遊覧船 a pleasure boat.遊覧地 a tourist resort.遊覧バス a sight-seeing bus.遊覧切符 an excursion ticket.

ゆうらんひこう

ゆうらんひこう イウ―カウ [5][6] 【遊覧飛行】
遊覧を目的とした飛行。

ゆうり

ゆうり イウ― [1] 【有理】
道理があること。

ゆうり

ゆうり【有理式(数)】
《数》a rational expression (number).

ゆうり

ゆうり イウ― [1] 【遊里】
くるわ。遊郭。色里。

ゆうり

ゆうり イウ― [1][0] 【遊離】 (名)スル
(1)他のものと離れて存在すること。「現実から―した議論」「クラスの中で―した存在になっている」
(2)化合物中の結合が切れて,原子または原子団が分離すること。また,原子または原子団が結合をつくらずに,他の物質中に存在していること。ゴムに含まれる遊離硫黄,鉄に含まれる遊離炭素は後者の例。

ゆうり

ゆうり【遊離する[させる]】
isolate;→英和
separate <from> .→英和
〜した isolated;→英和
unrealistic (現実から).

ゆうり

ゆうり【有利な】
profitable;→英和
paying;[好都合]advantageous;→英和
favorable.

ゆうり

ゆうり イウ― [1] 【有利】 (名・形動)[文]ナリ
(1)利益のあること。より多くの利益の望めること。また,そのさま。「―な投資」
(2)都合のよいこと。うまく事の進む見込みのあること。また,そのさま。
⇔不利
「―な位置を占める」「戦局が―に展開する」
[派生] ――さ(名)

ゆうりか

ゆうりか イウ―クワ [0] 【有理化】
〔数〕 無理式の一部分を根号のない形に変形すること。普通は,分数式で分母に無理数がある場合,分母に無理数のない形に直すこと(分母の有理化)をいうことが多い。

ゆうりき

ゆうりき イウ― [3] 【遊離基】
不対電子をもつ原子団または原子。一般に,化学反応性が大きく,不安定。気相での光化学反応や熱化学反応,また工業化学上重要な各種の重合反応など,種々の化学反応の中間体として現れる。フリー-ラジカル。ラジカル。

ゆうりこう

ゆうりこう イウリ― [3] 【釉裏紅】
磁器の一。釉下の銅が還元焼成によって紅色に発色したもの。

ゆうりこん

ゆうりこん イウ― [3] 【遊離魂】
肉体を離れた霊魂。

ゆうりご

ゆうりご イウ― [0] 【遊里語】
⇒郭言葉(クルワコトバ)

ゆうりしき

ゆうりしき イウ― [3] 【有理式】
〔数〕 整式および分母・分子が整式である分数式をあわせて呼ぶ名称。
⇔無理式

ゆうりしぼうさん

ゆうりしぼうさん イウ―シバウ― [5] 【遊離脂肪酸】
脂肪が分解されて生じる脂肪酸で血漿(ケツシヨウ)中にアルブミンと結合して存在するもの。飢餓状態や糖尿病のときに,血漿中の濃度が極端に上昇する。非エステル型脂肪酸。

ゆうりすう

ゆうりすう イウ― [3] 【有理数】
〔数〕 整数の比で表すことのできる数。整数および分数をあわせて呼ぶ。有理数は小数で表すと,有限小数か循環小数のいずれかになる。
⇔無理数

ゆうりゃく

ゆうりゃく [0] 【雄略】
雄大なはかりごと。

ゆうりゃく

ゆうりゃく [0] 【勇略】
勇気と知略。

ゆうりゃくてんのう

ゆうりゃくてんのう 【雄略天皇】
記紀で,第二一代天皇大泊瀬幼武尊(オオハツセワカタケノミコト)の漢風諡号(シゴウ)。允恭(インギヨウ)天皇第五皇子。「宋書」に見える倭王武に比定される。

ゆうりょ

ゆうりょ【憂慮】
⇒憂い,憂える.

ゆうりょ

ゆうりょ イウ― [1] 【憂慮】 (名)スル
心配すること。不安に思うこと。「―すべき事態」「―の面持ち」

ゆうりょう

ゆうりょう イウリヤウ [0] 【優良】 (名・形動)[文]ナリ
他のものに比べてすぐれている・こと(さま)。
⇔劣悪
「―な品質」「健康―児」
[派生] ――さ(名)

ゆうりょう

ゆうりょう【優良な】
superior;→英和
excellent;→英和
choice.→英和
‖健康優良児 a physically perfect child.

ゆうりょう

ゆうりょう【有料駐車場】
a toll parking lot.有料道路 a toll road[highway];a turnpike (road).→英和
有料便所 a pay toilet.

ゆうりょう

ゆうりょう イウレウ [0] 【有料】
料金がいること。
⇔無料

ゆうりょう

ゆうりょう イウレフ [0] 【遊猟】 (名)スル
猟をして楽しむこと。

ゆうりょう

ゆうりょう イウレフ [0] 【遊漁】 (名)スル
漁をして楽しむこと。

ゆうりょうかぶ

ゆうりょうかぶ イウリヤウ― [3] 【優良株】
業績・経理内容がよく,配当率も高い会社の株。ブルーチップ。

ゆうりょうじゅうたくぶひん

ゆうりょうじゅうたくぶひん イウリヤウヂユウタク― [9] 【優良住宅部品】
品質・性能・価格などにすぐれ,建設大臣が認定した住宅関連部品。BL (Better+Living)部品。

ゆうりょうどうろ

ゆうりょうどうろ イウレウダウ― [5] 【有料道路】
その通行または利用に際して,料金を徴収する道路。

ゆうりょうろうじんホーム

ゆうりょうろうじんホーム イウレウラウジン― [9] 【有料老人―】
常時一〇人以上の高齢者が入居し,食事や日常生活の援助が受けられる老人ホームで老人福祉施設でないもの。老人福祉法の規定により,都道府県知事が設置届の受理・調査・勧告を行う。

ゆうりょく

ゆうりょく【有力な】
strong;→英和
powerful;→英和
influential (勢力のある);→英和
leading (一流の);→英和
probable (容疑者など).→英和
有力者 an influential person;a leader.→英和

ゆうりょく

ゆうりょく [0] 【勇力】
強い力。いさましい力。ゆうりき。

ゆうりょく

ゆうりょく イウ― [0] 【有力】 (名・形動)[文]ナリ
(1)勢力・威力のあること。物事を実現する力をもっていること。また,そのさま。
⇔無力
「―な後援者がつく」
(2)可能性が強くある・こと(さま)。「次期社長の―な候補」「―な容疑者」「成功するとの見方が―となる」

ゆうりょくしゃ

ゆうりょくしゃ イウ― [3][4] 【有力者】
社会的に勢力のある人。

ゆうりん

ゆうりん イウ― [0] 【有隣】
〔論語(里仁)〕
有徳者を慕って人が寄って来ること。
→徳は孤ならず必ず隣(トナリ)有り

ゆうりん

ゆうりん イウ― [0] 【幽林】
奥深くひっそりした林。「―蔭を穿つとき/天地有情(晩翠)」

ゆうりんるい

ゆうりんるい イウリン― [3] 【有鱗類】
(1)有鱗目の爬虫類の総称。トカゲ類およびヘビ類からなる。
(2)有鱗目の哺乳類の総称。センザンコウ科一科のみ。

ゆうれい

ゆうれい【幽霊】
a ghost;→英和
an apparition.→英和
〜が出る <That house> is haunted.‖幽霊会社 a bogus company.幽霊人口 ghost[bogus]population.幽霊船 a phantom ship.幽霊屋敷 a haunted house.

ゆうれい

ゆうれい イウ― [0] 【優麗】 (名・形動)[文]ナリ
みやびやかで美しい・こと(さま)。「凛烈の裡に―の気を含めるものあり/希臘思潮を論ず(敏)」

ゆうれい

ゆうれい [0] 【雄麗】 (名・形動)[文]ナリ
雄大で美しい・こと(さま)。「―壮大なるものも少なからざれども/新聞雑誌 3」

ゆうれい

ゆうれい イウ― [1] 【幽霊】
(1)死者の霊。亡魂。
(2)死者が成仏(ジヨウブツ)できないでこの世に現すという姿。おばけ。「―が出る」
(3)実際には存在しないものを形の上だけで存在するように見せかけたもの。

ゆうれい=の正体(シヨウタイ)見たり枯れ尾花(オバナ)

――の正体(シヨウタイ)見たり枯れ尾花(オバナ)
幽霊かと思ってよく見ると枯れたススキの穂であった。実体を確かめてみると案外,平凡なものであるということ。

ゆうれい=の浜風(ハマカゼ)

――の浜風(ハマカゼ)
幽霊が強い海の風に吹き飛ばされそうになっているさまから,元気のないさま,迫力のないさまのたとえ。

ゆうれいいか

ゆうれいいか イウ― [3] 【幽霊烏賊】
イカの一種。胴長約30センチメートル。体は透明な寒天質の細長い円筒形で,左右に半円形の小さなひれがある。触腕は50センチメートルほど。多数の発光器をもち,強い光を出す。太平洋・インド洋の深海に分布。日本では相模湾・駿河湾などにすむ。

ゆうれいかぶ

ゆうれいかぶ イウ― [3] 【幽霊株】
株式の引き受けまたは現実の払い込みがないにもかかわらず,引き受けまたは払い込みがあるように偽装して発行された株式。また,幽霊会社の株式や偽造株券をもいう。

ゆうれいがいしゃ

ゆうれいがいしゃ イウ―グワイ― [5] 【幽霊会社】
法的な手続きをしていない,または実際の事業活動を行なっていない名前ばかりの会社。

ゆうれいぐも

ゆうれいぐも イウ― [5] 【幽霊蜘蛛】
真正クモ目ユウレイグモ科のクモの総称。体は白っぽく,体長約5ミリメートルで脚が非常に細長い。うす暗い草陰に不規則な網を張る。本州以南に分布。

ゆうれいじんこう

ゆうれいじんこう イウ― [5] 【幽霊人口】
虚偽の申告などにより書類上にはあるが,実際には存在しない人口。

ゆうれいせん

ゆうれいせん イウ― [0] 【幽霊船】
殺された人の魂が救われずに船中にとどまり,海上を漂い続けるといわれる船。
→さまよえるオランダ人(ジン)

ゆうれいたけ

ゆうれいたけ イウ― [3] 【幽霊茸】
ギンリョウソウの異名。

ゆうれいばな

ゆうれいばな イウ― [3] 【幽霊花】
ヒガンバナの異名。

ゆうれいび

ゆうれいび イウ― [3] 【幽霊火】
幽霊のそばで燃えるとされる青白い炎。鬼火。

ゆうれき

ゆうれき イウ― [0] 【遊歴】 (名)スル
各地をめぐり歩くこと。遍歴。「諸国を―する書画家等の/渋江抽斎(鴎外)」

ゆうれつ

ゆうれつ【優劣がない】
There is little to choose <between> .〜を争う vie for superiority.〜を論じる discuss the relative merits <of A and B> .

ゆうれつ

ゆうれつ [0] 【勇烈】 (名・形動)[文]ナリ
気性がいさましくて激しい・こと(さま)。「兵卒太た―にありしと/民約論(徳)」

ゆうれつ

ゆうれつ イウ― [1][0] 【優劣】
すぐれていることとおとっていること。どちらがすぐれているかということ。まさりおとり。「―を競う」「―をつけがたい」

ゆうろう

ゆうろう イフロウ 【挹婁】
中国,漢・魏時代に東北地方東部・沿海州にいた種族。三世紀前半,夫余の支配を脱して一時勢力を強めた。

ゆうわ

ゆうわ [0] 【融和】 (名)スル
うちとけて仲よくすること。「次第に感情を―させられて/雁(鴎外)」

ゆうわ

ゆうわ イウ― [0] 【宥和】 (名)スル
相手の態度を大目にみて仲よくすること。

ゆうわ

ゆうわ【宥和政策】
an appeasement policy.

ゆうわ

ゆうわ【融和】
harmony;→英和
(re)conciliation;understanding.→英和
〜する harmonize;→英和
reconcile.→英和

ゆうわく

ゆうわく【誘惑する】
tempt;→英和
allure;→英和
seduce.→英和
〜に勝つ(負ける) overcome (yield to) temptation.

ゆうわく

ゆうわく イウ― [0] 【誘惑】 (名)スル
心をまどわせ,悪い道へさそいこむこと。また,そのさそい。「青少年を―する雑誌」「―にうちかつ」

ゆうわせいさく

ゆうわせいさく イウ― [4] 【宥和政策】
現状打破をはかる他国の強硬な外交政策に対して,ある程度の譲歩をして衝突を避け,当面の安定を維持しようとする外交政策。第二次大戦勃発(ボツパツ)前にイギリス首相チェンバレンがドイツに対してとった政策に代表される。

ゆえ

ゆえ ユヱ [2] 【故】
(1)理由。わけ。特別な事情。「―のない非難を受ける」「―あって放浪の身となる」
→故に
(2)由緒。いわれ。「いかにも―ありげなさま」
(3)おもむき。風情。「賤しく小さき家なれども―有りて/今昔 24」
(4)縁故。「さるべき―ありとも,法師は人にうとくてありなん/徒然 76」
(5)故障。事故。変事。「何のつつましき御さまなければ,―もなく入り給ひにけり/堤中納言(思はぬ方に)」
(6)(形式名詞)
体言や活用語の連体形などに付いて用いられる。
 (ア)理由を表す。…のため。…だから。
〔「…ゆえに」「…がゆえに」の形でも用いられる〕
「酒の席のこと―大目にみてほしい」「君―に無理な注文もきくのだ」「しばらく留守にする―あとを頼む」「貧しきが―に犯した罪」
 (イ)前の事柄に対して逆接的な原因・理由を表す。…なのに。…であるが。「ひさかたの天知らしぬる君―に日月も知らず恋ひ渡るかも/万葉 200」

ゆえ

ゆえ【故あって】
for a certain reason.〜なく without reason[cause].〜に therefore;→英和
accordingly;→英和
hence.→英和
…の〜に because;→英和
as;→英和
since;→英和
because of;on account of.

ゆえ

ゆえ ユヱ 【湯坐】
〔「湯うゑ(=湯ヲ据エル意)」の転かという〕
産児を入浴させるための湯を用意する人。「栲幡(タクハタ)の皇女と―の廬城部連武彦とを譖(シコ)ぢて曰く/日本書紀(雄略訓注)」

ゆえ=を以(モツ)て

――を以(モツ)て
先行の語句・文の内容を理由として,後述の事柄が生じる意を表す。そういうわけで。ゆえに。

ゆえ=無しとし∘ない

――無しとし∘ない
理由がないことではない。それなりの理由がある。「父が怒ったのも―∘ない」

ゆえありげ

ゆえありげ ユヱアリ― [4][0] 【故有りげ】 (形動)
何か事情がありそうなさま。よしありげ。「―な表情」

ゆえい

ゆえい [0][1] 【輸贏】
〔「しゅえい(輸贏)」の慣用読み〕
負けと勝ち。勝敗。「我れを忘れて―を争ふ最中に/花間鶯(鉄腸)」

ゆえき

ゆえき [0] 【輸液】 (名)スル
水分や電解質・栄養素などを,体液補給,電解質バランスの補正,栄養補給などの目的で非経口的に投与すること。また,その液。通常,静脈への点滴注射によって行う。

ゆえだつ

ゆえだ・つ ユヱ― 【故立つ】 (動タ四)
わけありげなふるまいをする。「人のかしづく女を,―・つ僧しのびて語らひけるほどに/堤中納言(よしなしごと)」

ゆえつ

ゆえつ [0] 【愉悦】 (名)スル
心から愉快に思って喜ぶこと。「善事をなすの後其心如何曰く―すべし/明六雑誌 9」

ゆえつ

ゆえつ [0] 【踰越】 (名)スル
のりこえること。「―すべからざるが如き艱難ありと雖も/西国立志編(正直)」

ゆえつ

ゆえつ 【兪樾】
(1821-1906) 中国,清代の学者。字(アザナ)は蔭甫(インホ),号は曲園。王念孫・王引之父子の学風を継ぐ訓詁学者。著「春在堂随筆」「諸子平議」など。

ゆえづく

ゆえづ・く ユヱ― 【故付く】
■一■ (動カ四)
由緒ありげである。趣がある。「古代の―・きたる御装束なれど/源氏(末摘花)」
■二■ (動カ下二)
趣ありげにする。奥ゆかしくする。「自ら一つ―・けてし出づる事もあり/源氏(帚木)」

ゆえない

ゆえな・い ユヱ― [2][3] 【故無い】 (形)[文]ク ゆゑな・し
(1)理由がない。いわれがない。「―・く罪に問われる」
(2)縁もゆかりもない。「―・き女に心を懸け/仮名草子・恨の介」
→故無しとしない(「故」の句項目)

ゆえに

ゆえに ユヱ― [2] 【故に】
■一■ (接続)
〔漢文訓読に由来する語〕
先にあげた事実から導かれることを述べるときに用いる語。こういうわけで。それだから。「我思う。―,我あり」「この地は温暖多雨である。―,植物がよく繁る」
■二■ (連語)
原因・理由を表す。…であるから。
→ゆえ(故)(6)

ゆえばむ

ゆえば・む ユヱ― 【故ばむ】 (動マ四)
わけがありそうにもったいぶる。「書きざま…,わりなく―・めり/源氏(常夏)」

ゆえぶ

ゆえ・ぶ ユヱ― 【故ぶ】 (動バ上二)
子細ありげである。「落ち来る水の音さへ,―・び由ある所なり/平家(灌頂)」

ゆえゆえし

ゆえゆえ・し ユヱユヱ― 【故故し】 (形シク)
何かわけがありそうである。普通でない。趣がありすぐれている。「書きざま―・しうをかしかりしを/堤中納言(このついで)」

ゆえよし

ゆえよし ユヱ― [2] 【故由】
(1)いわれ。由来。「壮士墓(オトコハカ)このもかのもに造り置ける―聞きて/万葉 1809」
(2)趣のある様子。情趣。「女はなほ人の心移るばかりの―をもおぼろげにては漏らすまじうこそありけれ/源氏(横笛)」

ゆえん

ゆえん [0] 【油煙】
油・樹脂などが不完全燃焼したときに出る黒色で微細な炭素の粉。印刷用インク・塗料・墨などの原料になる。

ゆえん

ゆえん【油煙】
lamp soot;lampblack.→英和
〜が立つ smoke.→英和

ゆえん

ゆえん [0] 【由縁】
事の由来。ゆかり。「神社建立の―」

ゆえん

ゆえん【所以である】
This is (the reason) why….

ゆえん

ゆえん ユヱン [0] 【所以】
〔漢文訓読語である「ゆえになり」の転「ゆえんなり」から生じた語かという〕
いわれ。わけ。理由。「彼を不世出の作家とする―はここにある」

ゆえんがた

ゆえんがた [0] 【油煙形】
曲線で囲まれ上端のとがった,栗のような形。欄間や塀などの孔(アナ)に用いる。

ゆえんさいていりゅう

ゆえんさいていりゅう 【油煙斎貞柳】
(1654-1734) 江戸前・中期の狂歌師。大坂の人。豊蔵坊信海に師事,浪華ぶりを唱え狂歌中興の祖といわれた。著「狂歌家づと」など。

ゆえんだし

ゆえんだし [0] 【油煙出し】
わら葺(ブ)き屋根などに設けた煙出しの穴。油煙抜き。

ゆえんひげ

ゆえんひげ [2] 【油煙髭】
油煙で描いた作りひげ。江戸時代,奴(ヤツコ)などがしたもの。「麓の赤松を打ち割り松の―,気味よい頭のすり鉢鬢/浄瑠璃・薩摩歌」

ゆえんぼく

ゆえんぼく [0][2] 【油煙墨】
油煙を膠(ニカワ)で固めて作った墨。

ゆおう

ゆおう ユワウ [0] 【硫黄】
⇒いおう(硫黄)

ゆおけ

ゆおけ [0][2] 【湯桶】
(1)入浴のときなどに用いる湯を入れる桶。
(2)茶席で寒中に湯を入れて露地の蹲(ツクバイ)に出す桶。

ゆおけいし

ゆおけいし [3] 【湯桶石】
蹲(ツクバイ)の役石の一。手燭(テシヨク)石と相対して据え,湯桶{(2)}をのせる石。
→蹲

ゆおびか

ゆおびか ユホビ― 【寛か】 (形動ナリ)
ゆったりとして,おだやかなさま。「明石の浦こそ,…―なる所に侍る/源氏(若紫)」

ゆおも

ゆおも 【湯母】
乳児に湯を飲ませる役の女性。「乳母(チオモ),―,及び飯嚼(イイカミ)・湯坐(ユエビト)としたまふ/日本書紀(神代下訓)」

ゆか

ゆか【床】
a floor.→英和
床板 a floor board.床上(下)浸水 inundation above (below) floor-level.床運動《体操》floor exercise.

ゆか

ゆか [1] 【斎甕】
〔「ゆ」は忌(イミ),「か」は甕(カメ)の意〕
古代,祭礼に用いたかめ。「韓竈(カラカマ)四具―二口/延喜式(神祇一)」

ゆか

ゆか [0] 【床】
(1)建物で,根太(ネダ)で地面より高く持ち上げ,板などを敷いて人が立ったり座ったり,物を置いたりする平面。また広く,建物の空間を水平に仕切る底面で,その上を人が動き,また,物などを置く所。
(2)古く,一段高く構えて寝所としたところ。浜床など。
(3)劇場で,浄瑠璃を語る太夫や三味線ひきが座る場所。高座。ちょぼ床。
(4)川の流れの上に,料亭などが張り出して設けた納涼のための桟敷(サジキ)。京都の鴨川・貴船川のものが著名。床涼み。川床(カワユカ)。[季]夏。《おのづから木蔭が―を蔽ひたる/高浜年尾》

ゆか

ゆか [0] 【油化】
「石油化学」の略。

ゆかあがり

ゆかあがり [3] 【床上(が)り】
床からスカートの裾までを垂直に測った寸法。床上がり寸法。

ゆかい

ゆかい [1] 【愉快】 (名・形動)[文]ナリ
楽しくて気持ちのよい・こと(さま)。
⇔不愉快
「―な人間」「―に一日を過ごす」
[派生] ――が・る(動ラ五)――げ(形動)――さ(名)

ゆかい

ゆかい【愉快(なこと)】
(a) pleasure;→英和
fun;→英和
(a) joy;→英和
(a) delight.→英和
〜な(に) pleasant(ly);→英和
happy(-ily);→英和
cheerful(ly);→英和
delightful(ly).→英和
〜に過ごす have a good time;enjoy oneself.

ゆかいた

ゆかいた [0] 【床板】
建物の床に張った板。

ゆかいはん

ゆかいはん [2] 【愉快犯】
世間を騒がせ,その反響を楽しむことを目的とする犯罪。また,その犯人。

ゆかうえ

ゆかうえ [0] 【床上】
ゆかの上。
⇔床下
「―浸水」

ゆかうんどう

ゆかうんどう [3] 【床運動】
体操競技の一種目。床マット上の12メートル四方の演技面内で,男子は五〇〜七〇秒,女子は音楽の伴奏つきで七〇〜九〇秒以内に,回転・倒立・宙返り・屈伸などを組み合わせて,連続して演技する。

ゆかげん

ゆかげん [2] 【湯加減】
風呂の湯のあつさの具合。「―をみる」

ゆかしい

ゆかしい【床しい】
[奥床しい]tasteful;→英和
elegant;→英和
[心の]sweet;→英和
charming.

ゆかしい

ゆかし・い [3] 【床しい】 (形)[文]シク ゆか・し
〔動詞「行く」の形容詞化。心がひかれ,そこに行ってみたい,が原義。「床しい」は当て字〕
(1)上品で落ち着いた美しさがある。奥深さがあって心がひきつけられる感じだ。おくゆかしい。「―・い人柄」「部屋に香をたく―・いたしなみ」
(2)昔を思い起こさせるようだ。昔のことがしのばれる感じだ。「古式―・い儀式」
(3)隔たりのある対象への好奇心を表す語。直接知りたい,見たい,聞きたい。「ねびゆかむさま―・しき人かな/源氏(若紫)」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

ゆかしさ

ゆかしさ【床しさ】
tastefulness;sweetness;→英和
(a) charm.→英和

ゆかした

ゆかした [0] 【床下】
ゆかの下。縁の下。
⇔床上
「―浸水」

ゆかじょうるり

ゆかじょうるり [3] 【床浄瑠璃】
⇒点(チヨボ)(2)

ゆかすずみ

ゆかすずみ [3] 【床涼み】
「ゆか(床){(4)}」に同じ。[季]夏。

ゆかた

ゆかた [0] 【浴衣】
〔「ゆかたびら」の略〕
木綿で作ったひとえの着物。入浴後や夏季に着る。[季]夏。

ゆかた

ゆかた【浴衣】
<in> a bathrobe;→英和
a light cotton kimono.

ゆかたがけ

ゆかたがけ [0] 【浴衣掛け】
ゆかたを着ること。また,ゆかたを着ただけのくつろいだ姿。

ゆかたじ

ゆかたじ [0][3] 【浴衣地】
ゆかた用の反物。多く白地・紺地の中形染めの木綿地。

ゆかたぞめ

ゆかたぞめ [0] 【浴衣染(め)】
ゆかた風の大きな模様に染めること。

ゆかたびら

ゆかたびら [2] 【湯帷子】
浴後に着た汗取りの着物。古くは入浴の際に着用した。湯具。ゆかた。[和名抄]

ゆかた掛けで

−がけ【ゆかた掛けで】
informally dressed.命〜で at the risk of one's life.行き(帰り)〜に on one's way to (home).

ゆかだな

ゆかだな [0] 【床棚】
床の上に設ける棚。床架(シヨウカ)。

ゆかだんぼう

ゆかだんぼう [3] 【床暖房】
家屋の床の中に,オンドルやパネル-ヒーターなどの設備を組み込んだ暖房方法。

ゆかづか

ゆかづか [0] 【床束】
床を支えるための束。束石の上に立て,大引(オオビキ){(2)}を支える。

ゆかのこ

ゆかのこ 【床の子】
簀子(スノコ)。

ゆかばり

ゆかばり [0] 【床張(り)】
板などで床を張ること。

ゆかばり

ゆかばり [0] 【床梁】
床を支えている梁(ハリ)。

ゆかほん

ゆかほん [0] 【床本】
義太夫節の太夫が床(高座)で語るのに用いる義太夫本。特殊な書体で書かれた大字の書き本で,太夫の語る節が朱で書き入れられている。
→義太夫本

ゆかめん

ゆかめん [0] 【床面】
床の部分。床の表面。「―暖房」

ゆかめんせき

ゆかめんせき [3] 【床面積】
建物の床の面積。

ゆかもの

ゆかもの 【斎甕物・由加物】
神に供える物を入れる器物。また,供え物。

ゆかもののつかい

ゆかもののつかい 【由加物の使】
昔,大嘗祭(ダイジヨウサイ)に先立ち,斎甕(ユカ)物の製造・運搬などを監督するために地方に派遣された使者。

ゆかり

ゆかり [0] 【縁】
(1)何かのつながりや関係があること。縁。縁故。「岡崎は家康―の地だ」「縁(エン)も―もない人」
(2)血のつながる者。親類縁者。「国の内は,守(カミ)の―のみこそ畏きことにはすめれど/源氏(須磨)」
(3)赤紫蘇の葉を乾燥させ粉末にしたもの。
(4)菓子の一種。柚(ユズ)の香りをつけ,砂糖でくるんだあられ。

ゆかり

ゆかり【由縁】
connection;→英和
relation.→英和
縁も〜もない be a perfect[utter]stranger <to> ;have no connection whatever <with> .

ゆかりかかり

ゆかりかかり 【縁係】
つながり。関係。類似の語を重ねて「ゆかり」を強めた言い方。「―はなけれども/浄瑠璃・夏祭」

ゆかりのいろ

ゆかりのいろ 【縁の色】
〔「古今集(雑上)」にある和歌「紫のひともとゆゑに武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る」による〕
紫色。「花散りてかたみ恋しき我が宿に―の池の藤波/新勅撰(春下)」

ゆかりのはちまき

ゆかりのはちまき 【縁の鉢巻】
歌舞伎の「助六」などで用いる紫色の鉢巻。

ゆかりむつび

ゆかりむつび 【縁睦び】
(1)血縁のある者が互いになれ親しくすること。「げに,ことなることなき―にぞあるべけれど/源氏(蜻蛉)」
(2)血縁のある者どうしが結婚すること。近親結婚。「―,ねぢけがましきさまにて/源氏(乙女)」

ゆかる

ゆか・る 【縁る】 (動ラ四)
〔「ゆかり」の動詞化〕
縁がある。縁ができる。ちなむ。「この筋に満仲なんども語らはれけるにや,武士にて―・りつつかはれて/愚管 4」

ゆかわ

ゆかわ ユカハ 【湯川】
姓氏の一。

ゆかわあみ

ゆかわあみ ユカハ― 【斎川浴み】
身を清めるために川で水を浴びること。「天皇,乃(スナワ)ち―斎戒(モノイミ)して/日本書紀(崇神訓)」

ゆかわひでき

ゆかわひでき ユカハ― 【湯川秀樹】
(1907-1981) 理論物理学者。東京生まれ。小川琢治の三男。京大教授。核力を媒介する新粒子(中間子)の存在を予言,中間子場の理論を展開して素粒子論の新生面を開いた。1949年(昭和24)日本人として初めてノーベル物理学賞を受賞。その後素粒子に時空的な広がりをもたせた非局所場の理論,さらにそれを発展させた素領域の理論を提唱。また,核兵器の廃絶を訴え続けた。

ゆかん

ゆかん [0][1] 【湯灌】 (名)スル
仏葬で,死体を棺におさめる前に,湯でふき清めること。湯洗。

ゆかん

ゆかん【湯潅する】
wash a dead body (for burial).

ゆかんば

ゆかんば [0] 【湯灌場】
江戸時代,寺の一画に設けられた湯灌をするための場所。地主・家持ちではない者は自宅で湯灌をすることが許されなかったことによる。

ゆかんばかい

ゆかんばかい [4][0] 【湯灌場買い】
湯灌場をまわって死者の衣服や葬式に使った物を買って歩く,一種の屑屋(クズヤ)。

ゆが

ゆが [1] 【瑜伽】
〔仏〕
〔梵 yoga「相応」と訳す〕
呼吸法・座法・瞑想法などの訓練によって,普通の人間以上の高度な心身を実現しようとする修行法。インドで多くの宗派に共有された方法で,仏教では唯識派・法相宗で特に重視され,密教への影響も大きい。
→ヨーガ

ゆがえし

ゆがえし [2] 【弓返し】
⇒ゆみがえし(弓返)

ゆがえり

ゆがえり [2] 【湯帰り】
風呂からの帰り。

ゆがきょう

ゆがきょう [0] 【瑜伽教】
〔仏〕
〔三密の瑜伽を重んじるところから〕
密教の異名。

ゆがく

ゆがく【湯掻く】
scald;→英和
parboil.→英和

ゆがく

ゆが・く [2] 【湯掻く】 (動カ五[四])
野菜などのあくを抜くために熱湯にひたす。「わらびを―・く」

ゆがけ

ゆがけ 【湯掛け】
湯浴み。「―をせばやと宣ひければ/盛衰記 45」

ゆがけ

ゆがけ [3] 【弓懸・弽】
弓を射るとき,指の保護のためにつける革製の手袋。弦弾(ツルハジ)き。ゆみかけ。
弓懸[図]

ゆがさんみつ

ゆがさんみつ [3] 【瑜伽三密】
⇒三密瑜伽(サンミツユガ)

ゆがしじろん

ゆがしじろん ユガシヂロン 【瑜伽師地論】
〔梵 Yogācārabhūmi〕
仏書。一〇〇巻。四世紀頃弥勒(ミロク)または無着(ムジヤク)著。完訳は唐の玄奘訳。瑜伽行者(ヨーガの実践者)の修行や悟りの境地などを説き,唯識中道の道理を宣揚する。瑜伽論。

ゆがしまおんせん

ゆがしまおんせん 【湯ヶ島温泉】
静岡県伊豆半島,田方郡天城湯ヶ島町にある温泉。重炭酸土類泉・石膏泉・単純泉。

ゆがしゅう

ゆがしゅう [2] 【瑜伽宗】
〔仏〕
(1)法相宗の異名。
(2)密教の異名。

ゆがしんれい

ゆがしんれい [3] 【瑜伽振鈴】
〔仏〕 密教の修法で,前鈴・後鈴の前後二回,金剛鈴を振り鳴らすこと。

ゆがじょうじょう

ゆがじょうじょう [3] 【瑜伽上乗】
〔仏〕
〔瑜伽の行は無上の仏乗であるとの意で〕
密教の美称。瑜伽最上乗。

ゆがのおんせん

ゆがのおんせん 【湯ヶ野温泉】
静岡県河津(カワヅ)町の温泉。天城(アマギ)峠の南,河津川の上流にある。

ゆがま

ゆがま [1] 【柚釜】
ユズの実の頂部を切って中身を取り出した中にユズの果汁で練った味噌を詰めたものを釜に見立て,火に掛けて焼いたもの。[季]秋。《客の数―の数と略揃ひ/橋本鶏二》
→柚味噌(ユズミソ)

ゆがま

ゆがま [1] 【湯釜】
湯をわかすのに用いる釜。

ゆがみ

ゆがみ 【揺髪】
〔「ゆりがみ」の転〕
馬のたてがみの,肩の付け根部分の長い髪。「手綱を馬の―に捨て/平家 9」

ゆがみ

ゆがみ【歪み】
(a) distortion;a bend;→英和
a strain.→英和

ゆがみ

ゆがみ [0][3] 【歪み】
(1)ゆがんでいること。曲がっていること。ひずみ。「柱に―ができる」「列の―」
(2)よこしまなこと。不正。「心の―を正す」

ゆがみっしゅう

ゆがみっしゅう [3] 【瑜伽密宗】
〔仏〕 密教の異名。

ゆがみなり

ゆがみなり [0] 【歪み形】
(1)ゆがんだ形。「腰つき―に/浮世草子・椀久二世(上)」
(2)まがりなり。「連れ添ふ男さへ堪忍せば,―に,やれさて浮世と思へども/浮世草子・一代女 3」

ゆがみばしら

ゆがみばしら [4] 【歪み柱】
〔歪みのある柱を用いることが多いところから〕
中柱(ナカバシラ)の別名。

ゆがみもじ

ゆがみもじ [4] 【歪み文字】
平仮名の「く」の字。「ふたつ文字牛の角文字直ぐな文字―とぞ君は覚ゆる/徒然 62」

ゆがむ

ゆが・む [0][2] 【歪む】
■一■ (動マ五[四])
(1)曲がったりねじれたりして物の形が正しくなくなる。「窓枠が―・む」「ネクタイが―・んでいる」「物が―・んで見える」「寝腫(ハ)れて,ようせずは頬―・みもしぬべし/枕草子 109」
(2)考え方や行動が正常でなくなる。また,よこしまである。「性根(シヨウネ)の―・んだ男」
(3)言葉や発音がなまる。「声うち―・みたるもの/源氏(宿木)」
■二■ (動マ下二)
⇒ゆがめる

ゆがむ

ゆがむ【歪む】
be crooked[distorted];→英和
bend;→英和
warp.→英和
歪んだ bent;→英和
distorted;→英和
crooked.歪んだ根性の of a crooked mind.

ゆがめる

ゆが・める [0][3] 【歪める】 (動マ下一)[文]マ下二 ゆが・む
(1)物の本来の形を,曲げたりひねったりして変形させる。ゆがませる。「苦痛に顔を―・める」「皮肉っぽく口を―・めて話す」
(2)ある事柄を,わざと現実と違うように表現する。「事実を―・めて報道する」
(3)(人の考え方や性格を)正常の状態でなくする。ひねくれさせる。「家庭環境が彼の性格を―・めてしまった」

ゆがめる

ゆがめる【歪める】
distort;→英和
bend;→英和
curve.→英和
顔を〜 make a face <at> .→英和

ゆがろん

ゆがろん 【瑜伽論】
⇒瑜伽師地論(ユガシジロン)

ゆがわら

ゆがわら ユガハラ 【湯河原】
神奈川県南西端,足柄下郡の町。丹那トンネルの開通以後,温泉観光地として急速に発展。

ゆき

ゆき【行きは電車にする】
go by train.〜も帰りも歩く walk there and back.

ゆき

ゆき【雪】
snow;→英和
a snowfall.→英和
〜の(多い) snowy.〜が降る It snows./We have a snowfall.→英和
〜が(3インチ)積もる The snow is[lies](three inches deep) on the ground.→英和
〜が消える The snow melts.〜に閉じ込められる be snowed up[in];be buried in snow.

ゆき

−ゆき【行き(の)】
<a train> for <Kyoto> ;→英和
<a ship> bound for <Seattle> .

ゆき

ゆき【裄】
the length of the sleeve.→英和

ゆき

ゆき [0] 【行き】
(1)目的のところへ向けて移動すること。また,出発点から目的地までの道中。いき。
⇔帰り
(2)往復乗車券で,往路に用いる乗車券。いき。
(3)地名の下に付けて,そこが乗り物の進む目的地であることを表す。「博多―のひかり号」
(4)行くこと。また,旅に出ること。「君が―日(ケ)長くなりぬ/古事記(下)」

ゆき

ゆき [2] 【雪】
(1)気温が摂氏〇度以下の大気の上層で,雲中の水蒸気が凝結し氷の結晶が集まって地上に降るもの。雪の結晶は雪が雲中でできるときの温度と過飽和度により多様な形をとる。古来,雪月花とたたえられて冬の象徴とされてきた。[季]冬。
(2)白いこと。真っ白。「―の肌」
(3)髪が白いこと。白髪。「頭(カシラ)の―」
(4)芝居で雪に見立てて用いる白紙の小片。
(5)〔女房詞〕
蕪(カブ)。また,大根。
(6)〔女房詞〕
鱈(タラ)。
(7)家紋の一。{(1)}の結晶をかたどったもの。ほかの紋に添えたり,輪郭にして用いる。
(8)地歌。流石庵羽積作詞。峰崎勾当(コウトウ)作曲。天明・寛政(1781-1801)頃の作。地歌または地歌舞の代表曲。
雪(7)[図]

ゆき

ゆき [1][2][0] 【裄】
着物の背縫いから肩先を経て袖口までの長さ。肩ゆき。

ゆき

ゆき 【悠紀・斎忌・由基】
〔「斎酒」で,新聖な酒,の意〕
大嘗祭(ダイジヨウサイ)のとき,神事に用いる新穀を奉るため卜定(ボクジヨウ)によって選ばれた第一の国郡。悠紀の国。
→主基(スキ)

ゆき=と墨(スミ)

――と墨(スミ)
二つの物が正反対であること,また,はなはだしく相違していることのたとえ。月とすっぽん。

ゆき=に白鷺(シラサギ)

――に白鷺(シラサギ)
色合いが互いに似ているため見分けにくいたとえ。

ゆき=は良い良い帰りは恐(コワ)い

――は良い良い帰りは恐(コワ)い
行きは無事でも,帰りには何事か起こるかもしれない。童謡「通りゃんせ」の一節。

ゆき=は豊年の瑞(シルシ)

――は豊年の瑞(シルシ)
雪が多く降るのは豊年の前兆である。雪は豊年の貢ぎ物。雪は五穀の精。

ゆき=やこんこん

――やこんこん
〔「こんこん」は「来ん来ん」で,「降れ降れ」の意〕
雪が降るとき,子供がそれを喜んでいう語。

ゆき=をいただく

――をいただ・く
(1)山頂に雪が積もる。
(2)白髪が生える。「頭(カシラ)に―・く」

ゆき=を回(メグ)らす

――を回(メグ)ら・す
〔「回雪」を訓読みした語〕
舞い姿の美しさを風に舞う雪にたとえた語。「―・す雲の袖/謡曲・融」

ゆき=を欺(アザム)く

――を欺(アザム)・く
きわめて白いさま。雪と見まがう。

ゆき=大名(ダイミヨウ)の帰り乞食(コジキ)

――大名(ダイミヨウ)の帰り乞食(コジキ)
行きは豪勢に金を使って旅をして,帰りは旅費が欠乏するということ。

ゆきあい

ゆきあい 【行き合ひ】
(1)であうこと。ゆきあうこと。また,その場所。「玉桙(タマホコ)の道の―に天雲の外(ヨソ)のみ見つつ/万葉 546」
(2)夏と秋と,二つの季節にまたがること。

ゆきあいきょうだい

ゆきあいきょうだい 【行き合ひ兄弟】
(1)異父同母あるいは同父異母の兄弟。
(2)親の再婚によって兄弟(姉妹)となった連れ子の間柄。いきあい兄弟。「猪隼太とは―/浄瑠璃・雪女」

ゆきあいのそら

ゆきあいのそら 【行き合ひの空】
夏の末,秋の初め頃の空。「夏衣かたへ涼しくなりぬなり夜やふけぬらむ―/新古今(夏)」

ゆきあいのわせ

ゆきあいのわせ 【行き合ひの早稲】
夏から秋への季節の変わり目にできる早稲。「―を刈る時に/万葉 2117」

ゆきあいふうふ

ゆきあいふうふ 【行き合ひ夫婦】
「行き合ひ兄弟{(2)}」の関係にある者どうしが結婚した夫婦。ゆきあいめおと。

ゆきあう

ゆきあう【行き合[会]う】
meet;→英和
come across[run into] <a person> .

ゆきあう

ゆきあ・う [3] 【行(き)合う・行き逢う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(1)外出の途中で偶然出会う。いきあう。「町で知人に―・う」
(2)異なる方向から進んで来たものが交差する。重なる。「片そぎの―・はぬ間より洩る月や/山家(秋)」
(3)合致する。「二道の道理のかくひしと―・ひぬれば/愚管 3」
[可能] ゆきあえる
■二■ (動ハ下二)
交差させる。「大宮人は鶉鳥(ウズラトリ)領巾(ヒレ)取り懸けて鶺領(マナバシラ)尾―・へ/古事記(下)」

ゆきあかり

ゆきあかり【雪明りで】
by the snow light.

ゆきあかり

ゆきあかり [3] 【雪明(か)り】
積もった雪面からの散乱光のために,夜もあたりが薄明るく見えること。[季]冬。

ゆきあかる

ゆきあか・る 【行き別る】 (動ラ下二)
「ゆきわかれる(行別)」に同じ。「見捨てて―・れにけりと,辛くや思はむ/源氏(夕顔)」

ゆきあし

ゆきあし [0] 【行(き)足・行(き)脚】
(船などが)それまでの勢いで走り続けること。いきあし。「―が止まる」

ゆきあそび

ゆきあそび [3] 【雪遊び】
雪だるまを作ったりして雪で遊ぶこと。また,その遊び。[季]冬。

ゆきあたり

ゆきあたり [0] 【行き当(た)り】
行き当たること。また,その所。行きづまり。いきあたり。

ゆきあたりばったり

ゆきあたりばったり【行き当りばったり】
haphazard;→英和
casual;→英和
happy-go-lucky.〜にやる do in a haphazard way;take a chance[chances].→英和

ゆきあたりばったり

ゆきあたりばったり [6][8] 【行き当(た)りばったり】
一貫した計画や予定もなく,その場その場のなりゆきにまかせること。

ゆきあたる

ゆきあた・る [4] 【行き当(た)る】 (動ラ五[四])
〔「いきあたる」とも〕
(1)進んで行って行くてをさえぎるものに出合う。「路地の奥で塀に―・る」
(2)先へ進みにくい場面に当面する。行きづまる。「難局に―・る」

ゆきあな

ゆきあな [0] 【雪穴・雪洞】
降り積もった雪を掘って作った穴。せつどう。

ゆきあらし

ゆきあらし【雪嵐】
a snowstorm.→英和

ゆきあらし

ゆきあらし [3] 【雪嵐】
雪が激しく降ること。吹雪。

ゆきあられ

ゆきあられ [3] 【雪霰】
雪の結晶に微細な氷の粒が付着した直径2〜5ミリメートルの球形もしくは円錐形のこわれやすい氷の粒子。雪に前後して,気温が摂氏〇度ぐらいのときに一時的に降る。

ゆきあわす

ゆきあわ・す [4] 【行き合(わ)す】
■一■ (動サ五[四])
「ゆきあわせる(行合)」に同じ。「事故現場に―・した」
■二■ (動サ下二)
⇒ゆきあわせる

ゆきあわせる

ゆきあわ・せる [5] 【行き合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 ゆきあは・す
ちょうどその場に行く。行って,偶然そのことに出合う。いきあわせる。「たまたま現場に―・せた」

ゆきあんご

ゆきあんご [3] 【雪安居】
冬安居(トウアンゴ)の異名。

ゆきうさぎ

ゆきうさぎ [3] 【雪兎】
(1)盆の上などに,雪で兎の形を作ったもの。ユズリハを耳に,ナンテンの赤い実を目にする。[季]冬。《―つくる雪塊銀盆に/西島麦南》
(2)ウサギ科の哺乳類。頭胴長55センチメートル前後,耳は8センチメートル前後。夏毛は茶色,冬毛は耳の先端が黒いほかは全身白色。樹皮・小枝・葉などを食べる。ヨーロッパの山地と北部地域,シベリア・カムチャツカに分布。日本では北海道に分布する。

ゆきうち

ゆきうち 【雪打ち】
雪合戦(ユキガツセン)のこと。[日葡]

ゆきうら

ゆきうら [0] 【雪占】
山野に消え残った雪の形で,その年の農作物の豊凶をうらなうこと。

ゆきおおい

ゆきおおい [3] 【雪覆い】
(1)雪崩(ナダレ)・積雪などによる害を防ぐため鉄道や道路に設ける,屋根またはトンネル状の覆い。
(2)吹雪を防ぐため家屋の外部に設ける,葦簀(ヨシズ)などの囲い。雪囲い。

ゆきおこし

ゆきおこし [3] 【雪起(こ)し】
(1)春先,雪で倒された植栽木を引き起こし,支柱や縄で支えること。
(2)雪国で,雪が降ろうとする時に鳴る雷。[季]冬。

ゆきおとこ

ゆきおとこ【雪男】
[ヒマラヤの] an Abominable Snowman;a yeti.→英和

ゆきおとこ

ゆきおとこ [3] 【雪男】
ヒマラヤ山中に住むといわれる,人間に似た動物。猿に似て,全身が黒褐色の毛におおわれているともいう。イェティ。

ゆきおに

ゆきおに [2] 【雪鬼】
雪の精が鬼の姿となって現れたもの。雪女の類。

ゆきおれ

ゆきおれ [0] 【雪折れ】 (名)スル
降り積もった雪の重みで,木や竹の枝や幹などが折れること。[季]冬。

ゆきおれだけ

ゆきおれだけ [4] 【雪折れ竹】
雪折れした竹。

ゆきおろし

ゆきおろし [3] 【雪下ろし】 (名)スル
(1)屋根などに積もった雪をかき落とし取り除くこと。[季]冬。《―やめて通せる妓かな/皆吉爽雨》
(2)雪をともなって山から吹きおろす風。
(3)歌舞伎の下座音楽の一。雪の降る場面などで用いる。桴(バチ)の先に綿をつけて,大太鼓を軽く打ち続ける。なだれ。

ゆきおんな

ゆきおんな [3] 【雪女】
雪国の伝説で,白い着物を着て女の姿で現れるという雪の精。雪女郎。雪娘。[季]冬。《―こちふりむいてゐたともいふ/長谷川素逝》

ゆきかい

ゆきかい [2][3] 【行(き)交い・往き交い】
(1)ゆきかうこと。ゆきき。往来。「車の―」
(2)つきあい。交際。「三姉妹ともいふごとく,常に―なしけるが/人情本・辰巳園 4」

ゆきかいじ

ゆきかいじ 【行き交ひ路】
行き来する道。往来の道。「かりそめの―とぞ思ひこし今は限りの門出なりけり/古今(哀傷)」

ゆきかう

ゆきか・う [3] 【行(き)交う・往き交う】 (動ワ五[ハ四])
(1)人や車などが往き来をする。通る。「車が激しく―・う道路」
(2)親しい人と互いの家を行き来する。交際する。いきかう。「少年時代に親しく―・った家」
(3)種々の物事が入れかわりつつ移って行く。「時うつり,ことさり,たのしびかなしび―・ふとも/古今(仮名序)」
(4)ある所へいつも行く。ある人のもとへ通う。「東路に―・ふ人にあらぬ身はいつかは越えむ相坂の関/後撰(恋三)」

ゆきかう

ゆきかう【行き交う】
come and go.

ゆきかえり

ゆきかえり【行き帰り】
⇒往復.

ゆきかえり

ゆきかえり [0] 【行(き)帰り・往き還り】 (名)スル
ある場所へ向かって進むことと,そこからもとの方向へ戻ること。往復。いきかえり。「学校の―」

ゆきかえる

ゆきかえ・る 【行き返る・行き帰る・往き還る】 (動ラ四)
〔「ゆきがえる」とも〕
(1)去ったものがまた戻る。行ってまた帰る。「天雲の―・りなむものゆゑに/万葉 4242」
(2)年・月・日が過ぎ次の年・月・日になる。年・月・日が改まる。「あらたまの年―・り春立たば/万葉 4490」

ゆきかかる

ゆきかか・る [4] 【行き掛(か)る】 (動ラ五[四])
(1)その場から他の場所へ移動し始める。いきかかる。「向こうへ―・った人を呼びとめる」
(2)事が進展し始める。いきかかる。「うまく―・っていたのに,じゃまが入った」
(3)移動する際に,ある場所を過ぎようとする。さしかかる。「瀬多の橋の本,―・るほどにぞ,ほのぼのとあけゆく/蜻蛉(中)」
(4)出かけて行って関係する。「うけひかざらむものゆゑ,―・りて空しうかへらむ後手(ウシロデ)も,をこなるべし/源氏(須磨)」

ゆきかき

ゆきかき【雪掻きをする】
remove the snow;→英和
clear <the road> of snow.

ゆきかき

ゆきかき [3][4] 【雪掻き】 (名)スル
(1)道路などに積もった雪をかいて除くこと。除雪。[季]冬。
(2)除雪に用いるシャベル形の道具。

ゆきかきしゃ

ゆきかきしゃ [4][3] 【雪掻き車】
⇒除雪車(ジヨセツシヤ)

ゆきかご

ゆきかご [0][2] 【雪籠】
劇場で,細かく切った紙を入れて日覆(ヒオオ)いにつるす竹製の籠。ひもでゆり動かして中の紙を落とし降雪に見せる。

ゆきかぜ

ゆきかぜ [2] 【雪風】
雪まじりの風。ふぶき。

ゆきかた

ゆきかた [0] 【行き方】
〔「いきかた」とも〕
(1)ある場所へ行く道順。また,そのための乗り物の利用方法。「駅までの―を教えて下さい」「バスに乗るという―もあるが時間がかかるでしょう」
(2)物事をする手だて。行う方法。やりかた。しかた。「独特の―で成功する」

ゆきかつ

ゆきか・つ 【行きかつ】 (動タ下二)
行くことができる。「麁玉(アラタマ)の寸戸(キヘ)の林に汝(ナ)を立てて―・つましじ/万葉 3353」
→かつ

ゆきかよい

ゆきかよい [0] 【行(き)通い】
行ったり来たりすること。交際。「兄と縁を切つて仕舞つて,―なし/真景累ヶ淵(円朝)」

ゆきかよう

ゆきかよ・う [4] 【行(き)通う】 (動ワ五[ハ四])
(1)ある地点を行ったり来たりする。いきかよう。「川を―・う舟」
(2)互いに訪れたり訪れられたりして親しくつきあう。いきかよう。「隔てなく―・った隣どうし」

ゆきかわる

ゆきかわ・る 【行き変はる】 (動ラ四)
時間などの経過とともに変化する。「玉の緒の現し心や年月の―・るまで妹に逢はざらむ/万葉 2792」

ゆきがかり

ゆきがかり【行き掛り上】
forced by circumstances.〜を捨てる forget all that has passed <between each other> .

ゆきがかり

ゆきがかり [0] 【行き掛(か)り】
(1)いったん始められた物事の動いてゆく勢い。いきがかり。「―上やむをえない」
(2)これまでの事情。いきがかり。「一切の―をすてる」
(3)行く途中。ゆきがけ。「―に郵便局に寄る」

ゆきがき

ゆきがき [2] 【雪垣】
「雪囲(ユキガコ)い」に同じ。[季]冬。

ゆきがけ

ゆきがけ [0] 【行(き)掛け】
行く途中。ゆきがかり。いきがけ。
⇔帰り掛け
⇔来掛け
「―に投函する」

ゆきがけ

ゆきがけ【行き掛けに】
on one's way <to> .

ゆきがけ=の駄賃(ダチン)

――の駄賃(ダチン)
〔馬子(マゴ)が問屋へ駄馬を引いて荷物を取りに行くついでによその荷物を運び,余分に運び賃をかせいだことから〕
ある事をするついでにちょっと他の事をする。いきがけの駄賃。

ゆきがこい

ゆきがこい [3] 【雪囲い】 (名)スル
降雪の多い地方で風雪の害から守るため,家の入り口・周囲や庭木などを薦(コモ)・簀(ス)などで囲うこと。また,その囲い。雪垣。雪構え。[季]冬。

ゆきがた

ゆきがた 【行き方】
行った方向。ゆくえ。「其後は―もしらず,長くうせにけりとなん/宇治拾遺 12」

ゆきがた

ゆきがた [0] 【雪形】
山野に消え残った雪の形。
→雪占(ユキウラ)

ゆきがっせん

ゆきがっせん【雪合戦】
<have> a snowball fight.

ゆきがっせん

ゆきがっせん [3] 【雪合戦】 (名)スル
二組みに分かれ,雪を丸めてぶつけ合う遊び。雪投げ。[季]冬。《―わざと転ぶも恋ならめ/虚子》

ゆきがまえ

ゆきがまえ [3] 【行構え】
漢字の構えの一。「術」「街」などの「行」の部分。道,または道を行く意を表す文字を作る。ぎょうがまえ。

ゆきがまえ

ゆきがまえ [3] 【雪構え】
「雪囲い」に同じ。[季]冬。

ゆきき

ゆきき [2][0][3] 【行(き)来・往き来】 (名)スル
(1)行ったり来たりすること。往来。いきき。「人の―がとだえる」
(2)交際すること。いきき。「あの家とは昔から―している」

ゆきき

ゆきき【行き来】
[交通] <much,heavy> traffic;→英和
[交際]⇒交際.

ゆきぎえ

ゆきぎえ [0] 【雪消え】
雪がとけて消えること。ゆきげ。

ゆきぎえづき

ゆきぎえづき [4] 【雪消え月】
陰暦二月の異名。

ゆきく

ゆき・く 【往き来】 (動カ変)
行ったり来たりする。往来する。「真土山―・くと見らむ紀人ともしも/万葉 55」

ゆきくらす

ゆきくら・す 【行き暮らす】 (動サ四)
日の暮れるまで歩き続ける。また,旅の途中で日が暮れる。「―・し長き春日も忘れて思へや/万葉 4020」

ゆきくれる

ゆきく・れる [4] 【行(き)暮れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ゆきく・る
歩いていく途中で日が暮れる。「山中で―・れる」

ゆきくれる

ゆきくれる【行き暮れる】
be overtaken by night.

ゆきぐつ

ゆきぐつ【雪靴】
<in> snowshoes.

ゆきぐつ

ゆきぐつ [2][0] 【雪沓】
藁(ワラ)で作った,長靴のような形の履物。雪の中を歩くのに用いる。藁沓。[季]冬。
雪沓[図]

ゆきぐに

ゆきぐに【雪国】
a snow(y) country[district].

ゆきぐに

ゆきぐに 【雪国】
小説。川端康成作。1935(昭和10)〜47年連作形式で発表。48年完結出版。雪国の温泉町を舞台に,東京人島村と芸者駒子,少女葉子の微妙な心の動きをとらえ,繊細な哀れの美しさを描く。

ゆきぐに

ゆきぐに [2] 【雪国】
雪が多く降る地方。降雪量の多い国。

ゆきぐも

ゆきぐも【雪雲】
a snow cloud.

ゆきぐも

ゆきぐも [0][3] 【雪雲】
雪を降らせる雲。せつうん。

ゆきぐもり

ゆきぐもり [3] 【雪曇(り)】
今にも雪が降り出しそうに曇った空模様。[季]冬。

ゆきぐもり

ゆきぐもり【雪曇りの】
<a sky> threatening to snow.

ゆきぐれ

ゆきぐれ [0] 【雪暗・雪暮れ】
(1)雪模様で辺りが暗いこと。「―の空」
(2)雪が降り続いたまま日が暮れること。

ゆきけし

ゆきけし 【雪消し】
陰暦一一月,雪の多く降るとき,雪中の無聊(ブリヨウ)と寒さを忘れるために,菓子・果実などを贈答したこと。「ふしみどのへ御―に御まな三色,やなぎ三かまゐらせらるる/御湯殿上(長享一)」

ゆきけむり

ゆきけむり [3] 【雪煙】
雪が風のために煙のように舞い上がること。ゆきけぶり。[季]冬。

ゆきげ

ゆきげ [3] 【雪気】
雪模様。「冬の夜の―の空にいでしかど影よりほかに送りやはせし/金葉(恋下)」

ゆきげ

ゆきげ [0] 【雪消・雪解】
(1)雪がとけること。また,その時。ゆきどけ。[季]春。「―水」「―の水に裳の裾濡れぬ/万葉 1839」
(2)雪がとけてできた水。ゆきどけみず。「―溢(ハフ)りて行く水のいや増しにのみ/万葉 4116」

ゆきげしき

ゆきげしき【雪景色】
a snow scene.

ゆきげしき

ゆきげしき [3] 【雪景色】
雪が降っているときの眺め。また,雪が降り積もったときの眺め。

ゆきげしょう

ゆきげしょう [3] 【雪化粧】 (名)スル
野や山の景色が,降雪によって白粉(オシロイ)で化粧したように白く美しく変わること。「初雪でうっすら―した山々」

ゆきげた

ゆきげた [0] 【行き桁】
橋などの,架けられた方向に沿って渡してある桁(ケタ)。

ゆきげた

ゆきげた [0][2] 【雪下駄】
雪国で冬季に用いる下駄。歯を高くし,雪がはさまらないように歯を前のめりとしたもの。滑り止めの金具が打ってある。

ゆきころがし

ゆきころがし [3] 【雪転がし】
⇒雪まろげ

ゆきごい

ゆきごい [3] 【雪乞い】
雪が降るように神仏に祈ること。

ゆきさき

ゆきさき [0] 【行(き)先】
〔「いきさき」とも〕
(1)行こうとしている目的地。「―を告げずに家を出る」
(2)未来の状況。「今のままでは―が不安だ」

ゆきさき

ゆきさき【行き先】
where one is going;one's destination (目的地).‖行き先標示板 a destination label (電車・バスの).

ゆきさらし

ゆきさらし [3] 【雪晒し】
〔「ゆきざらし」とも〕
雪が紫外線を反射することを利用して,晴れた日に雪の上に麻織物・竹細工などを並べて漂白すること。新潟県小千谷などで江戸時代から行われている。

ゆきさる

ゆきさ・る [3] 【行(き)去る】 (動ラ五[四])
去って行く。去る。「情(ナサケ)ある巡査は―・りぬ/源おぢ(独歩)」

ゆきざお

ゆきざお [2] 【雪竿】
雪国で,積雪量を測るために立てておく目盛りをつけた竿。丈杭(ジヨウグイ)。雪尺。

ゆきざさ

ゆきざさ [2] 【雪笹】
ユリ科の多年草。深山の湿った地に生える。茎は高さ約30センチメートル。葉は楕円形でややササに似る。初夏,茎頂に白色の小花を多数円錐状につけ,果実は小球形で,赤く熟して有毒。

ゆきしぐれ

ゆきしぐれ [3] 【雪時雨】
(1)雪まじりの雨。みぞれ。
(2)急に降ってはやみ,また降り出す雪。にわか雪。

ゆきしずり

ゆきしずり [3] 【雪垂】
積もった雪が木の枝などからすべり落ちること。また,その雪。ゆきしずれ。

ゆきしつ

ゆきしつ [0] 【雪質】
降り積もった雪の性質・状態。

ゆきしな

ゆきしな [0] 【行きしな】
〔「しな」は接尾語〕
行くときの途中。いきしな。「―に寄って届けておきましょう」

ゆきしまき

ゆきしまき [3] 【雪風巻】
雪が激しく降って風の吹きまくること。ふぶき。しまき。[季]冬。

ゆきしる

ゆきしる [3] 【雪汁】
雪どけの水。ゆきじる。[季]春。

ゆきしろ

ゆきしろ [0] 【雪代】
雪どけの水。ゆきしろみず。[季]春。

ゆきじ

ゆきじ [0][2] 【雪路】
雪の積もった道。ゆきみち。

ゆきじもの

ゆきじもの 【雪じもの】
〔「じもの」は接尾語〕
雪のようなもの。雪のようにの意で,副詞的に用いられ,「行き」にかかる序詞として用いられる。「大殿の上にひさかたの天伝ひ来る―行き通ひつついや常世まで/万葉 262」

ゆきじゃく

ゆきじゃく [0] 【雪尺】
「雪竿(ユキザオ)」に同じ。

ゆきじょろう

ゆきじょろう [3] 【雪女郎】
「雪女(ユキオンナ)」に同じ。[季]冬。《みちのくの雪深ければ―/山口青邨》

ゆきじろ

ゆきじろ [0] 【雪白】
(1)雪のように真っ白であること。「―のシヤツ/或る女(武郎)」
(2)三盆(サンボン)の異名。
(3)鷹の,腹・背・くちばし・爪(ツメ)まで全部白いものの称。

ゆきすぎ

ゆきすぎ【行き過ぎ】
excess;→英和
the excesses (行為);going too far.

ゆきすぎ

ゆきすぎ [0] 【行(き)過ぎ】 (名・形動)[文]ナリ
(1)目的の場所を越えて行くこと。いきすぎ。
(2)度を超す・こと(さま)。いきすぎ。「警備の―」「ちょっと―な発言と思うが」

ゆきすぎる

ゆきす・ぎる [4] 【行(き)過ぎる】 (動ガ上一)[文]ガ上二 ゆきす・ぐ
(1)とおりすぎる。通過する。いきすぎる。「家の前を―・ぎる」
(2)目的の場所よりも先へ行く。いきすぎる。「―・ぎて引き返す」
(3)度を超す。いきすぎる。「―・ぎたことをする」

ゆきすぎる

ゆきすぎる【行き過ぎる】
go past[beyond](通過);go too far[to extremes](極端).

ゆきずり

ゆきずり【行きずりの】
passing;→英和
casual.→英和

ゆきずり

ゆきずり [0] 【行き摺り・行き摩り】
(1)道ですれちがうこと。いきずり。「―の人に声をかけられる」
(2)たまたま通りかかること。通りすがり。
(3)かりそめ。「―の恋」
(4)通りすぎるときに触れ合うこと。通りがかりに触れて色や香が染みつくこと。「―の衣にうつれ萩が花/風雅(旅)」

ゆきぞら

ゆきぞら【雪空】
a snowy sky.

ゆきぞら

ゆきぞら [3][0] 【雪空】
雪が降ってきそうな空模様。[季]冬。

ゆきたがう

ゆきたが・う 【行き違ふ】 (動ハ四)
「ゆきちがう(行違)」に同じ。「従者共も皆―・ひて,人もなかりけるを/今昔 26」

ゆきたけ

ゆきたけ [2][3] 【裄丈・裄長】
(1)着物の裄の長さ。
(2)物事の程度・度合。「心の底の―は昔も今も変はらぬか/浄瑠璃・薩摩歌」

ゆきたつ

ゆきた・つ [3] 【行(き)立つ】 (動タ五[四])
生活できる。暮らしが成り立つ。いきたつ。「内職では生活が―・たない」

ゆきだおれ

ゆきだおれ [0] 【行(き)倒れ・行き斃れ】
病気や飢え・寒さなどのために,路上で倒れること。また,倒れて死ぬこと。また,その人。行路病者。いきだおれ。

ゆきだおれ

ゆきだおれ【行き倒れ】
a person dead[dying]on the street (人).→英和
〜になる fall ill[dead]on the street.

ゆきだま

ゆきだま [0] 【雪玉】
「雪礫(ユキツブテ)」に同じ。

ゆきだまり

ゆきだまり [3] 【雪溜まり】
雪の吹きだまり。

ゆきだまり

ゆきだまり【雪溜り】
a snowdrift.→英和

ゆきだるま

ゆきだるま [3] 【雪達磨】
雪を固めて達磨の形にこしらえたもの。[季]冬。

ゆきだるま

ゆきだるま【雪達磨】
<make> a snowman.→英和
〜式にふえる snowball.→英和

ゆきだるましき

ゆきだるましき [0] 【雪達磨式】
雪だるまを作るとき,雪の塊を転がすと雪がついてどんどん大きくなるように,次から次へと積み重なり,目に見えてふえてゆくさま。「―に負債がふえる」

ゆきちがい

ゆきちがい [0] 【行(き)違い】
(1)人や物がすれちがって出会わないこと。いきちがい。「―になる」「返事の手紙と―にまた催促の手紙がきた」
(2)意思が通じなかったりして,食いちがいや誤解がおこること。いきちがい。「会談は―に終わった」「相互の理解に―があった」

ゆきちがい

ゆきちがい【行き違い】
[誤解]misunderstanding;→英和
a mistake;→英和
[不和](a) disagreement.→英和
〜になる[すれ違う]cross[miss] <each other> ;→英和
come just after a person left.

ゆきちがいざま

ゆきちがいざま [0] 【行(き)違い様】
行きちがう瞬間。すれちがいざま。

ゆきちがう

ゆきちがう【行き違う】
⇒行き違い.

ゆきちがう

ゆきちが・う [4][0] 【行(き)違う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(1)道や時間がずれるなどして,相手と会えずにすれちがう。いきちがう。「途中で―・う」
(2)互いに別の方向に進む。いきちがう。「―・った車に知人が乗っていた」「大空には叢雲(ムラクモ)―・ひ/谷間の姫百合(謙澄)」
(3)意思が通じなかったりして食いちがいがおきる。いきちがう。「話が―・ってわけがわからなくなる」
■二■ (動ハ下二)
⇒ゆきちがえる

ゆきちがえ

ゆきちがえ [0] 【行(き)違え】
「ゆきちがい(行違)」に同じ。「行く先々で―になる」

ゆきちがえる

ゆきちが・える [5][0] 【行(き)違える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ゆきちが・ふ
行く方向を誤る。まちがった道を行く。いきちがえる。「道を―・える」

ゆきちる

ゆきち・る 【行き散る】 (動ラ四)
あちらこちらに散って行く。「さるべき所々に―・りたるむすめども/源氏(総角)」

ゆきつく

ゆきつ・く [3] 【行(き)着く】 (動カ五[四])
(1)長い道のりをへて目的の土地に達する。いきつく。「やっと家に―・く」
(2)いろいろな状況をへて最後の状態になる。いきつく。「―・くところは知れている」
(3)すっかり愛情のとりこになる。ほれこんでしまう。いきつく。「かの男に―・いて毎日百通二百通/浄瑠璃・嫗山姥」
(4)財産をすっかり使い果たす。いきつく。「これではよつぽど―・きさうなものと思ひのほか,なみはづれて大金を使ふゆゑ/黄表紙・金生木」
(5)一面に付着する。「白き物―・かぬ所は/枕草子 3」
[可能] ゆきつける

ゆきつく

ゆきつく【行き着く】
⇒到着.

ゆきつけ

ゆきつけ【行きつけの】
favorite;→英和
accustomed;→英和
regular.→英和

ゆきつけ

ゆきつけ [0] 【行(き)付け】
何度も行ってなじみになっていること。いきつけ。「―の飲み屋」

ゆきつける

ゆきつ・ける [4] 【行(き)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ゆきつ・く
行くのに慣れている。行くのを習慣としている。いきつける。「何回も―・けた所」

ゆきつばき

ゆきつばき [3] 【雪椿】
ツバキ科の常緑低木。日本海側の多雪地帯の山地に自生。ヤブツバキに似るが花弁はやや薄く離生するものが多い。雄しべの花糸は鮮黄色。花に変異が多く,ヤブツバキと交雑し,多くの園芸品種が作られている。猿岩椿(サルイワツバキ)。奥椿。

ゆきつぶて

ゆきつぶて [3] 【雪礫】
雪合戦などで,雪を握り固めて作ったこぶし大の塊。雪玉。[季]冬。

ゆきつむ

ゆきつ・む 【行き詰む】
■一■ (動マ四)
それ以上先に進めない所まで行く。「―・む(=「雪積む」トノ掛ケ詞)年の寒さをも知れ/六帖詠草」
■二■ (動マ下二)
⇒ゆきつめる

ゆきつめる

ゆきつ・める [4] 【行(き)詰める】 (動マ下一)[文]マ下二 ゆきつ・む
〔「ゆきづめる」とも〕
それ以上先に進めない所まで行く。「崖(ガケ)の突端まで―・める」

ゆきつもどりつ

ゆきつもどりつ 【行きつ戻りつ】 (連語)
〔「つ」は並立助詞〕
同じ所を何度も行ったり戻ったりすること。「―して思案する」

ゆきつり

ゆきつり [4] 【雪釣(り)】
糸の先に木炭などを結びつけて雪の中に落とし入れ,雪をくっつけて釣り上げる子供の遊び。

ゆきつる

ゆきつ・る 【行き連る】 (動ラ下二)
連れだって行く。道連れになる。「山伏一人また鋳物師する男一人―・れて/著聞 16」

ゆきづき

ゆきづき [2] 【雪月】
陰暦一二月の異名。

ゆきづまり

ゆきづまり [0] 【行(き)詰まり】
(1)道がさえぎられて,それ以上進めなくなった所。ゆきどまり。いきづまり。「―の路地」
(2)それ以上進展しなくなった状態。いきづまり。「交渉の―を打開する」「仕事に―を感ずる」

ゆきづまり

ゆきづまり【行き詰まりを打開する】
break[find a way out of]the deadlock.→英和

ゆきづまる

ゆきづまる【行き詰まる】
come[be brought]to a standstill;→英和
come to a deadlock[a dead end].→英和

ゆきづまる

ゆきづま・る [4] 【行(き)詰まる】 (動ラ五[四])
(1)道がなくなって先へ進めなくなる。ゆきどまる。いきづまる。「道が―・る」
(2)物事が進展しなくなる。いきづまる。「仕事が―・る」「交渉が―・る」

ゆきづり

ゆきづり [0] 【雪吊り】
〔「ゆきつり」とも〕
雪折れを防ぐため,支柱または木の上部から細縄や針金などを張って,庭木などの枝をつり上げておくこと。[季]冬。

ゆきて

ゆきて [3] 【行(き)手】
行く人。行きたいと思う人。いきて。
⇔来手(キテ)
「危険な所なので―がない」

ゆきでん

ゆきでん 【悠紀田】
大嘗祭(ダイジヨウサイ)のとき,悠紀殿の神饌(シンセン)とするための穀物を作る田。
→主基田(スキデン)

ゆきでん

ゆきでん 【悠紀殿】
大嘗祭(ダイジヨウサイ)のとき,主基殿(スキデン)と並んで建てられる殿舎。

ゆきとどく

ゆきとどく【行き届く】
be careful;be complete[perfect](完全);be in good repair (手入れが);be kept clean (掃除が);have complete <sanitary> facilities (設備が);give good service (客扱いが).行き届かない <Please let us know if> anything is wrong./It is all my fault.

ゆきとどく

ゆきとど・く [4] 【行(き)届く】 (動カ五[四])
(1)こまかいところまで気がつく。すみずみまでよく注意がゆきわたる。いきとどく。「―・いた教え方」「―・かないところもありますが,どうぞよろしく」
(2)至りつく。ある程度またはある所まで達する。「年来たづねし我誠心,―・いて満足いたす/人情本・梅児誉美 4」

ゆきとぶらう

ゆきとぶら・う 【行き訪ふ】 (動ハ四)
見舞いに行く。訪問する。「人多く―・ふ中に/徒然 76」

ゆきどうろう

ゆきどうろう [3] 【雪灯籠】
雪を固めて灯籠の形をつくり,横に穴をあけて中に灯心などを入れ点火するもの。

ゆきどけ

ゆきどけ [0][4] 【雪解け・雪融け】
(1)降り積もった雪がとけること。また,その頃。ゆきげ。[季]春。「―で川の水かさが増す」
(2)〔エレンブルグの同名の小説から。別項参照〕
対立・いさかいが緩和すること。「米ソ冷戦の―」

ゆきどけ

ゆきどけ【雪解け】
a thaw;→英和
thawing.〜する thaw.‖雪解け道 a slushy road.

ゆきどけ

ゆきどけ 【雪どけ】
〔原題 (ロシア) Ottepel'〕
エレンブルグの小説。1954〜56年刊。地方都市の工場長の妻と技師の恋愛を描き,公式主義・官僚主義批判が論議を呼ぶ。スターリン没後の新世代を予見し,作品名が東西冷戦緩和の代名詞となる。

ゆきどけみず

ゆきどけみず [4] 【雪解け水】
降り積もった雪がとけた水。

ゆきどけみち

ゆきどけみち [4] 【雪解け道】
雪がとけてぬかるんだ道。

ゆきどころ

ゆきどころ [0] 【行(き)所】
(1)行って安心して生活できる所。いきどころ。「身寄りもなく―がなくなる」
(2)行った先。ゆくさき。いきどころ。「―が知れない」

ゆきどまり

ゆきどまり [0] 【行き止(ま)り】
(1)道などで行く手がさえぎられ,先へは行けなくなること。また,その所。ゆきづまり。いきどまり。「路地はこの先―になる」
(2)物事の終わり。終点。いきどまり。

ゆきどまり

ゆきどまり【行き止り(になる)】
(come to) a dead end;(be) a blind alley (袋小路).

ゆきどまる

ゆきどま・る 【行き止(ま)る】 (動ラ四)
〔「ゆきとまる」とも〕
(1)進んで行って立ち止まる。「待つ人は―・りつつあぢきなく年のみ越ゆるよさのおほ山/和泉式部集」
(2)進んで行ってそれ以上進めなくなる。「―・るをぞ宿と定むる/古今(雑下)」

ゆきどめ

ゆきどめ [0] 【雪止め】
屋根に積もった雪がすべり落ちるのを防ぐためのささえ。軒近くに,板や瓦をとりつける。

ゆきな

ゆきな [0] 【雪菜】
(1)東北地方で,雪の中で栽培してやわらかく育成する菜類。
(2)コマツナの栽培品種。大形で,雪に埋もれてから太く白い花茎を出し,これを掘り出して食用とする。山形県米沢地方の名産。

ゆきなか

ゆきなか [0] 【雪中】
雪の降っている中。また,雪の積もっている中。せっちゅう。

ゆきなげ

ゆきなげ [0][4][3] 【雪投げ】
雪合戦。

ゆきなだれ

ゆきなだれ [3] 【雪雪崩】
山の斜面に積もった雪がくずれ落ちること。なだれ。[季]春。

ゆきなます

ゆきなます [3] 【雪鱠】
魚のなますに大根おろしをかけた料理。

ゆきなやむ

ゆきなやむ【行き悩む】
⇒行き詰まる.

ゆきなやむ

ゆきなや・む [4] 【行(き)悩む】 (動マ五[四])
(1)前に進むことに苦労する。いきなやむ。「雪道で―・む」「難路に―・む」
(2)物事が思いどおりに進展せず苦労する。いきなやむ。「仕事のうえで―・む」「交渉が―・む」

ゆきなり

ゆきなり [0] 【行(き)成り】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
成り行きにまかせる・こと(さま)。「両人は―にかたはらへねころぶと/西洋道中膝栗毛(魯文)」
■二■ (副)
だしぬけに。いきなり。「いづみ湯に入ると―はだかになり/西洋道中膝栗毛(魯文)」

ゆきなりさんぼう

ゆきなりさんぼう [5] 【行(き)成り三宝】
成り行きまかせにすること。ゆきあたりばったり。

ゆきにごり

ゆきにごり [3] 【雪濁り】
雪どけのために,川や海の水が濁ること。[季]春。

ゆきぬけ

ゆきぬけ [0] 【行(き)抜け】 (名・形動)[文]ナリ
(1)進んで行ってそこを過ぎ別の所へ出ること。通り抜け。
(2)限度がないこと。しまりがなくだらしないこと。また,そのさま。「菊の井のお力は―の締りなしだ/にごりえ(一葉)」

ゆきぬの

ゆきぬの [0] 【雪布】
舞台や花道に積雪のように見せかけるために敷く白い布。

ゆきのこえ

ゆきのこえ 【雪の声】
樹木や竹などに積もった雪が落ちる音。

ゆきのした

ゆきのした【雪の下】
《植》saxifrage;→英和
London pride.

ゆきのした

ゆきのした [3] 【雪の下】
(1)ユキノシタ科の多年草。山中の湿った岩や崖に自生し,観賞用に栽培もされる。全体に細毛が密生する。根葉は柄があり,肉質の腎円形で浅裂,裏面は紫赤色または白緑色。初夏,茎頂に白色の小花が多数円錐状につく。葉腋(ヨウエキ)から糸状の匐枝(フクシ)を出して,先端に新苗をつくる。葉は民間薬として,腫(ハ)れ物・凍傷・火傷(ヤケド)・咳(セキ)などに用いる。岩蕗(イワブキ)。虎耳草(コジソウ)。鴨足草。[季]夏。《ゆれそめて雨となりけり―/今井つる女》
(2)「一重梅(ヒトエウメ){(2)}」に同じ。
雪の下(1)[図]

ゆきのしたこうばい

ゆきのしたこうばい [6] 【雪の下紅梅】
「雪の下{(2)}」に同じ。

ゆきのはだ

ゆきのはだ【雪の肌】
fair skin (婦人の).

ゆきのはだえ

ゆきのはだえ [0] 【雪の肌】
雪のように白くて美しい女性の肌。雪肌。

ゆきのはて

ゆきのはて [5] 【雪の果て】
涅槃会(ネハンエ)のころに降るといわれている,降りじまいの雪。雪の別れ。名残(ナゴリ)の雪。忘れ雪。涅槃雪。[季]春。

ゆきのはな

ゆきのはな [5] 【雪の花】
(1)雪の降るさまを花の散るのに見立てていう語。また樹木や山に積もった雪を咲いた花に見立てていう語。「鳰の海や釣するあまの衣手に―ちる志賀の山風/秋篠月清集」
(2)植物スノードロップの別名。

ゆきのひま

ゆきのひま [0] 【雪の隙】
「雪間(ユキマ){(2)}」に同じ。[季]春。

ゆきのやま

ゆきのやま 【雪の山】
(1)雪を丘のように積み上げたもの。
(2)白髪をたとえる語。「老果てて―をばいただけど/拾遺(雑下)」
(3)「雪山(セツセン)」を訓読みした語。「恋ひわびて死ぬる薬のゆかしきに―にや跡をけなまし/源氏(総角)」

ゆきのわ

ゆきのわ [4] 【雪の輪】
家紋の一。雪の結晶を図案化して輪にしたもの。他の紋の輪郭に用いることが多い。ゆきわ。

ゆきのわかれ

ゆきのわかれ [0] 【雪の別れ】
「雪の果て」に同じ。[季]春。

ゆきはぐれる

ゆきはぐれる【行きはぐれる】
lose one's way;lose (sight of) <a person> .→英和

ゆきはじめ

ゆきはじめ [0] 【行(き)始め】
(1)行きはじめること。いきはじめ。
(2)貴人の子女が,誕生後初めて外出する儀式。

ゆきはだ

ゆきはだ [0] 【雪肌・雪膚】
(1)積もった雪の表面。
(2)雪のように白い女性のはだ。ゆきのはだ。

ゆきば

ゆきば [0] 【行(き)場】
行くべき所。いきば。「―のない不要家具」「不平の持って―がない」

ゆきばかま

ゆきばかま [3] 【雪袴】
「裁着(タツツケ)」に同じ。

ゆきばな

ゆきばな [2][0] 【雪花】
雪を花にたとえていう語。

ゆきばら

ゆきばら [0] 【雪腹】
雪の降るときに腹が冷えて痛むこと。「―を病む」

ゆきばれ

ゆきばれ [0] 【雪晴(れ)】
雪がやんで空がきれいに晴れ上がること。[季]冬。《―の障子細目に慈眼かな/川端茅舎》

ゆきひょう

ゆきひょう [0] 【雪豹】
食肉目ネコ科の一種。体長1.5メートルに達する。体色は灰色地に黒色の斑点をもち,美しい外観を呈する。夜行性でヒマラヤ・アルタイなどの高地に少数が生息。毛皮を目的に乱獲され,絶滅の危機にある。

ゆきひら

ゆきひら 【行平】
鎌倉初期,豊後(ブンゴ)の刀工。後鳥羽院御番鍛冶の一人。太刀姿は細身で優しく古風。腰元に彫り物を施す例が多く,最古の刀身彫刻といえる。

ゆきひら

ゆきひら [2] 【行平・雪平】
(1)
⇒在原(アリワラノ)行平
(2)〔昔,在原行平が須磨で海女(アマ)に潮を汲ませて塩を焼いた故事に基づく〕
粥(カユ)などを煮るのに用いる,取っ手・ふた・注ぎ口のある陶器の平鍋(ヒラナベ)。または,木の柄がついた,金属製の打ち出し鍋。行平鍋。雪平鍋。

ゆきびさし

ゆきびさし [3] 【雪庇】
雪が積もって,ひさしのように張り出したもの。また,そのような所。
→せっぴ

ゆきびより

ゆきびより [3] 【雪日和】
雪の降りそうな,または雪の降っている天候。

ゆきふぶき

ゆきふぶき [3] 【雪吹雪】
風が激しく雪がみだれ降ること。ふぶき。

ゆきふみ

ゆきふみ [0][2] 【雪踏み】
(1)大雪のあと,雪を踏み固めて往来の道をつけること。また,その作業。[季]冬。
(2){(1)}に用いる道具。わらで小形の俵状に編み,上端に握り綱を付けたもの。中に足を入れ,綱を握って持ち上げ,歩きながら雪を踏み固める。踏み俵。
(3)「四つ白」に同じ。
雪踏み(2)[図]

ゆきふり

ゆきふり【雪降り】
<have> a snowfall.→英和
〜の snowy.

ゆきふり

ゆきふり [3] 【雪降り】
雪が降ること。降雪。

ゆきぶれ

ゆきぶれ 【行き触れ】
「いきぶれ」に同じ。「―ゆへすけなうによたつにて/御湯殿上日記」

ゆきほたる

ゆきほたる [3] 【雪蛍】
綿虫(ワタムシ)の異名。

ゆきぼうし

ゆきぼうし [3] 【雪帽子】
ふっくらとした大きなかたまりで降る雪。ぼたん雪。綿帽子雪。

ゆきぼとけ

ゆきぼとけ 【雪仏】
雪で作った仏の像。雪だるまの類。[季]冬。「春の日に―を作りて/徒然 166」

ゆきぼとけ=の水遊び

――の水遊び
⇒土仏(ツチボトケ)の水遊(ミズアソ)び(「土仏」の句項目)

ゆきま

ゆきま [0][3] 【雪間】
(1)雪がしばらく降りやんでいる時。雪の晴れま。
(2)冬の間降り積もっていた雪の,ところどころ消えてきた箇所。雪の隙(ヒマ)。[季]春。「―草」
(3)積もった雪の中。雪の降っている間。「―に素足/浄瑠璃・寿の門松」

ゆきまく

ゆきまく [2] 【雪幕】
歌舞伎の大道具で,雪山の風景などを描いた幕。道具幕の一種で,雪の場面が二場続くときのつなぎなどに,振り落としの幕として用いる。

ゆきまさる

ゆきまさ・る 【行き増さる】 (動ラ四)
だんだん増して行く。「明日香川水―・りいや日異(ケ)に/万葉 2702」

ゆきまじり

ゆきまじり [3] 【雪交じり・雪雑じり】
(雨や風などに)雪がまじっていること。「―の雨」

ゆきまじる

ゆきまじ・る 【行き交じる・行き雑じる】 (動ラ四)
(1)種々の物がまざり合う。入り乱れる。入りまじる。「山寺こそ,なほかやうの事おのづから―・り,もの紛るる事侍らめ/源氏(夕顔)」
(2)人が出入りする。「いと静かなる所の人も―・らずはべるを/源氏(椎本)」

ゆきまちづき

ゆきまちづき [4] 【雪待(ち)月】
陰暦一一月の異名。雪待つ月。

ゆきまつ

ゆきまつ [2] 【雪松】
正月に門口に立てる飾り松。葉先を白くしてある。

ゆきまつり

ゆきまつり [3] 【雪祭(り)】
(1)北海道札幌市・新潟県十日町市その他で行われる観光行事。大小の雪像を展示する。[季]冬。
(2)長野県下伊那郡阿南町の伊豆神社で一月一三日,一四日に行われる祭り。田楽が行われる。

ゆきまよう

ゆきまよ・う [4] 【行(き)迷う】 (動ワ五[ハ四])
どう進んでよいかわからなくなる。道に迷う。「茫然と―・つて居た処を/あめりか物語(荷風)」

ゆきまるひばち

ゆきまるひばち [5] 【雪丸火鉢】
陶製の小形の丸火鉢。多くは白色の釉(ウワグスリ)をかけてある。雪丸。

ゆきまろげ

ゆきまろげ 【雪丸げ】
雪の小さな塊を積雪の上に転がしてだんだんと大きな塊にする子供の遊戯。雪こかし。雪ころばし。雪まろばし。雪ころがし。[季]冬。《きみ火をたけよき物見せん―/芭蕉》

ゆきまろばし

ゆきまろばし 【雪転ばし】
「雪丸(ユキマロ)げ」に同じ。「(庭ニ)童べおろして―せさせ給ふ/源氏(朝顔)」

ゆきみ

ゆきみ【雪見の宴を催す】
have a snowviewing party.

ゆきみ

ゆきみ [3] 【雪見】
雪景色をながめ賞すること。[季]冬。《いざゆかん―にころぶ所まで/芭蕉》

ゆきみぐさ

ゆきみぐさ [3] 【雪見草】
(1)ウツギの異名。
(2)カンギクの異名。

ゆきみごこう

ゆきみごこう 【雪見御幸】
⇒小野御幸(オノゴコウ)

ゆきみざけ

ゆきみざけ [3] 【雪見酒】
雪景色を眺めながら酒を飲むこと。また,その酒。

ゆきみしょうじ

ゆきみしょうじ [4] 【雪見障子】
「摺(ス)り上(ア)げ障子」に同じ。

ゆきみず

ゆきみず [2] 【雪水】
雪どけの水。雪消(ユキゲ)の水。ゆきしる。ゆきしろ。

ゆきみち

ゆきみち [2] 【雪道・雪路】
雪の降り積もった道路。

ゆきみち

ゆきみち [0] 【行(き)道・行き路】
(1)行くときの道。往路。
(2)費やしたもののゆくえ。つかいみち。「知れてはあれど,金子(キンス)の―/人情本・梅児誉美 4」

ゆきみづき

ゆきみづき [3] 【雪見月】
陰暦一一月の異名。

ゆきみどうろう

ゆきみどうろう [4] 【雪見灯籠】
石灯籠の一。水辺に多く使う。一本から六本の多種類の脚をもち,庭園専用につくられたもの。
雪見灯籠[図]

ゆきみまい

ゆきみまい [3] 【雪見舞(い)】
大雪が降ったとき,知人などの安否を問うこと。

ゆきむかう

ゆきむか・う 【行き向かふ】 (動ハ四)
(1)年月が去来する。「―・ふ年の緒長く/万葉 3324」
(2)出向く。そこへ行く。「西天竺に―・ひて/宇治拾遺 12」
(3)相手に立ち向かっていく。「―・つてうばひとどめ奉れ/平家 2」

ゆきむかえ

ゆきむかえ 【雪迎え】
小春日和(コハルビヨリ)の日に,上昇気流に乗って空高く伸びた蜘蛛(クモ)糸にぶら下がった子蜘蛛が飛行する現象。快晴の空に銀色の糸が光って流れる。この後,雪の降る時候になるところからいう。山形県米沢盆地などで見られる。蜘蛛の糸だけが飛んでいるものを遊糸(ユウシ)という。

ゆきむし

ゆきむし [2] 【雪虫】
(1)雪国で,晩秋から初冬のころ出現するワタムシの俗称。リンゴワタムシ・ナシワタムシなど。[季]冬。
〔白い綿状の分泌物をつけて群れ飛ぶさまが雪の降るように見えるからとも,この虫が飛ぶと雪が近いからともいう〕
(2)雪国で,早春に雪の上で活動する種々の昆虫の俗称。トビムシ・カワゲラ・ガガンボなどの類。

ゆきむすめ

ゆきむすめ [3] 【雪娘】
雪女(ユキオンナ)。

ゆきめ

ゆきめ [0][2] 【雪目】
雪原・雪道などで,多量の紫外線を含む太陽光線の反射を受けて起こる眼炎。雪盲(セツモウ)。雪眼炎。[季]冬。《こころもとなき―して上京す/阿波野青畝》

ゆきめがね

ゆきめがね [3] 【雪眼鏡】
雪原から反射される紫外線や吹雪から保護するため,目をおおう眼鏡。[季]冬。

ゆきめぐる

ゆきめぐ・る 【行き巡る】 (動ラ四)
(1)あちらこちらをめぐり歩く。「女郎花咲きたる野辺を―・り/万葉 3944」
(2)ひとまわりしてもどる。「―・りても会はむとぞ思ふ/古今(離別)」

ゆきもち

ゆきもち [2] 【雪餅】
米粉を水で練り,蒸籠(セイロウ)で蒸した白い餅菓子。

ゆきもち

ゆきもち [0] 【雪持(ち)】
(1)枝や葉が雪をかぶっていること。
(2)雪の多い地方で,屋根の上の雪が急に落ちるのを防ぐ横木などの装置。

ゆきもちざさ

ゆきもちざさ [4] 【雪持ち笹】
笹紋の一。笹の葉に雪の積もっているさまを図案化したもの。
雪持ち笹[図]

ゆきもちそう

ゆきもちそう [0] 【雪餅草】
サトイモ科の多年草。暖地の山中の林内に生える。地下の扁球形の球茎から,鳥足状の複葉を二葉出す。初夏,紫褐色の仏炎苞(ブツエンホウ)に包まれた肉穂花序をつけ,花序の上端が白色の柔らかい球状となる。観喜草(カンキソウ)。

ゆきもどり

ゆきもどり [0] 【行(き)戻り】 (名)スル
(1)行くことと戻ること。いきもどり。
(2)行って戻ること。いきもどり。

ゆきもよ

ゆきもよ 【雪もよ】
雪の降っている最中。「かきつめて昔恋しき―あはれを添ふるをしの浮寝か/源氏(朝顔)」

ゆきもよい

ゆきもよい [3] 【雪催い】
空がどんより曇って底冷えがし,今にも雪が降りそうな気配。ゆきもよう。

ゆきもよう

ゆきもよう [3] 【雪模様】
今にも雪が降り出しそうな天候。ゆきもよい。

ゆきもよう

ゆきもよう【雪模様である】
It looks like snow.

ゆきやけ

ゆきやけ【雪焼けする】
become snow-tanned;get snow-burn.〜した snow-tanned.

ゆきやけ

ゆきやけ [0] 【雪焼け】 (名)スル
(1)雪に反射した日光のために,皮膚が黒くやけること。[季]冬。「―した顔」
(2)「しもやけ」の日本海側の地方での表現。

ゆきやなぎ

ゆきやなぎ [3] 【雪柳】
バラ科の落葉低木。観賞用に広く栽培される。茎は基部から分枝し,高さは約1メートル。葉は互生し,線状披針形。春,前年に出た枝の節に白色の小五弁花を数個ずつつけ,全体は枝に雪が積もったように見える。コゴメバナ。コゴメヤナギ。漢名,噴雪花。[季]春。

ゆきやま

ゆきやま [0] 【雪山】
(1)雪が降り積もっている山。「―登山」
(2)雪を山のように高く積み上げたもの。中古,宮廷で座興として行われた。

ゆきやる

ゆきや・る 【行き遣る】 (動ラ四)
(多く打ち消しの語を伴って)遠く離れた所へ行く。行ってしまう。「ゆけどなほ―・られぬは妹がうむ小津の浦なる岸の松原/土左」

ゆきゆく

ゆきゆ・く 【行き行く】 (動カ四)
どんどん行く。行き進む。「―・きて,駿河の国にいたりぬ/伊勢 9」

ゆきよ

ゆきよ [2] 【雪夜】
雪の降る夜。また,雪の積もっている夜。

ゆきよけ

ゆきよけ【雪除け】
a snow guard.

ゆきよけ

ゆきよけ [0] 【雪除け】
(1)積もった雪を取り除くこと。除雪。
(2)植物や鉄道線路を雪害から守るための備え。[季]冬。

ゆきわ

ゆきわ [0] 【雪輪】
⇒雪(ユキ)の輪(ワ)

ゆきわかれ

ゆきわかれ [0] 【行(き)別れ】
別々の方向に別れて行くこと。別離。いきわかれ。

ゆきわかれる

ゆきわか・れる [5] 【行(き)別れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ゆきわか・る
別々の方向に分かれて行く。いきわかれる。「右と左に―・れる」

ゆきわたり

ゆきわたり [0] 【行(き)渡り】
細かい点にまで配慮されていること。「女子どもの使ひやう出入りの者の―/十三夜(一葉)」

ゆきわたる

ゆきわたる【行き渡る】
extend;→英和
spread;→英和
go around;prevail.→英和

ゆきわたる

ゆきわた・る [4] 【行(き)渡る】 (動ラ五[四])
(1)残る所なくすべてに及ぶ。広範囲に及ぶ。いきわたる。「全員に―・る」「細かい点にまで注意が―・っている」
(2)渡って行く。「川―・りいさなとり/万葉 3339」
(3)訪問する。
(4)事情をよく知っている。物事がよくわかる。「ずいぶんともに―・りたる米八なれど/人情本・辰巳園 3」

ゆきわりそう

ゆきわりそう【雪割草】
《植》a hepatica.→英和

ゆきわりそう

ゆきわりそう [0] 【雪割草】
(1)サクラソウ科の多年草。深山の岩地などに生える。葉は根生し,長さ約4センチメートルの倒披針形。五,六月,高さ約10センチメートルの花茎を出し,頂にサクラソウに似た淡紅色の花を散状につける。
(2)ミスミソウの別名。[季]春。
(3)スハマソウの別名。[季]春。
雪割草(1)[図]

ゆきわりまめ

ゆきわりまめ 【雪割豆】
ソラマメの異名。[物類称呼]

ゆきんこ

ゆきんこ [0] 【雪ん子】
雪が降ったときに現れるという,子供の姿をした雪の精。

ゆぎ

ゆぎ [1] 【由木】
「居木(イギ)」に同じ。

ゆぎ

ゆぎ [1] 【靫・靭】
〔古くは「ゆき」〕
矢を入れて背に負う筒状の道具。古墳時代から行われたが,平安時代以後,壺胡簶(ツボヤナグイ)と呼ばれ,儀仗(ギジヨウ)用となった。

ゆぎえ

ゆぎえ ユギヘ 【靫負】
⇒ゆげい(靫負)

ゆぎおい

ゆぎおい 【靫負】
⇒ゆげい(靫負)

ゆぎしょう

ゆぎしょう [2] 【湯起請】
中世,起請文を書かせたうえ,罪の存否をただすために熱湯に手を入れさせること。古代の探湯(クカタチ)の遺風。

ゆぎょう

ゆぎょう [0] 【遊行】 (名)スル
(1)僧が各地をめぐり歩いて修行または教化すること。行脚(アンギヤ)。
(2)出歩くこと。ぶらぶら歩くこと。「つれづれなる時は,これを友として―す/方丈記」
(3)「遊行聖」の略。

ゆぎょうしゅう

ゆぎょうしゅう [2] 【遊行宗】
時宗(ジシユウ)の異名。

ゆぎょうしょうにん

ゆぎょうしょうにん [4] 【遊行上人】
(1)各地を遊行して歩く僧。
(2)時宗の総本山遊行寺(清浄光寺)の歴代住職のこと。特に,開祖一遍またはその弟子の真教のことをいう。

ゆぎょうじ

ゆぎょうじ 【遊行寺】
⇒清浄光寺(シヨウジヨウコウジ)

ゆぎょうは

ゆぎょうは 【遊行派】
時宗十二派の一。真教を開祖とし,京都金光寺を本山とする。

ゆぎょうひじり

ゆぎょうひじり [4] 【遊行聖】
諸国をめぐり歩いて,人々を教化する僧。ゆぎょう。

ゆぎょうやなぎ

ゆぎょうやなぎ ユギヤウ― 【遊行柳】
能の一。観世信光作。三番目物。諸国行脚の遊行上人が白河の関を越えると,朽木柳の精の化身である老翁から道を教えられ,十念を授けて成仏(ジヨウブツ)させる。

ゆく

ゆ・く [0] 【行く・往く】 (動カ五[四])
(1)人・動物・乗り物が,移動する。話し手に近づく場合は「来る」という。
 (ア)人・動物・乗り物が,話し手のいる場所から遠くへ移動する。「これから銀行へ―・くところだ」「父は今,タバコを買いに―・っています」「まっすぐ―・けば駅へ出ます」
 (イ)人・動物・乗り物が,目的の地点に向かって進む。また至りつく。「京都を見たあと奈良へ―・く」「プールに泳ぎに―・く」「何度も神戸へ―・ったことがある」「大阪から九州へ―・く列車」
 (ウ)ある地点を通過する。往来する。「道―・く人々の服装もカラフルだ」「野―・き山―・き我来れど/万葉 4344」
(2)動作者が話し手とともに移動する。話し手を中心に考えたときは「来る」で表現することも可能。「映画を見に行くところなんだが,君も一緒に―・かないか」
(3)人・動物以外のものが,運ばれて移動する。話し手に近づく場合は「来る」という。
 (ア)手紙・通知・電話などがある地点に到達する。「該当者には役所から通知が―・くはずだ」
 (イ)風・匂いなどがある所に到達する。「風が―・かないように戸をしめる」
(4)学校の生徒や軍隊の兵士などになる。《行》「うちの次男は幼稚園に―・っています」「父は戦時中兵隊に―・っていました」
(5)(「嫁に行く」「養子に行く」などの形で)他の家へ移る。《行》「大阪へ嫁に―・った娘」
(6)去って帰らない。
 (ア)年月が経過する。「―・く春を惜しむ」「―・く年来る年」
 (イ)水が流れ去る。「―・く河の流れは絶えずして,しかももとの水にあらず/方丈記」
(7)ある方法・状態で,動作を開始する。「よし,この手で―・こう」「さあ,今日も元気で―・こう」「ではもう一度初めから―・こう(=初メカラヤリ直ソウ)」
(8)物事が進展・実現する。行われる。「こんどの実験はうまく―・った」「世の中はなかなか理屈どおりには―・かないものだ」「仕事が思うように―・かない」
(9)事態が進展して,ある段階に至る。《行》
 (ア)ある段階に至る。ある状態に達する。「きれい好きもあそこまで―・くと,潔癖を通りこしている」「社長とは―・かないまでも専務ぐらいにはなりたい」
 (イ)ある年齢に達する。「もっと年の―・った人だった」「年端(トシハ)も―・かない娘」
 (ウ)(「そこへ行くと」の形で)そういう点から考えると。「都会は道路が混雑して自動車があっても十分に使えない。そこへ―・くと,郊外では自動車があるとまことに便利だ」
(10)気持ちが,満足した状態になる。「満足の―・くような回答」「納得が―・くまで尋ねる」「心―・くまで楽しむ」
(11)(「…するわけに行かない(行かぬ)」の形で)しかるべき理由があって…することができない。《行》「本当の理由を話すわけには―・かない」「期日までに返さないわけに―・かない」
(12)性交において,快感が絶頂に達する。俗語的な言い方なので主に「いく」の形を用いる。
(13)(補助動詞)
(動詞の連用形または連用形に接続助詞「て(で)」を添えたものに付いて)
 (ア)話し手またはある問題や中心となっているものから遠ざかる意を表す。「船が沖へ出て―・く」「車はどんどん遠ざかって―・く」
 (イ)その傾向が増大する意を表す。「だんだんしぼんで―・く」「明け―・く空」
 (ウ)動作・状態の継続する意を表す。「万代に言ひ継ぎ―・かむ/万葉 4003」
[可能] ゆける
〔(1)同義の語に「いく」があり,上代から併用される。「ゆく」と「いく」は一般に同じ語の少し異なった語形とうけとられており,本辞典では,この「ゆく」の項で両方あわせて記述する。なお,現代語では,「いく」にくらべ,「ゆく」の方がより文章語的な感じをもつ。(2)原則として「ゆく」「いく」どちらの形も使えるが,「立ちゆく」「亡びゆく」「更けゆく」「消えゆく」,「ゆくえ」「ゆく末」「ゆくて」「ゆく春」「ゆくゆく(は)」などは普通,「いく」の形をとらない。(3)連用形の音便形は,現代語では「いく」の「いっ(て)」「いっ(た)」の形しか用いられない。ただし古くは「ゆく」にも音便形として「ゆい(て)」があった。(4)平安鎌倉時代の漢文訓読では「いく」の例はまれで,ほとんど「ゆく」が用いられた〕

ゆく

ゆ・く [0] 【逝く】 (動カ五[四])
〔「行く」と同源〕
(人が)死ぬ。逝去する。いく。「大正五年漱石―・く」「今日―・くとわれに告げせば還り来ましを/万葉 3789」

ゆく

ゆく【逝く】
⇒死ぬ.

ゆく

ゆく【行く】
go;→英和
come <to your house> ;→英和
[訪問]visit;→英和
call <on a person> ;→英和
attend <a meeting> (出席);→英和
leave <for> <Kyoto> (去る);→英和
get there <in an hour> (到着);lead <to> (道が).→英和
うまく〜 go well;turn out fine;be a success.→英和
行ったことがある[行って来たところだ]have been <to> .‖行く春 the departing spring.

ゆくあき

ゆくあき [3] 【行く秋】
過ぎ去ろうとしている秋。晩秋。[季]秋。《―の不二に雪なき日なりけり/久保田万太郎》

ゆくえ

ゆくえ [0] 【行方】
(1)行くべき方向。行くべき目当ての所。ゆくて。「―も定めずに歩きまわる」
(2)行った方向。去って行った先。「―がわからない」「―をくらます」
(3)これから。行く先。前途。将来。「―には幾多の困難がある」
(4)子孫。「是も咎(トガ)有りし人の―なれば/太平記 13」

ゆくえ

ゆくえ【行方】
<do not know> where a person is;one's whereabouts.〜をくらます disappear.→英和
〜を捜す look[search] <for a person> .→英和
‖行方不明である be missing.

ゆくえ=なし

――な・し
(1)ゆくえがわからない。どこへとも知れない。「―・くあり渡るともほととぎす/万葉 4090」
(2)途方にくれている。どうにもしようがない。「言はむ方なく恋しき事,いづかたとなく―・き心地し給ひて/源氏(明石)」

ゆくえふめい

ゆくえふめい [4] 【行方不明】
行った先がわからないこと。消息・安否がわからないこと。

ゆくかげの

ゆくかげの 【行く影の】 (枕詞)
動きゆく月影の,の意で,年月の「月(ツキ)」にかかる。「―月も経行けば/万葉 3250」

ゆくかた

ゆくかた 【行く方】
(1)進んで行く方向。ゆくえ。
(2)心や気持ちの晴れる方法。やるかた。「世と共に―もなき心かな/千載(恋三)」

ゆくかわの

ゆくかわの ユクカハ― 【行く川の】 (枕詞)
川の水が流れ去って行く意から,死を意味する「過ぐ」にかかる。「―過ぎにし人の手折(タオ)らねば/万葉 1119」

ゆくさ

ゆくさ 【行くさ】
〔「さ」は接尾語〕
行くとき。ゆきしな。「―には二人我が見しこの崎を/万葉 450」

ゆくさき

ゆくさき [0] 【行く先】
(1)行く目当ての場所。ゆきさき。いくさき。「―も告げずに出かける」
(2)前途。将来。行く末。「―が思いやられる」
(3)余命。「―短い人生」

ゆくさきざき

ゆくさきざき [4] 【行く先先】
その人の行く所のすべて。「―で歓迎される」

ゆくさきるさ

ゆくさきるさ 【行くさ来るさ】
「ゆくさくさ」に同じ。「とねりこが袖も露けしとも岡のしげき笹ふの―に/万代集」

ゆくさくさ

ゆくさくさ 【行くさ来さ】
行くとき来るとき。往来の際。ゆくさきるさ。「白菅の真野の榛原(ハリハラ)―君こそ見らめ真野の榛原/万葉 281」

ゆくすえ

ゆくすえ【行く末】
<be anxious about> a person's future.

ゆくすえ

ゆくすえ [0] 【行く末】
(1)これから先のこと。将来。ゆくさき。いくすえ。「この子の―が思いやられる」
(2)進んで行くずっと先の方。「―は空もひとつの武蔵野に/新古今(秋上)」
(3)余命。「―長き事をこひねがふ/源氏(幻)」
(4)来世。「―にも,草木・鳥けだものとなるとも/宇津保(菊の宴)」
(5)来歴。「彼の女房の―を委しく尋ねて候へば/太平記 18」

ゆくたて

ゆくたて [0] 【行く立て】
事のなりゆき。いきさつ。「一十伍十(イチブシジユウ)の―をば/当世書生気質(逍遥)」

ゆくつきの

ゆくつきの 【行く月の】 (枕詞)
地名「いるさ山」にかかる。「―いるさの山をたれかたづぬる/源氏(末摘花)」

ゆくて

ゆくて【行く手に】
before[ahead of]one.〜をはばむ block[stand in]one's way.

ゆくて

ゆくて [0][3] 【行く手】
(1)向かって行く先。進んで行く先。ゆくさき。「―に立ちはだかる」「―をさえぎる」
(2)前途。将来。ゆくえ。
(3)行くついで。行きがけ。「梅が香に―の袖も移るまで/新拾遺(春上)」

ゆくとし

ゆくとし [4] 【行く年】
(1)過ぎ去ろうとしている今年。暮れてゆく年。[季]冬。《―のこそりともせぬ山家かな/士朗》
(2)年齢。「―もはや六十五なるに/浮世草子・一代女 6」

ゆくとりの

ゆくとりの 【行く鳥の】 (枕詞)
飛ぶ鳥が先を争い,また群れることから,「争ふ」「群がる」にかかる。「―あらそふはしに/万葉 199」「―群がりて待ちあり待てど/万葉 3326」

ゆくのき

ゆくのき 【ゆくの木】
マメ科の落葉高木。関東以西の深山にまれに生える。葉は奇数羽状複葉。夏,枝頂に白色の蝶(チヨウ)形花が円錐状につく。材は器具にする。ミヤマフジキ。

ゆくの木

ゆくのき 【ゆくの木】
マメ科の落葉高木。関東以西の深山にまれに生える。葉は奇数羽状複葉。夏,枝頂に白色の蝶(チヨウ)形花が円錐状につく。材は器具にする。ミヤマフジキ。

ゆくはし

ゆくはし 【行橋】
福岡県北東部,周防灘(スオウナダ)に臨む市。中心地の行事(ギヨウジ)は旧宿場町,大橋は市場町。米作・果樹栽培が盛ん。

ゆくはる

ゆくはる [3] 【行く春】
過ぎ去ろうとしている春。暮春。晩春。[季]春。《―を近江の人とおしみける/芭蕉》

ゆくふねの

ゆくふねの 【行く船の】 (枕詞)
船が過ぎて行く意から,「過ぐ」にかかる。「―過ぎて来べしや/万葉 1998」

ゆくみ

ゆくみ 【湯汲み】
江戸時代,銭湯で,陸湯(オカユ)のそばにいて上がり湯を汲む人。

ゆくみず

ゆくみず 【行く水】
流れて行く川水。流水。「―の帰らぬごとく吹く風の見えぬがごとく/万葉 3625」

ゆくみずの

ゆくみずの 【行く水の】 (枕詞)
流れ行く川の水のさまから,「過ぐ」「絶ゆることなし」などにかかる。「―過ぎにし妹が形見とそ来し/万葉 1797」「―絶ゆることなく/万葉 4002」

ゆくもかえるものせき

ゆくもかえるものせき ユクモカヘルモ― 【行くも帰るもの関】
〔後撰集の蝉丸の歌「これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関」から〕
近江国の逢坂関(オウサカノセキ)の異名。

ゆくゆく

ゆくゆく (副)
(1)他をはばからないさま。心のままであるさま。「何事にかはとどこほり給はむ,―と宮にも愁へ聞こえ給ふ/源氏(賢木)」
(2)ものごとが速く進行するさま。ずんずん。「御腹は―と高くなる/宇津保(国譲下)」

ゆくゆく

ゆくゆく【行く行くは】
in (the) future;in the end.→英和

ゆくゆく

ゆくゆく [0] 【行く行く】 (副)
〔動詞「ゆく」を重ねた語〕
(1)将来。行く末。「―大物になるだろう」「―はここに住もう」
(2)行きながら。「中海に入り,―御倉半島の断崖を仰ぐ/十和田湖(桂月)」

ゆくらゆくら

ゆくらゆくら (形動ナリ)
動揺して不安定なさま。「大船の―に思ひつつ我が寝る夜らは/万葉 3329」

ゆくりか

ゆくりか (形動ナリ)
(1)思いがけないさま。突然なさま。「―に見せ奉りて/源氏(明石)」
(2)不用意なさま。軽はずみなさま。「―にあざれたることのまことにならはぬ御心ちなれば/源氏(夕霧)」

ゆくりなく

ゆくりなく [4] (副)
〔「ゆくりなし」の連用形から〕
思いがけず。不意に。「―も旧友に再会する」「音信も聞かざりける女に,―三崎の町中に行遇ふて/ふところ日記(眉山)」

ゆくりなし

ゆくりな・し (形ク)
(1)思いがけない。不意である。突然だ。「さても誰がいひし事を,かく―・くうち出で給ふぞ/源氏(行幸)」
(2)深い用意がない。何げない。「―・くあくがれ出でしいさよひの月やおくれぬかたみなるべき/十六夜」

ゆくわ

ゆくわ 【斎鍬】
斎(イ)み清めて神事に用いる鍬。「―持ちて東を向き佃を耕す/止由気宮儀式帳」

ゆぐ

ゆぐ [1] 【湯具】
(1)入浴のための道具類。
(2)湯帷子(ユカタビラ)。[運歩色葉集]
(3)湯巻。[日葡]

ゆぐち

ゆぐち [1] 【湯口】
(1)湯の出口。温泉のわき出る口。
(2)浴室の出入り口。
(3)鋳造で,溶融した金属を鋳型へ注ぎ込む口。「―がわれた,心得て踏まい中たたら/閑吟集」

ゆけ

ゆけ [1] 【湯気】
(1)入浴時に起こる脳貧血。
(2)ゆげ。

ゆけ

ゆけ 【遊化】
(1)〔仏〕 諸方に出かけて人々を教え導くこと。「世間出世間のうち,いづれのくににか―したまふ/性霊集」
(2)〔多く「ゆげ」〕
「遊戯(ユゲ){(3)}」に同じ。

ゆけ=に=あたる

――に=あた・る(=上が・る)
長湯をしてのぼせる。

ゆけつ

ゆけつ【輸血する】
give a blood transfusion;transfuse blood.〜を受ける be transfused;have a blood transfusion.

ゆけつ

ゆけつ [0] 【輸血】 (名)スル
健康な者から採取した血液または血漿・赤血球・血小板など各種の血液成分を患者の静脈内に注入すること。手術や外傷による失血,貧血・白血病・一酸化炭素中毒などの治療のために行われる。血液型が適合していることが必要。「緊急に―する」

ゆけつがん

ゆけつがん [2] 【油頁岩】
⇒オイル-シェール

ゆけむり

ゆけむり [2] 【湯煙】
温泉・風呂などから煙のように立ちのぼる湯気。ゆけぶり。

ゆける

ゆ・ける [0] 【行ける】 (動カ下一)
⇒いける(行)

ゆげ

ゆげ 【弓削】
古代,弓を削り作ること。また,それを職とする人。「ま鉋(カナ)持ち―の川原の埋れ木の/万葉 1385」

ゆげ

ゆげ【湯気】
steam;→英和
vapor.→英和
〜が立つ steam.

ゆげ

ゆげ [1] 【湯気】
湯などから立ちのぼる水蒸気が冷えて微細な水滴となり,それが集まって煙のように見えるもの。「―が立ちのぼる」

ゆげ

ゆげ 【遊戯】
〔「ゆけ」とも〕
(1)心にまかせて遊び楽しむこと。「伎楽を調べて―すること限りなし/今昔 1」
(2)楽しく思うこと。「いたく―するを,みきく人々,をこがましくをかしけれども/大鏡(後一条)」
(3)〔仏〕 仏,菩薩,また悟りの中にいる修行者が,自由自在にふるまうこと。

ゆげい

ゆげい ユゲヒ [0] 【靫負】
〔「靫(ユギ)負ひ」の転〕
(1)大化前代,大和政権の宮廷武力集団の一。主に西日本の中小豪族の子弟から採られ,名代の部によって資養された。六世紀半ばに大伴氏のもとに編成されたが,その組織は律令制には継承されなかった。
〔「靫部」とも書く〕
(2)衛門府またはその官人の別名。

ゆげいのじょう

ゆげいのじょう ユゲヒ― 【靫負尉】
衛門府の三等官。衛門尉。

ゆげいのすけ

ゆげいのすけ ユゲヒ― 【靫負佐】
衛門府の次官。衛門佐。

ゆげいのちょう

ゆげいのちょう ユゲヒ―チヤウ 【靫負の庁】
検非違使(ケビイシ)庁の別名。検非違使庁が衛門府の中に置かれ,衛門府の官人が兼任したための称。

ゆげいのつかさ

ゆげいのつかさ ユゲヒ― 【靫負司】
衛門府の別名。

ゆげいのみょうぶ

ゆげいのみょうぶ ユゲヒ―ミヤウブ 【靫負の命婦】
父・兄または夫が靫負である女官。

ゆげいふ

ゆげいふ ユゲヒ― [2] 【靫負府】
衛門府の別名。

ゆげしま

ゆげしま 【弓削島】
愛媛県北東部,芸予諸島東端の島。越智(オチ)郡弓削町の主要部。中世から製塩で知られる。

ゆげしょう

ゆげしょう [2] 【湯化粧】
入浴後に化粧すること。

ゆげた

ゆげた [1] 【湯桁】
湯ぶね。浴槽。また,そのまわりの桁。

ゆげた

ゆげた [1] 【湯下駄】
昔,湯殿で履いた下駄。

ゆげたて

ゆげたて [2] 【湯気立て】
室内の乾燥を防ぐため,水を入れた容器を暖房器具の上に置くなどして湯気を立てること。[季]冬。

ゆげつ

ゆげつ [1] 【踰月】
月を越えること。翌月になること。

ゆげのどうきょう

ゆげのどうきょう 【弓削道鏡】
⇒道鏡(ドウキヨウ)

ゆげのみこ

ゆげのみこ 【弓削皇子】
(?-699) 万葉歌人。天武天皇の第六皇子。母は大江皇女。歌風は平明で時に無常感が漂う。万葉集に八首を収める。

ゆげべ

ゆげべ [2] 【弓削部】
大化前代,弓を作ることを職業として大和政権に奉仕した品部(シナベ)。

ゆげん

ゆげん [0] 【諛言】
へつらいの言葉。お世辞。「―を呈す」

ゆこう

ゆこう [0] 【柚柑】
ミカン科の常緑小高木。四国地方で栽培される。果実はユズより大きく香りが高い。香味料とし,クエン酸製造にも用いる。

ゆこく

ゆこく [0] 【諭告】 (名)スル
一般の人へ告げ知らせること。また,その文書。

ゆこぼし

ゆこぼし [2] 【湯零し】
飲み残した湯茶を捨てる器。茶こぼし。こぼし。

ゆごい

ゆごい [1] 【湯鯉】
スズキ目の淡水魚。全長20センチメートル余り。体は長楕円形で側扁し,目が大きい。体は銀白色で背面に黒色の小斑点が散在する。熱帯性で,河川中流から汽水域にかけて生息し,南日本以南に広く分布。静岡県伊東の温泉がわく浄ノ池は有名な生息地であった。

ゆごう

ゆごう [0] 【癒合】 (名)スル
傷がなおって,傷口がふさがること。離れていた皮膚や筋肉が付着すること。「創口を―するものは時日である/門(漱石)」

ゆごて

ゆごて [1] 【弓籠手】
弓を射るとき,袖が弓弦(ユヅル)に触れないよう,肩から左手にかけておおう布または革の籠手の袋。射籠手(イゴテ)。弓射籠手。
弓籠手[図]

ゆごて

ゆごて [1] 【湯鏝】
湯で暖めて用いるこて。焼きごてを当てることのできない布に用いる。

ゆさ

ゆさ [1][0] 【油砂】
⇒オイル-サンド

ゆさ

ゆさ
わらで編んだゆり籠(カゴ)。

ゆさい

ゆさい [0] 【油彩】
油絵の具で色を塗ること。また,油絵。「―画」
→水彩

ゆさぶり

ゆさぶり [0] 【揺さぶり】
ゆさぶること。相手に動揺を与えること。「―をかける」

ゆさぶる

ゆさぶ・る [0] 【揺さぶる】 (動ラ五[四])
(1)ゆれ動くようにする。ゆすぶる。「木を―・る」
(2)相手を大いに動揺させる。「スキャンダルを流して―・る」
(3)野球で,投手が打者に対する投球のコースや球種を変えたりして,打者のタイミングを狂わせる。「打者を―・って三振にうちとる」
[可能] ゆさぶれる

ゆさぶる

ゆさぶる【揺さぶる】
⇒揺すぶる.

ゆさぶれる

ゆさぶ・れる [0] 【揺さぶれる】 (動ラ下一)
ゆれ動く。ゆすぶれる。「地震で家が大分―・れた」

ゆさゆさ

ゆさゆさ [1] (副)スル
大きな物,重い物がゆっくりゆれ動くさま。「木を―(と)揺らして栗を落とす」

ゆさわり

ゆさわり 【鞦韆】
ぶらんこ。[和名抄]

ゆさん

ゆさん【遊山】
<go on> a picnic;→英和
<話> an outing.→英和
‖遊山気分で in a holiday mood.遊山客 a holidaymaker.

ゆさん

ゆさん [0][1] 【遊山】
(1)山へ行って遊ぶこと。山遊び。
(2)よそへ遊びに行くこと。気晴らしに遊びに出かけること。「物見―」「―客」「―に出かける」

ゆさんがんすい

ゆさんがんすい [1] 【遊山翫水】
山野や水辺などに遊ぶこと。行楽。

ゆさんじょ

ゆさんじょ [4] 【遊山所】
(1)遊山に行く所。物見遊山の場所。
(2)遊郭・茶屋などの遊び場所。

ゆさんたび

ゆさんたび [2] 【遊山旅】
遊山のための旅。物見遊山の旅。「雲井路のみちくさくふ―/滑稽本・膝栗毛 6」

ゆさんぢゃや

ゆさんぢゃや [2][4] 【遊山茶屋】
遊山所にある茶屋。

ゆさんぶね

ゆさんぶね [4] 【遊山船】
遊山客を乗せた船。川遊びの屋形船。

ゆざ

ゆざ 【遊佐】
山形県北西部,飽海(アクミ)郡の町。鳥海山南西麓に広がり,日本海に面する。鳥海登山の基地。

ゆざい

ゆざい [0] 【油剤】
油脂製品のうち,石鹸(セツケン)・グリセリン・塗料などを除いたものの総称。浸透剤・防水剤・切削油などがある。

ゆざまし

ゆざまし [2] 【湯冷まし】
(1)湯がさめて冷たくなったもの。
(2)湯をさますのに用いる器。

ゆざまし

ゆざまし【湯冷まし】
boiled water.

ゆざめ

ゆざめ [3][0] 【湯冷め】 (名)スル
湯から出たあと,からだが冷えて寒けを感じること。[季]冬。

ゆざめ

ゆざめ【湯冷めする】
feel cold after a bath.→英和

ゆざわ

ゆざわ ユザハ 【湯沢】
姓氏の一。

ゆざわ

ゆざわ ユザハ 【湯沢】
(1)秋田県南東部,横手盆地南部の市。近世,佐竹氏支藩の城下町。「東北の灘(ナダ)」といわれる秋田銘酒の産地。曲木(マゲキ)細工を特産。
(2)新潟県南東部,南魚沼郡にある温泉・観光の町。三国街道の旧宿場町。多くのスキー場がある。越後湯沢。

ゆざわこうきちろう

ゆざわこうきちろう ユザハカウキチラウ 【湯沢幸吉郎】
(1877-1963) 国語学者。秋田県生まれ。早大教授。中世以降の国語史研究に業績を残す。著「室町時代言語の研究」「徳川時代言語の研究」「江戸言葉の研究」など。

ゆし

ゆし [1] 【油紙】
⇒あぶらがみ(油紙)

ゆし

ゆし [1] 【油脂】
脂肪酸のグリセリンエステル。中性脂肪。普通,常温で固体のものを脂肪,液体のものを脂肪油または油(アブラ)という。動植物体に多く含まれ,水に不溶,有機溶媒に可溶。食用や石鹸(セツケン)の原料のほか,減摩剤・塗料・硬化油など,広い用途がある。
→油脂[表]

ゆし

ゆし [1] 【諭旨】 (名)スル
目上の者が目下の者に事の趣や理由などをよく説いて知らせること。言い聞かせること。「―免職」「―退学」

ゆし

ゆし【諭旨免官になる】
resign on an official suggestion.

ゆし

ゆし【油紙】
oilpaper.

ゆし

ゆし [1] 【諭示】 (名)スル
文書または掲示によって通達すること。「官民一致,此難局に当らんことを―せらるるに至つた/此一戦(広徳)」

ゆし

ゆし【油脂】
oils and fats.油脂工業 the oil and fat industry.

ゆしこうぎょう

ゆしこうぎょう [3] 【油脂工業】
油脂に関する化学工業の分野。油脂や蝋(ロウ)などを採取・精製し,それらを原料として加工,各種製品にする。食用油・工業油・薬用油の製造,石鹸(セツケン)・硬化油・マーガリン・界面活性剤の製造など。

ゆしのき

ゆしのき [3] 【柞】
イスノキの別名。

ゆしま

ゆしま 【湯島】
東京都文京区南東端の地名。孔子をまつった湯島聖堂,菅原道真をまつった湯島天神がある。

ゆしませいどう

ゆしませいどう 【湯島聖堂】
⇒聖堂(セイドウ)(2)

ゆしめんしょく

ゆしめんしょく [3] 【諭旨免職】
形式的には依願免職であるが,実際上は本人をさとして免職願を出させる免職。

ゆしゅつ

ゆしゅつ [0] 【輸出】 (名)スル
〔「ゆ」は「輸(シユ)」の慣用音〕
自国の品物・技術・制度・文化などを他国へ送り出すこと。特に,自国の商品を他国へ売ること。
⇔輸入
「人権思想の―国」「自動車を―する」
→移出

ゆしゅつ

ゆしゅつ【輸出】
export(ation).→英和
〜する export.‖輸出港 an export port.輸出業者 an exporter.輸出税 an export duty <on> .輸出超過 an excess of exports (over imports).輸出入 importing and exporting.輸出品 an export;exported goods.

ゆしゅついそんど

ゆしゅついそんど [5] 【輸出依存度】
一国の経済が輸出に依存する割合。国民総生産や国民所得に対する輸出額の比率で示される。輸出性向。

ゆしゅつおくりじょう

ゆしゅつおくりじょう [0][6] 【輸出送り状】
⇒インボイス

ゆしゅつくみあい

ゆしゅつくみあい [4] 【輸出組合】
輸出入取引法に基づいて設立された輸出業者の組合。不公正な輸出取引の防止,輸出物の価格・品質・意匠などの改善,輸出に関する苦情処理・資金の貸付などを行う。

ゆしゅつけんさ

ゆしゅつけんさ [4] 【輸出検査】
輸出品の品質の維持・向上をはかるため,政令の定める品目に属する貨物について,政府機関またはその指定した者が行う検査。1957年(昭和32)制定の輸出検査法による。

ゆしゅつこうぎょう

ゆしゅつこうぎょう [4] 【輸出工業】
輸出する製品を製造する工業。

ゆしゅつしょう

ゆしゅつしょう [3] 【輸出商】
外国への輸出を行う商人・会社。輸出業者。

ゆしゅつしょうれいきん

ゆしゅつしょうれいきん [0][6] 【輸出奨励金】
輸出増進のため,政府が輸出業者に与える補助金や交付金。

ゆしゅつしんこくしょ

ゆしゅつしんこくしょ [8][0] 【輸出申告書】
貨物を輸出するにあたって,貨物の品名・数量・価格・仕向地・国籍などを記載し,税関に申告する書類。

ゆしゅつぜい

ゆしゅつぜい [3] 【輸出税】
輸出品に対してかけられる関税。輸出関税。

ゆしゅつちょうか

ゆしゅつちょうか [4] 【輸出超過】
ある期間内の輸出総額が輸入総額より多くなること。出超。
⇔輸入超過

ゆしゅつてがた

ゆしゅつてがた [4] 【輸出手形】
輸出業者が輸入業者またはその指定する銀行を支払人として振り出す為替手形。普通,輸出業者はこれを銀行に買いとってもらい代金を回収する。輸出為替手形。

ゆしゅつにゅう

ゆしゅつにゅう [3] 【輸出入】
輸出と輸入。

ゆしゅつにゅうとりひきほう

ゆしゅつにゅうとりひきほう 【輸出入取引法】
不公正な輸出取引の防止,輸出入の秩序の確立と外国貿易の発展をはかるための協定や組合などについて定める法律。1952年(昭和27)制定。

ゆしゅつひん

ゆしゅつひん [0] 【輸出品】
外国へ輸出する品物。

ゆしゅつへんどうほしょうゆうしせいど

ゆしゅつへんどうほしょうゆうしせいど 【輸出変動補償融資制度】
〔compensatory financing facility〕
一次産品価格の変動により国際収支不均衡に陥った輸出国を救済する措置の一。1963年に IMF が発足させた特別融資制度。一般融資制度とは別枠で資金の引き出しを認める。CFF 。

ゆしゅつほけん

ゆしゅつほけん [4] 【輸出保険】
輸出取引において生じる,通常の保険で救済することができない危険に対して輸出業者または融資銀行を保護し,その損失の填補を目的として政府が引き受ける保険。

ゆしゅつぼうえきかんりれい

ゆしゅつぼうえきかんりれい 【輸出貿易管理令】
「外国為替及び外国貿易管理法」に基づき,許可または承認を要する特定の貨物の輸出の範囲等を規定した政令。1949年(昭和24)制定。

ゆしゅつカルテル

ゆしゅつカルテル [4] 【輸出―】
輸出の安定と増進をはかるために,輸出業者が行うカルテル。

ゆしょう

ゆしょう [0] 【油床】
原油がある地層。

ゆしょう

ゆしょう [0] 【油症】
PCB およびその誘導体に汚染された食用油(カネミ倉庫製の米糠油)を摂取したために生じた中毒症。にきび状の皮膚病変,吐き気・食欲不振・肝臓障害・脱力感などの症状を呈した。1968年(昭和43),福岡県を中心に発生。カネミ油症。

ゆしょく

ゆしょく [0][1] 【愉色】
愉快そうな顔色。うれしそうな顔つき。喜色。

ゆしょく

ゆしょく [0] 【油色】
彩絵・金銀泥絵などの上に透明の油を塗る方法。彩色の保護と光沢を出すために行われる。中国唐代に行われたものが日本に伝来,密陀絵に多く用いられた。ゆうしょく。

ゆしん

ゆしん 【庾信】
(513-581) 中国,南北朝時代の文学者。字(アザナ)は子山。初め梁に仕え,徐陵の文とともに「徐庾体(ジヨユタイ)」と呼ばれる駢儷体(ベンレイタイ)の詩文で天下に知られた。侯景の乱後,北周に仕え,江南をしのんだ「哀江南賦」は特に有名。「庾子山文集」がある。

ゆじしでん

ゆじしでん ユヂシ― [3] 【輸地子田】
律令制で,田租の代わりに収穫物の二割程度の地子を国家に納入した田。公民の賃租によって耕作された。公田・無主田など。

ゆじゅん

ゆじゅん [0] 【由旬】
〔梵 yojana〕
古代インドでの距離の一単位。帝王の軍隊が一日に進む距離といわれ,約10キロメートル,約15キロメートルなど諸説ある。

ゆじょう

ゆじょう [0] 【油状】
油のような液体の状態。

ゆす

ゆ・す 【揺す】 (動サ変)
琴をひくとき,左手で弦を押してゆする。「―・し給ふ御手つきいと美しければ/源氏(紅葉賀)」

ゆすぎ

ゆすぎ [0] 【濯ぎ】
ゆすぐこと。「―が足りない」

ゆすぐ

ゆす・ぐ [0] 【濯ぐ】 (動ガ五[四])
ゆり動かしてよごれを洗う。すすぐ。「洗濯物を―・ぐ」
[可能] ゆすげる

ゆすぐ

ゆす・ぐ [0] 【漱ぐ】 (動ガ五[四])
うがいをして口の中をきれいにする。すすぐ。「口を―・ぐ」
[可能] ゆすげる

ゆすぐ

ゆすぐ【濯ぐ】
wash (out);→英和
rinse.→英和

ゆすぶる

ゆすぶ・る [0] 【揺すぶる】 (動ラ五[四])
ゆり動かす。ゆさぶる。「木を―・って実を落とす」
[可能] ゆすぶれる

ゆすぶる

ゆすぶる【揺すぶる】
shake;→英和
rock;→英和
swing;→英和
jog.→英和
揺すぶり落とす shake <fruit> off <a tree> .

ゆすぶれる

ゆすぶ・れる [0] 【揺すぶれる】 (動ラ下一)
「揺さぶれる」に同じ。「その―・れてゐる穂の先に/首が落ちた話(竜之介)」

ゆすら

ゆすら [0] 【山桜桃】
「ゆすらうめ」の略。

ゆすらうめ

ゆすらうめ [3] 【山桜桃】
バラ科の落葉低木。中国原産。庭木として植える。葉の表裏に細毛が多い。葉は倒卵形で鋸歯(キヨシ)がある。春,淡紅色の五弁花を開く。果実は径約1センチメートルの球形で,六月頃赤く熟し,甘酸っぱくて食べられる。ユスラ。漢名,英桃。[季]夏。
山桜桃[図]

ゆすり

ゆすり [0] 【揺すり】
ゆすること。ゆすぶること。

ゆすり

ゆすり【強請】
(an) extortion;→英和
blackmail;→英和
a blackmailer (人).→英和

ゆすり

ゆすり [0] 【強請】
〔「揺すり」と同源〕
他人をおどしてむりに金銭や品物を出させること。また,その人。「―たかり」「―に合って金を巻き上げられる」

ゆすりあげる

ゆすりあ・げる [5] 【揺すり上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ゆすりあ・ぐ
揺すりながら段々上に上げる。「おぶった子を―・げる」

ゆすりか

ゆすりか [3] 【揺蚊】
双翅目ユスリカ科の昆虫の総称。世界各地に二〇〇〇種以上が知られる。体長5ミリメートル前後の種が多い。カによく似るが口吻(コウフン)が発達せず,吸血しない。夕方群れをなして飛び,蚊柱をつくる。幼虫はアカムシ・アカボウフラと呼ばれ,観賞魚や釣りの餌(エサ)にする。アカムシユスリカ・セスジユスリカなど。
揺蚊[図]

ゆすりかける

ゆすりか・ける [5] 【強請り掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ゆすりか・く
ゆすりをしかける。おどしかける。「源次郎が踏込で―・け/怪談牡丹灯籠(円朝)」

ゆすりがな

ゆすりがな 【揺すり仮名】
仮名の踊り字。「ゝ」「��」など。

ゆすりじ

ゆすりじ 【揺すり字】
「踊り字」に同じ。[俚言集覧]

ゆすりとる

ゆすりと・る [4] 【強請り取る】 (動ラ五[四])
人をおどして金品を取る。「金を―・られた」

ゆすりば

ゆすりば [0] 【強請場】
多く世話狂言で,強請(ユスリ)を見せ場とする場面。「弁天小僧」の浜松屋,「切られ与三」の源氏店など。

ゆすりみつ

ゆすりみ・つ 【揺すり満つ】 (動タ四)
ざわめきがその場に満ちる。「院の内―・ちて/源氏(若菜下)」

ゆする

ゆ・する [2] 【輸する】 (動サ変)[文]サ変 ゆ・す
〔「しゅする(輸)」の慣用読み〕
(1)物を運ぶ。輸送する。「銀貨を支那へ―・することを防げり/新聞雑誌 18」
(2)負ける。劣る。「昇に一着を―・する事は文三には死しても出来ぬ/浮雲(四迷)」

ゆする

ゆする【揺する】
⇒揺すぶる.

ゆする

ゆする 【泔】
(1)頭髪を洗いくしけずる際に用いた水。米のとぎ汁・強飯を蒸したあとの湯などを使った。「文字に書きてあるやうあらむに心得ぬものの名。…。―/枕草子(一五五・堺本)」
(2){(1)}を用いて髪を洗いくしけずること。洗髪。「女君,御―の程なりけり/源氏(東屋)」

ゆする

ゆす・る [0] 【揺する】 (動ラ五[四])
(1)物や,他の人の体をゆり動かす。ゆさぶる。「栗(クリ)の木を―・って実を落とす」「体を―・って起こす」
(2)自分の体の一部を震動させる。「彼は大きな体を―・って笑った」「膝を―・る」
(3)揺れ動く。ゆらぐ。「(琴ヲ)かきならすに,天地―・りて響く/宇津保(吹上・下)」
(4)人々が大騒ぎする。「宮の内,―・りてゆゆしう泣き満ちたり/源氏(賢木)」
[可能] ゆすれる

ゆする

ゆする【強請る】
extort <money from a person> ;→英和
blackmail.→英和

ゆする

ゆす・る [0] 【強請る】 (動ラ五[四])
〔「揺する」と同源〕
おどしたり,弱みにつけこんだりして金品を取り上げたり,自分に従わせたりする。「悪い連中に金を―・られる」「ああ―・つたとていふ事をいふまいか/浄瑠璃・双蝶蝶」

ゆするあみ

ゆするあみ 【泔浴み】
頭髪を洗い,くしけずること。「風に櫛(カシラケズ)り,雨に―して/日本書紀(欽明訓)」

ゆするつき

ゆするつき [3] 【泔坏】
泔(ユスル){(1)}の水を入れる器。古くは土器で,のち漆器・銀器などを用いた。びんだらい。
泔坏[図]

ゆするばち

ゆするばち 【土蜂】
穴蜂(アナバチ)の古名。[和名抄]

ゆすれる

ゆす・れる [0] 【揺すれる】 (動ラ下一)
ゆれ動く。ゆれる。「細長い影がかたまつて,時々秋風に―・れるのが眼につきます/吾輩は猫である(漱石)」

ゆず

ゆず [1] 【柚・柚子】
ミカン科の常緑小高木。中国,長江上流原産といわれる。枝にとげがあり,葉は卵形で柄に翼がある。初夏,白花を開く。果実は径4〜8センチメートルの扁球形で,でこぼこがあり,淡黄色に熟す。香気が高く,果汁は酸味が強い。香味料,マーマレードや菓子の材料にする。ユウ。ユ。[季]秋。
〔「柚子の花」は [季]夏〕

ゆず

ゆ・ず ユヅ 【茹づ】 (動ダ下二)
⇒ゆでる

ゆず

ゆず【柚】
《植》a yuzu orange.

ゆずう

ゆずう 【融通】
〔「ゆ」は呉音〕
「ゆうずう(融通)」に同じ。「はて,つかふための金銀だから用向きの事にはつかふがよし。つかはねば―が悪い/滑稽本・浮世風呂 4」

ゆずえ

ゆずえ [1] 【弓末】
弓の末のほう。弓の上端。

ゆずきり

ゆずきり [3] 【柚子切り】
よくすったユズの皮を打ち込んだ変わりそばの一。

ゆずぐくり

ゆずぐくり [3] 【柚括り】
ユズの果実をひもでくくって干したもの。根付けなどにする。

ゆずざけ

ゆずざけ [2] 【柚酒】
ユズをしぼった汁をまぜた酒。

ゆずず

ゆずず [2] 【柚酢】
調味酢の一。ユズの果実をしぼった汁に,塩・砂糖を加えて味をつけたもの。

ゆずぼう

ゆずぼう [2] 【柚子坊】
アゲハチョウ・クロアゲハ・カラスアゲハなどの幼虫の俗称。ユズやカラタチなどミカン科植物を食害し,刺激すると頭部から突起を出し独特の臭気を放つ。

ゆずみそ

ゆずみそ [3][0] 【柚味噌】
練り味噌にユズの皮をおろして混ぜたもの。ゆみそ。[季]秋。
→柚釜(ユガマ)

ゆずもち

ゆずもち [2] 【柚餅】
ユズの風味を加えた,ぎゅうひのような菓子。

ゆずゆ

ゆずゆ [2] 【柚湯】
冬至の日,ユズの実を入れてわかす浴湯。この湯にはいると風邪を引かないという。[季]冬。

ゆずり

ゆずり ユヅリ [0] 【譲り】
ゆずること。また,ゆずり与えたもの。「親―の性格」「いかなる御―あるべきにか/源氏(行幸)」

ゆずりあい

ゆずりあい ユヅリアヒ [0] 【譲り合い】
互いに譲り合うこと。「―の精神」

ゆずりあい

ゆずりあい【譲り合い】
<settle a matter by> mutual concessions;compromise.→英和

ゆずりあう

ゆずりあう【譲り合う】
compromise;→英和
meet halfway;offer each other <a seat> .

ゆずりあう

ゆずりあ・う ユヅリアフ [4] 【譲り合う】 (動ワ五[ハ四])
互いに譲る。双方が譲る。「座席を―・う」

ゆずりうけ

ゆずりうけ【譲受け】
transfer;→英和
inheritance (継承).→英和
譲受け人《法》a transferee;a grantee;an assignee.→英和

ゆずりうける

ゆずりうける【譲り受ける】
buy (買う);→英和
take over;be given;inherit (継承する).→英和

ゆずりうける

ゆずりう・ける ユヅリ― [5] 【譲り受ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ゆづりう・く
他の人から譲ってもらって受け取る。「蔵書を―・ける」「地盤を―・けて立候補する」

ゆずりがね

ゆずりがね ユヅリ― [3] 【譲り金】
他人に譲り渡す金銭。また,譲り受けた金銭。

ゆずりしょうもん

ゆずりしょうもん ユヅリ― [4] 【譲り証文】
「譲り状」に同じ。

ゆずりじょう

ゆずりじょう ユヅリジヤウ [0][3] 【譲り状】
平安中期以降,所領・資財などの動産・不動産を譲り与えるとき,その内容と譲渡する旨を記した証文。譲り証文。譲り文。処分状。

ゆずりは

ゆずりは ユヅリ― [3] 【譲葉】
ユズリハ科の常緑高木。暖地の海岸近くに多く,庭木ともされる。葉は互生し,大形の狭長楕円形で,質が厚く濃緑色。葉柄は赤い。雌雄異株。初夏,黄緑色の小花を総状につけ,実は暗青色に熟す。新葉の生長後に旧葉が落ちるのでこの名がある。葉は新年の飾りに用いられる。[季]新年。
譲葉[図]

ゆずりぶみ

ゆずりぶみ ユヅリ― [0][3] 【譲り文】
「譲り状」に同じ。

ゆずりわたし

ゆずりわたし ユヅリ― [0] 【譲り渡し】
譲り渡すこと。じょうと。「―を受ける」

ゆずりわたし

ゆずりわたし【譲渡し】
《法》transfer;→英和
assignment (財産の).→英和
譲渡し人《法》a transferor;a grantor.

ゆずりわたす

ゆずりわた・す ユヅリ― [5] 【譲り渡す】 (動サ五[四])
他の人に譲って渡す。「家を―・す」
[可能] ゆずりわたせる

ゆずりわたす

ゆずりわたす【譲り渡す】
⇒譲る.

ゆずる

ゆず・る ユヅル [0] 【譲る】 (動ラ五[四])
(1)自分の所有物・地位・権力などを他人に与えてまかせる。「店を息子に―・る」「後進に道を―・る」「幼き者共をば,誰にみ―・り,いかにせよとかおぼしめす/平家 7」
(2)「売る」の婉曲な言い方。
(3)自分をあとにしてほかの人が先になるようにする。「順番を―・る」「道を―・る」
(4)自分の考え・意見などをおさえて,他人の考えや主張を通させる。譲歩する。「自説を主張して―・らない」「一歩も―・るべきでない」
(5)ある行為を先へのばす。「これについての詳しい説明は他日に―・る」
(6)へりくだる。「深く―・り損(ス)つることを執(ト)りて/日本書紀(垂仁訓)」
[可能] ゆずれる

ゆずる

ゆずる【譲る】
[譲渡]transfer;→英和
hand over;give;→英和
offer;→英和
spare;→英和
sell (売る);→英和
give way[concede,yield] <to> (譲歩);be second <to none> (劣る);[他日に]leave;→英和
<Let's> take it up some other day.一歩も譲らない will not yield an inch.→英和

ゆずるは

ゆずるは ユヅル― 【譲る葉】
ユズリハの古名。「あど思(モ)へか阿自久麻(アジクマ)山の―の含(フフ)まる時に風吹かずかも/万葉 3572」

ゆせい

ゆせい【油性の】
oily.→英和
油性塗料 an oil paint.

ゆせい

ゆせい [0] 【油井】
石油を採取するために掘った井戸。

ゆせい

ゆせい [0] 【油性】
(1)油の有する性質。
⇔水性
(2)潤滑油の特性を示す工学用語。粘性による摩擦を除いた,摩擦を支配する因子。鉱油とくらべて脂肪油は油性が大きい。

ゆせい

ゆせい【油井】
an oil well.〜のやぐら a derrick.→英和

ゆせいかん

ゆせいかん【輸精管】
《解》the spermatic duct.

ゆせいかん

ゆせいかん [0] 【輸精管】
⇒精管(セイカン)

ゆせいとりょう

ゆせいとりょう [4] 【油性塗料】
顔料をボイル油と練り合わせて得る塗料。塗布すると,空気に触れて酸化,硬化して表面をおおう。油ペイント。

ゆせん

ゆせん [0][1] 【湯煎】
火で直接熱する代わりに,湯の中に入れて間接的に加熱すること。

ゆせん

ゆせん [1] 【湯銭】
銭湯に入る料金。ふろせん。入浴料。

ゆぜおんせん

ゆぜおんせん 【湯瀬温泉】
秋田県鹿角(カヅノ)市,米代川上流にある温泉。硫化水素泉。

ゆぜん

ゆぜん [0] 【油然】 (ト|タル)[文]形動タリ
「ゆうぜん(油然)」に同じ。「歓喜の念が―として涙が両眼に溢れて来た/復活(魯庵)」

ゆそ

ゆそ [1] 【輸租】
〔「しゅそ(輸租)」の慣用読み〕
租税を官に納入すること。また,その租税。

ゆそう

ゆそう [0] 【油倉】
油類を貯蔵する倉庫。

ゆそう

ゆそう [0] 【輸送】 (名)スル
乗り物で人や物をはこぶこと。「兵員を―する」「海上―」

ゆそう

ゆそう【油槽】
an oil tank.‖油槽船(車) a tanker.

ゆそう

ゆそう [0] 【油送】 (名)スル
石油を送ること。

ゆそう

ゆそう【輸送】
transport(ation).→英和
〜する transport;carry.→英和
‖輸送機 a transport (plane).輸送機関 a means of transportation.輸送船 a transport (ship).輸送量 volume of transportation.輸送力 transport(ation) capacity;carrying power.

ゆそう

ゆそう [0] 【油層】
石油を含む地層。

ゆそう

ゆそう [0] 【油槽】
ガソリン・石油などを貯蔵する大きな容器。石油タンク。

ゆそうかん

ゆそうかん【油送管】
an oil pipe.

ゆそうかん

ゆそうかん [0] 【油送管】
石油を送る管。パイプ-ライン。

ゆそうき

ゆそうき [2] 【輸送機】
物資・人員などを輸送するための飛行機。

ゆそうげんしょう

ゆそうげんしょう [4] 【輸送現象】
物質の構成や運動状態が場所によって異なるとき,物質・エネルギー・運動量などが移動して平均化する現象。電流や拡散・熱伝導など。

ゆそうせん

ゆそうせん [0] 【油槽船】
石油や重油を運ぶための船。タンカー。

ゆそうせん

ゆそうせん [0] 【輸送船】
人員・物資などを輸送する目的でつくられた船。

ゆそうせん

ゆそうせん [0] 【油送船】
⇒タンカー

ゆそうぼく

ゆそうぼく ユサウ― [2] 【癒瘡木】
⇒リグナム-バイタ

ゆそうりょう

ゆそうりょう [2] 【輸送量】
交通機関が運ぶ人員・貨物などの量。

ゆそちょう

ゆそちょう [0] 【輸租帳】
律令制で,諸国から一年間の田租収納状況の一切を書き上げて毎年進上した帳簿。租帳。

ゆそつ

ゆそつ [0][1] 【輸卒】
(1)輸送の任にあたる兵卒。
(2)「輜重(シチヨウ)輸卒」の略。

ゆそでん

ゆそでん [2] 【輸租田】
律令制で,田租を国家に納める義務のある田。口分田・位田・功田・郡司職分田など。

ゆた

ゆた
奄美・沖縄地方で,霊的能力によって託宣・卜占・病気治療などを行う者。大部分は女性。

ゆた

ゆた 【油単】
「ゆたん(油単)」に同じ。「あたらしき―なれば/枕草子(一一三・能因本)」

ゆた

ゆた 【寛】 (形動ナリ)
ゆったりとしているさま。のんびり。「大舟の―にあるらむ人の児故に/万葉 2367」

ゆた

ゆた 【雨打】
裳階(モコシ)の別名。

ゆた=にたゆたに

――にたゆたに
ゆれ動くさま。ゆらゆらと。ゆたのたゆたに。「我(ア)が心―/万葉 1352」

ゆたう

ゆた・う ユタフ (動ハ四)
たるむ。ゆるくなる。「つぎ目あらはれて皮―・ひ/平家 3」

ゆたか

ゆたか【豊かな(に)】
abundant(ly);plentiful(ly);→英和
ample(-ply);→英和
rich(ly).→英和
〜である be rich <in> (産物が).〜に暮らす be well off.天分〜な人 a gifted man.6尺〜の大男 a large man standing full six feet (tall).

ゆたか

ゆたか [1] 【豊か】 (形動)[文]ナリ
(1)(好ましい事物が)十分に備わって不足のないさま。豊富。「―な資源」「―な才能」「―な経験」「―に実る稲穂」
(2)財物が十分あって恵まれているさま。富裕。「―な生活」「―な国」
(3)精神的にこせこせせず,ゆとりのあるさま。おおらかなさま。「心が―になる」「―な精神」「情緒―に歌い上げる」
(4)肉づきがよいさま。豊満。「―な肉体」「―な胸」
(5)基準・限度を超えて十分にあるさま,余りのあるさまを表す。「六尺―の大男」「馬上―に乗り出す」
[派生] ――さ(名)

ゆたけし

ゆたけ・し [3] 【豊けし】 (形ク)
(1)ゆったりしている。広々としている。「海原の―・き見つつ/万葉 4362」
(2)(事物が)十分に備わっていて不足がない。豊富だ。「最勝王経・金剛般若・寿命経など,いと,―・き御祈りなり/源氏(若菜上)」
(3)財物がたっぷりある。富み栄えている。「かくばかり―・き年にいなむらの山田守をば又もあひきや/夫木 20」

ゆたげ

ゆたげ 【豊げ・寛げ・裕げ】 (形動ナリ)
ゆたかなさま。ゆったりしたさま。「ゆふ襷かくる袂はわづらはし―にとけて有らむとを知れ/拾遺(神楽)」

ゆたつ

ゆたつ [0] 【諭達】 (名)スル
役所などから触れさとすこと。また,その言葉。「尊旨の趣をもて―に及びたるにより/近世紀聞(延房)」

ゆたづくり

ゆたづくり [3] 【雨打造り】
裳階(モコシ)を有する構造。

ゆたやか

ゆたやか 【豊やか】 (形動ナリ)
ゆたかなさま。ゆったりしているさま。「手足の指―に,皮薄に色白く/浮世草子・五人女 3」

ゆたゆた

ゆたゆた 【揺た揺た】 (副)
物がゆっくりゆれ動くさま。ゆさゆさ。「―と畝(ウネ)へだて来る雉子(キギス)かな/太祇句選」

ゆたん

ゆたん [0][1] 【油単】
湿気や汚れを防ぐための箪笥(タンス)や長持などのおおい。ひとえの布または紙に油をひいたもので,風呂敷としたり,敷物などにも用いた。

ゆたんかん

ゆたんかん [0][2] 【輸胆管】
⇒胆管(タンカン)

ゆたんづつみ

ゆたんづつみ [4] 【油単包み】
旅人などの持つ油単で包んだ荷物。

ゆたんぽ

ゆたんぽ【湯たんぽ】
a hot-water bottle.

ゆたんぽ

ゆたんぽ [2] 【湯湯婆】
〔「たんぽ」は唐音〕
金属・ゴム・陶器製の容器の中に湯を入れ,その温度で寝床や足をあたためるもの。[季]冬。《―の一温何にたとふべき/虚子》

ゆだおんせん

ゆだおんせん 【湯田温泉】
山口市内南西部にある温泉。湯量豊富。秋吉台観光の基地。

ゆだき

ゆだき [0][1] 【湯炊き】 (名)スル
米を水ではなく湯の中へ入れてたくこと。

ゆだく

ゆだく [0] 【油濁】
重油の流出による海水などの汚れ。「―防止設備」

ゆだけ

ゆだけ [1] 【裄丈】
着物のゆきたけ。ゆきの長さ。「―の片の身を縫ひつるが/枕草子 95」

ゆだち

ゆだち [0] 【湯立ち】
⇒ゆだて(湯立)

ゆだち

ゆだち [0] 【夕立】
「ゆうだち(夕立)」に同じ。[季]夏。

ゆだち

ゆだち 【弓立ち】
弓を射るために身構えて立つこと。「あるべきやうに―して/宇治拾遺 15」

ゆだち

ゆだち 【結裁】
直衣(ノウシ)などの袖付けで,縫わずにあけてあるところ。「御衣(オンゾ)どもの―/大鏡(伊尹)」

ゆだて

ゆだて [3] 【湯立て】
卜占(ボクセン)の一種。神前に大釜(オオガマ)を据えて湯を煮えたぎらせ,笹(ササ)の枝をその湯に浸して周囲の人々に振りかけるもの。かつては巫祝(フシユク)がこのしぶきを浴びて神懸りし,神意をうかがったという。問湯(トイユ)。ささばたき。ゆだち。

ゆだてかぐら

ゆだてかぐら [4] 【湯立て神楽】
湯立てを中心とする神楽。多く陰暦一一月頃行われるところから霜月神楽とも,また伊勢外宮の影響が濃いので,伊勢流神楽とも呼ばれる。猿楽風の古い芸能を残す三河の花祭り,長野の遠山祭・冬祭りなどが著名。

ゆだなかおんせん

ゆだなかおんせん 【湯田中温泉】
長野県下高井郡山ノ内町にある温泉。山ノ内温泉郷の一。弱食塩泉・硫黄泉。志賀高原の玄関口にあたる。

ゆだぬ

ゆだ・ぬ 【委ぬ】 (動ナ下二)
⇒ゆだねる

ゆだね

ゆだね 【斎種】
祭りをして斎(イ)み清めた稲の種。清浄な種子。「―蒔くあらきの小田を求めむと/万葉 1110」

ゆだねる

ゆだねる【委ねる】
[委託する]entrust <a person with a matter> ;→英和
leave <a thing to a person's care> ;→英和
devote oneself <to one's work> (献身).

ゆだねる

ゆだ・ねる [3] 【委ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 ゆだ・ぬ
(1)一切を他人にまかせる。「息子に後事を―・ねる」「万機を以て悉に―・ぬ/日本書紀(推古訓)」
(2)身をささげる。「教育に身を―・ねる」

ゆだま

ゆだま [0] 【湯玉】
(1)湯が煮えたつときに表面に浮きあがる気泡。湯花。
(2)玉となって飛び散る熱湯。

ゆだる

ゆだる【茹だる】
boil;→英和
[暑さ]⇒茹(う)だる.

ゆだる

ゆだ・る [2] 【茹る】 (動ラ五[四])
ゆであがる。うだる。「卵が―・った」

ゆだん

ゆだん【油断する】
be off one's guard;be careless.〜しない be on one's guard;keep an eye <on> .→英和
〜しているすきに in an unguarded moment.〜のならない cunning;→英和
subtle;→英和
sly.→英和
‖油断大敵 Security is the greatest enemy.

ゆだん

ゆだん [0] 【油断】 (名)スル
気をゆるめること。注意をおこたること。「―すると負けるぞ」「―のならない相手」「―なく見張る」

ゆだん=は怪我(ケガ)の基(モト)

――は怪我(ケガ)の基(モト)
ほんのちょっとした油断が原因で,大きな災害を引き起こすこと。

ゆだん=も隙(スキ)も無い

――も隙(スキ)も無い
少しも油断できない。

ゆだん=大敵(タイテキ)

――大敵(タイテキ)
油断は失敗の原因であることが非常に多いから,何よりもこわい敵である。

ゆちゃ

ゆちゃ [1] 【湯茶】
湯や茶。「―の接待」

ゆちゃく

ゆちゃく [0] 【癒着】 (名)スル
(1)粘膜や漿膜(シヨウマク)など分離しているべき身体の組織面が,炎症などのためにくっつくこと。
(2)本来離れているべきものがくっつくこと。多く,好ましくない状態として批判的に用いる。「労使の―」「政財界の―」

ゆちゃく

ゆちゃく【癒着】
《医》adhesion.→英和
〜する knit;→英和
adhere;→英和
heal up.

ゆっくら

ゆっくら [3] (副)
「ゆっくり」の転。「―と暮らす」

ゆっくり

ゆっくり
slowly; <take it over> at one's leisure; <sleep> well.→英和
〜する take one's time;make a long stay.

ゆっくり

ゆっくり [3] (副)スル
(1)急がないさま。「―(と)立ち上がる」「―した口調」
(2)十分ゆとりのあるさま。楽に。「どうぞ,ご―して下さい」「―間に合う」
(3)ゆとりがあって気持ちのよいさま。「わが家で―(と)寝る」

ゆっすり

ゆっすり (副)
揺れ動くさま。下に打ち消しの語を伴って用いる。「―ともいたさぬ/狂言・末広がり」

ゆったり

ゆったり [3] (副)スル
(1)あわてず,ゆとりのあるさま。「―(と)した態度」
(2)きゅうくつでなく快いさま。「―(と)したガウン」

ゆったり

ゆったり
〜した easy;→英和
comfortable;→英和
calm;→英和
quiet;→英和
composed.→英和
〜と comfortably;→英和
at ease; <feel> at home.

ゆつ

ゆつ 【斎つ】 (連語)
〔「ゆ(斎)」に格助詞「つ」の付いたもの〕
名詞の上に付いて,神聖な,清浄なの意を表す。「―磐群(イワムラ)」「―爪櫛(ツマグシ)」など。「―いはむらに走り就きて/古事記(上)」

ゆつぎ

ゆつぎ [0] 【湯次・湯注】
⇒湯桶(ユトウ)

ゆつぼ

ゆつぼ [1] 【湯壺】
温泉などで,わき出した湯をたたえてあるところ。湯ぶね。

ゆつる

ゆつ・る 【移る】 (動ラ四)
時間が経過する。うつる。「松の葉に月は―・りぬ/万葉 623」

ゆづか

ゆづか [1] 【弓柄・弣】
矢を射るとき,左手で握る弓の中ほどの部分。ゆみつか。

ゆづかれ

ゆづかれ [2] 【湯疲れ】 (名)スル
風呂や温泉にはいりすぎて疲れること。「―して横たわる」

ゆづきのきみ

ゆづきのきみ 【弓月君】
秦(ハタ)氏の祖とされる伝説的人物。日本書紀によると,応神朝に百済(クダラ)から民を率いて渡来したという。ただし,その実在や渡来の年月は確かでない。融通王。

ゆづけ

ゆづけ [0][3] 【湯漬(け)】
飯に湯をかけて食べること。また,その食事。

ゆづる

ゆづる [1][0] 【弓弦】
〔「ゆみづる」の転〕
弓のつる。

ゆづる=を鳴らす

――を鳴ら・す
弓の弦を鳴らす。魔よけのまじないとして行なった。つるうち。鳴弦。

ゆづるうち

ゆづるうち 【弓弦打ち】
魔物を退散させるために,弓に矢をつがえず弦の音だけさせること。鳴弦。「―をしつつ夜めぐりするやうになむ侍る/宇津保(蔵開上)」

ゆて

ゆて 【湯手】
〔「ゆで」とも〕
手拭い。また,風呂で体を洗う,洗い粉などを包んだ布袋やへちま。

ゆてき

ゆてき [0] 【油滴】
(1)油のしずく。
(2)建盞(ケンサン)の一種。黒地で,茶碗の内外に油の点滴に似た金色または銀白色の斑紋が現れているもの。

ゆてん

ゆてん [0] 【油点】
細胞間隙に油滴が満ちて透明に見える小点。ミカン科やオトギリソウ科などの葉に見られる。

ゆで

ゆで [2] 【茹で・煠で】
ゆでること。「塩―」「―卵」

ゆであがる

ゆであが・る [0][4] 【茹で上(が)る】 (動ラ五[四])
完全にゆでられた状態になる。「枝豆が―・る」

ゆであげる

ゆであ・げる [0][4] 【茹で上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ゆであ・ぐ
十分にゆでる。うであげる。「そばを―・げる」

ゆであずき

ゆであずき [3] 【茹で小豆】
あずきをゆでてうす甘く味つけしたもの。煮あずき。[季]夏。

ゆでえび

ゆでえび [2] 【茹で海老】
ゆでて赤い色になったエビ。正月の飾り物とする。

ゆでぐり

ゆでぐり [2] 【茹で栗】
ゆでた栗の実。うでぐり。

ゆでこぼす

ゆでこぼ・す [0][4] 【茹で溢す】 (動サ五[四])
(あくを取るために)ゆでて,そのゆで汁をこぼす。「あずきを―・す」

ゆでじる

ゆでじる [3][0] 【茹で汁】
物をゆでたあとの汁。

ゆでたまご

ゆでたまご【茹で卵】
a boiled egg.

ゆでたまご

ゆでたまご [3] 【茹で卵・茹で玉子】
殻のままゆでた鶏卵。煮抜き。うでたまご。

ゆでだこ

ゆでだこ【茹で蛸】
a boiled octopus.〜のように赤い as red as a lobster.→英和

ゆでだこ

ゆでだこ [0][3] 【茹で蛸】
(1)ゆでて赤くなったタコ。
(2)入浴・飲酒・激怒などのために赤くなったさまをいう語。

ゆでめん

ゆでめん [2] 【茹で麺】
ゆでてある,うどんやそばの玉。うでめん。

ゆでる

ゆでる【茹でる】
boil.→英和

ゆでる

ゆ・でる [2] 【茹でる】 (動ダ下一)[文]ダ下二 ゆ・づ
(1)熱湯で煮る。うでる。「卵を―・でる」
(2)体の痛いところを湯にひたす。「雪げに御足も腫(ハ)れて,…―・でつくろひなどして/狭衣 3」

ゆでん

ゆでん【油田】
an oil field.

ゆでん

ゆでん [0] 【油田】
地下から石油が産出する地域。また,油層が存在する区域。「―開発」「海底―」

ゆとう

ゆとう [0] 【湯桶】
湯を入れるのに用いる木製の器。桶(オケ)の形をして,注ぎ口と柄があり,普通は漆塗り。そば屋などで,そば湯を入れて供するのに用いる。ゆつぎ。
湯桶[図]

ゆとうよみ

ゆとうよみ [0] 【湯桶読み】
(「ゆ」は「湯」を訓読みにしたもの,「とう」は「桶」を音読みにしたものであるところから)「湯桶」のように,漢字二字でできている熟語の上の字を訓で読み,下の字を音で読むこと。また,そういう読み方。「手本(テホン)」「野宿(ノジユク)」「夕飯(ユウハン)」の類。
⇔重箱読み

ゆとり

ゆとり [0]
物事に余裕があって窮屈でないこと。余裕。「―のある部屋」「―のある生活」「時間に―をもたせる」

ゆとり

ゆとり
⇒余裕.

ゆとり

ゆとり 【湯取り・淦取り】
(1)和船で,淦(アカ)をくみとる器。あかとり。あかとり杓。[和名抄]
(2)入浴後,体のしめりをとるために着る着物。ゆかた。
(3)「湯取り飯」の略。

ゆとりめし

ゆとりめし [0] 【湯取り飯】
多量の湯に米を入れて炊き,米だけを蒸籠(セイロウ)にあげて蒸したもの。老人・病人用。

ゆとる

ゆと・る (動ラ四)
ぶらぶら行ったり来たりする。道草をしてゆっくりする。「路ニ―・ル/ヘボン」

ゆとん

ゆとん [0][1] 【油団】
紙を厚くはり合わせて,油または漆をひいたもの。夏の敷物に用いる。[季]夏。

ゆど

ゆど [1] 【油土】
酸化亜鉛・硫黄(イオウ)・蝋(ロウ)などをオリーブ油で練った人工粘土。放置しても硬化しない。彫刻・粘土細工などに使う。あぶらつち。あぶら粘土。

ゆどうぐ

ゆどうぐ [2] 【湯道具】
タオル・石けんなど,入浴に使う道具。

ゆどうふ

ゆどうふ【湯豆腐】
bean curd boiled in water.

ゆどうふ

ゆどうふ [2] 【湯豆腐】
切った豆腐を,昆布をだしにした湯で煮た料理。醤油や薬味をつけて食べる。[季]冬。

ゆどおし

ゆどおし [2][0] 【湯通し】 (名)スル
(1)織物の仕上げ工程の一。温湯に浸して糊(ノリ)を除き,光沢を出す。
(2)食物をあたためたり,油気を抜いたり,食器を消毒したりするために熱湯にくぐらせること。

ゆどの

ゆどの [0][3] 【湯殿】
(1)入浴するためにこしらえた部屋。風呂場。浴室。
(2)入浴すること。「御―,春宮の若宮の御迎湯に参り給ひし/宇津保(蔵開上)」
(3)入浴に奉仕する役。「御―は宰相の君/紫式部日記」
(4)貴族の邸宅で,湯などをわかし,食膳などの器具を置く所。「雉・松茸などは,御―の上にかかりたるも苦しからず/徒然 118」

ゆどの

ゆどの【湯殿】
a bathroom.→英和

ゆどのさん

ゆどのさん 【湯殿山】
山形県中部,月山(ガツサン)の西に連なる山。月山・羽黒山とともに出羽三山の一で,三山の奥の院とされる。海抜1504メートル。

ゆどのさんじんじゃ

ゆどのさんじんじゃ 【湯殿山神社】
山形県東田川郡朝日村湯殿山にある神社。祭神は大山祇神(オオヤマツミノカミ)・大己貴命(オオナムチノミコト)・少彦名命(スクナビコナノミコト)。月山神社・羽黒山神社とともに出羽三山神社の一。

ゆどののちょうべえ

ゆどののちょうべえ 【湯殿の長兵衛】
歌舞伎「極付(キワメツキ)幡随長兵衛」の通称。世話物。河竹黙阿弥作。1881年(明治14)東京春木座初演。水野十郎左衛門と幡随院長兵衛が対立し,水野邸へ単身乗り込んだ長兵衛が湯殿で殺されるまでを描く。

ゆどのはじめ

ゆどのはじめ 【湯殿始め】
⇒おゆどのはじめ(御湯殿始)

ゆな

ゆな [1] 【湯女】
(1)温泉宿にいて客の接待をする女。
(2)江戸時代,市中の湯屋にいた遊女。

ゆなぶろ

ゆなぶろ [0] 【湯女風呂】
江戸時代,湯女{(2)}のいた風呂屋。

ゆに

ゆに [2] 【湯煮】 (名)スル
食物などをゆでること。「料理番(チヤブヤ)がにんじんと混雑煮(ゴツタニ)にして―をして/安愚楽鍋(魯文)」

ゆにしがわおんせん

ゆにしがわおんせん ユニシガハヲンセン 【湯西川温泉】
栃木県北部塩谷郡栗山村,鬼怒川支流の湯西川の渓谷にある重曹泉。古くからの湯治場。平家の落人伝説がある。

ゆにゅう

ゆにゅう [0] 【輸入】 (名)スル
〔「ゆ」は「輸(シユ)」の慣用音〕
他国の品物・技術・制度・文化などを自国へ取り入れること。特に,他国の商品を自国へ買い入れること。
⇔輸出
「食糧を―する」「西欧の文物の―につとめる」
→移入

ゆにゅう

ゆにゅう【輸入】
import(ation);→英和
introduction (文物の).→英和
〜する import;introduce.→英和
‖輸入税 an import duty[tariff].輸入超過 an excess of imports (over exports).輸入品 imported goods.逆輸入 (a) reimport(-ation).

ゆにゅういそんど

ゆにゅういそんど [5] 【輸入依存度】
一国の経済が輸入に依存する割合。国民所得額や国民総生産に対する輸入額の比率で示される。輸入性向。

ゆにゅうかちょうきん

ゆにゅうかちょうきん [0] 【輸入課徴金】
輸入品に対して徴収される特別の関税や付加税。一種の輸入制限となる。

ゆにゅうかんせんしょう

ゆにゅうかんせんしょう [0] 【輸入感染症】
旅行者や輸入食品により海外から持ち込まれる感染症。コレラ・ペスト・黄熱病・マラリアなど。

ゆにゅうくみあい

ゆにゅうくみあい [4] 【輸入組合】
輸出入取引法に基づいて設立された輸入業者の組合。輸入物の価格・品質などの改善,輸入に関する紛争・苦情の処理などを行う。

ゆにゅうしょう

ゆにゅうしょう [2] 【輸入商】
外国からの輸入に携わる商人・会社。輸入業者。

ゆにゅうしんこくしょ

ゆにゅうしんこくしょ [8][0] 【輸入申告書】
商品の輸入許可を受けるため,税関に提出する書類。船名・国籍,商品の原産地・積み出し地,品名・個数・価格などを記載。

ゆにゅうせいこう

ゆにゅうせいこう [4] 【輸入性向】
⇒輸入依存度(ユニユウイソンド)

ゆにゅうぜい

ゆにゅうぜい [2] 【輸入税】
(1)輸入品に対してかける関税。輸入関税。
(2)輸入品に対して課される関税と内国消費税の総称。

ゆにゅうたんぽ

ゆにゅうたんぽ [4] 【輸入担保】
輸入業者が取引先の外国為替銀行に積み立てる担保。投機的な輸入を防ぎ,輸入の安定を確保するためのもの。輸入保証金。

ゆにゅうだいたい

ゆにゅうだいたい [4] 【輸入代替】
発展途上国の開発戦略で,それまで輸入に依存していた商品を国内で生産するようにすること。また,そのために自国市場を保護すること。

ゆにゅうちょうか

ゆにゅうちょうか [4] 【輸入超過】
ある期間内の輸入総額が輸出総額より多くなること。入超。
⇔輸出超過

ゆにゅうてがた

ゆにゅうてがた [4] 【輸入手形】
代金の取り立てのため送付されてきた輸出手形を,輸入地または取り立て地からみた呼び名。輸入為替手形。

ゆにゅうひん

ゆにゅうひん [0] 【輸入品】
外国から輸入した品物。

ゆにゅうぼうえきかんりれい

ゆにゅうぼうえきかんりれい 【輸入貿易管理令】
「外国為替及び外国貿易管理法」に基づき,輸入貿易の管理に関する事項を規定した政令。1949年(昭和24)制定。

ゆにゅうわりあてせい

ゆにゅうわりあてせい [0] 【輸入割当制】
⇒アイ-キュー( IQ )制

ゆにゅうインフレ

ゆにゅうインフレ [4] 【輸入―】
対外的な要因によって引き起こされるインフレーションの総称。輸入財の価格の値上がりによって引き起こされるインフレ,および外国のインフレにより輸出が増加したことが要因となるインフレの二つの場合がある。

ゆにゅうユーザンス

ゆにゅうユーザンス [4] 【輸入―】
輸入代金の支払いを繰り延べること。輸入手形の決済期限を延ばし,その間に,輸入業者は商品を売って,その代金で決済できるようにする。

ゆにょうかん

ゆにょうかん【輸尿管】
《解》the ureter.→英和

ゆにょうかん

ゆにょうかん ユネウクワン [0][2] 【輸尿管】
腎臓から尿を体外に排出する管。哺乳類では腎盂(ジンウ)から出て膀胱に至る部分。尿管。

ゆにわ

ゆにわ 【弓庭】
「弓場(ユバ)」に同じ。

ゆにわ

ゆにわ 【斎場・斎庭】
斎(イ)み清めた所。祭りの庭。「吾が高天原に御(キコシメ)す―の穂(イナホ)を以て/日本書紀(神代下訓注)」

ゆねん

ゆねん [0] 【踰年】
年を越えて翌年にわたること。また,翌年になること。

ゆのあわ

ゆのあわ 【湯の泡】
硫黄(イオウ)。[和名抄]

ゆのう

ゆのう [0] 【輸納】 (名)スル
〔「ゆ」は「輸(シユ)」の慣用音〕
(1)運び入れること。納め入れること。
(2)提出すること。

ゆのかみ

ゆのかみ [1] 【湯の神】
医薬の神。温泉療養を始めたとされ,各地の温泉でまつる。大己貴(オオナムチ)・少彦名(スクナビコナ)の二神をあてることが多い。

ゆのかわおんせん

ゆのかわおんせん ユノカハヲンセン 【湯川温泉】
北海道函館市東部にある温泉。道内最古の温泉の一。含石膏土類食塩泉。

ゆのこ

ゆのこ [2] 【湯の粉】
懐石料理で,練り湯に入れる焦げ飯などの称。

ゆのごうおんせん

ゆのごうおんせん ユノガウヲンセン 【湯郷温泉】
岡山県英田(アイダ)郡美作(ミマサカ)町の,吉井川支流の吉野川沿いにある硫黄泉。美作三湯の一つ。

ゆのし

ゆのし【湯熨をかける】
steam and iron <cloth> .

ゆのし

ゆのし [3] 【湯熨・湯熨斗】 (名)スル
湯気にあてて布のしわをのばすこと。

ゆのつ

ゆのつ 【温泉津】
島根県邇摩(ニマ)郡の町。日本海に臨む温泉町。泉質は含食塩炭酸泉。かつては対朝鮮航路の要港で,大森銀山の銀積み出し港として栄えた。

ゆのはな

ゆのはな【湯の花】
incrustations of a hot spring.

ゆのはな

ゆのはな [1] 【湯の花】
鉱泉中に生じる沈殿物。例えば,硫黄(イオウ)泉では硫黄が沈殿する。ゆばな。温泉華。

ゆのはまおんせん

ゆのはまおんせん 【湯野浜温泉】
山形県鶴岡市にある温泉。日本海に面し,海水浴場を兼ねる。含塩化物泉。

ゆのみ

ゆのみ【湯呑】
a (tea)cup.

ゆのみ

ゆのみ [3] 【湯呑み・湯飲み】
「湯呑み茶碗」の略。

ゆのみぢゃわん

ゆのみぢゃわん [4] 【湯呑み茶碗】
湯茶をのむのに用いる茶碗。

ゆのみねおんせん

ゆのみねおんせん 【湯ノ峰温泉】
和歌山県東牟婁(ヒガシムロ)郡本宮町(ホングウチヨウ)にある温泉。含重曹硫化水素泉。本宮参拝者の湯垢離(ユゴリ)場として知られる。

ゆのやまおんせん

ゆのやまおんせん 【湯ノ山温泉】
三重県三重郡菰野町(コモノチヨウ)にある温泉。御在所山東麓にある。放射能泉。

ゆはじめ

ゆはじめ 【湯始め】
⇒御湯殿始(オユドノハジ)め

ゆはず

ゆはず 【弓筈・弓弭・弓彇】
「ゆみはず(弓筈)」に同じ。「取り持てる―の騒き/万葉 199」

ゆはた

ゆはた 【纈・結繒】
〔「ゆいはた」の転〕
しぼり染め。くくり染め。目結(メユイ)。[和名抄]

ゆはたがわ

ゆはたがわ 【纈革】
纈(ユハタ)に染めた革。目結(メユイ)革。

ゆはだおび

ゆはだおび [4] 【斎肌帯】
岩田(イワタ)帯のこと。

ゆはつ

ゆはつ [0] 【油鉢】
(1)油を入れた鉢。
(2)〔仏〕 正念を持していることのむずかしさを,油を満たした鉢をこぼさないように持つのが困難であることにたとえた語。

ゆはらのおおきみ

ゆはらのおおきみ 【湯原王】
奈良中期の歌人。父は志貴皇子(シキノミコ)。伝未詳。技巧的な歌風であるが気品に富む。万葉集に一九首を残す。生没年未詳。

ゆば

ゆば [2] 【弓場】
弓の稽古場。元来は紫宸殿(シシンデン)の前庭西側に設けられたものをいう。のちには武家でも設けるようになった。ゆにわ。ゆみば。

ゆば

ゆば [1] 【湯葉・湯波】
豆乳(トウニユウ)を煮立て,表面にできた薄皮をすくい上げて作った食品。生ゆばと干しゆばとがある。

ゆば

ゆば [2] 【湯場】
温泉のある所。温泉場。

ゆばく

ゆばく [0] 【油幕】
雨露をしのぐために油をぬった天幕。「―の内に布皮(シキカワ)を敷きならべ/太平記 32」

ゆばしり

ゆばしり [2] 【湯走り】
(1)金属が溶解すること。「―セネバ鋳ラレヌ/日葡」
(2)刀の沸(ニエ)が多く凝って,しずくのような斑紋となっているもの。

ゆばどの

ゆばどの [0] 【弓場殿】
天皇が射芸を見るための施設。古くは豊楽殿や武徳殿をいったが,紫宸殿(シシンデン)の前庭西側に弓場が設けられてからは,校書殿東庇北端東向き方一間の板敷の建物をさした。射場殿(イバドノ)。ゆみばどの。

ゆばな

ゆばな [1] 【湯花】
(1)「湯の花」に同じ。
(2)「湯玉(ユダマ)」に同じ。

ゆばはじめ

ゆばはじめ [3] 【弓場始め】
(1)平安・鎌倉時代,陰暦一〇月五日に天皇が弓場殿に臨んで公卿以下殿上人の賭弓(ノリユミ)を見る儀式。射場始め。
(2)武家で,年の初めや弓場が新築されたときなどに初めて弓を射る儀式。

ゆばら

ゆばら [0] 【湯腹】
湯を飲んでいっぱいになった腹。

ゆばら=も一時(イツトキ)

――も一時(イツトキ)
「茶腹も一時」に同じ。

ゆばり

ゆばり 【尿】
〔「ゆまり(湯放)」の転〕
小便。いばり。[和名抄]

ゆばり

ゆばり [0] 【湯張り】 (名)スル
入浴できるように,湯船に湯をためること。

ゆばりつぼ

ゆばりつぼ 【尿壺】
膀胱(ボウコウ)。[名義抄]

ゆばりぶくろ

ゆばりぶくろ 【尿袋】
膀胱(ボウコウ)。[和名抄]

ゆばん

ゆばん [1] 【湯番】
銭湯で,風呂を沸かしたり,湯の加減をみたりする者。

ゆび

ゆび [2] 【指】
脊椎動物の四肢の端に数本に分かれた部分。ヒトでは手足の先にそれぞれ五本ずつある。古くは「および」。

ゆび

ゆび【指】
a finger (手の);→英和
a toe (足の).→英和
〜をくわえて見ている look with envy <at> .

ゆび=をくわえる

――をくわ・える
うらやましく思いながら,何もできずにいる。「―・えて見ている」

ゆび=を切る

――を切・る
遊女などが,客への心中立てのため,小指を切る。

ゆび=を差す

――を差・す
(1)指でさししめす。ゆびさす。
(2)陰で悪口をいう。うしろ指をさす。
(3)指でさわる。手を出す。「年暮の祝儀に送らるる酒ぢやに依つて―・す事はならぬ/狂言・木六駄(三百番集本)」

ゆび=を折る

――を折・る
(1)指を折り曲げながら数える。
(2)多くのものの中で指を折って数えられるほどにすぐれている。

ゆび=を染める

――を染・める
(1)物を指につけてなめてよしあしを判断する。
(2)物事をやりはじめる。着手する。「純文学に―・めても見たり/或る女(武郎)」

ゆび=を詰める

――を詰・める
やくざなどが,詫びのしるしとして,指の先端を切る。

ゆび=一本も差させ∘ない

――一本も差させ∘ない
他人の非難・干渉を少しも許さない。

ゆびあそび

ゆびあそび [3] 【指遊び】
炉辺での児童の遊戯。指の名を唱えたり,指で数を数えたりする遊び。

ゆびあな

ゆびあな [0] 【指孔】
笛の,指で押さえるあな。

ゆびいん

ゆびいん [0] 【指印】
「拇印(ボイン)」に同じ。

ゆびえ

ゆびえ [0] 【指画】
「指頭画(シトウガ)」に同じ。

ゆびおり

ゆびおり [0] 【指折り】
(1)指を一本ずつ折り曲げて数を数えること。「―ヲスル/ヘボン」
(2)多くのものの中で特に数えたてられるほどすぐれていること。屈指。「日本でも―の作曲家」

ゆびおりかぞえて

ゆびおりかぞえて【指折り数えて待つ】
look forward to <a person's arrival> .

ゆびおりかぞえる

ゆびおりかぞ・える ユビヲリカゾヘル [7] 【指折り数える】 (動ア下一)
指を折り曲げて一つ一つ数える。多く,日を数えることにいう。「―・えて待つ」

ゆびおりの

ゆびおりの【指折りの】
leading;→英和
outstanding.→英和
〜の金持だ He is one of the richest men <in the country> .

ゆびおる

ゆびお・る [3] 【指折る】 (動ラ五[四])
「ゆびを折る{(1)}」に同じ。「―・って数える」

ゆびかわ

ゆびかわ [0] 【指革】
革製の指貫(ユビヌキ)。

ゆびがね

ゆびがね [0] 【指金】
(1)「指輪」に同じ。[日葡]
(2)指を細くするためにはめる金属製の環。「手に―をささせ,足には革踏(タビ)はかせ/浮世草子・一代男 3」
(3)金属製の指貫(ユビヌキ)。

ゆびき

ゆびき [3] 【湯引き】 (名)スル
ゆびくこと。湯でさっと煮ること。湯振り。

ゆびきり

ゆびきり【指切りする】
make a pledge by hooking each other's little finger.

ゆびきり

ゆびきり [3][4] 【指切り】 (名)スル
(1)約束を必ず守るしるしとして,互いの小指を曲げて掛け,「指切りげんまんうそついたら針千本のます」などと唱えあうこと。げんまん。
(2)主に男女の仲で,愛情や約束の不変を誓って小指の先を切ること。「―・髪切りでわかつたと思ふは昔の事よ/洒落本・傾城買二筋道」

ゆびく

ゆび・く [2] 【湯引く】 (動カ五[四])
魚・肉などを熱湯でさっと煮る。ゆがく。「タイを―・く」

ゆびさき

ゆびさき [0][3] 【指先】
指の先端。指頭。

ゆびさき

ゆびさき【指先が器用である】
[人が主語]be clever with one's fingers.〜が無器用である[人が主語]be all thumbs.

ゆびさし

ゆびさし [4][3] 【指差(し)】
〔「ゆびざし」とも〕
(1)指でさし示すこと。「―ヲシテ教エル/ヘボン」
(2)ゆびぬき。[日葡]

ゆびさす

ゆびさす【指さす】
point at[to].

ゆびさす

ゆびさ・す [3] 【指差す】 (動サ五[四])
(1)指でさししめす。「犯人を―・す」
(2)後ろ指をさす。非難する。「誰一人―・すものもねえ/人情本・梅児誉美 4」
[可能] ゆびさせる

ゆびざる

ゆびざる [3] 【指猿】
アイアイの別名。

ゆびしお

ゆびしお [2] 【柚醤】
ゆずの皮をおろし,砂糖を加えて煮つめた食品。

ゆびしっぺい

ゆびしっぺい [3] 【指竹篦】
人差し指と中指とをそろえて人の手首をうつこと。

ゆびしゃく

ゆびしゃく [0] 【指尺】
広げた二本の指の間隔を基準にして物の長さをはかること。指で尺を取ること。

ゆびずもう

ゆびずもう [3] 【指相撲】
二人が互いに一方の手の四指を組み合わせ,相手の親指を自分の親指で押し伏せた方を勝ちとする遊戯。

ゆびずもう

ゆびずもう【指相撲】
thumb wrestling.

ゆびそおんせん

ゆびそおんせん 【湯檜曾温泉】
群馬県利根郡水上町の温泉。利根川の支流,湯檜曾川に臨む。単純泉。

ゆびづかい

ゆびづかい [3] 【指遣い】
「運指(ウンシ)」に同じ。

ゆびにんぎょう

ゆびにんぎょう [3] 【指人形】
指を動かして動作をさせる人形の総称。
→ギニョール

ゆびにんぎょう

ゆびにんぎょう【指人形】
a glove-puppet.

ゆびぬき

ゆびぬき [3][4] 【指貫】
裁縫で,針の頭を押すために中指にはめるもの。指輪形とキャップ形がある。

ゆびぬき

ゆびぬき【指貫】
a thimble.→英和

ゆびのはら

ゆびのはら [5] 【指の腹】
指の内側。

ゆびひき

ゆびひき [4] 【指引き】
二人で向かい合って座り,おのおの指を一本ずつ曲げてひっかけて引き合い,引き寄せた方を勝ちとする遊戯。

ゆびぶえ

ゆびぶえ [0][3] 【指笛】
(1)口に指を入れて,強く息を吐くことによって出す笛のような高い音。また,そのような音を出すこと。
(2)指を折り曲げて口にくわえ,笛のようにメロディーを吹き鳴らすこと。

ゆびもじ

ゆびもじ [0] 【指文字】
⇒しもんじ(指文字)

ゆびわ

ゆびわ【指輪】
<wear> a <an engagement,a wedding> ring.→英和

ゆびわ

ゆびわ [0] 【指輪】
飾りとして指にはめる輪。貴金属で輪をつくり,宝石をはめこんだものもある。リング。

ゆびサック

ゆびサック【指サック】
a fingerstall.→英和

ゆびサック

ゆびサック [3] 【指―】
指先にはめるゴム製のサック。紙をめくるときなどにすべり止めとして用いる。

ゆふいん

ゆふいん ユフヰン 【湯布院】
大分県中部,大分郡の町。別府市の西に接し,由布院温泉・湯平温泉がある。

ゆふだけ

ゆふだけ 【由布岳】
大分県中部にある鐘状火山。海抜1583メートル。山麓に由布院・別府などの温泉がある。豊後(ブンゴ)富士。

ゆぶくろ

ゆぶくろ [2] 【弓袋】
「ゆみぶくろ(弓袋)」に同じ。

ゆぶくろざし

ゆぶくろざし 【弓袋差し】
主君の弓を袋におさめ,騎馬で主君の先に立ちささげ持つ者。弓袋持ち。

ゆぶね

ゆぶね【湯舟[船]】
a bathtub.→英和

ゆぶね

ゆぶね [1] 【湯船・湯槽】
(1)入浴用の湯をたたえ,人がその中にはいって湯浴(ア)みをする大きな入れもの。浴槽。
(2)江戸時代,港湾・河川などで,内部に浴槽を設け,料金を取って入浴させた船。

ゆぶゆぶ

ゆぶゆぶ (副)
水気を吸ってふくれ,ぶくぶくしているさま。ぶよぶよ。「一身―と腫れたる者/今昔 24」

ゆぶり

ゆぶり [0] 【湯振り】
⇒湯引(ユビ)き

ゆぶる

ゆぶ・る 【揺ぶる】 (動ラ四)
ゆり動かす。ゆさぶる。「猿ひきの枝を―・らんことを恐れて/三十二番職人歌合」

ゆぶろ

ゆぶろ 【湯風呂】
(1)入浴用に沸かした風呂。また,入浴。「生れて此かた―を仕た事もごあらぬ/狂言・粟田口」
(2)蒸し風呂。「水風呂より―が徳なれど/浮世草子・色三味線」

ゆぶん

ゆぶん [0] 【油分】
成分の中に含まれている油。

ゆへいはく

ゆへいはく 【兪平伯】
(1899-1990) 中国の詩人・文学者。白話運動初期に詩人として活躍。のち古典の考証・批評に転じた。解放後,その「紅楼夢研究」の唯心的傾向が批判され,紅楼夢論争が起こった。ユイ=ピンポー。

ゆべし

ゆべし [1] 【柚餅子】
米の粉に味噌・砂糖・柚(ユズ)の皮などを加えて,こねて蒸した餅菓子。ゆびし。

ゆぼけつがん

ゆぼけつがん [3] 【油母頁岩】
⇒オイル-シェール

ゆまき

ゆまき [3] 【湯巻】
(1)入浴するときに腰に巻いた布。江戸時代中頃まで男女とも裸で入浴することはなかった。湯文字。
(2)中古,貴人の入浴に奉仕する人がぬれないように衣服の上から腰にまとったもの。多くは白い生絹(スズシ)を用いた。のちには身分の高くない女性が袿(ウチキ)代わりに用いた。
(3)女性の腰巻。蹴出(ケダ)し。ふたの。

ゆまく

ゆまく [0] 【油膜】
水の表面や物体の表面上に生ずる油の膜。

ゆまり

ゆまり 【尿】
〔「湯放(ユマリ)」の意。「まり」は排泄する意の動詞「まる」の連用形から〕
小便。ゆばり。「伊弉諾尊乃ち大樹に向つて―まる/日本書紀(神代上訓注)」

ゆまわる

ゆまわ・る ユマハル 【斎はる】 (動ラ四)
けがれをさけて慎む。斎戒する。物忌みをする。「忌部の弱肩に太たすき取り掛けて持ち―・り仕へ奉れる幣帛(ミテグラ)を/祝詞(祈年祭)」

ゆみ

ゆみ【弓】
a bow;→英和
archery (弓術).〜を射る shoot an arrow.→英和
〜を引く draw[bend]a bow;→英和
(rise in) revolt <against> (そむく).→英和

ゆみ

ゆみ [2] 【弓】
(1)矢をつがえて射る武器。木,あるいは木と竹をはぎ合わせたものを撓(タワ)め,それに弦(ツル)を張って作ったもの。
(2){(1)}で矢を射ること。また,そのわざ。弓術。「右近の馬場に,五月六日―行ひけるに/今昔 24」
(3)弓のように湾曲した形のもの。
(4)家紋の一。{(1)}を図案化したもの。矢を添えるものもある。
(5)バイオリン・チェロ・胡弓(コキユウ)など擦弦(サツゲン)楽器を奏するための道具。細長い棒に馬の尾の毛などを張り,これで楽器の弦をこすって音を出すもの。ボーゲン。
弓(1)[図]

ゆみ=と弦(ツル)

――と弦(ツル)
湾曲したものとまっすぐなもののたとえ。

ゆみ=は三つ物

――は三つ物
武家の騎射の三式。流鏑馬(ヤブサメ)・犬追物(イヌオウモノ)・笠懸(カサガケ)の称。

ゆみ=は袋に太刀(タチ)は鞘(サヤ)

――は袋に太刀(タチ)は鞘(サヤ)
天下は穏やかで,武力をふるう必要のないこと。天下泰平のありさま。

ゆみ=を引く

――を引・く
(1)弓に矢をつがえて射る。
(2)そむく。敵対する。「父に向かつて―・く/保元(中)」
(3)「弓を鳴らす」に同じ。

ゆみ=を鳴らす

――を鳴ら・す
悪霊などを退散させるため,弓の弦を弾(ハジ)いて鳴らす。鳴弦(メイゲン)する。弦(ツル)打ちをする。「滝口の弓鳴らし,沓の音しそそめき出づると/枕草子 56」

ゆみ=取る方(カタ)

――取る方(カタ)
弓を取る方。左。ゆんで。「めづらしき君を見とこそ左手の―の眉根(マヨネ)掻きつれ/万葉 2575」

ゆみ=折れ矢尽きる

――折れ矢尽きる
能力の限界まで戦って敗れる。力が尽きて,これ以上どうすることもできない。

ゆみあしがる

ゆみあしがる [3] 【弓足軽】
徒弓(カチユミ)を射る足軽。

ゆみおと

ゆみおと [0][4] 【弓音】
弓を射る音。

ゆみかけ

ゆみかけ [4] 【弓懸】
⇒ゆがけ(弓懸)

ゆみがえし

ゆみがえし [3] 【弓返し】
的弓で,矢を射放つと同時ににぎりの部分を軸として回転させ,弦(ツル)が左ひじの外側を打つようにすること。弓返り。ゆがえし。

ゆみがしら

ゆみがしら [3] 【弓頭】
戦国時代,弓足軽の部隊を統率する者。弓大将。弓奉行。

ゆみがた

ゆみがた [0] 【弓形】
(1)弦(ツル)を張った弓の形。ゆみなり。
(2)〔数〕「きゅうけい(弓形)」に同じ。

ゆみがた

ゆみがた【弓形の】
⇒弓なり.

ゆみがはま

ゆみがはま 【弓ヶ浜】
鳥取県北西端に突出する半島。美保湾と中海を分かつ。全体が砂嘴(サシ)より成る。狭義には半島の外海側の砂浜海岸をさす。夜見(ヨミ)ヶ浜。古称,夜見島。

ゆみぐみ

ゆみぐみ [0] 【弓組】
弓矢を使って戦う部隊。

ゆみこ

ゆみこ 【湯巫女】
湯立(ユダ)てをする巫女(ミコ)。

ゆみし

ゆみし [2] 【弓師】
弓をつくる職人。弓造り。弓打ち。

ゆみじろう

ゆみじろう 【弓次郎】
(1)室町時代,弓場始めのとき,射手の頭(カシラ)である弓太郎に次ぐ者。
(2)賭的(カケマト)の場などで,弓を支配する弓太郎を補佐する者。
→弓太郎

ゆみず

ゆみず [1] 【湯水】
湯と水。

ゆみず

ゆみず【湯水のように使う】
spend <money> freely <on> ;waste away.

ゆみず=のように使う

――のように使・う
(金などを)湯や水を使うように惜しげもなく使う。濫費する。

ゆみそ

ゆみそ [2] 【柚味噌】
「柚味噌(ユズミソ)」に同じ。[季]秋。

ゆみたろう

ゆみたろう 【弓太郎】
(1)室町時代,弓場始めのとき,射手の頭(カシラ)。
(2)賭的(カケマト)の場などで,弓の支配をする者。

ゆみだい

ゆみだい [2][0] 【弓台】
弓を立てておく台。

ゆみだいしょう

ゆみだいしょう [3] 【弓大将】
「弓頭(ユミガシラ)」に同じ。

ゆみち

ゆみち [1] 【湯道】
鋳造で,湯口から鋳型へ湯(溶解した金属)をみちびく道。

ゆみつか

ゆみつか [0][2] 【弓柄・弣】
「ゆづか(弓柄)」に同じ。

ゆみつくり

ゆみつくり [3] 【弓造り】
弓をつくる職人。弓師。

ゆみづえ

ゆみづえ 【弓杖】
弓を杖の代用にしてもたれること。ゆづえ。ゆんづえ。「―をして,ただ打ちに打てば,どよみて逃げののしるほどに/栄花(音楽)」

ゆみづかい

ゆみづかい [3] 【弓使い】
バイオリン・胡弓(コキユウ)など擦弦(サツゲン)楽器を演奏するときの弓の使い方。
→運弓法

ゆみづる

ゆみづる [0] 【弓弦】
弓に張る撚(ヨ)り糸。麻を撚り合わせたものに薬煉(クスネ)を塗ったものを白弦,さらに漆を塗ったものを塗り弦という。

ゆみづる

ゆみづる【弓弦】
a bowstring.→英和

ゆみづるうち

ゆみづるうち 【弓弦打ち】
邪霊などを退散させる目的で,弓の弦を弾いて鳴らすこと。つるうち。鳴弦(メイゲン)。「是を以て,尾代,空しく―す/日本書紀(雄略訓)」

ゆみづるぶくろ

ゆみづるぶくろ [5] 【弓弦袋】
かけかえのための弓弦を巻いておく具。革などで環状につくり,太刀に下げて携帯した。つるぶくろ。

ゆみとり

ゆみとり [4][3] 【弓取り】
(1)弓矢をとり用いることを務めとすること。また,その人。すなわち武士。
(2)弓術の巧みな人。「大衆の中に―は少しもなし/平治(中・古活字本)」
(3)国持ちの武家。「先づ第一に国持をば―と申/甲陽軍鑑(品四〇)」
(4)相撲の弓取り式のこと。また,それを行う力士。

ゆみとりしき

ゆみとりしき【弓取式[相撲の]】
the conferment of the championship bow.

ゆみとりしき

ゆみとりしき [4] 【弓取り式】
相撲で,優勝者に与えられる弓を嘉納する儀式。現在では毎日の取組のあとに,結びの一番の勝ち力士に与える弓を,作法を心得た他の力士が代わりに受け取って,頭上でまわしたり,土俵をはらい清めたり,肩にかついで四股(シコ)を踏んだりする儀式。

ゆみながし

ゆみながし [3] 【弓流し】
屋島の合戦の際,源義経が自分が海中に落としてしまった弱い弓を,自らの名誉のために敵と戦いながら拾い上げたという故事。

ゆみなり

ゆみなり [0] 【弓形】
弦(ツル)を張った弓のように曲がった形。「体を―にそらす」

ゆみなり

ゆみなり【弓なりの】
bowed;curved;arched.

ゆみのけち

ゆみのけち 【弓の結】
賭弓(ノリユミ)の競技。「右の大殿の―に,上達部・親王たち多く集ひ給ひて/源氏(花宴)」

ゆみのこ

ゆみのこ [0] 【弓鋸】
弓のように張った枠に,細いのこぎりを弦(ツル)を張るように取り付けたのこぎり。主に金属切断用。弦鋸(ツルノコ)。

ゆみのこばん

ゆみのこばん [0] 【弓鋸盤】
工作機械の一。大型の弓鋸をモーターで往復させて金属を切断するもの。金切りのこ盤。

ゆみのてんか

ゆみのてんか 【弓の天下】
江戸時代,京都三十三間堂の通し矢で,矢数を最も多く射た者の称。
→大矢数(オオヤカズ)

ゆみはじめ

ゆみはじめ [3] 【弓始め】
(1)新年,初めて弓を引くこと。初弓。射初(イゾ)め。弓矢始め。射場(イバ)始め。[季]新年。《禰宜の矢のおほらかに逸れ―/平松措大》
(2)新設の弓場で,初めて弓を射る儀式。

ゆみはず

ゆみはず [0] 【弓筈】
弓の両端の,弦(ツル)をかけるところ。ゆはず。

ゆみはま

ゆみはま [0] 【弓破魔】
「破魔弓(ハマユミ){(2)}」に同じ。

ゆみはり

ゆみはり [4][0] 【弓張(り)】
(1)弓を張ること。また,その人。
(2)弦(ツル)を張った弓のような形。
(3)「弓張り月」の略。
(4)「弓張り提灯(ヂヨウチン)」の略。

ゆみはりぢょうちん

ゆみはりぢょうちん [5] 【弓張り提灯】
提灯の一種。竹を弓のような形に曲げ,提灯をその上下の両端にかけて張り開くように作ったもの。
弓張り提灯[図]

ゆみはりづき

ゆみはりづき [4] 【弓張り月】
(1)弓形の月。弦月。[季]秋。
(2)「椿説(チンセツ)弓張月」の略称。

ゆみば

ゆみば [0] 【弓場】
「ゆば(弓場)」に同じ。

ゆみばどの

ゆみばどの [0] 【弓場殿】
「ゆばどの(弓場殿)」に同じ。

ゆみひく

ゆみひ・く [2] 【弓引く】 (動カ五[四])
(1)反抗する。「主君に―・く」
(2)弓に矢をつがえて,放つ。
→弓を引く

ゆみふで

ゆみふで [2] 【弓筆】
(1)弓と筆。文武両道。「―の道」
(2)武名の記録。「武士(モノノフ)の,やたけ心の花にひく―の名こそ妙なれや/謡曲・箙」

ゆみぶぎょう

ゆみぶぎょう [3] 【弓奉行】
(1)「弓頭(ユミガシラ)」に同じ。
(2)鎌倉時代の職名。正月,幕府の弓始めの式を奉行する役。
(3)江戸時代,大坂定番に属し,弓矢のことにあずかった役。

ゆみぶくろ

ゆみぶくろ [3] 【弓袋】
弓をしまっておく袋。ゆぶくろ。

ゆみぶすま

ゆみぶすま [3] 【弓衾】
矢をつがえた弓がずらりと並んでいるさまをいう語。弓床(ユミドコ)。

ゆみへん

ゆみへん [0] 【弓偏】
漢字の偏の一。「弧」「強」などの「弓」の部分。

ゆみや

ゆみや [2] 【弓屋】
弓を作り売る人や店。

ゆみや

ゆみや [2] 【弓矢】
(1)弓と矢。
(2)武器。兵器。
(3)武士。武道。「ただ今ここを渡さずは,永き―の疵なるべし/平家 4」
(4)いくさ。「武田上杉の―盛なりしことを/常山紀談」

ゆみや

ゆみや【弓矢】
a bow and arrow(s).

ゆみや=取る身

――取る身
弓矢を手にとって用いる身。武士。

ゆみやがみ

ゆみやがみ [3] 【弓矢神】
弓矢のことをつかさどる神。いくさ神。主に八幡の神をいった。

ゆみやしんとう

ゆみやしんとう 【弓矢神道】
吉田神道の一派。江戸時代,肥前の人橘三喜とその弟子,武蔵国大宮氷川神社神主武笠(ムカサ)丹波とにより創唱された。安産・巡行などの行事を勤めるのを特色とする。

ゆみやとり

ゆみやとり [3] 【弓矢取り】
弓矢を用いる人。弓取り。武士。

ゆみやのいえ

ゆみやのいえ 【弓矢の家】
代々弓矢の道にたずさわる家。武士の家柄。武家。

ゆみやのちょうじゃ

ゆみやのちょうじゃ 【弓矢の長者】
弓矢の家の長たる人。武士のかしら。弓矢の棟梁(トウリヨウ)。「将軍と申すは―にて,海内の衛護の人也/太平記 27」

ゆみやのみち

ゆみやのみち [2] 【弓矢の道】
武芸の道。

ゆみやはじめ

ゆみやはじめ [4] 【弓矢始め】
「弓始め{(1)}」に同じ。[季]新年。

ゆみやはちまん

ゆみやはちまん 【弓矢八幡】 (感)
〔武士が,軍神である八幡大菩薩にかけて誓いをたてるときの言葉〕
(1)神明に誓うときにいう語。誓って。断じて。「御誓言で承らう。―,成敗致す/狂言・入間川(虎寛本)」
(2)失敗したときなどに発する語。しまった。南無三。「―,大事は今,七左様のがさじ/浮世草子・一代男 6」

ゆみややりぶぎょう

ゆみややりぶぎょう [6] 【弓矢槍奉行】
江戸幕府の職名の一。幕府の弓矢や槍などを監守製造する役。

ゆみやわた

ゆみやわた ユミヤハタ 【弓八幡】
能の一。世阿弥作。脇能物。山城国男山八幡宮に参詣した後宇多院の臣下の前に老翁が現れ,男山八幡の縁起と神功皇后の三韓征伐のことを語って消え失せる。やがて八幡の末社である高良(コウラ)の神が影向(ヨウゴウ)し,舞を舞って御代をたたえる。

ゆむき

ゆむき [0] 【湯剥き】
熱湯をくぐらせて皮をむくこと。トマトなどの皮の薄いものに用いる。

ゆむし

ゆむし [1] 【螠】
(1)ユムシ綱に属する環形動物の総称。約一五〇種が知られ,すべて海産。ユムシ・サナダユムシなど。イムシ。
(2){(1)}の一種。体長10〜30センチメートル。体は円筒形で柔らかく,先端に円錐状の吻(フン)がある。体表は乳白色で,多数の乳頭状突起がある。日本各地の沿岸の砂泥底に U 字形の穴を掘ってすむ。タイやカレイなどの釣り餌(エ)にする。ユ。イイ。

ゆむらおんせん

ゆむらおんせん 【湯村温泉】
(1)山梨県甲府市,湯村山南西麓にある温泉。硫黄泉。昇仙峡探勝の基地。
(2)兵庫県北西部,美方(ミカタ)郡温泉町にある温泉。弱重曹泉。山陰地方名湯の一。
(3)島根県東部,木次(キスキ)町にある温泉。斐伊(ヒイ)川上流の単純泉。

ゆめ

ゆめ【夢】
a dream;→英和
[幻想]a vision;→英和
an illusion.→英和
〜を見る dream;have a dream.〜に見る dream <of,about> ;see in a dream.〜がさめる awake from a dream;→英和
be disillusioned (迷いから).〜のような like a dream;→英和
dreamy.→英和
〜かと思う can scarcely believe one's eyes[ears].〜にも思わない little[never]expect[dream of].

ゆめ

ゆめ [1][0] 【努】 (副)
(1)(下に禁止の語句を伴って)けっして(…するな)。かならず。「―疑うな」「―忘れるな」
(2)〔(1)の「ゆめ」を「夢」と混同しての用法か〕
(下に打ち消しの語を伴って)夢にも(…しない)。すこしも(…しない)。「そうなるとは―考えたことはない」「そんなこととは―知らず」
(3)斎(イ)みつつしんで。気をつけて。「わが背子を安眠(ヤスイ)な寝しめ―情(ココロ)あれ/万葉 4179」
〔(3)が原義。語源について,従来,潔斎する意の動詞「ゆむ(斎)」の命令形「ゆめ」とされてきたが,上代特殊仮名遣いの上からみると甲乙が相違するところからこの説は採りがたい。中古以降は「夢」と混同されたとみられる〕

ゆめ

ゆめ [2] 【夢】
〔「いめ」の転〕
(1)睡眠時に生じる,ある程度の一貫性をもった幻覚体験。多くの場合,視覚像で現れ,聴覚・触覚を伴うこともある。非現実的な内容である場合が多いが,夢を見ている当人には切迫した現実性を帯びている。「―を見る」「―からさめる」
(2)将来実現させたいと心の中に思い描いている願い。「少年らしい―を抱いている」「―は果てしなく広がる」
(3)現実とかけはなれた考え。実現の可能性のない空想。「宇宙旅行は―ではなくなった」「―のような話」
(4)心の迷い。迷夢。「見果てぬ―を追う」
(5)現実を離れた甘美な状態。「新婚の―の日々を送る」「太平の―をむさぼる」
(6)はかない物事。不確かな事。「―と消え去る」「―の世」
→夢に
→夢にも

ゆめ=か現(ウツツ)か

――か現(ウツツ)か
夢の中のことなのか現実に起こったことなのか。意外な事態に驚き疑う気持ちを表す語。「これは―幻(マボロシ)か」

ゆめ=に夢見る

――に夢見る
夢の中でさらに夢を見る。ぼんやりしたさま,また,はかないさまのたとえ。

ゆめ=の世

――の世
夢のようにはかないこの世。「すぎ来にしよそぢの春の―はうきよりほかの思ひ出ぞなき/千載(雑上)」

ゆめ=の名残(ナゴリ)

――の名残(ナゴリ)
夢さめてのち,なおその気分の残ること。また見果てぬ夢の残り。夢の跡。「つてに聞く程だに悲し思ひやれほのかに見えし―を/栄花(衣の珠)」

ゆめ=の告げ

――の告げ
夢の中に神仏などが現れて,告げ知らせること。また,そのお告げ。

ゆめ=の夢

――の夢
夢の中で見る夢。きわめてはかないもののたとえ。夢のまた夢。「この世は―」

ゆめ=の跡

――の跡
(1)夢からさめてなおその気分の残ること。夢の名残(ナゴリ)。
(2)現実にあった事が少しの痕跡も残さないで消え去ったことのたとえ。「夏草や兵(ツワモノ)どもが―/奥の細道」

ゆめ=の通い路(ジ)

――の通い路(ジ)
夢の中の道。また,夢の中で行き来すること。夢に見ること。「―人めよぐらむ/古今(恋二)」

ゆめ=の間(マ)

――の間(マ)
夢を見ている間。あっという間。「―に過ぎる」

ゆめ=は五臓(ゴゾウ)のわずらい

――は五臓(ゴゾウ)のわずらい
夢を見るのは五臓の疲労が原因であるということ。夢は五臓六腑の疲れ。

ゆめ=は逆夢(サカユメ)

――は逆夢(サカユメ)
夢に見たことは現実には起こらないことである。悪い夢を見たときに祝い直していう言葉。

ゆめ=を∘見る

――を∘見る
未来について空想する。空想にふける。

ゆめ=を合わす

――を合わ・す
夢の吉凶を判断する。「自ら御―・せられて,たのもしくこそ思しめされけれ/太平記 3」

ゆめ=を描く

――を描・く
未来について空想する。「将来の―・く」

ゆめ=を結ぶ

――を結・ぶ
夢を見る。また,眠る。

ゆめ=を託する

――を託・する
自分の希望を他人にゆだねて期待する。

ゆめあわせ

ゆめあわせ [3] 【夢合(わ)せ】
「夢占(ユメウラ)」に同じ。

ゆめいささか

ゆめいささか 【夢聊か】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って)夢にも。これっぽっちも。いささかも。「君をかくまひ奉るとは,―知らせ申さず/浄瑠璃・日本武尊」

ゆめうつつ

ゆめうつつ【夢現で[に]】
as if in a dream;→英和
half asleep;dreamily.

ゆめうつつ

ゆめうつつ [0] 【夢現つ】
(1)夢と現実。
(2)はっきり目覚めないで,意識がぼんやりしていること。「―の状態」
(3)驚いたり,夢中になったりしてぼんやりしていること。「驚喜のあまり―となる」

ゆめうら

ゆめうら [0] 【夢占】
夢の吉凶を占うこと。夢占い。夢判じ。夢合わせ。むせん。

ゆめうらない

ゆめうらない [3][4] 【夢占い】
⇒ゆめうら(夢占)

ゆめかよう

ゆめかよ・う 【夢通ふ】 (連語)
夢の中で通う。夢の中で行き来する。「―・ふ道さへ絶えぬくれ竹の伏見の里の雪の下をれ/新古今(冬)」

ゆめがたり

ゆめがたり [3] 【夢語り】
(1)夢に見たことを覚めてから後に物語ること。また,その物語。
(2)夢のようにはかない物語。夢物語。

ゆめごこち

ゆめごこち【夢心地で】
as if in a dream.→英和

ゆめごこち

ゆめごこち [3] 【夢心地】
夢を見ているときのような,ぼんやりした心持ち。また,うっとりとした気持ち。

ゆめごころ

ゆめごころ [3] 【夢心】
「夢心地(ユメゴコチ)」に同じ。「我輩―に怪(ケ)しからんと思つてな/社会百面相(魯庵)」

ゆめさき

ゆめさき 【夢前】
兵庫県中南部,飾磨(シカマ)郡の町。姫路市の北に接する。北部に日本三彦山の一つの雪彦(セツピコ)山がある。

ゆめさら

ゆめさら [2][0] 【夢更】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って)少しも。夢にも。「―御心配なされますな/暗夜(一葉)」

ゆめさわがし

ゆめさわが・し 【夢騒がし】 (連語)
悪い夢を見て胸騒ぎがする。「人々も―・しく聞ゆるに,わが御心地もよろしからずおぼしめさるれば/栄花(疑)」

ゆめじ

ゆめじ 【夢二】
⇒竹久(タケヒサ)夢二

ゆめじ

ゆめじ [0] 【夢路】
(1)夢を見ること。また,夢。
(2)夢の中で行き来すること。また,その道。「恋ふれどもあふよのなきは忘草―にさへや生ひ茂るらむ/古今(恋五)」

ゆめじ

ゆめじ【夢路をたどる】
sleep.→英和

ゆめじ=をたどる

――をたど・る
夢を見る。気持ちよく眠る。

ゆめすけ

ゆめすけ 【夢助】
(1)正気もなく遊興にふける者を人名めかしていう語。「色道ふたつに寝ても覚ても―とかへ名よばれて/浮世草子・一代男 1」
(2)よく眠る者,のんきな者などを人名めかしていう語。「寝れば三日も―/浄瑠璃・浦島年代記」

ゆめちがい

ゆめちがい [3] 【夢違い】
「ゆめちがえ(夢違)」に同じ。

ゆめちがい=の貘(バク)の札(フダ)

――の貘(バク)の札(フダ)
〔貘は夢を食うと信じられていたことから〕
近世,夢違えをするために枕の下に敷いた札。正月の初夢に吉夢を見るまじないとしても用いた。

ゆめちがえ

ゆめちがえ [3] 【夢違え】
悪い夢を見たとき,災いを避けるようにまじないをすること。「明日はうらなひ,―,違へても祈りても返らぬ後の悔やみ言/浄瑠璃・氷の朔日(下)」

ゆめとき

ゆめとき [4] 【夢解き】 (名)スル
夢の内容を解釈して吉凶を判断すること。また,それを職業とする人。「帝きさきの御かげに隠るべきさまをのみ―も合はせしかども/更級」

ゆめどの

ゆめどの 【夢殿】
奈良県斑鳩(イカルガ)町の法隆寺東院にある八角堂。739年行信によって造営され,奈良時代の建築様式を伝える。救世(グゼ)観音像を安置している。

ゆめに

ゆめに 【夢に】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って用いる)少しも。いささかも。「我身にあらむこととは―おもはで/蜻蛉(中)」

ゆめにも

ゆめにも [2] 【夢にも】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って用いる)少しも。全然。「―思わなかった」「そんなこととは―知らなかった」

ゆめのいちろべえ

ゆめのいちろべえ 【夢の市郎兵衛】
江戸前期の侠客。放れ駒四郎兵衛の実弟。力士明石志賀之助の天覧相撲で後見人をつとめ,吉原での喧嘩仲裁の際の紫鉢巻が歌舞伎で花川戸助六の扮装となったという伝説的人物。

ゆめのうきはし

ゆめのうきはし 【夢の浮き橋】
〔「玉勝間」によれば,もと,大和(現在の奈良県)の吉野川の名所である「夢の淵(ワダ)」にかけた浮き橋をいったという〕
(1)源氏物語の最後の巻名。第五四帖。宇治十帖の一。薫二八歳の夏の,出家した浮舟に対する遂げられない愛を描く。
(2)夢の中の危ない通路。夢。「春の夜の―とだえして/新古今(春上)」
(3)夢のようにはかない人生。夢のように定めない境遇。「只―浮き沈み,淵瀬をたどる心地して/太平記 18」

ゆめのきゅうさく

ゆめのきゅうさく 【夢野久作】
(1889-1936) 小説家。福岡県生まれ。本名,杉山泰道。雑誌「新青年」に「あやかしの鼓」を投じてデビュー。幻想的でデモーニッシュな世界を描く。著「押絵の奇蹟」「氷の涯」「ドグラ・マグラ」

ゆめのしま

ゆめのしま 【夢の島】
東京湾の埋め立て地の通称。1957年(昭和32)から67年まで廃棄物で埋め立てられた「一四号地」をさす。その後引き続いて埋め立てられている「一五号地」は「新夢の島」と呼ばれている。

ゆめのしろ

ゆめのしろ 【夢の代】
教訓書。一二巻。山片蟠桃著。1820年刊。著者の師中井竹山らの説に基づき,合理主義的な立場から,天文・地理などを啓蒙的に説く。

ゆめののしか

ゆめののしか 【夢野の鹿】
昔,夢野(現在の神戸市兵庫区)にいたという夫婦の鹿。「摂津風土記」にみえる伝説によると,男鹿には別に淡路の野島に妾(メカケ)の鹿があった。ある夜,男鹿は背に雪が降り,すすきが生える夢を見た。本妻の鹿は偽りの夢判断をして,射殺されて塩を塗られる前兆だといって男鹿が妾のもとに行くのをとめたが,男鹿は妾の鹿恋しさに出かけて行き,途中船人に見つけられて射殺されたという。「夜を残す寝覚に聞くぞあはれなる―もかくや鳴くらん/山家(秋)」

ゆめはんじ

ゆめはんじ [3] 【夢判じ】
夢判断。「夢合はせ―などとは,かんなぎ陰陽師の渡世/浄瑠璃・島原蛙合戦」

ゆめはんだん

ゆめはんだん【夢判断をする】
read[interpret]a dream.→英和

ゆめはんだん

ゆめはんだん [3] 【夢判断】
(1)見た夢によって吉凶を判断すること。夢判じ。
(2)精神分析で,見た夢を分析・解釈して,精神状態などを知る手がかりとすること。

ゆめはんだん

ゆめはんだん 【夢判断】
〔原題 (ドイツ) Traumdeutung〕
心理学書。フロイト著。1900年刊。夢を,抑圧された願望の隠された表現ととらえ,自由連想法によりこれを分析・解釈する精神分析学の基本的立場を示す。

ゆめばかり

ゆめばかり 【夢許り】 (副)
(1)(夢かと思われるほど)きわめて少しばかり。「などか今は―の御返りもなき/宇津保(菊の宴)」
(2)(「ゆめばかりも」の形で,下に打ち消しの語を伴って)すこしも。いささかも。「今の世の人の子は―も身の上の事とは知らざりけりな/十六夜」

ゆめばなし

ゆめばなし [3] 【夢話】
「夢語(ユメガタ)り」に同じ。

ゆめびと

ゆめびと 【夢人】
夢に現れた人。夢で会う恋人。「夜こそ契れ―の開けてくやしき浦島が/謡曲・海士」

ゆめまくら

ゆめまくら [3] 【夢枕】
夢を見たときの枕のそば。

ゆめまくら

ゆめまくら【夢枕に立つ】
appear in one's dream.

ゆめまくら=に立つ

――に立・つ
神仏や故人が夢に現れる。

ゆめまぼろし

ゆめまぼろし [0][2] 【夢幻】
夢と幻。きわめてはかない物事のたとえ。「人間五十年下天の内をくらぶれば―のごとくなり/幸若・敦盛」

ゆめみ

ゆめみ [3] 【夢見】
夢を見ること。また,見た夢。「―が悪い」

ゆめみ

ゆめみ【夢見が良い(悪い)】
have a good (bad) dream.

ゆめみ=騒(サワ)がし

――騒(サワ)が・し
夢見が悪くて胸騒ぎがする。不吉な夢を見る。「こよひ―・しく見えさせ給ひつれば/源氏(浮舟)」

ゆめみごこち

ゆめみごこち【夢見心地】
⇒夢心地.

ゆめみごこち

ゆめみごこち [4] 【夢見心地】
夢を見ているような,うっとりした快い気持ち。また,ぼんやりした気持ち。夢ごこち。

ゆめみどり

ゆめみどり [3] 【夢見鳥】
蝶(チヨウ)の異名。

ゆめみる

ゆめ・みる [3][2] 【夢見る】 (動マ上一)[文]マ上一
夢を見る。こうありたいと空想する。「未来の芸術家を―・みる」

ゆめみる

ゆめみる【夢見る】
dream <of> ;→英和
fancy.→英和

ゆめむ

ゆめ・む 【夢む】 (動マ上二)
「夢見る」に同じ。「暫時(シバシ)は永久(トコシエ)の天を―・むと雖も/わかれ(独歩)」

ゆめむし

ゆめむし 【夢虫】
蝶(チヨウ)の異名。

ゆめものがたり

ゆめものがたり [5] 【夢物語】
(1)見た夢の話。夢語り。夢話。
(2)夢のようなはかない話。とりとめのない話。夢語り。

ゆめものがたり

ゆめものがたり 【夢物語】
江戸後期の政治書。一巻。高野長英著。1838年起稿。来航するモリソン号を幕府が打ち払う予定であると聞き,幕府の処置を無謀として批判したもの。戊戌(ボジユツ)夢物語。
→蛮社(バンシヤ)の獄

ゆめものがたり

ゆめものがたり【夢物語】
a fantastic story.

ゆめゆめ

ゆめゆめ
〜…しない never;→英和
not at all;on no account.

ゆめゆめ

ゆめゆめ [0][2] 【努努・夢夢】 (副)
〔副詞「ゆめ(努)」を重ねて強めた語〕
(1)(下に禁止の語を伴って)けっして。きっと。《努努》「―おこたってはならぬ」
(2)(下に打ち消しの語を伴って)ゆめにも。少しも。「―そのような考えはもたない」
(3)つとめて。精を出して。「汝,なほ,―仏を念じ奉り,法花経を受持・読誦し奉るべし/今昔 12」

ゆめゆめし

ゆめゆめ・し 【夢夢し】 (形シク)
〔夢のようにはかない意から〕
はなはだ少しである。「煉貫水の大津酒―・しうござりますれども/浄瑠璃・反魂香」

ゆもじ

ゆもじ [0][1] 【湯文字】
〔「湯具」の文字詞〕
(1)婦人の腰巻。
(2)〔女房詞〕
湯帷子(ユカタビラ)。

ゆもと

ゆもと [3] 【湯元・湯本】
温泉がわき出ている土地。温泉の出るもと。箱根の湯本,日光の湯元などのように地名となっていることが多い。

ゆもと

ゆもと【湯元】
the source of a hot spring.

ゆや

ゆや [2] 【湯屋】
(1)浴室。風呂場。湯殿。
(2)料金を取って入浴させる家。風呂屋。銭湯。公衆浴場。

ゆや

ゆや 【熊野・湯谷】
(1)能の一。作者未詳。三番目物。平宗盛の愛妾熊野は遠江(トオトウミ)国にいる病母のことを案じて暇を乞(コ)うが許されず,清水寺への花見の供をさせられる。しかし,にわかに降り出した村雨に桜花が散るのを見て熊野が詠んだ歌をきいた宗盛は哀れに思って,帰郷を許す。
(2)箏曲の一。山田検校作曲。謡曲「熊野」の後半の詞章に基づいて作曲したもの。

ゆや=松風(マツカゼ)は米の飯(メシ)

――松風(マツカゼ)は米の飯(メシ)
能の「熊野」と「松風」は米の飯のようにだれにでも好まれる名曲である。

ゆやく

ゆやく [0] 【踊躍】 (名)スル
「勇躍(ユウヤク)」に同じ。「独り歓び喜んで―したが/五重塔(露伴)」

ゆやごんげん

ゆやごんげん 【熊野権現】
⇒熊野三所権現(クマノサンシヨゴンゲン)

ゆやじょうるり

ゆやじょうるり [3] 【湯屋浄瑠璃】
〔銭湯ではよく声が響いて,へたな浄瑠璃もじょうずに聞こえることから〕
せいぜい銭湯で自慢げに演じる程度の,へたな芸。

ゆやせ

ゆやせ [0][3] 【湯痩せ】 (名)スル
過度の入浴のために身体がやせること。湯あたりでやせること。

ゆやっこ

ゆやっこ [2] 【湯奴】
湯豆腐。

ゆやど

ゆやど [0] 【湯宿】
温泉場の宿。温泉宿。

ゆやどろぼう

ゆやどろぼう [3] 【湯屋泥棒】
風呂屋で入浴中の客の衣類・金品などを盗む泥棒。板の間かせぎ。

ゆゆしい

ゆゆしい【由々しい】
serious;→英和
grave;→英和
grievous;→英和
deplorable.→英和

ゆゆしい

ゆゆし・い [3] 【忌忌しい・由由しい】 (形)[文]シク ゆゆ・し
□一□そのままほうっておくと,とんでもない結果を引き起こすことになる。容易ならない。「教育上―・い問題」「―・き事態」
□二□
(1)神聖で触れることがはばかられる。おそれ多い。「かけまくもあやに恐(カシコ)し言はまくも―・しきかも/万葉 475」
(2)不吉である。縁起が悪い。「―・しき身に侍れば,かくておはしますも,いまいましうかたじけなく/源氏(桐壺)」
(3)恐ろしい。気味が悪い。「海はなほいと―・しと思ふに/枕草子 306」
(4)普通でない。並はずれている。はなはだしい。「たかき屐子(ケイシ)をさへはきたれば,―・しうたかし/枕草子 12」
(5)堂々としている。立派だ。「(鹿谷ハ)後ろは三井寺に続いて―・しき城郭にてぞありける/平家 1」
(6)すぐれている。すばらしい。りっぱである。「舎人など給はるきはは―・しと見ゆ/徒然 1」
〔神聖の意の「ゆ(斎)」を重ねて形容詞化した語で,□二□(1)が原義〕
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

ゆゆで

ゆゆで 【湯茹で・湯煠で】
入浴すること。湯治(トウジ)。「御―などし,薬きこしめして/栄花(月の宴)」

ゆようせい

ゆようせい [0] 【油溶性】
油脂に溶けこむ性質。油溶性の大きいものは,一般に有機溶剤に溶けやすく,水には溶けにくい。脂溶性。

ゆよく

ゆよく [0] 【油浴】
物体を油にひたして間接的に加熱すること。また,その装置。

ゆよく

ゆよく [0] 【湯浴】
〔化〕 シリコーン油などを一定温度に保ち,その温度によって加熱・保温などを行うこと。また,それに用いる金属製の化学実験用器具。

ゆら

ゆら (副)
(「に」「と」を伴って)物が触れ合って鳴る音を表す語。「石田はおのを作ればかわらと―と鳴る/琴歌譜」「足玉も手玉も―に織る服(ハタ)を/万葉 2065」

ゆら

ゆら 【由良】
(1)兵庫県洲本市の地名。淡路島南東端,紀淡海峡に臨む。古来,紀州と阿波を結ぶ要港。
(2)和歌山県日高郡の町。紀伊水道に面する由良湾に臨む。古くから,「由良のみさき」などと和歌に詠まれた。((歌枕))「―の岬にこの日暮らしつ/万葉 1220」
(3)京都府宮津市の地名。由良川河口に位置し,近世には廻船業が盛ん。
→由良の湊

ゆらい

ゆらい 【由来】
■一■ [0] (名)スル
物事がいつ,何から起こり,どのようにして現在まで伝えられてきたかということ。また,その起源・歴史。いわれ。来歴。「家宝の―を語る」「遠くギリシャに―する建築様式」
■二■ [1] (副)
もともと。本来。「蕎麦の延びたのと,人間の間が抜けたのは―頼母(タノモ)しくないもんだよ/吾輩は猫である(漱石)」

ゆらい

ゆらい【由来】
(1)[根原]the origin;→英和
the source;→英和
history (来歴).→英和
(2)〔副〕originally (もともと).→英和
〜する originate <in> ;→英和
result <from> .→英和

ゆらいがき

ゆらいがき [0] 【由来書(き)】
物事の由来や人の来歴を記した文書。

ゆらう

ゆら・う ユラフ 【緩ふ】 (動ハ下二)
(1)その場所にとどまる。控える。「その日は寄せで―・へたり/平家 1」
(2)控えとどめる。ささえ保つ。「守,つはもの等を―・へんがため,せめ討たず/今昔 25」

ゆらかす

ゆらか・す 【揺らかす】 (動サ四)
玉などを触れ合わせて音をたてる。「御頸珠(ミクビタマ)の玉の緒もゆらに取り―・して,天照大御神に賜ひて詔りたまひしく/古事記(上)」

ゆらがわ

ゆらがわ 【由良川】
京都府北部の川。三国岳に発し丹波高地を西流,福知山盆地から北流して若狭湾に注ぐ。長さ146キロメートル。

ゆらぎ

ゆらぎ [0][3] 【揺らぎ】
(1)ゆらぐこと。ゆれること。「心の―」
(2)ある量が,平均値は一定であるが,瞬間的にはその平均値の近くで変動している現象。または,平均値からのずれ。気体の散乱,微視的な熱運動などにみられる。揺動。

ゆらく

ゆらく [0] 【愉楽】
よろこび楽しむこと。悦楽。

ゆらぐ

ゆら・ぐ [0][2] 【揺らぐ】 (動ガ五[四])
(1)ゆれ動く。基礎がぐらつく。「地震で家が―・ぐ」
(2)安泰でなくなる。危なくなる。「業界トップの地位が―・ぐ」

ゆらぐ

ゆらぐ【揺らぐ】
swing;→英和
sway;→英和
flicker (炎が);→英和
waver (信念が).→英和

ゆらす

ゆら・す [0] 【揺らす】 (動サ五[四])
ゆれるようにする。ゆり動かす。「ぶらんこを大きく―・す」

ゆらつく

ゆらつ・く [0] 【揺らつく】 (動カ五[四])
ゆらゆらとゆれる。ふらつく。「―・いた態度」

ゆらのと

ゆらのと 【由良の門】
(1)兵庫県洲本市由良が臨む紀淡海峡のこと。((歌枕))「夕なぎに―渡る蜑小船(アマオブネ)/無名抄」
(2)京都府北部,由良川の河口。((歌枕))「―を渡るふな人かぢをたえゆくへもしらぬ恋の道かも/新古今(恋一)」

ゆらのみなと

ゆらのみなと 【由良の湊】
京都府北部,由良川河口の港。山椒太夫の伝説の舞台。

ゆらめかす

ゆらめか・す [4] 【揺らめかす】 (動サ五[四])
ゆらめくようにする。ゆり動かす。「小さな蝶が,はた��と脆い羽を―・して/日本北アルプス縦断記(烏水)」

ゆらめき

ゆらめき [0] 【揺らめき】
ゆらめくこと。「光の―」

ゆらめく

ゆらめく【揺らめく】
⇒揺らぐ.

ゆらめく

ゆらめ・く [3] 【揺らめく】 (動カ五[四])
ゆらゆらする。ゆらぐ。「水に―・くネオンの光」「地平に―・く陽炎(カゲロウ)」

ゆらゆ

ゆら・ゆ 【揺らゆ】 (動ヤ下二)
ゆらゆらとよろめく。ひるむ。「突かれて―・ゆる間に/平治(中・古活字本)」
〔ハ行下二段動詞「ゆらふ」から転じて中世ごろから用いられた語。終止形は「ゆらゆる」の形も用いられる〕

ゆらゆら

ゆらゆら [1] 【揺ら揺ら】 (副)スル
(1)あまり小刻みでなく,物がゆれるさま。「風でぶらんこが―(と)ゆれる」「地震で家が―(と)する」
(2)ゆっくりと。「くつわ虫―思へ秋の野の藪のすみかは長き宿かは/好忠集」

ゆらら

ゆらら 【揺らら】 (形動ナリ)
(1)物が触れ合って鳴るさま。「手に巻ける玉も―に白たへの袖振る見えつ/万葉 3243」
(2)ゆっくりとゆれ動くさま。

ゆららか

ゆららか 【揺ららか】 (形動ナリ)
ゆらゆらとゆれ動くさま。「髪の打ちたたなはりて―なるほど/枕草子(四三・能因本)」

ゆらり

ゆらり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)ゆっくりと大きくゆれ動くさま。「舟が―とゆれる」
(2)ゆったりとしたさま。「大きな椅子に―と凭(モタ)るる…老紳士は/社会百面相(魯庵)」

ゆらりゆらり

ゆらりゆらり [2] (副)
ゆっくりと続けてゆれ動くさま。「ボートが―(と)波間に漂っている」

ゆられる

ゆら・れる [0] 【揺られる】 (動ラ下一)
〔動詞「ゆる」の未然形に受け身の助動詞「れる」の付いたものから〕
ゆり動かされる。「バスに―・れて町へ行く」「波に―・れる」

ゆらんかん

ゆらんかん [0][2] 【輸卵管】
⇒卵管(ランカン)

ゆらんかん

ゆらんかん【輸卵管】
《動》the oviduct.→英和

ゆり

ゆり 【由利】
姓氏の一。

ゆり

ゆり [0] 【百合】
(1)ユリ科の多年草で,主としてユリ属の鱗茎(リンケイ)植物をさす。葉は線形・披針形・卵形などで互生,時に輪生。芳香ある漏斗状の花を総状または散状花序につけ,あるいは単生する。ヤマユリ・カノコユリ・ササユリ・オニユリなど,および別属のウバユリ・クロユリなど。明治から大正にかけて欧米に輸出された。[季]夏。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は赤,裏は朽葉(クチバ)色。夏用いる。

ゆり

ゆり【百合】
a lily;→英和
a lily bulb (球根).

ゆり

ゆり [0] 【揺り】
(1)ゆれ動くこと。ゆらすこと。
(2)(謡曲その他の歌謡で)長くのばして,声をゆらすようにするうたい方。ゆり節。ゆり調子。

ゆり

ゆり 【後】
のち。後刻。「灯火(トモシビ)の光に見ゆるさ百合花―も逢はむと思ひそめてき/万葉 4087」

ゆり

ゆり (格助)
〔上代語〕
時間的・空間的起点を示す。から。「恐(カシ)きや命被(カガフ)り明日―や草(カエ)がむた寝む妹(イム)なしにして/万葉 4321」「おしてるや難波の津―舟装ひ我(アレ)は漕ぎぬと妹に告ぎこそ/万葉 4365」「皇朕高御座に坐し初めし―今年に至るまで/続紀(天平一宣命)」
〔(1)上代には,この語とほとんど同じ用法をもつ格助詞に「ゆ」もある。語源については,「ゆり」の省略形として「ゆ」が生じたとする説と,「ゆ」から「ゆり」が派生したとする説とがある。また「ゆり」は,「後(ノチ)」の意の名詞「ゆり(後)」から出たものともいわれる。(2)この語は,「万葉集」と「続日本紀」の宣命とに用例が見られるだけで,用法もごく限られている〕
→ゆ(格助)
→よ(格助)
→より(格助)

ゆりあげる

ゆりあ・げる [4] 【揺り上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ゆりあ・ぐ
ゆり動かして上げる。ゆすってあげる。「宮はシオールを―・げて鼻の半(ナカバ)まで掩ひ隠しつ/金色夜叉(紅葉)」

ゆりあわす

ゆりあわ・す 【揺り合はす】 (動サ下二)
(1)二つのものを合わせてゆり動かす。「射向けの袖を真向にあてて,鐙(アブミ)をつねに―・せよ/盛衰記 35」
(2)ゆり動かしてすき間のないようにする。「鎧(ヨロイ)の射向けの袖―・せ/太平記 32」

ゆりいす

ゆりいす [0] 【揺り椅子】
脚の下に弓形の底木のある椅子。座って前後にゆり動かせる。ロッキング-チェア。

ゆりいす

ゆりいす【揺り椅子】
a rocking chair.

ゆりいた

ゆりいた [0] 【揺り板】
玄米に混じった籾(モミ)などを選別する農具。浅い木箱の前方をひもでつり,後方の取っ手を持ってゆり動かし,籾を浮かせる。
揺り板[図]

ゆりうごかす

ゆりうごか・す [5] 【揺り動かす】 (動サ五[四])
(1)ゆすぶって動かす。ゆらす。「木の枝を―・す」
(2)ゆさぶる。動揺させる。「世界を―・した大事件」
[可能] ゆりうごかせる

ゆりうごかす

ゆりうごかす【揺り動かす】
⇒揺るがす.

ゆりおこす

ゆりおこす【揺り起こす】
shake <a person> up.

ゆりおこす

ゆりおこ・す [4] 【揺り起(こ)す】 (動サ五[四])
体をゆすって目をさまさせる。「急いで―・す」

ゆりおとす

ゆりおと・す [4] 【揺り落(と)す】 (動サ五[四])
ゆらして落とす。ゆさぶって落とす。「栗の実を―・す」

ゆりおとす

ゆりおとす【揺り落とす】
shake down.

ゆりか

ゆりか [0] 【百合科】
単子葉植物の一科。世界に約二五〇属三七〇〇種がある。多年草で,多くは根茎・鱗茎(リンケイ)がある。まれに低木または高木。普通,花は両性で放射相称,花被片は内外三個ずつでほぼ同形。蒴果(サクカ)または液果(エキカ)を結ぶ。ネギ属とアスパラガスが食用,アロエ・コルチカムは薬用。観賞用にオモト・スズラン・バイモ・ハラン・テッポウユリ・ヒヤシンス・チューリップなどがある。

ゆりかえし

ゆりかえし [0] 【揺り返し】
(1)ゆりかえすこと。反動。
(2)地震で,大きな震動のあと,それに関連して起こる小さな震動。余震。ゆりもどし。

ゆりかえし

ゆりかえし【揺り返し】
an aftershock (地震の);→英和
(a) reaction (反動).→英和

ゆりかえす

ゆりかえ・す [3] 【揺り返す】 (動サ五[四])
(1)ゆれた反動で,もう一度ゆれる。
(2)地震のあとで余震が起きる。

ゆりかご

ゆりかご [0] 【揺り籠】
幼児を入れてゆり動かす籠。揺籃(ヨウラン)。

ゆりかご

ゆりかご【揺り篭】
a cradle.→英和

ゆりかご=から墓場まで

――から墓場まで
生涯にわたり社会保障が実施されること。第二次大戦後,イギリス労働党が福祉社会実現の標語として以来,社会福祉の徹底を表す語となる。

ゆりかもめ

ゆりかもめ [3] 【百合鴎】
チドリ目カモメ科の水鳥。全長約40センチメートル。体は全白で翼上面は青灰色,くちばしと脚が赤く美しい。頭部が夏羽では黒色,冬羽では白くなる。ユーラシア中北部で繁殖。日本には冬鳥として各地に渡来。在原業平(アリワラノナリヒラ)の歌で有名な隅田川の「みやこどり」はこの鳥をさす。東京都の鳥。
→都鳥(ミヤコドリ)(2)
百合鴎[図]

ゆりがね

ゆりがね [0] 【淘金】
砂金の混じっている土砂を,水中でゆり動かして砂金だけを選びとること,またその砂金。

ゆりきみまさ

ゆりきみまさ 【由利公正】
(1829-1909) 政治家。福井藩出身。はじめ三岡(ミツオカ)石五郎。通称は八郎。藩政を担当して,外国貿易・物産振興に活躍。新政府で太政官札を発行するなど,財政家として手腕をふるった。五箇条の誓文の第一起草者。元老院議員。貴族院議官。

ゆりずいせん

ゆりずいせん [3] 【百合水仙】
アルストロメリアの別名。

ゆりつ

ゆりつ [0] 【輸率】
電解液中であるイオンが運ぶ電気量の,全イオンの運ぶ電気量に対する割合。各イオンの輸率の総和は一になる。

ゆりね

ゆりね [0] 【百合根】
ユリの鱗茎(リンケイ)。オニユリ・ヒメユリ・ヤマユリの鱗茎は食用。

ゆりのき

ゆりのき [3] 【百合木】
モクレン科の落葉高木。北アメリカ原産。街路樹・庭木などに植える。葉は柄が長く,浅く四裂して,半纏(ハンテン)に似た形になる。初夏,枝頂にチューリップに似た緑黄色の花を上向きに開く。半纏木(ハンテンボク)。チューリップの木。
百合木[図]

ゆりもどし

ゆりもどし [0] 【揺り戻し】
(1)「揺り返し{(2)}」に同じ。
(2)相撲で「呼び戻し」のこと。

ゆりょう

ゆりょう [0] ―リヤウ 【油糧】 ・ ―レウ 【油料】
油脂・油かすなどの総称。

ゆりょう

ゆりょう [0] 【湯量】
温泉からわき出る湯の量。

ゆりょうさくもつ

ゆりょうさくもつ [5] 【油料作物】
油の採取を目的とする作物。ナタネ・ゴマ・ラッカセイ・オリーブ・ダイズなど。

ゆりる

ゆ・りる 【許りる】 (動ラ上一)[文]ラ上二 ゆ・る
(1)ゆるされる。許可される。赦免される。「貴方(アナタ)の御勘当が―・りてから/怪談牡丹灯籠(円朝)」
(2)親しくなる。うちとける。くつろぐ。「今は心も―・りて/浮世草子・男色大鑑 5」

ゆりわ

ゆりわ [0] 【揺り輪】
(1)米と籾(モミ)を揺り分けるときに使う浅い桶(オケ)。
(2)頭に物をのせて運ぶ際,頭に敷く丸い輪。

ゆりわかだいじん

ゆりわかだいじん 【百合若大臣】
幸若舞の一。蒙古(ムクリ)の来寇(ライコウ)に際し功のあった百合若大臣は,筑紫の国司となる。朝命で再び戦におもむき,その帰路逆臣により孤島にとり残されるが,故郷の妻の放った鷹に血書を託して無事を知らせる。やがて沖を通りかかった船に助けられて故郷に帰り,逆臣を罰する。説経にもとり入れられ,また,各地に説話として分布。のちに近松の「百合若大臣野守鏡」などに脚色された。

ゆりわける

ゆりわ・ける [4] 【揺り分ける・淘り分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ゆりわ・く
水の中で揺すりながら選別する。

ゆりわさび

ゆりわさび [3] 【百合山葵】
アブラナ科の柔らかい多年草。山中の水辺に自生。根葉は柄があり,腎円形。春,茎頂に白花を一〇個内外総状につける。ワサビと同属。

ゆる

ゆ・る 【許る】
■一■ (動ラ上二)
⇒ゆりる(許)
■二■ (動ラ下二)
⇒ゆれる(許)

ゆる

ゆ・る 【揺る・淘る・汰る】
■一■ (動ラ四)
(1)ゆすり動かす。ゆさぶる。《揺》「身を―・りて舞ふよしをする也/名語記」「波に―・らるる沖つ船/曾我 9」
(2)水中などで,ゆさぶりながら選別する。《淘・汰》「金くだけて灰にまじる。水に入れて―・れば失することなし/海道記」
(3)ゆれ動く。「御髪(ミグシ)は…ひまなく―・りかかりて,玉光るやうに見え給ふ/宇津保(蔵開上)」「地ガ―・ル/日葡」
〔現代語では,受け身の「ゆられる」のほか,「ゆり動かす」「ゆりかご」「ゆりもどし」など,複合語でのみ用いられる〕
■二■ (動ラ下二)
⇒ゆれる

ゆる

ゆる 【緩】 (形動ナリ)
(1)ゆるやか。ゆっくり。「花さそふ風―に吹ける夕暮に,花雪のごとく降れるに/宇津保(国譲下)」
(2)ゆるがせにするさま。おろそかにするさま。「いかに者共,いくさをば―に仕(ツカマツ)るぞ/平家 8」
(3)ゆるいさま。「琴の緒もいと―に張りて/源氏(若菜上)」

ゆるい

ゆる・い [2] 【緩い】 (形)[文]ク ゆる・し
(1)物の締まり方が足りない。きつくない。
⇔かたい
「ベルトが―・い」「ねじが―・い」
(2)行動に対する規制が弱い。きびしくない。「規制が―・い」「取り締まりが―・い」
(3)水分が多くて固さが足りない。軟らかい。「絵の具を―・く溶かす」「大便が―・い」
(4)速度がゆっくりしている。また,勢いが弱い。「―・いテンポ」「三月ばかりの夕暮に―・く吹きたる雨風/枕草子 197」
(5)曲がり方や傾斜度が少ない。急でない。「勾配が―・い」
(6)心の緊張が足りない。だらけている。「心―・く懈怠ならん人/発心 7」
(7)寛大である。心がゆったりしている。「―・くしてやはらかなる時は,一毛も損ぜず/徒然 211」
[派生] ――さ(名)

ゆるい

ゆるい [1] 【油類】
油に属するもの。あぶら類。

ゆるい

ゆるい【緩い(く)】
loose(ly);→英和
slow(ly) (速力);→英和
generous(ly) (寛大);→英和
gentle(-tly) (傾斜など).→英和

ゆるか

ゆるか 【緩か】 (形動ナリ)
「ゆるやか(緩)」に同じ。「たもとにさえし風―なり/夫木 1」

ゆるかしい

ゆるかし・い 【緩かしい】 (形)[文]シク ゆるか・し
〔「ゆるがしい」とも。近世語〕
寛大である。ゆとりがある。ゆったりしている。「かく―・きお暮しなら都の事も思し召し/浄瑠璃・千本桜」「催促も質屋のするは―・い/柳多留(初)」

ゆるがす

ゆるが・す [3][0] 【揺るがす】 (動サ五[四])
ゆり動かす。ゆする。「天地を―・す大音響」

ゆるがす

ゆるがす【揺るがす】
shake;→英和
swing;→英和
sway.→英和

ゆるがせ

ゆるがせ【忽せにする】
neglect;→英和
disregard;→英和
make light of;slight.→英和

ゆるがせ

ゆるがせ [0] 【忽せ】 (形動)[文]ナリ
〔「いるかせ」の転。古くは「ゆるかせ」〕
(1)物事をいいかげんにするさま。なおざりにするさま。「―にする」「一字たりとも―にできない」
(2)厳しくないさま。ゆったりしたさま。「時に連歌の掟を―にして俳諧といふも,これ歌道の一体なり/浮世草子・織留 3」「世を―に暮しける/浄瑠璃・千本桜」

ゆるぎ

ゆるぎ [0][3] 【揺るぎ】
ゆれ動くこと。不安定なこと。「小―だにしない」
→ゆるぎない

ゆるぎありく

ゆるぎあり・く 【揺るぎ歩く】 (動カ四)
ゆるゆると歩きまわる。「あはれ,いみじう―・きつるものを/枕草子 9」

ゆるぎない

ゆるぎな・い [4] 【揺るぎ無い】 (形)[文]ク ゆるぎな・し
ゆらぐことがない。不動である。「政界に―・い地盤を築く」

ゆるぎのいた

ゆるぎのいた 【揺の板】
当世具足の鎧(ヨロイ)の前腰にある草摺(クサズリ)の称。まえいた。

ゆるぎのいと

ゆるぎのいと 【揺の糸】
当世具足の衡胴(カブキドウ)と草摺(クサズリ)をつなぐ縅毛(オドシゲ)。大鎧(オオヨロイ)や腹巻などと異なり,長めになっている。

ゆるぎのもり

ゆるぎのもり 【万木の森】
現在の滋賀県高島郡安曇(アド)川町にあった森。「鷺」とともに和歌に詠まれることが多かった。((歌枕))「高島や―の鷺すらも/古今六帖 6」

ゆるぐ

ゆるぐ【揺るぐ】
waver;→英和
shake.→英和
揺るがない firm;→英和
secure;→英和
steady.→英和

ゆるぐ

ゆる・ぐ [2][0] 【揺るぐ】 (動ガ五[四])
(1)ゆれ動いて不安定になる。ぐらつく。ゆらぐ。「社長の座が―・ぐ」
(2)心が動く。気が変わる。ゆらぐ。「信念が―・ぐ」

ゆるし

ゆるし [3] 【許し・赦し・聴し】
(1)許可すること。承知すること。認可。「親の―を得る」
(2)罪や過失などをゆるすこと。大目にみてとがめないこと。容赦。「―を請う」
(3)茶の湯・生け花などの芸道で,師匠が弟子にその道の奥義を授けること。「―を取る」「奥―」

ゆるし

ゆるし【許し】
⇒許可.〜を請う ask for a person's permission[leave];beg a person's pardon (容赦).

ゆるし

ゆる・し 【緩し】 (形ク)
⇒ゆるい

ゆるしいろ

ゆるしいろ 【許し色・聴し色】
中古,だれでも自由に着用できた衣服の色で,紅色や紫色の淡い色。許しの色。「―のいみじくかうばしきに/落窪 2」
→禁色(キンジキ)

ゆるししろ

ゆるししろ [3][0] 【許し代】
⇒公差(コウサ)(2)

ゆるしじょう

ゆるしじょう [0][3] 【赦し状】
「赦し文(ブミ)」に同じ。

ゆるしないりょく

ゆるしないりょく [4] 【許し内力】
⇒許容応力(キヨヨウオウリヨク)

ゆるしのひせき

ゆるしのひせき 【ゆるしの秘跡】
カトリック教会のサクラメントの一。人がその罪を認め,公に言葉で表すことによって,神のゆるしを得ること。悔悛(カイシユン)。告解。

ゆるしの秘跡

ゆるしのひせき 【ゆるしの秘跡】
カトリック教会のサクラメントの一。人がその罪を認め,公に言葉で表すことによって,神のゆるしを得ること。悔悛(カイシユン)。告解。

ゆるしぶみ

ゆるしぶみ [3][0][4] 【赦し文】
(1)罪をゆるすことをしるした文書。赦免状。赦し状。
(2)許可状。

ゆるす

ゆる・す [2] 【許す・赦す・聴す】 (動サ五[四])
〔「緩(ユル)し」「緩ふ」と同源〕
(1)罪や過失を,とがめだてしないことにする。また,服役中の人を放免する。《許・赦》「今度だけは―・してやる」「子供をだますなんて絶対に―・せない」
(2)願い・申し出などをききいれて,願いどおりにさせる。認める。許可する。《許・聴》「大学へ行きたかったのだが,父が―・さなかった」「医者から一時帰宅を―・された」
(3)ある行為を,さしつかえないと認める。《許》「屋敷への出入りを―・される」
(4)義務や負担を免除する。《許・赦》「税を―・す」
(5)相手のはたらきかけに対し,思いどおりにさせる。《許》「敵の侵入を―・す」「肌を―・す」
(6)他に対する警戒心をゆるめる。《許》「気を―・す」「心を―・す」
(7)その人をとりまく状況が,ある事を可能にする。《許》「時間が―・すならもう少し述べたいことがある」「予算が―・せばもっと広い家を買いたかった」「延期は状況が―・さない」
(8)すぐれた存在であると認める。《許》「第一人者として自他ともに―・す」
(9)ある水準に達したと認める。《許・赦》「免許皆伝を―・す」
(10)強く締めたり,引いたりしたものをゆるめる。「猫の綱―・しつれば/源氏(若菜上)」
(11)手放す。自由にする。「夕狩に千鳥踏み立て追ふごとに―・すことなく/万葉 4011」
[可能] ゆるせる

ゆるす

ゆるす【許す】
(1)[許可]let <a person do> ;→英和
allow[permit] <a person to do> ;→英和
grant (願いを);→英和
admit (認める);→英和
[免除]exempt[excuse] <from> .→英和
(2)[免許]license;→英和
authorize.→英和
(3)[容赦]forgive;→英和
pardon;→英和
excuse;→英和
[放免]release;→英和
let go;set free.(4)[心を]trust;→英和
[気を]be off one's guard.(5)[事情が]afford;→英和
[得点などを]allow[yield] <two hits> .
許しがたい inexcusable;→英和
impermissible.

ゆるび

ゆるび 【緩び】
〔動詞「ゆるぶ」の連用形から〕
ゆるくなること。「世に心―なく,うしと思ひつるを/蜻蛉(中)」

ゆるふん

ゆるふん [0] 【緩褌】
〔「ふん」は「ふんどし(褌)」の略〕
(1)ふんどしの締め方のゆるいこと。特に,相撲でまわしの締め方のゆるいこと。
(2)(転じて)心構えのいいかげんなこと,気持ちのたるんでいること。また,その人。

ゆるぶ

ゆる・ぶ 【緩ぶ・弛ぶ】
■一■ (動バ四)
〔「緩し」「許す」と同源。古くは「ゆるふ」〕
(1)ゆるむ。ゆるくなる。「箏の御琴は―・ぶとなけれど/源氏(若菜下)」
(2)心がゆるむ。おこたる。「いみじう思ふ人も,かばかりになりぬれば,おのづから―・ぶ気色もあるを/源氏(夕霧)」
(3)おおらかである。ゆったりしている。「おぼし沈みつる年頃の名残なき御有様にて心―・び給ふ事もおほかるに/源氏(蛍)」
(4)氷などがとける。「うは氷あはにむすべる紐なればかざす日かげに―・ぶばかりを/枕草子 90」
(5)寒さなどがやわらぐ。「昼になりてぬるく―・びもていけば/枕草子 1」
■二■ (動バ下二)
(1)ゆるやかにする。ゆるめる。「少し(調伏ノ手ヲ)―・べ給へや/源氏(葵)」
(2)気持ちをゆるめる。気をゆるくする。「むげにうち―・べ見放ちたるも,心やすくらうたきやうなれど/源氏(帚木)」

ゆるまる

ゆるま・る [3] 【緩まる】 (動ラ五[四])
ゆるくなる。おだやかになる。「規制が―・る」

ゆるみ

ゆるみ [3] 【緩み・弛み】
ゆるむこと。また,その程度。「気の―」「風紀の―」

ゆるみ

ゆるみ【緩み】
looseness;→英和
relaxation;→英和
relief (安堵).→英和

ゆるむ

ゆる・む [2] 【緩む・弛む】
〔「ゆるぶ」の転〕
■一■ (動マ五[四])
(1)強く締めつけられた状態にあったものなどが,たるんでゆるくなる。ゆるぶ。「ロープが―・んで積み荷がくずれ落ちた」「桶(オケ)のたがが―・む」「靴のひもが―・む」[日葡]
(2)普通の固さよりもやわらかくなる。「長雨で地盤が―・む」「きのうから少しおなかが―・んでいる」
(3)(「口もとがゆるむ」の形で)きちんとつぐんでいた口があいて,笑い顔になる。「口もとが思わず―・んだ」
(4)精神の緊張が弱くなる。たるむ。「気が―・んだせいか,疲れがどっと出た」「夏休みの間は気持ちが―・みがちだ」
(5)規制・取り締まり・警戒のしかたが弱くなる。ゆるくなる。「規制が―・む」「党の綱紀が―・む」
(6)気候のきびしさが弱まる。「寒さもようやく―・んできた」
(7)しっかりしていた相場・値段が安くなる。
■二■ (動マ下二)
⇒ゆるめる
[慣用] 箍(タガ)が―・螺子(ネジ)が―

ゆるむ

ゆるむ【緩む】
loosen;→英和
become[get]loose;abate (寒さなどが);→英和
relax (気が).→英和

ゆるめ

ゆるめ [0] 【緩め】 (名・形動)[文]ナリ
少しゆるいと思われる・こと(さま)。「ひもを―に結ぶ」「―のふたをかぶせる」

ゆるめる

ゆる・める [3] 【緩める・弛める】 (動マ下一)[文]マ下二 ゆる・む
(1)強く締めつけていたものなどの力を弱める。ゆるくする。
⇔しめる
「ねじを―・める」「少し縄を―・める」
(2)精神の緊張を弱くする。「相手をあなどって気を―・める」
(3)規制・取り締まりなどを弱くする。緩和する。ゆるくする。「交通規制を―・める」「警戒を―・める」
(4)速度を弱める。「スピードを―・める」

ゆるめる

ゆるめる【緩める】
loosen;→英和
unfasten;→英和
relax (気を);→英和
slow down (速度を);ease (楽にする).→英和

ゆるやか

ゆるやか [2] 【緩やか】 (形動)[文]ナリ
(1)物の締まり方がきつくなくゆとりのあるさま。「―な衣服」
(2)速度がゆっくりしているさま。「―な川の流れ」
(3)行動に対する規制が厳重でないさま。「取り締まりが―になる」
(4)曲がり方や傾斜度が少ないさま。「―な坂道」
[派生] ――さ(名)

ゆるやか

ゆるやか【緩やかな】
loose (緩んだ);→英和
mild (穏やかな);→英和
[寛大な]generous;→英和
lenient;→英和
slow (のろい);→英和
gentle (坂などが).→英和

ゆるゆる

ゆるゆる 【揺る揺る】 (副)
ゆれ動くさま。ゆらゆら。「此の家―とゆるぎて,つひに柱の根ぬけぬ/発心 4」

ゆるゆる

ゆるゆる 【緩緩】
■一■ [1][3] (副)スル
(1)急がずゆっくり動くさま。「行列が―と進む」
(2)のんびりくつろいださま。急がないさま。「今日は濁り酒で―やりましょう」「心ノ―トシタ人ヂャ/日葡」
(3)やわらかくなるさま。「彼の堅かりける物―となりて/沙石 7」
(4)髪の毛がふさふさしたさま。「髪のひまなうこりあひて,裳の裾に―とひかれたるさまなど/寝覚 3」
(5)物が伸び広がるさま。「庭のまま―生ふる夏草を分けてばかりにこむ人もがな/和泉式部集」
■二■ [0] (形動)[文]ナリ
(1)ゆるんでいるさま。「―のズボン」「やせて今までの洋服が―になる」
(2)おだやかなさま。「世間の―な時は,文人がよい/史記抄 10」

ゆるらか

ゆるらか 【緩らか】 (形動ナリ)
(1)「ゆるやか{(1)}」に同じ。「紺地の袴のくくり―に寄せさせ/曾我 9」
(2)「ゆるやか{(2)}」に同じ。「―に幾尺の水晶の念珠を引くときは,ムルデの河もしばし流をとどむべく/文づかひ(鴎外)」「白虹日を貫けり,太子おぢたりといと―にうちずしたるを/源氏(賢木)」
(3)(髪が)ゆたかなさま。「髪のうちたたなはりて―なる程,長さおしはかられたるに/枕草子 36」

ゆるり

ゆるり
「いろり(囲炉裏)」に同じ。「―ヲキル/日葡」

ゆるり

ゆるり [2][3] 【緩り】 (副)
(多く「と」を伴って)
(1)くつろいでいるさま。らくに。「ご―とお休み下さい」
(2)いそがず,ゆっくりしたさま。「―と参ろう」

ゆるりと

ゆるりと
⇒ゆっくり.

ゆるるか

ゆるるか 【緩るか】 (形動ナリ)
「ゆるらか」に同じ。「髪―にいと長く,めやすき人なめり/源氏(若紫)」

ゆれ

ゆれ [0] 【揺れ】
(1)ゆれること。ゆれる程度。動揺。「心の―」「―が大きい」
(2)一つの言語において,ある語が同一時期に,語形・発音・アクセント・語法・表記などの面で,二つの形あるいは言い方が共存して用いられている現象。例えば,「にほん」と「にっぽん」,「フイルム」と「フィルム」,「十分」と「充分」,「様子」と「容子」などの類。

ゆれ

ゆれ【揺れ】
shaking;jolting (馬車などの);a shock;→英和
[船の]rolling (横揺れ);→英和
pitching (縦揺れ).

ゆれうごく

ゆれうご・く [4] 【揺れ動く】 (動カ五[四])
(1)物がゆらゆらと動く。「葦(アシ)が風に―・く」
(2)絶えず動揺し,変化する。「―・く世界情勢」「心が―・く」

ゆれも

ゆれも [0] 【揺藻】
藍藻類ユレモ目の淡水藻。池・田・排水溝の底などに生じ,約一〇〇種が知られる。細菌に似て細胞内の分化の度が低く,分裂により繁殖する。糸状で先端が左右にゆれ動くところからこの名がある。アイミドロ。

ゆれる

ゆれる【揺れる】
shake;→英和
sway;→英和
rock;→英和
swing;→英和
tremble;→英和
quake;→英和
flicker (炎が);→英和
jolt (ぐいと);→英和
[船が]roll (横に);→英和
pitch (縦に).→英和

ゆれる

ゆ・れる [0] 【揺れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ゆ・る
〔近世以降の語〕
(1)ある点を中心として前後,左右,上下などに動く。「木の枝が―・れる」「船が―・れる」「ぶらんこが―・れる」
(2)(本来一定しているはずのものが)一定しない状態にある。「判断の基準が―・れる」

ゆれる

ゆ・れる [2] 【許れる・赦れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ゆ・る
罪などがゆるされる。赦免となる。「罪ガ―・レタ/ヘボン(三版)」

ゆわ∘う

ゆわ∘う ユハフ 【結はふ】 (連語)
〔動詞「結ふ」に反覆継続の助動詞「ふ」の付いた語〕
むすんでおく。しばっておく。「革をもて掌(タナウラ)をうがち―∘ふ/日本書紀(天智訓)」

ゆわいつける

ゆわいつ・ける ユハヒ― [5][2] 【結わい付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ゆはひつ・く
むすびつける。ゆわえつける。「四足をくいへ―・けられてポンコツをきめられて/安愚楽鍋(魯文)」

ゆわう

ゆわ・う ユハフ 【結はふ】 (動ハ下二)
⇒ゆわえる

ゆわえつける

ゆわえつ・ける ユハヘ― [5][2] 【結わえ付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ゆはへつ・く
(1)むすびつける。ゆわいつける。「おみくじを木に―・ける」
(2)(ひもなどを)むすびなれている。

ゆわえる

ゆわ・える ユハヘル [3] 【結わえる】 (動ア下一)[文]ハ下二 ゆは・ふ
むすぶ。しばる。ゆわく。「小包みをひもで―・える」

ゆわえる

ゆわえる【結わえる】
bind;→英和
fasten;→英和
tie.→英和

ゆわかし

ゆわかし [2] 【湯沸かし】
湯をわかすための器具。多く,やかんなど金属製のものをいう。

ゆわかし

ゆわかし【湯沸し】
a kettle.→英和
湯沸器 <米> a water heater; <英> a geyser.→英和

ゆわく

ゆわ・く ユハク [2] 【結わく】 (動カ五[四])
むすぶ。ゆわえる。「ひもで手足を―・く」
[可能] ゆわける

ゆわたおび

ゆわたおび ユハタ― [4] 【結肌帯】
岩田帯(イワタオビ)。[ヘボン(三版)]

ゆんぜい

ゆんぜい [0] 【弓勢】
〔「ゆみぜい」の転〕
弓を引き張る力。弓を射る力の強さ。「いみじく―射る者なりとも射つけずして箭は道に落つべき也/今昔 25」

ゆんた

ゆんた
〔「結い歌」あるいは「読み歌」からという〕
沖縄県八重山地方の民謡。多く労働の場で男女掛け合いで唄われる。内容は恋愛・生産に関するものなど,カニや猫などの小動物を唄ったものなどがある。「安里屋(アサドヤ)ゆんた」が知られる。

ゆんだけ

ゆんだけ 【弓丈】
〔「ゆみだけ」の転〕
弓の長さ。近世では普通,七尺五寸。弦(ツル)を張らない弓の本筈(モトハズ)から末筈(ウラハズ)までを一杖(ヒトツエ)として,長さの単位とすることがあった。「六野太をつかうで―ばかり投げのけられたり/平家 9」

ゆんづえ

ゆんづえ 【弓杖】
〔「ゆみづえ」の転〕
(1)「ゆみづえ(弓杖)」に同じ。「―つゐて,馬の息をつかせ給ひしかば/平治(中)」
(2)「ゆんだけ(弓丈)」に同じ。「―五杖ばかり安々と投げ渡す/太平記 10」

ゆんで

ゆんで [0][1] 【弓手】
〔「ゆみて」の転。弓を持つ方の手の意〕
(1)左の手。「馬手(メテ)に血刀,―に手綱」
(2)左の方。「―になしては射て通り/平家 11」
⇔馬手(メテ)

ゆんべ

ゆんべ [3] 【昨夜】
「ゆうべ(夕)」の転。「―のお酒をつけますから/当世書生気質(逍遥)」
〔副詞の場合,アクセントは (0)〕


(1)五十音図ヤ行第五段の仮名。硬口蓋と前舌との間を狭めて発する半母音と後舌の半狭母音とから成る音節。
(2)平仮名「よ」は「與」の略体「与」の草体。片仮名「ヨ」も「與」の略体「与」の末三画。
〔奈良時代までは,上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり,発音上区別があったとされる〕

よ【夜】
a night;→英和
an evening.→英和
〜に at night;on the night <of the tenth> ;in the evening.〜が明ける It dawns./Day breaks[dawns].〜が更ける It gets late.〜が更けるまで till late at night.〜を明かす pass a night;→英和
sit[stay]up all night (徹夜).

よ [1] 【夜】
日没から日の出までの間。太陽が沈んでいて暗い間。よる。「―があける」「―がふける」
→夜の目

よ【余】
[以上]more than;over;→英和
above.→英和

よ [1] 【余・予】 (代)
一人称。われ。わたくし。やや尊大な,または,改まった言い方として男子が用いる。「―の説くところをよく理解せよ」

よ [1][0] 【余】
(1)それ以上であること。(「…の余」の形で多く用いる)「二年の―闘病生活を続ける」「百人の―の参加者」
(2)それ以外であること。それ以外のもの。「―の件については知らない」
→余の儀
(3)あまったもの。あまり。余分。
(4)数量を表す語に付いて,その数より少し多い意を表す。おおよその数をあげて端数を漠然という場合に用いる。あまり。有余。「十―年の歳月」「三〇人―の人」

よ [1] 【輿】
こし。たごし(手輿)。「ゆる��―を舁(カ)かせて来たので/寒山拾得(鴎外)」

よ 【枝】
えだ。一説に,花びらの意ともいう。「この花の一―のうちは百種の/万葉 1457」

よ【世】
(1)[世の中]the world;→英和
life (人生).→英和
(2)[時代]the age;→英和
the era;→英和
the times.〜に出る start in life;rise[get on]in the world (出世).
〜の常[習い]the way of the world.〜を渡る get along in the world.〜を捨てる forsake the world.〜を去る die;→英和
pass away.

よ 【節】
(1)竹や葦(アシ)の茎の,節(フシ)と節との間。「竹とるに,節(フシ)を隔てて―ごとに金ある竹を見つくる事かさなりぬ/竹取」
(2)転じて,節(フシ)。「大なる竹の―を通して入道の口にあて/平治(上)」

よ [1] 【四】
(1)し。よっつ。数を数えるのに用いる。「ひ,ふ,み,―」
(2)し。よっつ。名詞の上に付いて複合語をつくる。「―年」「―方(ヨモ)」

よ (副)
〔「よう(能う)」の転〕
(下に打ち消しの表現を伴って)とても。「まあ―しれぬことをいはずとも/浄瑠璃・近江源氏」

よ (感)
男性が呼びかけに答える語。「人の召す御いらへには,男は『―』と申し,女は『を』と申すなり/著聞 8」

よ (格助)
〔上代語〕
(1)動作・作用の時間的・空間的起点を示す。から。「はしけやし我家(ワギエ)の方―雲居立ち来(ク)も/古事記(中)」「天地の遠き初め―世の中は常なきものと語り継ぎ流らへ来れ/万葉 4160」
(2)動作の行われる場所・経由地を示す。「大和へに行くは誰が夫(ツマ)隠り水(ズ)の下―延(ハ)へつつ行くは誰が夫/古事記(下)」「旅にして妹に恋ふればほととぎす我が住む里にこ―鳴き渡る/万葉 3783」
(3)動作の手段を示す。で。「浅小竹原(アサジノハラ)腰泥(ナヅ)む空は行かず足―行くな/古事記(中)」
(4)比較の基準を示す。より。「雲に飛ぶ薬食(ハ)む―は都見ばいやしき我(ア)が身またをちぬべし/万葉 848」
〔(1)上代には,この語とほとんど同じ用法をもつ格助詞として,「ゆ」「ゆり」「より」がある。これらの語の語源に関しては,「ゆり」「より」からその省略形として「ゆ」「よ」ができたとする説と,「ゆ」「よ」から「ゆり」「より」が派生したとする説とがある。(2)この語は,「古事記・歌謡」と「万葉集」にのみ用例がみられる〕
→より(格助)
→ゆ(格助)
→ゆり(格助)


■一■ (終助)
文末の言い切りの形に付く。
(1)詠嘆の気持ちをこめて断定したり念を押して確かめたりする意を表す。「ほんとうにきれいだった―」「早くしないと,遅れる―」「すこしは手伝って―」「もうおなかがすいたなんて言ってるの―」「きっと困るわ―」「今はさは大殿籠(オオトノゴモ)るまじきぞ―/源氏(若紫)」
(2)(上にある疑問を表す語と呼応して)疑問の意に相手をなじる気持ちを添えて表す。「疲れたぐらいで,何だ―」「急にそんなこと言い出して,どうしたの―」
(3)(活用語の命令形・禁止の助詞「な」などに付いて)命令・依頼・禁止などの意を強めて言い表す。「早く歩け―」「無理ばかり言うな―」「いざ給へ―。をかしき絵など多く,雛(ヒイナ)遊びなどする所に/源氏(若紫)」
(4)(助動詞「う」「よう」に付いて)意向・勧誘などの意を強めて言い表す。「うなぎでも食べよう―」「ねえ,遊園地に行きましょう―」
(5)(助動詞「う」「よう」に付いて)軽い感動や投げやりの気持ちを表す。「なんてきれいな所なんでしょう―」「どうせ僕なんかだめだろう―」
■二■ (間投助)
文節末に付く。
(1)(体言に付いて)詠嘆の気持ちをこめての呼びかけを表す。「木村君―,早く行こう」「山に散った若い命―,安らかに眠れ」「少納言―,香炉峰の雪いかならむ/枕草子 299」「有王―,鬼界の島とかやへわれ具して参れ/平家 3」
(2)(文の切れめに付いて)息つぎをしたり聞き手の注意を引いたりする。「もしもだ―,君だったらどうする」「きのう図書館へ行ったら―,休館日だった」「されば―,あらはなりつらむ/源氏(野分)」
(3)(文中のいろいろの語に付いて)感動をこめて聞き手にはたらきかけたり,念を押して言ったりする。「吾(ア)はも―,女(メ)にしあれば,汝(ナ)を除きて男(オ)は無し汝を除きて夫(ツマ)はなし/古事記(上)」「籠(コ)も―み籠持ちふくしも―みぶくし持ち/万葉 1」
〔(1)間投助詞としての用法が本来のもの。(2)古語(文語)の上一段・上二段・下一段・下二段・カ変・サ変動詞の命令形にみられる「よ」は,元来はこの助詞である。中古以降,これらの活用の命令形には,ほとんど常に「よ」が添えられるため,「よ」をも含めて命令形とするようになった〕

よ [1][0] 【世・代】
〔「よ(節)」と同源。区切られた期間の意〕
(1)人間が集まり生活の場としている所。世間。また,そこに生活している人々。《世》「―の荒波にもまれる」「―に出る」「―をはかなむ」
(2)俗世間。凡俗の住む,わずらわしい現実社会。《世》「―をいとう」
(3)ある支配者が治めている期間。また,同一系統の者が政体を維持している期間。時代。「公家の―」「徳川の―」
(4)人が生まれてから死ぬまでの期間。一生。「わが―の春」
(5)仏教で説く,過去(前世)・現在(現世)・未来(来世)など,ある人の生きている世界。《世》「あの―に行く」
(6)寿命。生きていられる年齢。「君が―も我が―も知るや岩代の岡の草根をいざ結びてな/万葉 10」
(7)時節。時期。折。「をとこ,思ひかけたる女の,え得まじうなりての―に/伊勢 55」
(8)男女の仲。「わがごとく我を思はむ人もがなさてもや憂きと―を試みむ/古今(恋五)」
(9)ある人が家長として統率している期間。「竹筍斎も隠居して,―を岩次郎にゆづりけり/黄表紙・敵討義女英」
〔「―に」などの場合,アクセントは [1]〕
→世に

よ=が世なら

――が世なら
その人にとって都合のよい世の中なら。「―こんな苦労をかけないものを」

よ=と共(トモ)

――と共(トモ)
日ごろ絶えず。常日ごろ。「故権大納言の君の―に物を思ひつつ,やまひづき/源氏(橋姫)」

よ=に∘出る

――に∘出る
(1)世の中に現れる。「秘蔵品が―∘出る」
(2)世間に名を知られる。出世する。「若くして―∘出る」

よ=に∘経(フ)

――に∘経(フ)
(1)この世にながらえる。世をすごす。「わが身―∘ふるながめせしまに/古今(春下)」
(2)世ごころがつく。男女間の情愛を理解する。「ねになけば人笑へなり呉竹の―∘へぬをだにかちぬと思はむ/後撰(恋五)」

よ=に仕(ツカ)う

――に仕(ツカ)・う
朝廷に仕える。宮仕えする。「このおとどの君の,世に二つなき御有様ながら,―・へたまふは/源氏(薄雲)」

よ=に似∘ず

――に似∘ず
この世にまたとない。無比である。「かたちの―∘ずめでたきことを/竹取」

よ=に入れ∘られる

――に入れ∘られる
世間に認められる。

よ=に合う

――に合・う
時世に乗って時めく。時を得て栄える。「―・ひ花やかなる若人にて/源氏(賢木)」

よ=に問う

――に問・う
世間にその価値をたずねる。

よ=に在(ア)り

――に在(ア)・り
(1)この世に実在する。また,生存する。
(2)世間で重んじられる。世の人に認められる。栄える。「それぞ―・る人の手はみな見知りて侍らむ/枕草子 184」

よ=に従う

――に従・う
世間の大勢・ならわしに従う。「―・へば,身くるし/方丈記」

よ=に旧(フ)る

――に旧(フ)・る
(1)世間に長くいて珍しくなくなる。「春雨の―・りにたる心にもなほ新しく花をこそ思へ/後撰(春中)」
(2)結婚したことがある。「ただ人,はた,怪しき女,―・りにたるなどを,持ち居るたぐひ多かり/源氏(蜻蛉)」

よ=に無し

――に無・し
(1)この世に存在しない。
(2)世に類がない。類例がない。「この児のかたちのけうらなること―・く/竹取」
(3)世に用いられない。零落している。「―・き義経がもとに来り/義経記 8」

よ=に知ら∘ず

――に知ら∘ず
この世に例がない。「ただ―∘ぬ心ざしの程を見はて給へとのたまふ/源氏(若紫)」

よ=に知ら∘れる

――に知ら∘れる
有名になる。

よ=に聞こえる

――に聞こ・える
世間に知れわたる。「―・えた学者」

よ=に行われる

――に行わ・れる
広く世間で用いられている。世の中に浸透している。「広く―・れていること」

よ=に越ゆ

――に越・ゆ
普通よりすぐれている。「矢束をひくこと―・えたり/保元(上・古活字本)」

よ=に連れる

――に連・れる
世の流れ・動きに従う。「歌は―・れ,世は歌に―・れ」

よ=の

――の
〔「天下周知の」の意から,程度のはなはだしいさまを表す〕
世にもまれな。めったにない。またとない。「―しれ者かな/徒然 41」

よ=は回り持ち

――は回り持ち
「天下(テンカ)は回り持ち」に同じ。

よ=は張り物

――は張り物
世の中は見栄を張るのが普通である。「―なれば/浮世草子・永代蔵 7」

よ=も日も明けない

――も日も明けない
それがなければ少しの間も過ごせない。夜も日も明けず。

よ=も末(スエ)

――も末(スエ)
〔末法思想からの語〕
この世もおしまいであること。救いがたい世であること。

よ=を∘経(ヘ)る

――を∘経(ヘ)る
(1)年月を経過する。
(2)男女の情事を知る。「女の世経ずと覚えたるが/伊勢 120」

よ=を去る

――を去・る
(1)この世を去る。死ぬ。
(2)出家する。

よ=を尽くす

――を尽く・す
一生を終える。「此処に―・してむと思ひ取り給へ/源氏(椎本)」

よ=を徹(テツ)する

――を徹(テツ)・する
一晩中ずっと物事を行う。徹夜する。「―・して議論する」

よ=を忍(シノ)ぶ

――を忍(シノ)・ぶ
世間から隠れる。世間に知られないようにする。「―・ぶ二人の仲」「―・ぶ仮の姿」

よ=を憚(ハバカ)る

――を憚(ハバカ)・る
世間に気がねする。世間との交わりをつつしむ。

よ=を挙げて

――を挙げて
世の中の人残らず。世間こぞって。

よ=を捨てる

――を捨・てる
俗世間から隠遁(イントン)する。また,出家する。

よ=を掛く

――を掛・く
夜にまで及ぶ。夜にかかる。「―・けてをち方めぐる夕立に/玉葉(雑一)」

よ=を日に継ぐ

――を日に継・ぐ
夜昼の区別なく行う。昼夜兼行する。

よ=を明かす

――を明か・す
眠らないで夜明けを迎える。徹夜する。

よ=を渡す

――を渡・す
(1)衆生(シユジヨウ)を救済する。済度(サイド)する。「仏の世に出で給ひて,―・し給へる/栄花(鶴の林)」
(2)隠居して跡目(アトメ)を譲る。「子孫に―・し/浮世草子・胸算用 5」

よ=を渡る

――を渡・る
世の中で暮らしていく。生計を立てる。

よ=を知る

――を知・る
(1)世の中の事を知っている。また,男女の情を解する。「―・らぬ虫だに秋はなきにこそなけ/千載(雑中)」
(2)国を治める。「―・り初(ソ)めさせ給ひて後/栄花(疑)」

よ=を稼(カセ)ぐ

――を稼(カセ)・ぐ
家業に精を出す。「日夜に―・ぎ一たび元のごとくにと思ひこみし所存/浮世草子・永代蔵 3」

よ=を籠(コ)む

――を籠(コ)・む
まだ夜が明けないでいる。「―・めて鳥のそら音ははかるとも/枕草子 136」

よ=を背(ソム)く

――を背(ソム)・く
(1)隠遁(イントン)する。出家する。「―・く苔の衣はただ一重/後撰(雑三)」
(2)この世を去る。他界する。「此の国の人,―・きて冥途に至る時/今昔 12」

よ=を行う

――を行・う
世を治める。「飢ゑず,寒からぬやうに,世をば行はまほしきなり/徒然 142」

よ=を送る

――を送・る
「世を渡る」に同じ。

よ=を逃(ノガ)れる

――を逃(ノガ)・れる
俗世間から隠遁(イントン)する。また,出家する。

よ=を離る

――を離・る
隠遁(イントン)する。出家する。「かく―・るるさまに物し給へば/源氏(夕顔)」

よ=を響(ヒビ)かす

――を響(ヒビ)か・す
世の中に名をとどろかす。「楽の声,鼓の音―・す/源氏(紅葉賀)」

よ=上がる

――上が・る
昔にさかのぼる。「―・りての事はさしおきぬ/増鏡(煙の末々)」

よ=下(クダ)る

――下(クダ)・る
(1)後の世になる。「―・りて後,唐土にも日の本にも/増鏡(新島守)」
(2)末世(マツセ)となる。「―・り時衰へぬる末には/増鏡(久米のさら山)」

よ=揺する

――揺す・る
世間が動揺する。「―・りて惜しみ聞こえ/源氏(須磨)」

よあかし

よあかし [2][0] 【夜明かし】 (名)スル
朝まで寝ずに起きていること。一晩中起きていること。徹夜。「―してレポートを書き上げる」

よあかし

よあかし【夜明かしする】
⇒徹夜.

よあがり

よあがり [2] 【夜上(が)り】
夜のうちに雨があがること。「―の空は殊更朗(ホガラカ)に/多情多恨(紅葉)」

よあけ

よあけ [3] 【夜明け】
(1)夜が明けること。太陽がのぼる頃。明け方。「―前」
(2)太陽の中心が地平線下七度二一分四〇秒にある時刻。明け六つ。
→日暮れ(2)
(3)新しい時代や事物が始まろうとする時。「新日本の―」

よあけ

よあけ【夜明け(前)に】
at (before) dawn[daybreak].

よあけがた

よあけがた [0] 【夜明け方】
夜が明けようとする頃。あけがた。

よあけがらす

よあけがらす 【夜明け烏】
夜が明ける頃に鳴く烏。あけがらす。「柴の戸に―や初しぐれ/曾波可理」

よあけのみょうじょう

よあけのみょうじょう 【夜明けの明星】
「明けの明星」に同じ。

よあけまえ

よあけまえ 【夜明け前】
小説。島崎藤村作。1929(昭和4)〜35年「中央公論」に発表。近代日本黎明期に木曾山中の旧家に生きた作者の父の悲劇を通して,維新の理想と現実を描いた長編歴史小説。

よあそび

よあそび【夜遊びする】
go out at night for pleasure;have the night out.

よあそび

よあそび [2] 【夜遊び】 (名)スル
夜,遊びに出ること。夜遅くまで遊び回ること。「―が過ぎる」

よあつ

よあつ [0] 【与圧】 (名)スル
室内の気圧を外の大気圧より上げて,地上と同じような気圧に保つこと。

よあつしつ

よあつしつ [3] 【与圧室】
高々度を飛ぶ飛行機などで,人のいる部分を気密にして地上の気圧に近くなるように加圧した室。

よあみ

よあみ [3] 【夜網】
夜,網を打ち,または張って漁をすること。

よあらし

よあらし [2] 【夜嵐】
夜に吹くひどい風。

よあるき

よあるき【夜歩きする】
go out at night.

よあるき

よあるき [2] 【夜歩き】 (名)スル
夜,外出すること。夜,遊び歩くこと。

よい

よい【宵】
(an) evening.→英和
〜の口に early in the evening.‖宵の明星 ⇒明星.

よい

よい【酔い】
[酒の]drunkenness;→英和
intoxication;seasickness (船の);→英和
car sickness (車の);airsickness (航空機の).→英和
〜が回る get drunk.〜がさめる become sober.

よい

よい ヨヒ [0] 【宵】
(1)夜になってまだ間もない頃。夜がそれほどふけていない頃。初更。「春の―」「―の口」
(2)よる。夜間。「波の上に浮寝せし―あど思(モ)へか/万葉 3639」
(3)祭りの前夜。「―の日よりとまりがけに上りける/咄本・露が咄」

よい

よい [1] 【余威】
ある事をなし遂げたあとの,はずみのついてなお余っている勢い。余勢。

よい

よい 【夜居】
加持・祈祷(キトウ)などのため,僧が一晩中そばに詰めていること。「しるしあらむ僧もがな。なにがし僧都―にさぶらはすべかりける/源氏(宿木)」

よい

よい【良い】
⇒良(い)い.…した(しない)方が〜 had better (not) do;may[might]as well do.…した方が良かった had better[would rather,should,ought to]have done;I wish I had done.…しても〜 may do.…しなくても〜 need not do;do not have to do.…するのは良くない should[must]not do;It is not good (for a person) to do.良くなる get well[better].

よい

よい 【夜寝】
夜,寝ること。「君を思ふと―も寝なくに/万葉 831」

よい

よ・い [1] 【良い・善い・好い】 (形)[文]ク よ・し
〔望ましい状態を広くいう語。終止形・連体形としては,口頭語では「いい」,文章語では「よい」を用いることが多い〕
(1)品質的に上等である。「―・い酒」「―・い時計」
(2)美的にすぐれている。美しい。「景色が―・い」「器量が―・い」
(3)能力的にすぐれている。優秀だ。「腕が―・い」
(4)身分・家柄が高い。経済的に恵まれている。「―・い家に生まれる」「―・い暮らし」
(5)倫理・道徳にかなっている。正当だ。「―・いと信じてやる」「―・いおこない」
(6)規範・標準に合っている。適格である。「バットの持ち方が―・い」「姿勢が―・い」
(7)人柄が好ましい。善良だ。「あの人は―・い人だ」
(8)親密だ。むつまじい。「仲が―・い」
(9)目的にかなっている。ふさわしい。好都合だ。「―・い時に来てくれた」「けがにはこの薬が―・い」
(10)めでたい。吉である。「今日の―・き日」「門出―・しとて勇みけり/盛衰記 36」
(11)利益になる。得だ。「―・い話がある」「―・い商売だ」
(12)快い。快適だ。「―・い湯だ」「ああ―・い気持ちだ」
(13)十分だ。整っている。「もう―・いかい」「覚悟は―・いか」
(14)(「…して(も)よい」「…と(も)よい」などの形で)さしつかえない。かまわない。「外出しても―・いですか」「それで―・い」「飲みての後は散りぬとも―・し/万葉 821」
(15)動詞の連用形に付いて,…しやすい,たやすく…することができる,などの意を表す。「書き―・い万年筆」「この家は住み―・い間取りになっている」
〔(1)〜(12) ⇔悪い〕
→よく(良)
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――さ(名)

よい

よい ヨヒ [2][0] 【酔い】
(1)酒に酔うこと。酔っていること。えい。「―をさます」
(2)乗り物に揺られて気分が悪くなること。「車―」「船(フナ)―」

よい=が回る

――が回・る
酒に酔う。酔っぱらう。

よいい

よいい ヨヒヰ 【宵居】
宵に起きていること。夜遅くまで起きていること。「つれづれなるひるま,―などに/更級」

よいかげん

よいかげん [0] 【好い加減】
⇒いいかげん(好加減)

よいかな

よいかな 【善い哉】 (連語)
ほめたたえる言葉。よいことであるかな。ああ,いいぞ。よきかな。

よいくさ

よいくさ [2] 【夜軍】
夜間の戦い。夜戦。

よいぐるい

よいぐるい ヨヒグルヒ [0] 【酔い狂い】
酒によって分別を失い乱暴などをすること。また,その人。えいぐるい。

よいごうしん

よいごうしん ヨヒガウシン 【宵庚申】
庚申待をする日の夜。「卯月五日の―/浄瑠璃・宵庚申(下)」
→庚申待

よいごこち

よいごこち ヨヒ― [0][3] 【酔い心地】
酒に酔ったときの快い気分。えいごこち。

よいごし

よいごし ヨヒ― [0] 【宵越し】
一夜を経ること。次の日まで持ち越すこと。

よいごし

よいごし【宵越しの金を持たぬ】
do not keep one's earnings overnight.

よいごし=の=金(カネ)

――の=金(カネ)(=銭(ゼニ))は持たぬ
その日に稼いだ金はその日のうちに使ってしまう。江戸っ子の気前よさをいう語。

よいさ

よいさ [1] (感)
(1)力を入れたりするときに,調子を取るために発する掛け声。
(2)民謡などの囃子詞(ハヤシコトバ)。

よいざまし

よいざまし ヨヒ― [0][3] 【酔い醒まし】
酒の酔いをさますこと。また,そのための手だて。「―に外の風に当たる」

よいざめ

よいざめ ヨヒ― [0] 【酔い醒め・酔い覚め】
酒の酔いがさめること。また,さめたとき。

よいざめ

よいざめ【酔い覚めの水を飲む】
(drink water to) cool one's coppers.

よいざめ=の水は甘露(カンロ)の味

――の水は甘露(カンロ)の味
酔いざめに飲む水は,何にもましてうまい。

よいざめ=の水下戸(ゲコ)知らず

――の水下戸(ゲコ)知らず
酔いざめに飲む水のうまさは,酒を飲まない人にはわからない。

よいしょ

よいしょ [1]
■一■ (感)
(1)力を入れて物を持ち上げるときや,動作を始めようとするときに発する掛け声。
(2)民謡などの囃子詞(ハヤシコトバ)。
■二■ (名)スル
ごまをすったり,おべっかを使ったりすることをいう語。「上役に―する」

よいしれる

よいし・れる ヨヒ― [4][0] 【酔い痴れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よひし・る
(1)酒にひどく酔って正気を失う。
(2)うっとりとして快い気分に浸る。「勝利の喜びに―・れる」

よいすずみ

よいすずみ ヨヒ― [3] 【宵涼み】
夏の宵,戸外や縁側などに出て暑さをしのぐこと。[季]夏。

よいだち

よいだち ヨヒ― [0] 【宵立ち】
(1)宵に出立すること。
(2)遊郭で,客が朝までの揚げ代を払っておきながら,宵のうちに帰ること。「―の客は何やらききかじり/柳多留 3」

よいち

よいち 【余市】
北海道南西部の町。積丹半島基部,石狩湾に面する。漁業と水産加工が盛ん。

よいち

よいち 【世一】
当世第一。天下一。「いけずきといふ―の馬には乗たりけり/平家 9」

よいちべえ

よいちべえ ヨイチベヱ [3] 【与市兵衛】
〔「仮名手本忠臣蔵」で与市兵衛が持っていたことから〕
縞の財布。与市。

よいっぱり

よいっぱり ヨヒツ― [0][5] 【宵っ張り】
夜遅くまで起きていること。夜ふかしをすること。また,その習慣のある人。

よいっぱり

よいっぱり【宵っ張りをする】
sit[stay]up late at night.〜の朝寝坊をする keep late hours.

よいっぱり=の朝寝坊(アサネボウ)

――の朝寝坊(アサネボウ)
夜ふかしをして,朝遅くまで寝ていること。また,その人。

よいつぶす

よいつぶ・す ヨヒ― [4][0] 【酔い潰す】 (動サ五[四])
酒に酔わせて正体をなくさせる。泥酔させる。「酒で―・される」

よいつぶれる

よいつぶれる【酔い潰れる】
get dead-drunk.

よいつぶれる

よいつぶ・れる ヨヒ― [5][0] 【酔い潰れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よひつぶ・る
酒に酔って正体を失う。泥酔する。「はしご酒をして―・れる」

よいづき

よいづき ヨヒ― [0][2] 【宵月】
宵に出ている月。また,月の出ている宵。[季]秋。

よいづきよ

よいづきよ ヨヒ― [4] 【宵月夜】
宵に出ている月。また,月の出ている宵。

よいとこさ

よいとこさ [1] (感)
(1)力を入れたりするときに,はずみをつける掛け声。
(2)民謡などの囃子詞(ハヤシコトバ)。

よいとな

よいとな [1] (感)
民謡などの囃子詞(ハヤシコトバ)。

よいとまけ

よいとまけ [0]
■一■ (名)
建築現場などで,地ならしのために大勢が一斉に鎚(ツチ)を滑車で上げ下げすること。また,それをする人。
■二■ (感)
{■一■}をするときの掛け声。

よいどめ

よいどめ ヨヒ― [0] 【酔い止め】
乗り物酔いを予防すること。また,その薬。

よいどれ

よいどれ ヨヒ― [0] 【酔いどれ】
酒にひどく酔った人。酔っ払い。えいどれ。「―声」

よいどれ

よいどれ【酔いどれ】
a drunkard;→英和
a drunk.→英和
〜になる be dead-drunk.

よいなき

よいなき ヨヒ― [0] 【宵鳴き】 (名)スル
宵に鶏の鳴くこと。不吉な前兆という。「鶏とぼけて―すれば/浮世草子・五人女 2」

よいね

よいね ヨヒ― [0] 【宵寝】 (名)スル
宵のうちから寝てしまうこと。「其の晩ばかりは些(チツ)との酒で―をした/歌行灯(鏡花)」

よいねまどい

よいねまどい ヨヒ―マドヒ [4] 【宵寝惑い】
「よいまどい」に同じ。「―の腰元どもが,寝耳にびつくり/桐一葉(逍遥)」

よいのくち

よいのくち ヨヒ― [0] 【宵の口】
日が暮れて間もないころ。「まだ―だ」

よいのとし

よいのとし ヨヒ― 【宵の年】
大晦日の夜。また,元日に前の年や年の暮れをさしていう語。「―のせつなき事を忘れがたく/浮世草子・胸算用 5」

よいのはる

よいのはる ヨヒ― [4] 【宵の春】
春の宵。春宵(シユンシヨウ)。[季]春。

よいのみょうじょう

よいのみょうじょう ヨヒ―ミヤウジヤウ [0] 【宵の明星】
日没後,西天に輝く金星。ゆうずつ。
⇔明けの明星

よいまち

よいまち ヨヒ― [0] 【宵待ち】
宵になるのを待つこと。

よいまちぐさ

よいまちぐさ ヨヒ― [4] 【宵待草】
マツヨイグサの異名。

よいまちぐさ

よいまちぐさ【宵待草】
⇒月見草.

よいまつり

よいまつり ヨヒ― [3] 【宵祭(り)】
「宵宮(ヨイミヤ)」に同じ。[季]夏。

よいまつり

よいまつり【宵祭】
the eve (of a festival).→英和

よいまどい

よいまどい ヨヒマドヒ [3] 【宵惑い】
宵のうちから眠たがること。よいねまどい。「―の私は例の通り宵の口から寝て了つて/平凡(四迷)」

よいみや

よいみや ヨヒ― [0] 【宵宮】
神社の本祭りの前夜,時には数日前に行われる祭り。宵祭り。宵宮祭り。夜宮。[季]夏。

よいや

よいや [1] (感)
(1)力を出したりするときに発する掛け声。
(2)民謡などの囃子詞(ハヤシコトバ)。

よいやさ

よいやさ [1] (感)
(1)民謡などの囃子詞。
(2)重い物などを動かすときに発する掛け声。

よいやま

よいやま ヨヒ― [0] 【宵山】
本祭の前夜の祭り。特に,京都の祇園祭の宵宮(ヨミヤ)をいう。[季]夏。

よいやみ

よいやみ【宵闇】
(evening) twilight <comes on> ;→英和
dusk <falls> .→英和

よいやみ

よいやみ ヨヒ― [0] 【宵闇】
(1)夕方の薄暗さ。「―がせまる」
(2)陰陽暦二〇日以降の,月が出るまでの間の暗さ。[季]秋。

よいよい

よいよい [3]
手足が麻痺(マヒ)して身体の動きが不自由で口もよくまわらない病気の俗称。また,その人。脳出血・アルコール中毒などに起因することが多い。

よいよい

よいよい ヨヒヨヒ [0] 【宵宵】
宵ごと。毎晩毎夜。「―にぬぎてわがぬるかり衣/古今(恋二)」

よいよい

よいよい (感)
(1)俗謡などの囃子詞(ハヤシコトバ)。
(2)拍子をとる際などに発する掛け声。

よいん

よいん [0] 【余音】
「余韻(ヨイン){(1)}」に同じ。

よいん

よいん【余韻】
reverberations;a trailing note;suggestiveness (詩文の).〜のある trailing;lingering;→英和
suggestive.→英和

よいん

よいん [0] 【余韻】
(1)鐘などを鳴らしたとき,音の消えたあとまで残るひびき。余音。「―が残る」
(2)事が終わったあとに残る風情。「―を味わう」
(3)詩文などで言外に感じさせる趣や情緒。余情。「―をもたせた表現」

よいん

よいん [0] 【余胤】
子孫。後胤。

よいんじょうじょう

よいんじょうじょう [0] 【余韻嫋嫋】 (ト|タル)[文]形動タリ
余韻が長く残るさま。「―と鳴る」

よい星のもとに生まれる

よい星のもとに生まれる
幸運を約束されて生まれる。よい月日のもとに生まれる。

よう

よう エウ 【腰】 (接尾)
袴(ハカマ)・帯・太刀など,腰に着けたり差したりするものを数えるのに用いる。
〔「こし」とよむのが普通〕
→こし(腰)■二■

よう

よう
〔「よ」の転。「よ」の強く発音されたもの。話し言葉でのくだけた言い方などに用いられる〕
■一■ (終助)
「よ(終助)」に同じ。「すこしは手伝って―」「疲れたぐらいで,何だ―」「もっと早く歩け―」「公園に行こう―」
■二■ (間投助)
「よ(間投助)」に同じ。「中村君―,もう起きろ」「映画を見に行ったら―,きょうは休みだった」
→よ(終助・間投助)

よう

よう エウ [1] 【幼】
おさないこと。また,おさない子ども。「―にして詩にすぐれ」

よう

よう【幼にして】
in one's early life;as a child.→英和

よう

よう [1] 【癰】
黄色ブドウ球菌が原因で起こる隣り合った数個以上の毛包の化膿性炎症。その部分は赤く盛り上がり,痛み・発熱を伴う。
→癤(セツ)

よう

よう (助動)(○・○・よう・(よう)・○・○)
推量の助動詞。上一段・下一段・カ行変格・サ行変格の動詞,および「れる・られる」「せる・させる」などの助動詞の未然形に接続する。ただし,サ行変格活用の動詞では「し」の形に付く。その意味・用法は,接続のしかた以外の点では,推量の助動詞「う」に同じ。
(1)話し手の意志・決意を表す。「今度こそはテストを受けてみ〈よう〉」「勉強を片付けてから,バイオリンの練習をすることにし〈よう〉」
(2)勧誘や婉曲な命令を表す。下に「か」「じゃないか」などが付いて,意味を強めることがある。「いっしょにジョギングでもし〈よう〉」「少しおなかがすいてきた。すしでも食べ〈よう〉か」
(3)話し手の推量や想像を表す。また,婉曲表現をつくる。「いまは雲が多いが,午後には晴れ〈よう〉」「景気も来年あたりには好転し〈よう〉」
(4)疑問を表す語を伴って,疑問・質問・反語などを表す。「こんな防寒具できびしい冬の寒さが防げ〈よう〉か」「受け入れ準備も,来月には完了し〈よう〉かといったところです」「だれがそんな遠くまで子供を行かせられ〈よう〉」
(5)許容の意を表す。「かねで解決でき〈よう〉ものなら,いくらでも出す」
(6)(連体形を用いて)仮想の意を表す。「このがけがくずれ〈よう〉はずがない」「もう少しで優勝でき〈よう〉ところを,ほんとうに惜しかった」
(7)(「ようとする」の形で)それが実現する直前であることを表す。「家を出〈よう〉とするところに,電話がかかってきた」「助成金がうち切られ〈よう〉としている」
〔一段活用・二段活用の動詞に推量の助動詞「む」を伴ったもの,例えば,「見む」「受けむ」などは,中世末期までに「みう」「うけう」から「みょう」「うきょう」の形に変化していたが,そこから,動詞未然形「み」「うけ」と助動詞「よう」とが分かれて,助動詞「よう」が生ずるに至った。現代語のように,五段活用の動詞には「う」が,その他の活用の動詞には「よう」が付くというように,接続のしかたを補い合うような用法が一般的になるのは近世江戸語以降のことである〕
→う(助動)

よう

よう [1] (感)
呼び掛けの語。多く親しい間柄の男どうしが使う。やあ。「―,しばらく」

よう

よう ヤウ [1] 【瘍】
できもの。「―ができる」

よう

よう エウ [1] 【杳】 (ト|タル)[文]形動タリ
暗くてはっきりしないさま。はるかなさま。はっきりわからないさま。「―として行方が知れない」「其二箇月が過去つた十月にも筆をとらず,…つい紙上へは―たる有様で暮して仕舞つた/彼岸過迄(漱石)」

よう

よう
[呼びかけ]Hello there!/Hi!

よう

よう ヤウ [1] 【様】
(1)ありさま。様子。すがた。「書きたる真名(マンナ)の―,文字の,世に知らずあやしきを/枕草子 103」
(2)決まったかたち。様式。「人の調度のかざりとする,定まれる―あるものを/源氏(帚木)」
(3)やり方。方法。「ふないくさは―ある物ぞとて,鎧直垂は着給はず/平家 11」
(4)事情。理由。わけ。「かせぎ(=鹿)恐るる事なくして来れり。定めて―あるらん/宇治拾遺 7」
(5)同様。同類。「必ずさしも―の物と争ひ給はむもうたてあるべし/源氏(夕霧)」
(6)(形式名詞的に用いて)
 (ア)発言や思考の内容。こと。「ただ押鮎の口をのみぞ吸ふ。この吸ふ人々の口を押鮎もし思ふ―あらむや/土左」
 (イ)発言や思考の引用を導く言葉。…こと(には)。「かぢとりの言ふ―,黒鳥のもとに白き波を寄す,とぞいふ/土左」
(7)動詞の連用形の下に付いて,複合語をつくる。
 (ア)ありさま,様子などの意を表す。「喜び―」「あわて―」
 (イ)しかた,方法などの意を表す。「言い―」「やり―」
(8)名詞の下に付いて,複合語をつくる。
 (ア)様式,型などの意を表す。「天平―」「唐(カラ)―」
 (イ)そういう形をしている,それに似ているなどの意を表す。「寒天―の物体」「カーテン―のもの」
→ようだ
→ようです

よう

よう【洋の東西を問わず】
both in the West and the East;everywhere in the world.→英和

よう

よう [1] 【庸】
(1)律令制の租税の一。年一〇日の歳役(サイエキ)の代納物(布が主,米・塩・綿など)。養老令では,正丁で布二丈六尺と規定。調とともに農民による運脚(ウンキヤク)が義務。中央では,仕丁・衛士などの食糧(大粮)や土木事業の経費などに使用。ちからしろ。
(2)平凡であること。凡庸。「才と―との別も亦甚矣(ハナハダシ)であるが/思出の記(蘆花)」

よう

よう [1] 【用】
■一■ (名)
(1)しなくてはならない事柄。用事。「―を言い付ける」「―が済む」
(2)役に立つこと。はたらきをすること。「公衆の―に供する」「これでも―が足りる」
(3)大小便をすること。用便。「―を足す」
(4)費用。入費。「御内証の御―は何程にても是の内義に申付けておきまする/浮世草子・織留 3」
(5)〔「ゆう」とも〕
(事物の本体を「体」というのに対して)作用。現象。「衆生の心も…情識は―也,波に似たり/沙石 2」
(6)作用を表す言葉。また,活用する言葉。「むしは惣名也。躰也。むすはその―也/名語記」
(7)(形式名詞的に用いて)ため。ゆえ。「何の―に心もなう遠からぬ門を高く叩くらむ/枕草子 84」「かう云は斉の君をわるいと云わう―ぞ/史記抄 10」
(8)名詞に付いて,…のために使用するもの,…において使用するもの,…が使用するもの,などの意を表す。「実験―」「家庭―」「生徒―」
■二■ (名・形動ナリ)
必要な・こと(さま)。入用。有用。「いづれもいづれも―果てなば賜(タ)びてむ/落窪 1」「かやうの所に馬など―なる物ぞかし/宇治拾遺 7」

よう

よう [1] 【良う・善う・能う】 (副)
〔「よく」のウ音便〕
(1)十分に。巧みに。上手に。「まだ―は書かずとて/源氏(若紫)」
(2)大層。はなはだ。「いと―似給へり/源氏(桐壺)」
(3)しばしば。たびたび。「おめえたちやあ―喧嘩あするぜえなあ/滑稽本・浮世風呂(前)」
(4)下に推量または反語の語句を伴って,容易にあり得ないことの意を表す。どうして。なかなか。「―,われがやうな者が,ゆるさうわいな/狂言記・胸突」
(5)下に打ち消しの語句を伴って,不可能の意を表す。…することができない。「これほどの所を―飛ばいで,あのなりは/狂言記・飛越新発意」

よう

よう【陽の】
positive.→英和

よう

よ・う ヨフ [1] 【酔う】 (動ワ五[ハ四])
〔「ゑふ(酔)」の転〕
(1)酒を飲んで通常の状態でなくなる。酔っ払う。酩酊(メイテイ)する。「―・うと泣き出すくせがある」
(2)乗り物に揺られて気分が悪くなる。また,刺激が強すぎたりして気分が悪くなる。「血ニ―・ウ/日葡」「船に―・う」
(3)物事や雰囲気などに引き込まれ,うっとりとした状態になる。「名演奏に―・う」「雰囲気に―・う」
[可能] よえる

よう

よう【用】
(1)[用事]business.→英和
〜がある have something to do;be busy <with> .〜がない nothing to do;be free.〜を足す do one's business.〜をなさない be no good;be useless.(2) ⇒用便.
‖家庭用 for home use.公(私,商)用で on official (private,commercial) business.男子(婦人)用 men's (ladies') <shoes> .

よう

よう【要を得ている】
be to the point.→英和
〜するに in short;in a word;→英和
The point is….〜は All you have to do is….

よう

よう [1] 【容】
かたち。すがた。「―を正す」

よう

よう [1] 【俑】
中国で副葬品として用いられた,人間を模した像。木・土・金属・陶などで作る。殷(イン)代から明代にわたって見られ,各時代の風俗を反映して美術的にも価値が高い。
→泥象(デイシヨウ)

よう

よう エウ [1] 【要】
(1)物事の大切な部分。物事のかなめ。
(2)必要であること。なくてはならないこと。「再考の―がある」「―のないお饒舌(シヤベリ)をするわけではない/婦系図(鏡花)」
→ようは
(3)名詞などの上に付いて,そのものが必要である意を表す。「―注意」「―確認」「―書類」

よう

よう【酔う】
[酒に]get drunk[tipsy];[乗物に]get seasick[carsick,airsick];be a bad[poor]sailor;[夢中になる]be intoxicated <with victory> .

よう

よう ヤウ [1] 【陽】
(1)物事の表立ったところ。「陰に―に世話をする」
(2)易学の二元論で,陰に対するもの。天・男・日・昼・動・明・奇数など,積極的・能動的であるとされるもの。
⇔陰
→陰陽

よう

よう ヤウ [1] 【洋】
西洋と東洋。特に,西洋。「和漢―」

よう

よう エフ 【葉】
■一■ [1] (名)
木の葉の縁のようにとがって角(カド)をなしているところ。「これ(=櫛形ノ穴)は―の入りて,木にて縁をしたりければ/徒然 33」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)木の葉や紙など,薄いものを数えるのに用いる。「一―の写真」
(2)小舟を数えるのに用いる。「一―の舟の中の万里の身/和漢朗詠(雑)」

よう=せずは

――せずは
悪くすると。もしかすると。「いまひめ君は―,実の御子にもあらじかし/源氏(常夏)」

よう=によりて葫蘆(コロ)を画(エガ)く

――によりて葫蘆(コロ)を画(エガ)く
〔続湘山野録〕
かたどおりに葫蘆(=ヒョウタン)を画く。先人の様式のまねをするだけで,少しも独創性のないことのたとえ。

よう=に立つ

――に立・つ
使い道がある。役に立つ。「いざという時の―・つ」

よう=に開く

――に開・く
積極的に行動する。積極的に展開する。「御方(ミカタ)―・きてかこまんとすれども/保元(中・古活字本)」

よう=の東西を問わず

――の東西を問わず
西洋とか東洋とかの区別なく。世界のどこでも。世界共通に。

よう=を∘得(エ)る

――を∘得(エ)る
物事の重要な点をおさえている。「簡にして―∘えた発言」

よう=をなさ∘ない

――をなさ∘ない
役に立たない。そのものの働きをしない。「こんなに遅れては時計の―∘ない」

よう=を作る

――を作る
〔「孟子(梁恵王上)」による。死者とともに俑を埋める風習が殉死という悪習を生んだことを孔子が憎んだことから〕
善くないことをし始める。悪例をつくる。

よう=を弁ずる

――を弁・ずる
用事をすませる。用を足す。

よう=を足す

――を足・す
(1)用事をすます。「ちょっと―・して帰りに寄る」
(2)大小便をする。

ようあぶみ

ようあぶみ ヤウ― [3] 【洋鐙】
輪(ワ)鐙の一種。明治中頃伝わり,従来の舌長(シタナガ)鐙に代わって用いられるようになった。
洋鐙[図]

ようあん

ようあん [0] 【溶暗】
⇒フェード-アウト

ようあん

ようあん【溶暗】
《映》fade-out.〜になる fade out.

ようい

ようい [1] 【庸医】
凡庸な医者。平凡な医者。やぶ医者。

ようい

ようい エウ― [1] 【妖異】
あやしく不思議なこと。また,そのもの。妖怪。

ようい

ようい【用意する】
prepare <dinner> ;→英和
get <dinner> ready;prepare[arrange,provide] <for> ;make preparations <for> ;make arrangements <with a person for a matter> ;get[make]ready <for> .〜が出来ている be prepared[ready] <for> .‖用意周到な cautious;careful;prudent.

ようい

ようい【容易な】
easy;→英和
simple.→英和
〜ならぬ serious;→英和
grave.→英和
〜に easily;→英和
readily;without difficulty.〜にする make <a thing> easy;→英和
simplify.→英和

ようい

ようい ヤウ― [1] 【洋医】
(1)西洋医学を学んだ医師。「医と云へば,漢医も―も/福翁百話(諭吉)」
(2)西洋人の医師。

ようい

ようい [1] 【用意】 (名)スル
(1)ある行為・行動をする前に,あらかじめ必要なものをとりそろえること。準備。したく。「食事を―する」「旅行の―」
(2)意を用いること。深い心づかいのあること。「女御の御けはひ,ねびにたれど,あくまで―あり/源氏(花散里)」

ようい

ようい [0] 【容易】 (名・形動)[文]ナリ
たやすいこと。やさしいこと。また,そのさま。「―に行ける」「―ではない」
[派生] ――さ(名)

ようい=ならぬ

――ならぬ
たやすくはない。重大である。「―事件」

よういく

よういく【養育する】
bring up;nurse;→英和
educate.→英和
養育費 the expenses for bringing up[educating] <a child> .

よういく

よういく ヤウ― [0] 【養育】 (名)スル
(1)子供をそだてること。「―費」
(2)老人・孤児・病人などを保護すること。「―院」

よういしゅうとう

よういしゅうとう [1] 【用意周到】 (名・形動)[文]ナリ
用意が十分にととのっていること。手ぬかりなく用意すること。また,そのさま。

よういどん

よういどん [1] 【用意どん】
かけっこなどで,出発を告げる合図の言葉。また,かけっこ。転じて,何人かが同時に一斉に物事をし始めることにもいう。

よういん

よういん エウヰン [0] 【要員】
ある事をなすのに必要な人員。

よういん

よういん【要員】
a worker;→英和
an employee;→英和
personnel (総称).→英和

よういん

よういん【要因】
a[an important]factor.→英和

よういん

よういん エウ― [0] 【要因】
〔agent〕
物事が生じた,主要な原因。

よういんしょうけん

よういんしょうけん エウ― [5] 【要因証券】
証券上の権利の発生に,証券発行の原因となった法律関係が有効であることを必要とする有価証券。船荷証券・倉庫証券など。有因証券。
⇔無因証券

よううん

よううん エウ― [0] 【妖雲】
不吉な事の起こるのを暗示しているような気味の悪い雲。

ようえい

ようえい エウ― [0] 【揺曳】 (名)スル
(1)ゆらゆらとたなびくこと。「水平線に―する船の煙」
(2)音などがあとあとまで尾を引いて残ること。「楽音の―は/うづまき(敏)」

ようえき

ようえき [0] 【用益】
使用と収益。

ようえき

ようえき エフ― [0][1] 【葉腋】
植物の葉が茎に付着する部分で,芽ができるところ。

ようえき

ようえき [1] 【溶液】
液体状態にある均一な混合物。その成分のうち,最も多量に存在する液体物質(溶かしている物質)を溶媒,その他の物質(溶けている物質)を溶質という。水が溶媒の場合は水溶液というが,水溶液であることが明らかな場合は,単に溶液という。
→溶体

ようえき

ようえき [1] 【用役】
(1)社会に役立つはたらき。
(2)サービス{(4)}に同じ。

ようえき

ようえき【溶液】
a <strong,five-percent> solution.→英和

ようえき

ようえき エウ― [0] 【徭役】
律令制下の労役の総称。特に,雑徭(ゾウヨウ)と歳役(サイエキ)。

ようえき

ようえき エウ― [0] 【要駅】
交通上,重要な宿場や鉄道の駅。

ようえき

ようえき [0] 【傭役】 (名)スル
人を雇って使うこと。また,雇われて使われること。

ようえきけん

ようえきけん [4][3] 【用益権】
〔法〕
(1)「使用収益権」に同じ。また,そのもととなる用益物権・賃借権などの権利をさす。
(2)民法旧規定上,他人の所有物をその本体を変えずに一定期間使用する権利。

ようえきさいばい

ようえきさいばい ヤウエキ― [5] 【養液栽培】
土を使わずに液肥で栽培すること。気温・湿度・照明などを調節できるので周年栽培が可能。石油・電気などのエネルギーを大量に消費する。

ようえきち

ようえきち エウエキ― [4][3] 【要役地】
〔法〕 地役権が設定されたとき,承役地から便益を受ける土地。

ようえきぶっけん

ようえきぶっけん [5] 【用益物権】
他人の土地を使用・収益する物権。民法上は地上権・永小作権・地役権・入会権。

ようえん

ようえん エウヱン [0] 【遥遠】 (形動)[文]ナリ
はるかで遠いさま。「其位置の相異なる―なれば/花柳春話(純一郎)」

ようえん

ようえん ヤウ― 【楊炎】
(727-781) 中国,唐の政治家。徳宗のとき宰相になり,安史の乱で破綻した財政回復のため,780年両税法を施行,中国税制史上に一大改革を行なったが,のち失脚,殺された。

ようえん

ようえん [0] エウヱン 【妖婉】 ・ エウエン 【妖艶】 (名・形動)[文]ナリ
あでやかで美しいこと。男性を惑わすようなあやしい美しさのあるさま。「黒髪を乱した―な女/或る女(武郎)」
[派生] ――さ(名)

ようえん

ようえん【妖艶な】
fascinating;bewitching.→英和

ようえん

ようえん ヤウ― [0] 【陽炎】
かげろう。

ようおく

ようおく ヤウ― 【楊億】
(974-1020) 中国,北宋の文学者・詩人。福建省の人。「冊府元亀(サツプゲンキ)」の編纂にあたる。唱和詩をまとめた「西崑酬唱集」は西崑体と称され,宋初の詩壇に大きな影響を及ぼした。
→冊府元亀

ようおん

ようおん エウ― [1] 【拗音】
日本語の音節のうち,「キャ」「シュ」「チョ」「クヮ」のように二字の仮名で書き表すもの。例えば,カ [ka] の子音と母音の間に,半母音 [j] が入ってキャ [kja] となり,半母音 [w] が入ってクヮ [kwa] となるの類。本来の日本語の音節にはなく,漢字音をとり入れたために生じたもの。ヤ・ユ・ヨを添えて表す開拗音と,ワ(ヰ・ヱ)を添えて表す合拗音との二種類がある。現代仮名遣いでは,前者は,イ段の仮名に小文字の「や」「ゆ」「よ」を添えて書く(「きゃ」「しゅ」「ちょ」など)が,後者は特にこれを表記することはしない。もっとも,歴史的仮名遣いでは,「く」「ぐ」に「わ」を添えて書く(「くゎ」「ぐゎ」の類)。
⇔直音

ようおん

ようおん【拗音】
a contracted sound.

ようか

ようか ヤウ― [1] 【養家】
養子として入籍した家。養子先の家。

ようか

ようか【養家】
the adoptive family.

ようか

ようか ヤウ― [1] 【楊家】
楊朱の学説を受け継ぐ学者。

ようか

ようか ヤウ― [1] 【養価】
栄養価。

ようか

ようか【沃化】
《化》iodation.沃化銀 silver iodide.

ようか

ようか エウクワ [0] 【沃化】 (名)スル
ヨウ素と化合すること。また,ヨウ素と化合した物質。
〔自然科学では「ヨウ化」と書く〕

ようか

ようか [0] 【溶化・熔化】 (名)スル
熱してとかすこと。熱でとけること。「玻質を―すべき火炉/新聞雑誌 45」

ようか

ようか ヤウクワ [1] 【洋貨】
(1)西洋の貨幣。
(2)西洋から舶来した貨物。また,その物品。

ようか

ようか ヤウ― [0] 【八日】
(1)八つの日数。
(2)月の八番目の日。

ようか

ようか エウクワ [1] 【妖花】
美しいが,人にあやしく不吉な感じを与える花。また,あやしい美しさをもつ女性。

ようか

ようか [0] 【蛹化】 (名)スル
昆虫類の幼虫が脱皮して蛹(サナギ)になること。前胸腺ホルモンの作用による,完全変態を行う種類にみられる。
→孵化(フカ)
→羽化(ウカ)

ようかい

ようかい [0] 【溶解】 (名)スル
(1)とけること。とかすこと。
(2)気体・液体・固体状の物質が,ほかの物質(液体・固体)に溶けて,均一な混合物をつくる現象。
→溶体
(3)転じて,疑いや心のしこりなどがすっかりとけてなくなること。「次第に其敵意を―するを得べし/文明論之概略(諭吉)」

ようかい

ようかい [0] 【容喙】 (名)スル
〔「喙」は,くちばし〕
横から口を出すこと。くちばしを入れること。「私の―する限ではないが/坊っちゃん(漱石)」

ようかい

ようかい【容喙】
⇒でしゃばる.

ようかい

ようかい エウ― [0] 【要解】
要点をかいつまんで解説すること。多く書名などに用いられる。「―世界史」

ようかい

ようかい【溶解する】
[水に]melt;→英和
dissolve;→英和
[金属が]melt;smelt;→英和
fuse.→英和
〜しない〔形〕insoluble.→英和
‖溶解液 a solution.

ようかい

ようかい [0] 【熔解・鎔解】 (名)スル
固体が加熱により液体状態になること。溶融。融解。

ようかい

ようかい エウクワイ [0] 【妖怪】
日常の経験や理解を超えた不思議な存在や現象。山姥・天狗・一つ目小僧・海坊主・河童・雪女など。ばけもの。

ようかい

ようかい【妖怪】
⇒お化け.

ようかいち

ようかいち ヤウカイチ 【八日市】
滋賀県中東部の市。古くから市場町として発達。繊維・化学工業などが立地。

ようかいちば

ようかいちば ヤウカイチバ 【八日市場】
千葉県北東部,九十九里平野北部の市。近世,市場町として発展。大利根用水の完成で,農業が盛ん。

ようかいど

ようかいど [3] 【溶解度】
溶質が溶媒中に溶解する量の上限値。溶質が固体の場合は,溶媒100グラムに溶ける溶質の質量( g )で表すことが多く,溶質が気体の場合は,普通,一気圧のもとで溶媒1ミリリットルに溶ける気体の体積を標準状態に換算した値で表す。温度によって変わる。
→溶液
→溶解度[表]

ようかいどきょくせん

ようかいどきょくせん [6] 【溶解度曲線】
溶解度と温度との関係を示したグラフ。多くの固体物質の水に対する溶解度は温度が高くなるにつれて大きくなり,気体の溶解度は温度の上昇とともに小さくなる。

ようかいどせき

ようかいどせき [5] 【溶解度積】
難溶性塩の飽和溶液中の陰陽両イオンの濃度の相乗積。その値は,温度が一定ならば,その物質に固有であり,化学分析において沈殿の生成を考える際に重要。

ようかいねつ

ようかいねつ [3] 【溶解熱】
一定温度で溶質が溶媒に溶ける際に,放出あるいは吸収される熱量。

ようかいへんげ

ようかいへんげ エウクワイ― [5] 【妖怪変化】
〔類義の語を重ねたもの〕
人知を超えた不思議な化け物。

ようかいろ

ようかいろ [3] 【鎔解炉】
金属を融解する炉。キューポラ・反射炉・転炉・電気炉など。

ようかぎん

ようかぎん エウクワ― [3] 【沃化銀】
水に難溶性の粉末状・黄色結晶。化学式 AgI 光に当たると徐々に分解して銀を遊離し,灰黒色となる。写真乳剤,人工降雨の凝結核に利用する。

ようかぐ

ようかぐ【洋家具】
European-style furniture.

ようかすいそ

ようかすいそ エウクワ― [4] 【沃化水素】
無色,刺激臭のある気体。化学式 HI 水に溶けてヨウ化水素酸となる。強い還元性があり,多くの金属と反応して金属ヨウ化物をつくる。

ようかた

ようかた ヤウ― [0] 【養方】
養子からみて,養親やその親族の側をいう。
⇔実方

ようかた

ようかた [0] 【用方】
用務を果たすための役職。

ようかばな

ようかばな ヤウ― [3] 【八日花】
「天道花(テントウバナ)」に同じ。

ようかぶき

ようかぶき ヤウ― [0] 【八日吹き】
一二月八日に降る雪。ようかふぶき。

ようかぶつ

ようかぶつ エウクワ― [3] 【沃化物】
ヨウ素とヨウ素より陽性な元素とから成る化合物の総称。

ようかん

ようかん ヤウ― [1] 【羊羹】
〔「かん」は唐音〕
餡(アン)を用いた,代表的な和菓子。古くは蒸し羊羹であったが,室町後期から寒天を用いる練り羊羹が作り出され,現在では後者が主。

ようかん

ようかん エウ― [0] 【腰間】
腰のあたり。腰。

ようかん

ようかん ヤウクワン 【永観】
(1033-1111) 平安後期の僧。浄土教興隆の先駆者。南都で三論などを学び,三〇歳のとき浄土信仰に入った。のち京都の禅林寺に住し,三論および浄土教を説き念仏を広めた。著「往生拾因」「往生講式」など。えいかん。

ようかん

ようかん【羊羹】
sweet jelly made from bean jam.〜色の rusty;→英和
faded;discolored.

ようかん

ようかん ヤウクワン 【陽関】
中国,甘粛省の敦煌の南西に置かれた関所。古来,玉門関とともに西域交通の要衝。

ようかん

ようかん 【勇敢・勇悍】 (名・形動ナリ)
〔「よう」は漢音〕
「ゆうかん(勇敢)」に同じ。「―のともがらを抽賞せられずは/曾我 1」

ようかん

ようかん【洋館】
a European-style building.

ようかん

ようかん ヤウクワン [0] 【洋館】
西洋風の建物。煉瓦(レンガ)・コンクリート・石などを用い,西洋建築を模したもの。主に明治・大正期に建てられた建築物についていう。

ようかん=の秋水(シユウスイ)

――の秋水(シユウスイ)
〔「秋水」は,とぎすました刀剣の意〕
腰に帯びた刀剣。「―鉄を断つべし/山陽詩鈔」

ようかんいろ

ようかんいろ ヤウ― [0] 【羊羹色】
(1)淡い赤みの紫黒色。
(2)黒・紫などの衣類があせて赤茶けた色。

ようかんがみ

ようかんがみ ヤウ― [3] 【羊羹紙】
褐色の光沢のある,厚い油紙。タバコ入れなどにした。

ようかんすう

ようかんすう ヤウクワンスウ [3] 【陽関数】
� が � の関数のとき �=�(�)の形で表される関数。
⇔陰関数

ようかカリウム

ようかカリウム エウクワ― [5] 【沃化―】
無色・立方晶系の結晶。化学式 KI 水によく溶け,アルコールにも溶ける。水溶液はヨウ素を溶かす。医薬・分析試薬のほか,他のヨウ素化合物の原料になる。ヨードカリ。

ようかカリウムでんぷんし

ようかカリウムでんぷんし エウクワ― [10] 【沃化―澱粉紙】
ヨウ化カリウムとデンプンの水溶液を濾紙(ロシ)にしみ込ませて乾燥した試験紙。酸化剤と反応すると,ヨウ素が生成し,ヨウ素デンプン反応のために青色になる。塩素・オゾン・過酸化水素などの検出に用いる。

ようが

ようが ヤウグワ [0] 【陽画】
ポジティブに同じ。
⇔陰画

ようが

ようが【洋画】
a Western-style painting (絵画);a foreign film (映画).洋画家 an artist in the Western style.

ようが

ようが エウ― [1][0] 【幼芽】
(1)生え出たばかりの芽。
(2)種子の胚にできる芽。発芽して地上茎になる。

ようが

ようが【陽画】
《写》a positive (picture).→英和

ようが

ようが ヤウグワ [0] 【洋画】
(1)西洋画。油絵・水彩画など西洋式の絵画。日本画に対していう。「―家」
(2)欧米で製作されて輸入された映画。外国映画。
⇔邦画

ようが

ようが エフ― [0][1] 【葉芽】
発達して葉や茎になる芽。花芽より小形でふくらみ方が少ない。

ようがい

ようがい エウ― [0] 【幼孩】
〔「孩」は赤んぼうの意〕
ちのみご。おさなご。

ようがい

ようがい【要害】
a fortress;→英和
a stronghold.→英和
要害堅固の unassailable;→英和
impregnable;→英和
unapproachable.→英和

ようがい

ようがい ヤウガヒ [0] 【瑩貝】
紙・布などをこすって光沢を出すための貝がら。竹や金属で作ったものもいう。

ようがい

ようがい エウ― [0] 【要害】
(1)険しい地形で,敵の攻撃を防ぐのに便利なこと。また,その土地。「―の地」
(2)城塞。城郭。とりで。「天然の―」
(3)防御をかためること。用心すること。「様体みるに厳しく―して/浮世草子・武道伝来記 7」

ようがいけんご

ようがいけんご エウ― [5] 【要害堅固】
地形がけわしく防備が固く,容易には破られないこと。「―の城」

ようがいのいた

ようがいのいた エウ― 【要害の板】
兜(カブト)の眉庇(マビサシ)と鉢との接合部の内側にあてる薄い鉄板。

ようがく

ようがく ヤウ― [0] 【洋楽】
西洋の音楽。
⇔邦楽

ようがく

ようがく ヤウ― [0] 【洋学】
西洋の学問。江戸末期以降,蘭学を含めた西洋の学問全般をさしていった。

ようがく

ようがく【洋楽】
Western-style music.

ようがくこうよう

ようがくこうよう エウガクカウエウ 【幼学綱要】
修身教育書。七巻三冊。元田永孚(ナガザネ)著。1882年(明治15)完成。孝行・忠節・和順など儒教での徳目を例話や画を交えて説き,幼童の教化をめざしたもの。宮内省より全国の学校へ配布。のちの教育勅語の基となった。

ようがくしょ

ようがくしょ ヤウ― 【洋学所】
1855年8月,江戸幕府が天文方から独立させ,外交文書および輸入書籍の翻訳を主務とした部局。翌年2月,蕃書調所と改称。

ようがけ

ようがけ ヤウ― [0] 【洋掛(け)】
合繊綿を入れ,キルティングでとじた掛け布団。洋掛け布団。

ようがさ

ようがさ ヤウ― [3][0] 【洋傘】
洋式の傘。三角形に裁断した布を数枚縫い合わせて金属の骨に糸でとめる。
→和傘

ようがし

ようがし【洋菓子】
Western-style cakes[confectionery].

ようがし

ようがし ヤウグワシ [3] 【洋菓子】
明治以降日本に入った,西洋風の菓子。ケーキ・チョコレート・ビスケットなどの類。

ようがっき

ようがっき ヤウガクキ [3] 【洋楽器】
西洋の楽器。西洋の音楽の演奏に使う楽器。

ようがっこう

ようがっこう ヤウガクカウ [3] 【洋学校】
明治期,西洋の学問や語学を教えた学校。

ようがましい

ようがまし・い ヤウ― 【様がましい】 (形)[文]シク やうがま・し
〔中世・近世語〕
(1)なにかわけがありそうだ。もったいぶっている。わざとらしい。「―・しく 『あし引とはいかやうなる事』 など様々書きたるは/正徹物語」
(2)注文が難しい。条件が厳しい。「さてさてこなたは咄しに―・い人で御ざる/狂言・千鳥(虎寛本)」

ようがらし

ようがらし ヤウ― [3] 【洋辛子・洋芥子】
⇒マスタード

ようがり

ようが・り ヤウ― 【様がり】 (動ラ変)
〔「よう(様)があり」の転〕
普通とちがった趣がある。面白い。「この女房,―・る暦かなとは思へども/宇治拾遺 5」

ようがわら

ようがわら ヤウガハラ [3] 【洋瓦】
西洋風の型の瓦の総称。

ようがん

ようがん【溶岩】
lava.→英和
溶岩流 a stream of lava.→英和

ようがん

ようがん [0] 【容顔】
顔つき。顔かたち。かおだち。「御才学もいみじく―も世に勝れて/太平記 18」

ようがん

ようがん [1][0] 【溶岩・熔岩】
地下深部のマグマが地表に噴出し,流動している溶融体。また,それが冷却・固結してできた火山岩。ラバ。

ようがんえんちょうきゅう

ようがんえんちょうきゅう [7] 【溶岩円頂丘】
粘性の高い溶岩から成るドーム状の火山。箱根の二子山など。鐘状火山。塊状火山。トロイデ。

ようがんじゅけい

ようがんじゅけい [5] 【溶岩樹形】
溶岩中に残された樹木の形。溶岩流が地表を流動中に樹木をとりこみ,その形が残った空洞。富士山麓の青木ヶ原溶岩流に見られる。

ようがんせんとう

ようがんせんとう [5] 【溶岩尖塔】
ほとんど固結した溶岩が火道から地表にゆっくり押し出され,火口上に柱状に突出したもの。1902年,ペレー火山(小アンチル諸島マルチニク島)の活動のときには,最高300メートルにも達した。火山岩尖。ベロニーテ。

ようがんだいち

ようがんだいち [5] 【溶岩台地】
地殻の割れ目または多くの火口から多量の玄武岩質の溶岩流が噴出し,ほぼ水平に重なってつくられた広大な台地。インドのデカン高原,北アメリカのコロンビア高原など。香川県の屋島などは小規模な例。ペディオニーテ。

ようがんりゅう

ようがんりゅう [3] 【溶岩流】
火口あるいは地殻の割れ目から噴出した溶融体の流れ。また,それが流れたまま固結してできた岩体。

ようがんトンネル

ようがんトンネル [5] 【溶岩―】
溶岩流の表面が冷却・固結し,内部の溶融部分が流れ去ってできたトンネル状の空洞。富士山の山麓の風穴など。

ようき

ようき ヤウ― [1] 【様器・楊器】
儀式用の食器の総称。「小さく割りて蓮の葉に包みて―に据ゑて/宇津保(国譲中)」

ようき

ようき ヤウ― 【陽気】
■一■ (名)
(1) [0]
天候。時候。「よい―になる」「―の加減で体がだるい」「―のせいで妙にはしゃいでいる」
(2) [1]
万物が動き,生まれ出ようとする気。
⇔陰気
■二■ [0] (名・形動)[文]ナリ
(1)浮き浮きした感じでにぎやかな・こと(さま)。「―に騒ぐ」
(2)性質の明るく快活な・こと(さま)。「―な人」「―な性格」
⇔陰気
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――さ(名)

ようき

ようき [1] 【用器】
器具・器械を用いること。また,その器具や器械。

ようき

ようき ヤウ― [1] 【揚棄】 (名)スル
⇒止揚(シヨウ)

ようき

ようき【陽気な】
cheerful;→英和
lively;→英和
merry.→英和
〜に cheerfully;→英和
gaily;→英和
merrily.→英和
〜の加減で because of the weather;→英和
<I think> it is the weather.

ようき

ようき【容器】
a container;→英和
a receptacle;→英和
a vessel.→英和

ようき

ようき [1] 【容器】
物を入れるうつわ。入れ物。

ようき

ようき エウ― [1] 【妖姫】
(1)人に妖気を感じさせるほど,あやしくあでやかな女性。
(2)美しい女の化け物。

ようき

ようき エウ― [1] 【妖気】
何か悪い事が起こりそうなあやしい気配。

ようき=発するところ金石また透(トオ)る

――発するところ金石また透(トオ)る
〔朱子語録〕
精神を集中して行えば,どんなことでも成しとげられる。

ようきが

ようきが [3] 【用器画】
定規(ジヨウギ)・コンパス・分度器などを用いて図形を描く方法。
⇔自在画

ようきせき

ようきせき ヤウキ― [3] 【陽起石】
⇒緑閃石(リヨクセンセキ)

ようきひ

ようきひ ヤウ― 【楊貴妃】
(1)(719-756) 中国,唐の玄宗の妃。才色すぐれ歌舞をよくし,初め玄宗の皇子の妃となったが,玄宗の寵愛(チヨウアイ)をうけて第二夫人の貴妃とされた。楊氏一族もみな高位にのぼった。安禄山の乱を逃れる途上,官兵に縊死させられた。白居易の「長恨歌(チヨウゴンカ)」をはじめ多くの詩や小説の題材となった。
(2)能の一。三番目物。金春(コンバル)禅竹作。白居易の「長恨歌」に基づく。
(3)「楊貴妃桜」に同じ。

ようきひざくら

ようきひざくら ヤウ― [5] 【楊貴妃桜】
サトザクラの一品種。花は大きく淡紅色で,八重咲き。楊貴妃。

ようきもの

ようきもの ヤウ― [0] 【陽気者】
陽気な者。ほがらかな人。

ようきゃく

ようきゃく エウ― 【要脚】 ・ ヨウ― 【用脚】
(1)金銭。ぜに。おあし。[日葡]
(2)税金。「寺道場に―を懸け,僧物施料を貪る事を業とす/太平記 35」
(3)費用。入費。また,それに当てるための物品。「諸司―の公事正税/太平記 27」

ようきゃく

ようきゃく ヤウ― [0] 【洋客】
西洋から日本に来た人。

ようきゅう

ようきゅう ヤウ― [0] 【洋弓】
西洋式の弓。アーチェリー。

ようきゅう

ようきゅう【要求する】
demand;→英和
require;→英和
claim;→英和
request.→英和
〜に応じる meet a requirement[demand].〜に応じて at a person's request.→英和
〜を満たす fulfill the needs[requirements] <of> .→英和

ようきゅう

ようきゅう ヤウ― [0] 【楊弓】
〔もと楊柳(ヨウリユウ)でつくったからいう〕
長さ二尺八寸(約85センチメートル)ほどの遊戯用の小さな弓。すわって射る。江戸時代に盛んに行われた。

ようきゅう

ようきゅう【洋弓】
archery.

ようきゅう

ようきゅう エウキウ [0] 【要求】 (名)スル
(1)必要だとして,また当然の権利として強く求めること。「賃上げを―する」「時代の―」「相手の―をのむ」「―書」
(2)〔心〕「欲求{(2)}」に同じ。

ようきゅうすいじゅん

ようきゅうすいじゅん エウキウ― [5] 【要求水準】
課題を実行する際に目標とされる水準。

ようきゅうてん

ようきゅうてん ヤウ― [3] 【楊弓店】
「楊弓場(ヨウキユウバ)」に同じ。

ようきゅうば

ようきゅうば ヤウ― [0] 【楊弓場】
料金を取って楊弓を射させる遊戯場。矢取り女を置き,ひそかに売淫もさせた。的屋(マトヤ)。矢場。楊弓店。

ようきゅうばらいよきん

ようきゅうばらいよきん エウキウバラヒ― [8] 【要求払預金】
⇒通貨性預金

ようきょう

ようきょう エウケウ [0] 【妖教】
人を惑わすあやしげな宗教。

ようきょう

ようきょう【容共の】
pro-communist <policies> .

ようきょう

ようきょう [0] 【容共】
共産主義を容認すること。
⇔反共

ようきょう

ようきょう ヤウキヤウ [0] 【佯狂・陽狂】
狂人のふりをすること。また,その人。にせきちがい。

ようきょく

ようきょく ヤウ― [0] 【陽極】
一対の電極のうち,電位の高い方の電極。正の電極。プラスの電極。電気分解や真空管の場合はアノードに相当する。現在では,電池の場合は,陽極と呼ばずに正極と呼ぶことが多い。
⇔陰極

ようきょく

ようきょく【陽極】
《電》the positive pole;the anode.→英和

ようきょく

ようきょく【謡曲】
<chant> a No(h) song;No(h) recitation.

ようきょく

ようきょく エウ― [0] 【謡曲】
(1)能の詞章。
(2)能の詞章だけを謡う芸事。本来の演能に含まれる役者の動き・囃子(ハヤシ)・間狂言(アイキヨウゲン)を除外し,シテ・ワキ・地謡(ジウタイ)などの分担を行わず,詞章全体を一人で謡う。謡(ウタイ)。

ようきょくせん

ようきょくせん ヤウ― [0][4] 【陽極線】
真空放電の際,陽極から陰極へ向けて流れる高速度の陽イオン流。カナル線。

ようきょくでい

ようきょくでい ヤウ― [4] 【陽極泥】
金属の電解精錬の際,陽極の下にたまってくる泥状の沈殿物。特に銅精錬の場合,この中に金・銀などの貴金属を多く含む。アノード-スライム。

ようきん

ようきん ヤウ― [0] 【洋琴】
(1)近世,中国・朝鮮の打弦楽器。平たい箱状の木製胴の上面に真鍮(シンチユウ)弦を平行に張り竹製の細い棒(琴竹)を左右の手に持ち打ち鳴らす。弦数は一四〜七六本で種々ある。日本では明清楽の楽器として用いられた。
(2)ピアノのこと。
洋琴(1)[図]

ようきん

ようきん [0] 【用金】
(1)公用の金銭。
(2)「御用金」に同じ。

ようきん

ようきん エウ― [0] 【要緊】 (名・形動)[文]ナリ
きわめて大切な・こと(さま)。緊要。「この五者…事業を成すには最も―にして/西国立志編(正直)」

ようきん

ようきん ヤウ― [0] 【洋斤】
ポンド(重量の単位)の異名。

ようきん

ようきん [0] 【溶菌】
(1)抗体が細菌と反応し,補体の存在下でその細菌を死滅溶解させること。
(2)バクテリオファージが細菌内に入り,細菌を溶かすこと。

ようきん

ようきん ヤウ― [0] 【洋禽】
西洋産の家禽。

ようぎ

ようぎ エウ― [1] 【要義】
重要な意義。根本の意義。

ようぎ

ようぎ [1] 【容儀】
(1)礼儀にかなった姿や態度。「―を正す」
(2)顔だち。「其―次第に男のかたより金銀とるはずの事なるべし/浮世草子・一代女 3」

ようぎ

ようぎ【容疑】
suspicion.→英和
…の〜で on charge of….‖容疑者 a suspect;a suspected person.

ようぎ

ようぎ [1] 【容疑】
罪を犯したのではないかという疑い。嫌疑(ケンギ)。「―がはれる」

ようぎしゃ

ようぎしゃ [3] 【容疑者】
犯罪の容疑をもたれた者。法律では「被疑者」という。

ようぎたいはい

ようぎたいはい 【容儀帯佩】
礼儀にかなった容姿と身のこなし。「―人に勝(スグ)れ/平家 2」

ようぎは

ようぎは ヤウギ― 【楊岐派】
中国禅宗五家七宗の一。臨済宗の一系。宋代以後の同宗の主流。北宋の楊岐方会(ヨウギホウエ)を祖とする。日本の臨済宗は,栄西の千光派以外,この派に属する。

ようぎょ

ようぎょ【養魚】
fish breeding[farming].養魚場 a fish farm[pond].

ようぎょ

ようぎょ ヤウ― [1] 【養魚】
人工的に魚を飼い,育てること。「―場」「―池」

ようぎょ

ようぎょ エウ― [1] 【幼魚】
稚魚(チギヨ)より大きくなっているが,まだ十分成長していない魚。

ようぎょう

ようぎょう エウゲフ [0][1] 【窯業】
窯(カマ)を用いて粘土その他の非金属原料を高熱処理し,煉瓦(レンガ)・ガラス・陶磁器・琺瑯(ホウロウ)・セメントなどを製造する工業。

ようぎょう

ようぎょう【窯業】
the pottery[ceramic]industry.窯業所 a pottery.

ようぎん

ようぎん ヤウ― [0] 【洋銀】
(1)銀灰色の銅合金。組成は銅50〜70パーセント,ニッケル5〜30パーセント,亜鉛10〜30パーセント。常温での加工が容易なので,装飾品・食器に加工される。洋白(ヨウハク)。ニッケリン。
(2)幕末から明治初期にかけて,日本に移入された銀貨。

ようくぎ

ようくぎ ヤウ― [0] 【洋釘】
洋式の鉄の丸釘。明治初年に日本に伝わり,普及した。丸釘。
→和釘

ようくん

ようくん ヤウ― [0] 【養君】
養い育てている君主。守り育てる主君。やしないぎみ。

ようくん

ようくん エウ― [1] 【幼君】
おさない君主。幼主。

ようぐ

ようぐ [1] 【庸愚】 (名・形動)[文]ナリ
平凡でおろかな・こと(さま)。「其君主は―なれば/日本開化小史(卯吉)」

ようぐ

ようぐ エウ― [1] 【要具】
必要な道具。必要品。

ようぐ

ようぐ【用具】
tools;implements.

ようぐ

ようぐ [1] 【用具】
ある事をするのに使用する道具。「大工―」「筆記―」

ようぐきょうか

ようぐきょうか [4] 【用具教科】
他の教科を学習するための基礎または用具となる教科。国語や算数をいう。
⇔内容教科

ようぐら

ようぐら ヤウ― [0] 【洋鞍】
乗馬用の洋式の鞍。現在は一般にこれが用いられる。
→和鞍(ワグラ)

ようぐん

ようぐん ヤウ― [0] 【羊群】
羊のむれ。転じて,臆病者のむれ。

ようぐんがん

ようぐんがん ヤウ― [3] 【羊群岩】
基盤岩が氷食で削られて丸みを帯びた瘤(コブ)状突起群。表面には擦痕(サツコン)が刻まれ,上流側は研磨され,下流側は破断されて,氷河の流動方向を示す。氷食谷の谷底にみられ,羊が群がっているさまに似るのでこの名がある。羊背岩。

ようけい

ようけい ヤウ― 【楊炯】
(650頃-695頃) 中国,初唐の詩人。盈川(エイセン)県の令に左遷されたところから,楊盈川とも呼ばれる。初唐の四傑の一。著「楊盈川集」

ようけい

ようけい ヤウ― [0] 【養鶏】
卵や肉を利用するため,鶏を飼い育てること。「―業」「―場」

ようけい

ようけい【養鶏】
poultry farming.養鶏場 a poultry[chicken]farm[yard].

ようけいさいるい

ようけいさいるい エフケイサイ― [5] 【葉茎菜類】
葉や茎を食用にする野菜類。ネギ・ウド・アスパラガスなど。

ようけいせいじゅく

ようけいせいじゅく エウケイ― [5] 【幼形成熟】
動物が幼生形のままで生殖巣が成熟して繁殖する現象。メキシコサンショウウオ・イソギンチャク類・クラゲ類などに見られる。ネオテニー。

ようけつ

ようけつ エウ― [0] 【要訣】
物事をなすのに欠かせない大切な方法。物事の奥義。秘訣。

ようけつ

ようけつ [0] 【溶血】
赤血球の膜が破れるなどして,ヘモグロビンが血球外に出る現象。溶血素の作用による抗原抗体反応によるほか,浸透圧の低下,ある種の細菌の分泌する毒素,薬剤など,種々の要因で起こる。溶血現象。溶血反応。

ようけつぎょうかいがん

ようけつぎょうかいがん [7] 【溶結凝灰岩】
高温の火山灰が大量に厚く積もり,その内部で再融・圧密されて生じた岩石。爆発的な火山活動に伴って発生した大規模な火砕流の堆積物中にみられる。しばしば粗い柱状節理を呈し,大雪山ふもとの層雲峡,十和田の奥入瀬(オイラセ),阿蘇の高千穂峡などが有名。

ようけつせいひんけつ

ようけつせいひんけつ [0] 【溶血性貧血】
何らかの原因で赤血球の破壊が亢進した結果起こる,貧血を主症状とする疾患の総称。黄疸を伴う。先天的に赤血球に異常がある場合のほか,自己免疫疾患,薬物過敏症,新生児の Rh 不適合,異型輸血などで起こる。

ようけつせいれんさきゅうきん

ようけつせいれんさきゅうきん [10] 【溶血性連鎖球菌】
連鎖球菌属の細菌の一群。血液寒天培地で培養したとき,集落の周囲に透明な溶血環を生じるもの。溶連菌。

ようけつそ

ようけつそ [4] 【溶血素】
(1)赤血球を破壊しヘモグロビンを出させる物質(抗体)。通常,補体の協力を必要とする。
(2)細菌毒素や,蛇毒・蜂毒などの動物性毒素。溶血毒。

ようけつはんのう

ようけつはんのう [5] 【溶血反応】
⇒溶血(ヨウケツ)

ようけん

ようけん [3] 【用件】
伝えるべき事柄。なすべき事柄。用向き。「―を話す」「―を済ます」

ようけん

ようけん【要件】
an important matter[business];[条件]an essential factor;a requisite <for> .→英和

ようけん

ようけん ヤウ― [0] 【洋犬】
西洋種の犬。ブルドッグ・シェパード・コリーなど。
⇔和犬

ようけん

ようけん ヤウ― [0] 【洋剣】
西洋の剣。サーベル。洋刀。

ようけん

ようけん エウ― [3][0] 【要件】
必要な条件。欠くことのできない条件。「必要な―を書き込む」

ようけん

ようけん【用件】
business.→英和
緊急の〜 <on> urgent business.→英和
御〜は何ですか What can I do for you?

ようけん

ようけん ヤウ― 【楊堅】
(541-604) 中国,隋の初代皇帝(在位 581-604)。廟号は高祖,諡(オクリナ)は文帝。北周の静帝の禅譲をうけて即位。北の突厥(トツケツ)を討ち,589年南朝の陳を滅ぼして中国を統一,都の大興城(西安付近)を造営した。均田制・府兵制の施行,科挙の創設など,開皇の治と称された。

ようけんどう

ようけんどう ヤウケンダウ 【養賢堂】
仙台藩主伊達吉村により,1737年に創設された藩校。

ようげき

ようげき エウ― [0] 【邀撃】 (名)スル
〔「邀」は迎える意〕
迎え撃つこと。迎撃。「―戦闘機」「敵を筑前沖の島附近に―せんと/此一戦(広徳)」

ようげき

ようげき エウ― [0] 【要撃】 (名)スル
〔「要」は待ち伏せする意〕
待ち伏せして攻撃すること。「おれと山嵐は二人の帰路を―しなければならない/坊っちゃん(漱石)」

ようげき

ようげき【要撃する】
attack by surprise;intercept (迎撃).→英和

ようげつ

ようげつ エウ― [0] 【妖孽】
不吉なわざわいの前兆。「当時の人の心を以て祥瑞―と認めたる事件/日本開化小史(卯吉)」

ようげつ

ようげつ ヤウ― [1] 【陽月】
陰暦一〇月の異名。

ようげん

ようげん ヤウ― [0] 【揚言・颺言】 (名)スル
公然と言うこと。おおっぴらに言うこと。「文学は人生に相渉るべからずと―する愚人は/文学史骨(透谷)」

ようげん

ようげん エウ― [0] 【要言】 (名)スル
要点をとらえた言葉。要語。

ようげん

ようげん [1][3] 【用言】
自立語のうち,活用があり,単独で述語となりうるもので,事物の動作・存在・性質・状態を叙述するもの。その下位分類として,動詞・形容詞・形容動詞の三品詞を認める。
⇔体言

ようげん

ようげん エウ― [0] 【妖言】
人を迷わす,あやしい言葉。

ようげんきん

ようげんきん [0] 【溶原菌】
バクテリオファージに感染された細菌で,溶菌せずにバクテリオファージのゲノムを染色体の一部として組み込むことなどによって保持しているもの。見かけは正常な細菌だが,リプレッサーの不活性化によって,バクテリオファージが増殖を始めると,溶菌する。

ようこ

ようこ ヤウ― [1] 【養虎】
虎を飼うこと。

ようこ

ようこ エウ― [1] 【杳乎】 (形動タリ)
深く広いさま。はるかなさま。

ようこ

ようこ エウ― [1] 【妖狐】
人間を化かす怪しい力をもつ狐。

ようこ

ようこ エウ― [1] 【腰鼓】
伎楽で用いた鼓(ツヅミ)の一種。首からかけたひもで腰のあたりに下げ,両手で打ち鳴らす。呉(クレ)の鼓。こしつづみ。
腰鼓[図]

ようこ=の患(ウレ)え

――の患(ウレ)え
〔史記(項羽本紀)〕
将来の災いの種となる敵を許すこと。後日に不安を残すこと。

ようこう

ようこう【陽光】
sunshine.→英和

ようこう

ようこう【要綱】
an outline.→英和

ようこう

ようこう ヤウクワウ [0] 【陽光】
(1)太陽の光線。日光。「真夏の―」
(2)グロー放電・アーク放電で,中心部に現れる光った部分。電子とイオンのプラズマからなる。光芒。陽光柱。

ようこう

ようこう ヤウ― [0] 【洋紅】
⇒カルミン

ようこう

ようこう エウカウ [0] 【要綱】
根本的な,重要な事柄。また,そのような重要事項をまとめ上げたもの。「政策の―」

ようこう

ようこう【要港】
a strategic port.

ようこう

ようこう エウクワウ [0] 【揺光】
北斗七星の柄の先端にある星の名。破軍星(ハグンセイ)。

ようこう

ようこう【要項】
the gist;→英和
essential points.

ようこう

ようこう ヤウカウ [0] 【洋行】 (名)スル
(1)欧米へ留学・旅行すること。「―帰り」
(2)中国で,外国人経営の商社。

ようこう

ようこう エウカウ [0] 【要港】
(1)交通・輸送・軍事・産業上重要な港。「東西貿易の―」
(2)旧海軍の基地の一。軍港より規模・機能ともに小さく,警備府が置かれた。

ようこう

ようこう エウクワウ [0] 【妖光】
あやしい光。不気味な光。

ようこう

ようこう エウカウ [0] 【要項】
必要な事項。また,それを書き記したもの。「入学者の募集―」

ようこう

ようこう【洋行する】
go[travel]abroad.〜中に while abroad.‖洋行帰り a person returned from abroad.

ようこうそ

ようこうそ エフクワウソ [3] 【葉黄素】
⇒キサントフィル

ようこうは

ようこうは エウカウ― 【姚江派】
〔「姚江」は,王陽明の出身地である中国浙江省の川の名〕
陽明学派の異名。

ようこうひ

ようこうひ ヤウカウ― [3] 【揚抗比】
飛行機の揚力と抗力の比。揚抗比が最大になる迎え角での飛行が最も経済的。

ようこうろ

ようこうろ ヨウクワウ― [3] 【溶鉱炉・鎔鉱炉】
鉄・銅・鉛などの金属の製錬用に用いるたて型の炉。製鉄用には大形のものが用いられ高炉という。炉頂から原料鉱石・融剤・燃料を装入し,下方の羽口から熱風を送り,融解・製錬して粗金属あるいは鈹(カワ)と呼ばれる中間製品を得る。

ようこうろ

ようこうろ【溶鉱炉】
a furnace.→英和

ようこく

ようこく ヤウ― [0] 【陽刻】
文字・模様・画像が浮き出るように彫刻すること。また,そうした彫刻。陽文(ヨウブン)。
⇔陰刻

ようこじょう

ようこじょう ヤウコジヤウ 【楊虎城】
(1883-1949) 中国の軍人。陝西省出身。辛亥革命,国民革命に参加。1936年に蒋介石を監禁して西安事件を起こした。38年逮捕され,重慶の獄中で殺害された。ヤン=フーチョン。

ようこそ

ようこそ
〜おいでくださいました I am very glad to see you[that you have come].

ようこそ

ようこそ [1] (副)
〔「よくこそ」の転〕
相手の訪問などを歓迎する意を表す語。よくぞ。感動詞的にも用いられる。「遠い所を―お出掛け下さいました」「これは,―」

ようこん

ようこん エウ― [0] 【幼根】
(1)生えたばかりの細くて若い根。
(2)種子の胚にできる根。将来,主根となる。第一次根。

ようご

ようご【養護学級】
a weak[handicapped]children's class.‖養護教諭 a nurse-teacher.養護老人ホーム a nursing home for the aged.

ようご

ようご [0] 【用語】
使用されている言葉。特に,ある人や分野などにもっぱら用いられる字句。術語。「哲学―」

ようご

ようご ヤウ― [0] 【洋語】
西洋諸国の言語。西洋語。

ようご

ようご【用語】
[言葉遣い]wording;→英和
phraseology;→英和
vocabulary;→英和
[術語]a (technical) term;terminology.→英和

ようご

ようご [0] 【用後】
使ったあと。使用後。

ようご

ようご【擁護】
protection;→英和
defense;→英和
support.→英和
〜する protect <A from B> ;→英和
defend;→英和
support;stand by.‖擁護者 a protector;a defender;a supporter.

ようご

ようご エウ― [0] 【要語】
重要なことば。要言。「―索引」

ようご

ようご ヤウ― [1] 【影護】
〔「よう」は呉音〕
神仏が影のように身にそって守ってくれること。

ようご

ようご ヤウ― [1] 【養護】 (名)スル
(1)特別に保護を加えながら成長を助けること。
(2)〔教〕 児童の心身の成熟の程度に応じ,これを保護しその成長・発展を促進すること。

ようご

ようご [1] 【擁護】 (名)スル
危害・破壊を加えようとするものから,かばいまもること。「人権を―する」

ようごう

ようごう ヤウガウ [0] 【影向・影響・影嚮】
〔呉音〕
(1)仏・菩薩また神などが仮の姿をとって人々の眼前に現れること。また,その姿。
(2)貴人などが来ること。また,現れることや来ることをしゃれていう語。「これは旦那めづらしの―や/浮世草子・禁短気」

ようごう

ようごう ヤウゴフ 【永劫】
〔「よう」は呉音。「ようこう」とも〕
「えいごう(永劫)」に同じ。[日葡]

ようごういし

ようごういし ヤウガウ― [3] 【影向石】
神が降臨する際に御座(ミクラ)とするといわれている石。

ようごうしゅ

ようごうしゅ ヤウガウ― [3] 【影向衆】
他の仏国土から現れて釈迦の教化を助ける菩薩(ボサツ)たちのこと。文殊(モンジユ)・普賢(フゲン)など。

ようごがっこう

ようごがっこう ヤウ―ガクカウ [4] 【養護学校】
知的障害・肢体不自由・病弱な者に対して,普通教育に準ずる教育を施し,あわせてその障害を補うため,必要な知識・技能を授ける学校。

ようごきょうゆ

ようごきょうゆ ヤウ―ケウ― [4] 【養護教諭】
児童・生徒の養護をつかさどる小・中・高等学校,および盲・聾・養護学校の教諭。

ようごしせつ

ようごしせつ ヤウ― [4] 【養護施設】
児童福祉法に基づき,保護者のいない児童,虐待をうけている児童など養護を要する児童を入所させ,その生活を保障する施設。

ようごとなし

ようごとな・し ヤウゴト― 【止事無し】 (形ク)
「やんごとなし」の撥音「ん」を「う」と表記したもの。「かく―・くものし給ふを/宇津保(国譲下)」

ようごろうじんホーム

ようごろうじんホーム ヤウ―ラウジン― [8] 【養護老人―】
老人福祉法に基づき,心身・環境・経済上の理由により,家庭で養護を受けることが困難な高齢者を入所させて,養護する施設。設置主体は地方公共団体および社会福祉法人。

ようさい

ようさい [0] 【溶滓・鎔滓】
⇒スラグ

ようさい

ようさい ヤウ― [0] 【洋裁】
洋服の裁縫。
⇔和裁

ようさい

ようさい【要塞】
a fortress;→英和
a stronghold.→英和
要塞地帯 a fortified zone.

ようさい

ようさい エウ― [0] 【要塞】
戦略上の重要地点に設けられる,主に防衛を目的とした軍事施設。

ようさい

ようさい ヤウ― [0] 【洋才】
西洋の学問に関する才能・知識。「和魂―」

ようさい

ようさい ヤウ― [0] 【洋菜】
セロリ・パセリなど,多く明治時代以後に西洋から輸入された野菜。西洋野菜。

ようさい

ようさい【洋裁】
dressmaking.→英和
‖洋裁学校 a dressmaking[dressmakers']school.洋裁師 a dressmaker.洋裁店 a dressmaking shop.

ようさい

ようさい [0] 【庸才】
凡庸の才。また,その人。凡才。

ようさい

ようさい [0] 【甕菜】
ヒルガオ科の多年草。熱帯アジア原産。東南アジアなどで野菜として栽培される。水辺や水中に生え,茎・葉はサツマイモに似る。秋,淡紫または白色のヒルガオ状の花を開く。若芽・葉を食用とする。

ようさい

ようさい ヤウサイ 【栄西】
⇒えいさい(栄西)

ようさい

ようさい エウ― [0] 【窯彩】
⇒エナメルド-グラス

ようさいちたい

ようさいちたい エウ― [5][6] 【要塞地帯】
要塞とそのまわりの地域。軍事上の重要地域。

ようさいとし

ようさいとし エウ― [5] 【要塞都市】
濠や城壁に囲まれた軍事拠点を中心に発達した都市。一三世紀から一四世紀にかけて主にフランスで建設された。

ようさいるい

ようさいるい エフサイ― [3] 【葉菜類】
主に葉の部分を食用とする野菜。白菜・小松菜・キャベツなど。

ようさつ

ようさつ エウ― [0] 【要殺】
待ち伏せて,殺すこと。「其夜少将殿を―に及びたる/近世紀聞(延房)」

ようさり

ようさり 【夜さり】
〔「よさり」の転〕
夜。また,夕方。「―行きて見るに/平中 38」

ようさりかた

ようさりかた 【夜さり方】
「よさりつかた」に同じ。「―,こと蔵人してきこえ給ふ/宇津保(国譲下)」

ようさりつかた

ようさりつかた 【夜さりつ方】
夜がやってきた時分。夕方。「―,二条院へわたり給はむとて/源氏(若菜下)」

ようさん

ようさん【養蚕】
sericulture.→英和
養蚕業 sericultural[silk-raising]industry.

ようさん

ようさん エフ― [0] 【葉酸】
水溶性のビタミン B 複合体の一。緑色野菜・肝臓・酵母などに多く含まれる。ヒトのヘモグロビン形成に関与し造血因子として作用。欠乏すると貧血・舌炎・下痢などが起こる。ビタミン M 。

ようさん

ようさん ヤウ― [0] 【洋算】
〔「ようざん」とも〕
幕末に西洋から伝来した数学。西洋算。筆算。
→和算

ようさん

ようさん ヤウ― [0] 【養蚕】
繭をとるために蚕(カイコ)を飼い育てること。「―業」

ようざい

ようざい【溶剤】
a solvent.→英和

ようざい

ようざい [0] 【用材】
(1)土木・建築・家具製作などに用いる材木。「建築―」
(2)材料として用いるもの。「学習―」

ようざい

ようざい【用材】
<米> lumber[ <英> timber](木材);→英和
(building) materials.

ようざい

ようざい [0] 【溶剤】
特に工業の分野で用いる,物質を溶かすのに用いる液体。アルコール・ガソリンなどの類。溶媒。

ようざん

ようざん エウ― [0] 【腰斬・要斬】
(1)古代中国の刑罰で,腰の部分でからだを切断するもの。
(2)物事が中断すること。「士官次室の話は暫(シバ)し―となりぬ/不如帰(蘆花)」

ようし

ようし ヤウシ 【楊子】
楊朱の尊称。

ようし

ようし エウ― [0] 【夭死】 (名)スル
若くして死ぬこと。わかじに。夭折。「或は病身,或は―などと/蘭学事始」

ようし

ようし [1] 【溶滓・鎔滓】
⇒スラグ

ようし

ようし ヤウ― [0] 【養子】
養子縁組によって子となった者。「―になる」「―に行く」

ようし

ようし ヤウシ 【揚子】
揚雄(ヨウユウ)の尊称。

ようし

ようし ヤウ― [0] 【洋紙】
パルプを原料とし,機械漉(ス)き製紙法で作られる紙の総称。西洋でその製法が考案されたのでいう。新聞用紙・印刷用紙・包装用紙,模造紙・ロール紙・板紙など。
⇔和紙
→紙

ようし

ようし エウ― [1] 【要旨】
主な内容。述べようとする内容の主要な点を短くまとめたもの。「発言の―」

ようし

ようし【要旨】
⇒要点,要領,趣意.

ようし

ようし ヤウ― [1] 【羊脂】
羊(ヒツジ)または山羊(ヤギ)の脂肉から採取した脂肪。石鹸(セツケン)製造に用いる。

ようし

ようし ヤウ― 【羊歯】
⇒しだ(羊歯)

ようし

ようし [1] 【容止】
立ち居ふるまい。身のこなし。挙動。

ようし

ようし【洋紙】
Western-style paper.

ようし

ようし【陽子】
《理》a proton.→英和

ようし

ようし ヤウ― [1] 【陽子】
素粒子の一。記号 p 電荷は正の電気素量,スピン1/2,質量約 1.673×10�²� キログラムで安定。バリオンに属する。中性子とともに核子と呼ばれ,原子核を構成,陽子の数によって元素の種類が決まる。プロトン。

ようし

ようし【容姿端麗である】
One's appearance is good.〜端麗な good-[respectable-,decent-]looking.

ようし

ようし【養子】
an adopted[a foster]son[child].〜にする adopt <a child> .→英和
‖養子縁組 adoption.

ようし

ようし [1] 【容姿】
顔かたちと体つき。すがたかたち。「―端麗」

ようし

ようし [0][1] 【用紙】
ある特定の目的に用いる,紙質や大きさの定まった紙。「原稿―」「答案―」「新聞―」

ようし

ようし【用紙】
a form.→英和
所定の〜 a printed form.‖試験[答案]用紙 an examination paper.

ようしえんぐみ

ようしえんぐみ ヤウ― [0][4] 【養子縁組】
血統においては親子でない者の間に,法律上,実の親子と同じ関係を成立させる行為。普通養子縁組と特別養子縁組とがある。

ようしき

ようしき ヤウ― [0] 【様式】
(1)かたちや様子。同類のものの間に共通の,一定の形式・やり方。「生活―」「書類の―が変わる」
(2)芸術作品・建築物などで,ある時代・民族,また流派などの中にみられる,特徴的・類型的な表現形式。「―美」「建築―」「ロココ―」

ようしき

ようしき【様式】
a mode;→英和
a form;→英和
a style.→英和

ようしき

ようしき エウ― [0] 【要式】
一定の方式が必要とされていること。

ようしき

ようしき【洋式の】
foreign-[Western-,European-]style.

ようしき

ようしき ヤウ― [0] 【洋式】
西洋風のやり方や様式。
⇔和式
「―便所」

ようしきか

ようしきか ヤウ―クワ [0] 【様式化】
一定の様式にととのえること。特に対象のあるがままの再現ではなく,単純化・抽象化・類型化による変形をおこない形式を与えること。

ようしきこうい

ようしきこうい エウ―カウヰ [5] 【要式行為】
婚姻・縁組・手形の振出のように,法規の定めた一定の方式に従って行わなければ不成立または無効となる法律行為。

ようしきしょうけん

ようしきしょうけん エウ― [5] 【要式証券】
記載事項が法律で定められている有価証券。手形・小切手・株券など。

ようしさき

ようしさき ヤウ― [0] 【養子先】
養子となっていった家。養家。養方(ヨウカタ)。

ようしし

ようしし【養嗣子】
an adopted heir.

ようしし

ようしし ヤウ― [3] 【養嗣子】
民法旧規定で,家督をつぐ養子。

ようしじいやくひん

ようしじいやくひん エウシジ― [0] 【要指示医薬品】
薬事法の規定により,医師の処方箋なしで販売することを禁止されている医薬品。

ようしつ

ようしつ【洋室】
a European-style room.

ようしつ

ようしつ [0] 【溶質】
溶液の成分のうち,溶媒に溶けている物質。
⇔溶媒

ようしつ

ようしつ ヤウ― [0] 【洋室】
西洋風の部屋。洋間。
⇔和室

ようしほうげん

ようしほうげん ヤウシハフゲン 【揚子法言】
思想書。一三巻。前漢の揚雄撰。成立年代未詳。「論語」の体裁にならったもので,聖人を尊び,王道を説いている。法言。

ようしほうげん

ようしほうげん ヤウシハウゲン 【揚子方言】
中国,漢代の方言書。一三巻。前漢の揚雄撰。成立年代未詳。各地から朝廷へやってきた使者の方言を集録したもの。正称は「輶軒使者絶代語釈別国方言」。方言。

ようしゃ

ようしゃ [0] 【溶射】 (名)スル
金属の表面に,溶融した金属やセラミック材料の微粒子などを吹きつけて皮膜を作ること。防錆・表面硬化などの目的で用いられる。

ようしゃ

ようしゃ [1] 【容赦】 (名)スル
(1)相手のあやまちや失敗などを許すこと。「―しがたい失態」「失礼の段,ご―下さい」
(2)相手の事情を考慮して,手加減すること。「だれかれの―をしない」

ようしゃ

ようしゃ【容赦する】
[許す]pardon;→英和
forgive;→英和
overlook (見のがす).→英和
〜できない I cannot stand it.〜なく mercilessly;→英和
unscrupulously;→英和
severely.→英和

ようしゃ

ようしゃ エウ― [1] 【幼者】
おさないもの。子供。幼年者。

ようしゃ

ようしゃ [1] 【用捨】
(1)必要なものを用いることと不要なものを捨てること。取捨。「歌の大事は詞の―にて侍るべし/毎月抄」
(2)判断力。分別。「子息兵庫貞宗は―ある人にて/細川勝元記」
(3)やめること。しないこと。「仮初にもかかる一座にて年せんさくは―あるべし/浮世草子・一代男 2」
(4)許すこと。大目に見ること。見のがすこと。「今まで―をしてゐれども,もはやこらゆることがならぬ/狂言・武悪」
(5)手加減すること。控えめにすること。「入道のおもひ者とて―すな/浄瑠璃・平家女護島」
〔(4)(5)は,後世「容赦」と書くようになった〕
→容赦(ヨウシヤ)

ようしゃ=無(ナ)く

――無(ナ)く
遠慮することなく。手加減せずに。「―攻撃する」

ようしゃばこ

ようしゃばこ [3] 【用捨箱】
(1)中を縦に仕切り,取捨した書状の区分けに用いた箱。
(2)書名(別項参照)。

ようしゃばこ

ようしゃばこ 【用捨箱】
随筆。三巻。柳亭種彦著。1841年刊。五一条から成り,さまざまな風俗習慣などについて古俳諧を引用しながら考証したもの。

ようしゅ

ようしゅ ヤウ― 【楊朱】
中国,戦国時代の思想家。字(アザナ)は子居。墨子の兼愛説に対して個人主義的な自愛説を主張。また,色・食の欲望を人間の自然の道として肯定し,異端として孟子から排撃された。伝記・著書は伝わらず,「列子(楊朱篇)」に学説が載っている。生没年未詳。楊子。

ようしゅ

ようしゅ【洋酒】
foreign drinks[liquor].

ようしゅ

ようしゅ [1] 【庸主】
凡庸な君主。

ようしゅ

ようしゅ エウ― 【要須】
無くてはならないもの。必要。必須。「般若経は,此れ菩提の直道,往生の―也/今昔 7」

ようしゅ

ようしゅ【洋種】
a foreign breed.

ようしゅ

ようしゅ ヤウ― [0] 【洋種】
西洋系統のもの。西洋に産する種類。西洋種。

ようしゅ

ようしゅ エウ― [1] 【幼主】
おさない君主。幼君。

ようしゅ

ようしゅ ヤウ― [0] 【洋酒】
西洋から伝来した酒。またその製法にならって醸造した酒。ウイスキー・ブランデー・ウオッカ・葡萄酒(ブドウシユ)など。

ようしゅう

ようしゅう ヤウシウ 【揚州】
中国,江蘇省の河港都市。長江下流の大運河の沿岸にある。唐代には外国貿易港として,明・清代には塩の大集散地として繁栄。ヤンチョウ。

ようしゅけい

ようしゅけい ヤウ― 【楊守敬】
(1839-1915) 中国,清末の学者。字(アザナ)は惺吾,号は鄰蘇老人。地理学や金石考証学に長じた。1880年(明治13)来日,日下部鳴鶴・巌谷一六・松田雪柯らに北派の書法を伝え,日本の書道界に新風を吹き込んだ。著「水経注図」「学書邇言」「激素飛清閣平碑記」など。

ようしゅちょうせんあさがお

ようしゅちょうせんあさがお ヤウ―テウセンアサガホ [9] 【洋種朝鮮朝顔】
ナス科の一年草。アメリカ原産。有毒植物。各地に野生化し,チョウセンアサガオの代わりに薬用に栽培もされる。茎は高さ約80センチメートルでよく分枝し,暗紫色。葉は長楕円形で浅裂。夏から秋,淡紫色漏斗形の花を開く。葉と種子を喘息(ゼンソク)などの薬にする。藤色曼陀羅華(フジイロマンダラゲ)。
洋種朝鮮朝顔[図]

ようしゅつ

ようしゅつ [0] 【湧出・涌出】 (名)スル
「ゆうしゅつ(湧出・涌出)」に同じ。「水忽(タチマ)ち―すればなり/月世界旅行(勤)」

ようしゅつ

ようしゅつ [0] 【溶出】 (名)スル
成分が水などに溶けてにじみ出ること。

ようしゅやまごぼう

ようしゅやまごぼう ヤウ―ゴバウ [6] 【洋種山牛蒡】
ヤマゴボウ科の大形多年草。北アメリカ原産。明治初年に渡来し,野生化。茎は紫赤色。葉は長楕円形。秋,白花を総状につける。果実は房状につき,紫黒色に熟す。有毒だが若葉をゆでて水にさらせば食用となる。
洋種山牛蒡[図]

ようしゅん

ようしゅん ヤウ― [0] 【陽春】
(1)陽気の満ちた春。「―の候」
(2)陰暦正月の称。

ようしゅん

ようしゅん【陽春】
spring.→英和

ようしゅんはくせつ

ようしゅんはくせつ ヤウシユン― 【陽春白雪】
中国,楚で最も高尚とされた曲。「―の曲に和する者少なし(=スグレタ人ノ言動ハ凡人ニハ理解サレニクイ)」

ようしょ

ようしょ ヤウ― [0] 【洋書】
西洋の書物。また,西洋語で書かれた書物。洋本。

ようしょ

ようしょ エウ― [0][1] 【要所】
(1)重要な場所。大切な地点。「―を固める」
(2)重要な箇所。肝心な点。「―をおさえる」

ようしょ

ようしょ【要所】
a key[an important]point.〜要所に at every strategic point.

ようしょ

ようしょ【洋書】
a foreign book;a book in a Western[European]language.

ようしょう

ようしょう【幼少の頃】
in one's childhood;as a child.→英和

ようしょう

ようしょう エフセウ [0] 【葉鞘】
鞘(サヤ)のように茎を包んだ葉の基部。セリ科やイネ科などにみられる。
葉鞘[図]

ようしょう

ようしょう ヤウセフ [0] 【洋妾】
西洋人のめかけになった日本人の女。ラシャめん。

ようしょう

ようしょう エウ― [0] 【要衝】
商業・交通・軍事などの点で,重要な場所。要地。「交通の―を占める」

ようしょう

ようしょう エウシヤウ [0] 【要償】
損害の賠償を求めること。

ようしょう

ようしょう エウ― [0] 【要証】
立証の必要があること。

ようしょう

ようしょう【要衝】
a strategic point (軍事上の);an important position.

ようしょう

ようしょう エウセウ [0] 【幼少】
おさないこと。子供であること。「まだ―の頃」

ようしょうきん

ようしょうきん エフセウキン 【葉紹鈞】
(1894-1988) 中国の作家。江蘇省出身。文学研究会の発起人の一人。創作童話の開拓者でもある。著「倪煥之」「かかし」など。イェー=シャオチュン。

ようしょうこん

ようしょうこん ヤウシヤウコン 【楊尚昆】
(1907- ) 中国の軍人・政治家。四川省出身。1926年共産党に入党し,抗日ゲリラ戦争を指導,解放後も党中央の要職を歴任し,81年中央軍事委員会秘書長となった。解放軍一〇〇万人削減を実現し,88年には国家主席となった。ヤン=シャンクン。

ようしょうじじつ

ようしょうじじつ エウ― [5] 【要証事実】
証明を必要とする事実。刑事訴訟法上,厳格な証明が必要な,犯罪構成要件に該当する事実など。民事訴訟法上,当事者の主張する事実のうち争いのない事実や顕著な事実を除いたもの。

ようしょく

ようしょく【容色】
personal beauty;(good) looks.〜が衰える lose one's personal charm;One's beauty fades.

ようしょく

ようしょく【養殖する】
raise;→英和
breed;→英和
cultivate;→英和
culture.→英和
‖養殖漁業 aquaculture.養殖場 a nursery;a farm.養殖真珠 a cultured pearl.かき養殖 oyster culture.

ようしょく

ようしょく [0][1] 【容色】
顔かたち。器量(キリヨウ)。とくに,女性の顔かたちの美しさ。「―が衰える」

ようしょく

ようしょく【要職】
<be in> an important position.

ようしょく

ようしょく ヤウ― [0] 【洋食】
西洋風の食事。西洋料理。
⇔和食

ようしょく

ようしょく [0] 【溶食・溶蝕】
雨水や地下水が岩石を溶解・浸食する作用。特に二酸化炭素を含んだ水は石灰岩を溶解し,ドリーネ・鍾乳洞などの特有の地形をつくる。

ようしょく

ようしょく ヤウ― [0] 【養殖】 (名)スル
魚・貝・海藻などを池や生簀(イケス),筏(イカダ)などの施設で人為的にふやし育てること。
→増殖

ようしょく

ようしょく エウ― [0] 【要職】
重要な職務。重要な地位。重職。

ようしょく

ようしょく【洋食】
European[Western]food[cookery].

ようしょくしんじゅ

ようしょくしんじゅ ヤウ― [5] 【養殖真珠】
真珠貝の真珠形成層に,人工的に核になる小球を入れて海に戻し,育てて作り出した真珠。御木本幸吉が始めた。

ようしょしらべじょ

ようしょしらべじょ ヤウ― 【洋書調所】
1862年,江戸幕府が蕃書調所(バンシヨシラベシヨ)を改称して設置した洋学教育機関。翌年機構を改革し開成所と改称,69年(明治2)には大学南校と改称され,現在の東京大学の前身となった。

ようしろん

ようしろん ヤウ― [3] 【養子論】
〔adoptionism〕
キリスト教で,イエスがそのすぐれた人格性のゆえに神の養子とされ神性を得たとする説。多くの派に分かれるがすべて異端として排斥された。猶子説。

ようしん

ようしん エフ― [0] 【葉身】
葉の主要部分。表皮と葉肉と葉脈とから成り,一般に扁平な形をしている。葉片。
→葉

ようしん

ようしん エフ― [0] 【葉針】
葉の一部または全部が変形して針状となったもの。サボテンなどに見られる。

ようしん

ようしん ヤウ― [0] 【養親】
(1)親代わりとなって育ててくれた人。やしない親。
(2)養子縁組によって親となった者。養父・養母。

ようしん

ようしん エウ― [0] 【要津】
重要な港。要港。

ようしん

ようしん ヤウ― [0] 【痒疹】
皮膚疾患の一。激しい痒(カユ)みを伴った丘疹が離れ離れにできるもの。

ようしん

ようしん エウ― [0] 【窈深】 (形動)[文]ナリ
奥深いさま。「物と物とは…一つの―なるものに帰する/三太郎の日記(次郎)」

ようしんし

ようしんし ヤウ― [3] 【養親子】
養子縁組による親子。
⇔実親子

ようしんそう

ようしんそう ヤウシンサウ 【楊真操】
琵琶の秘曲名。「流泉」「啄木(タクボク)」とともに三秘曲の一。今は伝わらない。

ようしんねい

ようしんねい ヤウ― 【楊振寧】
(1922- ) 中国生まれのアメリカの理論物理学者。李政道((1926- ))とともに弱い相互作用におけるパリティーの非保存を予見した。素粒子論だけでなく統計力学にも重要な業績が多い。ヤン=チェンニン。

ようじ

ようじ【幼児】
a baby;→英和
a child.→英和

ようじ

ようじ [0] 【用事】
(1)しなければならない事柄。用件。用。「ちょっと―がある」「大切な―」「―を言いつける」「―をすます」
(2)用便。「―を足す」

ようじ

ようじ【用事(で)】
(on) business[an errand (お使い)].→英和
〜がある(ない) have something (nothing) to do;be busy (free).

ようじ

ようじ エウ― [1] 【幼時】
おさない子供のころ。幼児のころ。

ようじ

ようじ [0] 【用字】
文章の中で,ある言葉を表すのに用いる文字。また,文字の使い方。「―用語の整理」

ようじ

ようじ ヤウ― 【楊時】
(1053-1135) 中国,北宋の儒者。字(アザナ)は中立,号は亀山。官は竜図閣直学士に至る。二程子に学び,その正宗を受け継いだ。その学を羅従彦に伝え,再伝して李侗(リトウ),三伝して朱熹に伝わった。著「二程粋言」「亀山集」「亀山語録」など。

ようじ

ようじ【楊枝】
a toothpick (つま楊枝);→英和
a toothbrush (歯ブラシ).→英和
〜を使う pick one's teeth;brush one's teeth.

ようじ

ようじ エウ― [0][1] 【要事】
必要な事柄。また,重要な事柄。

ようじ

ようじ ヤウ― [0] 【洋字】
西洋の文字。ローマ字。

ようじ

ようじ【幼時に(から)】
in (from) one's childhood.

ようじ

ようじ ヤウ― [0] 【楊枝・楊子】
(1)物を食べたあと歯の間にはさまったものを取るためなどに用いる,先をとがらせた短い木の棒。爪楊枝(ツマヨウジ)。小楊枝。
(2)歯の洗浄のために用いた道具。楊柳(ヨウリユウ)の材の先端を打ちくだいて総(フサ)状にしたもの。総楊枝。
(3)楊(ヤナギ)の枝。古く,呪物としてまじないに用いた。

ようじ

ようじ エウ― [1] 【幼児】
おさない子供。児童福祉法上は満一歳から学齢までの子供。

ようじ=で重箱の隅(スミ)を=ほじくる

――で重箱の隅(スミ)を=ほじくる(=つつく)
「重箱の隅(スミ)を楊枝でほじくる」に同じ。

ようじ=に目鼻を付けたよう

――に目鼻を付けたよう
非常にやせた人のたとえ。

ようじ=一本削ったことも無し

――一本削ったことも無し
細工仕事に慣れていない。不器用なことのたとえ。

ようじうお

ようじうお ヤウ―ウヲ [3] 【楊子魚】
(1)ヨウジウオ目ヨウジウオ科の海魚のうち,タツノオトシゴ類を除いたものの総称。体は細長く,輪状の骨板でおおわれ,尾びれを有する。
(2){(1)}の一種。全長約25センチメートル。体は著しく細長く,吻(フン)は管状で,口は小さい。体色は暗褐色で,全体が硬い骨板でおおわれる。雌は雄の腹面にある育児嚢(ノウ)に産卵し,雄が稚魚を育てる習性がある。内湾のアジモの生えている間に多い。観賞魚。日本各地に分布。

ようじがね

ようじがね ヤウ― [3] 【楊枝鉄】
刎勾欄(ハネコウラン)の隅に突き出た所を補強する金物。力鉄。

ようじき

ようじき エウ― [3] 【幼児期】
乳児期(生後一年ないし一年半の期間)以後,小学校入学までの期間。自己中心性・具体性・情緒性が特徴。前期では話し言葉の獲得・生活習慣の確立などがなされ,後期になると個性が明確になってくる。

ようじきょういく

ようじきょういく エウ―ケウ― [4] 【幼児教育】
幼児に対する教育。幼稚園・保育所・家庭での教育など。

ようじぎゃくたい

ようじぎゃくたい エウ― [1] 【幼児虐待】
⇒チャイルド-アビューズ

ようじご

ようじご エウ― [0] 【幼児語】
幼児期に特有な語彙(ゴイ)。飯(メシ)を「まんま」,歩くことを「あんよ」,犬を「わんわん」という類。

ようじしんりがく

ようじしんりがく エウ― [6] 【幼児心理学】
主に就学前の子供の心理および精神的発達を研究対象とする心理学。
→児童心理学

ようじせんれい

ようじせんれい エウ― [4] 【幼児洗礼】
両親の信仰に応じて幼児に洗礼を受けさせる,キリスト教古来の慣習。一六世紀に,自覚的信仰告白を伴わない洗礼を無効とする再洗礼派を惹起せしめた。

ようじばしら

ようじばしら ヤウ― [4] 【楊枝柱】
上部の四分の一を楊枝状に残して,下の方は壁に塗り込めた柱。茶室などに用いる。塗り立て柱。塗り出し柱。筆先柱。

ようじほう

ようじほう [0] 【用字法】
文章を書く上での文字や符号の使い方。

ようじみせ

ようじみせ ヤウ― [3] 【楊枝店】
楊枝を売る店。特に江戸市中の門前町などで,美女を売り子にして楊枝や歯磨きを売った店。楊枝屋。

ようじゃく

ようじゃく エウ― [0] 【幼弱】 (名・形動)[文]ナリ
おさなくてか弱いこと。おさないこと。また,そのさま。「―な者たち」

ようじゃくホルモン

ようじゃくホルモン エウジヤク― [5] 【幼若―】
昆虫のアラタ体から分泌され,幼虫の形質や前胸腺を維持するホルモン。前胸腺ホルモンとの協同作用で変態を制御する。成虫では生殖腺の成熟を引きおこす。アラタ体ホルモン。幼虫ホルモン。

ようじゅ

ようじゅ ヤウ― [1] 【陽樹】
(1)陽生植物のうち樹木となるもの。陽樹林を作るが,幼樹はその林床では生育できない。樹木としては寿命が短いものが多い。シラカバ・アカマツなど。
(2)雌雄異株の樹木で,雄花だけを付ける木。
⇔陰樹

ようじゅ

ようじゅ エウ― [1] 【遥授】
「遥任(ヨウニン)」に同じ。

ようじゅ

ようじゅ [1] 【容受】 (名)スル
受け入れること。受容。「吾が心に他物を―するの分量あり/西国立志編(正直)」

ようじゅ

ようじゅ [1] 【榕樹】
ガジュマルの漢名。

ようじゅす

ようじゅす ヤウ― [3][0] 【洋繻子】
綿を用いた繻子。紳士・婦人服地・裏地用。本来は外国製の綿ベネシャンをいった。

ようじゅつ

ようじゅつ [0] 【容術】
和算用語。図形の内外接に関係した問題。また,その解き方。

ようじゅつ

ようじゅつ【妖術】
<use> magic;→英和
<exercise> witchcraft.→英和
妖術師 a magician;→英和
a wizard (男);→英和
a witch (女).→英和

ようじゅつ

ようじゅつ エウ― [1][0] 【妖術】
(1)人をまどわすあやしい術。幻術。
(2)〔witchcraft〕
超自然的な霊力により他人に危害を与える呪術。ヨーロッパの魔女が使うとされた術はその一例。
→邪術(2)

ようじゅりん

ようじゅりん ヤウ― [3] 【陽樹林】
陽樹{(1)}の作る森林。遷移の途中,森林形成の第一段階として出現し,陰樹の生育できる環境を提供した後に消滅する。
→遷移
→陰樹林

ようじょ

ようじょ エフ― [1] 【葉序】
葉が茎につくときの配列の状態。ほとんどの植物についてその配列には規則性があり,互生・対生・輪生などに分けられる。
葉序[図]

ようじょ

ようじょ【妖女】
a witch;→英和
an enchantress.→英和

ようじょ

ようじょ【養女】
an adopted[a foster]daughter.〜にする adopt <a child> .→英和

ようじょ

ようじょ エウヂヨ [1] 【妖女】
(1)なまめかしい美しさをもち,男をまどわす女。妖婦。
(2)魔法使いの女。魔女。

ようじょ

ようじょ【幼女】
a little girl.

ようじょ

ようじょ エウヂヨ [1] 【幼女】
おさない女の子。

ようじょ

ようじょ 【用所・用処】
〔「ようしょ」とも〕
(1)用いる所。使いみち。
(2)用事。所用。「今日―ござつて,山一つあなたへ参つてござるが/狂言記・瓜盗人」
(3)(「要処」とも書く)便所。かわや。「小便の―をたし/甲陽軍鑑(品四八)」

ようじょ

ようじょ ヤウヂヨ [1] 【養女】
(1)他家からもらって育てた女の子。
(2)養子縁組によって子となった女子。

ようじょう

ようじょう ヤウジヤウ [0] 【洋上】
海洋の上。海上。また,海洋に浮かぶ船の上。「―訓練」「―会談」

ようじょう

ようじょう【洋上で】
on[in]the ocean.→英和
洋上大学 a floating university.

ようじょう

ようじょう エフジヤウ [0] 【葉状】
草木の葉のような形。

ようじょう

ようじょう【養生する】
take care of oneself;be careful of one's health;recuperate oneself (病後の).〜のために for[to improve]one's health.‖養生法 hygiene;rules of health.

ようじょう

ようじょう ヤウヂヤウ 【横笛】
〔歴史的仮名遣いは「やうでう」とも。「横笛」の字音「おうてき」が「王敵」に通じるのを忌んで読みかえたものという〕
よこぶえ。おうてき。

ようじょう

ようじょう ヤウジヤウ [3][1] 【養生】 (名)スル
(1)健康に注意し,病気にかからず丈夫でいられるようにつとめること。健康を保つこと。摂生。「―して長生きして下さい」「―法」
(2)病気やけががなおるようにつとめること。保養。
(3)土木・建築で,打ったコンクリートやモルタルが硬化作用を十分に発揮するよう保護する作業。
(4)建築工事で,作業箇所の周囲を保護すること。

ようじょうくん

ようじょうくん ヤウジヤウ― 【養生訓】
教訓書。八巻。貝原益軒著。1713年成立。健康維持について,和漢の説を引用しつつ通俗的・具体的に説いた書。益軒十訓の一。

ようじょうけい

ようじょうけい エフジヤウ― [3] 【葉状茎】
扁平または線状に変形して葉に似た形となり緑色で同化作用を行う茎。ウチワサボテン・ナギイカダ・カンキチク・アスパラガスなどにみられる。偏茎。葉状枝。

ようじょうしょくぶつ

ようじょうしょくぶつ エフジヤウ― [6] 【葉状植物】
多細胞であるが,茎・葉・根の分化のない植物。普通,内部には維管束の分化が認められない。コケ類・藻類・菌類がこれに属する。
⇔茎葉植物

ようじょうたい

ようじょうたい エフジヤウ― [0] 【葉状体】
茎・葉の区別がなく,維管束をもたない植物体。苔類・藻類・菌類などはこれに属する。
⇔茎葉体

ようじん

ようじん [0] 【庸人】
凡庸な人間。凡人。

ようじん

ようじん【要人】
an important person;a leading figure; <話> a VIP.→英和

ようじん

ようじん エウ― [0] 【要人】
重要な地位にある人。特に政治上の要職にある人。「政府の―」

ようじん

ようじん ヤウ― [0] 【洋人】
西洋人。

ようじん

ようじん【用心する】
be careful <of,about> ;→英和
take care <of> ;look[watch]out <for> ;be cautious <of> ;→英和
guard <against> ;→英和
be on one's guard.〜深い careful;cautious;thoughtful.→英和
‖足元御用心 <掲示> Watch your step.

ようじん

ようじん [1] ヨウ― 【用心】 ・ エウ― 【要心】 (名)スル
万一に備えて警戒・注意すること。気をつけること。「火事を起こさぬよう―する」「―のため鍵をかける」「火の―」

ようじんかご

ようじんかご [3] 【用心駕籠】
昔,火事などの際,家財を入れて運ぶ大きなかご。

ようじんがね

ようじんがね [3] 【用心金】
(1)不意の出費のために用意しておく金銭。
(2)鉄砲の引き金を囲むような形の鉄製の部品。暴発を防ぐためのもの。

ようじんどき

ようじんどき 【用心時】
用心の必要なとき。特に火の用心の必要な冬。「―の夜道こころもとなき/浮世草子・一代男 6」

ようじんぶかい

ようじんぶか・い [6] 【用心深い】 (形)[文]ク ようじんぶか・し
注意深い。十分に警戒している。きわめて慎重である。「―・い男」
[派生] ――さ(名)

ようじんぼう

ようじんぼう [3] 【用心棒】
(1)護衛のために身近に連れている従者。ボディーガード。
(2)外から戸をあけられないように戸にあてがっておく棒。しんばり棒。
(3)盗賊などから身を守るために,身近に用意しておく棒。

ようじんぼう

ようじんぼう【用心棒】
a bodyguard;→英和
[酒場などの] <米俗> a bouncer; <英俗> a chucker-out.

ようす

よう・す エウ― [1] 【要す】 (動サ五)
■一■〔サ変動詞「要する」の五段化〕
「要する」に同じ。「厳重な注意を―・す」
■二■ (動サ変)
⇒ようする

ようす

よう・す 【用す】 (動サ変)
〔「ようず」とも〕
もちいる。必要とする。「毛・角を―・せんに依て/今昔 5」

ようす

ようす [0] ヤウ― 【様子】 ・ ヨウ― 【容子】
(1)その場のありさま。状態。情勢。「土地の―に明るい」「こちらの―を報告する」
(2)わけ。事情。子細。「―ありげにひそひそ話をする」
(3)身なり。姿。風采(フウサイ)。「見すぼらしい―で帰って来た」「―のいい男」
(4)そぶり。身のこなし。「―がおかしい」「疲れた―が見える」
(5)物事の成り行き。「交渉の―を見守る」
(6)物事のけはい。きざし。形跡。兆候。「雨が降りそうな―だ」「でかけた―もない」

ようす

ようす【様子】
[状態]the state of affairs;the situation;→英和
things;[外見](an) appearance;→英和
a look;→英和
an air;→英和
a manner (態度);→英和
[兆候]a sign;→英和
an indication.〜を知っている be familiar <with> .〜を知らない be a stranger <here> .→英和

ようす=を作る

――を作・る
もったいをつける。気どる。様子ぶる。

ようすい

ようすい ヤウ― [0] 【羊水】
脊椎動物羊膜類の羊膜の中を満たす液。胎児・臍帯(サイタイ)などが圧迫されるのを防ぎ,外界から加わった衝撃をやわらげる。羊膜液。

ようすい

ようすい [0] 【用水】
飲料・灌漑・工業・発電・防火などのために,遠くから引いてくる水。または,ためてある水。「防火―」

ようすい

ようすい【用水】
city water (水道);rainwater (天水);→英和
water for irrigation (潅漑(かんがい)用).用水池 a reservoir.→英和

ようすい

ようすい【羊水】
《医》amniotic fluid;the water.→英和

ようすい

ようすい ヤウ― [0] 【揚水】 (名)スル
水を高い所にあげること。

ようすいいけ

ようすいいけ [3] 【用水池】
農業用水・消防用水などをためておく池。

ようすいおけ

ようすいおけ [5][3] 【用水桶】
消防用水をためておく大きなおけ。

ようすいき

ようすいき ヤウ― [3] 【揚水機】
水を高い所へあげる機械。ポンプ。

ようすいけん

ようすいけん [3] 【用水権】
⇒水利権(スイリケン)

ようすいけんさ

ようすいけんさ ヤウ― [5] 【羊水検査】
胎児や羊水の異常を検出することを目的に行う羊水の検査。

ようすいしきはつでん

ようすいしきはつでん ヤウ― [7] 【揚水式発電】
深夜や週末の余剰電力を利用して,下流の調整池の水を上流の調整池に汲み揚げ,渇水期または,電力需要期にこの水を利用して発電する方式。

ようすいしんだん

ようすいしんだん ヤウ― [5] 【羊水診断】
出生前診断法の一。染色体異常,代謝性疾患の有無などを,羊水中の胎児由来の細胞から調べる。

ようすいちえきけん

ようすいちえきけん [7][6] 【用水地役権】
他人の所有地の水を自己のために利用することができる権利。

ようすいぼり

ようすいぼり [0] 【用水堀】
用水をたたえておくための堀。

ようすいろ

ようすいろ [3] 【用水路】
用水のために設けた水路。

ようすうじ

ようすうじ ヤウ― [3] 【洋数字】
アラビア数字。
⇔和数字

ようすこう

ようすこう ヤウスカウ 【揚子江】
長江のこと。揚子江とは長江の河口に近い揚州付近の局地的名称であったが,日本では長江全体の名称として呼び慣わしてきた。

ようすこうきだん

ようすこうきだん ヤウスカウ― [6] 【揚子江気団】
揚子江流域に発現する熱帯大陸性気団。春と秋に移動性高気圧となって日本付近に達し,乾燥した晴天をもたらす。

ようすぶる

ようすぶ・る ヤウス― [4] 【様子振る】 (動ラ五[四])
わけあり気な様子をする。もったいぶる。気どる。「妙に―・った声」

ようすもの

ようすもの ヤウ― 【様子者】
すがたかたちの美しい者。「はや佐保姫は―也/大句数」

ようする

ようする【擁する】
have (持つ);→英和
[率いる]command;→英和
lead;→英和
have <a person> as <one's head> (戴(いただ)く).

ようする

よう・する [3] 【擁する】 (動サ変)[文]サ変 よう・す
(1)だきかかえる。いだく。「相(アイ)―・して泣く」「僕は里子を―・して泣きました/運命論者(独歩)」
(2)財産や地位を持つ。「巨富を―・する」
(3)自分の勢力下に従える。「社員一万人を―・する大会社」「大軍を―・して攻める」
(4)主人としてたてる。「頼朝の寡婦即ち四世将軍を―・し/日本開化小史(卯吉)」
(5)まわりをとり囲む。「一本の太い鉄柱を―・して数人の人が立て居て/非凡なる凡人(独歩)」

ようする

よう・する エウ― [3] 【要する】 (動サ変)[文]サ変 えう・す
〔古くは「ようず」とも〕
(1)必要とする。求める。「全治一か月を―・する」「注意を―・する問題」「かぐや姫の―・じ給ふべきなりけり/竹取」
(2)待ち伏せをする。「途中に―・して之を奪ひ返さんと/経国美談(竜渓)」
(3)かいつまむ。要約する。「―・してこれを言へば/西国立志編(正直)」
→要するに

ようする

ようする【要する】
require;→英和
need <doing,to do> ;→英和
want <doing,to do> ;→英和
take (時・人などを);→英和
cost (金を).→英和
〜に in short;in a word;→英和
to sum up.

ようする

よう・する エウ― 【夭する】 (動サ変)[文]サ変 えう・す
年が若くて死ぬ。夭折(ヨウセツ)する。「生後直に―・したのであらう/伊沢蘭軒(鴎外)」

ようするに

ようするに エウスル― [3] 【要するに】 (副)
要約して言えば。かいつまんで言えば。つまり。「―我々の力不足だったのだ」

ようず

よう・ず ヤウ― 【瑩ず】 (動サ変)
瑩貝で絹をみがき,光沢を出す。「きよらなる黒紫の絹を―・ぜること/宇津保(あて宮)」

ようず

ようず エウヅ [1] 【要図】
必要な事項だけを書いた地図。

ようず

よう・ず ヤウ― 【養ず】 (動サ変)
養育する。やしなう。「こころやすき乳母をつけてぞ―・じける/曾我 1」

ようず

ようず (助動)(○・○・ようず・ようず(ようずる)・ようずれ・○)
〔「うず」から生じたもの。中世末期以降の語〕
一段活用・サ行変格活用の動詞およびそれと同型の活用の助動詞の未然形に付く。
(1)話し手の意志を表す。「一挙に打ち殺してくれ〈ようず〉ものを/大淵代抄」「どりや又うらやましい,夢でも見〈ようず〉/洒落本・仮根草」
(2)推量の意を表す。「ソノ儀ナラバ北面ノトモガラ矢ヲヒトツ射〈ヨウズル〉/天草本平家 1」「おのおのの目にも見〈ようずる〉に/捷解新語」「教(オセエ)たらちつとづつ縫物(シゴト)も出来ようと思つたが,何が出来〈ようず〉/滑稽本・浮世風呂 2」
〔中世末期に,推量の助動詞「よう」が助動詞「う」から分化したのと同じ経過で,助動詞「うず」から分化したもの。近世には,主として東国語系の文献に用例がみられる〕

ようずみ

ようずみ【用済である】
be through[have done] <with> .

ようずみ

ようずみ [0] 【用済み】
用事のすんだこと。必要がなくなること。すでに使用したこと。また,その品。

ようせい

ようせい エウ― [0] 【夭逝】 (名)スル
年が若くて死ぬこと。若死に。夭折(ヨウセツ)。「将来を期待されながらも―した」

ようせい

ようせい ヤウ― [0] 【養成】 (名)スル
(1)教育あるいは訓練をして一人前に仕立てること。「後継者を―する」
(2)養って育てること。「体力を―する」

ようせい

ようせい【養成】
training;→英和
cultivation.〜する train;→英和
cultivate;→英和
foster;→英和
develop.→英和
‖養成所 a training school.

ようせい

ようせい エウ― [0] 【幼生】
胚と成体の中間にあって,独立した生活を営み,成体とは著しく異なった形態を示すもの。昆虫などでは幼虫ともいう。カエル類のオタマジャクシなど。

ようせい

ようせい ヤウ― [0] 【陽性】
(1)陽気な性質。積極的な性質。「―の人」
(2)〔化〕 ある物質に特有な呈色反応が起こり,その物質が検出されること。
(3)陽性反応のこと。
(4)〔化〕 原子が他の原子と化学結合するとき,電子を引きつける傾向が弱いこと。電気陰性度が小さいこと。また,原子(団)が陽イオンになる傾向が強いこと。水素や金属元素は陽性元素である。
⇔陰性

ようせい

ようせい【陽性の】
positive;→英和
sanguine (気質が).→英和
〜である prove positive.‖陽性転換 change to positive.陽性反応 positive reaction.

ようせい

ようせい エウ― [0] 【妖精】
主として西洋の伝説・物語に出てくる精霊。善良なるもの,悪がしこい小人など,その姿・性格は多様である。フェアリー。

ようせい

ようせい エウ― [0] 【要請】 (名)スル
(1)必要なこととして,実現を願い求めること。乞い求めること。「援助を―する」
(2)〔哲〕
〔(ドイツ) Postulat〕
公理ほど自明ではないが,証明なしに原理として立てられる命題。特にカントは,無条件的に妥当する道徳命令の根拠である人間の自由・魂の不死・神の存在を理論理性では証明しえないとしながらも,実践理性の要請としては確保した。公準。

ようせい

ようせい エウ― [0] 【妖星】
災害の前兆と信じられた,あやしい星。彗星(スイセイ)や大きな流星などをいった。

ようせい

ようせい【妖精】
a fairy.→英和

ようせい

ようせい【要請】
a demand;→英和
a request.→英和
〜する demand;claim;→英和
request.

ようせいきかん

ようせいきかん エウ―クワン [6][5] 【幼生器官】
動物の幼生期にのみ現れて,成長後は消失する器官。オタマジャクシの尾や鰓(エラ)。一時的器官。

ようせいこう

ようせいこう ヤウ― [0] 【養成工】
熟練した技能者になるため,企業内で職業訓練を受けている者。

ようせいしょくぶつ

ようせいしょくぶつ ヤウセイ― [6] 【陽生植物】
陽当たりのよい場所を好んで生育する植物の総称。典型的なものは日陰になると光合成量の低下が著しく,生長が阻害される。農作物・雑草などの草本,アカマツ・カンバ類などの陽樹。陽地植物。
⇔陰生植物

ようせいせいしょく

ようせいせいしょく エウ― [5] 【幼生生殖】
幼生の体内で卵細胞が発生を始めて次の幼生を多数生ずる現象。タマバエやジストマなどに見られる。
→単為生殖

ようせいてい

ようせいてい 【雍正帝】
(1678-1735) 中国,清の第五代皇帝(在位 1722-1735)。康煕帝の第四子。廟号(ビヨウゴウ)は世宗,諱(イミナ)は胤禛(インシン)。独裁政治を行い,官吏の綱紀を正し,軍機処を設置。地丁銀制を普及させ財政を充実。青海・チベットを討ち,清朝の基礎を築いた。

ようせいはんのう

ようせいはんのう ヤウ―オウ [5] 【陽性反応】
感染の有無を知るため,生化学的・細菌学的・血清免疫学的な検査を行なったとき,被検体が反応を示すこと。病気によっては反応が一定の基準以上である場合についていう。陽性。
⇔陰性反応

ようせいりんぴ

ようせいりんぴ [5] 【溶成燐肥・熔成燐肥】
リン鉱石を他の材料とともに加熱溶解して製造したリン酸肥料。土壌改良材として広く用いられる。

ようせき

ようせき ヤウ― [0] 【陽石】
男子の性器の形をした石。豊穣・多産の象徴として民間信仰の対象となる。

ようせき

ようせき [1] 【容積】
(1)容器の中に入り得る分量。
(2)立体が空間に占める量。体積。
〔capacity の訳語〕

ようせき

ようせき【容積】
capacity;→英和
volume;→英和
bulk.→英和
容積トン数 measurement tonnage.

ようせきりつ

ようせきりつ [4] 【容積率】
建物の延べ面積の敷地面積に対する割合。

ようせきトン

ようせきトン [4] 【容積―】
⇒トン(2)
 (イ)

ようせつ

ようせつ [0] 【溶接・熔接】 (名)スル
金属・ガラス・プラスチックなどの接合で,その部位を溶かして継ぎ合わせること。電気溶接(アーク溶接・抵抗溶接)・ガス溶接などがある。

ようせつ

ようせつ【溶接する】
weld.→英和

ようせつ

ようせつ エウ― [0] 【夭折】 (名)スル
年若くして死ぬこと。夭死。夭逝(ヨウセイ)。「―した天才画家」

ようせつ

ようせつ【夭折する】
die young.

ようせつ

ようせつ エウ― [0] 【要説】
要点を取り出して説明すること。また,そのもの。書名などに用いる。「物理学―」

ようせつぼう

ようせつぼう [4] 【溶接棒】
金属の溶接のとき,母材とともに溶融して接合を助ける融点の低い金属棒。

ようせん

ようせん [0] 【傭船・用船】 (名)スル
運送のために船を借り入れること。特に,船員ごと船を借り入れること。また,その船。チャーター船。

ようせん

ようせん [0] 【用箋】
書状を書くのに用いる紙。便箋。

ようせん

ようせん [0] 【用船】 (名)スル
(1)ある目的のために使う船。
(2)御座船に付き従う厠船(カワヤブネ)。
(3)「傭船(ヨウセン)」に同じ。

ようせん

ようせん [0] 【溶銑・鎔銑】
銑鉄をとかすこと。また,とけた銑鉄。

ようせん

ようせん ヤウ― [0] 【洋船】
西洋式の作りの船。
⇔和船

ようせん

ようせん【傭船】
a chartered ship.

ようせんぽう

ようせんぽう ヤウセンパフ [3] 【陽旋法】
日本の伝統音楽の旋法の一。半音を含まない五音音階。民謡などに多く用いられる。田舎節。陽音階。
⇔陰旋法

ようせんろ

ようせんろ [3] 【溶銑炉・鎔銑炉】
⇒キューポラ

ようぜいてんのう

ようぜいてんのう ヤウゼイテンワウ 【陽成天皇】
(868-949) 第五七代天皇(在位 876-884)。名は貞明(サダアキラ)。清和天皇第一皇子。九歳で即位。関白藤原基経によって廃位させられた。

ようぜん

ようぜん エウ― [0] 【杳然】 (ト|タル)[文]形動タリ
はるかに遠いさま。「舟は―として何処(イズク)ともなく去る/薤露行(漱石)」

ようぜん

ようぜん エウ― [0] 【窈然】 (ト|タル)[文]形動タリ
奥深くかすかなさま。「―と遠く鳴る木枯の如く伝はる/薤露行(漱石)」

ようぜん

ようぜん エウ― 【窅然】 (形動タリ)
奥深いさま。深遠なさま。「その気色―として美人の顔(カンバセ)を粧ふ/奥の細道」

ようそ

ようそ [1] 【癰疽】
癰と疽。ともに悪性のできもの。悪瘡。毒瘡。

ようそ

ようそ エウ― [1] 【沃素】
〔indole〕
ハロゲンの一。元素記号 I 原子番号五三,原子量一二六・九。光沢ある黒紫色の鱗片状結晶。昇華しやすく,蒸気は紫色で有毒。水にはわずかしか溶けないが,ヨウ化カリウム水溶液には溶け,褐色となる。多くの有機溶媒に溶け,アルコール溶液は褐色,四塩化炭素は紫色,ベンゼン溶液は赤色を呈す。デンプンと反応して青紫色を呈する(ヨウ素デンプン反応)。脊椎動物の甲状腺ホルモン中に含まれ,不可欠元素。海藻などに有機化合物として濃縮されて含まれる。ヨードチンキ・ルゴール液,その他の医薬品の原料。ヨード((ドイツ) Jod)。
〔自然科学では「ヨウ素」と書く〕

ようそ

ようそ【沃素】
《化》iodine.→英和

ようそ

ようそ【要素】
an element;→英和
a factor;→英和
a requisite (必要な).→英和

ようそ

ようそ エウ― [1] 【要素】
(1)物事を成り立たせているもの。また,物事の成り立ちに関与している成分や性質。
(2)集まっているもの,または組み合わさっているものの一つ一つ。それ以上分析できないもの。
(3)〔法〕 具体的な法律行為・意思表示において,その行為者に重要な意義をもつ部分。
(4)〔数〕 集合を構成している一つ一つのもの。元(ゲン)。
〔明治期に作られた語〕

ようそう

ようそう ヤウサウ [0] 【様相】
(1)物事のありさまやようす。「複雑な―を呈する」
(2)〔論〕
〔modality〕
命題の確実性の度合。カントでは,判断における思惟機能をさす。現実的(実際にそのままあること),可能的(やがてそれになりうる可能性をもつこと),必然的(それ以外ではありえないこと)の三種類を挙げることが普通。

ようそう

ようそう [0] 【容相】
姿。ありさま。「山の―」

ようそう

ようそう エフ― [0] 【葉層】
地層を構成する葉片状の構造で,同時に沈積したと考えられる堆積物の薄層。ラミナ。

ようそう

ようそう【洋装】
European-style clothes; <a lady in> foreign dress.

ようそう

ようそう ヤウサウ [0] 【洋装】 (名)スル
(1)西洋風の服装をすること。
(2)書物を洋書風に装丁すること。
⇔和装

ようそう

ようそう【様相】
<assume> an aspect <of> ;→英和
a phase.→英和

ようそうぼん

ようそうぼん ヤウサウ― [0] 【洋装本】
装丁などの仕立て方が西洋風である本。一般には,両面刷りした刷り本を折り丁とし,中身を糸綴じ・針金綴じ・無線綴じなどで一冊にまとめ,三方を化粧裁ちして表紙でくるんだもの。
⇔和装本

ようそうろんりがく

ようそうろんりがく ヤウサウ― [7] 【様相論理学】
〔modal logic〕
可能・必然などの様相概念を扱う論理学。アリストテレスに萌芽が見られるが,二〇世紀に入ってルイスによって形式化された。その後,可能世界を導入した意味論が体系化されるに至り,現代の分析哲学の展開に大きな影響を及ぼした。
→多値論理学

ようそか

ようそか エウ― [3] 【沃素価】
油脂100グラムが吸収しうるヨウ素のグラム数。油脂の不飽和脂肪酸含有量を表す。ヨウ素価が大きい脂肪油は,空気中の酸素と反応して固化しやすい。ヨウ素価一三〇以上が乾性油,一〇〇以下が不乾性油,この中間のものが半乾性油である。ヨード価。

ようそかかく

ようそかかく エウ― [4] 【要素価格】
労働についての賃金,資本についての利子,土地についての地代など,生産要素についての価格。

ようそく

ようそく [0] 【壅塞】 (名)スル
ふさぐこと。さえぎること。「僕の途(ミチ)を―す/花柳春話(純一郎)」

ようそしょとく

ようそしょとく エウ― [4] 【要素所得】
労働・土地・資本などの生産要素に対し,報酬として受け取る賃金・地代・利潤などの所得。

ようそてきてい

ようそてきてい エウ― [4] 【沃素滴定】
酸化還元滴定の一。ヨウ素の酸化力を利用する場合とヨウ化物イオンの還元力を利用する場合とがある。前者は,デンプンを指示薬としてヨウ素標準液で滴定し,青紫色に発色する時点を終点とする方法で,鉱石中のヒ素の定量などに用いる。後者は,目的の物質をヨウ化カリウムと反応させ,生じたヨウ素をデンプンを指示薬とし,チオ硫酸ナトリウム標準液で滴定し,青紫色が消える時点を終点とする方法で,天然水中の溶存酸素や塩素・臭素などの定量に用いる。

ようそでんぷんはんのう

ようそでんぷんはんのう エウ―ハンオウ [8] 【沃素澱粉反応】
デンプンにヨウ素液を加えると青紫色(アミロースでは青色,アミロペクチンでは赤色)を呈する反応。ヨウ素分子鎖がデンプンの鎖状分子の螺旋構造の内部に入り込んで包接化合物をつくるために発色すると考えられる。非常に鋭敏な反応で,デンプン・ヨウ素の検出や,ヨウ素滴定の際に終点を知るのに利用する。

ようそひゃくさんじゅういち

ようそひゃくさんじゅういち エウ―ヒヤクサンジフイチ [1][3][2] 【沃素一三一】
質量数が一三一のヨウ素の放射性同位体。半減期八日でベータ崩壊する。核実験および原子炉での核分裂生成物。大気中に放出されると,牛乳・野菜などを通して人体に摂取され,甲状腺癌を引き起こす恐れがある。自然界に存在しないので,放射能汚染を知るための指標となる。また,ヨウ素のトレーサーとして,医学的な診断などに利用する。

ようそひゃくにじゅうご

ようそひゃくにじゅうご エウ―ヒヤクニジフゴ [1][3][1] 【沃素一二五】
質量数が一二五のヨウ素の放射性同位体。半減期六〇日で軌道電子捕獲により崩壊する。ヨウ素のトレーサーとして,生化学などの研究に利用する。

ようそひよう

ようそひよう エウ― [4] 【要素費用】
生産に貢献した労働・資本・土地などの生産要素に対して支払われる費用。

ようそふ

ようそふ ヤウ― [3] 【養祖父】
養子に行った家の祖父。

ようそぼ

ようそぼ ヤウ― [3] 【養祖母】
養子に行った家の祖母。

ようそめいだい

ようそめいだい エウ― [4] 【要素命題】
ラッセルやウィトゲンシュタインの論理的原子論において,それ以上分析できない最小単位の命題を指す。要素命題が論理的に結合されることによって,複合命題(分子命題)が形作られる。原子命題。
→論理的原子論

ようそろ

ようそろ [1] 【宜候・良候】
〔「よろしくそうろう」の転〕
(1)転舵のあと,船が今向いている方向へ,または指示された方向へ直進せよという言葉。「一五度―」
(2)「よろしい」の意で船乗りが用いる語。また,囃子詞(ハヤシコトバ)。

ようそん

ようそん ヤウ― [0] 【養鱒】
マスの養殖。「―業」

ようぞく

ようぞく [0] 【庸俗】
平凡でありきたりなこと。また,その人。

ようぞんさんそ

ようぞんさんそ [5] 【溶存酸素】
水中に溶解している分子状の酸素。略記 DO その量は,水質汚濁を示す尺度の一つで,ふつう清浄な河川では七〜一〇 ppm である。空気中から溶け込むほか,水中植物の光合成によって供給され,水中生物の呼吸や,有機物の存在によって消費される。
→COD
→ BOD

ようたい

ようたい [0] 【溶体】
二種以上の物質から成る均一な混合物。気相の場合は混合気体,液相の場合は溶液,固相の場合は固溶体という。

ようたい

ようたい エウ― [0] 【要諦】
〔「たい」は呉音〕
「ようてい(要諦)」に同じ。

ようたい

ようたい エウ― [0] 【拗体】
⇒おうたい(拗体)

ようたい

ようたい エウ― [0] 【腰帯】
(1)脊椎動物の後肢の服帯。下肢帯。
→肢帯
(2)朝服用の石帯(セキタイ)。飾りの玉や蝋石(ロウセキ)に彫刻のある有文と彫刻のない無文があり,それぞれ官位・儀式の軽重によって着用を異にした。

ようたい

ようたい ヤウ― [3] 【様態】
(1)もののあり方や,行動のありさま。状態。様相。
(2)文法で,状況から推測して,そういうようすだ,そうなるようすだという,不確実な判断を示す言い方。口語では助動詞「そうだ」を付けて言い表す。「うれしそうだ」「雨が降りそうだ」の類。

ようたし

ようたし【用足しに行く】
go on business;go on an errand.→英和

ようたし

ようたし [3][4] 【用足し・用達】 (名)スル
(1)用事をすませること。
(2)役所・会社などに出入りして品物を納めること。また,それをする商人。御用達。
(3)大小便をすること。

ようたつ

ようたつ【用達】
purveyance.→英和
a purveyor (人).→英和

ようたつ

ようたつ [0] 【用達】
「ようたし(用達){(2)}」に同じ。御用達。

ようだ

ようだ ヤウダ (助動)(ようだろ・ようだつ(ようで・ように)・ようだ・ような・ようなら・○)
〔名詞「よう(様)」に断定の助動詞「だ」が付いたものから。中世末期以降の語〕
比況の助動詞。用言および助動詞「れる・られる」「せる・させる」「た」「ない」「ぬ」「たい」「らしい」「ます」などの連体形に付くほか,体言と一部の副詞には助詞「の」をはさんで接続する。また,連体詞「この・その・あの・どの」などにも付く。
(1)不確かな断定の意を表す。「病気で入院していたので,だいぶ仕事がたまっている〈ようだ〉」「足にけがをしたというが,大したこともない〈ようだ〉」
(2)断定を避けて,遠まわしに判断を述べる。「犯人は近くにひそんでいる〈ようだ〉ね」「だいぶ顔色が悪いが,どこか具合がよくない〈ようだ〉」
(3)同類の物事をあげて,その性質・状態などについて述べる。「雪の〈ように〉白い肌」「にが虫をかみつぶした〈ような〉顔」
(4)同類中の一例として提示する意を表す。「あの富士山の〈ような〉形の山が羊蹄山です」「田舎のおばさんの〈ように〉小柄な人」
(5)(多く「ように」の形で)行動の基準や目標・目的などを表す。「時間におくれない〈ように〉家を出た」「テレビを見すぎない〈ように〉注意しましょう」
(6)(「…ように」の形で,文末に用いて)願いや希望,依頼や軽い命令などの意を表す。「一日も早くお元気になられます〈ように〉」「集合時間には絶対に遅れない〈ように〉」「もっと大きな声で返事をする〈ように〉」
〔(1)中世から近世にかけて,終止形に「ような」の形が見られる。「我に孔明あるは魚の水ある〈やうな〉ぞ/蒙求抄 1」「久々で参つたれば,よそへ来た〈やうな〉/狂言・鈍太郎(虎寛本)」(2)連用形「ように」の用いられるような場合に,「に」を省略して,「よう」だけの形が用いられることもある。「わき見運転をしない〈よう(に)〉,よく注意しましょう」(3)文を終止する言い方として,「よう」に終助詞「ね」「よ」などを添えた形が用いられることがある。「だんだん寒さがきびしくなってくる〈よう〉ね」「しばらく見ないうちに,ずいぶん大きくなった〈よう〉よ」〕

ようだい

ようだい エウ― [0] 【瑶台】
玉で飾った美しい御殿。玉のうてな。玉楼。

ようだい

ようだい【容体[態]】
one's condition.〜はいかがですか How is <your mother> ?

ようだい

ようだい [0][3] ヨウ― 【容体・容態】 ・ ヤウ― 【様体】
〔「ようたい」とも〕
(1)身体の状態。特に病気のありさま。病状。「―がかわる」
(2)人のすがたかたち。ようす。「いと細く小さき―/源氏(野分)」
(3)やり方。方法。「むこ入のしつけ―習てまいらうと存る/狂言・鶏聟」
(4)もったいぶること。「草花見るさへ,かく―なり/浮世草子・五人女 2」

ようだい

ようだい ヤウ― 【煬帝】
(569-618) 中国,隋の第二代皇帝(在位604-618)。姓名は楊広。父の文帝(楊堅)を殺して即位。東都の洛陽を建設,大運河(通済渠・永済渠)を開いた。北の突厥(トツケツ),南の林邑(リンユウ)を討ったが,三次におよぶ高句麗(コウクリ)遠征に失敗,各地に反乱が起こり,江都(揚州)で殺された。在位中,聖徳太子が遣隋使を派遣した。

ようだいがき

ようだいがき [4] 【容体書き】
病状を記した書類。診断書。

ようだいぶる

ようだいぶる【容体ぶる】
give oneself[put on]airs;swagger.→英和

ようだいぶる

ようだいぶ・る [5] 【容体振る】 (動ラ五[四])
ことさら重々しい態度をする。もったいぶる。「豪さうに見えて―・るやうで気恥かしいから/婦系図(鏡花)」

ようだこ

ようだこ ヤウ― [0] 【洋凧】
西洋風の凧。カイト。

ようだつ

ようだ・つ [3] 【用立つ】
■一■ (動タ五[四])
役にたつ。「かかる筋の事に,この身―・つべしとは/即興詩人(鴎外)」
■二■ (動タ下二)
⇒ようだてる

ようだて

ようだて [0][4] 【用立て】
用立てること。特に,金銭を提供すること。「いつでも御―いたします」

ようだてきん

ようだてきん【用立金】
a loan.→英和

ようだてる

ようだ・てる [4] 【用立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 ようだ・つ
役に立てる。特に他人の便に供して役立てる。「少々の金なら―・てましょう」

ようだてる

ようだてる【用立てる】
lend;→英和
accommodate[oblige] <a person with> .→英和

ようだん

ようだん エウ― [0] 【要談】
重要な話し合い。大切な相談。

ようだん

ようだん【用談する】
talk <with a person> on business.

ようだん

ようだん [0] 【用談】 (名)スル
仕事などの用事について話し合いをすること。また,その話し合い。

ようだんす

ようだんす【用箪笥】
a chest of drawers;a cabinet.→英和

ようだんす

ようだんす [3] 【用箪笥】
手回り品を入れておくための小さな箪笥。

ようだんす

ようだんす ヤウ― [3] 【洋箪笥】
西洋ふうのたんす。

ようち

ようち ヤウ― [1] 【揚地】
船荷を陸揚げする場所。

ようち

ようち【要地】
an important place;a strategic point.

ようち

ようち エウ― [1] 【要地】
重要な土地。「戦略上の―」

ようち

ようち [1] 【用地】
ある事に使用するための土地。「鉄道―」

ようち

ようち【用地】
a site <for a building> ;→英和
a <building> lot.→英和

ようち

ようち【幼稚な】
childish;→英和
crude;→英和
primitive.→英和
幼稚園 a kindergarten.→英和

ようち

ようち エウ― [0] 【幼稚】 (名・形動)[文]ナリ
(1)おさないこと。年が小さいこと。幼少。
(2)考え方・やり方などが未熟である・こと(さま)。「―な議論」「―な人」
(3)技術・構造などが単純である・こと(さま)。「―なからくり」
[派生] ――さ(名)

ようち

ようち [0][3] 【夜討ち】
(1)夜,暗闇にまぎれて敵を襲うこと。夜襲。夜駆け。
⇔朝駆け
「―をかける」
(2)夜,人の家を襲う強盗。夜盗。「片山里の下種人のたてあはざるを―などにし,物とるやうは知りたり/曾我 9」

ようち

ようち【夜討】
<make> a night attack.

ようちあさがけ

ようちあさがけ [0][0] 【夜討ち朝駆け】
新聞記者などが取材のために,夜遅くまたは朝早く不意に相手の家を訪れること。

ようちえん

ようちえん エウ―ヱン [3] 【幼稚園】
学校教育法上の学校の一。満三歳から就学前の幼児を教育する機関。1840年ドイツの F =フレーベルが世界最初の幼稚園を創設。日本では76年(明治9)に東京女子師範学校に付設されたのが最初。

ようちえんきょういくようりょう

ようちえんきょういくようりょう エウ―ヱンケウイクエウリヤウ [10] 【幼稚園教育要領】
文部省が定める幼稚園の教育課程の基準。保育・学習活動展開の指針。1956年(昭和31)より実施。

ようちく

ようちく [0] 【用畜】
食用のほか,毛・皮革・乳・卵をとるなど人間の生活に役立てるために飼う動物。家畜。

ようちく

ようちく ヤウ― [0] 【養畜】
家畜を養うこと。
⇔耕種

ようちさんぎょう

ようちさんぎょう エウ―ゲフ [4] 【幼稚産業】
将来の成長が期待されるが,まだ十分には競争力をつけていない産業。保護貿易の対象とされることが多い。

ようちしょくぶつ

ようちしょくぶつ ヤウチ― [5] 【陽地植物】
⇒陽生植物(ヨウセイシヨクブツ)

ようちそが

ようちそが 【夜討曾我】
(1)能の一。四番目物。宮増作か。曾我兄弟が父の仇を討つため従者に形見の品を託し,富士の裾野の狩場で古屋五郎や御所五郎丸らと格闘を演じる。
(2)歌舞伎「夜討曾我狩場曙(ヨウチソガカリバノアケボノ)」の通称。時代物。河竹黙阿弥作。1881年(明治14)東京新富座初演。曾我兄弟の討ち入りを扱ったもの。

ようちゃく

ようちゃく [0] 【溶着・熔着】 (名)スル
溶接あるいは高温で加熱して接着させること。

ようちゅう

ようちゅう [0] 【鎔鋳】 (名)スル
金属を溶かして鋳造すること。転じて,物を作り出すこと。「吾等先祖の言行儀範,実に吾等を感化―する事/西国立志編(正直)」

ようちゅう

ようちゅう【幼虫】
a larva.→英和

ようちゅう

ようちゅう エウ― [0] 【幼虫】
陸生節足動物の幼生に対する呼び方。特に,完全変態するものに限られることが多い。

ようちゅう

ようちゅう [0] 【蛹虫】
⇒さなぎ(蛹)

ようちゅう

ようちゅう エウ― [0] 【幼冲・幼沖】 (名・形動)[文]ナリ
〔「冲」「沖」はおさない意〕
おさないこと。幼稚。「七代―にして死去す/日本開化小史(卯吉)」

ようちゅう

ようちゅう ヤウ― [0] 【恙虫】
⇒つつがむし(恙虫)

ようちゅうい

ようちゅうい エウ― [3] 【要注意】
注意・警戒が必要なこと。

ようちょう

ようちょう エウテウ [0] 【窈窕】 (ト|タル)[文]形動タリ
美しく,しとやかなさま。「―たる淑女」「―たる風姿/世路日記(香水)」

ようちょう

ようちょう ヤウチヤウ [0] 【羊腸】
■一■ (名)
ヒツジの腸。乾燥してひも状にしたものを楽器の弦などに用いる。ガット。
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
ヒツジの腸のように道などの幾重にも折れ曲がっている・こと(さま)。つづらおり。「―の小径」「―たる小道/あめりか物語(荷風)」

ようちょう

ようちょう エウテウ [0] 【杳窕】 (ト|タル)[文]形動タリ
はるかに遠いさま。「心は―の境に誘はれて/虞美人草(漱石)」

ようちょう

ようちょう エウテウ [0] 【幼鳥】
子供の鳥。おさない鳥。

ようちょう

ようちょう [0] 【膺懲】 (名)スル
敵や悪者を打ちこらしめること。「敵を―する」「―の要がある」

ようちょうおん

ようちょうおん エウチヤウオン [3] 【拗長音】
拗音の母音が長母音のもの。すなわち,キャー・キュー・キョーなど,現代仮名遣いで「きゃあ」「きゅう」「きょう」のように表記される音。中古まではキウ・ケウ・キョウ・キャウなどと発音されていたものが,[iu][eu][ou][au] など連続する二つの母音が長音化した結果,中世以降,拗長音は特に多くのものが行われるようになった。

ようちん

ようちん ヤウ― 【永沈】
(1)浄土双六(スゴロク)で,そこに落ちると再び出られなくなる所。
(2)転じて,地獄のこと。「無間・叫喚・阿鼻・―,験生地獄の苦しみも/浄瑠璃・八花形」

ようちん

ようちん エフ― [0] 【葉枕】
葉柄の基部,あるいは小葉の基部にある肥厚した部分。葉の運動(就眠運動など)に関係する。オジギソウなどによく発達する。

ようつい

ようつい エウ― [0][1] 【腰椎】
脊柱を構成する椎骨のうち腰部にある五個の椎骨をいう。上は胸椎,下は仙椎に続く。椎体は厚く大形で,棘(キヨク)突起も大きい。

ようつい

ようつい【腰椎】
the lumbar vertebra.

ようついせんし

ようついせんし エウ― [5] 【腰椎穿刺】
髄液を採取したり薬液を注入するために,腰椎部で脊髄膜下腔に穿刺針をさし込むこと。

ようついますい

ようついますい エウ― [5] 【腰椎麻酔】
腰椎部の脊髄蜘蛛膜下腔に麻酔薬を注入して,主として下半身を麻酔する方法。下腹部以下の手術に用いる。脊髄麻酔。

ようつう

ようつう エウ― [0] 【腰痛】
腰部・臀部(デンブ)に感ずる痛み。脊椎の疾患や外傷,椎間板の異常のほか,妊娠や婦人科的疾患,泌尿器系疾患,神経・筋疾患などが原因となる。

ようつう

ようつう【腰痛】
《医》lumbago;→英和
(a) backache.

ようつぎ

ようつぎ [0] 【用次ぎ】
用事を取りつぐこと。また,その人。

ようてい

ようてい ヤウ― [0] 【揚程】
(1)ポンプの,水をあげうる高さ。
(2)起重機・ホイストなどの,品物を持ち上げうる高さ。

ようてい

ようてい ヤウ― [0] 【羊蹄】
ギシギシの漢名。また,その根からつくった皮膚病薬や緩下剤。

ようてい

ようてい【要諦】
the secret <of> .→英和

ようてい

ようてい エウ― [0] 【幼帝】
幼少の帝。

ようてい

ようてい エウ― [0] 【要諦】
物事の肝心なところ。ようたい。

ようていざん

ようていざん ヤウテイ― 【羊蹄山】
北海道南西部にある円錐火山。海抜1898メートル。広大な裾野では寒冷地野菜栽培が行われる。蝦夷(エゾ)富士。

ようてん

ようてん【陽転する】
change to positive (ツベルクリン反応が).

ようてん

ようてん エウ― [3] 【要点】
物事の中心となる大切な点。重要なポイント。「話の―をまとめる」

ようてん

ようてん ヤウ― [0] 【陽転】 (名)スル
生体反応検査の結果が陰性から陽性に変わること。特に,ツベルクリン反応検査についていう。陽性転化。

ようてん

ようてん【要点】
<grasp> the point;→英和
the gist.→英和

ようです

ようです ヤウデス (助動)(ようでしよ・ようでし・ようです・○・○・○)
〔名詞「よう(様)」に丁寧の助動詞「です」が付いたものから〕
比況の助動詞「ようだ」の丁寧形。接続のしかたは助動詞「ようだ」に同じ。
(1)不確かな断定の意を表す。「このところ,会社の経営も順調にいっている〈ようです〉」「その後の報道によると,大した被害もない〈ようです〉」
(2)断定を避けて,遠まわしに判断を述べる。「どこかで会ったことのある人の〈ようです〉」「あの人もだいぶ元気を取り戻してきた〈ようです〉ね」
(3)同類の物事をあげて,その性質・状態などについて述べる。「全身ずぶ濡れで,滝を浴びた〈ようでし〉た」「あの山の形はおわんを伏せた〈ようでしょ〉う」
→ようだ(助動)

ようでんき

ようでんき ヤウ― [3] 【陽電気】
正負二種の電気のうち,電子のもつ電気と反対符号の電気。正電気。
⇔陰電気

ようでんき

ようでんき【陽電気】
positive electricity.

ようでんし

ようでんし ヤウ― [3] 【陽電子】
電子の反粒子。記号 e� 正の電気素量をもち,スピン・質量は電子と全く同じで,電子と対生成,対消滅する。ポジトロン。
⇔陰電子

ようでんし

ようでんし【陽電子】
a positron.→英和

ようでんしほうしゅつさつえいほう

ようでんしほうしゅつさつえいほう ヤウ―ハウシユツ―ハフ [3][0] 【陽電子放出撮影法】
〔positron emission tomography〕
半減期の短い放射性同位元素を投与し,それが放出する陽電子を検出してコンピューターで画像処理し,臓器の生理状態や炭素や酸素などの代謝の様子を調べる方法。PET 。

ようと

ようと【用途が広い】
have various[many]uses;be used for various purposes.

ようと

ようと [1] 【用途】
物や金の使いみち。使用法。

ようとう

ようとう [0] 【蠅頭】
〔ハエの頭の意〕
きわめて小さいもの,特に小さな字のたとえ。

ようとう

ようとう ヤウ― [0] 【羊頭】
羊(ヒツジ)の頭。

ようとう

ようとう【羊頭を懸(かか)げて狗肉(くにく)を売る】
cry wine,and sell vinegar.

ようとう

ようとう ヤウタウ [0] 【洋陶】
西洋風の陶器。

ようとう

ようとう ヤウ― [0] 【洋灯】
ランプ。

ようとう

ようとう ヤウタウ [0] 【洋島】
大陸や大陸棚から隔絶して大洋上にある島。火山島・珊瑚島に二大別する。生物種の新種形成・保存・絶滅など,生物地理学的にも重要。大洋島。海洋島。
→陸島

ようとう

ようとう エウタウ [0] 【揺蕩】 (名)スル
ゆれ動くこと。ゆり動かすこと。動揺。「羅馬倹朴豪爽の風強大に乗じ―偸薄となり/明六雑誌 25」

ようとう

ようとう エウタウ [0] 【夭桃】
美しく咲いた桃の花。若く美しい女性の形容。「―の春を傷(イタメ)る粧ひ/太平記 1」

ようとう

ようとう ヤウタウ [0] 【洋刀】
サーベル。

ようとう=を掲(カカ)げて狗肉(クニク)を売る

――を掲(カカ)げて狗肉(クニク)を売る
⇒羊頭狗肉(ヨウトウクニク)

ようとうくにく

ようとうくにく ヤウ― [5][0] 【羊頭狗肉】
〔「無門関」から。古く「晏子春秋」に「猶�懸�牛首于門�,而売�馬肉于内�也」とみえる〕
看板には羊の頭を掲げながら,実際には犬の肉を売る意。見かけと実質とが一致しないことのたとえ。見掛け倒し。羊頭を掲げて狗肉を売る。

ようとく

ようとく ヤウ― [0] 【陽徳】
(1)易(エキ)で,万物を生長させる宇宙の徳。
(2)世間の人に知られるようにあらわに行う徳行。
⇔陰徳

ようとして

ようとして エウ― 【杳として】 (連語)
⇒よう(杳)

ようとして

ようとして【杳として行方が知れない】
Nothing (whatever) has been heard[is known]of him.

ようとじ

ようとじ ヤウトヂ [0] 【洋綴じ】
西洋式製本の綴じ方。
⇔和綴じ
→洋装本

ようとじ

ようとじ【洋綴じの】
bound in European-style.

ようとちいき

ようとちいき [4] 【用途地域】
都市の将来のあるべき土地利用を実現するため,建築物の用途・容積・形態について制限を定める地域。1992年の都市計画法の改正により住居系の用途地域が細分化され,八種類から一二種類となった。

ようとん

ようとん ヤウ― [0] 【養豚】
肉や皮・毛などを利用するため,豚を飼い育てること。「―業」「―場」

ようとん

ようとん【養豚】
pig-farming;pig-breeding.養豚場 a pig farm.

ようど

ようど エウ― [1] 【沃度】
⇒ヨード

ようど

ようど【用度品】
(office) supplies.

ようど

ようど [1] 【用土】
鉢栽培など特殊な用途のための土。栽培する植物に合わせて土壌や肥料を調合してある。

ようど

ようど [1] 【用度・用途】
(1)学校・会社・官庁などで,主に事務用品の供給を取り扱うこと。「―係」
(2)必要な費用。「―金」
(3)銭(ゼニ)の異名。「勧進の―多く持ち給ひたるらん/盛衰記 18」

ようどう

ようどう エウダウ [0] 【要道】
大切な方法。大切な教え。

ようどう

ようどう ヤウ― [0] 【陽動】
他人の注意をそらすために,わざと目立つように,本来の目的とは違った動きをすること。「―を行う」

ようどう

ようどう【陽動作戦】
a feint operation; <make> a feint.→英和

ようどう

ようどう エウ― [0] 【幼童】
おさない子供。幼児。

ようどう

ようどう エウ― [0] 【揺動】 (名)スル
(1)ゆれ動くこと。ゆり動かすこと。動揺。「地上の影木と共に―す/自然と人生(蘆花)」
(2)「ゆらぎ{(2)}」に同じ。

ようどうさくせん

ようどうさくせん ヤウ― [5] 【陽動作戦】
敵の判断を狂わせたり注意をそらして戦略を有利に運ぶため,目的と違った行動をわざと敵の目につくように行う作戦。

ような

ような ヤウナ
〔助動詞「ようだ」の連体形〕
⇒ようだ(助動)

ようなし

ような・し エウ― 【要無し】 ・ ヨウ― 【用無し】 (形ク)
必要がない。役にたたない。「身を―・き物に思ひなして/伊勢 9」

ようなし

ようなし [0][4] 【用無し】
(1)役にたたないこと。入用でないこと。また,そのような人や物。
(2)用事がないこと。暇なこと。

ようなし

ようなし【用無しの】
idle;→英和
useless.→英和

ようなし

ような・し ヤウ― 【益無し】 (形ク)
〔「益(ヤク)なし」の転〕
無益である。「―・く此の度のいさかひしつべかめり/落窪 2」

ようなし

ようなし ヤウ― [0] 【洋梨】
西洋梨。ペアー。

ようなま

ようなま ヤウ― [0] 【洋生】
西洋風の生菓子。

ようなり

ようなり ヤウ― (助動)(やうなら・やうなり(やうに)・やうなり・やうなる・やうなれ・○)
〔名詞「やう(様)」に断定の助動詞「なり」が付いたものから〕
比況の助動詞。活用語の連体形に付くほか,体言には助詞「の」をはさんで接続する。
(1)似ているものに比べたとえる意を表す。…のようだ。…のとおりだ。「年月は過ぎかはり行けど,夢の〈やうなり〉しほどを思ひいづれば/更級」「物も見えず,二の舞の面(オモテ)の〈やうに〉見えけるが/徒然 42」
(2)同類中の一例として提示する意を表す。「男の目のほそきは女びたり。また,鋺(カナマリ)の〈やうなら〉むもおそろし/枕草子 233」「いつもわ殿ばらは,重忠が〈やうなる〉ものにこそ助けられんずれ/平家 9」
(3)不確かな断定の意を表す。また,断定を避けて,遠まわしに判断を述べる場合にも用いられる。「湯とりて手づから掬ひ入れなどするに,ただ弱りに絶え入る〈やうなり〉ければ/源氏(手習)」「某(ナニガシ)の押領使(オウリヨウシ)などいふ〈やうなる〉者のありけるが/徒然 68」
〔中古から中世にかけての語。特に,中古では,漢文訓読文系の文章に用いられた「ごとし」に対して,「やうなり」は和文で多く用いられた〕

ように

ように ヤウ― [1] 【陽に】 (副)
おもて立って。表面では。
→陰に

ように

ように ヤウニ
〔助動詞「ようだ」の連用形〕
⇒ようだ(助動)

ようにく

ようにく ヤウ― [0] 【羊肉】
羊(ヒツジ)の肉。

ようにく

ようにく【羊肉】
mutton.→英和

ようにく

ようにく エフ― [0][1] 【葉肉】
葉の表裏両側の表皮間を満たす部分。主に柔細胞から成り,葉緑体を含む。通常,柵状(サクジヨウ)組織と海綿組織に分かれ,ところどころに維管束が貫通する。

ようにん

ようにん【容認する】
admit;→英和
approve <of> .→英和

ようにん

ようにん [0] 【傭人】
(1)やとわれた人。やとい人。
(2)私法上の雇用契約に基づき,国または地方公共団体に勤務し,単純な労務に従事する者。官吏・公吏と区別していたが,現在はこの区別を廃止。

ようにん

ようにん [1][0] 【用人】
(1)江戸時代の武家の職制の一。主君の身辺に居て日常生活一般の管理にあたり,家政をとりしきる実務担当の文官。
(2)役に立つ人。有用な人。「此の人にまさる御―有るまじと/太平記 39」

ようにん

ようにん [0] 【容忍】 (名)スル
大目に見ること。許して我慢すること。「政府本教の外に猶諸教派を―する/明六雑誌 5」

ようにん

ようにん [0] 【容認】 (名)スル
よいと認めて許すこと。「今回の提案は―しがたい内容を含んでいる」

ようにん

ようにん エウ― [0] 【遥任】
古代,国司に任命されながら任地に赴任せず,代わりの者(目代)を派遣して国務をとらせること。収益の獲得のみを図ったもので,一二世紀にはほぼ常態化した。遥授(ヨウジユ)。

ようねん

ようねん【幼年時代に(から)】
in (from) one's early childhood.

ようねん

ようねん エウ― [0] 【幼年】
(1)おさない年齢。おさな子。
(2)少年。子供。「―読本」

ようねんがっこう

ようねんがっこう エウ―ガクカウ [5] 【幼年学校】
「陸軍幼年学校」の略。

ようねんきちけい

ようねんきちけい エウ― [6] 【幼年期地形】
地形輪廻(リンネ)の初期の地形。隆起した準平原に浸食が始まり,峡谷が発達し,谷頭や谷壁では激しく下刻するが,まだ開析されない平坦面が広く残る。

ようねんじだい

ようねんじだい エウネン― 【幼年時代】
〔原題 (ロシア) Detstvo〕
レフ=トルストイの処女作。1852年刊。「少年時代」「青年時代」とともに自伝的三部作を成す。

ようは

ようは エウ― 【要は】 (連語)
大切なのは。一番の要点となるのは。要するに。「―本人の努力次第だ」

ようはい

ようはい エウ― [0] 【遥拝】 (名)スル
遠く離れた所から神仏などをはるかにおがむこと。「畝傍山右手に見ゆ車上ながらも―し奉りて/千山万水(乙羽)」

ようはい

ようはい エウ― [0] 【腰佩】
古代,腰部に付けた装身具。

ようはいがん

ようはいがん ヤウハイ― [3] 【羊背岩】
⇒羊群岩(ヨウグンガン)

ようはく

ようはく ヤウ― [0] 【洋白】
「洋銀(ヨウギン){(1)}」に同じ。

ようはつ

ようはつ ヤウ― [0] 【洋髪】
西洋風の髪の結い方,また髪形。

ようはん

ようはん [0] 【鎔笵】
考古学で,鋳型(イガタ)のこと。

ようはん

ようはん ヤウ― [0] 【羊斑】
太陽表面を水素が発する赤色光で見た時に現れる不規則なまだら模様。彩層白斑。羊毛斑。

ようば

ようば 【用場】
便所。手洗い。[ヘボン(二版)]

ようば

ようば エウ― [1] 【妖婆】
あやしげな老女。妖怪めいた老女。

ようばい

ようばい [0] 【溶媒】
溶液の成分のうち,他の成分を溶かしている液体物質。普通は最も多量に存在する液体物質。溶液の場合だけでなく,一般の溶体の場合にも,最も多量に存在する成分を溶媒という。
⇔溶質

ようばい

ようばい【溶媒】
《化》a solvent.→英和

ようばい

ようばい ヤウ― [0] 【楊梅】
ヤマモモの漢名。

ようばいそう

ようばいそう ヤウ―サウ [3] 【楊梅瘡】
梅毒(バイドク)の古名。

ようばいちゅうしゅつ

ようばいちゅうしゅつ [5] 【溶媒抽出】
⇒抽出(チユウシユツ)(2)

ようばさみ

ようばさみ ヤウ― [3] 【洋鋏】
ねじを中心に,刃の部分と指を通して握る部分とが反対側にある鋏の総称。
→和鋏

ようばな

ようばな ヤウ― [0] 【洋花】
(1)外来種の花卉(カキ)。
⇔和花(ワバナ)
(2)明治以降に外国から入ってきた,生け花に用いる植物。

ようばん

ようばん [0] 【用番】
江戸幕府で,老中・若年寄が,毎月一人ずつ交代で政務をとったこと。月番。

ようばん

ようばん ヤウ― [0] 【洋盤】
(1)欧米で製作されたレコード。
(2)西洋音楽のレコード。邦盤。

ようばんり

ようばんり ヤウ― 【楊万里】
(1127-1206) 中国,南宋の詩人。字(アザナ)は廷秀,号は誠斎。初め江西詩派などに学んだが,のち自ら一派を成し,「誠斎体」と称された。著「誠斎集」など。

ようひ

ようひ エウ― [1] 【要否】
必要か否かということ。

ようひ

ようひ ヤウ― [0][1] 【羊皮】
(1)シープ-スキン。
(2)羊皮紙。

ようひ

ようひ【羊皮】
sheepskin;→英和
roan (製本用).→英和
羊皮紙 parchment;→英和
vellum.→英和

ようひし

ようひし ヤウ― [3] 【羊皮紙】
羊・山羊・牛などの皮から毛・肉を除いて水洗いし,乾燥させたもの。古代から中世まで,書写に用いられた。パーチメント。

ようひつ

ようひつ [0] 【用筆】
(1)使用する筆。
(2)筆を用いること。運筆。筆づかい。

ようひん

ようひん [0] 【用品】
ある事に用いる品物。必要な品物。

ようひん

ようひん【洋品】
haberdashery;→英和
dry goods.洋品店 a haberdashery;→英和
a dry-goods[fancy(-goods)]store.

ようひん

ようひん ヤウ― [0] 【養浜】
大量の砂を投入して,海浜の改良と維持を図ること。「―事業」

ようひん

ようひん【用品】
articles;utensils;supplies.

ようひん

ようひん ヤウ― [0] 【洋品】
(1)西洋風の品物。特に衣服・装身具などの品物。「―店」
(2)舶来の品。

ようび

ようび エウ― [0] 【曜日】
曜をつけて呼ぶ,一週間の日。すなわち,日・月・火・水・木・金・土の各日。

ようび

ようび【何曜日ですか】
What day of the week <is (it) today> ?

ようび

ようび エウ― [1] 【妖美】 (名・形動)[文]ナリ
人を惑わす,あやしい美しさ。また,そのさま。

ようびょう

ようびょう エウベウ [0] 【杳渺】 (ト|タル)[文]形動タリ
遠くはるかで,かすかなさま。「―として無限に連なる海の行方/青春(風葉)」

ようふ

ようふ【養父】
a foster father.

ようふ

ようふ エウ― [1] 【徭夫】
律令制で,徭役に従事する人夫。

ようふ

ようふ ヤウ― [1] 【養父】
養子に行った先の父親。また,養育してくれた義理の父。

ようふ

ようふ エウ― [1] 【妖婦】
あやしいまでの美しさをもち,男を惑わす女性。

ようふ

ようふ [1] 【庸布】
庸として納めた布。ちからしろのぬの。

ようふ

ようふ【妖婦】
an enchantress;→英和
<話> a vamp.→英和

ようふ

ようふ [1] 【用布】
衣服などを仕立てるのに用いる布。

ようふう

ようふう【洋風の(に)】
of (in) the Western-[European-]style.

ようふう

ようふう ヤウ― [0] 【洋風】
西洋の様式。西洋風。洋式。
⇔和風
「―建築」「―住宅」

ようふく

ようふく ヤウ― [0] 【洋服】
西洋で起こり発達した衣服。西洋風の衣服。現在,日本で常用されている,背広・ズボン・ブラウス・スカートなど。
⇔和服

ようふく

ようふく【洋服(を着て)】
(in) European[Western]clothes[dress].‖洋服掛け a coat hanger.洋服だんす a wardrobe.洋服地 cloth;stuff.洋服屋 a tailor (人);a tailor's (shop).

ようふくかけ

ようふくかけ ヤウ― [4] 【洋服掛(け)】
洋服をかけておく器具。ハンガー。

ようふくだんす

ようふくだんす ヤウ― [5] 【洋服箪笥】
洋服をハンガーにかけたまま収納する箪笥。

ようふぼ

ようふぼ ヤウ― [3] 【養父母】
養子先の父母。やしない親。

ようふようせつ

ようふようせつ [1][2] 【用不用説】
ラマルクの生物の進化に関する学説。よく使用される器官は世代を重ねるに従ってよく発達し,使用されない器官は次第に弱小となりやがて消失していくというもの。ラマルク説。

ようぶ

ようぶ【要部】
the main[important]part.

ようぶ

ようぶ ヤウ― [0][1] 【洋舞】
西洋舞踊。西洋で発達した舞踊。ダンス・バレエなど。
⇔邦舞

ようぶ

ようぶ【腰部】
the waist.→英和

ようぶ

ようぶ エウ― [1] 【腰部】
腰の部分。腰のあたり。「―を打つ」

ようぶ

ようぶ【洋舞】
Western-style dancing.

ようぶつ

ようぶつ ヤウ― [0] 【陽物】
(1)易(エキ)で,陽の気のある物。
(2)陰茎。男根。

ようぶつけいやく

ようぶつけいやく エウブツ― [5] 【要物契約】
効力の発生のために,当事者双方の合意だけではなく目的物の実際の給付を必要とする契約。消費貸借・使用貸借など。践成契約。
⇔諾成契約

ようぶん

ようぶん ヤウ― [0] 【洋文】
西洋語の文章。また,西洋の文字。

ようぶん

ようぶん ヤウ― [0] 【陽文】
印章・碑などで,文字を浮き彫りにしたもの。陽刻。ようもん。
⇔陰文

ようぶん

ようぶん ヤウ― [1] 【養分】
生物体の成長に必要な成分。栄養分。滋養分。

ようぶん

ようぶん【養分】
nourishment.→英和
〜がある be nourishing;contain nourishment.→英和

ようへい

ようへい ヤウ― [0] 【養兵】
軍兵を養い置くこと。

ようへい

ようへい エフ― [0] 【葉柄】
葉身を支えて茎に付着する柄のように細くなった部分。
→葉

ようへい

ようへい【葉柄】
《植》a leafstalk.→英和

ようへい

ようへい【用兵】
tactics;→英和
strategy.→英和

ようへい

ようへい [0] 【傭聘】 (名)スル
頼んで雇うこと。「第二の下女の―を頼んだ/鶏(鴎外)」

ようへい

ようへい【傭兵】
a mercenary.→英和

ようへい

ようへい [0] 【壅蔽】 (名)スル
ふさぎおおうこと。「恣に聖明を―するの跡あるを見て/佳人之奇遇(散士)」

ようへい

ようへい [0] 【傭兵】
金銭的報酬を条件に,契約に基づいて軍務に服する兵。

ようへい

ようへい [0] 【用兵】
戦いでの兵の動かし方。「―の妙」

ようへき

ようへき [0] 【擁壁】
崖や盛り土の側面が崩れ落ちるのを防ぐために築く壁。

ようへき

ようへき ヤウ― [0] 【洋癖】
西洋の物事や様式を過度に好むくせ。西洋かぶれ。

ようへん

ようへん エウ― [0] 【曜変】
建盞(ケンサン)の一種。黒釉(コクユウ)中に周辺が青みのある銀色に輝く斑紋が散在するもの。中国南宋から元の時代につくられた。

ようへん

ようへん エフ― [0] 【葉片】
⇒葉身(ヨウシン)

ようへん

ようへん エウ― [0] 【窯変】 (名)スル
焼成中に火炎の性質や釉(ユウ)の具合などにより,焼成した陶磁器が予期しない釉色や釉相を呈したり,器形が変形したりすること。また,その器。現在では人為的に実現できる。火変わり。

ようへんせい

ようへんせい エウヘン― [0] 【揺変性】
静置状態では流動性をもたないゲルが,かきまぜたり,震盪(シントウ)させたりすると流動性をもつゾルになり,これを静置すると再び元に戻る現象。実用上,塗装などで重要。シキソトロピー。

ようべや

ようべや [0] 【用部屋】
(1)用務に使うための部屋。
(2)「御用(ゴヨウ)部屋」に同じ。

ようべん

ようべん【用便をする】
relieve oneself;go to the lavatory.→英和

ようべん

ようべん [3][0] 【用便】 (名)スル
(1)大小便をすること。
(2)用をすますこと。用弁。「―外出の日だから/或る女(武郎)」

ようべん

ようべん [3][0] 【用弁】 (名)スル
用が足りること。用をすますこと。「花洛へは唯―の為のみに登れば/滑稽本・膝栗毛 7」

ようほう

ようほう [0] 【用法】
用い方。使用方法。「―を誤る」「副詞的―」

ようほう

ようほう エウハフ [0] 【妖法】
魔法。あやしい法力。

ようほう

ようほう ヤウ― [0] 【陽報】
はっきりとあらわれる,よい報い。「陰徳あれば―あり」

ようほう

ようほう ヤウ― [0] 【養蜂】
蜜(ミツ)や蝋(ロウ)を取るための蜜蜂(ミツバチ)を飼育すること。「―業」

ようほう

ようほう【用法】
uses;usage;→英和
how to use <a thing> ;directions <for use> (指示).

ようほう

ようほう【養蜂】
beekeeping;→英和
apiculture.→英和
‖養蜂家 a beekeeper;an apiculturist.養蜂場 a bee garden;an apiary.

ようほうじばん

ようほうじばん エウホフジ― 【要法寺版】
慶長年間(1596-1615),京都要法寺から刊行された銅活字版の書物。「法華経伝記」「沙石集」「宝物集」「論語集解」などを開板した。

ようほえけい

ようほえけい エウホヱケイ 【瑶甫恵瓊】
⇒恵瓊(エケイ)

ようほん

ようほん ヤウ― [0] 【洋本】
(1)西洋風に装丁した本。洋綴じの本。洋装本。
⇔和本
(2)西洋の書物。洋書。

ようぼ

ようぼ【養母】
a foster mother.

ようぼ

ようぼ ヤウ― [1] 【養母】
養子に行った先の母親。また,養育してくれた義理の母。

ようぼう

ようぼう エウバウ [0] 【要望】 (名)スル
物事の実現を強くのぞむこと。「道路の整備を―する」「―にこたえる」

ようぼう

ようぼう【要望】
a demand[request,cry] <for> .→英和
〜する demand;request.→英和
〜に応じる meet the demand <of> .

ようぼう

ようぼう【容貎】
looks;features.〜が美しい(みにくい) be good-(plain-)looking.

ようぼう

ようぼう エウバウ [0] 【杳茫】 (ト|タル)[文]形動タリ
はるかなさま。遠いさま。「舟のゆくては―たる蒼海にして/即興詩人(鴎外)」

ようぼう

ようぼう [0] 【容貌】
顔かたち。かおだち。

ようぼうかいい

ようぼうかいい [5] 【容貌魁偉】 (名・形動)[文]ナリ
〔後漢書(郭太伝)〕
姿かたちがたくましく立派な・こと(さま)。

ようぼく

ようぼく エウ― [0] 【幼木】
年数のたっていない樹木。若木。

ようぼく

ようぼく ヤウ― 【楊墨】
中国の思想家,楊朱と墨子。楊朱の唱えた自愛主義と墨子の唱えた兼愛説が戦国時代に流行していたが,孟子が出て,楊朱の説は君主を無視し,墨子の説は父を無視するとして排斥してから,儒家は両者を並称して異端の代表とした。

ようぼく

ようぼく [0] 【用木】
建築や細工などの材料として使う木材。

ようま

ようま ヤウ― [0] 【洋間】
西洋風の部屋。洋室。
⇔日本間

ようま

ようま【洋間】
⇒洋室.

ようま

ようま エウ― [1] 【妖魔】
化け物。妖怪。魔物。

ようまく

ようまく ヤウ― [1][0] 【羊膜】
胚膜のうち最も胚に近い膜。胚を直接おおう。脊椎動物羊膜類(爬虫類・鳥類・哺乳類)および無脊椎動物昆虫類で見られる。羊膜類では中に羊水を満たす。

ようまくるい

ようまくるい ヤウ― [4] 【羊膜類】
脊椎動物のうち,羊膜をもつ,爬虫類・鳥類・哺乳類の総称。一般に陸上生活に適し,肺呼吸を行う。有羊膜類。

ようまん

ようまん ヤウ― [0] 【養鰻】
ウナギの養殖。「―業」

ようみゃく

ようみゃく【葉脈】
the veins of a leaf.→英和

ようみゃく

ようみゃく エフ― [0] 【葉脈】
葉身内を走る維管束系。その配列の仕方から平行脈と網状脈とに分ける。
→葉

ようみょう

ようみょう エウミヤウ [0][1] 【幼名】
子供のときの名前。元服前に名乗った名前。ようめい。おさなな。

ようむ

ようむ [1] 【用務】
果たすべき仕事。なすべき務め。

ようむ

ようむ ヤウ― [1] 【洋鵡】
オウム目インコ科の鳥。全長約35センチメートル。体は灰色で腰と尾羽が赤い。西アフリカに分布。インコ類中で物まねが最も巧みといわれ,飼い鳥とされる。

ようむ

ようむ【要務(を帯びて)】
(on) urgent business[an important mission].

ようむ

ようむ エウ― [1] 【要務】
重要なつとめ。大切な仕事。

ようむ

ようむ【用務】
⇒用事.

ようむいん

ようむいん [3] 【用務員】
学校や会社などで雑用をする人。

ようむいん

ようむいん【用務員】
a <school> servant;→英和
a janitor.→英和

ようむうんどう

ようむうんどう ヤウム― [4] 【洋務運動】
中国で,一九世紀後半に李鴻章・曾国藩ら清朝の漢人官僚が推進した近代化運動。欧米の軍隊組織・機械工業の導入を図った。

ようむき

ようむき【用向き】
⇒用事.

ようむき

ようむき [0][3][4] 【用向き】
仕事や用事の内容。用件。

ようめい

ようめい [0] 【用命】
用事を言いつけること。言いつかった用事。また,注文。「御―の品」「何なりと御―下さい」

ようめい

ようめい【直ちに御用命に応じます】
We are always at your service.

ようめい

ようめい [0] 【溶明】
⇒フェード-イン

ようめい

ようめい ヤウ― [0] 【揚名】
(1)名をあげること。
(2)名だけあって実のないこと。虚名。
(3)「揚名の介(スケ)」に同じ。

ようめい

ようめい エウ― [0] 【幼名】
「ようみょう(幼名)」に同じ。

ようめい

ようめい【溶明】
《映》fade-in.〜する fade in.

ようめいがく

ようめいがく ヤウメイ― [3] 【陽明学】
中国明代の王陽明およびその学派の新儒教学説。元・明代に官学として重んじられた朱子学の主知主義的理想主義的傾向に対して現実主義的批判を加え,主体的実践を重視した。心が理であるという心即理(シンソクリ),生来の道徳的判断力を発揮せよという致良知(チリヨウチ),認識と実践を一致させよという知行合一(チコウゴウイツ),欲望を肯定する無善無悪などを主要な学説とする。王学。
→心即理
→致良知
→知行合一説
→無善無悪説
→格物

ようめいがくは

ようめいがくは ヤウメイ― 【陽明学派】
陽明学を尊重し実践した儒学者の総称。正統的で穏健な右派と,過激で狂禅と批判された左派とがある。右派としては,聶豹(ジヨウヒヨウ)など静座的修養法を重んじた主静派(帰寂派)と銭徳洪(セントクコウ)など読書や実践的修養を重んじて良知を発揮しようとした致知派(修証派)がある。左派としては,無善無悪を唱えた王畿(オウキ)や経書の権威を相対化して情欲を肯定した李贄(リシ)などの良知現成派がある。日本では,学派をなさなかったが,中江藤樹・熊沢蕃山・大塩中斎(平八郎)らが陽明学者として挙げられる。

ようめいてんのう

ようめいてんのう 【用明天皇】
(?-587) 記紀で,第三一代天皇(在位 585-587)。橘豊日尊(タチバナノトヨヒノミコト)の漢風諡号(シゴウ)。欽明天皇第四皇子。聖徳太子の父。天皇の仏教受容をめぐって,物部守屋と蘇我馬子が対立した。

ようめいのすけ

ようめいのすけ ヤウ― 【揚名の介】
平安時代以後,名前だけあって,職務も俸禄もない国司の次官(=介)。揚名。「―なる人の家になむ,侍りける/源氏(夕顔)」

ようめいぶんこ

ようめいぶんこ ヤウメイ― 【陽明文庫】
近衛家が伝えた文書・典籍と美術工芸品を収める文庫。近衛家が携わった朝廷の儀事典礼などの記録・文書類や,平安以降明治までの約一千年間に収集された和漢の典籍数万冊を蔵する。

ようめいもん

ようめいもん ヤウメイ― 【陽明門】
(1)平安京大内裏の外郭十二門の一。五間三戸で,待賢門の北方にあった。
→大内裏
(2)日光東照宮の中門の一。三間一戸の楼門。入母屋(イリモヤ)造りで四方に軒(ノキ)唐破風(カラハフ)がある。天井画のほか,彫刻・彩色・飾り金具が施されている。日暮(ヒグラシ)門。

ようめんせきしすう

ようめんせきしすう エフメンセキ― [8][7] 【葉面積指数】
単位土地面積に対する植物体の全葉面積。無名数で表す。

ようもう

ようもう ヤウ― [0] 【羊毛】
ヒツジ・ヤギから刈り取った毛。毛糸・毛織物の原料となる。縮れがあり,弾性・吸湿性・保温性に富む。ウール。

ようもう

ようもう【羊毛】
wool.→英和
〜の woolen.→英和

ようもうざい

ようもうざい ヤウモウ― [3][0] 【養毛剤】
毛根に栄養を与え,発毛や伸びをよくするための薬剤。毛生え薬。

ようもうざい

ようもうざい【養毛剤】
a hair tonic.

ようもうざる

ようもうざる ヤウ― [5] 【羊毛猿】
ウーリー-モンキーの別名。

ようもうし

ようもうし ヤウ― [3] 【羊毛脂】
⇒ラノリン

ようもうはん

ようもうはん ヤウ― [3] 【羊毛斑】
⇒羊斑(ヨウハン)

ようもく

ようもく ヤウ― [0] 【洋もく】
〔「もく」はタバコをいう俗語〕
外国製のタバコ。

ようもく

ようもく エウ― [0] 【要目】
重要な項目。重要な事柄。

ようもの

ようもの ヤウ― [0] 【洋物】
西洋のもの。舶来の物。

ようもん

ようもん エウ― [0] 【要文】
文章の大切なところ。特に,経典の中の,重要な語句。

ようや

ようや エウ― [1] 【妖冶】 (名・形動)[文]ナリ
なまめかしく美しい・こと(さま)。「或は―の風に染み/佳人之奇遇(散士)」

ようや

ようや [1] 【溶冶・鎔冶】
金属をとかし鋳造すること。

ようやく

ようやく エウ― [0] 【要約】 (名)スル
(1)文章や話の要点を短くまとめること。また,まとめたもの。「講演の趣旨を―する」
(2)約束を結ぶこと。契約すること。

ようやく

ようやく【漸く】
[だんだんに]gradually;[遂に]at last;finally;[かろうじて]barely;→英和
with difficulty.

ようやく

ようやく ヤウヤク [0] 【漸く】 (副)
〔「ややく(稍)」または「やくやく(漸漸)」の転かという。漢文訓読に多く用いられた語〕
(1)なかなか実現しなかったことが,待った末に実現するさま。ようよう。やっと。「―試験が終わった」「―のこと楽になる」
(2)危ないところをかろうじて。やっとのことで。ようよう。「―終電に間に合う」
(3)だんだん。しだいに。「寒さも―ゆるんできた」

ようやく

ようやく エウ― [0] 【要扼】 (名)スル
敵を待ち伏せして食い止めること。「且其士必ず―に拠り/佳人之奇遇(散士)」

ようやく

ようやく【要約】
a summary;→英和
a précis;a résumé;a recap.→英和
〜する summarize.→英和

ようやく

ようやく [0] 【踊躍】 (名)スル
おどりあがること。ゆうやく。ゆやく。「其れに感激して何んなに―して/一隅より(晶子)」

ようやくしゃ

ようやくしゃ エウ― [4] 【要約者】
第三者のためにする契約において,第三者に対して債務を負担する者(諾約者)の相手方。

ようやくじん

ようやくじん エウヤク― 【妖厄神】
わざわいをなす神。疫病神。

ようやっと

ようやっと [0] (副)
〔「ようやく」と「やっと」の混成語〕
やっとのことで。ようやく。「―完成した」

ようゆう

ようゆう [0] 【溶融・熔融】 (名)スル
「融解(ユウカイ)」に同じ。「銅が―する」

ようゆう

ようゆう ヤウイウ 【養由】
中国,春秋時代の楚の人。弓の名人。まだ矢を発しないうちに猿が柱にすがって泣きわめいたという。生没年未詳。養由基。

ようゆう

ようゆう ヤウ― 【揚雄】
〔「楊雄」とも書く〕
(前53-後18) 中国,前漢の文人・学者。字(アザナ)は子雲。宮廷詩人として作った「甘泉賦」「羽猟(ウリヨウ)賦」「長楊賦」などの美文が有名。また博学で,「易経」にならって宇宙論書「太玄経(ダイゲンキヨウ)」を,「論語」にならって思想書「揚子法言」を著した。他に方言を集成した「揚子方言」などがある。揚子。

ようゆうでんかい

ようゆうでんかい [5] 【溶融電解】
常温で固体の電解質を,水溶液にすることなく,そのまま高温に加熱溶融して行う電気分解。ナトリウム・アルミニウム・フッ素などの製造に用いる。溶融塩電解・融解電解。

ようよ

ようよ エウ― [1] 【腰輿】
⇒手輿(タゴシ)

ようよ

ようよ [1] 【容与】 (形動タリ)
ゆったりとしているさま。「絳節羽幢(コウセツウドウ),其の間に―たり/山中人饒舌」

ようよう

ようよう [1] (感)
(1)呼びかける語。やあやあ。
(2)はやしたてたり,ひやかしたりするときの掛け声。「―,色男」

ようよう

ようよう [0] 【鷹揚】
⇒おうよう(鷹揚)

ようよう

ようよう [0] 【溶溶】 (ト|タル)[文]形動タリ
水がゆたかに流れるさま。「―として流れ去る大河/田舎教師(花袋)」

ようよう

ようよう エウエウ [0] 【杳杳】 (ト|タル)[文]形動タリ
ほのかなさま。くらいさま。また,はるかなさま。「神武寺の鐘声―として夕を告ぐれば/自然と人生(蘆花)」

ようよう

ようよう エウエウ [0] 【遥遥】 (副)
時間的または,空間的にはるかにへだたっているさま。「―其前日に/明六雑誌 21」「―東京に往復し/新聞雑誌 54」

ようよう

ようよう ヤウヤウ 【漸う】 (副)
〔「ようやく」の転〕
(1)しだいに。だんだん。「かくて翁―豊かになり行く/竹取」
(2)かろうじて。やっと。「―として,穴の口までは出でたれども/宇治拾遺 13」
(3)おもむろに。しずしずと。「普賢菩薩,象に乗りて―おはして/宇治拾遺 8」
(4)まさしく。もはや。「女を,―あきがたにや思ひけむ/伊勢 123」

ようよう

ようよう エウエウ [0] 【呦呦】 (形動タリ)
鹿の鳴く声の悲しげなさま。転じて,悲しんで泣くさま。「是を見るに堪へず,泣悲む声―たり/太平記 20」

ようよう

ようよう【洋々たる】
wide;→英和
broad;→英和
vast.→英和
〜たる前途 <have> a bright future.

ようよう

ようよう エウエウ [0] 【夭夭】 (ト|タル)[文]形動タリ
若く美しいさま。若く盛んなさま。「―たる桃花」

ようよう

ようよう ヤウエフ [0] 【陽葉】
日当たりのよい所に生ずる植物の葉。陰葉に比して濃緑で柵状(サクジヨウ)組織やクチクラ層が発達して厚くなり,葉面積は一般に小さい。
⇔陰葉

ようよう

ようよう ヤウヤウ [0] 【揚揚】 (ト|タル)[文]形動タリ
得意げなさま。誇らしげなさま。「意気―と引き揚げる」

ようよう

ようよう エウエウ [0] 【揺揺】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)心が動揺しておちつかないさま。「心―として酔ひ易く/佳人之奇遇(散士)」
(2)ゆらめき動くさま。「夜帆往来して島陰より出るものは微火―たり/伊沢蘭軒(鴎外)」

ようよう

ようよう エウ― [0] 【要用】 (名・形動)[文]ナリ
(1)入り用であること。必要であること。重要であること。また,そのさま。「―の品」「社会の為めに―なるもの/民約論(徳)」
(2)大切な用件。重要な用件。要件。「先ずは―のみ」

ようよう

ようよう ヤウヤウ [0] 【洋洋】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)水が満ちあふれるさま。水の限りなく広がるさま。漾漾。「―と流れる大河」
(2)希望に満ちているさま。「前途―」「―たる未来」
(3)物事の盛んなさま。「瑞気―として満地に瀰(ワタ)り/緑簑談(南翠)」

ようよう

ようよう ヤウヤウ [0][3] 【漾漾】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)水の揺れ動くさま。「波は―として遠く烟(ケム)り/金色夜叉(紅葉)」
(2)「洋洋{(1)}」に同じ。「―として大河の趣を成した川/田舎教師(花袋)」

ようよう

ようよう ヤウヤウ [0] 【様様】 (名・形動ナリ)
いろいろである・こと(さま)。さまざま。種々。「をかしき―の見物なりける/源氏(葵)」「重盛―ニ申サレタレバ/天草本平家 1」

ようようし

ようよう・し ヤウヤウ― 【様様し】 (形シク)
わけがありそうだ。子細らしい。もったいぶっている。「必ず所嫌ひして―・しといはれんと思はるべきぞ/無名抄」

ようらく

ようらく ヤウ― [1][0] 【瓔珞】
(1)珠玉や貴金属に糸を通して作った装身具。もとインドで上流の人々が使用したもの。仏教で仏像の身を飾ったり,寺院内で,内陣の装飾として用いる。
(2)洋風建築の軒先につける飾りの板。

ようらく

ようらく エウ― [0] 【揺落】 (名)スル
ゆれ動いておちること。「一夜尽(コトゴト)く―せり/ふらんす物語(荷風)」

ようらん

ようらん ヤウ― [0] 【洋蘭】
花を観賞するために温室で栽培するラン科植物の園芸上の呼称。熱帯・亜熱帯原産で,主にヨーロッパで品種改良されたもの。カトレア・デンドロビウムをはじめとして多くの種類がある。日本や中国に産するシュンランやカンランは東洋ランと呼ばれる。

ようらん

ようらん エウ― [0] 【揺籃】
(1)ゆりかご。
(2)物事が発展する初め。また,物事の発展をはぐくんだ時期や場所。「黄河文明―の地」

ようらん

ようらん【要覧】
a survey;→英和
an outline;→英和
[案内書]a handbook;→英和
a bulletin.→英和

ようらん

ようらん【揺籃】
a cradle.→英和
〜期に in the cradle (years);in the infancy.→英和
‖揺籃地 the cradle;the birthplace.

ようらん

ようらん エウ― [0] 【要覧】
資料を集めまとめて,要点がわかるようにした文書。「建築関係法規―」

ようらんか

ようらんか エウ― [3] 【揺籃歌】
子守歌。

ようらんき

ようらんき エウ― [3] 【揺籃期】
(1)幼少期。幼児期。
(2)物事の発達の初めの時期。

ようらんじだい

ようらんじだい エウ― [5] 【揺籃時代】
「揺籃期(ヨウランキ)」に同じ。

ようり

ようり エフ― [1] 【葉理】
葉層の断面が示す縞目。平行または斜交する。構成物質の粒径・組成などから堆積環境を推定できる。
→偽層

ようり

ようり ヤウ― [1] 【養鯉】
コイの養殖。「―業」

ようり

ようり エウ― [1] 【要理】
大切な教理や理論。「公教―」

ようりく

ようりく ヤウ― [0] 【揚陸】 (名)スル
積み荷を船から陸にあげること。また,上陸すること。陸あげ。「貨物を―する」

ようりくかん

ようりくかん ヤウ― [0] 【揚陸艦】
軍艦の艦種の一。部隊と装備を敵地に強行揚陸させる軍艦。

ようりつ

ようりつ [0] 【擁立】 (名)スル
もりたててある地位につかせること。「市長候補に―する」

ようりつ

ようりつ【擁立する】
support;→英和
back (up).→英和

ようりゃく

ようりゃく エウ― [0] 【要略】 (名)スル
(1)必要な部分をとり,必要でない部分は捨てること。要約。「さて―して演説せば/慨世士伝(逍遥)」
(2)あらまし。概略。

ようりゅう

ようりゅう ヤウリウ [0] 【楊柳】
(1)〔「楊」はカワヤナギ,「柳」はシダレヤナギ〕
ヤナギ。
(2)縦方向に細長いしぼを表した織物。また,そのしぼ。縦しぼを刻んだローラーで圧してしぼ出しを調整する加工を施す。

ようりゅうかんのん

ようりゅうかんのん ヤウリウクワンオン 【楊柳観音】
三十三観音の一。衆病を消除することを本誓(ホンゼイ)とする観音。普通,右手に柳の枝をもつ姿であるが,座右の水瓶にこれをさすこともある。薬王観音。

ようりょう

ようりょう【容量】
capacity.→英和

ようりょう

ようりょう【要領】
[要点]the (main) point;→英和
the gist;→英和
[大意]an outline;→英和
a summary.→英和
〜の良い(悪い)男 a shrewd (tactless) fellow.〜を得ている(いない) be (not) to the point.

ようりょう

ようりょう エウリヤウ [3] 【要領】
(1)物事の主要な部分。要点。
(2)物事をうまく処理する方法・手段。「機械取り扱い―」「―の悪い人」

ようりょう

ようりょう [3][0] 【容量】
(1)入れ物に入れることができる分量。容器の容積。
(2)「静電容量」の略。

ようりょう

ようりょう【用量】
dosage;a dose.→英和

ようりょう

ようりょう [3] 【用量】
用いるべき量。特に,薬を投与する場合用いる量。通例,一回量・一日量などで表す。

ようりょう=がいい

――がい・い
(1)物事をうまく処理する方法を心得ている。手際がいい。
(2)巧みに立ち回るすべを心得ている。

ようりょう=を得∘ない

――を得∘ない
主要な点がはっきりしない。筋道が立っていない。「―∘ない答弁」

ようりょうぶんせき

ようりょうぶんせき [5] 【容量分析】
定量分析の一。体積の測定によって定量する化学分析法。普通,標準溶液を加えて反応させ,反応の終点までに消費した標準溶液の容量(体積)を測定し,その値から試料溶液に含まれる成分物質の量を算出する。

ようりょく

ようりょく【揚力】
《理》lift.→英和

ようりょく

ようりょく ヤウ― [1] 【揚力】
流れの中に置かれた物体,特に翼のように流れに傾けて置いた板が受ける力のうち,流れの方向に垂直に働く力。

ようりょくそ

ようりょくそ エフリヨク― [3][4] 【葉緑素】
⇒クロロフィル

ようりょくそ

ようりょくそ【葉緑素】
《植》chlorophyll.〜入りの chlorophyllous.

ようりょくたい

ようりょくたい エフリヨク― [0] 【葉緑体】
緑色植物の細胞中に存在する色素体。多量のクロロフィルのほかカロチノイドも含む。一般にグラナとストロマとから成り,光合成は前者で,二酸化炭素固定は主として後者で行われる。

ようれい

ようれい エウ― [0] 【妖霊】
ばけもの。妖怪。妖精。「鬼怪―」

ようれい

ようれい【用例】
<give> an example;→英和
an illustration.→英和

ようれい

ようれい [0] 【用例】
用いられている例。用い方の例。「近松に―のある語」「―をあげて説明する」

ようれい

ようれい エウ― [0] 【妖麗】 (名・形動)[文]ナリ
あやしいまでに美しい・こと(さま)。「読者の心目を眩惑するに足る―な彼の叙述が/思ひ出す事など(漱石)」

ようれき

ようれき ヤウ― [0] 【陽暦】
「太陽暦」に同じ。
⇔陰暦

ようれき

ようれき【陽暦】
the solar calendar.

ようれつ

ようれつ [0] 【庸劣】 (名・形動)[文]ナリ
平凡で劣っている・こと(さま)。「臣資性―にして/新聞雑誌 9」

ようれん

ようれん [0] 【溶錬・熔錬】
鉱石を溶鉱炉その他の炉で溶融・還元して粗金属を得る操作。

ようれんきん

ようれんきん [0] 【溶連菌】
⇒溶血性連鎖球菌(ヨウケツセイレンサキユウキン)

ようろ

ようろ エウ― [1] 【要路】
(1)重要な交通路。「交通の―を抑える」
(2)重要な地位。「政府―の人」「―にある」

ようろ

ようろ【要路】
an important road (道); <hold> an important position (地位).交通の〜に当たる be in the main artery of traffic.

ようろ

ようろ [1] 【溶炉・熔炉】
金属をとかす炉。

ようろ

ようろ【溶炉】
a cupola.→英和

ようろう

ようろう ヤウラウ 【養老】
年号(717.11.17-724.2.4)。霊亀の後,神亀の前。元正(ゲンシヨウ)天皇の代。

ようろう

ようろう ヤウラウ [0] 【養老】
(1)老人を大切にすること。老人をいたわること。敬老。
(2)老後を安らかにおくること。

ようろう

ようろう【養老院】
⇒老人(ホーム).養老年金 an old-age pension.養老保険 old-age[endowment]insurance.

ようろう

ようろう ヤウラウ 【養老】
岐阜県南西部,養老郡の町。養老山地東斜面と揖斐(イビ)川中流の低湿地を占める。養老の滝がある。

ようろう

ようろう ヤウラウ 【養老】
能の一。脇能物。世阿弥作。美濃国本巣郡を訪れた勅使に樵夫の親子が,養老の滝の由来と霊泉湧出のことを教える。やがて養老の山神が姿を現し,泰平の御代をたたえて舞う。

ようろういん

ようろういん ヤウラウヰン [3] 【養老院】
老人ホームの旧称。

ようろうがわ

ようろうがわ ヤウラウガハ 【養老川】
千葉県南部清澄山を源に北流して東京湾に注ぐ川。養老渓谷がある。長さ75キロメートル。

ようろうしぼり

ようろうしぼり ヤウラウ― [5] 【養老絞り】
絞り染めの一。布に縦襞(タテヒダ)を作って染色し,縦の線模様をあらわしたもの。

ようろうしゅ

ようろうしゅ ヤウラウ― [3] 【養老酒】
味醂(ミリン)を主成分とし,ニンジン・チョウジ・ウイキョウなどの煎汁を加えた混成酒。養老の滝の伝説にちなんで岐阜県養老郡で作られた。

ようろうせき

ようろうせき エフラフ― [3] 【葉蝋石】
アルミニウムの含水ケイ酸塩鉱物。単斜晶系。色は白ないし帯褐緑色で,微小な板状結晶。真珠光沢がある。熱水鉱脈中に長石類の変質物として塊状に産出。石筆・印材・耐火材に利用する。パイロフィライト。
→蝋石

ようろうねんきん

ようろうねんきん ヤウラウ― [5] 【養老年金】
ある年齢に達したことにより支給される年金。
→老齢年金(ロウレイネンキン)

ようろうのたき

ようろうのたき ヤウラウ― 【養老の滝】
岐阜県養老町,養老山地の断層崖にかかる滝。高さ約32メートル。老父によく孝養を尽くす孝子のため,神が泉の水を酒に変えたという伝説の地。元正天皇はこの故事の地をたずね,年号を養老と改元。

ようろうほけん

ようろうほけん ヤウラウ― [5] 【養老保険】
生存保険と死亡保険の結合した保険。被保険者が保険期間満了まで生存したときは満期保険金が,また,保険期間内に死亡したときは死亡保険金が支払われる。

ようろうりつりょう

ようろうりつりょう ヤウラウ―リヤウ 【養老律令】
718年(養老2),藤原不比等らが,大宝律令を若干修正して編纂(ヘンサン)した律・令各一〇巻。757年より施行。律の大半は散逸。令は大部分が現存の「令義解(リヨウノギゲ)」の本文に残る。

ようろん

ようろん エウ― [0] 【要論】
重要な点を取り出して論じたもの。「経済学―」

ようわ

ようわ [0] 【溶和・熔和】 (名)スル
金属をとかしてまぜること。金属がとけてまざること。

ようわ

ようわ ヤウワ 【養和】
年号(1181.7.14-1182.5.27)。治承の後,寿永の前。安徳天皇の代。

ようわく

ようわく エウ― [0] 【妖惑】 (名)スル
あやしい言葉で人の心を迷わせること。

ようん

ようん [0] 【余蘊】
余分なたくわえ。また,残ったところ。あますところ。「説明を尽して―ない/復活(魯庵)」

ようイオン

ようイオン ヤウ― [3] 【陽―】
正の電気を帯びた原子または原子団。カチオン。
⇔陰イオン

よえい

よえい [0] 【余映】
あとに残る光。余光。

よえい

よえい [0] 【余栄】
死後に残る栄光や名誉。

よえい

よえい [0] 【余裔】
(1)子孫。後裔。末裔。
(2)末流。末派。

よえん

よえん [0] 【余煙】
消え残りの火のけむり。

よえん

よえん [0] 【余炎・余焔】
(1)消え残りの炎。
(2)残暑。

よおう

よおう [0][1] 【余殃】
祖先の悪事の報いとして子孫にまでも及ぶ災難。
⇔余慶(ヨケイ)
「積悪の門に―止(トド)まる/平家 2」

よおぼえ

よおぼえ 【世覚え】
世の中の評判。世評。人望。「―やむごとなしと申せばおろかなりや/大鏡(基経)」

よおり

よおり 【節折】
宮中で毎年6月・一二月の末日に行う儀式。竹を節の所で折って,天皇・皇后・皇太子の身長を測り,これによって祓(ハラエ)を行うもの。

よか

よか [1] 【予科】
(1)本科に進む前の予備の課程。
(2)旧制大学入学前の段階で,旧制高等学校に相当する課程。北海道帝国大学のほか,多くの私立大学に設けられた。

よか

よか【予科(生)】
a preparatory course (student).

よか

よか【余暇】
spare time;leisure (hours).→英和
〜に at one's leisure;in the intervals <of one's business> .

よか

よか [1] 【余花】
初夏に入ってなお咲き残っている桜の花。[季]夏。
→残花

よか

よか [1] 【予価】
予定の価格。

よか

よか 【良か・善か】
(1)形容詞「よし」の未然形「よけ」の上代東国方言。「伊香保ろの沿いの榛原ねもころに奥をなかねそまさかし―ば/万葉 3410」
(2)形容詞「よし」の連体形「よかる」の変化した「よかん」の撥音の表記されないもの。「女神には衣縫ひてたてまつるこそ―なれ/蜻蛉(下)」
(3)〔近世西国方言〕
形容詞「よい」の連用形・終止形・連体形の転。「門出―,―。―便聞かうばい/浄瑠璃・博多小女郎(上)」

よか

よか [1] 【余暇】
仕事の合間のひま。仕事から解放されて自由に使える時間。ひま。

よかく

よかく [0] 【与格】
〔dative case〕
インド-ヨーロッパ語族などにおける格の一。主に,動詞に対して間接的な目的語関係にあることを表すもの。日本語の「 A に B を与える」における「 A に」に相当する。

よかく

よかく [0] 【余角】
〔数〕 二角の和が直角であるとき,その二角を互いに余角であるという。
→補角

よかく

よかく【余角】
《数》a complementary angle.

よかく

よかく [0] 【予覚】 (名)スル
「予感(ヨカン)」に同じ。「呼ばれるに極つてゐるといふ―/こころ(漱石)」

よかぐら

よかぐら [2] 【夜神楽】
(1)夜間に行う神楽。宮中の御神楽は正式には夜を徹して行われ,また民俗芸能の神楽も多くは徹夜で行われるのでこう呼ばれる所が多い。
(2)芝居囃子(バヤシ)の一種。普通の神楽を静めて遠く聞かせる。神社の場の夜などに使う。

よかじかん

よかじかん [3] 【余暇時間】
生活利用時間のうち,労働時間や睡眠時間などを除いた自由に使える時間。

よかせぎ

よかせぎ [2] 【夜稼ぎ】
(1)夜分に働くこと。
(2)夜間に盗みを働くこと。よばたらき。夜盗。

よかぜ

よかぜ [1] 【夜風】
夜に吹く風。夜の風。

よかぜ

よかぜ【夜風】
a night wind[breeze].

よかつ

よかつ [0] 【余割】
⇒コセカント

よかよかあめ

よかよかあめ [4] 【善か善か飴】
物売りの一。明治の中期頃,飴を入れた盤台を頭上にのせて,太鼓を打ち鳴らし「よかよか」とはやしながら売り歩いたもの。

よからぬ

よからぬ 【良からぬ】 (連語)
良くない。好ましくない。連体詞的に用いる。「―ことをたくらむ」

よかれ

よかれ [1][2] 【善かれ】
〔形容詞「よし」の命令形〕
よくあってほしい。うまくいってくれ。「―と思ってしたことがかえってあだになった」

よかれあしかれ

よかれあしかれ【善かれ悪しかれ】
right or wrong;good or bad;for better or (for) worse.

よかれあしかれ

よかれあしかれ [1][3][6] 【善かれ悪しかれ】 (副)
よくても悪くても。どっちにしても。結局。「―,一度は会わなければならないのだ」

よかれかし

よかれかし [2] 【善かれかし】
〔「かし」は助詞〕
「よかれ」を強めた言い方。「―と思ってしたのだ」

よかれん

よかれん ヨクワ― [2] 【予科練】
〔「海軍飛行予科練習生」の略称〕
旧海軍の飛行機搭乗員養成制度。初め横須賀航空隊内に設置されたが,のち茨城県土浦に独立。小学校高等科卒(乙種),中学四年修了者(甲種)を主とする志願制で,厳しい訓練を経て飛行科下士官となった。

よかわ

よかわ ヨカハ 【横川】
比叡山延暦寺を構成する三つの地域である三塔の一。円仁の開創。現在は,中堂(首楞厳院(シユリヨウゴンイン))・四季講堂・定光院・恵心院などがある。((歌枕))

よかわほうご

よかわほうご ヨカハホフゴ 【横川法語】
一巻。源信著。四九一字に要約した法語。阿弥陀仏の本願による往生を明らかにし,念仏をすすめる。念仏法語。法語。

よかん

よかん [0] 【余寒】
立春後の寒さ。寒(カン)が明けてまだ残る寒さ。残寒。[季]春。《鎌倉を驚かしたる―あり/虚子》

よかん

よかん【予感がする】
have a presentiment[ <米話> hunch] <that…> .→英和
不吉な〜 an ominous presentiment.

よかん

よかん [0] 【予感】 (名)スル
将来ある事柄が起こりそうな気が何となくすること。また,その感じ。予覚。「不吉な―」

よかん

よかん【余寒】
the lingering cold.

よかんぺい

よかんぺい [0] 【与勘平】
(1)浄瑠璃・歌舞伎「蘆屋道満大内鑑」で活躍する奴(ヤツコ)の名。
(2)文楽人形の首(カシラ)の一。強がりで,向こう見ずで,滑稽な時代物の端敵(ハガタキ)役に使われる。{(1)}から名付けられた。
(3)安永年間(1772-1781),江戸で泉州信田(シノダ)の森の与勘平と称して,奴(ヤツコ)姿で売り歩いた膏薬(コウヤク)売り。また,その膏薬。よかんべい。

よがけ

よがけ 【夜駆け】
「夜討(ヨウ)ち」に同じ。「江口三郎左衛門を大将として―せんとなりしに/常山紀談」

よがたり

よがたり 【夜語り】
夜中にする物語。夜ばなし。夜話(ヤワ)。「何をか後の―にせむ/和泉式部日記」

よがたり

よがたり 【世語り】
世間の語りぐさ。世間の評判。「げにこの頃めづらしき―になむ人々もし侍る/源氏(常夏)」

よがなよっぴて

よがなよっぴて [1][1][0] (副)
〔「よっぴて」は夜一夜の転〕
夜どおし。一晩中。終夜。「―飲んで騒ぐ」

よがら

よがら [0] 【世柄】
世間のありさま。世相。時勢。

よがらす

よがらす [2] 【夜烏】
(1)夜に鳴く烏。
(2)ゴイサギの別称。

よがりごえ

よがりごえ [4][0] 【善がり声】
快感から思わず発する声。

よがる

よが・る 【夜離る】 (動ラ下二)
男が女のもとに通ってくるのが間遠になる。男女の仲が絶える。「おのづから―・るる床のさむしろは/金葉(恋上)」

よがる

よが・る [2] 【善がる・良がる】 (動ラ五[四])
(1)よいと思う。満足に思う。うれしがる。得意になる。悦に入る。「滅多に高価なる洋服を被(カウム)り…以て―・りたがるしれものもありけり/当世書生気質(逍遥)」
(2)快感を声や表情に表す。「―・るはず是は九州肥後の国/柳多留 49」

よがわり

よがわり [2] 【世変(わ)り】
時代や世の中が変わること。

よき

よき [1] 【予期】 (名)スル
あらかじめ期待・覚悟すること。「―したとおりの結果」「―に反して」

よき

よき 【雪】
「ゆき」の上代東国方言。「上野(カミツケノ)伊香保の嶺(ネ)ろに降ろ―の/万葉 3423」

よき

よき 【斧】
おの。手おの。「木こりの,山守に―をとられて/宇治拾遺 3」

よき

よき【予期する】
expect;→英和
anticipate.→英和
〜以上に more[better]than one expected.〜しない unexpected;→英和
unlooked-for.〜どおり as one expected;as was expected.〜に反して contrary to one's expectation.

よき

よき [1] 【良き・佳き】
〔文語形容詞「よし」の連体形から〕
■一■ (名)
良いこと。良いもの。
■二■ (連体)
よい。「彼とは―ライバルだ」「きょうの―日に」

よき=につけ悪(ア)しきにつけ

――につけ悪(ア)しきにつけ
よいことや悪いこと,いろいろなことに関連して。「―親の名が引き合いに出される」

よきこときく

よきこときく [1] 【斧琴菊】
謎染めの一。斧(ヨキ)・琴・菊の模様を染め出して,「善き事を聞く」の意を暗示するもの。
斧琴菊[図]

よきょう

よきょう [0] 【余響】
音が消えたあとに残るひびき。余韻。

よきょう

よきょう【余興】
an entertainment;→英和
an extra (番外).→英和

よきょう

よきょう [0] 【余興】
(1)宴会などに面白みを添えるために行う演芸。アトラクション。「―にひとさし舞う」
(2)興があとまで残っていること。「若(モシ)―あれば,しばしば松のひびきに秋風楽をたぐへ/方丈記」

よきん

よきん [0] 【預金】 (名)スル
金銭を銀行その他の金融機関にあずけること。また,あずけた金銭。「銀行に―する」
→貯金

よきん

よきん【預金する】
deposit[put]money <in a bank> .〜がある have money in a bank;→英和
have a bank account <of 100,000 yen> .〜を引き出す (with)draw one's money <from> .‖預金者 a depositor.預金通帳 a bankbook;a passbook.銀行預金 a bank account[deposit].当座預金 <米> a checking[ <英> current]account.普通(定期)預金 a savings (fixed) deposit.

よきんぎんこう

よきんぎんこう [4] 【預金銀行】
銀行の運用資金を預金に依存する銀行。商業銀行。

よきんげんか

よきんげんか [4] 【預金原価】
⇒預金(ヨキン)コスト

よきんこうざ

よきんこうざ [4] 【預金口座】
銀行が受け入れた預金を預金者別・種類別に番号をつけて管理する口座。

よきんこぎって

よきんこぎって [5] 【預金小切手】
銀行が自行を振出人・支払人として振り出す小切手。支払い資金が別口の口座に留保されるので信用度が高い。預手。
→保証小切手

よきんしょうしょ

よきんしょうしょ [4] 【預金証書】
定期預金や通知預金などの預け入れに際し銀行が発行する証書。預金契約の成立と預金債権の存在を証明する。

よきんじゅんびりつ

よきんじゅんびりつ [6] 【預金準備率】
準備預金制度により,市中銀行が無利子で日本銀行に預ける金額の預金残高に対する比率。

よきんそうぞう

よきんそうぞう [4] 【預金創造】
⇒信用創造

よきんつうか

よきんつうか [4] 【預金通貨】
小切手制度や振替制度によって,支払い手段および購買力の貯蔵手段として現金と同様の働きをする当座預金や普通預金などの要求払い預金。特に銀行の当座預金。
→現金通貨

よきんつうちょう

よきんつうちょう [4] 【預金通帳】
銀行などに預金をした人に,その証として渡す帳面。
→貯金通帳

よきんほけん

よきんほけん [4] 【預金保険】
金融機関の経営破綻で預金の支払い不能のときに一定限度の支払いを確保するための保険制度。

よきんほけんきこう

よきんほけんきこう 【預金保険機構】
預金者保護を目的に1971年(昭和46)に設立された特殊法人。破綻した金融機関に代わって預金者に一定限度での支払いをする。

よきんコスト

よきんコスト [4] 【預金―】
銀行が預金を獲得するために要する経費。預金利息・人件費・宣伝費などからなる。預金原価。

よぎ

よぎ [1] 【余儀】
ほかの事。ほかの方法。
→余儀ない

よぎ

よぎ【余技】
a hobby.→英和

よぎ

よぎ [1] 【夜着】
夜,寝るとき上に掛けるもの。特に,綿を入れて掛け蒲団とする大形の着物をいう。かいまき。小夜着。[季]冬。《ひとり寝や幾度―の襟をかむ/来山》

よぎ

よぎ [1] 【余技】
専門以外の技能。「―で絵をかく」

よぎしゃ

よぎしゃ【夜汽車】
a night train.

よぎしゃ

よぎしゃ [1] 【夜汽車】
夜,走る汽車。夜行の汽車。夜行列車。

よぎない

よぎない【余儀ない】
unavoidable;→英和
inevitable;→英和
indispensable.→英和
余儀なく…する be obliged[forced,compelled]to <do> .

よぎない

よぎな・い [1][3] 【余儀無い】 (形)[文]ク よぎな・し
(1)それ以外に方法がない。やむをえない。「―・い事情で欠席する」
(2)議論の余地がない「御位長久なるべき事,―・し/曾我 2」
(3)へだて心がない。「―・き頼みに打ち頷き/浄瑠璃・廿四孝」

よぎょう

よぎょう [0] 【余業】
(1)先人のし残した事業。
(2)副業。

よぎり

よぎり [1] 【夜霧】
夜に出る霧。[季]秋。

よぎる

よぎ・る [2] 【過る】 (動ラ五[四])
〔鎌倉時代頃まで「よきる」と清音〕
(1)目の前を横ぎる。比喩的にも用いる。「目の前をリスが―・った」「脳裏に一抹の不安が―・る」
(2)立ち寄る。「―・りおはしましけるよし/源氏(若紫)」
(3)避ける。よける。「逸散(イツサン)に来る手負ひ猪(ジシ),是はならぬと身を―・る/浄瑠璃・忠臣蔵」
(4)さえぎる。「道を塞ぎ前を―・つて/太平記 21」

よく

よく 【翼】
■一■ [1] (名)
(1)つばさ。はね。
(2)中心となるところから左右に張り出したもの。
(3)褶曲(シユウキヨク)した地層の向斜部と背斜部との間の部分。
(4)二十八宿の一。南方の星宿。翼宿。たすきぼし。
■二■ (接尾)
助数詞。鳥のはね,また,鳥の数を数えるのに用いる。「羽二―,鹿の角四頭/延喜式(神祇一)」

よく

よく【翼】
a wing (つばさ);→英和
a flank (陣形).→英和

よく

よく【欲】
[貪(どん)欲]avarice;→英和
greed;→英和
[欲望](a) desire[passion] <for> ;→英和
love <of money> .→英和
〜の深い greedy;→英和
avaricious;covetous.→英和
〜のない unselfish;→英和
disinterested.→英和
〜を言えば We could have wished <he had done better> .

よく

よく [0][1] 【翌】
その次,の意。年月など時に関する名詞の上に付いて複合語をつくり,ある基準になる日時の次の日時である意を表す。「事件のあった―朝」「―八九年に完成した」

よく

よく [1] 【良く・能く・善く】 (副)
〔形容詞「よい」の連用形から〕
(1)十分に。念を入れて。手落ちなく。ていねいに。「―調べる」「―洗えば落ちる」
(2)非常に。大変に。「―晴れた日」「―できる人」「―食べる奴だ」「―走る」
(3)たびたび。しばしば。「―忘れる」「―言うところの他人の空似だ」
(4)困難なことをしたものだという気持ちを表す。
 (ア)そのおこないをほめるとき使う。けなげにも。よくぞ。「こんな日に―来られたね」「―ぞやった」
 (イ)逆説的に,そのおこないを非難する意味で使う。ぬけぬけと。ずうずうしくも。あきれたことに。「―そんなことが言えるね」「―もやったな」
(5)うれしい,ありがたいという気持ちを表す。「―いらっしゃいました」「―ぞ言ってくれました」
〔「こそ」の上に来ると「ようこそ」となることがある〕
(6)事にあたって能力を立派に発揮するさまを表す。じょうずに。みごとに。「―文学を解する」「―困難に勝つ」

よく

よく
[じょうずに]well;→英和
skillfully;→英和
[十分に]thoroughly;→英和
fully;well;quite;→英和
enough;→英和
[注意して]carefully; <look> closely;[気張って] <work> hard;→英和
[誠実に]faithfully;→英和
[正しく]right;→英和
properly;→英和
exactly;[しばしば]often;→英和
frequently;→英和
[普通]usually;→英和
generally;→英和
[多く]much;→英和
a lot.→英和
〜する improve (改善);→英和
be kind <to> (親切);be skillful <in> (熟練).〜なる get well[better](病気が);improve (改善);clear up (天気が).

よく

よく [2] 【欲・慾】
(1)欲しがること。むさぼり求めること。また,その気持ち。欲望。欲心。「―が深い」「金銭―」
→欲の皮
(2)物事を進んでやろうとする気持ち。意欲。「まだ勉強に―が出ない」

よく

よ・く 【避く】
〔「よこ(横)」と同源〕
■一■ (動カ四)
「避(ヨ)ける」に同じ。「秋風にさそはれ渡るかりがねは物思ふ人のやどを―・かなむ/後撰(秋下)」
■二■ (動カ上二)
「避ける」に同じ。「この女の家,はた―・きぬ道なりければ/源氏(帚木)」
■三■ (動カ下二)
⇒よける
〔上代には上二段が用いられた。下二段は中世以降生じた〕

よく=したものだ

――したものだ
おのずから都合(ツゴウ)よくいくものだ。「世の中は―。捨てる神あれば拾う神ありさ」
→よくする

よく=せずは

――せずは
わるくすると。ひょっとすると。「―法師にもありなむとすや/宇津保(蔵開上)」

よく=と二人(フタリ)連れ

――と二人(フタリ)連れ
欲得ずくで行動すること。

よく=と相談(ソウダン)

――と相談(ソウダン)
何事をするにも欲心から行うこと。

よく=に目が眩(クラ)む

――に目が眩(クラ)・む
欲心のために正常な判断力を失う。

よく=に転(コロ)ぶ

――に転(コロ)・ぶ
欲が原因で,言動を変える。

よく=の熊鷹(クマタカ)股(マタ)を裂く

――の熊鷹(クマタカ)股(マタ)を裂く
〔熊鷹が両足に一頭ずつ猪をつかみ,猪が左右に逃げようとするのに放さなかったので,股が裂けて死んだという話から〕
欲が深いために災いを受けることのたとえ。欲す鷹は爪落とす。

よく=も得もない

――も得もな・い
損得を考える余裕がないほど切迫したさま。「恐ろしくなって,―・く逃げ出した」

よく=をかく

――をか・く
その上さらに欲心を抱く。よくばる。

よく=を言えば

――を言えば
これだけでも満足できるが,さらにいっそう望むとすれば。「―もう少し部屋数が欲しい」

よく=言う

――言・う
うまく言う。あえて言う。多く,逆説的にその物言いを非難する気持ちで使う。「全く―・うよ」

よく−

よく−【翌朝(晩,日,月,年)】
the next[following]morning (evening,day,month,year).

よくあか

よくあか 【欲垢】
欲を垢にたとえていう語。「―と煩悩と洗ひ清めて/滑稽本・浮世風呂(前)」

よくあかぼんのう

よくあかぼんのう 【欲垢煩悩】
欲望・執着・迷いなどのもろもろの煩悩(ボンノウ)。「この事を釈尊も―と説き給ふ/仮名草子・薄雪物語」

よくあさ

よくあさ [0] 【翌朝】
その日の次の日の朝。よくちょう。

よくあつ

よくあつ [0] 【抑圧】 (名)スル
(1)行動や自由などを無理におさえつけること。「政治活動を―する」
(2)精神分析の用語。不快な考えや感情を無意識のうちにおさえつけ,意識にのぼらないようにすること。
(3)第二の突然変異が,最初の突然変異による形質の変化をおさえ,元の形質を発現させること。

よくあつ

よくあつ [0] 【抑遏】 (名)スル
おさえとどめること。おさえつけて,やめさせること。抑制。「人力を以て強て世間の風潮を―するの危険/天賦人権論(辰猪)」

よくあつ

よくあつ【抑圧する】
oppress;→英和
suppress;→英和
repress;→英和
check.→英和

よくい

よくい [1] 【薏苡】
ハトムギ,またジュズダマの漢名。

よくい

よくい [1] 【浴衣】
ゆかた。

よくいにん

よくいにん [3] 【薏苡仁】
ハトムギの種子。漢方薬で,利尿・消炎・鎮痛・排膿などに使用。

よくうつ

よくうつ [0] 【抑鬱】
心がふさいで不快なこと。おさえられて心がはればれしないこと。

よくうつしょう

よくうつしょう [0][4] 【抑鬱症】
⇒鬱病(ウツビヨウ)

よくうつじょうたい

よくうつじょうたい [5] 【抑鬱状態】
⇒鬱(ウツ)状態

よくか

よくか [1] 【翼下】
⇒よっか(翼下)

よくか

よくか [1] 【翌夏】
翌年の夏。

よくか

よくか [0] 【翼果】
⇒よっか(翼果)

よくかい

よくかい [0] 【欲界】
⇒よっかい(欲界)

よくかい

よくかい [0] 【欲海】
⇒よっかい(欲海)

よくかいちょう

よくかいちょう [3] 【翼開長】
鳥が翼を完全に広げたときの,両翼の端から端までの長さ。

よくきょう

よくきょう [0] 【翼鏡】
カモ類などの翼にある顕著な,または金属光沢のある色の部分。

よくぎょう

よくぎょう [0] 【翌暁】
あくる日のあけがた。

よくけ

よくけ [0] 【欲気】
欲深くむさぼろうとする心。欲心。

よくげつ

よくげつ [0] 【翌月】
その月の次の月。あくる月。

よくご

よくご [0] 【浴後】
入浴のあと。「―の一杯のうまさ」

よくさん

よくさん [0] 【翼賛】 (名)スル
力をそえてたすけること。補佐すること。「朕が意を体し―する所あれ/新聞雑誌 7」

よくさんせいじかい

よくさんせいじかい 【翼賛政治会】
1942年(昭和17)5月,翼賛選挙の結果当選した議員全員と各界代表が参加して結成された唯一の政治結社。東条英機内閣の御用党的役割を果たした。45年3月改組されて大日本政治会となる。

よくさんせんきょ

よくさんせんきょ [5] 【翼賛選挙】
1942年(昭和17)4月の第二一回総選挙。東条英機首相招請の各界代表が結成した翼賛政治体制協議会による推薦候補者三八一名が当選,全議席の八割余を占めた。

よくし

よくし【抑止する】
⇒抑制.‖抑止戦略 determent[deterrent]strategy.抑止力 deterrent.

よくし

よくし [1][0] 【抑止】 (名)スル
抑えとどめること。また,ある行動を思いとどまらせること。「核の―力」

よくしき

よくしき [0] 【翼式】
鳥の初列風切羽の長さを比較するときに用いる式。各羽に番号を付し,等号や不等号で示す。分類に用いられる。

よくしけいろん

よくしけいろん [4] 【抑止刑論】
一般人による犯罪または犯罪者による再犯を抑止することを刑罰の正当性の根拠とする考え方。
⇔応報刑論

よくしつ

よくしつ [0] 【浴室】
風呂場。湯殿。

よくしつ

よくしつ【浴室】
a bathroom.→英和

よくしゅう

よくしゅう [0] 【翌秋】
翌年の秋。

よくしゅう

よくしゅう [0] 【翌週】
その週の次の週。

よくしゅりゅう

よくしゅりゅう [3] 【翼手竜】
⇒翼竜(ヨクリユウ)

よくしゅるい

よくしゅるい [3] 【翼手類】
翼手目に属する哺乳類の総称。コウモリ類。

よくしゅん

よくしゅん [0] 【翌春】
翌年の春。

よくしん

よくしん [0][3] 【欲心】
(1)物を欲しがる心。欲念。
(2)肉体的な欲望。情欲。

よくじつ

よくじつ [0] 【翌日】
その日の次の日。あくる日。

よくじょう

よくじょう [0] 【欲情】 (名)スル
(1)愛欲の情。また,そのような欲望を起こすこと。情欲。
(2)物を欲しがる心。欲心。

よくじょう

よくじょう【欲情】
(a) desire;→英和
(a) passion;→英和
(a) lust (色情).→英和

よくじょう

よくじょう [0] 【浴場】
(1)風呂場。湯殿。浴室。
(2)風呂屋。銭湯。「公衆―」

よくじょう

よくじょう [0] 【沃壌】
豊かな土壌。沃土。

よくじょう

よくじょう [0] 【抑情】
欲情をおさえること。

よくじょう

よくじょう [0] 【沃饒】 (名・形動ナリ)
地味の肥えている・こと(さま)。「その土田の―なるもの/折たく柴の記」

よくじょう

よくじょう【浴場】
a bath;→英和
a public bathhouse (ふろ屋).

よくじょう

よくじょう [0] 【翼状】
鳥がつばさを広げたような形。

よくじん

よくじん [0] 【欲塵】
〔仏〕 欲情が身心を汚すことを塵埃(ジンアイ)にたとえていう語。

よくす

よく・す [2] 【浴す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「浴する」の五段化〕
(1)「浴する{(1)}」に同じ。「ゆず湯に―・す」
(2)「浴する{(2)}」に同じ。「陽光に―・す」
(3)「浴する{(3)}」に同じ。「恩恵に―・す」
■二■ (動サ変)
⇒よくする

よくす

よくす [1] 【浴主】
禅家で浴室をつかさどる役。知浴。

よくする

よく・する [3] 【浴する】 (動サ変)[文]サ変 よく・す
(1)入浴する。「温泉に―・する」
(2)日光などに身をさらす。当たる。あびる。「日光に―・する」
(3)恩徳・光栄など,よいことを身に受ける。こうむる。「君恩に―・する」「百五十年の太平の雨露に―・せし後/日本開化小史(卯吉)」

よくする

よくする【浴する】
receive <one's favor> (恩恵に).→英和

よくする

よく・する [1] 【善くする・能くする】 (動サ変)[文]サ変 よく・す
(1)巧みにする。上手にする。「詩を―・する」
(2)することができる。なしうる。「凡人の―・するところではない」
(3)(「よくしたものだ」「よくしたもので」の形で)都合よくいくものだ。「世の中は―・したもので,楽あれば苦ありさ」
(4)もれなくする。十分にする。「家思ふと心進むな風まもり―・していませ荒しその道/万葉 381」

よくせい

よくせい [0] 【抑制】 (名)スル
(1)たかぶろうとする感情,激しい欲望,衝動的な行動などをおさえてとめること。「痛みを―する」「感情を―する」
(2)急激に進もうとするものをおさえとめること。「インフレの―」
(3)〔医〕 刺激によって興奮した神経細胞の活動が,他の神経細胞によって抑えられること。制止。

よくせい

よくせい【抑制する】
control[suppress] <one's feeling> ;→英和
restrain;→英和
check.→英和
〜できない uncontrollable;→英和
beyond[out of]control.

よくせい

よくせい [0] 【翼成】 (名)スル
助けて成就させること。力を添えて仕事を成し遂げさせること。「人間は此福(サイワイ)を犠牲にして,纔(ワズ)かに世界の進化を―してゐる/妄想(鴎外)」

よくせいきんこう

よくせいきんこう [5] 【抑制均衡】
⇒チェック-アンド-バランス

よくせいさいばい

よくせいさいばい [5] 【抑制栽培】
作物の自然の生育・成熟の時期を,人工的に抑制して生産・出荷の時期を遅らせる栽培方法。
⇔促成栽培

よくせき

よくせき [0] 【翌夕】
翌日の夕方。

よくせき

よくせき [0] (副)
(多く「よくせきのこと」の形で用いる)他に方法がなく,やむをえないさま。よくよくのこと。「―のことがなければ,頼みはしまい」

よくぜん

よくぜん [0] 【翼然】 (ト|タル)[文]形動タリ
つばさのように左右にひろがっているさま。「眼下に瓦葺の大家根の,―として峙(ソバダ)つてゐるのが視下される/浮雲(四迷)」

よくそ

よくそ 【沃沮】
漢・魏時代に,朝鮮東北部にいた種族。漢の郡県に属したが,のち高句麗(コウクリ),さらに魏に服属した。

よくそう

よくそう [0] 【浴槽】
風呂桶。ゆぶね。

よくそう

よくそう【浴槽】
a bath(tub).→英和

よくそく

よくそく [0] 【抑塞】 (名)スル
おさえふさぐこと。おさえてせきとめること。「臣等が―窮惋の誠情/近世紀聞(延房)」

よくそん

よくそん [0] 【抑損・抑遜】 (名)スル
おさえてひかえめにすること。へりくだること。「大いなれども能く―せる我心とは/即興詩人(鴎外)」

よくぞ

よくぞ [1] 【善くぞ】 (副)
〔「ぞ」は助詞〕
よくを強めた言い方。「―言ってくれた」「夕涼―男に生れける/五元集」

よくたい

よくたい [0] 【翼帯】
鳥の翼に見られる帯状の模様。飛翔時に顕著であるため,野外での識別に用いられる。

よくたん

よくたん [0] 【翌旦】
翌日の朝。翌暁。あくるあさ。

よくたん

よくたん [0] 【翼端】
飛行機の翼の端。

よくち

よくち [1][0] 【沃地】
肥沃の土地。沃土。

よくち

よくち【沃地】
fertile land;rich soil.

よくちょう

よくちょう [0] 【翼長】
鳥類の,つばさの付け根から末端までの長さ。

よくちょう

よくちょう [0] 【翌朝】
「よくあさ(翌朝)」に同じ。

よくづら

よくづら 【欲面】
欲の深そうな顔つき。「我夫は,年寄るほど気もひがむ―/浄瑠璃・国性爺後日」

よくて

よくて 【良くて・善くて】 (連語)
〔形容詞「よい」の連用形に接続助詞「て」の付いたもの〕
よい状態を想定しても。せいぜい。よくても。「今年の収穫は―去年の半分だ」

よくてん

よくてん [0] 【欲天】
〔仏〕 欲界中の六種の天上界。六欲天。

よくでん

よくでん [0] 【沃田】
地味の肥えた田地。

よくとう

よくとう [0] 【翌冬】
翌年の冬。

よくとく

よくとく【欲得ずくで(を離れて)】
from a selfish (disinterested) motive.

よくとく

よくとく [0][4] 【欲得】
貪欲と利得。強く物をほしがること。「―抜きで面倒を見る」

よくとくずく

よくとくずく [0] 【欲得尽く】
すべて物事を欲得に基づいて考えること。打算的なこと。「―ではできない仕事」

よくとし

よくとし [0] 【翌年】
「よくねん(翌年)」に同じ。

よくど

よくど【沃土】
⇒沃地.

よくど

よくど [1] 【沃土】
地味が豊かで作物のよくできる土地。肥沃の土地。沃地。沃壌。

よくどう

よくどう [0] 【欲動】
〔(ドイツ) Trieb〕
精神分析学の用語。人間を常に行動へと向ける無意識の衝動。フロイトによれば,心的なものと身体的なものとの境界概念と位置付けられ,自己保存欲動と性欲動(のちに生の欲動と死の欲動)とに二分された。

よくどしい

よくどし・い 【欲どしい】 (形)[文]シク よくど・し
〔近世語〕
欲ばっている。「―・い所でしめる小間物屋/柳多留 3」

よくねん

よくねん [0] 【翌年】
その年の次の年。よくとし。

よくねん

よくねん [0] 【欲念】
物をほしがる気持ち。欲心。

よくねんど

よくねんど [3] 【翌年度】
次の年度。次年度。「―に繰り越す」

よくのかわ

よくのかわ [5] 【欲の皮】
欲の強いことを皮にたとえていう語。「―が突っ張る」

よくはる

よくはる [0] 【翌春】
次の年の春。翌春(ヨクシユン)。

よくばり

よくばり [3][4] 【欲張り】 (名・形動)[文]ナリ
欲ばること。また,その人やさま。「―な考え」「―な政治家」

よくばり

よくばり【欲張り】
[人]a greedy person;a miser;→英和
[貪(どん)欲]⇒欲.

よくばる

よくば・る [3] 【欲張る】 (動ラ五[四])
欲深くほしがる。ひどく欲をかく。「―・って結局損をした」

よくばる

よくばる【欲張る】
be greedy[avaricious,covetous] <of> ;expect too much.欲張って greedily;→英和
covetously;out of greed.

よくばん

よくばん [0] 【翌晩】
翌日の夜。翌夜。

よくばん

よくばん [0] 【浴盤】
沐浴(モクヨク)に用いるたらい。行水だらい。

よくふか

よくふか [0] 【欲深】 (名・形動)[文]ナリ
欲の深いこと。また,その人やさま。「―な男」
[派生] ――さ(名)

よくぶかい

よくぶか・い [4] 【欲深い】 (形)[文]ク よくぶか・し
〔「よくふかい」とも〕
欲ばりである。欲心が強い。「―・い商人」

よくぶつ

よくぶつ [0] 【浴仏】
⇒灌仏(カンブツ)

よくぶつえ

よくぶつえ [4][3] 【浴仏会】
⇒灌仏会(カンブツエ)

よくぶとり

よくぶとり 【欲太り】
欲深い金持ちをののしっていう語。「お前もよつぽど―だの/歌舞伎・三人吉三」

よくべん

よくべん [0] 【翼弁】
蝶形花冠の五花弁のうち中間にある左右一対の花弁。翼弁の上部一枚は旗弁(キベン),下部二枚は竜骨弁という。
→蝶形花

よくぼう

よくぼう [0] 【欲望】
ほしいと思う心。不足を満たそうと強く求める気持ち。「―を抱く」「―を満たす」

よくぼう

よくぼう【欲望】
(a) desire[passion] <for> ;→英和
(an) ambition <for> .→英和
〜を満たす(押える) satisfy (suppress) one's desire.

よくぼうというなのでんしゃ

よくぼうというなのでんしゃ ヨクバウトイフナノデンシヤ 【欲望という名の電車】
〔原題 A Streetcar Named Desire〕
T =ウィリアムズの戯曲。1947年初演。アメリカの南部没落農の老嬢が,妹の夫である粗野な男にはずかしめられて精神異常をきたす。人間の隠された欲望・分裂心理を南部の濃厚な雰囲気のなかに描く。

よくぼる

よくぼ・る 【欲ぼる】 (動ラ四)
「欲ばる」に同じ。「柑子を―・るべきにはあらねども/御伽草子・和泉式部」

よくめ

よくめ【欲目で】
<look> with partial eyes.親の〜 parents' partiality[love] <for their children> .

よくめ

よくめ [3][0] 【欲目】
物事を,自分に都合のいいほうに見ること。自分の利害や欲・感情に左右されて,主観的に物事を見ること。ひいきめ。「親の―」

よくも

よくも [1] 【善くも】 (副)
ひどい仕打ちに驚いたり非難したりするときの気持ちを表す語。よくまあ。よくぞ。「―だましたな」「―そんなでたらめが言えたものだ」

よくも

よくも
I wonder <how> ;How dare you <say such a thing to me> ?

よくや

よくや [1] 【沃野】
地味の肥えた,作物のよくできる平野。

よくや

よくや【沃野】
a fertile plain.

よくや

よくや [0] 【翌夜】
翌日の夜。翌晩。

よくよう

よくよう【抑揚】
(an) intonation;→英和
(a) modulation.〜のない monotonous.→英和
(変な)〜をつけて with an (a strange) intonation.

よくよう

よくよう [0] 【抑揚】
音声や音楽・文章などの調子を上げたり下げたり,また強めたり弱めたりすること。また,その調子。イントネーション。「―をつけて読む」

よくよう

よくよう [0] 【浴用】
入浴のときに使うこと。「―石鹸(セツケン)」

よくよう

よくよう【浴用石鹸】
bath soap.

よくようとんざ

よくようとんざ [5] 【抑揚頓挫】
言葉の調子をおさえたり高めたり,また,急に勢いを変えたりすること。「感激の深い言葉に―を付けながら/羹(潤一郎)」

よくよく

よくよく [0] 【善く善く・能く能く】 (副)
〔「よく」を重ねて意味を強めた語〕
(1)念には念を入れて。十分に。「―考えてみれば,自分が悪かった」
(2)程度がはなはだしいさま。「―困って訪ねて来たのだろう」「―のお人好し」「―詰らないだらう/虞美人草(漱石)」
(3)他にどうしようもなくやむをえぬさま。よっぽど。「―のことでもなければ来ない」

よくよく

よくよく
very (非常に);→英和
carefully (注意して).〜金に困っている be badly in need of money.〜のことに違いない There must be some unavoidable reasons.

よくよく

よくよく [0] 【翼翼】 (ト|タル)[文]形動タリ
慎重にするさま。びくびくするさま。「小心―とした男」

よくよく

よくよく 【翌翌】
〔「よく(翌)」を重ねたもの〕
次のまた次,の意。年月など,時に関する名詞の上に付いて,ある基準になる日時の次の次の日時である意を表す。

よくよく

よくよく【翌々日(年)】
two days (years) later.

よくよくげつ

よくよくげつ [0][4] 【翌翌月】
次の次の月。さらいげつ。

よくよくじつ

よくよくじつ [0][4] 【翌翌日】
次の次の日。あさって。

よくよくねん

よくよくねん [0][4] 【翌翌年】
次の次の年。さらいねん。

よくりゅう

よくりゅう [0][2] 【翼竜】
翼竜目に属する爬虫類の総称。ジュラ紀に出現し,白亜紀末に絶滅。吻(フン)はくちばし状に長い。前肢第四指がのび,ここに飛膜が発達して鳥のように飛行した。魚類を捕食するものや昆虫を捕食するものがいたらしい。翼手竜と嘴口(シコウ)竜とに分ける。

よくりゅう

よくりゅう [0] 【抑留】 (名)スル
(1)おさえとどめること。また,一か所に無理にひきとめておくこと。「外地に―される」「土人等が列車を―して/八十日間世界一周(忠之助)」
(2)〔法〕
 (ア)比較的短期間,強制的に身体の自由を拘束すること。
→拘禁

 (イ)国際法上,他国に属する人または物を自国の権力下に置くこと。特に船舶の場合にいう。

よくりゅう

よくりゅう【抑留する】
detain;→英和
seize;→英和
intern.→英和
‖抑留者 a detainee;an internee.

よくろう

よくろう [0] 【翼廊】
教会堂で,内陣の手前に身廊と十字に交差して設けた廊下の左右に突き出た袖の部分。袖廊(ソデロウ)。トランセプト。
→身廊(シンロウ)
→側廊(ソクロウ)

よくん

よくん [0] 【余薫】
(1)あとに残る香り。余香。
(2)先代の残した徳。「われ十善の―によて万乗の宝位をたもつ/平家 6」

よくん

よくん [0] 【余醺】
さめきらないで残っている酒の匂い。

よぐそみねばり

よぐそみねばり [4] 【夜糞峰榛】
カバノキ科の落葉高木。深山に生え,高さ20メートルに達する。葉は卵形。雌雄同株。春,葉に先立ち開花。雄花穂は黄褐色で尾状に長く垂れ,雌花穂は短い。果実は楕円形。枝を折ると特有の香りがある。アズサともいい,古くはこの木で弓を作った。ミズメ。

よぐたち

よぐたち 【夜降ち】
夜がふけること。また,その時刻。「―に寝覚めて居れば川瀬尋(ト)め/万葉 4146」

よぐたつ

よぐた・つ 【夜降つ】 (動タ四)
夜がふける。夜ふけになる。「―・ちて鳴く川千鳥うべしこそ/万葉 4147」

よけ

よけ [2][0] 【避け・除け】
よけること。また,よけるためのもの。多く他の語の下に付いて複合語として用いる。「日―」「災難―」「泥―」「魔―」

よけ

−よけ【雨(霜)除け】
a shelter[protection]against rain (frost).泥除け a mudguard (自転車など).→英和
日除け a sunshade.→英和
魔除け a charm (against evil).→英和

よけい

よけい [0] 【余恵】
受けるはずでなかった恵み。余分な恵み。おこぼれ。「―にあずかる」

よけい

よけい【余計な】
too many[much];excessive;→英和
surplus;→英和
superfluous;→英和
extra;→英和
[不必要な]needless;→英和
unnecessary;→英和
uninvited;→英和
uncalled-for.〜なお世話だ Mind your own business.〜に excessively;→英和
<pay one hundred yen> too much.

よけい

よけい [0] 【余計】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
(1)必要以上にあって邪魔だったり不用だったりする・こと(さま)。「―な手間をかける」「―な物は捨てる」
(2)普通より多いこと。普通より程度が上であること。また,そのさま。「人より―に働く」
(3)物があまること。一定の数量より多くあること。また,そのもの。あまり。「金銀に―なく/浮世草子・永代蔵 4」
■二■ (副)
{■一■(2)}に同じ。「考えるほどに―わからなくなる」

よけい

よけい [0][1] 【余慶】
(1)祖先の善行によって子孫が得る幸運。
⇔余殃(ヨオウ)
「祖父の―を蒙る」「積善の家に―あり/平家 2」
(2)おかげ。余光。

よけい=なお世話

――なお世話
自分にとっては必要のない相手の手助けや差し出口をいう語。

よけいもの

よけいもの [0] 【余計者】
(1)余計な人。無用者。邪魔な人。「―扱いをされた」
(2)一九世紀半ばのロシア文学に現れた,知性と教養にめぐまれながら,無気力で現実を直視し適応する能力を欠いた一連の人物。没落貴族や知識階級の一典型。ツルゲーネフ「ルーディン」やゴンチャロフ「オブローモフ」の同名の主人公など。

よけいもの

よけいもの [0] 【余計物】
もてあますもの。あって困るもの。無用の長物。

よけち

よけち [0] 【除け地】
⇒じょち(除地)

よけつ

よけつ [0] 【預血】 (名)スル
血液銀行に一定の手数料を払って自分の血液を預け,必要が生じたとき返してもらうこと。また,その制度。現在は行われていない。

よけみち

よけみち [2] 【避け道】
間道。わきみち。[日葡]

よける

よける【避ける】
avoid;→英和
keep off[away] <from> ;make way <for> (道をあける);dodge (身をかわす);→英和
take shelter <from> (風雨を).

よける

よ・ける [2] 【避ける・除ける】 (動カ下一)[文]カ下二 よ・く
〔「よこ(横)」と同源〕
(1)出会わないように自分の位置を変える。「犬を―・けて通る」「自動車を危く―・けた」
(2)被害に遭わないように前もって防ぐ。「霜を―・けるために菊におおいをする」「水ヲ―・クル/日葡」
(3)一部分だけを別にする。のける。「不良品を―・ける」
→よく(避)

よけん

よけん【予見する】
foresee.→英和

よけん

よけん [1] 【与件】
⇒所与(シヨヨ)

よけん

よけん [0] 【予見】 (名)スル
物事が起こる前にあらかじめ見通して知ること。予知。「事故の発生を―する」

よげ

よげ 【善げ】 (形動ナリ)
よいさま。よさそうなさま。「拍子の―にきこえければ/宇治拾遺 1」
〔現代語では,「心地よげ」など,複合語としてのみ用いられる〕

よげん

よげん【予言】
(a) prediction;(a) prophecy.→英和
〜する predict;→英和
prophesy;→英和
foretell.→英和
‖予言者 a prophet.

よげん

よげん【余弦】
《数》a cosine <cos> .→英和

よげん

よげん [0][1] 【余弦】
⇒コサイン

よげん

よげん [0] 【予言】 (名)スル
未来の出来事や未知の事柄をあらかじめいうこと。また,その言葉。「将来を―する」

よげん

よげん [0] 【預言】 (名)スル
神や死霊の意志を媒介し,人々に伝えること。また,その言葉。とくに,超越神によって示された世界の意味・救済の意味などを人々に述べ伝えることをいう。

よげんかんすう

よげんかんすう [4] 【余弦関数】
角度を独立変数 �,それに対する余弦を従属変数 � としたときの関数。�=cos �
→三角関数

よげんきょくせん

よげんきょくせん [4] 【余弦曲線】
余弦関数をグラフに表したもの。正弦曲線を � 軸に沿って負の方向に π/2 ずらした形になる。
余弦曲線[図]

よげんしゃ

よげんしゃ [2] 【預言者】
(1)預言を語る力をそなえている者。特に古代イスラエルで,神の召命を受け王政を厳しく批判した民族的指導者。
(2)イスラム教で,ムハンマドの称。

よげんていり

よげんていり [4] 【余弦定理】
〔数〕 三角形の頂点を A ,B ,C ,これに対する辺を �,�,� とする時,�²=�²+�²−2�� cos A などをいう。

よこ

よこ【横】
the side;→英和
the width (幅).→英和
〜が3フィート(の) <a box> three feet wide[in width].〜の cross;→英和
side;horizontal;→英和
lateral.→英和
〜に across;→英和
sideways;horizontally.→英和
〜になる[寝る]lie (down);→英和
recline.→英和
〜を向く look aside[away].〜から口を出す ⇒横合い.〜にそれる ⇒逸(そ)れる.

よこ

よこ [0] 【横】
(1)(上下に対して)水平の方向。また,その長さ。
⇔縦
「―に長い建物」
(2)(前後に対して)左右への方向。また,その長さ。
⇔縦
「―に並ぶ」「―から見た顔」
(3)(比喩的に)上司・部下の関係ではなく,同僚の関係。
⇔縦
「―の人間関係を大事にする」
(4)東西の方向。また,その距離。
⇔縦
(5)立っていないで,ねかしてあること。「道標は古びて―になっていた」
(6)正面・背面ではなく,物の側面。「箱の―」「家の―に勝手口を作る」
(7)かたわら。わき。左右。「読みかけの本を―におく」「じっと―で監視している」
(8)関係ない方面。局外。「―から出しゃばる」
(9)「緯(ヨコ)糸」に同じ。
⇔経(タテ)
(10)不正。よこしま。「年中偽と―と欲とを元手にして世をわたり/浮世草子・一代女 3」

よこ=と∘出る

――と∘出る
素直でなく,意地悪い態度をとる。

よこ=に∘寝る

――に∘寝る
借りたものを返さずにいる。「皆済時には―∘ねて幾度か水籠に打こまれ/浮世草子・懐硯 4」

よこ=になる

――にな・る
体を横たえる。寝て休む。横たわる。「少し―・ったらすっきりした」

よこ=に行く

――に行・く
遊女が,客の床を抜け出し他の客や情夫の所に行く。「恩と義理忘れて―・くも有/人情本・辰巳園(初)」

よこ=に車(クルマ)を押す

――に車(クルマ)を押・す
無理を通そうとする。横車を押す。

よこ=の物を縦(タテ)にもしない

――の物を縦(タテ)にもしない
ひどくものぐさであることのたとえ。縦の物を横にもしない。

よこ=を向く

――を向・く
無視したり拒絶したりする。そっぽをむく。

よこ=を言う

――を言・う
無理を押し通す。「家主が―・ふものか/歌舞伎・盟三五大切」

よこあい

よこあい [0] 【横合(い)】
(1)横の方。脇。かたわら。よこっちょ。「―から自転車が飛び出す」
(2)その事に関係しないところ。無関係な立場。局外。「―から口を出す」

よこあい

よこあい【横合いから口を出す】
interrupt <a person> ;→英和
[お節介]poke[thrust]one's nose <into> ;meddle[interfere] <in a matter> .→英和

よこあな

よこあな【横穴】
a tunnel;→英和
a cave;→英和
a drift (鉱山の).→英和

よこあな

よこあな [0] 【横穴】
(1)崖などに横に掘られた穴。
⇔縦穴
(2)古墳時代後期の墓制の一。山腹などの急斜面に横に穴を掘って作った墓。多数が群をなす。横穴墓。おうけつ。

よこあなしきせきしつ

よこあなしきせきしつ [0] 【横穴式石室】
埋葬施設の一。遺骸を安置する玄室を割り石・切り石などで築き,これに通じる羨道(センドウ)を前面に設ける。入口が開閉でき,追葬が容易。古墳時代後期に行われた。
→竪穴(タテアナ)式石室

よこあめ

よこあめ [0] 【横雨】
横なぐりに降る雨。よこさめ。

よこあるき

よこあるき [3] 【横歩き】
横に歩くこと。横ざまに進むこと。

よこい

よこい ヨコヰ 【横井】
姓氏の一。

よこいしょうなん

よこいしょうなん ヨコヰセウナン 【横井小楠】
(1809-1869) 幕末の思想家・政治家。熊本藩士。通称平四郎。福井藩に招かれ重商主義的な富国強兵論によって藩政改革を指導した。開国論者,幕政改革では公武合体派。維新後,暗殺された。著「国是三論」

よこいじ

よこいじ [0] 【横意地】
筋の立たない意地を張ること。かたいじ。「―を張る」

よこいた

よこいた [0] 【横板】
(1)木目を横にして用いる板。
(2)能舞台の後座(アトザ)の別名。板を横に張ってあるのでいう。

よこいた=に雨垂(アマダ)れ

――に雨垂(アマダ)れ
つかえながらものを言うことのたとえ。弁説の流暢(リユウチヨウ)でないたとえ。
⇔立て板に水

よこいと

よこいと [0] 【緯糸・緯】
織物の幅の方向に通っている糸。ぬきいと。ぬき。よこ。
⇔経(タテ)糸

よこいと

よこいと【横糸】
the woof.→英和

よこいときよし

よこいときよし ヨコヰ― 【横井時敬】
(1860-1927) 農学者。肥後の人。駒場農学校卒。東大教授。農本主義に立ち,農民教育に尽力。

よこいやゆう

よこいやゆう ヨコヰヤイウ 【横井也有】
(1702-1783) 江戸中期の俳人。尾張藩の重臣。名は時般(トキツラ),別号は素分・野有・知雨亭など。武芸・俳諧のほか,儒学・狂歌・和歌などにすぐれた。俳文「鶉衣(ウズラゴロモ)」が著名。

よこう

よこう [0] 【余香】
あとまで残る香り。残り香。余薫。

よこう

よこう [0] 【余光】
(1)あとまで残る光。
(2)先人の名声が,のちにまで影響を与えること。余徳。おかげ。

よこう

よこう [0] 【予行】 (名)スル
練習のためにあらかじめ行うこと。また,そのもの。

よこう

よこう【予行(演習)】
<have> a rehearsal <of> .→英和

よこうえんしゅう

よこうえんしゅう [4] 【予行演習】 (名)スル
儀式や催し物を行う前にあらかじめ本番どおりに練習してみること。

よこえいそう

よこえいそう [3] 【横詠草】
和歌詠草書式の一。料紙を横に二つ折りにし,さらに縦に四つに折って書く。
⇔竪(タテ)詠草

よこえび

よこえび [0] 【横海老】
端脚目ヨコエビ亜目特にヨコエビ科の甲殻類の総称。体長0.5〜3センチメートル。エビに似た形で,側扁する。海産も淡水産もある。魚類の飼料。

よこおよぎ

よこおよぎ [3] 【横泳ぎ】
体を伸ばして水面に横たわり,あおり足をしながら上の手で水をかく泳ぎ方。日本泳法には一〇種類以上あり,「のし」が代表的。

よこおよぎ

よこおよぎ【横泳ぎ】
a sidestroke.→英和

よこおる

よこお・る 【横ほる】 (動ラ四)
山がよこたわっている。「ひむがしの方に,山の―・れるを見て/土左」

よこかぜ

よこかぜ [0] 【横風】
横から吹いてくる風。

よこかわ

よこかわ ヨコカハ 【横川】
姓氏の一。

よこかわしょうぞう

よこかわしょうぞう ヨコカハシヤウザウ 【横川省三】
(1865-1904) 軍事密偵。盛岡生まれ。新聞記者。日露戦争に特殊工作員として満州チチハル付近の鉄橋爆破を命ぜられたが発覚,ロシア軍に逮捕されて銃殺された。

よこがお

よこがお【横顔】
<have> a <fine> profile.→英和

よこがお

よこがお [0] 【横顔】
(1)横から見た顔。
(2)あまり他人に知られていない一面。プロフィール。「新大臣の―」

よこがき

よこがき [0] 【横書き】
文字を左から右,または右から左へ書くこと。またその書いたもの。
⇔縦書き

よこがき

よこがき【横書きする】
write laterally.

よこがく

よこがく [0] 【横額】
横長の額。

よこがすみ

よこがすみ [3] 【横霞】
横にたなびく霞。

よこがすり

よこがすり [3] 【横絣】
よこ糸だけにかすり糸を用いたかすり柄。また,その織物。

よこがみ

よこがみ [0] 【横紙】
(1)漉(ス)き目を横にした紙。
(2)紙を横にして使うこと。またその紙。

よこがみ=を破る

――を破・る
無理を押し通す。理不尽なことをする。横車を押す。横紙を裂く。「とても―・らんに,何条主の勘気をも憚るべき/折たく柴の記」

よこがみやぶり

よこがみやぶり【横紙破り】
a perverse person (人).〜をする have one's own way.

よこがみやぶり

よこがみやぶり [5] 【横紙破り】
〔和紙は漉(ス)き目が縦になっていて,横には破りにくいことから〕
自分の意見を無理に押し通すこと。常識や習慣にはずれたことを平気ですること。また,そのような人。

よこぎ

よこぎ [0] 【横木】
(1)横にわたした木。バー。
(2)車の箱の後部に横にわたした木。軫(シン)。

よこぎ

よこぎ【横木】
a (cross)bar (かんぬき);a rail (垣の).→英和

よこぎき

よこぎき [0] 【横聞き】
そばで聞くこと。

よこぎね

よこぎね [0] 【横杵】
直角に横木をつけて柄(エ)にした杵。手で持って使ったり,足で横木を踏んで,杵を上下させて用いる。
⇔竪杵

よこぎり

よこぎり 【横切り】
〔「よこきり」とも〕
道などをよこぎること。「炎魔堂の前を―に/太平記 2」

よこぎりのざ

よこぎりのざ 【横切りの座】
公事のときなど,参議が座する席。[江家次第]

よこぎる

よこぎ・る [3] 【横切る】
■一■ (動ラ五[四])
道などを一方の側から他の側へ渡る。横に突っ切って通り過ぎる。横断する。「道を―・る」「本州を―・って日本海へ抜けた台風」
[可能] よこぎれる
■二■ (動ラ下二)
横に切れて行く。横にさえぎられる。「澄みのぼる月の光に―・れて/頼政集」

よこぎる

よこぎる【横切る】
cross;→英和
go[cut]across;→英和
sail across (空・海を).

よこぎれ

よこぎれ 【横切れ】
横にそれること。わき道に入ること。「あの道を―に浜辺伝ひに走つたが/浄瑠璃・一谷嫩軍記」

よこく

よこく [1] 【余国】
ほかの国。他国。外国。

よこく

よこく [0] 【予告】 (名)スル
前もって知らせること。前ぶれ。「公開の期日を―する」

よこく

よこく [1] 【与国】
互いに助け合う約束を結んだ間柄の国。味方の国。同盟国。

よこく

よこく【予告する】
announce[notify]beforehand;give <a person> notice <of> ;warn <a person of a matter> .→英和
〜なしに without notice.〜どおりに as previously announced.‖予告編[映画の]a preview;a trailer.新刊予告 the announcement of new books.

よこくかいさん

よこくかいさん [4] 【予告解散】
内閣不信任によらない衆議院解散のうち,内閣が月日を予告して行う解散。

よこくてあて

よこくてあて [4] 【予告手当】
使用者が労働者に解雇予告をしなかった場合に,支払わなければならない賃金。
→解雇予告

よこくとうき

よこくとうき [4] 【予告登記】
登記原因の無効・取り消しを理由とする登記の抹消・回復の訴えがなされたとき,第三者への警告を目的として行う予備登記。受訴裁判所の嘱託によってなされる。

よこくへん

よこくへん [0] 【予告編】
映画・テレビなどで,宣伝のために前もって見せ場を編集したもの。

よこぐし

よこぐし [0][2] 【横櫛】
櫛を鬢(ビン)に斜めにさすこと。また斜めにさした櫛。

よこぐみ

よこぐみ [0] 【横組(み)】
文字組版で,各行が横書きになるように活字を並べた組み方。
⇔縦組み

よこぐも

よこぐも [0] 【横雲】
たなびく雲。

よこぐるま

よこぐるま [3] 【横車】
(1)車を横に押すように,道理にあわぬこと。理不尽なこと。
(2)棒・薙刀(ナギナタ)などの扱い方の一。横にして振りまわすこと。

よこぐるま

よこぐるま【横車を押す】
have one's own way.

よこぐるま=を押す

――を押・す
無理に事を行う。無理を通す。

よこぐわえ

よこぐわえ [3] 【横銜え】
(1)横にくわえること。また,横にしてくわえること。「タバコを―にする」
(2)なまかじり。ききかじり。「―早がてんにて/滑稽本・和合人」

よこけい

よこけい【横罫】
horizontal lines.

よここう

よここう [0] 【横坑】
鉱山における水平坑道。

よこごと

よこごと 【横言】
讒言(ザンゲン)。中傷。「垣ほなす人の―繁みかも/万葉 1793」

よこさ

よこさ 【横さ】
〔「さ」は接尾語〕
横さま。よこ。「縦(タタ)さにもかにも―も奴(ヤツコ)とそ我(アレ)はありける/万葉 4132」

よこさび

よこさび [0] 【横皺】
烏帽子(エボシ)の皺(シボ)で横に高く低く畝(ウネ)を立てたもの。

よこさびのえぼし

よこさびのえぼし 【横皺の烏帽子】
横皺のある烏帽子。

よこさま

よこさま [0] 【横方・横様】 (名・形動)[文]ナリ
〔「よこざま」とも〕
(1)横の方向。横向き。また,そのさま。「古帽子を,故意(ワザ)と―に被りながら/当世書生気質(逍遥)」
(2)普通でないこと。非道なこと。「―なる波風にはおぼほれ給はむ/源氏(明石)」

よこさまのさいわい

よこさまのさいわい 【横様の幸ひ】
思いがけない幸運。「いとめでたく,―おはしける宮なり/増鏡(藤衣)」

よこさまのしに

よこさまのしに 【横様の死に】
〔「横死(オウシ)」の訓読み〕
非業(ヒゴウ)の死。「これ―をすべきものにこそあめれ/源氏(手習)」

よこさる

よこさる [0] 【横猿】
雨戸などに取り付けた戸締まりのための猿で,左右に動かして止めるもの。
→猿(3)
→竪猿(タテサル)

よこさるど

よこさるど [4] 【横猿戸】
横猿を取り付けた戸。

よこざ

よこざ [0] 【横座】
(1)囲炉裏(イロリ)で一家の主人の座る座席。土間からみて炉の正面奥にあたる。
⇔竪座(タテザ)
(2)正面の座席。上座。「―の鬼,盃を左の手にもちて/宇治拾遺 3」

よこざし

よこざし [0] 【横挿(し)】
女性が髷(マゲ)の後部にかんざしを横に挿すこと。また,そのかんざし。

よこざん

よこざん [0] 【横産】
胎児が横位(オウイ)の分娩。
→横位

よこざん

よこざん [0] 【横桟】
建具の横方向に組まれている桟。

よこし

よこし 【横し】
横の方向。よこ。よこさ。「東西を日のたたしとし,南北を日の―とす/日本書紀(成務訓)」

よこしぐれ

よこしぐれ [3] 【横時雨】
横なぐりに降る時雨。

よこしとみ

よこしとみ [3] 【横蔀】
「廊下橋(ロウカバシ){(2)}」に同じ。

よこしば

よこしば 【横芝】
千葉県東部,山武(サンブ)郡の町。九十九里平野から下総台地に及ぶ。芝山古墳群がある。

よこしぶき

よこしぶき [3] 【横繁吹き】
横なぐりに降る雨のしぶき。

よこしほうがため

よこしほうがため ヨコシハウ― [6] 【横四方固め】
柔道の抑え込み技の一。あお向けに倒した相手を九〇度横向きになって上から抑え込むもの。

よこしま

よこしま [0] 【邪・横しま】 (名・形動)[文]ナリ
(1)道理にはずれていること。正しくないこと。また,そのさま。「―な恋」「―な考え」
(2)横の方向であること。よこさま。「賊虜の矢,―に山より之を射る/日本書紀(景行訓)」

よこしま

よこしま
〜な wicked;→英和
vicious;→英和
wrong;→英和
dishonest.→英和
〜なことをする do wrong[a dishonest act].

よこしまかぜ

よこしまかぜ 【横しま風】
横なぐりに吹く風。「―のにふふかに/万葉 904」

よこしゃかい

よこしゃかい [3] 【横社会】
対等の人間関係を重くみる社会。
⇔縦社会

よこじく

よこじく [0] 【横軸】
(1)〔数〕 平面上の直交座標で,横方向にとった座標軸。� 軸。
⇔縦軸
(2)横長の掛軸。

よこじく

よこじく【横軸】
《機》a horizontal shaft.《数》the horizontal axis (座標の).

よこじま

よこじま【横縞】
lateral stripes.

よこじま

よこじま [0] 【横縞】
横方向の縞模様。
⇔縦縞
→縞

よこす

よこ・す 【讒す】 (動サ四)
〔「横」の動詞化〕
うその告げ口をする。中傷する。讒言(ザンゲン)する。「智興が傔人(トモビト)東漢草直足島の為に―・されて使人等寵命(ミメグミ)を蒙らず/日本書紀(斉明訓)」

よこす

よこ・す [2] 【寄越す・遣す】 (動サ五[四])
(1)こちらへ送ってくる。こちらへ渡す。「手紙を―・す」「分け前を―・せ」「金ヲ―・セバ代物ヲヤル/ヘボン」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形に接続助詞「て」(または「で」)を添えた形に付いて,何らかの動作を他からこちらへし向けてくる意を表す。「親もとから知らせて―・した」
[可能] よこせる

よこす

よこす【寄越す】
send;→英和
give;→英和
hand (over);→英和
write <to a person> (手紙を).→英和

よこすか

よこすか 【横須賀】
神奈川県の三浦半島北部の市。東京湾岸に港湾・住宅地が発達。明治以後,海軍鎮守府や陸軍の東京湾要塞司令部が置かれ,軍港・造船・工廠基地として発展。戦後は米軍・自衛隊基地。

よこすかせん

よこすかせん 【横須賀線】
JR 東日本の鉄道線。神奈川県大船と久里浜間,23.9キロメートル。また,東京と久里浜を結ぶ中距離電車の通称。

よこすじ

よこすじ [0] 【横筋】
(1)横に通ったすじ。横に引いた線。
(2)本筋からそれた筋道。よこみち。

よこすじかい

よこすじかい [3] 【横筋交い・横筋違い】
水平に近く,斜め横から交差すること。

よこすじふえだい

よこすじふえだい [6] 【横条笛鯛】
スズキ目フエダイ科の海魚。体長35センチメートル程度。体は長楕円形で側扁する。吻から眼を通り尾びれまで達する一条の暗色縦帯があり,体側中央部に黒色斑がある。食用。南日本から香港まで分布。タルミ。

よこすべり

よこすべり [0][3] 【横滑り・横辷り】 (名)スル
(1)横にすべること。
(2)ほかの,同等の地位・職に移ること。
(3)斜面でスキーを平行にしたまま横ずれさせながらすべる技術。

よこすべり

よこすべり【横滑りする】
slip sideways;sideslip.→英和

よこずき

よこずき【へたの横好き】
be crazy about <a thing> though <one is> a poor hand at it.

よこずき

よこずき [0] 【横好き】
うまくもないのに,むやみに好きなこと。「下手(ヘタ)の―」

よこずっぽう

よこずっぽう [0] 【横外方】
「よこぞっぽう」の転。

よこずれ

よこずれ [0] 【横ずれ】 (名)スル
横にずれること。「―断層」

よこずわり

よこずわり [0][3] 【横座り・横坐り】 (名)スル
足を横に折り曲げて出し,正座の姿勢をくずして座ること。

よこせ

よこせ 【横瀬】
姓氏の一。

よこせやう

よこせやう 【横瀬夜雨】
(1878-1934) 詩人。茨城県生まれ。本名は虎寿,別号を宝湖・花守。河井酔茗・伊良子清白と並ぶ「文庫」派の代表的詩人。浪漫的な情感の濃い詩風で知られ,詩集「夕月」「花守」「二十八宿」,研究書「明治初年の世相」など。

よこせん

よこせん【横線】
<draw> a horizontal line.

よこぜ

よこぜ 【横瀬】
埼玉県西部,秩父郡の町。秩父市との境に武甲山があり,石灰石を産する。秩父絹の発祥地。

よこぜん

よこぜん [0] 【横膳】
木目をたてにして据える膳。死人に供える。側膳(ソバゼン)。恵比寿膳。左膳。

よこぞっぽう

よこぞっぽう 【横外方】
(1)横にそれた方向。「耳が―に付いてあると見ゆる/歌舞伎・吾嬬下五十三駅」
(2)見当はずれ。「―のだりむくれめ/滑稽本・客者評判記」
(3)横顔。よこづら。ほお。多くそこを打つのにいう。「―はりのめすに/滑稽本・根無草後編」

よこた

よこた 【横田】
姓氏の一。

よこたう

よこた・う 【横たふ】
■一■ (動ハ四)
横たわる。横になっている。「荒海や佐渡に―・ふ天の川/奥の細道」
■二■ (動ハ下二)
⇒よこたえる

よこたえる

よこた・える [4][3] 【横たえる】 (動ア下一)[文]ハ下二 よこた・ふ
〔中世は「よこだふ」とも〕
(1)横にする。横に寝かせる。「身を―・える」
(2)横にして身につける。「御鉾を―・へ/狂言・毘沙門」
〔「横たわる」に対する他動詞〕

よこたえる

よこたえる【横たえる】
lay (down);→英和
put[place]across.身を〜 lie (down).→英和

よこたきさぶろう

よこたきさぶろう 【横田喜三郎】
(1896-1993) 国際法学者。愛知県生まれ。東大教授・最高裁判所長官。満州事変以降の軍国主義に対し批判的立場をとり,戦後は日本国憲法起草に参画するほか,講和問題では単独講和論を展開。

よこたて

よこたて [2] 【横縦・緯経】
(1)横と縦。たてよこ。
(2)緯(ヨコ)糸と経(タテ)糸。たてぬき。

よこたわる

よこたわ・る [4] 【横たわる】
■一■ (動ラ五[四])
(1)横になる。「ベッドに―・る」
(2)行く手を遮るようにして,存在する。「多くの困難が―・っている」
(3)水平に広がっている。「アルプス山脈が―・る」
■二■ (動ラ下二)
{■一■(1)}に同じ。「―・れ,広ごりたる松の木/寝覚 1」
〔「横たえる」に対する自動詞〕

よこたわる

よこたわる【横たわる】
lie (down);→英和
lie across.

よこだい

よこだい [0] 【横題】
俳諧にのみ取り上げ,和歌・連歌では詠まない題のこと。俗な題。「万歳・藪入・踊・角力・火燵(コタツ)」など。よこのだい。
⇔縦題

よこだおし

よこだおし【横倒しになる】
fall down side-ways.

よこだおし

よこだおし [0] 【横倒し】
〔「よこたおし」とも〕
(1)横に倒すこと。また,横に倒れた状態。「自転車が―になる」
(2)理不尽なこと。無法なこと。「悪党と云ふものは…そんな―なあ事を云て/塩原多助一代記(円朝)」
(3)支払いを踏み倒すこと。「証文のない事ぢやと思うて―に出るのか/歌舞伎・桑名屋徳蔵」

よこだおれ

よこだおれ [0] 【横倒れ】
横に倒れること。また,そうなりそうな状態。

よこだき

よこだき [0] 【横抱き】
横にしてだくこと。小脇にかかえだくこと。「定子を―にした婆やが/或る女(武郎)」

よこちょ

よこちょ [0] 【横ちょ】
横のほう。よこ。よこっちょ。

よこちょう

よこちょう【横町】
a side street;an alley (小路);→英和
a turning (曲り角).→英和

よこちょう

よこちょう [0] 【横町・横丁】
表通りから横に入った細い道。よこまち。「―の御隠居」

よこっちょ

よこっちょ [0] 【横っちょ】
「よこちょ」の促音添加。「帽子を―にかぶる」

よこっつら

よこっつら【横っ面を張る】
box a person's ears.

よこっつら

よこっつら [0] 【横っ面】
「よこつら」の促音添加。「―を張り飛ばす」

よこっとび

よこっとび【横っ跳びに飛ぶ】
jump aside;fly in great haste.

よこっとび

よこっとび [0] 【横っ飛び】
「よことび」の促音添加。

よこっぱら

よこっぱら [0] 【横っ腹】
「よこはら」の促音添加。

よこっぱら

よこっぱら【横っ腹】
⇒横腹(よこはら).

よこつら

よこつら [0] 【横面】
(1)顔の横がわ。よこっつら。「―を張る」
(2)横の部分。側面。「車の―を塀(ヘイ)でこする」

よこづけ

よこづけ [0] 【横付け】 (名)スル
側面をつけること。車や船などを横ざまにつけること。「車を玄関に―する」

よこづけ

よこづけ【横付けにする】
pull up <a car> in front of <the door> .〜になる(なっている) draw up <to,at> ;come (lie) <alongside> .→英和

よこづち

よこづち [0] 【横槌】
丸木に柄を付けた槌。頭部の側面で物を打つ。砧(キヌタ)・藁(ワラ)などを打つのに用いる。

よこづち=で庭を掃(ハ)く

――で庭を掃(ハ)・く
急な来客にあわてるさま。

よこづな

よこづな [0] 【横綱】
(1)相撲力士の最高の階級。また,横綱力士の略称。大関の中で品格・力量が抜群の者に与えられる。本来は階級ではなく,吉田司家(ツカサケ)から横綱{(2)}を締めることを許された力量抜群の大関力士を称した。番付面に横綱と銘記されたのは1890年(明治23)の西ノ海が最初で,1909年(明治42)横綱を最高位とすることを成文化した。なお,横綱の代数は伝説的力士明石志賀之助を初代として数えている。
(2)白麻で編んだ太いしめなわ。土俵入りの際,{(1)}が化粧まわしの上から締めるもの。つな。
(3)同類中で最もすぐれたもの。

よこづな

よこづな【横綱】
a grand champion sumo wrestler.

よこづな=を張る

――を張・る
相撲で,横綱の地位にある。綱を張る。

よこづなしんぎいいんかい

よこづなしんぎいいんかい 【横綱審議委員会】
日本相撲協会の諮問機関。横綱の推薦,その他横綱に関する種々の案件を答申または進言する。

よこて

よこて【横手に】
at the side <of> ;→英和
by.→英和
‖横手投げ(投手)《野》a sidearm throw (pitcher).

よこて

よこて [0] 【横手】
(1)横の方面。「舞台の―」
(2)旗の乳(チ)に横に通す棒。

よこて

よこて 【横手】
秋田県南東部,横手盆地東部の市。横手縞・染物・木工品は伝統産業。かまくら・梵天(ボンテン)祭などの行事は有名。

よこてじま

よこてじま [0] 【横手縞】
横手地方から産する木綿の縞織物。

よこてなげ

よこてなげ [0] 【横手投げ】
⇒サイド-スロー

よこてぼんち

よこてぼんち 【横手盆地】
秋田県南東部,奥羽山脈と出羽山地間の盆地。盆地西部を雄物川が北流し,大曲市・横手市・湯沢市がある。

よこで

よこで [0] 【横手】
両手を左右に開いて打ち合わせること。

よこで=を打つ

――を打・つ
物に感じ入り,または思い当たったときなどに,われ知らず両手を打ち合わす。「九平次―・ち,なる程判はおれが判/浄瑠璃・曾根崎心中」

よことじ

よことじ [0] 【横綴じ】
横に長くなるように綴じること。また,そのもの。「―本」

よことば

よことば [2] 【夜言葉】
忌み詞の一。かつて夜間を忌み慎むべき時間と考えて口にするのを避けた語,またその言い替え語。塩を「浪(ナミ)の花」,糊を「おひめさま」などという類。

よことび

よことび [4][0] 【横跳び・横飛び】 (名)スル
(1)横の方にとぶこと。よこっとび。
(2)身を斜めにして突き切るような姿勢で,急いで走ること。よこっとび。「―に駆け出す」

よこどい

よこどい [0] 【横樋】
横に取り付けた樋。

よこどり

よこどり [0] 【横取り】 (名)スル
他人の物を,横あいから奪い取ること。「財産を―する」

よこどり

よこどり【横取りする】
seize (upon);→英和
snatch;→英和
usurp (横領する).→英和

よこどる

よこど・る 【横取る】 (動ラ四)
横あいから奪いとる。横奪する。「院より御けしきあらむを,ひきたがへ―・り給はむをかたじけなきことと思すに/源氏(澪標)」

よこなが

よこなが [0] 【横長】 (名・形動)[文]ナリ
横に長い・こと(さま)。
⇔縦長
「紙を―に使う」

よこなが

よこなが【横長の】
long (sideways);→英和
oblong (長方形の).→英和

よこながし

よこながし【横流しする】
sell <goods> through illegal channels.

よこながし

よこながし [0][3] 【横流し】 (名)スル
物資を正規の販路を通さずにこっそり売ること。「配給品の―をする」

よこながれ

よこながれ [0][5] 【横流れ】
物資が正規の販路を通らずに転売されること。物資が横流しされること。

よこながれ

よこながれ【横流れ】
an illicit sale (密売).

よこなぎ

よこなぎ [0] 【横薙ぎ】
横に払うこと。なぎ払うこと。

よこなぐり

よこなぐり [0] 【横殴り】
(1)風雨などが横の方から強く吹きつけること。「―の雨」
(2)横から強く打つこと。「つけてくるを―/浄瑠璃・唐船噺」

よこなぐり

よこなぐり【横殴りの雨】
a driving[slanting]rain.

よこなばる

よこなば・る 【横訛る】 (動ラ四)
「よこなまる」に同じ。「畝傍山を―・りて,うねめといひ/日本書紀(允恭訓)」

よこなまり

よこなまり [3] 【横訛り】
言葉がなまること。なまり。「―の朴訥(ムクツケ)なるは…得意とする所也/西洋道中膝栗毛(魯文)」

よこなまる

よこなま・る 【横訛る】 (動ラ四)
言葉や発音がくずれる。標準的でないなまった言い方である。「今難波(ナニワ)といふは―・れるなり/日本書紀(神武訓)」

よこなみ

よこなみ [0] 【横波】
(1)船の横側から打ちつける波。「―を受けて浸水する」
(2)媒質の振動の方向と波の進行方向とが垂直である波。電磁波は横波である。弾性波では縦波(タテナミ)と横波とが伴って現れ,一般に横波の方が伝わる速さが遅い。地震の S 波は横波である。
⇔縦波

よこなみ

よこなみ【横波(をくう)】
(be washed by) side waves.

よこならび

よこならび [3] 【横並び】
(1)横に並ぶこと。
(2)差をつけないで,同等に扱うこと。

よこにらみ

よこにらみ【横睨み】
<give> a (sharp) sidelong glance <at> .

よこにらみ

よこにらみ [3] 【横睨み】
横目でにらむこと。

よこぬい

よこぬい [0] 【横縫】
鎧(ヨロイ)の札(サネ)と札とを革緒で横に縫いつなぐこと。また,その革緒。横がらみ。

よこね

よこね [0] 【横根】
鼠蹊(ソケイ)リンパ節が炎症を起こして腫(ハ)れたもの。梅毒・軟性下疳(ゲカン)・淋疾・鼠蹊リンパ肉芽腫のほか,外傷や腺ペストにより起こる。横痃(オウゲン)。便毒。

よこね

よこね [0] 【横寝】 (名)スル
横になって寝ること。横臥(オウガ)。

よこの

よこの [0] 【横幅】
布の横のはば。よこはば。

よこのり

よこのり [0] 【横乗り】 (名)スル
馬などに,またがらずに横向きに乗ること。

よこはちまき

よこはちまき [4] 【横鉢巻(き)】
頭の横に結び目がくるように結んだ鉢巻。

よこはなお

よこはなお [3] 【横鼻緒】
下駄(ゲタ)・草履などの鼻緒の先端から左右に分かれている部分のこと。

よこはば

よこはば【横幅】
(a) breadth;→英和
(a) width;→英和
<five feet> wide.→英和

よこはば

よこはば [0] 【横幅】
横の幅。左右の幅。はば。

よこはま

よこはま 【横浜】
神奈川県東部の市。県庁所在地。指定都市。東京湾に臨み,1859年(安政6)開港の横浜港を中心に発展。明治以降の欧米先進文化流入の窓口。横浜港は国際貿易港として全国一位の貿易額。京浜工業地帯の中核をなす。

よこはまこくりつだいがく

よこはまこくりつだいがく 【横浜国立大学】
国立大学の一。1923年(大正12)創立の横浜高商(のち横浜経専)と20年(大正9)創立の横浜高工(のち横浜工専)に神奈川師範・同青年師範が合併,49年(昭和24)新制大学となる。本部は横浜市保土ヶ谷区。

よこはましょうかだいがく

よこはましょうかだいがく 【横浜商科大学】
私立大学の一。1966年(昭和41)設立の横浜商科短期大学を母体に,68年設立。本部は横浜市鶴見区。

よこはましょうきんぎんこう

よこはましょうきんぎんこう 【横浜正金銀行】
1880年(明治13)開業した外国為替取扱銀行。

よこはましりつだいがく

よこはましりつだいがく 【横浜市立大学】
公立大学の一。1928年(昭和3)設立の市立経済専門学校を前身とし,49年新制大学として設立。52年には横浜市立医専と横浜医科大学を母体とした医学部,さらに文理学部を増設した。本部は横浜市金沢区。

よこはましんぽうもしおぐさ

よこはましんぽうもしおぐさ 【横浜新報もしほ草】
⇒もしお草

よこはまじけん

よこはまじけん 【横浜事件】
太平洋戦争下の1942年(昭和17)に起きた神奈川県特高警察による言論弾圧事件。泊事件ともいう。雑誌「改造」に「世界史の動向と日本」という論文を寄せた細川嘉六が治安維持法違反に問われて検挙され,さらに細川所持の一枚の写真から日本共産党再建の陰謀ありとして多くの人が逮捕され,拷問による死者三人を含む犠牲者を出したでっちあげ事件。

よこはません

よこはません 【横浜線】
JR 東日本の鉄道線。横浜市東神奈川と東京都八王子間,42.6キロメートル。機業地八王子と輸出港の横浜を結ぶ目的で建設。現在は沿線の住宅地化が進む。

よこはままいにちしんぶん

よこはままいにちしんぶん 【横浜毎日新聞】
1870年(明治3)横浜で創刊された日本最初の邦字日刊新聞。79年東京に移り,「東京横浜毎日新聞」と改題。

よこはまバンド

よこはまバンド 【横浜―】
宣教師バラの影響で,横浜に日本基督公会を結成した押川正義(オシカワマサヨシ)・小川義綏(ヨシヤス)らの集団。

よこはまベイブリッジ

よこはまベイブリッジ 【横浜―】
横浜市中区本牧埠頭と鶴見区大黒埠頭の間,首都高速道路湾岸線にかかる海上橋。長さ860メートルの斜張橋。1989年(平成1)完成。

よこはら,−ばら

よこはら,−ばら【横腹(が痛む)】
(have a pain in) one's side.

よこばい

よこばい [0] 【横這い】
(1)横にはうこと。「かにの―」
(2)相場・物価・売り上げ・賃金などの上下の変動の少ないこと。
(3)半翅目ヨコバイ上科の昆虫の総称。体はセミを小さくしたような形で,体長5ミリメートル内外のものが多い。頭部が幅広く,はねが長い。幼虫・成虫とも植物の汁液を吸い,ウイルス病などを媒介することがあり,農作物の害虫とされる種が多い。人が近づくと跳ねたり横にはって,すばやく隠れる。イネの大害虫ツマグロヨコバイ,体の大きいオオヨコバイなど多くの種を含む。

よこばい

よこばい【横這いする】
crawl sideways;show no marked fluctuations (物価が).

よこばら

よこばら [0] 【横腹】
〔「よこはら」とも〕
(1)腹部のうち体側に近い部分。わきばら。よこっぱら。
(2)物の側面。横の部分。「車の―を電柱でこする」

よこひょうぐ

よこひょうぐ [3] 【横表具】
書画などを横長に表具すること。また,そのもの。

よこひょうご

よこひょうご [3] 【横兵庫】
江戸後期の婦人の髪形の一。根の左右の髷(マゲ)を大きく張らせた兵庫髷。遊女が結った。

よこび

よこび [0] 【横日】
(1)日が横に傾くこと。
(2)日が横からさすこと。また,その日ざし。「―がさす部屋」

よこびき

よこびき [0] 【横挽き】
(1)鋸(ノコギリ)で木材を繊維方向と直角に挽くこと。
(2)「横挽き鋸」の略。

よこびきのこぎり

よこびきのこぎり [5] 【横挽き鋸】
木材を繊維方向と直角に挽き切るための鋸。よこびきのこ。よこびき。

よこびん

よこびん [0] 【横鬢】
頭髪の,耳の前からほおへ下がっている部分の生えぎわ。また,横ほお。

よこびんた

よこびんた [3] 【横びんた】
「びんた{(1)}」に同じ。「―をくらわせる」

よこぶえ

よこぶえ 【横笛】
(1)平家物語に登場する女性。建礼門院の侍女。平重盛の臣斎藤時頼(滝口入道)に愛され,その出家後,嵯峨往生院に入道を訪れるが修行のさまたげと会うことを拒まれ,のちに尼となった。
(2){(1)}を題材とした楽曲の総称。平曲・能(廃曲)・長唄などにある。
(3)源氏物語の巻名。第三七帖。

よこぶえ

よこぶえ【横笛】
<play> a flute.→英和

よこぶえ

よこぶえ [0][3] 【横笛】
管を横に構えて吹く笛。日本では,神楽笛(カグラブエ)・竜笛(リユウテキ)・高麗笛(コマブエ)・能管(ノウカン)・篠笛(シノブエ)などの総称としていう。おうてき。ようじょう。
⇔縦笛

よこぶとり

よこぶとり [0][3] 【横太り】 (名)スル
横にふとること。また,その人。「―して背ひくく/たけくらべ(一葉)」

よこぶり

よこぶり [0] 【横降り】
強い風に吹かれて雨・雪などが横ざまに降ること。

よこほぞ

よこほぞ [0] 【横枘】
敷居を柱に取り付ける場合などに用いる,横長の枘。

よこほん

よこほん [0] 【横本】
横とじの本。横長にとじた本。横冊(オウサツ)。

よこぼう

よこぼう【横棒】
a (cross)bar;a horizontal line (横線).

よこぼう

よこぼう [0] 【横棒】
(1)横方向に取りつけた棒。
(2)漢字の,横に引いた線。
⇔縦棒

よこぼり

よこぼり [0] 【横堀】
(1)横に掘った堀。横に通した堀。
(2)山城を築くとき,敵の攻め上る通路に横に幾筋も掘った堀。
⇔竪堀

よこぼりがわ

よこぼりがわ 【横堀川】
大阪市内の土佐堀川と道頓堀川を南北に結んだ東横堀川(長さ3キロメートル)・西横堀川(長さ2.5キロメートル)をさす。東横堀川は大坂城の外堀の跡であるが,西横堀川は埋め立てられている。

よこまく

よこまく [0] 【横幕】
横に長く張った幕に文字を書いたもの。横断幕。

よこまち

よこまち [0] 【横町】
「よこちょう(横町)」に同じ。

よこまど

よこまど [0] 【横窓】
(1)家の横にある窓。
(2)横長の窓。

よこみ

よこみ [0][3] 【横見】
横を見ること。よそみ。わきみ。

よこみぞ

よこみぞ 【横溝】
姓氏の一。

よこみぞせいし

よこみぞせいし 【横溝正史】
(1902-1981) 小説家。兵庫県生まれ。日本の風土や土着性に根ざした推理小説で人気を集める。「本陣殺人事件」「八つ墓村」など。

よこみち

よこみち【横道】
a sideway;→英和
a wrong way (誤った方向);(a) digression (話の).〜にそれる digress[wander]from the main subject.

よこみち

よこみち [0] 【横道】
(1)本道から分かれて横に通ずる道。
(2)本筋からはなれた問題。「話が―にそれる」
(3)正しい道からはずれること。正しくないこと。邪道。「―のふるまひをなし/人情本・梅児誉美 3」

よこみつ

よこみつ 【横光】
姓氏の一。

よこみつ

よこみつ [0] 【横褌】
相撲で,力士の締めるまわしの体の両横にくる部分。よこまわし。

よこみつりいち

よこみつりいち 【横光利一】
(1898-1947) 小説家。福島県生まれ。早大中退。昭和文学を代表する作家の一人。川端康成らと「文芸時代」を創刊,新感覚派の闘将として出発,言語・心理・風俗など現代小説の課題と取り組んだ。代表作「日輪」「上海」「機械」「紋章」「旅愁」

よこむき

よこむき【横向きになる】
turn[face]sideways.〜にする turn <a thing> sideways.〜の写真 a profile.→英和

よこむき

よこむき [0] 【横向き】
横の方へ向いていること。「車が―になる」

よこめ

よこめ [0] 【横目】
(1)横を見る目。頭を動かさず,視線だけで横を見る目つき。「―を使う」「―で見る」
(2)(「…を横目に」の形で)ちらっと見ただけで,無視すること。「けんかを―に通り過ぎる」
(3)「横目付」の略。
(4)他に目を移すこと。心を移すこと。「杉くれをひく杣人はあまたあれど君より外に―やする/清輔集」
(5)監視すること。また,その人。「此妾の―を頼み/浮世草子・置土産 2」

よこめ

よこめ【横目で見る】
cast[throw]a (sidelong) glance <at> ;look askance <at> .

よこめおうぎ

よこめおうぎ [4] 【横目扇】
檜扇の一種。板の木目が斜めになっているもので作ってある板扇。

よこめつけ

よこめつけ [3] 【横目付】
武家時代,将士の行動を監視して,賞罰を定め,不正を摘発したもの。よこめ。
→目付

よこめづかい

よこめづかい [4] 【横目遣い】
横目をつかうこと。また,そうして秋波を送ること。

よこめん

よこめん [0] 【横面】
剣道で,頭頂部のやや横の部分に竹刀(シナイ)を斜めにして打ち込むこと。また,その部分。

よこもじ

よこもじ [0] 【横文字】
(1)横に書き連ねていく文字。西洋文字・アラビア文字など。特に西洋文字をさす。
(2)西洋語。また,その文章。「―のわかる人」

よこもじ

よこもじ【横文字】
a Roman letter;a European language.

よこもの

よこもの [0] 【横物】
横に長いもの。特に,横に表装した額・軸物・巻物など。

よこや

よこや 【横矢】
(1)敵の側面から射る矢。「―に防がれて/太平記 15」
(2)工具の一種。檜物師(ヒモノシ)が用いる。「―といふ道具をとりなほして/浮世草子・諸国はなし 4」

よこや

よこや 【横谷】
姓氏の一。

よこやがかり

よこやがかり 【横矢掛(か)り】
守城戦で,攻城勢の側面を弓・鉄砲などで攻撃すること。また,そのための施設。

よこやそうみん

よこやそうみん 【横谷宗珉】
(1670-1733) 江戸中期の金工。号,遯庵。徳川家の金工横谷宗与の子に生まれ,幕府に仕える。それまでの家彫り(後藤彫)に対し,片切彫り・絵風彫金など自由な作風を創造。扶持を辞して町彫りの宗家となる。

よこやま

よこやま 【横山】
姓氏の一。

よこやま

よこやま 【横山】
横たわる山。横に長く続いた山。「―の如くうち積み置きて/祝詞(祈年祭)」

よこやまえんたつ

よこやまえんたつ 【横山エンタツ】
(1896-1971) 漫才師。兵庫県姫路生まれ。本名,石田正見。昭和五年結成した花菱アチャコとのコンビで「しゃべくり漫才」を確立。映画にも出演。

よこやまげんのすけ

よこやまげんのすけ 【横山源之助】
(1871-1915) 社会問題研究家。富山県生まれ。中大卒。下層社会の実態や労働事情を調査。著「日本之下層社会」「内地雑居後之日本」など。

よこやましんとう

よこやましんとう 【横山神道】
江戸時代,横山当栄(当永)の唱道した神道。

よこやまたいかん

よこやまたいかん 【横山大観】
(1868-1958) 日本画家。茨城県生まれ。東京美術学校卒。本名は秀麿。橋本雅邦に学び岡倉天心の感化を受けた。菱田春草とともに朦朧体(モウロウタイ)と呼ばれる画法を試み,近代日本画に一典型をつくった。日本美術院創設に参加,天心没後これを再興主宰した。代表作「無我」「生々流転」など。

よこやままたじろう

よこやままたじろう 【横山又次郎】
(1860-1942) 地質・古生物学者。長崎生まれ。東大教授。日本人として最初の化石記載論文を発表。教科書を著述,放散虫・紡錘虫・甲冑(カツチユウ)魚・始祖鳥・恐竜・菊石・蘆木・鱗木など古生物学術語の日本語訳を創案。

よこやり

よこやり [0] 【横槍】
〔(2)が原義〕
(1)談話や交渉の途中で,横から口を出して妨げること。
(2)両軍の合戦中に別の一隊が横合いから槍で攻めること。

よこやり

よこやり【横槍を入れる】
interrupt;→英和
break[cut]in;raise an objection <to> .→英和

よこやり=を入れる

――を入・れる
人の話や仕事に第三者が横から口を出して妨げる。差し出口をする。

よこゆれ

よこゆれ [0] 【横揺れ】 (名)スル
(1)船・飛行機・列車などが左右に揺れ動くこと。ローリング。
(2)地震で,横の方向に揺れること。
⇔縦揺れ

よこゆれ

よこゆれ【横揺れ】
rolling.→英和
〜がする roll.→英和

よこれんぼ

よこれんぼ【横恋慕する】
make love to a married woman.

よこれんぼ

よこれんぼ [3] 【横恋慕】 (名)スル
すでに結婚している人や恋人のいる人に対して,横合いから恋をすること。

よころ

よころ [0] 【横絽】
透き目を横の方向に織り出した絽織。

よこわり

よこわり [0] 【横割(り)】
(1)横に割ること。
(2)ある組織を,横の関連がとれるような形で組織すること。
⇔縦割り

よこメルカトルずほう

よこメルカトルずほう [8] 【横―図法】
地図投影法の一。経線に接する円筒面に投影する正角図法。地球面を六度ずつの経度帯に分け,各経度帯の中央経線を利用するものはユニバーサル横メルカトル図法と呼ばれ,国際的に用いられる。国土地理院発行の「五万分の一」「二万五千分の一」地形図などにも使用。

よご

よご [1] 【予後】
(1)病気の経過についての医学的な見通し。または,余命。
→予後不良
(2)俗に,病気が治ったあとの経過。

よご

よご【予後】
《医》prognosis;→英和
convalescence.→英和
〜が良好である be much better.

よご

よご 【余呉】
滋賀県北端,伊香(イカ)郡の町。福井県に接する豪雪地帯。余呉湖がある。

よごこ

よごこ 【余呉湖】
滋賀県余呉町にある湖。陥没湖。賤ヶ岳(シズガタケ)によって琵琶湖と隔てられる。羽衣伝説が残り,古くから歌に詠まれる。よごのうみ。

よごころ

よごころ 【世心】
男女間のことを理解する心。色心。「―つける女/伊勢 63」

よごし

よごし 【夜越し】
(1)夜を越すこと。夜どおし。「君がため―に摘める七草の/散木奇歌集」
(2)夜,山や川などを越え行くこと。「わしは今夜は―に行く/浄瑠璃・伊賀越道中双六」

よごし

よごし [0] 【汚し】
(1)よごすこと。また,よごれること。多く他の名詞の下に付いて,複合語として用いる。「口―」「面(ツラ)―」
(2)あえもの。「胡麻(ゴマ)―」「さつまいもの―が出るだらう/滑稽本・膝栗毛 3」

よごす

よごす【汚す】
soil;→英和
stain;→英和
spoil;→英和
make <a thing> dirty.

よごす

よご・す [0] 【汚す】 (動サ五[四])
(1)きたなくする。けがす。「手を―・す」「服を―・す」「この者身をすて面を―・し/曾我 1」
(2)料理で,あえる。「胡麻(ゴマ)で―・す」
[可能] よごせる

よごと

よごと【夜毎に】
every night;night after night.

よごと

よごと 【吉事】
よいこと。めでたい事柄。「新(アラタ)しき年の初の初春の今日降る雪のいやしけ―/万葉 4516」

よごと

よごと [1][0] 【夜毎】
毎夜。毎晩。よなよな。

よごと

よごと [1] 【寿詞・吉言】
(1)天皇の治世が長く栄えるようにと祝う言葉。賀辞。「巨勢大臣をして―奉らしめて曰さく/日本書紀(孝徳訓)」
(2)祈願の言葉。「―を放ちて起ち居,泣く泣くよばひ給ふ事/竹取」

よごのうみ

よごのうみ 【余呉湖】
⇒よごこ(余呉湖)

よごふりょう

よごふりょう [3] 【予後不良】
病気の回復の望みがもてず早晩死を免れないこと。

よごみ

よごみ [0] 【夜込み】
(1)夜襲。夜討ち。「今夜四つ過ぎ時分,敵より―をし候ふとて/言継卿記」
(2)茶事七式の一。冬期に行う茶事。前夜から準備にかかり,夜明けの風情を楽しむもの。真夜中に行う流派もある。よごめ。

よごめ

よごめ 【夜籠め】
夜を通してすること。「もと山遠くせこ立てて―の鹿の行く方ぞなき/新撰六帖 2」

よごもり

よごもり [2] 【夜籠り】
(1)祈願するため夜通し社寺にこもること。
(2)夜がふけること。また,その時刻。よふけ。「倉橋の山を高みか―に出で来る月の光乏(トモ)しき/万葉 290」

よごもる

よごも・る 【世籠る】 (動ラ四)
世に出ず家に籠っている。世間のこと,男女の仲のことなどを知らないでいる。「いまだ―・りておはしける時/大鏡(陽成)」

よごもる

よごも・る 【夜籠る】 (動ラ四)
夜がふけている。夜がまだ明けない。「しののめにあしたの原を越えくればまだ―・れる心ちこそすれ/重之集」

よごる

よご・る 【汚る】 (動ラ下二)
⇒よごれる

よごれ

よごれ【汚れ】
dirt (汚物);→英和
[汚点]a stain;→英和
a spot.→英和
〜る become dirty[filthy];→英和
be stained[soiled,spoiled].〜た dirty;stained;soiled.→英和
〜を取る clean;→英和
remove stains <from> .‖汚れ物 dirty[soiled]things;washing (洗濯物).

よごれ

よごれ [0] 【汚れ】
(1)よごれること。きたなくなること。きたないところ。「―をおとす」「―が目立つ」
(2)月経。けがれ。

よごれとし

よごれとし 【汚れ年】
年の暮れの煤(スス)掃きの日。一二月一三日が多い。煤取り節供。

よごれめ

よごれめ [0] 【汚れ目】
汚れているところ。よごれ。

よごれもの

よごれもの [0] 【汚れ物】
汚れたもの。特に,汚れた衣服や食器など。「―を洗う」

よごれやく

よごれやく [0] 【汚れ役】
映画・演劇で,世間から好ましく思われない人物やうらぶれた者などを演ずる役柄。

よごれる

よご・れる [0] 【汚れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よご・る
きたなくなる。けがれる。「着物が―・れる」「―・れた手」

よごろ

よごろ 【夜頃・夜来】
(1)幾夜かの夜。数夜。「空も空月も―の月なれど/散木奇歌集」
(2)夜のあいだ。「さみだれの頃,―物がたりなどしてあかすを/顕綱集」

よさ

よさ 【夜さ】
よる。よ。夜さり。「―来いといふ字を,金紗で縫はせ/浄瑠璃・五十年忌(下)」

よさ

よさ 【与謝】
姓氏の一。

よさ

よさ [1] 【善さ・良さ】
いいこと。いい程度。「人柄の―」

よさ∘す

よさ∘す 【寄さす・任さす】 (連語)
〔動詞「寄す」の未然形に,尊敬の助動詞「す」の付いたもの〕
おまかせになる。委任なさる。「速須佐之男命,―∘せし国を治めずて/古事記(上訓)」

よさこい

よさこい [0]
〔「夜さり来い」の意〕
「よさこい節」の略。

よさこいぶし

よさこいぶし 【よさこい節】
高知県の民謡で,花柳界の騒ぎ唄。鹿児島県の「夜さ来い晩に来い」という囃子詞(ハヤシコトバ)をもつ唄が伝えられたもの。1855年に起きた竹林寺の僧純信とお馬の駆け落ち事件が歌詞によみ込まれている。

よさこい節

よさこいぶし 【よさこい節】
高知県の民謡で,花柳界の騒ぎ唄。鹿児島県の「夜さ来い晩に来い」という囃子詞(ハヤシコトバ)をもつ唄が伝えられたもの。1855年に起きた竹林寺の僧純信とお馬の駆け落ち事件が歌詞によみ込まれている。

よさつ

よさつ [0] 【予察】 (名)スル
あらかじめ察し知ること。前もって推察すること。「海湾に於ては気象(テンキ)の―大切なるを以て/浮城物語(竜渓)」

よさの

よさの 【与謝野】
姓氏の一。

よさのあきこ

よさのあきこ 【与謝野晶子】
(1878-1942) 歌人。大阪府生まれ。本名,しよう。旧姓,鳳(ホウ)。堺高女卒。明星派の代表的歌人。処女歌集「みだれ髪」によって大胆に女性の官能と情熱をうたい,明治30年代の浪漫主義運動の中心となった。歌集「小扇」「恋衣」(合著),「夢の華」など。「源氏物語」の口語訳でも知られる。

よさのうみ

よさのうみ 【与謝の海】
京都府宮津湾奥部,天橋立(アマノハシダテ)の砂州(サス)で区切られた潟湖(セキコ)。浦島伝説を伝える。阿蘇海(アソカイ)。((歌枕))「―の内外(ウチト)の浜のうらさびて/好忠集」

よさのてっかん

よさのてっかん 【与謝野鉄幹】
(1873-1935) 詩人・歌人。京都府生まれ。本名,寛。落合直文の門に学び浅香社を結ぶ。初め短歌革新運動家として活躍したが,「明星」を創刊して妻晶子とともに浪漫主義運動を推進,明治30年代の詩歌壇を主導した。代表作「東西南北」「紫」「相聞」

よさぶそん

よさぶそん 【与謝蕪村】
(1716-1783) 江戸中期の俳人・画家。摂津の生まれ。本姓,谷口,のち与謝氏。別号,宰鳥・夜半亭,画号,長庚・春星・謝寅など。池大雅と「十便宜図」を合作するなど日本文人画を大成する一方,俳諧は早野巴人(ハジン)に学び,「景気(叙景)」「不用意(即興)」「高邁洒落(離俗)」を柱に,写実的・古典趣味的・浪漫的な俳風を形成した。晩年,中興俳壇にあきたらず,「俳力(俳諧性)」の回復を唱え,「磊落(自在性)」の境地を志向した。編著「新花摘」「夜半楽」「此ほとり」「昔を今」など。

よさま

よさま 【好様・善様】 (形動ナリ)
よい様子。よいさま。
⇔あしざま
「人の御ためには―の事をしも言ひ出でぬ世なれば/源氏(葵)」

よさみ

よさみ [0] 【依網・依羅】
川波と海の波とが相寄せる所。

よさむ

よさむ [0] 【夜寒】
夜の寒さ。特に,秋の終わり頃,夜になって寒さを強く感じること。[季]秋。《あはれ子の―の床の引けば寄る/中村汀女》

よさむ

よさむ【夜寒】
a cold night.

よさめ

よさめ [0] 【夜雨】
夜に降る雨。夜の雨。

よさり

よさり [1] 【夜さり】
〔「さり」は,来る,近づくの意を表す動詞「去る」の連用形から〕
夜になったころ。夜分。特に,今夜・今晩の意を表すこともある。副詞的にも用いられる。ようさり。「時雨(シグ)れた―は/歌行灯(鏡花)」「さらに,―この寮(ツカサ)にまうで来(コ)とのたまひて/竹取」

よさりつかた

よさりつかた 【夜さりつ方】
夜になるころ。夕方。ようさりつかた。「―になりぬれば,大宮に御湯殿まゐる/宇津保(蔵開上)」

よされぶし

よされぶし [0] 【よされ節】
「よされ」という囃子詞(ハヤシコトバ)をもつ民謡。西日本のはやり唄が天保年間(1830-1844)に東北地方に伝えられ,酒盛り唄や盆踊り唄となったもの。津軽よされ節・黒石よされ節・南部よしゃれ節などがある。

よされ節

よされぶし [0] 【よされ節】
「よされ」という囃子詞(ハヤシコトバ)をもつ民謡。西日本のはやり唄が天保年間(1830-1844)に東北地方に伝えられ,酒盛り唄や盆踊り唄となったもの。津軽よされ節・黒石よされ節・南部よしゃれ節などがある。

よさん

よさん【予算】
an estimate;→英和
a budget.→英和
〜をたてる make an estimate[a budget].御〜はいかほどですか How much would you like to pay? ‖予算案(を議会に提出する) (open) the budget.予算委員会 a budget committee.

よさん

よさん 【予参・預参】
参集する人数の中にはいること。また,その人。参会。「怨敵巷にみちて―道を失ふ/平家 7」

よさん

よさん [0] 【予算】 (名)スル
(1)ある事にあたって,あらかじめ計算して予定しておく費用。「旅行の―をたてる」
(2)前もって計算して見積もりを立てること。「非常の準備を―する時は/月世界旅行(勤)」
(3)一会計年度における国または地方公共団体の歳入および歳出の見積もり。国会または議会の承認を経て成立する。

よさん

よさん 【余算】
残りの寿命。余生。「一期の月影かたぶきて,―山の端に近し/方丈記」

よさんあん

よさんあん [2] 【予算案】
まだ決定・承認されていない,予算についての原案。

よさんいいんかい

よさんいいんかい [5] 【予算委員会】
内閣から提出された予算案について審議する国会の常任委員会。

よさんせっしょう

よさんせっしょう [4] 【予算折衝】
大蔵省が内示した予算原案に対して,各省庁が大蔵省と行う折衝。復活折衝。

よさんせん

よさんせん 【予讃線】
四国の北・西岸に沿い,香川・愛媛両県を結ぶ JR 四国の鉄道線。高松から新居浜・今治・松山・宇和島(297.9キロメートル)と向井原・内子(23.5キロメートル),新谷・伊予大洲(5.9キロメートル)からなる。

よさんせんぎけん

よさんせんぎけん [6] 【予算先議権】
二院制において,一院が他の一院に先立って予算の審議を行う権能。通常,下院が有し,日本では衆議院が有する。

よさんそち

よさんそち [4] 【予算措置】
予算上の裏付けをすること。「―を講ずる」

よさんへんせい

よさんへんせい [4] 【予算編成】
内閣が行う,国の次年度予算が国会に提出されるまでの一連の作業と手続き。

よざ

よざ [1] 【四座】
江戸時代の演能組織,観世(カンゼ)座・宝生(ホウシヨウ)座・金春(コンパル)座・金剛(コンゴウ)座の四つの座。大和猿楽の流れをくみ,それぞれ自流のシテ方のほかに座付きのワキ方・狂言方・囃子方を有し,幕府から禄を受けていた。しざ。

よざい

よざい [0][1] 【余財】
(1)まだ残っている財産。余裕のある金。
(2)そのほかの財物。

よざい

よざい【余財】
<have> money[funds]to spare.

よざい

よざい [0] 【余材】
余った材料,または材木。

よざい

よざい【余罪ある見込み】
be suspected of some other crimes.

よざい

よざい [0] 【余罪】
(1)すでに判明している以外の罪。ほかの罪。「―を追及する」
(2)つぐなっても余りある罪。

よざかり

よざかり [2] 【世盛り】
(1)栄華をきわめること。権勢を思うままにふるうこと。また,その時期。「此の禅門―の程はいささかいるがせにも申す者なし/平家 1」
(2)若い盛り。「お花―恋盛り/浄瑠璃・長町女腹切(上)」

よざくら

よざくら [2] 【夜桜】
夜の桜の花。夜,観賞する桜の花。[季]春。「―見物」

よざくら

よざくら【夜桜】
<go to see> the cherry blossoms in the evening.→英和

よざくらぬり

よざくらぬり [0] 【夜桜塗(り)】
漆塗りの技法の一。黒地に黒色の桜がかすかに浮かんで見えるように仕上げたもの。棗(ナツメ)などに多い。

よざとい

よざと・い [3] 【夜聡い】 (形)[文]ク よざと・し
(1)夜中に目を覚ましやすい。めざとい。「妙子は常から人一倍―・く/細雪(潤一郎)」
(2)夜間に十分警戒をするさま。「山刀枕ちかく置て,旅人も―・うましませ/浮世草子・新可笑記 3」

よざらし

よざらし [2] 【夜晒し】
夜,家の外において,風や雨にあてたままにしておくこと。また,その物。

よし

よし
Good[Fine]!/All right.

よし

よし [1] 【余子】
(1)嫡子以外の子。
(2)その人以外の人。

よし

よし [1] 【余矢】
近世の和算の八線表(三角関数表)で,1 からある角の正弦を引いたもの。すなわち,1−sinθ をいう。
→正矢(セイシ)

よし

よし [1][2] 【止し】
よすこと。やめること。「それじゃあ―にしよう」「行くのは―にする」

よし

よし (連語)
〔間投助詞「よ」に間投助詞「し」の付いたもの。上代語〕
文節末に付いて,詠嘆の意を表す。「はしき―我家(ワギエ)の方ゆ雲居立ち来(ク)も/日本書紀(景行)」「あをに―奈良の都は古りぬれどもとほととぎす鳴かずあらなくに/万葉 3919」

よし

よ・し 【良し・善し・好し】 (形ク)
⇒よい

よし

よし [1] (感)
〔形容詞「よし」から〕
(1)決意・決断・了解などがついたときに発する語。「―,行くぞ」「―,わかった」
(2)慰めたりなだめたりする語。「―,もう泣くな」「おう,―,―」

よし

よし【葦】
《植》a reed.→英和

よし

よし【由】
a means (方法).→英和
…の〜 It is said[They say,I hear]that….知る〜もない There is no knowing <where he is> .

よし

よし [1] 【葦・蘆・葭】
〔「あし」が「悪し」に通ずるのを忌んで言い換えた語〕
植物アシのこと。[季]秋。

よし

よし [1] 【縦】 (副)
〔「可(ヨ)し」と仮に許す意〕
(1)(下に仮定の言い方を伴う)好ましくないことであっても…だ,の意を表す。たとえ。かりに。万一。「―命を失おうとも悔いはしない」「―其れが出来難いにせよ/武蔵野(独歩)」
(2)不満足だがまあしかたがない,それはそれでまあいい,などの気持ちを表す。ままよ。「人皆は萩を秋と言ふ―我は尾花が末(ウレ)を秋とは言はむ/万葉 2110」

よし

よし [1] 【由】
〔四段動詞「寄す」の連用形から。よりどころとされるものの意が原義〕
(1)物事の理由や事情。いわく。「ことの―を聞く」
(2)聞いた話や知っていることの内容。「御元気の―何よりです」
(3)手段。方法。てだて。「知る―もない」「間近けれども逢ふ―の無き/古今(恋一)」
(4)口実。言い訳。「妹が門行き過ぎかねつひさかたの雨も降らぬかそを―にせむ/万葉 2685」
(5)それらしく振る舞うこと。そぶり。ふり。「刀を帯する―あらはすといへども/平家 1」
(6)風情。情緒。「母北の方なむ,古の人の―あるにて/源氏(桐壺)」

よし

よし [1] 【余資】
あまっている資金。使い残りの資金。余財。

よし=こさる

――こさる
〔「よしこそある」の転〕
何かわけがある。「斯太の浦を朝漕ぐ舟はよしなしに漕ぐらめかもよ―らめ/万葉 3430」

よし=さらば

――さらば
よし,それならば。ままよ。それなら。「―逢ふとみつるに慰まむ/千載(恋一)」

よし=の=髄(ズイ)

――の=髄(ズイ)(=管(クダ))から天井(テンジヨウ)を覗(ノゾ)く
葦の茎の管を通して天井を見ても全体が見えないように,狭い見識に基づいて物事を判断することのたとえ。

よし=もがな

――もがな
…するすべがあればなあ。「かくしつつとにもかくにもながらへて君が八千代にあふ―/古今(賀)」

よし=有り

――有・り
由緒がある。奥ゆかしく風情がある。「若かりし時は叡山にて―・る方には,詩歌管絃の方にも許され/義経記 8」

よしあし

よしあし [1][2] 【善し悪し】
(1)善いことと悪いこと。善悪。「ものの―の区別がつかない」
(2)よい点も悪い点もあって,すぐには判断できないこと。一得一失のあること。よしわるし。「直ちに実行するのは―だ」

よしあし

よしあし【善し悪し】
good and[or]bad;right and[or]wrong;merits and demerits (長短);validity (妥当性);quality (質).→英和

よしありげ

よしありげ 【由有り気】 (形動)[文]ナリ
なにか深い理由やいわくがありそうなさま。「―なそぶり」

よしい

よしい ヨシヰ 【吉井】
姓氏の一。

よしい

よしい ヨシヰ 【吉井】
(1)群馬県南部,多野郡の町。中山道脇往還の宿場町・市場町として発達。日本三古碑の一つ多胡碑(タゴノヒ)がある。
(2)岡山県東部,赤磐(アカイワ)郡の町。吉備高原にあり,吉井川の河港として発達。筆軸の生産地。
(3)福岡県南部,浮羽(ウキハ)郡の町。筑紫平野北東部,水縄(ミノウ)山地北側にあり,山麓に装飾古墳が多い。
(4)長崎県北部,北松浦郡の町。北松浦半島の中央部に位置する。かつては佐世保炭田の炭鉱地帯。

よしいいさむ

よしいいさむ ヨシヰ― 【吉井勇】
(1886-1960) 歌人・劇作家・小説家。東京生まれ。早大中退。「明星」から「スバル」に転じ編集に従事。紅灯の巷を舞台にした独自な耽美的歌風で知られる。歌集「酒ほがひ」「祇園歌集」,戯曲集「午後三時」のほか,小説・随筆など多方面の著書を残した。

よしえ

よしえ 【縦ゑ】 (副)
〔副詞「よし」に助詞「ゑ」の付いたもの〕
ええよい。ままよ。よしや。「たらちねの母に知らえず我(ア)が持てる心は―君がまにまに/万葉 2537」

よしえ

よしえ 【吉江】
姓氏の一。

よしえたかまつ

よしえたかまつ 【吉江喬松】
(1880-1940) フランス文学者・詩人・評論家。長野県生まれ。号,孤雁。早大教授。文芸批評への社会科学の方法論導入を主張。著「緑雲」「仏蘭西古典劇研究」など。翻訳も多い。

よしえび

よしえび [2] 【葦海老】
海産のエビ。体長約18センチメートル。全身淡褐色で,微小な毛におおわれる。食用。本州中部以南に分布。スエビ。

よしえやし

よしえやし 【縦ゑやし】 (副)
〔「や」「し」ともに助詞〕
「よし」「よしゑ」を強めたもの。
(1)たとえ。かりに。「―浦はなくとも―潟はなくとも/万葉 131」
(2)しかたがない。ままよ。「―恋ひじとすれど秋風の寒く吹く夜は君をしそ思ふ/万葉 2301」

よしお

よしお ヨシヲ 【吉雄】
姓氏の一。

よしおか

よしおか ヨシヲカ 【吉岡】
姓氏の一。

よしおかけんぼう

よしおかけんぼう ヨシヲカケンバフ 【吉岡憲法】
室町末期の剣術家。吉岡流の祖。京都四条の染物商だったが,祇園藤次に剣を学び,一流を興した。小太刀を用いる。室町幕府兵法所師範。生没年未詳。

よしおかぞめ

よしおかぞめ ヨシヲカ― [0] 【吉岡染】
⇒憲法染(ケンボウゾメ)

よしおかやよい

よしおかやよい ヨシヲカヤヨヒ 【吉岡弥生】
(1871-1959) 医師・教育家。静岡県生まれ。済生学舎で男子学生に伍して医学を学ぶ。東京女子医科大学の前身,東京女医学校を創立。女医の養成と女性の地位向上につとめた。

よしおかりゅう

よしおかりゅう ヨシヲカリウ 【吉岡流】
剣術の一派。祖は吉岡憲法。この一派は鬼一法眼流の末流という。憲法流。

よしおこうぎゅう

よしおこうぎゅう ヨシヲカウギウ 【吉雄耕牛】
(1724-1800) オランダ通詞,蘭学者。長崎の人。通詞のかたわら,オランダ医学を研究,蘭方の吉雄流を興した。各地の蘭学者と交流し大きな影響を与えた。「解体新書」の序文を書いた。

よしか

よしか
■一■ (副)
とはいっても。それよりは。むしろ。「詣らしやれと言ふもあり。―おかしやんせ/浄瑠璃・卯月の紅葉(中)」
■二■ (連語)
注意を促したり,念を押したりする語。いいかね。「そんなら五百だが,―/咄本・鯛の味噌津」

よしかかり

よしかかり 【由懸】
能楽論で,風情のある姿態。「幽玄みやびたる―は,女体の用風より出で/至花道」

よしかわ

よしかわ ヨシカハ 【吉川】
(1)新潟県南西部,中頸城(クビキ)郡の町。豪雪地帯にあり,越後杜氏(トウジ)の出身地。
(2)埼玉県南東部にある市。中川と江戸川に挟まれた低地で,近世は舟運による市場町。

よしかわ

よしかわ ヨシカハ 【吉川】
姓氏の一。

よしかわえいじ

よしかわえいじ ヨシカハエイヂ 【吉川英治】
(1892-1962) 小説家。横浜市生まれ。本名は英次(ヒデツグ)。「鳴門秘帖」「宮本武蔵」により大衆文学の第一人者となり,以後,国民作家と呼ぶにふさわしい作品を数多く生んだ。代表作「新書太閤記」「新平家物語」「私本太平記」

よしかわこうじろう

よしかわこうじろう ヨシカハカウジラウ 【吉川幸次郎】
(1904-1980) 中国文学者。兵庫県生まれ。京大教授。該博な知識により考証的に中国古典を研究・解釈。著書は「元雑劇研究」「尚書正義」「杜甫私記」など多数。

よしかわこれたり

よしかわこれたり ヨシカハ― 【吉川惟足】
〔姓は「きっかわ」とも〕
(1616-1694) 江戸前期の神道家。吉川神道の創設者。江戸の人。本名,尼崎屋五郎左衛門。京都の萩原兼従(カネヨリ)から吉田神道を学び,のち江戸で吉川神道を唱える。将軍徳川綱吉から幕府の神道方に任じられた。著「神道大意講談」「神代巻惟足抄」など。

よしかわしんとう

よしかわしんとう ヨシカハ―タウ 【吉川神道】
神道の一派。江戸初期に吉田神道から分かれて吉川惟足(ヨシカワコレタリ)が創唱した。儒教的色彩が強い。理学神道。

よしがも

よしがも [3][0] 【葦鴨】
カモ目カモ科の水鳥。全長約46センチメートル。雄は頭部の金属光沢のある黒色の羽毛と翼の三列風切羽が長くのびて美しい。雌は地味な褐色。アジア東北部に分布。日本では北海道で繁殖。冬は本州以南の各地や台湾に渡る。ミノガモ。ミノヨシ。

よしきがわ

よしきがわ 【宜寸川】
奈良市を流れる川。春日山に発し,東大寺南大門の前を流れ,佐保川に注ぐ。

よしきた

よしきた [1] (感)
他の求めを承知し,引き受けるときに発する語。「―,相手になってやろう」

よしきり

よしきり【葦切り】
《鳥》a reed warbler.

よしきり

よしきり [0][3] 【葦切・葦雀】
(1)スズメ目ウグイス科のオオヨシキリとコヨシキリの総称。一般にはオオヨシキリをさす。中国南部から夏鳥として渡来する。そのそうぞうしい鳴き声から「行々子(ギヨウギヨウシ)」ともいう。葦原雀(ヨシワラスズメ)。[季]夏。《―や漸暮れて須磨の浦/蓼太》
(2)早口で多弁な人。

よしきりざめ

よしきりざめ [4] 【葦切鮫】
ネズミザメ目の海魚。全長6メートルに達する。体はやや細長く,胸びれは長い。背面は藍青色で,腹面は白い。性質は獰猛(ドウモウ)。肉は蒲鉾(カマボコ)など練り製品の材料,ひれは「鱶(フカ)ひれ」として中国料理に使われる。熱帯から亜寒帯まで広く分布。ミズブカ。

よしこの

よしこの
「よしこの節」の略。

よしこのぶし

よしこのぶし 【よしこの節】
江戸後期に流行したはやり唄。源流は不明。「都々逸」を生む。

よしこの節

よしこのぶし 【よしこの節】
江戸後期に流行したはやり唄。源流は不明。「都々逸」を生む。

よしご

よしご [2] 【葦子・葭子】
葦の若芽。あしづの。

よしごい

よしごい [2] 【葦五位】
コウノトリ目サギ科の鳥。全長約35センチメートルで小形。全体が黄褐色で頭上と翼の一部が黒い。水辺の葦原にすみ,水生昆虫や小魚を食べる。アシやマコモの間にひそみ,敵が近づくと首を上にのばし,くちばしを立てて,アシの茎に似せて体をゆらす習性がある。アジアの東部から南に分布。日本には夏鳥として渡来し,各地で繁殖する。

よしごかいづか

よしごかいづか 【吉胡貝塚】
愛知県渥美郡田原町にある縄文後期・晩期の貝塚。集団墓地があり,三四〇体の人骨が発見され,葬制や抜歯習俗の研究に貢献した。

よしごと

よしごと [2] 【夜仕事】
夜にする仕事。夜なべ。

よしごぶえ

よしごぶえ [3][4] 【葦子笛】
葦子でつくった笛。

よしざきごぼう

よしざきごぼう 【吉崎御坊】
福井県坂井郡金津町吉崎にある浄土真宗,東西両本願寺の別院。1471年朝倉敏景の寄進を受けて蓮如が北陸布教の根拠として建てた道場に始まる。のち焼失し,江戸時代に東西両派がそれぞれ再興。吉崎別院。

よしざわ

よしざわ ヨシザハ 【芳沢】
姓氏の一。

よしざわ

よしざわ ヨシザハ 【吉沢】
姓氏の一。

よしざわあやめ

よしざわあやめ ヨシザハ― 【芳沢あやめ】
(初世)(1673-1729) 歌舞伎役者。屋号,橘屋。元禄期(1688-1704)京坂を代表する女形。写実的演技によって女形芸の大成者といわれた。芸談集「あやめ草」がある。

よしざわけんぎょう

よしざわけんぎょう ヨシザハケンゲウ 【吉沢検校】
(二世)(1808?-1872) 江戸末期の箏曲家。名古屋の人。箏曲の独立(地歌への従属状態からの脱却)を目ざし,「千鳥の曲」「春の曲」などの五曲(「古今組(コキングミ)」と総称)を作曲した。

よしざわよしのり

よしざわよしのり ヨシザハ― 【吉沢義則】
(1876-1954) 国語・国文学者。名古屋生まれ。東大卒。京大教授。訓点研究の端緒を開き,また平安文学に造詣が深かった。書や和歌もよくした。著「国語国文の研究」「国語説鈴」「国語史概説」「対校源氏物語新釈」など。

よししげ

よししげ 【慶滋】
姓氏の一。

よししげのやすたね

よししげのやすたね 【慶滋保胤】
(?-1002) 平安中期の文人。本姓は賀茂氏,字(アザナ)は茂能,法名は寂心。内記入道と称される。菅原文時に師事し,詩文にすぐれる。在俗の浄土教信者として,源信などとともに浄土信仰の発展に寄与。晩年に出家。具平親王の師をつとめ,藤原道長の戒師といわれる。その著「池亭記」は,鴨長明「方丈記」に大きな影響を与えた。「日本往生極楽記」など。

よししょうじ

よししょうじ [3] 【葭障子】
「葭戸(ヨシド)」に同じ。[季]夏。

よしすだれ

よしすだれ [3] 【葦簾・葭簾】
「よしず」に同じ。[季]夏。

よしず

よしず【葦簾】
a marsh-reed screen.

よしず

よしず [0] 【葦簀・葭簀】
葦の茎を編んで作った,すだれ状のもの。立てかけて日除け,目隠しなどに用いる。よしすだれ。[季]夏。

よしずがこい

よしずがこい [4] 【葦簀囲い】
葦簀で囲うこと。また,その囲い。

よしずばり

よしずばり [0] 【葦簀張(り)】
葦簀で囲うこと。また,囲った小屋。

よしずみ

よしずみ 【吉住】
姓氏の一。

よしずみこさぶろう

よしずみこさぶろう 【吉住小三郎】
長唄唄方,吉住流の家元の名。
(1)(初世)(1699-1753) もと住吉神社の神職あるいは伶人(レイジン)といわれる。「京鹿子(キヨウガノコ)娘道成寺」「相生獅子」などの初演者。
(2)(四世)(1876-1972) 長唄研精会を組織して,劇場を離れた純音楽としての長唄の普及につとめた。東京音楽学校教授。

よしたけ

よしたけ [2] 【葦竹・葭竹】
ダンチクの別名。

よしだ

よしだ 【吉田】
姓氏の一。

よしだ

よしだ 【吉田】
(1)新潟県中央部,西蒲原郡の町。燕市の西隣に位置する。
(2)埼玉県西部,秩父郡の町。椋(ムク)神社は竜勢花火で知られる。
(3)静岡県南部,榛原(ハイバラ)郡の町。大井川河口西岸にあり,養鰻業を行う。牧ノ原では茶を産する。
(4)愛知県豊橋市の江戸時代の旧称。東海道五十三次の宿場町であった。
(5)広島県中央部,高田郡の町。毛利氏の郡山城跡がある。
(6)愛媛県南西部,北宇和郡の町。ミカン栽培が盛ん。
(7)鹿児島県中部,鹿児島郡の町。鹿児島市の北に接する。

よしだいそや

よしだいそや 【吉田五十八】
(1894-1974) 建築家。東京生まれ。東京美術学校卒,東京芸大教授。数寄屋建築の近代化に貢献。代表作に梅原竜三郎邸・大阪文楽座・明治座・日本芸術院会館などがある。

よしだいっすい

よしだいっすい 【吉田一穂】
(1898-1973) 詩人。北海道生まれ。本名は由雄。早大中退。浪漫的な詩風から,現実否定の反俗的な傾向を強くして,独自の形而上的な純粋詩を作る。詩集「海の聖母」「未来者」,散文詩集「故園の書」,詩論「黒潮回帰」など。

よしだえいざ

よしだえいざ 【吉田栄三】
(初世)(1872-1945) 文楽の人形遣い。大阪生まれ。吉田光栄を名乗って初舞台。1898年(明治31)文楽座に加入,初め女方を遣い,のち座頭となって立役に転じた。格調の正しい渋い芸風で,昭和期の名人。

よしだおいかぜ

よしだおいかぜ 【吉田追風】
熊本の相撲の行司吉田司家の当主が代々称する名。
→吉田司家(ヨシダツカサケ)

よしだかねとも

よしだかねとも 【吉田兼倶】
(1435-1511) 室町時代の神道家。本姓は卜部(ウラベ)。吉田神社の神職。本地垂迹説に対して神主仏従説を唱え,陰陽五行説などを加えて吉田神道を大成。伊勢神宮から攻撃されたが,朝廷・幕府に取り入り,地方の神社に神位,神職に位階を授ける権限を獲得した。

よしだけんいち

よしだけんいち 【吉田健一】
(1912-1977) 批評家,小説家。東京生まれ。吉田茂の長男。ケンブリッジ大中退。英文学の素養を生かした文芸批評で知られる。著「東西文学論」「ヨオロツパの世紀末」など。

よしだけんこう

よしだけんこう 【吉田兼好】
(1283頃-1350頃) 鎌倉末期から南北朝初期の歌人・随筆作者。本姓は卜部(ウラベ)。慈遍の弟(一説に兄)。和歌を二条為世に学び二条派の和歌四天王と称せられ,「続千載集」以下の勅撰和歌集に一六首入集。その著「徒然草」は「枕草子」と並ぶ随筆文学の傑作。兼好法師。

よしだげんじろう

よしだげんじろう 【吉田絃二郎】
(1886-1956) 小説家・劇作家・随筆家。佐賀県生まれ。本名は源次郎。早大卒。小説「磯ごよみ」で文壇にデビュー,「島の秋」が出世作となる。繊細なセンチメンタリズムとヒューマニスティックな宗教的詩情をたたえた随筆感想集「小鳥の来る日」は大正期の驚異的なベスト-セラーになった。

よしだこうとん

よしだこうとん 【吉田篁墩】
(1745-1798) 江戸中期の儒学者。江戸の人。名は坦,字(アザナ)は学儒・学生。折衷学者井上金峨に学び,漢・唐の古注を重んじ考証学を唱えた。著「論語攷異」「近聞偶筆」など。

よしださだふさ

よしださだふさ 【吉田定房】
(1274-1338) 鎌倉後期・南北朝時代の廷臣。後醍醐天皇の討幕計画を幕府に密告したが,天皇の信任厚く,建武新政府に重きをなした。南北分裂後は初め北朝,のち南朝方。日記「吉槐記」がある。

よしだしげる

よしだしげる 【吉田茂】
(1878-1967) 政治家。東京生まれ。東大卒。土佐の旧自由党領袖竹内綱の五男。吉田家の養子となる。牧野伸顕の女婿。外務次官,駐伊・駐英大使などを歴任し,第二次大戦後,外相。1946年(昭和21)第一次内閣,48〜54年第二次から五次に至る内閣を組織。51年,サンフランシスコ講和条約・日米安全保障条約に調印。戦後の国際関係における日本の路線を方向づけた。

よしだしょういん

よしだしょういん 【吉田松陰】
(1830-1859) 幕末の尊王論者・思想家。長州藩士。名は矩方(ノリカタ),通称は寅次郎。兵学を学び,長崎・江戸に遊学,佐久間象山に師事した。ペリー再来の時,密航を企てて,下獄。のち萩の自邸内に松下村塾を開き,高杉晋作・久坂玄瑞・伊藤博文ら維新の指導者を育成。安政の大獄に連座,刑死した。

よしだしんとう

よしだしんとう 【吉田神道】
室町末期に,吉田兼倶が大成した神道の一派。神・儒・仏・道四教および陰陽道の関係を説き,神道を万法の根本とし,神主仏従の立場から反本地垂迹説を主張。唯一神道。唯一宗源神道。卜部(ウラベ)神道。

よしだじんじゃ

よしだじんじゃ 【吉田神社】
(1)愛知県豊橋市関屋町にある神社。祭神は,素戔嗚命(スサノオノミコト)。
(2)京都市左京区にある神社。祭神は健御賀豆知命(タケミカズチノミコト)・伊波比主命(イワイヌシノミコト)・天之子八根命(アメノコヤネノミコト)・比売神。古くから卜部(ウラベ)が祠職をつとめ吉田氏がその職を継承した。二十二社の一。

よしだせいいち

よしだせいいち 【吉田精一】
(1908-1984) 国文学者。埼玉県生まれ。東京教育大・東大教授。日本の近代文学研究の発展に指導的役割を果たした。著「自然主義の研究」など多数。

よしだつかさけ

よしだつかさけ 【吉田司家】
相撲の家元。熊本の行司吉田追風(オイカゼ)が,1789年谷風・小野川両力士に横綱土俵入りを免許,これを機に全国に数家あった相撲故実を伝える行司の家と相撲集団を支配したのに始まる。行司・力士免許の授与を行なってきたが,1951年(昭和26)以後,日本相撲協会に権限を譲り形式的存在となった。

よしだとうご

よしだとうご 【吉田東伍】
(1864-1918) 歴史・地理学者。越後の生まれ。独学で歴史を研究し「徳川政教考」を著す。また,「大日本地名辞書」を編纂(ヘンサン),地理学の発展に貢献した。

よしだとうよう

よしだとうよう 【吉田東洋】
(1816-1862) 幕末の土佐藩士。通称は元吉。藩主山内豊信に登用されて藩政改革を推進・断行したが,勤王党のために暗殺された。

よしだとみぞう

よしだとみぞう 【吉田富三】
(1903-1973) 病理学者。福島県生まれ。東大教授。ネズミの肝臓癌発生実験の成功,吉田肉腫の発見など癌研究に貢献した。

よしだならまる

よしだならまる 【吉田奈良丸】
(二世)(1880-1967) 明治・大正の浪曲師。奈良県生まれ。本名は広橋宏吉。レコードにより全国を風靡(フウビ)。得意の義士伝の一節は「奈良丸くずし」と呼ばれて評判をとり,京都に大石神社を建てた。

よしだにくしゅ

よしだにくしゅ 【吉田肉腫】
シロネズミの可移植性肉腫。1943年(昭和18),吉田富三らが実験的に作り出した悪性腫瘍(腹水腫瘍)。腫瘍細胞の研究や癌の化学療法の研究に広く利用されている。

よしだぶんごろう

よしだぶんごろう 【吉田文五郎】
(四世)(1869-1962) 文楽の人形遣い。大阪生まれ。本名は河村巳之助。女方遣いの名人。独特の色気と奔放な明るさのある芸風で,1956年(昭和31)難波掾を受領。

よしだみつよし

よしだみつよし 【吉田光由】
(1598-1672) 江戸初期の数学者。角倉了以と光由の祖父は従兄弟。和算の創始者。中国の「算法統宗」に基づきながら日本の説話などをとり入れた大衆数学書「塵劫記」を著す。

よしだや

よしだや 【吉田屋】
人形浄瑠璃「夕霧阿波鳴渡」の上の巻。遊女夕霧と藤屋伊左衛門との恋愛場面が見せ場。現在は改作「廓文章」による上演が多い。

よしだやま

よしだやま 【吉田山】
京都市左京区南部の小丘。海抜103メートル。麓に京都大学・吉田神社がある。神楽岡(カグラオカ)。

よしだりゅう

よしだりゅう 【吉田流】
(1)弓術の一派。祖は吉田上野介重賢(シゲカタ)。日置(ヘキ)流から分派したもの。
(2)鍼術(シンジユツ)の一派。出雲大社の祠官吉田意休が永禄年間(1558-1570)にはじめたもの。

よしつね

よしつね 【義経】
⇒源(ミナモトノ)義経

よしつねせんぼんざくら

よしつねせんぼんざくら 【義経千本桜】
人形浄瑠璃。時代物。竹田出雲・三好松洛・並木千柳作。1747年初演。都落ちをする源義経を中心に,鮨(スシ)屋の弥助となっている平維盛,渡海屋の主人真綱銀平となっている平知盛を登場させ,静を守る狐忠信を活躍させて各段を構成する。「鮨屋」「渡海屋・大物浦」「河連法眼館」の場は現在でもたびたび上演され,人形浄瑠璃や歌舞伎の代表作。

よしつねでんせつ

よしつねでんせつ [5] 【義経伝説】
源義経に関する英雄伝説。壇ノ浦合戦における八艘(ハツソウ)飛び,静御前をはじめとする女性とのこと,平泉の合戦で逃げのびて蝦夷(エゾ)から大陸に渡って成吉思汗(ジンギスカン)になったなどがある。

よしつねばかま

よしつねばかま [5] 【義経袴】
白羽二重(シロハブタエ)の腰ひもを付け,裾に細いくくりひもを通した袴。江戸時代に武士が旅行の際などに用い,江戸末期には,兵士が調練などをするときに用いた。源義経が陣中で用いたということからいう。

よしづく

よしづ・く 【由付く】 (動カ四)
風情がある。奥ゆかしいところがある。由緒ありげである。「清げにて,ただならず気色―・きてなどぞありける/源氏(夕顔)」

よしど

よしど [2] 【葦戸・葭戸】
よしずを張った戸。夏,襖(フスマ)・障子などを外して代わりに使う。簾戸(スド)。葭障子。[季]夏。

よしな

よしな【良しなに】
as you think fit[best];properly.→英和

よしない

よしな・い [3] 【由無い】 (形)[文]ク よしな・し
(1)手段や方法がない。すべがない。「―・く退却する」
(2)理由がない。根拠がない。「やむごとなき,まづの人々おはすといふ事は―・き事なめり/源氏(若菜上)」
(3)関係がない。かかわりがない。「待つ人ある所に…あらぬ―・き者の名のりして来たる/枕草子 25」
(4)由緒がない。風情がない。「―・からぬ親の,心とどめて生ほし立てたる人の/源氏(蛍)」
(5)悪い。不都合だ。「世の末に―・き事のいで来て/栄花(月の宴)」

よしなおんせん

よしなおんせん 【吉奈温泉】
静岡県伊豆半島中部,天城湯ヶ島町にある温泉。狩野川支流の吉奈川に沿う。

よしなか

よしなか 【義仲】
⇒木曾(キソ)義仲

よしなかでら

よしなかでら 【義仲寺】
⇒ぎちゅうじ(義仲寺)

よしなし

よしなし 【由無し】
理由がないこと。いわれのないこと。「斯太の浦を朝漕ぐ舟は―に/万葉 3430」

よしなしごと

よしなしごと 【由無し言】
つまらない言葉。「―言ひてうちも笑ひぬ/徒然 30」

よしなしごと

よしなしごと 【由無し事】
つまらないこと。とりとめもないこと。「心にうつりゆく―をそこはかとなく書きつくれば/徒然(序)」

よしなしものがたり

よしなしものがたり 【由無し物語】
つまらない物語。むだばなし。「世の中の―など,御前にて申す人も侍らず/狭衣 3」

よしなに

よしなに [1][0] (副)
よい具合になるように。よいように。適切に。「―お取り計らい下さい」「―お願いします」

よしの

よしの 【吉野】
(1)奈良県吉野郡の町。吉野川に臨む。中心の上市は古くから市場町として発達し,桜の名所で南朝の史跡が多い。製材業が盛ん。
(2)奈良県南部,紀伊山地中北部の吉野郡一帯の地域の総称。
(3)「吉野桜」「吉野織り」の略。

よしの

よしの 【吉野】
姓氏の一。

よしのあんぐう

よしのあんぐう 【吉野行宮】
1336年,吉野に遷幸した後醍醐天皇が金輪王寺に置いた行宮。48年,後村上天皇は北朝の来襲を避けて賀名生(アノウ)に移した。

よしのおり

よしのおり [0] 【吉野織(り)】
平織りの地に,縞または格子状に畦(アゼ)織りを入れた特殊組織の織物。吉野格子。

よしのかみこ

よしのかみこ [4] 【吉野紙子】
吉野紙で作った紙子。

よしのがみ

よしのがみ [3] 【吉野紙】
奈良県吉野から産出する紙の一種。こうぞで作り,きわめて薄い。

よしのがりいせき

よしのがりいせき 【吉野ヶ里遺跡】
佐賀県神埼郡神埼町・三田川町にある弥生時代の集落・墓地遺跡。大形建物・物見櫓を囲む環濠集落,大形の墳丘墓,銅剣・巴形銅器が発見され,邪馬台国時代の都と考えられる。

よしのがわ

よしのがわ 【吉野川】
■一■ (名)
(1)奈良県,紀伊山地の経ヶ峰付近を水源とする川。和歌山県に入り紀ノ川となり紀淡海峡に注ぐ。長さ81キロメートル。((歌枕))「―岩波高く行く水のはやくぞ人を思ひそめてし/古今(恋一)」
(2)四国の中央部を東西に流れる四国第一の大河。長さ194キロメートル。四国山地の瓶ヶ森に発し,上流部に大歩危(オオボケ)・小歩危(コボケ)の峡谷をつくり,徳島平野を形成して紀伊水道に注ぐ。農業・電力・工業用水に利用される。四国三郎。
■二■ (枕詞)
同音の「よしや」にかかる。「―よしや人こそつらからめはやく言ひてしことは忘れじ/古今(恋五)」

よしのくず

よしのくず [4] 【吉野葛】
奈良県吉野に産する上等の葛粉(クズコ)。

よしのくまのこくりつこうえん

よしのくまのこくりつこうえん 【吉野熊野国立公園】
奈良・三重・和歌山の三県にまたがる国立公園。吉野山・大台ヶ原山・那智の滝・瀞(ドロ)八丁・熊野三社・潮岬(シオノミサキ)などを含む。

よしのぐさ

よしのぐさ [3] 【吉野草】
桜の異名。

よしのげんざぶろう

よしのげんざぶろう 【吉野源三郎】
(1899-1981) ジャーナリスト。東京生まれ。岩波書店に入り,戦後,雑誌「世界」編集長。民主主義擁護と平和問題に尽力。著「君たちはどう生きるか」

よしのさくぞう

よしのさくぞう 【吉野作造】
(1878-1933) 政治学者・思想家。宮城県生まれ。東大教授。民本主義を唱え,普通選挙・政党内閣制を主張。活発な啓蒙活動を展開,黎明会・新人会・社会民衆党の結成に貢献するなど,大正デモクラシーを指導。

よしのざくら

よしのざくら [4] 【吉野桜】
(1)吉野山に咲くヤマザクラ。
(2)ソメイヨシノの別名。

よしのしずか

よしのしずか 【吉野静】
(1) [4]
ヒトリシズカの異名。
(2)能の一。三番目物。作者未詳。源義経の吉野山落ちの際,静御前は佐藤忠信とはかって,義経と頼朝が和解するといつわり,法楽の舞を舞う。吉野山の衆徒は静の舞に見とれて義経追討の気をなくす。

よしのしゅうい

よしのしゅうい 【吉野拾遺】
説話集。二巻。藤原吉房編と伝えるが未詳。1358年成立か。1336年の吉野遷幸から58年頃までの南朝側の事蹟を思い出として記す。三巻本・四巻本は後人の増補によるものか。

よしのじんぐう

よしのじんぐう 【吉野神宮】
吉野山にある神社。祭神は後醍醐天皇。1889年(明治22)創建。

よしのすぎ

よしのすぎ [3] 【吉野杉】
吉野地方から産する杉材。酒樽などに利用する。

よしのに

よしのに [0] 【吉野煮】
くず粉を使った煮物。白身魚や野菜に用いられる。

よしのぬり

よしのぬり [0] 【吉野塗】
吉野地方に産する吉野盆・吉野椀・吉野根来(ネゴロ)などの漆器。南北朝頃に興ったといわれる。

よしののだいしゅ

よしののだいしゅ 【吉野の大衆】
吉野金峰山寺(キンプセンジ)の僧徒。

よしののみや

よしののみや 【吉野の宮】
(1)古代の離宮。吉野町宮滝の地が所在地と推定されている。斉明・天武・持統・文武・元正・聖武など代々天皇の行幸があった。
(2)「吉野行宮(アングウ)」に同じ。

よしのひでお

よしのひでお 【吉野秀雄】
(1902-1967) 歌人。群馬県生まれ。慶応義塾中退。生涯病と闘いながら,自然な人間感情の流露を歌う。妻の死を詠む絶唱を含む歌集「寒蝉集」ほか,良寛研究の著書もある。

よしのびな

よしのびな [4] 【吉野雛】
束帯した男女一対の木彫り立像の雛(ヒナ)人形。

よしのほうし

よしのほうし 【吉野法師】
吉野金峰山寺(キンプセンジ)の僧徒。金峰山寺は890年頃から修験道の本山となって勢力を振るい,興福寺・延暦寺と戦ったり,神輿をかついで上京し朝廷に強訴するなど,その武力をもって南都北嶺に対した。吉野の大衆。

よしのぼり

よしのぼり [3] 【葦登】
スズキ目の淡水魚。全長約9センチメートル。淡水産のハゼの一種で,腹びれは吸盤状。体色や斑紋は生息地により変化に富む。美味で佃煮(ツクダニ)とする。日本各地と朝鮮半島・中国に分布。ゴリ。
→ハゼ

よしのもうで

よしのもうで [4] 【吉野詣で】
吉野の金峰山寺(キンプセンジ)に参詣すること。また,その人。

よしのやま

よしのやま 【吉野山】
奈良県吉野町にある山地。吉野川の左岸から大峰山脈北端に向けて高まる約8キロメートルに及ぶ尾根続きの山稜の総称。桜と南朝の史跡で知られる。((歌枕))「―こぞのしをりの道かへてまだみぬかたの花を尋ねむ/新古今(春上)」

よしのわん

よしのわん [3] 【吉野椀】
塗り椀の一種。南北朝時代,吉野に興ったという。内外を黒漆で塗り,朱漆で木芙蓉(キフヨウ)(一説に桜)の文様を描いたもの。懐石などに用いる。

よしはるしきもく

よしはるしきもく 【義治式目】
⇒六角氏式目(ロツカクシシキモク)

よしばむ

よしば・む 【由ばむ】 (動マ四)
わけありげに振る舞う。風情がある様子をする。「書きざま―・みたり/源氏(明石)」

よしひさしんのう

よしひさしんのう 【能久親王】
(1847-1895) 北白川宮第二代。伏見宮邦家親王第九王子。輪王寺門跡となったが維新後還俗(ゲンゾク)。日清戦争には近衛師団長として出征。戦後,台湾守備を命じられ,出兵中病没。陸軍大将。

よしひろ

よしひろ 【義弘】
鎌倉末・南北朝期の越中の刀工と伝える。松倉郷右馬允と称し,義広・善弘とも記し,ただ単に郷(ゴウ)とも呼ばれる。音通であることから,江の字を当てることもある。在銘の作刀は存在せず,正宗の弟子説とともに伝説的存在。生没年未詳。

よしふさ

よしふさ 【吉房】
鎌倉中期の備前福岡の刀工。助房の子。福岡一文字派最盛期の代表的鍛冶。日本刀の刃紋中で最も発達した,華麗な蛙子(カワズコ)丁子(チヨウジ)を焼く。名物「岡田切吉房」の作者。生没年未詳。

よしぶえ

よしぶえ [3][0] 【葦笛】
葦で作った笛。あしぶえ。

よします

よします 【吉益】
姓氏の一。

よしますとうどう

よしますとうどう 【吉益東洞】
(1702-1773) 江戸中期の医学者。広島の人。名は為則。万病一毒・親試実験を唱え,経験に基づき疾病の内的原因をつきとめることに努め,実験医学の道を開く。著「類聚方(ルイジユホウ)」「方極」「薬徴」など。

よしみ

よしみ 【吉見】
埼玉県中央部,比企(ヒキ)郡の町。東部は荒川の低地,西部は比企丘陵となる。

よしみ

よしみ【誼】
friendship.→英和
友達の〜で for friendship's sake.昔の〜で for the sake of old friendship.→英和

よしみ

よしみ [1][3] 【誼み・好み】
(1)親しい間柄。親しい交わり。「―を通ずる」
(2)親しい間柄から生じる情や好意。親しみ。「友人の―で協力する」「昔の―」「同郷の―」

よしみ

よしみ 【吉見】
姓氏の一。

よしみずしょうにん

よしみずしょうにん ヨシミヅシヤウニン 【吉水上人】
⇒法然(ホウネン)

よしみつ

よしみつ 【吉光】
(1239?-1291?) 鎌倉末期,京都粟田口の刀工。国吉の子(一説に弟子とも)。藤四郎と称す。地鉄美しく,粟田口派最後の名工。短刀が多く,その姿は品位高い。桃山期には日本三作に挙げられ,古刀中の第一人者とされた。平野藤四郎(御物)・骨喰藤四郎・一期一振など名物は多い。

よしみつ

よしみつ 【義満】
⇒足利(アシカガ)義満

よしみね

よしみね 【良岑】
姓氏の一。

よしみねのむねさだ

よしみねのむねさだ 【良岑宗貞】
遍昭(ヘンジヨウ)の俗名。

よしみねのやすよ

よしみねのやすよ 【良岑安世】
(785-830) 桓武天皇の皇子。遍昭の父。右近衛大将,のち大納言。「日本後記」の撰修に参加,また「経国集」の撰者の一人。

よしみひゃっけつ

よしみひゃっけつ 【吉見百穴】
埼玉県吉見町にある横穴古墳群。凝灰岩質丘陵の斜面に二百余個の横穴が群在。よしみひゃくあな。

よしみゆきかず

よしみゆきかず 【吉見幸和】
(1673-1761) 江戸中期の神道家。名古屋の人。名古屋東照宮祠官。山崎闇斎・正親町公通(オオギマチキンミチ)に神道を学び,度会(ワタライ)・卜部(ウラベ)両氏の神道に反対した。神道五部書が偽書であることを論じたので有名。

よしむね

よしむね 【吉宗】
⇒徳川(トクガワ)吉宗

よしむら

よしむら 【吉村】
姓氏の一。

よしむら

よしむら 【芳村】
姓氏の一。

よしむらいじゅうろう

よしむらいじゅうろう 【芳村伊十郎】
長唄唄方の名。
(1)(六世)(1858-1935) 駿河の生まれ。豪快な唄い方で大薩摩に独特な味があった。
(2)(七世)(1901-1973) 東京生まれ。声量豊かな美声で知られた昭和期の代表的唄方。

よしむらしゅうよう

よしむらしゅうよう 【吉村秋陽】
(1797-1866) 幕末の儒学者。安芸の人。名は晋,字(アザナ)は麗明。三原藩儒。佐藤一斎に師事した陽明学者。著「読我書楼遺稿」など。

よしむらしんきち

よしむらしんきち 【吉村信吉】
(1906-1947) 地理学者・湖沼学者。東京生まれ。東大卒。田中阿歌麿によって創始された日本の湖沼学を,総合湖沼学の観点から世界的水準にまで高めた。著「湖沼学」

よしむらとらたろう

よしむらとらたろう 【吉村寅太郎】
(1837-1863) 幕末尊攘派の志士。土佐の人。虎太郎とも。名は重郷。土佐勤王党に加盟。1863年天誅組を組織,大和五条に挙兵,敗死した。

よしむらふゆひこ

よしむらふゆひこ 【吉村冬彦】
寺田寅彦(トラヒコ)の筆名。

よしめく

よしめ・く 【由めく】 (動カ四)
様子ありげに振る舞う。もったいぶる。「もてなしなども―・き給へり/源氏(玉鬘)」

よしも

よしも 【縦も】 (副)
〔「も」は助詞〕
たとえ。かりに。「霰降り遠つ大浦に寄する波―寄すとも/万葉 2729」

よしもと

よしもと 【良基】
⇒二条(ニジヨウ)良基

よしゃ

よしゃ [1] 【輿車】
輿(コシ)と車。また,乗り物。

よしゃずこう

よしゃずこう ヨシヤヅカウ 【輿車図考】
古代の輿(コシ)と車の起源や種類などについて図や古記録を引いて考証した書。一六巻。松平定信編,渡辺広輝画。1804年成立。

よしや

よしや [1] 【縦や】 (副)
〔副詞「よし(縦)」に助詞「や」の付いたもの〕
(1)たとえ。かりに。「―心配があつたからつて/当世書生気質(逍遥)」
(2)不満足ではあるがやむをえないさま。まあいい。ままよ。「―,命だにとて,夜のおましにいり給ひぬ/源氏(若紫)」

よしや

よしや
⇒仮令(たとえ).

よしや

よしや 【吉屋】
姓氏の一。

よしやぐみ

よしやぐみ 【吉屋組】
江戸初期の旗本奴の一団。六方組の一。頭領の三浦小次郎義也の名をとったもの。

よしやのぶこ

よしやのぶこ 【吉屋信子】
(1896-1973) 小説家。新潟県生まれ。栃木県立高女卒。少女小説の作家として出発。穏健な道徳観に基づいた家庭小説で人気を獲得。代表作「良人の貞操」「鬼火」「徳川の夫人たち」など。

よしゅう

よしゅう [0] 【余執】
〔仏〕 心に残って離れない執着。死後までこの世に残した執念。

よしゅう

よしゅう [0] 【余習】
(1)前からまだ続いている習慣。
(2)〔仏〕「習気(ジツケ)」に同じ。

よしゅう

よしゅう【予習】
preparation(s);→英和
a rehearsal (劇などの).→英和
〜する prepare one's lessons;rehearse.→英和

よしゅう

よしゅう [0] 【予習】 (名)スル
まだならっていないところを前もって学習・練習しておくこと。
⇔復習

よしゅう

よしゅう [0] 【余臭】
(1)残っているにおい。
(2)名残。「封建時代の―」

よしゅう

よしゅう 【予州】
伊予(イヨ)国の別名。

よしゅうごう

よしゅうごう [2] 【余集合】
⇒補集合(ホシユウゴウ)

よしゅく

よしゅく [0] 【予祝】
前もって祝うこと。

よしゅくぎょうじ

よしゅくぎょうじ [4] 【予祝行事】
主として小正月に,年間の農作業のしぐさを真似たり,木の枝に餅などをつけて実りを表したり,害獣を追うしぐさをしたりして,その一年間の豊穣(ホウジヨウ)を祝い願う行事。庭田植え・繭玉(マユダマ)・鳥追いなど。

よしゆき

よしゆき 【吉行】
姓氏の一。

よしゆきじゅんのすけ

よしゆきじゅんのすけ 【吉行淳之介】
(1924-1994) 小説家。岡山県生まれ。東大中退。男女の性的関係を通して,人間存在の意味を問う。「原色の街」「砂の上の植物群」「鞄の中身」「夕暮まで」など。

よしょうりつ

よしょうりつ [2] 【預証率】
銀行の預金残高(預金・ CD ・自行発行の債券)に対する有価証券残高の比率。
→預貸率

よしょく

よしょく [0] 【余色】
「補色(ホシヨク)」に同じ。

よしよし

よしよし 【縦縦】 (副)
〔副詞「よし(縦)」を重ねて強調したもの〕
どうでもよい。ままよ。「―,また仰せられかくる事もぞ侍る/枕草子 8」

よしよし

よしよし [1] (感)
(1)相手の行為を是認したり,意向を受け入れたりするときにいう語。「―,わかった」
(2)相手を慰めたりなだめたりするときにいう語。「―,もう泣くな」

よしよしし

よしよし・し 【由由し】 (形シク)
わけがありそうである。趣がありそうである。「御手いと―・しくなまめきたるに/源氏(賢木)」

よしわら

よしわら ヨシハラ 【吉原】
(1)東京都台東区浅草北部。もとの遊郭地。現在は千束の一地区。1617年江戸市中に散在した遊女屋を日本橋葺屋町に集めて公許。57年(明暦3),大火で日本堤山谷(サンヤ)付近に移転。その以前を元吉原,以後を新吉原という。新吉原は江戸城の北にあったので,北郭・北国・北州とも呼ばれた。遊郭は1958年(昭和33)売春防止法の成立とともに廃止。
(2)静岡県富士市の地名。富士山南麓に位置する。江戸時代,東海道の宿場町。1948年(昭和23)市制となるが66年富士市と合併。

よしわら

よしわら [2] 【葦原】
葦の生い茂っている原。

よしわらかご

よしわらかご ヨシハラ― [4] 【吉原駕籠】
江戸の吉原遊郭へ通う客を乗せて往来した町駕籠。

よしわらかぶり

よしわらかぶり ヨシハラ― [5] 【吉原被り】
手ぬぐいを二つに折って頭にのせ,その両端を髷(マゲ)の後ろで結んだかぶり方。遊里での芸人や新内流しなどが用いた。
吉原被り[図]

よしわらことば

よしわらことば ヨシハラ― [5] 【吉原言葉】
(1)江戸吉原の遊女などが用いた独特の言葉づかい。「あります」を「ありんす」という類。ありんすことば。
(2)知っていることでも知らないふりをして人にたずねるなど,万事あどけなく見せることをいう。「まんざら知りきつてゐる事をも知らぬ風(フリ)で物を尋ねる,諸事あどけなく見せるを俗に―と云ひやす/滑稽本・浮世床 2」

よしわらさいけん

よしわらさいけん ヨシハラ― [5] 【吉原細見】
⇒細見(サイケン)(3)

よしわらすずめ

よしわらすずめ [5] 【葦原雀】
ヨシキリの別名。[季]夏。

よしわらすずめ

よしわらすずめ ヨシハラ― 【吉原雀】
(1) [5]
吉原の遊郭に出入りしてその内情にくわしい者のこと。さとすずめ。また,吉原の素見(スケン)客。「―の觜(クチバシ)を閉ぢんと/洒落本・辰巳之園」
(2)歌舞伎舞踊の一。長唄。本名題「教草(オシエグサ)吉原雀」。初世桜田治助作詞。1768年江戸市村座初演。男鳥売,実は八幡太郎義家,女鳥売,実は鷹の精による郭(クルワ)気分の横溢した踊り。清元の改作は「筐花手向橘(カタミノハナムカシノソデノカ)」。

よしわらにわか

よしわらにわか ヨシハラニハカ [5] 【吉原俄】
吉原遊郭中の稲荷祭などで郭(クルワ)の芸人・禿(カムロ)・若い衆などが行なった即興寸劇。明和(1764-1772)〜天明(1781-1789)頃盛んで,毎年8月に行なった。

よしわらのたいか

よしわらのたいか ヨシハラ―タイクワ 【吉原の大火】
1911年(明治44)4月,浅草吉原の遊廓から出火して山谷堀・千束町・南千住に延焼,二三町約六五〇〇戸を焼いた火事。

よしわらようじ

よしわらようじ ヨシハラヤウ― [5] 【吉原楊枝】
総(フサ)の長い歯磨き楊枝。吉原の遊郭で用いたのでいう。

よしわるし

よしわるし [3] 【善し悪し】
「よしあし」に同じ。「世話をやきすぎるのも―だ」

よしん

よしん【予審(中である)】
(be under) preliminary examination.‖予審調書 the protocol of preliminary examination.予審判事 an examining judge.予審法廷 the preliminary court of inquiry.

よしん

よしん [0] 【予審】
起訴された事件について,公判前に裁判官があらかじめ行う審理。旧刑事訴訟法下では採用されたが,現行法では認められていない。

よしん

よしん【余震】
an aftershock.→英和

よしん

よしん [0] 【余震】
本震発生の直後からある期間,本震の震源域やその付近でおこる,本震より小さい地震。

よしん

よしん [0] 【与信】
信用を供与すること。授信。「―契約」

よしん

よしん [0] 【予診】 (名)スル
主治医が診察をする前に,別の者が予備的に患者の病歴や症状などを聞いておくこと。

よしんいき

よしんいき [2] 【余震域】
余震の発生する領域。本震直後の余震域はほぼ本震の震源域と一致する。

よしんぎょうむ

よしんぎょうむ [4] 【与信業務】
金融機関が営む業務のうち,取引先に対する貸出業務や支払承諾など,信用を供与する業務。

よしんば

よしんば【縦んば】
⇒仮令(たとえ).

よしんば

よしんば [2] 【縦んば】 (副)
たとえそうであったとしても。かりに。「―来たとしても,私は会わない」

よじ

よじ【余事】
⇒余談.

よじ

よじ [1] 【余事】
(1)仕事のあい間などにする他の事。余暇や余力でする事。
(2)それ以外の事。ほかのこと。他事。「―に心を奪われる」

よじ

よじ【四次元】
the fourth dimension.四次式 a biquadratic expression.四次方程式 a biquadratic equation.

よじ

よじ [1] 【予示】 (名)スル
前もって示すこと。よし。

よじお

よじお 【夜潮】
夜満ちてくる潮。夜の潮。
〔日葡〕

よじくれる

よじく・れる ヨヂ― 【捩くれる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よぢく・る
〔近世江戸語〕
ねじれる。よじれる。また,ひねくれる。「―・れた挨拶をしなさらずと/洒落本・船頭部屋」

よじげん

よじげん [2] 【四次元】
次元が四であること。物理学では空間の三次元に一次元(時間)を加えたものをさすことが多い。
→次元(2)

よじげんくうかん

よじげんくうかん [5] 【四次元空間】
空間(三次元)と時間(一次元)とをまとめた空間。相対性理論によれば,物理法則は四次元空間の中で記述されなければならない。時空。
→相対性理論

よじしょう

よじしょう [2] 【余事象】
ある事象に対して,それが起こらないという事象のこと。例えば,さいころを振る時,1 の目が出るという事象に対する余事象は 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 ・ 6 の目が出ること。

よじじゅくご

よじじゅくご [3] 【四字熟語】
漢字四字で構成される熟語・成句。「一日千秋」「傍若無人」など。

よじつ

よじつ [0][1] 【余日】
(1)残りの日。余りの日。「―いくばくもない」
(2)別の日。ほかの日。他日。「―出直します」
(3)ひまな日。

よじのぼる

よじのぼる【攀じ登る】
climb[clamber](up);→英和
scale <a cliff> .→英和

よじのぼる

よじのぼ・る ヨヂ― [4][0] 【攀じ上る】 (動ラ五[四])
物にすがりつきながらのぼる。よじてのぼる。「木に―・る」「がけを―・る」
[可能] よじのぼれる

よじゅう

よじゅう [0] 【夜中】
一晩中。終夜。よもすがら。

よじょう

よじょう【余情】
charm;→英和
suggestiveness.

よじょう

よじょう [0] 【余情】
〔「よせい」とも〕
(1)物事のあとにも,心に残って消えない情緒。言外の情趣。
(2)表現に直接は表されず,その背後に感じられる気分・情調。特に,和歌・連歌・俳諧などで尊重した。

よじょう

よじょう【余剰】
a surplus.→英和
‖余剰人員(労働力,金,価値) surplus workers (labor,funds,value).余剰農産物 surplus farm products.

よじょう

よじょう [0] 【余乗】
〔仏〕 自分の宗派以外の教法。
→宗乗

よじょう

よじょう [0] 【余剰】
あまり。のこり。残余。「―米」

よじょうてきとくちょう

よじょうてきとくちょう [0] 【余剰的特徴】
〔redundant feature〕
言語の単位がもつ特徴のなかで他の単位との区別に関与しない特徴。英語の/t/と/d/は帯気性の強弱の違いがあるが,これは二つを区別するための特徴ではないので余剰的特徴である。余剰的素性。
⇔弁別的特徴

よじょうはん

よじょうはん ヨデフ― [2] 【四畳半】
(1)和室で,畳四枚半敷きの部屋。
(2)待合などの,粋(イキ)に作った小部屋。

よじょうはんぎり

よじょうはんぎり ヨデフ― [0] 【四畳半切り】
四畳半の茶室の炉の切り方。中央にある半畳の炉畳の点前畳と貴人畳が接する隅に炉を切る。広間にも用いるので広間切りともいう。

よじょうはんしゅみ

よじょうはんしゅみ ヨデフ― [6] 【四畳半趣味】
待合などの小部屋で,芸者などを相手に酒を飲むことを好む趣味。

よじりふどう

よじりふどう ヨヂリ― [4] 【捩り不動】
背後の火炎がよじれている不動像。

よじる

よじ・る ヨヂル [2] 【捩る】
■一■ (動ラ五[四])
ひねり曲げる。ねじる。ひねる。「こよりを―・る」「身を―・って笑う」「縄ヲ―・ル/ヘボン」
[可能] よじれる
■二■ (動ラ下二)
⇒よじれる

よじる

よじる【捩る】
⇒拗(ねじ)る.

よじる

よ・じる ヨヂル [2] 【攀じる】 (動ザ上一)[文]ダ上二 よ・づ
(1)すがりつくようにして登る。「石段を―・ぢて/婦系図(鏡花)」
(2)つかんで引き寄せる。「花橘を引き―・ぢて折らむとすれど/万葉 3574」

よじれ

よじれ ヨヂレ [3] 【捩れ】
よじれること。ねじれ。

よじれる

よじ・れる ヨヂレル [3] 【捩れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よぢ・る
ねじれ曲がる。ねじれる。「帯が―・れる」「腹の皮が―・れる」

よじろう

よじろう ヨジラウ 【与次郎】
(1)京都で,乞食の頭(カシラ)の通称。「相の山の―の小屋が此の間の風で谷へ吹き落された/滑稽本・膝栗毛 5」
(2)「与次郎人形」の略。

よじろうにんぎょう

よじろうにんぎょう ヨジラウ―ギヤウ 【与次郎人形】
小児の玩具。「弥次郎兵衛(ヤジロベエ)」に同じ。

よじろべえ

よじろべえ ヨジロベヱ 【与次郎兵衛】
(1)「弥次郎兵衛(ヤジロベエ)」に同じ。「只―を舞はすに/豆太鼓頌」
(2)〔与次郎兵衛が笠(カサ)をかぶっていることから〕
笠。「―をぬがして,つばきをなめさせろやい/歌舞伎・助六」

よじん

よじん [0] 【余人】
ほかの人。別の人。よにん。「―を交えず懇談する」「―を以(モツ)ては代えがたい」

よじん

よじん [0] 【余燼】
(1)火事などのあとに燃え残った火。くすぶり。燃えさし。「―がくすぶる」
(2)事件などが片付いたあとになお残る影響。「紛争の―」

よじん

よじん【余人】
⇒他人.

よじん

よじん [0] 【余塵】
(1)車馬や人などが通り過ぎたあとに立つほこり。後塵(コウジン)。
(2)先人の残した影響。余風。

よじん

よじん【余燼】
smoldering fire;[燃えかす]cinders;embers.

よす

よ・す [1] 【止す】 (動サ五[四])
やめる。しないことにする。「水泳は―・したほうがいい」「酒ヲ―・ス/ヘボン(三版)」

よす

よす【止す】
⇒止(や)める.

よす

よ・す 【寄す】
■一■ (動サ四)
近よせる。近づける。「紀伊国に止まず通はむ妻の杜妻―・しこせね/万葉 1679」
〔下二段の「寄す」の古形か〕
■二■ (動サ下二)
⇒よせる

よすい

よすい [0] 【余酔】
酔いがまだ残っていること。

よすい

よすい [0] 【余水】
余った水。残りの水。

よすいろ

よすいろ [2] 【余水路】
余分な水を流下させるために,ダム本体に設ける水路口。余水吐き。

よすう

よすう [2] 【余数】
(1)余った数。残りの数。
(2)数学で,和が一〇になるような二つの基数(一から九までの数)a ・ b があったとき,a に対する b のことをいう。補数。

よすが

よすが【縁】
a means (手段);→英和
a reminder (記念).→英和

よすが

よすが [1][0] 【縁・因・便】
〔寄す処(カ)の意。古くは清音〕
(1)物事をするのに,たよりとなること。よりどころ。てがかり。「一葉の写真を思い出の―とする」
(2)たのみとする人。夫や妻また,子など。「もとよりの―などもあれば,しげくも見えぬを/枕草子 292」

よすがら

よすがら [2][0] 【終夜】 (副)
〔「すがら」は接尾語〕
一晩中。夜どおし。夜もすがら。「―両個(フタリ)の運星蔽(オオ)ひし常闇(トコヤミ)の雲も晴れんとすらん/金色夜叉(紅葉)」

よすぎ

よすぎ [0][3] 【世過ぎ】
暮らしていくこと。世渡り。生活。「身過ぎ―」

よすすぎ

よすすぎ [2] 【夜濯ぎ】
盛夏,暑さを避けて夜になってからする洗濯。[季]夏。《―にありあふものをまとひけり/森川暁水》

よすずみ

よすずみ [2] 【夜涼み】
夜の涼み。夜の納涼。[季]夏。

よすてびと

よすてびと【世捨人】
a hermit;→英和
a recluse.→英和

よすてびと

よすてびと [3] 【世捨て人】
浮世を捨て,世間との交渉を絶った人。俗世間を離れて生きている人。遁世者(トンセイシヤ)。

よすみ

よすみ [1] 【四隅】
四角いものの四つのすみ。四方のかど。

よすみ

よすみ【四隅】
the four corners.

よすみとっしゅつがたふん

よすみとっしゅつがたふん [1][6] 【四隅突出型墳】
弥生時代後期から古墳時代初めにかけて山陰・北陸地方で造られた,方形墳丘の四隅から対角線方向へ突き出た墳墓。方墳でなく墳丘墓とするのが有力。

よすみもち

よすみもち [3] 【四隅餅】
「隅(スミ)の餅(モチ)」に同じ。

よず

よ・ず ヨヅ 【攀づ】 (動ダ上二)
⇒よじる

よず

よず [1] 【輿図】
輿地の図。世界地図。輿地図。

よせ

よせ [0] 【寄せ】
(1)一か所に集めること。寄せ集めること。多く他の語と複合して用いられる。「客―」「名―」
(2)囲碁・将棋で,中盤の戦いが終わって,終局または詰めにいたるまでの段階。
〔囲碁ではその段階によって大寄せ・中寄せなどに分ける。「侵分」「収束」とも書く〕
(3)ゴルフで,アプローチのこと。
(4)心を寄せること。望みをたくすこと。信任。「おほかたの―思えよりはじめ,なべてならぬ御有様/源氏(藤裏葉)」
(5)世話をして後見すること。「無品親王の,外戚の―なきにてはただよはさじ/源氏(桐壺)」
(6)縁。ゆかり。ちなみ。「其―有とて,後醍醐天皇と諡し奉る/太平記 21」
(7)わけ。いわれ。「させることの―なけれども/徒然 156」
(8)歌論で,縁語のこと。「歌には―あるがよき事。衣には,たつ・切る・裏/詠歌一体」
(9)歌舞伎の下座(ゲザ)音楽の一。人物が登場する際に,大鼓・小鼓を打ちはやすもの。

よせ

よせ [0] 【寄席】
〔「よせせき」「よせば」の略〕
落語・講談・浪曲・義太夫・手品・音曲などの大衆芸能を興行する娯楽場。江戸に常設の席ができたのは延享四年(1747)で,子供踊り,物真似が中心であった。よせせき。人寄席(ヒトヨセセキ)。

よせ

よせ【寄席】
<米> a vaudeville theater; <英> a music hall;a variety theatre.寄席芸人 <米> a vaudevillian;→英和
<英> a variety-show entertainer.

よせあつめ

よせあつめ [0] 【寄(せ)集め】
寄せ集めること。また,そのもの。質のそろわないものについていうことが多い。「―のチーム」「―の材料」

よせあつめ

よせあつめ【寄せ集め】
a medley;→英和
a mixture;→英和
odds and ends;a scratch team.〜の medley;mixed.→英和

よせあつめる

よせあつ・める [5] 【寄(せ)集める】 (動マ下一)[文]マ下二 よせあつ・む
雑多な物を一か所に集める。「紙くずを―・める」

よせあつめる

よせあつめる【寄せ集める】
gather;→英和
collect;→英和
scrape together.

よせあわせる

よせあわ・せる [5] 【寄せ合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 よせあは・す
寄せて一か所に集める。寄せ集める。「額を―・せて相談する」

よせい

よせい 【余情】
〔「せい」は漢音〕
(1)「余情(ヨジヨウ){(1)}」に同じ。
(2)同情のおこぼれ。余り。「僅かな弟子衆の―やわが身の働きでこの養生がなるものかと/浄瑠璃・近頃河原達引」
(3)外見を飾ること。見えをはること。「いたづらなる―,大人もはづかしく/浮世草子・一代男 1」

よせい

よせい [1][0] 【余生】
年をとり職を退いてから送る生活。残されている人生。「―を楽しく送る」

よせい

よせい [0] 【余勢】
(1)勢いよく物事をなし終えたあとの,まだ衰えない勢い。
(2)残りの勢力。
(3)あふれるような気力。[日葡]

よせい

よせい【余生(を送る)】
(spend) the rest of one's life.

よせい

よせい【余勢を駆って】
following up the victory <over> .→英和

よせい=を駆(カ)る

――を駆(カ)・る
何かをやり遂げた勢いに乗って別のことをやり遂げようとする。はずみに乗じる。「予選で大勝した―・って一気に決勝戦まで勝ち進む」

よせうえ

よせうえ [0] 【寄(せ)植え】
同種あるいは異種の植物を寄せ集めて配置よく植えること。また,その植えたもの。

よせえ

よせえ [0] 【寄せ餌】
「撒(マ)き餌」に同じ。

よせかい

よせかい 【世世界】
世の中。うき世。「今の世世界(ヨセケエ)ぢやあ/滑稽本・浮世風呂 3」

よせかけ

よせかけ [0] 【寄(せ)掛け】
(1)よせかけること。
(2)土蔵の壁を保護するために外側に設ける板囲い。

よせかける

よせか・ける [4] 【寄(せ)掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 よせか・く
(1)他の物によりかからせて立てる。もたせかける。「はしごを塀(ヘイ)に―・ける」
(2)押しよせて,攻める。せめかける。「―・けて打つ白波の音高く,ときをつくつて騒ぎけり/謡曲・夜討曾我」

よせがき

よせがき [0] 【寄(せ)書き】 (名)スル
多くの人が一枚の紙に文章や絵などを書くこと。また,その書いたもの。「結婚記念の―」「色紙に―する」

よせがき

よせがき【寄書き】
a collection of impromptu writings.

よせがまち

よせがまち [3] 【寄せ框】
商店の入り口の敷居で,昼は取り外し,夜は取り付けて戸を閉じるようにしたもの。

よせき

よせき [0] 【礜石】
ヒ素を含む鉱物。猛毒。

よせぎ

よせぎ【寄木(細工)】
mosaic (work);→英和
parquetry.→英和

よせぎ

よせぎ [0] 【寄(せ)木】
(1)「寄せ木細工」の略。
(2)木の小片を寄せ集めて作ること。また,そのようにして遊ぶおもちゃ。

よせぎざいく

よせぎざいく [4] 【寄(せ)木細工】
木工芸の装飾技法の一。色・木目・木質の異なった木片を組み合わせて接着,あるいははめ込んで模様を現したもの。また,その工芸品。

よせぎちょう

よせぎちょう [3] 【寄せ几帳】
宮中または寝殿の浜床(ハマユカ)の上,前後左右に立てめぐらす几帳。

よせぎづくり

よせぎづくり [4] 【寄(せ)木造り】
木彫仏の造仏技法の一。頭部・胴体部の基本部を二材以上の木を寄せ合わせて造るもの。それまでの一木(イチボク)造りに代わって定朝(ジヨウチヨウ)が完成させた。

よせぎばり

よせぎばり [0] 【寄(せ)木張り】
色や木目の異なる木片を組み合わせて張ること。また,張ったもの。床や器物に用いる。

よせぎれ

よせぎれ [0] 【寄(せ)切れ】
余った布ぎれを寄せ集めたもの。

よせくる

よせ・くる [3] 【寄(せ)来る】 (動カ変)[文]カ変 よせ・く
(1)押し寄せて来る。攻め寄せて来る。「―・くる波」「―・くる敵をものともせず」
(2)寄せ集めて運んで来る。「沖つ波―・くる玉藻/万葉 3993」

よせざる

よせざる [0] 【寄(せ)猿】
「送(オク)り猿」に同じ。

よせざん

よせざん [2] 【寄(せ)算】
たし算。加え算。

よせざん

よせざん【寄算】
addition.→英和
〜をする add up <figures> .

よせしき

よせしき [0] 【寄(せ)敷き】
畳と壁とのすき間をふさぐために,敷居と同じ高さに設ける横木。よせ。

よせせき

よせせき [0] 【寄(せ)席】
⇒よせ(寄席)

よせだいこ

よせだいこ [3] 【寄(せ)太鼓】
(1)攻め寄せる合図に打つ太鼓。攻め太鼓。
(2)興行などで,客寄せのために打つ太鼓。「大相撲の―」

よせつ

よせつ【余接】
《数》a cotangent <cot> .→英和

よせつ

よせつ [0] 【余説】
(1)つけ加えた説明。余論。
(2)別の説。

よせつ

よせつ [0] 【余接・余切】
⇒コタンジェント

よせつぎ

よせつぎ [0] 【寄(せ)接ぎ】
接ぎ木の方法の一。接ぎ穂を台木に寄り合わせて植え,台木と接ぎ穂が接する所を削り合わせたうえでテープでしばり,十分に癒合(ユゴウ)させたのち,台木の上部と接ぎ穂の下部を切る。よびつぎ。
寄せ接ぎ[図]

よせつける

よせつ・ける [4] 【寄(せ)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 よせつ・く
よりつかせる。近寄らせる。近くにひきつける。「敵を―・けない」「人を―・けないところがある」

よせつける

よせつける【寄せ付ける】
allow <a person> to come near.寄せ付けない keep <a person> off;keep <the enemy> at bay.

よせて

よせて【寄手】
an attacking force.

よせて

よせて [0] 【寄(せ)手】
攻め寄せて来るほうの人または軍勢。

よせどうろう

よせどうろう [3] 【寄(せ)灯籠】
日本庭園で,複数の灯籠の部材を寄せ集めて一基の灯籠としたもの。大徳寺孤篷庵のものが著名。

よせなべ

よせなべ [0] 【寄せ鍋】
鍋料理の一種。汁をたっぷり入れた鍋に白身の魚や鳥肉・貝・野菜などを取り合わせて入れ,煮ながら食べるもの。[季]冬。《―に主客閑話や主婦多忙/星野立子》

よせなべ

よせなべ【寄鍋】
fish and vegetable stew.

よせば

よせば [0] 【寄(せ)場】
(1)「人足(ニンソク)寄場」の略。
(2)人々が寄り集まるところ。「―の世間咄しにも/人情本・辰巳園(後)」
(3)寄席(ヨセ)。人寄席(ヒトヨセセキ)。「近年町々素人家にて―と唱へ,見物人を集め,座料を取,座敷浄瑠璃又は人形等取交渡世致し候者数多(アマタ)これ有り候/御触書(天保)」

よせばし

よせばし [0] 【寄せ箸】
食事のとき,箸で器を手元に引き寄せること。無作法とされる。

よせばにんそく

よせばにんそく [4] 【寄場人足】
人足寄場に留置して使役した人足。

よせばぶぎょう

よせばぶぎょう [4] 【寄場奉行】
江戸幕府の職名。若年寄の下に属し,江戸石川島の人足寄場を管理するもの。

よせばやし

よせばやし [3] 【寄席囃子】
寄席で,演者の登場する時や演じている間に効果を高めるために演奏する音楽。笛・太鼓・三味線・鉦(カネ)などを使う。

よせひだ

よせひだ [0] 【寄せ襞】
和裁で,袴(ハカマ)の襞を作ること。

よせぶみ

よせぶみ [0] 【寄(せ)文】
寄進や寄託の旨を記して,その証とする文書。寄進状。「延暦寺に寄する―を書儲て/今昔 31」

よせむねづくり

よせむねづくり [5] 【寄(せ)棟造り】
屋根の形式で,大棟の両端に隅棟が集まり,四つの面から構成されるもの。四注造り。よせむね。
寄せ棟造り[図]

よせもじ

よせもじ [3][0] 【寄席文字】
寄席の看板やめくりなどに使われる書体。客の大入りを願って,隙間のないように,太く書く。

よせもの

よせもの [0] 【寄(せ)物】
味付けした魚のすり身・鶏卵・野菜などを寒天・葛粉(クズコ)などでかためた料理。多く口取りにする。

よせや

よせや [0] 【寄せ屋】
屑物や屑金物などを買い集めることを商売としている人。屑屋。

よせる

よ・せる [0] 【寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 よ・す
(1)物を,ある場所,ある側に近づける。「家具を隅に―・せる」「車を路肩に―・せて止める」
(2)自分の体の一部を他のものに近づける。「耳もとに口を―・せてささやいた」「額を―・せて相談する」
(3)ある人に対して好意や同情の気持ちをもつ。「同情が―・せられた」「思いを―・せる」「信頼を―・せる」
(4)ある中心的な一点に物などを移動させる。
 (ア)多くの物を,ある一点に集める。「苗木に土を―・せる」「部品を―・せ集めて組み立てる」
 (イ)情報・意見などを手紙などで伝える。「番組についての御意見をお―・せください」「信書を―・せる」「手記を新聞に―・せる」
 (ウ)物を贈る。また,寄付・寄進する。「全国から―・せられた義捐金」「勝ち給はむ方に花を―・せてむ/源氏(竹河)」
 (エ)他人を自分の家に立ち寄らせる。主に「寄せてもらう」の形で用いる。関西風の言い方。「せっかくですから,―・せてもらいます」
(5)足し算をする。足す。「二に三を―・せると五だ」「兄弟の収入を―・せても父にかなわない」
(6)まかせる。ゆだねる。「親戚の家に身を―・せる」
(7)あるものに関係づける。よそえる。ことよせる。かこつける。「他人のことに―・せて子供の自慢をする」「花言葉に―・せて恋心を伝える」
(8)波・群衆・軍勢などが,ある地点に近づく。「―・せては返す波」「―・せ来る敵」
(9)男女の仲について,ある人に関係づけて言う。言(コト)よせる。「真間の手児名をまことかも我に―・すとふ/万葉 3384」
〔「寄る」に対する他動詞〕

よせる

よせる【寄せる】
[近づける]draw up;let <a person> come near;[わきへ]put[push]aside;[集める]gather;→英和
collect;→英和
[便りを]send;→英和
write <to> ;→英和
[加える]add[sum](up).→英和
思いを〜 be[fall]in love <with> .身を〜 live <with a person> .→英和

よせん

よせん【予選】
(1)[選挙の]a provisional election; <米> a primary (election).→英和
(2)[競技の]a preliminary contest[match].〜に通過する qualify.→英和
‖百メートル予選 a 100-meter preliminary.

よせん

よせん [0] 【予洗】 (名)スル
「下洗(シタアラ)い」に同じ。

よせん

よせん [0] 【予選】 (名)スル
(1)多くのものの中から前もって選び出すこと。
(2)スポーツで,本大会や決勝戦に出場する人やチームを選び出すための試合。

よせんかい

よせんかい [2] 【予餞会】
〔「餞」は,はなむけの意〕
旅立ちや卒業などの前に行われる送別会。

よぜめ

よぜめ [3][0] 【夜攻め】
夜,攻めること。夜襲(ヤシユウ)。[日葡]

よぜん

よぜん [0] 【余喘】
死にそうな息をすること。死にぎわに吐く,たえだえの息。虫の息。

よぜん=を保(タモ)つ

――を保(タモ)・つ
かろうじて生命を保っている。今にもだめになりそうなものがかろうじて続いている。

よそ

よそ 【四十】
十の四倍。しじゅう。よそじ。「十(トオ)・二十(ハタ)・三十(ミソ)・―など数ふるさま/源氏(空蝉)」

よそ

よそ [2][1] 【余所・他所・外】
(1)ほかの所。別の場所。「店をたたんで―へ移って行った」「―では買えない品」
(2)自分の属している家庭や団体以外のところ。
⇔うち
「今日は―で夕飯を食べてくる」「―から帰ったら必ず手を洗いなさい」
(3)自分とは直接関係のない所・人・物。「どこか―の国の話だと思った」「―の人のあとについて行ってはいけません」
(4)ほったらかすこと。かえりみないこと。「勉強を―に遊んでばかりいる」

よそ

よそ【余所で】
elsewhere;→英和
at some other place.〜へ <go> out[away].→英和
‖余所の人 a stranger.

よそ=に∘する

――に∘する
構わないで放っておく。おろそかにする。「家を―∘して遊び歩く」「あぶるるにたよりなければ,―∘して怠りたるにぞ/読本・春雨(海賊)」

よそ=に∘見る

――に∘見る
よそ事のように見る。

よそ=になる

――にな・る
(1)疎遠になる。「天雲のよそにも人のなりゆくか/古今(恋五)」
(2)関心がなくなる。そっちのけになる。「玄宗は…政事も―・り/仮名草子・竹斎」

よそ=の花はよく見える

――の花はよく見える
他人のものは何でもよく見えるの意。

よそい

よそい ヨソヒ 【装い・粧い】
〔動詞「装(ヨソ)う」の連用形から〕
■一■ [2] (名)
(1)取りそろえること。したく。準備。「舟,―を設けて待ち侍りしに/源氏(明石)」
(2)服装。装束。特に,ととのった服装。よそおい。「唐めいたる―は,うるはしうこそありけめ/源氏(桐壺)」
(3)かざり。装飾。「えさらず取り使ひ給ふべき物ども,ことさら―もなく/源氏(須磨)」
(4)富士谷成章の用いた文法用語。現在の用言にあたる。
→名(ナ)
→挿頭(カザシ)
→脚結(アユイ)
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)衣服・調度などそろっているものを数えるのに用いる。そろい。「舞人,女の装束(ソウゾク)一―づつ賜ふ/宇津保(春日詣)」
(2)器に盛った飲食物を数えるのに用いる。「けさも粥を中蓋(チユウガサ)に三―/浄瑠璃・宵庚申(中)」

よそいき

よそいき [0] 【余所行き】
「よそゆき」に同じ。

よそう

よそう【予想する】
expect;→英和
anticipate;→英和
presuppose.→英和
〜以上に more[better]than one expected.〜外な unexpected;→英和
unforeseen.→英和
〜どおり as one expected;as was expected.〜に反して against[contrary to]one's expectations.‖予想屋 a tipster (競馬などの).収穫予想高 the estimated crop <for this year> .

よそう

よそ・う ヨソフ 【寄ふ・比ふ】 (動ハ下二)
⇒よそえる

よそう

よそう【装う】
[食物を]serve;→英和
dish up (皿に);help <a person to rice> ;→英和
help oneself <to> (自分で).

よそう

よそ・う ヨソフ [2] 【装う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(1) [0]
飯や汁を器に盛る。よそる。「ごはんをもう一杯―・ってください」
(2)飾りととのえる。しつらえる。「中の間は院のおはしますべき御座(オマシ)―・ひたり/源氏(若菜下)」
(3)船出・出発の準備・整備をする。「おしてるや難波の津ゆり舟―・ひ我(アレ)は漕ぎぬと妹に告ぎこそ/万葉 4365」
(4)ととのった衣服を身につける。よそおう。「ぬば玉の黒き御衣(ミケシ)をまつぶさに(=完全ニ)取り―・ひ/古事記(上)」
[可能] よそえる
■二■ (動ハ下二)
飾りととのえる。身じたくをする。「色々に―・へたる指貫姿/今昔 31」

よそう

よそう [0] 【予想】 (名)スル
これから起こることについて考えをめぐらし,おしはかること。前もって予測すること。また,その内容。予測。「―が的中する」「選挙の結果を―する」「―配当」

よそうがい

よそうがい [2] 【予想外】 (名・形動)[文]ナリ
予想もしなかったこと。また,そのような展開になるさま。思いのほか。意外。「―の大収穫」「―な展開」

よそうや

よそうや [0] 【予想屋】
競馬・競輪などで,自分が予想したいく通りかの的中番号を紙に書くなどして売る者。

よそえ

よそえ ヨソヘ 【寄へ・比へ】
よそえること。なぞらえること。「につかはしき御―につけても/源氏(朝顔)」

よそえる

よそ・える ヨソヘル [0][3] 【寄える・比える】 (動ア下一)[文]ハ下二 よそ・ふ
〔「寄す」に継続の助動詞「ふ」の付いた「よさふ」の転〕
(1)他の物にたとえる。なぞらえる。「川の流れを人生に―・えて歌をよむ」
(2)ことよせる。かこつける。「仕事に―・えて外出する」
(3)関係があるとする。「よしゑやし―・ふる君が憎からなくに/万葉 2659」

よそおい

よそおい【装い】
dress;→英和
attire;→英和
(a) makeup (化粧).→英和

よそおい

よそおい ヨソホヒ [3][0] 【装い・粧い】
(1)外観・設備や身なりなどを美しく飾りととのえること。また,そうした設備・服装・化粧など。「晴れの―」「―を新たに開店する」「―をこらす」
(2)外観の様子。おもむき。風情。「春の―をした山山」
(3)したくをすること。準備すること。「旅の―こまごまと沙汰しをくられたり/平家 2」

よそおう

よそお・う ヨソホフ [3][0] 【装う・粧う】 (動ワ五[ハ四])
〔動詞「装(ヨソ)ふ」の未然形に,継続の助動詞「ふ」の付いた「よそはふ」の転〕
(1)立派な衣服や装身具で身なりをととのえる。正装する。「絹のドレスに身を―・った夫人」
(2)実際はそうではないのに,いかにもそうであるかのように見せかける。「学生を―・う」「犯人は客を―・って店に入った」
(3)出発の準備をととのえる。「一人の男小舟を―・ひ此方へ向つて漕ぎ出せしが/いさなとり(露伴)」
(4)衣服・用具などを身につける。「王公卿相,花の袂を―・ひ,玉のくつばみをならべ/平家 8」
[可能] よそおえる

よそおう

よそおう【装う】
[着る]wear <a dress> ;→英和
be dressed <in> ;[ふりをする]pretend <illness,that one is ill> ;→英和
[飾る]⇒飾る.

よそおし

よそお・し ヨソホシ 【装し】 (形シク)
〔動詞「装(ヨソ)う」の形容詞化〕
よそおいをこらしている。美々しく立派である。「清げに,―・しげに,下襲の裾(シリ)ながく引き/枕草子 129」

よそか

よそか 【四十日】
四〇日の間。しじゅうにち。「―五十日(イカ)までわれは経にけり/土左」

よそがましい

よそがまし・い 【余所がましい】 (形)[文]シク よそがま・し
〔中世近世語〕
よそよそしい。みずくさい。「一礼いへばあ―・い何のお礼/浄瑠璃・夏祭」

よそぎ

よそぎ [3] 【余所着】
外出のための衣服。よそゆき。

よそぎき

よそぎき [0] 【余所聞き】
世間の評判。人ぎき。外聞。

よそく

よそく【予測する】
forecast;→英和
predict;→英和
estimate.→英和

よそく

よそく [0] 【予測】 (名)スル
将来の出来事や状態を前もっておしはかること。また,その内容。科学的根拠が重んじられる。「米の収穫高を―する」「―がはずれる」

よそげ

よそげ 【余所げ】 (形動ナリ)
よそよそしいさま。そ知らぬ顔であるさま。「紅葉葉(モミジバ)はおのが染めたる色ぞかし―における今朝の霜かな/新古今(冬)」

よそごころ

よそごころ 【余所心】
よそよそしい心。冷淡な心。「誰そとおしやるは―/仮名草子・竹斎」

よそごと

よそごと【余所事のように】
as if it were none of one's concern;indifferently.

よそごと

よそごと [0] 【余所事】
自分に関係のないこと。ひとごと。「―とは思えない」

よそじ

よそじ [0][1] 【四十路・四十】
(1)四〇歳。40年。「―の坂を越える」
(2)四〇。よそ。「折櫃(オリビツ)物―/源氏(若菜上)」

よそながら

よそながら [3][0] 【余所ながら】 (副)
遠くから。かげながら。それとなく。「―成功を祈る」「―見守る」

よそびと

よそびと [2][0] 【余所人】
よその人。自分には関係のない人。他人。「わがためには面白きことも―のためには何の興もなきものあらむ/即興詩人(鴎外)」

よそほか

よそほか [2] 【余所外】 (名)
〔「よそ」を強めていう語〕
全く無関係なこと。「固より―のおぼつちやま方とは違ひ/浮雲(四迷)」

よそみ

よそみ [2][3] 【余所見】
(1)他の物事に気をとられて,よそを見ること。わきみ。「授業中に―をしてはいけない」
(2)他人の見る目。よそめ。ひとめ。「―に悪い」
(3)見て見ないふりをすること。よそめ。「腰を扣(タタ)く程の事は,―して置きしが/浮世草子・一代女 5」

よそみ

よそみ【余所見をする】
look away[aside,off].

よそみみ

よそみみ [2][0] 【余所耳】
よそながら聞くこと。聞くともなしに聞くこと。「夫婦仲の好いのは…余所目―にもわるくないもの/思出の記(蘆花)」

よそめ

よそめ [0] 【余所目】
(1)他人の見る目。また,他人事として見ること。はため。「―を気にする」「―には仲のよい夫婦に見えるが…」
(2)見て見ないふりをすること。よそみ。「うき目をば―とのみぞのがれゆく/古今(物名)」
(3)わき見をすること。よそみ。「あたりなる花の―に山川のまろ木の橋をふみぞわづらふ/為忠百首(木工頭)」
(4)見まちがえること。また,見まちがったもの。「卯の花の―なりけり山里のかきねばかりに降れる白雪/千載(夏)」

よそめ

よそめ【余所目にも】
even to a casual observer.

よそもの

よそもの【余所者】
<treat as> a stranger[an outsider].→英和

よそもの

よそもの [0] 【余所者】
(1)よその土地から来ている人。他国者。
(2)同族または同じ集団に属さない人。「―扱い」

よそゆき

よそゆき【余所行きの着物】
<in> one's best clothes; <in> one's Sunday best.〜の顔をする try to look one's best.

よそゆき

よそゆき [0] 【余所行き】
〔「よそいき」とも〕
(1)よそへ出かけること。「―の着物」
(2)外出のときに着る衣服。晴れ着。「―を着る」
(3)改まった態度や言葉づかい。「―の態度」

よそよそ

よそよそ (形動ナリ)
立派で厳かなさま。堂々としているさま。「行者の知恵のけしき―にして/栄花(玉の台)」

よそよそ

よそよそ 【余所余所】 (形動ナリ)
(1)別れ別れになっているさま。別別。「玉くしげ身は―になりぬとも/後拾遺(雑二)」
(2)よそよそしいさま。「いみじき事ありとも―にならじと契りける人/馬内侍集」
(3)所在をほのめかしていう語。そこらあたり。あちらの方。「銀貰うてからその銀で,―のお山が一つ買うてみたい/浄瑠璃・重井筒(上)」

よそよそしい

よそよそしい
cold;→英和
formal;→英和
reserved;indifferent.→英和
よそよそしくする be cold <to a person> ;treat <a person> coldly.

よそよそしい

よそよそし・い [5] 【余所余所しい】 (形)[文]シク よそよそ・し
見知らぬ他人に対するような,親しみを全く示さない態度である。他人行儀である。「―・い態度」
[派生] ――さ(名)

よそる

よそ・る 【寄る】 (動ラ四)
(1)よせる。打ちよせられる。「白波の―・る浜辺に別れなば/万葉 4379」
(2)心をよせているとうわさされる。「…粟島の逢はぬもの故我に―・る児ら/万葉 3167」
(3)引きよせられる。なびき従う。「荒山も人し寄すれば―・るとぞいふ汝が心ゆめ/万葉 3305」

よそる

よそ・る [0] (動ラ五)
〔「装う」と「盛る」との混交によってできた語〕
食物を器に盛る。よそう。「御飯を―・る」

よぞら

よぞら [1] 【夜空】
よるの空。「―の星」

よぞら

よぞら【夜空】
a night sky.

よた

よた【与太を飛ばす】
talk nonsense[rot].

よた

よた [1] 【与太】 (名・形動)
〔「与太郎」の略〕
(1)知恵が足りないこと。愚かなこと。また,そのさま。そのような者をもいう。馬鹿。「―者」「子供は多勢で,―なものばかり揃つてゐて/破戒(藤村)」
(2)いい加減なこと。でたらめなこと。また,そのさま。「―な話」
(3)素行不良の者。ならずもの。「―ニツキアウナ/ヘボン(三版)」
(4)役に立たないもの。「職人が不慣れで―が出る」

よた=を飛ばす

――を飛ば・す
いい加減なことを言う。よたる。

よたい

よたい [0] 【預貸】
預金と貸出金。

よたいきんりざや

よたいきんりざや [6] 【預貸金利鞘】
貸出利回りと預金原価(預金利回りと預金経費率)との差。銀行の収益性を示す指標となる。

よたいりつ

よたいりつ [2] 【預貸率】
(1)銀行の預金残高に対する貸出残高の割合。金融行政上・銀行経営上重要な指標となる。
(2)銀行側から見た,企業への貸出残高に対するその企業の預金残高の率。
→預証率

よたか

よたか【夜鷹】
a nighthawk.→英和

よたか

よたか [1] 【夜鷹】
(1)ヨタカ目ヨタカ科の鳥の総称。ニュージーランドを除き世界に七十数種が分布。
(2){(1)}の一種。全長約30センチメートル。全体が地味な黒褐色で,細かい模様があり,口が大きい。低空を飛びながら昆虫類をとる。他の鳥と異なり枝と平行にとまる。アジア東部から南部に分布。日本には夏鳥として渡来し,四国以北で繁殖する。蚊吸い鳥。嫁起こし。
〔「蚊母鳥」「怪鴟」などとも書く〕
(3)江戸で,夜,路傍で客を引いた下級の売春婦。辻君(ツジギミ)。夜発(ヤホツ)。総嫁(ソウカ)。
(4)「夜鷹そば」の略。

よたかそば

よたかそば [4] 【夜鷹蕎麦】
夜間,屋台で売り歩くそば。また,そのそば屋。夜鳴きそば。[季]冬。《みちのくの雪降る町の―/山口青邨》
→夜鳴き饂飩(ウドン)

よたき

よたき [1] 【夜焚き】
〔篝火(カガリビ)をたいたのでいう〕
暗夜,集魚灯に寄ってきた魚をとる漁法。よだき。[季]夏。

よたく

よたく [0] 【預託】 (名)スル
(1)金品を一時預けること。「国庫に―する」「―料」
(2)一般企業の資金繰りを助けるため,政府や地方公共団体が,一定金額を市中の金融機関などにあずけること。

よたく

よたく [0] 【余沢】
(1)先人が残した恩恵。余徳。「祖先の―に浴する」
(2)周囲にまで及ぶ広大な恩沢。

よたくきんり

よたくきんり [4] 【預託金利】
政府の資金運用部に預託された郵便貯金や厚生年金などの公的資金に適用される金利。

よたくしょうけん

よたくしょうけん [4] 【預託証券】
〔depositary receipt〕
企業が海外で資金を調達する際,株券は本国の銀行に預けておき現地で現物の様式を特定機関に預託し,それと引き換えに発行・売買される代替証券。DR 。

よたた

よたた 【夜直】 (副)
〔「よただ」とも〕
夜通し。終夜。「わが如くものや悲しきほととぎす時ぞともなく―鳴くらむ/古今(恋二)」

よたばなし

よたばなし [3] 【与太話】
でたらめな話。ばか話。

よたもの

よたもの [0] 【与太者】
(1)ならず者。やくざ者。不良。
(2)役に立たない者。なまけ者。
(3)知恵の足りない者。

よたもの

よたもの【与太者】
<話> a hoodlum;→英和
a hooligan.→英和

よたよた

よたよた
〜する(して) totter(ingly);→英和
stagger(ingly).→英和

よたよた

よたよた [1] (副)スル
足がふらふらして危ないさま。もつれるように歩くさま。「疲れて―する」「―(と)歩く」

よたり

よたり [1] 【四人】
よにん。よったり。

よたる

よた・る [2] 【与太る】 (動ラ五[四])
〔名詞「よた(与太)」の動詞化〕
(1)でたらめを言う。よたを飛ばす。
(2)不良じみた言動をする。「夜の町で―・っている」

よたろう

よたろう ヨタラウ [0] 【与太郎】
(1)東京落語で,間抜けな者の名として登場する人名。おろか者の代名詞。ばか者。あほう。
(2)うそ。また,うそつきの人。

よだ

よだ 【依田】
姓氏の一。

よだがっかい

よだがっかい 【依田学海】
(1833-1909) 漢学者・劇作家。江戸,八丁堀生まれ。名は朝宗,別号を百川。佐倉藩士。歌舞伎や演劇改良運動の指導者として活躍。著に川尻宝岑との合作「吉野拾遺名歌誉」のほか「文覚上人勧進帳」。46年間にわたる「日録」を残す。

よだけ

よだけ 【裄丈】
衣服の裄(ユキ)のたけ。ゆきたけ。ゆだけ。

よだけ=も無い

――も無・い
小さい。幼い。「此―・い者を,惨(ムゴ)たらしい/歌舞伎・幼稚子敵討」

よだけし

よだけ・し 【弥猛し】 (形ク)
(1)大げさだ。ぎょうぎょうしい。はなはだしい。「おのづから―・くいかめしくなるを/源氏(行幸)」
(2)おっくうである。めんどうである。「よろづうひうひしう,―・うなりにて侍り/源氏(行幸)」

よだち

よだち [3][0] 【夜立ち】 (名)スル
夜,旅立つこと。

よだつ

よだ・つ [2] 【弥立つ】 (動タ五[四])
〔「いよだつ」の転〕
寒さ・恐怖・緊張感などのために身の毛が立つ。「恐ろしさに身の毛が―・つ」「身の毛―・ちて覚ゆ/宇治拾遺 15」

よだつ

よだつ [0] 【与奪・予奪】 (名)スル
(1)与えることと奪うこと。「生殺―の権」「天下を―するは武門の慣習(ナライ)/滝口入道(樗牛)」
(2)財産を譲り与えること。[日葡]
(3)指図すること。「宗輔の―を聞きて,この人心劣りすとぞつぶやきける/著聞 6」

よだつ

よだつ
身の毛が〜 One's hair stands on end.身の毛の〜ような thrilling;→英和
horrible;→英和
shocking.→英和

よだり

よだり 【涎】
よだれ。[新撰字鏡]

よだるし

よだる・し 【弥怠し】 (形ク)
非常に疲れてだるい。「―・かりし手足も立やけさの秋/犬子集」

よだれ

よだれ [0] 【涎】
〔「よだり」の転〕
口の外に流れ出る唾液(ダエキ)。「―を流す」

よだれ

よだれ【涎】
slaver;→英和
saliva.→英和
〜が出る[をたらす]slaver;→英和
One's mouth waters;be envious <of> (うらやむ).

よだれ=が∘出る

――が∘出る
(1)唾液が口の外に出る。
(2)空腹時に飲食物を見て非常に食欲を感じるさまのたとえ。
(3)非常にほしがるさまや,非常にうらやましがるさまをいう。

よだれ=を=垂らす

――を=垂ら・す(=流・す)
「よだれが出る」に同じ。

よだれかけ

よだれかけ [3] 【涎掛け】
(1)よだれで衣服がぬれないように,幼児が首にかける布。
(2)垂木の先や破風などに取り付けた垂れ飾り。瓔珞(ヨウラク)。

よだれかけ

よだれかけ【涎掛け】
a bib.→英和

よだれくり

よだれくり 【涎繰り】
よだれをたらしていること。また,その人。「次は十五の―/浄瑠璃・菅原」

よだん

よだん [0] 【予断】 (名)スル
なりゆき・結果を前もって判断すること。予測。「―を許さない情勢」

よだん

よだん [0] 【余談】
本筋をはずれた話。ほかの話。「―になるが…」

よだん

よだん【予断を許さない】
There is no knowing <what will happen next> .

よだん

よだん【余談にわたるが】
incidentally.→英和
〜はさておき Getting back <to our own problem,what shall we do?> .

よだんかつよう

よだんかつよう [4] 【四段活用】
文語動詞の活用形式の一。語尾が,五十音図のア・イ・ウ・エの四段にわたって活用するもの。「歩く」「遊ぶ」などの類。
〔口語動詞の場合,現代仮名遣いでは,「歩こう」「遊ぼう」の「こ」「ぼ」のように,オ段も加わるので五段活用と呼ぶ〕

よち

よち【余地】
room;→英和
space (余白);→英和
a scope <for one's ability> .→英和
〜がある(ない) leave[There is](no) room for <doubt> ;be (not) open <to discussion> .

よち

よち【予知する】
foretell[predict] <an earthquake> ;→英和
foresee <trouble> .→英和

よち

よち [1] 【予知】 (名)スル
(1)物事が起こる前にそれを知ること。「火山の爆発を―する」「地震の―」
(2)〔心〕 超心理学の用語。超感覚的知覚の一。現在の科学では予測不能な未来の出来事を正しく知ること。また,その能力。

よち

よち [1] 【余地】
(1)余っている土地。あいた土地。あき地。「増築する―がない」「立錐(リツスイ)の―もない」
(2)事をなしたり考えたりすることができるだけのゆとり。余裕。「弁解の―がない」「疑いをさしはさむ―もない」

よち

よち [1] 【与知】 (名)スル
その事に関係して知っていること。関知。「政府の事を―するの権利は/明六雑誌 3」

よち

よち
同じ年頃の子供。同い年。よちこ。「汝も我(アレ)も―をそ持てる/万葉 3440」

よち

よち [1] 【輿地】
〔輿(コシ)のように万物を載せる地の意〕
大地。地球。全世界。「―図」

よちこ

よちこ 【よち子】
同じ年頃の子。よち。「―らと手携りて遊びけむ/万葉 804」

よちしりゃく

よちしりゃく 【輿地誌略】
(1)江戸後期の世界地誌。七巻。1826年成立。ドイツ人ヒュブナーの「一般地理学」を,青地林宗が翻訳・抄出したもの。
(2)明治初期の世界地誌。一〇巻。1870年(明治3)刊。内田正雄纂輯(サンシユウ)。当時の教科書として使用された。

よちょう

よちょう [0] 【予兆】
未来に起こるべき事柄を予知させる現象。きざし。前兆。前ぶれ。「大地震の―がある」

よちょきん

よちょきん [2] 【預貯金】
預金と貯金。また,預金や貯金。

よちょきん

よちょきん【預貯金】
deposits and savings.

よちよち

よちよち
〜歩く toddle along[about].

よちよち

よちよち [1] (副)スル
幼児などが,危なっかしく歩くさま。「―(と)歩く子供」「―歩き」

よち子

よちこ 【よち子】
同じ年頃の子。よち。「―らと手携りて遊びけむ/万葉 804」

よぢかし

よぢか・し 【世近し】 (形ク)
人生の終末が近い。「いまはむげに―・くなりぬる心ちして/源氏(若菜下)」

よっか

よっか ヨククワ [1] 【欲火】
激しい欲情を火にたとえていう語。「左様な事は皆―の熾にして出来る事故/百一新論(周)」

よっか

よっか ヨク― [1] 【翼下】
(1)飛行機の翼の下。
(2)支配力の及ぶ範囲内。保護下。傘下(サンカ)。

よっか

よっか ヨククワ [0] 【翼果】
乾果中の閉果の一種。果皮が伸びて翼(ツバサ)状となり,風により散布される。翅果(シカ)。カエデ・トネリコ・ニレなどの果実の類。
→果実

よっか

よっか [0] 【四日】
(1)一日の四倍。
(2)月の第四番目の日。

よっかい

よっかい ヨク― [0] 【欲界】
〔仏〕 三界の一。無色界・色界の下に位置する。食欲・貪欲など欲望のある世界。六欲天・人間界・八大地獄のすべてを含む。

よっかい

よっかい ヨク― [0] 【欲海】
〔仏〕 愛欲などの広く深いことを海にたとえていう語。

よっかいち

よっかいち 【四日市】
三重県北部,伊勢湾に臨む市。中世以来の市場町,また近世は東海道の宿場町として発展。現在は日本有数の石油コンビナート地区。

よっかいちぜんそく

よっかいちぜんそく [6] 【四日市喘息】
四日市市の塩浜地区に居住する,主として中高年以上の人に見られる気管支喘息。この地域の大気が工業団地から排出される高濃度の硫黄酸化物によって汚染されることに起因する。1972年(昭和47)公害病に認定。

よっかいちだいがく

よっかいちだいがく 【四日市大学】
私立大学の一。1987年(昭和62)設立。本部は四日市市。

よっかかる

よっかか・る [4] 【寄っ掛(か)る】 (動ラ五[四])
「よりかかる」の転。「壁に―・る」
[可能] よっかかれる

よっかく

よっかく ヨク― [0] 【浴客】
⇒よっきゃく(浴客)

よっきゃく

よっきゃく ヨク― [0] 【浴客】
風呂屋・温泉に来る客。よっかく。

よっきゅう

よっきゅう ヨクキウ [0] 【欲求】 (名)スル
(1)ほしがり求めること。願い求めること。「―を満たす」
(2)〔心〕 生活体の内部で生理的・心理的に必要なものが不足または欠乏しているとき,それを補うための行動を起こそうとする緊張状態。動物や人間を行動にかりたてる原因となる。要求。

よっきゅう

よっきゅう【欲求】
a desire;→英和
<satisfy> one's wants.欲求不満(に陥る) frustration (be[feel]frustrated).

よっきゅうふまん

よっきゅうふまん ヨクキウ― [0][5] 【欲求不満】
⇒フラストレーション

よったり

よったり [4] 【四人】
〔「よたり」の促音添加〕
よにん。
〔副詞的用法の場合,アクセントは [0]〕

よっつ

よっつ [3] 【四つ】
〔「よつ」の促音添加〕
「よつ(四)」に同じ。現代語ではふつうこの語形の方が用いられる。
〔副詞的用法の場合,アクセントは [0]〕

よっつのげんだいか

よっつのげんだいか 【四つの現代化】
1975年以来の中国の国家目標で,農業・工業・国防・科学技術の近代化をめざすというもの。

よっつのじゆう

よっつのじゆう 【四つの自由】
F = D =ルーズベルトが1941年の年頭教書で主張した言葉。言論の自由・信教の自由・欠乏からの自由・恐怖からの自由の四つ。大西洋憲章・国際連合憲章の基礎となった。

よって

よって [0] 【因って・依て・仍て】 (接続)
〔「よりて」の転。漢文訓読に由来する語〕
そういうわけで。そのために。それゆえ。従って。「起立多数,―本案は可決されました」

よって

よって
consequently;→英和
therefore (結果).→英和
〜来るところ the origin;→英和
the cause.→英和
これに〜 in view of these facts.

よって

よって 【因って・依って】 (連語)
〔動詞「よる(因る)」の連用形の音便の形「よっ」に接続助詞「て」の付いたもの〕
⇒によって(連語)

よって=件(クダン)の如(ゴト)し

――件(クダン)の如(ゴト)し
従って,前記記載のとおりである。書状・証文などの終わりに用いる語句。

よってきたる

よってきたる 【由って来る】 (連語)
その原因となっている。由来している。「敗北の―ところを考えてみるに」
→よる(因・由)

よってたかって

よってたかって 【寄って集って】 (連語)
大勢が寄り集まって。
→寄る

よってたかって

よってたかって【寄ってたかって】
in a crowd.→英和

よっぱら

よっぱら (副)
十分に。いっぱい。「―食ッタ/ヘボン(二版)」

よっぱらい

よっぱらい [0] 【酔っ払い】
酒にひどく酔った人。よいどれ。酔漢。

よっぱらい

よっぱらい【酔っ払い】
a drunken man; <話> a drunk;→英和
a drunkard (のんだくれ).→英和
‖酔っ払い運転 drunken driving.酔っ払い運転であった The driver was drunk.

よっぱらう

よっぱらう【酔っ払う】
⇒酔う.

よっぱらう

よっぱら・う [0][4] 【酔っ払う】 (動ワ五[ハ四])
ひどく酒に酔う。「―・って前後不覚になる」
[可能] よっぱらえる

よっぴく

よっぴ・く 【能っ引く】 (動カ四)
〔「よく引く」の転〕
弓を十分に引きしぼる。「与一鏑(カブラ)を取てつがひ,―・いてひやうど放つ/平家 11」

よっぴて

よっぴて [0][3] 【夜っぴて】 (副)
〔「よっぴとい」の転〕
一晩中。終夜。「僕は昨夜(ユウベ)は―寝はしない/金色夜叉(紅葉)」

よっぴとい

よっぴとい 【夜っぴとい】 (副)
〔「夜一夜(ヨヒトヨ)」の転〕
一晩中。よっぴて。よっぴとよ。「まだ夜は随分長いからの,―口説(クゼツ)をしての/洒落本・南閨雑話」

よっぽど

よっぽど [0] 【余っ程】
〔「よきほど」の転。「余」は当て字〕
■一■ (副)
(1)程度がはなはだしいさま。普通の程度を超えているさま。たいそう。ずいぶん。「家にいた方が―ましだ」「―疲れていたとみえて,もう眠ってしまった」
(2)すんでのところでそうなってしまいそうなさま。「―怒鳴りつけてやろうかと思ったが我慢した」
(3)ちょうどよい程度であるさま。「瑟の緒のあはひ広狭もなく―に寸法の有るを云ふぞ/毛詩抄 3」
(4)大体。およそ。「物を知る器量があつたぞ,王戎と―同じやうにあつたぞ/蒙求抄 1」
■二■ (形動)[文]ナリ
(1)程度がはなはだしいさま。普通の程度を超えているさま。「―なことがないかぎり怒らない」
(2)すでに適当な程度を超えて,やめてもらいたいさま。いいかげん。「―にあがけよ,そこなぬくめ/浄瑠璃・鑓の権三(上)」
〔現代語では,「よほど」をさらに強めた言い方として用いる〕

よつ

よつ【四つ】
《相撲》a right (left) hold.〜に組む tackle;→英和
grapple <with a problem> .→英和

よつ

よつ 【四つ】
(1) [2]
し。よん。よっつ。物の数を数えるときに使う。
(2) [2]
四歳。
(3) [1]
相撲で,両力士が右差し,または左差しとなる組み合い。四つ身。「がっぷり―に組む」
(4) [2]
昔の時刻の名。現在の午前と午後の一〇時頃。四つ時。
(5) [1][2]
「四つ切り」の略。
(6) [1]
「四つ乳(ヂ)」の略。

よつ=に組む

――に組・む
(1)相撲で,四つに組み合う。
(2)強い相手に正面から堂々と対する。わたりあう。大きな仕事に全力を尽くして取り組む。「難問と―・む」

よつあし

よつあし【四足の】
four-footed;quadruped.→英和

よつあし

よつあし [0] 【四つ足・四つ脚】
(1)足が四本あること。
(2)獣類。けだもの。
(3)「四脚門」の略。
(4)人をののしっていう語。畜生。「腐り女の―め/浄瑠璃・天の網島(中)」

よつあしどりい

よつあしどりい [5] 【四脚鳥居】
⇒両部鳥居(リヨウブドリイ)

よつあしもん

よつあしもん [4] 【四脚門】
太い二本の円柱の本柱の前後に袖柱を添えた格式の高い門。屋根は切妻破風(ハフ)造りとする。よつあしの門。しきゃく門。
四脚門[図]

よつい

よつい 【四つ井・四つ居】
背面で結んだ相撲の回しなどが丁字形に交差した所。四つ辻。また,転じて,腰の称。「小臂をうちあげ,違ひ様に―をとり/曾我 1」

よつおり

よつおり [0] 【四つ折り】
(1)紙を四つに折りたたむこと。また,その紙。
(2)江戸時代の髷(マゲ)の一種。髪を四つに折るもの。元禄(1688-1704)の頃,男女ともに結った。

よつおり

よつおり【四折】
a quarto <4 to> (本).→英和
〜の fourfold;→英和
folded in four.

よつかいどう

よつかいどう ヨツカイダウ 【四街道】
千葉県北部,下総(シモウサ)台地にある市。千葉市の北東に隣接し,住宅地として発展。

よつかど

よつかど【四角】
a (street) corner;[十字路]a crossing;→英和
a crossroads.

よつかど

よつかど [0] 【四つ角】
(1)四つの角。四隅。
(2)二本の道が十文字に交差している所。四つ辻。交差点。

よつかわり

よつかわり [3] 【四つ変(わ)り】
(1)和服で,身頃の右半分・左半分と袖をそれぞれ別の布で仕立てること。また,その着物。「―の大ふり袖/浮世草子・一代男 5」
(2)四色の段染め。「吉弥笠に―のくけ紐を付て/浮世草子・五人女 3」
四つ変わり(1)[図]

よつがな

よつがな [0] 【四つ仮名】
「じ」「ぢ」「ず」「づ」の四つの仮名,および,その仮名で表される音をいう語。古くは,「じ」と「ぢ」,「ず」と「づ」は,それぞれ異なる音(「じ」「ず」は摩擦音の [ʒi][zu],「ぢ」「づ」は破裂音の [di][du])で発音されたが,室町末期になると「ぢ」「づ」が破擦音化して [dʒi][dzu] となり,以後「じ」「ず」との混乱がみられるようになり,一七世紀末には現代と同じようになった。このために,「じ」と「ぢ」,「ず」と「づ」の間には,それぞれ仮名遣いの上でも,その使い方が大きな問題になった。
→蜆縮涼鼓集(ケンシユクリヨウコシユウ)

よつぎ

よつぎ [0][3] 【世継(ぎ)・世嗣】
(1)家督を相続すること。また,その人。
(2)統治者としての天皇の位を継ぐこと。
(3)歴代の天皇の事蹟を代々語り伝えること。また,伝える人。「―の翁の物語/徒然 6」
(4)歴代の天皇の事蹟を仮名で書き記した歴史書。「栄花物語」「大鏡」など。

よつぎ

よつぎ【世継ぎ】
an heir;→英和
an heiress (女);→英和
a successor.→英和

よつぎものがたり

よつぎものがたり 【世継物語】
(1)「栄花物語」の別名。
(2)「大鏡」の別名。
(3)説話集。一巻。編者未詳。鎌倉時代成立。平安時代から鎌倉時代にかけての和歌説話を中心に五六話を収める。

よつぎり

よつぎり【四切り】
《写》a 10×12[ten by twelve](picture).〜にする cut in(to) four.

よつぎり

よつぎり [0] 【四つ切り】
写真の感光材料の大きさの一。印画紙では三〇・五×25.4センチメートルの大きさ。四つ切り判。

よつご

よつご【四子】
quadruplets.

よつじろ

よつじろ [0] 【四つ白】
馬の毛色。四本の足全部の膝から下の毛が白いもの。雪踏み。

よつすぎ

よつすぎ 【四つ過ぎ】
〔今の午前一〇時すぎ頃〕
まだ一日がさほど経過していないことから,あまり古くないこと。新しいこと。「まだ―の緋縮緬(ヒヂリメン)/黄表紙・艶気樺焼」

よつずもう

よつずもう [3] 【四つ相撲】
両力士が四つに組む相撲。

よつたからぎん

よつたからぎん [5] 【四宝銀】
⇒しほうぎん(四宝銀)

よつだけ

よつだけ [0] 【四つ竹】
(1)竹片を両手に二枚ずつ握り,てのひらを開閉して打ち鳴らす楽器。また,それで拍子をとりながら踊る踊り。放下師(ホウカシ)などが用いた。
(2)下座(ゲザ)音楽の一。四つ竹に合わせて物乞いした節を取り入れたもの。世話狂言の下町・裏店(ウラダナ)などの場面に用いる。

よつだけぶし

よつだけぶし [0] 【四つ竹節】
承応(1652-1655)の頃,長崎の人一平次が始めた小唄。四つ竹に合わせて歌うもの。

よつだて

よつだて [0] 【四立】
一本の矢に,それぞれ走羽(ハシリバ)・遣羽(ヤリバ)・外懸羽(トカケバ)・弓摺羽(ユスリバ)と称する四枚の矢羽根をはぐこと。

よつぢ

よつぢ [0] 【四つ乳】
三味線に張った猫皮。片面に乳のあとが四個あるので,乳のあとのない犬皮に対していう。一般に犬皮より上等とされている。四つ。
⇔犬皮(ケンピ)

よつつじ

よつつじ【四辻】
⇒四角(かど).

よつつじ

よつつじ [0] 【四つ辻】
(1)道が十文字に交わっている所。四つ角。「―に車を止める」
(2)「四つ井」に同じ。「中納言腹くじりが―をとりて/著聞 10」

よつで

よつで【四手(網)】
a four-armed dip net.

よつで

よつで [0] 【四つ手】
(1)手が四本あること。
(2)相撲で,四つに組むこと。
(3)「四つ手網」「四つ手駕籠」の略。

よつであみ

よつであみ [3] 【四つ手網】
敷網の一。正方形の網の四隅を十文字に渡した竹などで張り,その交点に,ひも,または差し出し棒をつけたもの。水底に沈めておき,引き上げて魚をすくい取る。四つ手。
四つ手網[図]

よつでかご

よつでかご [3] 【四つ手駕籠】
駕籠の一種。四本の竹を四隅の柱とし,割竹を編んで作った粗末な駕籠。庶民が辻駕籠として利用した。四つ手。
四つ手駕籠[図]

よつでづくり

よつでづくり [4] 【四つ手造り】
田の字形に部屋割りをした民家の造り方。八畳四室のものを四八造り,六畳四室のものを四六造りなどと呼ぶ。

よつでづけ

よつでづけ [0] 【四つ手付け】
連歌・俳諧の付合手法の一。前句と付句が,縁語や意味で相互にしっかりと組み合うような付け方。

よつどき

よつどき [0] 【四つ時】
⇒よつ(四)(4)

よつのうみ

よつのうみ 【四つの海】
〔「四海」の訓読み〕
四方の海。世界。「―すみがたき世の思出に/新千載(雑中)」

よつのお

よつのお 【四つの緒】
〔四弦であるところから〕
琵琶(ビワ)の別名。「常は手馴れし―に/謡曲・経政」

よつのとき

よつのとき 【四つの時】
〔「四時(シジ)」の訓読み〕
四季。一年中。「今,すべらぎの天の下しろしめすこと―ここのかへりになむなりぬる/古今(仮名序)」

よつのふね

よつのふね 【四つの船】
遣唐使の船。大使・副使・判官(ジヨウ)・主典(サカン)が四つの船に分乗したのでいう。

よつば

よつば [0] 【四つ葉】
一本の葉柄に葉が四枚付いていること。また,そうしたもの。「―のクローバー」

よつばい

よつばい [0] 【四つ這い】
両手両膝を地につけてはうこと。よつんばい。「三四郎は―になつて/三四郎(漱石)」

よつばしせん

よつばしせん 【四つ橋線】
大阪市営の地下鉄道線。大阪市西梅田・難波・住之江公園間,11.4キロメートル。

よつばむぐら

よつばむぐら [4] 【四葉葎】
アカネ科の多年草。雑木林などに多い。高さ15〜40センチメートル。卵状長楕円形の小さい葉が四個ずつ輪生。初夏,葉腋(ヨウエキ)に淡黄緑色の小花がかたまってつく。
四葉葎[図]

よつばり

よつばり 【夜つ尿】
寝小便。「―ヲスル/日葡」

よつばれ

よつばれ [0] 【四つ晴れ】
午前一〇時頃に雨がやんで晴れること。午後再び雨になると言われていた。「―に傘放すな」

よつまた

よつまた [0] 【四つ叉】
(1)四つに分かれた叉(マタ)。また四つに分かれた形のもの。
(2)十字路。四つ辻。

よつみ

よつみ [0] 【四つ身】
(1)着物の裁ち方の一。身丈(ミタケ)の四倍で身頃(ミゴロ)を裁つもの。また,その裁ち方で仕立てた着物。三,四歳から一二歳くらいまでの子供が着る。
(2)「四つ{(3)}」に同じ。「―にわたる」

よつめ

よつめ【四目垣】
a trellis.→英和
四目格子(ごうし) latticework;a lattice window.

よつめ

よつめ [0] 【四つ目】
(1)目が四つあること。
(2)
⇒四つ目結(独立項目)
(3)「四つ目垣」の略。

よつめがき

よつめがき [3] 【四つ目垣】
竹垣の一。丸太の柱の間に,竹をまばらに縦横に組んで,四角にすき間をあけたもの。
四つ目垣[図]

よつめぎり

よつめぎり [3][4] 【四つ目錐】
四つの角のある刃の付いた錐。釘を打つときの穴あけに用いる。
→錐

よつめくらげ

よつめくらげ [4] 【四つ目水母】
ミズクラゲの別名。

よつめごうし

よつめごうし [4] 【四つ目格子】
四つ目結(ユイ)紋のような格子。

よつめごろし

よつめごろし [4] 【四つ目殺し】
囲碁で,相手の石一個を四方から囲んで取ること。最も基本となるルール。

よつめじか

よつめじか [3] 【四つ目鹿】
キョン(羗)の別名。

よつめとじ

よつめとじ [0] 【四つ目綴じ】
和本の綴じ方の一。綴じ穴が四つある綴じ方。明朝(ミンチヨウ)綴じ。四針眼訂法(シシンガンテイホウ)。
→和綴じ

よつめむすび

よつめむすび [4] 【四つ目結び】
飾りひもの結び方の一。四つの輪形が十字に並んでいるように結ぶもの。

よつめや

よつめや [0] 【四つ目屋】
江戸両国にあった淫薬・淫具専門の薬屋。主人を四つ目屋忠兵衛といい,四つ目結(ユイ)を紋とした。長命丸が特に知られていた。

よつめゆい

よつめゆい [3] 【四つ目結】
目結紋の一。目結を四個,方形またはひし形に並べたもの。四つ目。
四つ目結[図]

よつもん

よつもん [2] 【四つ門】
江戸時代,遊郭で夜の四つ時(午後一〇時頃)に,太鼓を打ち回るのを合図に大門を閉じたこと。のちには「引け四つ」と称して一刻もおくれて太鼓を打つようになった。

よつや

よつや 【四谷】
(1)東京都新宿区の南東端にある地名および四ッ谷駅付近の通称。旧区名。甲州街道に沿う商業街。
(2)江戸時代,甲州街道沿いの第一宿として栄えた内藤新宿の岡場所の異名。

よつやかいだん

よつやかいだん 【四谷怪談】
「東海道四谷怪談」の通称。歌舞伎世話物の一。四世鶴屋南北作。1825年江戸中村座初演。塩冶(エンヤ)家の浪人民谷伊右衛門は立身のため妻お岩の毒殺をはかり憤死させるが,その怨霊のたたりにより破滅する。

よつやとんび

よつやとんび [4] 【四谷紙鳶】
江戸時代,四谷で作って売り出した鳶の形をした凧(タコ)。よつやとび。

よつゆ

よつゆ【夜露】
the (night) dew.

よつゆ

よつゆ [1] 【夜露】
夜間におりる露。
⇔朝露
[季]秋。

よつわり

よつわり【四つ割り】
a quarter.→英和
〜にする quarter;divide into four.

よつわり

よつわり [0] 【四つ割り】
四つに割ること。また,四つに割った一つ。四半分。

よつわりおび

よつわりおび [5] 【四つ割り帯】
並幅を四等分した幅(9センチメートルくらい)の女帯。室町末期から江戸初めに流行。

よつわん

よつわん [0] 【四つ椀】
会席で,飯椀・汁椀の蓋(フタ)と身を合わせていう称。また,茶の湯では飯椀・汁椀・煮物椀・箸(ハシ)洗い(小吸物)の四つをいう。

よつんばい

よつんばい [0] 【四つん這い】
「よつばい」の転。「―になって,落としたコンタクト-レンズを探す」

よつんばい

よつんばい【四つん這いになる】
crawl on all fours[on hands and knees].

よづかわし

よづかわ・し 【世付かはし】 (形シク)
〔動詞「世付く」の形容詞化〕
男女の情を理解しているようすである。「―・しう,かるがるしき御名の立ち給ふべきを/源氏(夕霧)」

よづく

よづ・く 【世付く】 (動カ四)
(1)世間並みである。ごく普通である。「いかなればかく―・かぬ独り住みにて過ぎぬ/狭衣 3」
(2)世間の事に通じている。特に男女間の情を解する。「さやうの―・いたるすぢにおぼしよるな/源氏(澪標)」
(3)世慣れる。世俗じみる。「なほ九重の神さびたる有様こそ,―・かずめでたきものなれ/徒然 23」

よづめ

よづめ [3] 【夜詰め】
(1)夜間の職務のため,その場にずっと詰めていること。宿直。
(2)夜,敵を攻めること。夜襲。

よづめ

よづめ [1] 【夜爪】
夜に爪を切ること。親の死に目に会えないなどといって忌まれる。

よづり

よづり [1] 【夜釣(り)】
夜,魚を釣ること。[季]夏。

よづり

よづり【夜釣に行く】
go fishing at[by]night.

よて

よて [1] 【預手】
⇒預金小切手(ヨキンコギツテ)

よてい

よてい【予定】
[計画]a plan;→英和
a program;→英和
a schedule;→英和
arrangements (手配);an estimate (見積り).→英和
〜である intend[plan] <to do> ;→英和
be to <do> ;be expected[scheduled] <to do> .〜の prearranged;appointed;→英和
scheduled;intended;→英和
estimated.‖予定申告 a report of estimated income.予定日 the expected date of confinement (出産の).予定表 a program.

よてい

よてい [0] 【予定】 (名)スル
これから行う事柄についてあらかじめ決めておくこと。前もって見込んでおくこと。「講演を―する」「―を立てる」

よてい

よてい [1] 【輿丁】
輿(コシ)をかつぐ人。こしかき。駕輿丁(カヨチヨウ)。

よていせつ

よていせつ [2] 【予定説】
キリスト教で,救われる者と救われない者とが神の意志によりあらかじめ定められていると考える説。カルバンの説は代表的。

よていちょうわ

よていちょうわ [4] 【予定調和】
〔哲〕
〔(フランス) harmonie préétablie〕
ライプニッツの説で,単純で相互独立的なモナドの合成体である世界は神の意志によってあらかじめ調和すべく定められているのだという考え。
→モナド論

よていのうぜい

よていのうぜい [4] 【予定納税】
当該年度の所得税を前年の納税額に基づいて推定し,前もって分割納付すること。

よていひょう

よていひょう [0] 【予定表】
予定を記入した表。

よてき

よてき [0] 【余滴】
杯の酒などの,飲み残りのしずく。残滴。余瀝(ヨレキ)。

よてん

よてん [0] 【四天】
(1)黄檗(オウバク)宗の僧が用いる衣服で,袖が広く腰のあたりで四つに裂けたように仕立てたもの。
(2)歌舞伎で,{(1)} に似た衣装。捕り手・御注進など,動きの激しい役や盗賊などが着る。また,それを着ている役。
四天(2)[図]

よとう

よとう [1] 【与党】
(1)政党政治で,政権を担当している政党または政権を支持している政党。
⇔野党
(2)くみする仲間。同志。徒党。一味。

よとう

よとう【与党】
the Government party.

よとう

よとう [0] 【余桃】
食い残した桃。

よとう

よとう 【余党】
討ちもらした仲間。残った仲間。残党。「平家の―をうたんとて/平家 7」

よとう

よとう [0] 【夜盗】
夜,盗みをする者。やとう。「山賊―の盗人ら/謡曲・熊坂」

よとう=の罪(ツミ)

――の罪(ツミ)
〔昔,弥子瑕(ビシカ)は,食べた桃があまりにも美味だったので,食べかけを主君に献じて喜ばれたが,寵愛(チヨウアイ)が衰えてからは,それを理由に罰せられたという「韓非子(説難)」にある故事から〕
君主の寵愛など気まぐれであてにならないことのたとえ。

よとうが

よとうが [2] 【夜盗蛾】
(1)鱗翅目ヤガ科のガ。開張45ミリメートル内外。前ばねは灰褐色で黒色の鱗毛が密生し,黒色の細線や白色の斑紋がある。春・秋二回発生。幼虫はヨトウムシで,野菜の大害虫。
(2){(1)}の近縁のガの総称。イネヨトウ・アワヨトウなど。幼虫はすべてヨトウムシと呼ばれ,野菜の大害虫。ヤトウガ。

よとうむし

よとうむし【夜盗虫】
an armyworm.→英和

よとうむし

よとうむし [2] 【夜盗虫】
ヤガ科のガの幼虫の俗称。一般に黒っぽい中形の芋虫。昼間は土中に隠れ,夜出て野菜や豆類・ウリ類などを食害する。農作物の大害虫。根切り虫。ヤトウムシ。

よとぎ

よとぎ [0][3] 【夜伽】 (名)スル
(1)病人の看護,主君の警備などのために夜通し寝ずに側に付き添うこと。
(2)女が男と共に寝て相手をすること。
(3)お通夜(ツヤ)などで夜通し起きていること。また,通夜。

よとく

よとく [0] 【余徳】
(1)先人の残した恵み。あとまで残る恩恵。余沢。
(2)あり余って他に及ぶ恩恵。余沢。

よとく

よとく【余徳】
the influence <of one's ancestors> .→英和

よとく

よとく【余得】
an extra profit.

よとく

よとく [0] 【余得】
余分の利益。余分のもうけ。「思わぬ―にあずかる」

よとで

よとで 【夜戸出】
夜,家の外へ出ること。
⇔朝戸出
「我妹子(ワギモコ)が―の姿見てしより/万葉 2950」

よとり

よとり 【世取り】
家督を相続すること。また,その人。跡継ぎ。世継ぎ。「千三百石の―/浄瑠璃・丹波与作(上)」

よど

よど [1] 【淀・澱】
(1)水が流れずたまったところ。よどみ。
(2)軒先の広小舞の上にある厚さ4センチメートルほどの平たい横木。淀貫(ヨドヌキ)。

よど

よど 【淀】
京都市伏見区の一地区。宇治・桂・木津の三川の合流点付近にあり,淀川水運の要港として栄えた。淀城址が残る。近世は稲葉氏の城下町。古来,薦(コモ)やあやめなどを景物として和歌に詠まれた。((歌枕))「山城の―の若薦かりにだに/古今(恋五)」

よど

よど [1] 【余怒】
あとまで残っている怒り。「―まだ収まりきらぬ胸に/いさなとり(露伴)」

よどう

よどう [0] 【与同】
同意して力を貸すこと。仲間に入ること。また,その人。「尤も貴寺の―を待つ/太平記 24」

よどおし

よどおし【夜通し】
<stay up> all night (long);→英和
throughout the night;the whole night.

よどおし

よどおし [0] 【夜通し】 (副)
夜から朝まで。一晩中。終夜。

よどがわ

よどがわ 【淀川】
滋賀県の琵琶湖を水源とし,京都盆地南部を西流,盆地西端で桂川と木津川を合わせ,大阪平野を南西流して大阪湾に注ぐ川。長さ75キロメートル。上流を瀬田川・宇治川といい,狭義では桂川・木津川との合流点から下流をさす。((歌枕))「さみだれは近くなるらし―のあやめの草もみくさおひにけり/拾遺(夏)」

よどがわつつじ

よどがわつつじ [5][6] 【淀川躑躅】
ツツジ科の落葉低木。朝鮮・対馬に自生するチョウセンヤマツツジの八重咲き種で,古くから観賞用に栽培される。五月頃,枝先に淡紅紫色で濃紫点のある径約5センチメートルの花を二,三個ずつ開く。

よどがわの

よどがわの 【淀川の】 (枕詞)
同音の「よどむ」にかかる。「―よどむと人は見るらめど流れて深き心ある物を/古今(恋四)」

よどぎみ

よどぎみ 【淀君】
(1567-1615) 豊臣秀吉の側室。名は茶茶。淀殿とも。浅井長政の長女。母は織田信長の妹お市の方。母の再嫁先柴田勝家滅亡後,秀吉の側室となった。鶴松・秀頼の二子を産み権勢を誇ったが,大坂夏の陣で自刃。

よどく

よどく [0] 【余毒】
あとにまで残る害毒。

よどこ

よどこ 【夜床】
夜寝る床。寝床。「ぬばたまの―も荒るらむ/万葉 194」

よどごうじけん

よどごうじけん ヨドガウ― 【よど号事件】
1970年(昭和45)3月,羽田発板付行日航機よど号が赤軍派によってハイジャックされ,朝鮮民主主義人民共和国に着陸させられた事件。

よどせ

よどせ 【淀瀬】
水の淀んでいる瀬。「―には浮き橋渡し/万葉 3907」

よどせん

よどせん 【予土線】
JR 四国の鉄道線。愛媛県北宇和島と高知県若井間,76.3キロメートル。四万十(シマント)川支流の吉野川・仁井田川の河谷を走る。

よどの

よどの 【夜殿】
夜,寝る家。寝所。ねや。「―に寝て侍りけるわらはべも/枕草子 314」

よどのかわせ

よどのかわせ ヨドノカハセ 【淀の川瀬】
上方端歌・端唄・うた沢の一。二上(ニアガ)り。京都と大坂を結ぶ三十石船が淀川を上る情景をうたったもの。

よどのくもん

よどのくもん 【四度の公文】
⇒しどのくもん(四度公文)

よどのつかい

よどのつかい 【四度の使】
⇒しどのつかい(四度使)

よどばし

よどばし 【淀橋】
東京都新宿区西部を占める地区。旧区名。かつて淀橋浄水場があり,その跡地を中心に高層ビル群が建ち並び,新宿副都心が形成された。

よどぶね

よどぶね [2] 【淀舟】
淀川を往来する舟。特に,淀を中心に淀川水系において貨客輸送に従事した川船。淀上荷船。

よどまり

よどまり [2] 【夜泊(ま)り】 (名)スル
(1)船が,夜,錨(イカリ)を降ろしてとまること。やはく。
(2)外泊すること。「男の―するをもかまはぬものぢや/浮世草子・一代女 3」

よどみ

よどみ [0] 【淀み・澱み】
(1)水が流れずにたまっていること。また,その所。「―に浮かぶうたかたは/方丈記」
(2)話がつかえて,すらすらと進まないこと。「―ない弁舌」
(3)液体の下方に沈みたまったもの。

よどみ

よどみ【淀み】
stagnation (停滞);a deposit (沈殿物);→英和
hesitation (口ごもり).〜なく <speak> fluently[without hesitation].→英和

よどむ

よど・む [2][0] 【淀む・澱む】 (動マ五[四])
(1)流れがとどこおって水がたまる。「流レガ―・ム/ヘボン」
(2)物事が順調に進まない。ためらう。「言葉が―・む」「言い―・む」「人言の繁きによりて―・むころかも/万葉 3109」
(3)水の底に沈んでたまる。沈殿する。「水槽の底に泥が―・んでいる」
(4)空気が入れ替わらず,息苦しい感じである。「窓を閉め切ったままなので空気が―・んでいる」
(5)沈滞して,活気がなくなる。「社内の―・んだ空気を一掃する」

よどむ

よどむ【淀む】
[停滞]be stagnant;stagnate;→英和
[沈殿]settle <at the bottom> ;→英和
[言いよどむ]hesitate;→英和
falter.→英和

よどや

よどや 【淀屋】
江戸前期から中期の大坂の豪商。材木商から始まり,諸藩の蔵元をつとめ巨富を積み,大坂総年寄を兼ねたが,五代辰五郎(三郎右衛門)に至り,1705年,闕所(ケツシヨ)処分をうけて断絶した。

よどやたつごろう

よどやたつごろう 【淀屋辰五郎】
元禄(1688-1704)頃の大坂の豪商。幕府の奢侈禁止政策にふれ,1705年闕所(ケツシヨ)処分をうけた。浄瑠璃「淀鯉出世滝徳(ヨドゴイシユツセノタキノボリ)」,歌舞伎「傾城楊柳桜(ケイセイヤナギサクラ)」などに脚色される。生没年未詳。

よどやばし

よどやばし 【淀屋橋】
〔淀屋がかけたことからいう〕
大阪市北区中之島と中央区北浜を結ぶ,土佐堀川にかかる御堂筋の橋。

よどる

よど・る (動ラ四)
騒いだり脅かしたりして,人を眠らせない。「人カラ―・ラレテ,エ寝ヌ/日葡」

よど号事件

よどごうじけん ヨドガウ― 【よど号事件】
1970年(昭和45)3月,羽田発板付行日航機よど号が赤軍派によってハイジャックされ,朝鮮民主主義人民共和国に着陸させられた事件。

よな

よな [1]
阿蘇火山地方における火山灰の俗称。「―が沢山に降つて参りますたい/二百十日(漱石)」

よな

よな (助動)
〔「ような」の転。近世上方語〕
比況の助動詞「ようだ」の連体形「ような」に同じ。「この〈よな〉時節でも/浄瑠璃・卯月の潤色(中)」「芝居でする〈よな〉事して見せう/浄瑠璃・反魂香」

よな

よな (連語)
□一□〔終助詞「よ」に間投助詞「な」の付いたもの〕
文末の言い切りの形に付いて,詠嘆の気持ちをこめて断定したり念を押して確かめたりする意を表す。「ずいぶんきれいだった―」「早く来い―」「音に聞きし天稚御子(アメワカミコ)をさへ見し―/狭衣 2」「いでその時の鉢の木は梅桜松にて有し―/謡曲・鉢木」
□二□〔間投助詞「よ」に間投助詞「な」の付いたもの〕
文節末に付いて,語調を整えたり,聞き手に軽くはたらきかけたりする。「是は―,娑竭羅竜王(シヤカツラリユウオウ)の第三の姫宮,胎蔵界の垂跡(スイジヤク)なり/平家 2」「四部の弟子は―,比丘よりは比丘尼は劣り,比丘尼よりは優婆塞は劣り,優婆塞より優婆夷は劣れり/徒然 106」

よない

よない 【米内】
姓氏の一。

よないみつまさ

よないみつまさ 【米内光政】
(1880-1948) 軍人・政治家。海軍大将。岩手県生まれ。連合艦隊司令長官・海相を歴任。1940年(昭和15)組閣。日独伊三国同盟に反対し,陸軍により辞職に追い込まれた。のち海相として戦争終結,敗戦処理に尽力した。

よなう

よな・う ヨナフ (動ハ四)
手を貸す。助ける。「―・ッテアゲマショウ/ヘボン(三版)」

よなおし

よなおし [2] 【世直し】 (名)スル
(1)世の中を改め,新しい世にすること。特に,江戸中期以降から明治初年まで,貧困からの解放と救済を求めた農民や都市住民の世直し一揆や打ちこわしなどをいう。
(2)縁起なおし。「一年のうちに二度も正月を迎へて,―といふことをやつた/夜明け前(藤村)」
(3)地震・雷鳴のときに唱える呪文。「― ―桑原と,生たる心地はなかりけり/浄瑠璃・日本振袖始」

よなおしいっき

よなおしいっき [5] 【世直し一揆】
幕末・明治初年に頻発した,世直しを標榜する農民一揆。小作農や貧農を中心に小作地・質地の返還,村役人の不正追及など,反封建的諸要求を掲げた。

よなか

よなか [3] 【夜中】
夜のなかば。夜ふけ。夜間。

よなか

よなか【夜中に】
in the middle of the night;→英和
at midnight.

よなが

よなが【夜長】
a long night.

よなが

よなが [0][3] 【夜長】
夜が長いこと。秋が深まるにつれて夜が長く感じられること。[季]秋。
⇔日永

よながし

よなが・し 【夜長し】 (形ク)
夜が長い。夜が長く感じられる。「明日の夕(ヨイ)照らむ月夜は片寄りに今夜(コヨイ)によりて―・からなむ/万葉 1072」

よなき

よなき [0][3] 【夜鳴き】
鳥などが,夜鳴くこと。

よなき

よなき【夜泣きする】
cry at night.夜泣きそば a soba[noodle]hawker at night.

よなき

よなき [0][3] 【夜泣き】 (名)スル
夜,赤ん坊や幼い子供が泣くこと。子供の神経質,親の過保護,興奮・病気などが背景にあり,毎夜くせのように続くことが多い。

よなきいし

よなきいし [3] 【夜泣き石】
夜になると泣き声を発するという伝承のある石。動かすと泣き出すとか,子供の夜泣きを鎮めるのに効き目があるなどともいう。小夜中山(サヤノナカヤマ)のものは有名。

よなきうどん

よなきうどん [4] 【夜鳴き饂飩】
(関西で)夜間,屋台で売り歩くうどん。また,そのうどん屋。[季]冬。《―聞きつつ独り更けて行く/佐藤紅緑》

よなきそば

よなきそば [4] 【夜鳴き蕎麦】
「夜鷹(ヨタカ)そば」に同じ。

よなぎ

よなぎ [0] 【夜凪】
夜,風がやんで海が穏やかになること。

よなくにからすばと

よなくにからすばと [8] 【与那国烏鳩】
カラスバトの亜種。カラスバトに似るが,くちばしが短く金属光沢が少ない。先島(サキシマ)諸島の石垣島・西表(イリオモテ)島・与那国島に留鳥として分布。与那国島では個体数が減少。絶滅危惧種。

よなくにさん

よなくにさん [0] 【与那国蚕】
ヤママユガ科の大形のガ。前ばねの長さ約12センチメートル。はねの地色は褐色で中央に三角形の透明な部分がある。前ばねの先端は突出し,ヘビの頭を思わせる。幼虫はオガタマノキの葉を食べる。日本では石垣島・西表(イリオモテ)島・与那国島にのみ生息するが,東南アジアの熱帯・亜熱帯に広く分布する。

よなぐ

よな・ぐ 【淘ぐ】 (動ガ下二)
⇒よなげる

よなぐにじま

よなぐにじま 【与那国島】
沖縄県八重山諸島西端の島。日本最西端に位置する。一島で与那国町をなす。面積約30平方キロメートル。

よなげや

よなげや [0] 【淘げ屋】
川底やごみ捨て場から,金目の物をより分けることを業とする人。

よなげる

よな・げる [3] 【淘げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 よな・ぐ
(1)米を水に入れて,ゆすってとぐ。
(2)細かい物をざるなどに入れ,水中でゆすって必要なものをより分ける。
(3)より分けて,悪い物を捨てる。淘汰する。「一年に一度身代―・げて見/柳多留拾遺」

よなご

よなご 【米子】
鳥取県西部の市。美保湾と中海に面し,日野川下流域と弓ヶ浜砂嘴(サシ)南半部を占める。江戸初期以降,城下町として発展。県西部の商工業の中心。

よなべ

よなべ【夜なべする】
work at night.

よなべ

よなべ [0] 【夜なべ】 (名)スル
夜間に仕事をすること。また,その仕事。夜業。夜仕事。[季]秋。《―しにとん��あがる二階かな/森川暁水》

よなみ

よなみ [0][1] 【世並(み)】
(1)世間なみであること。
(2)物事の様子や状況,経過。「―の悪い疱瘡(ホウソウ)に/浄瑠璃・博多小女郎(上)」

よなむし

よなむし 【米虫】
「穀象(コクゾウ)虫」の異名。[和名抄]

よなよな

よなよな [0][1] 【夜な夜な】 (副)
毎夜毎夜。夜ごと。
⇔朝な朝な
「―幽霊が出るといううわさのある廃屋」

よなよな

よなよな【夜な夜な】
⇒夜毎(よごと).

よならべて

よならべて 【夜並べて】 (副)
毎夜。「―君を来ませとちはやぶる神の社を祈(ノ)まぬ日はなし/万葉 2660」

よなれる

よなれる【世慣れている(いない)】
have seen much (little) of life.世慣れた <a man> of experience[the world].

よなれる

よな・れる [3][0] 【世慣れる・世馴れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よな・る
(1)種々の経験を積んで世間のことになれる。世間の実情を知る。世故(セコ)にたける。「―・れた商売人」
(2)男女間の情によく通じている。「―・れたる人こそ,あながちに,人の心をもうたがふなれ/源氏(梅枝)」

よに

よに 【世に】 (副)
(1)世間にくらべるものがないほど,程度がはなはだしいさま。非常に。「―恥づかしき方もあれど/徒然 79」
→世にも
(2)(下に打ち消しを伴う)決して。「夜をこめて鳥の空音ははかるとも―逢坂の関はゆるさじ/枕草子 136」

よに

よに (助動)
〔「ように」の転。近世上方語〕
比況の助動詞「ようだ」の連用形「ように」に同じ。「この〈よに〉この〈よに〉云うてくれ/浄瑠璃・油地獄(中)」

よにげ

よにげ【夜逃げする】
flee[flit,run away]by night; <英俗> shoot the moon.→英和

よにげ

よにげ [0][3] 【夜逃げ】 (名)スル
夜中にこっそり逃げ出して他の土地へ移ること。「破産して―した」

よになしもの

よになしもの 【世に無し者】
落ちぶれて世間に存在を認められない人。日陰者。「有かなきかに―,誰やの人かあはれむべき/曾我 7」

よにも

よにも [1] 【世にも】 (副)
〔「も」は助詞。「世に」を強めた言い方〕
(1)非常に。「―不思議な物語」
(2)(下に打ち消しの語を伴う)決して。「―忘れじ妹(イモ)が姿は/万葉 3084」

よによに

よによに 【世に世に】 (副)
きわめて。非常に。「―あさましげにて,この男いで来たれば/宇治拾遺 9」

よにん

よにん [0] 【余人】
⇒よじん(余人)

よにんぐみ

よにんぐみ【四人組】
a quartet;a foursome.→英和

よぬけ

よぬけ 【夜脱け】
夜,ひそかに脱け出すこと。夜逃げ。「揚句の果には家を空にして―ぢや/歌舞伎・韓人漢文」

よね

よね 【米】
(1)米(コメ)。「銭(ゼニ)なければ,―をとりかけておちられぬ/土左」
(2)〔「米」の字を分解すると「八」と「十」と「八」になることから〕
八十八歳。

よね

よね 【娼】
遊女。娼妓(シヨウギ)。「当世男にして,―の好くべき風俗なり/浮世草子・諸艶大鑑 2」

よね=の守り

――の守り
米寿の祝いのときに贈る丸い餅。餅の上に「米」という字を書いて配る。「中の隠居が八十八の―を出しますね/滑稽本・浮世風呂 2」

よね=の祝い

――の祝い
八十八歳の賀の祝い。米寿。

よねいち

よねいち 【米市】
狂言の一。保護者からもらった米俵へ,これも妻への祝儀としてもらった小袖をかけ,米市御寮人の里帰りとしゃれこんだ男に,近所の若い衆がその美女からの杯がほしいといってからむ。

よねかわ

よねかわ ヨネカハ 【米川】
姓氏の一。

よねかわじょうはく

よねかわじょうはく ヨネカハジヤウハク 【米川常白】
(1611-1676) 香道米川流の祖。京都の人。小紅屋三右衛門一任とも。志野流系の蘭秀等芳に師事し,香道の内容を整備・発展させた。

よねかわまさお

よねかわまさお ヨネカハマサヲ 【米川正夫】
(1891-1965) ロシア文学者。岡山県生まれ。東京外国語学校卒。ドストエフスキー・トルストイなどの作品を多数翻訳,日本におけるロシア文学受容の基礎を作った。

よねかわりゅう

よねかわりゅう ヨネカハリウ 【米川流】
香道の流派。寛文(1661-1673)の頃,米川三右衛門常白の創始。

よねさかせん

よねさかせん 【米坂線】
JR 東日本の鉄道線。山形県米沢・新潟県坂町間,90.7キロメートル。主として荒川流域を走る奥羽山脈横断線。沿線は豪雪地帯。

よねざわ

よねざわ ヨネザハ 【米沢】
山形県南東部,米沢盆地南端の市。近世,上杉氏の城下町として繁栄。電機・繊維工業・木材加工などが盛んで,米沢織・米沢牛・米沢鯉を特産。

よねざわ

よねざわ ヨネザハ 【米沢】
姓氏の一。

よねざわおり

よねざわおり ヨネザハ― [0] 【米沢織】
山形県米沢地方から産出する織物の総称。藩主上杉鷹山(ヨウザン)が桑・苧麻の植栽を奨励し,小千谷から縮(チヂミ)の技術を導入したのに始まる。紬(ツムギ)・縮緬(チリメン)・博多・黄八丈などが織られる。

よねざわつむぎ

よねざわつむぎ ヨネザハ― [5] 【米沢紬】
米沢地方で織られる紬織物。長井紬。置賜(オキタマ)紬。米沢琉球紬。

よねざわひこはち

よねざわひこはち ヨネザハ― 【米沢彦八】
(1)(初世)(?-1714) 大坂落語の祖。辻咄を行い,後には,生玉神社境内の小屋で仕方物真似を演じた。「軽口御前男」などを刊行し,「彦八」は落語家の別名となったほど著名。
(2)(二世)(?-1767(8?)) 京の落語家。祇園の境内などで演じ,物真似芸にすぐれる。「軽口福おかし」などを刊行。

よねざわりゅうきゅうつむぎ

よねざわりゅうきゅうつむぎ ヨネザハリウキウ― [9] 【米沢琉球紬】
〔絣柄(カスリガラ)が琉球紬に似ていることからいう〕
米沢紬の異名。よねりゅう。

よねしろがわ

よねしろがわ 【米代川】
秋田県北部の川。岩手県北西部に発し,奥羽山脈・出羽山地を横断し,能代市で日本海に注ぐ。流域一帯は秋田杉の美林地域。長さ136キロメートル。河口付近は能代川という。

よねず

よねず [2] 【米酢】
米を原料として酢酸発酵を行なってつくる醸造酢。

よねつ

よねつ [0] 【余熱】
(1)さめずに残っている熱。「アイロンの―を利用する」
(2)暑い時期を過ぎても残っている暑気。残暑。「―いまだ尽きざるほどなれば/東関紀行」

よねつ

よねつ【余熱】
remaining heat.

よねつ

よねつ [0] 【予熱】 (名)スル
エンジンの始動や溶接の開始にあたって,割れの防止や円滑な始動をさせるため,あらかじめ加熱すること。「―器」

よねはら

よねはら 【米原】
姓氏の一。

よねはらうんかい

よねはらうんかい 【米原雲海】
(1869-1925) 彫刻家。島根県生まれ。高村光雲に師事。日本的な木彫彫刻の振興をめざし日本彫刻会を創立。代表作「仙丹」「竹取翁」など。

よねやま

よねやま 【米山】
新潟県柏崎市と柿崎町の境にある山。日本海の近くにそびえる。海抜993メートル。

よねやまじんく

よねやまじんく [5] 【米山甚句】
新潟県柏崎市の民謡で,花柳界のお座敷唄。源流は秋田県の「鹿角(カヅノ)甚句」らしい。

よねりゅう

よねりゅう [2] 【米琉】
「米沢琉球紬(リユウキユウツムギ)」の略。

よねん

よねん [0] 【余念】
ほかの考え。他念。

よねん

よねん [0] 【余年】
死期までに残された年。余生。余命。

よねん

よねん【余念がない】
be keen <about,on> ;be lost[absorbed,engaged] <in> ;devote oneself <to> .〜なく eagerly;earnestly.→英和

よねん=が無い

――が無・い
あることに専心していて,他のことを考えない。没頭する。一心になっている。「研究に―・い」

よねん=も無い

――も無・い
(1)「余念が無い」に同じ。
(2)無邪気だ。たわいない。「―・い顔をして小い鼾(イビキ)を立ててゐる/多情多恨(紅葉)」

よねんしつ

よねんしつ [2] 【予燃室】
予備燃焼式ディーゼル機関で,燃料噴射弁と燃焼室の間に設ける小室。自動車用など高速のものに用いる。予燃焼室。

よねんしょうしつ

よねんしょうしつ ヨネンセウ― [4] 【予燃焼室】
⇒予燃室(ヨネンシツ)

よねんない

よねんな・い [4] 【余念無い】 (形)[文]ク よねんな・し
そのことだけに没頭しているさま。余念がない。「二人が―・く話をしながら帰つてくると/野菊之墓(左千夫)」

よの

よの [2] 【四幅】
(1)並幅の布を四つ縫い合わせた幅。また,その幅の布。
(2)「四幅布団」の略。

よの

よの (連語)
〔終助詞「よ」に間投助詞「なう」の付いた「よなう」の転〕
意味・用法は「よのう(連語)」に同じ。「夜はすでに明けければ,すごすごと,さてお帰らう―/狂言・花子」「これはさつても早い事でごんす―。おれが戻りは,ても遅い事でごんす―/浄瑠璃・宵庚申(下)」

よの

よの 【与野】
埼玉県南東部の市。中世は市場町,近世は宿場町として発展。近年は住宅地化が進む。

よのう

よのう ヨナウ (連語)
〔終助詞「よ」に間投助詞「なう」の付いたもの〕
文末の言い切りの形に付いて,詠嘆の気持ちをこめて断定したり念を押して確かめたりする意を表す。「さて,その後は親とても尋ねず,親類とても尋ね来ず,まして母とても尋ねぬ―/謡曲・隅田川」「かもの川原を通るとて,ふみをおといた―/狂言・文荷」

よのう

よのう [0] 【予納】 (名)スル
あらかじめ納めること。期限前に納めること。前納。「―金」

よのおぼえ

よのおぼえ 【世の覚え】
世間の評判。世の聞こえ。

よのかぎり

よのかぎり 【世の限り】
(1)命のある限り。一生涯。「―にや恋ひ渡りなむ/万葉 4441」
(2)この世の終わり。臨終。

よのきこえ

よのきこえ 【世の聞(こ)え】 (連語)
世間の評判。世間のうわさ。「―が悪い」

よのぎ

よのぎ 【余の儀】 (連語)
ほかのこと。別のこと。別事(ベツジ)。「―にあらず」

よのすえ

よのすえ 【世の末】 (連語)
(1)後々の時代。下った時代。末の世。
(2)若さ・容色・権力などの盛りの時が過ぎた後。「―に,さだ過ぎつきなき程にて,一声も,いとまばゆからむ/源氏(朝顔)」

よのすけ

よのすけ 【世之介】
井原西鶴作「好色一代男」の主人公。七歳で恋情を解し,一一歳から遊里に出入りし,一九歳で勘当の身となる。放浪生活のなかで色道の達人となり,父親の死後その遺産で好色生活の限りを尽くす。六〇歳にして好色丸で女護島(ニヨゴガシマ)へ船出し,行方不明となる。

よのぜん

よのぜん [2] 【四の膳】
本膳料理で,本膳・二の膳・三の膳のほかに添える膳。「し」の音を忌んで「よ」という。

よのためし

よのためし 【世の例】 (連語)
「世の習い」に同じ。

よのつね

よのつね 【世の常】 (連語)
(1)世間でよくあること。世のならい。「浮き沈みは―だ」
(2)並の言葉では十分に表現できないこと。言うもおろか。「許すべき気色にもあらぬに,せむ方なくいみじとも,―なり/源氏(宿木)」

よのなか

よのなか [2] 【世の中】
(1)人々が集まり生活の場としているこの世。世間。社会。「物騒な―になる」「―に出て出世する」
(2)世間の事情やならわし。世情。「―を知らない人」
(3)その当時の世。当世。「―に名高き逸物(イチモチ)の者ども/宇津保(春日詣)」
(4)ある人の治世。「―譲り聞こえ給ふべき事など/源氏(澪標)」
(5)世間の人気。「―衰へなどして/大鏡(兼通)」
(6)男女の仲。異性間の関係。「―をまだ思ひ知らぬ程よりは/源氏(空蝉)」
(7)外界。気候。「秋待ちつけて,―すこし涼しくなりては/源氏(御法)」
(8)寿命。生きていられる年齢。「―の今日か明日かに覚え侍りしを/源氏(柏木)」

よのなか

よのなか【世の中】
⇒世.

よのなか=は三日(ミツカ)見ぬ間(マ)に桜かな

――は三日(ミツカ)見ぬ間(マ)に桜かな
〔大島蓼太の句〕
世の中の移り変わりの激しいことを,桜の花の散りやすいのにたとえる。

よのなか=は広いようで狭い

――は広いようで狭い
「世間は広いようで狭い」に同じ。

よのなか=は盲(メクラ)千人目明(メア)き千人

――は盲(メクラ)千人目明(メア)き千人
世の中には物のわかる人もいればわからない人もいる。盲千人目明き千人。

よのなか=は相(アイ)持ち

――は相(アイ)持ち
世の中は互いに助けたり助けられたりしているものである。持ちつ持たれつ。

よのなかごこち

よのなかごこち 【世の中心地】
多くの人に伝染する病気。流行病。疫病。えやみ。「―を病むと見えたり/今昔 12」

よのならい

よのならい 【世の習い】 (連語)
世間ではありがちなこと。世の常。世の例(タメシ)。「弱肉強食は―」

よのばかま

よのばかま [3] 【四幅袴】
前後二幅ずつ,四幅で仕立てた袴。膝(ヒザ)までの丈で裾がやや狭い。菖蒲革または黒革の菊綴じをつけたものもある。中間(チユウゲン)や小者(コモノ)が着用した。

よのぶとん

よのぶとん [3] 【四幅布団】
表と裏ともに四幅(ヨノ),つまり並幅四枚分の布で作った布団。よの。

よのめ

よのめ 【夜の目】
よるの目。夜,眠る目。

よのめ=も寝∘ない

――も寝∘ない
一晩じゅう眠らない。「左ほどでもない病気でも,―∘ないで介抱するが/化銀杏(鏡花)」

よは

よは [1] 【余波】
(1)舟や台風が通り過ぎたあとなどに,その影響で立っている波。「台風の―で海上はまだ波が高い」
(2)ある物事の終わったあとにも,なお残る影響・気配。または間接的な影響。なごり。「戦争の―で物価が騰貴する」

よは

よは【余波】
an aftereffect;→英和
an aftermath (事件などの).→英和
〜を受けて owing to <the typhoon> .

よは

よは (連語)
〔格助詞「よ」に係助詞「は」の付いたもの。上代語〕
比較の基準を表す。よりは。「雲に飛ぶ薬食(ハ)む―都見ばいやしき我(ア)が身またをちぬべし/万葉 848」「上野伊奈良の沼の大藺(オオイ)草よそに見し―今こそまされ/万葉 3417」

よはい

よはい [0] 【余輩】 (代)
一人称。わたくし。われ。また,われわれ。「決して疑ふ可き事にあらざるなりと,―が信ぜざるを得ず/当世書生気質(逍遥)」

よはく

よはく [0] 【余白】
文字・絵などをかいたり,印刷した紙面で白くあいて残っている部分。「―に書き込みをする」

よはく

よはく【余白】
<fill in> a blank;→英和
<leave> a space;→英和
a margin (欄外).→英和

よはらい

よはらい [2] 【預払い】
金融機関で,金銭を預けたり支払ったりすること。

よばい

よばい ヨバヒ [2] 【夜這い・婚】 (名)スル
〔「呼ばふ」の連用形から〕
男が求婚をし,女の許(モト)に通うこと。元来,男が女の所に通う婚姻形式が一般であったが,のち嫁入り婚が支配的になると次第に不道徳なものと考えられるようになり,「夜這い」などと解されるようになった。「くはし女(メ)をありと聞こしてさ―にあり立たし―にあり通はせ/古事記(上)」

よばいびと

よばいびと ヨバヒ― 【婚人】
求婚者。「その―どもを呼びにやりて/大和 147」

よばいぶみ

よばいぶみ ヨバヒ― 【婚文】
恋文。懸想(ケソウ)文。「―のやまとうたなきは,人あなづらしむるものなり/宇津保(藤原君)」

よばいぼし

よばいぼし ヨバヒ― 【婚星・夜這い星】
流れ星。流星(リユウセイ)。[季]秋。「星は,すばる。…―,すこしをかし/枕草子 254」

よばう

よば・う ヨバフ 【呼ばふ・喚ばふ・婚ふ】 (動ハ四)
〔動詞「よぶ」の未然形に継続の助動詞「ふ」が付いたものから〕
(1)何度も呼ぶ。呼びつづける。「なくなく―・ひ給ふ事千度ばかり申し給ふ/竹取」
(2)男が女に言いよる。求婚する。「右大将は,常陸の守のむすめをなむ―・ふなる/源氏(東屋)」

よばたらき

よばたらき [2] 【夜働き】 (名)スル
(1)夜中に働くこと。また,その仕事。よなべ。
(2)夜,盗みをすること。夜盗。「盗人(ヌスツト)の種は尽きざる七里が浜,その白浪の―/歌舞伎・青砥稿」
(3)夜の戦闘。夜戦。[日葡]

よばなし

よばなし [2] 【夜話・夜咄】
(1)夜,話をすること。また,その話。夜話(ヤワ)。
(2)午後六時ごろから開かれる茶の会。夜話の茶事。

よばなれる

よばな・れる [4] 【世離れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よばな・る
俗世間から遠ざかる。世間ばなれしている。「何となく―・れた,静寂(シズカ)な僧坊であつた/破戒(藤村)」

よばり

よばり 【夜尿】
寝小便。「今夜は冷えて,―つかまつりて/咄本・醒睡笑」

よばる

よば・る [0] 【呼ばる】 (動ラ五[四])
呼ぶ。「何だか,―・るのは何だかてえに/真景累ヶ淵(円朝)」

よばれる

よばれる【呼ばれる】
be called;be summoned (召喚);be invited <to dinner> .

よばれる

よば・れる [0] 【呼ばれる】 (動ラ下一)
〔動詞「呼ぶ」の未然形に受身の助動詞「れる」が付いて一語化したもの〕
(馳走に招かれる意から)御馳走になる。「一杯―・れよう」

よばわり

よばわり ヨバハリ [0] 【呼ばわり】 (名)スル
(1)呼ばわること。呼ぶこと。
(2)人を表す語の下に付けて,その名で,また,そう決めつけて呼ぶことを表す。「どろぼう―される」「馬鹿―」

よばわる

よばわ・る ヨバハル [3] 【呼ばわる】 (動ラ五[四])
大声で呼ぶ。叫ぶ。「木戸番は濁声(ダミゴエ)高く―・りつつ/義血侠血(鏡花)」「不案内な程に,―・つて通らう/狂言・仏師」

よばん

よばん [1] 【夜番】
(1)夜,寝ずに番をすること,また,その人。
(2)冬季,火の用心のためにする夜回り。やばん。[季]冬。

よばん

よばん【夜番】
<keep> night watch;a night watchman (人).

よばん

よばん [0] 【四番】
野球の打順で,第四番目。また,その打者。チーム一の強打者。「―バッター」「―を打つ」

よばんめもの

よばんめもの [0] 【四番目物】
五番立て演能で,四番目に演ぜられる曲の総称。一括しにくいので雑能物ともいい,さらに分ければ,物狂物(モノグルイモノ)・現在物,そして執念物ともいうべき「葵上」「道成寺」その他の類がある。

よひと

よひと 【世人】
世の人。世間の人。「人は花ものそうつせみの―/万葉 3332」

よひとよ

よひとよ [3] 【夜一夜】
夜どおし。終夜。よっぴて。よっぴいて。「―遠雷のやうに轟いて居た浪の音も/彷徨(潤一郎)」

よひら

よひら 【四片】
(1)花弁が四枚あること。また,その花弁。「紫陽花(アジサイ)の―に見れば八重にこそ咲け/夫木 9」
(2)(「四葩」と書く)アジサイの異名。[季]夏。

よび

よび [1] 【予備】
(1)あらかじめ準備しておくこと。また,そのもの。「―工作」「―交渉」「―費」
(2)〔法〕 犯罪を実現するために行う,実行の着手以前の準備行為。殺人・強盗・放火・内乱などについてのみ処罰される。

よび

よび【予備の】
[取っておきの]reserve;→英和
spare;→英和
[準備の]preparatory;→英和
preliminary.→英和
‖予備役 <a colonel> in the first reserve.予備金[費]a reserve fund.予備校 a prep(aratory) school.予備交渉 a preparatory negotiation;a preliminary conference.(大統領)予備選挙 a (presidential) primary election.予備知識 preliminary knowledge.予備タイヤ a spare tire.

よび

よび [0] 【呼び】
呼ぶこと。招くこと。「お―がかかる」

よびあげる

よびあ・げる [4] 【呼(び)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 よびあ・ぐ
(1)大きな声で呼ぶ。また,呼びたてる。「生徒の名前を―・げる」
(2)下にいる人や,しりぞいている人を上に呼ぶ。「座敷に―・げる」
(3)近くへ呼ぶ。呼び寄せる。「げいしや一組ぐらひを柳半や藤本へ―・げて/安愚楽鍋(魯文)」

よびあげる

よびあげる【呼び上げる】
call out;call the roll (名簿を).→英和

よびあつめる

よびあつめる【呼び集める】
call together.

よびあつめる

よびあつ・める [5] 【呼(び)集める】 (動マ下一)[文]マ下二 よびあつ・む
方々に散っている人たちを呼んで一か所に集める。「 OB を―・めてチームを作る」

よびいれる

よびい・れる [4] 【呼(び)入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よびい・る
(1)呼んで中へ入れる。呼び込む。「商人を邸内に―・れる」
(2)嫁として迎え入れる。「―・れて間のなき女房/浮世草子・織留 6」

よびいれる

よびいれる【呼び入れる】
call in.

よびうり

よびうり [0] 【呼(び)売り】 (名)スル
品物の名を大声で言いながら,売ること。また,その人。

よびえ

よびえ [0] 【夜冷え】
(秋口に)夜,気温が急に下がって冷えこむこと。

よびえき

よびえき [2] 【予備役】
旧軍隊の常備兵役の一。現役を終えた人が一定期間服した兵役。非常時にだけ召集されて軍務に服した。

よびおこす

よびおこす【呼び起こす】
wake up (目ざます);remind one <of a thing> (思い出させる).

よびおこす

よびおこ・す [4] 【呼び起(こ)す】 (動サ五[四])
(1)寝ている人に声をかけて目をさまさせる。「夜中に―・される」
(2)忘れていることを思い出させる。呼び覚ます。喚起する。「記憶を―・す」

よびかえす

よびかえす【呼び返す】
call back.

よびかえす

よびかえ・す [3] 【呼(び)返す】 (動サ五[四])
(1)呼んでもとへ戻す。呼びもどす。「地方勤務から―・される」
(2)意識・記憶などを呼びもどす。「―・された記憶」
[可能] よびかえせる

よびかけ

よびかけ [0] 【呼(び)掛け】
(1)遠くにいる人などに向かって声をかけること。
(2)賛同や参加を求めて,多くの人々にはたらきかけること。「参加の―に応ずる」
(3)能楽で揚げ幕を出ながら舞台にすでにいる役に,遠くから呼びかけるように言う「のう」という言葉。

よびかける

よびかける【呼び掛ける】
call (to) <a person> ;→英和
speak <to a person> ;→英和
address;→英和
appeal <to the public> .→英和

よびかける

よびか・ける [4] 【呼(び)掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 よびか・く
(1)遠くにいる人などに向かって声をかける。声を出して呼ぶ。「大声で―・ける」
(2)意見を述べて賛同を求めたり,行動を促したりする。「決起を―・ける」「自粛を―・ける」

よびかわす

よびかわ・す [4] 【呼(び)交わす】 (動サ五[四])
互いに呼び合う。「互いの名を―・す」

よびがくせい

よびがくせい [3] 【予備学生】
〔「海軍予備学生」の略〕
旧海軍の,予備士官養成のための制度。大学・高専在学中の志願者から採用,予備士官に任命した。第二次大戦中に大量に養成された。

よびがね

よびがね [0] 【呼(び)鐘】
(1)召し使いや家人を呼ぶときに鳴らす鐘。
(2)「喚鐘(カンシヨウ)」に同じ。「早参会と―に山科の法橋坊/浄瑠璃・千本桜」

よびきん

よびきん [2][0] 【予備金】
(1)予備のために用意する金銭。予備費。
(2)国会・裁判所のための歳出予算中に予備的経費として計上されるもの。両機関の予算の独立性を保障するために設けられる経費。

よびぐん

よびぐん [2] 【予備軍】
(1)主力軍隊の戦闘を支援できるように,後方に控えている軍隊。
(2)予備兵から成る軍隊。

よびこ

よびこ [0] 【呼(び)子】
人を呼び寄せる合図として吹き鳴らす小形の笛。呼ぶ子。呼ぶ子の笛。

よびこ

よびこ【呼び子】
<blow> a whistle (笛).→英和

よびこう

よびこう [0] 【予備校】
上級の学校の入学試験,特に大学入学試験のための教育を施す学校。

よびこうしょう

よびこうしょう [3] 【予備交渉】
正式の交渉にはいる前の,準備段階の交渉。

よびこみ

よびこみ【呼込み】
a barker (人).→英和

よびこみ

よびこみ [0] 【呼(び)込み】
劇場・商店・飲食店・旅館などの前で,往来の人に呼びかけて客として誘い込むこと。また,その人。

よびこむ

よびこむ【呼び込む】
call in.

よびこむ

よびこ・む [3] 【呼(び)込む】
■一■ (動マ五[四])
呼んで中に入れる。引き込む。「客を―・む」
[可能] よびこめる
■二■ (動マ下二)
{■一■}に同じ。「然ては態(ワザ)とも貞盛を―・めて有せめ/今昔 29」

よびごえ

よびごえ [0][3] 【呼(び)声】
人などを呼ぶ声。呼び寄せるためにたてる声。

よびごえ

よびごえ【呼び声】
a cry;→英和
a call.→英和
〜が高い be much talked about <as> .

よびごえ=が高い

――が高・い
その可能性があると世間でうわさされている。もっぱら,そうだと言われている。「次期総裁の―・い」

よびさます

よびさま・す [4] 【呼(び)覚ます】 (動サ五[四])
(1)声をかけて目をさまさせる。「眠っている人を―・す」
(2)忘れていたことなどを思い出させる。呼び起こす。「記憶を―・す」

よびしけん

よびしけん [4][3] 【予備試験】
本試験の受験者を選抜するための試験。

よびしはらいにん

よびしはらいにん [0] 【予備支払人】
参加引受または参加支払をする者として,遡求義務者(振出人・裏書人・またそれらの保証人)により手形上にあらかじめ指定された者。

よびじお

よびじお [0] 【呼(び)塩】
塩けの強い魚や野菜などの塩味を薄くするために,薄い塩水に浸して塩抜きすること。

よびすて

よびすて [0] 【呼(び)捨て】
名前を呼ぶとき,様・さん・君などの敬称をつけずに呼ぶこと。よびつけ。「人を―にする」

よびすて

よびすて【呼捨てにする】
call <a person> by his first name;drop a Mr.

よびせんきょ

よびせんきょ [3] 【予備選挙】
アメリカ合衆国において,有権者が政党の公職候補者や正・副大統領候補を指名する全国党大会に出席する代議員を選ぶ選挙のこと。

よびたて

よびたて [0] 【呼(び)立て】
呼びたてること。「お―いたしまして申し訳ありません」

よびたてる

よびた・てる [4] 【呼(び)立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 よびた・つ
(1)大声をあげて呼ぶ。「声を限りに―・てる」
(2)わざわざ呼び寄せる。「その都度母親を―・てて/多情多恨(紅葉)」

よびたてる

よびたてる【呼び立てる】
call out <to> (大声で呼ぶ);ask <a person> to come (呼び寄せる).

よびだし

よびだし [0] 【呼(び)出し】
(1)誘ったり命令したりして,自分の近く,またはある場所へ来させること。また,その誘い・命令・指示など。「裁判所から―が来る」
(2)相撲で,力士の名を呼び上げる役の人。土俵を整備したり,触れ太鼓・やぐら太鼓なども打つ。
(3)「呼び出し電話」の略。
(4)昔の銭湯で,陸湯(オカユ)を汲む枡形(マスガタ)の所。
(5)近世後期,吉原の上級の遊女。張見世に並ばず,茶屋へ出て客を待つ。
(6)近世,深川の岡場所で,茶屋へ呼ばれて客の相手をする私娼。

よびだし

よびだし【呼出し】
a call;→英和
《法》 <receive> a summons (呼出し状).→英和
‖呼出し電話 a neighbor's telephone.呼出し符号 a call sign.

よびだしじょう

よびだしじょう [0] 【呼(び)出し状】
(1)呼び出すための書状。
(2)民事訴訟法上,訴訟関係人に準備手続・口頭弁論・証拠調べなどの期日を告知し,出頭を命ずる旨を記載した書面。

よびだす

よびだす【呼び出す】
call;→英和
summon (召喚);→英和
call <a person> up (電話に);page (マイクで).→英和

よびだす

よびだ・す [3] 【呼(び)出す】 (動サ五[四])
呼んで,近くへ来させる。さそい出す。「電話で―・す」
[可能] よびだせる

よびちしき

よびちしき [3] 【予備知識】
必要に備えてあらかじめもっておく知識。「―を与える」

よびちょうさ

よびちょうさ テウ― [3] 【予備調査】
本格的な調査の前に行う準備的な調査。

よびつぎ

よびつぎ [0] 【呼(び)接ぎ】
「寄せ接ぎ」に同じ。

よびつけ

よびつけ [0] 【呼(び)付け】
「呼び捨て」に同じ。

よびつける

よびつける【呼び付ける】
call;→英和
send for;summon.→英和

よびつける

よびつ・ける [4] 【呼(び)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 よびつ・く
(1)呼んで自分の所に来させる。「―・けてしかる」
(2)いつも呼んでいる。呼びなれている。「あだ名で―・けている」

よびつれる

よびつ・れる [4] 【呼(び)連れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よびつ・る
さそっていっしょに行く。「皆も来いと―・れて表へかけ出す/たけくらべ(一葉)」

よびてき

よびてき [0] 【予備的】 (形動)
前もって準備しておくさま。「―な交渉」

よびとうき

よびとうき [3] 【予備登記】
将来の本登記に備えて,その権利保全のためにする登記。予告登記と仮登記の二種類。

よびとめる

よびとめる【呼び止める】
call <to a person> to stop;call back.

よびとめる

よびと・める [4] 【呼(び)止める】 (動マ下一)[文]マ下二 よびと・む
呼びかけて立ち止まらせる。「後ろから―・められた」

よびとる

よびと・る 【呼び取る】 (動ラ四)
呼んで迎える。呼び寄せる。「とかくもいはで―・れ/落窪 3」

よびどい

よびどい [0] 【呼び樋】
軒樋(ノキドイ)と竪樋(タテドイ)とを結ぶ樋。上部は漏斗(ロウト)状に広がり,その形から鮟鱇(アンコウ)ともいう。

よびな

よびな [0] 【呼(び)名】
(1)ふだん呼びならわしている人や物の名。
(2)実名以外の,平常呼ばれつけている名。通称。
(3)昔,官名・国名などから付けられた女房の名前。清少納言・讃岐典侍など。

よびな

よびな【呼び名】
a given name;an alias (通称).→英和

よびならわす

よびならわ・す [5] 【呼(び)習わす】 (動サ五[四])
常にそう呼ぶのを習慣としている。呼び慣れている。

よびなれる

よびな・れる [4] 【呼(び)慣れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よびな・る
いつもそう呼んでいて慣れている。

よびにくる

よびにくる【呼びに来る】
come[call] <for a person> .→英和

よびにやる

よびにやる【呼びに遣る】
send <for a doctor> .→英和

よびにゆく

よびにゆく【呼びに行く】
go <for a doctor> ;→英和
call <a taxi> .→英和

よびぬり

よびぬり [0] 【呼(び)塗り】
壁などに,荒塗りをしたあと,まだ乾かないうちに木舞(コマイ)の裏からも土を塗ること。

よびね

よびね【呼び値】
a nominal price;the price asked (言い値).

よびね

よびね [0] 【呼(び)値】
取引所で,売りまたは買いの意思表示のため唱える値段。

よびひ

よびひ [2] 【予備費】
(1)臨時の出費に備えて用意しておく費用。
(2)国・地方公共団体の予算において,予見できない歳出予算の不足を補うために計上される費用。

よびみず

よびみず [0] 【呼(び)水】
〔本来の水をさそい出すための水の意〕
(1)ポンプで揚水するとき,ポンプまたはそれに連なる吸い込み管の中を水で満たすこと。また,その水。さそい水。迎え水。
(2)ある物事の起こるきっかけとなる事柄。「過酷な弾圧が一揆の―となった」

よびみず

よびみず【呼び水をやる】
prime <a pump> .→英和

よびみずせいさく

よびみずせいさく [5] 【呼(び)水政策】
⇒誘い水政策

よびもどし

よびもどし [0] 【呼(び)戻し】
相撲の決まり手の名。四つに組み,相手の体をいったん手元に引きつけてから差し手を斜め上方に激しく突き上げ,上手まわしも放して相手をあおむけに倒す技。揺り戻し。仏壇返し。

よびもどす

よびもど・す [4] 【呼(び)戻す】 (動サ五[四])
呼んでもとの所へひきもどす。呼びかえす。「支店長を本社に―・す」
[可能] よびもどせる

よびもどす

よびもどす【呼び戻す】
call back.

よびもの

よびもの [0] 【呼(び)物】
興行や催し物で,最も人々の人気を集めるもの。人々の関心を集める出し物。「本日の―」

よびもの

よびもの【呼び物】
an attraction;a feature;→英和
a highlight.→英和

よびや

よびや [0] 【呼(び)屋】
(1)海外の芸能人などと交渉して国内での興行を契約するのを職業とする人の俗称。
(2)江戸時代,京坂地方の遊里で,下級の遊女を迎えるための茶屋。官許の遊里では,囲い女郎を迎えるものをいい,岡場所では大茶屋以外のすべての茶屋をいう。

よびょう

よびょう【余病(を併発する)】
(develop) a complication.

よびょう

よびょう [0] 【余病】
ある病気の影響で起こる他の病気。「―を併発する」

よびよせる

よびよ・せる [4] 【呼(び)寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 よびよ・す
呼んで自分のそばに来させる。「国から妻子を―・せる」

よびよせる

よびよせる【呼び寄せる】
call <a person> to one;send <for> ;→英和
write (wire) <for a person> (手紙(電報)で).→英和

よびりん

よびりん [0] 【呼(び)鈴】
人を呼んだり,合図をしたりするために用いる鈴やベル。

よびりん

よびりん【呼び鈴】
<ring> a (door)bell[buzzer].

よふう

よふう [0] 【余風】
まだ残っている風習。遺風。

よふかし

よふか・し 【夜深し】 (形ク)
夜が深い。深夜である。「―・きも知らず顔にいそぎいで給ふ/源氏(若菜上)」

よふかし

よふかし [3][2] 【夜更かし】 (名)スル
夜遅くまで起きていること。「小説を読んで―する」

よふかし

よふかし【夜更かしする】
sit[stay]up late at night.

よふけ

よふけ [3] 【夜更け】
夜も非常に遅くなった時。深夜。

よふけ

よふけ【夜更けに】
late at night.

よふけさふけ

よふけさふけ 【夜更けさふけ】
〔「さふけ」は語呂合わせに添えたもの〕
「夜更け」を強めて言う語。「―までいい気になつてしやれてるが/滑稽本・浮世風呂 3」

よふね

よふね [1] 【夜船】
〔「よぶね」とも〕
夜間,航行する船。

よふん

よふん [0] 【余憤】
あとまで残っている怒り。

よぶ

よ・ぶ [0] 【呼ぶ・喚ぶ】 (動バ五[四])
(1)声を出して,相手の名前などを言う。「お父さん,と―・ぶ」
(2)大きな声を出して注意を引く。「助けを―・ぶ」「―・べどさけべど返事がない」「渡り守舟渡せをと―・ぶ声の/万葉 2072」
(3)声をかけてこちらへ来させる。頼んで来てもらう。「ボーイを―・ぶ」「両親を―・んで一緒に暮らす」「医者を―・ぼう」「車を―・んで下さい」「妻―・ぶ鹿の声のさやけさ/万葉 2141」
(4)(行事・催し物などに)客として招く。「結婚式に―・ばれている」「パーティーに友達を―・ぶ」
(5)(「…と呼ぶ」の形で)その人に呼びかけたり,それに言及したりする時に,人々がその名を言う。称する。名づける。「家族は三郎を『さぶちゃん』と―・んでいる」「飛騨山脈は北アルプスと―・ばれる」「東京は昔は『江戸』と―・ばれた」
(6)引き寄せる。集める。まねく。「幸せを―・ぶ鳥」「現地からの報道は深い感動を―・んだ」「今年のカツオは不漁のため高値を―・んでいる」「類は友を―・ぶ」
[可能] よべる

よぶ

よぶ【呼ぶ】
(1)[声をかける]call;→英和
call <to a person> ;call <for help> .
(2)[呼び寄せる]send <for a doctor> ;→英和
call[hail] <a taxi> .
(3)[招く]invite[ask] <a person to dinner> ;→英和
attract[draw] <customers> .→英和
(4)[称する]call;name;→英和
term.→英和
呼んで来てくれ Send <a person> to me.呼んでいる be asking <for you> .

よぶか

よぶか 【夜深】 (名・形動ナリ)
夜がとっぷりと更けている・こと(さま)。「まだ―な,ここもとは不案内な,よあけてまゐらう/狂言・磁石」

よぶこ

よぶこ [0] 【呼ぶ子】
「呼び子」に同じ。

よぶこどり

よぶこどり 【呼ぶ子鳥】
カッコウのように,鳴き声が人を呼ぶように聞こえる鳥。古今伝授の三鳥の一。[季]春。「大和には鳴きてか来らむ―象(キサ)の中山呼びそ越ゆなる/万葉 70」

よぶこのふえ

よぶこのふえ 【呼ぶ子の笛】
「呼び子」に同じ。

よぶすま

よぶすま [2] 【夜衾】
夜具。寝具。

よぶすまそう

よぶすまそう [0] 【夜衾草】
キク科の多年草。北日本の山地に生える。茎は太く,高さ約2メートル。葉は互生し,三角状矛(ホコ)形。夏から秋,茎頂に多数の頭花を円錐状につける。若芽を山菜とする。

よぶり

よぶり [1] 【夜振り】
夜間,たいまつなどをともして魚をとること。火振(ヒブ)り。[季]夏。《静かにも近づく火ある―かな/清原枴童》

よぶん

よぶん [0] 【余分】 (名・形動)[文]ナリ
(1)残ったもの,また部分。余り。残り。「―が出る」「―がある」
(2)適切な程度・分量を超えている・こと(さま)。「人より―に働く」「―な金」

よぶん

よぶん [0][1] 【余聞】
ある事について,本筋ではないが,あまり知られていない話。こぼれ話。余話(ヨワ)。「学界―」

よぶん

よぶん【余分】
an excess;→英和
an extra;→英和
a surplus.→英和
〜の extra;spare <tires> ;→英和
<money> to spare;superfluous.→英和

よへい

よへい [0] 【余弊】
(1)あとまで残っている弊害。「日本に方言の多きは藩閥の―なれば/筆まかせ(子規)」
(2)あることに伴って起こる,別の弊害。

よべ

よべ 【昨夜】
きのうの晩。ゆうべ。「―九条より大納言殿いらせ給ひて候ひしが/とはずがたり 2」

よほう

よほう [0] 【予報】 (名)スル
(1)前もって推測して知らせること。「彼の頭はそれを―するかの様に,どんよりと重かつた/それから(漱石)」
(2)天気予報。「―では午後雨になる」

よほう

よほう 【四方】
(1)四角。しほう。「大きなる石の―なる中に/更級」
(2)周囲。しほう。「イッチョウ―/ロドリゲス」

よほう

よほう【予報する】
forecast;→英和
predict (予言する).→英和
‖天気予報官 a weather forecaster;a weatherman.

よほうだな

よほうだな [2] 【四方棚】
茶の湯の棚物の一。桐木地の方形の天井板と地板を二本の柱で支えたもの。天井板には柄杓・茶入れなどをのせ,地板には水指(ミズサシ)をおく。

よほうぶつちょうずばち

よほうぶつちょうずばち [8] 【四方仏手水鉢】
石層塔や宝篋印塔(ホウキヨウイントウ)の塔身を転用した手水鉢。塔身の四面に仏あるいは相応する梵字の種字(シユジ)が彫られているのでいう。しほうぶつちょうずばち。

よほど

よほど [0] 【余程】
〔「よきほど」の転。「余」は当て字〕
■一■ (副)
(1)程度がはなはだしいさま。普通の程度を超えているさま。たいそう。ずいぶん。「―自信があるのだろう」「自分で直接行った方が―簡単だ」「あれから―経つのに,まだ帰って来ない」
(2)すんでのところでそうなってしまいそうなさま。「―捨てようかと思ったがやめた」
(3)ちょうどよい程度であるさま。「是は―色付いた/狂言・瓜盗人(虎寛本)」
■二■ (形動)[文]ナリ
(1){■一■(1)}に同じ。「―なことがないかぎり中止はできない」「―の自信があるとみえる」
(2){■一■(3)}に同じ。「花の跡けさは―の茂りかな(子珊)/炭俵」

よほど

よほど【余程】
[程度]very;→英和
much;→英和
(by) far <better> ;→英和
highly;→英和
considerably;→英和
[時間]long;→英和
[距離] <be> a long way off.〜の a good many <days> ;a great number[deal]of;considerable.→英和

よほろ

よほろ 【膕】
〔「よぼろ」とも〕
膝(ヒザ)のうしろの凹(クボ)み。ひかがみ。「髪―ばかりにて,いと,ひとしうととのひたる/宇津保(楼上・下)」

よほろ

よほろ 【丁】
〔「よぼろ」とも。「よほろ(膕)」と同源〕
古代,公用の労働に使われた男子。特に,朝廷の土木工事に使われた者。正丁(セイテイ)。「仕(ツカエノ)―は,旧の三十戸毎に一人せしを改めて/日本書紀(孝徳訓)」

よほろすじ

よほろすじ 【膕筋】
膕にある大きな筋肉。「―を断たれたれば,逃ぐべきやうなし/宇治拾遺 6」

よぼう

よぼう [0] 【輿望】
世間の人々から寄せられている期待。衆望。「―を一身に担う」

よぼう

よぼう [0] 【誉望】
名誉と声望。ほまれ。

よぼう

よぼう【予防】
prevention (防止);protection <against> (保護);→英和
precaution (用心).→英和
〜する prevent <a plague from spreading> ;→英和
protect a person from[against] <danger> ;take precautions <against> .‖予防医学 preventive medicine.予防策を講じる take preventive measures <against> .予防線を張る forestall <another> .予防注射(接種) (a) preventive injection (inoculation).予防注射を受ける have a shot (on the arm) <against> .

よぼう

よぼう [0] 【予防】 (名)スル
病気や災害などが生じないように注意し,前もって防ぐこと。「火災を―する」「―措置」

よぼう

よぼう [0] 【預望】 (名)スル
将来に対してあらかじめ望みをもつこと。また,その望み。「某(ソレガシ)などは―し侍(ハベ)る/慨世士伝(逍遥)」

よぼういがく

よぼういがく [4] 【予防医学】
健康人を対象とし,すべての健康障害・疾病の予防を目的とする医学。

よぼうこうきん

よぼうこうきん [4] 【予防拘禁】
再び同じ犯罪を犯すおそれがあると認められる者を,刑期終了後も拘禁すること。治安維持法において思想犯に対して採用された。

よぼうさく

よぼうさく [2] 【予防策】
予防のための方策。「―を講ずる」

よぼうせっしゅ

よぼうせっしゅ [4] 【予防接種】
伝染病の発生・流行を予防するために,ワクチンなどを注射または経口的にあらかじめ接種して人工的に免疫を与えること。

よぼうせっしゅほう

よぼうせっしゅほう 【予防接種法】
予防接種について,その対象となる疾病,接種を受ける義務,実施方法などを定めた法律。1948年(昭和23)制定。

よぼうせん

よぼうせん [0] 【予防線】
(1)敵の攻撃や侵入に備えて,警戒や監視のためあらかじめ手配しておく区域。
(2)あとでつけ込まれないよう前もって打っておく方策や手段。「―を張る」

よぼうせんそう

よぼうせんそう [4] 【予防戦争】
仮想敵国が将来強大になり,自国を脅かすと予想される場合に,それを防止するため,平和維持などの口実をもうけて先制攻撃を加える戦争。

よぼうちゅうしゃ

よぼうちゅうしゃ [4] 【予防注射】
注射で行う予防接種。

よぼける

よぼ・ける (動カ下一)
年老いてよぼよぼする。「まだ��滅多に―・けるやうな事ぢやござりませぬ/歌舞伎・伊賀越乗掛合羽」

よぼよぼ

よぼよぼ
〜の tottering;staggering.→英和
〜する totter;→英和
stagger.→英和
〜した infirm (with age);→英和
decrepit.→英和

よぼよぼ

よぼよぼ
■一■ [1] (副)スル
年をとって,体が衰えたり,足もとがふらふらしたりするさま。「杖に頼って,―(と)歩く」「―した犬」
■二■ [0] (形動)[文]ナリ
{■一■}に同じ。「―の老人」

よま

よま 【四間】
柱と柱の間が間口・奥行とも二間の広さの部屋。「―なる所へ入れて/義経記 2」

よま∘せる

よま∘せる 【読ませる】 (連語)
〔「せる」は使役の助動詞〕
興味を持って読むようにさせる。読者を引きつける。「この本はなかなか―∘せるね」

よまい

よまい [0] 【四枚】
紙・板など薄いもの四つ。

よまいがた

よまいがた 【四枚肩】
「しまいがた(四枚肩)」に同じ。「三里を毎日の早駕籠,人も咎むる―/浮世草子・好色盛衰記 4」

よまいごと

よまいごと ヨマヒ― [0][5] 【世迷言】
とるに足らない不平や愚痴。訳のわからない繰り言。世まよい言。「―を並べる」

よまいごと

よまいごと【世迷い言をいう】
talk nonsense;grumble.→英和

よまいどう

よまいどう [2] 【四枚胴】
⇒しまいどう(四枚胴)

よまいり

よまいり [2] 【夜参り】
夜,社寺にお参りすること。

よまき

よまき [0] 【余蒔き・余播き】
とれた種を,その年のうちにもう一度蒔いて収穫すること。

よまぜ

よまぜ 【夜交ぜ】
一夜おき。隔夜。「―に見えむ君は頼まじ/古今六帖 5」

よまつり

よまつり [2] 【夜祭(り)】
夜,行う祭り。

よまわり

よまわり [2] 【夜回り】 (名)スル
火災や盗難などを警戒して,夜,巡回すること。また,その人。[季]冬。

よみ

よみ [1] 【黄泉】
死後,霊魂が行くとされる所。死者の国。冥府。冥土。よみの国。よみじ。よもつ国。

よみ

よみ 【読み】
■一■ [2] (名)
(1)文字・文章などを読むこと。「―,書き,そろばん」
(2)漢字を読むこと。漢字に国語の意味を当てて読むこと。また,読み仮名や訓点。
(3)物事の変化や成り行きをあらかじめ見通すこと。先を読むちから。「―が浅い」
(4)碁や将棋で,今後の局面の変化やそれに応じた手順を考えること。「―を誤る」「―筋」
(5)「読みガルタ」の略。「晩からは六介が部屋へ行て,二文四文の―打て/浄瑠璃・八百屋お七」
■二■ (接尾)
助数詞。機(ハタ)の筬(オサ)の数を表す。筬の数四〇を一よみといい,よみの数が多いほどたて糸が多く,織物は密になる。

よみ

よみ【黄泉(の国)】
the land of the dead;→英和
Hades.→英和

よみ

よみ【読み】
reading;→英和
[訓]the Japanese reading <of a Chinese character> ;[判断]judgment;calculation.〜が深い(浅い) have (lack) a keen insight <into> .

よみ

よみ [1] 【余味】
あとに残っている味わい。あとあじ。

よみ=が深い

――が深・い
物事をよく見極めていて,先の先まで見通している。

よみ=と歌

――と歌
「歌と読み」に同じ。読みガルタと歌ガルタ。「其所は又―,夫が死んで尼になり,生涯男を持たぬといふはそりや上つ方でいふことだ/歌舞伎・勧善懲悪覗機関」

よみあげ

よみあげ [0] 【読(み)上げ】
読み上げること。

よみあげざん

よみあげざん [4] 【読(み)上げ算】
珠算で,数字を他人に読み上げてもらってする計算。
→見取り算

よみあげる

よみあ・げる [4][0] 【読(み)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 よみあ・ぐ
(1)大きな声で読む。「入賞者の名前を―・げる」
(2)終わりまで読む。「一晩かかって本を―・げる」

よみあげる

よみあげる【読み上げる】
[声を出して]read aloud;[読み終わる]read <a book> through;finish reading.

よみあさる

よみあさ・る [0][4] 【読み漁る】 (動ラ五[四])
あれこれと探し求めて読む。「推理小説を―・る」

よみあやまり

よみあやまり [0] 【読(み)誤り】
読み誤ること。読み違い。

よみあやまる

よみあやまる【読み誤る】
misread;→英和
read wrong;mispronounce (発音を).→英和

よみあやまる

よみあやま・る [5] 【読(み)誤る】 (動ラ五[四])
(1)読み方を間違えて読む。
(2)意味を取り違えて読む。誤解して読む。
(3)誤った予測・推量をする。「景気の動向を―・る」

よみあわせ

よみあわせ [0] 【読み合(わ)せ】
(1)読み合わせて校合(キヨウゴウ)すること。「―校正」
(2)演劇の稽古で,俳優が脚本の各自の持ち場を互いに読み合い,台詞(セリフ)のやりとりをすること。

よみあわせる

よみあわ・せる [5][0] 【読み合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 よみあは・す
(1)原稿と校正刷,下書きと清書したものなどを,ひとりが読み上げ,他の人が聞いて誤りを訂正する。「原稿を―・せる」
(2)演劇の稽古で,俳優が脚本の各自の持ち場を互いに読み合う。
(3)絵や情景などの趣にあうように歌を詠む。「屏風のゑに―・せてかきける/古今(雑上詞)」

よみあわせる

よみあわせる【読み合わせる】
collate <a copy with another> ;→英和
check;→英和
compare.→英和

よみいる

よみい・る 【読み入る】 (動ラ四)
専念して読む。読みふける。「涙を流して―・りておはします/栄花(玉のむら菊)」

よみうり

よみうり [0] 【読(み)売り】
江戸時代,世間の出来事を瓦版(カワラバン)一枚摺り,または数枚の摺り本とし,内容を面白く読み上げながら街上を売り歩いたもの。また,その人。歌詞の本も売り歩き,その歌は読み売り歌といわれ,「一つとせ」と「口説(クドキ)節」があった。

よみうりしんぶん

よみうりしんぶん 【読売新聞】
日刊新聞。子安峻らが1874年(明治7)東京で創刊。1942年報知新聞を合併。

よみおとす

よみおとす【読み落とす】
miss[overlook] <a word> .→英和

よみおとす

よみおと・す [0][4] 【読み落(と)す】 (動サ五[四])
読むべきところを,読まずに過ぎる。読みもらす。「一行―・して朗読する」

よみおわる

よみおわる【読み終わる】
finish (reading) <a book> ;→英和
read through.

よみかえす

よみかえ・す [3][0] 【読(み)返す】 (動サ五[四])
(1)一度読んだものをもう一度読む。「何度も―・す」
(2)書いたものを点検のために読む。「原稿を―・す」
[可能] よみかえせる

よみかえす

よみかえす【読み返す】
read over (and over) again.

よみかえる

よみか・える [0][4][3] 【読(み)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 よみか・ふ
(1)ある漢字を別の読み方で読む。
(2)法令の条文中の語句に,同じ条件の他の語句をあてはめ,そのまま適用する。

よみかき

よみかき【読み書き】
reading and writing.〜が出来ない can neither read nor write well;be illiterate (文盲).‖読み書きそろばん the three R's[reading,writing and arithmetic].

よみかき

よみかき [2][1] 【読み書き】
文字を読むことと書くこと。「―そろばん」

よみかけ

よみかけ [0] 【読(み)掛け】
途中まで読むこと。よみさし。「―の本」

よみかける

よみか・ける [0][4] 【読(み)掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 よみか・く
(1)途中まで読む。「本を―・けて車窓に目をやる」
(2)歌を詠んで人におくり,返歌を求める。「かねすゑが―・けたる返し/公任集」

よみかた

よみかた [3][0] 【読(み)方】
(1)文字,特に漢字を読む方法。「―が三通りある漢字」
(2)文章を声を出して読む方法。
(3)文章を読んで内容を理解すること。読み取ること。また,その方法。「―によっては別の解釈もできる」
(4)書き方・綴り方と並ぶ,国語教育の一分野。文章を読み,内容の理解や鑑賞を目的とする。もと小学校の一科目。

よみかた

よみかた【読み方】
how to read;pronunciation (発音);→英和
a reading lesson (学科).

よみがえり

よみがえり [0] 【蘇り・甦り】
よみがえること。蘇生(ソセイ)。

よみがえり

よみがえり【甦り】
resurrection;(a) revival.→英和

よみがえる

よみがえ・る [3][4] 【蘇る・甦る】 (動ラ五[四])
〔黄泉(ヨミ)から帰る,の意〕
(1)死んだ人,死にかけた人が,息を吹き返す。生き返る。蘇生する。「死者を―・らせる秘法」「忌むことのしるしに―・りてなむ/源氏(夕顔)」
(2)衰えたものがまた盛んになる。「雨に―・ったような草木」「記憶が―・る」「平和が―・る」
[可能] よみがえれる

よみがえる

よみがえる【甦る】
come to oneself;be brought to life;revive;→英和
be freshened (草木が).甦ったような心地がする feel oneself again.

よみがち

よみがち [0] 【読(み)勝ち】
(碁・将棋,スポーツの試合などで)先を読む力が優れていて相手に勝つこと。

よみがな

よみがな [0] 【読(み)仮名】
漢字の読み方を示す仮名。振り仮名。「―を付ける」

よみがはま

よみがはま 【夜見ヶ浜】
弓ヶ浜の別名。

よみきかす

よみきかす【読み聞かす】
read <a letter to a person> .→英和

よみきかせ

よみきかせ [0] 【読(み)聞かせ】
(子供や視覚障害者などに)文章を読んで聞かせること。
→音訳(3)

よみきかせる

よみきか・せる [0][5] 【読(み)聞かせる】 (動サ下一)[文]サ下二 よみきか・す
読んで相手に聞かせる。

よみきり

よみきり [0] 【読(み)切り】
(1)全部を読み終えること。
(2)雑誌の小説などで,連載でなく一回で終わるもの。

よみきり

よみきり【読切小説】
a complete story[novel].

よみきる

よみき・る [3][0] 【読(み)切る】 (動ラ五[四])
(1)終わりまで読む。全部読む。「一晩で―・る」
(2)結末まですっかり見通す。「先を―・る」
[可能] よみきれる

よみきる

よみきる【読み切る】
⇒読み終わる.一気に〜 read at a stretch[sitting].→英和

よみくせ

よみくせ [0] 【読(み)癖・詠(み)癖】
(1)ものを読むとき,その人に特有の読み方。よみぐせ。
(2)習慣となっている特殊の読み方。慣用読み,故実読みなど。

よみくだし

よみくだし [0] 【読(み)下し・訓み下し】
(1)初めから終わりまで読むこと。
(2)漢文を訓読すること。

よみくだしぶん

よみくだしぶん [0][5] 【訓み下し文】
漢文を日本語の語順で訓読した文。

よみくだす

よみくだ・す [4][0] 【読(み)下す・訓み下す】 (動サ五[四])
(1)初めから終わりまで読む。「一気に―・す」
(2)漢文を日本語の語順や読み方に直して読む。訓読する。「白文を―・す」
[可能] よみくだせる

よみくだす

よみくだす【読み下す】
read through.

よみくち

よみくち [0] 【読み口・詠み口】
(1)読む調子。読みぶり。
(2)詩歌などのよみぶり。「―世覚え人にすぐれて/著聞 5」
(3)和歌の名人。「させる重代にもあらず,―にもあらず/無名抄」

よみこなす

よみこな・す [4][0] 【読み熟す】 (動サ五[四])
読んで十分に理解する。「原書を―・す」
[可能] よみこなせる

よみこなす

よみこなす【読みこなす】
digest;→英和
understand.→英和

よみこむ

よみこ・む [0][3] 【詠(み)込む】 (動マ五[四])
詩歌に事物の名前をいれて詠む。よみいれる。「名所を―・む」
[可能] よみこめる

よみこむ

よみこ・む [3][0] 【読(み)込む】 (動マ五[四])
(1)繰り返し読む。すっかりわかるまで徹底的に読む。「源氏を―・んでいる人」
(2)成り行き・結果などを考えに入れる。
(3)コンピューターで,補助記憶装置から,プログラムやデータ-ファイルなどを呼び出して,メモリー上に置く。

よみごたえ

よみごたえ [0] 【読み応え】
(1)内容が充実し,読んで得るところが多くあること。「十分―がある」
(2)難解で読むのにほねがおれること。

よみさし

よみさし [0] 【読み止し】
読むのを途中でやめること。よみかけ。「―の本」

よみさし

よみさし【読みさしの】
unfinished <book> .→英和

よみさす

よみさ・す [3][0] 【読み止す】 (動サ五[四])
読むのを途中でやめる。「本を―・して,外出する」

よみじ

よみじ [1][2] 【黄泉・黄泉路】
黄泉(ヨミ)へ行く道。冥途(メイド)への道。また,黄泉。

よみじがえり

よみじがえり 【黄泉帰り】
よみがえること。蘇生。「生きて居てくれたか出かした��,誠の―ぞ/浄瑠璃・津国女夫池」

よみすごす

よみすご・す [0][4] 【読み過(ご)す】 (動サ五[四])
読んでいながら気がつかない。読み落とす。「要点を―・す」

よみすじ

よみすじ [2] 【読(み)筋】
碁や将棋で,これから相手がどういう手を打ち,どう展開していくかを予想したもの。

よみすすむ

よみすす・む [0][4] 【読(み)進む】 (動マ五[四])
読んで先へ進む。先の方まで読んでいく。

よみすて

よみすて [0] 【読(み)捨て】
読み捨てること。「―の週刊誌」

よみすてる

よみすてる【読み捨てる(たぐいの本)】
(a book to) read just for a few hours' pleasure.

よみすてる

よみす・てる [0][4] 【読(み)捨てる】 (動タ下一)[文]タ下二 よみす・つ
本などを読んだあと捨ててしまう。「―・てられた新聞」

よみすてる

よみす・てる [0][4] 【詠(み)捨てる】 (動タ下一)[文]タ下二 よみす・つ
詩歌などを詠みっぱなしにする。「―・てた句」

よみする

よみ・する [3] 【嘉する・好する】 (動サ変)[文]サ変 よみ・す
〔「よみ」は形容詞「良し」の語幹に接尾語「み」の付いたもの〕
よしとする。ほめる。「其厚意(ココロ)を―・し,情を掛て使ひけるが/こがね丸(小波)」

よみせ

よみせ [0] 【夜店・夜見世】
(1)縁日などの夜,路傍に屋台を設け,また路上に商品を並べて売る店。[季]夏。「―が出る」
(2)遊里で,夜に見世{(2)}を張ること。また,その見世。

よみせ

よみせ【夜店(を張る)】
(open) a night stall.

よみそんずる

よみそん・ずる [5][0] 【読(み)損ずる】 (動サ変)[文]サ変 よみそん・ず
読みあやまる。「―・じた箇所」

よみぞめ

よみぞめ [0] 【読(み)初め】
新年になって初めて書物を読むこと。読書始め。[季]新年。《―や机上白文唐詩選/虚子》

よみたん

よみたん 【読谷】
沖縄県中頭(ナカガミ)郡,沖縄島中部西岸の村。村域の半分近くを米軍基地が占める。

よみち

よみち [1] 【夜道】
夜間に道を行くこと。また,その道。

よみち

よみち【夜道を行く】
go[travel]by night.

よみち=に日は暮れない

――に日は暮れない
遅れついでにゆっくり物事に取り組もうとするときの言葉。

よみちがい

よみちがい [0] 【読(み)違い】
読み違うこと。読み違え。

よみちがう

よみちが・う [0][4] 【読(み)違う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
「よみちがえる」に同じ。「名前を―・って呼ぶ」
■二■ (動ハ下二)
⇒よみちがえる

よみちがえ

よみちがえ [0] 【読(み)違え】
読み違えること。

よみちがえる

よみちが・える [0][5] 【読(み)違える】 (動ア下一)[文]ハ下二 よみちが・ふ
読みまちがえる。まちがえて読む。読み違う。「漢字を―・える」「地図を―・える」

よみちらす

よみちら・す [0][4] 【読(み)散らす】 (動サ五[四])
書物を手当たり次第に読む。乱読する。「剣豪小説を―・す」

よみて

よみて【読み手】
a reader;→英和
a composer[poet](歌の).

よみて

よみて [0][3] 【読(み)手】
(1)読む役目の人。
(2)特に歌ガルタで,読み札を読み上げる人。
→取り手

よみて

よみて [3][0] 【詠(み)手】
詩歌を作る人。また,詩歌を巧みに作る人。

よみで

よみで【読みでがある】
be thick[voluminous](大きい);be worth reading (値うちがある).

よみで

よみで [0][3] 【読み出】
分量が多く,読みごたえのあること。「―のある本」

よみとばす

よみとば・す [0][4] 【読(み)飛ばす】 (動サ五[四])
(1)不必要な部分,興味のない部分などを抜かして読む。
(2)速く読む。どんどん読む。
[可能] よみとばせる

よみとり

よみとり [0] 【読(み)取り】
読み取ること。

よみとり

よみとり【読み取り】
《電算》a readout.→英和

よみとる

よみとる【読み取る】
read <a person's thoughts> ;→英和
grasp.→英和

よみとる

よみと・る [3][0] 【読(み)取る】 (動ラ五[四])
(1)読んで内容を理解する。「文意を―・る」
(2)表面に表れたことから,その背後にあるものを推し量る。「真意を―・る」
(3)計算機などで,文字・画像などを情報として認識する。「郵便番号を―・る装置」
[可能] よみとれる

よみど

よみど 【黄泉門】
黄泉にはいる入り口。「是―に塞(フタガ)ります大神を謂ふ/日本書紀(神代上訓)」

よみなおす

よみなおす【読み直す】
read again.

よみながす

よみなが・す [4][0] 【読(み)流す】 (動サ五[四])
(1)細かな所までは注意せず,おおざっぱに読む。「ざっと―・す」
(2)文章をすらすらと読む。滞りなく読む。
[可能] よみながせる

よみながす

よみながす【読み流す】
read carelessly.

よみなれる

よみな・れる [4][0] 【読み慣れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よみな・る
読むことになれる。よみつける。「―・れた筆跡」

よみにくい

よみにくい【読み難い】
<be> hard[difficult]to read;illegible (字体が).→英和

よみのくに

よみのくに [1] 【黄泉の国】
「黄泉(ヨミ)」に同じ。

よみびと

よみびと【読み人知らずの】
anonymous.→英和

よみびと

よみびと [0][2] 【読(み)人・詠(み)人】
歌・詩などを作った人。作者。

よみびとしらず

よみびとしらず [5] 【読(み)人知らず・詠(み)人知らず】
歌の撰集で,作者が不明か,またはそれを明らかに示しにくい事情があるときに記載する語。

よみふける

よみふける【読み耽る】
be absorbed in (reading) <a book> .

よみふける

よみふけ・る [4][0] 【読み耽る】 (動ラ五[四])
夢中になって読む。耽読(タンドク)する。「推理小説に―・る」

よみふだ

よみふだ [2] 【読(み)札】
歌ガルタで,読む方の札。
⇔取り札

よみぶり

よみぶり [0] 【詠(み)振り】
和歌・俳句などの作風。よみくち。

よみほん

よみほん [0] 【読本】
江戸後期の小説の一種。絵を主体とした草双紙に対して,読むのを主とした本の意。寛延・宝暦(1748-1764)頃,上方に興り,寛政の改革以後江戸で流行,天保(1830-1844)頃まで続いた。中国白話小説の影響を受け,日本の史実を素材にした伝奇的傾向の強い作品が多く,勧善懲悪・因果応報思想などを軸として雅俗折衷的な文体で記された。半紙本五,六冊を一編とし,口絵・挿絵を伴う。都賀庭鐘・上田秋成・山東京伝・曲亭馬琴などが著名で,「雨月物語」「南総里見八犬伝」などが代表的。

よみもの

よみもの【読物】
a book;→英和
reading (matter).→英和

よみもの

よみもの [3][2] 【読(み)物】
(1)書物などを読むこと。
(2)読むための物。書物。「子供向きの―」
(3)講釈師などの演ずる題目。
(4)能で文書を拍子にあてて読みあげる部分。「木曾」の願書,「正尊(シヨウゾン)」の起請文(キシヨウモン),「安宅」の勧進帳を三読物という。

よみや

よみや [1] 【夜宮・宵宮】
祭りの日の前夜のこと。かつては,この夜が祭りの中心の時であった。宵祭り。よいみや。夜宮祭り。[季]夏。

よみやすい

よみやすい【読み易い】
easy to read;legible (字体が).→英和

よみやぶる

よみやぶ・る 【読み破る】 (動ラ四)
〔「読破」の訓読み〕
読み通す。読破する。「万巻の書を―・りたれば/中華若木詩抄」

よみやまつり

よみやまつり [4] 【夜宮祭(り)】
「夜宮」に同じ。

よみガルタ

よみガルタ [3] 【読み―】
カルタ賭博(トバク)の一。天正カルタ四八枚中赤絵札一二枚を除き,手合い四人に九枚ずつまき,一・二・三と順に手札を出し,早く打ち切った者を勝ちとする。

よむ

よ・む [1] 【詠む】 (動マ五[四])
〔「読む」と同源〕
和歌・俳句などを作る。ある事柄を歌や句として表現する。「愛する人との別れを―・んだ歌」「男はじめころ―・んだりける/大和 89」
[可能] よめる

よむ

よ・む [1] 【読む】
■一■ (動マ五[四])
(1)書かれた文字を一字ずつ声に出して言う。文字に従ってとなえる。「大きな声で―・んでください」「本を子供に―・んで聞かせる」「経を―・む」
(2)文字・文章などの表す意味を理解する。「この本は小学生が―・むのは無理だ」「会話はだめだが,―・むことはできる」「あの小説はまだ―・んでいない」
(3)図形・グラフや,一見無意味な文字連続などの意味することを判断し理解する。「心電図を―・む」「暗号を―・む」
(4)他人の心や将来のことを推測する。「胸のうちを―・む」「相手の出方を―・む」「消費者動向を―・む」
(5)囲碁・将棋で,先の手を考えたり,相手の手筋を察知したりする。「十手先まで―・む」「手の内をすっかり―・まれている」
(6)講談やなにわ節を演ずる。「寛永三馬術を―・む」
(7)(「訓む」とも書く)漢字に訓をあてる。「春の日と書いてはかすがと―・めば/平家 7」
(8)数える。特に,数を口で唱えながら数える。「数を―・み上げる」「あらたまの月日―・みつつ/万葉 4331」
[可能] よめる
■二■ (動マ下二)
⇒よめる
[慣用] 行間を―・鯖(サバ)を―・鼻毛を―/眉毛を読まれる

よむ

よむ【読む】
read;→英和
chant (経文などを);→英和
recite (朗吟);→英和
read a person's mind[expression](心・顔色を);write[compose](歌を).→英和

よめ

よめ【嫁】
a bride (花嫁);→英和
a wife (妻);→英和
a daughter-in-law (夫の父母から見た).〜に行く(をもらう) marry a man (girl);→英和
get married to a man(girl).‖嫁入り a wedding;a marriage.嫁入りじたく a trousseau (道具);preparations for one's marriage (準備).

よめ

よめ【夜目にも明るい】
be clearly seen even in the dark.→英和

よめ

よめ [1] 【夜目】
夜,暗い中で見ること。また,夜暗い中で物を見る目の能力。「―にもそれとわかる」「―がきく」
→夜目遠目(トオメ)

よめ

よめ [0] 【嫁・娵】
(1)息子と結婚した女性を親の側からいう語。息子の妻。
(2)結婚する相手の女性。「―を探す」「―をもらう」
⇔婿

よめ=が姑(シユウトメ)に成り上がる

――が姑(シユウトメ)に成り上がる
年月のたつのは早く,人の老いやすいことにいう。

よめ=に杓子(シヤモジ)を譲(ユズ)る

――に杓子(シヤモジ)を譲(ユズ)る
姑(シユウトメ)が嫁に主婦の座を譲る。

よめ=に行く

――に行・く
とつぐ。縁づく。

よめい

よめい【余命】
the remainder of one's life.〜いくばくもない have but few years[days]to live;One's days are numbered.‖平均余命 the expectation of life;life expectancy.

よめい

よめい [0][1] 【余命】
これから先に生きられる命。残りの命。余生。「―いくばくもない」

よめいびり

よめいびり [3] 【嫁いびり】
姑(シユウトメ)や小姑などが,嫁をいじめること。

よめいり

よめいり【嫁入り】
⇒嫁.

よめいり

よめいり [0] 【嫁入り】 (名)スル
嫁となって夫の家に行くこと。とつぐこと。また,その儀式。「春に―する」

よめいりこん

よめいりこん [4] 【嫁入り婚】
婚姻方式の一。婚姻成立祝いを婿(ムコ)方でし,初めから婿方の住居に住む形態。中世の武士階級の婚姻方式が次第に庶民の間にも普及したもの。
⇔婿入り婚

よめいりじたく

よめいりじたく [5] 【嫁入り支度】
嫁入りの準備をすること。また,準備するもの。

よめいりどうぐ

よめいりどうぐ [5] 【嫁入り道具】
嫁入りのとき,花嫁が持っていく家財道具。

よめいりまえ

よめいりまえ [5] 【嫁入り前】
嫁入りする前。女性が未婚であること。「―の娘」

よめいる

よめい・る [3] 【嫁入る】 (動ラ五[四])
嫁入りする。とつぐ。よめる。「―・つては原田の奥方/十三夜(一葉)」

よめがかさ

よめがかさ [4] 【嫁が笠】
海産の巻貝。貝殻は笠形で,長径約6センチメートルの楕円形。多くの放射状の筋がある。灰色または淡黄色の地に褐色の斑点が散在する。潮間帯の岩礁に着く。食用にもなる。各地の沿岸に分布。ヨメガサラ。

よめがきみ

よめがきみ [5] 【嫁が君】
鼠(ネズミ)の異名。特に新年,鼠をさしていう忌み詞。[季]新年。《三宝に登りて追はれ―/虚子》

よめがさら

よめがさら [0] 【嫁が皿】
ヨメガカサの異名。

よめがはぎ

よめがはぎ [3] 【嫁が萩】
ヨメナの異名。

よめご

よめご [0][2] 【嫁御】
(1)嫁を敬っていう語。
(2)鼠(ネズミ)の異名。

よめごぜ

よめごぜ 【嫁御前】
嫁を敬っていう語。「姑自ら経(クビレ)て死は,―の煩になるを/四河入海 13」

よめごりょう

よめごりょう [3] 【嫁御寮】
嫁を敬っていう語。花嫁御寮。

よめさがし

よめさがし [3] 【嫁探し】
嫁になる人を探すこと。

よめざしき

よめざしき [3] 【嫁座敷】
囲炉裏端(イロリバタ)の嫁の座席。土間に沿った面にあって,最も下位のもの。木尻(キジリ)。

よめじまん

よめじまん [3] 【嫁自慢】
自分の家の嫁を自慢すること。特に,姑(シユウトメ)などが息子の嫁を吹聴(フイチヨウ)すること。

よめじょ

よめじょ [2] 【嫁女】
嫁を親しみをこめて呼ぶ語。嫁。「―のお槙を迎へた時/夜明け前(藤村)」

よめぜっく

よめぜっく [3] 【嫁節供】
八月一日の異名。この日,新嫁が里帰りする風習があった。

よめつき

よめつき [4] 【嫁突き】
〔「読み突き」の転か〕
羽根をつくときに,「ひとこ,ふたご,みわたし,よめご」などと数えてつくこと。

よめとおめ

よめとおめ [1] 【四目十目】
結婚に際し,一方の年齢が他方の年齢から数えて,四年目または10年目にあたるもの,すなわち三つ違い・九つ違い。不縁のもととして忌む俗信があった。

よめとおめ

よめとおめ [1] 【夜目遠目】
夜見ることと遠くから見ること。

よめとおめ=笠(カサ)の内(ウチ)

――笠(カサ)の内(ウチ)
女の容貌は,夜見たとき,遠方から見たとき,笠をかぶっているところを見たときに,実際より美しく見えるということ。

よめとり

よめとり [4][0] 【嫁取り】
嫁を迎えること。また,その儀式。

よめな

よめな [0] 【嫁菜】
キク科の多年草。やや湿った草地に生え,根茎は長い。高さ約50センチメートルで,葉は披針形。秋,枝端に淡青紫色の頭花をつける。春の若葉は食用となり,古くから摘み草の対象として知られる。古名オハギ。[季]春。
〔「嫁菜の花」は [季]秋〕
嫁菜[図]

よめのごき

よめのごき [4] 【嫁の合器】
(1)植物ゴキヅルの異名。
(2)ドングリなどのへたをいう。「頼政は―までひろひこみ/柳多留 24」

よめのさら

よめのさら [0] 【嫁の皿】
ヨメガカサの別名。

よめひろめ

よめひろめ [3] 【嫁広め】
嫁を人々に披露すること。

よめむかえ

よめむかえ [3] 【嫁迎え】
嫁を迎えること。

よめらす

よめら・す [3] 【嫁らす】 (動サ五[四])
〔「よめいらす」の転〕
嫁入りさせる。「ある知人の娘を同じくある知人の家に―・した/行人(漱石)」

よめる

よ・める [2] 【読める】 (動マ下一)
〔「読む」の可能動詞形から〕
(1)読む価値がある。「これはちょっと―・める小説だ」
(2)その意味が理解できる。心がわかる。さとる。「君の考えは―・めた」

よめる

よめる【読める】
can read;be readable (面白く);be legible (字体が).

よめる

よめ・る 【嫁入る】 (動ラ四)
「よめいる」の転。「娘おいくを,半四郎かたへ―・らせけるに/浮世草子・娘容気」

よも

よも [1] 【四方】
(1)東西南北。前後左右。しほう。「―を見わたす」
(2)あちらこちら。諸方。「―の山々」

よも

よも【四方(の景色)】
(the scenery) all around.

よも

よも [1] (副)
(下に打ち消しの語を伴って)まさか。よもや。「手前ばかりでは―あるまい/怪談牡丹灯籠(円朝)」

よもぎ

よもぎ [0] 【蓬・艾】
(1)キク科の多年草。各地の山野に見られ,高さ約1メートル。葉は楕円形で羽状に深裂し,裏に白毛がある。若葉は特に香りがあり,餅に搗(ツ)き込んで草餅とするので餅草ともいう。秋,茎頂に小頭花を円錐状につけ,生長した葉から灸に用いる「もぐさ」を作る。[季]春。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は淡萌黄(モエギ),裏は濃い萌黄,また,表白,裏青とも。夏着用。
蓬(1)[図]

よもぎ

よもぎ【蓬】
《植》a mugwort.

よもぎう

よもぎう 【蓬生】
(1)蓬などが生い茂って荒れ果てた土地。「―の露分け入り給ふにつけても/源氏(桐壺)」
(2)源氏物語の巻名。第一五帖。

よもぎがしま

よもぎがしま 【蓬が島】
(1)蓬莱山(ホウライサン)のこと。「真にや―に通ふらむ鶴に乗るてふ人に問はばや/堀河百首」
→蓬莱(1)
(2)日本の異名。[日葡]

よもぎがそま

よもぎがそま 【蓬が杣】
蓬が生い茂って荒れ果てた所。また,自分の家の謙称。「なけや鳴け―のきりぎりす/曾丹集」

よもぎのかど

よもぎのかど 【蓬の門】
蓬が生い茂って荒れ果てた門。蓬門(ホウモン)。「宿みれば―もさしながら/蜻蛉(中)」

よもぎのかみ

よもぎのかみ 【蓬の髪】
〔「蓬髪(ホウハツ)」の訓読み〕
蓬のようにほつれ乱れた髪。「いかにせん―の秋の霜/新撰六帖 5」

よもぎのや

よもぎのや 【蓬の矢】
「蓬矢(ホウシ)」に同じ。「桑の弓・―にて,天地四方を射させらる/平家 3」

よもぎのやど

よもぎのやど 【蓬の宿】
蓬が生い茂って荒れ果てた家。「やづまにかかるものとのみ―をうちはらひ/栄花(岩蔭)」

よもぎもち

よもぎもち [3] 【蓬餅】
蓬のゆでた若葉を入れてついたもち。くさもち。[季]春。

よもじご

よもじご【四文字語】
a four-letter word.

よもすがら

よもすがら【夜もすがら】
⇒夜通し.

よもすがら

よもすがら [0] 【終夜】 (副)
〔「夜」に助詞「も」,接尾語「すがら」の付いた語〕
夜どおし。一晩中。よすがら。
⇔ひもすがら
「―語る」

よもつ

よもつ 【黄泉つ】 (連語)
〔「つ」は「の」の意の格助詞。「黄泉(ヨミ)の」の意〕
名詞の上に付いて,それがよみの国に関するものであることを表す。

よもつくに

よもつくに 【黄泉国】
「よみ(黄泉)」に同じ。

よもつしこめ

よもつしこめ 【泉津醜女】
黄泉(ヨミ)の国の醜悪な女。黄泉(ヨミ)の国の汚れの神格化。泉津目狭女(ヨモツヒサメ)。

よもつひらさか

よもつひらさか 【黄泉平坂】
黄泉(ヨミ)の国と現世との境界にある坂。「逃げ来るを,猶追ひて,―の坂本に到りし時/古事記(上)」

よもつへぐい

よもつへぐい 【黄泉竈食ひ】
黄泉(ヨミ)の国の竈(カマド)で煮たものを食べること。これを食べると,黄泉の国の者になり切って,再び現世へは帰れないと信じられていた。「吾は―しつ/古事記(上)」

よものあから

よものあから 【四方赤良】
大田南畝(オオタナンポ)の別号。

よものうみ

よものうみ 【四方の海】
四方の海。四海(シカイ)。「―の波にただよふもくづをも/金葉(雑下)」

よもや

よもや
〜そんなことはすまい Surely <he> cannot have done a thing like that.〜本当ではあるまい It cannot be true.

よもや

よもや [1] (副)
〔「よも」に助詞「や」の付いた語〕
(1)(下に打ち消しの語を伴って)まさか。いくらなんでも。「彼に限って―裏切ることはあるまい」「―化物ではあるまい/草枕(漱石)」
(2)きっと。たぶん。おそらく。「―もう盗んで帰りましたらう/黄表紙・金生木」

よもや=に引かされる

――に引かされる
きっといつか思いがかなうだろうという期待の気持ちに心引かれる。

よもやま

よもやま [0] 【四方山】
〔「よもやも」の転という〕
(1)いろいろな方面のこと。さまざま。
(2)世間。「―の人上下病みののしるに/栄花(花山)」

よもやま

よもやま【四方山の話をする】
talk about all sorts of things.

よもやまばなし

よもやまばなし [5] 【四方山話】
種々雑多な話。いろいろな話。世間話。「―に花が咲く」

よもやも

よもやも 【四方八方】
しほうはっぽう。諸方。「名―に流しけり/日本書紀(欽明訓)」

よや

よや (連語)
〔終助詞「よ」に間投助詞「や」の付いたもの〕
文末の言い切りの形に付いて,詠嘆の気持ちをこめて断定したり念を押して確かめたりする意を表す。「もつれあうたを一具瓶子の並うだ中のよさ―/田植草紙」「ため切てござるぞ―と母はいひ/柳多留 15」

よや

よや (感)
他人に強く呼びかける語。おおい。よう。「助けよや,猫また,―,―とさけべば/徒然 89」

よやく

よやく [0] 【予約】 (名)スル
(1)前もって約束しておくこと。また,その約束。「席を―する」「―をとる」「―金」
(2)〔法〕 将来一定の契約を締結することをあらかじめ約束する契約。

よやく

よやく【予約する】
subscribe for <a book> ;book <a seat,a room> ;→英和
have <a seat,a room> reserved;make a reservation;→英和
engage <a room> .→英和
‖予約金 a deposit;a subscription price (代価).予約出版(販売)する publish (sell) by subscription.予約済(である) (be) engaged.予約席 a reserved seat; <掲示> Reserved.

よやくしゅっぱん

よやくしゅっぱん [4] 【予約出版】
刊行に先立って購読者を募集し,その申込者だけに出版物を配布すること。

よやくはんばい

よやくはんばい [4] 【予約販売】
前もって購入者を募集し,その申込者だけに商品を配布すること。

よゆう

よゆう【余裕】
room (余地);→英和
a surplus (余剰);→英和
time[money](to spare) (時・金の).→英和
〜がある have time[money]to spare;can afford (to do) <a thing> .〜綽(しやく)々としている be calm and composed.

よゆう

よゆう [0] 【余裕】
(1)あせらずゆったりとしていること。「―のある態度」
(2)余りのあること。ありあまること。「時間に―がある」

よゆうしゃくしゃく

よゆうしゃくしゃく [0] 【余裕綽綽】 (ト|タル)[文]形動タリ
悠然としているさま。落ち着きはらったさま。「―たる態度」

よゆうは

よゆうは [0] 【余裕派】
世俗を超越してゆとりをもって東洋的な詩美を楽しもうという創作態度の作家たちをさす称。初期の夏目漱石らの文学態度を示すものとして用いられたが,やがて反自然主義的立場一般をさすようになった。彽徊(テイカイ)派。
→彽徊趣味

よよ

よよ [1] 【代代・世世】
(1)代を重ねること。いくつもの代(ヨ)。多くの代(ダイ)。だいだい。「馬屋原氏は―玄益と称した/伊沢蘭軒(鴎外)」
(2)〔仏〕 過去・現在・未来のそれぞれの世。
(3)それぞれの世。また,それぞれが配偶者を得て別々になること。「己が―になりければ,うとくなりにけり/伊勢 21」

よよ

よよ [1] 【夜夜】
毎晩。よなよな。「―枕にする肱(ヒジ)には涙の滴(シタタ)ること多かりき/浮城物語(竜渓)」

よよぎ

よよぎ 【代々木】
(1)東京都渋谷区北東部の地名。明治神宮・代々木公園などがある。
(2)〔本部が代々木にあることから〕
日本共産党のこと。

よよぎこうえん

よよぎこうえん 【代々木公園】
東京都渋谷区,明治神宮に隣接する公園。代々木練兵場,のち駐留軍住宅地(ワシントンハイツ),オリンピック選手村跡に建設された。陸上競技場・サッカー場・野鳥誘致園がある。

よよし

よよし [1] 【四十四・世吉】
連歌・俳諧の形式の一。百韻の二の折と三の折を省いたもので,一巻が四四句からなるもの。

よよと

よよと [1] (副)
(1)しゃくりあげて泣くさま。おいおい。「―泣き伏す」
(2)水やよだれなどの流れ落ちるさま。「雫も―食ひぬらし給へば/源氏(横笛)」
(3)酒などをぐいぐいと飲むさま。「酒を出したれば,…―飲みぬ/徒然 87」

よよむ

よよ・む (動マ四)
年をとって腰がまがる。よぼよぼになる。「百歳に老い舌出でて―・むとも/万葉 764」

よらし

よら・し 【宜し・良らし】 (形シク)
好ましい。よい。「赤ら嬢子(オトメ)を誘(イザ)ささば―・しな/古事記(中)」

より

より [0] (副)
〔格助詞「より」から〕
物事の程度がさらに加わるさまを表す。もっと。いっそう。「乗り物のスピードは―速くなってきている」「新しいビルは―高くなる傾向にある」「こちらの方が―純粋で,かつ美しい気がする」「―一層の努力が必要だ」
〔格助詞「より」の古来からの用法である比較の基準を表すものから,副詞として転用されるようになったもの。明治以降,西欧語の翻訳文において用いられ始め,それが広く行われるに至った〕
→より(格助)

より

−より【東寄りに】
a little to the east <of> .→英和
東寄りの風 an easterly wind.

より

より [2] 【縒り・撚り】
よること。また,よったもの。「―の甘い糸」

より

より【縒り】
a twist.→英和
〜を戻す untwist (糸の);get reconciled[make up] <with> (仲直りする).腕に〜をかける do one's best.

より

より 【度】 (接尾)
助数詞。回数を数えるのに用いる。たび。ど。回。「軍衆(イクサ)三―驚駭(トヨ)む/日本書紀(崇峻訓)」「とふ人もなき我がやどのむら時雨ふた―身―おどろかすかな/伊勢大輔集」
〔語源は,「寄り」からとも,「時」の意の名詞からとも〕

より

より [0] 【寄り】
(1)相撲で,四つに組み体を密着させて,押しながら進むこと。
(2)映画撮影で,被写体にカメラを近づけて撮影すること。あるいはカメラを近づけること。
(3)腫(ハ)れ物が一か所に集まること。
(4)「寄り付き」の略。
(5)場所・方向・側など,位置を表す語の下に付いて,そこ,また,そちらに近い意を表す。「海―の道」「右―の考え」

より

より
(1)[に従って]at <his request> ;→英和
by[on] <the doctor's advice> ;→英和
in accordance with <custom> ;→英和
under <article 5 of the regulations> .→英和
(2)[の力で]through <your kind help> ;→英和
with <his assistance> .
(3)[理由]because of;on account of;owing to;due to.

より

より (格助)
(1)比較の基準を表す。「よりは」「よりも」「よりか」などの形をとることが多い。「富士山―高い山」「思った―も立派なできばえ」「人―は妹そも悪しき恋もなくあらましものを思はしめつつ/万葉 3737」
(2)一定の範囲を限定する意を表す。下に時間・距離・位置などに関する名詞がくることが多い。「私の家は公園―手前にある」「五時―後にしよう」「これ―東,娑婆世界―西に,天上の人の植ゑし木の声すなり/宇津保(俊蔭)」
(3)(打ち消しの語句を伴って)ほかのものを否定し,それと限る意を表す。「よりほか」「よりしか」などの形を用いることが多い。「ことわる―しかたがない」「もろともにあはれと思へ山桜花―ほかに知る人もなし/金葉(雑上)」
(4)動作・作用の時間的・空間的起点を表す。現代語では,書き言葉的で,話し言葉では「から」を用いるのが普通である。「神戸港―船出する」「六時―開会の予定」「いづく―来りしものそまなかひにもとなかかりて安眠(ヤスイ)しなさぬ/万葉 802」
(5)動作の行われる場所・経由地を表す。…を通って。から。「古に恋ふる鳥かもゆづるはの御井(ミイ)の上―鳴き渡り行く/万葉 111」「かたゐのやうなる姿なる,この車のまへ―いきけり/大和 148」
(6)動作・作用の手段・方法を表す。で。にて。「つぎねふ山背道(ヤマシロジ)を他夫(ヒトヅマ)の馬―行くに己夫(オノヅマ)し徒歩(カチ)―行けば/万葉 3314」「ただひとり徒歩(カチ)―まうでけり/徒然 52」
(7)原因・理由を表す。のゆえに。によって。「つはものどもあまた具して山へ登りける―なむその山をふじの山とは名づけける/竹取」
(8)(活用する語の連体形に付き)「…するとすぐ」「…するやいなや」の意を表す。「命婦かしこにまかでつきて門引き入るる―,けはひあはれなり/源氏(桐壺)」「名を聞く―,やがて面影は推しはからるる心地するを/徒然 71」
〔(1)上代には,ほとんど同じ用法をもつ格助詞として,「ゆ」「ゆり」「よ」「より」の四語がある。これらの語源に関しては,「ゆり」「より」からその省略形として「ゆ」「よ」が生じたとする説と,「ゆ」「よ」から「ゆり」「より」が生じたとする説とがある。→「ゆり」(格助)の補説(1)。(2)「より」は上代から用いられている語であるが,古来,その用法が変わらないのは(1)で,中古以降,(4)(5)などは次第に「から」がこれに代わり,その他のものも「にて」「で」その他の語に代わったものが多い〕

より=が戻る

――が戻・る
(1)縒り合わせたものがほぐれる。
(2)もとどおりになる。特に,別れた男女がもとの関係に戻る。

より=を戻す

――を戻・す
(1)縒り合わせたものをほぐす。
(2)もとどおりに戻す。特に,別れた男女の関係をもとに戻す。「別れた夫婦が―・す」

より=を掛ける

――を掛・ける
(1)糸に縒りをほどこす。
(2)「腕(ウデ)に撚りを掛ける」の略。

よりあい

よりあい【寄合い】
a meeting;→英和
a gathering.→英和
寄合い所帯 a scratch team[crew](寄せ集め).

よりあい

よりあい [0] 【寄(り)合い・寄合】
(1)話し合いや親睦のために,人々が集まること。また,その集まり。「町内の―」
(2)鎌倉幕府後期における事実上の最高意思決定機関。北条氏嫡流(得宗)を主宰者とし,一族や御家人の有力者から構成されていた。
(3)中世後期,村落共同体(惣・郷村)の発展に伴い成立した共同体所属の構成員による評議・談合の場をいう。
(4)江戸時代,三千石以上の旗本で,無役の者。若年寄の支配に属し,寄合肝煎(ヨリアイキモイリ)の監督を受けた。寄合組。
(5)連歌・俳諧で,前句と付句を関係付ける契機となる言葉や物どうしの縁をいう。古典・古歌・説話などに準拠を求めることが多い。連歌において多用された。
→付合

よりあいがき

よりあいがき [0] 【寄合書き】
数人が寄り集まって一つの書画をかくこと。また,その書画。寄せ書き。

よりあいきもいり

よりあいきもいり [5] 【寄合肝煎】
江戸幕府の職名。若年寄の配下。定員五人。寄合{(4)}の各組を分担して管理した。

よりあいぐみ

よりあいぐみ [0] 【寄合組】
「寄合{(4)}」に同じ。

よりあいこさく

よりあいこさく [5] 【寄(り)合い小作】
他人の耕地を二人以上の者が共同で借りて耕作したこと。

よりあいしゅう

よりあいしゅう [3] 【寄合衆】
寄合{(2)}を構成した者。

よりあいじょたい

よりあいじょたい [5] 【寄(り)合い所帯】
(1)多くの世帯が一か所に集まって住むこと。
(2)雑多な派閥やグループが集まって,十分組織化されないまま成り立っている団体。

よりあいづけ

よりあいづけ [0] 【寄合付け】
連歌・俳諧(ハイカイ)の付合(ツケアイ)の一。寄合{(5)}によって付けるもの。

よりあう

よりあう【寄り合う】
⇒寄り集まる.

よりあう

よりあ・う [3] 【寄(り)合う】 (動ワ五[ハ四])
人々が寄り集まる。「村の相談事で公民館に―・う」

よりあつまり

よりあつまり [0] 【寄(り)集まり】
寄り集まること。会合。また,その人。「―がある」「しろうとの―」

よりあつまる

よりあつま・る [5] 【寄(り)集まる】 (動ラ五[四])
多くの人が一か所に集まる。「町の人が広場に―・る」

よりあつまる

よりあつまる【寄り集まる】
get together;meet;→英和
gather;→英和
flock together.

よりあわせる

よりあわ・せる [5][0] 【縒り合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 よりあは・す
糸をよって一本にする。「糸を―・せて強いひもをつくる」

よりい

よりい ヨリヰ 【寄居】
埼玉県北西部の町。荒川が秩父山地から関東平野へ出るところに発達した谷口集落。旧城下町で,近世は秩父街道の宿場町として栄えた。

よりいと

よりいと【撚り糸】
a twisted thread;twine.→英和

よりいと

よりいと [3][0] 【撚り糸・縒り糸】
よりをかけた糸。また,より合わせた糸。

よりうど

よりうど 【寄人】
〔「よりゅうど」とも〕
(1)平安時代以後,朝廷の記録所・和歌所あるいは幕府の政所・問注所・侍所に配属された職員の名称。いずれも事務練達の者から選ばれ,庶務・執筆の任にあたった。
(2)平安後期,公領・荘園の住民で直属の支配者以外の公家・社寺と身分関係を結び,二元的な貢納関係をもった者。

よりうど

よりうど [3] 【縒り独活】
ウドを用いた飾り切りの一。桂剥きしたものを細く斜めに切り水に放ち,らせん状にしたもの。

よりおや

よりおや [0] 【寄親】
(1)中世,主従またはそれに準ずる保護・被保護の関係を仮の親子関係とみなし,主にあたる者を寄親,従にあたるものを寄子(ヨリコ)と称する。戦国時代には,戦国大名が有力な武将を寄親とし,土豪・地侍および他領からの帰順者を寄子として家臣団を編成した。
(2)近世,一般の雇用関係において,奉公人の身元保証人。

よりか

よりか (連語)
〔格助詞「より」に名詞「ほか」の付いた「よりほか」の転。話し言葉でのくだけた言い方などに用いられる〕
下に打ち消しの語を伴って,それと限る意を表す。「残念だけど,あきらめる―仕方がなかった」「これ―することがないんだ」

よりか

よりか (連語)
〔格助詞「より」に副助詞「か」の付いたもの〕
(1)比較の規準を表す。「か」は語調をととのえるために軽く添えられたもの。「去年―泳ぎがずっとじょうずになった」
(2)選択の規準を表す。…ではなくて。「それ―,こちらのほうをもらおう」

よりかかり

よりかかり [0] 【寄り掛(か)り・倚り懸(か)り・凭り掛(か)り】
(1)よりかかること。また,そのもの。脇息(キヨウソク)の類。
(2)椅子(イス)の,座ったとき,よりかかる部分。
(3)和船で艫(トモ)の上枻(ウワダナ)の延長部が高くそり上がっている部分の船側の板。

よりかかる

よりかか・る [4] 【寄り掛(か)る・倚り懸(か)る・凭り掛(か)る】 (動ラ五[四])
(1)からだを物にもたせかける。「壁に―・る」
(2)他人を頼りにする。依存する。「兄に―・って生活する」
[可能] よりかかれる

よりかかる

よりかかる【寄り掛かる】
lean <against,on,over> ;→英和
depend <on> (頼る).→英和

よりかも

よりかも (連語)
〔格助詞「より」に副助詞「か」,係助詞「も」の付いたもの〕
「よりか」(連語)のやや強意的用法。比較の基準を表す。「パパ―ママの方が好きよ」

よりき

よりき [1][0] 【与力】 (名)スル
(1)助力すること。加勢すること。また,その人。「北面の輩(トモガラ)多く―したりけり/平家 1」
(2)(「寄騎」とも書く)室町時代,諸大名・部将に隷属する武士(被官)。戦国時代には侍大将・足軽大将に付属する騎士。同心。
(3)江戸時代,奉行・所司代・城代・大番頭・書院番頭の部下として,同心を指揮し事務を分掌・補佐した職。

よりきまど

よりきまど [4] 【与力窓】
太い格子を横にとりつけた窓。江戸時代,長屋などの道に面した側につけた。

よりきり

よりきり【寄り切り】
driving the opponent out of the ring (相撲).→英和

よりきり

よりきり [0] 【寄(り)切り】
相撲の決まり手の一。組んだ相手に体を密着させ,寄り詰めて,土俵外に出す技。

よりきる

よりき・る [3] 【寄(り)切る】 (動ラ五[四])
相撲で,組んだ相手を寄り詰めて土俵外へ押し出す。
[可能] よりきれる

よりきん

よりきん [0] 【撚り金・縒り金】
金箔(キンパク)を細く切って絹糸に撚り付けたもの。
→金糸

よりくず

よりくず [3] 【選り屑】
よいものを選んだあとの残り屑。えりくず。

よりぐけ

よりぐけ [2] 【撚り絎け】
くけ方の一種。布端を細く撚って巻きくける方法。スカーフなどの縁の始末に用いる。

よりけり

よりけり (連語)
〔動詞「よる(因)」の連用形に助動詞「けり」が付いたもの〕
(「…によりけり」の形で)…によって決まる。…次第である。「会うか会わぬかは人に―だ」「ふざけるのも時に―だよ」

よりこ

よりこ [0] 【寄子】
(1)中世,寄親{(1)}の管轄の下で戦国大名に仕えた武士。
→寄親(1)
(2)近世,寄親{(2)}を身元保証人として奉公した者。

よりごのみ

よりごのみ [0] 【選り好み】 (名)スル
自分の好きなものだけ選び取ること。えりごのみ。「おかずを―する」

よりごのみ

よりごのみ【選り好みする】
be particular[fastidious] <about> .

よりざ

よりざ [0] 【寄(り)座】
囲炉裏端(イロリバタ)の客座。竪座(タテザ)。

よりしか

よりしか (連語)
〔格助詞「より」に副助詞「しか」の付いたもの〕
下に打ち消しの語を伴って,それと限る意を表す。「絵の具は青と赤と黄と―なかった」

よりして

よりして (連語)
〔格助詞「より」に副助詞「して」の付いたもの〕
「して」は「より」のはたらきを確認するために添えられたもの。動作・作用の起点を表す。からして。「不注意―起こる事故が多い」「東の山ぎはは,比叡の山―,稲荷などいふ山まであらはに見えわたり/更級」

よりしろ

よりしろ [0] 【依り代・憑代】
神霊が現れるときに宿ると考えられているもの。樹木・岩石・御幣(ゴヘイ)・動物など種類が多く,神霊に代わってまつられる。

よりす

よりす [0] 【寄(り)州・寄り洲】
土砂が風や波で寄せられて,海岸・河口などに自然にできた州。

よりすがる

よりすがる【寄り縋る】
cling <to> ;→英和
rely[depend] <on> (頼る).→英和

よりすがる

よりすが・る [4][0] 【寄り縋る】 (動ラ五[四])
(1)からだをすり寄せてすがりつく。「母のひざに―・る幼児」
(2)助けてもらおうとたのみにする。力としてすがりつく。「神に―・るしかない」
[可能] よりすがれる

よりすぐり

よりすぐり [0] 【選りすぐり】
よりすぐること。えりすぐり。

よりすぐる

よりすぐ・る [4][0] 【選りすぐる】 (動ラ五[四])
多くの中からよいものを選び出す。えりすぐる。「―・った精鋭」

よりそう

よりそう【寄り添う】
draw[nestle]close <to> .寄り添って close together.

よりそう

よりそ・う [3] 【寄(り)添う】 (動ワ五[ハ四])
ぴったりとそばへ寄る。「―・う二人」
[可能] よりそえる

よりたおし

よりたおし [0] 【寄(り)倒し】
相撲の決まり手の一。組んだ相手に体を密着させ,前または横に寄り詰め,土俵内外で押し倒す技。

よりたおす

よりたお・す [4] 【寄(り)倒す】 (動サ五[四])
相撲で,組んだ相手を土俵際に寄り詰め,土俵内外に押し倒す。
[可能] よりたおせる

よりだす

よりだ・す [3][0] 【選り出す】 (動サ五[四])
多くの中から選び分けて取り出す。えらびだす。「俊秀ばかりを―・す」

よりだす

よりだす【選り出す】
pick[single,sort]out;select.→英和

よりつき

よりつき【寄付き】
the opening of a session (株式).→英和
寄付き値段 the opening price[quotation].

よりつき

よりつき [0] 【寄(り)付き】
(1)道路から玄関または勝手口への道。アプローチ。
(2)数寄屋などの入ってすぐの部屋。
(3)茶席の待合(マチアイ)の別名。
(4)取引所で,午前または午後の最初の立合。また,その際成立した値段。
⇔大引け(1)

よりつきねだん

よりつきねだん [5] 【寄(り)付き値段】
寄り付き{(4)}に成立した値段。寄り値。寄りつき相場。

よりつく

よりつ・く [3] 【寄(り)付く】 (動カ五[四])
(1)そばに近づく。人などがそばに寄って来る。「こわくて人が―・かない」
(2)取引所で,その日の最初の売買が成立する。「いきなり高値で―・く」
(3)頼る。頼って身を寄せる。「年来仕へける所をも其の事となく浮かれて,―・く所もなく成にければ/今昔 16」
(4)物の怪(ケ)などがとりつく。
[可能] よりつける

よりつく

よりつく【寄り付く】
come[get]near;approach;→英和
open (株式).→英和
寄り付かない keep away <from> ;avoid.→英和
足もとにも寄り付けない be no match <for a person> .

よりて

よりて 【因りて・依りて】 (連語)
〔動詞「よる(因)」の連用形「より」に接続助詞「て」の付いたもの〕
⇒によりて(連語)

よりて

よりて [0] 【因りて・依りて・仍りて】 (接続)
〔漢文訓読に由来する語〕
「よって」に同じ。「嗚呼(アア)談(ダン)何ぞ容易ならん―簡端に一言を贅しもつて感読を謝すると爾(シカ)云ふ/安愚楽鍋(魯文)」

よりとも

よりとも 【頼朝】
⇒源(ミナモトノ)頼朝

よりとる

よりと・る [0][3] 【選り取る】 (動ラ五[四])
〔「よりどる」とも〕
選んで取る。選び取る。えり取る。

よりどうぐ

よりどうぐ [3] 【寄(り)道具】
人を傷つけずに捕らえるために使う道具。十手(ジツテ)・刺股(サスマタ)・寄り棒・突く棒の類。

よりどころ

よりどころ【拠所のある(ない)】
well-grounded (groundless);(un)reliable;→英和
(un)authorized.

よりどころ

よりどころ [0] 【拠り所】
(1)ある事の成り立つ根拠となる事柄。「意見の―となる資料」
(2)たよるところ。ささえとなるもの。「身の―を求める」「心の―がない」

よりどころなし

よりどころな・し 【拠り所無し】 (形ク)
たよりとするところがない。「とりたててはかばかしきうしろみしなければ…なほ―・く心ぼそげなり/源氏(桐壺)」

よりどり

よりどり [0] 【選り取り】
自由に好きなものを選び取ること。

よりどり

よりどり【選り取りする】
make[take]one's choice.〜100円 One hundred yen apiece at your choice.

よりどりみどり

よりどりみどり [5] 【選り取り見取り】
多くの物の中から好き勝手に選び出し,見つけ出して取ること。

よりどる

よりど・る [0][3] 【選り取る】 (動ラ五[四])
選んで取る。選びとる。えりとる。「あれかこれかと惑ひながら―・るのが楽みである/銀の匙(勘助)」

よりによって

よりによって 【選りに選って】 (連語)
相手の選択のまずさを非難する語。他にもっとよい選び方がいくらでもありそうなのに。「―一番粗悪なものを選ぶとは」

よりぬき

よりぬき【選り抜き】
the choice;→英和
the pick;→英和
the elite (人々).→英和
〜の choice;select;→英和
picked.→英和
選り抜く choose[select,pick] <out of> .→英和

よりぬき

よりぬき [0] 【選り抜き】
より抜くこと。また,そのもの。えりぬき。「―の秀才ぞろい」

よりぬく

よりぬ・く [3][0] 【選り抜く】 (動カ五[四])
多くの中からすぐれたものを選び抜き出す。えり抜く。「大勢の中から自分で有井を―・き/鉄仮面(涙香)」

よりね

よりね [0] 【寄(り)値】
「寄り付き値段」の略。

よりびと

よりびと [2] 【寄人】
⇒よりうど(寄人)

よりふす

よりふ・す [3] 【寄り臥す】 (動サ五[四])
寄り添って寝る。添い臥す。

よりふね

よりふね 【寄(り)船】
遭難して海辺に吹き寄せられた漂着船。[日葡]

よりほか

よりほか (連語)
〔格助詞「より」に名詞「ほか」の付いたもの〕
下に打ち消しの語を伴って,それと限る意を表す。「今はもうそれを実行する―に仕方がない」「もう止(ヤ)める―ないね」「ひぐらしの鳴く山里の夕暮は風―に問ふ人もなし/古今(秋上)」

よりぼう

よりぼう [0] 【寄(り)棒】
寄り道具の一。捕り手が,相手の刃物を払い落とし,またはこれを叩(タタ)き伏せなどするために使う棒。

よりまさ

よりまさ 【頼政】
能の一。二番目物。世阿弥作。宇治の里を訪れた僧を名所に案内した老翁は,実は源三位頼政の霊であった。頼政の姿に戻って現れた霊は,奮戦の様を見せ,僧に回向を所望して消える。

よりまし

よりまし [0] 【憑坐・尸童】
〔寄り坐(マ)し,の意〕
神霊がよりつく人間。特に,祈祷師(キトウシ)が神霊を乗り移らせたり,託宣をのべさせたりするために伴う童子や婦女。人形が使用されることもある。ものつき。

よりみ

よりみ [0] 【寄(り)身】
相撲で,四つに組んで相手を押したてていくこと。

よりみち

よりみち【寄り道をする】
stop[call]on one's way <to> .〜しないで帰る go straight home.

よりみち

よりみち [0] 【寄(り)道】 (名)スル
目的の場所へ行く途中で,他の所へ立ち寄ること。「―して遅くなる」

よりめ

よりめ【寄り目】
cross-eye.〜の cross-eyed.

よりめ

よりめ [0] 【寄(り)目】
(1)斜視の一種。物を見つめたとき,一方の眼球が内側に寄るもの。内斜視。
(2)人形浄瑠璃の人形で,眼球を左右に動かせる仕掛けになっている目。

よりも

よりも (連語)
〔格助詞「より」に係助詞「も」の付いたもの〕
格助詞「より」のやや強意的用法。
(1)比較の規準を表す。「だれ―君を愛す」「先日―売り上げが増えた」「色―香こそあはれと思ほゆれたが袖ふれし宿の梅ぞも/古今(春上)」
(2)動作の起点を表す。「枝―あだに散りにし花なれば落ちても水の泡とこそなれ/古今(春下)」

よりも

よりも [0] 【寄(り)藻】
波や風で浜辺に寄せられた藻。

よりもどし

よりもどし [0] 【縒り戻し】
⇒猿環(サルカン)

よりもの

よりもの [0] 【寄(り)物】
浜辺に打ち寄せられる材木や海草・魚介類などの称。

よりゅう

よりゅう [0] 【余流】
本流から分かれた流れ。支流。

よりゅうど

よりゅうど ヨリウド 【寄人】
⇒よりうど(寄人)

よりょう

よりょう [0] 【予料】 (名)スル
先取りすること。予測すること。予知。予想。「自然が―し難いものを内に隠して/風土(哲郎)」

よりょく

よりょく【余力】
<have> a reserve of energy[power,strength];money to spare (金の).

よりょく

よりょく [0] 【余力】
ある事を終えたのちになお余っている力。余裕。「―を残す」「まだ―がある」

よりよい

よりよ・い 【より良い】 (連語)
他に比べてなおいっそう良い。「―・い成果を期待する」

よりより

よりより [0] 【度度・寄り寄り】 (副)
〔「より(度)」を重ねたものか〕
時々。おりおり。「―その話が出た/夜明け前(藤村)」

よりわける

よりわ・ける [4][0] 【選り分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 よりわ・く
物を選んで,良いものと悪いものなどに区別する。えりわける。「みかんを大と小に―・ける」

よりわける

よりわける【選り分ける】
sort out;classify;→英和
pick out (選び出す).

より良い

よりよ・い 【より良い】 (連語)
他に比べてなおいっそう良い。「―・い成果を期待する」

よる

よ・る [1] 【選る・択る】 (動ラ五[四])
〔「える(選)」の転〕
多くのものの中から,選び出す。える。「傷のないりんごを―・る」「気に適(イ)つたのを―・つて御覧な/魔風恋風(天外)」「悪イノヲ―・ッテ捨テル/ヘボン」
[可能] よれる

よる

よる【寄る】
(1)[近寄る]come near <to> ;draw near <to> ;approach.→英和
わきへ〜 step aside;make way <for> .
(2)[訪れる]call[drop in] <at a house,on a person> ;→英和
stop <at> .→英和
(3)[集まる]meet;→英和
gather;→英和
get together.

よる

よ・る (動ラ下二)
つかれる。くたびれる。「―・れに―・れたる痩せ馬なれば/謡曲・鉢木」

よる

よ・る [0] 【因る・由る・依る・拠る】 (動ラ五[四])
〔「寄る」と同源〕
(1)ある物事が起きる原因となる。《因・由》「不注意に―・るミス」「金属疲労に―・る破損」「人言の繁きに―・りて/万葉 3464」
(2)ある物事の手段・方法,あるいは材料となる。《依》「武力に―・る解決」「コンピューターに―・る処理」
(3)ある物事の根拠・基準・理由となる。《依・拠》「法律の定めるところに―・る」「人は見かけに―・らないものだ」
(4)軍勢・人などが根拠地としてたてこもる。《拠》「大坂城に―・った豊臣方」
(5)ある物事に関係する。物事の有り様に応ずる。《依》「成功するかどうかは君の努力次第に―・る」「相手の出方に―・っては実力行使もある」「所に―・り雨」「事と次第に―・っては…」「冗談も時と場合に―・る」
[可能] よれる

よる

よ・る [1] 【縒る・撚る】
■一■ (動ラ五[四])
(1)糸状のものをひねる。また,数本の細い糸などをひねってからみ合わせ,一本の紐などを作る。「こよりを―・る」「糸を―・る」「女の髪すじを―・れる綱には,大象もよくつながれ/徒然 9」
(2)ねじって回す。よじる。《撚》「掻竦(カイスク)むやうに脊筋を―・る/歌行灯(鏡花)」
[可能] よれる
■二■ (動ラ下二)
⇒よれる

よる

よる【縒る】
twist;→英和
twine.→英和

よる

よる
be based[founded] <on> (基く);depend[rely] <on> (依存する);→英和
[原因]be due <to> ;be caused <by> ;[用いる]use;→英和
appeal[resort] <to force> .→英和

よる

よる【夜】
night.→英和
〜に at[by]night;in the evening[night (夜中)].→英和
〜遅くまで <work> till late at night.→英和
〜にならないうちに before dark.〜も昼も day and night.→英和
〜型の人 a night person[owl].

よる

よる【選る】
⇒選ぶ.

よる

よ・る [0] 【寄る】 (動ラ五[四])
(1)ある場所や人に近づく。「近くに―・ってよく見てご覧なさい」「ストーブのそばに―・る」
(2)現在の場所から離れて,ある地点・方向に近づく。比喩的にも用いる。「もっと右側に―・りなさい」「駅から少し東に―・った所に市役所がある」
(3)ひとところに集まる。「三人―・れば文殊の知恵」「―・り集まる」
(4)ある地点へ向かう途中で,他の場所を訪れる。立ち寄る。「銀行へ―・ってからデパートへ行く」
(5)(「年が寄る」などの形で)高齢になる。「名選手も―・る年波には勝てなかったようだ」
(6)(「しわが寄る」の形で)しわができる。「目尻にしわが―・る」
(7)相撲で,相手のまわしを持って相手を後退させる。「一気に,土俵ぎわまで―・る」
(8)(「凭る」「倚る」とも書く)自分の体をある物にもたせかける。「壁に―・りかかる」「脇息に―・りおはす/源氏(帚木)」
(9)商品・株式などの相場で,売り手と買い手の値段が折りあって,売買が成り立つ。「〇〇電気,一二〇〇円で―・りました」
(10)ある人に気持ちが引かれる。なびく。また,ある人の意のままになる。「心は妹(イモ)に―・りにしものを/万葉 3757」
(11)(「頼る」とも書く)あてにして頼る。「舟流したる心地して―・らむ方なく悲しきに/古今(雑体)」
(12)味方となる。「あなたに―・りて,ことさらに負けさせむとしけるを/枕草子 143」
(13)神霊・物の怪(ケ)などがとり付く。乗り移る。「病付きて…遂に失せにけり。其の女の―・りたるにやとぞ/今昔 31」
(14)社寺に寄進する。「かかる所に庄など―・りぬれば,別当なにくれなどいできて/宇治拾遺 8」
〔「寄せる」に対する自動詞〕
[可能] よれる

よる

よる [1] 【夜】
日没から日の出までの時間。太陽が沈んで,あたりが暗くなっている間。夜間。よ。
⇔昼

よる

よる (助動)(よら(よろ)・より(よつ)・よる・よる・よれ・よれ)
〔動詞「をる(居る)」の補助動詞的用法から。中古末期から近世上方語へかけての語〕
動詞の連用形に付いて,動作が進行中であることを,動作者を軽く卑しめる気持ちをこめて言い表す。「さりながら大かた先済み〈よつ〉たが,一部始終を聞てたも/浄瑠璃・曾根崎心中」
〔現代でも関西地方などで用いられる〕

よる

よ・る 【揺る】 (動ラ四)
ゆれる。「地震(ナイ)が―・り来ば破れむ柴垣/日本書紀(武烈)」

よる=の帳(トバリ)が下りる

――の帳(トバリ)が下りる
〔夜の暗くなるさまを,帳(=たれぎぬ)が下りたことにたとえていう〕
夜になる。

よる=の底(ソコ)

――の底(ソコ)
深い闇(ヤミ)をいう語。

よる=の御座(オマシ)

――の御座(オマシ)
「夜の御殿(オトド){(1)}」に同じ。

よる=の御殿(オトド)

――の御殿(オトド)
(1)清涼殿の中にある天皇の寝所。夜のおまし。
→清涼殿
(2)中宮や東宮の寝所。また,貴人の寝所。

よる=の殿(トノ)

――の殿(トノ)
狐の異名。「是れ―,我はみじんも巧まぬ/浄瑠璃・天鼓」

よる=の衣(コロモ)を返す

――の衣(コロモ)を返・す
夜着を裏返しに着る。こうして寝ると思う人を夢に見ると考えられていた。「いとせめて恋しき時はむばたまの―・してぞきる/古今(恋二)」

よる=の錦(ニシキ)

――の錦(ニシキ)
〔美しい錦も夜はその美しさが目立たないことから〕
そのかいがないこと。闇夜の錦。「見る人もなくて散りぬる奥山のもみぢは―なりけり/古今(秋下)」

よる=を昼になす

――を昼にな・す
夜昼の区別なく行う。昼夜兼行で行う。夜を日に継ぐ。「―・してとらしめ給ふ/竹取」

よるい

よるい [0][1] 【余類】
残った仲間。残党。

よるがお

よるがお [0] 【夜顔】
ヒルガオ科の一年草。熱帯アメリカ原産。観賞用に栽培。茎はつる性で長く伸び,円心形でときに三浅裂する葉を互生。夏の夕方,アサガオに似た香りの良い白花を開き,翌朝しぼむ。夕顔。夜開草。

よるせ

よるせ 【寄る瀬】
物の流れ寄りつく浅瀬。また,頼みとするところ。「大幣と名にこそ立てれ流れても遂に―はありといふものを/伊勢 47」

よるせき

よるせき [0] 【夜席】
寄席で,夜の部の興行。
⇔昼席

よるのあき

よるのあき [1] 【夜の秋】
夏も終わりの頃の,なんとなく秋めいた感じのする夜。[季]夏。

よるのおんな

よるのおんな [1][1][3] 【夜の女】
夜,街角で客を求め売春を行う女。売春婦。街娼。

よるのさんか

よるのさんか 【夜の賛歌】
〔原題 (ドイツ) Hymnen an die Nacht〕
ノバーリスの抒情詩集。1800年刊。夭折(ヨウセツ)した恋人ゾフィーへの思慕の念を神秘的な夜へのあこがれとして歌い,死を生の真の故郷として礼賛する。ドイツ-ロマン派の代表的詩集。

よるのちょう

よるのちょう [1][1][1] 【夜の蝶】
〔そのはなやかさから〕
バー・キャバレーなどで接客する女性。ホステス。

よるのつる

よるのつる [1] 【夜の鶴】
〔「夜鶴(ヤカク)」の訓読み〕
夜半に鳴く鶴。子を思う親の愛をたとえていう語。「焼け野の雉(キギス)―」「子を悲しみて猿(マシラ)なく,夜半の鵺(ヌエ)鳥―/浄瑠璃・嫗山姥」

よるのねざめ

よるのねざめ 【夜の寝覚】
物語。五巻または三巻。菅原孝標女(スガワラノタカスエノムスメ)作と伝えるが未詳。一一世紀後半の成立。中君と中納言の数奇な恋愛を描き,細かい心理描写に特色がある。源氏物語の影響が強い。現存本は欠巻がある。夜半(ヨワ)の寝覚。寝覚。

よるのもの

よるのもの [1] 【夜の物】
寝るとき用いる,夜着・寝具など。

よるひる

よるひる [1] 【夜昼】
(1)夜と昼。「―の別を忘れる」
(2)夜も昼も。あけくれ。日夜。「―休まず急ぐ」

よるべ

よるべ【寄る辺のない】
homeless;→英和
friendless;→英和
helpless.→英和

よるべ

よるべ [0] 【寄る辺・寄る方】
たよりにして身を寄せるところ。たのみにできる親類縁者。「―なき身」

よるよなか

よるよなか [1] 【夜夜中】
〔「夜中」を強めた語〕
夜ふけ。真夜中。「―に人の家を訪問する」

よれい

よれい [0] 【予冷】 (名)スル
野菜や果物の鮮度を保つため,出荷や貯蔵に先立ち摂氏三〜五度にまで冷却すること。

よれい

よれい [0] 【予鈴】
開演・操業開始などの合図に鳴らす本鈴に先立ち,その少し前に鳴らすベル。

よれい

よれい【予鈴】
the first bell.

よれき

よれき [0] 【余瀝】
杯の酒などの,残りのしずく。余滴。「茶碗の底の―/渋江抽斎(鴎外)」

よれつ

よれつ [0] 【余烈】
先人の残した立派な功績。遺烈。

よれば

よれば
according to.うわさに〜 It is rumored that….

よれよれ

よれよれ
〜の tattered;→英和
worn-out;threadbare.→英和

よれよれ

よれよれ [0] (形動)
衣類や紙などが,使い古されて形がくずれたり,しわがよったりしているさま。「―の上着」

よれる

よれる【縒れる】
be[get]twisted.縒れた twisted.

よれる

よ・れる [2] 【縒れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よ・る
よった状態になる。よじれる。ねじれる。「糸が―・れる」

よろい

よろい ヨロヒ 【具】 (接尾)
助数詞。家具・調度などを数える。「御厨子二―/宇津保(国譲上)」「屏風一―/義経記 5」

よろい

よろい【鎧】
(a suit of) armor.→英和
鎧櫃(びつ) an armor case.

よろい

よろい ヨロヒ [0] 【鎧・甲】
〔動詞「よろう」の連用形から〕
(1)身体をおおいまもるために,鉄・革などで作って着用する戦闘用の防具。
(2)大鎧(オオヨロイ)のこと。
→大鎧
(3)兜(カブト)や袖に対して,胴鎧(ドウヨロイ)のこと。

よろいあみ

よろいあみ ヨロヒ― [0] 【鎧編み】
かぎ針編みで,前段の表裏を交互にすくい,編み上がりが鎧の小札(コザネ)のように見えるような編み方。帽子などに用いる。

よろいいた

よろいいた ヨロヒ― [4] 【鎧板】
建具などで,一定の傾斜をつけ,少しずつ間をあけて平行にとりつけた幅の狭い薄板。またそのように張ったもの。遮光・通風などのため窓や戸に用いる。がらり板。羽板。錏板(シコロイタ)。

よろいいたちうお

よろいいたちうお ヨロヒ―ウヲ [6] 【鎧鼬魚】
スズキ目の海魚。全長約60センチメートル。ナマズに似た深海性の魚。背びれ・尻びれ・尾びれが連続し,下顎(シタアゴ)にひげがある。椀種(ワンダネ)やフライにすると美味。本州中部以南に分布。アカヒゲ。

よろいおや

よろいおや ヨロヒ― [0] 【鎧親】
武家時代,元服して男子が初めて鎧をつけるときに,鎧を着せる役の人。具足親。

よろいきぞめ

よろいきぞめ ヨロヒ― [4] 【鎧着初め】
武家で,男子が一三,四歳になったとき,初めて甲冑(カツチユウ)を身につける儀式。

よろいぎ

よろいぎ ヨロヒ― [3] 【鎧着】
(1)初めて鎧を着ること。
(2)主君の鎧を着て供をする役。

よろいぐさ

よろいぐさ ヨロヒ― [3] 【鎧草】
セリ科の多年草。中国地方・九州に自生。茎は高さ約2メートルで,中空。葉は羽状複葉。夏から秋,白色の小花を多数散形花序につける。根を乾燥したものを白芷(ビヤクシ)と呼び,風邪薬とする。オオシシウド。

よろいげ

よろいげ ヨロヒ― [3] 【鎧毛】
「縅毛(オドシゲ)」に同じ。

よろいだい

よろいだい ヨロヒダヒ [3] 【鎧鯛】
エビスダイの別名。

よろいづくり

よろいづくり ヨロヒ― [4] 【鎧作り】
鎧を製作すること。また,その人。具足師。

よろいど

よろいど【鎧戸】
a (folding) shutter;a louver door.

よろいど

よろいど ヨロヒ― [3][0] 【鎧戸】
(1)鎧板をつけた戸。がらり戸。しころ戸。
(2)シャッター{(2)}に同じ。
鎧戸(1)[図]

よろいどおし

よろいどおし ヨロヒドホシ [4] 【鎧通し】
(1)組み打ちのときの武器とした短刀。そりがなく,長さ九寸五分(約30センチメートル)。馬手(メテ)差し。めて。
(2)鏃(ヤジリ)の一種。太く鋭いもの。

よろいねずみ

よろいねずみ ヨロヒ― [4] 【鎧鼠】
アルマジロの別名。

よろいばり

よろいばり ヨロヒ― [0] 【鎧張(り)】
鋼船や木製ボートの外板の張り方の一種。上下隣り合わせの板を上の板の端が下の板の外側になるように重ねて張っていく方式のもの。重ね張り。

よろいひたたれ

よろいひたたれ ヨロヒ― [4] 【鎧直垂】
鎧の下に着込む直垂。通常の直垂より袖が短く,袖口と袴口は括(クク)り緒で括るようになっている。錦・綾などで仕立てられ華美なものが多い。平安末期から,中世まで用いられた。ひたたれ。
鎧直垂[図]

よろいびつ

よろいびつ ヨロヒ― [3] 【鎧櫃】
鎧や兜(カブト)を入れておく櫃。具足櫃。

よろいまど

よろいまど ヨロヒ― [4] 【鎧窓】
鎧板をつけた窓。

よろいむしゃ

よろいむしゃ ヨロヒ― [4] 【鎧武者】
鎧兜(ヨロイカブト)に身を固めた武士。

よろいもち

よろいもち ヨロヒ― [3] 【鎧餅】
武家で,年の初めに鎧を飾り,その前に供えた鏡餅。具足餅。

よろいやき

よろいやき ヨロヒ― [0] 【鎧焼(き)】
伊勢海老を背開きにし,醤油を注いで炭火で焼いたもの。

よろう

よろ・う ヨロフ [2] 【鎧う】 (動ワ五[ハ四])
よろいを着る。武装する。「裸身(ハダミ)に颯と白銀を―・つたやうに/婦系図(鏡花)」「既に甲冑を―・ひ弓箭を帯し/平家 7」

よろく

よろく [0] 【余禄】
予定外の収入。余得。「―に与(アズカ)る」

よろく

よろく [0] 【余録】
主要な記録以外のもの。余話。

よろけ

よろけ [0] 【蹌踉・蹣跚】
(1)よろけること。
(2)珪肺(ケイハイ)の俗称。

よろけじま

よろけじま [0] 【蹣跚縞】
波状にうねった縞柄。特殊な筬(オサ)を用いて経(タテ)糸または緯(ヨコ)糸を湾曲させて織ったもの。また,型染めによるものもある。ひさご縞。
→縞

よろける

よろ・ける [0] 【蹌踉ける・蹣跚ける】 (動カ下一)[文]カ下二 よろ・く
足もとがしっかりせず,まっすぐに歩けなかったり,ころびそうになったりする。よろめく。「酒に酔って―・ける」「石につまずいて―・ける」[ヘボン]

よろける

よろける
⇒よろめく.

よろこばしい

よろこばしい【喜ばしい】
glad;→英和
happy;→英和
joyful;→英和
delightful;→英和
pleasant.→英和

よろこばしい

よろこばし・い [5] 【喜ばしい】 (形)[文]シク よろこば・し
〔「よろこぼし」の転〕
うれしく愉快である。満足すべきである。喜ぶべきである。「―・い知らせ」「結婚の―・い日」「神感空にあり,たのもしきかな,―・しきかな/平家 7」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

よろこばす

よろこば・す [4] 【喜ばす・悦ばす】
■一■ (動サ五[四])
喜ぶようにさせる。うれしがらせる。よろこばせる。「妹を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒よろこばせる

よろこばす

よろこばす【喜ばす】
please;→英和
delight;→英和
make <a person> happy.

よろこばせる

よろこば・せる [5] 【喜ばせる】 (動サ下一)[文]サ下二 よろこば・す
よろこぶようにさせる。よろこばす。「母を大変に―・せた出来事」

よろこび

よろこび【喜び】
joy;→英和
delight;→英和
pleasure;→英和
congratulation (祝意).〜に堪えない be very happy <to do> ;It is one's great pleasure <to do> .〜のあまり <weep> for[with]joy.〜のしるしに as a token of[by way of]congratulation.〜を述べる congratulate <a person on his success> ;→英和
express[offer]one's congratulations <on> .‖喜び事 a matter for joy[congratulation];a happy event.

よろこび

よろこび [0][3][4] 【喜び・慶び・悦び】
(1)よろこぶこと。「初優勝の―」
(2)よろこぶべきこと。慶賀すべきこと。
 (ア)任官・昇進などの慶事。「正月の司召に,さまざまの―どもありて/栄花(月の宴)」
 (イ)出産という慶事。「―ヲスル/日葡」
(3)祝いの言葉。祝辞。「お―を申し上げる」
(4)謝礼。お礼。「熊野へ―の奉幣をぞ立てられける/平家 3」

よろこびいさむ

よろこびいさむ【喜び勇む】
be delighted.喜び勇んで with great joy[a light heart].

よろこびいさむ

よろこびいさ・む [6] 【喜び勇む】 (動マ五[四])
うれしくて積極的に行動する気になる。「―・んで出かけて行く」

よろこびごと

よろこびごと [0][6] 【喜び事・慶び事】
祝い事。いわい。

よろこびもうし

よろこびもうし 【慶び申し】
官位に叙せられた者が宮中などに参上してお礼を申し上げること。また,その儀式。奏慶。「やがて同十七日,―ありしかども/平家 1」

よろこぶ

よろこぶ【喜ぶ】
be glad <of,to do,that…> ;→英和
be happy <about,to do,that…> ;be pleased[delighted] <with,at,to do> .喜んで with joy;[快く]gladly;with pleasure; <be> glad[delighted] <to do> .

よろこぶ

よろこ・ぶ [3] 【喜ぶ・慶ぶ・悦ぶ】
■一■ (動バ五[四])
(1)よい事に出合って快い・楽しい・うれしいと思う。また,その思いを言動に表す。「お目にかかれてとても―・んでいました」「応援団が―・んでいる」「人の耳を―・ばしめんとにはあらず/方丈記」
(2)祝福する。「無事な生還を―・ぶ」
(3)ありがたいと思いつつ受け入れる。「彼は他人の忠告を―・ばない」
→喜んで
(4)(出産を喜ぶ意から転じて)出産する。子を産む。「懐体して兄を―・びしより/浮世草子・桜陰比事 1」
[可能] よろこべる
■二■ (動バ上二)
(1)うれしく思う。「こほろぎの待ち―・ぶる秋の夜を寝る験なし枕と我は/万葉 2264」
(2)ありがたいと思う。「貴き御命を頂に受け給はり,―・び貴み懼ぢ恐まりて/続紀(天平宝字三宣命)」

よろこぼう

よろこぼ・う ヨロコボフ 【喜ぼふ】 (動ハ四)
〔動詞「よろこぶ」に反復継続を表す助動詞「ふ」の付いた「よろこばふ」の転〕
よろこぶ。「男…と言へりければ,―・ひて/伊勢 14」

よろこぼし

よろこぼ・し 【喜ぼし】 (形シク)
〔「よろこばし」の古形〕
よろこばしい。「白き祥(シルシ)の鹿を献奉(タテマツリ)てあれば,うれし,―・しとなも見る/続紀(神護景雲三)」

よろこんで

よろこんで [3] 【喜んで・悦んで】 (副)
相手のことばを快く受け入れるさま。自分から進んで。快く。「―伺います」

よろしい

よろし・い [3][0] 【宜しい】 (形)[文]シク よろ・し
□一□〔「よい」よりもやや改まった言い方〕
(1)「よい」の丁寧な,または改まった言い方。結構である。好ましい。「今の答え方はなかなか―・い」「その処置で―・い」
(2)許容できる。…してもよい。かまわない。さしつかえない。「言いたくなければ,言わなくても―・い」「帰って―・い」
(3)ちょうどよい。適当である。「御都合の―・いときお越し下さい」「緩急―・きを得た手綱さばき」
(4)終止形を感動詞的に用いて,「承知した」「引き受けた」などの意を表す。「―・い,おまかせ下さい」
□二□〔中古語「よろし」は,「よし」が高い評価を表すのに比して,まあいい方だ,悪くはない,というやや低い評価を表す〕
(1)悪くない。まあいい方だ。まずまずのところだ。「―・しうよみたりと思ふ歌を人のもとにやりたるに/枕草子 25」
(2)とりたてていうほどではない。普通である。あたりまえだ。「春ごとに咲くとて,桜を―・しう思ふ人やはある/枕草子 39」
(3)病状がまずまずである。「病ありて…―・しくなりて後/千載(雑中詞)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

よろしい

よろしい【宜しい】
(1)[結構]good;→英和
fine;→英和
all right.それで〜 That will do.(2)[してもよい]may[can]do.宜しかったら if you like.

よろしき

よろしき [2] 【宜しき】
〔形容詞「よろし」の連体形から〕
ちょうどよいこと。適当な程度であること。「教師の指導―を得て,その生徒は立ち直った」「広く議して―を採らん/近世紀聞(延房)」

よろしく

よろしく [2][0] 【宜しく】 (副)
〔形容詞「よろし」の連用形から〕
(1)適当に。うまい具合に。「彼のことだから,どうせ―やっているだろう」
(2)相手に便宜をはからってもらうときなどに,相手の好意を乞い促す意で用いる語。また,そういう気持ちをこめて言う挨拶語(アイサツゴ)。「どうか―願います」「―お引きまわしのほど」「―お伝え下さい」「今後とも―」「どうかみなさまにも―」
(3)〔漢文訓読に由来する語〕
(下に「べし」を伴って)当然。ぜひとも。「この際―人心の一新をはかるべきだ」
(4)他の語句に付いて,その内容を受け,あたかも…らしく,の意を表す。「歌舞伎役者―大見得を切る」

よろしく

よろしく【宜しく】
[挨拶]How do you do?/[伝言]Give my (best,kind) regards <to> ./ <Mother> sends her regards <to you> ./[世話]Please kindly look <after my little brother> .

よろしなへ

よろしなへ 【宜しなへ】 (副)
〔「なへ」は助詞〕
ちょうどよく。いかにもふさわしく。「―我が背の君が負ひ来にしこの背の山を妹(イモ)とは呼ばじ/万葉 286」

よろしめ

よろしめ 【宜し女】
よい女。美人。「麗(クワ)し女を有りと聞きて,―を有りと聞きて/日本書紀(継体)」

よろず

よろず ヨロヅ 【万】
姓氏の一。

よろず

よろず【万の】
all;→英和
every.→英和

よろず

よろず ヨロヅ [1][0] 【万】
(1)数の単位,万(マン)。
(2)数が非常に多いこと。たくさん。あまた。「―の神々」
(3)(副詞的に用いて)何事につけ。すべて。万事。「―ご相談承ります」
(4)種類が非常に多いこと。いろいろ。「御祈など―に仕まつらせ給ふ/栄花(月の宴)」

よろずありちょう

よろずありちょう ヨロヅ―チヤウ 【万有帳】
在庫品目のすべてを記入する帳簿。「何によらずないといふ物なし。―めでたし/浮世草子・永代蔵 1」

よろずうりちょう

よろずうりちょう ヨロヅ―チヤウ 【万売り帳】
売り上げた商品や代金などを記入する帳簿。「―なにはの浦は日本第一の大湊にして/浮世草子・一代女 5」

よろずおぼえちょう

よろずおぼえちょう ヨロヅ―チヤウ [1][0][0] 【万覚え帳】
心覚えのため,種々の事を記録しておく帳簿。

よろずかけちょう

よろずかけちょう ヨロヅ―チヤウ [1][0][0] 【万掛(け)帳】
掛け売りの内容や金額をまとめて記入しておく帳面。

よろずちょうほう

よろずちょうほう ヨロヅテウホウ 【万朝報】
1892年(明治25)黒岩涙香が東京で創刊した日刊新聞。社会記事により読者を拡大。幸徳秋水・堺利彦・内村鑑三らが参加。藩閥批判・非戦論を唱えたが,日露開戦をめぐって,非戦論・開戦論で社内が分裂,幸徳・内村ら非戦論者は退社。1940年(昭和15)「東京毎夕新聞」に合併。まんちょうほう。

よろずてつごろう

よろずてつごろう ヨロヅテツゴラウ 【万鉄五郎】
(1885-1927) 洋画家。岩手県生まれ。東京美術学校卒。フォービスム・キュビスムを独自に消化し,南画の手法も取り入れて描いた。代表作「裸体美人」「もたれてたつ人」

よろずのふみほうぐ

よろずのふみほうぐ ヨロヅ― 【万の文反古】
浮世草子。五巻。井原西鶴作。1696年刊。人心の機微を描いた書簡体小説集。一七編から成る。西鶴文反古。

よろずや

よろずや【万屋】
a general store (店);a jack-of-all-trades (何でもやる人).

よろずや

よろずや ヨロヅ― [0] 【万屋】
(1)種々のこまごまとした日用品を売る店。
(2)物事に広く通じている人。なんでも,ひととおりはできる人。なんでもや。

よろずよ

よろずよ ヨロヅ― 【万代・万世】
限りなく久しい世。万年。よろずとせ。「―の語らひぐさといまだ見ぬ人にも告げむ/万葉 4000」

よろつく

よろつ・く [0] (動カ五[四])
足もとがふらふらする。よろめく。「足もとが―・く」

よろぼう

よろぼ・う ヨロボフ [3] 【蹌踉う・蹣跚う】 (動ワ五[ハ四])
〔上代は「よろほふ」と清音〕
(1)よろよろと歩く。よろめく。「杖に離れ,涙に―・ふ老母をば/金色夜叉(紅葉)」
(2)倒れかかる。崩れかかる。「御車寄せたる中門の,いといたうゆがみ―・ひて/源氏(末摘花)」

よろぼうし

よろぼうし 【弱法師】
よろよろした法師,また,乞食坊主。よろぼし。「―我が門許せ餅の札(其角)/猿蓑」

よろぼし

よろぼし 【弱法師】
能の一。四番目物。作者未詳。河内国高安の里の左衛門尉通俊の子俊徳丸は讒言(ザンゲン)により家を追われ,盲目の乞食となってさすらっていたが,天王寺で父に見いだされ,高安の里へともなわれる。よろぼうし。

よろめき

よろめき [0][4] 【蹌踉めき】
よろめくこと。

よろめく

よろめく
stagger;→英和
totter;→英和
reel;→英和
topple down[over](倒れる);misconduct oneself <with> (異性に).

よろめく

よろめ・く [3] 【蹌踉めく】 (動カ五[四])
(1)足どりが定まらず,よろよろする。よろける。「砂利道で―・く」
(2)誘惑にのる。特に,浮気をする。「年下の男に―・く」

よろよろ

よろよろ
〜する(と) totter(ingly);→英和
stagger(ingly);→英和
reel(ingly).→英和

よろよろ

よろよろ [1] (副)スル
足どりがしっかりせず,よろめくさま。「―(と)歩く」「つまずいて―する」

よろり

よろり [2][3] (副)
足どりが確かでなくよろめくさま。よろよろ。「足をとられて―とする」

よろん

よろん【輿論に訴える(を喚起する)】
appeal to (arouse) public opinion.輿論調査 a public opinion poll[census];a survey of public opinion.輿論調査員 a pollster.→英和

よろん

よろん [0] 【余論】
本論の補いとしてつけた論。

よろん

よろん [1] 【輿論・世論】
世間の大多数の人の意見。一般市民が社会や社会的問題に対してとる態度や見解。「―に訴える」「―を喚起する」
〔「世論」と書くときは「せろん」と読む場合が多い〕

よろんちょうさ

よろんちょうさ [4] 【世論調査】
一定の事項に対する人々の意見や態度を量的に測定し,その結果から世論の動向を明らかにするための調査。

よろんとう

よろんとう 【与論島】
鹿児島県奄美(アマミ)諸島最南端の島。低い隆起珊瑚礁の島。面積21平方キロメートル。

よわ

よわ [1] 【夜半】
よる。よなか。「―の雨」

よわ

よわ [1] 【余話】
ある事について,一般にはあまり知られていない話。こぼれ話。余聞(ヨブン)。余談。「財界―」

よわ

よわ【夜半の月】
a midnight moon.

よわい

よわい ヨハヒ [0] 【齢】
(1)年齢。とし。「―一八の春」
(2)年のころ。年配。「―七〇歳ほどの老女」
→よわいする

よわい

よわ・い [2] 【弱い】 (形)[文]ク よわ・し
(1)力や勢いがない。「―・い者いじめ」「―・い光」「―・い音」「川の流れが―・くなる」
(2)気持ちがしっかりしていない。勇気に乏しい。精神的にもろい。「気が―・い」「意志が―・い」「いざというときに―・い」
(3)丈夫でない。病気になりやすい。「からだが―・い」「足の―・いお年寄り」
(4)刺激やはたらきかけに対し,耐える力に乏しい。
 (ア)物理的・肉体的に耐える力に乏しい。「酒が―・い」「船に―・い」「この布は熱に―・い」「水害に―・い都市」
 (イ)意志的に耐える力に乏しい。心が左右されやすい。「女に―・い」「誘惑に―・い」「少し―・き所つきて,なよびすぎたりしけぞかし/源氏(柏木)」
 (ウ)弱みがある。うしろめたい。「その話をもち出されると―・い」
(5)得意でない。苦手である。よく知らない。よく通じていない。「数学が―・い」「その方面の事には―・い」
(6)技量が劣っている。へたである。「―・いチーム」「碁が―・い」
⇔強い
[派生] ――げ(形動)――さ(名)――み(名)
[慣用] 腰が―・心臓が―

よわい

よわい【齢】
age;→英和
years.

よわい

よわい【弱い】
weak;→英和
[からだが]poor <in health> ;→英和
frail;→英和
delicate;→英和
timid (気が);→英和
[光などが]feeble;→英和
faint;→英和
gentle (風が);→英和
[酒が]weak;→英和
mild.→英和
酒に〜 get easily drunk.船に〜 be a poor sailor.数学が〜 be weak in mathematics.〜者いじめをする bully.→英和

よわいする

よわい・する ヨハヒ― [2] 【歯する】 (動サ変)[文]サ変 よはひ・す
〔「歯(シ)する」の訓読み〕
仲間に加わる。同じ程度にならぶ。「あえて―・せず」「家中一同は彼等を…卑怯者として共に―・せぬであらう/阿部一族(鴎外)」

よわき

よわき【弱気を出す】
lose courage[one's nerve].〜である The tone of the market is weak (株式市場が).

よわき

よわき [0] 【弱気】 (名・形動)[文]ナリ
(1)事にあたって悪い結果などを予想して消極的になること。気の弱いこと。また,そのさま。そのような気持ちをもいう。
⇔強気
「―な発言」「―になる」「―を出す」
(2)取引で,相場が将来下がると予想すること。
⇔強気

よわきすじ

よわきすじ [3][4] 【弱気筋】
相場の下落を予想する側の人々。
⇔強気筋

よわぎん

よわぎん [0] 【弱吟・柔吟】
能の謡の二種の吟型の一。優美・風雅・哀愁・女性的などの感じを表現する謡い方。ツヨ吟に比べてナビキ(ビブラート)が穏やかで規則的なため音高が聞き取りやすく,音域も広いので,より旋律的に感じられる。
⇔強吟(ツヨギン)
〔普通「ヨワ吟」と書く〕

よわく

よわく【弱くなる】
become weak;grow weaker.〜する weaken;→英和
turn down <the gas,the radio> .

よわごし

よわごし【弱腰の】
weak-kneed;timid.→英和

よわごし

よわごし [0] 【弱腰】 (名・形動)
(1)腰の左右の細くなったところ。帯をしめるところ。「酔客の―の辺(アタリ)を一衝(ヒトアテ)撞(ア)てたりければ/金色夜叉(紅葉)」
(2)相手に対して強い態度に出られず,弱気である・こと(さま)。
⇔強腰
「―の外交姿勢」「交渉に―は禁物だ」「―になる」

よわざいりょう

よわざいりょう [3] 【弱材料】
「悪材料(アクザイリヨウ)」に同じ。

よわし

よわ・し 【弱し】 (形ク)
⇒よわい

よわす

よわす【酔わす】
make <a person> drunk;[うっとりさせる]fascinate;→英和
charm.→英和

よわたり

よわたり [2] 【世渡り】 (名)スル
世の中で生活していくこと。暮らしを立てていくこと。渡世。「―に巧みな男」

よわたり

よわたり【世渡りがじょうず(へた)】
(do not) know how to get on in the world.→英和

よわなさけうきなのよこぐし

よわなさけうきなのよこぐし 【与話情浮名横櫛】
歌舞伎世話物の一。三世瀬川如皐(ジヨコウ)作。1853年江戸中村座初演。通称「切られ与三」。木更津の博徒の妾(メカケ)お富と伊豆屋与三郎の情話。二幕目の「見染め」と四幕目「源氏(玄冶(ゲンヤ))店(ダナ)」の強請場(ユスリバ)が有名。

よわね

よわね [0] 【弱音】
弱々しい声。意気地のない言葉。「―を吐く」

よわね

よわね【弱音を吐く】
give in;complain.→英和

よわのあらし

よわのあらし ヨハ― 【夜半の嵐】 (連語)
(1)夜ふく嵐。
(2)〔親鸞上人の歌「明日ありと思ふ心のあだ桜夜半に嵐の吹かぬものかは」(親鸞上人絵詞伝)から〕
思いがけず起こる出来事のたとえ。また,明日のことは頼みにならない,人生は無常であることのたとえ。

よわのねざめ

よわのねざめ ヨハノネザメ 【夜半の寝覚】
「夜の寝覚」の別名。「更級日記」の奥書にみえる。

よわび

よわび [0] 【弱火】
勢いの弱い火。とろ火。
⇔強火

よわび

よわび【弱火】
<over> low flame[heat].

よわふくみ

よわふくみ [3][0] 【弱含み】
〔「よわぶくみ」とも〕
取引で,相場に先行き下がりそうな気配のあること。
⇔強含み

よわまる

よわま・る [3] 【弱まる】 (動ラ五[四])
弱くなる。
⇔強まる
「体力が―・る」「風が―・る」

よわまる

よわまる【弱まる】
weaken;→英和
soften (音などが);→英和
abate (風などが).→英和

よわみ

よわみ【弱み】
[弱点]a weakness;→英和
a weak point.〜につけ込む take advantage of a person's weakness.

よわみ

よわみ [3] 【弱み】
(1)弱々しい感じ。
(2)うしろめたいところ。弱点。欠点。「相手の―をにぎる」
⇔強み

よわみそ

よわみそ [0] 【弱味噌】
弱い者を馬鹿にしていう語。弱虫。

よわむ

よわ・む 【弱む】 (動マ下二)
⇒よわめる

よわむし

よわむし【弱虫】
a coward;→英和
a crybaby (泣き虫);→英和
<話> a jellyfish.→英和

よわむし

よわむし [2] 【弱虫】
弱い者をののしっていう語。意気地なし。

よわめ

よわめ 【弱目】
弱くなったとき。弱りめ。「物怪なども,かかる―に所得るものなりければ/源氏(夕霧)」

よわめる

よわめる【弱める】
weaken;→英和
enfeeble;→英和
slow down (速力を).

よわめる

よわ・める [3] 【弱める】 (動マ下一)[文]マ下二 よわ・む
力・勢いを衰えさせる。弱くする。
⇔強める
「火勢を―・める」「批判のトーンを―・める」

よわよわしい

よわよわしい【弱々しい】
weak-[delicate-,frail-]looking;feeble.→英和

よわよわしい

よわよわし・い [5] 【弱弱しい】 (形)[文]シク よわよわ・し
いかにも弱そうに見える。力がないようすである。また,弱りきったありさまである。「―・く見える子供」「―・い口調でつぶやく」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

よわらせる

よわらせる【弱らせる】
[困らせる]annoy;→英和
embarrass.→英和
⇒弱める.

よわり

よわり [3] 【弱り】
弱ること。衰えること。「気の―」

よわり=目

――目((ヨワリメ))に祟(タタ)り目
困ったときに,さらに困ったことが起こること。不運に不運が重なること。泣き面(ツラ)に蜂。

よわりきる

よわりき・る [4] 【弱り切る】 (動ラ五[四])
(1)すっかり衰える。ひどく衰弱する。弱り果てる。「からだが―・っている」
(2)非常に困る。困り抜く。「―・った顔」

よわりこむ

よわりこ・む [0][4] 【弱り込む】 (動マ五[四])
非常に困る。弱り切る。「一時は全く金には―・んだ/或る女(武郎)」

よわりぬく

よわりぬ・く [4] 【弱り抜く】 (動カ五[四])
非常に困る。困り抜く。弱り切る。

よわりはてる

よわりは・てる [5] 【弱り果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 よわりは・つ
(1)すっかり弱くなる。ひどく衰える。「―・てた身体」
(2)非常に困る。困り抜く。「難題をかかえて―・てる」

よわりはてる

よわりはてる【弱り果てる】
be utterly exhausted;be worn out;be quite at a loss (困りきる).→英和

よわりめ

よわりめ【弱り目に祟り目】
Misfortunes never come singly[alone].

よわりめ

よわりめ [0][4] 【弱り目】
弱ったとき。困ったとき。

よわる

よわ・る [2] 【弱る】 (動ラ五[四])
〔「弱し」の動詞化〕
(1)体力が衰える。身体が弱くなる。「体が―・る」「脚力が―・る」
(2)物事の勢いが衰える。「気力が―・る」「秋風に声―・り行く鈴虫の/後拾遺(秋上)」
(3)困る。「―・った事になった」
(4)魚肉などの鮮度が落ちる。「―・りし鯛の腹に針の立所/浮世草子・永代蔵 2」

よわる

よわる【弱る】
grow weak[feeble];weaken;→英和
fail in health (からだが);be tired[exhausted](疲れる);be depressed (落胆);be worried[annoyed,embarrassed](困る).

よん

よん [1] 【四】
〔「よ(四)」の撥音添加〕
よっつ。し。

よん−

よん−【四−】
⇒四(し).

よんいちろくじけん

よんいちろくじけん 【四・一六事件】
⇒しいちろくじけん(四・一六事件)

よんかこくじょうやく

よんかこくじょうやく 【四か国条約】
1921年(大正10),ワシントン会議において日米英仏の四か国により調印された条約。太平洋の島嶼(トウシヨ)に対する権利の相互尊重と紛争の処理方法について約定。日英同盟は,この条約の発効とともに消滅。

よんしょくもんだい

よんしょくもんだい [5] 【四色問題】
「地図で,隣り合う国を異なる色で塗り分けるには最低何色必要か」という数学の証明問題。1840年にメビウス,1850年にガスリー兄弟が提出。ケーリーが79年に再提出。四色あればよいらしいことは経験的にわかっていたが,1976年ハーケンとアッペルにより大型コンピューターを用いて証明された。ししょくもんだい。

よんじょうこくさい

よんじょうこくさい ヨンデウ― [5] 【四条国債】
⇒建設国債

よんだい

よんだい [0] 【四大】
(短大に対して)四年制の大学。

よんだいこうぎょうちたい

よんだいこうぎょうちたい [9][10] 【四大工業地帯】
京浜・阪神・中京・北九州工業地帯の総称。

よんど

よんど [1] 【四度】
(1)四回。よたび。
(2)〔音〕 音程の一。完全四度,およびそれより半音狭い減四度,半音広い増四度がある。

よんどころない

よんどころな・い [6] 【拠ん所無い】 (形)[文]ク よんどころな・し
〔「よりどころなし」の転〕
そうする以外にどうしようもない。やむをえない。なんともしかたがない。「―・い事情があって会合に出られなかった」

よんどころない

よんどころない【拠無い事情で】
for some unavoidable[inevitable]reasons.拠無く out of necessity.拠無く…する be obliged[forced,compelled]to do.

よんどころなし

よんどころなし [6] 【拠ん所無し】
(多く「に」を伴って)そうするよりほかにしようがないこと。「―に雨の中を出かける」

よんのじがため

よんのじがため [5] 【 4 の字固め】
プロレスの技の一。自分の両脚を相手の両脚にからめ「 4 」の字型にして締めつける技。

よんばい

よんばい【四倍の】
four times <as much as> ;fourfold.→英和
〜する multiply by four.

よんばいたい

よんばいたい [3] 【四倍体】
基本数の四倍の染色体を有する個体。普通の植物体(二倍体)にコルヒチン処理を加えることにより得られ,一般に大形となる。四倍体(シバイタイ)。

よんびょうし

よんびょうし [3] 【四拍子】
一小節が四拍よりなる拍子。強弱は,強・弱・中強・弱の配置になる。

よんべ

よんべ 【昨夜】
「よべ(昨夜)」の転。さくや。「―のとまりより/土左」

よんもじことば

よんもじことば [5] 【四文字言葉】
⇒フォアレター-ワード

よんもじご

よんもじご【四文字語】
a four-letter word.

よんりん

よんりん【四輪の】
four-wheeled.四輪駆動 four-wheel drive.

よんりん

よんりん [0] 【四輪】
(1)四つの車輪。
(2)四輪の自動車。「小型―」「軽―」

よんりんくどう

よんりんくどう [5] 【四輪駆動】
前後の四つの車輪に駆動力を伝えることのできる構造。また,その自動車。4WD 。四駆。

よんエッチクラブ

よんエッチクラブ 【四 H ―】
〔四 H は head(頭脳)・hand(手)・heart(心)・health(健康)の頭文字〕
地域社会における交流・親睦や農業技術の改良を目的として作られた農村青少年の組織。二〇世紀初頭にアメリカで創始され,第二次大戦後日本で農林省の指導のもとに組織されたが,1960年頃から不活発となった。

よんサイクルきかん

よんサイクルきかん [8][7] 【四―機関】
内燃機関で,吸気・圧縮・膨張・排気をピストンの四行程で終えるもの。普通のガソリン-エンジンはほとんどがこれである。四行程機関。オットー-サイクル機関。
→二サイクル機関

よんダブリューエス

よんダブリューエス [7] 〖 4WS 〗
〔four-wheel steering〕
四輪操舵。自動車の方向を変えるとき,前二輪だけでなく,後二輪も向きを変えて操舵する構造の自動車。

よんダブリューディー

よんダブリューディー [7] 〖 4WD 〗
〔four-wheel drive〕
⇒四輪駆動(ヨンリンクドウ)

ら (間投助)
〔近世語〕
文末の言い切りの形に付いて,軽く確認する気持ちを表す。「ものまうとはたそ―/狂言・比丘貞」

−ら【−等】
<Yamada> and others[his group].


〔ラ行に活用する動詞・助動詞の終止形の語尾「る」に終助詞「わ」が付いた「るわ」の転。話し言葉でのくだけた言い方に用いられる。「らあ」とも〕
詠嘆あるいは強調の気持ちを表す。「そんなもの,ぼくだって書け―(らあ)」「その程度のテストなら,だれだって受けられ―(らあ)」

ら [1] 【螺】
渦巻状の貝殻をもつ貝類の総称。

ら [1] 【羅】
(1)薄く織った絹布の総称。うすぎぬ。うすもの。
(2)搦(カラ)み織りの技法を用いて織った目の粗い絹織物。
(3)陰茎。魔羅(マラ)。

ら (助動)
〔完了の助動詞「り」の未然形〕
⇒り(助動)

ら (助動)
〔推量の助動詞「らむ」の転である「らう」がさらに転じたもの。中世後期の語〕
推量の助動詞「うず」に付いた「うずら」,完了の助動詞「つ」に付いた「つら」として用いられる。…だろう。…う。「信陵君やなんどは北面してこうず〈ら〉,今は対合に迎へんとするぞ/史記抄 11」「臨罪ときに法を知らずしてかしつ〈ら〉と云ふ/四河入海 13」


(1)五十音図ラ行第一段の仮名。歯茎弾き音の有声子音と後舌の広母音から成る音節。
(2)平仮名「ら」は「良」の草体。片仮名「ラ」は「良」の初二画。

ら 【等】 (接尾)
(1)人を表す名詞や代名詞に付いて,複数であることを表す。謙譲・親愛・蔑視の気持ちを含んで,それと同類のものを漠然とさす。目上の人を表す語には付かない。「ぼく―の誓い」「われ―」「おまえ―」「こども―」「やつ―」「これ―」
(2)名詞に付いて,語調を整えまた,事物をおおよそにさし示す。「野―」「今日―」
(3)指示代名詞またはその語根に付いて,方向・場所などをおおよそに示す語を作る。「あち―」「ここ―」「どち―」「そち―」「いく―」
(4)人を表す名詞や代名詞に付いて,謙遜または蔑視の意を表す。自分に対する謙遜の気持ちは時代が下るとともに強くなり,相手や他人に対する蔑視の気持ちは古くは愛称としての用法ともなる。「かもがと我(ワ)が見し子―かくもがと我(ア)が見し子にうたたけだに対(ムカ)ひをるかもい添ひをるかも/古事記(中)」「憶良―は今は罷らむ子泣くらむそれその母も我(ワ)を待つらむそ/万葉 373」
(5)形容詞の語幹(シク活用は終止形)や擬態語に付いて,状態性の意の名詞または形容動詞の語幹を作る。「わびし―」「あな醜く賢し―をすと酒飲まぬ人をよく見ば猿にかも似る/万葉 344」「蘇枋(スホウ)の下簾,にほひいときよ―にて,榻(シジ)にうちかけたるこそめでたけれ/枕草子 60」

ら∘む

ら∘む (連語)
〔完了の助動詞「り」の未然形に推量の助動詞「む」の付いたもの。平安中期以降「らん」と発音されるようになり,「らん」とも書かれた〕
…しているだろう。…してあるだろう。「たまきはる命惜しけどせむすべのたどきを知らにかくしてや荒し男すらに嘆き伏せ―∘む/万葉 3962」「竹芝のをのこにいけ―∘む世の限り武蔵の国を預けとらせて,おほやけごともなさせじ/更級」

らい

らい [1] 【雷】
かみなり。いかずち。[季]夏。

らい

らい [1] 【罍】
中国古代の青銅器。酒器などに用いた。

らい

らい [1] 【籟】
(1)笛(フエ)。
(2)ひびき。こえ。

らい

−らい【昨年来】
since last year.二三日〜 <ill> for the last[past]few days.

らい

らい 【礼】
(1)「礼記(ライキ)」のこと。
(2)礼記・周礼(シユライ)・儀礼(ギライ)の総称。

らい

らい [1] 【羅衣】
薄絹(ウスギヌ)で仕立てた着物。

らい

らい (連語)
〔接続助詞「て」に動詞「いる」の付いた「ている」の転である「てる」の語尾「る」に終助詞「わ」および「い」の付いた「るわい」から転じたもの。話し言葉でのくだけた言い方に用いられる〕
(「てらい」の形で用いられて)「ている」の意を強く念を押す気持ちで言い表す。「そんな事,わかって―」

らい

らい 【来】
(1)時などを表す名詞の上に付いて,次の,来たる,の意を表す。「―学期の計画」「―年度」「―場所」
(2)時などを表す名詞の下に付いて,その時から今まで,それ以来,の意を表す。「昨年―の懸案」「先週―,気分がすぐれない」

らい

らい 【来】
姓氏の一。鎌倉中期から南北朝時代にかけて栄えた,京都の刀工群の家名。国行(クニユキ)・国俊(クニトシ)・国光(クニミツ)・国次(クニツグ)らがおり,山城(ヤマシロ)物を代表する。

らい

らい 【頼】
姓氏の一。

らい

らい [1] 【癩】
⇒ハンセン病(ビヨウ)

らい−

らい−【来−】
next;→英和
coming.→英和
来年(春) next[the coming]year (spring).

らいい

らいい [1] 【来意】
(1)客がたずねて来たわけ。「―を告げる」「―を伺う」
(2)手紙の趣旨。

らいいん

らいいん [0] 【来院】 (名)スル
病院など「院」と名のつく所へ来ること。

らいう

らいう [1] 【雷雨】
雷鳴をともなった激しい雨。[季]夏。《大―来ると渡舟のあわたゞし/豊原青波》

らいう

らいう【雷雨がある(に会う)】
have (be caught in) a thunderstorm.→英和

らいうん

らいうん [0] 【雷雲】
かみなりをもたらす雲。積乱雲であることが多い。かみなりぐも。[季]夏。

らいうん

らいうん【雷雲】
a thundercloud.→英和

らいえつ

らいえつ [0] 【来謁】 (名)スル
来て貴人に面会すること。「国事の為めに―せる人ありと承りしに/経国美談(竜渓)」

らいえん

らいえん [0] 【来園】 (名)スル
学園・幼稚園・動物園など「園」と名のつく所に来ること。

らいえん

らいえん [0] 【来演】 (名)スル
その土地にやって来て演ずること。「オーケストラが―する」

らいえん

らいえん [0] 【来援】 (名)スル
応援に来ること。来て援助すること。「急報で友軍が―した」

らいおう

らいおう [0] 【来往】 (名)スル
行ったり来たりすること。往来。ゆきき。「市街を―する西人子女/浮城物語(竜渓)」

らいか

らいか [1] 【来夏】
来年の夏。

らいか

らいか [1] 【雷火】
(1)いなびかり。
(2)落雷による火事。

らいかい

らいかい [0] 【来会】 (名)スル
会合に集まって来ること。「―者」「諸県より―せし有名の姉妹等に/蜃中楼(柳浪)」

らいかい

らいかい [0] 【磊塊・磊嵬・磊磈】
〔多くの石が積み重なっている意〕
胸中に積み重なった不平。「胸中の―を吐かんとしたのである/くれの廿八日(魯庵)」

らいかいしゃ

らいかいしゃ【来会者】
an attendant;→英和
the attendance[audience](総称).→英和
多数(少数)の〜 <There was> a large (small) attendance[audience].

らいかん

らいかん [0] 【雷管】
火薬類の起爆点火装置。雷汞(ライコウ)・窒化鉛などの起爆剤を金属容器につめたもの。

らいかん

らいかん [0] 【来簡・来翰】
人から来た手紙。来書。来信。

らいかん

らいかん [0] 【来観】 (名)スル
来て,見ること。見物するために来ること。「―者」

らいかん

らいかん【来観する】
visit.→英和
来観者 a visitor.→英和

らいかん

らいかん [0] 【礼冠】
律令制で,皇太子・親王・諸王および五位以上の諸臣が,朝賀または即位の大儀に礼服(ライフク)とともに着用した冠。位階に応じて差があり,漆地の冠に透かし彫りの金環をはめ,金鈴・珠玉を飾った。礼服冠。玉冠。れいかん。
礼冠[図]

らいかん

らいかん [0] 【来館】 (名)スル
図書館・博物館などに来ること。「―者」「本日―した人数」

らいかん

らいかん【雷管】
a percussion cap.

らいが

らいが [1] 【来駕】 (名)スル
〔「らいか」とも〕
貴人や尊敬する人がやって来ることを敬っていう語。「―を請う」

らいが

らいが [1] 【来賀】 (名)スル
来て,祝いの言葉を述べること。

らいがっき

らいがっき [3] 【来学期】
次の学期。

らいがん

らいがん [0] 【雷丸】
竹類の根に寄生する一種の担子菌類の菌体。塊状を呈し,条虫駆除などの薬用にする。

らいき

らいき [1] 【来期】
この次の期。「―の予算」

らいき

らいき 【礼記】
儒家の経典で,五経の一。礼についての解説・理論を述べたもの。四九編。前漢の戴聖(タイセイ)が古い礼の記録を整理したものといわれ,「小戴礼」ともよばれる。儀礼の解説および音楽・政治・学問における礼の根本精神について述べており,唐代に他の礼書を抑えて五経の中に加えられた。三礼(サンライ)の一。
→大戴礼(ダタイレイ)

らいき

らいき [1] 【来季】
(1)次の季節。
(2)スポーツで,次の開催期間。来シーズン。

らいきゃく

らいきゃく [0] 【来客】
訪ねて来る客。らいかく。「―中で手が離せない」

らいきゃく

らいきゃく【来客(がある)】
(have) a visitor.→英和

らいきゅうじ

らいきゅうじ ライキウ― 【頼久寺】
岡山県高梁(タカハシ)市にある臨済宗永源寺派の寺。1339年天忠寺を復興し,天忠山安国寺として草創。開基は寂室元光。1505年上野頼久が再建一新して改称。小堀遠州作の枯山水式庭園がある。

らいきょう

らいきょう [0] 【来京】 (名)スル
(1)都へ来ること。
(2)東京,または京都へ来ること。

らいきょうへい

らいきょうへい 【頼杏坪】
(1756-1834) 江戸後期の儒学者。安芸(アキ)の人。春水の弟。広島藩儒,のち郡代官となり治績を挙げた。著「芸藩通志」「春草堂詩鈔」など。

らいきょく

らいきょく [0] 【来局】 (名)スル
郵便局・放送局など「局」と名のつく機関・建物へ来ること。

らいきん

らいきん [0] 【癩菌】
癩(ライ)の病原体。結核菌に類似したグラム陽性で抗酸性の細長い桿菌(カンキン)。人工培養が困難で細菌学的な性状は詳細には究明されていない。1874年ノルウェーのハンセンが発表。

らいぎょ

らいぎょ [1] 【雷魚】
スズキ目の淡水魚,タイワンドジョウとカムルチーの俗称。

らいけん

らいけん [0] 【来県】 (名)スル
その県へ来ること。「首相―」

らいげき

らいげき [0] 【雷撃】 (名)スル
(1)雷がおちること。
(2)魚雷で敵の艦船を攻撃すること。「敵空母を―する」

らいげきき

らいげきき [3] 【雷撃機】
魚雷を発射する装備をもつ飛行機。

らいげつ

らいげつ [1] 【来月】
今月の次の月。

らいげつ

らいげつ【来月】
next month.〜の今日 this day next month.

らいこ

らいこ [1] 【雷鈷】
縄文晩期の独鈷石(トツコイシ)の俗称。鈷は仏具の一種で,古く雷神が使った道具と解されたところからの名。

らいこ

らいこ [1] 【雷鼓】
(1)雷神が背に負っているという太鼓。
(2)雷鳴のとどろく音。「―地を動し,電翁光天にひらめき/御伽草子・秋の夜長」

らいこう

らいこう [3] 【雷公】
かみなり。かみなりさま。

らいこう

らいこう [0] 【来行】 (名)スル
銀行へ来ること。

らいこう

らいこう [0] 【来校】 (名)スル
よそからその学校に来ること。「参観日に父兄が―する」

らいこう

らいこう [0] 【雷光】
いなびかり。いなずま。

らいこう

らいこう [0] 【来攻】 (名)スル
敵が攻めて来ること。

らいこう

らいこう【来航する】
visit.→英和

らいこう

らいこう [0] 【来寇】 (名)スル
外敵が攻めて来ること。「敵国―するに方り…我銃を発して/三酔人経綸問答(兆民)」

らいこう

らいこう [0] 【来航】 (名)スル
船に乗って外国から来ること。「洋艦―せしより以来(コノカタ)/近世紀聞(延房)」

らいこう

らいこう [0] 【雷汞】
起爆薬の一。水銀を濃硝酸に溶かし,アルコールを加えて得る白色針状結晶。化学式 Hg(ONC)� 有毒。加熱・衝撃・摩擦によって激しく爆発する。工業用雷管として広く使用されてきたが,現在ではほとんど用いられない。雷酸水銀。

らいこう

らいこう [0] 【来貢】 (名)スル
外国から使者が貢(ミツ)ぎ物を持って来ること。入貢。

らいこう

らいこう ライクワウ 【頼光】
⇒源頼光(ミナモトノヨリミツ)

らいこう

らいこう [0] 【来光】
⇒御来光(ゴライコウ)

らいごう

らいごう【御来迎を拝む】
view the sunrise.→英和

らいごう

らいごう [0] 【来降】 (名)スル
神仏がこの世に降りて来ること。「耶蘇(ヤソ)が天堂から―なし/当世書生気質(逍遥)」

らいごう

らいごう ライガウ 【頼豪】
(1004-1084) 平安中期の天台宗の僧。白河天皇の皇子誕生を祈り,親王誕生の賞に園城寺戒壇の建立を願うが許されず,怨嗟し断食して果てた。親王の病没もその祟りと伝える。

らいごう

らいごう [0] 【来迎】
〔「らいこう」とも〕
(1)浄土教で,人が死ぬ際に一心に念仏すると,阿弥陀仏や菩薩が迎えにやって来ることをいう。
→臨終正念
(2)
⇒御来迎(ゴライゴウ)(3)

らいごういん

らいごういん ライガウヰン 【来迎院】
京都市左京区大原にある天台宗の寺。山号,魚山。仁寿年間(851-854)円仁の開創。1095年良忍の中興。梵唄(ボンバイ)声明の発祥地として有名。

らいごういんじょう

らいごういんじょう [0] 【来迎引接】
阿弥陀仏や菩薩が来迎し,衆生(シユジヨウ)を極楽へ導き,救済すること。

らいごうえ

らいごうえ [3] 【来迎会】
〔仏〕 浄土信仰で,阿弥陀仏が死者を救済するために来迎する様を演ずる法会。迎え講。
→練(ネ)り供養(クヨウ)

らいごうかべ

らいごうかべ [3] 【来迎壁】
仏堂で,本尊を安置する須弥壇(シユミダン)の後ろにある壁。

らいごうじ

らいごうじ ライガウ― 【来迎寺】
大津市下坂本にある天台宗の寺。山号,紫雲山。790年最澄が開創した地蔵教院に始まる。1001年源信が当寺で水想観により聖衆来迎(シヨウジユライゴウ)を感得し現寺名に改称。以後,専修念仏道場として栄えた。聖衆来迎寺。

らいごうず

らいごうず [3] 【来迎図】
平安中期の浄土信仰に基づく仏画。主に阿弥陀仏が諸菩薩を従えて衆生(シユジヨウ)を極楽浄土に救うため,人間世界へ迎えに下降して来る姿を描いたもの。

らいごうのさんぞん

らいごうのさんぞん 【来迎の三尊】
浄土から来迎した姿をとった阿弥陀三尊。

らいごうばしら

らいごうばしら [5] 【来迎柱】
仏堂で,来迎壁の左右にある柱。古くは須弥壇の四隅にあった柱をいった。

らいごうわさん

らいごうわさん [5] 【来迎和讃】
三尊の来迎を讃談し,念仏を勧めた和讃。源信の作と伝える。

らいさつ

らいさつ [0] 【来札】
人から来た手紙。来簡。来書。来状。

らいさん

らいさん【礼讃する】
admire;→英和
adore;→英和
praise.→英和

らいさん

らいさん [0] 【礼賛・礼讃】 (名)スル
(1)ほめたたえること。ほめ尊ぶこと。「先人の業績を―する」「―者」
(2)〔仏〕 仏を拝み,その功徳をほめたたえること。

らいさんすいぎん

らいさんすいぎん 【雷酸水銀】
⇒雷汞(ライコウ)

らいさんまい

らいさんまい [0] 【礼讃舞】
浄土宗で,如来礼讃の偈(ゲ)を詠じて舞う舞。

らいさんよう

らいさんよう 【頼山陽】
(1780-1832) 江戸後期の儒学者・歴史家・漢詩人・書家。名は襄(ノボル),通称は久太郎,別号を三十六峰外史。春水の長男。江戸に出て尾藤二洲に学ぶも,性豪放にして遊蕩に日を送り,自邸内に監禁。のち上京して書斎「山紫水明処」を営み,各地を遊歴,文人墨客と交わり,すぐれた詩文や書を遺した。その著「日本外史」は幕末期における歴史観に大きな影響を与えた。他に著「日本政記」「日本楽府」「山陽詩鈔」など。

らいざん

らいざん 【来山】
⇒小西(コニシ)来山

らいし

らいし [1] 【櫑子・罍子】
高坏(タカツキ)の上部に似て縁の高い器をいう。果物などを盛るのに用いた。「この筍(タコウナ)の―に何とも知らず立ち寄りて/源氏(横笛)」

らいし

らいし [1] 【礼紙・畾紙】
(1)書状を出す時,本文を書いた紙に儀礼的に添える白紙。追而書(オツテガキ)を記すこともある。点紙。
(2)書状の余白。

らいし

らいし [1] 【来旨】
他人の言ってよこした事柄の趣旨。また,来訪の趣旨。来意。「―を告げる」

らいしがき

らいしがき [0] 【礼紙書き】
礼紙に付け足して書くこと。追而書(オツテガキ)。

らいしつ

らいしつ [0] 【来室】 (名)スル
部屋,または「室」と名のつく部署に来ること。

らいしゃ

らいしゃ [0] 【来社】 (名)スル
会社などにやって来ること。「先生が―される」

らいしゃ

らいしゃ [0][1] 【来車】 (名)スル
(1)車で来ること。
(2)訪ねて来ることを敬っていう語。来駕。多く手紙や挨拶(アイサツ)などで用いる。「諸君の御―を請ひましたところ/花間鶯(鉄腸)」

らいしゃ

らいしゃ [1] 【来者】
(1)訪ねて来た人。来客。
(2)あとから生まれてくる人。後進。後生。
(3)将来。今後。
⇔往者

らいしゃ

らいしゃ [1] 【癩者】
ハンセン病の患者。

らいしゅう

らいしゅう [0] 【来週】
この次の週。

らいしゅう

らいしゅう [0] 【来集】 (名)スル
集まって来ること。「各邑市の委員続々として国都に―しけり/経国美談(竜渓)」

らいしゅう

らいしゅう【来襲(に備える)】
(provide against) an attack[invasion].→英和
〜する attack;invade.→英和

らいしゅう

らいしゅう [0] 【来秋】
来年の秋。

らいしゅう

らいしゅう [0] 【来襲】 (名)スル
襲って来ること。突然,攻めて来ること。「イナゴの大群が―する」「敵機の―」

らいしゅう

らいしゅう【来週】
next week.〜の今日 <米> a week from today; <英> this day[today](next) week.

らいしゅうはんとう

らいしゅうはんとう ライシウハンタウ 【雷州半島】
中国,広東省南部の半島。南は瓊州(ケイシユウ)海峡を隔てて海南島に対する。レイチョウ半島。

らいしゅん

らいしゅん [0] 【来春】
(1)来年の春。
(2)来年の正月。

らいしゅんすい

らいしゅんすい 【頼春水】
(1746-1816) 江戸後期の儒学者。安芸(アキ)の人。山陽の父。広島藩儒。のち江戸藩邸に出仕,昌平黌の講席に上がる。妻の静子(梅颸(バイシ))も和歌や書で有名。著「学統弁」「芸備孝義伝」など。

らいしょ

らいしょ [1][0] 【来所】 (名)スル
(1)事務所・出張所など「所」と名のつく施設・建物へ来ること。
(2)現れ出たものがいた,もとの場所。

らいしょ

らいしょ [1][0] 【来書】
人から来た手紙。来状。来信。

らいしょう

らいしょう [1] 【来生】
〔仏〕 衆生(シユジヨウ)の死後生まれかわる生。未来の生。後生。

らいしん

らいしん【来診を請う】
send for a doctor.→英和

らいしん

らいしん [0] 【来信】
人から来た便り。来状。

らいしん

らいしん [0] 【来診】 (名)スル
医師が病人の家にやって来て診察すること。「夜中に―する」

らいしんし

らいしんし [3] 【頼信紙】
電報を依頼するとき,電文を書く紙。電報発信紙の旧称。

らいしんし

らいしんし【頼信紙】
<米> a telegram blank; <英> a telegram form.

らいじ

らいじ [0][1] 【来示】
〔「らいし」とも〕
相手のよこした書状の内容を敬っていう語。「御―の趣」

らいじつ

らいじつ 【来日】
今から後に来る日。[日葡]

らいじゅう

らいじゅう [0] 【来住】 (名)スル
来て,その土地に住むこと。「志津牧師は目下東京に―し/思出の記(蘆花)」

らいじゅう

らいじゅう [0] 【雷獣】
想像上の怪物。四足獣で,はげしい雷雨のときに雲に乗って空を飛び雷とともに地上に落ち,人畜を害するという。

らいじょ

らいじょ [1] 【来序】
〔歌舞伎では「雷序」とも書く〕
(1)能・狂言の囃事(ハヤシゴト)の一。王の登場,神・鬼畜などの退場に用いる荘重な曲。
(2)歌舞伎の下座音楽の一。{(1)}を移入したもの。狐の変化(ヘンゲ)の出入りなどに用いる。雷声(ライジヨウ)。

らいじょう

らいじょう [0] 【来場】 (名)スル
その会場・場所に来ること。「多数の賓客が―する」

らいじょう

らいじょう【来場する】
attend.→英和
来場者 ⇒来会者.

らいじょう

らいじょう [0] 【来状】
人から来た手紙。来書。来信。

らいじん

らいじん [0] 【雷神】
雷を神格化したもの。ふつう,輪のように連ねた小太鼓を背に負い手にばちを持つ鬼形として描かれる。風神と一対で千手観音の眷属(ケンゾク)にも加えられ,鳴神(ナルカミ)・雷電様(ライデンサマ)などの名称がある。[季]夏。《―を四方に放ちて比古荒るゝ/野村泊月》

らいす

らい・す 【礼す】 (動サ変)
敬いおがむ。礼拝する。「我れ,太子を―・し奉るべし/今昔 1」

らいすき

らいすき [0] 【耒】
⇒耒偏(スキヘン)

らいせ

らいせ【来世】
the next[other]world.

らいせ

らいせ [1] 【来世】
〔仏〕 三世の一。未来世の略。死後,生まれかわって住む世。後生(ゴシヨウ)。後世(ゴセ)。来生(ライシヨウ)。

らいせい

らいせい [0] 【雷声】
(1)かみなりの音。雷鳴。
(2)かみなりのような大声。

らいせい

らいせい [0] 【来征】 (名)スル
戦争または試合などをするために,遠くからやって来ること。

らいせつ

らいせつ [0] 【纇節】
生糸(キイト)にある,こぶ状の節(フシ)。

らいそん

らいそん [0] 【来孫】
自分より五代あとの子孫。玄孫の子。

らいたく

らいたく [0] 【来宅】 (名)スル
人が自分の家にやって来ること。「―して頂くまでもございません」

らいだ

らいだ [1] 【懶惰】 (名・形動)[文]ナリ
「懶惰(ランダ)」を誤読した語。「里人の―なるを歎き/新聞雑誌 31」

らいだん

らいだん [0] 【来談】 (名)スル
やって来て話をすること。「明日―される予定」「―者」

らいだんしゃちゅうしんりょうほう

らいだんしゃちゅうしんりょうほう [3][5][10] 【来談者中心療法】
⇒クライエント中心療法

らいち

らいち 【畾地】
〔「らいぢ」とも〕
あき地。余っている土地。「あの松を植うるほどの―がある/狂言・富士松(虎寛本)」

らいちゃく

らいちゃく [0] 【来着】 (名)スル
やって来てその地に着くこと。到着。「昨日横浜港に―した」

らいちょう

らいちょう [0] 【来聴】 (名)スル
聴きに来ること。やって来て聴くこと。「ふるって―されたい」

らいちょう

らいちょう [0] 【雷鳥】
(1)キジ目キジ科の鳥。北半球の北部に分布。ニホンライチョウは日本固有亜種。
(2){(1)}の一亜種。全長約35センチメートル。よく太り,足は羽毛におおわれる。夏羽は地味な褐色で,冬羽は白色。本州中部山岳地帯のハイマツ群落に生息するが,赤石山脈以外の地域では絶滅が危惧される。特別天然記念物。北海道には別種のエゾライチョウが生息する。[季]夏。
雷鳥(2)[図]

らいちょう

らいちょう 【来牒】
送って来た書状。「―一紙に載せられたり/平家 4」

らいちょう

らいちょう【来聴する】
attend.→英和
‖来聴歓迎 Everybody is cordially invited to (attend) the lecture.来聴者 ⇒聴衆.

らいちょう

らいちょう ライテウ 【雷鳥】
⇒平塚(ヒラツカ)らいてう

らいちょう

らいちょう [0] 【来朝】 (名)スル
(1)使節などが朝廷に来ること。
(2)外国人が日本にやって来ること。来日。

らいちょう

らいちょう【雷鳥】
《鳥》a ptarmigan.→英和

らいちょう

らいちょう [0] 【来庁】 (名)スル
県庁・都庁など「庁」と名のつく役所へ来ること。「―者」

らいてい

らいてい [0] 【雷霆】
〔「霆」ははげしい雷〕
かみなり。

らいてん

らいてん [0] 【来店】 (名)スル
人が店に来ること。

らいでん

らいでん【雷電】
a thunderbolt.→英和

らいでん

らいでん [0] 【雷電】
(1)かみなりといなずま。
(2)旧日本海軍の局地戦闘機。大馬力エンジンを積んだ太い胴体が特徴的。第二次大戦末期に防空戦に活躍。

らいでん

らいでん [0] 【来電】
電報が来ること。また,来た電報。

らいでん

らいでん【ニューヨーク来電】
<according to> a telegram from New York.

らいでんためえもん

らいでんためえもん 【雷電為右衛門】
(1767-1825) 江戸後期の力士。信濃の人。当時の最高位である大関をつとめ,無類の強豪ぶりをうたわれた。

らいとう

らいとう [0] 【来島】 (名)スル
よそからその島に来ること。「夏に―する観光客」

らいどう

らいどう [0] 【雷同】 (名)スル
〔雷がなると万物が応じて響く意〕
自分自身の考えがなく,すぐに他人の説に同調すること。「付和―」「百人―する者あれば忽ち数千の随従者あり/緑簑談(南翠)」

らいにち

らいにち [0] 【来日】 (名)スル
外国人が日本に来ること。「調査団が―する」

らいにち

らいにち【来日する】
visit Japan.目下〜中の <Mr.Adams> now visiting Japan[this country].

らいにん

らいにん [0] 【来任】 (名)スル
赴任して来ること。

らいねん

らいねん [0] 【来年】
今年の次の年。明年。

らいねん

らいねん【来年(の今頃)】
(about this time) next year.

らいねん=のことを言うと鬼(オニ)が笑う

――のことを言うと鬼(オニ)が笑う
明日のことさえわからないのに,ましてや来年のことは予知できない。

らいねんど

らいねんど [3] 【来年度】
今年度の次の年度。

らいは

らいは [1] 【来派】
来(ライ)家およびその一派の刀工。
→来(ライ)

らいはい

らいはい [0] 【礼拝】 (名)スル
〔「らい」は呉音〕
敬っておがむこと。特に仏教で,恭敬の心をもって合掌したりひざまずいたりなどしておがむこと。
→れいはい

らいはい

らいはい【礼拝】
⇒礼拝(れいはい).

らいはいこう

らいはいこう [0] 【礼拝講】
比叡山延暦寺で,五月二六日に行われる法華八講。古くは本礼拝講と新礼拝講の二つがあり,現在の礼拝講は新礼拝講を受けついだもの。

らいはいどう

らいはいどう [0] 【礼拝堂】
寺院で,本堂の前にあって本尊を礼拝するための堂。礼堂。
→れいはいどう

らいはかせ

らいはかせ [3] 【礼博士】
律令制の大学寮で「礼記(ライキ)」を講じた明経(ミヨウギヨウ)道の教官。中原氏が世襲した。

らいはく

らいはく [0] 【来泊】 (名)スル
よそから来て泊まること。

らいはつ

らいはつ [0] 【雷発】 (名)スル
(1)かみなりが発生すること。
(2)物事が突然勢いよくおこること。

らいはる

らいはる [0][3] 【来春】
来年の春。らいしゅん。

らいはん

らいはん [0] 【来阪】 (名)スル
大阪へ来ること。

らいばん

らいばん [0] 【礼盤】
〔「らいはん」とも〕
導師が着座して礼拝読経する仏前の高座。須弥壇(シユミダン)の前にあり,前に経机,右に磬(ケイ),左に柄香炉を置く。
礼盤[図]

らいひ

らいひ [1] 【来否】
来るか来ないかということ。また,その返事。「―を確認する」

らいひん

らいひん [0] 【来賓】
式典や会合に主催者から招待された客。「―の祝辞」「―席」

らいひん

らいひん【来賓】
a guest.→英和
‖来賓室 a reception room.来賓席 the seats for guests; <掲示> For Guests.

らいひんみしま

らいひんみしま [5] 【礼賓三島】
三島茶碗で,見込みに白象眼で礼賓寺などの文字が書かれているもの。李朝の官衙(カンガ)で用いられたもの。

らいびょう

らいびょう [0] 【癩病】
⇒ハンセン病(ビヨウ)

らいふ

らいふ [1] 【雷斧】
石器時代の遺物の石斧などを,雷神の持ち物が落雷などで空から落ちてきたと考えたもの。天狗のまさかり。雷斧石。雷のまさかり。

らいふく

らいふく [0] 【来復】
一度去ったものが再びやって来ること。
→一陽(イチヨウ)来復

らいふく

らいふく [0] 【礼服】
大宝令の衣服令により,隋・唐の制に模して朝服・制服とともに制定された公式な服装。皇太子・皇族,五位以上の諸臣・内命婦(ナイミヨウブ)が,臨時の大祀・大嘗会・元日節会・即位などの儀式の際に着用した。

らいへい

らいへい [0] 【来聘】
外国から使節が来朝して貢ぎ物を献ずること。「―使」

らいほう

らいほう 【礼法】
⇒れいほう(礼法)

らいほう

らいほう【来訪を受ける】
have[receive]a visit <from> .→英和
来訪者 a visitor.→英和

らいほう

らいほう [0] 【来訪】 (名)スル
人がたずねて来ること。
⇔往訪
「―者」「知人が―する」

らいほう

らいほう [0] 【来報】
(1)知らせに来ること。また,その知らせ。
(2)あとから来る報い。

らいほうじん

らいほうじん [3] 【来訪神】
異界から訪れ,人々に幸いをもたらして帰る神。
→まれびと

らいぼん

らいぼん [0] 【擂盆】
擂鉢(スリバチ)。また,擂鉢形の容器。

らいみきさぶろう

らいみきさぶろう 【頼三樹三郎】
(1825-1859) 幕末の志士。京都の人。山陽の三男。名は醇。梁川星巌・梅田雲浜らと尊攘運動に奔走。一橋慶喜将軍擁立派と結んで朝廷に働きかけたが,安政の大獄で刑死。

らいめい

らいめい [0] 【雷鳴】
かみなりの音。かみなり。[季]夏。《―を尽くせし後の動かぬ月/中村草田男》

らいめい

らいめい【雷鳴】
⇒雷(かみなり).

らいめい

らいめい [0] 【雷名】
(1)世間にとどろきわたる名声。「―を天下にとどろかす」
(2)相手の名声を敬っていう語。

らいめい

らいめい [0] 【来命】
相手からの手紙の内容を敬っていう語。仰せ。来示。「御―の件」

らいもの

らいもの [0] 【来物】
来(ライ)姓の刀工が鍛えた刀の総称。
→来(ライ)

らいもん

らいもん [0] 【雷文】
四角張った渦巻模様が連続している模様。中国で古代から盛んに用いられた。
雷文[図]

らいゆ

らいゆ [0] 【来由】
〔「らいゆう」とも〕
いわれ。来歴。由来。「速かに対面ありて―奈何(イカ)にと諮(タズ)ねらるれば/近世紀聞(延房)」

らいゆ

らいゆ 【頼瑜】
(1226-1304) 鎌倉時代の新義真言宗の僧。中性院流の祖。紀伊の人。加持身説法の説を立てて,新義派の教学を大成した。大伝法院学頭となり,大伝法院と密厳院を根来(ネゴロ)山に移す。「大疏愚草」など著書多数。

らいゆう

らいゆう [0] 【来遊】 (名)スル
来てあそぶこと。また,(他所から)来ること。「東京に―し/日乗(荷風)」

らいよけ

らいよけ [0] 【雷除け】
⇒かみなりよけ(雷除け)

らいらい

らいらい [0] 【籟籟】 (形動タリ)
かすかに物音がひびくさま。「蛩(アシ)音の―たるを聞き始めて/花柳春話(純一郎)」

らいらい

らいらい [0] 【磊磊】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)石が多く積み重なっているさま。「山河に―たる石塊/此一戦(広徳)」
(2)心が広く,小事にこだわらないさま。磊落(ライラク)。「―犯すべからざる風采/肉弾(忠温)」

らいらい

らいらい 【来来】
時などを表す名詞の上に付いて,次の次の,の意を表す。「―週」「―場所」

らいらいせ

らいらいせ [3] 【来来世】
来世の来世。次の次の世。転じて,長い未来。

らいらいらくらく

らいらいらくらく [0] 【磊磊落落】 (ト|タル)[文]形動タリ
「磊落{■一■}」に同じ。落落磊磊。「民主の制は―として其胸中半点の塵汚無き者なり/三酔人経綸問答(兆民)」

らいらく

らいらく【磊落な】
frank;→英和
unaffected.→英和

らいらく

らいらく [0] 【磊落】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
心が広く快活で,小事にこだわらない・こと(さま)。「豪放―な気性」「―な笑い」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
石が多く積み重なっているさま。「―たる安山岩を踏み/日本風景論(重昂)」
[派生] ――さ(名)

らいりゅう

らいりゅう [0] 【雷竜】
⇒アパトサウルス

らいりん

らいりん [0] 【来臨】 (名)スル
人がある場所へ来ることを敬っていう語。「是非―されたし」「弊家(ヘイカ)へ―あらん事/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」

らいれき

らいれき [0] 【来歴】
(1)事物がこれまで経て来た筋道。由来。由緒。「故事―」
(2)経歴。人の履歴。

らいれき

らいれき【来歴】
one's career (経歴);an origin (起源);→英和
a history (由来).→英和

らいろ

らいろ [1] 【来路】
通って来た道。「―を取りて家にかへる/日乗(荷風)」

らいわ

らいわ [0] 【来話】 (名)スル
来て話すこと。また,その話。

らう

らう (助動)
〔推量の助動詞「らむ」の転〕
⇒ろう(助動)

らうす

らうす 【羅臼】
北海道東部,根室支庁の町。知床半島の東半を占める。水産業が盛ん。知床岬を中心とする観光地。

らうすだけ

らうすだけ 【羅臼岳】
北海道東部,知床半島の中央にある火山。山頂付近は溶岩円頂丘。海抜1660メートル。オホーツク海や千島列島の眺望は雄大。知床国立公園に属する。

らえつ

らえつ ラヱツ 【羅越】
中国の唐代に,マレー半島南部にあったという国。九世紀,平城天皇の皇子,高岳(タカオカ)親王が中国からインドに向かう途中客死した地。

らか

らか [1] 【裸花】
⇒無花被花(ムカヒカ)

らか

らか (接尾)
形容詞の語幹や擬態語などに付いて,そのような状態であることを表す形容動詞の語幹をつくる。「きよ―」「たか―」など。

らかるい

らかるい ラクワ― [2] 【蓏果類】
キュウリ・スイカなどの瓜類(ウリルイ)。

らかん

らかん 【羅漢】
〔梵 arhat の音訳「阿羅漢」の略〕
「阿羅漢(アラカン)」に同じ。

らかん

らかん【羅漢】
Buddha's disciples.

らかんこう

らかんこう [0] 【羅漢講】
十六羅漢・五百羅漢をすぐれた修行者として供養・讃歎する法会。曹洞宗で重んずる。羅漢供。羅漢会。

らかんしょう

らかんしょう [2] 【羅漢松】
ラカンマキの別名。

らかんじ

らかんじ 【羅漢寺】
大分県本耶馬渓町にある曹洞宗の寺。山号,耆闍崛(ギジヤクツ)山。暦応年間(1338-1342)円龕昭覚がこの地の石窟に十六羅漢の石像を安置し,智剛寺と称したことに始まる。1359年には中国僧逆流建順が来山し,ともに五百羅漢像ほか多くの仏像を作り,将軍足利義満から現寺号を賜った。

らかんだい

らかんだい [2] 【羅漢台】
江戸時代の芝居小屋の最下等の観客席。舞台奥下手に設けられた桟敷(サジキ)のような席で,並んだ客が五百羅漢像のように見えるところからの称。

らかんちゅう

らかんちゅう 【羅貫中】
中国,元末の小説家。姓名は羅本。貫中は字(アザナ)。生没年・経歴は不明。編著「三国志演義」「水滸伝(スイコデン)」「平妖伝(ヘイヨウデン)」「残唐五代史演義」など。

らかんはく

らかんはく [2] 【羅漢柏】
アスナロの異名。

らかんまき

らかんまき [2] 【羅漢槙】
イヌマキの変種。庭園などに植える。低木状で,斜上する枝をもち,葉は扁平な針形で密に互生。種子は球形で緑色に熟す。種子の下に大きな赤い果托があり,食べられる。ラカンショウ。マキ。

らかんまわし

らかんまわし [4] 【羅漢回し】
遊戯の一。大勢が車座になり,滑稽な表情や身振りなどをして順にまねていくもの。まねできなかった人が負けとなる。

らがん

らがん [0] 【裸眼】
眼鏡を使わないときの目。「右目の視力は―で〇・一だ」

らがん

らがん【裸眼】
<with> the naked eye.

らがんしりょく

らがんしりょく [4] 【裸眼視力】
裸眼での視力。
⇔矯正視力

らきんじゅん

らきんじゅん 【羅欽順】
(1465-1547) 中国,明中期の学者。江西省の人。字(アザナ)は允升,号は整菴。正統朱子学を標榜し,王陽明と論争。著「困知記」

らぎょう

らぎょう [1] 【ら行・ラ行】
五十音図中の第九行。ら・り・る・れ・ろ。

らぎょう

らぎょう [0] 【裸形】
はだか。はだかのすがた。裸身。

らぎょうへんかくかつよう

らぎょうへんかくかつよう [1][5][8] 【ラ行変格活用】
文語動詞の活用形式の一。語尾が「ら・り・り・る・れ・れ」と活用するもので,「あり」「居り」「侍り」「いまそかり」などの動詞がこの活用に属する。なお,「あり」の複合した「かかり」「さり」「しかり」などの動詞もこの活用である。また,「けり」「たり」「なり」「り」などの助動詞は,ラ行変格活用型の活用をする。ラ行変格。ラ変。
〔口語では「あり」「居り」の二語が終止形「ある」「居る」になって五段活用になり,「侍り」「いまそかり」の二語は用いられなくなった〕

らく

らく
〔完了の助動詞「り」のク語法。上代語〕
…ていること。…てあること。「床じものうち臥(コ)い伏して思ひつつ嘆き伏せ―/万葉 886」「さ雄鹿の小野の草伏しいちしろく我が問はなくに人の知れ―/万葉 2268」

らく

らく (接尾)
〔上代語〕
上一段動詞の未然形,上二段・下二段・カ変・サ変・ナ変の動詞および助動詞「つ」「ぬ」「しむ」「ゆ」などの終止形に付く。
(1)上の活用語を体言化し,「…こと」の意を表す。「潮満てば入りぬる磯の草なれや見―少なく恋ふ―の多き/万葉 1394」
(2)「告ぐ」「申しつ」などに付いて,引用文を導き,「…ことには」「…のには」の意を表す。「故,白(マオ)しつ―,僕は妣(ハハ)の国に往かむと欲ひて哭くなり,とまをしつ/古事記(上)」「里人のあれに告ぐ―山辺(ヤマビ)には桜花散り容鳥(カオトリ)の間無くしば鳴く/万葉 3973」
(3)文末にあって詠嘆の意を表す。助詞「も」や「に」を伴うこともある。「天の川なづさひ渡り君が手もいまだまかねば夜のふけぬ―/万葉 2071」「飫宇(オウ)の海の河原の千鳥汝が鳴けばわが佐保川の思ほゆ―に/万葉 371」
〔(1)「く」とともにク語法,またはカ行延言の語尾とも呼ばれる。ク語法については「く」の補注参照。(2)中古以降は造語力を失い,「老いらく」など二,三の語にのみ固定的に残ったが,後世に誤った類推から「望むらく」のように,四段活用の語にも付いた形が現れた。「桜花散りかひくもれ老い―の来むといふなる道まがふがに/古今(賀)」〕
→く(接尾語)
→ク語法

らく

らく 【楽】
■一■ [2] (名・形動)[文]ナリ
(1)身も心もやすらかな・こと(さま)。安楽。「親に―をさせる」「―隠居」
(2)ゆっくりくつろぐこと。身も心もゆったりしていること。また,そのさま。「気が―になる」「どうぞお―に」「―な気持ちで試験を受ける」
(3)経済的にゆたかな・こと(さま)。「―な暮らし」
(4)簡単でやさしいこと。苦労しないこと。また,そのさま。「旅行が―になりました」「この程度の問題なら―なものさ」
〔「楽に」の形で副詞的にも用いる。「夏なら―に登れる」〕
■二■ [1] (名)
(1)〔「千秋楽」の略〕
興行の終わり。転じて,物事の終わり。「大相撲もいよいよ―を迎えた」「先生,もう鬼ごっこも―にしやせう/当世書生気質(逍遥)」
(2)「楽焼(ラクヤキ)」の略。

らく

らく【楽】
ease;→英和
comfort;→英和
relief.→英和
〜な easy <task> (容易な);→英和
comfortable <chair> (安楽な).→英和
〜に[容易に]easily;→英和
with ease;→英和
without difficulty; <travel> comfortably (安楽に).→英和
〜に暮らす live in comfort;→英和
be well off.〜になる feel relieved[relief](気が);be better off (生計が).〜にする make oneself at home[comfortable];relax.→英和
この薬をのむと楽になる This medicine will bring you relief[ease your pain].

らく

らく [1] 【酪】
牛・羊・馬などの乳を発酵させて作った酸味のある飲料。仏教で,五味の一。

らく=あれば苦(ク)あり

――あれば苦(ク)あり
世の中は楽なことばかり,または苦しいことばかりが続くわけではない,ということ。

らく=して楽知らず

――して楽知らず
苦労を知らない人は安楽のありがたみがわからない。苦労して初めて安楽さの大切さがわかるということ。楽人楽を知らず。

らく=は苦の種(タネ)苦は楽の種

――は苦の種(タネ)苦は楽の種
苦は楽を,楽は苦をそれぞれそのうちに含み持っている。苦楽が相伴うことにいう。

らくあみ

らくあみ 【楽阿弥】
〔「阿弥」は僧・仏工・絵師などの名の下につけた号〕
気楽に暮らすこと。また,その人。「今こそ―と…たのしみを極め/浮世草子・一代男 3」

らくいちらくざ

らくいちらくざ [6] 【楽市楽座】
戦国大名や織田信長・豊臣秀吉によって推進された都市・商業政策。特権的な座や独占販売の禁止,課税免除などが主な内容。領国内の市場が中世以降享受してきた諸権利を承認し,城下町の繁栄をはかったもの。

らくいん

らくいん [0] 【烙印】
火で焼いて物に押し当て,しるしをつけるための金属製の印。また,その印のあと。昔,刑罰として罪人の額などに押した。焼き印。火印。

らくいん

らくいん [0] 【落胤】
身分の高い男が正妻以外の女にひそかに生ませた子。おとしだね。「将軍の御―」

らくいん

らくいん【烙印】
a brand.→英和
〜を押される be branded <as a liar> .

らくいん=を押さ∘れる

――を押さ∘れる
消し去ることのできない汚名を受ける。「卑怯者(ヒキヨウモノ)の―∘れる」

らくいんきょ

らくいんきょ [3] 【楽隠居】 (名)スル
家の跡目を子に譲ってのんびりと隠居すること。また,その人。「―した身」

らくいんきょ

らくいんきょ【楽隠居(の身である)】
(be living) an easy life in retirement.

らくうしょう

らくうしょう [3] 【落羽松】
ヌマスギの別名。

らくえき

らくえき [0] 【絡繹・駱駅】 (ト|タル)[文]形動タリ
人馬などが次々に続いて絶えないさま。「京の人は繽紛(ヒンプン)―と嵐山(ランザン)に行く/虞美人草(漱石)」

らくえん

らくえん【(地上の)楽園】
a (an earthly) paradise.

らくえん

らくえん [0] 【楽園】
悩みや苦しみのない,幸福に満ちた場所。パラダイス。「地上の―」

らくがい

らくがい [2] 【洛外】
京都の市外。みやこの外。
⇔洛中

らくがき

らくがき【落書】
a scribble;→英和
graffiti (便所などの).〜する scribble <on the wall> .‖ <掲示> 落書すべからず No Scribbling.

らくがき

らくがき [0] 【落書(き)・楽書(き)】 (名)スル
〔「らくしょ(落書)」から転じた語〕
壁・塀など,本来書くべきでない所にいたずら書きをすること。また,その字や絵。「壁に―する」

らくがく

らくがく [2] 【洛学】
宋学(ソウガク)の一派。洛陽出身の程顥(テイコウ)・程頤(テイイ)兄弟の学派をいう。
→宋学

らくがみ

らくがみ [2] 【楽髪】
安楽にしていると頭髪の伸びるのが早いということ。楽毛(ラクゲ)。
→苦爪楽髪(クヅメラクガミ)

らくがん

らくがん [2] 【落雁】
(1)空から舞い降りる雁(カリ)。[季]秋。
(2)干菓子(ヒガシ)の一。微塵子(ミジンコ)・麦こがし・黄粉(キナコ)などに砂糖をまぜてこね,型に打ち抜いたもの。

らくげつ

らくげつ [0] 【落月】
西にかたむいた月。

らくご

らくご【落語】
a comic story.落語家 a comic storyteller; <F.> a diseur.

らくご

らくご [0] 【落伍】 (名)スル
(1)隊伍からおくれること。仲間からおくれて,ついて行けなくなること。「―者」「―する者が大勢出る」
(2)人におくれをとること。人後に落ちること。
〔「落後」とも書く〕

らくご

らくご [0] 【落語】
寄席(ヨセ)演芸の一。筋のある滑稽なはなしを身振りを加えて行い,落(オチ)をつけて聞き手の興をさそう話芸。貞享(1684-1688)頃,京(露の五郎兵衛)・大坂(初世米沢彦八)・江戸(鹿野武左衛門)と三都に落語家が出現。その後江戸は約90年の空白を生じたが,1786年に烏亭焉馬が催した咄(ハナシ)の会を契機に再興。大坂では軽口咄(カルクチバナシ),江戸では落とし咄とよばれ,「らくご」の名称は1804年頃から使われたという。

らくご

らくご【落伍する】
drop out <of> .落伍者 a straggler;a failure (失敗者).→英和

らくごか

らくごか [0] 【落語家】
落語や人情咄・芝居咄・怪談咄などを演ずる芸人。咄家(ハナシカ)。

らくさ

らくさ [1] 【落差】
(1)流れ落ちる水の,高低二か所における水位の差。水力発電の場合には,取水面と放水面との水位差をいう。
(2)高低の差。二つのものの間にある差。「成績の―が大きすぎる」

らくさ

らくさ【落差】
a gap;→英和
a head (水車などの).→英和

らくさつ

らくさつ【落札する】
make a successful bid;be knocked down <to a person> .落札値 the highest bid price.

らくさつ

らくさつ [0] 【落札】 (名)スル
競争入札によって,権利が自分の手に入ること。「名画を―する」

らくさん

らくさん [0] 【酪酸】
ブタノールの酸化によって得られる不快な酸敗臭をもつ油状の液体。化学式 C�H�COOH バターなどの乳脂肪中にグリセリン-エステルとして含まれる。酪酸菌による糖類の酪酸発酵によっても生成する。香料の合成原料などに用いる。

らくざ

らくざ [2] 【楽座】
⇒楽市(ラクイチ)楽座

らくざんやき

らくざんやき [0] 【楽山焼】
⇒ぎょうざんやき(楽山焼)

らくししゃ

らくししゃ 【落柿舎】
京都市右京区嵯峨にある向井去来の別宅。豪商の別邸を買い取り修理したもので,芭蕉もしばしば訪れ,「嵯峨日記」を残した。

らくしじょう

らくしじょう [3] 【絡糸嬢】
〔糸をつむぐ娘の意〕
コオロギ・クツワムシなどの異名。

らくしゃ

らくしゃ [1] 【落車】 (名)スル
走行中の自転車から,乗っている人が落ちること。「競技中に接触―」

らくしゃ

らくしゃ [1] 【洛叉・落沙】
〔梵 lakṣa〕
〔仏〕 インドの数量の単位。十万。また,一億とも。

らくしゅ

らくしゅ【落首】
a satirical poem;a lampoon.→英和

らくしゅ

らくしゅ [1][0] 【落手】 (名)スル
(1)受け取ること。手に入れること。入手。落掌。「御書状―いたしました」
(2)囲碁や将棋で,悪い手。ぽか。

らくしゅ

らくしゅ [0][1] 【落首】
詩歌形式の落書(ラクシヨ)。風刺・嘲笑・批判の意をこめた匿名の歌。
→落書

らくしゅ

らくしゅ【落手する】
receive (受け取る).→英和

らくしょ

らくしょ [1] 【落書】
(1)政治・世相・個人などを批判・風刺した匿名の文書。路上に落としたり,門・塀に貼ったりした。主に中世から近世にかけ盛行。二条河原落書は有名。おとしぶみ。
→落首
(2)らくがき。
(3)中世,社寺の集会などにおける無記名の投書。犯罪者摘発のために行われた。

らくしょ

らくしょ [1] 【洛書】
昔,中国で禹(ウ)が洪水を治めたとき,洛水から現れた神亀の背にあったといわれる九つの文様。河図(カト)とともに「書経」の「洪範九疇(コウハンキユウチユウ)」のもとになったという。
→河図

らくしょう

らくしょう [0] 【落掌】 (名)スル
受け取ること。落手。「招待状をば―せり/慨世士伝(逍遥)」

らくしょう

らくしょう [0] 【楽勝】 (名)スル
らくに勝つこと。苦戦せずに,ゆうゆうと勝つこと。
⇔辛勝
「大差で―する」

らくしょう

らくしょう [0] 【落照】
夕日の光。いりひ。落日。

らくしょう

らくしょう [0] 【酪漿】
牛などの乳汁。

らくしょう

らくしょう【楽勝する】
win an easy victory <over> ; <話> have a walkover.→英和

らくしょく

らくしょく [0] 【落飾】 (名)スル
貴人が髪を剃(ソ)り落として仏門に入ること。

らくしょろけん

らくしょろけん 【落書露顕】
歌論・連歌論書。一巻。今川了俊著。1412年頃成立か。二条派の頓阿(トンア)による冷泉為尹(タメマサ)批判に対して,了俊が冷泉派の歌風を擁護した書。善阿・救済・周阿などの連歌にも言及している。落書記。

らくじ

らくじ [1] 【楽事】
楽しい事柄。愉快な事柄。

らくじ

らくじ [0] 【落字】
書き落とした文字。脱字。欠字。

らくじつ

らくじつ【落日】
the setting sun.

らくじつ

らくじつ [0] 【落日】
沈もうとしている太陽。入り日。落陽。

らくじょう

らくじょう【落城】
the fall of a castle.→英和
〜する fall;→英和
surrender.→英和

らくじょう

らくじょう [0] 【落城】 (名)スル
(1)城が攻め落とされること。
(2)物事を維持できずに投げ出すこと。また俗に,くどかれて承知すること。

らくじん

らくじん [0] 【楽人】
苦労がなく気楽な人。

らくすい

らくすい 【洛水・雒水】
中国,河南省西部を流れる河川。秦嶺山脈の東部に源を発し,北東流して洛陽の南を通って黄河に注ぐ。長さ420キロメートル。洛河。ルオ-シュイ。

らくすいそう

らくすいそう 【落水荘】
〔Falling Water〕
アメリカ合衆国,ペンシルベニア州ピッツバーグの山間にある別荘。1936年完成。F=L=ライト設計。渓流の上にバルコニーが張り出し,自然と人工的な直線的形態との調和を実現した有機的建築の代表作。カウフマン邸。

らくすけ

らくすけ 【楽助】
気楽な人を人名めかしていう語。のんきもの。「内証の―各別ぞかし/浮世草子・織留 2」

らくする

らく・する [3] 【落する】 (動サ変)[文]サ変 らく・す
建築物が完成する。「十月一日にこれを―・した/渋江抽斎(鴎外)」

らくせい

らくせい [0] 【落勢】
相場が下降傾向にあること。
⇔騰勢

らくせい

らくせい【落成する】
be completed[finished].落成式 an inauguration ceremony.

らくせい

らくせい [0] 【洛西】
みやこの西。京都の西の郊外。

らくせい

らくせい [0] 【落成】 (名)スル
工事が完成すること。竣工。「校舎が―する」

らくせいしき

らくせいしき [3] 【落成式】
落成を祝う儀式。

らくせき

らくせき [0] 【落籍】 (名)スル
(1)戸籍簿に記載漏れしていること。
(2)名簿から名前を除いて仲間から身をひくこと。
(3)身の代金を払って芸者・娼妓(シヨウギ)などを廃業させ,そこの籍から名前を除くこと。また,自分の妻妾とすること。みうけ。「芸者を―する」

らくせき

らくせき [0] 【落石】 (名)スル
山の上から石が落ちて来ること。また,その石。「―注意」

らくせき

らくせき【落石注意】
<掲示> Beware of Falling Rocks.

らくせつ

らくせつ [0] 【落屑】
〔医〕 表皮角質層の上層部が大小の薄い断片となってはがれ落ちる現象。

らくせつ

らくせつ [0] 【落雪】 (名)スル
積もった雪が落ちてくること。また,その雪。なだれよりも小規模なものをいう。

らくせん

らくせん【落選する】
be defeated <in an election> ;be rejected[not accepted](出品が).落選者 an unsuccessful candidate.

らくせん

らくせん [0] 【落選】 (名)スル
(1)選挙で選ばれないこと。選挙に落ちること。
⇔当選
「選挙に―する」
(2)選にもれること。
⇔入選
「出品作が―してしまった」

らくそ

らくそ [1] 【酪素】
⇒カゼイン

らくそう

らくそう [0] 【落想】 (名)スル
思いつくこと。また,思いついた考え。「―の高大なるはファイディアスに遜色あり/希臘思潮を論ず(敏)」

らくそん

らくそん [0] 【落蹲】
舞楽の一。二人舞の納蘇利(ナソリ)を一人で舞うときの称。

らくたい

らくたい [0] 【落体】
重力の作用で落下しつつある物体。落体の速度は質量と無関係で時間に比例する。

らくたい

らくたい [0] 【落帯】
琵琶の部分の名称。磯(イソ)(胴の横側)にはった皮。

らくたん

らくたん【落胆する】
be discouraged[disappointed] <by,at,with> ;lose heart.〜させる discourage;→英和
disappoint.→英和

らくたん

らくたん [0] 【落胆】 (名)スル
期待どおりにならず,がっかりすること。失望。「試験に落ちて―する」

らくだ

らくだ 【落堕】 (名)スル
(1)僧が戒律を破って,妻帯すること。「寿桂といふ坊主―し,…比丘尼(ビクニ)を妻に持ちて/咄本・醒睡笑」
(2)僧が還俗(ゲンゾク)すること。「―スル/日葡」

らくだ

らくだ [0] 【駱駝】
(1)ラクダ科の哺乳類のうち,ヒトコブラクダとフタコブラクダをさす。肩高2メートル内外ほどの大形草食獣。背のこぶに養分を貯蔵し,鼻孔を閉じることができる。足の裏は丸く広がった肉質部があって砂の上を歩くのに適し,長時間水を飲まずにいられるなど,砂漠の生活によく適応した体をもつ。家畜化の歴史は古く,古代より「砂漠の船」とよばれて乗用・運搬用に使われ,毛・皮・肉・乳も利用された。北アフリカ・西アジア・モンゴルなどに分布する。
(2)ラクダの毛から製する繊維。柔らかく温かいので冬の肌着・コートなどとする。「―のシャツ」
(3)近世,形ばかり大きく品質の劣るもの。「にしやあおれをば―のさつま芋だと思ふか/歌舞伎・御国入曾我中村」
(4)落語の一。河豚(フグ)で死んだ「駱駝の馬」という無頼漢の兄弟分が,通りかかった屑屋をおどして死骸を踊らせて大家などを強請(ユス)るが,酔いのまわった屑屋に逆におどされる。二人で死骸を入れた樽をかついで焼場に行くが途中で死骸を落とし,願人坊主を間違えて樽に入れる。

らくだ

らくだ【駱駝】
a camel.→英和

らくだい

らくだい [0] 【落第】 (名)スル
(1)試験や審査に合格しないこと。不合格。
⇔及第
(2)上級の学年に進級できないこと。原級にとどまること。[季]春。「出席日数が足りなくて―する」「―生」「―点」
(3)一定の水準に達しているとは認められないこと。「衛生面で―の店」「経営者としては―だ」

らくだい

らくだい【落第する】
fail <(in) an examination> ;→英和
<米話> flunk <an exam> ;→英和
be flunked; <英話> be plucked[plowed];be rejected (検査に).〜である be a failure <as a teacher> .→英和
‖落第者 <米> a repeater; <英> a failed student.落第点 a failing mark.

らくだい

らくだい [0] 【落題】
題意をよみ落とした和歌・俳句。

らくだいろ

らくだいろ [0] 【駱駝色】
やや灰色がかった黄赤。キャメル。

らくだずみ

らくだずみ [3] 【駱駝炭】
「土竈炭(ドガマズミ)」に同じ。

らくだつ

らくだつ [0] 【落脱】
「脱落」に同じ。

らくちゃく

らくちゃく [0] 【落着】 (名)スル
〔古くは「らくぢゃく」とも〕
(1)物事のきまりのつくこと。決着。「事件が―する」「一件―」
(2)納得すること。理解すること。「我も天地と一致なること―しがたし/都鄙問答」
(3)訴訟事件の判決がでること。また,その判決。「公事ガラクヂャクシタ/日葡」

らくちゃく

らくちゃく【落着する】
be settled;come to a settlement[an end].→英和

らくちゅう

らくちゅう [0][2] 【洛中】
みやこの中。京都の市中。洛内。
⇔洛外

らくちゅうづくし

らくちゅうづくし [5] 【洛中尽くし】
京都の名所などを網羅し絵や文章にかき連ねたもの。

らくちゅうばらい

らくちゅうばらい [5] 【洛中払い】
江戸幕府の刑罰の一。京都より追放し,市内に居住させないもの。

らくちゅうらくがいず

らくちゅうらくがいず 【洛中洛外図】
室町後期から江戸時代にわたって製作された風俗画の一。京都の市街と郊外の風景や庶民の生活・風俗を俯瞰(フカン)するように描いたもの。主に六曲一双の屏風に描かれた。

らくちょう

らくちょう【落丁がある】
<Two> pages are missing <from this book> .

らくちょう

らくちょう [0] 【落潮】
(1)ひきしお。干潮。おちしお。
(2)衰え始めること。落ち目。

らくちょう

らくちょう [0] 【落丁】
製本の過程で,丁合いのとき一部の折り丁が脱落すること。「―本」

らくちん

らくちん [0] (名・形動)
〔幼児語〕
楽である・こと(さま)。「おんぶをしてもらって―だ」

らくぢゃわん

らくぢゃわん [3] 【楽茶碗】
楽焼(ラクヤキ)の茶碗。

らくてん

らくてん【楽天】
⇒楽観.

らくてん

らくてん [0] 【楽天】
人生に対して明るい見通しや考え方をもつこと。

らくてんか

らくてんか [0] 【楽天家】
物事を楽観的に考える人。オプチミスト。
⇔厭世家(エンセイカ)

らくてんかん

らくてんかん [3] 【楽天観】
「楽天主義」に同じ。
⇔厭世観

らくてんしゅぎ

らくてんしゅぎ [5] 【楽天主義】
悪や不条理の存在を認めつつも,現実をよい方向に考える立場。人生を楽しく生きようとする立場。楽天観。オプチミズム。
⇔厭世主義

らくてんち

らくてんち【楽天地】
a paradise;→英和
an amusement center (娯楽街).

らくてんち

らくてんち [3] 【楽天地】
人が楽しく豊かに暮らせる所。楽園。

らくてんてき

らくてんてき [0] 【楽天的】 (形動)
人生や物事を楽観しているさま。明るくのんきなさま。
⇔厭世的
「―な性格」

らくてんろん

らくてんろん [3] 【楽天論】
「楽天主義」に同じ。

らくとう

らくとう [0] 【洛東】
みやこの東。特に,京都の鴨川以東の地。

らくとうこう

らくとうこう 【洛東江】
韓国の南東部を南流する河川。太白山脈に源を発し,朝鮮海峡に注ぐ。流域は肥沃な農耕地帯。長さ525キロメートル。ナクトン-ガン。

らくど

らくど [1] 【楽土】
苦しみのない明るく楽しい所。楽園。

らくない

らくない [2] 【洛内】
みやこの中。京都の市内。洛中。

らくなん

らくなん [0] 【洛南】
みやこの南。京都の南の郊外。

らくに

らくに [2] 【楽に】
〔形容動詞「らく(楽)」の連用形〕
⇒らく(楽)■一■(4)

らくね

らくね [2][0] 【楽寝】 (名)スル
のんびりと寝ること。くつろいで寝ること。「一週に一返の―を貪ぼつたため/門(漱石)」

らくのう

らくのう【酪農】
dairy (farming).→英和
‖酪農家 a dairy farmer.酪農場 a dairy (farm).酪農製品 dairy products.

らくのう

らくのう [0] 【酪農】
〔「酪」は牛などの乳から作った飲料〕
牛・羊などを飼い,乳やその加工品を作る農業。「―地帯」「―家」

らくのうがくえんだいがく

らくのうがくえんだいがく 【酪農学園大学】
私立大学の一。1933年(昭和8)創立の北海道酪農義塾を源とし,60年設立。本部は江別市。

らくのみ

らくのみ (連語)
〔中古から中世にかけての語。漢文訓読文から出たもの〕
文末に用いられて,強く断定する意を表す。…のだ。…ばかりだ。
(1)接尾語「らく」に副助詞「のみ」の付いたもの。「人天を利せむとして,地より而も涌出す―/金光明最勝王経(平安初期点)」「空しきおもえかりのごとくも,つたなきをのみあらはす―/内大臣家歌合(元永二)」
(2)ラ行四段・ラ変に活用する語のク語法「らく」に副助詞「のみ」の付いたもの。「中間も有ること無きものを,而も執著す可けむやとして,増も無く減も無きひとあ―/金光明最勝王経(平安初期点)」「禅那は諸行の一つな―/正法眼蔵」

らくはく

らくはく [0] 【落魄】 (名)スル
〔「らくばく」とも〕
おちぶれること。零落。らくたく。「―の身」「事(コト)常に頓挫して失望―した今日(コンニチ)/社会百面相(魯庵)」

らくはく

らくはく [0] 【落剥】 (名)スル
はげ落ちること。剥落。「金箔(キンパク)の―した仏壇」

らくはつ

らくはつ [0] 【落髪】 (名)スル
頭髪をそり落として僧侶となること。剃髪(テイハツ)。

らくば

らくば【落馬する】
fall from[be thrown off]a horse.→英和

らくば

らくば [0] 【落馬】 (名)スル
乗っている馬から落ちること。

らくばい

らくばい [0] 【落梅】
散り落ちた梅の花びら。

らくばいしゅう

らくばいしゅう 【落梅集】
詩文集。島崎藤村作。1901年(明治34)刊。小諸時代の秘められた恋情の詩と自然詩から成る。「小諸なる古城のほとり」は有名。作者の青春への決別の意味をもつ。

らくばく

らくばく [0] 【落莫】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
ものさびしいさま。「―たる雪の中で/俳諧師(虚子)」
■二■ (形動)[文]ナリ
{■一■}に同じ。「何とも言へぬ―な感が為て/青春(風葉)」

らくばん

らくばん [0] 【落盤・落磐】 (名)スル
鉱坑・トンネルの中などで,天井や側面の岩石が崩れ落ちること。「―事故」

らくばん

らくばん【落盤】
a cave-in.

らくひつ

らくひつ [0] 【落筆】 (名)スル
筆をとって書や絵をかくこと。「―する所の山水画/日本風景論(重昂)」

らくひんおう

らくひんおう 【駱賓王】
中国,初唐の詩人。則天武后に対して李敬業らと反乱を起こして失敗し,行方不明となる。初唐詩人の四傑の一人で,七言古詩の長編「帝京編」は特に有名。著作「駱賓王集」。生没年未詳。

らくひんき

らくひんき 【駱賓基】
(1917-1994) 中国の作家。吉林省生まれ。東北抗日義勇軍の戦いをえがいた「辺陲線上」が処女作。抗日戦中は救亡文化活動に従事。短編集「北望園の春」,「金文新考」など。ルオ=ピンチー。

らくび

らくび [2] 【楽日】
千秋楽の日。興行の最後の日。楽(ラク)。

らくびんのがく

らくびんのがく 【洛閩の学】
〔程顥(テイコウ)・程頤(テイイ)は洛陽の人,朱熹(シユキ)は閩中の人であるからいう〕
程朱学の称。

らくへんげてん

らくへんげてん [0] 【楽変化天】
⇒化楽天(ケラクテン)

らくほく

らくほく [0] 【洛北】
みやこの北。京都の北の郊外。

らくぼく

らくぼく [0] 【落木】
葉が散り落ちた木。落葉した木。

らくめい

らくめい【落命する】
die;→英和
be killed <in an accident> .

らくめい

らくめい [0] 【落命】 (名)スル
命を落とすこと。多く,不慮の死や戦死などにいう。「海難事故で―する」

らくめん

らくめん [0] 【落綿】
綿糸紡績の工程で発生する屑綿。

らくやき

らくやき【楽焼】
hand-molded earthenware.

らくやき

らくやき [0] 【楽焼(き)】
(1)陶器の一。天正(1573-1592)初期,京都の長次郎が創始した軟陶。手捏(テヅク)ねで成形し,比較的低い火度で焼成する。釉薬(ユウヤク)により,赤楽・黒楽・白楽などがある。二代常慶が豊臣秀吉より「楽」の印を下賜されてから,家号を楽とした。楽家の系統による作と,それ以外の作とがある。聚落焼(ジユラクヤキ)。
(2)素人が趣味などとして作る,低火度で焼く陶器。

らくゆう

らくゆう ラクイフ 【洛邑】
紀元前一一世紀,周が王城を営んだ地。現在の洛陽市の西郊にあたる。
→洛陽

らくよう

らくよう [0] 【落葉】 (名)スル
(1)植物の葉が落ちること。多くは一種の生理現象で,落葉樹では寒期や乾燥期などの不利な環境に対する適応である。
(2)落ちた葉。おちば。
(3)六種(ムクサ)の薫物(タキモノ)の一。おちば。
(4)本の落丁(ラクチヨウ)。落紙。

らくよう

らくよう [0] 【落陽】
入り日。夕日。落日。

らくよう

らくよう ラクヤウ 【洛陽】
(1)中国,河南省北部の都市。周代の洛邑(ラクユウ)に始まり,漢代に洛陽と改称され,後漢・魏(ギ)・西晋・北魏などの都として栄えた。隋・唐代は西の長安に対し,東都とよばれた。付近に白馬寺・竜門石窟など古跡が多い。ルオヤン。
(2)平安京の左京の称。右京を長安と称するのに対する。また,京都の異称。
洛陽(1)(白馬寺)[カラー図版]
洛陽(1)(竜門石窟)[カラー図版]

らくよう

らくよう【落葉】
fallen leaves.〜する shed[cast]its leaves (木が);fall (葉が).→英和
‖落葉樹 a deciduous tree.

らくよう=の紙価(シカ)を高める

――の紙価(シカ)を高める
著書が好評でよく売れることのたとえにいう。
〔晋の左思が「三都の賦」を作ったとき,これを写す人がたくさんいて洛陽の紙の値段が上がったという「晋書(文苑伝)」の故事から〕

らくようがらんき

らくようがらんき ラクヤウ― 【洛陽伽藍記】
中国,北魏の楊衒之(ヨウゲンシ)の記録文学。五巻。547年頃成立。洛陽の諸寺の旧聞・古跡および政治・風俗・人物・地理などの移り変わりを記したもの。

らくようこうようじゅりん

らくようこうようじゅりん [9] 【落葉広葉樹林】
落葉する広葉樹よりなる樹林。温帯北部の夏緑樹林の別称であるが,熱帯のモンスーン地帯には,乾期に落葉する雨緑樹林がある。
→雨緑林

らくようざい

らくようざい [3] 【落葉剤】
作物の葉を人為的に落とす薬剤の総称。果実への日当たりをよくして成熟を早めたり色づきを促進するため,あるいは収穫を容易にするため用いる。枯葉剤。

らくようしゅう

らくようしゅう ラクエフシフ 【落葉集】
キリシタン版の一。日本語の辞書。1598年刊。落葉集本編・いろは字集・小玉編の三部から成る。本編は約一二〇〇〇の漢語を一字目の字音によりイロハ順に配列し,いろは字集は約三四〇〇の和語をイロハ順に配列,小玉編は約二三〇〇の漢字を部首別に配する。

らくようしょう

らくようしょう [3] 【落葉松】
カラマツの別名。

らくようじゅ

らくようじゅ [3] 【落葉樹】
低温や乾燥の続く期間,すべての葉を落として休眠する樹木の総称。葉は形成されてから一年未満で枯れる。多くは広葉樹で,落葉に先立って黄葉・紅葉するものがある。闊葉(カツヨウ)樹。
⇔常緑樹

らくようでんがくき

らくようでんがくき ラクヤウ― 【洛陽田楽記】
記録。一巻。大江匡房(マサフサ)著。1096年の京洛における田楽の盛行とその様子を漢文体で記したもの。芸能史上貴重な資料。

らくようぼく

らくようぼく [3] 【落葉木】
⇒落葉樹(ラクヨウジユ)

らくらい

らくらい [0] 【落雷】 (名)スル
雷が落ちること。地表物を一つの電極とした雷雲からの放電現象。[季]夏。

らくらい

らくらい【落雷】
⇒雷(かみなり).

らくらく

らくらく [3][0] 【楽楽】 (副)
(多く「と」を伴って)
(1)ゆったりとしていて気楽なさま。「―と手足を伸ばす」「十兵衛…雨の降る日も風の夜も―として居りまする/五重塔(露伴)」
(2)たやすく物事を行うさま。やすやす。「一時間で―行ける」「―と解決する」

らくらく

らくらく [0] 【落落】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)まばらでさびしいさま。
(2)心が広くて小事にこだわらないさま。「何ぞ―として光明に歩まざる/欺かざるの記(独歩)」「洒洒(シヤシヤ)―」
(3)物が落ち,または倒れるさま。「無数の岩が―として其処(ソコラ)一面に重なつて居るのだから/帰去来(独歩)」

らくらく

らくらく【楽々と】
easily;→英和
with ease.

らくらくえん

らくらくえん 【楽楽園】
滋賀県彦根市にある旧井伊家の庭園。1655〜61年に家臣香取氏の作庭。枯山水の庭園で,面積一〇二〇坪(約3366平方メートル)に及ぶ。

らくるい

らくるい [0] 【落涙】 (名)スル
泣くこと。涙を落とすこと。また,その涙。「はらはらと―する」「思わず―する」

らくるい

らくるい【落涙する】
⇒涙.

らくろう

らくろう ラクラウ 【楽浪】
前漢の武帝が紀元前108年に衛氏朝鮮を滅ぼして設置した四郡の一。現在のピョンヤン付近に政庁を置き,朝鮮の北西部を支配した。三世紀初め南半を帯方郡として分離,313年頃高句麗(コウクリ)に滅ぼされた。

らくろうぶんか

らくろうぶんか ラクラウ―クワ [5] 【楽浪文化】
楽浪郡を中心に栄えた文化。土城・木槨(モツカク)墓・塼築(センチク)墓などの発掘調査により,中国の漢・魏(ギ)時代の高度な文物が知られる。韓・倭(ワ)など周辺諸族に大きな影響を与えた。

らけい

らけい [0] 【螺髻】
(1)ほら貝のようにたばねたもとどり。主に子供の髪の結い方。
(2)その髪形から,梵天の異称。

らこく

らこく [1] 【羅国】
香道で用いる香木の一種。六国(リツコク)の一。名は暹羅(シヤム)国に由来するという。

らごあしゅらおう

らごあしゅらおう 【羅睺阿修羅王】
四種阿修羅の一。天と戦闘するとき,手で日月を取りその光をさえぎるという。羅睺。

らごしょう

らごしょう [2] 【羅睺星】
九曜星の一。らごせい。
→九曜星

らごら

らごら 【羅睺羅】
〔梵 Rāhula〕
釈迦の子。悟りを開いて帰郷した釈迦について出家,二〇歳で具足戒を受け,十大弟子の一人となり,密行(細かな点まで戒律にかなった修行をすること)第一と称される。

らし

ら・し (接尾)
⇒らしい(接尾)

らし

らし (助動)(らしから・らしく(らしかり)・らし・らしき(らしかる)・らしけれ・○)
〔近世以降,接尾語「らし」から派生して,助動詞として用いられるようになったもの。上代・中古に用いられた推量の助動詞「らし」とは直接の関係はないものと見られている〕
推量の助動詞。名詞や形容動詞の語幹,および動詞・形容詞の終止形に付く。断定的に推量する意を表す。…と思われる。…らしい。「知行から,此比とられた〈らしき〉中間が封じ文出して,此上書ひとつお目かりましよといへば/浮世草子・好色盛衰記 5」
→らしい(助動)

らし

らし (助動)(〇・〇・らし・らし・らし・〇)
推量の助動詞。動詞および動詞型活用の助動詞の終止形に付く。ただし,ラ行変格活用の動詞およびラ変型活用の語には連体形に付く。
(1)眼前の状況について,その原因である事情を推定する意を表す。「ひさかたの天の香具山この夕(ユウベ)霞たなびく春立つ〈らし〉も/万葉 1812」「我が背子がかざしの萩に置く露をさやかに見よと月は照る〈らし〉/万葉 2225」
(2)眼前にない事柄について推定する意を表す。「古(イニシエ)の七の賢(サカ)しき人たちも欲りせしものは酒にしある〈らし〉/万葉 340」「あしひきの山ほととぎす里なれてたそがれ時に名のりす〈らし〉も/拾遺(雑春)」
〔(1)上代には,連体形に「らしき」があり,係助詞「こそ」の結びとして用いられている。「古(イニシエ)も然(シカ)にあれこそうつせみも妻を争ふ〈らしき〉/万葉 13」(2)連体形「らし」,已然形「らし」は,それぞれ,係り結びの結びの形としてのみ用いられている。「降る雪はかつぞ消(ケ)ぬ〈らし〉あしひきの山のたぎつ瀬音まさるなり/古今(冬)」「白雲のこのかたにしもおりゐるは天つ風こそ吹きて来つ〈らし〉/大和 132」(3)上代では,上一段活用の動詞に付く場合,未然形または連用形とも見られる形に付く。「春日野に煙立つ見ゆ娘子(オトメ)らし春野のうはぎ摘みて煮〈らし〉も/万 1879」(4)ラ変活用の動詞またはラ変型活用の語に付く場合,「あるらし→あらし」「寒かるらし→寒からし」などのように,連体形語尾「る」が省略されることがある。「武庫(ムコ)の海の庭良くあ〈らし〉いざりする海人(アマ)の釣舟波の上ゆ見ゆ/万 3609」「秋の夜は露こそことに寒か〈らし〉草むらごとに虫のわぶれば/古今(秋上)」〕

らし

らし [1] 【螺子】
ねじ。ねじくぎ。

らしい

らし・い (接尾)
〔形容詞型活用 [文]シク ら・し 中世後期以降の語〕
名詞・副詞,または形容動詞の語幹などに付いて形容詞を作る。
(1)…としての特質をよくそなえている,いかにも…の様子である,…にふさわしい,などの意を表す。「男らしい」「子供らしい」「学者らしい」など。
(2)…という気持ちを起こさせる,…と感じられる,などの意を表す。「ばからしい」「もっともらしい」「わざとらしい」など。
→らしい(助動)

らしい

らしい (助動)(○・らしく(らしかつ)・らしい・らしい・○・○)
〔近世文語において用いられた推量の助動詞「らし」の口語形から〕
推量の助動詞。名詞や形容動詞の語幹,および動詞・形容詞の終止形に付く。また,助動詞「れる・られる」「せる・させる」「ない」「たい」「ぬ」「た」などにも付く。さらに,一部の副詞や一部の助詞にも付く。
(1)なんらかの根拠や理由のある推量を表す。…と推定される。「この空模様では雪にでもなる〈らしい〉」「この明るさからすると,日没までにはまだ間がある〈らしい〉」「この本は山田君の〈らしい〉」
(2)判断の結果を断定せず,婉曲に表現する。…であるようだ。…だと思われる。「むこうから来るのは親父〈らしい〉」「彼の家は駅から歩いてすぐ〈らしい〉」「講演会は二時から〈らしい〉」
(3)…にふさわしい様子である,…によく似た状態である,などの意を表す。「やっと祝賀会〈らしい〉ふんいきになってきた」「どうやら外国に来た〈らしい〉気分になれた」
〔助動詞の「らしい」と形の同じものに接尾語の「らしい」がある。両者は,いちおう意味の上で区別することができる。
 (ア)「あれは隣の子供〈らしい〉」「あの人が問題の男〈らしい〉」(以上,助動詞の「らしい」)。
 (イ)「あれはいつまでも子供〈らしい〉」「彼はほんとうに男〈らしい〉」(以上,接尾語の「らしい」)。しかし,実際には,区分の分明でない場合も時には見られる〕
→らし(助動)
→らしい(接尾)

らししょくぶつ

らししょくぶつ [4] 【裸子植物】
種子植物中で胚珠が心皮に包まれないで裸出する一群をいう。木部は主に仮導管からなり,重複受精はしない。マツ・イチョウ・ソテツなどがある。
⇔被子植物

らししょくぶつ

らししょくぶつ【裸子植物】
a gymnosperm.→英和

らしゅう

らしゅう [0] 【羅袖】
うすものの袖(ソデ)。

らしゅつ

らしゅつ [0] 【裸出】 (名)スル
物におおわれないで,むきだしになっていること。露出。「―した山肌」

らしょうもん

らしょうもん ラシヤウ― 【羅生門】
(1)「羅城門(ラジヨウモン)」に同じ。
(2)小説。芥川竜之介作。1915年(大正4)「帝国文学」に発表。「今昔物語」に材を得,平安末期の京都を舞台に,極限に追いつめられた人間の心理を描く。
(3)能の一。五番目物。観世小次郎信光作。切能物。渡辺綱が,鬼が出るという噂(ウワサ)を聞いて羅生門へ行き,格闘のすえ,鬼の片腕を切り落とすというもの。
(4)羅生門河岸にいた遊女。

らしょうもんがし

らしょうもんがし ラシヤウ― 【羅生門河岸】
江戸吉原の東河岸の異称。切見世が並び,客を無理やり引き込むところから,鬼が出没した羅生門になぞらえていわれた。

らしん

らしん [0] 【裸身】
はだかのからだ。裸体。「―をさらす」

らしん

らしん [0] 【羅針】
「磁針(ジシン)」に同じ。

らしん

らしん 【羅津】
朝鮮民主主義人民共和国の北東部,日本海に面する港湾都市。ラジン。

らしんぎ

らしんぎ [2] 【羅針儀】
「羅針盤(バン)」に同じ。

らしんぎょく

らしんぎょく 【羅振玉】
(1866-1940) 中国の考証学者。字(アザナ)は叔言。号は雪堂。浙江省の人。敦煌文書の収集,金石甲骨文の研究に従事,辛亥革命で女婿の王国維とともに日本に亡命。満州国建国に際し監察院長。著「殷墟書契」「三代吉金文存」など。ルオ=チェンユイ。

らしんしごせん

らしんしごせん [5] 【羅針子午線】
磁石の示す南北方向に沿った子午線。地磁気線の方向に沿った子午線。

らしんばん

らしんばん【羅針盤[儀]】
a compass.→英和

らしんばん

らしんばん [0] 【羅針盤】
磁石を用いて方角を知る計器。船や飛行機などで用いる。羅針儀。羅盤。コンパス。

らしんばんざ

らしんばんざ [4] 【羅針盤座】
〔(ラテン) Pyxis〕
三月下旬の宵に南中する星座。天の川の一部を含む。アルゴ座を四分割して設けられたものの一つ。
→アルゴ座

らしんほうい

らしんほうい [4] 【羅針方位】
羅針盤で測定した方位。地磁気の偏差と計器自体の器差とがはたらくので,真方位との間には誤差が生じる。

らじゅう

らじゅう ラジフ 【羅什】
鳩摩羅什(クマラジユウ)の略称。

らじょ

らじょ [1] 【裸女】
はだかの女。裸婦。

らじょう

らじょう [0] 【螺状】
螺旋状。

らじょう

らじょう [1] 【羅城】
都城の外郭。

らじょうばい

らじょうばい 【羅常培】
(1889-1958) 中国の言語学者。中国語の音韻・方言音・少数民族語を研究。著「漢語音韻学導論」「唐五代西北方言」など。ルオ=チャンペイ。

らじょうもん

らじょうもん 【羅城門】
平城京・平安京の都城の正門。朱雀大路の南端に位置し,北端の朱雀門と相対する。平城京の羅城門跡は大和郡山市にあり基壇西端が確認された。平安京のそれは京都市東寺西大門近くにあり,門の構造は重閣の瓦屋造,屋上に鵄尾(シビ)を上げ,南北に各五階の石階があった。羅生門(ラシヨウモン)。

らせつ

らせつ [1] 【羅刹】
〔梵 rākṣasa 可畏・足失鬼と訳す〕
人の肉を食う凶暴な悪鬼。のちに仏教に入り,羅刹天とされる。

らせつ

らせつ [0] 【羅切】
淫欲(インヨク)を断つために摩羅(マラ),すなわち陰茎を切ること。らぎり。

らせつこく

らせつこく [3] 【羅刹国】
羅刹の住んでいる国。食人鬼の国。

らせつてん

らせつてん 【羅刹天】
仏教の守護神である十二天の一。西南を守るとされる。

らせつにち

らせつにち [3] 【羅刹日】
陰陽家で大凶日とする日。

らせつにょ

らせつにょ [3] 【羅刹女】
女の羅刹。凶暴だが,美貌であるとされる。羅刹私。

らせん

らせん【螺旋】
a spiral (うずまき);→英和
a screw (ねじ).→英和
〜形の spiral <spring> .‖螺旋階段 a spiral staircase.

らせん

らせん [0] 【螺旋】
(1)巻貝のからのように渦巻形になっていること。また,そのもの。「―状に巻く」「―形」「―運動」
(2)ねじ。

らせん

らせん [0] 【羅氈】
〔羅紗(ラシヤ)の毛氈の意〕
紡毛糸を用いて平織りにしたあと,縮絨(シユクジユウ)して毛氈に似せたもの。模様を染め付けてテーブル掛けなどに用いる。

らせん

らせん [0] 【螺線】
〔数〕
(1)渦巻状にぐるぐるまわった平面曲線。スパイラル。渦巻線。匝線(ソウセン)。
→アルキメデスの螺線
→対数螺線
(2)軸の回りを一定の角速度で円運動しながら,軸方向に一定の速さで移動する点の描く空間曲線。ヘリックス。弦巻線(ツルマキセン)。
螺線(2)[図]

らせんかいだん

らせんかいだん [4] 【螺旋階段】
中心軸の周囲に螺旋状にとりつけられた階段。西洋建築に多くみられる。螺階(ラカイ)。

らせんしぼり

らせんしぼり [4] 【羅氈絞り】
絞り染めの一。つまんだ布の根もとを巻きくくり,さらに先端との中央を巻きくくって染料に浸し同心円の染め模様を現すもの。らっせんしぼり。

らせんそう

らせんそう [0] 【羅氈草】
シナノキ科の一年草。暖地の畑地などに自生。高さ約1メートル。葉は柄が長く,卵形で鋸歯がある。秋,葉腋(ヨウエキ)に黄色の小花を密生。蒴果(サクカ)は丸くかぎ状の毛におおわれ,手ざわりが羅氈に似る。

らせんとじ

らせんとじ [2] 【螺旋綴じ】
背に綴じ穴を多数あけ,針金を螺旋状に通して表紙とともに綴じる方法。スケッチ-ブック・ノートなどの背の綴じ方。

らせんめん

らせんめん [2] 【螺線面】
軸と直交する線分がその軸の回りを一定の角速度で回転しながら,軸方向に一定の速さで移動するときに描く曲面。
螺線面[図]

らそつ

らそつ [0] 【邏卒】
(1)見まわりの兵卒。巡邏(ジユンラ)の兵隊。
(2)巡査の旧称。明治初年,各府県で警察の任にあたった者。

らぞう

らぞう [0] 【裸像】
絵・彫刻などに表された裸の人体。

らぞう

らぞう【裸像】
a nude (statue).→英和

らたい

らたい [0] 【裸体】
着物をつけていないはだかのからだ。裸身。

らたい

らたい【裸体】
⇒裸(はだか).〜の naked;→英和
nude.→英和
〜で in the nude.→英和
‖裸体画 a nude (picture).裸体主義 nudism.

らたいが

らたいが [0] 【裸体画】
はだかの人体を描いた絵。特に婦人の裸体を描いたもの。ヌード。

らち

らち [1] 【埒】
(1)かこい。しきり。特に,馬場の周囲の柵。
(2)物事のきまった範囲。限界。「単なる快感のために,遠慮の―を平気で跨ぐかも知れなかつた/明暗(漱石)」

らち

らち【拉致する】
carry away;kidnap.→英和

らち

らち [1] 【羅致】 (名)スル
(網で鳥を捕らえるように)多くの人を招き集めること。「頗る多く名流を―してゐた/渋江抽斎(鴎外)」

らち

らち【埒があかない】
make little progress; <It would> be mere waste of time <to talk with you> .〜外にある be outside the pale <of> .→英和

らち

らち [1] 【拉致】 (名)スル
無理やりに連れて行くこと。らっち。「見知らぬ男に―される」

らち=が明か∘ない

――が明か∘ない
物事の決まりがつかない。事態が進展しない。決着がつかない。「電話で話をしても―∘ない」

らち=が明く

――が明・く
物事の決まりがつく。かたがつく。「―・くや否や,押し合ってプラットフォオムへ出る/青年(鴎外)」

らち=も無い

――も無・い
〔一説に「臈次(ラツシ)も無い」の転とも〕
(1)とりとめもない。たわいもない。らっちもない。「―・いことを言う」「思ひが一時にどつとよせて来て―・くお類のことを考へさせる/多情多恨(紅葉)」
(2)順序・秩序が乱れている。また,筋道が通らない。らっちもない。「種々の立木を―・く植えて/社会百面相(魯庵)」

らち=を付ける

――を付・ける
物事にきまりをつける。埒を明ける。

らち=を明ける

――を明・ける
物事にきまりをつける。「まあゆつくり話すとか何とか云つて,中々―・けない/それから(漱石)」

らちあけ

らちあけ 【埒明け】
てきぱきしていること。「殊更理にくらからねば,諸事に―にして/浮世草子・武家義理物語 1」

らちがい

らちがい [2] 【埒外】
一定の範囲の外。
⇔埒内
「勝敗の―に出て/羹(潤一郎)」

らちない

らちない [2] 【埒内】
一定の範囲の内。
⇔埒外
「法律の―」

らちない

らちな・い [3] 【埒無い】 (形)[文]ク らちな・し
順序・秩序が乱れている。しまりがない。らちがない。「腰から裾(スソ)の辺(アタリ)がやや―・くなつて/多情多恨(紅葉)」

らっか

らっか ラククワ [1][0] 【落花】
花の散り落ちること。また,落ちた花。特に,桜についていうことが多い。[季]春。《中空にとまらんとする―かな/中村汀女》

らっか

らっか【落下する】
drop;→英和
fall (down).→英和

らっか

らっか ラククワ [1] 【落果】 (名)スル
果実が木から落ちること。また,その果実。

らっか

らっか ラク― [0] 【落下】 (名)スル
下に落ちること。高い所から落ちること。「―する速度」

らっか=情(ジヨウ)あれども流水(リユウスイ)意(イ)なし

――情(ジヨウ)あれども流水(リユウスイ)意(イ)なし
〔白居易の詩「落花不�語空辞�樹,流水無�心自入�池」による〕
落花には流水に従う気持ちがあるのに,川はそしらぬ顔で流れて行く。一方には情があるのに,他方に通じないたとえ。

らっか=枝にかえらず

――枝にかえらず
〔伝灯録 17「破鏡不�重照�,落花難�上�枝」〕
ひとたび散った花は再び枝に戻らない意。死んだ者は再び生き返らないたとえ。また,一度破れた男女の縁は再びもとに戻らないたとえ。

らっかく

らっかく ラク― [0] 【落角】
物体の落下点における落下速度の方向と水平線のなす角。

らっかさん

らっかさん ラク― [3] 【落下傘】
⇒パラシュート

らっかさん

らっかさん【落下傘】
a parachute.→英和
〜で降下する (descend by) parachute.‖落下傘部隊 a parachute troop; <米> a paratroop.落下傘兵 a paratrooper;a parachutist.

らっかさんぶたい

らっかさんぶたい ラク― [6] 【落下傘部隊】
パラシュートを用いて航空機から敵地に降下する奇襲部隊。降下部隊。

らっかせい

らっかせい ラククワ― [3][0] 【落花生】
ナンキンマメの別名。[季]秋。

らっかせい

らっかせい【落花生】
a peanut.→英和

らっかせいゆ

らっかせいゆ ラククワ― [4] 【落花生油】
落花生の種子から得た不乾性油。独特の風味があり,オレイン酸を主成分とし,ほかにリノール酸などを含む。マーガリンなどの食用のほか,石鹸(セツケン)・軟膏などに用いる。ピーナッツ-オイル。

らっかりゅうすい

らっかりゅうすい ラククワリウ― [1] 【落花流水】
〔落花には流水に従って流れたい気持ちがあり,流水には落花を浮かべて流れたい気持ちがある意〕
男女が互いに慕い合うことのたとえ。

らっかろうぜき

らっかろうぜき ラククワラウ― [1] 【落花狼藉】
〔和漢朗詠集(春) の「落花狼藉たり風狂じて後,啼鳥竜鐘たり雨の打つ時」による〕
(1)花が地上に散り乱れていること。転じて,物が散り乱れているさまにもいう。
(2)婦女子に乱暴を働くこと。「―に及ぶ」

らっかん

らっかん ラククワン [0] 【落款】 (名)スル
〔落成の款識(カンシ)の意〕
書画が完成したとき,作者が署名・押印すること。またその署名・押印。「毫(フデ)を墨黒々と揮つて其の下に告朔餼羊坊(コクサクキヨウボウ)と―した/くれの廿八日(魯庵)」

らっかん

らっかん【落款】
a writer's[painter's]signature.〜のない unsigned.

らっかん

らっかん ラククワン [0] 【楽観】 (名)スル
物事をすべてよいように考えること。将来の成り行きについて明るい見通しをもつこと。
⇔悲観
「事態を―する」

らっかん

らっかん【楽観する】
have an optimistic view <of> ;be optimistic <about> .〜的 optimistic.〜を許さない Things are by no means reassuring.‖楽観論(者) optimism (an optimist).

らっかんてき

らっかんてき ラククワン― [0] 【楽観的】 (形動)
物事がうまくいくだろうと明るい見通しをもつさま。
⇔悲観的
「―な意見をはく」

らっき

らっき ラク― [1] 【落暉】
没する太陽。入り日。夕日。落日。

らっきゅう

らっきゅう ラクキウ [0] 【落球】 (名)スル
野球で,打球や送球を捕りそこねて落とすこと。

らっきょ

らっきょ ラク― 【落居】 (名)スル
〔「落ち居る」の音読み〕
事のきまりがつくこと。「世間も―せぬさまになり行く事/平家 3」「公事ガ―シタ/日葡」

らっきょう

らっきょう ラクキヤウ [0] 【楽境】
安楽な境地。楽しい場所。楽土。

らっきょう

らっきょう【辣韮】
《植》a shallot.→英和

らっきょう

らっきょう [0] 【辣韮・薤・辣韭】
ユリ科の多年草。中国原産。畑で栽培。ネギ類に属し,特有のにおいがある。地下に卵形の鱗茎がある。初夏,鱗茎を収穫し,漬物にして食用にする。らっきょ。[季]夏。

らっきょうづけ

らっきょうづけ [0] 【辣韮漬(け)】
ラッキョウを塩や甘酢などで漬けた漬物。

らっきょうふで

らっきょうふで [3] 【辣韮筆】
太書き用の筆。穂先がラッキョウに似る。

らっく

らっく ラク― [1] 【落句】
(1)漢詩の結句。律詩では最後の二句の称。
(2)和歌で,最後の句。「―に如此の句を置ては,その風姿幽ならず/国歌八論」
(3)終わりの句。おち。

らっけい

らっけい ラク― [0] 【落慶】
神社・寺院などの建物の落成をよろこび祝うこと。らくぎょう。「―供養」「―式」

らっこ

らっこ【猟虎(の毛皮)】
a sea otter (fur).

らっし

らっし 【臈次・臘次】
〔「ろうじ(臈次)」の転〕
(1)法臘(ホウロウ)の次第。出家後の年数。ろうじ。「座に就ても―を存上れば上座を敬ず,下れば下座を思はざるなり/雑談 4」
(2)順序。次第。ろうじ。「―ヲミダス/日葡」

らっし=も無い

――も無・い
(1)順序・秩序がない。乱雑である。だらしがない。らちもない。「―・イコト/日葡」
(2)役に立たない。つまらない。「―・い物差(サ)しておこして/浄瑠璃・妹背山」

らっする

らっ・する [3] 【拉する】 (動サ変)[文]サ変 らつ・す
無理に引き連れて行く。拉致(ラチ)する。「婦女子を―・し去る」「与次郎は三四郎を―・して/三四郎(漱石)」

らっち

らっち [1] 【拉致】 (名)スル
「らち(拉致)」に同じ。

らっちもない

らっちもな・い 【埒も無い】 (連語)
「らち(埒)もない」に同じ。「時のはづみと言ひながら,―・い事した/浄瑠璃・桂川」

らっぱ

らっぱ [0] 【喇叭】
(1)金管楽器の総称。また,特に無弁のナチュラル-トランペットのこと。「進軍―」
(2)朝顔形に末端の開いた拡声器。
(3)「らっぱ飲み」の略。
〔語源未詳。梵語 rava から,(オランダ) roeper から,あるいは,中国語「喇叭」からか,など諸説がある〕

らっぱ

らっぱ [0] 【乱波】
(1)乱暴者。無頼漢。
(2)「透(ス)っ波(パ){(1)}」に同じ。「―を以て敵陣を夜も驚かし/奥羽永慶軍記」

らっぱ

らっぱ【喇叭(をふく)】
(blow) a trumpet[bugle (軍隊の)].→英和
‖喇叭手 a trumpeter;a bugler.喇叭ズボン bell-bottomed trousers[bell-bottoms].喇叭飲みをする drink <beer> from a bottle.

らっぱ=を吹く

――を吹・く
大言を吐く。大言壮語する。ほらをふく。

らっぱかん

らっぱかん [0] 【喇叭管】
⇒卵管(ランカン)

らっぱかんえん

らっぱかんえん [4] 【喇叭管炎】
⇒卵管炎(ランカンエン)

らっぱしゅ

らっぱしゅ [3] 【喇叭手】
軍隊で,喇叭を吹く役の兵士。らっぱ吹き。

らっぱずいせん

らっぱずいせん【喇叭水仙】
a daffodil.→英和

らっぱずいせん

らっぱずいせん [4] 【喇叭水仙】
スイセンの一種。ヨーロッパ原産。明治末年に渡来,観賞用に広く栽培される。花はスイセンのうちでは大きく,花冠は淡黄色で濃黄色らっぱ状の副冠がある。

らっぱのみ

らっぱのみ [0] 【喇叭飲み】 (名)スル
びん詰めの飲み物をびんをじかに口につけて飲むこと。「ビールを―する」

らっぱぶし

らっぱぶし 【喇叭節】
明治時代のはやり唄。1904年(明治37)演歌師の添田唖蝉坊(ソエダアゼンボウ)の作。唄の最後に円太郎馬車のらっぱをまねた「トコトットット」という囃子詞(ハヤシコトバ)をつける。のちに「炭坑節」「真室川音頭」などを生んだ。

らっぱむし

らっぱむし [3] 【喇叭虫】
原生動物繊毛虫綱の一属の総称。体長0.1〜2ミリメートル。体はらっぱ形。体色はピンク・青・緑・白・褐色など。伸縮性に富み,体表に繊毛が密生する。基部で物に付着するが,泳ぐこともできる。十数種が知られ,すべて淡水産。池沼や溝などにすむ。

らっぱズボン

らっぱズボン [4] 【喇叭―】
すそに向かってらっぱ形に広がるズボン。

らつわん

らつわん [0] 【辣腕】 (名・形動)[文]ナリ
てきぱきと物事を処理する能力のある・こと(さま)。敏腕。すごうで。「―をふるう」「―家(カ)」「非常な―だ/草枕(漱石)」

らつわん

らつわん【辣腕の】
shrewd;→英和
able.→英和
〜を振う display one's uncommon ability.‖辣腕家 a shrewd man; <米> a go-getter.

らてい

らてい [0] 【裸裎】
(1)はだか。
(2)極めて無礼なさま。

らでん

らでん【螺鈿】
mother-of-pearl <work> ;nacre.→英和

らでん

らでん [0][1] 【螺鈿】
漆工芸技法の一。貝殻の真珠光を放つ部分を磨(ス)り平らにして細かく切り,文様の形に漆器や木地にはめこんで装飾するもの。中国唐代に発達,日本へは奈良時代に伝来,平安時代には盛んに蒔絵(マキエ)に併用された。薄い貝を用いたものは特に青貝ともいう。摺(ス)り貝。「―細工(ザイク)」

らでんのたち

らでんのたち 【螺鈿の太刀】
鞘(サヤ)に螺鈿をほどこした太刀。公卿(クギヨウ)が大饗・列見・定考(コウジヨウ)などの行事の際に,また諸衛府の次将は節会(セチエ)の際に使用した。

らぬきことば

らぬきことば [4] 【ら抜き言葉】
「見れる」「起きれる」「寝れる」「食べれる」「来(コ)れる」など,「〜れる」の形で可能の意味を表す下一段活用の動詞をいう。「見られる(ミルの未然形ミ+助動詞ラレル)」「起きられる(オキルの未然形オキ+助動詞ラレル)」「寝られる(ネルの未然形ネ+助動詞ラレル)」「食べられる(タベルの未然形タベ+助動詞ラレル)」「来(コ)られる(クルの未然形コ+助動詞ラレル)」などのように,「〜られる」の形が本来の正しい言い方。「乗る」「釣る」「登る」など五段活用の動詞から生じる下一段活用の可能動詞「乗れる」「釣れる」「登れる」などの影響によるものと考えられている。東京語では,大正の末から昭和の初めにかけて使われ始め,戦後は特によく使われるようになった。「見る」「寝る」「来(ク)る」など,主として語幹が一音節の動詞から生じたものであるが,近年は,「どんな大学でも〈受けれる〉成績」「朝早くはなかなか〈起きれ〉ない」などのように,語幹が二音節またはそれ以上の音節の動詞にも及んでいる。
→れる(助動)
→られる(助動)

らはい

らはい [0] 【羅牌】
磁気コンパスにおいて,方位目盛り盤をいう。コンパス-カード。

らはい

らはい [0] 【羅拝】 (名)スル
とり囲んでおがむこと。

らはつ

らはつ [0] 【螺髪】
⇒らほつ(螺髪)

らば

らば (連語)
〔完了の助動詞「り」の未然形に接続助詞「ば」の付いたもの〕
…ているならば。…てあるならば。「天の川橋渡せ―その上(ヘ)ゆもい渡らさむを秋にあらずとも/万葉 4126」「まさきのかづら,長く伝はり,鳥の跡,久しくとどまれ―,歌のさまを知り,事の心を得たらむ人は/古今(仮名序)」

らば

らば [1] 【騾馬】
雌ウマと雄ロバとの一代雑種。ふつう繁殖力はないが,ロバより大きく粗食に耐え,体質は強健でおとなしい。南ヨーロッパ・西アジア・アフリカの一部などで使役用とされる。
→駃騠(ケツテイ)

らば

らば【騾馬】
a mule.→英和

らばん

らばん [0] 【羅盤】
⇒羅針盤(ラシンバン)

らふ

らふ [1] 【裸婦】
はだかの女性。「―のデッサン」

らふ

らふ [1] 【羅布】
(1)うすぎぬ。紗。
(2)つらなり並ぶこと。また,あまねく行きわたること。

らふ

らふ 【羅府】
⇒ロサンゼルス

らふ

らふ【裸婦】
<paint> a woman in the nude;→英和
a nude[naked]woman.

らふく

らふく [0] 【蘿蔔】
ダイコンの漢名。

らふてえ

らふてえ [1]
琉球料理の一。豚の角煮のこと。

らぶか

らぶか [0] 【羅鱶】
カグラザメ目の海魚。全長2メートルに達する。体は細長く,側扁し,暗褐色を帯びる。口が前端近くにある。鰓孔(エラアナ)は六対。卵胎生。サメ類の中で原始的な種とされる。相模湾・駿河湾や東部太平洋・オーストラリア・東部大西洋の深海に分布。

らへん

らへん [1] 【ラ変】
「ラ行変格活用」の略。

らほつ

らほつ [0] 【螺髪】
仏の三十二相の一。縮れて右に渦巻く巻貝の形をした頭髪。仏像に特有の形式として表示される。らはつ。

らぼん

らぼん [0] 【羅盆】
磁気コンパスにおいて,方位を示す羅牌(ラハイ)を収めている容器。バウル。

らま

らま (接尾)
〔接尾語「ら」に,さらに接尾語「ま」の付いたもの。上代語〕
「おほみこと(大命)」「やつこ(奴)」などの下に付いて,そのものであることを強く指定する意を表す。…そのもの。「大八島国知ろしめす天皇大命(スメラガオオミコト)―と詔りたまふ大命を/続紀(文武一宣命)」

らま

らま [1] 【蘿藦】
植物ガガイモの漢名。

らむ

らむ (助動)(〇・〇・らむ・らむ・らめ・〇)
〔平安中期以降,終止形・連体形の「らむ」は「らん」と発音されるようになり,「らん」とも書かれる〕
推量の助動詞。動詞やそれと同じ活用型の助動詞の終止形に付く。ただし,ラ変の動詞およびそれと同じ活用型の語には連体形に付く。
(1)話し手が現在の事態に対し,それがはっきりしないことについて推量する意を表す。…であるだろう。今ごろは…しているだろう。「いづくにか舟泊(フナハ)てす〈らむ〉安礼(アレ)の崎漕ぎたみ行きし棚なし小舟/万葉 58」「袖ひぢて結びし水のこほれるを春立つ今日の風やとく〈らむ〉/古今(春上)」
(2)話し手が実際に経験している状況について,その原因・理由などを推量する意を表す。それだから…なのだろう。どうして…なのだろう。…のだろう。「ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散る〈らむ〉/古今(春下)」「かく危ふき枝の上にて,安き心ありて睡(ネブ)る〈らん〉よ/徒然 41」
(3)(連体修飾文節に用いて)他から聞いたこと,一般に言われていることなどをやわらげた形で表現するのに用いる。「古(イニシエ)に恋ふ〈らむ〉鳥はほととぎすけだしや鳴きし我(ア)が思へるごと/万葉 112」「蓬莱といふ〈らむ〉山にあふやと海に漕ぎただよひありきて/竹取」
〔(1)「らむ」の「む」は推量の助動詞「む」と同源と考えられているが,「ら」についてはいくつかの説があって,なお決定していない。(2)上代では,上一段活用の動詞「見る」には,その連用形「み」に付く(中古にもその例がある)。「人皆の見〈らむ〉松浦の玉島を見ずてや我は恋ひつつ居らむ/万葉 862」「春立てば花とや見〈らむ〉白雪のかかれる枝にうぐひすの鳴く/古今(春上)」(3)中世以降,「らう」の形が現れる。→ろう(助動)〕

らもう

らもう [0] 【羅網】
(1)鳥をとるあみ。とりあみ。
(2)〔仏〕 浄土や天界にあるとされる,宝珠を網状に連ねたもの。仏前などの装飾の一つ。

らもん

らもん [1] 【羅文・羅紋】
(1)羅(ウスギヌ)の,網目状にからみ合っている織り目。羅の織り文。
(2)立蔀(タテジトミ)・透垣(スイガイ)などの上部に,細い木や竹を二本ずつ菱(ヒシ)形に組んで飾りとしたもの。らんもん。羅門。「透垣の―/枕草子 130」

らもん

らもん [0] 【羅門】
⇒羅文(ラモン)(2)

らゆ

らゆ (助動)(らえ・○・○・○・○・○)
上代の可能の助動詞。下二段活用の動詞の未然形に接続する。否定の表現を伴って,不可能の意を表す。「我が背子がかく恋ふれこそぬばたまの夢(イメ)に見えつつ寝(イ)ね〈らえ〉ずけれ/万葉 639」「夜を長み眠(イ)の寝〈らえ〉ぬにあしひきの山彦とよめさ雄鹿鳴くも/万葉 3680」
〔(1)「ゆ」とともに,中古以降の「る」「らる」に対応する。(2)活用は,「ゆ」との関連から下二段活用型と考えられるが,上代には未然形「らえ」の用例だけが見られる。なお,中古の訓読文には,連体形「らゆる」の例が見られる。「若しは諸の有情の種種に希求し憂苦に逼切せ〈らゆる〉が/地蔵十輪経(元慶点)」(3)「る」「らる」の接続のしかたに準じて考えると,「ゆ」は四段・ナ変・ラ変の動詞の未然形に(実際には,ナ変に接続した例は見られない),「らゆ」はその他の活用の動詞の未然形に付くということになるが,上代には,ナ行下二段活用の動詞「寝(ヌ)」「寝(イ)ぬ」に接続した例しか見られない〕
→ゆ(助動)
→らる(助動)

らよう

らよう [0] 【裸葉】
栄養葉(エイヨウヨウ)のこと。
⇔実葉

らり

らり 【乱離】 (名・形動)
「乱離骨灰(ラリコツパイ)」の略。「鐘供養踊り子が来て―にする/柳多留 9」

らりこっぱい

らりこっぱい [3][1] 【乱離骨灰・羅利粉灰】 (名・形動)
めちゃめちゃになる・こと(さま)。さんざん。乱離。「こいつめが亭主を―にしやあがる/滑稽本・膝栗毛(発端)」

らりょう

らりょう [0] 【羅綾】
うすぎぬとあやぎぬ。美しい衣服。

らりょうおう

らりょうおう ラリヨウワウ 【蘭陵王・羅竜王・羅陵王】
⇒陵王(リヨウオウ)

らりる

らり・る [2] (動ラ五)
俗に,睡眠薬などを飲んで舌が回らなくなる,また,ふらふらする状態をいう。
〔「ラリる」と書くことが多い〕

らる

らる (助動)(られ・られ・らる・らるる・らるれ・られよ)
自発・受け身・可能・尊敬の助動詞。下二段型活用。ただし,自発・可能の意を表す場合には,命令形は用いられない。上一段・下一段・上二段・下二段・カ行変格・サ行変格活用の動詞,および使役の助動詞「す」「さす」の未然形に付く。
(1)自発の意,ある動作が自然に,また無意識的に実現してしまう意を表す。「来し方行くさきおぼし続け〈られ〉て/源氏(賢木)」「住みなれしふるさと,かぎりなく思ひ出で〈らる〉/更級」「さやうの所にてこそよろづに心づかひせ〈らるれ〉/徒然 15」
(2)受け身の意,他から何らかの動作・作用の影響を受ける意を表す。「そこらの人々の害せ〈られ〉なむとしけり/竹取」「ありがたきもの,舅(シユウト)にほめ〈らるる〉婿/枕草子 75」「問ひつめ〈られ〉て,え答へずなり侍りつ/徒然 243」
(3)可能の意,ある動作をすることができる意を表す。古くは,打ち消しの語を伴って,不可能の意を表すのに多く用いられた。「手も触れで月日経にける白まゆみ起き伏し夜は眠(イ)こそ寝〈られ〉ね/古今(恋二)」「いで,いと興あることいふ老者(ロウザ)たちかな。さらにこそ信ぜ〈られ〉ね/大鏡(序)」「起きあがらんとすれども,なじかは起き〈らる〉べき/盛衰記 33」
(4)尊敬の意を表す。他人の動作を表す語に付いて,動作者に対する敬意を表す。もともと敬意を含んでいる動詞に付くことが多い。「乳母かへてむ。いとうしろめたし,と仰せ〈らるれ〉ば/枕草子 9」「御坪のうちに引き出だされて,重盛が首(コウベ)のはね〈られ〉んことは,安いほどの事でこそ候へ/平家 2」「負けたらん人は供御(クゴ)をまうけ〈らる〉べし/徒然 135」
〔(1)「る」と意味・用法は同じであるが,未然形がア段となる動詞には「る」が付き,それ以外の場合には「らる」が付くというように,接続のしかたに分担がある。(2)上代では,「らゆ」の語が用いられ,「らる」の形はまだ見られない。「らる」は中古以降に用いられるようになる。(3)中世には連体形「らるる」が終止法として用いられるようになり,命令形には「られい」が現れるが,やがて一段活用化して「られる」となり,現代にまで及ぶ〕
→られる(助動)
→らゆ(助動)
→る(助動)

られつ

られつ【羅列する】
enumerate <instances> ;→英和
(make a) list (of).→英和

られつ

られつ [0] 【羅列】 (名)スル
連ね並べること。連なり並ぶこと。「美辞麗句を―する」「単なる文字の―にすぎない」

られる

られる (助動)(られ・られ・られる・られる・られれ・られろ(られよ))
〔自発・受け身・可能・尊敬の助動詞「らる」の口語形。中世以降の語〕
受け身・可能・自発・尊敬の助動詞。下一段型活用。ただし,可能・自発・尊敬の意を表す場合には,命令形は用いられない。上一段・下一段・カ行変格活用動詞の未然形に付く。また,サ行変格活用動詞未然形「せ」および使役の助動詞「せる」「させる」の未然形にも付く。
(1)受け身の意を表す。
 (ア)動作・作用の主体の利害に関係するもの。「犬にほえ〈られ〉て困った」「とうとう委員に選出せ〈られ〉てしまった」「よく努力した結果だと先生にほめ〈られる〉」
 (イ)動作・作用を主体が受けるもの。利害の感情を伴わない。「早く適切な措置が講じ〈られ〉なければならない」「おぼれかかった子供が助け〈られ〉て,ほんとうによかった」
 (ウ)動作・作用の結果または状態を表すことに重点を置くもの。無生物あるいは非情のものを主語とする場合で,非情の受け身とも呼ばれる。「基本的人権はしだいに認め〈られる〉ようになってきている」「この仏像は鎌倉時代の作と伝え〈られ〉ている」
 (エ)動作・作用の主体に害が及ぶもの。自動詞に付いた場合が多く,迷惑の受け身とも呼ばれる。「こうしょっちゅう金を借りに来〈られ〉ては困ってしまう」「手放しでのろけ〈られ〉て,すっかりめんくらった」
(2)可能の意を表す。
 (ア)動作・作用が主体の能力によって実現可能なことを表す。「この旅客機には三百人以上の客を乗せ〈られる〉」「車でなら二十分ほどで来〈られる〉」
 (イ)動作・作用の遂行が許容されていることを表す。「ちょっとぐらいなら会議から抜け〈られる〉」「食事のときだけは起き〈られる〉ようになった」
 (ウ)動作・作用の対象の力によって,その実現が可能であることを表す。「柔道には,じゅうぶん,優勝の期待がかけ〈られる〉」「あの人だけは信じ〈られる〉」
 (エ)動作・作用の対象の能力・程度などを評価することを表す。「これなら,なんとか食べ〈られる〉」「留守番ぐらいなら,子供たちにもまかせ〈られる〉」
(3)自然にそうなる意,すなわち自発の意を表す。心情的な表現に用いられることが多い。「この子の行く末が案じ〈られ〉てならない」「もうすっかり秋の気配が感じ〈られる〉」
(4)尊敬の意を表す。動作の主体に対する敬意を表す。「近いうちに,先生が帰って来〈られ〉ます」「無事到着せ〈られ〉た模様です」
〔(1)「れる」と意味・用法は同じであるが,未然形がア段となる動詞には「れる」が付き,それ以外の場合は「られる」が付くというように,接続のしかたに分担がある。(2)サ変動詞に接続する場合,「出席される」のように,未然形のうち,「さ」に「れる」が付くのが普通であるが,書き言葉でのやや改まった言い方では,「出席せられる」のように,未然形のうち,「せ」に「られる」が付くこともある〕
→らる(助動)
→れる(助動)

らん

らん【欄】
a column.→英和
‖広告欄 the advertisement column.スポーツ欄 the sports section[page].

らん

らん [1] 【欄】
(1)手すり。欄干(ランカン)。
(2)印刷物の紙面の,枠で区切った部分。「生年月日を書く―」「解答―」
(3)新聞・雑誌などの編集上の一区分。「読者の―」

らん

らん (助動)
⇒らむ(助動)

らん

らん (連語)
⇒らむ(連語)

らん

らん【乱】
[戦乱]a war;→英和
[反乱]a revolt;→英和
a rebellion.→英和
〜を起こす rise in revolt[rebellion];take up arms <against> .

らん

らん 【鸞】
「鸞鳥(ランチヨウ)」に同じ。「猿楽優士一たび回りて―の翅を翻し/太平記 39」

らん

らん [1] 【卵】
雌の生殖細胞。有性生殖を行う生物において減数分裂によって生ずる雌性配偶子。雄性配偶子と合体して新個体となる。卵子。卵細胞。

らん

らん【蘭】
《植》an orchid.→英和

らん

らん [1] 【蘭】
(1)ラン科植物の総称。熱帯産で色の鮮明なカトレア・胡蝶蘭などの洋蘭と,温帯産で帯緑色系の花をつける春蘭・寒蘭などの東洋蘭がある。花冠は独特な形をし美しい種が多数あり,観賞植物として珍重される。[季]秋。
→蘭科
(2)フジバカマの古名。らに。「―の花の,いとおもしろきを/源氏(藤袴)」
(3)家紋の一。蘭の花や葉を図案化したもの。三つ蘭丸・向かい蘭菱・蘭の枝など。
(4)「和蘭(オランダ)」の略。
蘭(1)[図]

らん

らん [1] 【乱】
戦争などによって世の中の乱れること。みだれ。「治にいて―を忘れず」「応仁の―」

らん

らん [1] 【襴】
縫腋(ホウエキ)の袍(ホウ)や直衣(ノウシ)などの裾に付けた横布。すそつき。

らんあ

らんあ [1] 【乱鴉】
乱れ飛ぶカラス。

らんあく

らんあく [0] 【乱悪・濫悪】 (名・形動ナリ)
乱暴で悪い・こと(さま)。悪行。「家風―にして/新聞雑誌 60」

らんい

らんい [1] 【蘭医】
オランダ医学を修めた医者。蘭方医。

らんい

らんい [1] 【襤衣】
やぶれた衣服。弊衣(ヘイイ)。ぼろ。

らんい

らんい [1] 【闌位】
「闌(タケ)たる位(クライ)((「たける(長)」の句項目))」の音読み。

らんいしゃ

らんいしゃ 【藍衣社】
中国,民国時代の政治秘密結社。蒋介石のもと黄埔(コウホ)軍官学校出身者を中心に1931年成立,反共活動を行い,蒋の国民党支配を支えた。

らんいん

らんいん 【蘭印】
「蘭領印度(ランリヨウインド)」の略。

らんいん

らんいん [0] 【乱淫】
みだりに情欲にふけること。

らんうち

らんうち [0] 【乱打ち】
剣道で,向かい合った二人が互いに打ち込みの練習をすること。

らんうん

らんうん【乱雲】
a nimbus.→英和

らんうん

らんうん [0] 【乱雲】
(1)乱層雲の旧称。
(2)乱れ飛ぶ雲。

らんえんけい

らんえんけい ランヱン― [0] 【卵円形】
卵の外形に似た円形。

らんえんこう

らんえんこう ランヱン― [3] 【卵円孔】
胎児期の心臓の左右の心房を貫くあな。生後間もなく,肺呼吸開始に伴って閉じる。

らんえんそう

らんえんそう ランヱンサウ [3] 【卵円窓】
⇒前庭窓(ゼンテイソウ)

らんおう

らんおう [0] 【卵黄】
卵の黄身(キミ)。卵の細胞質内に存在する貯蔵物質で,タンパク質・脂質・糖類・ビタミン・無機塩類などを含み,個体発生途上の胚の栄養となる。その量により無黄卵・中黄卵・多黄卵などに,また分布状態により等黄卵・端黄卵などに区別する。

らんおう

らんおう【卵黄】
⇒黄味.

らんおうのう

らんおうのう [3] 【卵黄嚢】
卵黄を包んでいる膜状の袋。卵黄の分解および吸収を行い,多量の血管を通じて胚体と連絡する。脊椎動物では魚類・羊膜類にみられる。

らんか

らんか [1] 【爛柯】
〔木こりの王質が四人の童子らの打つ碁をナツメを食べながら時を忘れて見ていると,斧の柯(エ)が爛(クサ)り,帰ってみると当時の人は誰もいなかったという「述異記」の故事による〕
囲碁にふけって時のたつのを知らぬこと。また,囲碁の別称。転じて,好きな遊びや物事に心を奪われて時のたつのを忘れること。

らんか

らんか [0] 【蘭科】
単子葉植物の一科。最も分化の進んだ大きな一群で,熱帯を中心に約七〇〇属一万七千〜二万五千種がある。着生または地上生の多年草。六花被片のうち,五個がほぼ同形・同色,下側の一個は唇弁といい,大きく発達して,ときに数個の裂片に分かれるなど,特異な形態と色を示す。果実は蒴果。

らんかい

らんかい [0] 【卵塊】
魚や昆虫などの卵のかたまり。

らんかい

らんかい [0] 【乱階】
(1)騒乱のおこるきざし。禍梯(カテイ)。
(2)順序を越えて位階を進めること。越階(オツカイ)。「―の賞に依て,庸才たちどころに台閣の月を攀(ヨ)づ/太平記 19」

らんかいはつ

らんかいはつ [3] 【乱開発】 (名)スル
環境などを考慮せず,みだりに自然開発を行うこと。

らんかく

らんかく [0] 【卵殻】
動物の卵の最外層の卵膜が強固になったもの。石灰質やキチン質が沈着して固くなることもある。ニワトリの卵の殻がこれに相当し,鳥類や爬虫類の卵などに顕著にみられる。

らんかく

らんかく [0] 【乱獲・濫獲】 (名)スル
魚・鳥・獣などをやたらにとること。「野鳥を―する」

らんかく

らんかく [0] 【卵核】
卵細胞の核。

らんかく

らんかく【乱[濫]獲】
indiscriminate fishing[hunting].

らんかくぬり

らんかくぬり [0] 【卵殻塗(り)】
漆工芸で,卵の殻を割って漆面に貼り,上塗り後,研(ト)ぎ出したもの。粉末にして蒔(マ)き付けたものもある。

らんかくまく

らんかくまく [4] 【卵殻膜】
鳥類や爬虫類の卵の卵殻の内側に密着する薄い膜。

らんかつ

らんかつ [0] 【卵割】
動物の受精卵の発生初期に起こる一連の細胞分裂。受精卵は全体の大きさはほぼ一定のまま,卵割によって未分化の多数の小さな細胞(割球)になる。分割。

らんかつこう

らんかつこう [0][4] 【卵割腔】
⇒割腔(カツコウ)

らんかん

らんかん【卵管】
《解》the oviduct;→英和
the Fallopian tube.

らんかん

らんかん【欄干】
a rail(ing);→英和
a balustrade (階段の).→英和

らんかん

らんかん [0] 【卵管】
排卵により卵巣から遊離した卵子を子宮に送る管。輸卵管。喇叭(ラツパ)管。

らんかん

らんかん [0] 【闌干・欄干】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)月や星のあざやかに光るさま。「北斗の独り―たるが如し/復活(魯庵)」
(2)涙のとめどなく流れるさま。「涙―たり/太平記 37」

らんかん

らんかん [0] 【欄干・欄杆・闌干】
廊下や橋などの側辺に,縦横に材木を渡して人の落ちるのを防ぎまた装飾とするもの。てすり。

らんかんえん

らんかんえん [3] 【卵管炎】
卵管の炎症。淋菌・連鎖球菌・ブドウ球菌などの感染による。後遺症として不妊症を残すことがある。喇叭(ラツパ)管炎。

らんかんにんしん

らんかんにんしん [5] 【卵管妊娠】
受精卵が卵管に着床して発育する妊娠。子宮外妊娠の中で最も頻度が高い。妊娠早期に流産あるいは卵管破裂を起こし,下腹部の激痛とともに腹腔内出血の徴候が現れる。喇叭(ラツパ)管妊娠。

らんが

らんが [0] 【蘭画】
〔オランダ人が伝えたところから〕
西洋画。油絵。

らんがい

らんがい [0] 【欄外】
(1)欄干の外。
(2)書籍・雑誌などの紙面で,本文の印刷部分の枠の外。「―に注を加える」

らんがい

らんがい【欄外】
the margin.→英和
欄外の注 marginal notes.

らんがく

らんがく [0] 【蘭学】
江戸中期以後,オランダ語により西洋の学術・文化を研究する学問の総称。幕府の鎖国政策により開国までの間,西洋知識導入の唯一の窓口となり,青木昆陽・杉田玄白・前野良沢・大槻玄沢ら多数の蘭学者が輩出,医学・数学・兵学・天文学・暦学などの諸分野にわたった。

らんがく

らんがく【蘭学】
Dutch learning.蘭学者 a Dutch scholar.

らんがくかいてい

らんがくかいてい 【蘭学階梯】
江戸中期の蘭学入門書。二巻。大槻玄沢著。1783年成立。88年刊。蘭学研究の意義・歴史,オランダ語の文字・発音・文法などの初歩について説いたもの。

らんがくことはじめ

らんがくことはじめ 【蘭学事始】
江戸後期に書かれた,蘭学に関しての回想録。二巻。杉田玄白著,大槻玄沢補訂。1815年成立。69年(明治2)刊。蘭学の沿革を述べ,「解体新書」翻訳の苦心談を通して,日本の蘭学の濫觴(ランシヨウ)期からの回想を述べる。和蘭(オランダ)事始。蘭東(ラントウ)事始。

らんがくしゃ

らんがくしゃ [3][4] 【蘭学者】
蘭学を修めた人。

らんがしい

らんがし・い 【乱がしい】 (形)
〔近世江戸語〕
騒がしい。やかましい。「伊勢原を置いたで見世が―・い/柳多留 7」

らんき

らんき 【乱気】 (名)スル
気が狂うこと。乱心。「狐(ケツネ)につままれたか。―したのぢやないかい/滑稽本・浮世風呂(前)」

らんき

らんき [1] 【嵐気】
山中にたつもや。山気。

らんき

らんき [1] 【巒気】
山中で感じられる特有の冷気。

らんきゅう

らんきゅう [0] 【濫救】
生活保護制度において,保護の必要がない者まで保護されている状態。
→漏救

らんきょう

らんきょう [0] 【鸞鏡】
⇒らんけい(鸞鏡)

らんきりゅう

らんきりゅう【乱気流】
air turbulence.

らんきりゅう

らんきりゅう [3] 【乱気流】
飛行中の航空機に直接影響を及ぼす,大気の強い乱れ。積乱雲内や寒冷前線付近などのほか,ジェット気流の周辺や高峻な山岳の風下などに起こる。
→晴天気流

らんぎく

らんぎく [1] 【乱菊】
花弁が乱れた菊の花の模様。

らんぎゃく

らんぎゃく [0] 【乱逆】
謀反。反逆。

らんぎょう

らんぎょう [0] 【乱行・濫行】
乱暴な振る舞い。また,ふしだらなおこない。らんこう。「―に及ぶ」

らんぎょう

らんぎょう【乱行】
misconduct;→英和
debauchery.

らんぎょく

らんぎょく [0] 【闌曲・蘭曲・乱曲】
能で,「闌(タケ)たる位(クライ)」という最高の芸境に達してはじめて謡える曲。五音(ゴオン){(2)}の最高位の曲。現行の各流の闌曲はすべて独吟であり,廃曲の一部分(特にクセを中心とする部分)が残ったものが多い。金春流・喜多流では曲舞(クセマイ)とも呼ぶ。

らんぎり

らんぎり [0][4] 【乱切り】
料理の材料を,形をそろえずに切ること。

らんぎり

らんぎり [0][4] 【卵切り】
卵を入れて打った蕎麦(ソバ)。卵麺。

らんぎん

らんぎん [0] 【乱吟】
連歌・連句で,付け順法の一。付句のできた者から付けていくこと。一座一巡ののち乱吟にすることが多い。出勝ち。

らんくつ

らんくつ [0] 【乱掘・濫掘】 (名)スル
計画もなしに,鉱床などをやたらに掘ること。

らんぐい

らんぐい [0] 【乱杭・乱杙】
(1)秩序なくばらばらに打ち込んだ杙。昔,合戦の時,川底などに打ち込み,縄を張りめぐらして障害物とした。
(2)護岸のために,川岸近くの水中に打ち込んだ杙。

らんぐいば

らんぐいば【乱杭歯】
irregular (set of) teeth.

らんぐいば

らんぐいば [3] 【乱杙歯】
乱杙のように,歯並びのそろっていない歯。

らんぐん

らんぐん [0] 【乱軍】
敵味方,入り乱れての戦い。乱戦。

らんけい

らんけい [0] 【鸞鏡】
(1)中国の想像上の鳥,鸞鳥を裏面にきざんだ鏡。らんきょう。
(2)日本音楽の音名。十二律の九番目の音。中国十二律の夷則(イソク)に相当し,音高は洋楽の嬰イ音にほぼ等しい。

らんけい

らんけい [0] 【卵形】
卵のような形。たまごがた。

らんけい

らんけい [0] 【蘭契】
「蘭交」に同じ。

らんけい

らんけい [0] 【蘭蕙】
蘭と蕙。ともに香り高い草の名。賢人君子にたとえる。

らんけいちょう

らんけいちょう [0] 【鸞鏡調】
〔「らんけいぢょう」とも〕
「鸞鏡{(2)}」に同じ。

らんけいどうりゅう

らんけいどうりゅう 【蘭渓道隆】
(1213-1278) 鎌倉中期の臨済宗の僧。宋の人。道隆は諱(イミナ)。諡(オクリナ)は大覚禅師。1246年来日,北条時頼の帰依をうけて鎌倉の建長寺開山となった。その法流を大覚派という。書をよくした。

らんけいのう

らんけいのう [3] 【卵形嚢】
耳の器官の一。垂直方向の動きを感知する感覚器官。
→球形嚢

らんげき

らんげき [0] 【乱撃】 (名)スル
入り乱れて撃つこと。銃砲をむやみに撃ち合うこと。「乱射―」

らんげつ

らんげつ [1] 【蘭月】
陰暦七月の異名。

らんこう

らんこう [0] 【蘭交】
親友どうしの交わり。その美しさを蘭の芳香にたとえていったもの。蘭契。

らんこう

らんこう [0] 【乱行・濫行】
⇒らんぎょう(乱行)

らんこう

らんこう【乱交】
sexual promiscuity.

らんこう

らんこう ランカウ 【闌更】
⇒高桑(タカクワ)闌更

らんこう

らんこう [0] 【乱交】 (名)スル
男女が入り乱れて性交すること。「―パーティー」

らんこうげ

らんこうげ [3] 【乱高下】 (名)スル
相場が短期間のうちに急激に上がったり,下がったりすること。

らんこん

らんこん [0] 【乱婚】
男女が特定の相手を定めずに交わったとされる結婚形態。実証はされていない。

らんご

らんご [0] 【蘭語】
オランダ語。

らんごく

らんごく [0] 【乱国】
国が乱れること。また,国を乱すこと。

らんさいぼう

らんさいぼう [3] 【卵細胞】
卵(ラン)を一つの細胞としていう時の呼称。

らんさく

らんさく【乱[濫]作】
overproduction.→英和
〜する write[paint]at reckless speed.

らんさく

らんさく [0] 【乱作・濫作】 (名)スル
むやみに多く作ること。「愚劣な映画を―する」

らんざ

らんざ [1][0] 【乱座・乱坐】
秩序なく乱れて大勢の人々がすわること。また,そのような座席。[ヘボン(三版)]

らんざつ

らんざつ [0] 【乱雑】 (名・形動)[文]ナリ
入り乱れていること。乱れていて秩序がないこと。また,そのさま。「机の上が―だ」「―な市街地」「―な書きかた」
[派生] ――さ(名)

らんざつ

らんざつ【乱雑な(に)】
disorderly (in disorder);→英和
confused(ly).→英和

らんざん

らんざん 【嵐山】
(1)嵐山(アラシヤマ)の別名。
(2)埼玉県中央部,比企(ヒキ)郡の町。比企丘陵に位置し,南部を流れる槻川に武蔵嵐山の景勝地がある。

らんざん

らんざん [1] 【乱山】
高低入り乱れてそびえ立つ山々。乱峰。

らんし

らんし [1] 【卵子】
「卵(ラン)」に同じ。精子に対して用いる。

らんし

らんし【卵子】
《生》an ovum.→英和

らんし

らんし [1] 【蘭芷】
ランとヨロイグサ。ともに香草。転じて,賢人や美人のたとえ。

らんし

らんし【乱視】
《医》astigmatism.→英和
〜の astigmatic <eyes> .→英和

らんし

らんし [0] 【乱視】
眼球の角膜,ときに水晶体が歪んだ状態にあるため,入射する光線が網膜上の一点に集まらない状態。また,その目。

らんししょく

らんししょく [3] 【藍紫色】
藍色(アイイロ)を帯びた紫色。

らんしゃ

らんしゃ [0] 【乱射】 (名)スル
的を定めずむやみに弾を発射すること。「敵の右翼を―しつつ/不如帰(蘆花)」

らんしゃ

らんしゃ【乱射する】
fire[shoot]at random.

らんしゅ

らんしゅ [1] 【乱酒】
(1)宴会などで入り乱れて酒を飲むこと。
(2)度を過ごして酒を飲むこと。また,大酒飲み。酒乱。

らんしゅう

らんしゅう ランシウ 【蘭州】
中国,甘粛(カンシユク)省の省都。黄河上流南岸に位置し,古来,新疆(シンキヨウ)・チベットへの交通の要衝。鉄鋼・機械・石油化学などの工業が発達。ランチョウ。

らんしゅつ

らんしゅつ [0] 【濫出】 (名)スル
むやみに持ち出すこと。

らんしょ

らんしょ [1] 【蘭書】
オランダ語の書物。

らんしょう

らんしょう [0] 【卵生】
〔仏〕 四生(シシヨウ)の一。鳥など卵から生まれてくるもの。また,そうした生まれ方。

らんしょう

らんしょう [0] 【濫賞】
むやみに賞を与えること。
⇔濫罰

らんしょう

らんしょう [1][0] 【蘭省】
〔「らんせい」とも〕
(1)中国の尚書省の異名。
(2)太政官の唐名。
(3)皇后の宮殿。「打ち続きたる哀傷,―露深く,柳営烟(ケムリ)暗くして/太平記 33」

らんしょう

らんしょう [0] 【濫觴】
〔大河もその源は觴(サカズキ)を濫(ウカ)べるほどの小さな流れであるという「孔子家語」の言葉から〕
物事の始まり。起源。「試験制度の―」「―をなす」

らんしょうせき

らんしょうせき ランシヤウ― [3] 【藍晶石】
アルミニウムのケイ酸塩鉱物の一。三斜晶系。板状または端の欠けた長柱状。青色で,ときに緑・灰白色,ガラス光沢がある。方向によって硬度が異なるので二硬石ともいう。

らんしょく

らんしょく [0] 【卵色】
卵の黄身のいろ。たまごいろ。

らんしょく

らんしょく [0] 【藍色】
あいいろ。

らんしん

らんしん [0] 【乱臣】
(1)国を乱す臣。主君に反逆する家来。
(2)〔書経(泰誓)〕
天下をよく治める賢臣。

らんしん

らんしん [0] 【乱心】 (名)スル
心が乱れること。気が狂うこと。「―者(モノ)」「其母は之が為に―せしか/金色夜叉(紅葉)」

らんしん

らんしん【乱心】
⇒発狂.

らんしんぞくし

らんしんぞくし [5] 【乱臣賊子】
国を乱す臣下と親にそむく子。

らんしんらんりょう

らんしんらんりょう [0] 【乱診乱療】 (名)スル
医者が,不必要な診察や検査・治療を行うこと。

らんじま

らんじま [0] 【乱縞】
「やたら縞」に同じ。

らんじゃ

らんじゃ [1] 【蘭麝】
蘭と麝香(ジヤコウ)の香り。よい香りのこと。

らんじゃたい

らんじゃたい 【蘭奢待】
正倉院宝物の黄熟香(オウジユクコウ)。聖武天皇の代に中国から伝わったという名香。蘭奢待の文字の中に「東大寺」の三字を含むというが命名の事情は不明。長さ約1.5メートル,重さ約13キログラム。足利義政・織田信長・徳川家康が勅許を得て切り取ったといわれる。

らんじゅく

らんじゅく【爛熟した(文化)】
highly developed (culture).

らんじゅく

らんじゅく [0] 【爛熟】 (名)スル
(1)果実が熟し過ぎること。「柿の実が―する」
(2)物事がその頂点にまで達すること。「天平文化の―期」

らんじゅほうしょう

らんじゅほうしょう [4] 【藍綬褒章】
褒章の一。公衆の利益に寄与した者,または公共の事務に尽くした者に藍(アイ)色の綬の記章とともに授与される。

らんじょ

らんじょ [1] 【乱序】
(1)舞楽で,太鼓・羯鼓(カツコ)(または三の鼓)・鉦鼓(シヨウコ)が,四拍の躍動的なリズム型を反復打奏する曲。竜笛の追吹(オイブキ)・退吹(オメリブキ)(数人が同旋律を少しずつずらして吹奏)を伴う。陵王(リヨウオウ)・還城楽(ゲンジヨウラク)の登退場と安摩(アマ)・二の舞の曲に奏される。
(2)能の囃子事(ハヤシゴト)の一。獅子の登場に奏される豪壮な曲。
(3)歌舞伎囃子の一。能から取り入れたもので,石橋(シヤツキヨウ)物の獅子の出に奏する。

らんじょう

らんじょう [0] 【乱擾】
乱れ騒ぐこと。騒乱。擾乱。

らんじょう

らんじょう [1] 【乱声】
(1)舞楽の前奏曲・登場楽の一類。竜笛(リユウテキ)または高麗笛(コマブエ)・太鼓・鉦鼓(シヨウコ)で奏する。小乱声(コランジヨウ)・新楽乱声・古楽乱声・高麗小乱声・高麗乱声など。小乱声を除いて,笛の追吹(オイブキ)・退吹(オメリブキ)(数人が同旋律を少しずつずらして吹奏)が用いられ,にぎやかにはやし立てる感じがある。競馬(クラベウマ)などの勝負の節会(セチエ)の祝勝の奏曲にも用いられた。
(2)鉦(カネ)や太鼓を打ち鳴らしてときの声をあげること。「常に太鼓をうて―をす/平家 9」

らんすい

らんすい [1] 【嵐翠】
山に立つみどりいろのもや。「東山の―滴れんとし/日本風景論(重昂)」

らんすい

らんすい [0] 【乱酔・爛酔】 (名)スル
ひどく酒に酔うこと。泥酔。「白昼に―して/三日月(浪六)」

らんすい

らんすい [0] 【濫吹】 (名)スル
〔竽(ウ)が吹けないのに合奏団に紛れこんでいた楽人が,独奏させられることになり,それを恐れて逃亡したという「韓非子」の故事から〕
(1)無能の者が才能のあるように装うこと。また,過分な地位にあること。濫竽。
(2)秩序を乱すこと。狼藉。

らんすう

らんすう [3] 【乱数】
〔random number〕
出現する値に規則性のない数。出現する数の統計的な特徴により,一様乱数・正規乱数などの種類がある。通常,コンピューターでは,完全な乱数ではなく,必要な範囲内で乱数とみなせる疑似乱数を用いる。

らんすう

らんすう【乱数(表)】
(a table of) random numbers.

らんすうひょう

らんすうひょう [0] 【乱数表】
0 から 9 までの数字が全くでたらめの順序に並び,しかもどの部分をとっても各数字の表れ方が同じ確率になるよう,数字を並べた表。統計での無作為抽出や暗号などに利用する。

らんする

らん・する [3] 【濫する】 (動サ変)[文]サ変 らん・す
とりみだす。「窮して―・するは大丈夫の為(ス)るを愧(ハズ)る所だ/浮雲(四迷)」

らんせい

らんせい [0] 【乱製・濫製】 (名)スル
「乱造」に同じ。

らんせい

らんせい [1] 【乱世】
秩序の乱れた世の中。戦乱などの絶えない世。らんせ。
⇔治世

らんせい

らんせい [1][0] 【蘭省】
⇒らんしょう(蘭省)

らんせい

らんせい [0] 【乱生】 (名)スル
入り乱れてはえていること。「松樹其の罅隙(カゲキ)より―し/日本風景論(重昂)」

らんせい

らんせい【卵生の(動物)】
(an) oviparous (animal).→英和

らんせい

らんせい [0] 【闌声】
世阿弥の能楽論で,名人・上手の域を超えた奔放自在な音声。

らんせい

らんせい [0] 【卵生】 (名)スル
受精卵が親の体外で発育して新個体となること。卵内の卵黄を養分として,卵膜中で発生が進み,ある段階に達すると孵化(フカ)する。単孔類を除く哺乳類以外の大部分の動物にみられる。
⇔胎生

らんせい

らんせい [0][1] 【乱政】
乱れた政治。

らんせい

らんせい【乱世】
a warlike age;turbulent days.

らんせい=の英雄

――の英雄
(平和なときなら賊とされるが)乱れた世では英雄となる人物。
〔後漢の許劭(キヨシヨウ)が曹操を評した言葉〕

らんせいしょく

らんせいしょく [3] 【藍青色】
藍色(アイイロ)を帯びた青色。

らんせつ

らんせつ 【嵐雪】
⇒服部(ハツトリ)嵐雪

らんせん

らんせん【乱戦】
⇒乱闘.

らんせん

らんせん [0] 【乱戦】
(1)敵味方が入り乱れて戦うこと。「立候補者多数で―模様となる」
(2)スポーツの試合などで,多くの得点を取り合う戦い。荒れた試合。

らんせんせき

らんせんせき [3] 【藍閃石】
角閃石類の一。ナトリウム・マグネシウム・アルミニウムのケイ酸塩鉱物で単斜晶系。灰青または青紫色でガラス光沢がある。

らんせんせきへんがん

らんせんせきへんがん [7] 【藍閃石片岩】
石英・長石のほかに藍閃石などを多く含む結晶片岩。藍閃片岩。青色片岩。

らんせんへんせいさよう

らんせんへんせいさよう [9] 【藍閃変成作用】
藍閃石片岩を生ずる高圧・低温型の広域変成作用。神居古潭(カムイコタン)変成帯・三郡変成帯などがこれにあたる。

らんぜん

らんぜん [0] 【爛然】 (ト|タル)[文]形動タリ
あざやかに光り輝くさま。燦然(サンゼン)。「星斗(ホシ)は―と明らかに/天うつ浪(露伴)」

らんそう

らんそう [0] 【卵巣】
動物の雌の生殖腺。卵をつくり雌性ホルモンを分泌する。人間では子宮の両側に小指の大きさで一対あり,多数の卵胞を有してその中に卵子を含む。
⇔精巣

らんそう

らんそう【卵巣】
the ovary;→英和
the ovarium.‖卵巣炎 ovaritis.卵巣ホルモン ovarian hormones.

らんそううん

らんそううん [3] 【乱層雲】
全天を厚くおおう灰色の暗い雲。雨や雪をもたらす。雨雲。

らんそうえん

らんそうえん [3] 【卵巣炎】
卵巣に起こる炎症。単独で起こることはまれで,卵管炎を併発することが多い。ブドウ球菌・クラミジアなどの感染が原因。下腹部痛,発熱,帯下の増量などの症状が現れる。

らんそうにんしん

らんそうにんしん [5] 【卵巣妊娠】
受精卵が卵胞内や卵巣の表面に着床したもの。多くは初期に中絶に至るが,まれに生児を得るまで妊娠が維持されることがある。

らんそうのうしゅ

らんそうのうしゅ [5] 【卵巣嚢腫】
卵巣に発生する,嚢胞性の良性腫瘍の総称。症状はほとんどなく,腫瘍が大きくなるまで気づかないことが多い。

らんそうるい

らんそうるい ランサウ― [3] 【藍藻類】
下等な藻類の一群。細胞膜を有するが細胞核の構造はなく,核の要素となる物質は細胞質の中心部に溶け込んでいて,その周辺部分には同化色素その他の色素が含まれている。単細胞のもの,糸状体になるもの,群体を形成するものなどがあり,プランクトンや底生生物もある。

らんそうホルモン

らんそうホルモン [5] 【卵巣―】
⇒雌性(シセイ)ホルモン

らんぞう

らんぞう【乱[濫]造する】
overproduce;→英和
produce in excess;manufacture carelessly.

らんぞう

らんぞう [0] 【乱造・濫造】 (名)スル
むやみに多く製造すること。乱製。「粗製―」「商品を―する」

らんぞく

らんぞく [0] 【乱賊】
国を乱す者。反逆人。

らんたい

らんたい [0] 【籃胎】
裂いた竹を,表皮を取り去って籠(カゴ)に編んだもの。漆器の素地。「―漆器」

らんたい

らんたい 【乱堆】 (名)スル
乱雑に積み重ねること。

らんたいせい

らんたいせい [3] 【卵胎生】
卵生の動物のうち新個体が卵でなく幼生の形で産まれること。卵が母体との組織的な連絡なしに母体中で発育・孵化(フカ)する点で,哺乳類の胎生とは区別される。マムシ・タニシ・グッピーなど。

らんたいせい

らんたいせい【卵胎性の】
ovoviviparous.

らんだ

らんだ [1] 【懶惰・嬾惰】 (名・形動)[文]ナリ
なまけおこたる・こと(さま)。らいだ。「―な生活を送つた報ひに/羹(潤一郎)」

らんだ

らんだ【乱打する】
strike <a bell> wildly;《野》slug.→英和

らんだ

らんだ [1] 【乱打】 (名)スル
(1)はげしく打ち続けること。「半鐘を―する」
(2)野球で,相手投手を次々と打ち込むこと。「―を浴びる」
(3)テニスや卓球などで,練習のためにボールを打ち合うこと。

らんだ

らんだ [1] 【乱堕】 (名)スル
乱れおちること。

らんだつ

らんだつ [0] 【爛脱・乱脱】 (名・形動)
(1)書籍の一部が傷んだりして,文章に欠落や順序の混乱が生じ,文意が通じにくくなること。
(2)古代の漢文読解の方法。文意の通じにくい箇所の文の順序を入れ替えて,理解しやすくすること。
(3)生活が乱れているさま。「―ナヒト/日葡」

らんちき

らんちき [0][4] 【乱痴気】
正気を失ったようになって大騒ぎすること。

らんちきさわぎ

らんちきさわぎ【乱痴気騒ぎをする】
make a racket;→英和
go on the spree.→英和

らんちきさわぎ

らんちきさわぎ [5] 【乱痴気騒ぎ】
(1)正気と思われないほどの大騒ぎ。どんちゃんさわぎ。
(2)男女間の嫉妬から起きたけんか。

らんちく

らんちく [1] 【蘭竹】
東洋画の画題。蘭と竹を配したもの。蘭は高節の士,竹は君子にたとえられ,文人画に多い。

らんちつ

らんちつ [0] 【乱帙】
散らかっている書物。
→帙

らんちゅう

らんちゅう [0][3] ―チウ 【蘭鋳】 ・ ―チユウ 【蘭虫】
金魚の品種の一。体は球状に肥満し,背びれがなく,四つ尾で,黄金色をしている。頭部にこぶを生じる。観賞魚。丸子(マルコ)。

らんちょう

らんちょう ランテフ 【蘭蝶】
新内節の一。本名題「若木仇名草(ワカギノアダナグサ)」。初世鶴賀若狭掾作詞作曲。太鼓持ち蘭蝶と遊女此糸(コノイト)との交情と心中を扱ったもので,幕末の退廃味が色濃く出た新内節の代表曲。

らんちょう

らんちょう [0] 【鸞鳥】
中国の,想像上の美しい鳥。鶏に似て羽の色は赤色にいろいろな色が混じり,鳴き声は五種類あるという。鸞。

らんちょう

らんちょう [0] 【蘭帳】
かんばしいとばり。貴人・美人などの寝室のとばりにいう。

らんちょう

らんちょう [0] 【乱調】
〔古くは「らんじょう」とも〕
(1)調子の乱れること。また,乱れた調子。乱調子。「投手が急に―になる」
(2)詩歌が破格であること。また,その詩歌。

らんちょう

らんちょう【乱調(子)の】
<be> irregular[unsteady](相場).→英和

らんちょう

らんちょう【乱丁】
an erratic pagination.

らんちょう

らんちょう [0] 【乱丁】
製本の過程で,とじ違えたために,書物のページの順序が狂っていること。「―本」

らんちょうし

らんちょうし [3] 【乱調子】
〔「らんぢょうし」とも〕
(1)調子が乱れること。また乱れた調子。乱調。
(2)相場の上げ下げが激しく,高低いずれにも定まらないこと。

らんつうじ

らんつうじ [3] 【蘭通詞】
⇒オランダ通詞(ツウジ)

らんづみ

らんづみ [0] 【乱積み】
石積みの方法の一。ふぞろいの石を不規則に積むもの。
→切り石積み

らんて

らんて [0] 【乱手】
取引所で,立ち会い中に突飛な値段を言って売買の手を振ること。

らんてい

らんてい 【蘭亭】
中国,浙江省紹興県の西南,蘭渚にあった亭。

らんていのかい

らんていのかい 【蘭亭の会】
晋(シン)の穆帝の永和九年(353),王羲之・謝安ら四一人が蘭亭に会し,詩を賦した会。

らんていのじょ

らんていのじょ 【蘭亭序・蘭亭叙】
晋の王羲之が蘭亭の会で成った詩集に書いた序文。行書の手本とされる。唐の太宗が愛したため,原本は太宗とともに埋葬されたという。欧陽詢(オウヨウジユン)・褚遂良(チヨスイリヨウ)などによる模本が伝わる。

らんてっこう

らんてっこう [3] 【藍鉄鉱】
鉄の含水リン酸塩鉱物。単斜晶系。柱状結晶のほか,団塊状などさまざまな形を示す。無色透明。空気中では藍青色に変わる。金属鉱床やペグマタイトの酸化帯,粘土中の有機物の周囲などに産出。

らんてん

らんてん [0] 【乱点】 (名)スル
(1)あちらこちらに少しずつあること。「村落の白壁は,鼠いろなる岩石の間に―して/即興詩人(鴎外)」
(2)乱れ散ること。「落花,―して紅雨の如く/日本風景論(重昂)」

らんでいりゅう

らんでいりゅう [3] 【乱泥流】
泥・砂などの混じった海水の流れ。海底の地すべりに伴って生じる。混濁流。

らんでん

らんでん 【藍田】
中国,陝西省南部の県。古代,長安の京兆(ケイチヨウ)に属した。東方の藍田山から美玉を産したことで知られる。

らんでん=玉(ギヨク)を生ず

――玉(ギヨク)を生ず
〔呉志(諸葛恪伝注)〕
立派な家柄からは優れた子が生まれること。

らんでんげんじん

らんでんげんじん [5] 【藍田原人】
1963年,64年に藍田で発見された化石人類。北京原人より原始的な原人。

らんとう

らんとう [0] 【蘭湯】
蘭の葉を入れてわかした風呂。邪気を払うという。中国起源で,日本でも古くから端午の節句に行われた。のちの菖蒲(シヨウブ)湯のはじまりといわれる。

らんとう

らんとう [0] 【乱党】
反乱を起こした党派・仲間。

らんとう

らんとう【乱闘】
a confused[free]fight;a melee.→英和
〜になる get into a scuffle.→英和

らんとう

らんとう [0] 【乱闘】 (名)スル
敵味方入り乱れてたたかうこと。「場外で―する」

らんとう

らんとう [0] 【卵塔・蘭塔】
禅僧の墓標などに用いられる,台座の上に卵形の塔身がのせられた墓石。無縫塔。
卵塔[図]

らんとう

らんとう [0] 【蘭灯】
美しい灯籠。美しいともしび。

らんとうことはじめ

らんとうことはじめ 【蘭東事始】
⇒蘭学事始(ランガクコトハジメ)

らんとうば

らんとうば [0] 【卵塔場】
墓場。墓地。

らんどうこう

らんどうこう [3] 【藍銅鉱】
水酸化銅および炭酸銅からなる鉱物。単斜晶系。柱状あるいは板状結晶形のほか,塊状・葡萄状。藍青色で透明,ガラス光沢がある。容易に孔雀石に変わる。銅鉱床の酸化帯に産する。古来,青色の顔料として用いられた。

らんどく

らんどく【乱[濫]読】
random reading.〜する read <books> at random.

らんどく

らんどく [0] 【乱読・濫読】 (名)スル
種々の書物を系統立てずに手当たり次第に読むこと。「翻訳小説を―する」

らんどめ

らんどめ [0] 【らん留め】
連歌・俳諧で,句の終わりを助動詞「らん」で結ぶこと。
→三(ミ)て五覧(ゴラン)

らんどり

らんどり [0][4] 【乱取り】
柔道で,組み合って互いに技をかけ合ってする稽古。

らんどり

らんどり【乱取り】
<have> free practice in judo.

らんない

らんない [1] 【欄内】
印刷物などの紙面の,枠で区切った中。

らんにゅう

らんにゅう [0] 【乱入・濫入】 (名)スル
大勢が乱暴に入り込むこと。「邸内に暴徒が―する」

らんにゅう

らんにゅう【乱入する】
intrude[break] <into> ;→英和
force one's way <into> .

らんのう

らんのう [0] 【卵嚢】
軟体動物の,卵が入っている袋。

らんはんしゃ

らんはんしゃ [3] 【乱反射】 (名)スル
波あるいは粒子が,小さい凹凸のある境界面に当たって跳ね返され,種々の方向に進む現象。物体を見ることができるのは,物体が光を乱反射するからである。拡散反射。
⇔正反射

らんはんしゃ

らんはんしゃ【乱反射】
diffused reflection.

らんばい

らんばい【乱[濫]売】
dumping;→英和
underselling.〜する dump;→英和
undersell.→英和

らんばい

らんばい [0] 【乱売】 (名)スル
採算を度外視して,むやみに安く売ること。「―競争」

らんばつ

らんばつ [0] 【濫罰】
みだりに人を罰すること。
⇔濫賞

らんばつ

らんばつ【乱[濫]伐】
indiscriminate deforestation.〜する cut down[fell]trees indiscriminately.

らんばつ

らんばつ [0] 【乱伐・濫伐】 (名)スル
山林の木を無計画に伐り倒すこと。「森林を―し/日本風景論(重昂)」

らんぱく

らんぱく【卵白】
⇒白身.

らんぱく

らんぱく [0] 【卵白】
卵の白身(シロミ)。鳥類や爬虫(ハチユウ)類の卵の,卵黄と卵殻膜との間を満たすゾル状の物質。主にタンパク質と水とから成り,胚を保護し個体発生時の養分となる。

らんぱつ

らんぱつ [0] 【爛発】 (名・形動)[文]ナリ
あざやかに現れる・こと(さま)。「才華―なる詩人/自然と人生(蘆花)」

らんぱつ

らんぱつ【乱[濫]発】
an overissue <of paper money> .→英和
〜する issue recklessly.

らんぱつ

らんぱつ [0] 【乱髪】
みだれた髪。みだれ髪。

らんぱつ

らんぱつ [0] 【乱発・濫発】 (名)スル
紙幣や証券をむやみに多く発行すること。「手形を―する」

らんびにおん

らんびにおん 【藍毘尼園】
〔梵 Lumbinī〕
釈迦の誕生の聖地。釈迦族が建てた迦毘羅(カビラ)衛の林苑。ネパール王国中部,インド国境に近いタライ付近。ルンビニ園。

らんびょうし

らんびょうし [3][1] 【乱拍子】
(1)能の舞事の一。「道成寺」にある特殊な舞。シテ方および小鼓方の秘事。小鼓の音と小鼓方の掛け声がシテの舞を制し,足づかいに特徴がある。
(2)民俗芸能で行われる特殊な足踏みの舞。

らんびん

らんびん [0] 【乱鬢】
みだれた鬢。乱髪。

らんぴ

らんぴ [0][1] 【乱費・濫費】 (名)スル
金銭などをむやみに使うこと。むだづかい。「資金を―する」

らんぴ

らんぴ【乱[濫]費】
⇒浪費(ろうひ).

らんぴつ

らんぴつ【乱筆お許し下さい】
Please excuse me for my hasty writing.

らんぴつ

らんぴつ [0] 【乱筆】
文字を乱暴に書くこと。また,乱暴に書いた字。自分の文字をへりくだっていうときにも用いる。「―乱文にて」

らんぶ

らんぶ [1] 【乱舞】 (名)スル
(1)人々が入り乱れて踊ること。踊り狂うこと。「狂喜―する」
(2)五節・殿上淵酔(テンジヨウエンズイ)その他酒宴のあとに,参列している殿上人が,今様のような短歌をつくり,それにあわせて謡い舞うこと。中世以後,能の演技の行われる間に舞うものも乱舞と称した。

らんぶ

らんぶ【乱舞する】
dance wildly.

らんぶん

らんぶん [0] 【乱文】
(1)乱れて,ととのわない文章。
(2)手紙などで,自分の文章をへりくだっていう語。「乱筆―」

らんぶん

らんぶん [0] 【蘭文】
オランダ語で書いた文章。

らんぷ

らんぷ [1] 【懶婦・嬾婦】
なまけ者の女。ぶしょうな女。

らんぷん

らんぷん [0] 【卵粉】
鶏卵のなかみを乾燥して粉末とした食品。料理・菓子などに用いる。乾燥卵。

らんぺいものぐるい

らんぺいものぐるい ランペイモノグルヒ 【蘭平物狂】
浄瑠璃「倭仮名(ヤマトガナ)在原系図」の四段目。刀を見ると奇病を発する奴(ヤツコ)蘭平の大立ち回りが見どころ。

らんぺき

らんぺき [0] 【藍碧】
青みの強い緑色。あおみどり。「―なる青雲の海/即興詩人(鴎外)」

らんぺんはっせい

らんぺんはっせい [5] 【卵片発生】
実験条件下で精子を与えたとき,核のない卵の細胞質片が発生する現象。卵核を含む卵片の発生や精子の侵入のない卵片の発生も含む。卵片生殖。メロゴニー。破片生殖。

らんほう

らんほう [0] 【卵胞】
〔「らんぽう」とも〕
哺乳類の卵巣内にある嚢(ノウ)状の細胞の集まり。中に卵を含み,空所には卵胞液を満たす。性周期に従って一個ずつ成熟して,グラーフ卵胞となり,嚢は破れて黄体に移行,卵は卵管内に放出される(排卵)。ヒトでは約三〇万個の原始卵胞が用意され,このうち約五〇〇個の卵が成熟して排出される。濾胞。卵巣濾胞。
→グラーフ卵胞

らんほう

らんほう [0] 【鸞鳳】
〔「らんぽう」とも〕
(1)想像上の鳥。鸞鳥と鳳凰。
(2)すぐれた人物や,君子などのたとえ。「―は荊棘(ケイキヨク)に棲(ス)まず」
(3)固く契った夫婦や同志のたとえ。

らんほうしげきホルモン

らんほうしげきホルモン [8] 【卵胞刺激―】
〔follicle-stimulating hormone〕
脳下垂体前葉から分泌される,性腺刺激ホルモンの一。卵巣においては,卵胞の発育・成熟,および卵胞ホルモンの生産・分泌を促進する。精巣においては精子の形成を促進する。FSH 。

らんほうホルモン

らんほうホルモン [5] 【卵胞―】
⇒発情(ハツジヨウ)ホルモン

らんぼう

らんぼう [0] 【乱暴】
■一■ (名)スル
荒々しく振る舞うこと。暴力を振るってあばれること。「―を働く」「子供に―してはいけない」「―者(モノ)」
■二■ (名・形動)[文]ナリ
粗雑なこと。いい加減で,荒っぽいこと。また,そのさま。「論理の飛躍した―な結論だ」「品物を―に扱う」「―な言葉」
〔violence の訳語〕
[派生] ――さ(名)

らんぼう

らんぼう【乱暴】
violence.→英和
〜な <use> violent <language> ;→英和
rough <boy> ;→英和
rude <manner> ;→英和
reckless <driver> .→英和
〜に <handle> roughly; <spend money> recklessly.→英和
〜する use[do]violence;be rough[rude].‖乱暴者 a rowdy;a rough.

らんぼう

らんぼう 【濫妨・乱妨】 (名)スル
暴力により他人の物などを強奪すること。「火を懸け,物を―し候/太平記 10」

らんぼうろうぜき

らんぼうろうぜき [0] 【乱暴狼藉】
荒々しいおこないをしてあばれ回ること。

らんぽ

らんぽ 【乱歩】
⇒江戸川(エドガワ)乱歩

らんぽう

らんぽう [0] 【乱峰】
「乱山」に同じ。

らんぽう

らんぽう [0] 【蘭方】
江戸時代にオランダから伝来した西洋医術。蘭法。「―医」

らんぽん

らんぽん [0] 【藍本】
(1)絵の下書き。
(2)刊本や写本のよりどころとなった本。原本。

らんま

らんま [0] 【欄間】
天井と鴨居(カモイ)との間に,格子(コウシ)や透かし彫りの板などを取りつけた部分。採光・通風などのためのもので,装飾を兼ねる。
欄間=1[図]
欄間=2[図]
欄間=3[図]

らんま

らんま [1] 【乱麻】
〔乱れもつれた麻の意〕
物事が複雑にからみ合っていること。「快刀―を断つ」

らんま

らんま【欄間(窓)】
a transom (window).→英和

らんまく

らんまく [0] 【卵膜】
動物の卵細胞を包む非細胞性の膜の総称。形成過程により,一次・二次・三次卵膜に分類される。

らんまん

らんまん [0] 【爛漫・爛熳】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)花の咲き乱れるさま。「桜花―」「―と咲く」「花の―たるも/世路日記(香水)」
(2)ありのままに輝き現れるさま。ひかり輝くさま。「天真―」「―としてふりそそぐ日の光」
[派生] ――さ(名)

らんまん

らんまん【爛漫と咲く】
be in full bloom;be at <their> best.

らんみゃく

らんみゃく【乱脈な】
disorderly;→英和
chaotic.〜を極める be in utter disorder.

らんみゃく

らんみゃく [0] 【乱脈】 (名・形動)[文]ナリ
(1)秩序や規則が少しもない・こと(さま)。「―な経理」「―を極める」
(2)乱れた脈搏(ミヤクハク)。
[派生] ――さ(名)

らんみゃくさわぎ

らんみゃくさわぎ [5] 【乱脈騒ぎ】
乱れて騒ぐこと。また,その騒ぎ。

らんみん

らんみん [0] 【懶眠】
怠惰なねむけ。惰眠。

らんみん

らんみん [0] 【乱民】
社会の秩序を乱す民。

らんめん

らんめん [0][1] 【卵麺】
⇒卵切(ランギ)り

らんやく

らんやく [0] 【蘭訳】
オランダ語に訳すこと。「―書」

らんよ

らんよ [1] 【鸞輿】
〔連声で「らんにょ」とも〕
天子の乗る輿(コシ)。鳳輦(ホウレン)。

らんよう

らんよう【乱[濫]用】
abuse;→英和
misuse.→英和
〜する abuse <one's official authority> .

らんよう

らんよう [0] 【乱用・濫用】 (名)スル
みだりに用いること。「職権を―する」

らんらん

らんらん [0] 【爛爛】 (ト|タル)[文]形動タリ
光の鋭く輝くさま。「―と目を光らせる」「―たる氷の刀(ヤイバ)に/滝口入道(樗牛)」

らんり

らんり [1] 【乱離】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)国が乱れて人々が離散すること。
(2)乱れ散らばる・こと(さま)。「髑髏の影―として/囚はれたる文芸(抱月)」

らんりつ

らんりつ【乱立する】
<The constituency> is flooded <with candidates> .

らんりつ

らんりつ [0] 【乱立・濫立】 (名)スル
(1)統一なくむやみに立ち並ぶこと。「ビルが―する」
(2)むやみに多くの者が出ること。「候補者が―する」

らんりゅう

らんりゅう [0] 【乱流】 (名)スル
(1)はげしく乱れて流れること。
(2)流体の各部分が入り乱れて不規則に運動し,流線が細かい不規則な変動を示す流れ。大気や河川などの自然界の流れのほとんどは乱流である。
⇔層流

らんりょう

らんりょう 【蘭領】
オランダの領土。

らんりょう

らんりょう 【蘭陵】
中国漢代,現在の山東省棗庄(ソウシヨウ)付近に置かれた県。戦国時代,楚の邑(ユウ)。

らんりょうおう

らんりょうおう 【蘭陵王】
⇒りょうおう(陵王)

らんりょうインド

らんりょうインド 【蘭領―】
第二次大戦前,マレー諸島・ニューギニア島西半分にあったオランダの領有地の総称。現在のインドネシアに相当する。蘭領東印度。蘭印。

らんりん

らんりん [0] 【乱倫・濫倫】 (名・形動)[文]ナリ
人の道にそむく・こと(さま)。「其様な―な/浮雲(四迷)」

らんる

らんる [1] 【襤褸】
ぼろぼろの衣服。ぼろ。「―をまとう」

らん留め

らんどめ [0] 【らん留め】
連歌・俳諧で,句の終わりを助動詞「らん」で結ぶこと。
→三(ミ)て五覧(ゴラン)

ら抜き言葉

らぬきことば [4] 【ら抜き言葉】
「見れる」「起きれる」「寝れる」「食べれる」「来(コ)れる」など,「〜れる」の形で可能の意味を表す下一段活用の動詞をいう。「見られる(ミルの未然形ミ+助動詞ラレル)」「起きられる(オキルの未然形オキ+助動詞ラレル)」「寝られる(ネルの未然形ネ+助動詞ラレル)」「食べられる(タベルの未然形タベ+助動詞ラレル)」「来(コ)られる(クルの未然形コ+助動詞ラレル)」などのように,「〜られる」の形が本来の正しい言い方。「乗る」「釣る」「登る」など五段活用の動詞から生じる下一段活用の可能動詞「乗れる」「釣れる」「登れる」などの影響によるものと考えられている。東京語では,大正の末から昭和の初めにかけて使われ始め,戦後は特によく使われるようになった。「見る」「寝る」「来(ク)る」など,主として語幹が一音節の動詞から生じたものであるが,近年は,「どんな大学でも〈受けれる〉成績」「朝早くはなかなか〈起きれ〉ない」などのように,語幹が二音節またはそれ以上の音節の動詞にも及んでいる。
→れる(助動)
→られる(助動)

ら行

らぎょう [1] 【ら行・ラ行】
五十音図中の第九行。ら・り・る・れ・ろ。

り [1] 【利】
(1)もうけ。利益。「―にさとい」「―をはかる」
(2)都合のよいこと。役に立つこと。「地の―を得る」
(3)優勢であること。「我に―あらず」
(4)利子。利息。「―を生む」

り [1] 【離】
易の八卦の一。算木で☲の形で示す。火・日など明るいさまを表し,南の方角に配する。

り【理】
reason (道理);→英和
truth (真理);→英和
[公正]justice;→英和
right.→英和
一〜ある There is some truth <in what you say> .〜にかなう(かなわぬ) be (un)reasonable.〜を説く reason <with a person> .

り [1] 【吏】
役人。官吏。「―の不善は国王に帰す/太平記 35」

り [1] 【里】
(1)中国の地方行政単位の一。漢・唐代では一〇〇戸,明代の里甲制では一一〇戸から成る。
(2)律令制の地方行政区画の一。五〇戸を一里とし里ごとに里長を置いた。715年,里を郷(ゴウ)と改め,郷の下に二,三の里を設定(郷里制)したが,740年ごろ,この里は廃され,以後郷として残存した。
(3)条里制において三六〇歩(六町)四方の区画。
(4)距離の単位。律令制では五尺を一歩とし三〇〇歩(五町)を一里とした(一般には六町一里も行われた)。近世では三六町(3.6〜4.2キロメートル)。メートル条約加入後,1891年(明治24)に43.2キロメートルを一一里(一里は約3.927キロメートル)と定めた。

り 【人】 (接尾)
助数詞。和語の数詞に付いて,人を数えるのに用いる。「ひと―」「ふた―」
〔三人以上は「みたり」「よたり」などのように,「たり」を用いる。なお,「ふたり」も,「ふ」に「たり」の付いたものとする説もある〕

り [1][0] 【理】
(1)物事のすじ道。法則。ことわり。道理。「自然の―」「―にかなう」「盗人にも三分の―」
(2)〔仏〕(有為転変する,事実・現象に対して)真理・真実あるいは法・規範などをいう。仏教の真如・法性など。
(3)宋学で,宇宙の根本原理。
→気
→理気二元論

り【利】
(1)[利益]⇒利益.
(2)[利子]⇒利子.
(3)[勝利]victory.→英和
〜にさとい have a quick eye for gain;be shrewd.

り 【裏・裡】
状態を表す漢語に付いて,「そのような状態のうちに」の意を表す。「穏密―に処理する」「成功―に終わる」「暗暗―」


(1)五十音図ラ行第二段の仮名。歯茎弾き音の有声子音と前舌の狭母音とから成る音節。
(2)平仮名「り」は「利」の全画の草体。片仮名「リ」は「利」の旁(ツクリ)。

り (助動)(ら・り・り・る・れ・れ)
完了の助動詞。四段活用の動詞の已然形(上代では命令形),サ行変格活用の動詞の未然形に接続する。
(1)動作・作用が既に終わって,その結果が存続していることを表す。…た。…ている。「秋の野のみ草刈り葺(フ)き宿れ〈り〉し宇治のみやこの仮廬(カリイオ)し思ほゆ/万葉 7」「富士の山を見れば,五月のつごもりに雪いと白う降れ〈り〉/伊勢 9」
(2)動作・作用が引き続いて行われている意を表す。…ている。…てある。「立て〈る〉人どもは,装束の清らなること物にも似ず/竹取」「梅の花それとも見えず久方の天霧(アマギ)る雪のなべて降れ〈れ〉ば/古今(冬)」
(3)動作・作用が完了したことを表す。…た。…てしまった。「講師,むまのはなむけしにいでませ〈り〉/土左」「勅使,蔵人侍従宗基,目録もちて参れ〈り〉/増鏡(大内山)」
〔(1)この語の成立については,動詞の連用形にラ変動詞「あり」が熟合し,たとえば「降りあり」→「降れり」(furi+ari→fureri)のように変化してできたものとする説が一般に行われている。ただし,これには異説もある。(2)接続については,四段・サ変とも命令形に付くとする説もある。これは,上代特殊仮名遣いでは命令形相当のもの(甲類の仮名)に付いていることに基づくものである。もっとも,甲類の仮名に付くのは,連用形語尾の i と「あり」の頭音 a との結合によったために生じたもので,直接に命令形という活用形の機能にかかわりをもつものではないと考えられている。(3)上代には,カ行上一段・カ行変格活用の動詞に付いた例も見られる(動詞の形は「け」の甲類の仮名が用いられており,これも連用形語尾「き」と「あり」との結合の結果とみられる)。「我が旅は久しくあらしこの我(ア)が着(ケ)〈る〉妹が衣の垢(アカ)付く見れば/万葉 3667」「見まく欲り思ふ間に玉梓の使ひの来(ケ)〈れ〉ば/万 3957」(4)院政時代以降,下二段活用の動詞に付いた例も見られる。「我れ前の夫,大臣を恋ふるに依りて歎き愁へ〈る〉なり/今昔 2」(5)この語とほぼ同じような意味を表す助動詞に「たり」があるが,中古以降,接続の自由な「たり」の方がしだいに多く用いられるようになり,中世以後,終止・連体形以外には,「り」はほとんど用いられなくなっていった〕

り=が乗る

――が乗・る
信用取引や先物取引で,利益勘定になる。

り=が非でも

――が非でも
ぜひとも。無理にでも。理非をとわず。

り=に落ちる

――に落・ちる
話などが理屈っぽくなる。「彼の話は―・ちて退屈だ」

り=に詰まる

――に詰ま・る
筋道の通った主張をされて,反論できなくなる。

り=に詰む

――に詰・む
話が理屈っぽくなる。「―・んだ話」

り=に走る

――に走・る
利益の追求だけに熱心になる。

り=の当然(トウゼン)

――の当然(トウゼン)
道理からいってたしかにそうであること。もっとも至極であること。

り=も非もない

――も非もない
道理にかなっていようがいまいが。

り=を分ける

――を分・ける
筋道をたてて道理を説く。「―・けて話す」

り=を食う

――を食・う
(1)利食いをする。
(2)利子がつく。「そいつは小言八百に―・つたといふ洒落だの/滑稽本・浮世床(初)」

りあい

りあい [0] 【理合(い)】
道理の程度。わけ。わけあい。「泥坊と云ふ―が何処に在るかと/真景累ヶ淵(円朝)」

りあげ

りあげ【利上げ(する)】
a rise in (raise) the rate of interest.

りあげ

りあげ [0][3] 【利上げ】 (名)スル
(1)利息を高くすること。利率を上げること。
⇔利下げ
(2)借金・質物の期限が来たとき,利息だけ払って期限をのばすこと。「銀のかんざしは―しておこなあ/洒落本・短華蘂葉」

りあんちゅう

りあんちゅう 【李安忠】
中国,北宋末・南宋初の画家。勾勒(コウロク)法による花鳥画を得意とした。代表作「鶉図」。生没年未詳。

りいく

りいく 【李煜】
(937-978) 中国,南唐の最後の王(在位 961-975)。字(アザナ)は重光。宋に敗れ,幽閉された。詞に長じ,初め艶麗な宮廷生活を,のちに亡国の悲しみをうたった。父の李璟(リエイ)(916-961)の作品を合わせた「南唐二主詞」がある。南唐後主。

りいん

りいん [1] 【吏員】
公共団体の職員。公吏。官吏。

りうん

りうん [1] 【理運・利運】
■一■ (名)
〔(3)が原義〕
(1)よいめぐり合わせ。また,幸運・利益。「百中八十の―あり/八十日間世界一周(忠之助)」
(2)当然出合うべき運。そうなるのが当然であること。「去んぬる月此事有り。―の災か/小右記」
(3)道理にかなっていること。正当であること。「たとひ―の事の相違もいでき/十訓 9」
(4)戦いにおける勝運。勝利。「合戦の忠功をぬきんでずして,―の冠をえる事あるべからず/こんてむつすむん地」
■二■ (名・形動)
幸運に乗じて傍若無人なこと。高慢で気ままなこと。また,そのさま。「身に誤りあればこそ段々の詫言,あんまり―過ぎました/浄瑠璃・天の網島(中)」

りえき

りえき [1] 【利益】 (名)スル
(1)もうけ。得(トク)。収入から費用を引いた残り。利潤。
⇔損失
「―をあげる」「―金」
(2)役に立つこと。ためになること。「公共の―」「知っておけばなんらかの―になる」「国家を―する為めの経済策/社会百面相(魯庵)」
→りやく(利益)

りえき

りえき【利益】
(1)[利潤]a profit;→英和
a gain;→英和
a return.→英和
(2)[便益]benefit;→英和
advantage.→英和
〜のある profitable;→英和
paying;beneficial;→英和
advantageous.→英和
〜になる profit <one> ;do <one> good;be to one's benefit[advantage];be to[for]one's interest(s).‖利益代表国 a protecting power (非国交関係国における).

りえきこうりょう

りえきこうりょう [4] 【利益衡量】
法律の合理的な解釈のために,当事者や利害関係人の利益その他の公益などを比較すること。

りえきしゃかい

りえきしゃかい [4] 【利益社会】
〔(ドイツ) Gesellschaft〕
ドイツの社会学者テニエスが唱えた社会類型の一。人間がある目的達成のため作為的に形成した集団。基本的に合理的・機械的な性格をもち,近代の株式会社をその典型とする。近代社会は共同社会に対してこの利益社会が優越的であるところから,近代社会の性格を示す言葉としても使われる。ゲゼルシャフト。
⇔共同社会

りえきしゅうだん

りえきしゅうだん [4] 【利益集団】
特定の利益を共有する人々によって形成された集団。

りえきしょぶんけいさんしょ

りえきしょぶんけいさんしょ [4][0] 【利益処分計算書】
期末の未処分利益を,利益準備金・税金・配当金・役員賞与金・任意積立金などの形で株主総会の決議を経て留保ないし分配した結果を記した計算書。

りえきじゅんびきん

りえきじゅんびきん [0] 【利益準備金】
会社が毎決算期の利益を財源として積み立てる法定準備金。
→資本準備金

りえきそうはんこうい

りえきそうはんこうい [8][1][5] 【利益相反行為】
当事者の間で利益が相反することになる法律行為。後見人が被後見人から財産を譲り受ける場合など。法は,公正の見地から,一方が他方を代理すること,一人が双方を代理することを禁ずる。

りえきそうはんとりひき

りえきそうはんとりひき [8][9] 【利益相反取引】
⇒自己(ジコ)取引

りえきだいひょう

りえきだいひょう [4] 【利益代表】
選出母体の利益や要求を代弁する代表。

りえきはいとう

りえきはいとう [4] 【利益配当】
会社・組合などで,株主・社員または組合員に,純益を分配すること。配当。

りえきりつ

りえきりつ [3] 【利益率】
売上高または投下資本などに対する利益の割合。

りえん

りえん【離縁する】
⇒離婚.disown <one's adopted son> (養子を).→英和
離縁状 a letter of divorce.

りえん

りえん [1] 【離縁】 (名)スル
(1)夫婦または養親子の関係を断つこと。「養子を―する」
(2)〔法〕 養子縁組を解消すること。

りえん

りえん [0] 【離宴・離筵】
別れの酒盛り。別離の宴。別宴。

りえん

りえん 【李淵】
(566-635) 中国,唐の初代皇帝(在位 618-626)。高祖。字(アザナ)は淑徳。隋朝に仕えたが,煬帝(ヨウダイ)の失政に乗じて挙兵,突厥(トツケツ)の助けをかりて長安を陥し,煬帝の孫恭帝を擁立。煬帝の死後に即位,長安を都として唐を建国。次子世民(のちの太宗)の補佐を受けて中国を統一。

りえん

りえん [1] 【梨園】
(1)梨(ナシ)の植えてある園。
(2)〔唐の玄宗皇帝が梨の植えてある庭園で自ら音楽を教えた故事から〕
俳優の社会。演劇界。特に,歌舞伎俳優の社会。

りえんじょう

りえんじょう [0] 【離縁状】
夫が妻を離縁するとき,その理由を書いて妻に渡す書状。近世,離縁状の授受がないと再婚できなかった。去状(サリジヨウ)。暇状(イトマジヨウ)。三下半(ミクダリハン)。

りおうけ

りおうけ リワウ― 【李王家】
1910年(明治43),韓国併合の時に設立された王家。韓国皇帝純宗(李朝第二七代の王)を李王として,日本の皇族に準じて礼遇した。45年(昭和20)消滅。

りおち

りおち [0] 【利落ち】 (名)スル
公債や有価証券の利子または利益配当が支払済みとなったこと。

りか

りか [1] 【理科】
(1)学校教育で,自然界の事物・現象を学ぶ教科。
(2)自然科学の学問。また,それを専攻する大学の部門。理学部のほか,工学部・医学部・農学部などを含めていう語。
⇔文科
「―系へ進む」

りか

りか [1] 【俚歌】
世間に流行する歌。俚謡。俗歌。

りか

りか [1] 【籬下】
垣根のそば。

りか

りか [1] 【梨果】
ナシの果実。

りか

りか [1] 【李下】
スモモの木の下。

りか

りか [1] 【離歌】
離別の歌。別れの歌。

りか

りか【理科】
science;→英和
the science course[department](学部).

りか

りか [1] 【梨花】
ナシの花。

りか

りか [1] 【李花】
スモモの花。

りか=に冠(カンムリ)を整(タダ)さず

――に冠(カンムリ)を整(タダ)さず
〔「古楽府(君子行)」による。スモモの木の下で,まがった冠を直そうと手を上げると,スモモを盗むのかと疑われるから,冠を直さない,という意〕
人の疑いを招きやすい行為は避ける方がよいというたとえ。李下の冠。
→瓜田(カデン)に履(クツ)を納(イ)れず

りかい

りかい [1] 【理会】 (名)スル
物事の道理をさとること。合点。「人は自己の中にある理に由つて宇宙成立の原理を―することができる/善の研究(幾多郎)」
→理解

りかい

りかい [1] 【理解】 (名)スル
(1)物事のしくみや状況,また,その意味するところなどをわかること。納得すること。のみこむこと。「内容を正しく―する」「―力」
(2)相手の立場や気持ちをくみとること。「―ある態度」「相手の心情を―する」「相互の―を深める」
(3)道理。わけ。また,道理を説いて聞かせること。「義理ある兄貴の―でも/人情本・軒並娘八丈」
→理会
(4)「了解{(2)}」に同じ。

りかい

りかい【理解(力)】
understanding;→英和
comprehension.→英和
〜のある(ない) (un)sympathetic.→英和
〜する(しない) (do not) understand[can(not) appreciate] <literature> ;→英和
(do not) realize <the importance> .→英和

りかい

りかい 【裏海】
(1) [0]
陸地に入り込んだ海。また,内海。
(2)カスピ海の別名。

りかいしゃかいがく

りかいしゃかいがく [5] 【理解社会学】
〔(ドイツ) verstehende Soziologie〕
ウェーバーによって提唱された社会学の立場。社会的行為を行為者の動機(主観的意味)に従って理解し,それをさらに歴史の因果的説明と組み合わせる。

りかがく

りかがく [2] 【理化学】
物理学と化学。

りかがく

りかがく【理化学】
physics and chemistry;physiological chemistry;physicochemistry.‖理化学研究所 the Physical and Chemical Research Institute.

りかがくけんきゅうじょ

りかがくけんきゅうじょ 【理化学研究所】
科学研究機関。本部は埼玉県和光市。1917年(大正6)物理・化学の研究と応用,研究者養成を目的として設立され,財団法人として発足。研究成果を工業化・商品化して40年には理研コンツェルンに発展したが,敗戦により解体。一時,科学研究所と称したが,58年政府出資による特殊法人として再生。理研。

りかく

りかく [0] 【釐革】 (名)スル
改めること。改革。

りかく

りかく [1] 【離角】
観測点(地球)から見た,二つの天体の間の角距離。離隔。

りかく

りかく [0] 【離隔】 (名)スル
離れ隔たること。また,離し隔てること。隔離。「遠く―せるの邦土に在ては/真善美日本人(雪嶺)」

りかくはん

りかくはん [3] 【離隔犯】
行為と結果の発生とが時間的・場所的に異なる犯罪。

りかしゅう

りかしゅう リクワシフ 【李花集】
歌集。宗良(ムネナガ)親王の家集。二巻。1374年頃成立か。親王の歌約九〇〇首のほか,北畠親房・後村上天皇らの歌を収める。特徴的な長い詞書は,南朝方の史料としても重要。

りかじょしだいがっこう

りかじょしだいがっこう リクワヂヨシダイガクカウ 【梨花女子大学校】
韓国,ソウル市にあるキリスト教系女子大学。1886年アメリカ宣教師設立の梨花女学堂が前身。1925年専門学校に昇格,46年四年制大学となる。日本統治時代に抗日運動の拠点となる。

りかそうのへんせん

りかそうのへんせん リカサウ― 【李家荘の変遷】
中国の長編小説。趙樹理(チヨウジユリ),1945年作。1928年頃から抗日戦争終結までの山西省の農村の移り変わりを背景に,一人の貧農が目ざめてゆく過程を描く。

りかた

りかた [0] 【利方】 (名・形動)[文]ナリ
得するやり方。便利なこと。また,そのさま。「月給を与(ヤ)らなくて済むだけ―だ/社会百面相(魯庵)」

りかん

りかん [1] 【理観】
〔仏〕 教理によって示される抽象的真理を直接対象とする観法。
⇔事観

りかん

りかん [0] 【利勘】 (名・形動)
まず損得を考える・こと(さま)。勘定ずく。「伊勢から出て来て一代に仕上げた人さ,其代り―だ/滑稽本・浮世風呂(前)」

りかん

りかん [0] 【罹患】 (名)スル
病気にかかること。罹病。「悪疫に―する」

りかん

りかん【離間(策を講じる)】
(take measures to) estrange[alienate,separate] <a person from another> .→英和

りかん

りかん [0] 【離艦】
乗組員がその軍艦から離れること。

りかん

りかん [0] 【離間】 (名)スル
仲たがいさせること。人の仲を裂くこと。「二国を―すべく暗躍する」「―策」

りかんりつ

りかんりつ [2] 【罹患率】
一定期間に発生した特定の疾病の新患者数の,その疾病にかかる危険にさらされた人口に対する比率。普通人口一〇万人当たりの数値で示す。罹病率。疾病率。
→有病率

りが

りが 【李賀】
(791-817) 中国,中唐の詩人。字(アザナ)は長吉。下級役人として失意と絶望のうちに早世した。「楚辞」の影響をうけ,夢幻的・幻想的な色彩感の豊かな詩を作り,鬼才と称せられた。李長吉。

りがい

りがい [1] 【理外】
道理から外れていること。「―の銭を得んとして其場所を誤り/学問ノススメ(諭吉)」

りがい

りがい [1] 【利害】
利益と損害。得と損。「―が相反する」

りがい

りがい【利害】
interests.〜にかかわる be of great concern <to one> .‖利害関係がある have an interest <in> .利害関係者 the persons concerned;the interested parties.利害得失 advantages and disadvantages.

りがい=の理

――の理
普通の道理では説明のできない不思議な道理。

りがいかんけい

りがいかんけい [4] 【利害関係】
利害が互いに影響し合う関係。「―のからんだ事件」

りがいとくしつ

りがいとくしつ [1] 【利害得失】
利害と損得。

りがく

りがく【理学】
(physical) science.→英和
‖理学士(博士) a bachelor (doctor) of science;Bachelor (Doctor) of Science <B.(D.) Sc.> (学位).理学部 the faculty[department]of science.

りがく

りがく [1] 【理学】
(1)〔physics〕
自然科学。明治初期には特に物理学の称。「―博士」
(2)〔philosophy〕
哲学。明治初期の用語。
(3)中国宋代に周濂渓(シユウレンケイ)・程頤(テイイ)・朱熹(シユキ)らが唱えた学問。人間が生まれつきもっている性と宇宙の根本である理とを重視した学問。宋学。性理学。

りがくしんとう

りがくしんとう 【理学神道】
⇒吉川神道(ヨシカワシントウ)

りがくりょうほう

りがくりょうほう [4] 【理学療法】
治療体操や運動,マッサージ・電気刺激・温熱などの物理的手段を用いて,運動機能の回復を目的とした治療法。物理療法。
→作業療法

りがくりょうほうし

りがくりょうほうし [6] 【理学療法士】
〔physical therapist〕
国家試験により免許を受け,医師の指示のもとに理学療法を行う者。PT 。

りがん

りがん [0] 【離岸】 (名)スル
船が岸壁または陸地を離れること。
⇔接岸
「タンカーがゆっくり―する」

りがんてい

りがんてい [0] 【離岸堤】
海岸線にほぼ平行に沖に設ける堤防。海岸の浸食防止や防波堤の役目をする。

りき

−りき【十人力である】
have the strength of ten men.

りき

りき【文明の利器】
the conveniences of modern life.

りき

りき [1] 【力】
(1)ちから。体力。「―をつける」「―がある」
(2)能力。実力。
(3)人数を表す語に付いて,その人数分のちからがある意を表す。「十人―」

りき

りき [1] 【理気】
宋学の用語。宇宙の存在原理・道徳規範としての理と,物質・現象としての気。
→理
→気

りき

りき [1] 【利器】
(1)鋭利な刃物。鋭い武器。
⇔鈍器
(2)便利な道具・機械。「文明の―」
(3)すぐれた能力。

りきえい

りきえい [0] 【力詠】 (名)スル
力をこめて和歌・俳句を詠むこと。また,その作品。

りきえい

りきえい [0] 【力泳】 (名)スル
力いっぱい泳ぐこと。

りきえい

りきえい【力泳する】
swim with powerful strokes.

りきえき

りきえき [0] 【力役】 (名)スル
体力を使って仕事すること。力仕事。「四時間は―して/福翁百話(諭吉)」

りきえん

りきえん [0] 【力演】 (名)スル
力いっぱい演ずること。熱演。

りきか

りきか [1] 【力価】
医薬品が一定の生物学的作用を示す量のこと。抗生物質や生物学的製剤では,同じ力価を示す重量が製造者により異なることがある。

りきかん

りきかん [0] 【力感】
力のこもった感じ。力強い感じ。「―あふれる演技」

りきがく

りきがく【力学】
《理》dynamics;→英和
mechanics.→英和
〜(上)の dynamic.→英和

りきがく

りきがく [2][0] 【力学】
(1)物理学の一部門。物体にはたらく力と物体の運動との関係を研究する科学。力の平衡を論ずる静力学,力と運動との関係を論ずる動力学,運動だけを論ずる運動学がある。古代ギリシャに研究の萌芽がみられる。ガリレイやニュートンによって基礎が完成された古典力学は,自然現象を数理的手段によって分析しようとする自然科学の研究方法の典型とみなされた。力学といえば,狭義には古典力学をさすが,広義には統計力学や相対論的力学,また,量子力学などをも含めていう。
(2)状況が変化し始めると,新しいつり合いを求めて組織・集団・個人などにはたらく力。ダイナミックス。「群衆心理の―」「政治の―」
(3)努力して学ぶこと。りょくがく。「その英才を以て―せしにより/西国立志編(正直)」

りきがくたいわ

りきがくたいわ 【力学対話】
⇒新科学対話(シンカガクタイワ)

りきがくてきエネルギー

りきがくてきエネルギー [8] 【力学的―】
運動エネルギーとポテンシャルエネルギーとの総称。また,それらの総和。外部からの作用がなければ,系の力学的エネルギーは不変に保たれる。機械的エネルギー。
→内部エネルギー

りきこう

りきこう [0] 【力行】
⇒りっこう(力行)

りきさく

りきさく [0] 【力作】
全力をこめて作った作品。労作。

りきさく

りきさく【力作】
one's labored work;a great work;a masterpiece.→英和

りきし

りきし [1][0] 【力士】
〔古くは「りきじ」〕
(1)相撲取り。
(2)力の強い人。「長者の家を守る一人の―あり/今昔 2」
(3)「金剛力士」の略。

りきし

りきし【力士】
a (sumo) wrestler.

りきしだち

りきしだち 【力士立ち】
仁王立ち。「刀ぼつ込み―/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」

りきしゃ

りきしゃ 【力者】
(1)力の強い者。「あつぱれ―の祐康と勝ちほこつたる帰り足/歌舞伎・小袖曾我」
(2)相撲取り。力士。「飛入の―あやしき角力かな/蕪村句集」
(3)剃髪して院の御所・門跡・公家・武家などに仕えた従者。輿(コシ)をかつぎ,馬の口を取り,長刀(ナギナタ)をもって供をした。力者法師。「御―一人より外は召し仕はるる人もなし/太平記 30」

りきしゃ

りきしゃ [1] 【力車】
(1)荷車。ちからぐるま。
(2)人力車(ジンリキシヤ)。

りきしょう

りきしょう [0] 【力唱】 (名)スル
力をこめて歌うこと。

りきしょっき

りきしょっき [3] 【力織機】
動力で動かす織機。特に,一八世紀にカートライトが発明した動力織機をいう。

りきじまい

りきじまい 【力士舞】
伎楽の演目の一。金剛力士にふんした舞人が矛(ホコ)を持って舞う。男根を打ち折る身振り(煩悩摧破(サイハ)の意か)がある。まら振り舞。「池神の―かも白鷺の桙(ホコ)啄(ク)ひ持ちて飛び渡るらむ/万葉 3831」

りきじん

りきじん 【力人】
力の強い人。また,相撲取り。力者。力士。「五人の―をして山を掘り牛を引くに/十訓 7」

りきせき

りきせき [0] 【力積】
力が作用した時間と,力との積。力の大きさや方向が時間とともに変化する場合には,力を時間で積分した値。力積は力を受ける物体のその時間内での運動量の変化に等しい。インパルス。

りきせつ

りきせつ【力説する】
emphasize;→英和
stress;→英和
lay[put]stress[emphasis] <on> .

りきせつ

りきせつ [0] 【力説】 (名)スル
熱心に説くこと。力をこめて述べ立てること。「福祉制度の必要性を―する」

りきせん

りきせん【力戦する】
fight hard.

りきせん

りきせん [0] 【力線】
力の場の中に引いた曲線。各点での接線の方向がその点に働く力の方向に一致するように描く。磁力線・電気力線など。

りきせん

りきせん [0] 【力戦】 (名)スル
力を尽くして戦うこと。力闘。「強敵を相手に―する」

りきせんふんとう

りきせんふんとう [0] 【力戦奮闘】 (名)スル
力のかぎり戦うこと。全力を尽くして努力すること。

りきそう

りきそう [0] 【力漕】 (名)スル
全力を出してボートなどをこぐこと。「オールが撓(シナ)わんばかりに―する」

りきそう

りきそう [0] 【力走】 (名)スル
力いっぱい走ること。

りきそう

りきそう【力漕する】
pull hard[away].

りきそう

りきそう【力走する】
run hard.

りきてん

りきてん [3][0] 【力点】
(1)梃子(テコ)で物を動かす時,力を加える所。
→支点
→作用点
(2)力を入れる所。主眼となる点。「民衆に―をおいて歴史を書く」

りきとう

りきとう [0] 【力投】 (名)スル
(野球で,投手が)全力をこめて投げること。「ファンの期待にこたえて―する」

りきとう

りきとう【力投する】
《野》pitch hard.

りきとう

りきとう [0] 【力闘】 (名)スル
全力を出してたたかうこと。

りきどう

りきどう [0] 【力動】
力強く動くこと。「―感にあふれる」

りきどうざん

りきどうざん リキダウザン 【力道山】
(1924-1963) プロ-レスラー。本名,百田光浩。朝鮮の生まれ。大相撲力士として関脇まで昇進。のちプロレスに転向,空手チョップで人気を博し,プロレス興隆の基礎を作った。

りきどうせつ

りきどうせつ [3] 【力動説】
〔哲〕 あらゆるものの存在とその生成を,いくつかの,または一つの力や作用から説明するような考え方や立場。アリストテレス・ライプニッツなどが代表的。ダイナミズム。力本説。

りきどうふう

りきどうふう [0] 【力動風】
世阿弥の能楽用語。形も心も鬼である役を演ずる場合の力強く荒々しい風体。
→砕動風(サイドウフウ)

りきにげんろん

りきにげんろん [4] 【理気二元論】
程頤(テイイ)の説を受け継いで朱熹(シユキ)が大成した宋学の形而上学的原理。物質を形成する素材およびその運動を気ととらえ,気を統制する原理であり,その運動に内在して全存在を貫く根拠となり,人間にあっては道徳原理となるものを理として,理気二元により存在の構造を解明する。

りきへん

りきへん [0] 【力編】
小説・映画などの,力のこもった作品。

りきほんせつ

りきほんせつ [3] 【力本説】
⇒力動説(リキドウセツ)

りきみ

りきみ [0] 【力み】
(1)りきむこと。また,りきんだ様子。「表情に―が見られる」「眼はちとばかり―あれど/当世書生気質(逍遥)」
(2)気負い。「文章に―が感じられる」
(3)強がり。負けん気。「巻き舌をまじへて―を並べるところが/洒落本・辰巳婦言」

りきみかえる

りきみかえ・る [4][2] 【力み返る】 (動ラ五[四])
はなはだしくりきむ。「腕を撫つて―・つた/くれの廿八日(魯庵)」

りきむ

りき・む [2] 【力む】 (動マ五[四])
〔名詞「力(リキ)」の動詞化〕
(1)力をこめる。息をつめて力を入れる。「重い石を動かそうと―・む」
(2)実際以上に力のありそうな様子を示す。意気込む。気負う。「むやみに―・んだ口調で話す」
(3)力がある。「眼つきの―・んだ,はなのしやんとした/人情本・恵の花」
[可能] りきめる

りきむ

りきむ【力む】
strain;→英和
[いばる]boast;→英和
swagger;→英和
bluff.→英和
力んで with all one's might.

りきゅう

りきゅう [0] 【離宮】
皇居や王宮とは別のところに建てられた宮殿。

りきゅう

りきゅう【離宮】
a detached palace.

りきゅう

りきゅう リキウ 【利休】
□一□
⇒千利休(センノリキユウ)
□二□
(1)「利休下駄(リキユウゲタ)」の略。
(2)料理で,材料にゴマを加えて調理したもの。「―揚げ」「―煮」

りきゅういろ

りきゅういろ リキウ― [0] 【利休色・利久色】
暗い灰緑色。

りきゅうがた

りきゅうがた リキウ― [0] 【利休形】
〔なだらかな丸みをもった形にいう〕
(1)櫛(クシ)の形の一。三日月形の両端を切り取ったような,歯の浅い小形のもの。
(2)(「利久形」とも書く)鼻紙入れなどの形。「丸角屋が骨折りの―/洒落本・辰巳之園」

りきゅうき

りきゅうき リキウ― [2] 【利休忌】
千利休(センノリキユウ)の忌日。陰暦二月二八日。[季]春。

りきゅうげた

りきゅうげた リキウ― [2] 【利休下駄】
日和(ヒヨリ)下駄の一種。木地のままの台に薄い歯を入れたもの。浅い爪革(ツマカワ)をかけたものが多い。利休。

りきゅうこうじゅう

りきゅうこうじゅう リキフコウヂユウ [4] 【裏急後重】
下痢で,排便後またすぐに便意をもよおす状態。渋り腹。

りきゅうごのみ

りきゅうごのみ リキウ― [4] 【利休好み】
千利休が好んだとする流儀・器具・色彩など。利休箸(バシ)・利休色の類。茶人風。

りきゅうだんす

りきゅうだんす リキウ― [4] 【利休箪笥】
「旅箪笥(タビダンス)」に同じ。

りきゅうちゃ

りきゅうちゃ リキウ― [2] 【利休茶・利久茶】
わずかに緑色を帯びた茶色。

りきゅうねずみ

りきゅうねずみ リキウ― [4] 【利休鼠・利久鼠】
わずかに緑色を帯びた鼠色。

りきゅうばし

りきゅうばし リキウ― [4] 【利休箸】
両端を細く,中央をやや太くした杉の角箸。懐石で用いる。

りきょう

りきょう [0] 【離京】 (名)スル
都を離れること。特に,東京あるいは京都を離れること。「月末に―する予定だ」

りきょう

りきょう [0] 【離郷】 (名)スル
故郷を離れること。

りきりつ

りきりつ [2] 【力率】
交流回路における電流と電圧の位相差の余弦で表される量。実効電流と実効電圧の積に力率を掛けたものが電力である。

りきりょう

りきりょう [0] 【力量】
(1)力の強さの度合。また,能力の程度。腕前。「―が問われる」
(2)能力があること。力があること。「武芸―の聞えある上官二人/読本・弓張月(拾遺)」

りきりょう

りきりょう【力量(を表わす)】
(display one's) ability.→英和
〜のある able;→英和
capable;→英和
competent;→英和
<a man> of ability.

りきん

りきん [0][1] 【利金】
(1)利息の金。利子。利銀(リギン)。「日歩とかや言ひて―安からぬ借りなれど/たけくらべ(一葉)」
(2)もうけた金。利益。

りきん

りきん [0] 【釐金】
中国,清末から行われた貨物通過税。1853年に太平天国鎮圧の軍費にあてるため制定。商品価格の一〇〇分の一(一釐)を課税した。のち各省で恒常化。1931年撤廃。釐金税。

りきんファンド

りきんファンド [4] 【利金―】
証券会社が顧客から預かっている国債など公共債からの利息を,顧客との契約によって自動的に受け入れて運用する投資信託。

りぎ

りぎ [1] 【理義】
道理と正義。

りぎゅう

りぎゅう [0][1] 【犛牛】
動物のヤクのこと。

りぎゅう

りぎゅう [0][1] 【犂牛】
黄と黒のまだら毛の牛。

りぎょ

りぎょ [1] 【鯉魚】
鯉(コイ)。

りぎょ

りぎょ 【李漁】
(1611-1680頃) 中国,明末・清初の劇作家・小説家。号は笠翁(リユウオウ)。仕官せず,諸所を遊歴。戯曲「笠翁十種曲」,小説「十二楼」「無声戯」,随筆・戯曲論集「閒情偶寄(カンジヨウグウキ)」など。「肉蒲団(ニクブトン)」の作者と伝えられる。

りぎん

りぎん 【利銀】
利子。利金。「二割三割の―/浮世草子・一代女 2」

りく

りく [1] 【離苦】
〔仏〕 人間の苦悩を離れること。

りく

りく [0][2] 【陸】
地球の表面で,水におおわれていない部分。地球表面積の約四分の一。岩石と土壌から成る。おか。くが。陸地。「―に上がる」
⇔海

りく

りく【陸】
(the) land;→英和
the shore (岸).→英和
〜を行く go by land.〜を離れる set out to sea (船が).〜に上がる land;go ashore.

りく

りく [2][1] 【六】
〔漢音〕
「ろく(六)」に同じ。

りく

りく [1] 【離垢】
〔仏〕 煩悩を消し去ること。

りくあげ

りくあげ [0] 【陸揚げ・陸上げ】 (名)スル
船で運んできた荷物を陸にあげること。「積荷を―する」

りくあげ

りくあげ【陸揚げする】
land;→英和
[船荷を]unload;→英和
discharge.→英和

りくあげさんばし

りくあげさんばし [5] 【陸揚げ桟橋】
陸揚げのために設けた桟橋。

りくい

りくい【陸尉】
[陸上自衛隊]一等陸尉 a captain.→英和
二等陸尉 a first lieutenant.三等陸尉 a second lieutenant.

りくい

りくい [1] 【陸尉】
陸上自衛隊の自衛官の階級名。陸佐の下,准陸尉の上。一・二・三等に分かれる。

りくう

りくう 【陸羽】
(?-804) 中国,唐の文人。別名,疾。号,桑苧翁(ソウチヨオウ)。茶を好み「茶経」を著す。茶祖・茶神として仰がれる。

りくうさいせん

りくうさいせん 【陸羽西線】
JR 東日本の鉄道線。山形県新庄・余目(アマルメ)間,43.0キロメートル。最上川流域を走り,新庄盆地と庄内平野を結ぶ。

りくうとうせん

りくうとうせん 【陸羽東線】
JR 東日本の鉄道線。宮城県小牛田(コゴタ)・古川・山形県新庄間,94.1キロメートル。奥羽山脈を横断し,沿線に鳴子・瀬見温泉がある。

りくうん

りくうん【陸運】
transportation by land.陸運会社 a land transportation company.

りくうん

りくうん [0] 【陸運】
陸上の輸送機関によって旅客・貨物などを運ぶこと。陸上運輸。
→海運
→水運

りくえい

りくえい [0] 【陸影】
海上のはるか遠くから見える陸地。

りくえふ

りくえふ [3] 【六衛府】
⇒ろくえふ(六衛府)

りくえんたい

りくえんたい リクヱン― 【陸援隊】
1867年土佐藩の中岡慎太郎が京都で組織した軍隊。討幕のため,土佐藩の経済援助を受けて諸藩出身の浪士を集め組織的訓練を行なった。

りくおうがくは

りくおうがくは リクワウ― 【陸王学派】
南宋の陸九淵と明の王陽明の学問傾向を受け継ぐ学派。陸九淵が主知主義的な朱熹(シユキ)の格物窮理を批判して心即理を説いたのを,王陽明が尊重して,主体的実践を重視する陽明学を築いたので,両者が並称される。
→陽明学

りくか

りくか 【陸賈】
中国,前漢の政治家。楚(ソ)の人。高祖劉邦に仕え,全国統一に活躍。秦漢興亡を述べた「新語」などの著がある。生没年未詳。

りくか

りくか [1] 【六花】
⇒ろっか(六花)

りくか

りくか [1] 【六科】
中国,唐代の科挙の六つのコース。秀才・明経・進士・明法・明書・明算の各科の総称。

りくかい

りくかい [1][3] 【陸海】
(1)陸と海。
(2)陸軍と海軍。「―軍」

りくかいくう

りくかいくう [3] 【陸海空】
(1)陸と海と空。「―を制する」
(2)陸軍と海軍と空軍。

りくかいくうぐん

りくかいくうぐん【陸海空軍】
the army,navy,and air forces.

りくかぜ

りくかぜ [0] 【陸風】
「りくふう(陸風)」に同じ。
⇔海風

りくかん

りくかん [0] 【六官】
中国,周代の中央政府の六つの行政官庁。天・地・春・夏・秋・冬の各官で,それぞれ治・教・礼・兵・刑・事(工)をつかさどった。
→六卿(リクケイ)

りくき

りくき 【六気】
⇒ろっき(六気)

りくき

りくき 【陸機】
(261-303) 中国,晋(シン)の詩人。呉の人。字(アザナ)は七衡。文学論「文賦(ブンノフ)」で唯美主義を唱え,対句などの修辞に優れた詩を残す。

りくきゅう

りくきゅう 【六宮】
⇒りっきゅう(六宮)

りくきゅうえん

りくきゅうえん 【陸九淵】
(1139-1192) 中国,南宋の儒学者。字(アザナ)は子静,号は象山(シヨウザン)。主観的心よりも客観的理を重んじる朱熹(シユキ)の性即理説に対し,自己の心の主体性を尊重し信頼する心即理説を唱えた。この説は,王陽明によって継承された。
→陸王学派

りくきょう

りくきょう 【陸橋】
⇒りっきょう(陸橋)

りくぎ

りくぎ [1] 【六義】
(1)「詩経」の詩の六つの類型。性質・内容から分類した風・雅・頌(シヨウ)と,表現から分類した賦(フ)・比・興(キヨウ)の総称。六詩(リクシ)。
(2)和歌の六種の風体(フウテイ)。紀貫之(キノツラユキ)が{(1)}を転用して古今集仮名序で述べている「そへ歌・かぞへ歌・なずらへ歌・たとへ歌・ただごと歌・いはひ歌」の総称。
(3)転じて,うた・和歌。「―の道」
(4)書道の六種の法。筆法・風情(フゼイ)・字象・去病・骨目・感徳の総称。
(5)道理。筋道。「物の筋道―をたて無理いふ人でもなく/浄瑠璃・生玉心中(上)」
(6)「六書(リクシヨ){(1)}」に同じ。
(7)狂言の和泉流で,狂言台本。
〔「六儀」「六議」などとも書く〕

りくぎ

りくぎ [1] 【六議】
律の適用の際に刑法上の優遇措置「議」を受ける六種の資格。議親(特定の範囲内の天皇の親族),議故(ギコ)(天皇の古くからの側近),議賢(賢人・君子),議能(すぐれた政治家・指揮官),議功(ギクウ)(征討・遣使などで功勲ある者),議貴(三位以上の者)の六種の総称。

りくぎえん

りくぎえん 【六義園】
東京都文京区にある池泉回遊式庭園。元禄年間(1688-1704)柳沢吉保が別邸としてつくり,明治以後,岩崎家を経て東京都所有となる。

りくぐ

りくぐ [2] 【六具】
⇒ろくぐ(六具)

りくぐん

りくぐん [0] 【六軍】
中国で,天子の軍隊。周代には,一軍が一万二千五百人で,天子は六軍の計七万五千人を率いる。六師(リクシ)。

りくぐん

りくぐん [2] 【陸軍】
陸上戦闘を主任務とする軍隊およびその軍備の総称。日本では第二次大戦まで存在したが,新憲法発布とともに廃止。

りくぐん

りくぐん【陸軍】
the army.→英和
〜の army;military.→英和
〜にはいる enter[enlist in]the army.→英和
〜に勤めている serve[be]in the army.→英和
‖陸軍士官 an army officer.陸軍省 <米> the Department of the Army.

りくぐんきねんび

りくぐんきねんび [6] 【陸軍記念日】
日露戦争における奉天会戦の勝利を記念して設けられた記念日。三月一〇日。1946年(昭和21)廃止。

りくぐんしかんがっこう

りくぐんしかんがっこう [2][4] 【陸軍士官学校】
陸軍将校養成のための主要教育機関。1874年(明治7)設置。1945年(昭和20)廃止。陸士。

りくぐんしょう

りくぐんしょう [3] 【陸軍省】
明治憲法下における内閣の省の一。陸軍全般の軍政事務をつかさどった。1872年(明治5)設置,1945年(昭和20)廃止。

りくぐんそうさい

りくぐんそうさい [5] 【陸軍総裁】
江戸幕府の職名。陸軍奉行の上位で幕府陸軍を総轄。1862年設置されたが,まもなく廃止。徳川慶喜の軍制改革により復活したが,68年廃止。

りくぐんぞうへいしょう

りくぐんぞうへいしょう 【陸軍造兵廠】
陸軍直属の軍事工場。1923年(大正12)従来の砲兵工廠を改称して成立し,海軍工廠とともに官営軍事工業の中心となった。

りくぐんだいがっこう

りくぐんだいがっこう 【陸軍大学校】
高次の軍事研究と参謀将校の養成を目的として設置された教育機関。1883年(明治16)開校。1945年(昭和20)廃止。

りくぐんだいじん

りくぐんだいじん [5] 【陸軍大臣】
旧陸軍省の長である大臣。陸軍行政を管理し,陸軍の軍人軍属を統督し,所轄諸部を監督した。陸相。

りくぐんなかのがっこう

りくぐんなかのがっこう 【陸軍中野学校】
東京の中野にあった旧日本陸軍の秘密戦要員養成所。1938年(昭和13)発足。幹部候補生を学生の主体とする。敗戦により消滅。

りくぐんびょういん

りくぐんびょういん [5] 【陸軍病院】
旧日本陸軍で,部隊所在地などに設けられた,傷病兵の看護・治療のための病院。衛戍(エイジユ)病院の改称。

りくぐんぶぎょう

りくぐんぶぎょう [5] 【陸軍奉行】
江戸幕府の職名の一。陸軍総裁の支配下にあって幕府陸軍を指揮・統轄する若年寄格の武官。1862年設置,68年廃止。

りくぐんようねんがっこう

りくぐんようねんがっこう [2][5] 【陸軍幼年学校】
陸軍士官学校入学をめざす少年(中学1,2年修了の者)を教育した学校。1869年(明治2)に設けられた陸軍兵学寮幼年学舎が前身。96年には仙台・東京・名古屋・大阪・広島・熊本に置かれた。1945年廃止。

りくぐんパンフレット

りくぐんパンフレット 【陸軍―】
1934年(昭和9)10月,陸軍省新聞班が刊行した小冊子「国防の本義とその強化の提唱」のこと。書き出しの「たたかいは創造の父,文化の母である」で知られる。

りくけい

りくけい [0] 【六経】
六つの経書。易経・詩経・書経・春秋・礼記・楽記(または周礼)の総称。六芸(リクゲイ)。六籍。
→五経

りくけい

りくけい [0] 【六卿】
(1)六軍(リクグン)の六人の司令官。
(2)周代の六官(リクカン)の六人の長官。冢宰(チヨウサイ)・司徒・宗伯・司馬・司寇・司空の総称。
→六官

りくけいさす

りくけいさす [5] 【陸繋砂州】
陸地と島とを連結する砂州。海ノ中道(福岡県)など。トンボロ。

りくけいとう

りくけいとう [0] 【陸繋島】
砂州の発達によって陸続きになった島。潮岬(和歌山県)・志賀島(シカノシマ)(福岡県)・江ノ島(神奈川県)など。

りくけん

りくけん [0] 【陸圏】
地球表面の陸地の部分。地殻のうち,水におおわれていない範囲。りっけん。

りくげい

りくげい [0][2] 【六芸】
(1)中国周代に士以上の必須教養科目とされた六種の技芸。礼・楽(ガク)・射・御(馬車の御し方)・書・数の総称。
(2)六経(リクケイ)の別名。

りくこう

りくこう [0] 【陸行】 (名)スル
⇒りっこう(陸行)

りくこく

りくこく 【六国】
⇒りっこく(六国)

りくごう

りくごう [0] 【六合】
上下と東西南北の六つの方角。天下。世界。六極(リツキヨク)。「天地―に瀰漫する/社会百面相(魯庵)」

りくごうざっし

りくごうざっし 【六合雑誌】
1880年(明治13)小崎弘道,植村正久らが創刊したキリスト教を基礎とする月刊雑誌。思想・文学・政治・社会問題などにわたって革新的な論評を展開した。

りくさ

りくさ [1] 【陸佐】
陸上自衛隊の自衛官の階級名。陸将補の下,陸尉の上。一・二・三等に分かれる。

りくさ

りくさ【陸佐】
[陸上自衛隊]一等陸佐 a colonel.→英和
二等陸佐 a lieutenant colonel.三等陸佐 a major.→英和

りくさん

りくさん [0] 【陸産】
陸上で産すること。また,そのもの。
→海産
→水産

りくさんぶつ

りくさんぶつ [3] 【陸産物】
陸上に産する物,およびその加工製品。陸産。
→海産物
→水産物

りくし

りくし [2] 【六師】
⇒六軍(リクグン)

りくし

りくし [1] 【陸士】
(1)陸上自衛隊の自衛官の階級の一。陸曹の下で,陸士長・一・二・三等に分かれる。
(2)陸軍士官学校の略。

りくしゅうふ

りくしゅうふ 【陸秀夫】
(1236-1279) 中国,南宋末の政治家。字(アザナ)は君実。1276年元軍に抗して張世傑らと端宗を擁立。端宗の死後,崖山(ガイサン)の戦いに敗れ,幼い昺(ヘイ)帝を背負って海に投じた。忠臣として知られる。

りくしゅつ

りくしゅつ [0] 【六出】
〔結晶の形から〕
「雪」の異称。六花。六出花。

りくしゅつか

りくしゅつか [4] 【六出花】
「六出」に同じ。

りくしょ

りくしょ [0][1] 【六書】
(1)漢字の成立を説明する六種の分類。すなわち象形・指事・会意・形声(諧声)・転注・仮借(カシヤ)。六義。
(2)「ろくたい(六体){(1)}」に同じ。

りくしょう

りくしょう [2] 【六省】
中国,唐代の中央官制。尚書・中書・門下の三省に秘書・殿中・内侍を加えた六つの省。

りくしょう

りくしょう【陸将】
[陸上自衛隊]a general;→英和
a lieutenant general.陸将補 a major general.

りくしょう

りくしょう [0] 【陸相】
陸軍大臣。

りくしょう

りくしょう [0] 【陸将】
陸上自衛隊の自衛官の階級名。陸将補・陸佐以下の上に立つ最高の位。

りくしょうざん

りくしょうざん 【陸象山】
⇒陸九淵(リクキユウエン)

りくじ

りくじ [0] 【陸自】
陸上自衛隊の略。

りくじ

りくじ [1] 【六事】
人が常に心がけねばならない,慈・倹・勤・慎・誠・明の六つ。「―の題を出して人々に思ふ事を書かせられけり/著聞 5」

りくじょう

りくじょう [0] 【陸上】
(1)陸地の上。
(2)「陸上競技」の略。

りくじょう

りくじょう【陸上で】
on land[shore];ashore.→英和
‖陸上競技 field and track events;athletic sports.陸上自衛隊 the Ground Self Defense Force.陸上輸送 land transport[ <米> transportation].

りくじょうき

りくじょうき [3] 【陸上機】
地上で離着陸する飛行機。陸上飛行機。

りくじょうきょうぎ

りくじょうきょうぎ [5] 【陸上競技】
陸上で行われる運動競技のうち,主として,走・跳・投の基本動作からなる競技の総称。トラック競技・フィールド競技・競歩・マラソンなど。

りくじょうじえいたい

りくじょうじえいたい [0] 【陸上自衛隊】
自衛隊の一。主に陸上で行動することを任務とする。1954年(昭和29)保安隊を改編して設置。陸上幕僚監部・方面隊・長官直轄部隊のほか学校や補給処などからなる。

りくじょうむせんぎじゅつし

りくじょうむせんぎじゅつし [10] 【陸上無線技術士】
陸上にある無線設備の技術操作を行う免許を有する者。旧称,無線技術士。

りくすい

りくすい [0] 【陸水】
地球上にある水のうち,海水を除いた水。湖沼水・河川水・地下水・雪氷など。蒸発・流動を繰り返し,地球上を循環する。

りくすいがく

りくすいがく [3] 【陸水学】
陸水を研究する科学。水文(スイモン)学と表裏の関係にあるが,淡水生物に関する領域にも及ぶ。物質生産・食物網・エネルギー移動など生態系の研究も行う。
→湖沼学

りくする

りく・する [3] 【戮する】 (動サ変)[文]サ変 りく・す
人を殺す。罪人を死刑にする。「日に千人の小賊を―・して/草枕(漱石)」

りくず

りくず [0] 【陸図】
「地形図」に同じ。

りくせい

りくせい [0] 【陸生・陸棲】 (名)スル
陸地に生じること。陸上で生活すること。
→水生

りくせい

りくせい【陸棲の】
《動》terrestrial;→英和
living on land.陸棲動物 a land animal.

りくせいしょくぶつ

りくせいしょくぶつ [6] 【陸生植物】
陸上に生育する植物。

りくせいそう

りくせいそう [3] 【陸成層】
陸上に堆積した地層の総称。砂漠・氷河・河川・湖沼・湿原・洞穴などの堆積物,火山砕屑物などがある。

りくせいどうぶつ

りくせいどうぶつ [5] 【陸生動物】
陸上で生活する動物。空気呼吸・体表の保護・体の支持と運動など,陸上生活に適応した機構が発達している。

りくせき

りくせき [0] 【六籍】
⇒六経(リクケイ)

りくせん

りくせん【陸戦】
a battle on land.

りくせん

りくせん [0] 【陸戦】
陸上での戦闘。

りくせんたい

りくせんたい [0] 【陸戦隊】
「海軍陸戦隊」の略称。

りくぜん

りくぜん 【陸前】
旧国名の一。1868年(明治1)陸奥(ムツ)国を分轄して設置。宮城県の大部分と岩手県の一部に相当。

りくぜんたかた

りくぜんたかた 【陸前高田】
岩手県南東部,太平洋に臨む市。農林業,魚介類の養殖や漁業基地として発展。高田松原は三陸海岸の海水浴場。

りくぜんはまかいどう

りくぜんはまかいどう 【陸前浜街道】
⇒浜街道(ハマカイドウ)

りくそう

りくそう [0] 【陸送】 (名)スル
(1)陸上を輸送すること。
(2)未登録の車を運転して,注文主などの所まで運ぶこと。

りくそう

りくそう [0] 【陸曹】
陸上自衛隊の自衛官の階級名。准陸尉の下,陸士の上。曹長・一・二・三等に分かれる。

りくぞく

りくぞく [0] 【陸続】 (ト|タル)[文]形動タリ
あとからあとからと絶えないで続くこと。「同志が―と集まる」

りくたい

りくたい [0] 【六体】
⇒ろくたい(六体)

りくたんび

りくたんび 【陸探微】
中国,南北朝時代の宋の画家。一筆画による人物画をよくし,顧愷之(コガイシ)・張僧繇(チヨウソウヨウ)とともに六朝三大家の一人と称される。生没年未詳。

りくだな

りくだな [0] 【陸棚】
大陸棚。りくほう。

りくち

りくち [0] 【陸地】
地球の表面で,水におおわれていない部分。りく。おか。

りくち

りくち【陸地】
⇒陸.

りくちく

りくちく 【六畜】
⇒ろくちく(六畜)

りくちそくりょうひょう

りくちそくりょうひょう [0] 【陸地測量標】
陸地測量の基準点に設置する標識。三角点標石・水準点標石・覘標(テンピヨウ)・測旗などがある。

りくちそくりょうぶ

りくちそくりょうぶ [6] 【陸地測量部】
旧陸軍参謀本部に属し,陸地測量・地図の作成など測量に関する事務を取り扱った機関。戦後,建設省に移管。現在は国土地理院となる。

りくちめん

りくちめん [3] 【陸地棉】
ワタの一品種。中南米原産。世界のワタ作付面積の約70パーセントを占める。綿毛は長く,種子から脱落しやすい。

りくちゅう

りくちゅう 【陸中】
旧国名の一。1868年(明治1)陸奥(ムツ)国を分割して設置。岩手県の大部分と秋田県の一部にあたる。

りくちゅうかいがんこくりつこうえん

りくちゅうかいがんこくりつこうえん 【陸中海岸国立公園】
岩手県北部から宮城県北部の気仙沼湾に至る海岸部を占める国立公園。北半は隆起海岸,南半はリアス式海岸の景観で知られる。

りくちょう

りくちょう 【六朝】
(1)中国で,後漢滅亡後,建業(南京)を都として江南に興亡した六つの王朝。三国の呉,東晋,南朝の宋・斉・梁(リヨウ)・陳の総称。時期は魏晋南北朝時代に並行する。
(2)六朝時代に行われた書風。

りくちょうぶんか

りくちょうぶんか [5] 【六朝文化】
中国,六朝の文化。江南の貴族文化が爛熟し,仏教が広まり儒教・道教と融合して清談が流行,文章は四六駢儷(ベンレイ)体が行われ,書画・詩文が栄えた。

りくちん

りくちん [0] 【陸沈】 (名)スル
〔「世説新語(軽詆)」〕
国が滅亡すること。「天子の命に背き日本国を―せしむるものなり/日本開化小史(卯吉)」

りくつ

りくつ【理屈】
a reason;→英和
(a) theory (理論);→英和
logic (論理);→英和
an argument (議論);→英和
quibbling (こじつけ).〜に合う(合わない) be (un)reasonable;be (il)logical.〜を言う[こねる]argue;→英和
quibble.→英和
‖理屈家 an argumentative person;a quibbler.理屈っぽい prone to arguing.

りくつ

りくつ [0] 【理屈・理窟】
(1)すじの通った考え。道理。「―に合ったやり方」
(2)無理にこじつけた理由や論理。「―をつける」「こむずかしい―をこねる」
(3)物事がそうなる理由。ことわり。「―ではわかっている」「―では飛ぶはずだが」
(4)事情。わけ。具合。「おつかさんの方の―や何かでね都合がわりいから/洒落本・角鶏卵」
(5)色事。情事。「はや床の―もすんだとみえ/洒落本・意妓の口」

りくつくさい

りくつくさ・い [5] 【理屈臭い】 (形)
〔近世上方語〕
理屈っぽい。「其様に―・い口上は有まい/浄瑠璃・冥途の飛脚(上)」

りくつぜめ

りくつぜめ [0] 【理屈責め】
理屈を言い立てて,人を困らせること。理責め。

りくつっぽい

りくつっぽ・い [5] 【理屈っぽい】 (形)
必要以上に理屈を言い立てる傾向が強い。「話が―・くなりがちだ」
[派生] ――さ(名)

りくつづき

りくつづき [3] 【陸続き】
陸でつながっていること。間に海や大河などの隔てがなく続いていること。地続き。「日本は古く大陸と―であった」

りくつづける

りくつづ・ける [5] 【理屈付ける】 (動カ下一)
筋道を立てて理論的に説明する。

りくつづめ

りくつづめ [0] 【理屈詰め】
理屈を言い立てて相手を屈伏させようとすること。理詰め。

りくつばる

りくつば・る [4] 【理屈張る】 (動ラ五[四])
理屈を言う。理屈っぽくなる。「―・った言い方」

りくつや

りくつや [0] 【理屈屋】
何事にもすぐ理屈を言い立てる人。

りくてん

りくてん [0] 【六典】
中国周代の国を治めるための六種の法典。治典・教典・礼典・政典・刑典・事典の総称。

りくでん

りくでん [0] 【陸田】
(1)はたけ。特に律令制下,粟(アワ)・麦・豆などの雑穀耕作を行なった土地をいう。班田収授の対象とされた。白田。
⇔水田
(2)ポンプで水を汲み上げて稲作を行う畑。第二次大戦後,関東地方中南部で普及した。

りくとう

りくとう リクタウ 【六韜】
中国の兵法書。六巻。文韜・武韜・竜韜・虎韜・豹韜・犬韜の六章より成る。太公望呂尚(リヨシヨウ)の著とされるが,魏晋(ギシン)時代に成立したとみられる。「三略」と併称される。

りくとう

りくとう [0] 【陸島】
大陸の近くにあり地質的に大陸の一部と考えられる島。グレートブリテン島・アイルランド島やニュージーランドの北島・南島など。大陸島。
→洋島

りくとう

りくとう【陸稲】
⇒陸稲(おかぼ).

りくとう

りくとう [0] 【陸稲】
「おかぼ」に同じ。
⇔水稲

りくとうさんりゃく

りくとうさんりゃく リクタウ― 【六韜三略】
(1)中国古代の兵法の書。「六韜」と「三略」の称。
(2)兵法などの,虎の巻。奥の手。

りくとく

りくとく [0] 【六徳】
人の守るべき六種の徳。諸説ある。「周礼(大司徒)」では,知・仁・聖・義・忠・和の六種。「小学」では礼・仁・信・義・勇・智の六種。

りくどう

りくどう [2] 【六道】
⇒ろくどう(六道)

りくどり

りくどり [2] 【陸鳥】
鳥のうち,主に森林や草地など,陸上を主な生息環境として生活しているもの。

りくなんぷう

りくなんぷう [3] 【陸軟風】
「陸風(リクフウ)」に同じ。
⇔海軟風

りくにょ

りくにょ 【六如】
(1734-1801) 江戸後期の漢詩人,天台の学僧。名は慈周,六如は字(アザナ)。近江の人。詩を宮瀬竜門に学び,宋詩を範として新詩風を興した。著「六如庵詩鈔」「葛原詩話」

りくのことう

りくのことう 【陸の孤島】
交通の便がきわめて悪く,都市から遠く離れて孤立した場所。

りくはんきゅう

りくはんきゅう [3] 【陸半球】
水陸分布によって地球を二分する場合,陸地の占める面積が最大になるように区分された半球。その極はフランスのナント付近になる。陸・水の面積比は四七対五三。
⇔水半球

りくひょう

りくひょう【陸標】
a landmark (航海の).→英和

りくふう

りくふう [0] 【陸封】 (名)スル
海産動物が地形的に海から切り離された湖沼などに封じこめられ,そこで淡水動物として世代を繰り返すこと。甲殻類アミの仲間のイサザアミなど。また,降海する性質の魚が,環境の変化などのために湖沼・河川に閉じこめられ,そこで繁殖するようになる現象をもさす。ヒメマス・ヤマメ,琵琶湖・池田湖などのコアユはその例。

りくふう

りくふう [0] 【陸風】
夜間,陸から海へ向かって吹く風。陸軟風。りくかぜ。
⇔海風

りくふうがた

りくふうがた [0] 【陸封型】
魚類の生態型の一。一生を淡水域で生活するもの。ヒメマスはベニザケの,ヤマメはサクラマスの陸封型である。
→降海型

りくふく

りくふく [0] 【六服】
中国,周代に王畿の外を王城からの距離をもとにして分けた六つの地域。王畿に近い順に,侯服・甸服(デンプク)・男服・采服(サイフク)・衛服・蛮服。
→九服

りくぶ

りくぶ [1] 【六部】
中国,隋から清まで中央政府の行政を分担した六つの官庁の総称。吏・戸・礼・兵・刑・工の六部。隋・唐代には尚書省に,元代には中書省に属し,明代には六科(リクカ)と称して皇帝に直属。清末に廃止。

りくへい

りくへい [0] 【陸兵】
陸軍の兵隊。陸上部隊の兵隊。

りくほう

りくほう [0] 【陸棚】
⇒大陸棚(タイリクダナ)

りくほうおう

りくほうおう 【陸放翁】
⇒陸游(リクユウ)

りくやね

りくやね [0] 【陸屋根】
⇒ろくやね(陸屋根)

りくゆ

りくゆ [2] 【六諭】
中国,明の洪武帝が1397年に発布した教訓。「父母に孝順なれ。長上を尊敬せよ。郷里に和睦せよ。子孫を教訓せよ。各々生理(=職業)に安んぜよ。非為(=非行)を作(ナ)すなかれ」の六箇条。明・清を通じて民衆教化に用いられた。

りくゆう

りくゆう 【陸游】
(1125-1210) 中国,南宋の詩人。字(アザナ)は務観,号は放翁。北方の女真族王朝金に対して熱烈な抗戦論を唱えた憂国詩人であるとともに,自然や田園生活をこまやかな愛情をもってうたった田園詩人でもあった。南宋最大の詩人と称される。詩は「剣南詩稿」に,散文は「渭南(イナン)文集」に収められている。

りくゆえんぎ

りくゆえんぎ 【六諭衍義】
清代の道徳教本。一巻。范鋐(ハンコウ)著。康煕年間(1662-1722)成立。六諭を解説したもの。日本では江戸中期に幕府の奨励で各藩に流布し,さらに明治に入って教育勅語の成立に影響した。

りくり

りくり [1] 【陸離】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)光が入り乱れて美しくかがやくさま。「光彩―」「麗しい七色が―と染出される/青春(風葉)」
(2)複雑に入りまじるさま。

りくりょう

りくりょう [0] 【陸梁】 (名)スル
ほしいままにあばれまわること。跳梁。「小人匹夫単(ヒト)り時を得顔に―跋扈(バツコ)しとる/くれの廿八日(魯庵)」

りくりょく

りくりょく [0] 【戮力】 (名)スル
力を合わせること。協力。「―一心」「己とあの男と秘密を共有してゐて,それを同心―して隠蔽してゐる筈だと/青年(鴎外)」

りくれい

りくれい [0] 【六礼】
(1)〔礼記〕
士の六種の大礼。冠礼・婚礼・喪礼・祭礼・郷飲酒礼・相見礼の称。
(2)〔詩経〕
婚姻の六つの大礼。納采(ノウサイ)・問名・納吉・納徴・請期(シヨウキ)・親迎の称。

りくろ

りくろ【陸路で】
<go to Kobe> by land; <travel> overland <to Kobe> .→英和

りくろ

りくろ [1] 【陸路】
陸上のみち。また,陸上の交通機関で旅をすること。「―をとる」「―パリに着く」
→海路
→空路

りぐい

りぐい [0] 【利食い】 (名)スル
相場の変動によって利益勘定になった株や商品を,転売したり買い戻したりして,利益を手に入れること。「―買い」

りぐい

りぐい【利食い】
profit taking (株式の).〜売りする sell <one's stocks> at a profit.→英和

りけい

りけい [0] 【理系】
理科の系統。また,その学科。
⇔文系

りけいざい

りけいざい [2] 【離型剤】
製品を型(カタ)からはずしやすくするために型の内面に塗る薬剤。

りけん

りけん【利権】
rights;concessions (鉱山・鉄道などの).利権屋 a concession hunter; <米> a grafter.→英和

りけん

りけん [0] 【利権】
利益を伴う権利。特に,業者が政治家・役人などと結び公的機関の財政・経済活動に便乗して手に入れる,巨額の利益を伴う権利。「―をあさる」「―を掌中にする」

りけん

りけん [0] 【理研】
⇒理化学研究所(リカガクケンキユウジヨ)

りけん

りけん [0][1] 【利剣】
(1)切れ味の鋭い剣。
(2)〔仏〕 煩悩(ボンノウ)や悪魔を打ち破る仏の智慧(チエ)。「降魔(ゴウマ)の―」

りけんや

りけんや [0] 【利権屋】
利権を得ようとする人のために,取引の仲介や斡旋(アツセン)をして手数料を取る人。

りけんりょう

りけんりょう [2] 【利権料】
産油国が,メジャーなどに石油の採掘権を認めた対価として受け取る利益。鉱区使用料。

りけんコンツェルン

りけんコンツェルン 【理研―】
第二次大戦前,理化学研究所を中心に発展した新興財閥。戦後の財閥解体により解体。

りげん

りげん【里諺】
a proverb.→英和

りげん

りげん【里言】
a dialect.→英和

りげん

りげん [0] 【俚言】
(1)俗間で使われる言葉。また,土地のなまり言葉。俗言。俚語。
⇔雅言
(2)(一地方の言語全体を方言というのに対して)共通語では使われない,ある地方特有の単語や言い方。俚語。

りげん

りげん [0] 【俚諺】
民間で言い慣わされていることわざ。

りげんこう

りげんこう 【李元昊】
(1003-1048) 中国,西夏初代皇帝(在位 1038-1048),廟号(ビヨウゴウ)は景宗。1038年皇帝を称し国号を大夏とした。宋・遼と対抗し版図を広げ,西夏の基礎を固めた。

りげんしゅうらん

りげんしゅうらん 【俚言集覧】
国語辞書。二六巻。太田全斎著。1797年(寛政9)以後1829年(文政12)以前の成立。俗語・俗諺を集めて五十音の横段の順に配列,語釈を施す。1900年(明治33),井上頼圀(ヨリクニ)・近藤瓶城(ミカキ)が増補,五十音順に改編した「(増補)俚言集覧」三冊が刊行され流布した。

りげんだいし

りげんだいし 【理源大師】
聖宝(シヨウボウ)の諡号(シゴウ)。

りこ

りこ [1] 【利己】
自分の利益だけを大事にし,他人のことは考えないこと。「―主義」

りこ

りこ【利己的な】
selfish;→英和
egoistic.利己主義(者) selfishness (a selfish man);→英和
egoism (an egoist).→英和

りこう

りこう【理工学部】
the faculty[department]of science and engineering.

りこう

りこう【履行する】
perform[fulfill,do] <one's duties> ;→英和
keep <one's promise> .→英和

りこう

りこう [0] 【履行】 (名)スル
(1)約束や契約などを実際に行うこと。実行。「約束を―する」「公約の―を迫る」
(2)〔法〕 債務者が債務の内容を実現すること。「履行」は債権の効力の面に,「弁済」は債権の消滅の面に重点を置いた語。

りこう

りこう [0] 【理工】
理学と工学。「―学部」

りこう

りこう [0] 【犂耕】
牛馬に引かせた犂(スキ)による耕作。
→耨耕(ドウコウ)

りこう

りこう【利口な】
clever;→英和
bright;→英和
intelligent;→英和
wise;→英和
[抜け目のない]shrewd;→英和
smart.→英和

りこう

りこう [0] ―コウ 【利口】 ・ ―カウ 【利巧・悧巧】 (名・形動)スル [文]ナリ
(1)頭がいいこと。かしこいこと。また,そのさま。利発。
⇔馬鹿
「―な動物」「―になる」
(2)(特に子供について)聞きわけのいいこと。物分かりがよくて素直なこと。また,そのさま。「お―さんだから静かにしなさい」
(3)抜け目がないこと。要領のいいこと。また,そのさま。「―者」「―に立ち回る」
(4)弁舌が巧みな・こと(さま)。巧言。「行きて―に云ひ聞かせよ/今昔 28」
(5)冗談を言うこと。「もとどり切られてそれにもこりず,猶―しありきける程に/著聞 16」
〔「利口」は,もと弁舌の巧みなことをいう語であったが,生まれつき利発なことを意味する「利根(リコン)」と混同され,意味が変化し,「利巧・悧巧」とも表記されるようになった〕
[派生] ――さ(名)

りこうしょう

りこうしょう 【李鴻章】
(1823-1901) 中国,清末の政治家。安徽(アンキ)省合肥県の人。字(アザナ)は少荃(シヨウセン),号は儀叟(ギソウ)。太平天国の乱鎮圧で功績をあげ,直隷総督・北洋大臣となる。洋務運動を推進。特に下関条約・義和団事件など清末の多くの外交上の難局の処理に当たった。リー=ホンチャン。

りこうせい

りこうせい リカフ― [0] 【里甲制】
中国,明代から清初まで行われた地方統治制度。民戸一一〇戸で一里を編成,そのうち有力な一〇戸を里長戸とし,残る一〇〇戸を一〇甲に分ける。毎年里長一人,甲首一〇人が出役,租税徴収・治安維持・賦役黄冊の編修などに当たった。

りこうちたい

りこうちたい [4] 【履行遅滞】
債務の履行時期に,それが可能であるのに債務者が債務を履行しないこと。債権者は賠償の請求などができる。債務者遅滞。
→債務不履行

りこうふのう

りこうふのう [0] 【履行不能】
債務の履行が,成立の時には可能であったが,その後発生した債務者の責に帰すべき事由により不能となること。
→債務不履行

りこうぶる

りこうぶ・る [4] 【利口ぶる】 (動ラ五)
自分がさも道理をわきまえたかしこい人間であるかのように振る舞う。

りこくよう

りこくよう 【李克用】
(856-908) 中国,唐末の武将。突厥(トツケツ)沙陀(サダ)部の出身。後唐の建国者李存勗(リソンキヨク)(885-926)の父で,太祖と追号された。黄巣の乱を鎮圧,河北を制して朱全忠と激しく争ったが病没。独眼竜の異名をとった。

りこしゅぎ

りこしゅぎ [3] 【利己主義】
(1)自分の利益を最優先にし,他人や社会全般の利害など考えようとしない態度。身勝手な考え方。エゴイズム。自己主義。
⇔利他主義
(2)〔哲・倫〕
〔egoism〕
倫理的なものの存在を自我自身が追求する善(目的)によって基礎づける倫理説。ホッブズ・エルベシウスなど。

りこしん

りこしん [2] 【利己心】
自分の利益だけを考え,他人の迷惑をかえりみない心。「―むきだしの行為」

りこてき

りこてき [0] 【利己的】 (形動)
自分の利益だけを追求しようとするさま。「―な行為」「―な人」

りこん

りこん [0] 【離婚】 (名)スル
夫婦双方が生存中に婚姻関係を解消すること。現行法は,裁判上の離婚,協議離婚の他に家庭裁判所の調停による離婚と審判による離婚を認めている。
⇔結婚

りこん

りこん 【利根】 (名・形動)[文]ナリ
(1)生まれつき賢いこと。利発なこと。また,そのさま。利口。
⇔鈍根
「誠にあのやうな―な女はござるまい/狂言・右近左近」
(2)口がしこい・こと(さま)。「さのみ―にいはぬもの/浄瑠璃・曾根崎心中」

りこん

りこん【離婚する】
divorce <one's wife> .→英和
離婚訴訟(を起こす) (file) a suit for divorce.

りこん

りこん [0] 【離恨】
別離の悲しみ。人と別れるつらさ。

りこんげんいん

りこんげんいん [4] 【離婚原因】
裁判上の離婚の訴えを提起することができる事由。民法は,配偶者の不貞行為,悪意による遺棄,三年以上の生死不明,強度かつ不治の精神病,その他婚姻を継続し難い重大な事由を法定している。

りこんとどけ

りこんとどけ [4] 【離婚届(け)】
離婚の合意が成立したこと,または調停・審判・裁判による離婚が成立したことを報告するための戸籍上の届け出。

りこんびょう

りこんびょう [0] 【離魂病】
(1)魂が肉体から離れて,もう一人全く同じ姿の人間になると信じられた病気。影の病。「―ほどに添寝の女形/柳多留 138」
(2)「夢遊病」のこと。

りご

りご [1] 【俚語】
「俚言(リゲン)」に同じ。

りごう

りごう【離合集散】
meeting and parting;changing of factional alignments (政党の).

りごう

りごう [0] 【離合】 (名)スル
離れたりひとつに合わさったりすること。「派閥が―して新会派ができる」

りごうし

りごうし [2] 【離合詩】
漢詩の雑体詩の一。一字の扁旁を切り離して,二句に詠み込んだり一句の首尾に置いたりし,また二字の語を一字ずつ一句の首尾に配したりするもの。離合。

りごうしゅうさん

りごうしゅうさん [0][1] 【離合集散】 (名)スル
離れたり集まったり,一緒になったり別れたりすること。「小会派が―を繰り返す」

りさい

りさい [0] 【吏才】
役人としての才覚。官吏としての能力。

りさい

りさい【罹災する】
suffer <from> .→英和
‖罹災者 a sufferer[victim].罹災地 the affected districts[area].

りさい

りさい [0] 【罹災】 (名)スル
火事・水害・地震などの災害にあうこと。被災。「―した人々に救援物資を送る」「―者」

りさげ

りさげ【利下げする】
reduce the (rate of) interest.

りさげ

りさげ [0] 【利下げ】 (名)スル
利率を下げること。
⇔利上げ

りさつ

りさつ [0] 【利札】
債券類についている債券利子の支払保証券。りふだ。

りさん

りさん【離散する】
be scattered[dispersed,broken up].

りさん

りさん [0] 【離散】 (名)スル
一つにまとまっていたものがちりぢりになること。「一家が―する」

りさんてき

りさんてき [0] 【離散的】 (形動)
〔discrete〕
連続的な集合の部分集合が,ばらばらに散らばった状態であること。この集合を離散的部分集合と呼ぶ。実数の中の整数全体がその例。量子力学では,物理量が離散的な値をとることが特徴。

りさんぺい

りさんぺい 【李参平】
(?-1655) 江戸初期の陶工。文禄・慶長の役の際,朝鮮より渡来し帰化して金ヶ江三兵衛と称した。肥前有田泉山で陶石を発見,日本で初めて磁器の製作に成功。伊万里焼の祖とされる。

りざい

りざい [0][1] 【理財】
金銭,財物を有効に用いること。経済。「―の道にたけている」

りざい

りざい【理財】
economy;→英和
finance.→英和

りざいか

りざいか [0] 【理財家】
金銭,財物の運用にすぐれた人。経済家。

りざいがく

りざいがく [2] 【理財学】
〔political economy の井上哲次郎による訳語〕
経済学の旧称。

りざや

りざや [0] 【利鞘】
売買によって生じる差額利益。売買差益金。マージン。「―をかせぐ」

りざや

りざや【利鞘】
a (profit) margin; <米話> scalp.→英和

りざん

りざん [0] 【離山】 (名)スル
(1)ただ一つ離れた山。孤山。孤峰。
(2)僧が寺を出ること。「―しける僧の/平家 2」

りざん

りざん 【驪山】
〔「りさん」とも〕
中国,陝西省西安の東にある山。海抜620メートル。麓に温泉があり,古く唐の玄宗が楊貴妃のために離宮を建て華清宮と称した。リー-シャン。

りざんきゅう

りざんきゅう 【驪山宮】
驪山の麓にあった華清宮の別名。

りし

りし 【李贄】
(1527-1602) 中国,明末の陽明学左派の思想家・批評家。号は卓吾(タクゴ)。「水滸伝」などの俗文学を高く評価。また,儒者(官僚)の偽善的道徳至上主義を鋭く批判し,能力主義を訴えたが,捕らえられ獄中で自殺した。著「焚書」「蔵書」「李温陵集」など。

りし

りし [1] 【利子】
他人に金銭を預けまたは貸した場合に,他人がそれを運用した見返りとして,金額と期間に比例して受け取る金銭。利息。

りし

りし 【律師】
「りっし(律師)」の促音「つ」の無表記。「かの寺の―になむ/源氏(手習)」

りし

りし【利子】
interest <on a deposit> .→英和
〜がつく bear[yield]interest <at 6%> .〜をつけて with interest.〜を取る charge interest.〜を払う pay interest <on> .高い(安い,5分の)〜で at high (low,5%) interest.無〜で free of[without]interest.‖利子平衡税 the interest equalization tax.利子所得 the income from interests.

りし

りし 【李斯】
(?-前210) 中国,秦の政治家。楚(ソ)の人。始皇帝に仕え宰相となる。荀子に学んだ法治主義的学風を政治に適用,始皇帝の政策を立案した。始皇帝の死後,宦官(カンガン)趙高に欺かれ刑死。

りし

りし [1] 【李詩】
唐の詩人李白の詩。

りしあんなん

りしあんなん 【李氏安南】
⇒李朝(リチヨウ)(2)

りしうみしほん

りしうみしほん [5] 【利子生み資本】
所有者が利子を獲得するための資本として使用する貨幣。利子付資本。利付資本。貸付資本。

りしかぜい

りしかぜい [3] 【利子課税】
利子所得に課せられる税。

りしくん

りしくん 【李思訓】
(653-718) 中国,唐代の画家。字(アザナ)は建見。唐の皇族の出身。彩色華麗な山水画をよくし,唐朝第一といわれた。息子李昭道とともに,父は大李将軍,子は小李将軍と呼ばれ,後世北宗画の祖とされた。

りししょとく

りししょとく [3] 【利子所得】
預貯金・公社債の利子,公社債投資信託などの収益の分配にかかわる所得。

りしぜい

りしぜい [2] 【利子税】
国税の延納または法人税の納税申告書の提出期限の延長が認められた場合,その延納期間などに応じて課される付帯税。

りしちょうせん

りしちょうせん 【李氏朝鮮】
⇒李朝(リチヨウ)(1)

りしほきゅう

りしほきゅう [3] 【利子補給】
特定の融資を行なった金融機関に対して,借入者の利子負担を軽減するため,その利子の一部または全部に相当する金額を給付すること。特定産業の発展や被災者の助成のために行われる。

りしゅ

りしゅ 【離朱】
⇒離婁(リロウ)

りしゅ

りしゅ [1] 【理趣】
物の道理。事の次第。「天地人の―の,流石(サスガ)に得見ぬかれぬと/小説神髄(逍遥)」

りしゅう

りしゅう [0] 【離愁】
別れの悲しみ。別離の寂しさ。

りしゅう

りしゅう【履修する】
study <a subject> ;→英和
complete[finish] <a course> .→英和

りしゅう

りしゅう [0] 【履修】 (名)スル
定められた学科・課程などを学習し,修得すること。「規定の科目を―する」

りしゅきょう

りしゅきょう [0] 【理趣経】
〔正式には「大楽金剛不空真実三摩耶経」〕
一巻。真言宗の読誦経典。不空訳。大般若経理趣分に相当する。万物の本体が清浄であることを明らかにし,即身成仏の教義を説く。男女の愛欲などの欲望肯定的傾向が強い。般若理趣経。

りしゅんしん

りしゅんしん 【李舜臣】
(1545-1598) 朝鮮,李朝中期の武将。豊臣秀吉の二度にわたる朝鮮出兵(文禄・慶長の役)に対し,水軍を率いて奮戦し日本水軍を玉浦などで撃破した。小西行長の撤退を防ごうとして露梁で戦死。イ=スンシン。

りしょう

りしょう [0] 【利生】
〔仏〕 仏神が人々を救済し,悟りに導くこと。祈念などに応じて,利益(リヤク)を与えること。また,その利益。仏の恵み。

りしょう

りしょう【離昇】
(a) lift-off (ロケットなどの).

りしょう

りしょう [0] 【離礁】 (名)スル
暗礁に乗り上げていた船が,暗礁から離れて浮かぶこと。「満潮を待って―する」

りしょう

りしょう [0] 【離昇】 (名)スル
航空機が空中に浮揚し始めること。「ジェット機が―する」

りしょう

りしょう [0] 【離床】 (名)スル
寝床を離れること。起床。

りしょういん

りしょういん 【李商隠】
(813-858) 中国,晩唐の詩人。字(アザナ)は義山,号は玉谿生(ギヨクケイセイ)。杜牧・温庭筠(オンテイイン)と併称され,その華麗な詩風は宋代の西崑(セイコン)体の流行を導いた。著「李義山詩集」「樊南(ハンナン)文集」

りしょういんりゅう

りしょういんりゅう リシヤウヰンリウ 【理性院流】
真言宗の一派。小野六流の一。賢覚(1080-1156)が始祖。のち,三派に分かれ現在に至る。玉心院流。

りしょうとう

りしょうとう [0] 【利生塔】
安国寺{(1)}に建てた舎利(シヤリ)塔。

りしょうばん

りしょうばん 【李承晩】
(1875-1965) 韓国の政治家。日本の韓国併合後,アメリカなどで独立運動を行い,1948年に大韓民国の初代大統領となる。60年その独裁的政治手法に対する国民の抵抗運動により辞任,アメリカに亡命。イ=スンマン。

りしょうばんライン

りしょうばんライン 【李承晩―】
1952年(昭和27)李承晩が発した「海洋主権宣言」により,韓国周辺の公海に設定した海域線。韓国はこの線内の鉱物・水産資源につき国家主権の行使を宣言。その結果日本漁船の操業が不可能となった。65年,日韓漁業協定の締結により撤廃。李ライン。

りしょうほうべん

りしょうほうべん [4] 【利生方便】
〔仏〕 仏が衆生に利益を与える便宜的な方法。「―を施し給ひし天神の社壇これなり/太平記 26」

りしょく

りしょく [0] 【利殖】 (名)スル
資金をうまく運用し,利子や利益を得て,財産をふやすこと。「―の道に詳しい」

りしょく

りしょく【利殖】
money-making.利殖法 a money-making scheme.

りしょく

りしょく [0] 【離職】 (名)スル
(1)職務から離れること。
(2)仕事をやめること。「炭鉱の閉山で―する」
(3)公務員法上,公務員がその身分を失うこと。

りしょく

りしょく【離職する】
leave[quit]one's job.離職者 unemployed[jobless]people.

りしょくりつ

りしょくりつ [3] 【離職率】
企業・産業における雇用労働者の離職の度合を示す指標。ある期間(普通一か月間)内の離職による減少労働者数を,在籍労働者数で割ったもの。

りしりつ

りしりつ [2] 【利子率】
⇒利率(リリツ)

りしりとう

りしりとう 【利尻島】
北海道北部,日本海にある島。面積182.8平方キロメートル。島全体が成層火山利尻山(海抜1721メートル,利尻富士とも)の山体をなす。

りしりれぶんサロベツこくりつこうえん

りしりれぶんサロベツこくりつこうえん 【利尻礼文―国立公園】
利尻・礼文の二島と対岸のサロベツ原野を含む国立公園。火山景観・高山植物群落,河跡湖などの湿原を特色とする。

りしん

りしん [0] 【離心】 (名)スル
そむき離れようとする心。また,離れようとすること。「同盟列国中にも…暗に―せんと欲するの勢あり/経国美談(竜渓)」

りしんりつ

りしんりつ [2] 【離心率】
〔数〕 円錐曲線の形状を定める定数。定点 F と定直線 � からの距離の比が一定値 � である点,すなわち FP/HP=�(>0)( H は P より � に下した垂線足)である点 P の軌跡は � が 1 より小さければ楕円,1 に等しければ放物線,1 より大きければ双曲線となる。この � を離心率という。

りしんろん

りしんろん [2] 【理神論】
〔deism〕
一七,八世紀ヨーロッパの啓蒙主義時代の合理主義的な宗教観。世界の創造者として神を認めるが,神が世界の出来事に関与することは信じない。聖書批判・比較宗教への道を開いた。自然神論。

りじ

りじ【理事】
a director;→英和
a manager;→英和
a trustee (学校などの).→英和
理事会(長) (the chairman of) the board of directors[trustees].

りじ

りじ [1] 【理事】
(1)団体において,それを代表し事務を管掌する者。
(2)法人の業務を執行し,その法人を代表する者。株式会社・有限会社では「取締役」と呼ばれる。
(3)〔仏〕 普遍的な真理と事物・現象のこと。事理。

りじ

りじ [1] 【俚耳】
世間の人々の耳。俗耳。「―に入りやすい話」「大声(タイセイ)は―に入らず/吾輩は猫である(漱石)」

りじかん

りじかん [2] 【理事官】
(1)海難審判庁理事官および副理事官の略称。海難審判の請求,それに係る海難の調査,採決の執行をつかさどる。
(2)主として外交・領事事務に直接従事する外務職員が,国際慣行により用いる公の名称。一等・二等・三等理事官および副理事官の区別がある。

りじこく

りじこく [2] 【理事国】
国際機関の理事会を構成する国。
→常任理事国
→非常任理事国

りじせい

りじせい 【李自成】
(1606頃-1645) 中国,明末の農民反乱の指導者。陝西地方の大飢饉(キキン)による反乱軍に加わり,のちその首領となって西安を占領して都とし,闖王(チンオウ)と称して国号を大順とした。北京を攻略し,明を滅ぼしたが,呉三桂の軍と清軍に攻撃され,自殺。

りじちん

りじちん 【李時珍】
(1518-1593) 中国,明末の博物学者・医師。字(アザナ)は東璧。従来の漢方薬書に自分の研究を加えて「本草綱目」を著し,中国本草学を確立した。

りじゅん

りじゅん【利潤】
⇒利益.

りじゅん

りじゅん [0] 【利潤】
(1)利益。もうけ。「莫大な―をあげる」
(2)企業において,総収入から生産のための費用(賃金・地代・利子・減価償却費など)を差し引いた残り。なお生産過程で労働力の搾取によって生み出される剰余価値の転化した形態という見方もある。

りじゅんげんり

りじゅんげんり [4] 【利潤原理】
設備投資の規模は企業利潤(もしくは産出量)の水準に依存するという投資理論。これらの水準の変化量を問題にする加速度原理と区別する意味で速度原理とも呼ばれる。

りじゅんさいだいかかせつ

りじゅんさいだいかかせつ [9] 【利潤最大化仮説】
企業の経済活動の目的は,利潤を最大にすることであるという経済学の基本的仮説の一つ。

りじゅんりつ

りじゅんりつ [2] 【利潤率】
投下総資本に対する利潤の比率。

りじょ

りじょ [1] 【犂鋤】
(1)からすきとすき。農具。
(2)耕作。

りじょう

りじょう リヂヤウ 【鯉丈】
⇒滝亭(リユウテイ)鯉丈

りじょしょう

りじょしょう 【李如松】
(?-1598) 中国,明末の武将。豊臣秀吉の朝鮮侵略に際し,兵四万を率いて朝鮮に出兵。小西行長の軍を破ったが,小早川隆景の軍に大敗。

りじん

りじん [1][0] 【吏人】
役人。官吏。

りじん

りじん [0] 【利刃】
鋭い刃物。よく切れる刀。「顋のあたりに―がひらめく時分には/草枕(漱石)」

りじん

りじん [1][0] 【里人】
村の人。さとびと。

りじんしょう

りじんしょう [0] 【離人症】
自分自身や自分の行動,また外界などに対し,実感が伴わない状態。神経症・鬱病・分裂病,極度の疲労時などにみられる。

りす

りす [1] 【栗鼠】
〔字音「りっそ」の転〕
(1)齧歯(ゲツシ)目リス科の哺乳類のうち,ムササビ類を除くものの総称。
(2){(1)}の一種。頭胴長約20センチメートル。尾長は16センチメートルほどで,毛がふさふさとしている。毛色は夏冬および産地で異なり,冬毛の背面は北方産が暗褐色,南方産は黄褐色,腹面は白色。夏毛は体側が橙褐色を帯びる。平地から亜高山帯の針葉樹林にすみ,木登りがうまく,泳ぎも巧み。昼行性で,種子や木の実を食べる。本州・四国・九州に分布。キネズミ。

りす

りす【栗鼠】
《動》a squirrel;→英和
a chipmunk (しまりす).→英和

りす

り・す [1] 【理す】 (動サ変)
ととのえる。おさめる。「直ちに下僮に命じて旅装を―・せしむ/花柳春話(純一郎)」

りす

りす [1][0] 【離州・離洲】 (名)スル
州に乗り上げた船が,州から離れて浮かぶこと。

りすい

りすい [0] 【利水】
(1)水の流れをよくすること。
(2)河川の水を農業用水や都市用水に利用すること。「―ダム」

りすい

りすい【利水(工事)】
irrigation (works).

りすい

りすい [0] 【離水】 (名)スル
(1)水面から離れること。特に,水上飛行機が水面から離れて飛び立つこと。
⇔着水
(2)海水面が下がって,もと海底であった所が陸地に変わる現象。
⇔沈水

りすいかいがん

りすいかいがん [4] 【離水海岸】
海水面の低下あるいは地殻変動によって海底が海面上に露出した結果,生じた海岸。海岸平野や海岸段丘などが見られる。
→沈水海岸

りすいさんごしょう

りすいさんごしょう [6] 【離水珊瑚礁】
海水面より上位に現れた珊瑚礁。

りすう

りすう [2][0] 【理数】
理科と数学。「―が弱い」

りすう

りすう [2] 【里数】
道のりを里(リ)(約3.93キロメートル)の単位で表した数。

りすうか

りすうか [0] 【理数科】
理科と数学を統合した教科。

りすざる

りすざる [3] 【栗鼠猿】
オマキザル科の哺乳類。頭胴長約30センチメートル,尾長もほぼ同じ。体毛は短く,黄褐色。群れをつくり,樹上生活をする。雑食性。中南米の森林に分布。ペットや実験動物とされる。

りすもどき

りすもどき [3] 【栗鼠擬】
ツパイの別名。

りする

り・する [2] 【利する】 (動サ変)[文]サ変 り・す
(1)利益をえる。得をする。「読者になんら―・するところがない」
(2)利益を与える。ためになるようにする。「敵を―・する行為」
(3)利用する。「地位を―・して私益を得る」
(4)救済する。「―・するところは下界衆生/海道記」

りする

りする【利する】
[人が主語]profit <by> ;→英和
gain <a thing from> ;→英和
[事物が主語]do <one> good.

りせい

りせい [0] 【理世】
世を治めること。治世。「―安民」

りせい

りせい [0] 【里正】
律令制下,715年施行の郷里(ゴウリ)制の下における里の長。
→里(リ)
→郷里制

りせい

りせい [1] 【理性】
(1)感情におぼれずに,筋道を立てて物事を考え判断する能力。「―をはたらかせる」「―を失う」
(2)〔哲〕
〔英 reason; (ドイツ) Vernunft〕

 (ア)感覚的能力に対して,概念的に思考する能力。
 (イ)カントの用語。広義には,先天的能力の総称。このうち先天的認識能力を理論理性,先天的意志能力を実践理性と呼ぶ。また狭義には,感性・悟性から区別され,理念によって悟性認識を統一する能力をいう。
→感性
→悟性

 (ウ)ヘーゲルの用語。抽象的概念の能力である悟性と区別される,具体的概念の能力。弁証法的思考能力。
 (エ)神の啓示に対して,人間の自然的知。
→自然の光

 (オ)宇宙や世界を支配する原理(世界理性・絶対理性)。

りせい

りせい [0] 【釐正】 (名)スル
改め正すこと。改正。「聊(イササカ)藩政を―すと雖も未だ其治績を奏せず/新聞雑誌 16」

りせい

りせい [0] 【利世】
世の中に利益を与えること。「―安国」

りせい

りせい【理性】
reason.→英和
〜を失う lose one's reason.→英和
〜を欠いた reckless.→英和
理性的 rational.→英和

りせいけい

りせいけい 【李成桂】
(1335-1408) 朝鮮,李朝の建国者(在位1392-1398)。廟号(ビヨウゴウ)は太祖。高麗の将軍として女真・倭寇の討伐に活躍,1388年政権を掌握,王を廃立し,中国の明と親交。92年即位して国号を朝鮮とし,都を漢城(ソウル)に定めた。イ=ソンゲ。

りせいしょう

りせいしょう 【李清照】
(1084-1155?) 中国,宋代の女流詞人。夫の趙明誠と協力して金石録を作成。金軍の南侵で江南に逃れた。詞は抒情性にすぐれ,国を失い家を失った悲惨な心情を訴えている。詞集「漱玉集」

りせいてき

りせいてき [0] 【理性的】 (形動)
感情に走ることなく,理性に基づいて判断し行動するさま。
⇔感情的
「―な人間」「―行動」

りせいてきにんしき

りせいてきにんしき [0] 【理性的認識】
〔哲〕 感覚器官を媒介とせず,思惟や理性のみを基礎とする認識。プラトンのイデアの認識あるいは数学的認識などがこれにあたり,通常感性的認識より高次のものとされる。

りせいどう

りせいどう 【李政道】
(1926- ) 中国生まれのアメリカの理論物理学者。1956年,楊振寧((1926- ))とともに,素粒子の弱い相互作用におけるパリティーの非保存を予見した。リー=チョンタオ。

りせいのこうち

りせいのこうち 【理性の狡智】
〔哲〕
〔(ドイツ) List der Vernunft〕
ヘーゲルの用語。理性(神)は自ら歴史の過程に入りこまずに,個々人の行動を手段として神の意図を実現させる,ということ。理性の詭計(キケイ)。

りせいぶみん

りせいぶみん [0] 【理世撫民】
世を治め民をいたわること。

りせいみん

りせいみん 【李世民】
(598-649) 中国,唐の第二代皇帝(在位626-649)。廟号(ビヨウゴウ)は太宗。高祖李淵第二子。隋末,父に勧めて挙兵,中国を統一。兄弟を殺して即位し,三省六部・租庸調制・府兵制などを整え,房玄齢・杜如晦(トジヨカイ)らを用いて「貞観の治」を現出。東突厥(トツケツ)をはじめ周辺諸族を征服したが,高句麗遠征には失敗した。

りせき

りせき [0] 【離籍】 (名)スル
民法旧規定で,戸主が婚姻や居住指定などに従わない家族を戸籍から除斥すること。

りせき

りせき [0] 【離席】 (名)スル
座席から離れること。席を立つこと。

りせつ

りせつ [0] 【理説】
理論や学説。また,理論的な説。

りせつてきがいねん

りせつてきがいねん [6] 【離接的概念】
⇒選言的概念(センゲンテキガイネン)

りせん

りせん [0] 【履践】 (名)スル
実際に行うこと。実践。

りせん

りせん [0] 【離船】 (名)スル
乗組員・乗客などが船から離れること。「船長の命令で全員―する」

りせん

りせん 【利銭】
利子付きで金銭を貸すこと。また,その利息。りぜに。「商ひ―の事には金言妙句を申/甲陽軍鑑(品一二)」

りせんねん

りせんねん 【李先念】
(1909-1992) 中国の軍人・政治家。湖北省の出身。長征に参加,軍の要職を歴任。解放後,経済再建で活躍。1977年党副主席,83年国家主席に就任。リー=シエンニエン。

りぜめ

りぜめ [0] 【理責め】
理屈で人をやりこめること。理屈責め。「此―の弁護を聞いて/彼岸過迄(漱石)」

りそう

りそう【理想】
an ideal.→英和
〜的な ideal.〜化する idealize.→英和
〜をいだく have[entertain]an ideal.→英和
〜を実現する realize one's ideal.‖理想郷 a Utopia.理想主義 idealism.理想主義者 an idealist.理想主義的 idealistic.

りそう

りそう [0] 【離層】
落葉する前に,葉柄の基部にできる特殊な細胞層。柔細胞からなるもろい組織で,葉はこの部分から離脱する。果実や花の落ちる際にもできる。

りそう

りそう リサウ 【離騒】
〔「離」は遭う,「騒」は憂いの意〕
「楚辞(ソジ)」の巻頭の編名。屈原作。紀元前301年以降成立。三七二句から成る。楚の非運を嘆く憂国の情と,讒言(ザンゲン)に遭って朝廷を追われる憂愁を幻想的にうたったもの。

りそう

りそう [0] 【理想】
(1)考えうるかぎり最もすばらしい状態。最も望ましい姿。行動の目的となって現実に意味を与える。
⇔現実
「―の男性」「―が高い」
(2)〔哲〕
〔ideal〕
物や心の最も十全で最高の形態。ふつう現実的具体的なものの対極ないし究極として,知性ないし感情の最高の形態とされる。実現可能な相対的な理想と,到達不可能な絶対的な理想(神・永遠・最高善など)とに区別でき,後者は超越的・規制的なものであり真の理想といえる。

りそうか

りそうか [0] 【理想化】 (名)スル
物事を自分の理想とする姿や状態にひきつけて,見たり考えたりすること。「すべてを―して考える」

りそうか

りそうか [0] 【理想家】
理想を追い求める人。「―肌の人」

りそうきたい

りそうきたい [4] 【理想気体】
あらゆる状態で,ボイル-シャルルの法則が成り立ち,内部エネルギーが絶対温度だけの関数である仮想上の気体。実在の気体は十分希薄な状態では理想気体として扱うことができるが低温・高圧の条件下では理想気体からのずれが大きくなる。完全気体。

りそうきょう

りそうきょう [0] 【理想郷】
理想的な想像上の世界。ユートピア。「―に遊ぶ」

りそうけい

りそうけい [0] 【理想型】
⇒理念型(リネンケイ)

りそうけい

りそうけい [0] 【理想形】
〔化〕 同じ物質の結晶どうしで,対等な面の大きさが互いに等しくなるように描いた結晶の形。

りそうしゅぎ

りそうしゅぎ [4] 【理想主義】
〔idealism〕
(1)現実にとどまるのではなく,理想の実現をめざそうとする立場,生き方。
⇔現実主義
(2)自然をあるがままに描かず,様式化し,理想化して表現しようとする美術上の立場。
(3)文学の意義を倫理的社会的理想の実現におく立場。近代文学では,写実主義に対立した,幸田露伴・夏目漱石,また白樺派の人道主義に見られる。

りそうじん

りそうじん 【李宗仁】
(1890-1969) 中国の軍人,広西軍閥の一人。北伐に参加。のち蒋介石と対立。日中戦争中は第五戦区総司令。1948年国民党政府の副総統。中共軍に追われ,アメリカに亡命。65年本土へ帰国。リー=ツォンレン。

りそうせい

りそうせい リサウ― [0] 【離巣性】
雛(ヒナ)が孵化後比較的早く巣離れする性質。外敵の危険にさらされやすい営巣をする鳥類にみられる。ガンカモ類など。
⇔留巣性

りそうてき

りそうてき [0] 【理想的】 (形動)
理想にあてはまっているさま。理想が実現していてすばらしいさま。「―な家庭」

りそうようえき

りそうようえき [4] 【理想溶液】
蒸気圧に関するラウールの法則,浸透圧に関するファントホフの法則など,溶液の熱力学的法則に完全に従う仮想的溶液。理想溶液では,各成分から溶液をつくる際に体積や内部エネルギーが変化しない。実在の溶液は,希薄になるほど,理想溶液に近づく。

りそうりゅうたい

りそうりゅうたい [4] 【理想流体】
⇒完全(カンゼン)流体

りそうろん

りそうろん [2] 【理想論】
理想的ではあっても現実からかけ離れ,とても実現できそうにもない考え方。
⇔現実論

りそく

りそく [1] 【理即】
〔仏〕 天台宗で説く六即の一。一切衆生(シユジヨウ)が仏性・真如を備えながら,これを悟らずに生死輪廻(シヨウジリンネ)している位。

りそく

りそく [0] 【利息】
利子。

りそく

りそく【利息】
⇒利子.

りそくさいけん

りそくさいけん [4] 【利息債権】
利息の支払いを内容とする債権。

りそくざん

りそくざん [3] 【利息算】
〔数〕 利息に関する計算をする算法。元金・利率・期間・利息のうち,三項の値を知って他の一項の値を算出するもの。

りそくせいげんほう

りそくせいげんほう 【利息制限法】
利率の最高限を定め,高利の取り締まりを目的とする法律。1954年(昭和29)制定。

りそつ

りそつ [1] 【吏卒】
下級の役人。小役人。

りそん

りそん [0] 【離村】 (名)スル
住んでいた村を離れて他の土地に移り住むこと。

りそん

りそん【離村する】
abandon one's village.

りぞく

りぞく [1][0] 【里俗】
地方の風習。土地のならわし。

りぞく

りぞく [0] 【離俗】 (名)スル
俗事・俗世間を離れること。

りぞく

りぞく [1][0] 【俚俗】 (名・形動)[文]ナリ
いなかびている・こと(さま)。「侍女(コシモト)の言葉なんどは頗(スコブ)る―なる言葉にして/小説神髄(逍遥)」

りた

りた [1] 【利他】
(1)自分を犠牲にしても他人の利益を図ること。
(2)〔仏〕 自己の善行の功徳によって他者を救済すること。
⇔自利

りたい

りたい [0] 【理体】
(1)万物の本体。
(2)〔哲〕「本体{(2)}」に同じ。

りたいおう

りたいおう 【李太王】
(1852-1919) 朝鮮,李朝第二六代の王(在位 1863-1907)。廟号(ビヨウゴウ)は高宗。一二歳で即位,摂政である父の大院君と王妃の閔妃(ビンピ)一族との政争に苦しみ,日露戦争後,ハーグ密使事件で日本に強要され退位。

りたいしょう

りたいしょう 【李大釗】
(1889-1927) 中国の思想家。河北省出身。中国共産党の創立者の一人。北京大学教授。日本留学後,新文化運動に参加し,マルクス主義を紹介。国共合作を推進したが,張作霖軍に殺された。リー=ターチャオ。

りたいはく

りたいはく 【李太白】
⇒李白(リハク)

りたいはくしゅう

りたいはくしゅう 【李太白集】
李白の詩文集。三〇巻。宋の宋敏求(ソウビンキユウ)が唐の魏顥(ギコウ)の序の付いたテキストをもとに編み,曾鞏(ソウキヨウ)が作品の順序を校定編集したものが現存する。

りたく

りたく [0] 【利沢】
(1)利益と恩沢。
(2)もうけ。利潤。

りたくご

りたくご 【李卓吾】
⇒李贄(リシ)

りたしゅぎ

りたしゅぎ【利他主義】
altruism.→英和
〜的 altruistic.‖利他主義者 an altruist.

りたしゅぎ

りたしゅぎ [3] 【利他主義】
(1)自分を犠牲にしても他人の利益を図る態度・考え方。愛他主義。
⇔利己主義
(2)〔哲〕
〔altruism〕
他人の福祉の増進を道徳の基礎とする主義。

りたつ

りたつ [1] 【利達】 (名)スル
立身出世すること。栄達。「懶惰なる人は決して―すること能ず/西国立志編(正直)」

りたん

りたん [0] 【履端】
(1)暦の初め。元旦。新年。
(2)帝王が即位の初めに改元すること。

りたんやく

りたんやく [2] 【利胆薬】
胆汁の分泌を促進させる薬。胆道・胆嚢(タンノウ)疾患の治療に用いる。利胆剤。

りだつ

りだつ【離脱する】
desert[leave,quit, <米話> walk out on] <one's job> (職場を);→英和
secede <from a party> (党を).→英和

りだつ

りだつ [0] 【離脱】 (名)スル
今まで属していたところから抜け出すこと。「戦線から―する」

りち

りち [1] 【理知・理智】
(1)感情や本能に左右されず,論理的に物事の道理を判断する能力。思考する力。理性と知恵。「―的」
(2)(「理智」と書く)〔仏〕 不変の絶対的真実である真如の理と,それを悟る智慧のこと。

りち

りち【理知】
intellect;→英和
intelligence.→英和
〜的な(に) intellectual(ly).→英和

りち

りち [1] 【理致】
道理にかなった趣旨。すじみち。「内外の―明かに言を尽して申されたりければ/太平記 18」

りちぎ

りちぎ【律義な】
honest;→英和
faithful;→英和
simple.→英和
律義者 an honest man.

りちぎ

りちぎ [1] 【律義・律儀】 (名・形動)[文]ナリ
(1)ひどく義理がたいこと。実直なこと。また,そのさま。りつぎ。「―な人」「―にあいさつをして回る」
(2)健康な・こと(さま)。「お―で重畳(チヨウジヨウ)��/浄瑠璃・寿の門松」
→りつぎ(律義)

りちぎ=者

――者((リチギモノ))の子沢山(コダクサン)
律義者は遊蕩(ユウトウ)にふけることもなく夫婦仲もいいので,自然,子供も多く生まれる。

りちぎもの

りちぎもの [0] 【律義者・律儀者】
義理がたく実直な人。

りちてき

りちてき [0] 【理知的・理智的】 (形動)
理知に基づいて判断したり行動したりするさま。「―な文学」「―な顔だち」

りちゃくりく

りちゃくりく [3][2] 【離着陸】 (名)スル
航空機が離陸することと着陸すること。「大型旅客機が―する国際空港」

りちゃくりく

りちゃくりく【離着陸】
taking-off and landing.

りちゅうてんのう

りちゅうてんのう 【履中天皇】
記紀で,第一七代天皇去来穂別尊(イザホワケノミコト)の漢風諡号(シゴウ)。仁徳天皇第一皇子。

りちょう

りちょう [1] 【里長】
(1)中国で,地方行政単位の里の長。漢代に里老,唐代に里正,明代の里甲制では里長と呼ぶ。
(2)律令制の地方行政区画の里の長。さとおさ。

りちょう

りちょう 【李朝】
(1)朝鮮の王朝。李成桂(リセイケイ)が高麗(コウライ)を倒して建国(1392-1910)。国号は朝鮮。都は漢城(ソウル)。領土を朝鮮半島全域に拡大し,第四代世宗(セイソウ)の時全盛。1897年国号を大韓と改めたが,日露戦争後,日本の保護国化,1910年韓国併合で滅亡。儒学,特に朱子学中心の文教政策により,図書の出版,活字印刷,ハングル制定など,文化が興隆,日本に多大な影響を与えた。李氏朝鮮。
(2)ベトナムの王朝(1009-1225)。李公蘊(リコウウン)(974-1028)が創始,都を昇竜(現在のハノイ)に定め,国号を大越と改めた。仏教が繁栄。中国の宋軍の侵入を退けたが,のち陳朝に滅ぼされた。李氏安南。

りちょうきつ

りちょうきつ 【李長吉】
⇒李賀(リガ)

りちょうじつろく

りちょうじつろく 【李朝実録】
朝鮮李朝の太祖から哲宗に至る二五代約500年間にわたる治績の記録。一七〇八巻。史官の記録に基づき春秋館(のち実録庁)にて編纂(ヘンサン)された。李朝史研究上,最も信頼度の高い史料。

りっか

りっか リククワ 【六科】
⇒りくか(六科)

りっか

りっか リククワ [1] 【六花】
⇒ろっか(六花)

りっか

りっか [1][0] 【立花・立華】
寛文年間(1661-1673)幼い池坊専養を擁立した二代池坊専好の門弟の安立坊周玉(アンリユウボウシユウギヨク)や十一屋太右衛門(ジユウイチヤタエモン)らが立花(タテハナ)をもとにして創造した新しい生け花の様式。立花の七つ枝を固定化して七つ道具と称し,胴作(ドウヅクリ)に景色を表現することを中心とするもの。寛政年間(1789-1801)に七つ道具に胴作と控(ヒカエ)を加えて九つ道具となり,のちに七九(シチク)の道具と呼ばれた。

りっか

りっか [1] 【立夏】
二十四節気の一。太陽の黄経が四五度に達する時をいい,太陽暦で五月六日ごろ。四月節気。「夏立つ」「夏来る」ともいう。[季]夏。《滝おもて雲おしうつる―かな/飯田蛇笏》

りっか

りっか【立夏】
the first day of summer.

りっかく

りっかく [0] 【律格】
(1)おきて。のり。規則。
(2)漢詩の構成法の一。すなわち,造句・平仄(ヒヨウソク)・韻脚などの称。
(3)律詩の一体。唐の張籍が晩年に立てた形式。律格詩。

りっかん

りっかん [0] 【律管】
中国・日本で古くから用いられた調子笛。一組の律管は長短一二本の細い管(通常は竹製)よりなる。各管下端を指で閉じて上端に息を吹き付けて鳴らせば,十二律の基準音高が得られる。

りっき

りっき リク― [1] 【六気】
⇒ろっき(六気)

りっきゃく

りっきゃく [0] 【立脚】 (名)スル
よって立つ場を定めること。ある見地に立つこと。「平和維持に―した外交政策」

りっきゃく

りっきゃく【立脚する】
be based <on> .

りっきゃくち

りっきゃくち [4][3] 【立脚地】
ものごとを行う時の,よりどころとする所。立脚点。

りっきゃくてん

りっきゃくてん [4][3] 【立脚点】
「立脚地(リツキヤクチ)」に同じ。「民主主義の―」

りっきゅう

りっきゅう リク― [0] 【六宮】
古代中国で,皇后および夫人のいる六つの宮殿。転じて,後宮(コウキユウ)。「三千の寵愛一身に在しかば―の粉黛は顔色無きが如く也/太平記 1」

りっきょう

りっきょう【陸橋】
a viaduct (高架の).→英和
⇒歩道(橋).

りっきょう

りっきょう リクケウ [0] 【陸橋】
(1)陸地のくぼみや線路・道路の上などを渡るために設けられた橋。りくばし。
(2)大陸や島がつながり,生物の行き来ができる細長い陸地。南北アメリカ大陸をつなぐパナマ地峡がその例。

りっきょうだいがく

りっきょうだいがく リツケウ― 【立教大学】
私立大学の一。1874年(明治7),聖公会宣教師 C = M =ウィリアムズの私塾聖パウロ学校として開設,翌年立教学校と称す。1922年(大正11)大学令による大学に昇格。49年(昭和24)新制大学となる。本部は東京都豊島区。

りっきょく

りっきょく リク― [0] 【六極】
「六合(リクゴウ)」に同じ。

りっけ

りっけ [1] 【律家】
律宗。また,律宗の僧や寺院。

りっけい

りっけい リク― [0] 【六経】
⇒りくけい(六経)

りっけん

りっけん【立憲政治】
constitutional government.立憲君主(民主)政体 constitutional monarchy (democracy).

りっけん

りっけん リク― [0] 【陸圏】
⇒りくけん(陸圏)

りっけん

りっけん [0] 【立件】
公訴を提起する前提条件または要件が成立すること。

りっけん

りっけん [0] 【立憲】
憲法を制定すること。

りっけんかいしんとう

りっけんかいしんとう 【立憲改進党】
1882年(明治15)4月大隈重信を中心に結成された政党。犬養毅・尾崎行雄・小野梓・河野敏鎌らが参加。イギリス流の漸進主義をとり,立憲君主制のもとでの二院制議会の早期開設を主張,都市知識人・ブルジョアジー・地主層の支持を得た。自由党と並び自由民権運動を推進。しかし運動が激化するにおよび84年大隈らが脱党。議会開設後は民党として活躍,96年進歩党と改称。

りっけんくんしゅこく

りっけんくんしゅこく [7] 【立憲君主国】
立憲君主制を採用している国。

りっけんくんしゅせい

りっけんくんしゅせい [0] 【立憲君主制】
憲法に従って君主が政治を行う制度。君主の権力が憲法によって制限されている君主制。近代市民階級の擡頭により絶対君主制が崩壊し,君主権が議会などの制限をうけることにより成立した。制限君主制。

りっけんけんせいかい

りっけんけんせいかい 【立憲憲政会】
⇒憲政会(ケンセイカイ)

りっけんこくみんとう

りっけんこくみんとう 【立憲国民党】
1910年(明治43)3月,旧立憲改進党・憲政本党系の人々を中心に代議士九二名を擁して結成された政党。政友・憲政二大政党にはさまれ,また,改革派(大石正巳)・非改革派(犬養毅)の内部対立もあって,党勢は振るわず,22年解党。国民党。

りっけんしゅぎ

りっけんしゅぎ [5] 【立憲主義】
憲法に基づいて政治を行うという原理。

りっけんしょうごう

りっけんしょうごう [5] 【立券荘号】
国家から荘園としてその土地の不輸租あるいは雑役免の承認を得る手続き。「立券」はその手続きを経て証明書が作成されること。太政官符・民部省符によるもの(官省符荘)を原則としたが,国司が独自に免判を与えて設立されるもの(国免荘)もあった。

りっけんせい

りっけんせい [0] 【立憲制】
憲法に基づいて政治を行う制度。権力の専制的・恣意(シイ)的行使を制限し,国民の権利と自由を守ることを目的とし,権力分立・基本的人権の保障・法治主義などを原理とする。

りっけんせいじ

りっけんせいじ [5] 【立憲政治】
立憲主義による政治。

りっけんせいたい

りっけんせいたい [5] 【立憲政体】
立憲制をとる政治形態。

りっけんせいゆうかい

りっけんせいゆうかい 【立憲政友会】
1900年(明治33)9月結成以後,40年にわたり主導的役割を果たした保守的政党。伊藤博文が憲政党や一部官僚,地方の名望家などを組織して初代総裁となり,そのあと西園寺公望・原敬らが総裁を務めた。特に原は,日本最初の本格的政党内閣を組織した。憲政会成立以後は二大政党の一つとしてこれに対抗。40年(昭和15),内部分裂で解党。政友会。

りっけんていせいとう

りっけんていせいとう 【立憲帝政党】
1882年(明治15)7月,藩閥政府の支持により福地桜痴(オウチ)・丸山作楽らが結成した政党。翌年解党。帝政党。

りっけんどうしかい

りっけんどうしかい 【立憲同志会】
1913年(大正2)12月加藤高明を総裁に迎え,憲政擁護運動の対抗勢力として結成された政党。第二次大隈内閣の与党となり政友会と対抗,15年の総選挙に大勝したが,翌年10月,中正会・公友倶楽部と合同して憲政会を創立。

りっけんみんしゅとう

りっけんみんしゅとう 【立憲民主党】
ロシア革命期の資本家・自由主義者の政党。1905年に結成,三月革命後の臨時政府の中心となったが,一一月革命後衰退した。カデット。

りっけんみんせいとう

りっけんみんせいとう 【立憲民政党】
政友会に対抗し,昭和初期の議会を二分した政党。1927年(昭和2)6月,憲政会と政友本党が合同して成立。29年,総裁浜口雄幸が首相となり,外交・軍事両面にわたり穏健政策を進めたが反対党・軍部・右翼の批判・攻撃をうけ,ついにその指導力を貫徹させるには至らなかった。40年解党。民政党。

りっこう

りっこう リキカウ [0] 【力行】 (名)スル
努力して仕事などにはげむこと。りょっこう。りきこう。「苦学―する」

りっこう

りっこう [0] 【立項】 (名)スル
項目を立てること。

りっこう

りっこう [0] 【立后】
皇后を正式に定めること。皇后を冊立(サクリツ)すること。りゅうごう。

りっこう

りっこう リクカウ [0] 【陸行】 (名)スル
陸路を行くこと。りくこう。

りっこう

りっこう【力行の士】
a self-made man.

りっこうほ

りっこうほ [3] 【立候補】 (名)スル
(1)選挙の際に,被選挙権をもつものが候補者として届け出ること。
(2)候補者として名乗り出ること。「大会開催地として―する」

りっこうほ

りっこうほ【立候補する】
<米> run for <Congress> ; <英> stand for <Parliament> ;[東京から]run for the Diet representing Tokyo.〜を届け出る file one's candidacy.‖立候補(予定)者 a (potential) candidate <for> .

りっこく

りっこく [0] 【立国】 (名)スル
(1)新たに国家を建設すること。建国。
(2)ある基本的な計画や方針によって国家の存立・繁栄をはかること。「工業―」

りっこく

りっこく リク― [0] 【六国】
(1)中国,戦国時代の六つの諸侯の国。秦に対抗する韓・魏(ギ)・趙・斉・楚(ソ)・燕(エン)の総称。りくこく。
(2)香道で使用する香木を六種に分けたもの。伽羅(キヤラ)・羅国・真南蛮(マナバン)・真那伽(マナカ)・佐曾羅(サソラ)・寸門多羅(スモタラ)。室町から江戸時代にかけて,産出国を推定して命名した。現在は香りの特徴により分類する。
→木所(キドコロ)

りっこくし

りっこくし リク― 【六国史】
奈良・平安時代に編修された六つの官撰国史の総称。
→六国史[表]

りっし

りっし [0][1] 【律詩】
中国の唐代に完成した近体詩の一種で,一首が八句から成る定型詩。一句が五字の五言律詩と七字の七言律詩とがある。二句ひと組を「聯(レン)」と呼び,第一・二句を首聯(起聯),第三・四句を頷(ガン)聯(前聯),第五・六句を頸(ケイ)聯(後聯),第七・八句を尾聯(結聯)という。頷聯と頸聯はそれぞれの二句が対句になっていなければならない。律。

りっし

りっし [1] 【立志】
志を立てること。生きる上での目標を立て,それをなしとげようとすること。

りっし

りっし [1] 【律師】
(1)戒律をたもち,徳の高い僧。
(2)僧綱の第三位。僧正・僧都に次ぐ僧官。正・権に分かれ,五位に準ぜられる。

りっし=伝

――伝((リツシデン))中の人
立志伝に登場する人。逆境から身を起こして成功した人。

りっししゃ

りっししゃ 【立志社】
自由民権運動の中心となった政治結社。1874年(明治7)板垣退助が片岡健吉らとともに高知で結成。愛国社・国会期成同盟・自由党の中核となった。80年,国会開設請願運動の中心的役割を果たした。83年,海南自由党と改称。

りっしでん

りっしでん [3] 【立志伝】
志を立てて努力奮闘し,ついに成功した人の伝記。

りっしでん

りっしでん【立志伝】
the biography of a self-made man.立志伝中の人 a self-made man.

りっしゃ

りっしゃ [0] 【立射】 (名)スル
(1)弓道で,立った姿勢で矢をつがえて射ること。
→座射
(2)立った姿勢での射撃。立ちうち。
→膝射(シツシヤ)
→伏射

りっしゃ

りっしゃ [1] 【竪者・立者】
〔仏〕
〔「竪」は「豎(ジユ)」の俗字。慣用的に「りゅう」「りつ」と読む〕
(1)問答形式の法会である竪義(リユウギ)において,解答者のこと。
→竪義
(2)因明(インミヨウ)で,ある命題を主張する人。

りっしゃくじ

りっしゃくじ 【立石寺】
山形市山寺にある天台宗の寺。山号,宝珠山。860年円仁が創建し,延暦寺中堂の常灯明を分点した。山寺(ヤマデラ)。りゅうしゃくじ。

りっしゅう

りっしゅう【立秋】
the first day of autumn.

りっしゅう

りっしゅう [1][0] 【律宗】
中国で興った仏教の一宗。戒律(とくに四分律)をよりどころとし,受戒を成仏の要因とする。日本へは754年唐僧鑑真によって伝えられた。南都六宗の一。本山は唐招提寺。戒律宗。

りっしゅう

りっしゅう [0] 【立秋】
二十四節気の一。太陽の黄経が一三五度に達する時をいい,太陽暦で八月八日ごろ。この日以後の暑さを残暑という。七月節気。「秋立つ」ともいう。[季]秋。《―の雲の動きのなつかしき/虚子》

りっしゅん

りっしゅん [0] 【立春】
二十四節気の一。太陽の黄経が三一五度に達する時をいい,太陽暦で二月四日ごろ。その前日が節分で,八十八夜・二百十日などはこの日を起点に数える。一月節気。「春立つ」ともいう。[季]春。《さざ波は―の譜をひろげたり/渡辺水巴》

りっしゅん

りっしゅん【立春】
the first day of spring.

りっしゅんだいきち

りっしゅんだいきち [0] 【立春大吉】
立春の日の早朝,禅寺の入り口の左右にはる「立春大吉」の四字を書いた紙札。

りっしょう

りっしょう [0] 【立証】 (名)スル
証拠をあげてその正しさを明らかにすること。「身の潔白を―する」「因果関係を―する」

りっしょう

りっしょう【立証する】
prove <one's innocence> ;→英和
testify <to a fact> .→英和
立証される be confirmed.

りっしょう

りっしょう [0] 【立哨】 (名)スル
歩哨(ホシヨウ)などが,その位置を動かずに監視・警戒にあたること。

りっしょうあんこくろん

りっしょうあんこくろん リツシヤウ― 【立正安国論】
日蓮の著。一巻。漢文の問答体。1260年に成り,執権北条時頼に上呈。法華経こそ唯一の正法であり,それを立てることによってのみ国家社会の安穏は得られるとし,特に浄土宗を鋭く攻撃した。安国論。

りっしょうこうせいかい

りっしょうこうせいかい リツシヤウカウセイクワイ 【立正佼成会】
日蓮宗系仏教教団の一。1938年(昭和13)庭野日敬と長沼妙佼が霊友会から独立して創設。戦後,法座という少人数組織中心の布教によって著しく教勢を広げた。宗教諸派の協力を提唱し,平和運動を推進している。

りっしょうせきにん

りっしょうせきにん [5] 【立証責任】
⇒挙証責任(キヨシヨウセキニン)

りっしょうだいがく

りっしょうだいがく リツシヤウ― 【立正大学】
私立大学の一。1573年(天正1)開設の日蓮宗僧侶養成所,飯塚談所に起源をもち,1904年(明治37)立正大学専門部として創立。24年(大正13)大学令により旧制大学に,49年(昭和24)新制大学に移行。本部は東京都品川区。

りっしょうだいし

りっしょうだいし リツシヤウ― 【立正大師】
日蓮の諡(オクリナ)。

りっしょく

りっしょく【立食】
a stand-up luncheon;a buffet.→英和

りっしょく

りっしょく [0] 【立食】
立ったまま食べること。特に洋式の宴会で,卓上の飲食物を出席者が自由に取って食べる形式のもの。「―パーティー」

りっしん

りっしん【立身(出世)】
success[advancement]in life.〜する rise in the world.→英和
‖立身出世主義 careerism.

りっしん

りっしん [1] 【立身】 (名)スル
社会的によい地位につくこと。名声を得ること。「―栄達」「皆(ミンナ)お前さんの―するばつかりを楽(タノシミ)にして/浮雲(四迷)」

りっしんしゅっせ

りっしんしゅっせ [1] 【立身出世】 (名)スル
高い官職や地位につき,有名になること。

りっしんべん

りっしんべん [3] 【立心偏】
漢字の偏の一。「情」「怪」などの「忄」の部分。

りっすい

りっすい [0] 【立錐】
錐(キリ)を立てること。

りっすい

りっすい【立錐の余地もない】
be closely packed;be filled to capacity.

りっすい=の余地もない

――の余地もな・い
人がぎっしりつまっていて,少しのすきまもない。

りっすいのち

りっすいのち 【立錐の地】
〔史記(滑稽伝)〕
錐が立つだけの狭い土地。わずかばかりの空地。立錐の余地。

りっする

りっする【律する】
judge <others by oneself> ;→英和
measure.→英和

りっする

りっ・する [3][0] 【律する】 (動サ変)[文]サ変 りつ・す
(1)ある基準によって,物事を考えたり,処理したりする。「一般論で―・する訳にはいかない」「自分自身をきびしく―・する」
(2)定める。規定する。「行動を―・する」

りっそう

りっそう [0] 【律僧】
(1)戒律を守る僧。
(2)律宗の僧。

りっそくだんかい

りっそくだんかい [5] 【律速段階】
化学反応がいくつかの段階を経て進むとき,そのうちで変化速度が最も遅い反応段階。この反応速度で全体の反応速度が支配される。

りったい

りったい [0] 【立体】
いくつかの平面や曲面によって囲まれ,三次元の空間に広がりをもつ物体。また,その物体の占める空間を抽象化した,幾何学上の対象としての図形。

りったい

りったい【立体】
a solid (body).→英和
‖立体映画 a three-dimensional[3-D]picture.立体音楽 stereophonic[three-dimensional]music.立体感 a sense of perspective.立体音響(装置) (a) stereophonic sound (system).立体幾何学 solid geometry.立体交差 a grade separation;the overpass[ <英> a flyover](上の道);the underpass (下の道);an interchange (交差点).立体派《美》cubism;a cubist (画家).

りったいいせい

りったいいせい [5] 【立体異性】
二つ以上の化合物で,たがいに分子内の原子の配列順序・構造式は同じであるが,分子の立体構造が異なることによって起こる異性。幾何異性・光学異性などがある。

りったいおん

りったいおん [3] 【立体音】
左右の耳に入る音波の時間的ずれなどにより,音源の移動,あるいは複数個の音源によって,広がりや方向感をもって感じられる音。

りったいおんきょう

りったいおんきょう [5] 【立体音響】
奥行きや広がりをもって再生される音。録音および再生に二回路以上の装置を用いる。

りったいかがく

りったいかがく [5] 【立体化学】
分子を構成する原子・原子団の空間的な配置や立体異性,およびそれらの違いが反応に及ぼす影響などについて研究する化学の一分野。

りったいかく

りったいかく [3] 【立体角】
〔数〕 錐(スイ)面によって限られた空間の部分の広がりの度合を表す量。その頂点を中心とする半径 1 の球を作り,錐面が切りとる球の表面の部分の面積の大きさで表す。平面上の角における弧度法の考えに相当する。また,多面角のことをいうこともある。
→多面角

りったいかん

りったいかん [3] 【立体感】
立体的な感じ。平面的ではなく,奥行きや広がりのある感じ。「―のある絵」

りったいがほう

りったいがほう [5] 【立体画法】
投影画法・透視画法など,立体を平面に正確に表す方法。立体図法。

りったいきかがく

りったいきかがく [6] 【立体幾何学】
〔数〕 三次元の空間における図形について研究する幾何学の一分科。空間幾何学。

りったいきょう

りったいきょう [0] 【立体鏡】
ステレオ-スコープのこと。

りったいこうさ

りったいこうさ [5] 【立体交差・立体交叉】
道路・線路などが,同一平面上で交わらないように,高架橋や地下道を用いて上下に立体化したもの。

りったいさいだん

りったいさいだん [5] 【立体裁断】
洋裁で,人体や人台に直接布地を当てて形を定め裁断する方法。ドレーピング。

りったいし

りったいし [3] 【立太子】
皇太子を定めて,公式にその地位につけること。皇太子に冊立(サクリツ)すること。立坊(リツボウ)。「―の儀」

りったいし

りったいし【立太子(式)】
(the ceremony of) the formal nomination of the Crown Prince.

りったいし

りったいし [3] 【立体視】
左右の眼球が前方を向き,両視線のなす角度によって遠近を判断できる視覚。

りったいしゃしん

りったいしゃしん [5] 【立体写真】
画像が立体的に見える写真。ステレオ-カメラで撮影した左右の視差分だけずらした二枚の写真を立体鏡で見るものや,その写真を赤青二色で一枚に焼き込み,赤青二色の眼鏡で見るものなどがある。ステレオ写真。
→ステレオ-カメラ

りったいしれい

りったいしれい [5] 【立太子礼】
立太子の儀式。

りったいずけい

りったいずけい [5] 【立体図形】
〔数〕 一平面に含まれず空間への広がりをもつ図形。限られた空間の一部分。空間図形。
⇔平面図形

りったいせん

りったいせん [0] 【立体戦】
陸上・海上戦に,空軍が加わって行う戦闘。

りったいちゅうしゃじょう

りったいちゅうしゃじょう [0] 【立体駐車場】
多層構造にした駐車施設。

りったいてき

りったいてき [0] 【立体的】 (形動)
(1)奥行きや深さ・厚みなどをもっているさま。立体感のあるさま。「―な映像をつくる」
(2)一つの物事をいろいろの観点からとらえるさま。「農業経済を―に考察する」
⇔平面的

りったいは

りったいは [0] 【立体派】
⇒キュービズム

りったいび

りったいび [3] 【立体美】
彫刻・建築・工芸などの立体の形象に表現された美。

りっち

りっち [0] 【立地】 (名)スル
(1)商工業などを営むのに適した土地を決めること。
(2)たちば。立脚地。

りっち

りっち【立地条件】
conditions of location.立地条件が良い be favorably located.

りっちじょうけん

りっちじょうけん [4] 【立地条件】
その土地が備えている条件。地勢・気候・交通・周辺都市との関係など。「―に恵まれる」

りっちょ

りっちょ [1] 【立儲】
立太子。「―令」

りっとう

りっとう [0] 【立党】 (名)スル
政党や党派を結成すること。「―の精神」

りっとう

りっとう 【栗東】
滋賀県南部,栗太(クリタ)郡の町。名神高速道路の開通後,内陸工業地域として発展。中央競馬会のトレーニング-センターがある。

りっとう

りっとう [0] 【立刀】
漢字の旁(ツクリ)の一。「刈」「刊」などの「刂」の部分。

りっとう

りっとう【立冬】
the first day of winter.

りっとう

りっとう [0] 【立冬】
二十四節気の一。太陽の黄経が二二五度に達する時をいい,太陽暦で一一月八日ごろ。十月節気。「冬立つ」ともいう。[季]冬。《風ひびき―の不二痩て立つ/水原秋桜子》

りっぱ

りっぱ [0] 【立派】 (形動)[文]ナリ
〔派を立てるの意。また,「立破」の転かとも〕
(1)非常に素晴らしいさま。非常にすぐれているさま。「―な業績」「―な品物」
(2)堂々としているさま。「―な態度」「海に臨んで―なる西洋風の層楼あり/花間鶯(鉄腸)」
(3)非難する点のないさま。十分であるさま。「もう―な大人だ」「―にやってのける」
[派生] ――さ(名)

りっぱ

りっぱ【立派な】
good;→英和
excellent;→英和
fine;→英和
splendid;→英和
admirable;→英和
noble;→英和
respectable.→英和
〜に well;→英和
excellently;→英和
splendidly;→英和
admirably;→英和
nobly.→英和

りっぱ

りっぱ [1] 【立破】
〔仏〕 自分の信義を立証し,他人の論説を破ること。りゅうは。

りっぱな家構えのうち

いえがまえ【りっぱな家構えのうち】
a finely-built house.

りっぴょう

りっぴょう [0] 【立標】
航路標識の一。岩礁や浅瀬に設置してその存在を示し,危険を防止する役を果たす。

りっぷく

りっぷく【立腹】
⇒怒(おこ)る,怒(おこ)らせる.

りっぷく

りっぷく [0] 【立腹】 (名)スル
腹を立てること。腹立ち。「無礼な言動に―する」「ご―はごもっともですが」
〔「はらをたつ」の漢字表記「立腹」を音読みした語〕

りっぽう

りっぽう [0] 【立方】 (名)スル
(1)ある数を三度掛け合わせること。三乗。
(2)長さを表す単位の前に付けて体積の単位を作る語。「―メートル」
(3)長さを表す単位の後に付けて,その長さを一辺とする立方体の体積を表す語。「二メートル―の水槽」

りっぽう

りっぽう【立法】
legislation.‖立法機関(府) a legislative organ (body).立法権 legislative power.

りっぽう

りっぽう [0] 【律法】
□一□〔歴史的仮名遣い「りっぽふ」〕
〔仏〕「戒律(カイリツ)」に同じ。
□二□〔歴史的仮名遣い「りっぱふ」〕
神により祭司や預言者を通して与えられる宗教や倫理生活上の規範。ユダヤ教のトーラーやイスラム教のシャリーアなど。

りっぽう

りっぽう [0] 【立法】 (名)スル
法規を定めること。特に,国会が法律を制定すること。また,立法機関の権限に属する国家作用。

りっぽう

りっぽう【立法】
《数》a cube.→英和
‖立方根 the cube root <of> .立方体 a cube.1立方フィート one cubic foot.3フィート立方 three feet cube.

りっぽうきかん

りっぽうきかん [6][5] 【立法機関】
立法権を行使し,立法を担当する機関。

りっぽうきょう

りっぽうきょう 【律法経】
ベーダ聖典の補助文献で,祭事経の一。バラモン教の立場で社会制度・法律を明らかにしたもの。マヌの法典などの先駆。ダルマ-スートラ。
→マヌ法典

りっぽうぎかい

りっぽうぎかい 【立法議会】
フランス革命期,1791年の立憲王政憲法による議会。富裕市民によるフイヤン派とジロンド派が中心をなす。92年に王権停止と国民公会招集を決議し解散。

りっぽうけん

りっぽうけん [3] 【立法権】
国家の統治作用のうち,立法を行う権能。現行憲法においては,原則として国会に帰属している。
→行政権
→司法権

りっぽうこん

りっぽうこん [3] 【立方根】
〔数〕 三乗して � となる数を � の立方根といい,� で表す。三乗根。

りっぽうさいみつじゅうてん

りっぽうさいみつじゅうてん [9] 【立方最密充填】
最密充填構造の一。平面に剛球を並べてできる層を積み重ねて四層目の球が一層目の球の真上にくる構造で,面心立方格子と同じになる。
→面心立方格子

りっぽうしょうけい

りっぽうしょうけい [5] 【立方晶系】
結晶系の一。互いに直交する三本の長さの等しい結晶軸をもつ結晶。蛍石・磁鉄鉱・黄鉄鉱など。等軸晶系。

りっぽうたい

りっぽうたい [0] 【立方体】
〔数〕
〔cube〕
六つの合同な正方形でかこまれた立体。正六面体。

りっぽうばいせきもんだい

りっぽうばいせきもんだい [9] 【立方倍積問題】
与えられた立方体の二倍の体積をもつ立方体の一辺を,定規とコンパスで作図せよという問題。1837年ワンツェル(P. -L. Wantzel)によって作図不可能であることが示された。ギリシャのデロスで,神殿の祭壇の体積を倍にせよという神託が出たことから起こり,デロスの問題とも呼ばれる。

りっぽうふ

りっぽうふ [3] 【立法府】
立法機関。行政府・司法府に対する語。

りっぽうろん

りっぽうろん [3] 【立法論】
〔法〕 一定の目的を実現するためには実定法の変更や新たな制定を行うことを主張する立場。
⇔解釈論

りっぽうセンチメートル

りっぽうセンチメートル [8] 【立方―】
体積の単位。一辺が1センチメートルの立方体の体積に等しい体積。記号 cm³ 慣用記号として cc も用いる。

りっぽうメートル

りっぽうメートル [5] 【立方―】
体積の単位。一辺が1メートルの立方体の体積に等しい体積。記号 m³

りつ

りつ【率】
a rate;→英和
a ratio;→英和
a percentage.→英和
〜で at a[the]rate <of> .〜が良い(悪い) show a good (poor) rate.

りつ

りつ【律】
⇒不文律,戒律.

りつ

りつ [1] 【率】
割合。歩合。「―のいい仕事」「課税の―を変更する」

りつ

りつ [1] 【律】
(1)おきて。法律。特に,古代,犯罪・刑罰について定めた刑法典。令とともに中国で秦・漢時代に発達し,隋・唐時代に大成。日本では唐律を模して,天武朝期の飛鳥浄御原律(アスカキヨミハラリツ)から701年に大宝律として制定。718年,改定して養老律とした。
(2)「律詩」の略。
(3)〔仏〕
〔梵 vinaya〕
出家した者が守るべき規則。
(4)律宗のこと。
(5)楽音の絶対音高。音律。ピッチ。「調―」「平均―」
(6)日本・中国音楽で,音程の単位。十二律の一段階の差を示し,洋楽の半音(短二度)に相当。「第三弦を二―下げる」
(7)十二律の各音のうち陽の(奇数番目にあたる)六音。
⇔呂(リヨ)(2)
(8)相対的音程関係が,レ・ミ・(ファ)・ソ・ラ・シ・(ド)の形の五声または七声。中国の五声・七声を「呂(リヨ)」とするのに対していう。「唐土は呂の国なり,―の音なし/徒然 199」
⇔呂(3)
(9)「律旋(リツセン)」の略。
⇔呂(4)
(10)「律管」の略。

りつあん

りつあん【立案する】
[案出]devise;→英和
design;→英和
[草案を]draft;→英和
plan.→英和
立案者 a deviser;a designer;→英和
a planner.

りつあん

りつあん [0] 【立案】 (名)スル
(1)計画を立てること。案をつくること。「販売計画を―する」
(2)文章の下書きをつくること。草案をつくること。「―を依頼する」

りついん

りついん [0] 【律院】
(1)律宗の寺。
(2)戒律を厳守する寺。

りつおんかい

りつおんかい [3] 【律音階】
日本の五音音階の一。五音の音程関係は洋楽階名のレ・ミ・ソ・ラ・シと同じ形。雅楽・声明などに多くみられる。陽音階。陽旋法。
→五音音階

りつがく

りつがく [0] 【立楽】
⇒たちがく(立楽)

りつがめん

りつがめん [3] 【立画面】
投影図法で,平画面に垂直に正面にたてられた投影面。この画面に投影された図形を立面図または正面図という。
→側画面

りつがん

りつがん [0] 【立願】 (名)スル
神や仏に願(ガン)をかけること。願かけ。願たて。りゅうがん。

りつき

りつき【利付き】
cum[with]interest; <米> interest on.利付き公債 an active[interest-bearing]bond.

りつき

りつき [0][3] 【利付】
公債・株式などで,利子・配当の付いているもの。

りつきさい

りつきさい [3] 【利付債】
券面に利札(リサツ)の付いた債券。一般に償還期限が長い事業債や地方債・政府保証債に多い。
→割引債

りつきしほん

りつきしほん [4] 【利付資本】
⇒利子生(リシウ)み資本(シホン)

りつきてがた

りつきてがた [4] 【利付手形】
手形に記載されている金額のほかに,決算日までの利息も支払う手形。利付為替手形。

りつぎ

りつぎ [1] 【律義・律儀】
■一■ (名)
〔仏〕
〔梵 saṃvara〕
悪を防ぎ,善に導く正しい行い。また,そういう行いを定めた戒律。禁戒。「故笠置の解脱上人如法の―興隆志深くして/沙石 3」
■二■ (名・形動)[文]ナリ
「りちぎ(律義){(1)}」に同じ。「風俗―に/浮世草子・永代蔵 1」「―千万(センバン)ノ人ナリ/日葡」

りつげん

りつげん [0] 【立言】 (名)スル
(1)意見を述べること。また,その意見。「経営について―する」
(2)〔論〕「言明{(2)}」に同じ。

りつご

りつご [0] 【律語】
リズムをもった言葉・文章。韻文。「わざと―に書き直して見た/田舎教師(花袋)」

りつじょう

りつじょう [0] 【律条】
箇条書きにしたおきて。

りつせん

りつせん [0] 【律旋】
雅楽の理論上の二種の音階の一。相対的音程関係はレ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドの形で,律の七声と一致する。六調子のうち,平調(ヒヨウジヨウ)・黄鐘(オウシキ)調・盤渉(バンシキ)調がこれに当たる。律。
⇔呂旋(リヨセン)

りつせんぽう

りつせんぽう [3] 【律旋法】
「律旋」に同じ。
⇔呂旋法(リヨセンポウ)

りつぜん

りつぜん【慄然とする】
be struck[filled]with horror <at> ;be terrified[horrified] <with,by> ;shudder <at> .→英和

りつぜん

りつぜん [0] 【慄然】 (ト|タル)[文]形動タリ
恐ろしさで身のふるえるさま。ぞっとするさま。「事の重大さに―とする」

りつぞう

りつぞう [0] 【立像】
立っている姿の像。りゅうぞう。

りつぞう

りつぞう [0] 【律蔵】
三蔵の一。仏教の聖典の中で,戒律に関するものの総称。

りつぞう

りつぞう【立像】
a statue.→英和

りつだん

りつだん [0] 【立談】 (名)スル
立ったまま話をすること。

りつちょう

りつちょう [0] 【律調】
雅楽で,律旋に基づく調子。平調(ヒヨウジヨウ)・黄鐘調(オウシキチヨウ)・盤渉(バンシキ)調の三種がある。
⇔呂調(リヨチヨウ)

りつどう

りつどう【律動】
(a) rhythm;→英和
(a) rhythmic movement.〜的 rhythmic(al).

りつどう

りつどう [0] 【律動】 (名)スル
周期的にある運動がくり返されること。また,その運動。リズム。

りつどうたいそう

りつどうたいそう [5] 【律動体操】
リトミックに基づく,身体運動法。
→リトミック

りつどうてき

りつどうてき [0] 【律動的】 (形動)
ある動きが規則正しく反復されるさま。リズミカル。「―な運動」

りつぶん

りつぶん [0] 【律文】
韻律のある文。韻文。

りつぶん

りつぶん [0] 【率分】
(1)割合。分数。りちぶん。
(2)平安時代,大蔵省の正倉に納める諸国からの官物のうち,一〇分の二を割いて率分所に収納したこと。正蔵率分。

りつぶんしょ

りつぶんしょ [0] 【率分所】
平安時代,大蔵省に付属した税の収納庫。非常に備えて,率分を備蓄した。率分堂。
→大内裏

りつぼう

りつぼう [0] 【立坊】
「立太子(リツタイシ)」に同じ。

りつめい

りつめい [0] 【立命】
人為によって損なうことなく,天命を全うすること。りゅうめい。「安心―」

りつめいかんだいがく

りつめいかんだいがく リツメイクワン― 【立命館大学】
私立大学の一。1900年(明治33)京都法政学校として創立。13年(大正2)現名に改称。22年大学令で旧制大学となり,48年(昭和23)新制大学となる。本部は京都市北区。

りつめん

りつめん [0] 【立面】
(1)真横からみた物体の姿。
(2)建築物の外観。
→ファサード

りつめんず

りつめんず【立面図】
《建》an elevation.→英和

りつめんず

りつめんず [3] 【立面図】
物体を真横から見た図。投影画法で,立画面へ投影する。

りつもう

りつもう [0] 【立毛】
(1)「立ち毛」に同じ。
(2)寒さや恐怖などによって皮膚の一部が隆起すること。鳥肌(トリハダ)や,小鳥が敵に対したときの動作など。

りつもうきん

りつもうきん [0][3] 【立毛筋】
皮膚にあって,毛根に付着する筋肉。寒さや恐怖などで収縮すると毛幹を立てて鳥肌を生じさせる。起毛筋。

りつりょ

りつりょ [1] 【律呂】
日本音楽で,律{(7)(8)(9)}と呂{(2)(3)(4)}をあわせた称。転じて,十二律・音律・音階・調子など,さらには広く音楽理論や音楽そのものをさす。呂律。

りつりょう

りつりょう [0] 【律令】
律と令。律は刑法,令は行政法・訴訟法などに相当する。律令国家の基本法典。

りつりょうきゃくしき

りつりょうきゃくしき [5] 【律令格式】
古代中央集権国家の基本法典の総称。律令は中国で発達した法体系で,律は犯罪・刑罰について定める禁止法,令は国家制度全般について定める基本法。格式は律令を補完するもので,格は律令の規定を増補修訂する法令,またその集成,式は律令および格の施行細則。

りつりょうこっか

りつりょうこっか [5] 【律令国家】
律令を統治の基本法典とした国家。中国の隋・唐で確立し,朝鮮をはじめ周辺諸国に波及。日本でも七世紀半ばから形成され,大宝律令の成立により完成。整然とした官制の下,多くの官僚がこれを支え,班田収授によって人民に一定の耕地を給する代わりに,租・調・庸・雑徭などを課し,さらに良・賤の身分の別を定めた。荘園制の進展などにより,公地公民制が破綻する一〇世紀頃まで続いた。

りつりょうじだい

りつりょうじだい [5] 【律令時代】
日本の古代において,律令が政治支配の基本として独自の役割を担った時代。広義には七世紀半ばから一〇世紀頃までの間,狭義には奈良時代と一致する時代をさす。

りつりょうせい

りつりょうせい [0] 【律令制】
大宝律令・養老律令に規定された諸制度。また,律令格式によって運営され,規定された政治体制。令制。
→律令制[表]

りつりんこうえん

りつりんこうえん 【栗林公園】
香川県高松市にある公園。高松藩主松平頼重(1622-1695)が,生駒氏の旧庭を増改築したのに始まり,四代をかけて完成した池泉回遊式庭園。1875年(明治8)公開。

りつれい

りつれい [0] 【律令】
⇒りつりょう(律令)

りつれい

りつれい [0] 【立礼】 (名)スル
立ったままで,あるいは立ち上がって礼をすること。りゅうれい。
⇔座礼
「一同の前に立ち軍人風に―したり/鉄仮面(涙香)」

りつろん

りつろん【立論する】
argue;→英和
make an argument.→英和

りつろん

りつろん [0] 【立論】 (名)スル
議論の要旨・筋道などを組み立てること。また,その議論。「内界経験の事実を根拠として―する/善の研究(幾多郎)」

りづめ

りづめ【理詰で】
by reasoning.〜で説く reason <a person into doing> .→英和

りづめ

りづめ [0] 【理詰め】
議論や思考を理屈だけでおしすすめること。「―の談判」「―で攻めたてる」

りてい

りてい [0] 【里程】
陸地を行く道のり。里数。

りてい

りてい【里程】
mileage;→英和
distance.→英和
里程標 a milestone.→英和

りていひょう

りていひょう [0] 【里程標】
(1)道路のわきなどに立て,里数をしるした標識。マイル-ストーン。
(2)物事の推移・展開・発達の一段階を示すしるしとなるもの。里標。

りてき

りてき [0] 【利敵】
敵にとって有利となるようにすること。「―行為」

りてき

りてき 【李迪】
中国,宋代の画家。花鳥画家として名が高いが,人物・山水・動物も巧みだった。代表作「風雨帰牧図」「雪中帰牧図」。生没年未詳。

りてん

りてん [0] 【利点】
有利な点。便利な点。都合のいいところ。「都会生活の―と欠点」

りてん

りてん【利点】
an advantage.→英和

りと

りと [1] 【吏読・吏吐・吏道】
ハングルがつくられる以前に朝鮮で行われた,漢字の音訓による朝鮮語の表記法の総称。狭義には,朝鮮語の構文に合わせて書き下ろした,漢文の漢字語に添える朝鮮語の部分の表記をいう。新羅の神文王の時に薛総(セツソウ)の創案したものといわれ,公文書をはじめ金石文・歌謡の記述などにも用いられた。りとう。

りと

りと 【李杜】
中国,唐代の詩人李白と杜甫(トホ)のこと。

りとう

りとう [0] 【離党】 (名)スル
それまで所属していた政党・党派を離れること。
⇔入党
「主義を異にして―する」

りとう

りとう [0] 【離島】
■一■ (名)
都道府県庁の所在する本土から海をへだてて隔絶している島。はなれじま。「―振興」
■二■ (名)スル
島をはなれて他へ移ること。

りとう

りとう [1] 【吏党】
帝国議会発足当時,藩閥政府を支持した政党の蔑称。大成会・国民協会など。
⇔民党

りとう

りとう [0] 【利刀】
よく切れる刀。鋭利な刀。
⇔鈍刀

りとう

りとう【離党する】
leave[withdraw from]a party.→英和

りとう

りとう 【吏読】
⇒りと(吏読)

りとう

りとう 【李唐】
(1050頃-1130頃) 中国,宋代の画家。字(アザナ)は晞古(キコ)。細密な山水画を得意とし,南宋画院体山水画の形成に大きな役割を果たした。作「山水図」(京都高桐院)

りとう

りとう 【李唐】
〔皇帝の姓が李であったことから〕
中国の唐朝のこと。

りとうてん

りとうてん 【李蹈天】
人形浄瑠璃「国性爺合戦(コクセンヤカツセン)」の登場人物。敵役。蹈天は「天を踏む」意で,謀反人らしい名なので,悪者・憎まれ役の意にも用いられる。

りとかんぱく

りとかんぱく 【李杜韓白】
中国唐代の四人の詩人,李白・杜甫(トホ)・韓愈(カンユ)・白居易(ハクキヨイ)のこと。

りとかんりゅう

りとかんりゅう 【李杜韓柳】
中国唐代の,詩に長じた李白・杜甫(トホ)と,文に長じた韓愈(カンユ)・柳宗元のこと。

りとく

りとく [0] 【利得・利徳】 (名)スル
(1)利益を得ること。利益。もうけ。「―を求める」「不当―」
(2)増幅器の入出力間における電圧または電流比。増幅器の増幅機能を表す値で,単位はデシベル(dB)。ゲイン。

りとく

りとく【利得】
⇒利益.不当利得 an undue profit.

りとくぜん

りとくぜん 【李徳全】
(1896-1972) 中国の政治家。夫は馮玉祥(フウギヨクシヨウ)。抗日戦中は重慶で婦人運動に活躍。人民政府成立後,紅十字会会長。残留日本人の帰国事業に尽力。

りどう

りどう [0] 【利導】 (名)スル
有利な方に導くこと。

りどう

りどう [1][0] 【里道】
国道・県道以外の道路の旧称。

りどう

りどう [1] 【吏道】
官吏として守るべき道。

りどん

りどん [1][0] 【利鈍】
(1)刃物などの,鋭いことと鈍いこと。
(2)賢いことと愚かなこと。利口と馬鹿。

りにち

りにち [0] 【離日】 (名)スル
外国人が日本を離れ去ること。

りにゅう

りにゅう【離乳する】
wean <a child> .→英和
‖離乳期 the weaning period.離乳食 baby food.

りにゅう

りにゅう [0] 【離乳】 (名)スル
乳児に少しずつ乳汁以外の食物を与え,次第に授乳から幼児食へ移行させること。ちちばなれ。「―期」

りにゅうしょく

りにゅうしょく [2] 【離乳食】
離乳の時期に乳児に与える食物。ベビー-フード。

りにょう

りにょう【利尿】
diuresis.利尿剤 a diuretic.→英和

りにょう

りにょう [0] 【利尿】
尿の排泄(ハイセツ)を促進すること。「―作用」

りにょうやく

りにょうやく [2] 【利尿薬】
尿量を増加させる作用をもつ薬剤。腎臓障害・循環障害などによる浮腫(フシユ)の治療に用いられる。アミノフィリン・塩化カリウム・フロセミドなど。

りにん

りにん [0] 【離任】 (名)スル
今までの任務から離れること。また,転任・退職などで任地を離れること。
⇔着任

りねん

りねん【理念】
an idea.→英和

りねん

りねん [1] 【理念】
(1)物事のあるべき状態についての基本的な考え。「教育の―」
(2)〔哲〕
〔(ドイツ) Idee〕
理性の働きとして得られる最高概念。プラトンで存在者の原型・形相ととらえられたイデアは,近世のデカルトやイギリス経験論では主観としての人間の意識内容,観念の意に限定された。これに対しカントでは,無制約者(魂・世界・神)についての理性の先天的概念。またヘーゲルでは,世界の過程のうちに己を弁証法的に展開する精神的・絶対的実在であるとされる。

りねんけい

りねんけい [0] 【理念型】
〔(ドイツ) Idealtypus〕
マックス=ウェーバーの社会科学方法論の概念の一。特定の観点より現象の本質的・特徴的側面を抽出,それを純粋化・統一化して矛盾のない論理的な理想像として構成した型。現象を測定・比較し,社会を理解し因果的に認識するための手段となる。理想型。

りのう

りのう【離農する】
abandon farming.

りのう

りのう [0] 【離農】 (名)スル
農業をやめて他の職につくこと。

りはい

りはい [0] 【離杯・離盃】
別れのさかずき。別離の酒。別杯。

りはい

りはい [0] 【離背】 (名)スル
そむき離れること。離反。

りはく

りはく 【李白】
(701-762) 中国,盛唐の詩人。字(アザナ)は太白,号は青蓮居士。謫仙人(タクセンニン),官名により李翰林(リカンリン)とも。詩聖杜甫(トホ)に対し,詩仙と称せられる。唐文化の爛熟(ランジユク)期に生まれ,不遇なうちにも酒と女を愛して飄逸(ヒヨウイツ)豪放に生き,その詩は天衣無縫の神品とされる。一説に酒に酔って水中の月を捕らえようとして溺死(デキシ)したという。詩文集「李太白集」がある。

りはく

りはく [0] 【理博】
理学博士の略。

りはっちゃく

りはっちゃく [2] 【離発着】 (名)スル
飛行機の便が出発することと到着すること。

りはつ

りはつ [0] 【理髪】 (名)スル
(1)主に男子の頭髪を刈り,形を整えること。調髪。散髪。
→理容
(2)昔,元服や裳着(モギ)の時に,頭髪を整えて成人の髪形に結うこと。また,その役に当たる人。

りはつ

りはつ [0] 【利発】 (名・形動)[文]ナリ
(1)〔「利口発明」の意〕
賢いこと。頭の回転の速いこと。また,そのさま。「小さいのに―な子」「―者(モノ)」
(2)役に立つこと。有益なさま。「―なる小判を長櫃の底に入置/浮世草子・永代蔵 6」
[派生] ――さ(名)

りはつ

りはつ【理髪】
<get> a haircut;→英和
hairdressing.‖理髪師 a barber;a hairdresser.理髪店 <米> a barbershop; <英> a barber's (shop).

りはつ

りはつ【利発な】
⇒利口.

りはつし

りはつし [3] 【理髪師】
理髪を職業とする人。理容師。

りはつだて

りはつだて [0] 【利発立て】 (名)スル
利発らしく振る舞うこと。「―しての告げ口/桐一葉(逍遥)」

りはつてん

りはつてん [3][2] 【理髪店】
「理容店」に同じ。

りはば

りはば [0] 【利幅】
利益の大きさ。「―の大きい商品」

りはん

りはん【離反する】
be estranged[alienated] <from> ;revolt <against> (謀叛(むほん)).→英和

りはん

りはん [0] 【離反・離叛】 (名)スル
(従っていたものや属していたものから)離れそむくこと。「人心が―する」

りはんいん

りはんいん 【理藩院】
中国,清朝の中央官庁の一。モンゴル・青海・チベット・新疆(シンキヨウ)の藩部を,自治機関の監督を通じて統治した。また,ロシアとの外交貿易事務もつかさどった。
→藩部

りはんりょう

りはんりょう 【李攀竜】
(1514-1570) 中国,明代の文人。字(アザナ)は于麟(ウリン),号は滄溟(ソウメイ)。後七子(コウシチシ)の一。王世貞らとともに擬古主義的文学復古運動を指導。日本の荻生徂徠(オギユウソライ)ら,古文辞学派に与えた影響は大きい。詩文集「李滄溟集」。「唐詩選」の編者として名を借用された。
→後七子

りばい

りばい [0] 【利売】
利益を得て売ること。

りばらい

りばらい [2] 【利払い】
利息の支払い。

りばらい

りばらい【利払い】
<suspension of> interest payment.

りばん

りばん [0] 【理蕃】
日本統治下の台湾における,漢民族以外の山地住民(「蕃人」とよばれた)の統治をいった語。授産・教育などの撫育(ブイク)と軍事的威圧の両面から行われた。

りひ

りひ【理非を弁(わきま)える】
know right from wrong.〜を論じる make clear the relative merits <of a case> .

りひ

りひ [1] 【理非】
道理にあっていることとはずれていること。正しいこととまちがっていること。是非。「―を明らかにする」

りひか

りひか [2] 【離被架】
患部に直接布団が触れないようにつるす器具。

りひきょくちょく

りひきょくちょく [1] 【理非曲直】
道理にあっていることとはずれていること。道徳的に正しいこととあやまったこと。「―もわきまえない人」「―を正す」

りひょう

りひょう [0] 【里標】
里程標。

りびょう

りびょう【罹病する】
contract a disease.→英和
‖罹病者 a patient;a case <of> .罹病率 the rate of occurrence;the incidence <of> .

りびょう

りびょう 【痢病】
激しい腹痛や下痢をともなう病気。おもに赤痢の類。「今はただ―のみ仕れば/宇治拾遺 12」

りびょう

りびょう [0] 【罹病】 (名)スル
病気にかかること。

りびょうりつ

りびょうりつ [2] 【罹病率】
⇒罹患率(リカンリツ)

りふ

りふ 【利府】
宮城県中部,宮城郡の町。仙台市の北に接し,松島湾に臨む。石巻街道の宿駅として発達。梨の産地。

りふく

りふく [1] 【利福】
利益と幸福。さいわい。福利。

りふじん

りふじん [2] 【理不尽】 (名・形動)[文]ナリ
物事の筋道が通らないこと。道理にあわないこと。また,そのさま。無理無体。「―な要求」「―な仕打ち」
[派生] ――さ(名)

りふじん

りふじん【理不尽な】
unreasonable;→英和
unjust;→英和
unfair.→英和

りふだ

りふだ [1][0] 【利札】
⇒りさつ(利札)

りふだ

りふだ【利札】
a coupon.→英和

りぶ

りぶ [1] 【吏部・李部】
〔「りほう」とも〕
(1)中国の六部の一。隋から清まで,官吏の任免,功績の考査などをつかさどった中央行政官庁。
(2)式部省の唐名。

りぶっしょう

りぶっしょう [2] 【理仏性】
〔仏〕 本来衆生(シユジヨウ)がもっている仏となりうる仏性。
⇔行仏性

りへい

りへい [0][1] 【利兵】
鋭い兵器。「―堅きを破て/太平記 15」

りへい

りへい [0] 【利弊】
利益と弊害。

りべつ

りべつ [0] 【離別】 (名)スル
(1)親しくしていた人と別れること。別離。
(2)離婚すること。「夫と―する」

りべつ

りべつ【離別】
⇒離婚.

りべん

りべん [0] 【離弁・離瓣】
花弁がつけ根から分離していること。

りべん

りべん [0][1] 【利便】
便利なこと。都合のよいこと。便宜。「―をはかる」「此所より登山するを以て最も―とす/日本風景論(重昂)」
[派生] ――さ(名)

りべんかかん

りべんかかん [4] 【離弁花冠】
一つの花の全花弁がつけ根から分離している花冠。アブラナ・エンドウ・ヤマザクラなど。
⇔合弁花冠
→花冠

りべんかるい

りべんかるい [4] 【離弁花類】
双子葉類のうち,離弁花冠を有する植物の総称。合弁花類より原始的と考えられている。離弁花植物。
⇔合弁花類

りほう

りほう [0][1] 【理法】
道理にかなった法則。「自然の―」

りほう

りほう【理法】
a law.→英和
自然の〜 natural laws.

りほう

りほう 【李鵬】
(1928- ) 中国の政治家。四川省出身。革命家の両親をもち,父の処刑後,周恩来夫妻の養子となる。電力部門の技師として働く一方,同部門の共産党書記となり,88年には国務院総理に選出された。リー=ポン。

りほう

りほう 【吏部・李部】
〔「ほう」は漢音〕
⇒りぶ(吏部)

りまとう

りまとう 【利瑪竇】
⇒マテオ=リッチ

りまわし

りまわし [2] 【利回し】
金銭などを貸し付けて利益を得ること。

りまわり

りまわり【利回りが良い】
bear[yield]a good interest[return].6分の〜になる yield 6%.→英和

りまわり

りまわり [2] 【利回り】
投資によって得られる利益の,投資金額に対する割合。株価に対する配当額の割合など。

りまわりかくさ

りまわりかくさ [5] 【利回り格差】
債券の残存期間,クーポン-レート,銘柄・種類など,債券の属性や市場の要因によって生じる,債券の銘柄間の利回りの差。イールド-スプレッド。

りまわりきょくせん

りまわりきょくせん [5] 【利回り曲線】
⇒イールド-カーブ

りみん

りみん [1] 【理民】
民を治めること。治民。「―安国の功徳を施す/太平記 13」

りみん

りみん [0][1] 【利民】
人民を利すること。「―安国」「富国―の策を講じ/うもれ木(一葉)」

りむ

りむ [1] 【吏務】
役人のつとめ。官吏の職務。

りめん

りめん [1] 【裏面】
(1)物の裏の面。裏側。「―にもご記入ください」
(2)物事の表面に現れない部分。一般には知られていない事柄。「社会の―を探る」
⇔表面

りめん

りめん【裏面】
[裏側]the back;→英和
the other[reverse]side;the inside (内面);→英和
the dark side (暗黒面).〜で[に]behind <one's back> ;→英和
in secret; <There is something> behind the scene[curtain].→英和
〜を見よ Please turn over <p.t.o.> .‖裏面工作 behind-the-scene maneuvering.裏面史 an inside history[story].

りめんこうさく

りめんこうさく [4] 【裏面工作】
物事を進めるにあたり,裏でいろいろと下準備をすること。

りめんし

りめんし [2] 【裏面史】
物事の隠れた部分や一般には知られていない事柄を記述した物語や歴史。

りもつ

りもつ [0][1] 【利物】
(1)利益。収益。[日葡]
(2)〔「物」は衆生(シユジヨウ)の意〕
〔仏〕 仏・菩薩が衆生に利益(リヤク)を与えること。人々を悟りへ導くこと。

りゃく

りゃく [1] 【掠】
永字八法(エイジハツポウ)の第六筆の左払い。
→永字八法

りゃく

りゃく【略】
an abbreviation (略字);an omission (省略).→英和
…の〜である be short for…;stand for….

りゃく

りゃく [2][1] 【略】
(1)はぶくこと。省略。「以下―」
(2)おおよそ。あらまし。「―年譜」
(3)知恵。はかりごと。「政府の―は中々行届いている/福翁自伝(諭吉)」

りゃくい

りゃくい [1] 【略意】
おおよその意味。「―を述べる」

りゃくおう

りゃくおう [0] 【略押】
簡略な花押。無筆の者が,〇や×など簡単な印を書いて花押の代用にしたもの。

りゃくおう

りゃくおう 【暦応】
北朝の年号(1338.8.28-1342.4.27)。建武の後,康永の前。光明(コウミヨウ)天皇の代。れきおう。

りゃくおん

りゃくおん [0] 【略音】
複合語などで,語中の連続する二つの音節が結合して一音節となり,一音節が脱落した語形になること。「ながあめ(長雨)」が「ながめ」,「くすりし(薬師)」が「くすし」となる類。略言。

りゃくかい

りゃくかい【略解】
brief explanatory notes <on> .

りゃくが

りゃくが [0] 【略画】
輪郭だけを描いた簡単な絵。

りゃくが

りゃくが【略画】
a sketch.→英和

りゃくぎ

りゃくぎ【略儀ながら書面を以て御礼申し上げます】
I take the liberty of thanking you by letter.

りゃくぎ

りゃくぎ [0][1] 【略儀】
正式の手続きを省略したやり方。略式。「―ながら書面でお知らせします」

りゃくけい

りゃくけい [0] 【略啓】
手紙で,時候の挨拶など前文を略す時に用いる語。「草々」「匆々(ソウソウ)」「不一」などで結ぶ。前略。

りゃくげ

りゃくげ [1] 【略解】
「りゃっかい(略解)」に同じ。

りゃくげん

りゃくげん【略言すれば】
in short[brief].

りゃくげん

りゃくげん [0] 【略言】 (名)スル
(1)要約して簡略に述べること。また,その言葉。「―すると」
(2)「略音」に同じ。

りゃくご

りゃくご [0] 【略語】
もとの語形の一部分を省略して簡略にした語。「ロケーション」を「ロケ」,「短期大学」を「短大」,「西独逸」を「西独」などとする類。「 IOC 」「 FM 」のように頭文字だけをとったものをもいう。

りゃくご

りゃくご【略語】
an abbreviation.

りゃくごう

りゃくごう【略号】
《無電》a code address.

りゃくごう

りゃくごう [0] 【歴劫】
⇒りゃっこう(歴劫)

りゃくごう

りゃくごう [0] 【略号】
(1)簡略化された記号。簡単な記号。
(2)簡略化した呼び名。略称。

りゃくさい

りゃくさい [0] 【略載】 (名)スル
要点だけを記載すること。簡略に書きしるすこと。

りゃくし

りゃくし [1] 【略史】
概略を記した歴史。

りゃくしき

りゃくしき【略式の(に)】
informal(ly).→英和
略式裁判 a summary trial.

りゃくしき

りゃくしき [0] 【略式】
手続きや手順を簡単にした方式。正式の順序を省いて手軽にしたやり方。「―の礼装」
→正式
→本式

りゃくしきてつづき

りゃくしきてつづき [6] 【略式手続】
簡易裁判所において,公判を開かずに書面審理のみにより少額の財産刑を言い渡す簡易な刑事特別手続。

りゃくしきめいれい

りゃくしきめいれい [5] 【略式命令】
略式手続によって発せられる命令。

りゃくしゅ

りゃくしゅ [1] 【略取】 (名)スル
(1)奪い取ること。「其地を―するを/明六雑誌 3」
(2)〔法〕 暴行・脅迫を用いて,他人を自己または第三者の支配下におくこと。
→誘拐(ユウカイ)

りゃくしゅゆうかいざい

りゃくしゅゆうかいざい [6] 【略取誘拐罪】
一定の手段により人を通常の状態から自己または第三者の支配内に移すことによって成立する罪。

りゃくしょ

りゃくしょ [1] 【略書】 (名)スル
省略して書くこと。また,省略して書いたもの。

りゃくしょう

りゃくしょう [0] 【略称】 (名)スル
簡略にした名前で呼ぶこと。また,その名前。「国際連合を国連と―する」

りゃくしょう

りゃくしょう【略称】
an abbreviation.

りゃくしょう

りゃくしょう [0] 【略章】
略式の勲章・記章。

りゃくじ

りゃくじ [1] 【略示】 (名)スル
図などを用いて,おおよその様子を示すこと。

りゃくじ

りゃくじ【略字】
a simplified character.

りゃくじ

りゃくじ [0] 【略字】
字画の複雑な漢字で,点画の一部を省くなどして簡略な字形にしたもの。「醫」を「医」,「學」を「学」,「假」を「仮」などとする類。

りゃくじゅ

りゃくじゅ [1][0] 【略綬】
略式の場合につける綬。

りゃくじゅつ

りゃくじゅつ [0] 【略述】 (名)スル
要点だけを簡略に述べること。略叙。「経過を―する」

りゃくじゅつ

りゃくじゅつ【略述】
⇒略記.

りゃくじょ

りゃくじょ [0][1] 【略叙】 (名)スル
簡略に述べること。

りゃくす

りゃく・す [2] 【略す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「略する」の五段化〕
はぶく。かんたんにする。「一切を―・さず詳細に記録する」
[可能] りゃくせる
■二■ (動サ変)
⇒りゃくする

りゃくす

りゃくす【略す】
[縮める]abridge;→英和
abbreviate;→英和
shorten;→英和
[省く]omit;→英和
leave out.略して…と呼ぶ call…for short.略さずに <write> in full.

りゃくする

りゃく・する [3] 【略する】 (動サ変)[文]サ変 りやく・す
(1)はぶく。省略する。りゃくす。「細部は―・する」
(2)かすめとる。攻めとる。「馬島(マダガスカル)を―・するの後は/浮城物語(竜渓)」

りゃくず

りゃくず [0] 【略図】
簡略に描いた図。

りゃくず

りゃくず【略図】
a sketch;→英和
an outline map (地図の).

りゃくせつ

りゃくせつ [0] 【略説】 (名)スル
要点を簡単に述べること。また,そのもの。「当時の状勢を―すべし/経国美談(竜渓)」

りゃくそう

りゃくそう [0] 【略装】
略式の服装。略服。

りゃくたい

りゃくたい [0] 【略体】
(1)正式の体裁の一部を省いて,簡略にした形。
(2)略した字体。略字。

りゃくだつ

りゃくだつ【掠奪する】
plunder;→英和
pillage;→英和
sack;→英和
loot.→英和
‖掠奪者 a plunderer.掠奪品 spoil(s);loot;plunder;booty.

りゃくだつ

りゃくだつ [0] 【略奪・掠奪】 (名)スル
力ずくで奪いとること。暴力で自分のものとすること。「財宝を―する」

りゃくだつのうぎょう

りゃくだつのうぎょう [5] 【略奪農業】
肥料を施さないで,土地の地力のみにたよって行う原始的な農業。地力が消耗すると放棄して別の土地に移る。焼畑耕作など。

りゃくでん

りゃくでん [0] 【略伝】
主要な経歴を簡略に述べた伝記。

りゃくでん

りゃくでん【略伝】
a short biography;a biographical sketch.

りゃくどく

りゃくどく [0] 【略読】 (名)スル
ざっと読むこと。

りゃくにん

りゃくにん 【暦仁】
年号(1238.11.23-1239.2.7)。嘉禎の後,延応の前。四条天皇の代。

りゃくひつ

りゃくひつ [0] 【略筆】 (名)スル
(1)他は省いて,主要な点だけを書くこと。また,その文章。略文。
(2)文字の画を略して書くこと。また,その文字。省画。略字。

りゃくひょう

りゃくひょう [0] 【略表】
簡単な表。概略を示した表。

りゃくふ

りゃくふ [0] 【略譜】
(1)簡略に記した系譜。
(2)五線譜に対して,簡略化した形式の楽譜。通常は,算用数字で音階音を示した数字譜のことをいう。
⇔本譜

りゃくふ

りゃくふ【略譜】
《楽》an abbreviation.

りゃくふく

りゃくふく [0] 【略服】
略式の服装。略装。

りゃくふく

りゃくふく【略服】
an informal dress.

りゃくぶん

りゃくぶん [0] 【略文】
主要な事柄だけを書き,他は省いて簡単にした文章。略筆。

りゃくほん

りゃくほん [0] 【略本】
(1)内容の一部が省略されている本。抄本。
(2)書誌学で,同一名の書物のうち,省略や欠落などがあって,内容の少ない方のもの。
⇔広本

りゃくほんれき

りゃくほんれき [3] 【略本暦】
本暦から,日常生活に関する部分だけを抜き出し,一般の人に使いやすいようにした暦。略暦。

りゃくぼう

りゃくぼう [0] 【略帽】
(1)(礼帽に対して)略式の帽子。
(2)旧日本軍隊で,戦時にかぶった帽子。戦闘帽。

りゃくめい

りゃくめい [0] 【略名】
一部を略した名称。略称。

りゃくりゃく

りゃくりゃく [0] 【略略】
ほぼ。だいたい。副詞的にも用いる。「討議―定まりければ/経国美談(竜渓)」

りゃくれいそう

りゃくれいそう [3] 【略礼装】
略式の礼装。

りゃくれいふく

りゃくれいふく [3] 【略礼服】
カクテルドレスや黒の背広など,略式の礼服。

りゃくれき

りゃくれき [0] 【略暦】
「略本暦(リヤクホンレキ)」に同じ。

りゃくれき

りゃくれき【略歴】
a brief history;an outline of one's life.

りゃくれき

りゃくれき [0] 【略歴】
おおよその経歴。また,それを記したもの。「執筆者―」

りゃっか

りゃっか リヤククワ [1] 【略訛】
言葉の省略やなまり。

りゃっかい

りゃっかい リヤク― [0] 【略解】 (名)スル
要点だけを解釈すること。また,その書。りゃくげ。

りゃっき

りゃっき リヤク― [0][1] 【略記】 (名)スル
要点だけを簡単に書き記すこと。また,書き記したもの。「経歴を―する」

りゃっき

りゃっき【略記(する)】
(give) a sketch[an outline] <of> .→英和

りゃっくん

りゃっくん リヤク― [0] 【略訓】
万葉集における万葉仮名の用字法の一。漢字の訓を一部省略して表音的に用いるもの。「足」を「あ」,「常」を「と」として用いる類。

りゃっこう

りゃっこう リヤクコフ [0] 【歴劫】
〔劫を歴(フ),の意〕
〔仏〕 多くの劫を経過すること。長い年月を経ること。りゃくごう。

りゃん

りゃん [1] 【両】
〔唐音〕
(1)数の名で,二。「一人前(ヒトリメヘ)―宛(ヅツ)の御散財さあ/安愚楽鍋(魯文)」
(2)「両個(リヤンコ){(2)}」に同じ。「しかつべらしい―が腰をかけてゐるし/滑稽本・八笑人」

りゃんこ

りゃんこ [1] 【両個】
〔「りゃん」は唐音〕
(1)二個。二つのもの。
(2)〔二本の刀を差していることから〕
江戸時代,武士をあざけって呼んだ語。「彼奴は以前―だから,二本差は妙だ/歌舞伎・勧善懲悪覗機関」

りやく

りやく [1] 【利益】
〔「やく」は呉音〕
人々を救済しようとする仏神の慈悲や,人々の善行・祈念が原因となって生ずる,宗教的あるいは世俗的なさまざまの恩恵や幸福。利生(リシヨウ)。「観音様のご―」
→りえき(利益)

りゅう

りゅう リウ [1] 【流】
(1)水などのながれ。「面白や,山水に杯を浮かめては,―に牽かるる曲水の/謡曲・安宅」
(2)武道・芸道・技芸などで,その人,その家に特有の手法・様式。また,その系統。流派。流儀。「小笠原―」「観世―」「わが小鼓はあぢもなしいづれの―に打ちも直さん/仮名草子・仁勢物語」
(3)なかま。連中。やや軽侮の気持ちを含んで用いる。「皆あの―が…,ろくな事は出かさず/浄瑠璃・冥途の飛脚(中)」
(4)いろいろの語の下に付いて,それ特有のやり方,方式を表す。「自己―」「西洋―」
→流(ル)

りゅう

りゅう リウ [1] 【六】
〔唐音〕
数の六。拳をうつ時などに使った。「ごう(五),―,すむい(四)/浄瑠璃・冥途の飛脚(中)」

りゅう

りゅう [1] 【竜】
〔「りょう」とも。「りゅう」は慣用音,「りょう」は漢音〕
(1)想像上の動物。体は巨大な蛇に似て鱗(ウロコ)におおわれ,頭には二本の角と耳がある。顔は長く口辺にひげをもつ。平常は海・湖・沼・池などの水中にすみ,時に空にのぼると風雲を起こすとされる。中国ではめでたい動物として天子になぞらえ,インドでは仏法を守護するものと考えられた。たつ。
→竜神
(2)将棋で,飛車が成ったもの。竜王。
(3)ドラゴンに同じ。
(4)星の名。木星。歳星。

りゅう

りゅう リフ 【粒】 (接尾)
助数詞。小さな粒(ツブ)状のものを数えるのに用いる。つぶ。「丸薬三―を服用する」

りゅう

りゅう【竜】
a dragon.→英和

りゅう

りゅう リウ [1] 【留】
惑星の順行と逆行が移り変わる時の現象およびその時刻。この時,惑星は一時停止して見える。

りゅう

りゅう リウ 【旒・流】 (接尾)
助数詞。旗・幟(ノボリ)を数えるのに用いる。「一―の旗」

りゅう

−りゅう【自己流(で)】
(in) one's own way.アメリカ〜(の考え方) the American way (of thinking).フランス〜の(料理) (dishes) in French style.藤間〜の踊り the Fujima school of dancing.⇒一流,二流.

りゅう=に翼(ツバサ)を得たる如(ゴト)し

――に翼(ツバサ)を得たる如(ゴト)し
力の強いものにさらに強い力が加わることのたとえ。虎に翼。

りゅう=の雲を得(ウ)る如(ゴト)し

――の雲を得(ウ)る如(ゴト)し
竜が雲を得て天に昇るように,英雄豪傑などが機に臨んで盛んに活躍するたとえ。

りゅう=の鬚(ヒゲ)を撫(ナ)で虎(トラ)の尾を踏む

――の鬚(ヒゲ)を撫(ナ)で虎(トラ)の尾を踏む
大きな危険を冒すことのたとえ。「―心地/平家 3」

りゅうあし

りゅうあし リウアシ 【柳亜子】
(1887-1958) 中国の詩人。江蘇省出身。清末の革命的文学結社南社の発起人。旧格律詩の中に大胆に新語を交えて独自の詩風を開拓した。「柳亜子詩詞選」「磨剣室詩詞集」などがある。リウ=ヤーツー。

りゅうあん

りゅうあん リウ― 【劉晏】
(715-780) 中国,唐の政治家。字(アザナ)は士安。代宗に仕え,塩の専売や南北漕運で利をあげ,安史(アンシ)の乱後の財政再建に成功。

りゅうあん

りゅうあん リウ― 【劉安】
(前178頃-前122) 中国,前漢の学者。漢の高祖の孫。淮南王(ワイナンオウ)に封ぜられ,「淮南子(エナンジ)」を撰し,武帝から尊重されたが,のちに謀反が発覚し自殺した。

りゅうあん

りゅうあん【硫安】
ammonium sulfate.

りゅうあん

りゅうあん リウ― [1][0] 【硫安】
⇒硫酸(リユウサン)アンモニウム

りゅうあんかめい

りゅうあんかめい リウアンクワメイ [5][0] 【柳暗花明】
(1)柳の葉が茂って暗く,花が明るく咲きにおっていること。美しい春の景色にいう。「―の季節」
(2)花柳街。色町。色里。

りゅうあんじ

りゅうあんじ 【滝安寺】
⇒ろうあんじ(滝安寺)

りゅうあんじ

りゅうあんじ 【竜安寺】
⇒りょうあんじ(竜安寺)

りゅうい

りゅうい【留意する】
pay attention <to> .

りゅうい

りゅうい リウ― [1] 【留意】 (名)スル
ある物事に心をとどめて気を配ること。注意。「健康に―する」「―事項」

りゅういき

りゅういき【流域】
a valley;→英和
a basin.→英和

りゅういき

りゅういき リウヰキ [0] 【流域】
ある川が降水を集めている範囲。また,川の流れに沿った両岸の地域。「利根川―の穀倉地帯」

りゅういきげすいどう

りゅういきげすいどう リウヰキ―ダウ [6] 【流域下水道】
二つ以上の市町村の下水を処理するために都道府県が設置する大規模な下水道。

りゅういん

りゅういん【溜飲が下がる】
feel satisfied.

りゅういん

りゅういん リウ― [0] 【溜飲】
胃の消化作用が不十分で,胸やけがしたり口にすっぱい液が出たりする症状。「―の黄水と一緒に/平凡(四迷)」

りゅういん=が下がる

――が下が・る
不平・不満・恨みなどがなくなって胸がすっとする。

りゅううしゃく

りゅううしゃく リウ― 【劉禹錫】
(772-842) 中国,唐代の詩人。字(アザナ)は夢得(ボウトク)。白居易から詩豪と称賛された。湖南省朗州の民謡を改作した「竹枝詞」十余編で知られる。著「劉夢得文集」

りゅううん

りゅううん [0] 【隆運】
盛んな運命。盛運。「―に向かう」

りゅうえい

りゅうえい リフ― [0] 【立纓】
冠の纓が,上方に立っているもの。江戸時代以後,天皇が使用した。
→纓(エイ)

りゅうえい

りゅうえい リウ― [0] 【柳営】
〔匈奴(キヨウド)征討に向かった前漢の将軍周亜夫が,細柳という地に陣をおき,軍規をきびしくして文帝の称賛を得た,という「漢書(周勃伝)」の故事から〕
(1)将軍の陣営。幕府。細柳。「―に入る」
(2)幕府の所在地。
(3)将軍。将軍家。「―の職には,卯の歳の人は,げに便有りける者かな/平治(下・古活字本)」

りゅうえいごもつ

りゅうえいごもつ リウ― [5] 【柳営御物】
徳川将軍家の名物茶道具。家康の茶道具が基礎となり,三代家光の代に充実。のち分類・整理が行われ,将軍家の名物茶道具の称となった。

りゅうえいふく

りゅうえいふく リウ― 【劉永福】
(1837-1917) 中国,清末の軍人。広東省出身。若くして天地会に入り,太平天国の乱後ベトナムに逃れ,阮朝に仕えた。1867年黒旗軍を組織してフランスの侵略と戦い,85年帰国後も排外活動に挺身。

りゅうえいれんがはじめ

りゅうえいれんがはじめ リウ― [8] 【柳営連歌始め】
室町・江戸幕府が行なった新年の連歌会。
→連歌始め

りゅうえん

りゅうえん リウ― 【劉淵】
(?-310) 中国,五胡十六国の前趙(ゼンチヨウ)の始祖。廟号(ビヨウゴウ)は高祖,字(アザナ)は元海。匈奴族出身。西晋の八王の乱に際し自立,304年漢王,308年漢国皇帝を称して平陽(山西)に遷都。

りゅうえんこう

りゅうえんこう [3] 【竜涎香】
⇒りゅうぜんこう(竜涎香)

りゅうおう

りゅうおう [3] 【竜王】
(1)竜族の王。法華経においては仏法を守護するものと説かれる。
→八大竜王
(2)将棋で,飛車が敵陣に成り込んだもの。成り飛車。竜。

りゅうおう

りゅうおう リユウワウ 【竜王】
(1)山梨県中部,中巨摩(ナカコマ)郡の町。甲府市に隣接する。
(2)滋賀県南部,蒲生(ガモウ)郡の町。中央を名神高速道路が横切り,工業化が進展。

りゅうおん

りゅうおん リウ― [1] 【流音】
摩擦がなく,母音のように長く引き伸ばして発音できる子音。[m][n][ŋ][l]ある種の[r]など。狭義には,[l]とある種の[r]についていう。単なる聴覚印象によって命名された慣用にすぎず,現在の音声学では用いられていない。

りゅうか

りゅうか リウ― [1] 【琉歌】
〔和歌に対して,琉球風の短歌の意〕
沖縄の短詩形歌謡。特に八・八・八・六形式の抒情的歌謡をいう。多く,三線(サンシン)の伴奏にのせて歌われる。

りゅうか

りゅうか リウ― [1] 【流下】 (名)スル
流れくだること。流しくだすこと。「―物(ブツ)」

りゅうか

りゅうか【硫化】
《化》sulfuration.‖硫化ゴム vulcanized rubber.硫化水素(銀) hydrogen (silver) sulfide.硫化物 a sulfide.

りゅうか

りゅうか リウクワ [0] 【硫化】 (名)スル
硫黄と化合すること。また,硫黄と化合した物質。

りゅうかあえん

りゅうかあえん リウクワ― [4] 【硫化亜鉛】
亜鉛塩水溶液に硫化アンモニウムを加えると沈殿する白色粉末または結晶。化学式 ZnS 天然には閃亜鉛鉱などとして産出。白色顔料の原料。また,ラジウムなどを加えて蛍光体に用いる。

りゅうかい

りゅうかい【流会になる】
be adjourned;be called off.

りゅうかい

りゅうかい リウクワイ [0] 【流会】 (名)スル
予定した会合が成立しないで,取り止めになること。「定足数に満たず―になる」

りゅうかい

りゅうかい リフ― [0] 【粒界】
金属など多結晶体の各結晶粒間の境界面。結晶粒界。

りゅうかえん

りゅうかえん リウクワヱン 【柳花苑】
雅楽の曲名。双調(ソウジヨウ)の曲。桓武天皇の時代,唐から伝来し,女舞を伴っていたが,舞は廃絶して曲だけが伝わった。

りゅうかぎん

りゅうかぎん リウクワ― [3] 【硫化銀】
硝酸銀水溶液に硫化水素を通じると沈殿する黒色粉末。化学式 Ag�S 天然には輝銀鉱として産出。温泉地などで銀の表面に生じることがある。

りゅうかく

りゅうかく [0] 【竜角】
和琴(ワゴン)・箏(ソウ)の部分名称。胴の上面の頭に近い部分にある駒。弦の右端を支える。
→雲角(ウンカク)

りゅうかすいぎん

りゅうかすいぎん リウクワ― [4] 【硫化水銀】
普通は,水銀塩水溶液に硫化水素を通じると沈殿する硫化水銀(II)をさす。化学式 HgS 天然には辰砂(シンシヤ)・丹砂などとして産出。黒色のものと赤色のものがあり,赤色のものが安定。朱と呼ばれて顔料に用いるほか,皮膚病の薬にも用いる。

りゅうかすいそ

りゅうかすいそ リウクワ― [4] 【硫化水素】
火山ガスや鉱泉中に含まれる腐った卵のような臭いをもつ無色の有毒気体。実験室では,硫化鉄に希塩酸を加えてつくる。化学式 H�S 空気中で燃焼して二酸化硫黄を生じる。還元性をもち,各種の金属と反応して硫化物をつくる。水に少し溶けて弱塩基性を示し,金属塩水溶液に通じると,各金属に特有な色をもった硫化物の沈殿を生じる。化学分析用試薬として重要。

りゅうかせんりょう

りゅうかせんりょう リウクワ―レウ [4] 【硫化染料】
アミノフェノールなどの比較的簡単な芳香族化合物を硫化ナトリウムまたは硫黄と溶融して得る染料の総称。染色の際には,硫化ナトリウムによって還元して水溶性にし,木綿などの繊維に付着させたのち,空気または酸化剤によって,もとの水に不溶な染料を再成する。安価で比較的堅牢であるが,鮮明さには乏しい。

りゅうかてつ

りゅうかてつ リウクワ― [3] 【硫化鉄】
鉄粉と硫黄を加熱して得られる灰色ないし褐色の結晶。化学式 FeS 水に不溶だが,酸に溶けて硫化水素を発生する。このほか,天然に黄鉄鉱として産出する二硫化鉄 FeS� などがある。

りゅうかどう

りゅうかどう リウクワ― [3] 【硫化銅】
(1)硫化銅(I)。銅粉と硫黄を加熱して得られる灰黒色結晶。化学式 Cu�S 天然には輝銅鉱として産出。
(2)硫化銅(II)。二価の銅塩水溶液に硫化水素を通じると沈殿する黒色結晶。化学式 CuS 天然には藍銅鉱(ランドウコウ)として産出。

りゅうかぶつ

りゅうかぶつ リウクワ― [3] 【硫化物】
硫黄とそれよりも陽性の元素との化合物の総称。天然に広く分布する。酸を加えると,多くの硫化物は分解して硫化水素を発生する。金属の硫化物は,それら金属の原料となる。

りゅうかん

りゅうかん リウ― [0] 【流感】
「流行性感冒」の略。「―がはやる」

りゅうかん

りゅうかん リウ― [0] 【流汗】
汗が流れ出ること。また,その汗。「―淋漓(リンリ)」

りゅうかん

りゅうかん【流感】
<have> influenza[ <話> (the) flu].→英和

りゅうかアンモニウム

りゅうかアンモニウム リウクワ― [7] 【硫化―】
アンモニアと硫化水素を摂氏マイナス一八度以下に冷却したエーテル中に吹き込んで得られる無色針状結晶。化学式(NH�)�S 水溶液として化学分析に用いる。

りゅうかカドミウム

りゅうかカドミウム リウクワ― [6] 【硫化―】
カドミウム塩水溶液に硫化ナトリウムを加えて得られる黄色不溶性の結晶性粉末。化学式 CdS カドミウムイエローと呼ばれ,黄色の顔料として用いられる。

りゅうかナトリウム

りゅうかナトリウム リウクワ― [6] 【硫化―】
硫化水素を飽和させた水酸化ナトリウム水溶液に,水酸化ナトリウムを加えて得られる無色結晶。化学式 Na�S 普通は九水和物。ニトロ化合物の還元,硫化染料の製造などに用いる。

りゅうが

りゅうが [1] 【竜駕】
⇒りょうが(竜駕)

りゅうがいじ

りゅうがいじ 【竜蓋寺】
奈良県の岡寺(オカデラ)の別名。

りゅうがく

りゅうがく リフ― [0] 【立楽】
⇒たちがく(立楽)

りゅうがく

りゅうがく リウ― [0] 【留学】 (名)スル
よその土地,特に外国へ行って,ある程度長い期間勉強すること。「アメリカへ―する」「内地―」

りゅうがく

りゅうがく リウ― 【劉鶚】
(1857-1909) 中国,清末の小説家。字(アザナ)は鉄雲。「老残遊記」を著し,清末の官僚政治の腐敗を批判した。また,甲骨文字の発見者で「鉄雲蔵亀」などの著がある。リウ=オー。

りゅうがく

りゅうがく【留学する】
study abroad;go to <England> to study <English literature> .‖留学生 a student from abroad;a foreign student.在日中国人留学生 a Chinese student studying in Japan.

りゅうがくせい

りゅうがくせい リウ― [3][4] 【留学生】
外国へ留学して勉強する学生。

りゅうがさき

りゅうがさき 【竜ヶ崎】
茨城県南部の市。江戸時代,仙台藩の飛び地で,米・竜ヶ崎木綿の集散地。近年は住宅地化が進む。
〔市名は「龍ヶ崎」〕

りゅうがどう

りゅうがどう 【竜河洞】
高知県香美郡土佐山田町にある鍾乳洞。天然記念物。出口付近に穴居生活の遺跡と考えられる竜河洞遺跡(史跡)がある。

りゅうがん

りゅうがん リフグワン [0] 【立願】
「りつがん(立願)」に同じ。「御―三あり/平家 1」

りゅうがん

りゅうがん [0] 【竜眼】
ムクロジ科の常緑高木。中国南部原産とされる。果樹として栽培。葉は羽状複葉。雌雄異株。春,黄白色の五弁花が大形の円錐花序につく。果実は球形で径約3センチメートル。果肉は乳白色で特有の風味があり生食される。

りゅうがん

りゅうがん リウグワン [0] 【流丸】
ながれだま。それだま。流弾。

りゅうがん

りゅうがん リウ― [0] 【柳眼】
柳の新芽。

りゅうがん

りゅうがん [0] 【竜顔】
天子の顔。天顔。りょうがん。

りゅうがん

りゅうがん [0] 【竜頷】
〔荘子(列禦寇)〕
竜のあご。美しい珠のあるところとされ,それを得ようと危険を冒すたとえにいう。りょうがん。

りゅうがんしゅかん

りゅうがんしゅかん 【竜龕手鑑】
中国,遼(リヨウ)(契丹)の字書。四巻。行均撰。漢字を部首によって分類,部首の字を平・上・去・入の四声によって配列し,字体の正俗・古今などをあきらかにしたもの。

りゅうがんにく

りゅうがんにく [3] 【竜眼肉】
リュウガンの種子を包む甘い肉質の仮種皮。生で食用とし,また干して薬用にする。

りゅうき

りゅうき【隆起する】
protrude;→英和
rise;→英和
upheave.→英和

りゅうき

りゅうき 【隆琦】
⇒隠元(インゲン)

りゅうき

りゅうき [1][0] 【隆起】 (名)スル
(1)高くもりあがること。「筋肉が―している」
(2)地殻の一部が相対的に高くなること。
⇔沈降

りゅうき

りゅうき [1] 【竜旗】
天子の旗。

りゅうき

りゅうき [1] 【竜葵】
漢方で,イヌホオズキを乾燥させたものをいう。

りゅうき

りゅうき リウ― [1] 【瘤起】 (名)スル
こぶ状に盛り上がること。

りゅうき

りゅうき リウ― 【劉徽】
中国,魏(ギ)・晋(シン)時代の数学者。数学書「九章算術」に注釈を施す。その補遺が唐初に出版され「海島算経」と称される。円周率・三角法などに創見を示す。生没年未詳。

りゅうきい

りゅうきい リウ― 【劉希夷】
(651-679) 中国,初唐の詩人。字(アザナ)は廷芝(テイシ)。楽府(ガフ)をふまえた古調で哀切な調べで知られる。代表作「代悲白頭翁」「公子行」

りゅうきかいがん

りゅうきかいがん [4] 【隆起海岸】
地殻変動によって海底が海面上に隆起した結果,できる海岸。海食崖や海食台などが見られる。

りゅうきがん

りゅうきがん リウキ― [3] 【榴輝岩】
変成岩の一。塩基性岩で,完晶質粒状。主要構成鉱物は柘榴石(ザクロイシ)と輝石。高圧型の変成帯に産する。地殻下部から上部マントルで安定した岩石。エクロジャイト。

りゅうきこう

りゅうきこう リウキ― [0] 【硫気孔】
火山ガスの噴気孔のうち,特に硫化水素や二酸化硫黄を多量に噴出する穴。鳥地獄などとよばれる所もある。

りゅうきさんごしょう

りゅうきさんごしょう [6] 【隆起珊瑚礁】
地殻変動によって隆起し,現海水面より上位に現れた珊瑚礁。

りゅうきじゅんへいげん

りゅうきじゅんへいげん [6] 【隆起準平原】
準平原が隆起した地形。河川に浸食されて谷が発達するまでは高原をなすが,谷に分断されると,高さのそろった山頂になだらかな地形の残る山地になる。

りゅうきせんもん

りゅうきせんもん [4] 【隆起線文】
縄文土器の文様で,粘土紐を直線・曲線に貼りつけたもの。草創期の深鉢に水平につけられる隆線文と,中期の渦巻形・楕円形に太い隆起帯がつけられるものがある。

りゅうきへい

りゅうきへい [3] 【竜騎兵】
一六,一七世紀以降のヨーロッパで,鎧(ヨロイ)を着て銃を持ち,馬に乗った兵隊。

りゅうきへい

りゅうきへい【竜騎兵】
a dragoon.→英和

りゅうきゅう

りゅうきゅう リウキウ 【琉球】
(1)沖縄の別名。本来,中国側からの呼び名で,「隋書」に見える「流求」は台湾説と沖縄説の両説がある。
→沖縄
(2)「琉球紬(ツムギ)」の略。

りゅうきゅうあい

りゅうきゅうあい リウキウアヰ [5] 【琉球藍】
キツネノマゴ科の低木。沖縄・台湾・インドシナ半島に分布。枝葉から藍をとるために栽培する。高さ50センチメートル内外。葉は広披針形。夏,茎頂に淡紫色の唇形花をつける。キアイ。

りゅうきゅうあゆ

りゅうきゅうあゆ リウキウ― [5] 【琉球鮎】
アユの一亜種。アユとは鱗(ウロコ),鰭条(キジヨウ)の数が異なる。奄美大島と沖縄本島に生息していたが沖縄本島ではすでに絶滅。奄美大島でも個体数が減少している。

りゅうきゅうい

りゅうきゅうい リウキウヰ [3] 【琉球藺】
植物シチトウの異名。

りゅうきゅういのしし

りゅうきゅういのしし リウキウヰノシシ [5] 【琉球猪】
南西諸島に生息するイノシシ。本土のイノシシに比べて小形。食用として好まれる。

りゅうきゅういも

りゅうきゅういも リウキウ― [3] 【琉球芋】
(1)〔琉球を経て渡来したので〕
サツマイモの異名。
(2)ジャガイモの異名。

りゅうきゅうおもて

りゅうきゅうおもて リウキウ― [5] 【琉球表】
畳表の一種。麻糸を縦とし,シチトウの茎を横として織ったもの。じょうぶで耐久力に富む。七島表。琉球ござ。

りゅうきゅうおんかい

りゅうきゅうおんかい リウキウ― [5] 【琉球音階】
日本の五音音階の一。各音の音程関係は洋楽階名のド・ミ・ファ・ソ・シと同じ形。主に沖縄の音楽で用いられる。
→五音音階

りゅうきゅうかいこう

りゅうきゅうかいこう リウキウ― 【琉球海溝】
南西諸島海溝の別名。

りゅうきゅうからすばと

りゅうきゅうからすばと リウキウ― [8] 【琉球烏鳩】
ハト目ハト科の鳥。別種のカラスバトより大形,後頸に白色の帯があり,くちばしが青灰色。沖縄島と大東諸島にのみ分布したが,沖縄島では1904年(明治37),大東諸島では36年(昭和11)を最後に絶滅。

りゅうきゅうがすり

りゅうきゅうがすり リウキウ― [5] 【琉球絣】
沖縄産の絣。またそれを模して織られた絣織物。手結いと呼ぶ古い技法で,独特の柄を織り出す。沖縄本島南部で織られた紺木綿絣が知られる。沖縄絣。

りゅうきゅうぐみ

りゅうきゅうぐみ リウキウ― 【琉球組】
三味線組歌の一。本手組の第一曲で,地歌の最古の曲とされる。石村検校(ケンギヨウ)の作という。

りゅうきゅうこ

りゅうきゅうこ リウキウ― 【琉球弧】
南九州から台湾へ連なる島列の弧。南西諸島弧。

りゅうきゅうこうがい

りゅうきゅうこうがい リウキウカウ― [5] 【琉球笄】
植物メヒルギの異名。

りゅうきゅうご

りゅうきゅうご リウキウ― [0] 【琉球語】
沖縄本島を中心に,奄美大島諸島・宮古諸島・八重山諸島などで用いられている言語。日本語との類縁関係が実証されており,琉球方言として,内地方言と対立する。日本語の二大方言の一つとして扱われることが多いが,他方で,日本語と同系の姉妹語ともみなされる。日本語の古い姿を残している面もあるが,その反面,独自の発達をとげている点も多い。

りゅうきゅうしゅっぺい

りゅうきゅうしゅっぺい リウキウ― 【琉球出兵】
1609年に薩摩の島津氏が大軍を送って琉球を征服した事件。島津氏は奄美諸島を直轄地とし,琉球王国に貢納を課した。島津侵入事件。

りゅうきゅうしょとう

りゅうきゅうしょとう リウキウ―タウ 【琉球諸島】
沖縄諸島と先島(サキシマ)諸島の総称。南西諸島の南半部にあたり,沖縄県が全域を占める。

りゅうきゅうしょぶん

りゅうきゅうしょぶん リウキウ― 【琉球処分】
明治政府のもとで琉球が強制的に近代日本国家に組み込まれていった一連の政治過程。1872年(明治5)琉球藩設置に始まり,79年の沖縄県設置に至る過程をいう。これによって琉球王国は滅びた。

りゅうきゅうしんとうき

りゅうきゅうしんとうき リウキウシンタウキ 【琉球神道記】
沖縄の宗教について記した現存最古の書。五巻。浄土宗の僧,袋中著。1648年,京都で刊。和文で書かれている。

りゅうきゅうだいがく

りゅうきゅうだいがく リウキウ― 【琉球大学】
国立大学の一。1950年(昭和25)首里城跡に創設され,66年琉球政府立となり,72年国立となる。本部は沖縄県西原町。

りゅうきゅうつつじ

りゅうきゅうつつじ リウキウ― [5][6] 【琉球躑躅】
ツツジ科の常緑低木。五月頃,枝先に径約6センチメートルの漏斗状花を一,二個つける。花は白色で花冠の内面上部に緑斑がある。庭木とする。白琉球。

りゅうきゅうつむぎ

りゅうきゅうつむぎ リウキウ― [5] 【琉球紬】
沖縄産の平織りの紬。つむぎ糸を植物性染料などで染めて織る。質は柔らかで丈夫。久米島で織られる久米島紬がよく知られる。

りゅうきょう

りゅうきょう リウキヤウ 【劉向】
〔「りゅうこう」「りゅうしゅう」とも〕
(前79-前8) 中国,前漢の学者。字(アザナ)は子政。秦の焚書(フンシヨ)以来,混乱していた宮中の図書の整理校訂を行い,目録解題を作った。死後,息子の劉歆(リユウキン)がこの事業を継承。著「列女伝」「列仙伝」「新序」「説苑(ゼイエン)」「洪範五行論」

りゅうきょう

りゅうきょう リウケフ 【劉勰】
(465頃-532頃) 中国,南北朝時代の梁(リヨウ)の文学者。字(アザナ)は彦和(ゲンワ),のち仏教に帰依し慧地(エチ)と改名。経論に博通していた。著「文心雕竜(ブンシンチヨウリユウ)」

りゅうきょうしんし

りゅうきょうしんし リウケウ― 【柳橋新誌】
随筆。三編。成島柳北作。1874年(明治7)初・二編刊行。初編は,江戸末期の江戸柳橋の風俗誌。第二編は,明治初期の柳橋を舞台に,江戸の通人の目で,文明開化を風刺し,戯画化したもの。第三編は発行を禁止され本文は散逸。

りゅうきん

りゅうきん リウ― [0] 【琉金】
〔江戸時代,琉球から渡来したことから〕
金魚の品種の一。体は短く腹部が大きくふくれ,ひれが長い。尾びれは特に長く,三つ尾または四つ尾をなす。色は赤か赤白のまだらが普通。尾長(オナガ)。

りゅうきん

りゅうきん リウ― 【劉歆】
(?-23頃) 中国,前漢末の学者。字(アザナ)は子駿(シシユン)。父劉向(リユウキヨウ)の王室図書の整理校訂事業を継承し,書籍分類目録「七略」を完成。政権をとった王莽(オウモウ)の国師となったが,のち暗殺をはかって失敗,自殺した。

りゅうぎ

りゅうぎ【流儀】
<in> the style <of> ;→英和
<after> the fashion <of> .→英和
昔流儀の人 an old-fashioned person.

りゅうぎ

りゅうぎ リフ― [1] 【竪義・立義】
〔仏〕 興福寺・薬師寺・法隆寺などで行われた学僧の試験。探題が出題し,問者の問う論題に対し,答えること。また,その人。

りゅうぎ

りゅうぎ リウ― [3][1] 【流儀】
(1)物事の仕方。やり方。「君の―にはついていけない」「彼独特の―」
(2)芸術・武術などの,その流派や家に昔から伝えられている仕方。流派。

りゅうぎけい

りゅうぎけい リウ― 【劉義慶】
(403-444) 中国,南北朝時代の宋の文人。宋の初代皇帝武帝の弟の子として臨川王を継ぎ,広く文学の士を招いて「世説新語」を編んだ。

りゅうぎん

りゅうぎん [0] 【竜吟】
〔「りょうぎん」とも〕
(1)「竜笛(リユウテキ)」の異称。また,その音。竜の声に見立てていう。「―鳳鳴の曲を調べ,詩歌管絃の興を催す/盛衰記 37」
(2)「竜吟調」の略。

りゅうぎんちょう

りゅうぎんちょう [0] 【竜吟調】
下無調(シモムチヨウ)の別名。

りゅうぐう

りゅうぐう リウ― [0] 【流寓】 (名)スル
放浪して他郷に住むこと。「―の客」

りゅうぐう

りゅうぐう [3] 【竜宮】
深い海の底にあって竜王が住んでいるといわれる宮殿。日本では浦島太郎の説話でよく知られている。竜宮城。海の都。竜の宮。「―の乙姫(オトヒメ)」

りゅうぐう

りゅうぐう【竜宮】
the Palace of the Sea Goddess.

りゅうぐうじょう

りゅうぐうじょう [0][3] 【竜宮城】
「竜宮」に同じ。

りゅうぐうづくり

りゅうぐうづくり [5] 【竜宮造り】
社寺における楼門の造り方の一種。下部は漆喰(シツクイ)で塗り固め,中央にアーチ型の通路をあけ,上部は木材で軒を組み,入母屋の屋根をのせる。木部を丹や群青(グンジヨウ)などで彩色し,異国趣味が強い。日光大猷院皇嘉門,長崎の崇福寺楼門が代表例。

りゅうぐうにょうぼう

りゅうぐうにょうぼう [5] 【竜宮女房】
昔話の一。異類婚姻譚。水中に花などを献じた男が水中の異郷(竜宮)に招かれて歓待され,帰りに美女を嫁にもらって帰る。のちに殿様から難題が課せられるが,妻の力で解決し,二人幸福に暮らすというもの。

りゅうぐうのおとひめのもとゆいのきりはずし

りゅうぐうのおとひめのもとゆいのきりはずし [3][2][3][0] 【竜宮の乙姫の元結の切り外し】
アマモの異名。最も長い植物名として知られる。

りゅうぐうのつかい

りゅうぐうのつかい [3] 【竜宮の使い】
アカマンボウ目の海魚。全長10メートルにもなる。体は細長く著しく側扁する。体は銀白色でひれは赤い。頭部の上の背びれはとさか状に伸び,腹びれは頭部の下方から糸状に長く伸びる。全世界の深海に分布。

りゅうぐうまつり

りゅうぐうまつり [5] 【竜宮祭】
「瀬祭(セマツ)り」に同じ。

りゅうぐうわらし

りゅうぐうわらし [5] 【竜宮童子】
昔話の一。薪(タキギ)などを水中に投じた貧しい男が竜宮に招かれて歓待され,土産に醜い童子をもらって帰る。その童子がいる間はその家は裕福になるが,去ってからは再び貧しくなるというもの。

りゅうけい

りゅうけい【流刑】
⇒流罪(るざい).

りゅうけい

りゅうけい 【竜渓】
⇒矢野(ヤノ)竜渓

りゅうけい

りゅうけい リウ― [0] 【流刑】
(1)罪人を遠隔の地や離れ島に追いやる刑罰。流罪(ルザイ)。流(ル)。るけい。
(2)旧刑法で,重罪の国事犯に科した刑罰。島などの監獄に拘禁した。

りゅうけい

りゅうけい リフ― [0] 【粒径】
粒子の大きさを直径であらわしたもの。
→粒度

りゅうけつ

りゅうけつ [0] 【竜闕】
宮城の門。また,宮城。りょうけつ。

りゅうけつ

りゅうけつ【流血】
bloodshed.→英和

りゅうけつ

りゅうけつ リウ― [0] 【流血】
争いなどで血を流すこと。また,争いによって流れる血。「―を見るに至る」「―淋漓(リンリ)」

りゅうけつじけん

りゅうけつじけん リウ― [5] 【流血事件】
(抗争のあげくの)死傷者の出るようなできごと。

りゅうけつじゅ

りゅうけつじゅ [4] 【竜血樹】
リュウゼツラン科の常緑高木。ドラセナの一種でカナリア諸島原産。世界一の長寿の木といわれ,樹齢七千年と推定されるものがある。高さ約20メートル。大形の剣状の葉を密生。緑白色の小花がつき,オレンジ色の果実がなる。樹脂が赤褐色なのでこの名がある。

りゅうげ

りゅうげ [1] 【竜華】
〔仏〕
(1)「竜華三会(リユウゲサンエ)」に同じ。
(2)「竜華樹(リユウゲジユ)」に同じ。

りゅうげえ

りゅうげえ [3] 【竜華会】
(1)園城寺(オンジヨウジ)で,弥勒菩薩を本尊として修する法会。
(2)灌仏会(カンブツエ)の際,次にこの世に現れる仏である弥勒仏に会うことを祈る法会。
(3)「竜華三会」に同じ。

りゅうげごえ

りゅうげごえ 【竜華越・竜花越】
途中越(トチユウゴエ)の古名。

りゅうげさんえ

りゅうげさんえ [4] 【竜華三会】
釈迦入滅後五十六億七千万年の後,弥勒菩薩がこの世界に現れ,竜華樹の下で悟りを開き,衆生(シユジヨウ)のために三度法会を開いて,釈迦の教化にもれたものを救うこと。弥勒三会。慈尊三会。竜華会(リユウゲエ)。竜華。

りゅうげじ

りゅうげじ 【竜華寺】
静岡県清水市村松にある日蓮宗の寺。1670年,日近の開創。富士山を眺望する景勝地で,高山樗牛(チヨギユウ)の墓がある。

りゅうげじゅ

りゅうげじゅ [3] 【竜華樹】
〔仏〕 高さ広さがそれぞれ四〇里あって,枝は竜が百宝の花を吐くようだといわれる想像上の木。釈迦入滅後,弥勒菩薩がこの木の下で悟りを開き,三度法会を開いて衆生を救うという。竜華。

りゅうげん

りゅうげん リウ― [0] 【流言】
根拠のないうわさ。根も葉もない風説。流説(ルセツ)。浮言。「―にまどわされる」「無根の説を―なさしめ/近世紀聞(延房)」
→デマ

りゅうげん

りゅうげん【流言(飛語)を放つ】
spread a (wild) rumor.

りゅうげんひご

りゅうげんひご リウ― [5] 【流言飛語・流言蜚語】
世の中で言いふらされる確証のないうわさ話。根拠のない扇動的な宣伝。デマ。

りゅうこ

りゅうこ [1] 【竜虎】
〔「りょうこ」とも〕
(1)竜と虎。
(2)力が伯仲し,すぐれている二人の者のたとえ。「―の激突」

りゅうこ=相搏(ウ)つ

――相搏(ウ)・つ
二人の傑出した強者が勝敗を争う。

りゅうこう

りゅうこう リウカウ [0] 【流行】 (名)スル
(1)ある現象が,一時的に世間に広まること。特に,ある型の服装・言葉あるいは思想・行動様式などがもてはやされて,一時的に広く世間で用い行われること。はやり。「―の先端を行く」「―を追う」「ミニスカートが―する」「―作家」
(2)ある病気が,短期間のうちに世間に広がること。「インフルエンザが―する」
(3)俳諧で,時代とともに絶えず変わり,新しくなるもの。
→不易流行(フエキリユウコウ)

りゅうこう

りゅうこう リウクワウ [0] 【流光】
(1)光陰の移りゆくこと。月日のたつこと。「五年の―に,転輪の疾(ト)き趣を解し得たる婆さんは/草枕(漱石)」
(2)水流にうつる月の光。「落照曹王が苑,―織女が河/懐風藻」
(3)流れ出る光。

りゅうこう

りゅうこう リウカウ [0] 【流向】
海流や潮流の流れてゆく方向。

りゅうこう

りゅうこう [0] 【隆興】 (名)スル
物事が盛んになること。興隆。「国運次第に―すべし/明六雑誌 17」

りゅうこう

りゅうこう リウコウ 【柳虹】
⇒川路(カワジ)柳虹

りゅうこう

りゅうこう リウカウ 【劉向】
⇒りゅうきょう(劉向)

りゅうこう

りゅうこう【流行】
(a) fashion;→英和
(the) vogue;→英和
popularity (人気);→英和
prevalence (病気・思想などの);→英和
[熱狂]a craze;→英和
a rage.→英和
〜遅れの old-fashioned;out-moded.〜している be in fashion[vogue];be popular;→英和
[病気などが]prevail;→英和
be prevalent[prevailing].〜の fashionable;popular;prevailing.→英和
〜を追う follow the fashion.‖流行歌 a popular song.流行歌手 a popular song singer;a pop singer.流行語 a popular[fashionable,current]word[phrase].流行作家 a popular writer.流行色 a fashionable color.流行性感冒 ⇒流感.流行性脳炎 epidemic encephalitis.流行地 an infected area (病気の).流行病 an epidemic (disease).

りゅうこう

りゅうこう リユウクワウ 【隆光】
(1649-1724) 江戸前・中期の新義真言宗の僧。大和の人。字(アザナ)は栄春,通称は護持院大僧正。筑波山知足院の主となり,のち知足院を神田橋外に移転し護持院と改称。将軍綱吉の側にあって経を講じ祈祷(キトウ)を行い,また社寺の復興に努めた。「生類憐れみの令」の発布を綱吉に勧めたと伝えられる。

りゅうこうおくれ

りゅうこうおくれ リウカウ― [5] 【流行後れ】
世間で流行した時期にはずれること。また,そのもの。「―のデザイン」

りゅうこうか

りゅうこうか リウカウ― [3] 【流行歌】
ある時代に,多くの人々に好まれよく歌われる歌。はやりうた。特に歌謡曲をさすことが多い。

りゅうこうご

りゅうこうご リウカウ― [0] 【流行語】
ある一時期に興味をもたれ,多くの人々によって盛んに使用される単語や句。はやり言葉。

りゅうこうしょく

りゅうこうしょく リウカウ― [3] 【流行色】
その時期に流行の色。「今年の―」

りゅうこうじ

りゅうこうじ リウカウ― [3] 【流行児】
ある一時期,世の中の人にさわがれ,もてはやされる人。はやりっこ。うれっこ。「一夜にして―となる」

りゅうこうじ

りゅうこうじ 【竜口寺】
藤沢市片瀬町にある日蓮宗の寺。山号,寂光山。日蓮が1271年に法難を受けた地に,弟子の日法が堂宇を建立したのに始まる。

りゅうこうじん

りゅうこうじん リウカウ― [3] 【柳江人】
1958年に中国,広西壮族自治区柳江県の洞窟で発見された更新世後期の化石人骨。新人に属する。

りゅうこうせいかくけつまくえん

りゅうこうせいかくけつまくえん リウカウ― [10] 【流行性角結膜炎】
アデノウイルスによる伝染性の結膜炎。角膜上皮にも炎症を起こすため強い異物感と痛みがある。

りゅうこうせいかんえん

りゅうこうせいかんえん リウカウ― [7] 【流行性肝炎】
経口感染によって起こる急性肝炎。一五〜五〇日の潜伏期ののち,急に発病し,食欲不振・発熱・黄疸(オウダン)・肝腫肥大および右上腹部痛などが現れる。集団発生することがある。主に A 型肝炎であるが,他に E 型肝炎も知られている。

りゅうこうせいかんぼう

りゅうこうせいかんぼう リウカウ― [7] 【流行性感冒】
⇒インフルエンザ

りゅうこうせいけつまくえん

りゅうこうせいけつまくえん リウカウ― [10] 【流行性結膜炎】
アデノウイルスによって起こる結膜炎。学校や職場で集団発生し,しばしばプールが感染源となる。結膜が充血し,まぶたが腫(ハ)れ,涙が出る。学校伝染病に指定。俗に,はやり目。

りゅうこうせいじかせんえん

りゅうこうせいじかせんえん リウカウ― [9] 【流行性耳下腺炎】
ムンプスウイルスの感染による耳下腺炎。二〜三週間の潜伏期ののち,発熱とともに耳下腺がはれて痛む。睾丸炎・卵巣炎を併発することがある。治癒後は終生免疫が得られる。学校伝染病に指定。おたふくかぜ。ムンプス。

りゅうこうせいずいまくえん

りゅうこうせいずいまくえん リウカウ― [10] 【流行性髄膜炎】
髄膜炎菌の飛沫(ヒマツ)伝染による急性化膿性髄膜炎。一〜一〇歳の小児が多くかかる。法定伝染病の一。流行性脳脊髄膜炎。

りゅうこうせいのうえん

りゅうこうせいのうえん リウカウ―ナウエン [7] 【流行性脳炎】
ウイルスによる急性脳炎の総称。日本脳炎や嗜眠性(シミンセイ)脳炎などをいう。

りゅうこうせいのうせきずいまくえん

りゅうこうせいのうせきずいまくえん リウカウ―ナウセキズイマクエン [0][8] 【流行性脳脊髄膜炎】
「流行性髄膜炎」の伝染病予防法における名称。

りゅうこうびょう

りゅうこうびょう リウカウビヤウ [0] 【流行病】
人々の間に急速に伝染して広まる病気。はやりやまい。

りゅうこくだいがく

りゅうこくだいがく 【竜谷大学】
私立大学の一。浄土真宗の僧侶養成機関を起源とし,1922年(大正11)創立。49年(昭和24)新制大学に移行。本部は京都市伏見区。

りゅうこしゃ

りゅうこしゃ 【竜骨車】
〔「りゅうごしゃ」とも〕
「りゅうこつしゃ(竜骨車)」の転。「すがる涙の―に,あひの水さへまかすらん/浄瑠璃・氷の朔日(下)」

りゅうこつ

りゅうこつ【竜骨】
a keel.→英和
竜骨台 the keelblocks.

りゅうこつ

りゅうこつ [0] 【竜骨】
(1)船底の中心部分を縦貫している力材。人間の背骨にあたり,船体構成の基礎となるもの。まぎりがわら。キール。
(2)古代に生息した巨大な動物の骨の化石。生薬として鎮静薬に用いる。
(3)竜骨突起のこと。

りゅうこつざ

りゅうこつざ [0] 【竜骨座】
〔(ラテン) Carina〕
三月頃の宵に南中する星座。アルゴ座の一部。日本からはごく一部しか見えない。アルファ星カノープスはマイナス〇・七等で,全天第二の輝星。

りゅうこつしゃ

りゅうこつしゃ [4][3] 【竜骨車】
〔形が竜骨(1)に似るところから〕
水を汲みあげて田にそそぎ入れる機械。箱形の樋(トイ)の中に多数の水かき板を鎖状に連結したものをはめ込み,樋の上部の輪軸につなぎ,輪軸を足で踏んでエスカレーターのように動かして水を押し上げる。中国から伝来。江戸前期に近畿地方を中心に普及した。翻車。りゅうこしゃ。りゅうこし。
竜骨車[図]

りゅうこつとっき

りゅうこつとっき [5] 【竜骨突起】
鳥類の胸骨にある突起。胸筋の発達に伴い胸骨が発達して生じたもの。竜骨。胸峰。

りゅうこつべん

りゅうこつべん [4] 【竜骨弁】
マメ科植物の蝶形花の下方の二花弁。左右から接して雄しべと雌しべを包む。舟弁。
→蝶形花

りゅうご

りゅうご リウ― [1] 【輪鼓・輪子】
(1)中央のくびれた,鼓(ツヅミ)の胴のような形の物。立鼓(リユウゴ)。
(2){(1)}を用いる散楽の曲芸。{(1)}のくびれた部分に緒を巻き,回しながら投げ上げ,落ちてくるところを緒で受ける。立鼓。
(3)家紋の一。{(1)}をかたどったもの。
輪鼓(2)[図]

りゅうご

りゅうご リフ― [1] 【立鼓】
「輪鼓(リユウゴ)」に同じ。

りゅうごう

りゅうごう リウ― 【林檎】
〔「りんごん」の「ん」を「う」と表記したもの〕
りんご。[和名抄]

りゅうごう

りゅうごう リフ― [0] 【立后】
⇒りっこう(立后)

りゅうさ

りゅうさ【流砂】
quicksand.→英和

りゅうさ

りゅうさ リウ― [1] 【流砂】
(1)(風や流水によって)流れる砂。流れてたまった砂。
(2)中国の西部,西域の砂漠地方(タクラマカン砂漠など)。天山南路の地。りゅうしゃ。沙河(シヤガ)。

りゅうさくば

りゅうさくば リウ― [0] 【流作場】
河川などの沿岸にあり,いつも水をかぶっているような田畑。厳密な石盛(コクモリ)は行われなかった。流れ作場。

りゅうさげんしょう

りゅうさげんしょう リウ―シヤウ [4] 【流砂現象】
地下水で飽和した砂地盤が,地震などの衝撃によって,急に支持力を失う現象。また,その際,砂地盤を構成する砂粒が地下水とともに沸騰あるいは噴出する現象。
→クイックサンド

りゅうさん

りゅうさん【硫酸】
sulfuric acid;vitriol.→英和
‖硫酸アンモニア(銅,鉄) ammonium (copper,iron) sulfate.硫酸紙 sulfate[parchment]paper.

りゅうさん

りゅうさん リウ― [0] 【硫酸】
無色無臭の粘りけのある不揮発性の液体。化学式 H�SO� 強酸性の二価の酸。強い脱水作用があり,有機物を分解し,皮膚をおかす。水と混ぜると多量の熱を出す。強い酸化力があり,熱すれば金と白金以外のほとんどの金属を溶解する。酸化バナジウムなどの触媒を用いて二酸化硫黄を酸化し,水に吸収させてつくる(接触法)。種々の薬品製造の基礎原料となり,化学工業に広く用いられる。

りゅうさんあえん

りゅうさんあえん リウ― [5] 【硫酸亜鉛】
亜鉛を希硫酸に溶かすか,閃亜鉛鉱(硫化亜鉛)を焼いて得られる白色の結晶性粉末。化学式 ZnSO� 七水和物を皓礬(コウバン)という。顔料・媒染剤・医薬品などに用いる。

りゅうさんえん

りゅうさんえん リウ― [3] 【硫酸塩】
硫酸分子に含まれる二つの水素原子のうち一つまたは二つが金属などの陽イオンで置換された塩。一般に水に溶けやすいが,カルシウム塩・バリウム塩・鉛塩などは難溶。各種金属の硫酸塩鉱物が天然に存在し,資源として有用。

りゅうさんし

りゅうさんし リウ― [3] 【硫酸紙】
加工紙の一。パルプから抄造した原紙を濃硫酸に通して表面の繊維を変性させたもの。薄くて耐水・耐油性がある。バターなどの食品や薬品の包装紙,特殊印刷用紙などに使う。パーチメント紙。擬羊皮紙。

りゅうさんだん

りゅうさんだん リウサン― [3] 【榴散弾】
弾体内に多数の鉛のボールを入れて,殺傷効果を高めた砲弾。

りゅうさんてつ

りゅうさんてつ リウ― [3] 【硫酸鉄】
(1)硫酸鉄(II)。鉄を希硫酸に溶かすか,湿らせた黄鉄鉱を放置して自然酸化して得られる淡緑色結晶。化学式 FeSO� 普通,青緑色の七水和物として存在し,天然には緑礬(リヨクバン)として産出。空気中で徐々に風化・酸化されて黄褐色の水酸化硫酸鉄(III)Fe(OH)(SO�)を生じる。媒染剤・還元剤・防腐剤として用いるほか,青色顔料(ベルリン青)・インクの原料に用いる。
(2)硫酸鉄(III)。無水硫酸鉄(II)を濃硫酸中で加熱して得る白色粉末。化学式 Fe�(SO�)� 室温で水溶液からは淡紫色の九水和物が析出。媒染剤・顔料に用いる。

りゅうさんどう

りゅうさんどう リウ― [3] 【硫酸銅】
普通,硫酸銅(II)をさす。化学式 CuSO� 銅を熱濃硫酸に溶かした溶液を濃縮すると青色の五水和物を得る。天然には胆礬(タンバン)として産する。青色顔料の原料,鍍金(メツキ)液・ボルドー液(農薬の駆虫剤)などに用いる。

りゅうさんばんど

りゅうさんばんど リウ― [5] 【硫酸礬土】
水道原水中のにごりなどを除去するための沈殿剤(凝集剤)の一つで,硫酸アルミニウムのこと。礬土(アルミナのこと)。

りゅうさんアルミニウム

りゅうさんアルミニウム リウ― [8] 【硫酸―】
水酸化アルミニウムに硫酸を加えて得られる無色結晶。普通は一八水塩。化学式 Al�(SO�)� 皮のなめし・媒染剤・ミョウバンなど他のアルミニウム塩の原料などに用いる。

りゅうさんアンモニウム

りゅうさんアンモニウム リウ― [8] 【硫酸―】
硫酸にアンモニアを吸収させてつくる無色透明の結晶。化学式(NH�)�SO� 水に溶けやすい。俗に硫安と呼ばれ,窒素肥料として大量に用いられる。

りゅうさんカリウム

りゅうさんカリウム リウ― [6] 【硫酸―】
塩化カリウムと硫酸を熱して得られる無色結晶。化学式 K�SO� カリ肥料・カリ-ガラス・カリウムミョウバンの原料として用いるほか,緩下剤としても用いる。

りゅうさんカルシウム

りゅうさんカルシウム リウ― [7] 【硫酸―】
カルシウム塩水溶液に硫酸塩水溶液を加えると析出する無色の結晶。化学式 CaSO� 天然には硬石膏として産する。二水和物を石膏という。

りゅうさんナトリウム

りゅうさんナトリウム リウ― [7] 【硫酸―】
食塩を硫酸と強熱して得る白色粉末結晶。化学式 Na�SO� 水に可溶。一〇水和物は無色の結晶で,芒硝(ボウシヨウ)という。寒剤・乾燥剤・パルプ・ガラス工業の原料として広い用途がある。硫酸ソーダ。

りゅうさんバリウム

りゅうさんバリウム リウ― [6] 【硫酸―】
バリウム塩水溶液に硫酸または硫酸ナトリウムなどを加えると沈殿する白色の結晶性粉末。化学式 BaSO� 水に不溶。天然には重晶石として産する。白色顔料,医療検査の X 線造影剤として用いる。

りゅうさんマグネシウム

りゅうさんマグネシウム リウ― [8] 【硫酸―】
酸化マグネシウムを硫酸に溶かした溶液を濃縮して得られる無色結晶。化学式 MgSO� 海水から得るにがりの成分の一。水に溶けやすく,苦みがある。その七水和物は古くから瀉利(シヤリ)塩といわれ,下剤に用いられた。媒染剤,紙の充填(ジユウテン)剤,耐火綿布製造などに用いる。硫苦。

りゅうさんミスト

りゅうさんミスト リウ― [5] 【硫酸―】
霧状になった硫酸,または硫酸を含む水滴などの微粒子が,大気中に浮遊したもの。酸性雨の原因の一つと考えられる。

りゅうざ

りゅうざ [0] 【竜座】
〔(ラテン) Draco〕
八月初旬の宵に南中する北天の星座。面積はきわめて広い。ギリシャ神話では,ヘスペリス(黄昏(タソガレ)の娘)たちの園で黄金のリンゴの木を守っていた竜に見たてる。黄道の極はこの星座にある。

りゅうざい

りゅうざい リフ― [0] 【粒剤】
粉末の集合体で粒状になった薬剤。顆粒(カリユウ)剤。

りゅうざん

りゅうざん【流産】
abortion;→英和
miscarriage.→英和
〜する have a miscarriage;fail (物事が失敗する).→英和

りゅうざん

りゅうざん リウ― [0] 【流竄】 (名)スル
罪によって,遠隔の地に追いやられること。島流し。流罪。るざん。「―の身」「渺茫たる沙漠に―せられて非命の死を遂げ/鬼啾々(夢柳)」

りゅうざん

りゅうざん リウ― [1] 【流産】 (名)スル
(1)妊娠第二四週未満に胎児や胎盤が娩出されること。胎児は未熟で育つ可能性はきわめて少ない。
→死産
(2)計画・構想などが実現しないで終わること。「改革案が―する」

りゅうざんぶんか

りゅうざんぶんか [5] 【竜山文化】
中国,新石器時代後期に黄河の下・中流域に栄えた文化。黒陶が特色で,麦・粟を主とする農耕や,牧畜・採集・狩猟が行われた。山東省歴城県竜山鎮の城子崖が代表遺跡。ロンシャン文化。
→仰韶(ギヨウシヨウ)文化

りゅうし

りゅうし リウ― [1] 【柳糸】
柳の枝を糸にたとえていう語。

りゅうし

りゅうし リフ― [1] 【粒子】
(1)物質を構成する微細な粒。素粒子・原子・分子など。
(2)同種の物質の一部としての細かな粒。「細かい砂の―」
(3)写真などの画面の,きめの細かさ。「―が荒れている」

りゅうし

りゅうし【粒子】
a particle.→英和

りゅうし

りゅうし リウ― [1] 【流矢】
流れ矢。それ矢。流箭(リユウセン)。

りゅうしかせつ

りゅうしかせつ リフ― [4] 【粒子仮説】
事物を微小粒子の単体ないし複合体と考え,この粒子が感覚器官を刺激することにより,観念が心の中に生ずるとする説。ボイルやロックにより提起された。

りゅうししんろん

りゅうししんろん リウシ― 【柳子新論】
江戸中期の思想書。一冊。山県大弐著。1759年成立。朱子学的大義名分論に基づいた尊王思想を唱え,幕府を批判した書。

りゅうしじょうおせんぶっしつ

りゅうしじょうおせんぶっしつ リフ―ジヤウヲセン― [9] 【粒子状汚染物質】
大気汚染物質のうち,粒子状のもの。燃料の不完全燃焼によって生じる炭素や炭化水素類,ブレーキ材(石綿など)やスパイク-タイヤによるアスファルトの粉塵など。PM(particulate matter)。
→ガス状汚染物質
→浮遊粒子状物質

りゅうしせん

りゅうしせん リフ― [0] 【粒子線】
同一の方向に進むように,細く絞った微粒子の流れの束。分子線・原子線・中性子線・電子線など。

りゅうしち

りゅうしち リウ― [0] 【流質】
債務不履行の場合に,質権者が質物の所有権を取得し,または換価して債務の弁済にあてること。

りゅうしつ

りゅうしつ【流失する】
be washed away.

りゅうしつ

りゅうしつ リウ― [0] 【流失】 (名)スル
洪水などで,流されてなくなること。「津波で多くの家屋が―した」

りゅうしゃ

りゅうしゃ [1][0] 【竜舎・竜車】
仏塔の相輪で,宝珠と水煙の間にある球形の部分。
→相輪

りゅうしゃ

りゅうしゃ 【隆車】
大きくて立派な車。「蟷螂(トウロウ)の斧をいからかして―に向かふが如し/平家 7」

りゅうしゃ

りゅうしゃ リフ― [1] 【竪者・立者】
⇒りっしゃ(竪者)

りゅうしゃ

りゅうしゃ [1] 【竜車】
天子の車。天子の乗り物。竜駕(リユウガ)。

りゅうしゃ

りゅうしゃ リウ― [1] 【流砂・流沙】
(1)水に流されてきた砂。
(2)水で飽和し,流動しやすくなっている砂。
(3)「りゅうさ(流砂){(2)}」に同じ。

りゅうしゃく

りゅうしゃく リウ― [0] 【流錫】
⇒砂錫(サスズ)

りゅうしゃく

りゅうしゃく リウ― [0] 【留錫】 (名)スル
〔錫杖(シヤクジヨウ)をとどめる意〕
行脚(アンギヤ)中の僧が一時他の寺院に滞在すること。

りゅうしゃくこう

りゅうしゃくこう リウシヤククワウ [3] 【硫錫鉱】
スズ・鉄・銅の硫化物から成る鉱物。正方晶系。粒状・塊状。鋼灰ないし鉄黒色,金属光沢がある。熱水鉱床・鉱脈などに黄銅鉱・スズ石などに伴って産する。錫鉱石として用いる。黄錫鉱(オウシヤクコウ)。

りゅうしゃくじ

りゅうしゃくじ リフシヤク― 【立石寺】
⇒りっしゃくじ(立石寺)

りゅうしゅう

りゅうしゅう 【竜集】
〔「竜」は木星,「集」は星のやどり。竜星は一年に周回してもとのやどりに戻ることから〕
一年。紀年の下に添えて用いる。歳次。竜次。りょうしゅう。

りゅうしゅう

りゅうしゅう リウシウ 【柳州】
中国,広西チワン族自治区中央部にある都市。水陸交通の要地。木材の集散が盛ん。機械工業も発達。リウチョウ。

りゅうしゅう

りゅうしゅう リウシウ 【劉秀】
(前6-後57) 中国,後漢の初代皇帝(在位 25-57)。字(アザナ)は文叔,諡(オクリナ)は光武帝,廟号(ビヨウゴウ)は世祖。漢室の一族。22年南陽に挙兵,王莽軍を昆陽に破り,漢を再興,洛陽(ラクヨウ)に都した。儒学を奨励し,礼教・名節を尊び,万機を親裁し内治に努めた。

りゅうしゅうしゅうたく

りゅうしゅうしゅうたく リユウシウシウタク 【竜湫周沢】
(1308-1388) 南北朝時代の臨済宗の僧。甲斐の人。妙沢とも号す。夢窓疎石の法を継ぎ,京都の諸寺に歴住した。その水墨画の不動尊は有名で,妙沢不動という。

りゅうしゅつ

りゅうしゅつ リウ― [0] 【留出・溜出】 (名)スル
蒸留操作の際,ある成分が液体となって取り出されること。

りゅうしゅつ

りゅうしゅつ リウ― [0] 【流出】 (名)スル
(1)液体が流れて外へ出ること。
⇔流入
「汚水の―」
(2)貴重な物や人材がよそに移ってしまうこと。特に国外へ移ってしまうこと。「貴重な美術品が国外へ―する」「頭脳―」

りゅうしゅつ

りゅうしゅつ【流出する】
flow[run]out;issue <from> .→英和

りゅうしゅつせつ

りゅうしゅつせつ リウ― [4] 【流出説】
〔哲〕
〔(ラテン) emanatio〕
神から種々の存在者が段階的に展開されて,現実の世界ができ上がるとする形而上学説。新プラトン主義やグノーシス派の宇宙論などにおいて説かれる。発出論。エマナチオ。

りゅうしょう

りゅうしょう [0] 【隆昌】
非常に栄えること。勢いのさかんなこと。隆盛。「国家―の気運」

りゅうしょう

りゅうしょう リウシヤウ [0] 【流觴】
「流觴曲水」の略。

りゅうしょうき

りゅうしょうき リウセウキ 【劉少奇】
(1898-1969) 中国の政治家。湖南省の人。中国共産党はえぬきの革命家で,組織工作の推進,労働運動・抗日運動を指導。人民共和国成立後,国家副主席,1959年国家主席。文化大革命で批判され党籍を剥奪されたが,死後に名誉回復。リウ=シャオチー。

りゅうしょうきょくすい

りゅうしょうきょくすい リウシヤウ― [0] 【流觴曲水】
昔中国で,三月三日,曲折した水流に杯を浮かべ,その杯が自分の前を通り過ぎないうちに詩を作り,杯をとりあげ酒を飲んだ遊び。のちに王朝時代の日本でも行われた。
→曲水の宴

りゅうしょく

りゅうしょく リフ― [0] 【粒食】
穀物を粉にしないで,粒のまま調理して食べること。特に,米を食べること。
⇔粉食

りゅうしょく

りゅうしょく リウ― [0] 【柳色】
青々とした柳の葉の色。

りゅうしん

りゅうしん リウ― [0] 【留心】 (名)スル
心をとどめること。留意。「現世の禍福に―して/希臘思潮を論ず(敏)」

りゅうじゅ

りゅうじゅ 【竜樹】
〔梵 Nāgārjuna〕
150〜250年頃のインド大乗仏教中観派の祖。南インドのバラモンの出身。諸学に通じ,空(クウ)の思想を基礎づけた。八宗の祖師と呼ばれる。著書に「中論頌(チユウロンジユ)」「十二門論」「大智度論」「十住毘婆沙論」など。ナーガルジュナ。
→竜猛(リユウミヨウ)

りゅうじゅう

りゅうじゅう リウヂユウ [0] 【留住】
(1)とどまり住むこと。
(2)律令制で,雑戸(ザツコ)・陵戸(リヨウコ)・婦人などが流罪の罪を犯したとき,流罪にせず,現在地で三年間使役したこと。るじゅう。

りゅうじょ

りゅうじょ リウ― [1] 【柳絮】
(1)白い綿毛をもった柳の種子。また,それが雪のように散るさま。[季]春。
(2)雪の形容。

りゅうじょう

りゅうじょう リウデウ [0] 【柳条】
柳の枝。

りゅうじょう

りゅうじょう [0] 【竜驤】 (名)スル
〔「驤」はおどりあがる意〕
竜がおどりあがって天にのぼること。勢いが盛んであることのたとえ。「万世に―するの計に非ずや/佳人之奇遇(散士)」

りゅうじょう

りゅうじょう リフジヤウ [0] 【粒状】
つぶになっている状態。「―をなす」

りゅうじょう

りゅうじょう【粒状の】
granular.→英和

りゅうじょうこ

りゅうじょうこ リウデウコ 【柳条湖】
中国,遼寧省の瀋陽(旧称,奉天)北郊の地。1931年9月18日,日本の関東軍が自ら満鉄の線路を爆破し,満州事変の発端となった所。従来,爆破地点は「柳条溝」とされてきたが,当時の新聞の誤報により流布したもの。リウティアオフー。

りゅうじょうこし

りゅうじょうこし [5] 【竜驤虎視】
威勢がすこぶる盛んで,世の中を睥睨(ヘイゲイ)するさま。りょうじょうこし。

りゅうじょうこはく

りゅうじょうこはく リユウジヤウ― [5] 【竜攘虎搏】
〔「攘」ははらう,「搏」は打つ意〕
強い者どうしが激しく争うこと。

りゅうじょうはん

りゅうじょうはん リフジヤウ― [3] 【粒状斑】
太陽面の光球上に見える,米粒を散布したような白い斑点。

りゅうじょのさい

りゅうじょのさい リウ― [1][1] 【柳絮の才】
〔晋の謝安が雪を何に似るかときいた時,姪(メイ)の謝道韞(ドウウン)が「未�若柳絮因�風起」と答えたところから〕
非凡な才女のこと。

りゅうじん

りゅうじん [0] 【竜神】
(1)竜の姿をして水中に住み,水をつかさどるとされる神。農業と結びつき雨乞い祈願の対象となり,漁師にも信仰された。
(2)仏法の守護神,天竜八部衆の一。

りゅうじんおんせん

りゅうじんおんせん 【竜神温泉】
和歌山県日高郡竜神村にある温泉。重曹泉。日高川源流部の峡谷にある。

りゅうじんはちぶ

りゅうじんはちぶ 【竜神八部】
「天竜八部衆(テンリユウハチブシユウ)」に同じ。

りゅうじんばやし

りゅうじんばやし [5] 【竜神囃子】
長唄囃子(バヤシ)の一。海に関する曲に用いられる太鼓・ちゃっぱ・小鼓・大太鼓に篠笛をまじえたもの。下座音楽としては,見世物の場などに用いられる。

りゅうじんまき

りゅうじんまき [0] 【竜神巻】
歌舞伎の衣装で,素袍大紋(スオウダイモン)の右袖を熨斗(ノシ)の形にたたんで背中に差し込んで立て,左袖を心棒を入れて張らせた着方。能の竜神の姿を模倣したもので,時代物の上使の役などに用いる。

りゅうすい

りゅうすい リウ― [0] 【流水】
流れ動く水。水のながれ。
→静水

りゅうすい

りゅうすい【流水】
a stream.→英和

りゅうすいもん

りゅうすいもん リウ― [3] 【流水文】
(1)水の流れるさまを表した模様。数条の平行線によって表すものが多い。観世水・竜田川など。
(2)弥生時代の土器・銅鐸などに見られる,数条の線を S 字状に蛇行させて連ねた平行線文様。
流水文(2)[図]

りゅうず

りゅうず【竜頭】
the stem <of a watch> .→英和
竜頭巻時計 a stem-winder.

りゅうず

りゅうず [0] 【竜頭】
(1)竜の頭。また,その形をしたもの。
 (ア)釣り鐘の頂部につけた,梁(ハリ)にかけるためのつり手。
→梵鐘

 (イ)仏具で幡(バン)をつるすもの。
 (ウ)兜(カブト)の前立(マエダテ)の飾り。たつがしら。
(2)腕時計などで,針を動かしたりぜんまいを巻いたりするためのつまみ。

りゅうずまき

りゅうずまき [0] 【竜頭巻(き)】
竜頭でぜんまいを巻く方式の時計。

りゅうせい

りゅうせい【流星】
⇒流れ星.

りゅうせい

りゅうせい リウ― [0] 【流星】
大気中に突入してきた固体粒子。大気に突入すると高温を発し,夜間ならば地上100キロメートルほどの高さで光を放つのが見られる。地上まで落下したものを隕石(インセキ)という。流れ星。はしりぼし。よばいぼし。奔星(ホンセイ)。[季]秋。

りゅうせい

りゅうせい [0] 【隆盛】
おおいに栄えること。勢いが盛んなこと。隆昌。「国運が―にむかう」

りゅうせい

りゅうせい【隆盛】
prosperity.→英和
〜な prosperous;→英和
flourishing.〜に向かう prosper;→英和
flourish;→英和
thrive.→英和

りゅうせいう

りゅうせいう リウ― [3] 【流星雨】
流星数の非常に多い流星群。星雨。

りゅうせいぐん

りゅうせいぐん リウ― [3] 【流星群】
毎年決まったころ,一定の星座から放射状に現れるたくさんの流星。彗星が崩壊した名残,または彗星がその軌道の上にまき散らした物質と考えられる。

りゅうせいじん

りゅうせいじん リウ―ヂン [3] 【流星塵】
(1)地球の大気内に突入して発光し,流星となる微小な固体物質。岩石や鉄や氷などの小破片で,彗星がまき散らした物質もある。
(2)流星物質が発光後,高温のために溶けたものが冷却・固結し,微小な球形となって地上に落下したもの。雨粒などに含まれて落ちてくるものも多い。

りゅうせいは

りゅうせいは 【竜生派】
いけばなの流派の一。吉村華�(カウン)(1859-1932)が1886年(明治19)池坊から独立し池坊竜生派を創立。1957年(昭和32)に竜生派と改称,古典的立華と自由な気風を伝える。

りゅうせつ

りゅうせつ [0] 【隆準】
〔「準」は鼻梁(ビリヨウ)の意〕
高い鼻ばしら。高い鼻。また,鼻の高い人。

りゅうせつ

りゅうせつ リウ― [0] 【流説】
人々の言いふらす根拠のない話。流言。るせつ。「―に迷わされる」

りゅうせつこう

りゅうせつこう リウセツ― [4][3] 【流雪溝】
降雪を流すために,線路や道路わきに設けてあるみぞ。

りゅうせん

りゅうせん リウ― [0] 【流線】
流れの中の各点における接線が流れの方向に一致するように引いた曲線。

りゅうせん

りゅうせん [0] 【隆線】
指や掌(テノヒラ)に浮き出ている線状の隆起。指頭では指紋をつくる。

りゅうせん

りゅうせん [0] 【竜潜】
⇒りょうせん(竜潜)

りゅうせん

りゅうせん リウ― 【流泉】
琵琶の曲名。平安時代の独奏曲。「啄木(タクボク)」「楊真藻(ヨウシンソウ)」とともに「三曲」の一。秘曲とされ,鎌倉時代に廃曲。

りゅうせんけい

りゅうせんけい リウ― [0] 【流線形・流線型】
先端が丸く,後端がとがり,全体として細長い形。流れの中に置くと,後方に渦(ウズ)をつくらず,流体から受ける抵抗が非常に小さい。魚のからだの形がその例。飛行機の胴体や翼の断面,列車や自動車の胴体の形などに応用される。

りゅうせんけい

りゅうせんけい【流線型の】
a streamlined <car> .

りゅうせんじ

りゅうせんじ 【滝泉寺】
東京都目黒区下目黒にある天台宗の寺。山号,泰叡山。808年円仁の開基。目黒不動。

りゅうせんどう

りゅうせんどう 【竜泉洞】
岩手県岩泉町にある鍾乳洞。「岩泉湧窟およびコウモリ」として天然記念物に指定。

りゅうせんよう

りゅうせんよう 【竜泉窯】
中国,浙江(セツコウ)省竜泉県にある青磁を焼く窯群。北宋時代の創業。砧(キヌタ)青磁・天竜寺青磁で名高い。

りゅうぜつらん

りゅうぜつらん [4] 【竜舌蘭】
リュウゼツラン科アガベ属の大形多年草。メキシコ原産。葉は多肉質で多数根生し,長さ1.5メートルほどの剣形,白または黄色の縞(シマ)がある。一稔植物で,発芽後,数年〜十数年で大形の花序をつけ,結実後全草が枯れる。葉の繊維で織物を作り,またしぼり汁でテキーラを醸造する。アガベ。

りゅうぜつらん

りゅうぜつらん【竜舌蘭】
《植》an agave.→英和

りゅうぜん

りゅうぜん 【隆然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)高く隆起しているさま。「平地が尽きて,海の底へもぐり込んで,十七里向ふへ行つて又―と起き上がつて/草枕(漱石)」
(2)強くもりあがるさま。「国民与望―たり/佳人之奇遇(散士)」

りゅうぜん

りゅうぜん リウ― [0] 【流涎】
〔「りゅうせん」とも〕
(1)よだれを流すこと。垂涎。
(2)物を欲しがること。垂涎。

りゅうぜんこう

りゅうぜんこう [3] 【竜涎香】
動物性香料の一。マッコウクジラの腸内からとれる松脂(マツヤニ)に似た物質。アンバーグリス。

りゅうそ

りゅうそ リウ― [1] 【流祖】
その流派・流儀を始めた人。

りゅうそうげん

りゅうそうげん リウ― 【柳宗元】
(773-819) 中国,中唐の文人。字(アザナ)は子厚。山西省河東の人なので,柳河東とも呼ばれた。唐宋八大家の一。韓愈(カンユ)とともに古文復興を主張,詩意画趣に富む多くの山水遊記を残した。詩文集「柳河東集」

りゅうそうせい

りゅうそうせい リウサウ― [0] 【留巣性】
雛(ヒナ)が孵化後ながく巣中に留まる性質。安全度の高い樹上などで営巣する鳥類にみられる。スズメ・ツバメなど。

りゅうそうろ

りゅうそうろ 【竜草廬】
(1714-1792) 江戸中期の漢詩人。本姓は竜見,名は公美,字(アザナ)は君玉。山城伏見の人。はじめ徂徠学を学んで詩文に長じ,彦根藩儒となる。のちに京都で詩社幽蘭社を主宰。著「竜草廬先生詩集」など。

りゅうそく

りゅうそく リウ― [0] 【流速】
流体の流れる速さ。

りゅうそくけい

りゅうそくけい リウ― [0] 【流速計】
流体の流れる速さを計る装置。プロペラ式・ローター式・超音波式などがある。

りゅうぞう

りゅうぞう リフザウ [0] 【立像】
⇒りつぞう(立像)

りゅうぞう

りゅうぞう [0] 【竜蔵】
(1)中国,清代に刊行された大蔵経の一。清蔵。
(2)〔歌舞伎俳優嵐竜蔵の紋が分銅であったことから〕
二朱銀の異称。南鐐(ナンリヨウ)。「御一人前―ずつとおめにかけるは/洒落本・船頭深話」

りゅうぞうじ

りゅうぞうじ リユウザウジ 【竜造寺】
姓氏の一。肥前戦国大名。鎌倉初期,藤原季家が肥前国小津東郷竜造寺村の地頭職を得たのに始まる。1584年の隆信敗死以後ふるわず,鍋島氏に乗っとられた。

りゅうぞうじたかのぶ

りゅうぞうじたかのぶ リユウザウジ― 【竜造寺隆信】
(1529-1584) 肥前佐賀の戦国大名。1559年少弐(シヨウニ)時尚を自刃させ,さらに大友・有馬・大村氏と抗争しつつ勢力を拡大した。84年島津家久と戦って敗死。

りゅうぞく

りゅうぞく リウ― [0] 【流賊】
諸方を渡り歩いて悪事を働く賊。

りゅうぞく

りゅうぞく リウ― [0] 【流俗】
(1)世間一般の風習。風俗。世俗。
(2)世間の人。俗人。また,世間。「―の外に超出すること/伊沢蘭軒(鴎外)」

りゅうたい

りゅうたい【流体】
《理》a fluid.→英和
流体力学 hydrodynamics.→英和

りゅうたい

りゅうたい リウ― [0] 【留滞】 (名)スル
同じ場所・同じ状態にとどまること。停滞。「唯(タダ)毎戸に―して全国の用を為さざるのみ/文明論之概略(諭吉)」

りゅうたい

りゅうたい リウ― [0] 【流体】
液体と気体との総称。外力に対し,自由に形を変え,また流動する。

りゅうたい

りゅうたい [0] 【隆替】
盛んなことと衰えること。また,盛んになったり衰えたりすること。盛衰。

りゅうたいあつりょく

りゅうたいあつりょく リウ― [6] 【流体圧力】
運動中の流体がもつ圧力。流れに直角な面に働く動圧と,流れに平行な面に働く静圧とに分けられる。

りゅうたいつぎて

りゅうたいつぎて リウ― [5] 【流体継(ぎ)手】
水・油などを用いて二軸を間接的につなぐ伝導装置。入力軸にポンプ羽根車,出力軸に水車羽根車を付け,入力軸の回転を流体の動きを介して出力軸に伝達するもの。自動車のトルク-コンバーターなどに用いる。液体継ぎ手。

りゅうたいりきがく

りゅうたいりきがく リウ― [6][5] 【流体力学】
流体の静止状態や運動状態,また流体がその中におかれた物体に及ぼす力などについて研究する科学。流体力学の発展により航空力学が生まれた。また,近年は,電気伝導性をもつ流体の磁界中での運動を研究する磁気流体力学,燃焼・解離などにみられる相変化・化学変化を扱う化学流体力学などが盛んである。

りゅうたく

りゅうたく リウ― [0] 【流謫】 (名)スル
「るたく(流謫)」に同じ。

りゅうたつこうた

りゅうたつこうた [5] 【隆達小歌】
近世歌謡の一。堺の日蓮僧高三(タカサブ)隆達(1527-1611)の創始。文禄・慶長(1592-1615)頃上方で流行。扇拍子や一節切(ヒトヨギリ)に合わせて歌ったもので,室町小歌から近世小唄への転機をなした。隆達節。

りゅうたつぶし

りゅうたつぶし 【隆達節】
⇒隆達小歌(コウタ)

りゅうたん

りゅうたん [0] 【竜胆】
(1)植物リンドウ。「―のはな/古今(物名詞)」
(2)漢方で,リンドウの根茎。健胃薬とする。

りゅうたんじ

りゅうたんじ 【竜胆寺】
姓氏の一。

りゅうたんじゆう

りゅうたんじゆう 【竜胆寺雄】
(1901-1992) 小説家。茨城県生まれ。本名,橋詰雄。慶大医学部中退。「魔子」で都会生活を描き,モダニズム文学の流行児となる。他に「街のナンセンス」など。

りゅうだい

りゅうだい [0] 【竜戴・竜台】
〔「りゅうたい」とも〕
能で竜神の役に使用するかぶり物。平らな皮を切り抜いて竜の形につくり彩色したもの。竜立(リユウダテ)((リヨウダテ))。
竜戴[図]

りゅうだて

りゅうだて [0] 【竜立】
「竜戴(リユウダイ)」に同じ。

りゅうだん

りゅうだん【榴弾】
a shell.→英和
榴弾砲 a howitzer.→英和

りゅうだん

りゅうだん リウ― [0] 【榴弾】
弾体内に炸薬(サクヤク)を充填(ジユウテン)した砲弾。爆風と弾体の破片とで破壊・殺傷する。「―砲」

りゅうだん

りゅうだん リウ― [0] 【流弾】
ながれだま。それだま。

りゅうだん

りゅうだん リウ― [0] 【柳壇】
川柳を作る人たちの社会。

りゅうだん

りゅうだん【流弾】
a stray bullet.

りゅうち

りゅうち 【竜智】
南インドの僧。竜樹から密教を受け,数百年これを持し,八世紀に金剛智に伝えたという。

りゅうち

りゅうち リウ― [0][1] 【留置】 (名)スル
人や物を一定の支配のもとにおくこと。特に,被疑者や被告人を一定の機関に拘束すること。「鑑定―」「容疑者を―する」

りゅうち

りゅうち【留置】
detention;→英和
official custody.〜する detain <a person at a police station> .→英和
‖留置場 a police cell;a lockup.

りゅうちけん

りゅうちけん リウ― [3] 【留置権】
他人の物の占有者が,その物に関して生じた債権の弁済を受けるまでその物を支配する権利。

りゅうちじょう

りゅうちじょう リウ―ヂヤウ [0] 【留置場】
警察署付属の,被疑者を留置する施設。

りゅうちぶつ

りゅうちぶつ リウ― [3] 【留置物】
〔法〕 留置権の目的物。

りゅうちゅう

りゅうちゅう リウ― [0] 【流注】
膿瘍(ノウヨウ)の一種。結核性の病巣に生じた膿(ウミ)が関節や体の内部に転移し,貯留する状態。るちゅう。

りゅうちょう

りゅうちょう リウチヤウ [1] 【流暢】 (名・形動)[文]ナリ
話しぶりがなめらかでよどみない・こと(さま)。「英語を―に話す」「―な話しぶり」
[派生] ――さ(名)

りゅうちょう

りゅうちょう リウテウ [0] 【留鳥】
一年中同じ地域で生活し,季節による移動をしない鳥の総称。キジ・カラス・スズメ・オナガなど。
→渡り鳥
→漂鳥
→候鳥

りゅうちょう

りゅうちょう【留鳥】
a resident bird.

りゅうちょう

りゅうちょう【流暢な(に)】
fluent(ly).→英和

りゅうちょうけい

りゅうちょうけい リウチヤウケイ 【劉長卿】
(?-786?) 中国,中唐の詩人。剛直で権門に逆らい,二度にわたって流謫(ルタク)されたが,晩年に随州刺史となった。近体詩,特に五言詩にすぐれ,「五言の長城」と称された。詩文集「劉随州詩集」

りゅうつう

りゅうつう リウ― [0] 【流通】 (名)スル
(1)滞ることなく,流れ通じること。「空気の―をよくする」
(2)広く世間に通用すること。「その言葉はまだ世間に―していない」
(3)貨幣・商品などが市場で移動すること。特に,商品が生産者から消費者まで移動すること。「現在―している貨幣」「―機構」

りゅうつう

りゅうつう【流通】
(1)[空気の]ventilation.(2)[貨幣の]circulation.→英和
〜が良い(悪い) be well-(ill-)ventilated.〜を良くする ventilate the room.→英和
‖流通貨幣 current money.流通機構 a marketing system.流通証券(手形) a negotiable bond (bill).

りゅうつうかがくだいがく

りゅうつうかがくだいがく リウ―クワガク― 【流通科学大学】
私立大学の一。1987年(昭和62)設立。本部は神戸市西区。

りゅうつうかくめい

りゅうつうかくめい リウ― [5] 【流通革命】
生産・消費の拡大に伴って,大量流通や流通コストの引き下げなどを可能にした商品流通部門での急激な変化。スーパーマーケットの発展,卸売商の排除や系列化,コールド-チェーンの発達など。

りゅうつうきこう

りゅうつうきこう リウ― [5] 【流通機構】
商品が生産者から消費者に移動するまでの過程とその仕組みを総体としていう語。

りゅうつうけいざい

りゅうつうけいざい リウ― [5] 【流通経済】
経済を諸商品の流通の面から見たもの。単に卸売・小売をさすだけではなく,生産活動も原材料や部品の購買という流通の側面から捉えられる。

りゅうつうけいざいだいがく

りゅうつうけいざいだいがく リウ― 【流通経済大学】
私立大学の一。1965年(昭和40)設立。本部は竜ヶ崎市。

りゅうつうこうこく

りゅうつうこうこく リウ―クワウ― [5] 【流通広告】
流通業者を対象にして生産者や卸売業者が販売促進のために行う広告。多く業界紙(誌)が媒体として用いられる。チャンネル広告。

りゅうつうざいこ

りゅうつうざいこ リウ― [5] 【流通在庫】
卸売業者や小売業者など,商品の流通の過程にある者が保有する在庫。

りゅうつうしじょう

りゅうつうしじょう リウ―ヂヤウ [5] 【流通市場】
すでに発行されている証券が,売買取引される市場。証券取引所・店頭市場など。
→発行市場

りゅうつうしほん

りゅうつうしほん リウ― [5] 【流通資本】
資本の循環過程のうち,流通段階にある資本。商品資本と貨幣資本のこと。
⇔生産資本

りゅうつうしゅだん

りゅうつうしゅだん リウ― [5] 【流通手段】
貨幣の機能のうち,商品流通の仲立ちをする機能。

りゅうつうしょうけん

りゅうつうしょうけん リウ― [5] 【流通証券】
裏書きあるいは引き渡しなどの簡単な方法により譲渡され流通する有価証券。

りゅうつうぜい

りゅうつうぜい リウ― [3] 【流通税】
財産や権利の移転に対して課せられる租税。登録免許税・印紙税・有価証券取引税などがある。

りゅうつうそしき

りゅうつうそしき リウ― [5] 【流通組織】
諸商品が生産者から他の生産者や消費者にわたる仕組みの総体。これらの主体の間にある供給と需要の時間的・地理的な距離をうめる役割を担い,保管・仕訳・運送・リスク負担などの機能を果たす。

りゅうつうコスト

りゅうつうコスト リウ― [5] 【流通―】
商品の流通に必要となる費用。価格に転嫁される。製造業者の販売費や流通業者の費用・マージンなどからなる。

りゅうつぼ

りゅうつぼ リフ― [1] 【立坪】
尺貫法による体積の単位の一。六尺(約1.8メートル)立方。土砂・割り石などの容積を計るとき用いる。たてつぼ。

りゅうてい

りゅうてい リウ― [0] 【流涕】 (名)スル
涙を流すこと。はげしく泣くこと。「其論を聞て慷慨―し/新聞雑誌 45」

りゅうてい

りゅうてい [0] 【竜蹄】
⇒りょうてい(竜蹄)

りゅうていたねひこ

りゅうていたねひこ リウテイ― 【柳亭種彦】
(1783-1842) 江戸後期の戯作者。本名は高屋知久,通称は彦四郎。別号を偐紫楼(ゲンシロウ)・足薪翁など。幕臣。「鱸庖丁青砥切味(スズキボウチヨウアオトノキレアジ)」以降草双紙を多く著し,「偐紫田舎源氏(ニセムラサキイナカゲンジ)」で好評を得た。先行文学を翻案脱化して演劇趣味を加えた柔軟な文章で,合巻(ゴウカン)の第一人者。考証随筆も多い。著「用捨箱(ヨウシヤバコ)」「正本製(シヨウホンジタテ)」など。

りゅうていとう

りゅうていとう リウテイタウ [3] 【流抵当】
「抵当直流(ジキナガ)れ」に同じ。また,抵当直流れの対象となった物件。流れ抵当。

りゅうていりじょう

りゅうていりじょう 【滝亭鯉丈】
(?-1841) 江戸後期の戯作者。本名,池田八右衛門。為永春水の兄といわれる。滑稽本「花暦八笑人」「滑稽和合人」などで江戸町人の遊戯生活を如実に描いた。

りゅうてき

りゅうてき [0] 【竜笛】
雅楽の横笛の一。主に唐楽に用いられる。竹管に樺巻(カバマキ)を施して作り,七個の指孔がある。太さと長さ(音高も)は神楽笛(カグラブエ)と高麗笛(コマブエ)の中間。横笛(オウテキ)((ヨウジヨウ))。竜鳴(リユウメイ)。竜吟(リユウギン)。
竜笛[図]

りゅうてき

りゅうてき リウ― 【流謫】
⇒るたく(流謫)

りゅうてん

りゅうてん [0] 【竜天】
海産の巻貝。殻高約5センチメートル。貝殻は円錐形。殻表は平滑で光沢のある赤紫褐色の地に緑褐色の螺旋(ラセン)状の帯があり,淡灰黄色の不規則な斑がはいる。奄美大島以南に分布。

りゅうてん

りゅうてん リウ― 【流転】
⇒るてん(流転)

りゅうでん

りゅうでん リウ― [0] 【流伝】 (名)スル
「るでん(流伝)」に同じ。「君よ願くば君が令名を中外に―して/肖像画(四迷)」

りゅうでん

りゅうでん リウ― [0] 【流電】
(1)いなずま。電光。
(2)電流。

りゅうと

りゅうと [1] 【隆と】 (副)スル
(1)服装や態度などが立派で目立つさま。「―した服装」「是ならば十分と思ふ服装(ナリ)で,―して推出すんだね/金色夜叉(紅葉)」
(2)富んでいるさま。羽振りのよいさま。「その男と夫婦(イツシヨ)にでもなつて―して居る事なら左様だけれど/人情本・娘太平記操早引」

りゅうとう

りゅうとう [0] 【竜頭】
⇒りょうとう(竜頭)

りゅうとう

りゅうとう [0] 【竜灯】
(1)夜,海上に灯火が連なったように見える現象。不知火(シラヌイ)。竜神がささげる灯火に見たてる。
(2)神社に奉納する灯火。

りゅうとう

りゅうとう リウ― [0] 【流灯】
盆の一六日,舟形にした板の上に灯籠(トウロウ)をのせ,火をともして川や海に流すこと。また,その灯籠。灯籠流し。[季]秋。《―や一つにはかに溯る/飯田蛇笏》

りゅうとうえ

りゅうとうえ リウ―ヱ [3] 【流灯会】
「灯籠流し」に同じ。

りゅうとうき

りゅうとうき [5] 【竜灯鬼】
奈良興福寺蔵の木像。首に竜をまきつけ,頭上に六角灯籠をのせる青鬼の像。天灯鬼と対をなす。1215年康弁(コウベン)の作。

りゅうとうげきしゅ

りゅうとうげきしゅ [5] 【竜頭鷁首】
⇒りょうとうげきす(竜頭鷁首)

りゅうとうだび

りゅうとうだび [5] 【竜頭蛇尾】
〔頭部は竜で,尾は蛇である意〕
初めは勢いがよいが,終わりは振るわないこと。「大構想の作品も―に終わった」

りゅうとうだび

りゅうとうだび【竜頭蛇尾に終わる】
end in an anticlimax;→英和
thin out.

りゅうとこうあん

りゅうとこうあん 【竜図公案】
中国,明代の通俗小説。一〇巻。作者未詳。北宋の名裁判官,竜図閣学士包拯(ホウジヨウ)を主人公とする裁判物語。「棠陰比事(トウインヒジ)」とともに日本に伝わって大岡政談の成立に影響した。包公案。

りゅうとした

りゅうとした
fashionable;smart.→英和
〜格好をする be dressed up.

りゅうど

りゅうど リフ― [1] 【粒度】
粉状物体の粒子の大きさの度合。一般に,粒子の平均直径で示される。

りゅうどう

りゅうどう リウ― [0] 【流動】 (名)スル
(1)一か所にとどまらず流れ動くこと。「風で砂が―する」
(2)ゆれ動いて定まらないこと。移り変わること。「―する政局」

りゅうどう

りゅうどう【流動する】
flow;→英和
run.→英和
〜的 fluid.→英和
‖流動資本 floating[circulating]capital.流動食 a liquid diet.流動性 liquidity;fluidity.

りゅうどうがく

りゅうどうがく リウ― [3] 【流動学】
⇒レオロジー

りゅうどうこう

りゅうどうこう リウドウクワウ [3] 【硫銅鉱】
⇒輝銅鉱(キドウコウ)

りゅうどうしきん

りゅうどうしきん リウ― [5] 【流動資金】
原材料など生産量に応じて変化する可変資本の調達に当てられる資金。

りゅうどうしさん

りゅうどうしさん リウ― [5] 【流動資産】
現金および営業活動により短期間(通常,一年以内)に現金化できる預金・売掛金・有価証券・棚卸資産などの財産。
⇔固定資産

りゅうどうしほん

りゅうどうしほん リウ― [5] 【流動資本】
原材料などのように,一回の生産過程で,全価値が生産物に変わる資本。
⇔固定資本

りゅうどうしょく

りゅうどうしょく リウ― [3] 【流動食】
重湯(オモユ)・牛乳・スープなどのように,流動体の食物。消化がよいので主に病人食に用いる。流動物。

りゅうどうせい

りゅうどうせい リウ― [0] 【流動性】
(1)液体や気体などのように,一定せず流れ動く性質。
(2)ある資産を損失なく貨幣に代える容易さの度合。

りゅうどうせいせんこうせつ

りゅうどうせいせんこうせつ リウ―センカウセツ [9] 【流動性選好説】
人々が,利子を生まない貨幣を他の金融資産よりも選好して保有するのは,貨幣のもつ流動性によるとするケインズの説。これによれば,取引動機・予備的動機・投機的動機の三つの保有動機に基づく貨幣需要と,中央銀行が決定する貨幣供給とが均衡する点で利子率が決まる。

りゅうどうせいのわな

りゅうどうせいのわな リウ― 【流動性の罠】
利子率がある水準まで下がると,人々はこれ以上は下がらないだろうと予想して現金を持とうとするため,いくら貨幣供給を増やしても利子率はそれよりも下がらなくなること。

りゅうどうたい

りゅうどうたい リウ― [0] 【流動体】
(1)気体と液体の併称。流体。
(2)流動する性質をもつもの。流動しやすいもの。「僕の存在は宛(サ)ながらの―になつて/思出の記(蘆花)」

りゅうどうてき

りゅうどうてき リウ― [0] 【流動的】 (形動)
たえず流れ動くさま。情勢などが不安定で変化しやすいさま。「政局はなお―だ」

りゅうどうひりつ

りゅうどうひりつ リウ― [5] 【流動比率】
流動資産を流動負債で割った比率のこと。企業の財務的安定性を示す経営指標の一つ。

りゅうどうふさい

りゅうどうふさい リウ― [5] 【流動負債】
短期間内に支払期限または給付引渡期限が到来する負債のこと。短期負債。

りゅうどうぶつ

りゅうどうぶつ リウ― [3] 【流動物】
(1)固まっていないで,自由に流れ動くもの。流動体。液体。
⇔固形物
(2)「流動食(リユウドウシヨク)」に同じ。

りゅうどうパラフィン

りゅうどうパラフィン リウ― [5] 【流動―】
石油製品の一。ほとんど純粋な飽和炭化水素の混合物からなる無色透明な液体。化粧品の原料,精密機械の潤滑油,軟膏の基剤,浣腸剤などに用いる。ホワイト-オイル。

りゅうどく

りゅうどく リウ― [0] 【流読】 (名)スル
一語一語の意味にこだわらず文章を読むこと。「生徒の―する間に/思出の記(蘆花)」

りゅうどすい

りゅうどすい [3] 【竜吐水】
(1)消火用具の一。箱に入れた水を手押しポンプで噴出させる装置。東京では明治中頃まで使用。享保年間(1716-1736)オランダから渡来。一説に,長崎で発明とも。竜が水を吐くさまに見立てて名づけられた。雲竜水。
(2)水鉄砲。

りゅうにち

りゅうにち リウ― [0] 【留日】 (名)スル
(1)外国人が日本に留学すること。「―学生」
(2)外国人が日本にとどまること。滞日。

りゅうにゅう

りゅうにゅう【流入】
an inflow[influx] <of foreign capital> .→英和
〜する flow in.

りゅうにゅう

りゅうにゅう リウニフ [0] 【流入】 (名)スル
(1)水が川や海などに流れ込むこと。「工場廃液の―」
(2)人や物が他から入り込むこと。「人口の―」「外資が―する」
⇔流出

りゅうにょ

りゅうにょ [1] 【竜女】
竜王の娘。竜宮にいるという仙女。

りゅうにょ=が成仏(ジヨウブツ)

――が成仏(ジヨウブツ)
〔法華経(提婆品)〕
娑竭羅(シヤカラ)竜王の娘が,わずか八歳で諸法実相の理を悟り仏果を得たこと。

りゅうにん

りゅうにん【留任する】
remain in office.

りゅうにん

りゅうにん リウ― [0] 【留任】 (名)スル
やめずにもとの官職や任務にとどまること。「半数は―する」

りゅうねん

りゅうねん【留年になる】
be not promoted;be not allowed to graduate.

りゅうねん

りゅうねん リフ― [0] 【立年】
〔論語(為政)「三十而立」〕
三〇歳の異称。「―と見ゆる男の/浮世草子・近代艶隠者」

りゅうねん

りゅうねん リウ― [0] 【留年】 (名)スル
学生が進級・卒業に至らず,同じ学年にとどまること。「―して研究をやり直す」

りゅうのう

りゅうのう [1] 【竜脳】
(1)「竜脳樹」の略。
(2)竜脳樹の精油から得る無色透明の結晶。またテレビン油からも製される。昇華性に富み,樟脳(シヨウノウ)に似た香りをもち,アルコール・エーテルによく溶ける。水に不溶。香粧料・防虫剤・薫香用,墨の香料などに使われる。竜脳香。ボルネオール。

りゅうのうぎく

りゅうのうぎく [3] 【竜脳菊】
キク科の多年草。低山の日当たりのよい草地に生える。高さ約80センチメートル。葉は広卵形。秋,径約3センチメートルの白色で中心部が黄色の頭状花を開く。茎・葉に竜脳に似た香りがある。

りゅうのうこう

りゅうのうこう [3] 【竜脳香】
「竜脳{(2)}」に同じ。

りゅうのうじゅ

りゅうのうじゅ [3] 【竜脳樹】
フタバガキ科の常緑大高木。東南アジアに分布。高さは50メートルに達するものもある。材などから竜脳をとる。材はマホガニーの代用。

りゅうのたま

りゅうのたま [1] 【竜の玉】
ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)の,濃い青色の実。[季]冬。

りゅうのひげ

りゅうのひげ [1] 【竜の鬚】
ジャノヒゲの別名。

りゅうは

りゅうは【流派】
a school.→英和

りゅうは

りゅうは リフ― 【立派】
新たに流派を起こすこと。[日葡]

りゅうは

りゅうは リウ― [1] 【流派】
流{(2)}と派{(2)}をあわせた称。一般に流は上位分類,派はその下位分類とされる。

りゅうはくしょう

りゅうはくしょう リウ― 【劉伯承】
(1892-1986) 中国の軍人。人民解放軍きっての戦略家といわれる。紅軍総参謀長として長征に参加。解放後は要職を歴任。リウ=ポーチョン。

りゅうはつ

りゅうはつ リウ― 【柳髪】
女の髪の毛が長くしなやかなことを,柳が風になびくさまにたとえた語。「―風に乱るるよそほひ/平家 7」

りゅうばんこきょ

りゅうばんこきょ [5] 【竜蟠虎踞】
〔竜がとぐろを巻き,虎がうずくまる意〕
豪傑が根拠地をかまえて威勢を振るうこと。「―して将に風雲を齎(モタ)らさんとし/復活(魯庵)」

りゅうばんるい

りゅうばんるい [3] 【竜盤類】
爬虫(ハチユウ)類の一グループ。鳥盤類とともに,恐竜類を構成する。運動性にすぐれた特徴的な骨盤をもつ。ジュラ紀から白亜紀にかけて繁栄し,最大級の陸上動物を生み出した。獣脚類(ティラノサウルス・デイノニクスなど)・竜脚類(ブラキオサウルス・ディプロドクスなど)に分けられる。

りゅうひてっこう

りゅうひてっこう リウヒテツクワウ [4] 【硫砒鉄鉱】
鉄・ヒ素の硫化物。三斜晶系に属し,黄色をおびた銀白色の金属光沢がある。黄鉄鉱・黄銅鉱などに伴って産する。毒砂。

りゅうひょう

りゅうひょう【流氷】
drift ice;a floe.→英和

りゅうひょう

りゅうひょう リウ― [0] 【流氷】
海面を漂流している氷塊。春先,北海道のオホーツク海沿岸に押し寄せたり,一夜にして沖へ去ったりする。[季]春。《―や宗谷の門波(トナミ)荒れやまず/山口誓子》

りゅうひょうげん

りゅうひょうげん リウ― [3] 【流氷原】
流氷の集合によって海面がおおわれ,雪原のように見えるもの。

りゅうび

りゅうび リウ― [1] 【柳眉】
柳の葉のように細く美しい眉(マユ)。美人の眉の形容。柳の眉。

りゅうび

りゅうび 【竜尾】
「竜尾壇(リユウビダン)」あるいは「竜尾道(リユウビドウ)」の略。「―の置石を据ゑて/太平記 12」

りゅうび

りゅうび リウ― 【劉備】
(161-223) 中国,三国の蜀漢(シヨツカン)の初代皇帝(在位 221-223)。字(アザナ)は玄徳,諡(オクリナ)は昭烈皇帝,河北の人。前漢景帝の子孫。関羽・張飛らとともに黄巾の乱鎮圧に尽力。諸葛亮(シヨカツリヨウ)の天下三分の計により,呉の孫権と結んで魏(ギ)の曹操を赤壁で破り,蜀を平定。221年成都で帝位につき国号を漢と号し,諸葛亮を丞相(ジヨウシヨウ)とし呉・魏と天下を争った。

りゅうび=を逆立てる

――を逆立・てる
美人が眉をつり上げて怒る。

りゅうびじゅつ

りゅうびじゅつ【隆鼻術】
<have> a rhinoplastic operation.

りゅうびじゅつ

りゅうびじゅつ [3] 【隆鼻術】
美容のため,低い鼻や形の悪い鼻を高くしたり形をよくしたりする外科手術。

りゅうびだん

りゅうびだん 【竜尾壇】
平安京大極殿の南庭にあった石造りの壇。

りゅうびどう

りゅうびどう 【竜尾道】
平安京大極殿の竜尾壇に昇る通路。東西の二道があった。たつのおのみち。

りゅうびんたい

りゅうびんたい [3] 【竜鬢苔】
リュウビンタイ目の大形常緑性シダ植物。暖地の林中にまれに生える。葉は長さ1.5メートル以上に達し,二回羽状に分裂。羽片は長さ約10センチメートルの披針形で,質は厚く柔らかい。胞子嚢(ノウ)群は葉の裏の縁の近くにできる。漢名,観音座蓮。

りゅうふう

りゅうふう リウ― [0] 【流風】
(1)流行の風潮。「凡俗の―に雷同して/福翁百話(諭吉)」
(2)昔からのしきたり。先人の残した美風。
(3)その流派独自の風(フウ)。

りゅうふく

りゅうふく リウ― 【劉復】
(1891-1934) 中国の文人。字(アザナ)は半農。文学革命の推進者の一人。詩の口語化を提唱。著「中国文法講話」「半農雑文」,詩集「揚鞭(ヨウベン)集」など。リウ=フー。

りゅうぶん

りゅうぶん リウ― [0][1] 【留分・溜分】
蒸留によって,もとの液体混合物から沸点別に蒸発分離して得られる各成分。石油の分留におけるナフサ留分・灯油留分など。
→蒸留

りゅうへい

りゅうへい リウ― [0] 【流弊】
以前から世間に行われている悪弊。

りゅうべい

りゅうべい リフ― [1] 【立米】
(1)〔メートルを「米」とも書くことから〕
立方メートルのこと。
(2)圧縮ガスの容器の単位。常温・常圧にもどしたときのガスの体積で表す。

りゅうべつ

りゅうべつ リウ― [0] 【留別】
去る者があとに残る者に別れを告げること。「茶山の―の詞に/伊沢蘭軒(鴎外)」

りゅうべん

りゅうべん リウ― [0] 【流眄】
流し目。りゅうめん。

りゅうほ

りゅうほ【留保】
⇒保留.

りゅうほ

りゅうほ リウ― [1] 【留保】 (名)スル
(1)一時さしひかえること。今の状態のままとどめておくこと。保留。「返答を―する」
(2)国際法上,多国間が結ぶ条約において,特定の当事国が条約中の一定の条項を自国には適用しないという意思表示をすること。

りゅうほ

りゅうほ リフホ 【立圃】
⇒野々口(ノノグチ)立圃

りゅうほう

りゅうほう リウハウ 【劉邦】
(前247-前195) 中国,前漢初代皇帝(在位 (前202-前195))。廟号(ビヨウゴウ)は高祖。江蘇省沛(ハイ)の農民の出身。秦末に陳勝・呉広に続いて兵を起こす。項羽軍と連合して秦と戦い,項羽に先んじて関中に入って,秦の都咸陽を占領。前202年項羽を垓下(ガイカ)の戦いで破り天下を統一,都を長安に定め,帝位についた。郡国制を敷き,一族・功臣を分封して王とした。

りゅうほく

りゅうほく リウホク 【柳北】
⇒成島(ナルシマ)柳北

りゅうほじゅよう

りゅうほじゅよう リウ―エウ [4] 【留保需要】
ある資産を有する者が,そのときの市場価格でそれを手放さずに保有し続けること。

りゅうぼう

りゅうぼう リウバウ [0] 【流亡】 (名)スル
居所を定めずさすらうこと。流浪。るぼう。

りゅうぼう

りゅうぼう リウバウ [0] 【流氓】
流浪(ルロウ)の民。流民。

りゅうぼうとく

りゅうぼうとく リウ― 【劉夢得】
⇒劉禹錫(リユウウシヤク)

りゅうぼく

りゅうぼく リフ― [0] 【立木】
〔法〕 土地に生育する樹木の集団。立木法上の登記を行なったものは,土地から離れた独立の不動産として扱われる。

りゅうぼく

りゅうぼく リウ― [0] 【流木】
(1)川や海の水に流され漂う材木。ながれぎ。
(2)山から伐(キ)り出し,川の流れを利用して下流へ流し下す材木。

りゅうぼく

りゅうぼく【流木】
driftwood.→英和

りゅうぼくけん

りゅうぼくけん リウ― [4] 【流木権】
水利権の一。木材輸送のために河川の流水を利用できる権利。

りゅうぼくほう

りゅうぼくほう リフ―ハフ 【立木法】
正式名称は「立木ニ関スル法律」。1909年(明治42)制定。

りゅうま

りゅうま 【竜馬】
⇒りゅうめ(竜馬)

りゅうまつ

りゅうまつ リウ― [0] 【流沫】
流れる水のあわ。

りゅうみょう

りゅうみょう 【竜猛】
〔梵 Nāgārjuna〕
真言宗で付法第三祖,伝持第一祖とされる僧。竜樹と名前が同一のため混同されるが別人と思われる。
→竜樹

りゅうみん

りゅうみん リウ― [0] 【流民】
社会の混乱・圧制などにより他の土地へさまよい出て行く人々。流浪(ルロウ)の民。流氓(リユウボウ)。

りゅうめ

りゅうめ 【竜馬】
(1)非常にすぐれた馬。駿馬。りゅうま。りょうめ。りょうば。たつのうま。
(2)将棋で,角行(カクギヨウ)が敵陣に成り込んだもの。成り角。りゅうま。
→角行

りゅうめん

りゅうめん リウ― [0] 【流眄】
⇒りゅうべん(流眄)

りゅうもん

りゅうもん [0] リユウ― 【竜紋・竜文・竜門】 ・ リウ― 【流紋】
(1)竜にかたどった模様。
(2)絹の平織物の一。羽二重に似るがやや厚地。江戸時代に,帯・袴・羽織・裃(カミシモ)などに用いた。

りゅうもん

りゅうもん 【竜門】
(1)奈良県吉野郡,竜門岳東南斜面,吉野川沿いの地名。竜門寺跡・竜門滝などがある。
(2)中国,河南省洛陽の南の地。伊水(イスイ)(洛水)の両岸に石灰岩の山岳が対峙し門闕(モンケツ)のようであることから伊闕(イケツ)ともいう。石窟寺院の遺跡で名高い。ロンメン。
(3)中国,黄河中流の急流。山西・陝西両省の境にある。鯉(コイ)などの魚が登り切れば竜になるという。
→登竜門

りゅうもん=の滝登(タキノボ)り

――の滝登(タキノボ)り
立身出世すること。
→登竜門

りゅうもんがん

りゅうもんがん リウモン― [3] 【流紋岩】
火山岩の一。二酸化ケイ素に富み(重量比約70パーセント以上),淡色。石英・カリ長石などの斑晶を主とし,ときに黒雲母・輝石などを含む。ガラス質の石基には流理が目立つ。溶岩・火砕流・岩脈などとして産する。

りゅうもんじ

りゅうもんじ 【竜門寺】
竜門{(1)}にあった寺。久米の仙人修行の寺と伝える。

りゅうもんせっくつ

りゅうもんせっくつ 【竜門石窟】
竜門{(2)}にある石窟寺院。493年北魏(ギ)の洛陽(ラクヨウ)遷都から唐の玄宗の756年までに造営されたもので,仏像彫刻の宝庫。
竜門石窟[カラー図版]

りゅうゆう

りゅうゆう リウ― 【劉裕】
(356-422) 中国・南朝宋の初代皇帝(在位 420-422)。字(アザナ)は徳輿,諡(オクリナ)は武帝。東晋(シン)の軍人。南燕・後秦を滅ぼし,東晋の恭帝の禅譲で帝位についた。

りゅうよう

りゅうよう【流用する】
divert[appropriate] <the money> to <some other purpose> .

りゅうよう

りゅうよう リウエウ [0] 【柳腰】
柳の枝のようにほっそりとしてしなやかな腰。美人の腰の形容。やなぎごし。

りゅうよう

りゅうよう リウ― [0] 【流用】 (名)スル
(1)使途の定まっているものを別の用途に使用すること。「予備費を―する」
(2)国の予算の執行にあたり,予算の区分である部・款(カン)・項・目(モク)のうち,同一の項に属する各目の間で,費用を融通し使用すること。費目流用。
→移用

りゅうよう

りゅうよう リウ― 【劉墉】
(1719-1804) 中国,清の書家。字(アザナ)は崇如,号は石菴。清代帖学派の集大成者と称され,「清愛堂石刻」のほか書論「学書偶成」がある。

りゅうよう

りゅうよう リウ― [0] 【留用】 (名)スル
人を自分の国にとどめておいて使うこと。

りゅうよう

りゅうよう リユウヤウ 【竜洋】
静岡県南西部,磐田郡の町。天竜川河口東岸に位置し,天竜木材の集散地として栄えた。

りゅうらん

りゅうらん リウ― [0] 【流覧】 (名)スル
大体を見渡すこと。一通り目を通すこと。「会場を―する」

りゅうらん

りゅうらん リウ― [0] 【劉覧・瀏覧】 (名)スル
(1)あまねく目を通すこと。通覧。「万巻の書を―する」
(2)「閲覧」の尊敬語。

りゅうり

りゅうり リウ― [1] 【流離】 (名)スル
故郷を出て他の土地をさまよい歩くこと。流浪。「貴種(キシユ)―譚(タン)」「温は―して揚州に往つてゐた/魚玄機(鴎外)」

りゅうりこうぞう

りゅうりこうぞう リウリコウザウ [4] 【流理構造】
火成岩の組織の一。斑晶や石基がレンズ状・縞状・線状に配列し,マグマの流動を示す。流紋岩によく発達する。流状構造。流理。

りゅうりゅう

りゅうりゅう【細工は流々仕上げを御覧(ごろう)じろ】
Wait and see.

りゅうりゅう

りゅうりゅう [0][3] 【隆隆】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)たくましく盛り上がっているさま。「筋骨―たる体」
(2)勢いの盛んなさま。「社運―たるを見る」

りゅうりゅう

りゅうりゅう リウリウ [0][3] 【流流】
流派によるそれぞれの仕方・流儀。物事は種々様々であること。「細工(サイク)は―」

りゅうりゅう

りゅうりゅう【粒々辛苦する】
toil and moil;work assiduously.

りゅうりゅう

りゅうりゅう リウリウ [0] 【瀏瀏・嚠嚠】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)風がはやく吹くさま。
(2)清く明らかなさま。「声―といと高く,韵(ヒビキ)嫋々(ジヨウジヨウ)といと妙に/露団々(露伴)」

りゅうりゅう

りゅうりゅう リフリフ [0][3] 【粒粒】
一粒一粒。すべてのつぶ。「その栗は…みんな―に実が入つて/縁(弥生子)」

りゅうりゅう

りゅうりゅう【隆々たる】
prosperous;→英和
flourishing;rising[growing] <fame> ;→英和
muscular (筋肉の).→英和

りゅうりゅう

りゅうりゅう リウリウ [0] (副)
刀・槍などを勢いよく動かすさま。「不爛白刃を…―と三振四振空を切りて/鉄仮面(涙香)」

りゅうりゅうしんく

りゅうりゅうしんく リフリフ― [5] 【粒粒辛苦】 (名)スル
米の一粒一粒が農民の苦労の結晶であること。転じて,こつこつと地道な努力を重ねること。「―して築いた富」「三四年間―の所得なるを/金時計(鏡花)」

りゅうりょう

りゅうりょう リウリヤウ [3][0] 【流量】
水・電気などが,単位時間に流れる量。

りゅうりょう

りゅうりょう リウリヤウ [0] 【嚠喨・瀏亮】 (ト|タル)[文]形動タリ
楽器の音などの澄んでよく聞こえるさま。「―と響くらっぱの音」「音楽の声耳を澄まして―たり/花間鶯(鉄腸)」

りゅうりょう

りゅうりょう【流量計】
a flowmeter.

りゅうりょうけい

りゅうりょうけい リウリヤウ― [0] 【流量計】
液体や気体の流量を測定する計器。水量計・ガス量計など。

りゅうりょくかこう

りゅうりょくかこう リウリヨククワコウ [5] 【柳緑花紅】
⇒柳(ヤナギ)は緑(ミドリ)花は紅(クレナイ)(「柳」の句項目)

りゅうるいしょう

りゅうるいしょう リウルイシヤウ [0][3] 【流涙症】
涙が病的に多量に出る状態。

りゅうれい

りゅうれい リウ― [0] 【流麗】 (名・形動)[文]ナリ
詩・文章や音楽などの調子がなめらかで美しい・こと(さま)。「―な文章」「体制音調の―なる,詩にあらねども詩とおもはれ/即興詩人(鴎外)」
[派生] ――さ(名)

りゅうれい

りゅうれい リウ― 【劉伶】
中国,西晋(シン)の思想家。字(アザナ)は伯倫。竹林の七賢の一人。酒を好み,「酒徳頌」を著した。建威参軍となる。生没年未詳。

りゅうれい

りゅうれい リフ― [0] 【立礼】
⇒立礼式(シキ)

りゅうれい

りゅうれい リウ― [0] 【流例】
以前からの慣例。しきたり。

りゅうれいしき

りゅうれいしき リフ― [3] 【立礼式】
椅子(イス)に腰かけて行う茶道の点前(テマエ)形式。裏千家一一世玄々斎千宗室が,1872年(明治5)椅子の時代到来を予測して創設したもの。立礼。

りゅうれん

りゅうれん リウ― [0] 【流連・留連】 (名)スル
遊興にふけって,家に帰るのを忘れること。「紅灯緑酒の間に―せしことも多かるべし/獺祭書屋俳話(子規)」

りゅうれんこうぼう

りゅうれんこうぼう リウ―クワウバウ [0] 【流連荒亡】
〔孟子(梁恵王下)〕
家も仕事も忘れて遊興や狩猟・酒色などの楽しみにふけること。
→荒亡

りゅうろ

りゅうろ リウ― [1] 【流路】
川の水や潮流などの,流れる道。

りゅうろ

りゅうろ リウ― [1] 【流露】 (名)スル
精神的なものが自然に外に現れ出ること。発露。「愛情の―している手紙」

りゅうろう

りゅうろう リウラウ 【柳浪】
⇒広津(ヒロツ)柳浪

りゅうろう

りゅうろう [0] 【竜楼】
⇒りょうろう(竜楼)

りゆう

りゆう【理由】
a reason;→英和
a cause;→英和
[口実]an excuse;→英和
a pretext.→英和
…という〜で for the reason that…;by reason of;on account of;because of;on the ground of[that…].〜がある(ない) There is[We have]every (no) reason <to do,for> .〜のない unreasonable;→英和
groundless.→英和

りゆう

りゆう [0] 【理由】
(1)なぜそうなったかという筋道。また,なぜそうするかという根拠。わけ。事情。「反対する―はなにか」「一身上の―」
(2)言いわけ。口実。「―をつけて休む」「病気を―に面会を断る」
(3)〔哲・論〕 真理や存在が成立する基礎となるもの。論理的には結論に対する前提,実在的には結果に対する原因をいい,前者を認識理由,後者を実在理由という。根拠。
⇔帰結

りゆうのげんり

りゆうのげんり 【理由の原理】
⇒充足理由律(ジユウソクリユウリツ)

りょ

りょ [1] 【旅】
中国,周代の軍団の単位。兵五〇〇を一旅とし,五旅を一師,五師を一軍とする。また,一般に軍隊をさす。

りょ

りょ [1] 【閭】
(1)門。村の入り口の門。
(2)〔中国,周代に二五戸を一区としたことから〕
むら。また,都市の一区画。

りょ

りょ [1] 【呂】
(1)日本音楽で,声や楽器の低音域。また,ある音に対して一オクターブ低い音。乙(オツ)。
⇔甲(カン)
(2)十二律の各音のうち陰(偶数番目)の六音。
⇔律(7)
(3)中国の音階論の基本となる五声または七声。相対的音程関係は,ファ・ソ・ラ・(シ)・ド・レ・(ミ)の形。日本で考えられた「律」の五声・七声に対していう。
⇔律(8)
「和国は単律の国にて―の音なし/徒然 199」
(4)「呂旋(リヨセン)」の略。
⇔律(9)

りょう

りょう リヤウ [1] 【良】
成績・品質などを示す段階の一。普通,または普通よりよいことを表す。「成績は―ばかりだ」「今年の米の作柄は―」

りょう

りょう リヤウ [1] 【諒】
まこと。真実。

りょう

りょう レウ [1] 【料】
(1)代金。代価。「飲食の―とする」「入場―」
(2)用にあてるもの。使用に供する材料。「白布を衣装作成の―とする」「新嘗の―」
(3)物事を判断する根拠。理由。「此を訓誨の―にすると此を奨誠の資(タネ)にするとは読者輩の心にあり/当世書生気質(逍遥)」
(4)ため。「何の―の糸を懸け,何の―の衣を縫給ふぞ/今昔 3」

りょう

りょう【寮】
a dormitory.→英和
‖寮長 the superintendent of a dormitory.

りょう

りょう [1] 【稜】
〔数〕 多面体における平面と平面との交わりの線分。空間図形での辺。

りょう

りょう レウ 【遼】
中国,契丹(キツタン)族の耶律阿保機(ヤリツアボキ)が建てた国(916-1125)。モンゴリア・中国東北部・華北の一部を支配,宋から燕雲十六州を奪い澶淵(センエン)の盟を結ぶ。金と宋に挟撃されて滅んだが,王族の耶律大石が中央アジアに逃れて西遼を建国した。

りょう

りょう リヤウ 【領】
■一■ (名)
(1)(藩や国の名の下に付けて)領有する土地。領土。「仙台―」「フランス―」
(2)律令制で,郡司の官職名。長官を大領,次官を少領という。
■二■ (接尾)
助数詞。鎧(ヨロイ)・衣服など一そろいのものを数えるのに用いる。「鎧一―」

りょう

りょう リヤウ [1] 【令】
古代,国家制度全般について定めた法典。律とともに中国で秦・漢時代に発達,隋・唐時代に大成。日本では唐令を模して,天智朝期の近江令から持統朝期の「飛鳥浄御原令(アスカキヨミハラリヨウ)」を経て701年律を加えて「大宝律令」として制定。718年には改定して「養老律令」とした。

りょう

りょう リヤウ 【霊】
たたりをする,生き霊や死霊。「うらなひよりけむ女の―こそ/源氏(柏木)」

りょう

りょう【良】
[excellent (優)に対して]good;→英和
[A に対して]B.→英和

りょう

りょう [1] 【竜】
〔漢音〕
⇒りゅう(竜)

りょう

りょう リヤウ [1] 【量】
(1)はかって得られる物の容積・数量・重さなど。「塩の―を減らす」「酒の―を過ごす」
(2)多いか少ないかという点からおしはかった物事の程度。「―より質」「仕事の―をこなす」
(3)インド哲学・仏教で,認識のこと。

りょう

りょう レフ [1] 【漁】
魚・貝などを捕らえること。いさり。すなどり。「―に出る」
〔「漁」の音は「ぎょ」で,「りょう」は「猟」との混同から生じた慣用読み〕

りょう

りょう【漁に行く】
go fishing.〜がたくさんある(ない) make a good (poor) catch.

りょう

りょう【量】
(a) quantity;→英和
an amount.→英和
〜が多い(少ない) be large (small) in quantity.〜を過ごす drink[take (薬)]too much.

りょう

りょう レウ [1] 【了】
終わること。終わり。「前編―となる」

りょう

りょう【諒とする】
understand;→英和
appreciate.→英和

りょう

りょう リヤウ 【両】
■一■ [1] (名)
(1)対(ツイ)になっている双方のもの。二つのもの。「―の手」
(2)中世まで用いられた目方または重さの単位。律令制では斤(キン)の一六分の一。41〜42グラム。
(3)近世の通貨単位。一両は銀五〇匁(のち六〇匁),銭四貫。金貨で一分の四倍,一朱の一六倍。ただし,市中では常に変動した。明治になり円に改称されたが,円の俗称として用いられた。
(4)布帛二端の称。
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)車の数を数えるのに用いる。「貨車四―」
(2)二つで一組みになっているものを数えるのに用いる。「錦御襪(シタウズ)八―/皇太神宮儀式帳」
(3)接尾語「りょう(領)」に同じ。「鎧の二三―をもかさねて,たやすう射通し候なり/平家 5」
〔■二■(1)はもと「輛」の字を用いる。■二■(3)は「領」のあて字〕

りょう

りょう レフ [1] 【猟】
鳥・獣を捕らえること。狩猟。かり。「―に出る」

りょう

りょう リヤウ 【涼】
中国,五胡十六国の国号。前涼・後涼・南涼・北涼・西涼の五か国。

りょう

りょう【涼を求める】
seek for the (evening) cool.

りょう

りょう【領】
⇒領土.

りょう

りょう [1] 【陵】
天皇・皇后の墓。みささぎ。

りょう

りょう【猟に行く】
go hunting[shooting].〜が多い(少ない) have much (little) game.

りょう

りょう レウ [1] 【寮】
(1)学校・会社などの学生・従業員が寄宿する共同宿舎。「―に入る」「独身―」
(2)茶会を行う建物。茶室。数寄屋。茶寮。
(3)別荘。
(4)律令制で,省に付属した役所。

りょう

りょう【陵】
a mausoleum;→英和
a tomb.→英和

りょう

りょう リヤウ 【梁】
中国の国名。
(1)戦国時代の魏(ギ)が紀元前362年に大梁(今の開封)に遷都して以後の国号。
(2)南朝の一(502-557)。南斉の蕭衍(シヨウエン)(武帝)が斉の禅譲を受けて建国。都は建康(南京)。仏教が栄え,六朝文化の盛期を画したが,のち侯景の乱が起こり,陳に国を奪われた。
(3)五代の一。
→後梁

りょう

りょう リヤウ [1] 【涼】
涼しいこと。涼しさ。「―を入れる」

りょう=と∘する

――と∘する
もっともだ,たしかなことだとして納得・承知する。「その意向を―∘する」

りょう=をとる

――をと・る
涼しい風にあたる。涼む。「木陰で―・る」

りょうあえんこう

りょうあえんこう [4] 【菱亜鉛鉱】
炭酸亜鉛からなる鉱物。三方晶系。灰白・緑・褐・暗灰色,真珠光沢の塊状。閃亜鉛鉱などの酸化によって生ずる。亜鉛の原料鉱石。

りょうあし

りょうあし リヤウ― [0] 【両足】
左右の足。二本の足。もろあし。

りょうあたり

りょうあたり【両当りをかける】
[将棋]fork <bishop and rook> .→英和

りょうあん

りょうあん リヤウ― [0] 【良案】
よい考え。すぐれた計画。名案。

りょうあん

りょうあん リヤウ― [0] 【諒闇・諒陰・亮闇】
〔「まことに闇(クラ)い」の意〕
天皇がその父母の死に対し服する喪の期間。期間は一年間で,臣下も服喪した。ろうあん。みものおもい。

りょうあんじ

りょうあんじ 【竜安寺】
京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の寺。山号,大雲山。細川勝元が1450年に義天玄承(ギテンゲンシヨウ)を開山に迎えて創建。その庭園は典型的な枯山水として有名で,白砂のなかに大小一五個の石が配置されていて,俗に「虎の子渡しの庭」ともいう。作庭者は不詳。りゅうあんじ。

りょうあんじがき

りょうあんじがき [5] 【竜安寺垣】
竜安寺のものを原型とする竹垣の形式の一。竹を斜めに組み合わせた矢来状のもので上部を割り竹でおさえる。丈の低いのが特色。

りょうい

りょうい [1] 【陵夷】
〔「夷」は平らの意〕
陵(オカ)が次第に平らになること。転じて,物事が次第に衰え廃れること。

りょうい

りょうい リヤウ― [1] 【涼意】
涼しい気配。涼気。

りょうい

りょうい リヤウ― [1] 【良医】
診療・技術のすぐれた医者。名医。

りょうい

りょうい [1] 【稜威】
天子・天皇の威光。みいつ。

りょうい

りょうい レウイ 【了意】
⇒浅井(アサイ)了意

りょういき

りょういき【領域】
⇒領分.

りょういき

りょういき リヤウヰキ [0] 【領域】
(1)ある者が領有し,また勢力下に置く区域。
(2)国家の主権が及ぶ区域。国家が排他的に支配する空間。領土・領海・領空の全体。
(3)そのものの関係する範囲。特に学問などで,対象とする範囲。「他人の―を侵す」「研究―」

りょういき

りょういき リヤウイキ 【霊異記】
「日本霊異記」の略。

りょういく

りょういく レウ― [0] 【療育】
障害児が医療的配慮のもとで育成されること。

りょういくてちょう

りょういくてちょう レウ―チヤウ [5] 【療育手帳】
知的障害児・知的障害者が各種の援護を受けるために必要な手帳。都道府県知事が交付。

りょういん

りょういん リヤウ― [0] 【涼陰・涼蔭】
涼しい木かげ。

りょういん

りょういん リヤウヰン [0] 【両院】
二院制度における二つの議会。衆議院と参議院,貴族院と衆議院,上院と下院など。

りょういん

りょういん【両院(議員)】
(members of) both Houses.

りょういん

りょういん レウ― [0] 【料飲】
料理と飲食。

りょういんきょうぎかい

りょういんきょうぎかい リヤウヰンケフギクワイ [7] 【両院協議会】
国会の議決を要する議案につき衆参両議院の意見が異なる場合に,その意見調整のために開かれる会議。各議院で選挙された各一〇名の委員で組織される。

りょういんせい

りょういんせい リヤウヰン― [0] 【両院制】
⇒二院制(ニインセイ)

りょうう

りょうう リヤウ― [1] 【涼雨】
涼しさをもたらす夏の雨。

りょううで

りょううで リヤウ― [0] 【両腕】
両方のうで。もろうで。

りょううん

りょううん [0] 【凌雲】
(1)雲の上に突き出すように高いこと。
(2)俗世間を超越していること。

りょううん=の志(ココロザシ)

――の志(ココロザシ)
超然として世外にありたいという望み。

りょううんかく

りょううんかく 【凌雲閣】
東京浅草公園にあった一二階建てのれんが造りの建物。関東大震災で倒壊。通称,十二階。

りょううんしゅう

りょううんしゅう リヨウウンシフ 【凌雲集】
最初の勅撰漢詩集。一巻。嵯峨天皇の下命により,小野岑守(オノノミネモリ)・菅原清公(スガワラノキヨトモ)らが撰。814年成立。嵯峨天皇・小野岑守ら作者二四人,詩数九一首を収める。凌雲新集。

りょううんだい

りょううんだい 【凌雲台】
中国,魏(ギ)の文帝が築かせた高い楼閣。凌雲観。

りょうえん

りょうえん レウヱン [0] 【遼遠】 (名・形動)[文]ナリ
はるかに遠い・こと(さま)。「完成までは前途―だ」「幽闃(ユウゲキ)のあなた,―のかしこへ/草枕(漱石)」

りょうえん

りょうえん リヤウ― [0] 【良縁】
(1)望ましい縁組。よい縁談。
(2)仏道の悟りを開き,極楽往生をとげるのによい因縁。

りょうえん

りょうえん リヤウヱン [0] 【梁園・梁苑】
(1)宮廷の庭園。
(2)皇族。親王家。たけのその。「よく―左右の陣をかためて/平家 4」
(3)中国,漢代梁の孝王が築いた庭園の名。竹が多く修竹園ともいわれた。

りょうえん

りょうえん【良縁】
a good match.

りょうおう

りょうおう 【陵王】
舞楽の一。左方唐楽,古楽(もと林邑楽(リンユウガク)),壱越(イチコツ)調(もと沙陀(サダ)調)の中曲。一人舞・走り舞。中国,北斉の蘭陵王長恭が,あまりにも美貌なので,戦の際には竜の仮面をかぶって戦った故事にちなむという。勇壮かつ華麗な舞で,舞楽中最も有名な一曲。蘭陵王(ランリヨウオウ)。羅竜(陵)王(ラリヨウオウ)。
陵王[図]

りょうおうて

りょうおうて リヤウワウテ [3] 【両王手】
将棋で,二つの駒で同時に王手をかけること。二つおうて。

りょうおうレンズ

りょうおうレンズ リヤウアフ― [5] 【両凹―】
両面とも凹面になっているレンズ。

りょうおち

りょうおち リヤウ― [0] 【両落ち】
利息計算の方法で,預け入れまたは貸し出しの日および支払い日のいずれにも利息をつけない方式。
→片落ち

りょうか

りょうか リヤウクワ [1] 【良化】 (名)スル
よくなること。よくすること。よい方向へ向かうこと。「品質を―する」

りょうか

りょうか リヤウ― [1] 【良家】
⇒りょうけ(良家)

りょうか

りょうか リヤウ― [1] 【両下】
⇒真屋(マヤ)

りょうか

りょうか リヤウクワ [1] 【良貨】
質のよい貨幣。実質価格と法定価格との差の少ない貨幣。
⇔悪貨

りょうか

りょうか レウ― [1] 【寮歌】
寮の歌。特に,旧制高等学校や大学予科の寮生たちが歌った歌。一高の「嗚呼(アア)玉杯に花うけて」や北大予科の「都ぞ弥生」など。

りょうか

りょうか【悪貨は良貨を駆逐する】
Bad money drives out good.

りょうか

りょうか [1] 【菱花】
ヒシの花。

りょうか

りょうか レウクワ [1] 【燎火】
かがり火。にわび。

りょうかい

りょうかい [0] レウ― 【了解】 ・ リヤウ― 【諒解】 (名)スル
(1)事情を思いやって納得すること。理解すること。のみこむこと。了承。領解。領会。「事情を―する」「―できない」
(2)〔(ドイツ) Verstehen〕
ディルタイの用語。文化を生の表現とみて,その意味を自己移入・追体験などによって共感的にとらえること。理解。

りょうかい

りょうかい リヤウ― [0] 【領海】
国家の領域を構成する部分で,領土に接する一定の幅の帯状の水域。日本では,明治以来三海里としていたが,1977年(昭和52)制定の領海法により原則として一二海里とした。
⇔公海
→排他的経済水域

りょうかい

りょうかい リヤウクワイ [0] 【領会】 (名)スル
「了解(リヨウカイ){(1)}」に同じ。「却て―する事速かなるか/蘭学事始」

りょうかい

りょうかい リヤウ― [0] 【両界】
密教で,金剛界と胎蔵界。

りょうかい

りょうかい【了解】
(mutual) understanding;→英和
consent.→英和
〜がつく come to[arrive at]an understanding[agreement] <with> .〜を得る(求める) obtain (ask for) a person's consent.→英和
〜する understand;→英和
appreciate.→英和

りょうかい

りょうかい【領海内(外)で】
within (outside) the territorial waters <of> .

りょうかい

りょうかい リヤウ― [0] 【領解】 (名)スル
「了解(リヨウカイ){(1)}」に同じ。「観察と感受力とで―せられるのが/一隅より(晶子)」

りょうかい

りょうかい リヤウ― 【梁楷】
中国,南宋の画家。梁風子と号す。寧宗の嘉泰年間(1201-1204)に画院の待詔となる。精密な描写のほかに,極端に筆数を略す減筆体の人物画を描き,室町期の禅画・水墨画に大きな影響を与えた。代表作「李白行吟図」「出山釈迦図」など。生没年未詳。

りょうかいしんりがく

りょうかいしんりがく レウ― [7] 【了解心理学】
自然科学のような実験的方法ではなく,相互の関連に基づいて全体的な意味をつかもうとする方法によって精神現象を解明しようとする心理学。ディルタイにより唱えられ,シュプランガーにより継承された。

りょうかいまんだら

りょうかいまんだら リヤウ― [5] 【両界曼荼羅】
真言密教の根本義を図示した金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅の併称。両部曼荼羅。

りょうかく

りょうかく レウクワク [0] 【寥廓】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
広々として大きいさま。「四顧(シコ)―として,止(タダ)山水と明月とあるのみ/義血侠血(鏡花)」
■二■ (形動)[文]ナリ
{■一■}に同じ。「天地の―なるを見る/獺祭書屋俳話(子規)」

りょうかく

りょうかく [0] 【稜角】
かど。とがったかど。

りょうかし

りょうかし リヤウクワ― [3] 【量化子】
⇒量記号(リヨウキゴウ)

りょうかひか

りょうかひか リヤウクワヒクワ [4] 【両花被花】
萼(ガク)と花冠とをそなえた花。

りょうかみ

りょうかみ リヤウカミ 【両神】
埼玉県西部,秩父郡の村。西部の両神山(1723メートル)は鋸歯状(キヨシジヨウ)の岩峰で,信仰登山が行われた。

りょうかん

りょうかん【量感のある】
massive.→英和

りょうかん

りょうかん レフクワン [0] 【猟官】 (名)スル
官職をあさること。官職に就こうと人々が争うこと。「―運動」「―したが失敗したから/社会百面相(魯庵)」

りょうかん

りょうかん レウ― [0] 【僚艦】
仲間の軍艦。同じ艦隊の軍艦。

りょうかん

りょうかん レウ― [0] 【寮監】
寮を管理・監督する人。

りょうかん

りょうかん リヤウ― [0] 【量感】
分量や重量の多そうな感じ。量的に充実した感じ。特に,絵画・彫刻などに表現される物の容積や重量の感じをいう。ボリューム。「―に富む」

りょうかん

りょうかん リヤウクワン 【良観】
⇒忍性(ニンシヨウ)

りょうかん

りょうかん リヤウクワン 【良寛】
(1758-1831) 江戸後期の歌人・禅僧(曹洞宗)。越後出雲崎の人。字(アザナ)は曲,号は大愚。俗名,山本栄蔵。諸国を行脚修行して1796年ごろ帰郷。国上山(クガミヤマ)の五合庵に住み,農民や子供らと交わり超世俗的な一生を送った。詩・書もよくした。歌集に弟子の貞心尼編「蓮(ハチス)の露」があり,二人の愛の贈答歌を収める。

りょうかん

りょうかん レウクワン [0] 【僚官】
(1)役人。官吏。
(2)同役の官吏。

りょうかん

りょうかん リヤウ― [0] 【涼感】
涼しそうな感じ。「―をさそう」

りょうかんせい

りょうかんせい レフクワン― [0] 【猟官制】
公務員の任用を党派的情実により行う政治的慣行。スポイルズ-システム。

りょうが

りょうが [1] 【凌駕・陵駕】 (名)スル
他のものを追い抜いてその上に立つこと。「総合力で他チームを―する」

りょうが

りょうが 【竜駕】
天子の乗り物。りゅうが。「翌日―を廻して六波羅へ成進らせんとしけるを/太平記 3」

りょうが

りょうが レウ― 【遼河】
中国,東北地方南部を南流する河川。大興安嶺の南端に発する西遼河と吉林省の丘陵に発する東遼河とが,遼寧省北端付近で合流して遼河となり,渤海(ボツカイ)に注ぐ。長さ1430キロメートル。遼水。リアオ-ホー。

りょうが

りょうが【凌駕する】
surpass;→英和
excel;→英和
exceed;→英和
outdo;→英和
be far ahead of.

りょうがい

りょうがい リヤウグワイ [1] 【領外】
領地・領域の外。
⇔領内

りょうがえ

りょうがえ【両替する】
change <money> ;→英和
exchange <dollars into yen> .→英和
‖両替機 a money changer.両替屋 an exchange broker (人)[house (店)].

りょうがえ

りょうがえ リヤウガヘ [0] 【両替】 (名)スル
(1)ある種の貨幣と他の種の貨幣とを取り替えること。「円をドルに―する」
(2)有価証券や物品などを貨幣と取り替えること。

りょうがえしょう

りょうがえしょう リヤウガヘシヤウ [4] 【両替商】
各種の鋳貨が流通していた江戸時代,手数料をとって,貨幣を交換した商人。金銀売買・貸付・手形振出・為替取組預金なども扱い,金融機関として重要な役割を果たした。両替屋。

りょうがえや

りょうがえや リヤウガヘ― [0] 【両替屋】
⇒両替商(リヨウガエシヨウ)

りょうがきょう

りょうがきょう 【楞伽経】
〔梵 Lanṅkāvatāra-sūtra〕
如来蔵思想と唯識思想の合流した後期大乗経典。三界唯心・法身常住などを説く。「入楞伽経」一〇巻など三種の漢訳が現存する。

りょうがけ

りょうがけ リヤウ― [0] 【両掛(け)】
江戸時代の旅行用の行李(コウリ)の一種。挟箱(ハサミバコ)や小形のつづらを天秤棒の両はしにつけて担うもの。
両掛け[図]

りょうがわ

りょうがわ【両側に】
on both sides[either side] <of> .

りょうがわ

りょうがわ リヤウガハ [0] 【両側】
両方の側。
⇔片側
「道の―」

りょうがん

りょうがん [0] 【竜顔】
⇒りゅうがん(竜顔)

りょうがん

りょうがん【両岸に】
on both banks;on either bank.

りょうがん

りょうがん リヤウ― [0] 【両眼】
両方の目。双眼。
⇔隻眼(セキガン)

りょうがん

りょうがん リヤウ― [0] 【両岸】
川などの両方の岸。りょうぎし。

りょうがん

りょうがん【両眼(とも見えない)】
(be blind of) both eyes.

りょうがんきょう

りょうがんきょう リヤウ―キヤウ [0] 【両眼鏡】
⇒双眼鏡(ソウガンキヨウ)

りょうき

りょうき【猟(漁)期】
the hunting (fishing) season;the open season.

りょうき

りょうき レフ― [1] 【猟期】
(1)狩猟に適している時期。
(2)「狩猟期」に同じ。

りょうき

りょうき リヤウ― [1] 【良驥】
非常に優秀な馬。駿馬。

りょうき

りょうき レフ― [1] 【猟奇】
怪奇・異常なものに執着して,それをあさり求めること。「―趣味」

りょうき

りょうき リヤウ― [1] 【良器】
(1)よい器物。
(2)よい器量。すぐれた才能。また,その持ち主。

りょうき

りょうき リヤウ― [1] 【涼気】
涼しい空気。涼しさ。「朝の―」

りょうき

りょうき レウ― [1] 【僚機】
仲間の飛行機。同じ編隊の飛行機。

りょうき

りょうき レフ― [1] 【漁期】
⇒ぎょき(漁期)

りょうき

りょうき【猟奇的】
curiosity-hunting;adventurous;thrilling.→英和
猟奇心 curiosity.→英和

りょうき

りょうき リヤウ― [1] 【量器】
容量をはかる器具。

りょうきごう

りょうきごう リヤウキガウ [3] 【量記号】
〔quantifier〕
述語論理において,変項によって表される対象の数量を表現する論理記号。「すべての」を表す普遍量記号と,「いくつかの」または「存在する」を表す存在量記号とがある。量化子。

りょうきてき

りょうきてき レフ― [0] 【猟奇的】 (形動)
怪奇・異常なものをあさり求めるさま。「―な事件」

りょうきでん

りょうきでん [3] 【綾綺殿】
(1)平安京内裏殿舎の一。仁寿殿の東,温明殿の西にあり,天皇の入浴,斎服の着用などに使用された。
→内裏
(2)皇居内,賢所(カシコドコロ)の後方にある殿舎。召し替えのための殿舎。

りょうきゃく

りょうきゃく リヤウ― [0] 【両脚】
両方のあし。双脚。

りょうきゃくき

りょうきゃくき リヤウ― [4] 【両脚規】
コンパス{(1)}のこと。

りょうきゅう

りょうきゅう [0] 【陵丘】
小高い丘。丘陵。

りょうきょく

りょうきょく【両極】
the two poles.両極化 bipolarization.

りょうきょく

りょうきょく リヤウ― [0] 【両極】
(1)南極と北極。
(2)陽極と陰極。
(3)「両極端」に同じ。「寒熱の―」

りょうきょくせい

りょうきょくせい リヤウ― [0] 【両極性】
磁石の両極のように,一つのものが相対立する二つの極に分裂し,一方では統一を回復しようと努める性質。

りょうきょくたん

りょうきょくたん リヤウ― [3][5] 【両極端】
両方のはし。転じて,非常にかけ離れていること。「言うことが―だ」

りょうきょくたん

りょうきょくたん【両極端】
the two extremes.

りょうきん

りょうきん レウ― [1] 【料金】
物の利用・使用などに対して支払う金。特に,交通機関・タクシーなどでは運賃以外の費用をいう。「特急―」「タクシーの待ち―」「―あと払い」

りょうきん

りょうきん【料金】
a charge;→英和
a fee;→英和
a rate;→英和
a fare (乗物の);→英和
a toll (通行の).→英和
〜を100円取る charge 100 yen <for> .〜を取らずに free of charge.‖料金受信人払い(で電話する) <米> a collect call (call collect <me> ).料金所(有料道路の) a tollbooth.料金表 a price list;a list of charges.電気(ガス,水道)料金 the power (gas,water) rate.

りょうきん

りょうきん リヤウ― [0] 【良禽】
よい鳥。かしこい鳥。

りょうきん=は木を択(エラ)んで棲(ス)む

――は木を択(エラ)んで棲(ス)む
〔左氏伝(哀公十一年)〕
かしこい鳥がよい木を選んで巣を作るように,すぐれた人は立派な主君を選んで仕えることのたとえ。

りょうきんこうのうゆうびん

りょうきんこうのうゆうびん レウ―コウナフイウビン [1][5] 【料金後納郵便】
毎月一〇〇以上の郵便物を出す場合,差出郵便局の承認を受けて,料金を毎月一括して現金で納付する扱いの郵便。

りょうきんべつのうゆうびん

りょうきんべつのうゆうびん レウ―ベツナフイウビン [1][5] 【料金別納郵便】
同一料金の郵便物を同時に多数出す場合に,個々の郵便物の表面に切手に代わる表示をし,料金相当額の切手または現金を添えて郵便局に差し出す扱いの郵便。

りょうぎ

りょうぎ リヤウ― [1] 【両義】
二つの意味・意義。

りょうぎ

りょうぎ レウ― [1] 【了義】
〔仏〕 真理をすべて明らかに説き示した教え。

りょうぎ

りょうぎ リヤウ― [1] 【両儀】
〔易経(繋辞上)〕
太極から生じた二つの対立物。陰と陽。また,天と地。

りょうぎし

りょうぎし リヤウ― [0] 【両岸】
両方の岸。りょうがん。

りょうぎせい

りょうぎせい リヤウ― [0] 【両義性】
ある概念や言葉に,相反する二つの意味や解釈が含まれていること。アンビギュイティ。

りょうぎゃく

りょうぎゃく [0] 【陵虐・凌虐】 (名)スル
(1)ひどくはずかしめ,しいたげること。「何とて民を―して/慨世士伝(逍遥)」
(2)〔法〕 特別公務員暴行陵虐罪では,暴行以外の方法で,精神的・肉体的にはずかしめ,苦痛を与えること。裸にする,食事を与えない,睡眠を妨害するなど。

りょうぎり

りょうぎり リヤウ― [0] 【両切り】
「両切りタバコ」の略。

りょうぎりタバコ

りょうぎりタバコ リヤウ― [5] 【両切り―】
両端を切り落としてある紙巻きタバコ。吸い口やフィルター付きのタバコに対していう。

りょうぎん

りょうぎん [0] 【竜吟】
⇒りゅうぎん(竜吟)

りょうぎん

りょうぎん リヤウ― [0] 【両吟】
(1)連歌・連句を二人で付け合うこと。また,その作品。
→独吟
→三吟
(2)謡い物を二人で謡うこと。
(3)二人でともにすること。「―のはなうたにて立帰る/洒落本・契情買虎之巻」

りょうく

りょうく リヤウ― [1] 【良狗】
〔史記(淮陰侯伝)「狡兎死,良狗烹」より。前漢の功臣韓信が高祖に罰せられようとした時に言った語〕
利口な犬。賢臣のたとえ。
→狡兎(コウト)死して、走狗烹(ニ)らる

りょうく

りょうく レフ― [1] 【猟区】
狩猟が許される区域。設定には,「鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律」に基づき,環境庁長官の認可を必要とする。

りょうくう

りょうくう リヤウ― [0] 【領空】
国家の領域を構成する部分で,領土と領海の上部の空間。領空の範囲は高度において特に制限はないが,宇宙空間は特定国家に属さない自由な空間とされる。

りょうくう

りょうくう【領空】
airspace.→英和
〜を飛ぶ fly over <Japanese> territory.

りょうくうけん

りょうくうけん リヤウ― [3] 【領空権】
領空を支配する国家の完全かつ排他的な主権。他国の航空機は許可なく領空に入ることはできないが,国際民間航空条約により,締結国の民間航空機は無害通航権を認められている。

りょうくうしんぱん

りょうくうしんぱん リヤウ― [5][0] 【領空侵犯】
他国の航空機が,領空に所定の手続きなく侵入すること。

りょうくどせき

りょうくどせき [4] 【菱苦土石】
炭酸マグネシウムからなる鉱物。三方晶系。普通,粒状・土状。灰白・黄・褐色を呈し,ガラス光沢がある。蛇紋岩・橄欖岩(カンランガン)などマグネシウムに富む岩石の変質によって生ずる。耐火煉瓦(レンガ)・セメントの原料。マグネサイト。

りょうくん

りょうくん リヤウ― [1] 【両君】
(1)二人の人。多く,同輩または目下の二人をさしていう。「山本と佐藤の―が参加します」
(2)二人の君主。

りょうぐ

りょうぐ レフ― [1] 【猟具】
狩猟に使う道具。

りょうぐ

りょうぐ リヤウ― [1][0] 【霊供】
霊前に供える食物。

りょうぐち

りょうぐち リヤウ― 【両口】
両方の口。二つの口。「―-スパナ」

りょうぐん

りょうぐん リヤウ― [0] 【両軍】
(1)両方の軍隊。
(2)両方のチーム。

りょうぐん

りょうぐん【両軍】
both armies;both teams[sides](競技の).

りょうけ

りょうけ リヤウ― [1] 【領家】
(1)荘園制における荘園領主の称。特に三位以上の位階をもつものをいう。
(2)荘園領主が名義上の上級領有者をつくった場合,それを本家・本所といい,実際上の領有者である自らをいう。

りょうけ

りょうけ リヤウ― [1] 【両家】
両方の家。「―の控え室」

りょうけ

りょうけ【良家(の娘)】
(a daughter of) a good[respectable]family.

りょうけ

りょうけ リヤウ― [1] 【良家】
(1)豊かで教養のある家。「―の子女」
(2)身分のよい家。家柄のよい家。りょうか。

りょうけい

りょうけい [0] 【菱形】
⇒ひしがた(菱形)

りょうけい

りょうけい【量刑】
assessment of a case.→英和

りょうけい

りょうけい リヤウ― [0] 【良計】
よい計画。よいはかりごと。

りょうけい

りょうけい リヤウ― [0] 【量刑】 (名)スル
裁判所が,処断刑の範囲内で,刑罰の程度を決めること。

りょうけい

りょうけい リヤウケイ 【良経】
⇒藤原良経(フジワラノヨシツネ)

りょうけいちょう

りょうけいちょう リヤウケイテウ 【梁啓超】
(1873-1929) 中国,清末・民国の学者・政治家。字(アザナ)は卓如,号は任公。康有為に師事,戊戌(ボジユツ)の変法自強運動では中心となって活躍したが,失敗し,日本に亡命。民国成立後は司法総長。著「清代学術概論」「先秦(センシン)政治思想史」など。リアン=チーチャオ。

りょうけしき

りょうけしき リヤウ― [3] 【領家職】
領家の地位に伴う得分。領家が荘園領主として荘園から収得することのできる経済的な権益のこと。

りょうけへんせいがん

りょうけへんせいがん リヤウ― [6] 【領家変成岩】
領家変成帯をつくる変成岩。主として片麻岩類からなる。中生界の泥質岩・砂岩・チャートなどが高温・低圧型の広域変成作用を受けてできたもので,変成の時期は中生代白亜紀とされている。
〔天竜川支流の水窪(ミサクボ)川の中流にある地名(奥領家)にちなむ〕

りょうけへんせいたい

りょうけへんせいたい リヤウ― [0] 【領家変成帯】
長野県南部から九州にかけて中央構造線に沿ってその北側に分布する広域変成帯。片麻岩類とこれに密接に伴う花崗岩類とからなる。

りょうけん

りょうけん【猟犬】
a hound;→英和
a hunting dog.

りょうけん

りょうけん【了見】
an idea (考え);→英和
an intention (意図);→英和
a motive (動機);→英和
judgment (判断);a decision (決心).→英和
悪い〜を起こす conceive an evil design[intention].〜違いなことをする do wrong;commit an indiscretion.

りょうけん

りょうけん レウ― [1] 【料簡・了見・了簡】 (名)スル
(1)考え。気持ち。思案。「けちな―」「―が狭い」
(2)よく考えて判断すること。推しはかり考えをめぐらすこと。「好く―して前後を考へて見たら/金色夜叉(紅葉)」
(3)許すこと。がまんすること。勘弁。「何程詫びても―は成りません/怪談牡丹灯籠(円朝)」
(4)処置。とりはからい。「重てよろしく御―有るべしとの御意の趣/浄瑠璃・丹波与作(中)」

りょうけん

りょうけん レフ― [0] 【猟犬】
狩猟に用いる犬。鳥猟にはセッター・コッカー-スパニエル・ポインターなどが,獣猟にはテリア・ビーグルや各種のハウンド,日本犬などが用いられる。かりいぬ。[季]冬。

りょうけんかた

りょうけんかた レウ― [0] 【料簡方】
考え方。料簡のしかた。「そんな―だから課長さんにも睨(ネメ)られたんだ/浮雲(四迷)」

りょうけんざ

りょうけんざ レフ― [0] 【猟犬座】
〔(ラテン) Canes Venatici〕
六月初旬の宵に日本のほぼ天頂を通過する星座。アルファ星コル-カロリは連星。北部に多くの渦巻き星雲がある。

りょうけんちがい

りょうけんちがい レウ―チガヒ [5] 【料簡違い】
考え違い。心得違い。「それはとんだ―だ」

りょうけんもの

りょうけんもの レウ― [0] 【料簡物】
よく考えてみなければならないこと。

りょうげ

りょうげ リヤウ― [1] 【領解】
〔仏〕 真理を直観的に把握し,理解すること。真理に達すること。

りょうげ

りょうげ リヤウ― [1] 【令外】
令(リヨウ)の規定にないこと。令の規定外。

りょうげさく

りょうげさく リヤウゲ― [3] 【両毛作】
稲を刈り取ったあと,裏作として麦・菜種などを植えること。二毛作。
⇔片毛作(カタゲサク)

りょうげちがい

りょうげちがい リヤウ―チガヒ 【領解違ひ】
思い違い。「―スル/日葡」

りょうげつ

りょうげつ リヤウ― [1] 【両月】
ふたつき。二か月。「七月八月の―にわたって」

りょうげのかん

りょうげのかん リヤウ―クワン 【令外の官】
律令の令に規定された以外の官職・官庁。内大臣・中納言・参議・検非違使・蔵人所・近衛府・摂政・関白などがある。

りょうげもん

りょうげもん リヤウゲ― 【領解文】
⇒改悔文(ガイケモン)

りょうげん

りょうげん リヤウゲン 【良源】
(912-985) 平安中期の天台宗の僧。天台宗中興の祖。勅諡(チヨクシ)は慈慧大師,通称を正月三日に没したので元三(ガンサン)大師という。応和の宗論で東大寺法蔵を屈服させ,のち内供奉十禅師,966年天台座主。981年大僧正。延暦寺の復興に努め,また二十六条式を制定して風紀を引き締めた。
→角(ツノ)大師

りょうげん

りょうげん レウ― [0] 【燎原】
火をつけて野原を焼くこと。

りょうげん

りょうげん【燎原の火】
<spread like> wildfire.→英和

りょうげん=の火(ヒ)

――の火(ヒ)
勢いが盛んで防ぎようがないもののたとえ。

りょうこ

りょうこ [1] 【陵戸】
律令制で,五色(ゴシキ)の賤(セン)の一。天皇・皇族の陵の守護・管理を世襲の職とした。

りょうこ

りょうこ [1] 【竜虎】
⇒りゅうこ(竜虎)

りょうこ

りょうこ リヤウ― [1] 【良賈】
〔「賈」は商人の意〕
よい商人。

りょうこ

りょうこ リヤウ― [1] 【両虎】
二匹の虎。力量がともにすぐれ差のつけがたい二人の勇者のたとえにいう。

りょうこ=は深く蔵(ゾウ)して虚(ムナ)しきがごとし

――は深く蔵(ゾウ)して虚(ムナ)しきがごとし
〔史記(老子伝)〕
よい商人は品物を奥にしまっておいて,店頭には出しておかない。賢者が才能を誇示しないたとえ。

りょうこ=相闘(アイタタカ)えば勢(イキオイ)倶(トモ)に生きず

――相闘(アイタタカ)えば勢(イキオイ)倶(トモ)に生きず
〔史記(廉頗藺相如伝)〕
二人の英雄が闘えば必ずどちらか一方が倒れる。また,両方ともに倒れる。
→廉頗(レンパ)

りょうこう

りょうこう リヤウ― [0] 【良工】
(1)すぐれた技術をもつ職人。「―は材を選ばず」
(2)特に,すぐれた画家や彫刻家。

りょうこう

りょうこう【良好な】
good;→英和
excellent;→英和
satisfactory.→英和

りょうこう

りょうこう リヤウカウ [0] 【良好】 (名・形動)[文]ナリ
状態・調子・成績などがよいこと。このましいこと。また,そのさま。「手術後の経過は―だ」「感度―」「―な成績」
[派生] ――さ(名)

りょうこう

りょうこう リヤウカウ [0] 【良港】
よい港。「天然の―」

りょうこう

りょうこう【良港】
a good harbor.

りょうこうどう

りょうこうどう リヤウカウダウ 【両江道】
朝鮮民主主義人民共和国北部の道。豆満江・鴨緑江を隔てて中国と接する。道都は恵山。リャンガン-ド。

りょうこく

りょうこく リヤウ― [1] 【両国】
二つの国。両方の国。「―の関係」

りょうご

りょうご レウ― [1] 【了悟】 (名)スル
あきらかに悟ること。

りょうごく

りょうごく リヤウ― [1] 【領国】
支配する国。領有する国。

りょうごく

りょうごく リヤウゴク 【両国】
東京都墨田区,両国橋付近の地名。国技館・回向院(エコウイン)がある。

りょうごく

りょうごく レウ― [0] 【料国】
内裏の造営など特定の経費をまかなうため,租税を課す国。

りょうごくばし

りょうごくばし リヤウゴク― 【両国橋】
隅田川下流に架かる橋。中央区東日本橋と墨田区両国の間を結ぶ。1659年の架橋といわれる。古く,隅田川が武蔵・下総(シモウサ)二国の境をなしていたところからの称。現在の橋は大震災後の築造。川開きの花火で有名。

りょうごし

りょうごし リヤウ― [0] 【両腰】
武士が腰にさす刀と脇差。大小。

りょうごんきょう

りょうごんきょう 【楞厳経】
「首楞厳経(シユリヨウゴンキヨウ)」の略。

りょうさい

りょうさい レウ― [0] 【寮祭】
寮生によって行われる寮の祭り。

りょうさい

りょうさい リヤウ― [0] 【良才】
すぐれた才能。また,その持ち主。

りょうさい

りょうさい【良妻(賢母)】
a good wife (and wise mother).

りょうさい

りょうさい リヤウ― [0] 【良妻】
よい妻。
⇔悪妻

りょうさいけんぼ

りょうさいけんぼ リヤウ― [5] 【良妻賢母】
夫にとってはよい妻であり,子にとっては賢い母であること。日本の女子教育の中心的理念の一つとされてきた。

りょうさいしい

りょうさいしい レウサイシイ 【聊斎志異】
〔「聊斎」は著者の書斎の名〕
中国,清代の怪異小説集。1766年刊。一六巻,四三一編。蒲松齢(ホシヨウレイ)著。神仙・狐鬼(コキ)・妖怪変化などの怪異界と人間界との交錯した夢幻的な世界を現出。

りょうさく

りょうさく リヤウ― [0] 【良策】
すぐれたはかりごと。良案。良計。

りょうさつ

りょうさつ [0] レウ― 【了察】 ・ リヤウ― 【諒察】 (名)スル
相手の立場・事情をくみとること。「何とぞ御―下さい」「庶幾(コイネガ)はくは焉(コ)れを―せられんことを/鬼啾々(夢柳)」

りょうさん

りょうさん【量産】
mass production.〜する mass-produce.

りょうさん

りょうさん リヤウ― [0] 【量産】 (名)スル
製品のコストを下げるために,同じ規格の商品を多量に作ること。大量生産。マス-プロダクション。「―して価格を下げる」「―品」

りょうさん

りょうさん リヤウ― 【両三】
〔「両」は「二」の意〕
漢語の名詞の上に付いて,「二つ三つの」「二,三の」の意を表す。「―年」「―人」

りょうさんど

りょうさんど リヤウ― [3] 【両三度】
二度か三度。二,三度。「―に及ぶ」

りょうさんにち

りょうさんにち リヤウ― [3] 【両三日】
二日か三日。二,三日。

りょうざい

りょうざい リヤウ― [0] 【良剤】
効能のすぐれた薬剤。

りょうざい

りょうざい【良材】
good timber (木材)[material (材料)].

りょうざい

りょうざい リヤウ― [0] 【梁材】
船体の横強力を保つ主材で,各助材の上部を左右に連結する横置きの力材。その上に甲板が張られる。ビーム。

りょうざい

りょうざい リヤウ― [0] 【良材】
(1)よい材木。
(2)すぐれた人材。

りょうざんぱく

りょうざんぱく リヤウザン― 【梁山泊】
中国,山東省西部の梁山のふもとにあった黄河の氾濫原。北宋末,宋江(ソウコウ)の反乱軍が拠(ヨ)った地。「水滸伝(スイコデン)」に宋江を首領とする一〇八人の豪傑が集まった所と脚色されて以来,慷慨(コウガイ)の士や豪傑の集まりたむろする所の意にいう。

りょうし

りょうし レウ― [1] 【寮試】
古代,大学寮で学生(ガクシヨウ)に対して行なった試験。及第した者を擬文章生(ギモンジヨウシヨウ)といった。

りょうし

りょうし リヤウ― [1] 【量子】
連続的でなく,ある単位量の整数倍に限られる値(とびとびの値)で表される,物理量の最小単位。1900年にプランクがエネルギー量子の考え(量子仮説)を提唱し,量子論の端緒になった。次いでアインシュタインが光量子(フォトン)を,ボーアが角運動量の量子を示した。

りょうし

りょうし レフ― [1] 【漁師】
海に出て,魚・貝などをとり生活する人。漁夫。「―町」

りょうし

りょうし レフ― [1] 【猟師】
狩猟をする人。鳥獣をとることを業とする人。狩人(カリユウド)。

りょうし

りょうし【量子】
《理》quantum.→英和
‖量子物理学 quantum physics.量子力学 quantum mechanics.量子論 the quantum theory.

りょうし

りょうし【猟師】
a hunter;a fisherman (漁師).→英和

りょうし

りょうし リヤウ― [1] 【両氏】
二人の人。二人の方(カタ)。

りょうし

りょうし レウ― [1] 【料紙】
使用する紙。書くのに用いる紙。狭義には装飾加工紙をいう。用紙。

りょうし

りょうし レウシ 【遼史】
中国,二十四史の一。遼朝の歴史を記した書。一一六巻。元の脱脱らの撰。1345年成立。本紀三〇巻,志三二巻,表八巻,列伝四五巻,国語解一巻。

りょうし

りょうし リヤウ― [1] 【良師】
よい先生。すぐれた師匠。

りょうしいろりきがく

りょうしいろりきがく リヤウ― [7][6] 【量子色力学】
素粒子の強い相互作用をクォークの「色」と呼ばれる量子状態の間に働く力として扱う理論。「色」の場の量子グルーオンによって媒介される力は,クォークが遠距離にあるときは強く,接近するときは弱いという特徴的な性質をもち,クォークが単独に出現することを妨げる。
→クォーク

りょうしか

りょうしか リヤウ―クワ [0] 【量子化】
(1)物理量にある種の量子条件を課すことによって古典論から量子論へ移行する手続き。物理量が不連続な特定の値しかとり得ないようにする。量子力学では,物理量に交換関係を導入して量子力学的演算子に置き変える手続きをいう。電子などの粒子に関する物理量を量子化すれば,粒子は波動性を示し,一方電磁場など力の場を量子化すると,光子など,その場の量子が現れる。
(2)情報理論などで,連続的な量を,ある単位量を定めたりすることによって,とびとびの近似的な数値で表すこと。

りょうしかがく

りょうしかがく リヤウ―クワ― [4] 【量子化学】
量子力学の原理・手法に基づいて,物質の構造,化学的性質,反応機構などを研究する物理化学の一分野。1920年代末以来発展し,化学結合の理論,分子構造の解明,物質の分光学的性質の解釈,化学反応の理論などに成果を挙げている。フロンティア電子理論はその例。

りょうしかせつ

りょうしかせつ リヤウ― [4] 【量子仮説】
マックス=プランクが1900年に導いた考え方。放射を放出・吸収する振動子のもつエネルギーは,ある単位量(振動子の振動数νとプランク定数 � との積)の整数倍に等しいというもの。量子力学誕生の端緒となった。

りょうしき

りょうしき リヤウ― [0] 【良識】
〔(フランス) bon sens の訳語といわれる〕
すぐれた見識。善悪の判断を下せる,社会的につちかわれた見識。「―ある人」「相手の―にまつ」「―に訴える」

りょうしき

りょうしき【良識のある】
sensible;→英和
<a man> of good sense.

りょうしきのふ

りょうしきのふ リヤウ― 【良識の府】
党派をこえて,中立公正な審議をする議会として,参議院をいう。

りょうしすう

りょうしすう リヤウ― [3] 【量子数】
分子・原子・原子核・素粒子などの量子力学的な系の状態を特徴づける一個または一組みの,整数あるいは半整数(12 ノ奇数倍ノ数)。タトエバ原子ノ定常状態ハ,オオヨソノエネルギーヲ決メル主量子数,角運動量ノ大キサヲ決メル方位量子数,オヨビ磁気量子数・スピン量子数ニヨッテ決マル。時空ニオケル運動状態ニハヨラナイ電荷・ストレンジネスナドノ粒子固有ノ量子数ハ,内部量子数トモ呼バレル。

りょうしっけん

りょうしっけん リヤウ― [3] 【両執権】
鎌倉時代の官職,執権と連署(レンシヨ)をあわせていう語。

りょうしつ

りょうしつ リヤウ― [0] 【良質】 (名・形動)[文]ナリ
品質がよい・こと(さま)。
⇔悪質
「―の石炭」「―の材料」

りょうしつ

りょうしつ【良質の】
good;→英和
of good quality.

りょうしでんじりきがく

りょうしでんじりきがく リヤウ― [8][7] 【量子電磁力学】
荷電粒子と電磁場から成る系を,相対論的な場の量子論として扱う理論。その本質は繰り込み理論に負っており,電子やミュー(μ)粒子などの電磁的性質に関する実験結果を非常に高い精度で再現する。量子電気力学。
→繰り込み理論
→場の理論

りょうしとうけいりきがく

りょうしとうけいりきがく リヤウ― [9][8] 【量子統計力学】
量子力学に従う多数の同種粒子から成る集団を扱う統計力学。粒子の集団の状態は波動関数で記述され,同種粒子の交換に対して反対称的なフェルミ統計と,対称的なボース統計に大別される。

りょうしばこ

りょうしばこ レウ― [3] 【料紙箱】
料紙を入れておく箱。

りょうしぶつりがく

りょうしぶつりがく リヤウ― [6] 【量子物理学】
量子力学を基礎とする物理学の総称。素粒子などの微視的な系の研究のほか,固体の物性研究など,現代物理学の多くの分野を含む。
⇔古典物理学

りょうしゃ

りょうしゃ リヤウ― [1] 【両者】
両方の者。また,相対する二人の者。「―相譲らず」

りょうしゃ

りょうしゃ レウ― [1] 【寮舎】
寮として使用される建物。

りょうしゃ

りょうしゃ【両者】
both (men,parties,etc.).→英和

りょうしゅ

りょうしゅ リヤウ― [1] 【領主】
(1)領土の持ち主。領国の君主。「封建―」
(2)平安時代以降,私領を形成し在地にあって直接的に統治した者。開発領主や荘園内における私領主,新恩地を賜った地頭など。
(3)江戸時代,大小名や旗本などの土地支配者。
(4)中世ヨーロッパにおいて荘園や村落を直接的に支配した者。農民に賦役・貢納を課し裁判権・警察権を行使し,領地の秩序維持や防衛にあたった。

りょうしゅ

りょうしゅ リヤウ― [0][1] 【良種】
よい種子。すぐれた品種。

りょうしゅ

りょうしゅ リヤウ― [1][0] 【領取】 (名)スル
受け取ること。「確かに―いたしました」

りょうしゅ

りょうしゅ リヤウ― [1] 【良主】
よい主人。すぐれた君主。

りょうしゅ

りょうしゅ【領主】
a (feudal) lord.

りょうしゅ

りょうしゅ【良種(馬)】
(a horse of) fine breed.

りょうしゅ

りょうしゅ リヤウ― [1] 【良酒】
よい酒。味のよい酒。美酒。

りょうしゅう

りょうしゅう リヤウシウ [0] 【領袖】
(1)えりとそで。
(2)〔「領」と「袖」とがよく目につくことから〕
人の頭に立つ人。主となる人。長。「派閥の―」

りょうしゅう

りょうしゅう リヤウシウ [0] 【涼秋】
(1)すずしい秋。
(2)陰暦九月の異名。

りょうしゅう

りょうしゅう リヤウシウ 【涼州】
中国の前漢時代,現在の甘粛省中部の武威に置かれた州。西域への要衝に位置し,中原の王朝と遊牧民がその領有を争った。五胡十六国時代に涼がこの地に都を置いた。

りょうしゅう

りょうしゅう [0] 【竜集】
⇒りゅうしゅう(竜集)

りょうしゅう

りょうしゅう リヤウシフ [0] 【良習】
よい習慣。

りょうしゅう

りょうしゅう【領収する】
receive.→英和
金1万円也正に〜いたしました Received (of Mr.A) the sum of ¥10,000.‖領収書 a receipt.領収済 Paid.

りょうしゅう

りょうしゅう リヤウシウ [0] 【領収】 (名)スル
金などを受け取ること。「現金で―する」「―証」

りょうしゅう

りょうしゅう【領袖】
a leader;→英和
a chief;→英和
a boss.→英和

りょうしゅうしょ

りょうしゅうしょ リヤウシウ― [0] 【領収書】
金銭を受領した旨を記して渡す書きつけ。受け取り。領収証。

りょうしゅけん

りょうしゅけん リヤウ― [3] 【領主権】
中世ヨーロッパの封建制下,領主が有した土地所有・人身支配・裁判の権利。

りょうしゅん

りょうしゅん レウシユン 【了俊】
⇒今川(イマガワ)了俊

りょうしょ

りょうしょ【良書】
a good book.

りょうしょ

りょうしょ リヤウ― [1] 【両所】
(1)二つの場所。二か所。
(2)二人の人をいう敬称。おふたり。お二方。「御―のお出かけ」

りょうしょ

りょうしょ リヤウ― [1] 【良書】
よい書物。ためになる書物。
⇔悪書

りょうしょ

りょうしょ レウ― [1] 【料所】
特定の所用の料にあてる領地。「不断に如法経の―にぞ擬せられける/太平記 11」

りょうしょ

りょうしょ レフ― [1] 【猟書】
本をさがしあさること。特に,珍本をあさること。

りょうしょう

りょうしょう リヤウシヤウ [0] 【良将】
すぐれた将軍。立派な大将。「―のもとに弱卒なし」

りょうしょう

りょうしょう [0] レウ― 【了承】 ・ リヤウ― 【諒承・領承】 (名)スル
〔古くは「りょうじょう」〕
事情をくんで納得すること。承知すること。領掌。「相手の―を得る」「よろしく御―下さい」「申し出の件―しました」

りょうしょう

りょうしょう リヤウシヤウ [0] 【領掌】 (名)スル
〔「りょうじょう」とも〕
(1)領有して支配すること。
(2)承知すること。了承。「小倉は更に―せず/近世紀聞(延房)」
(3)受け取ること。領収。[ヘボン(三版)]

りょうしょう

りょうしょう【了承する】
⇒承知.

りょうしょう

りょうしょう リヤウセウ [0] 【良宵】
晴れて心地よい宵(ヨイ)。良夜。

りょうしょう

りょうしょう レウセウ [0] 【料峭】 (ト|タル)[文]形動タリ
春風が肌に寒く感ぜられるさま。「―たる春風」

りょうしょう

りょうしょう [0] 【凌霄】
「凌霄花(リヨウシヨウカ)」に同じ。

りょうしょう

りょうしょう リヤウシヤウ [0] 【糧餉】
兵糧。かて。糧食。

りょうしょう

りょうしょう リヤウシヤウ [0] 【良匠】
(1)すぐれた工匠。すぐれた大工や工芸家。名工。
(2)すぐれた学者。

りょうしょうか

りょうしょうか [3] 【凌霄花】
ノウゼンカズラの漢名。

りょうしょうし

りょうしょうし レウ― 【廖承志】
(1908-1983) 中国の政治家。東京生まれ。廖仲愷(チユウガイ)の子。長征・抗日戦に参加。新中国成立後,日中国交回復に尽力。中日友好協会会長・全人代常務委員会副委員長も務めた。リアオ=チョンチー。

りょうしょく

りょうしょく【猟色】
debauchery;lechery.猟色家 a lecher;→英和
a womanizer.→英和

りょうしょく

りょうしょく【糧食】
food;→英和
supplies;provisions;rations.

りょうしょく

りょうしょく リヤウ― [0] 【糧食】
食料。糧米。

りょうしょく

りょうしょく レフ― [0] 【猟色】
女をあさること。女あさりをすること。漁色(ギヨシヨク)。「―家」

りょうしょくとう

りょうしょくとう リヤウシヨク― [0] 【両色灯】
小船舶が舷灯に代用する船灯。一個の灯で,右舷側には緑色,他の一面には紅色の灯を装置したもの。

りょうしょごんげん

りょうしょごんげん リヤウ― [4] 【両所権現】
⇒二所(ニシヨ)の権現(ゴンゲン)

りょうしりきがく

りょうしりきがく リヤウ― [5][4] 【量子力学】
素粒子・原子・分子などの微視的な系に適用される力学。シュレーディンガー方程式にしたがう状態を導入,観測によって得られる測定値との間に確率的な解釈を行うことで,粒子がもつ波動と粒子の二重性,測定における不確定関係などを矛盾なく説明する。量子力学は粒子および粒子集団を扱う現代物理学の基礎理論として,一方では原子核論・物性論へ,また一方で素粒子論・場の理論へと進展した。

りょうしろん

りょうしろん リヤウ― [3] 【量子論】
量子力学,およびそれを基礎として展開される理論の総称。物理学だけでなく,化学・工学・生物学などの分野においても用いられる。

りょうしん

りょうしん【良心】
conscience.→英和
〜的な(に) conscientious(ly).→英和
〜に恥じない(恥じる) have a good[clear](bad,guilty) conscience.→英和
〜にそむく(訴える) betray (appeal to) one's conscience.→英和
〜の呵責を受ける[〜がとがめる]feel the pricks[stings]of conscience.→英和

りょうしん

りょうしん【両親】
one's parents.

りょうしん

りょうしん リヤウ― [1] 【良心】
(1)道徳的に正邪・善悪を判断する意識。「―の呵責(カシヤク)を感ずる」
(2)〔倫〕
〔conscience〕
善悪を判断して善を命じ悪を退ける知情意の統一的意志。その起源や妥当性に関して,生得説・経験説・批判説などがある。

りょうしん

りょうしん リヤウ― [1] 【両親】
父親と母親。ふたおや。

りょうしん

りょうしん リヤウ― [0] 【良辰】
よい日柄(ヒガラ)。よい日。吉日。

りょうしんおん

りょうしんおん リヤウシン― [3] 【両唇音】
〔bilabial〕
調音点による子音分類の一。主として上下の唇によって調音される子音。両唇の破裂音[p][b],両唇の摩擦音[Φ][w],両唇の鼻音[m]などの類。

りょうしんてき

りょうしんてき リヤウ― [0] 【良心的】 (形動)
良心に従って行動するさま。誠実なさま。「―な店」

りょうしんてきへいえききょひ

りょうしんてきへいえききょひ リヤウ― [11] 【良心的兵役拒否】
武器をとって戦争に参加することを自己の良心に基づいて拒否する者に対して,兵役を免除する制度。

りょうしんのしゅうじん

りょうしんのしゅうじん リヤウ―シウジン 【良心の囚人】
自分の信念や信仰,人種・言語・性などを理由に囚(トラ)われている,非暴力の人々。
→アムネスティ-インターナショナル

りょうしんのじゆう

りょうしんのじゆう リヤウ―ジイウ 【良心の自由】
人がその良心に従っていかなる強制も受けずに行動しうること。憲法の保障する基本的人権の一。

りょうしエレクトロニクス

りょうしエレクトロニクス リヤウ― [9] 【量子―】
量子力学によって解明された現象を直接利用した電子工学。またはその応用。誘導放射による電磁波の増幅・発振・制御など,広い範囲にわたる。
→メーザー
→レーザー

りょうじ

りょうじ レウ― [1] 【聊爾】 (名・形動)[文]ナリ
(1)失礼なこと。ぶしつけなこと。また,そのさま。「―ながら」「―をめされて,後日に迷惑めされな/狂言・禁野(虎清本)」
(2)軽はずみなこと。考えなしにすること。また,そのさま。「誰か―に処せん/太平記 24」

りょうじ

りょうじ リヤウ― [1] 【令旨】
皇太子と三后の命令を下達する文書。のち,女院・親王・諸王らの文書にもいう。

りょうじ

りょうじ リヤウ― [1] 【両次】
一次と二次。二度。「―の大戦」

りょうじ

りょうじ【療治】
⇒治療.

りょうじ

りょうじ レウヂ [0] 【療治】 (名)スル
病気をなおすこと。治療。「荒―」「先(マズ)―しなきや不可(イケ)ないつて/魔風恋風(天外)」

りょうじ

りょうじ【領事】
a consul.→英和
‖(総)領事館 a consulate (general).領事館員 a consular officer;the staff of a consulate (総称).総領事 a consul general.

りょうじ

りょうじ リヤウ― [1] 【領事】
外国に駐在し,自国の通商の促進と在留自国民の保護にあたる者。通常,階級として総領事・領事・副領事などの別がある。

りょうじかん

りょうじかん リヤウ―クワン [3] 【領事館】
領事が駐在国においてその職務を行う役所。

りょうじかんけいにかんするウィーンじょうやく

りょうじかんけいにかんするウィーンじょうやく リヤウ―クワンケイニクワンスル―デウヤク 【領事関係に関する―条約】
領事の任務・特権免除などについて規律する条約。1963年採択,67年発効。
→外交関係に関するウィーン条約

りょうじこん

りょうじこん リヤウ― [3] 【領事婚】
日本人どうしが外国で婚姻する場合に,その外国の大使・公使・領事に届け出て成立する婚姻。

りょうじさいばん

りょうじさいばん リヤウ― [4] 【領事裁判】
領事などが駐在国で,在住する自国民の裁判をする制度。一九世紀にヨーロッパ諸国がアジア・アフリカ諸国で行なったもので,今日では廃止されている。
→治外法権

りょうじつ

りょうじつ リヤウ― [1] 【両日】
ふつか。「―開票の地区」

りょうじつ

りょうじつ リヤウ― [0] 【良日】
よい日。吉日。

りょうじて

りょうじて リヤウ― [0] 【両仕手】
能楽で,ツレがシテと同等の重要な役である場合にシテと同格に扱うこと。「夜討曾我」の十郎と五郎など。

りょうじゅう

りょうじゅう レフ― [0] 【猟銃】
狩猟に使用する銃。

りょうじゅう

りょうじゅう【猟銃】
a sporting[hunting]gun;a fowling piece (鳥撃ち用).

りょうじゅせん

りょうじゅせん リヤウジユ― 【霊鷲山】
〔梵 Gṛdhrakūṭa〕
インドのビハール地方ラージギル(古代マガダ国の都,王舎城)の東北にある山。釈迦が法華経などを説いた地として有名。霊山(リヨウゼン)。耆闍崛山(ギジヤクツセン)。鷲(ワシ)の山。鷲山(ジユセン)。

りょうじゅつ

りょうじゅつ レウ― [0][1] 【療術】
治療術。

りょうじょ

りょうじょ リヤウジヨ 【梁書】
中国,二十四史の一。南朝の梁の歴史を記した書。五六巻。唐の魏徴・姚思廉(ヨウシレン)の撰。629年成立。本紀六巻,列伝五〇巻。

りょうじょ

りょうじょ リヤウ― [1] 【諒恕】 (名)スル
相手の事情を思いやってゆるすこと。「御―下さい」「誤謬を免れざる有らん。幸に之を―せよ/真善美日本人(雪嶺)」

りょうじょう

りょうじょう リヤウヂヤウ [0] 【糧仗】
糧食と兵仗。兵糧と武器。

りょうじょう

りょうじょう レウゼウ [0] 【繚繞】 (名)スル
まつわりめぐること。また,くねくねと湾曲すること。「白雲は漸く下降して山腹以下に―するを/日本風景論(重昂)」

りょうじょう

りょうじょう リヤウジヤウ [0] 【梁上】
はりの上。

りょうじょう

りょうじょう リヤウジヤウ 【領状】
承知すること。また,その旨を伝える文書。「左右なう―の請文を書いて奉る/平家 6」

りょうじょう=の君子(クンシ)

――の君子(クンシ)
(1)〔「後漢書(陳寔伝)」による。陳寔(チンシヨク)が梁上にひそんでいる盗賊をさしていった語〕
盗賊。どろぼう。
(2)転じて,ねずみの称。

りょうじょうこはく

りょうじょうこはく リヨウジヤウ― [5] 【竜攘虎搏】
⇒りゅうじょうこはく(竜攘虎搏)

りょうじょく

りょうじょく【凌辱する】
insult (侮辱する);→英和
[女を]violate;→英和
rape.→英和

りょうじょく

りょうじょく [0] 【陵辱・凌辱】 (名)スル
(1)人をあなどって,はずかしめること。「―の限りを尽くす」「大にして強なるものは,小にして弱なるものを―することあらん/真善美日本人(雪嶺)」
(2)女を力ずくで犯すこと。暴行。

りょうじん

りょうじん リヤウヂン [0] 【梁塵】
(1)梁(ハリ)の上に積もるちり。
(2)〔「梁塵を動かす」の故事から〕
すばらしい音楽。

りょうじん

りょうじん レフ― [0] 【猟人】
狩猟する人。猟師。かりうど。

りょうじん

りょうじん リヤウ― [0] 【良人】
(1)よい人。
(2)妻が夫をさして言う語。おっと。「―は妾におくれて家を出づ/海道記」

りょうじん=を動かす

――を動かす
〔中国漢代,魯の虞公は声が清らかで歌うと梁の上のちりまで動いたという「劉向別録」の故事から〕
歌や音楽にすぐれていることのたとえ。

りょうじんぐあんしょう

りょうじんぐあんしょう リヤウヂングアンセウ 【梁塵愚案抄】
歌謡注釈書。二巻。一条兼良著。1455年までに成立。上巻に神楽歌,下巻に催馬楽(サイバラ)を漢字仮名交じり文にして収め,注釈を施したもの。

りょうじんにっき

りょうじんにっき レフジン― 【猟人日記】
〔原題 (ロシア) Zapiski okhotnika〕
ツルゲーネフの短編集。1852年刊。一狩猟家の見聞のかたちで,農奴制下のロシア農民の悲惨な生活と,奪うことのできぬ魂の尊厳を描く。農奴制廃止の契機ともなった。

りょうじんひしょう

りょうじんひしょう リヤウヂンヒセウ 【梁塵秘抄】
歌謡集。後白河法皇撰。一二世紀後半の成立。本来,今様歌謡を集めた「梁塵秘抄」一〇巻と院の口伝を記した「梁塵秘抄口伝集」一〇巻とから成っていたらしいが,現存するのは「秘抄」巻一の抄出と巻二および「口伝集」巻一の小部分と巻一〇のみ。歌謡は,物尽くし,道行風の列挙形式が多い。

りょうすい

りょうすい リヤウ― [0] 【領水】
その国の主権の及ぶ範囲内の水域。領海と内水(河川・湖沼など)がある。

りょうすい

りょうすい リヤウ― [0] 【量水】
水位・水量などをはかること。

りょうすいき

りょうすいき リヤウ― [3] 【量水器】
管路を流れる水の総量を測定する計器。プロペラや回転子の回転数によって測定する直接式と,管路に絞りを置いて,その前後の圧力差から求める間接式とがある。水量計。量水計。

りょうすいけい

りょうすいけい リヤウ― [0] 【量水計】
⇒量水器(リヨウスイキ)

りょうすいひょう

りょうすいひょう リヤウ―ヘウ [0] 【量水標】
川や貯水池の水位を測定するために設ける目盛りのついた標識。

りょうすう

りょうすう リヤウ― [3] 【両数】
⇒双数(ソウスウ)(1)

りょうする

りょう・する レフ― [3] 【猟する】 (動サ変)[文]サ変 れふ・す
(1)狩りをする。「湖に漁し,山に―・す/十和田湖(桂月)」
(2)あさる。追い求めて手に入れる。「男の女を―・するのではない。女の男を―・するのである/侏儒の言葉(竜之介)」

りょうする

りょう・する レフ― [3] 【漁する】 (動サ変)[文]サ変 れふ・す
魚介類を獲る。「農民は耕作の外,湖に―・し/十和田湖(桂月)」

りょうする

りょう・する レウ― [3] 【了する】 (動サ変)[文]サ変 れう・す
(1)おわる。また,おえる。「冉々(ゼンゼン)たる如き心持ちで一局を―・してこそ/吾輩は猫である(漱石)」
(2)さとる。了解する。「三四郎は翻訳の意味を―・した/三四郎(漱石)」

りょうする

りょう・する リヤウ― [3] 【諒する】 (動サ変)[文]サ変 りやう・す
事情をくんで納得する。諒とする。「看客(カンカク)此意を―・し/塩原多助一代記(円朝)」

りょうする

りょう・する リヤウ― [3] 【領する】 (動サ変)[文]サ変 りやう・す
〔「りょうずる」とも〕
(1)自分のものとする。自分の領地として所有する。「膨大な山林を―・する地主」
(2)承知する。「看護婦は医学士の旨(ムネ)を―・して後/外科室(鏡花)」
(3)化け物などがとりつく。魅する。「遂にその毒蛇のために―・ぜられて/今昔 14」
(4)宰領する。とりしまる。「洲の司,智感に囚を―・せしめて京に送る/今昔 9」

りょうする

りょう・する レウ― [3] 【療する】 (動サ変)[文]サ変 れう・す
(1)〔「りょうずる」とも〕
病気をなおす。治療する。「先生の病を―・するに船中にては温熱甚だしく/浮城物語(竜渓)」
(2)悪いところや欠点をなおす。「人の罪悪を―・し,善に遷らしむる故なり/西国立志編(正直)」

りょうず

りょう・ず 【凌ず・陵ず】 (動サ変)
責めさいなむ。痛めつける。「けふの生贄にあたりつる人のゆかりを―・じわづらはすべからず/宇治拾遺 10」

りょうせい

りょうせい リヤウ― [0] 【両生・両棲】
生物が水中・陸上の両方で生活できること。

りょうせい

りょうせい【寮生】
a boarder.→英和

りょうせい

りょうせい リヤウ― [0] 【両性】
(1)男性と女性。雌性と雄性。
(2)二つの異なる性質。
(3)〔化〕 物質が酸とも塩基とも反応すること。

りょうせい

りょうせい リヤウ― [0] 【令制】
「律令制」に同じ。

りょうせい

りょうせい【良性の】
《医》benign <tumor> .→英和

りょうせい

りょうせい レウ― [0] 【寮生】
寄宿寮に住む学生・生徒。

りょうせい

りょうせい リヤウ― [0] 【良性】
病気が良好な経過をたどって治癒する性質であること。あるいは,癌性でないこと。
⇔悪性

りょうせい

りょうせい【両性の】
bisexual.→英和

りょうせい

りょうせい【両棲の】
amphibious.‖両棲動物 an amphibian.両棲類 the amphibia.

りょうせい

りょうせい リヤウ― [0] 【良政】
よい政治。善政。美政。

りょうせいか

りょうせいか リヤウ―クワ [3] 【両性花】
一つの花に雄しべと雌しべの両方が備わっている花。サクラ・アサガオなど被子植物の花の多くはこれにあたる。雌雄同花。
⇔単性花

りょうせいかごうぶつ

りょうせいかごうぶつ リヤウ―クワガフ― [6] 【両性化合物】
酸性と塩基性との両方の性質をもつ化合物。両性酸化物・両性水酸化物・両性電解質など。有機化合物ではアミノ酸が例。

りょうせいぐゆう

りょうせいぐゆう リヤウ―イウ [5] 【両性具有】
男女両性を備えた神話的存在。相対立するものの一致,全体性などの象徴とされる。
→ヘルマフロディトス

りょうせいげんそ

りょうせいげんそ リヤウ― [5] 【両性元素】
単体や酸化物・水酸化物などの化合物が,酸とも塩基とも反応する元素。アルミニウム・亜鉛・スズ・鉛はその代表例。

りょうせいさんかぶつ

りょうせいさんかぶつ リヤウ―サンクワ― [7] 【両性酸化物】
酸に対しては塩基として,塩基に対しては酸として作用する酸化物。酸化亜鉛・酸化アルミニウムなど。

りょうせいざっしゅ

りょうせいざっしゅ リヤウ― [5] 【両性雑種】
二つの遺伝子座にそれぞれ異なる対立遺伝子をホモに持つ個体間の雑種。二性雑種。

りょうせいしゅよう

りょうせいしゅよう リヤウ―ヤウ [5] 【良性腫瘍】
腫瘍のうち,発育速度が緩やかで成長に限界があり,浸潤や転移を起こさないものをいう。

りょうせいせいしょく

りょうせいせいしょく リヤウ― [5] 【両性生殖】
雌雄の配偶子の受精によって新しい個体を生ずる生殖。普通の有性生殖の方法。

りょうせいせん

りょうせいせん リヤウ― [0] 【両性腺】
精子と卵の両方をつくる生殖腺。軟体動物腹足類の大部分と斧足(オノアシ)類の一部の雌雄同体のものにみられる。卵精巣。

りょうせいでんかいしつ

りょうせいでんかいしつ リヤウ― [7] 【両性電解質】
酸性溶液中では塩基としてはたらき,塩基性溶液中では酸としてはたらく電解質。水酸化アルミニウム・アミノ酸などはその例。

りょうせいばい

りょうせいばい リヤウ― [3] 【両成敗】
当事者となった両者をともに罰すること。「喧嘩―」

りょうせいるい

りょうせいるい リヤウ― [3] 【両生類】
脊椎動物門両生綱に属する動物の総称。普通,幼生時には水中で鰓(エラ)呼吸をし,変態後は肺呼吸をする。心臓は二心房一心室。羊膜を欠き,体表には皮腺が発達し,一般に鱗(ウロコ)・毛・羽毛がない。変温動物。卵生または卵胎生で,多くは水中に産卵する。海産種はいない。現生種は有尾目(イモリ・サンショウウオ)・無尾目(カエル)・無足目(アシナシイモリ)の三目に分類され,全世界に約三千種がある。

りょうせつ

りょうせつ リヤウ― [0] 【良説】
よい説。すぐれた考え。

りょうせつ

りょうせつ リヤウ― [1][0] 【両説】
二つの説。「対立する―」

りょうせん

りょうせん【稜線】
the ridge line <of a mountain> .

りょうせん

りょうせん リヤウセン 【梁川】
⇒綱島(ツナシマ)梁川

りょうせん

りょうせん [0] 【稜線】
山の峰と峰を結んで続く線。尾根。

りょうせん

りょうせん レウ― [0] 【僚船】
仲間の船。同じ船団の船。

りょうせん

りょうせん リヤウ― [0][1] 【良賤】
良民と賤民。また,貴賤。

りょうせん

りょうせん レフ― [0] 【猟船】
魚をとる船。漁船(ギヨセン)。

りょうせん

りょうせん [0] 【竜潜】
〔「りゅうせん」とも。竜がまだ天に昇らず,水中に潜んでいる意〕
賢人やのちに天子となるべき人が世に出ないでいること。

りょうぜいほう

りょうぜいほう リヤウゼイハフ 【両税法】
中国,唐の徳宗の時に制定された税制。780年宰相楊炎の建議による。均田制の崩壊に伴い,租庸調に代えて,土地税と資産税を夏秋二期に徴収した。

りょうぜつ

りょうぜつ リヤウ― [0] 【両舌】
〔仏〕 十悪の一。二人の人に対し異なることを言って仲たがいさせること。二枚舌。

りょうぜん

りょうぜん レウ― [0] 【了然】 (ト|タル)[文]形動タリ
はっきりとわかるさま。明らかなさま。「文章の真意は―としている」「明月を戴き,―たる一身/義血侠血(鏡花)」

りょうぜん

りょうぜん リヤウ― 【霊山】
(1)福島県北東部にある山。海抜825メートル。奇岩・怪石が連なる阿武隈山地の名山。慈覚大師が建立した霊山寺の跡や,北畠顕家が義良(ノリナガ)親王(のちの後村上天皇)を奉じて築城した霊山城址などがある。
(2)京都市の東山三十六峰の一。中腹の正法寺には梅田雲浜(ウンピン)・木戸孝允・坂本竜馬など,維新の志士の墓がある。
(3)霊鷲山(リヨウジユセン)の略称。

りょうぜん

りょうぜん リヤウ― [0] 【亮然】 (形動タリ)
明らかなさま。はっきりしたさま。

りょうぜん

りょうぜん リヤウ― [0] 【両全】 (名)スル
両方ともに完全なこと。「忠孝―」「僕と雖ども是を―すること能はざるが故なり/もしや草紙(桜痴)」

りょうぜん

りょうぜん リヤウゼン 【良暹】
平安中期の歌人。比叡山の僧。祇園別当。後拾遺集以下の勅撰集に三三首入集。康平年間(1058-1065)に六七,八歳で没。

りょうぜん

りょうぜん レウ― [0] 【瞭然】 (ト|タル)[文]形動タリ
疑いをさしはさむ少しの余地もないほどにはっきりしているさま。「一目―」「一読の下に―たるを得たり/日本開化小史(卯吉)」

りょうぜん

りょうぜん リヤウ― 【令前】
律令制度が行われる以前の時代のこと。大宝令施行の701年以前,または,飛鳥浄御原令(アスカキヨミハラリヨウ)施行の689年以前。

りょうぜんえ

りょうぜんえ リヤウ―ヱ [3] 【霊山会】
〔仏〕 釈迦が霊山{(3)}で行なった説法の集まり。

りょうぜんじょうど

りょうぜんじょうど リヤウ―ジヤウ― [5] 【霊山浄土】
霊山という釈迦の浄土。釈迦が教えを説いた地をその浄土とする信仰による。

りょうぜんは

りょうぜんは リヤウ― 【霊山派】
時宗十二派の一。時宗の第七祖の弟子国阿(1314-1405)の弟子のうち,京都霊山正法寺に住する者の系統。現在は派名を立てない。

りょうそう

りょうそう リヤウ― 【両総】
上総(カズサ)と下総(シモウサ)の二国。

りょうそうし

りょうそうし リヤウソウ― [3] 【領送使】
古代,罪人を流刑地まで護送した役人。検非違使(ケビイシ)や衛府(エフ)の官人が任ぜられた。追立(オツタテ)の使(ツカイ)。追立の官人。

りょうそうめい

りょうそうめい リヤウ― 【梁漱溟】
(1893-1988) 中国の哲学者・社会運動家。中国文化を擁護・復興する立場から郷村自治運動に専念。著「東西文化とその哲学」。リアン=シューミン。

りょうそうようすい

りょうそうようすい リヤウ― 【両総用水】
千葉県九十九里浜平野の灌漑用水として,利根川から取水し供給する国営の用水路。延長80キロメートル。1967年(昭和42)完成。取水口は佐原市。

りょうそく

りょうそく リヤウ― [0] 【両足】
二本の足。両方の足。

りょうそく

りょうそく レウ― [0] 【料足】
〔「料」は物の代価,「足」は銭の意〕
あることをするのにかかる金銭。費用。「供具の―一万匹副へて/太平記 36」

りょうそくそん

りょうそくそん リヤウ― [4] 【両足尊】
〔二つの足をもつものの中で最も尊い者の意〕
仏の尊称。

りょうそで

りょうそで【両袖机】
a knee-hole desk.

りょうそで

りょうそで リヤウ― [0] 【両袖】
(1)左右両方の袖。
(2)舞台の両端。

りょうそでづくえ

りょうそでづくえ リヤウ― [5] 【両袖机】
左右に引き出しのある机。

りょうぞく

りょうぞく レウ― [0] 【僚属】
下役。属僚。

りょうぞく

りょうぞく リヤウ― [0] 【良俗】
よい風俗。よい慣習。「―に反する」「公序―」

りょうぞん

りょうぞん リヤウ― [0] 【両損】
二つとも損をすること。また,両者とも損をすること。
⇔両得

りょうた

りょうた レウタ 【蓼太】
⇒大島(オオシマ)蓼太

りょうたい

りょうたい リヤウタイ 【涼袋】
⇒建部綾足(タケベアヤタリ)

りょうたん

りょうたん【両端】
both ends.〜に at both ends[either end] <of> .

りょうたん

りょうたん リヤウ― [0][3] 【両端】
(1)物の両はじ。「綱の―」
(2)ふたごころ。「―を持す」
(3)初めと終わり。本末。首尾。

りょうたん

りょうたん リヤウ― [0] 【両袒】
もろはだぬぎになること。

りょうたん=を叩(タタ)く

――を叩(タタ)・く
〔論語(子罕)〕
事の始終・本末を究め尽くす。

りょうだいし

りょうだいし リヤウ― [3] 【両大師】
慈恵大師と慈眼大師をいう。東京上野の寛永寺にまつられている。

りょうだく

りょうだく [0] レウ― 【了諾】 ・ リヤウ― 【領諾】 (名)スル
承知してひきうけること。承諾。「二人は一々之を―する中にも/経国美談(竜渓)」

りょうだて

りょうだて リヤウ― [0] 【両建て】
取引で,同一人が,同一銘柄の売り玉(ギヨク)と買い玉をたてておくこと。

りょうだて

りょうだて 【竜立】
「竜戴(リユウダイ)」に同じ。

りょうだてよきん

りょうだてよきん リヤウ― [5] 【両建預金】
銀行などが貸し出しの条件として預け入れをさせる,定期預金や通知預金などの拘束性の強い預金。

りょうだめ

りょうだめ リヤウ― [0] 【両為】
両方の利益や為になること。「直に帰れ,その方が―だ/家(藤村)」

りょうだん

りょうだん リヤウ― [0] 【両断】 (名)スル
二つに断ち切ること。まっぷたつにすること。「一刀の下に―する」

りょうだん

りょうだん【両断する】
cut <a thing> in two.

りょうだんさいはい

りょうだんさいはい リヤウダン― [5] 【両段再拝】
神拝の礼法の一。再拝を二度行うこと。最もていねいなもの。

りょうち

りょうち リヤウ― [1] 【領知】 (名)スル
領有して支配すること。「数百箇所の大庄を―す/太平記 35」

りょうち

りょうち リヤウ― [1][0] 【量地】
土地を測量すること。測地。

りょうち

りょうち リヤウ― [1] 【掠笞】
罪人などを笞(ムチ)で打つこと。

りょうち

りょうち リヤウ― [1] 【諒知】 (名)スル
承知していること。知っていること。「妾は当時の川上が性行を―し居たるを/妾の半生涯(英子)」

りょうち

りょうち [1] 【陵遅】
(1)丘陵がしだいに低くなること。陵夷。
(2)盛んであった物事がしだいに衰えてゆくこと。「且は国の恥,且は道の―なり/平家 3」

りょうち

りょうち リヤウ― [1] 【領地】
領有している土地。所有し支配している土地。領土。

りょうち

りょうち レウ― [1] 【療治】 (名)スル
病気やけがなどをなおすこと。治療。「殿さまの御肝癖も―し/浮雲(四迷)」

りょうち

りょうち リヤウ― [1] 【良知】
〔孟子(尽心上)〕
人が生まれつきもっている判断能力。

りょうち

りょうち レウ― [1] 【料地】
ある目的に使用する土地。

りょうち

りょうち【領地】
⇒領土.

りょうち

りょうち レウ― [1] 【了知】 (名)スル
事柄の内容・事情などをさとり知ること。「越山君の人となりは君も既に―して居るだらう/緑簑談(南翠)」

りょうち

りょうち リヤウ― [1] 【領置】 (名)スル
被告人・被疑者などが遺留した物または所有者・所持者・管理者が任意に提出した物を,裁判所や捜査機関が取得し管理下におくこと。

りょうち=を致(イタ)す

――を致(イタ)す
「致良知(チリヨウチ)」を訓読みした語。
→致良知

りょうちしゅぎ

りょうちしゅぎ レウ― [4] 【了知主義】
意思表示の効力発生の時期を,相手方が当該意思表示を読了した時とする立場。
→発信主義
→到達主義

りょうちゅう

りょうちゅう リヤウチユウ 【良忠】
(1199-1287) 鎌倉中期の浄土宗の僧。字(アザナ)は然阿,勅諡(チヨクシ)は記主禅師。浄土宗第三祖。諸宗を修めたのち鎌倉に蓮華寺(光明寺)を開創。門下に六流を生み,浄土教発展の道を開く。

りょうちゅうがい

りょうちゅうがい レウ― 【廖仲愷】
(1877-1925) 中国の政治家。廖承志の父。辛亥革命以降孫文の革命運動を助けた。国民党右派に刺殺された。リアオ=チョンカイ。

りょうちょ

りょうちょ リヤウ― [1] 【良著】
内容のよい著作。すぐれた著書。

りょうちょう

りょうちょう リヤウテウ [1] 【両朝】
(1)二つの朝廷。両国の朝廷。「南北―」
(2)二代の朝廷。また,二代の天皇。「―に仕える」

りょうちょう

りょうちょう レフテウ [0] 【猟鳥】
狩猟の対象とされる鳥。

りょうちょう

りょうちょう レウチヤウ [1] 【寮長】
寮や寮生を管理する責任者。

りょうちょう

りょうちょう【寮長】
⇒寮(長).

りょうちりょうのう

りょうちりょうのう リヤウ―リヤウ― [1] 【良知良能】
〔孟子(尽心上)〕
経験・教育などをしなくても,生まれながらに備わっている知恵や能力。

りょうつ

りょうつ リヤウツ 【両津】
新潟県佐渡島の市。両津湾に臨む。新潟市との間に定期航路があり,佐渡島の玄関口。水産業・観光業が盛ん。

りょうつじんく

りょうつじんく リヤウツ― [4] 【両津甚句】
新潟県の民謡で,両津市の酒盛り唄・盆踊り唄。

りょうづまおり

りょうづまおり リヤウヅマヲリ [3] 【両妻折(り)】
魚の串(シク)の打ち方の一。三枚におろした魚の身の皮を下にして,身の両端を折り曲げたまま二本の串でとめる。

りょうて

りょうて【両手】
both hands.両手に花 be doubly blessed.

りょうて

りょうて リヤウ― [0] 【両手】
(1)左右の手。もろて。
(2)〔指が一〇本あることから〕
一〇の意で,符丁的に用いる。

りょうて=に花

――に花
二つのよいものを同時に手に入れるたとえ。また,一人の男性が二人の女性を伴っていること。

りょうてい

りょうてい レウ― [0] 【僚艇】
仲間の小船。行動を共にする小船。

りょうてい

りょうてい [0] 【竜蹄】
名馬。駿馬(シユンメ)。りゅうてい。「春宮は―にめされ,戸津を北へ行啓なる/太平記 17」

りょうてい

りょうてい レウ― [0] 【料亭】
主に日本料理を供する料理屋。

りょうてい

りょうてい【料亭】
a (Japanese) restaurant.

りょうてい

りょうてい リヤウ― [0] 【量定】 (名)スル
はかって定めること。「刑の―」

りょうてい

りょうてい リヤウ― [0] 【涼亭】
(庭園の)納涼のためのあずまや。

りょうてき

りょうてき リヤウ― [0] 【量的】 (形動)
数量にかかわるさま。数的。
⇔質的
「―には十分だが,質的に劣る」

りょうてきき

りょうてきき リヤウ― [3][0] 【両手利き】
左右両手を自由に使える人。

りょうてっこう

りょうてっこう [3] 【菱鉄鉱】
炭酸鉄を主成分とする鉱物。三方晶系。ガラス光沢があり,淡褐色であるが,赤褐色に変色する。堆積岩中や火成岩中に産する。炭酸鉄鉱。

りょうてん

りょうてん リヤウ― [0] 【両天】
(1)「両天傘(ガサ)」の略。
(2)髷(マゲ)の左右に差す,同じ模様の一対のかんざし。江戸中期の流行。両差(リヨウザシ)。
(3)「両天秤(リヨウテンビン){(2)}」の略。「野ぶせりと盗人の―さ/歌舞伎・戻橋背御摂」

りょうてん

りょうてん リヤウ― [0] 【両点】
(1)漢文に返り点と送り仮名の両方をあわせてつけること。
⇔片点
(2)漢文の訓読で,一語を音と訓とに読んだこと。「窈窕淑女」を「窈窕(ヨウチヨウ)とゆおびかなる淑女(シユクジヨ)のよきむすめ」などと読む類。文選(モンゼン)読み。
(3)漢文を読みくだす際に二通りの訓読のしかたがあること。

りょうてんがさ

りょうてんがさ リヤウ― [5] 【両天傘】
江戸末期に晴天・雨天両用に用いられた傘。

りょうてんそう

りょうてんそう リヤウ― [3] 【両伝奏】
⇒武家伝奏(ブケテンソウ)

りょうてんびん

りょうてんびん リヤウ― [3][0] 【両天秤】
(1)「天秤{(1)}」のこと。
(2)どちらになってもさしつかえのないように,ふたまたをかけておくこと。「―にかける」

りょうてんびん

りょうてんびん【両天秤にかける】
have two strings to one's bow;sit on the fence (形勢を見る).→英和

りょうでん

りょうでん リヤウ― [0] 【良田】
地味の肥えた田地。美田。

りょうと

りょうと リヤウト 【涼菟】
⇒岩田(イワタ)涼菟

りょうと

りょうと リヤウ― [1] 【良図】
すぐれた計画。良計。「―を講ず」

りょうと

りょうと リヤウ― [1] 【糧途】
生活のかてを得る道。糧道。

りょうとう

りょうとう リヤウ― [0] 【両統】
(1)二つの血統。
(2)二つの皇統。

りょうとう

りょうとう リヤウタウ [0] 【両刀】
大小の刀。刀と脇差。

りょうとう

りょうとう リヤウタウ [0] 【良刀】
よい刀。よく切れる刀。

りょうとう

りょうとう リヤウタウ [0] 【裲襠】
(1)古代,儀式の時に武官が礼服(ライフク)の上に着用した衣服。胸と背に当てる,錦や繍(ヌイ)をほどこした布製の短衣。鎧(ヨロイ)の形式化したものという。うちかけ。
(2)舞楽の装束。{(1)}に似た,貫頭衣形の衣服。

りょうとう

りょうとう【両刀使い】
a two-sword fencer.

りょうとう

りょうとう [0] 【竜頭】
(1)竜の頭。たつがしら。りゅうとう。
(2)船首に竜の頭の彫り物を取りつけた船。
→竜頭鷁首(ゲキス)

りょうとう

りょうとう レウトウ 【遼東】
中国,遼寧省の遼河以東一帯の呼称。リアオトン。

りょうとう

りょうとう リヤウ― [0] 【両頭】
(1)頭となる人が二人いること。二人の支配者。
(2)二つの頭。双頭。「―の鷲」

りょうとう=の豕(イノコ)

――の豕(イノコ)
〔遼東では珍しい白頭の豚が他の土地ではありふれたことであったという「後漢書(朱浮伝)」の故事から〕
ごく当たり前のことを独りよがりで得意に思うこと。

りょうとうかんぷ

りょうとうかんぷ レウトウクワン― 【遼東還付】
日清戦争の結果,1895年(明治28)4月の下関条約により日本に割譲された遼東半島を,露・独・仏三国干渉により,同年5月償金三千万両と引き換えに清国に返還したこと。

りょうとうげきしゅ

りょうとうげきしゅ [5] 【竜頭鷁首】
⇒りょうとうげきす(竜頭鷁首)

りょうとうげきす

りょうとうげきす [5] 【竜頭鷁首】
船首に竜の頭と鷁の首をつけた二艘(ソウ)一対の船。平安・鎌倉時代,朝廷の行事,社寺の祭礼供養,貴族の遊宴などの際に楽人や舞人を乗せて池川に浮かべ,管弦を奏した。りゅうとうげきしゅ。りょうとうげきしゅ。
竜頭鷁首[図]

りょうとうせいじ

りょうとうせいじ リヤウ―ヂ [5] 【両頭政治】
二人の実力者によって行われている政治。二頭政治。

りょうとうせきふ

りょうとうせきふ リヤウ― [5] 【両頭石斧】
身の両端に刃がある石斧。ヨーロッパや中国の新石器時代後期・青銅器時代に盛行。日本には出土例がない。

りょうとうづかい

りょうとうづかい リヤウタウヅカヒ [5] 【両刀遣い】
(1)大小の刀を左右の手に持って戦う剣法。また,その人。二刀流。二刀遣い。
(2)二つの事が同時にできること。また,その人。「演出家と俳優の―」
(3)酒も甘い物も好きなこと。また,その人。甘辛両党。

りょうとうてつりつ

りょうとうてつりつ リヤウ― [5][0] 【両統迭立】
鎌倉後期,後嵯峨天皇のあとの皇統が大覚寺統(亀山天皇の血統,のちの南朝)と持明院統(後深草天皇の血統,のちの北朝)との二つに分かれ,交互に皇位についたこと。
→両統迭立[表]

りょうとうはんとう

りょうとうはんとう レウトウ―タウ 【遼東半島】
中国,遼寧省の渤海(ボツカイ)と黄海の間に突き出た半島。南端に旅順がある。1905年(明治38)日露戦争の結果,この半島の南端部は日本の租借地になり,関東州とよばれた。45年(昭和20)中国に返還。

りょうとうろんぽう

りょうとうろんぽう リヤウタウ―パフ [5] 【両刀論法】
⇒ジレンマ(2)

りょうとく

りょうとく リヤウ― [0] 【領得】 (名)スル
(1)さとること。合点すること。了得。
(2)自己または第三者のものにする目的で,他人の財産を取得すること。

りょうとく

りょうとく レウ― [0] 【了得】 (名)スル
さとること。会得。「充分なる満足は真理を―せし時の徴候なり/求安録(鑑三)」

りょうとく

りょうとく リヤウ― [0] 【両得】 (名)スル
〔「りょうどく」とも〕
(1)一度に二種の利益を得ること。「一挙―」
(2)両者ともに利益を得ること。
⇔両損

りょうとくざい

りょうとくざい リヤウ― [4] 【領得罪】
財産罪の一種。他人の財産的利益を不正に利得する犯罪。
⇔毀棄(キキ)罪

りょうとつレンズ

りょうとつレンズ リヤウトツ― [5] 【両凸―】
両面とも凸面になっているレンズ。

りょうど

りょうど【領土】
a territory;→英和
a possession.→英和
〜の territorial.→英和
‖領土的野心 territorial ambitions.領土保全 territorial integrity.

りょうど

りょうど リヤウ― [1] 【両度】
二度。ふたたび。「―の合戦」

りょうど

りょうど リヤウ― [1] 【領土】
(1)領有している土地。
(2)国家の領域を構成する部分で,排他的に支配する土地。広義には領域に同じ。

りょうどう

りょうどう リヤウダウ [0] 【領導】 (名)スル
統率して指導すること。

りょうどう

りょうどう リヤウダウ [0] 【糧道】
(1)食糧を運ぶ道。「敵軍の―を断つ」
(2)生活のかてを得る道。

りょうどう

りょうどう【糧道を絶つ】
cut off the <enemy's> supplies.

りょうどう

りょうどう リヤウダウ [0] 【両道】
(1)二つの道。二つの交通路。
(2)二つの方面。二道。「文武―」

りょうどうたい

りょうどうたい リヤウダウ― [0] 【良導体】
熱あるいは電気の伝導率が大きい物質。導体。

りょうどうたい

りょうどうたい【良導体】
a good conductor <of heat> .

りょうどけん

りょうどけん リヤウ― [3] 【領土権】
国家が領土を排他的に占有・使用・処分する権利。また,領土主権を含めてもいう。

りょうどしゅけん

りょうどしゅけん リヤウ― [4] 【領土主権】
国家が他国の支配を受けることなく,自国領土内のすべての人と物を統治する権能。

りょうどなり

りょうどなり リヤウ― [3][0] 【両隣】
左側と右側のとなり。「向こう三軒―」

りょうどふんそう

りょうどふんそう リヤウ―サウ [4] 【領土紛争】
領土の帰属について,その領有を主張する複数国間の紛争。

りょうどほぜん

りょうどほぜん リヤウ― [4] 【領土保全】
現在ある領土の状態を損なわないようにすること。

りょうない

りょうない リヤウ― [1] 【領内】
領地のうち。
⇔領外

りょうない

りょうない【領内で】
in <Japanese> territory.

りょうながれづくり

りょうながれづくり リヤウナガレ― [6] 【両流れ造り】
神社本殿形式の一。屋根を正面・背面ともに流れ造りとする造り方。広島の厳島神社本殿がこの代表例。

りょうなん

りょうなん 【綾南】
香川県中央部,綾歌(アヤウタ)郡の町。溜め池が多い。琴平街道の綾川の渡河点として発達。

りょうにせんせき

りょうにせんせき リヤウ― [4] 【良二千石】
〔漢代の郡の太守の年俸が二千石であったことから〕
善政をしく,立派な地方長官をほめていう語。

りょうにらみ

りょうにらみ リヤウ― [3] 【両睨み】
両方に目を配り,その動きなどを注意深く観察し警戒すること。

りょうにん

りょうにん リヤウニン 【良忍】
(1072-1132) 平安後期の僧。尾張の人。諡号(シゴウ)は聖応大師。比叡山東塔に入り,ついで京都大原に隠遁して来迎院を建立。声明(シヨウミヨウ)の神髄を究めて天台声明の中興の祖と仰がれる。1117年弥陀の示現をうけて融通念仏宗を創唱。

りょうにん

りょうにん リヤウ― [1] 【両人】
(話題にしている)ふたり。二人。

りょうにん

りょうにん リヤウ― [0] 【良人】
⇒りょうじん(良人)

りょうにん

りょうにん【両人】
the two (men);→英和
both of them.

りょうねい

りょうねい レウネイ 【遼寧】
中国,東北部の渤海(ボツカイ)と黄海に面する省。鴨緑江(オウリヨツコウ)を隔てて朝鮮半島と接する。鉱工業が発達。省都,瀋陽(シンヨウ)。別名,遼。リアオニン。

りょうのう

りょうのう リヤウナウ [0] 【糧嚢】
食料を入れて背に負ったり,腰につけたりする袋。糧袋。

りょうのう

りょうのう リヤウ― [0] 【良能】
生まれながらに備わっているすぐれた才能。「良知―」

りょうのう

りょうのう リヤウナフ [0] 【領納】 (名)スル
(1)受けおさめること。領収。受領。
(2)了解して受けいれること。「倭と書きて此(コ)の国の名に用ゐたるを,即ち―して/正統記(序)」

りょうのう

りょうのう [0] 【菱脳】
脊椎動物の脳の発生途上,神経管上端部に生ずる三個の膨大部の最後部。やがて前後に後脳と髄脳とに分化する。
→後脳

りょうのぎげ

りょうのぎげ リヤウノギゲ 【令義解】
養老令の官撰注釈書。一〇巻。829年から清原夏野ら一二人が勅命により編纂(ヘンサン)にあたり,令の解釈を統一。834年から施行。養老令の本文は本書により知ることができる。

りょうのしゅうげ

りょうのしゅうげ リヤウノシフゲ 【令集解】
養老令の私撰注釈書。五〇巻(現存は三五巻)。明法家の惟宗直本(コレムネナオモト)の撰。貞観(859-877)頃の成立。それまでに令を注釈した諸家の私説・古事を集大成した書。

りょうのて

りょうのて リヤウ― [3][4] 【両の手】
左右両方の手。りょうて。

りょうはい

りょうはい リヤウ― [0] 【良配】
よい配偶者。「―を得る」

りょうはいれ

りょうはいれ リヤウハ― [0] 【両端入れ】
利息計算の方法で,預け入れまたは貸し出しの日および支払い日のいずれにも利息をつけること。
→片落ち
→両落ち

りょうはし

りょうはし リヤウ― [0] 【両端】
両方のはし。りょうたん。

りょうはだ

りょうはだ リヤウ― [0] 【両肌】
「諸肌(モロハダ)」に同じ。「―を脱ぐ」

りょうはん

りょうはん リヤウ― [0] 【量販】 (名)スル
一種類の商品を安く大量に販売すること。マス-セール。

りょうはん

りょうはん リヤウ― [1][0] 【両班】
(1)禅宗寺院で,東序と西序のこと。両序(リヨウジヨ)。
(2)ヤンバンに同じ。

りょうはんてん

りょうはんてん リヤウ― [3] 【量販店】
大手スーパーマーケットや大型店舗の専門店など,大量に商品を販売する小売店。

りょうば

りょうば レウ― [1] 【料馬】
ある目的に使用する馬。

りょうば

りょうば【猟(漁)場】
a hunting (fishing) ground.

りょうば

りょうば レフ― [0][3] 【漁場】
魚・貝などをとる所。ぎょじょう。

りょうば

りょうば レフ― [0][3] 【猟場】
狩りをする所。かりば。

りょうば

りょうば リヤウ― [1] 【良馬】
よい馬。足の速い馬。駿馬(シユンメ)。

りょうば

りょうば リヤウ― [0] 【両刃】
刃物で両面または両側に刃がついていること。また,そのもの。諸刃(モロハ)。「―の剣」

りょうば

りょうば【両刃の】
double-edged[-bladed].

りょうばい

りょうばい リヤウ― [0] 【良媒】
よい仲立ち。よい仲人(ナコウド)。

りょうばつきてい

りょうばつきてい リヤウバツ― [5] 【両罰規定】
従業者が業務に関して違法行為をした場合に,その従業者とともに事業主をも罰する旨の規定。

りょうばのこぎり

りょうばのこぎり リヤウバ― [4] 【両歯鋸】
両側に歯をもつ鋸。一方は縦びき用,他方は横びき用。りょうばのこ。

りょうひ

りょうひ【良否】
quality.→英和

りょうひ

りょうひ レウ― [1] 【寮費】
入寮者が寮に納める費用。

りょうひ

りょうひ リヤウ― [1] 【良否】
よいことと悪いこと。よしあし。「製品の―」「事の―をわきまえない」

りょうひつ

りょうひつ リヤウ― 【良弼】
主君を補佐するすぐれた臣下。

りょうひつ

りょうひつ リヤウ― [0] 【良筆】
(1)よい筆。
(2)すぐれた書。すぐれた文章。また,それを書いた人。

りょうひょう

りょうひょう リヤウヘウ [0] 【涼飇】
涼しい風。「―颯々として庭樹を鳴らし/日乗(荷風)」

りょうひん

りょうひん リヤウ― [0] 【良品】
品質のよい品物。佳品。名品。

りょうびょう

りょうびょう レウビヤウ [0] 【療病】
病気を治療すること。「―生活」

りょうびらき

りょうびらき リヤウ― [3][0] 【両開き】
(戸などが)手前へまたは前方へ開くこと。また,そのもの。

りょうびらき

りょうびらき【両開き】
a double door.

りょうびん

りょうびん リヤウ― [0] 【両鬢】
左右の鬢。双鬢。

りょうふ

りょうふ リヤウ― [1] 【両夫】
二人の夫。二夫。「―にまみえず」

りょうふ

りょうふ レウ― [1] 【寮父】
寮で,学生や社員の世話をする男性。

りょうふ

りょうふ レフ― [1] 【猟夫】
狩りをする人。猟師。かりゅうど。

りょうふう

りょうふう【涼風】
a cool[refreshing]breeze.

りょうふう

りょうふう リヤウ― [0][3] 【涼風】
すずしい風。すずかぜ。[季]夏。

りょうふう

りょうふう【良風】
a good custom.

りょうふう

りょうふう リヤウ― [0] 【良風】
よい風俗。「―美俗」

りょうぶ

りょうぶ [1] 【凌侮・陵侮】 (名)スル
あなどりはずかしめること。凌辱(リヨウジヨク)。凌蔑。「五大洲の―を受く/近世紀聞(延房)」

りょうぶ

りょうぶ リヤウ― [1] 【令法】
リョウブ科の落葉小高木。山地に生え,庭木ともされる。樹皮は黄褐色で滑らか。葉は狭長楕円形で枝先に輪状に互生する。夏,枝頂の花穂に白色の小花を密生。材は床柱や器具とする。若葉はあく抜きして食用とする。古名,畑(ハタ)つ守り。
令法[図]

りょうぶ

りょうぶ リヤウ― [1] 【両部】
(1)二つの部分。両方。
(2)密教の二大法門。金剛界と胎蔵界。
(3)「両部神道」の略。

りょうぶしゅうごうしんとう

りょうぶしゅうごうしんとう リヤウ―シフガフシンタウ [8] 【両部習合神道】
⇒両部神道(リヨウブシントウ)

りょうぶしんとう

りょうぶしんとう リヤウ―タウ [4] 【両部神道】
真言宗の立場からなされた神道解釈に基づく神仏習合思想。真言密教で説く胎蔵界・金剛界の両部をもって,日本の神と神,神と仏の関係を位置づけたもの。その萌芽は早くにみられるが,鎌倉時代に理論化され,後世多くの神道説を生み出した。両部。両部習合神道。神道習合教。真言神道。

りょうぶた

りょうぶた リヤウ― [0] 【両蓋】
両方に蓋が付いていること。特に,両面に金属製の外蓋のある懐中時計。

りょうぶどりい

りょうぶどりい リヤウ―ヰ [4] 【両部鳥居】
本柱の前後に短い控え柱を立て,貫(ヌキ)で本柱とつないだ鳥居。神仏混淆(コンコウ)の神社に多くみられる。宮島の厳島神社が代表例。四つ脚鳥居。権現鳥居。枠指(ワクザシ)鳥居。稚児鳥居。
→鳥居

りょうぶまんだら

りょうぶまんだら リヤウ― [4] 【両部曼荼羅】
金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅。両界曼荼羅。

りょうぶん

りょうぶん リヤウ― [0] 【両分】 (名)スル
二つに分けること。二分。「利益を―する」

りょうぶん

りょうぶん【領分】
[勢力範囲]a sphere;→英和
a domain;→英和
a field;→英和
[領土]⇒領土.

りょうぶん

りょうぶん リヤウ― [1] 【領分】
(1)力の及ぶ範囲。勢力範囲。領域。「他人の―を侵す」「文学の―」
(2)領有している土地。

りょうへい

りょうへい リヤウ― [0] 【良兵】
優秀な兵隊。すぐれた兵隊。

りょうへい

りょうへい リヤウ― 【良平】
知謀をもって劉邦に仕えた漢の創業の功臣,張良と陳平。転じて,知略にすぐれた人。

りょうへい

りょうへい レウ― 【廖平】
(1852-1932) 中国,清末・民国の学者。字(アザナ)は季平。その学説は生涯に六変したといわれる。初期の古学否定論は康有為に大きな影響を与えた。著「六訳館叢書(ソウシヨ)」など。リアオ=ピン。

りょうへいか

りょうへいか【両陛下】
Their Majesties (the Emperor and Empress).

りょうへん

りょうへん リヤウ― [1][0] 【両辺】
(1)(図形などの)二つの辺。
(2)等式や不等式で,右辺と左辺。

りょうべん

りょうべん リヤウ― [0] 【両便】
大便と小便。大小便。

りょうべん

りょうべん リヤウベン 【良弁】
⇒ろうべん(良弁)

りょうほ

りょうほ [1] 【稜堡】
大砲を主要防御武器として設計した城。多数の大砲が互いに死角を補い合うように造られている。一六〜一八世紀にヨーロッパで行われた。日本では幕末に五稜郭など少数の城の築城法に取り入れられた。

りょうほう

りょうほう【両方】
both;→英和
both sides[parties];neither (両方とも…でない).→英和
〜とも間違っている They are both wrong./Neither (of them) are right.

りょうほう

りょうほう リヤウハウ [3][0] 【両方】
(1)二つの物事。両者。双方。
⇔片方
「―を同時にはできない」
(2)二つの方面。二つの方角。
⇔片方
「―から引っぱる」
(3)「両方綱」の略。

りょうほう

りょうほう【療法】
a (medical) treatment;a remedy;→英和
a cure.→英和
‖家庭(精神)療法 <try> a home (psychic) treatment.

りょうほう

りょうほう レウハフ [0] 【療法】
病気のなおし方。治療の方法。「転地―」「食餌―」

りょうほう

りょうほう [0][1] 【竜鳳】
竜と鳳凰(ホウオウ)。すぐれた人物の象徴。りゅうほう。

りょうほう

りょうほう リヤウハフ [0] 【良法】
よい方法。すぐれた仕方。

りょうほうこっか

りょうほうこっか リヤウハウコクカ [5] 【領邦国家】
〔(ドイツ) Territorium〕
神聖ローマ帝国で,皇帝の支配権から独立して地方諸侯が主権を行使した地方国家。

りょうほうづな

りょうほうづな リヤウハウ― [3] 【両方綱】
帆の左右の端につけて,帆のふくらみを風に合わせて調整する綱。両方。

りょうほんいせい

りょうほんいせい リヤウホンヰセイ [0] 【両本位制】
⇒複本位制度(フクホンイセイド)

りょうぼ

りょうぼ リヤウ― [1] 【霊簿】
過去帳。

りょうぼ

りょうぼ レウ― [1] 【寮母】
寄宿舎や寮で,寄宿している人たちの世話をする女性。

りょうぼ

りょうぼ【寮母】
a matron.→英和

りょうぼ

りょうぼ【陵墓】
a mausoleum.→英和

りょうぼ

りょうぼ [1] 【陵墓】
みささぎとはか。天皇・皇后・太皇太后・皇太后を葬る陵と,その他の皇族を葬る墓。

りょうぼく

りょうぼく リヤウ― [0] 【梁木】
4メートルくらいの高さに梁(ハリ)のような木材を渡した体操用具。これにつり棒・つり縄・つり輪などをかける。

りょうぼく

りょうぼく レウ― [0] 【料木】
材料として用いる木。

りょうぼく

りょうぼく リヤウ― [0] 【良木】
よい木材。良材。

りょうぼせい

りょうぼせい リヤウボ― [0] 【両墓制】
遺骸を埋葬した葬地(埋め墓)のほかに,死者の霊をまつるために別に祭地(参り墓)をおく墓制。

りょうま

りょうま 【竜馬】
⇒坂本(サカモト)竜馬

りょうまい

りょうまい リヤウ― [0] 【糧米】
食糧としての米。

りょうまえ

りょうまえ リヤウマヘ [0] 【両前】
ダブルブレスト。
⇔片前

りょうまつ

りょうまつ リヤウ― [0] 【糧秣】
兵員の食糧と軍馬のまぐさ。「―が不足する」

りょうみ

りょうみ リヤウ― [1] 【涼味】
涼しさ。涼しい感じ。「―をそそる」

りょうみん

りょうみん リヤウ― [0] 【領民】
ある領地内に住んでいる人たち。

りょうみん

りょうみん【良民】
peaceable[law-abiding]people.

りょうみん

りょうみん リヤウ― [0] 【良民】
(1)善良な人民。「無辜(ムコ)の―」
(2)律令制で,賤民以外の民。公民。良人。

りょうむ

りょうむ レウ― [1] 【寮務】
寮の事務。寮の仕事。

りょうむかい

りょうむかい リヤウムカヒ [3] 【両向(か)い】
互いに向かい合っていること。また,真向かいにある二軒の家。「―の家」

りょうめ

りょうめ [1] 【竜馬】
⇒りゅうめ(竜馬)(1)

りょうめ

りょうめ【量目をごまかす(さない)】
give short (full) weight.

りょうめ

りょうめ リヤウ― [0] 【両目】
両方の目。両眼。

りょうめ

りょうめ リヤウ― [0][3] 【量目】
量った品物の目方。はかりめ。りょうもく。「―が不足だ」

りょうめ=が開(ア)く

――が開(ア)・く
(相撲などで)負け続けていた勝負で,やっと二勝する。

りょうめい

りょうめい リヤウ― [1] 【両名】
二人の者。両人。「そこの―」

りょうめん

りょうめん リヤウ― [0][3] 【両面】
(1)物の(表と裏の)二つの面。
⇔片面
「レコードの―」
(2)二つの方面。両方。「物心―」
(3)表立った点と隠れた点。「―政治」
(4)両面に模様を織り出した布。
(5)畳の縁の一。輪違い文様を織り出した両面錦を用いたもの。主に天皇の料とする。両面縁(リヨウメンベリ)。
両面(5)[図]

りょうめん

りょうめん【両面】
both sides.〜の double-sided[-faced].

りょうめんかち

りょうめんかち リヤウ― [5] 【両面価値】
⇒アンビバレンス

りょうめんさくせん

りょうめんさくせん リヤウ― [5] 【両面作戦】
(1)戦争で,二方面から同時に作戦を展開すること。
(2)ある目的を実現するため,正面と裏面から,または二様の手段を用いるなどして,事を進めること。

りょうめんしだ

りょうめんしだ リヤウ― [5][3] 【両面羊歯】
オシダ科の常緑性シダ植物。山中の林内に群生。葉は長さ0.5〜1メートルで,四回羽状に分裂。葉の裏面も一見表面のようにみえるのでこの名がある。ゼンマイシノブ。コガネシダ。

りょうめんぞめ

りょうめんぞめ リヤウ― [0] 【両面染(め)】
裏表両面に同じ模様を染め抜く技法。また,染め上げたもの。両面物。

りょうめんたい

りょうめんたい [0] 【菱面体】
菱形の平面で囲まれた六面体。回転すると,一二〇度ごとに初めと同じ形がみられる対称軸がある。方解石の形(三方晶系)など。

りょうめんテープ

りょうめんテープ リヤウ― [5] 【両面―】
接着剤が両面についた粘着テープ。

りょうもう

りょうもう リヤウ― 【両毛】
上毛野(カミツケノ)・下毛野(シモツケノ)の二国の併称。のちの上野国(コウズケノクニ)と下野国(シモツケノクニ)の領域。

りょうもうせん

りょうもうせん リヤウ― 【両毛線】
JR 東日本の鉄道線。栃木県小山と群馬県新前橋間,84.4キロメートル。沿線には栃木・足利・桐生・伊勢崎などの都市がある。

りょうや

りょうや リヤウ― [1] 【良夜】
月の美しい夜。特に中秋の名月の夜。[季]秋。《人それ��書を読んでゐる―かな/山口青邨》

りょうや

りょうや リヤウ― [1] 【涼夜】
涼しい夜。

りょうや

りょうや リヤウ― [1] 【領野】
領域。分野。「未開の―」

りょうやく

りょうやく リヤウ― [1][0] 【良薬】
よくきく薬。妙薬。

りょうやく

りょうやく【良薬口に苦し】
A good medicine tastes bitter.

りょうやく=口に苦(ニガ)し

――口に苦(ニガ)し
〔孔子家語〕
よくきく薬は苦くて飲みにくい。本当に自分のためを思ってしてくれる忠告は,ありがたいが聞くのがつらい。

りょうゆう

りょうゆう レウイウ [0] 【療友】
一緒に療養している仲間。

りょうゆう

りょうゆう リヤウイウ [0] 【良友】
よい友達。つきあってためになる友達。益友。
⇔悪友

りょうゆう

りょうゆう【良友(と交わる)】
(have) a good friend;(keep) good company.

りょうゆう

りょうゆう【領有する】
possess;→英和
be in possession of.

りょうゆう

りょうゆう リヤウ― [0] 【両雄】
二人の英雄。

りょうゆう

りょうゆう【僚友】
a colleague;→英和
a comrade.→英和

りょうゆう

りょうゆう【両雄並び立たず】
Two cocks in one yard do not agree.

りょうゆう

りょうゆう リヤウイウ [0] 【領有】 (名)スル
自分のものとして所有すること。領土としてもつこと。「植民地を―する」

りょうゆう

りょうゆう レウイウ [0] 【僚友】
仲間。同じ仕事をしている者。同僚。「会社の―」

りょうゆう

りょうゆう リヤウイフ [0] 【領邑】
所有の土地。領地。

りょうゆう

りょうゆう レウイウ [0] 【寮友】
寮に一緒に住んでいる仲間。

りょうゆう=並び立たず

――並び立たず
英雄二人が共存することは難しく,勢力争いが起こって,どちらかが倒れるものである。

りょうよう

りょうよう レウヤウ 【遼陽】
中国,遼寧省東部の都市。綿織物・機械・セメントなどの工業が発達。付近は日露戦争の激戦地。遼・金時代には東京(トウケイ)と称した。リアオヤン。

りょうよう

りょうよう【療養する】
be under medical treatment;recuperate.→英和
‖療養所 a sanatorium; <米> a sanitarium.療養費 medical expenses.

りょうよう

りょうよう リヤウ― [0] 【両用】 (名)スル
(1)二つの事に使えること。「晴雨に―する事が可能」「水陸―」
(2)大便と小便。

りょうよう

りょうよう リヤウエウ [0] 【両曜】
太陽と月。日月。

りょうよう

りょうよう レウヤウ [0] 【療養】 (名)スル
病気をなおすために,治療をし体を休めること。「転地して―する」「温泉―」

りょうよう

りょうよう リヤウヤウ [0] 【両様】
二つの様式。二つの点。二通り。「―の意味をもつ言葉」

りょうよう

りょうよう【両様(に)】
(in) two ways.

りょうようじょ

りょうようじょ レウヤウ― [0][5] 【療養所】
療養のための病舎。

りょうようほしょう

りょうようほしょう レウヤウ―シヤウ [5] 【療養補償】
災害補償の一。労働者の業務上の負傷・疾病について,使用者が必要な療養の費用を負担すること。

りょうよく

りょうよく リヤウ― [0] 【両翼】
(1)鳥や飛行機の,左右のつばさ。
(2)左右に張り出したもの。特に,軍隊の,左右に布陣した隊。「―から攻める」
(3)野球で,外野の左翼と右翼。

りょうよく

りょうよく【両翼】
both wings.

りょうら

りょうら [1] 【綾羅】
〔あやぎぬとうすもの,の意〕
美しい衣服。「―と宝石/あめりか物語(荷風)」

りょうらい

りょうらい レウ― [0] 【聊頼】 (名)スル
安心してたよること。

りょうらきんしゅう

りょうらきんしゅう [1] 【綾羅錦繍】
美しい衣服。また,美しく着飾ること。

りょうらく

りょうらく レウ― [0] 【寥落】 (名・形動タリ)
荒れ果ててすさまじい・こと(さま)。

りょうらく

りょうらく リヤウ― [1] 【良楽】
馬のよしあしを見分けるのにすぐれていた王良と伯楽。転じて,よく馬を見分け,よく馬を御する人。

りょうらん

りょうらん レウ― [0] 【繚乱・撩乱】 (ト|タル)[文]形動タリ
入り乱れること。花などが咲き乱れる・こと(さま)。「百花―として,春まさにたけなわ」

りょうり

りょうり【料理】
cooking (調理);[調理品]a dish;→英和
food.→英和
〜する cook;→英和
dress <fish> ;→英和
prepare <a dish> .→英和
〜を出す serve <dishes> .→英和
〜がじょうず(へた)だ be a good (poor) cook.‖料理学校 a cooking school.料理人 a cook.料理場 a kitchen.料理法 how to cook.料理屋 a restaurant.肉(魚,野菜)料理 a meat (fish,vegetable) dish.

りょうり

りょうり リヤウ― [1] 【良吏】
よい役人。すぐれた役人。能吏。

りょうり

りょうり レウ― [1] 【料理】 (名)スル
(1)材料を切り整えて味付けをし,煮たり焼いたりして食べ物をこしらえること。また,その食べ物。調理。「魚を―する」「西洋―」
(2)物事をじょうずに処理すること。「三者を三振に―する」「天下の政治を―するなどと長広舌を振ひ/破戒(藤村)」

りょうりかた

りょうりかた レウ― [0] 【料理方】
料理を受け持つ人。料理人。板前。

りょうりぎく

りょうりぎく レウ― [3] 【料理菊】
「食用菊」に同じ。

りょうりぢゃや

りょうりぢゃや レウ― [3] 【料理茶屋】
江戸時代,色茶屋や水茶屋に対して,料理の提供を専業とした茶屋。

りょうりつ

りょうりつ レウ― [0] 【料率】
料金などの,逓減・逓増の基準となる率。「―の改定」「運賃―」

りょうりつ

りょうりつ【両立する(しがたい)】
be (in)consistent[(in)compatible] <with> .

りょうりつ

りょうりつ リヤウ― [0] 【両立】 (名)スル
両方とも支障なく成り立つこと。「スポーツと学業を―させる」「おれと赤シヤツとは…到底―しない人間だが/坊っちゃん(漱石)」

りょうりにん

りょうりにん レウ― [0] 【料理人】
料理をする人。また,それを業とする人。料理番。

りょうりものがたり

りょうりものがたり レウリ― 【料理物語】
江戸時代の料理書。1643年(寛永20)刊。著者未詳。魚・鳥獣・野菜などについて素材別に料理法を記す。包丁流派にこだわらず広く一般の料理をとりあげている。

りょうりゃく

りょうりゃく リヤウ― [0] 【領略】 (名)スル
意味をさとること。理解すること。「ヱネチアの真味を―することを得たり/即興詩人(鴎外)」

りょうりや

りょうりや レウ― [3] 【料理屋】
客に料理を出すことを業とする店。料理店。割烹(カツポウ)店。

りょうりゅう

りょうりゅう リヤウリウ [0][1] 【両流】
(1)二つの水の流れ。
(2)二つの流派。
(3)二つの血統。

りょうりょう

りょうりょう リヤウリヤウ [0] 【両両】
あれとこれと双方。二つとも。「海戦にして―相ひ対し/浮城物語(竜渓)」

りょうりょう

りょうりょう レフレフ [0] 【猟猟】 (ト|タル)[文]形動タリ
風の吹くさま。「―たる朔風の吹くを/不二の高根(麗水)」

りょうりょう

りょうりょう [0] 【稜稜】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)角立つさま。気質などの鋭くきびしいさま。「気骨―たる姿に似ず/婦系図(鏡花)」「圭角―たる水晶/思出の記(蘆花)」
(2)寒気のすさまじいさま。「月影―として白きこと氷の如く/花間鶯(鉄腸)」

りょうりょう

りょうりょう レウレウ [0] 【了了】 (形動タリ)
物事がはっきりわかるさま。あきらかなさま。「霊知本性ひとり―として鎮常なり/正法眼蔵」

りょうりょう

りょうりょう レウレウ [0] 【寥寥】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)ものさびしいさま。「此の―たる山中に来たり/金色夜叉(紅葉)」
(2)数の少ないさま。「人家―たる山村/天賦人権論(辰猪)」

りょうりょう

りょうりょう リヤウリヤウ [0] 【喨喨】 (ト|タル)[文]形動タリ
音のさえわたって響くさま。「其音―として/鉄仮面(涙香)」

りょうりょう

りょうりょう【寥々たる】
lonely (さびしい);→英和
[まれな]rare;→英和
few.→英和

りょうりょう=相俟(アイマ)って

――相俟(アイマ)って
両方が互いに補いあって。

りょうりょうじ

りょうりょう・じ リヤウリヤウジ (形シク)
(1)心配りがゆきとどいている。知性的である。「童より―・じう,花やかなる心ばへ物し給ひし人にて/源氏(紅梅)」
(2)気高く美しい。洗練された美しさがある。「ふくらかに愛敬づきたる人の,髪たけにていと―・じき/宇津保(国譲上)」
〔語源については,「らうらうじ(労労じ)」の転かともいわれるが,未詳〕
→ろうろうじ

りょうりん

りょうりん リヤウ― [0] 【両輪】
(1)二つの輪。両方の車輪。りょうわ。「車の―」
(2)両者が補いあって十分なはたらきをすることのたとえにいう。「内閣を支える―」

りょうりん

りょうりん【両輪のようである】
be inseparable[interdependent,closely connected].

りょうる

りょう・る レウル [1][2] 【料る】 (動ラ五[四])
〔「料理」の動詞化〕
(1)食べ物を調理する。「手早く―・つて,腥(ナマグサ)い骨だらけの鯛飯を焚き/思出の記(蘆花)」
(2)うまく処理する。「早く時勢を察し予め世運を―・り/三酔人経綸問答(兆民)」

りょうれき

りょうれき [0] 【凌轢・陵轢】 (名)スル
ふみにじること。ふみつけにすること。りょうりゃく。「邑に君あり村に長あり各相―して之を統一する事なからしむ/新聞雑誌 40」

りょうろう

りょうろう [0] 【竜楼】
(1)〔「りゅうろう」とも〕
宮殿の楼門。「―鳳闕の九重の中に/盛衰記 48」
(2)皇太子の称。「―・竹苑・准后の御所/太平記 14」

りょうろくはら

りょうろくはら リヤウ― [4] 【両六波羅】
南と北の六波羅探題。

りょうろん

りょうろん リヤウ― [0] 【両論】
両方の言い分。相対する二つの意見。「賛否―」

りょうわ

りょうわ リヤウ― [0] 【両輪】
(1)江戸時代の女性の髪形の一。まげを二つ作って笄(コウガイ)をさして固定し,余った毛を巻きあげた形。
(2)「りょうりん(両輪){(1)}」に同じ。「因果と縁とは車の―のごとく/狂言・座禅」
両輪(1)[図]

りょうわき

りょうわき リヤウ― [0] 【両脇】
(1)両方のわきの下。「荷物を―にかかえる」
(2)人や物の左右のわき。「―から支える」

りょうシチリアおうこく

りょうシチリアおうこく リヤウ―ワウコク 【両―王国】
シチリア島とイタリア半島南部からなる王国の通称。1130年ノルマン人が建国し,1861年イタリア王国に併合されるまでの間,支配者の交代と分裂・統合が繰り返された。

りょかい

りょかい [0] 【旅懐】
旅中の思い。旅思。旅情。

りょかく

りょかく【旅客】
a traveler;→英和
a passenger (乗客).→英和
旅客係(機,列車) a passenger agent (plane,train).

りょかく

りょかく [0] 【旅客】
(1)旅をする人。たびびと。りょきゃく。
(2)飛行機・列車・船などの交通機関に客として乗る人。りょきゃく。「―掛(ガカリ)」

りょかく

りょかく [0] 【虜獲】 (名)スル
敵をいけどりにすること。「日に其―する所の者を収めて/明六雑誌 14」

りょかくうんそうけいやく

りょかくうんそうけいやく [8] 【旅客運送契約】
旅客の運送を内容とする契約。通常,乗車券の売買時に成立する。

りょかくき

りょかくき [3] 【旅客機】
旅客を輸送する飛行機。

りょかくしゃ

りょかくしゃ [3] 【旅客車】
旅客の輸送のための鉄道車両。客車。

りょかくせん

りょかくせん [0] 【旅客船】
旅客の運送を主要目的とする船。客船。

りょかっき

りょかっき リヨカク― [2] 【旅客機】
⇒りょかくき(旅客機)

りょかん

りょかん [0] 【旅館】
料金を得て旅客を宿泊させる和風施設。やどや。

りょかん

りょかん【旅館】
a hotel;→英和
an inn.→英和
〜に泊まる stay[put up]at a hotel.

りょがい

りょがい [1][0] 【慮外】 (名・形動)[文]ナリ
(1)思いもしなかったこと。意外なこと。また,そのさま。「―な出来事」
(2)礼儀を欠くこと。ぶしつけなこと。また,そのさま。無礼。「―千万」「―なこといはば年寄とて赦しはせぬ/いさなとり(露伴)」

りょがいもの

りょがいもの [0] 【慮外者】
ぶしつけな者。無礼者。

りょがん

りょがん [0] 【旅雁】
遠くへ飛んでいく渡りの雁。

りょきゃく

りょきゃく [0] 【旅客】
⇒りょかく(旅客)

りょぎん

りょぎん [0] 【旅銀】
旅行に要する金銭。旅費。路銀。

りょくい

りょくい [1] 【緑衣】
「緑の衣(コロモ)」に同じ。「供の宮人おしなべて,―の袖をぞ絞りける/平家 7」

りょくいん

りょくいん [0] 【緑陰・緑蔭】
木の青葉が茂ってできるひかげ。こかげ。「―に憩う」[季]夏。《―や矢を獲ては鳴る白き的/竹下しづの女》

りょくいん

りょくいん【緑陰】
the shade of trees.

りょくう

りょくう [1] 【緑雨】
新緑の頃に降る雨。

りょくう

りょくう 【緑雨】
⇒斎藤(サイトウ)緑雨

りょくえい

りょくえい [0] 【緑営】
中国,清朝の正規軍の一。漢人を主体とし,軍旗に緑色を用いて漢人の八旗と区別した。平時には治安・警察の任にあたった。緑旗。

りょくえき

りょくえき [0] 【力役】
⇒りきえき(力役)

りょくえん

りょくえん [0] 【緑園】
緑の庭園。緑の生い茂った庭。

りょくおうしょく

りょくおうしょく リヨクワウ― [3] 【緑黄色】
みどりがかった黄色。

りょくおうしょくやさい

りょくおうしょくやさい リヨクワウ― [7] 【緑黄色野菜】
⇒有色野菜(ユウシヨクヤサイ)

りょくか

りょくか [0] 【緑化】 (名)スル
⇒りょっか(緑化)

りょくか

りょくか【緑化する】
plant trees <in> .緑化運動 a tree-planting campaign[movement].

りょくがん

りょくがん [0] 【緑眼】
青い目。西洋人の目。碧眼(ヘキガン)。

りょくぎょく

りょくぎょく [0] 【緑玉】
(1)みどり色の玉。
(2)エメラルド。

りょくぎょくせき

りょくぎょくせき [4][3] 【緑玉石】
エメラルドのこと。

りょくさく

りょくさく [0] 【力作】 (名)スル
一生懸命はたらくこと。
→りきさく(力作)

りょくしゅ

りょくしゅ [1] 【緑酒】
酒の美称。「紅灯―」

りょくしょく

りょくしょく [0] 【緑色】
みどりいろ。

りょくしょくぎょうかいがん

りょくしょくぎょうかいがん [7] 【緑色凝灰岩】
変質して緑色をおびた凝灰岩。北海道南西部,東北日本の日本海側,フォッサ-マグナ地域などに分布。新第三紀中新世の海底火山活動によると考えられている。グリーン-タフ。

りょくしょくへんがん

りょくしょくへんがん [5] 【緑色片岩】
角閃石・緑泥石・緑簾石(リヨクレンセキ)・白雲母・曹長石・石英などの組み合わせからなる結晶片岩の総称。

りょくじ

りょくじ [1] 【緑餌】
ニワトリなど家禽(カキン)にえさとして与える生草。微量栄養素や繊維質などの補給に用いられる。

りょくじ

りょくじ [1] 【緑児】
大宝令で,三歳以下の男児の称。
→緑女

りょくじゅ

りょくじゅ [1] 【緑樹】
青葉の茂った木。

りょくじゅうじ

りょくじゅうじ [3] 【緑十字】
白地に緑色で描いた十字のしるし。国土緑化運動のシンボル。みどりじゅうじ。

りょくじゅほうしょう

りょくじゅほうしょう [4] 【緑綬褒章】
褒章の一。徳行が卓越している者に緑色の綬の記章とともに授与される。

りょくじょ

りょくじょ [1] 【緑女】
大宝令で,三歳以下の女児の称。
→緑児

りょくすい

りょくすい [0] 【緑水】
みどり色の水。青い色の水。

りょくず

りょくず [1] 【緑豆】
植物リョクトウの別名。

りょくせん

りょくせん [0] 【力戦】
⇒りきせん(力戦)

りょくせんせき

りょくせんせき [3] 【緑閃石】
角閃石類の一。カルシウム・マグネシウム・鉄を含んだケイ酸塩鉱物で,単斜晶系。しばしば針状結晶が放射状に集合する。緑色でガラス状光沢がある。変成岩中に産する。緻密なものは軟玉(ナンギヨク)として装飾に用いる。アクチノ閃石。陽起石。

りょくそう

りょくそう [0] 【緑草】
みどり色の草。

りょくそうしょくぶつ

りょくそうしょくぶつ リヨクサウ― [6] 【緑藻植物】
植物分類上の一門。クロロフィル a と b とを含む色素体を有する緑色の藻類。体の構造や生殖法は多様で,淡水に多いが海水にも生育する。単細胞のもの(クロレラ)・糸状のもの(アオミドロ・ホシミドロ)・多細胞のもの(アオサ・カワノリ)などがある。緑藻類。

りょくたい

りょくたい [0] 【緑苔】
みどり色のこけ。青苔(セイタイ)。あおごけ。

りょくち

りょくち [0] 【緑地】
草木の茂っている土地。

りょくちく

りょくちく [0] 【緑竹】
青々とした竹。みどり色の竹。

りょくちたい

りょくちたい [0] 【緑地帯】
都市計画で都市の美観・環境保持のために指定または設置された緑地。グリーン-ベルト。

りょくちたい

りょくちたい【緑地帯】
a greenbelt.→英和

りょくちゃ

りょくちゃ [0] 【緑茶】
チャの若芽を蒸気で蒸して酸化酵素の働きを失わせ,緑色を保たせた茶。発酵させない茶。煎茶(センチヤ)・抹茶(マツチヤ)など,日本で普通に飲まれる茶。
→紅茶

りょくちゃ

りょくちゃ【緑茶】
green tea.

りょくちゅうぎょく

りょくちゅうぎょく [3] 【緑柱玉】
エメラルドのこと。

りょくちゅうせき

りょくちゅうせき [3] 【緑柱石】
ベリリウムとアルミニウムとのケイ酸塩鉱物。六方晶系に属し,緑色の六角柱状結晶。ガラス光沢がある。ペグマタイト中に産し,ベリリウムの主要原料である。翠緑色透明なものはエメラルド(宝石,五月の誕生石),藍青色透明なものはアクアマリン(三月の誕生石)として珍重される。ベリル。

りょくでい

りょくでい [0] 【緑泥】
緑色の泥。大陸斜面や,それ以深の海底の堆積物。軽石を伴い,海緑石に富む。

りょくでいせき

りょくでいせき [3] 【緑泥石】
粘土鉱物の一。黒雲母・角閃石(カクセンセキ)・輝石などが変質して生成した二次鉱物。普通,微小な緑色の片状で,火成岩・変成岩・堆積岩など各種岩石中に産する。

りょくでいへんがん

りょくでいへんがん [5] 【緑泥片岩】
緑泥石を多く含む結晶片岩。広域変成帯の比較的変成度の低い部分に産する。

りょくとう

りょくとう [0] 【緑豆】
マメ科の一年草。インド原産。インド・中国・東南アジア・アメリカなどで栽培。高さ約50センチメートル。豆果は長さ約10センチメートルで,豆はアズキより小さくみどり色または褐色。もやしやはるさめの原料とする。リョクズ。ヤエナリ。ブンドウ。

りょくど

りょくど [1] 【緑土】
草木の青々と茂った土地。

りょくどう

りょくどう [0] 【緑道】
緑地帯の道。

りょくないしょう

りょくないしょう【緑内障】
《医》glaucoma.→英和

りょくないしょう

りょくないしょう [0][3] 【緑内障】
眼圧が上昇して視機能に異常をきたす病気。頭痛・吐き気を伴い,重症では失明する。視力を失った瞳孔の色が青く見えるのでこの名がある。あおそこひ。グラウコーマ。

りょくのうきん

りょくのうきん [0] 【緑膿菌】
グラム陰性の桿菌で,化膿症の病原菌。一〜三本の鞭毛をもち,自然界に広く分布する。膿汁が青緑色を呈するのでこの名がある。

りょくは

りょくは [1] 【緑波】
みどりの波。青波。

りょくはつ

りょくはつ [0] 【緑髪】
つやのある黒髪。みどりの黒髪。

りょくばん

りょくばん [0] 【緑礬】
硫酸第一鉄の通称。
→硫酸鉄

りょくひ

りょくひ [1][0] 【緑肥】
鮮緑な植物の葉や茎を田畑にすきこんで腐食させ肥料とするもの。

りょくひ

りょくひ【緑肥】
green manure.

りょくひ

りょくひ [0][1] 【緑被】
土地が樹木や草で覆われること。

りょくひさくもつ

りょくひさくもつ [5] 【緑肥作物】
緑肥としてすきこむために栽培する作物。ゲンゲ・ウマゴヤシ・ルーサンなど。

りょくひち

りょくひち [3] 【緑被地】
樹木や草で覆われた土地。

りょくひりつ

りょくひりつ [3] 【緑被率】
対象となる地域の面積に対して緑被地が占める割合。平面的な緑の量を把握するための指標となり,都市計画などに用いられる。

りょくふう

りょくふう [0] 【緑風】
青葉を吹き渡る初夏の風。薫風。

りょくふうかい

りょくふうかい 【緑風会】
1947年(昭和22)第一回の参議院選挙で当選した無所属議員が結成した院内政治団体。参議院の政党化により衰退,65年に消滅。

りょくぶ

りょくぶ [1] 【緑蕪】
青々と生い茂った草。

りょくべん

りょくべん [0] 【緑便】
乳児の排出した緑色の便。緑色はビリルビンが酸化されて生じる。母乳栄養児の通常便に見られ,また消化不良症の際にも見られる。

りょくほう

りょくほう [0] 【緑袍】
緑色の袍(ホウ)。律令制では,六位・七位の官人の朝服とされた。

りょくもん

りょくもん [0] 【緑門】
⇒アーチ(2)

りょくや

りょくや [1] 【緑野】
草木の青々と茂った野原。

りょくゆう

りょくゆう [0] 【緑釉】
陶器の釉(ウワグスリ)の一。鉛を含む低火度釉で,銅を呈色剤とし,鮮やかな緑色を発する。また,緑釉を施した製品(緑釉陶)をさすこともある。

りょくよう

りょくよう [0] 【緑葉】
みどり色の葉。青葉。

りょくようかんらん

りょくようかんらん [5] 【緑葉甘藍】
キャベツの一変種。観賞用に栽培。葉は結球せず,縮緬(チリメン)状。葉の色はみどり色ときに帯紫色となる。羽衣甘藍。

りょくら

りょくら 【緑蘿】
青々としたつたかずら。「―の牆(カキ),翠黛(スイタイ)の山,絵にかくとも筆も及びがたし/平家(灌頂)」

りょくりん

りょくりん [0] 【緑林】
(1)みどりの色濃い林。
(2)〔漢の王匡・王鳳などが反乱し,湖北省の緑林山にこもり盗賊となったという「後漢書(劉玄伝)」の記事から〕
盗賊。「山路には山賊有て,旅客―の陰を過ぎ得ず/太平記 39」

りょくれんせき

りょくれんせき [3] 【緑簾石】
アルミニウム・カルシウム・鉄などを含んだケイ酸塩鉱物の一。暗緑色でガラス光沢をもつ。変成岩中に産出。

りょくマンガンこう

りょくマンガンこう [5] 【緑―鉱】
マンガンの酸化物の一。化学式 MnO� 立方晶系。普通,粒状・塊状,まれに八面体・六面体の結晶。翠緑(スイリヨク)色を呈するが,容易に酸化して黒褐色になる。最高品位のマンガン鉱石。

りょぐ

りょぐ [1] 【旅具】
旅の用具。旅行の荷物。

りょぐう

りょぐう [0] 【旅寓】
旅先のやどり。旅宿。

りょけん

りょけん [0] 【旅券】
外国に旅行する者の国籍や身分を証明し,相手国に対して便宜や保護を依頼する文書。一般には,国内では知事を通じて外務大臣が,国外では領事官が発行する。パスポート。
→ビザ

りょけん

りょけん【旅券を申請(下付)する】
apply for (issue) a passport.→英和
旅券査証 a visa.→英和

りょこう

りょこう [0] 【旅行】 (名)スル
見物・保養・調査などのため,居所を離れてよその土地へ行くこと。旅をすること。たび。「一か月の予定で―する」「観光―」

りょこう

りょこう【旅行】
(a) travel;→英和
a journey;→英和
an excursion[a trip](短い);→英和
a tour (回遊).→英和
〜する travel;go on a journey[an excursion,a tour].‖旅行会社(業者) a travel agency (agent).旅行案内 a guidebook.旅行案内所 a tourist bureau.旅行鞄 a travel(l)ing bag;a suitcase;a valise (小型).旅行記 a book of travel(s).旅行日程 an itinerary.旅行者 a travel(l)er;a tourist.修学(視察,講演)旅行 an educational (an inspection,a lecturing) tour.

りょこう

りょこう 【呂后】
(?-前180) 前漢の高祖(劉邦)の皇后。高祖が沛(ハイ)の亭長であったとき妻となり,その天下統一を助けた。高祖死後,政権を独占した。
→呂氏の乱

りょこう

りょこう [1] 【閭巷】
村里。また,ちまた,民間。「―無名の鄙婦をして/自然と人生(蘆花)」

りょこうあんない

りょこうあんない [4] 【旅行案内】
旅行者のために,交通機関・名所旧跡・名産・宿泊施設などを記した本。

りょこうか

りょこうか [0] 【旅行家】
旅行を仕事にしている人。また,旅行好きな人。

りょこうき

りょこうき [2] 【旅行記】
旅行した時の見聞や感想を記述したもの。旅行の記録。紀行文。

りょこうぎょうむとりあつかいしゅにんしゃ

りょこうぎょうむとりあつかいしゅにんしゃ [4][8] 【旅行業務取扱主任者】
旅行業法に基づき,旅行の計画,交通・宿泊の手配など,旅行業務全般の管理・監督・指導を行う者。

りょこうこぎって

りょこうこぎって [5] 【旅行小切手】
⇒トラベラーズ-チェック

りょこうばと

りょこうばと [4] 【旅行鳩】
ハト目ハト科の鳥。キジバトよりひとまわり大きく,尾は長い。かつては北アメリカの温帯域に広く分布したが,大量捕獲が続き,二〇世紀初めに絶滅した。

りょししゅんじゅう

りょししゅんじゅう リヨシシユンジウ 【呂氏春秋】
中国,秦の呂不韋(リヨフイ)が学者に命じて編集させた書。二六巻。成立年代不明。諸子百家の思想をはじめ天文・地理などの学説や伝説に至るまで網羅する。呂覧(リヨラン)。

りょしのらん

りょしのらん 【呂氏の乱】
前漢の初め,高祖の死後皇后呂后が,一族を重用して漢朝を呂氏一族でほしいままにしたため,紀元前180年呂后が死ぬと,高祖の遺臣や劉氏一族が呂氏一族を全滅させた事件。

りょしゃ

りょしゃ [1] 【旅舎】
旅館。やどや。

りょしゅう

りょしゅう【旅愁】
loneliness on a journey.→英和

りょしゅう

りょしゅう リヨシウ 【旅愁】
小説。横光利一作。1937(昭和12)〜46年発表。未完。パリを主要舞台に近代知性を備えた青年の恋愛を中心にしながら,日本と西欧,伝統と科学など作者晩年の課題を投影した作品。

りょしゅう

りょしゅう [0] 【旅愁】
旅先でいだくわびしい感じ。旅のうれい。「―をなぐさめる」

りょしゅう

りょしゅう [0] 【虜囚】
とらわれた人。捕虜。とりこ。

りょしゅく

りょしゅく [0] 【旅宿】
旅先で宿泊すること。また,その宿屋。やど。

りょしょ

りょしょ [1] 【旅所】
旅の宿所。たびやどり。

りょしょう

りょしょう 【呂尚】
中国,周初の功臣。文王に見いだされ,周公旦らとともに武王を助けて殷(イン)を滅ぼし,周王朝建国に貢献した。のち斉侯に封ぜられ斉の基礎を築いた。生没年未詳。
→太公望
→六韜(リクトウ)

りょしょう

りょしょう [0] 【旅商】
旅回りの商人。行商。

りょしん

りょしん [0] 【旅信】
旅先からのたより。

りょしんう

りょしんう 【呂振羽】
(1900-1980) 中国の歴史学者。唯物史観的方法論で中国古代史を研究。著「史前期中国社会研究」「殷周時代の中国社会」など。リュイ=チェンユイ。

りょじ

りょじ [1] 【旅次】
旅のやどり。また,旅。道中。

りょじゅん

りょじゅん 【旅順】
中国,遼寧省大連市の一地区。遼東半島南端にあり,黄海に臨む港湾地区。海軍基地。清代は北洋艦隊の軍港。日露戦争後,日本が租借し中国進出の拠点とした。リューシュン。

りょじょう

りょじょう【旅情を慰める】
console the heart of a traveler.→英和

りょじょう

りょじょう [0] 【旅情】
旅先でいだくしみじみとした思い。旅の心情。「―にひたる」

りょじん

りょじん [0] 【旅人】
たびびと。

りょじんぼく

りょじんぼく [2] 【旅人木】
タビビトノキの別名。

りょじんやど

りょじんやど [4] 【旅人宿】
旅館。はたごや。

りょすい

りょすい [0] 【旅帥】
中国,周代に兵五〇〇人の軍団である旅を統率する指揮官。

りょせん

りょせん [0] 【呂旋】
雅楽の理論上の二種の音階の一。相対的音程関係はソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファの形で,中国起源の呂の七声とは一致しない。六調子のうち,壱越(イチコツ)調・太食(タイシキ)調・双調(ソウジヨウ)がこれにあたる。呂(リヨ)。
⇔律旋(リツセン)

りょせんぽう

りょせんぽう [2] 【呂旋法】
「呂旋」に同じ。
⇔律旋法

りょそう

りょそう【旅装を整える】
prepare for a trip.→英和
〜を解く put up <at> (宿泊する).

りょそう

りょそう [0] 【旅装】
旅の服装。旅行の装束。

りょそう

りょそう [0] 【旅僧】
旅の僧。たびそう。

りょそう

りょそう [0] 【旅荘】
旅館。宿屋。「海浜の―」

りょそう=を解(ト)く

――を解(ト)・く
宿に着いてくつろぐ。また,旅から家に帰ってくつろぐ。

りょそけん

りょそけん 【呂祖謙】
(1137-1181) 中国,南宋の学者。字(アザナ)は伯恭,号は東莱。朱熹(シユキ)との共著「近思録」のほか,「東莱文集」などの著作がある。

りょだい

りょだい 【旅大】
大連の旧称。
→大連

りょだん

りょだん【旅団】
a brigade.→英和

りょだん

りょだん [1] 【旅団】
軍隊の編制の単位の一。連隊の上,師団の下の規模。

りょちゅう

りょちゅう [0] 【旅中】
旅先にあること。旅行の間。

りょちょう

りょちょう [1] 【呂調】
雅楽で,呂旋に基づく調子。壱越(イチコツ)調・双調(ソウジヨウ)・太食(タイシキ)調の三種があたる。
⇔律調(リツチヨウ)

りょちょう

りょちょう [0] 【旅鳥】
⇒たびどり(旅鳥)

りょっか

りょっか リヨククワ [0] 【緑化】 (名)スル
樹木を植え,国土の緑を多くし美しくすること。「国土を―する」

りょっかうんどう

りょっかうんどう リヨククワ― [4] 【緑化運動】
植樹などにより国土の緑を豊かにする運動。植樹祭・緑の週間・緑の羽根などの取り組みがある。

りょっきへい

りょっきへい リヨクキ― [3] 【緑旗兵】
清代に漢人で編制した緑営の兵員。
→緑営

りょっこう

りょっこう リヨクカウ [0] 【力行】
力の限り行うこと。りっこう。

りょっこう

りょっこう リヨククワウ [0] 【緑光】
太陽の出没する瞬間,水平線上の太陽の上辺部が,一瞬,緑色に輝く現象。太陽光線の色による屈折率の違いによって生ずる。緑閃光。

りょてい

りょてい【旅程】
<a day's> journey;→英和
an itinerary.→英和

りょてい

りょてい [0] 【旅程】
(1)旅行の道のり。
(2)旅行の日程。

りょてい

りょてい [0] 【旅亭】
やどや。旅館。

りょてん

りょてん [0] 【旅店】
やどや。旅館。

りょのう

りょのう [0] 【旅嚢】
旅に携帯する荷物袋。行嚢(コウノウ)。

りょはく

りょはく [0] 【旅泊】 (名)スル
旅行して宿泊すること。旅宿。「巴里に―するならんと察し/花柳春話(純一郎)」

りょはん

りょはん [0] 【侶伴】
なかま。伴侶(ハンリヨ)。

りょばんそん

りょばんそん 【呂晩村】
(1629-1683) 中国,清初の思想家。名は留良,晩村は号。清朝に仕えず,僧となる。程朱学を奉じ,華夷(カイ)の別をあきらかにした。死後,墓をあばかれ,著書は禁書にされた。著「呂晩村文集」など。

りょひ

りょひ [0] 【旅費】
旅行の費用。路用。

りょひ

りょひ【旅費】
traveling expenses;a traveling allowance (支給される旅費).

りょふい

りょふい 【呂不韋】
(?-前235) 中国,戦国末の秦の宰相。河南省の豪商で,趙(チヨウ)で人質となっていた秦の子楚(荘襄王)を王位につけ,宰相となる。子楚の子,政(始皇帝)が即位すると,仲父と呼ばれて位を極めた。のち始皇帝の不興を買い自殺。始皇帝の父とする説もある。編著「呂氏春秋」

りょほんちゅう

りょほんちゅう 【呂本中】
(1084?-1138?) 中国,宋の学者。字(アザナ)は居仁。東莱先生と称せられた。詩文をよくした。著「東莱詩集」「春秋解」「童蒙訓」など。

りょもん

りょもん [1] 【閭門】
むらざとの入り口の門。里門。

りょよう

りょよう [0] 【旅用】
旅行の費用。旅費。路用。

りょらん

りょらん 【呂覧】
⇒呂氏春秋(リヨシシユンジユウ)

りょり

りょり [1] 【閭里】
むらざと。村落。

りょりつ

りょりつ [1][0] 【呂律】
日本音楽で,呂{(2)(3)(4)}と律{(7)(8)(9)}をあわせた称。転じて,十二律・音律・音階・調子など,さらには広く音楽理論や音楽そのものをさす。律呂。「更に清濁をわかち―を知る事なし/平家 3」

りょりゃく

りょりゃく [0] 【虜掠】
人をとらえ,財物を掠奪すること。

りょりゅうりょう

りょりゅうりょう 【呂留良】
⇒呂晩村(リヨバンソン)

りょりょく

りょりょく [1] 【膂力】
筋肉の力。腕の力。

りよ

りよ [1] 【里余】
一里あまり。「―の道程」

りよう

りよう [0] 【利用】 (名)スル
(1)物の機能・利点を生かして用いること。また,単に用いること。「出張に新幹線を―する」「火力を―する」「臨時窓口をご―ください」「廃物―」
(2)自分の利益になるようにうまく使うこと。手段・方便として用いること。「機会を―する」「地位を―する」「縁故関係を―して出世する」

りよう

りよう【理容】
⇒理髪.

りよう

りよう [0] 【里謡・俚謡】
宮廷や都会の唄に対して,地方で歌われる唄。さとうた。民謡。

りよう

りよう【利用する】
use;→英和
make (good) use <of> ;utilize;→英和
take[avail oneself of] <an opportunity> (機会などを);→英和
take advantage of (つけこむ);make a cat's-paw <of> (人を);make the best[most]of (最大限に).〜できる(できない) be (un)available.‖利用価値がある(ない) be of (no) utility value.利用者 a user;a visitor (図書館などの).

りよう

りよう [0] 【理容】
容姿を整えること。特に,頭髪の刈り込みや顔剃りなどによって容姿を整えること。古くは「理髪」が用いられた。「―業」

りようかち

りようかち [4] 【利用価値】
利用するだけの値打ち。利用して生じる効果。「―のある物」

りようこうい

りようこうい [4] 【利用行為】
管理行為の一。代理の目的物の性質を変えない範囲で,利用し収益をはかる行為。
→保存行為
→改良行為

りようこうせい

りようこうせい [0] 【利用厚生】
〔書経(大禹謨)〕
世の中を便利にし,人々の暮らしを豊かにすること。

りようし

りようし [2] 【理容師】
理容の仕事をする者。都道府県知事の免許を必要とする。

りようてん

りようてん [2] 【理容店】
理容を行う店。理髪店。

りよく

りよく [1] 【利欲】
利益に対する欲望。「―に目がくらむ」

りよく

りよく【利欲】
greed for gain;avarice.→英和

りらく

りらく [1] 【籬落】
まがき。かこい。かきね。

りらん

りらん [0] 【理乱】
〔「理」は治める意〕
世の中が治まることと乱れること。治乱(チラン)。

りり

りり [1] 【離離】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)草木が繁茂しているさま。「断草―として趾を着くべき道ありとも覚えず/滝口入道(樗牛)」
(2)穂が実り垂れ下がるさま。「秀麦―たり/本朝文粋」
(3)はなればなれにあるさま。「―たる馬目(バボク)連連たる雁行/浄瑠璃・国性爺合戦」

りりうら

りりうら [2] 【理里有楽】
早歌(ソウカ)の異名。

りりく

りりく [0] 【離陸】 (名)スル
航空機などが陸地を離れて空中に飛び上がること。
⇔着陸
「羽田空港を―する」

りりく

りりく【離陸】
(a) takeoff.→英和
〜する take off.

りりしい

りりしい【凛々しい】
manly;→英和
valiant.→英和

りりしい

りりし・い [3] 【凛凛しい】 (形)[文]シク りり・し
きりりとひきしまっていて勇ましい。「―・いいでたち」「眼元口元の―・い顔に/少年(潤一郎)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

りりっさん

りりっさん 【李立三】
(1896-1967) 中国の革命家。湖南省の人。1928〜30年,中国共産党の実権を握り,極左冒険主義の政策を批判され,46年までモスクワに滞在。人民共和国成立とともに労働部長。リー=リーサン。

りりつ

りりつ [0] 【利率】
元金に対する利子の割合。利子率。

りりつ

りりつ【利率】
<raise,lower> the rate of interest.

りりゅう

りりゅう [0] 【驪竜】
⇒りりょう(驪竜)

りりゅうおう

りりゅうおう 【李笠翁】
⇒李漁(リギヨ)

りりょ

りりょ [1] 【里閭】
(1)村里。
(2)村の入り口の門。

りりょう

りりょう 【李陵】
(?-前74) 中国,前漢の軍人。字(アザナ)は少卿。寡兵をもって匈奴(キヨウド)とよく戦ったが捕らえられ,単于(ゼンウ)の娘を妻とし匈奴の地にあること二十余年で病没。司馬遷は彼を弁護して宮刑に処せられた。

りりょう

りりょう [0] 【吏僚】
役人。官吏。

りりょう

りりょう [1] 【驪竜】
黒色の竜。黒竜。りりゅう。

りりょう=頷下(ガンカ)の珠(タマ)

――頷下(ガンカ)の珠(タマ)
黒色の竜のあごの下にある珠。危険を冒さなければ得られないもののたとえ。

りりんこう

りりんこう [2] 【鯉鱗行】
〔鯉の鱗が頭から尾にかけて一条三六枚あるということから〕
俳諧で,三六句からなる連句のこと。歌仙。

りりんぽ

りりんぽ 【李林甫】
(?-752) 中国,唐代の宰相。唐の宗室出身。反対勢力を退けて節度使に異民族の武将を任命したことが,安史(アンシ)の乱の端緒となった。

りるい

りるい [0] 【離塁】 (名)スル
野球で,走者がベースを離れること。

りれき

りれき【履歴】
one's career[past].〜が良い have a good record.‖履歴書 a personal history;a curriculum vitae.

りれき

りれき [0] 【履歴】
現在までに経てきた学業・職業など。経歴。「―を記す」

りれきげんしょう

りれきげんしょう [4] 【履歴現象】
⇒ヒステリシス

りれきしょ

りれきしょ [4][3][0] 【履歴書】
履歴を記した文書。

りろ

りろ【理路整然たる】
logical;→英和
consistent.→英和

りろ

りろ [1] 【理路】
考え・話などの筋道。

りろう

りろう 【離婁】
中国の古伝説上の人。視力がすぐれ,百歩離れた所からでも毛の先がよく見えたという。離朱。

りろう=の明(メイ)

――の明(メイ)
視力・眼力のすぐれていることのたとえ。

りろうじん

りろうじん [2] 【里老人】
中国,明清時代の里甲制において里ごとに設けられた職役の一種。有徳の年長者が任命され,民衆教化・勧農・簡易裁判の判決などにあたり,郷村社会の秩序維持に努めた。

りろせいぜん

りろせいぜん [1] 【理路整然】 (ト|タル)[文]形動タリ
考え・話などの筋道が整っているさま。「―と話す」

りろん

りろん【理論】
(a) theory.→英和
〜的 theoretical <dispute> .〜上 theoretically;→英和
in theory.‖理論家 a theorist.理論物理学 theoretical physics.

りろん

りろん [1] 【理論】
□一□
(1)科学研究において,個々の現象や事実を統一的に説明し,予測する力をもつ体系的知識。狭義には,明確に定義された概念を用いて定式化された法則や仮説を組み合わせることによって形作られた演繹的体系を指す。「―を確立する」
(2)特定の研究領域や個々の学者の学説や見解を指すこともある。「批評―」「湯川―」
(3)実際の経験から離れて純粋に思考の中で組み立てられた知識。「実践」に対立し,否定的意味で使われることが多い。空理空論。「―倒れ」
□二□物事の道理・筋道などについて論じ合うこと。また,その議論。「可否は通と不通の―を待つのみ/人情本・辰巳園(序)」

りろんか

りろんか [0] 【理論家】
理論に長じた人。理論を述べることを好む人。

りろんかがく

りろんかがく [4] 【理論化学】
化学的な現象を熱力学・統計力学・量子力学の理論に基づいて理論的・体系的に研究する化学の一分野。物理化学あるいは化学物理学と同義。

りろんくうねんひ

りろんくうねんひ [6] 【理論空燃比】
最も燃焼効率のよい空燃比。通常,ガソリン-エンジンでは空気一四・七に燃料一の割合とされる。
→空燃比

りろんせいけいひ

りろんせいけいひ [6] 【理論生計費】
実際の生活で支出された生計費ではなく,理論的方法に基づき,生活上必要な物量を定め,それに価格を乗じて算出された生計費。

りろんてき

りろんてき [0] 【理論的】 (形動)
理論にかかわるさま。また,それに基づくさま。理論上。
⇔実践的
「―な問題」「―にはこうなる」

りろんてつがく

りろんてつがく [5][4] 【理論哲学】
論理学・認識論など,理論的諸問題を扱う哲学の部門。
⇔実践哲学

りろんとうそう

りろんとうそう [4] 【理論闘争】
政治・社会運動において,自己の主張・論説・勢力を確立・拡大するため,理論によって他と争うこと。

りろんふかせい

りろんふかせい [1][0] 【理論負荷性】
〔theory-ladenness〕
デュエムに由来し,ハンソンが提唱した科学哲学上の概念。観察事実は理論を前提としており,その影響を免れることはできない,したがって理論の検証や反証の基盤となる純粋無垢の観察事実は存在しない,というもの。

りろんぶつりがく

りろんぶつりがく [6] 【理論物理学】
理論的研究を主とする物理学。実験や観測によって得られた事実をもとにして,より普遍的な,より基本的な物理法則を帰納し,さらに演繹によって,その時点では実現されていない状況のもとでの未知の物理現象を推定する。
⇔実験物理学

りろんりせい

りろんりせい [4] 【理論理性】
〔哲〕
〔(ドイツ) theoretische Vernunft〕
カントの用語。実践理性に対して,認識をなす理論的能力。

りん

りん [1] 【鈴】
(1)すず。
(2)ベル。また,ベルの音。「扉の―が音高く/社会百面相(魯庵)」
→れい(鈴)

りん

りん【鈴】
a bell.→英和
⇒ベル,鈴(すず).

りん

りん【燐】
《化》phosphorus.→英和

りん

りん【輪】
(1)[車輪]a wheel.→英和
(2)[花]一輪 a flower.→英和

りん

りん [1] 【燐】
〔phosphorus〕
窒素族元素の一。元素記号 P 原子番号一五。原子量三〇・九七。リン灰石などのリン酸塩として産する。常温では固体で,同素体として黄リン(または白リン)・黒リンのほか赤リンなどの相がある。殺鼠剤(サツソザイ)・農薬・マッチの製造に用いる。動物の骨や歯の構成成分で,かつリン酸エステルなどの形で ATP ・ DNA ・リン脂質など生体の重要な化合物の構成成分となる。
〔自然科学では「リン」と書く〕

りん

りん [1] 【凛】 (形動タリ)
態度などがひきしまっているさま。りりしいさま。多く「凛と」の形で用いられる。
→凛と(副)

りん

りん 【鱗】 (接尾)
助数詞。
(1)魚のうろこの数を数えるのに用いる。「六々三十六―を丁寧に描きたる竜/草枕(漱石)」
(2)魚の数を数えるのに用いる。「鯉一―」

りん

りん [1] 【厘】
(1)尺貫法における長さの単位。分(ブ)の一〇分の一。尺の一〇〇〇分の一。
(2)数の単位。一〇〇分の一。
(3)歩合(ブアイ)の単位。割の一〇〇分の一。すなわち一〇〇〇分の一。「打率二割七分三―」
(4)目方の単位。匁(モンメ)の一〇〇分の一。貫の一〇万分の一。
(5)貨幣の単位。円の一〇〇〇分の一。銭の一〇分の一。

りん

りん 【輪】 (接尾)
助数詞。花や車輪の数を数えるのに用いる。「梅一―」

りんあん

りんあん 【臨安】
中国,浙江省杭州市の古名。南宋の高宗時代の都。

りんあん

りんあん [1] 【燐安】
燐酸(リンサン)アンモニウムの略。

りんいん

りんいん [0] 【廩院】
平安時代,民部省の管轄下にあった倉庫。田租などの米を収める所。
→大内裏

りんう

りんう [1] 【霖雨】
幾日も降り続く雨。ながあめ。

りんうん

りんうん [0] 【鱗雲】
うろこぐも。いわしぐも。

りんえん

りんえん [0] 【林縁】
林の周縁部。「―木」

りんえん

りんえん [0] 【林苑】
樹木の茂った庭園。

りんおう

りんおう 【輪王】
⇒転輪王(テンリンオウ)

りんか

りんか [1] 【隣家】
となりの家。

りんか

りんか【隣家】
a neighboring house;the next door.

りんか

りんか [1] 【林家】
林業を営んで生計を立てている世帯。

りんか

りんか【輪禍】
a traffic accident.

りんか

りんか [1] 【林下】
林のほとり。「―に小祠あり/日乗(荷風)」

りんか

りんか [1] 【燐火】
墓地・沼沢などで自然に燃える青白い火。リンが燃える現象という。鬼火。狐火。

りんか

りんか [1] 【輪禍】
自動車などにひかれたりはねられたりする災難。「―にあう」

りんかい

りんかい [0] 【臨界】
さかい。境界。特に原子炉で,核分裂が持続的に進行しはじめる境目。「―に達する」

りんかい

りんかい [0] 【鱗介】
魚類と貝類。魚介。海産物。

りんかい

りんかい【臨海の】
seaside.→英和
‖臨海学校 a seaside school.臨海工業地帯 a coastal industrial region.臨海実験所 a marine laboratory.

りんかい

りんかい [0] 【臨海】
海にのぞむこと。海近くあること。

りんかい

りんかい【臨界状態(温度,点)】
the critical state (temperature,point).

りんかいあつりょく

りんかいあつりょく [6] 【臨界圧力】
臨界状態における圧力。臨界圧。

りんかいおんど

りんかいおんど [5] 【臨界温度】
臨界状態の温度。臨界温度以上の温度にある気体は,いくら圧力を加えても液化しない。

りんかいかく

りんかいかく [3] 【臨界角】
光が全反射する際の入射角。光が屈折率の大きい物質から屈折率の小さい物質の界面に入射する時,入射角が臨界角より小さければ屈折率の小さい物質中へ進み,大きければ全反射する。
→全反射

りんかいがっこう

りんかいがっこう [5] 【臨海学校】
主に夏休みに,海浜で集団生活をしながら,児童・生徒の健康促進などを目的として行われる教育活動。また,そのための施設。

りんかいき

りんかいき [3] 【臨界期】
発達過程において,その時期を過ぎるとある行動の学習が成立しなくなる限界の時期。

りんかいげんしょう

りんかいげんしょう [5] 【臨界現象】
相転移の臨界点の近傍で,ある種の物理量が異常性を示す現象。一般に比熱が異常性を示すほか,例えば強磁性-常磁性の転移では磁化率などにも異常性が現れる。

りんかいこうぎょうちたい

りんかいこうぎょうちたい [9][10] 【臨海工業地帯】
海岸沿いに発展した工業地帯。海外からの原材料の供給や埋め立てなどによる土地取得が容易なため,石油化学・造船・製鉄などの大規模な工場により形成される。
⇔内陸工業地帯

りんかいしつりょう

りんかいしつりょう [6] 【臨界質量】
連鎖反応を維持するために最小限必要な核分裂性物質の質量。臨界量。

りんかいじっけん

りんかいじっけん [5] 【臨界実験】
原子炉を本格的に運転する前に,炉心の特性を調べるために核燃料を入れて行う実験。

りんかいじっけんしょ

りんかいじっけんしょ [0][9] 【臨海実験所】
海洋動植物の研究のため臨海地に設置された実験所。

りんかいじょうたい

りんかいじょうたい [5] 【臨界状態】
(1)なんらかの状態の限界。
(2)液体とその蒸気とが共存できる限界の状態。これは,その物質が液相・気相のどちらに属するともいえない状態で,液体として存在しうる限界を示す。
(3)原子炉において,核分裂連鎖反応が一定の割合で継続している状態。

りんかいせき

りんかいせき【燐灰石】
apatite.

りんかいせき

りんかいせき リンクワイ― [3] 【燐灰石】
リン酸カルシウム(フッ素・塩素などを含む)を主成分とする鉱物。骨や歯の主要構成物。六方晶系,柱状または板状結晶。褐色・緑色・灰色,多くは半透明。各種岩石に含まれる。リンの主要鉱石。人工的にも合成され,人工骨・歯の材料とし,また感ガス・感湿センサーとして用いる。アパタイト。

りんかいてつどう

りんかいてつどう [5] 【臨海鉄道】
臨海工業地帯の貨物輸送のために敷設された鉄道。

りんかいてん

りんかいてん [3] 【臨界点】
低温相から高温相への相転移において,低温相が存在しうる限界の温度。例えば,液相から気相への相転移における臨界状態,強磁性から常磁性への相転移におけるキュリー温度など。

りんかいど

りんかいど リンクワイ― [3] 【燐灰土】
リン酸カルシウムに不純物の混じった土状集合物。白ないし灰褐色。または,リン灰石の土状集合体。

りんかいりょう

りんかいりょう [3] 【臨界量】
⇒臨界質量(リンカイシツリヨウ)

りんかいウランせき

りんかいウランせき リンクワイ― [6] 【燐灰―石】
ウランを含むリン酸塩鉱物。正方晶系に属し,鱗状・薄板状。淡黄色ないし黄緑色で,ガラス光沢がある。紫外線で黄緑色の強い蛍光を発する。花崗岩・ペグマタイト中に産する二次鉱物。人形峠(鳥取県と岡山県の県境)鉱山では,第三系の礫岩(レキガン)・砂岩中から採取された。

りんかく

りんかく [0] 【輪郭・輪廓】
(1)物の周囲をかたちづくっている線。「なだらかな山の―」
(2)物事の概要。大筋。アウトライン。「事件の―」
(3)顔立ち。容貌。「端正な―」

りんかく

りんかく【輪郭】
an outline.→英和
〜のはっきりした clear-cut.〜を述べる outline;give an outline <of> .

りんかすいそ

りんかすいそ リンクワ― [4] 【燐化水素】
(1)ホスフィン。黄リンを水酸化ナトリウム水溶液とともに加熱すると発生する悪臭ある無色の気体。化学式 PH� 猛毒。燃えて五酸化二リンと水を生じる。水素化リン。この水素原子を炭化水素基で置換した化合物もホスフィンと呼ばれる。
(2)ジホスファン。リン化カルシウムと水の反応によって得られる揮発性の無色の液体。化学式 P�H� 自然発火性があり,光に当たるとホスフィンと固体リン化水素に分解する。
(3)固体リン化水素。黄色の粉末。化学式(P�H)�

りんかん

りんかん [0] 【輪換】 (名)スル
放牧地や田畑をいくつかの区画に分けて,順次交替して使用すること。「―放牧」

りんかん

りんかん [0] 【林間】
林の中。林の間。

りんかん

りんかん [0] 【輪奐】
建築物の高大で壮麗なこと。「―の美」

りんかん

りんかん [0] 【輪姦】 (名)スル
複数の男が,次々に一人の女を強姦すること。

りんかん

りんかん [0] 【臨監】
(1)その場にのぞんで監督または監視すること。また,その人。
(2)第二次大戦前,警官が演説会や興行の場に立ち会って,監視・取り締まりをしたこと。

りんかん

りんかん【輪姦】
(a) gang rape.〜する rape <a woman> by turns.

りんかん

りんかん [0] 【林冠】
樹冠がすき間なく接して連続している状態。

りんかん=に酒を煖(アタタ)めて紅葉(コウヨウ)を焼(タ)く

――に酒を煖(アタタ)めて紅葉(コウヨウ)を焼(タ)く
〔白居易の詩の一節から〕
林の中で落ち葉で酒をあたためて飲み,秋の風情をたのしむ。

りんかんがっこう

りんかんがっこう [5] 【林間学校】
主に夏休みに,林間・高原などで集団生活をしながら,児童・生徒の健康促進などを目的として行われる教育活動。また,そのための施設。[季]夏。

りんかんがっこう

りんかんがっこう【林間学校】
a camping[an open-air]school.

りんかんでん

りんかんでん [3] 【輪換田】
田畑(デンパタ)輪換をしている水田。

りんかんめん

りんかんめん リンクワン― [3] 【輪環面】
〔数〕
⇒円環面(エンカンメン)

りんが

りんが 【林歌・臨河】
雅楽の一。舞楽にも管弦にも用いられる。右方に属する高麗平調(コマヒヨウジヨウ)の小曲で,同調唯一の現行曲。四人舞。唐楽の移調曲がある。

りんが

りんが [1] 【鱗芽】
腋芽(エキガ)の一種。芽の葉にあたる部分が養分をたくわえて肥大し,球状となったもの。オニユリなどにみられる。

りんが

りんが [0] 【臨画】
手本どおりに絵を模写すること。また,手本を見て描いた絵。
→写生画

りんがく

りんがく [0] 【林学】
森林および林業に関する技術や経済についての学問。造林学・林政学など。

りんがく

りんがく【林学】
forestry.→英和

りんき

りんき [1] 【悋気】 (名)スル
やきもちをやくこと。男女間の嫉妬。「其様(ソン)な事に―する私でもなく/十三夜(一葉)」「―の炎(ホムラ)は絶える間は無く/真景累ヶ淵(円朝)」

りんき

りんき [1] 【臨機】
その場その時に応じて適当な処置をとること。「―の処置」「材料の有無に由て―に増減取捨する事/一隅より(晶子)」

りんき

りんき【悋気】
⇒嫉妬(しつと).

りんき

りんき【臨機(応変)の】
expedient;→英和
emergency.→英和
〜(応変)に according to circumstances.〜(応変)の処置をとる take proper steps to meet the situation.→英和

りんきおうへん

りんきおうへん [1] 【臨機応変】
その時々の場面や状況の変化に応じて,適切な処置を施すこと。「その辺は―にやりましょう」

りんきゅう

りんきゅう [0] 【臨休】
「臨時休業」「臨時休校」の略。

りんきょう

りんきょう [0] 【隣境】
となりとの境界。また,その地域。「―に事を起こす」

りんきょう

りんきょう [0] 【林況】
林分を形成する樹木の総合的な状態。

りんきん

りんきん [0] 【淋菌・痳菌】
淋病の病原菌。グラム陰性の双球菌。熱と乾燥に弱い。人間にのみ病原性を示し,主として性交により感染。泌尿生殖器に炎症を起こす。1879年ドイツの医師ナイセルが発見。

りんきん

りんきん【淋菌】
a gonococcus.

りんきんなん

りんきんなん 【林琴南】
⇒林紓(リンジヨ)

りんぎ

りんぎ [1] 【稟議】 (名)スル
〔「ひんぎ(稟議)」の慣用読み〕
官庁・会社などで,会議を開くほどに重要でない事項について,案を関係者に回してその承認を求めること。

りんぎしょ

りんぎしょ [0][4] 【稟議書】
稟議のための書類。

りんぎょ

りんぎょ [1] 【臨御】
天子が自ら出向いてその場にのぞむこと。臨幸。「陛下の―を仰ぐ」

りんぎょう

りんぎょう [1][0] 【林業】
森林を育て,木材を得る産業。広義には,木炭製造やキノコの栽培をも含める。

りんぎょう

りんぎょう [0] 【輪業】
自転車の販売を行う職業。

りんぎょう

りんぎょう【林業】
forestry.→英和

りんぎょうきほんほう

りんぎょうきほんほう 【林業基本法】
林業に関する政策の目標を明らかにし,基本的な施策を示す法律。1964年(昭和39)制定。

りんぎょうしけんじょう

りんぎょうしけんじょう [0] 【林業試験場】
林業に関する試験・研究などを行う機関。

りんくう

りんくう [0] 【臨空】
空港の近くにあること。「―立地」「―工業地帯」

りんけ

りんけ 【林家】
江戸幕府の儒官として文教をつかさどった林(ハヤシ)氏。大学頭を世襲した。

りんけい

りんけい [0] 【鱗茎】
地下茎の一種。短い茎の周囲に生じた多数の葉が養分を貯えて多肉となり,球形・卵形になったもの。ユリ・タマネギ・スイセンなどにみられる。

りんけい

りんけい [0] 【鱗形】
うろこに似た形。うろこがた。

りんけい

りんけい [0] 【輪形】
輪の形。わがた。

りんけいさいるい

りんけいさいるい [5] 【鱗茎菜類】
鱗茎を食用とする野菜類。ユリ・タマネギ・ラッキョウなど。

りんけいじん

りんけいじん [3] 【輪形陣】
機動部隊の戦闘陣形。空母を中心にして,戦艦・巡洋艦・駆逐艦などを輪形に配置し,潜水艦や航空機による攻撃を効果的に防ぐ。

りんけいどうぶつ

りんけいどうぶつ [5] 【輪形動物】
袋形動物門の輪毛虫類・腹毛類・動吻虫類の総称。かつて独立の門として扱われた。

りんけん

りんけん [0] 【隣県】
となりの県。

りんけん

りんけん【臨検】
an official inspection;a surprise visit.〜する inspect.→英和

りんけん

りんけん [0] 【臨検】 (名)スル
(1)その場にのぞんで調べること。「屍体を―した医者は/飇風(潤一郎)」
(2)「立ち入り検査」に同じ。
(3)収税官吏・入国警備官などが犯則や違反の調査のため,必要な場所に立ち入り強制的に検査を行うこと。
(4)国際法上,その船舶を拿捕(ダホ)するか否かを決めるため,立ち入って国籍や海員などについての書類を検査すること。

りんげつ

りんげつ [1] 【臨月】
出産の予定の月。うみづき。

りんげつ

りんげつ【臨月】
the last month of pregnancy.彼女は(今月が)〜だ She is going to have a baby (this month).→英和

りんげん

りんげん [0] 【綸言】
天子・天皇のことば。みことのり。
〔「礼記(緇衣)」による。「綸」は組糸。天子の言は発せられた時は糸のように細いが,これが下に達した時は組糸のように太くなる意〕

りんげん=汗(アセ)の如(ゴト)し

――汗(アセ)の如(ゴト)し
〔漢書(劉向伝)〕
出た汗が再び体内に戻り入ることがないように,君主の言は一度発せられたら取り消し難いこと。

りんこ

りんこ [1] 【凛乎】 (ト|タル)[文]形動タリ
きりっとして勇ましいさま。りりしいさま。凛然(リンゼン)。「―たる態度」「彼方(カナタ)を睨(ニラ)みし有様は,―として四下(アタリ)を払ひ/慨世士伝(逍遥)」

りんこう

りんこう [0] 【燐光】
(1)黄リンが空気中で酸化されて出す青白い光。
(2)ルミネセンスの一種。光を当てたのち光を取り除いても,発光が比較的長く残存する現象。
⇔蛍光

りんこう

りんこう【臨港列車】
a boat train.臨港鉄道 a harbor railroad.

りんこう

りんこう [0] 【臨港】
施設などが港の近くにあること。「―工業地帯」

りんこう

りんこう [0] 【輪講】 (名)スル
一つの書物を数人が分担をきめ,かわるがわる講義すること。「源氏物語の―」

りんこう

りんこう [0] 【臨幸】 (名)スル
天子が行幸してその場に臨むこと。

りんこう

りんこう [0] 【燐鉱】
⇒燐鉱石(リンコウセキ)

りんこう

りんこう [0] 【隣交】
隣家または隣国との交際。

りんこう

りんこう【燐光(を発する)】
(emit) phosphorescence.

りんこう

りんこう [0] 【鱗甲】
うろこと,こうら。魚類と貝類。

りんこうせき

りんこうせき [3] 【燐鉱石】
リン酸カルシウムを多量に含む鉱石。リン灰石・グアノなど。リンやリン酸肥料の原料。リン鉱。

りんこうせき

りんこうせき【燐鉱石】
phosphate ore.

りんこうせん

りんこうせん [0] 【臨港線】
船舶の貨物をすぐ貨車に積み替える目的のために,本線から特に埠頭(フトウ)まで引き入れた鉄道線路。臨港鉄道。

りんこうたい

りんこうたい [0] 【燐光体】
リン光を発する物質。アルカリ土類金属(カルシウムなど)の硫化物に微量の重金属(銅など)を混ぜたものなど。発光塗料として用いる。

りんこく

りんこく [0] 【稟告】 (名)スル
〔「ひんこく(稟告)」の慣用読み〕
申し出ること。申し上げること。申告。

りんご

りんご [0] 【林檎】
(1)バラ科の落葉高木。ヨーロッパで古くから果樹として栽培され,日本には明治初期に導入された。春,枝頂に微紅色の五弁花をつける。果実はほぼ球形で,果皮は紅色・緑黄色など。果肉は花托が発達したもので,甘酸っぱく芳香があり,生食のほかジャム・ジュース・酒などにする。西洋林檎。大林檎。[季]秋。
〔「林檎の花」は [季]春〕
(2)古く中国から渡来し,西欧系のリンゴの普及以前に栽培された果樹。和林檎(ワリンゴ)。地林檎。

りんご

りんご【林檎(の木)】
an apple (tree).→英和
林檎酒 cider;→英和
vinegar;→英和
apple wine.

りんごう

りんごう [0] 【隣郷】
となりの村。りんきょう。

りんごく

りんごく [0][1] 【隣国】
となりの国。隣接した国。

りんごく

りんごく【隣国】
a neighboring[an adjacent]country.

りんごさん

りんごさん [0] 【林檎酸】
リンゴ・ブドウなどの果実に存在する二価のカルボン酸。快美な芳香がある。化学式 HOOC・CH�・CH(OH)・COOH 潮解性の無色針状結晶。光学異性体があり,天然のものは L 体。TCA 回路の中間生成物の一。水・アルコールに溶けやすく,清涼飲料水の酸味に用いる。

りんごしゅ

りんごしゅ [3] 【林檎酒】
リンゴの果汁からつくった酒。シードル。

りんごす

りんごす [3] 【林檎酢】
リンゴの果汁を発酵させて造る果実酢。

りんごたいほう

りんごたいほう 【隣語大方】
(1)朝鮮語学習書。雨森芳州を中心とする朝鮮通詞が編纂。1750年以前成立。朝鮮語文に,日本語の対訳を付す。
(2){(1)}をもとに,朝鮮で刊行された日本語学習書。一〇巻。崔麒齢編。1790年刊。貿易に必要な例文を日本文で示し,朝鮮語訳を付す。

りんごどう

りんごどう 【林語堂】
(1895-1976) 中国の文学者。福建省出身。原名は玉堂。米・独の大学で学ぶ。周作人とともに小品文やユーモアを提唱した。1936年に渡米し,英文で中国文化を紹介した。小説「北京好日」,文明論「我が国土・我が国民」など。リン=ユイタン。

りんごびょう

りんごびょう [0] 【林檎病】
伝染性紅斑の俗称。

りんごわたむし

りんごわたむし [5] 【林檎綿虫】
アブラムシ科の昆虫。体長2ミリメートル前後。晩秋に現れるはねのある成虫は,ロウ物質を分泌し飛翔時に綿くずや雪のように見えるため,雪虫とも呼ばれる。リンゴの害虫。

りんさい

りんさい [0] 【輪採】 (名)スル
(1)桑畑を効果的に維持するため,春蚕期に伐採収葉して樹勢の回復をはかること。また,その方式。
(2)資源保護のためにイセエビやアワビなどの魚介類の漁場を数区域に区分し,順次禁漁期間を定め捕獲すること。

りんさい

りんさい [0] 【輪栽】 (名)スル
⇒輪作(リンサク)

りんさいしき

りんさいしき [0] 【輪栽式】
穀類とそれ以外の作物を交代に栽培する農法。近世,イギリスのノーフォーク地方で発達。地力の維持・増進をはかるためにクローバーなどの飼料作物を間にはさむノーフォーク式輪栽が知られる。

りんさく

りんさく【輪作】
crop rotation.〜する rotate crops.

りんさく

りんさく [0] 【輪作】 (名)スル
地力の維持と病虫害をさけるため,同じ土地に生態的性質の異なる作物を一定の期間を置いて周期的に栽培すること。輪栽。
⇔連作

りんさん

りんさん [0] 【林産】
山林から産出すること。また,産出する産物。

りんさん

りんさん【燐酸】
phosphoric acid.燐酸カルシウム calcium phosphate.燐酸肥料 phosphatic fertilizer.

りんさん

りんさん [0] 【燐酸】
五酸化二リンに水を作用させて得る一連の酸の総称。普通,オルトリン酸(化学式 H�PO�)をいう。潮解性の無色柱状結晶。水に溶け,三価の酸として作用する。リン灰石を原料として製造され,リン酸肥料・医薬・洗剤などの原料として広く用いる。
〔自然科学では「リン酸」と書く〕

りんさんえん

りんさんえん [3] 【燐酸塩】
リン酸の水素を金属元素で置換した塩。二水塩は水に可溶,一水塩・正塩はアルカリ金属塩とアンモニウム塩を除いては水に不溶または難溶。肥料・セラミックス材料・吸着剤・歯みがき基材・接着材などに用いられる。

りんさんひりょう

りんさんひりょう [5] 【燐酸肥料】
リン酸を多く含む肥料。水に溶ける速効性のものとクエン酸によく溶けるものがある。過リン酸石灰・トーマスリン肥・骨灰・魚肥など。根の発育,茎・葉の生長や開花・結実を促進する。

りんさんぶつ

りんさんぶつ [3] 【林産物】
山林から産出される産物。木材・薪炭・きのこ類・果実類・油脂類・薬品原料・山菜など。

りんさんぶつ

りんさんぶつ【林産物】
forest products.

りんさんアンモニウム

りんさんアンモニウム [8] 【燐酸―】
リン酸またはリン酸塩溶液にアンモニアを通じて得る無色柱状の結晶。化学式(NH�)�PO� 水に可溶。窒素・リンの肥料として用いる。リン安。

りんさんカルシウム

りんさんカルシウム [7] 【燐酸―】
天然にリン灰石の主成分として産出する水に不溶の白色無定形物質。化学式 Ca�(PO�)� 動物の骨や歯の主成分。陶磁器の釉(ウワグスリ),歯磨き粉などに用いる。リン酸石灰。

りんさんコデイン

りんさんコデイン [6] 【燐酸―】
⇒コデイン

りんざい

りんざい 【臨済】
(?-867) 中国,唐代の禅僧。名は義玄。臨済宗の開祖。黄檗(オウバク)希運の法を嗣ぎ,厳しい門弟指導で知られる。中国禅宗のうち,この法系がもっとも振るった。勅諡(チヨクシ)は慧照禅師。臨済禅師と通称。
→臨済宗

りんざい

りんざい [0] 【臨在】 (名)スル
(神が)その場に臨むこと。そこにおられること。「神の―」

りんざい=の喝(カツ)徳山(トクザン)の棒(ボウ)

――の喝(カツ)徳山(トクザン)の棒(ボウ)
〔伝灯録〕
臨済禅師の大喝と徳山和尚(782-865)の痛棒。ともに学徒教導の方法として用いたもので,禅修行の厳しさをいう。

りんざいしゅう

りんざいしゅう [3] 【臨済宗】
禅宗の一派。開祖は唐の臨済義玄。のち楊岐・黄竜二派に分かれた。鋭く厳しい宗風をもち,公案の工夫による修行を重視。日本では鎌倉初期に入宋した明庵栄西(ミヨウアンエイサイ)が黄竜派の禅を伝えたのに始まる。その後の伝来は楊岐派の系統が圧倒的。鎌倉・室町時代に大いに興隆し,室町幕府は五山の制をつくって保護した。

りんざいじ

りんざいじ 【臨済寺】
静岡市大岩町にある臨済宗妙心寺派の寺。山号,大竜山。1536年今川氏輝の墓所を設け寺として開基。徳川家康は幼時,人質としてここに住み,太原崇孚(タイゲンスウフ)に学んだ。池庭は名園として有名。

りんざいぜん

りんざいぜん [3] 【臨済禅】
臨済宗の宗風や修行の特質を強調した語。多く修行・教育の方法が厳格で激しいこと,あるいは公案の工夫を重視することをいう。
⇔曹洞禅

りんざいろく

りんざいろく 【臨済録】
一巻。唐の臨済宗の開祖臨済義玄の語録。弟子の慧然の編集。詳しくは「鎮州臨済慧照禅師語録」

りんざいろくしょう

りんざいろくしょう 【臨済録抄】
抄物の一。「臨済録」を注釈したもの。万里集九(バンリシユウク)(1428-?)のもの(梅庵鈔)や沢庵宗彭(タクアンソウホウ)のものなどがある。

りんし

りんし 【臨淄】
中国,山東省中部の古都。春秋戦国時代の斉の都。経済・学術の中心として栄えた。

りんし

りんし [1][0] 【臨死】
死に直面し,死というものを感知すること。「―体験」

りんし

りんし [1] 【淋糸・痳糸】
慢性淋菌性尿道炎の患者の尿中に見られる糸状の浮遊物。

りんししつ

りんししつ [3] 【燐脂質】
複合脂質の一。リン酸エステルまたは炭素原子にリン原子が結合した構造を含む脂質の総称。生物体に広く存在し,生体膜の構成物質,代謝の中間物質として重要。レシチン(ホスファチジルコリン)・ホスファチジルエタノールアミンなど。ホスファチド。

りんしつ

りんしつ [0] 【淋疾】
⇒淋病(リンビヨウ)

りんしつ

りんしつ [0] 【隣室】
となりの部屋。「―の客」

りんしつ

りんしつ【隣室】
the next room.

りんしもく

りんしもく [3] 【鱗翅目】
昆虫の分類の一目。チョウとガの類。成虫は,普通二対のはねをもち,体とはねは鱗毛・鱗粉に覆われる。口器は吻(フン)状で,一部の種では退化している。幼虫はイモムシまたは毛虫で,主に植物の葉を食べて育つ。成熟すると蛹(サナギ)となり,繭に包まれるものもある。完全変態をする。世界に約二〇万種が知られる。鱗翅類。

りんしゃ

りんしゃ [0] 【臨写】 (名)スル
手本を見て書くこと。臨書。

りんしゃく

りんしゃく [0] 【悋惜・吝惜】
〔「りんじゃく」とも〕
(1)物惜しみすること。りんせき。「御―無ク賜ワルベク候/日葡」
(2)嫉妬。悋気(リンキ)。りんせき。「身づからが夫(ツマ)の宿通ひを深く―申すによつて/狂言・女楽阿弥(天正本)」

りんしょ

りんしょ [0] 【臨書】 (名)スル
書道で,手本を見てそのとおりに書くこと。また,そうして書いた書。臨写。
⇔自運

りんしょう

りんしょう [0] 【輪唱】 (名)スル
二声部以上からなる楽曲において,同じ旋律を各声部が等しい間隔をおいて順次に歌ってゆく唱法。

りんしょう

りんしょう [0] 【臨床】
病床に臨んで実地に患者の診療にあたること。

りんしょう

りんしょう [0] 【林鐘】
(1)中国音楽の十二律の一。黄鐘(コウシヨウ)から八番目の音。日本の黄鐘(オウシキ)にあたる。
→十二律
(2)陰暦六月の異名。[色葉字類抄]

りんしょう

りんしょう【臨床(外科)】
clinical (surgery).→英和
‖臨床医学 clinical medicine.臨床家[医]a clinician.

りんしょう

りんしょう【輪唱】
《楽》a round.→英和

りんしょう

りんしょう [0] 【林床】
森林の中の地表面。太陽光線が届きにくく暗いので,そこに適応した植物が生育する。

りんしょうい

りんしょうい [3] 【臨床医】
実地に患者に接して診断・治療を行う医師。

りんしょういがく

りんしょういがく [5] 【臨床医学】
実地に患者の治療を目的とする医学。内科・外科・小児科・産婦人科をはじめ多数の独立した診療科がある。
⇔基礎医学

りんしょういん

りんしょういん リンシヤウヰン 【麟祥院】
東京都文京区湯島にある臨済宗妙心寺派の寺。山号,天沢山。1624年,春日局(カスガノツボネ)の創建で,その墓がある。枳殻寺(カラタチデラ)。

りんしょうけんさ

りんしょうけんさ [5] 【臨床検査】
病気の診断・治療方針の決定・予後の判定などの資料とするため,患者の血液・尿・便や体の組織の一部などを調べたり,脳波や心電図を測定すること。

りんしょうけんさぎし

りんしょうけんさぎし [8] 【臨床検査技師】
国家試験により免許を受け,医師の指導監督のもとに各種の臨床検査を行う者。

りんしょうこうがくぎし

りんしょうこうがくぎし [9] 【臨床工学技士】
国家試験により免許を受け,医師の指導・監督の下に医療機器の操作および保守点検を行う者。

りんしょうしんりがく

りんしょうしんりがく [7] 【臨床心理学】
心理的な問題の解決や適応のため,助言・相談や診断・治療,およびその研究を行う,心理学の応用分野。

りんしょうじょ

りんしょうじょ 【藺相如】
中国,戦国時代の趙(チヨウ)の政治家。「和氏(カシ)の璧(タマ)」を一五城と交換したいという秦の申し入れに対し,秦に赴いたが,秦の策謀を見抜き璧を完うして帰国(完璧(カンペキ))。また,将軍廉頗(レンパ)と刎頸(フンケイ)の交わりを結び,趙の維持に努めた。生没年未詳。

りんしょうじんもん

りんしょうじんもん [5] 【臨床尋問】
証人が病床にあり出頭できない場合に,裁判所がそこにおもむいて行う尋問。

りんしょく

りんしょく [0][1] 【吝嗇】 (名・形動)[文]ナリ
ひどく物惜しみする・こと(さま)。けち。「―家」「酔はざる時には―なる新右衛門/いさなとり(露伴)」

りんしょく

りんしょく【吝嗇】
⇒けちな.

りんしん

りんしん [0] 【稟申】 (名)スル
〔「ひんしん(稟申)」の慣用読み〕
申し上げること。「内務大臣に―するまでは/社会百面相(魯庵)」

りんしん

りんしん 【林森】
(1867-1943) 中国の政治家。福建省の人。孫文の革命運動を助け,のち蒋介石の南京政府に入り,国民党右派の元老として重きをなした。リン=セン。

りんじ

りんじ [1] 【綸旨】
〔「りんし」とも。綸言の旨の意〕
(1)天皇の意を体して蔵人(クロウド)や側近が発行する奉書形式の文書。平安中期から南北朝時代に多く発行された。
(2)天子などの命令。
→綸言

りんじ

りんじ [0] 【臨時】
(1)定まった時ではなく,その時に応じて事をなすこと。定期的でないこと。「―に増発する」「―ニュース」
(2)長く続くものではなく,一時的であること。「―の仕事」

りんじ

りんじ【臨時の(に)】
special(ly);→英和
temporary(-ily).→英和
‖臨時休業 an extra holiday; <掲示> No Business Today.臨時教員 a substitute teacher.臨時国会 an extraordinary session of the Diet.臨時試験 a special examination.臨時増刊 an extra edition[number].臨時ニュース a (news) flash.臨時費 incidental expenses (臨時支出);emergency funds (予備費).臨時雇 a temporary employee.臨時予算 a provisional budget.臨時列車 a special train.

りんじかい

りんじかい [3] 【臨時会】
(1)常会・定例の会以外で,必要な場合に開かれる会合。
(2)特に,臨時国会。

りんじがみ

りんじがみ [3] 【綸旨紙】
宿紙の別称。綸旨を書く料紙としたのでいう。

りんじきごう

りんじきごう [4] 【臨時記号】
楽曲の途中で一つの音の高さを一時的に変化させる記号。種々の変化記号・本位記号がある。

りんじきゃく

りんじきゃく 【臨時客】
中古,正月二日に,摂関家や大臣家が親王・公卿以下を招いて行なった私的な宴。「二日,宮の大饗はとまりて,―ひんがしおもてとりはらひて/紫式部日記」

りんじきょういくかいぎ

りんじきょういくかいぎ 【臨時教育会議】
第一次大戦後の教育改革に関する調査審議を目的として1917年(大正6)から19年まで設置された内閣の諮問機関。その答申により昭和初期までの教育制度の基調がうちだされ,公・私立大学の設置が認められた。

りんじきょういくしんぎかい

りんじきょういくしんぎかい 【臨時教育審議会】
教育改革のための内閣総理大臣直属の諮問機関。1984年(昭和59)設置。87年最終答申をもって解散。臨教審。

りんじきんりちょうせいほう

りんじきんりちょうせいほう 【臨時金利調整法】
民間金融機関の預金金利・貸し出し金利の最高限度の決め方を定めた基本法。1947年(昭和22)制定。臨金法。

りんじぎょうせいちょうさかい

りんじぎょうせいちょうさかい 【臨時行政調査会】
行政制度とその運営の改善に関して調査・審議し,内閣総理大臣に意見を述べるなどする国の付属機関。1962年(昭和37)に設置され64年に最終答申を発表したものと,81年に設置された第二次のもの(通称,第二臨調)がある。臨調。
→行革審

りんじく

りんじく [0] 【輪軸】
水平な軸に半径の異なる二個以上の滑車を連結して取り付け,それぞれに綱や鎖を巻きつけた装置。てこと同様の原理によって,小さな力で重い物体を揚げ降ろしすることができる。

りんじこう

りんじこう [0][3] 【臨時工】
臨時に雇われる工業労働者。

りんじこくごちょうさかい

りんじこくごちょうさかい 【臨時国語調査会】
国語に関する事項を調査するために,1921年(大正10)文部省に設置された機関。常用漢字表・仮名遣改定案・字体整理案などを発表。34年(昭和9),国語審議会の設置に伴い廃止された。

りんじこっかい

りんじこっかい [4] 【臨時国会】
通常国会のほかに,必要に応じて臨時に召集される国会。いずれかの議院の総議員四分の一以上の要求による。
〔法令上は「臨時会」という〕
→通常国会
→特別国会

りんじしょとく

りんじしょとく [4] 【臨時所得】
役務の提供を約することにより一時に取得する契約金など,臨時に発生する所得。平均課税の対象とされる。

りんじせいふ

りんじせいふ [4] 【臨時政府】
政治的変動により正統政府が崩壊した場合,あらたに正統政府がつくられるまで事態収拾にあたる臨時の政府。

りんじのじもく

りんじのじもく 【臨時の除目】
平安時代,春秋の定例の除目以外に行われる臨時の任官式。小除目(コジモク)。

りんじのまつり

りんじのまつり 【臨時の祭(り)】
定例の本祭り以外に,臨時に行われる祭り。賀茂神社は陰暦一一月の下の酉(トリ)の日に,石清水神社は陰暦三月の中の午(ウマ)の日に,八坂神社は陰暦六月一五日に行われた。

りんじひ

りんじひ [3] 【臨時費】
臨時に支出する費用。
⇔経常費

りんじほう

りんじほう [0] 【臨時法】
一時の事態に対応するために制定され,有効期間を定めていない法令。
→限時法

りんじゃく

りんじゃく [0] 【輪尺】
立ち木の胸高直径を測る F 字形の器具。折り畳むと棒状になる。

りんじやとい

りんじやとい [4] 【臨時雇い】
必要に応じて臨時に雇い入れること。また,その人。

りんじゅう

りんじゅう【臨終に】
at one's death;on one's deathbed.〜の言葉 one's dying[last]words.

りんじゅう

りんじゅう [0] 【臨終】
死に臨むこと。また,死ぬこと。末期(マツゴ)。臨命終。「―を迎える」「ご―です」

りんじゅうしょうねん

りんじゅうしょうねん [5] 【臨終正念】
臨終の際,心を乱すことなく,阿弥陀仏にひたすら念じて極楽往生を願うこと。

りんじょ

りんじょ 【林紓】
(1852-1924) 中国の翻訳家。福建省出身。字(アザナ)は琴南。デュマの「椿姫」をはじめ各国の作品を助手に翻訳させ,古文にまとめて紹介した。保守的文人で白話(口語)運動反対の急先鋒。リン=シュー。

りんじょう

りんじょう [0] 【鱗状】
うろこのような形。「―の模様」

りんじょう

りんじょう [0] 【臨場】 (名)スル
物事の行われている場所に臨むこと。臨席。

りんじょう

りんじょう [0] 【輪状】
輪(ワ)のような形。

りんじょう

りんじょう【臨場する】
visit;→英和
attend;→英和
be present <at> .臨場感 <concert-hall> presence.→英和

りんじょうかん

りんじょうかん [3] 【臨場感】
あたかもその場に臨んでいるような感じ。「―あふれる中継放送」

りんじれっしゃ

りんじれっしゃ [4] 【臨時列車】
季節的・一時的な輸送需要に対応するため,臨時に運転される列車。

りんじん

りんじん【隣人】
a neighbor.→英和
隣人愛 neighborly love.

りんじん

りんじん [0] 【隣人】
隣近所に住む人。「―のよしみ」

りんじんあい

りんじんあい [3] 【隣人愛】
(1)身近な人々への愛情。
(2)キリスト教倫理で,他者たる隣人に対する愛。

りんず

りんず [0][1] 【綸子・綾子】
〔「綾子」の唐音〕
しゅす織りの地にその裏組織で地紋を織り出した絹織物。織りあげたのち,精練する。滑らかでつやがある。

りんずがみ

りんずがみ [3] 【綸子紙】
白粉(オシロイ)の包み紙に用いる和紙。

りんせい

りんせい [0] 【輪生】 (名)スル
茎の一つの節に葉が三枚以上つく葉序。
→対生
→互生
→葉序

りんせい

りんせい [0] 【林政】
森林や林業に関する行政。

りんせい

りんせい [0] 【稟請】 (名)スル
〔「ひんせい(稟請)」の慣用読み〕
上役に申し出て要請すること。申請。「決裁を―する」

りんせいどう

りんせいどう [3] 【燐青銅】
銅合金の一。青銅にリンを添加して,内部の酸化物を除去し,0.5パーセント以下のリンを残留させ,強さ・靭性・耐食性を増大させたもの。軸受け,船舶のプロペラ,圧延板・ばねなどに利用。

りんせいぶし

りんせいぶし 【林清節】
説教浄瑠璃の一。寛文・元禄年間(1661-1704)に活躍した京都の歌念仏の名手日暮(ヒグラシ)林清が創始したもの。その曲節は義太夫節にも取り入れられている。

りんせき

りんせき【臨席する】
attend;→英和
be present <at> .臨席者 those present;an attendance (総称).→英和

りんせき

りんせき [0] 【臨席】 (名)スル
その席に臨むこと。会合や式に出ること。出席。「式典に知事が―する」

りんせき

りんせき [0] 【悋惜・吝惜】 (名)スル
⇒りんしゃく(悋惜)

りんせき

りんせき [0] 【隣席】
となりの座席。

りんせつ

りんせつ【隣接(町村)】
neighboring[adjacent](towns and villages).→英和

りんせつ

りんせつ [0] 【隣接】 (名)スル
となり合わせになっていること。「―している国々」

りんせつ

りんせつ [0] 【鱗屑】
角質の産生が病的になったため,ぬか状・板状などとなって皮膚表面に付着したもの。

りんせつすいいき

りんせつすいいき [5] 【隣接水域】
⇒接続水域(セツゾクスイイキ)

りんせん

りんせん [0] 【臨戦】
戦いに臨むこと。戦闘を開始しようとすること。「―態勢をとる」

りんせん

りんせん 【臨川】
中国,江西省中部の県。宋代の王安石の生地。リンチョワン。

りんせん

りんせん [0] 【綸宣】
天子のみことのり。綸言。綸旨。

りんせん

りんせん [0] 【林泉】
庭園の雅称。木立や流水・池泉などのある庭園。

りんせんしゅう

りんせんしゅう 【臨川集】
王安石の詩文集。一〇〇巻。1140年刊。臨川先生文集。

りんせんじ

りんせんじ 【臨川寺】
京都市右京区嵯峨にある臨済宗天竜寺派の寺。山号,霊亀山。1335年,亀山天皇の離宮川端御所の跡に,夢窓疎石を開山として建てられた。応仁の乱で焼失。現在は天竜寺の一塔頭(タツチユウ)。

りんせんじばん

りんせんじばん [0] 【臨川寺版】
五山版の一。室町時代,臨川寺から出版された図書。宋元版の覆刻が多い。

りんぜつ

りんぜつ [0] 【輪説・臨説】
(1)雅楽の楽器(特に箏(ソウ))の特殊な演奏法。通常の演奏の各音型の合間に臨時の装飾的音型を多く挿入するもので,熟達した奏者の腕の見せ場。古くは各楽器にあったが,中世以後は箏のみに残る。
→残り楽
(2)師伝や故実に外れた異端の見解。

りんぜつ

りんぜつ [0] 【倫説・輪舌・林説・林雪】
筑紫箏(ツクシゴト)・俗箏(ゾクソウ)の器楽曲の類の曲名。輪説{(1)}からできた。後の生田流・山田流の「乱(ミダレ)(乱輪舌)」の原形と見なされるもので,近世初期には三味線や一節切(ヒトヨギリ)尺八の曲も存在した。

りんぜん

りんぜん [0] 【凛然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)寒さの厳しいさま。「―として寒冷(サムサ)膚へに徹り/竜動鬼談(勤)」
(2)りりしく勇ましいさま。凛乎(リンコ)。「―たる態度」「精神爽(サワ)やかに意気―として/復活(魯庵)」

りんそう

りんそう [0] 【林藪】
(1)はやしとやぶ。
(2)草深い田舎。

りんそう

りんそう [0] 【林葬】
〔仏〕 四葬の一。死体を林中に放置して鳥獣に施す葬り方。

りんそう

りんそう [0] 【林相】
樹種・樹齢,樹冠や木の生育状態などによる森林の様子・形態。

りんそうきん

りんそうきん [0] 【輪走筋】
⇒環状筋(カンジヨウキン)

りんそうるい

りんそうるい リンサウ― [3] 【輪藻類】
⇒車軸藻植物(シヤジクモシヨクブツ)

りんそくじょ

りんそくじょ 【林則徐】
(1785-1850) 中国,清末の政治家。福建省の人。字(アザナ)は少穆。諡(オクリナ)は文忠。阿片(アヘン)厳禁論を主張,1838年欽差大臣として阿片没収や輸入禁止を断行。阿片戦争を招来,責を問われ左遷された。著「林文忠公政書」

りんそん

りんそん [0] 【隣村】
となりの村。隣里。

りんぞう

りんぞう リンザウ 【輪蔵】
能の一。脇能物。観世弥次郎長俊作。北野天神へ参詣した太宰府の僧が,輪蔵を拝んでいると老翁が現れ,輪蔵のいわれを語る。その夜,傅大士(フダイシ)が現れ釈迦一代説法の経箱を僧に与えて楽を舞い,火天(カテン)が天下って輪蔵の経文を転読させる。

りんぞう

りんぞう [0] 【輪蔵】
⇒転輪蔵(テンリンゾウ)

りんぞく

りんぞく [1] 【鱗族】
うろこのある動物。魚類をいう。

りんたんぱくしつ

りんたんぱくしつ [6] 【燐蛋白質】
リン酸を含むタンパク質の総称。牛乳に含まれるカゼイン,卵黄に含まれるホスビチン・ビテリンなど。

りんだい

りんだい 【輪台】
舞楽の一。左方に属する盤渉(バンシキ)調の中曲。四人による平舞。通常,青海波(セイガイハ)を破とする序として舞われる。もと西域の輪台の民俗芸能に由来する。

りんだい

りんだい [0] 【輪台】
針金を曲げて作った菊花を支える台。

りんだめ

りんだめ [0] 【厘揉・釐揉】
⇒釐等具(レイテング)

りんち

りんち [1] 【隣地】
となりの土地。隣接している土地。

りんち

りんち [1] 【臨池】
〔王羲之の「与�人書」に「張芝臨�池学�書,池水尽黒」とあり,張芝が池に臨んで習字した故事から〕
てならい。習字。書道。

りんち

りんち [1] 【林地】
林木が立っている土地。

りんち

りんち [1] 【臨地】
実際に現地に臨むこと。

りんちしゃせんせいげん

りんちしゃせんせいげん [7] 【隣地斜線制限】
建築基準法による建築物の高さの制限の一。隣接する敷地の日照などを考慮して決められる建築物の高さ制限。敷地境界線からの距離によって定まる。
→斜線制限

りんちゅう

りんちゅう [1] 【林中】
林の中。

りんちゅう

りんちゅう [0] 【鱗虫】
うろこのある動物。蛇などのこと。

りんちゅうるい

りんちゅうるい [3] 【輪虫類】
袋形動物門輪虫綱の動物の総称。
→輪虫(ワムシ)

りんちょう

りんちょう リンテウ [1] 【臨調】
⇒臨時行政調査会(リンジギヨウセイチヨウサカイ)

りんづけ

りんづけ 【厘付・釐付】
江戸時代,石高に対して一定の租率を乗じて税額を算出すること。

りんづけどり

りんづけどり 【厘付取】
江戸時代,厘付により年貢を徴収すること。主として関西の田地に行われた。厘取。
→反取(タンドリ)

りんてい

りんてい [0] 【輪蹄】
車輪と馬蹄。車と馬。車馬。

りんてん

りんてん [0] 【輪転】 (名)スル
(1)輪(ワ)のようにまわること。
(2)輪廻(リンネ)のこと。

りんてんき

りんてんき【輪転機】
a rotary press.

りんてんき

りんてんき [3] 【輪転機】
印刷機械の一。円筒型の版面と円筒型の圧胴との間に巻き取り紙を通し,連続回転させて印刷する機械。版式により,活版・オフセット・グラビアなどの機種がある。高速で,大量の印刷ができる。

りんと

りんと [1] 【凛と】 (副)
〔形容助詞「凛たり」の連用形から〕
(1)態度や姿などがりりしくひきしまっているさま。「―した態度で会議に臨む」「―した,涼しい目元で/幇間(潤一郎)」
(2)声や音がよく響くさま。「丑松の―した声が起つた/破戒(藤村)」
(3)寒気のきびしいさま。

りんとう

りんとう リンタウ 【臨洮】
中国,秦代におかれた県名で,万里の長城の西の起点。現在の甘粛省岷(ビン)県。

りんどう

りんどう【龍胆】
《植》a gentian.→英和

りんどう

りんどう [1] 【竜胆】
〔古くは「りうだう」「りうたん」とも〕
(1)リンドウ科の多年草。山野に生え,切り花用に改良して栽培もされる。高さ約60センチメートル。葉は披針形で対生。秋,茎頂と上方の葉腋に筒状鐘形で先が五裂する紫青色の花をつけ,日を受けて開く。根は苦みが強く,竜胆(リユウタン)の名で健胃薬とされる。笹竜胆(ササリンドウ)。[季]秋。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は蘇芳(スオウ),裏は青。秋用いる。
(3)家紋の一。{(1)}の花や葉をかたどったもの。
竜胆(1)[図]
竜胆(3)[図]

りんどう

りんどう [0] 【倫道】
人間の踏み行うべき道。人倫。

りんどう

りんどう [0] 【林道】
森や林の中の道。特に林産物を運搬するために森林の内外に設けられた道。

りんどう

りんどう【林道】
a woodland path.

りんどく

りんどく [0][1] 【淋毒・痳毒】
淋病。また,淋菌の俗称。

りんどく

りんどく【輪読する】
read <a book> in turn.輪読会 a reading circle.

りんどく

りんどく [0] 【輪読】 (名)スル
数人が一冊の本をかわるがわる読んで解釈し意見を交わすこと。「万葉集を―する」

りんどり

りんどり [0] 【厘取・釐取】
⇒厘付取(リンヅケドリ)

りんね

りんね【輪廻】
the transmigration of the soul;→英和
metempsychosis.→英和

りんね

りんね [1] 【輪廻】 (名)スル
〔「りんえ」の連声〕
(1)〔仏〕
〔梵 saṃsāra 流れる意〕
生あるものが死後,迷いの世界である三界・六道を次の世に向けて生と死とを繰り返すこと。インド思想に広くみられる考えで,仏教の基本的な概念。生死(シヨウジ)。輪廻転生(リンネテンシヨウ)。流転(ルテン)。
(2)連歌・俳諧で,一巻中に同意・同想の語句や趣向が繰り返されるのを嫌っていう語。
(3)ある一連の経過を経て生起する地学現象が,循環的に繰り返すと考えていう語。地形輪廻など。サイクル。
(4)執着の深いこと。「―したる女かな/浄瑠璃・出世景清」

りんのうじ

りんのうじ リンワウ― 【輪王寺】
(1)栃木県日光市にある天台宗の寺。山号,日光山。766年勝道が開創した四本竜寺に始まるという。一時衰微したが,慶長年間(1596-1615)天海が再興。1616年徳川家康の遺骨を移葬し,霊廟(レイビヨウ)東照宮を造営,55年輪王寺と号す。明治の神仏分離令により東照宮とは分かれた。
(2)東京都台東区上野公園にある天台宗の寺。もと東叡山寛永寺の本坊。門跡寺院。

りんのうじごうはんしき

りんのうじごうはんしき リンワウ―ガウハン― 【輪王寺強飯式】
日光山輪王寺三仏堂で四月二日に行う修験道の行事。大黒・弁財・毘沙門の開運三天ならびに日光三社権現からいただいた大椀に山盛りの飯(御供(ゴク))を頂戴人に強いるもの。

りんのうじのみや

りんのうじのみや リンワウ― 【輪王寺宮】
日光輪王寺の門跡であった法親王の称号。

りんばかり

りんばかり [3] 【厘秤・釐秤】
秤座(ハカリザ)で作られた棒秤のうち,厘単位まで計れる小形のものの俗称。りんだめし。りんだめ。

りんばつ

りんばつ [0] 【輪伐】 (名)スル
森林の伐採を区画を決めて順次行うこと。

りんばん

りんばん [0] 【輪番】
大勢の人が順番を決めてかわるがわる事にあたること。まわりもち。「役員は―制にする」

りんばん

りんばん【輪番に】
in turn;by turns.輪番制 a rotation system.

りんぱ

りんぱ 【琳派】
「光琳派(コウリンハ)」の略。

りんぱん

りんぱん [0] 【林班】
林業で,森林区画の単位。屋根筋・河川など自然地形を用いて境界を設定し,施業の便を図る。

りんびょう

りんびょう【淋病】
gonorrh(o)ea; <俗> the clap.→英和

りんびょう

りんびょう [0] 【淋病・痳病】
淋菌の感染による性病。潜伏期は一〜七日。尿道・膣(チツ)などの粘膜に炎症が起き,尿道から膿が出,排尿時に疼痛(トウツウ)・灼熱感がある。治療が不完全だと,炎症は生殖器や眼結膜へと波及する。淋疾。トリッペル。

りんぴ

りんぴ [1] 【鱗被】
イネ科植物の花の器官の一。雄しべと互生する小さな鱗片状のもの。花被に相当する。小鱗。

りんぴ

りんぴ [1] 【燐肥】
リン酸肥料のこと。

りんぴょう

りんぴょう 【林彪】
(1908-1971) 中国の軍人。北伐に参加,毛沢東・朱徳らと紅軍を創建。軍要職を歴任し文化大革命を推進。毛沢東の後継者に指名されたが,党内対立を生じ,反毛クーデターを計画。失敗して飛行機で逃亡中,墜落死亡したとされる。リン=ピアオ。

りんぶ

りんぶ [1] 【輪舞】 (名)スル
大勢の人が輪になって踊ること。

りんぶきょく

りんぶきょく [3] 【輪舞曲】
(1)輪舞に使われる音楽。
(2)ロンド・ロンドーを共にさす語として使われた古い訳語。

りんぶん

りんぶん [0] 【林分】
林相が一様で,となり合う森林と区別できるひとまとまりの森林。

りんぷう

りんぷう 【臨風】
⇒笹川(ササカワ)臨風

りんぷん

りんぷん [0] 【鱗粉】
チョウやガのはねの表面をおおう微細で扁平な構造物。色素顆粒に満たされ,固有の紋様を形成する。鱗片。

りんぺん

りんぺん [0] 【鱗片】
(1)うろこの一片。また,うろこ状の細片。
(2)生物体の表面をおおううろこ状の構造物。シダ類の根茎,葉柄の突起,ウロコムシの背面の扁平板,チョウやガの鱗粉など。

りんぺんよう

りんぺんよう [3] 【鱗片葉】
(1)タマネギなどの鱗茎をつくる多肉の葉。鱗葉。
(2)冬芽を包む芽鱗(ガリン)などの総称。

りんぼ

りんぼ [1] 【臨模・臨摹】 (名)スル
⇒りんも(臨模)

りんぼう

りんぼう [0] 【輪宝】
〔「りんぽう」とも〕
〔仏〕
(1)理想の王とされる転輪王の七宝の一。車輪の形をし,王の外出の際にはその前を進んで障害を打破する。仏の教説にたとえる。
(2){(1)}をかたどった密教の仏具。悪を打破するとされる。
輪宝(2)[図]

りんぼうがい

りんぼうがい [3] 【輪宝貝】
海産の巻貝。殻高約3センチメートル,殻径約4.5センチメートル。殻は低い円錐形で,長さ約2センチメートルの棘(トゲ)状の突起が八本ほど生える。殻表は光沢のある赤紫色で,底面は淡黄色。本州中部以南の砂泥底にすむ。

りんぼく

りんぼく [0] 【林木】
森林の木。特に,林業の対象となる木。

りんぼく

りんぼく [0] 【橉木】
バラ科の常緑小高木。暖地の山地に自生。葉は長楕円形で革質。秋,葉腋(ヨウエキ)から短い穂状花序を出し,白色の小花を密生。多数の長い雄しべが目立つ。ヒイラギガシ。カタザクラ。

りんぼく

りんぼく [0] 【鱗木】
石炭紀に繁茂したリンボク目の大形木本性シダ植物。高さは30メートルに達した。葉の落ちた跡が菱形で,螺旋(ラセン)状に密に配列しているのがうろこのように見える。石炭の原木の一つ。ウロコギ。

りんぼつ

りんぼつ [0] 【淪没】 (名)スル
沈み没すること。衰え滅びること。「遂に必ず下流に―すべし/西国立志編(正直)」

りんぽ

りんぽ 【林逋】
(967-1028) 中国,北宋の詩人。諡号(シゴウ),和靖。西湖中の孤山に隠棲し,梅を妻とし鶴を子として過ごした。西湖の美しい自然を詠じた。著「林和靖先生詩集」

りんぽ

りんぽ [1] 【隣保】
となり近所。近所の人々や家々。

りんぽう

りんぽう [0] 【隣邦】
となりの国。

りんぽじぎょう

りんぽじぎょう [4] 【隣保事業】
⇒セツルメント

りんぽせい

りんぽせい [0] 【隣保制】
中国で,近隣の数家を組み合わせて治安などに連帯責任を負わせる行政組織の制度。唐代には,近隣の四家を隣とし,当家を加えた五家を保とした。

りんぽどうめい

りんぽどうめい 【隣保同盟】
古代ギリシャで,神殿と祭祀(サイシ)の保護・維持のため,近隣のポリスや種族が結んだ同盟。

りんぽん

りんぽん [0] 【臨本】
臨写のための,書画などの手本。

りんまい

りんまい [0] 【稟米・廩米】
蔵に貯えてある米。江戸時代,幕府・諸藩が家臣の俸禄にあてるため蔵に貯えた米。

りんみょうじゅう

りんみょうじゅう [3] 【臨命終】
「臨終(リンジユウ)」に同じ。

りんむ

りんむ [1] 【林務】
森林に関する業務。

りんめい

りんめい [0] 【綸命】
天子の命令。綸言。

りんめつ

りんめつ [0] 【淪滅】 (名)スル
沈み滅びること。滅びてなくなること。「終に名器も―するに至る/新聞雑誌 31」

りんも

りんも [1] 【臨模・臨摹】 (名)スル
手本を見ながら書くこと。また,手本をすき写しにすること。臨写と模写。りんぼ。

りんもう

りんもう [0] 【鱗毛】
多細胞からなる植物の毛。複雑に分枝した盾状や魚鱗状の構造で,グミやシダ類の葉にある。

りんもう

りんもう [0] 【厘毛】
きわめてわずかなこと。ほんの少し。「―の利を争う」「地頭も百姓も―の軽重あることなし/学問ノススメ(諭吉)」

りんや

りんや [1] 【林野】
森林と野原。「―を駆けめぐる」

りんや

りんや【林野】
forests and fields.‖林野庁 the Forestry Agency.

りんやちょう

りんやちょう [3] 【林野庁】
農林水産省の外局の一。国有林の管理・経営,その他林業に関する業務を取り扱う。地方部局として営林局・営林署がある。

りんゆう

りんゆう リンイフ 【林邑】
チャンパ国の中国名。二世紀末から八世紀半ば頃までの呼称。

りんゆう

りんゆう [0] 【隣佑】
隣家に住む人。隣人。

りんゆうがく

りんゆうがく リンイフ― [3] 【林邑楽】
古代日本に伝来した外国楽舞の一種。伝来者は736年来日の林邑人僧侶仏哲といわれるが,楽舞自体は中国の胡楽(コガク)である天竺楽(テンジクガク)(インド起源)につながると考えられる。平安時代以降は左方(サホウ)唐楽に編入された。「抜頭(バトウ)」「陪臚(バイロ)」「胡飲酒(コンジユ)」「迦陵頻(カリヨウビン)」「陵王(リヨウオウ)」などの曲がそれにあたるといい伝える。

りんよう

りんよう [0] 【鱗葉】
⇒鱗片葉(リンペンヨウ)(1)

りんようるいじんしゅう

りんようるいじんしゅう リンエフルイヂンシフ 【林葉累塵集】
歌集。二〇巻。下河辺長流編。1670年刊。自作の一五〇余首のほか,当時の民間の和歌一三六〇余首を,春・夏・秋・冬・恋・雑・雑体に分類した私撰集。

りんらく

りんらく [0] 【淪落】 (名)スル
おちぶれること。身をもちくずすこと。堕落。「淫蕩の地に―する/新聞雑誌 58」

りんり

りんり [1] 【倫理】
(1)人として守るべき道。道徳。モラル。
(2)「倫理学」の略。

りんり

りんり [1] 【淋漓】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)水・血・汗などのあふれしたたるさま。「鮮血―とほとばしる」「汗は―として満面に滴る/不如帰(蘆花)」
(2)勢いがあふれ出ているさま。「―たる墨痕(ボツコン)」「物象を…画布の上に―として生動させる/草枕(漱石)」

りんり

りんり [1] 【隣里】
となりのむらざと。隣村。

りんり

りんり【倫理】
ethics;→英和
morals.〜的 ethical;→英和
moral.→英和
‖倫理学 ethics.倫理学者 an ethicist;a moral philosopher.

りんりがく

りんりがく [3] 【倫理学】
〔井上哲次郎による ethics の訳語〕
道徳・倫理の起源・発達・本質などを研究対象とする学問。その中心問題は道徳規範と善の問題である。論理学(または認識論)・美学とともに哲学の基本的部門とされてきた。

りんりしんがく

りんりしんがく [4] 【倫理神学】
〔moral theology〕
キリスト教神学の一分科。神・他人・自分に対していかなる行為が善であるかを問う。道徳神学。

りんりつ

りんりつ【林立する】
stand close together;bristle <with chimneys> .→英和

りんりつ

りんりつ [0] 【林立】 (名)スル
林の木のように多くの物が並び立つこと。「高層ビルが―する」

りんりてき

りんりてき [0] 【倫理的】 (形動)
倫理にかかわるさま。「―に許せない」

りんりてきしゅうきょう

りんりてきしゅうきょう [6] 【倫理的宗教】
自然宗教に対して,信仰の内面的・倫理的要素を重視する宗教。キリスト教・仏教など。

りんりん

りんりん [0] 【凛凛】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)寒さが厳しく身にしみいるさま。凛冽。「―たる九冬風雪の寒さに/自由の凱歌(夢柳)」
(2)勇ましく勢いのあるさま。りりしいさま。凛乎。凛然。「勇気―として出で立つ」
(3)声などが鋭く響くさま。「声も―と冴えた/婦系図(鏡花)」

りんりん

りんりん [0] 【轔轔】 (ト|タル)[文]形動タリ
車がきしり行くさま。「人力車の輪が―と轟く/煤煙(草平)」

りんりん

りんりん [0] 【粼粼・磷磷】 (ト|タル)[文]形動タリ
水が清く川底の石が透きとおってみえるさま。「俯しては,水石の―たるを弄(モテアソ)び/金色夜叉(紅葉)」

りんりん

りんりん【勇気凛々としている】
be high-spirited.

りんりん

りんりん [1] (副)
(1)鈴・ベルなどの鳴る音を表す語。「風鈴が―(と)鳴る」
(2)スズムシの鳴く声を表す語。
(3)湯の沸く時,鉄瓶などの響く音を表す語。

りんりん

りんりん
〜鳴る[鳴らす]ring;→英和
jingle.→英和

りんれい

りんれい [0] 【林齢】
森林中の主な樹木の年齢を平均して出したその森林の年齢。

りんれつ

りんれつ [0] 【凛冽・凛烈】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
寒さが厳しく身にしみいるさま。凛凛。「―たる風雪を/八十日間世界一周(忠之助)」
■二■ (形動)[文]ナリ
{■一■}に同じ。「―な寒気と闘つて/飇風(潤一郎)」

りんろう

りんろう [0] 【琳瑯・琳琅】
■一■ (名)
美しい玉。また,美しい詩文などをたとえていう。
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
玉などが触れあって美しい音を立てるさま。「―璆鏘(キユウソウ)として鳴るぢやないか/吾輩は猫である(漱石)」

りんわせい

りんわせい 【林和靖】
⇒林逋(リンポ)

りんタク

りんタク [0] 【輪―】
〔タクはタクシーの略〕
自転車の後部または側面に客席を付設した乗り物。第二次大戦後の一時期流行した。

る (助動)
〔完了の助動詞「り」の連体形〕
⇒り(助動)

る (助動)(れ・れ・る・るる・るれ・れよ)
自発・受け身・可能・尊敬の助動詞。下二段型活用。ただし,自発・可能の意を表す場合には,命令形は用いられない。四段・ナ行変格・ラ行変格活用の動詞の未然形に付く。
(1)自発の意。ある動作が自然に,また無意識的に実現してしまう意を表す。「相模道(サガムジ)の余綾(ヨロギ)の浜の砂(マサゴ)なす児らはかなしく思は〈るる〉かも/万葉 3372」「けふは京のみぞ思ひやら〈るる〉/土左」「筆をとればもの書か〈れ〉,楽器をとれば音をたてんと思ふ/徒然 157」
(2)受け身の意。他から何らかの動作・作用の影響を受ける意を表す。「勅旨(オオミコト)戴き持ちて唐(モロコシ)の遠き境に遣はさ〈れ〉罷りいませ/万葉 894」「このあひだに使は〈れ〉むとてつきてくる童あり/土左」「あまりに水が速うて,馬は押し流さ〈れ〉候ひぬ/平家 9」
(3)可能の意。ある動作をすることができる意を表す。古くは,打ち消しの語を伴って,不可能の意を表すのに多く用いられた。「我が妻はいたく恋ひらし飲む水に影(カゴ)さへ見えてよに忘ら〈れ〉ず/万葉 4322」「知らぬ人の中にうち臥して,つゆまどろま〈れ〉ず/更級」「悔ゆれども取りかへさ〈るる〉よはひならねば,走りて坂をくだる輪のごとくに衰へゆく/徒然 188」
(4)尊敬の意。他人の動作を表す語に付いて,動作者に対する敬意を表す。もともと敬意を含んでいる動作に付くことが多い。「御門なほめでたくおぼしめさ〈るる〉ことせきとめがたし/竹取」「人ひとり参ら〈れよ〉かし/源氏(若紫)」「庭に控へたまへる人々みな鎧の袖をぞ濡さ〈れ〉ける/平家 7」
〔(1)「らる」と意味・用法は同じであるが,未然形がア段となる動詞には「る」が付き,それ以外の場合は「らる」が付くというように,接続のしかたに分担がある。(2)上代では,「ゆ」の語が用いられることが多く,「る」はまだほんのわずかしか用いられていない。「る」は中古以降に多く用いられるようになる。(3)中世には,連体形「るる」が終止法として用いられるようになり,命令形には「れい」が現れるが,やがて一段活用化して「れる」となり,現代にまで及ぶ〕
→れる(助動)
→ゆ(助動)
→らる(助動)


(1)五十音図ラ行第三段の仮名。歯茎弾き音の有声子音と後舌の狭母音とから成る音節。
(2)平仮名「る」は「留」の草体。片仮名「ル」は「流」の末二画。

る [1] 【流】
律の五刑の一。辺地にながし,他に移ることを禁ずる刑。死よりは軽く徒(ズ)より重い。遠流(オンル)(伊豆・安房(アワ)・佐渡・隠岐(オキ)など)・中流(信濃・伊予など)・近流(コンル)(越前・安芸(アキ)など)の三等に分かれる。流刑。流罪。

るい

るい [1] 【類】
(1)性質・性格などが似ていること。また,そのもの。また,類似したものをくくった集まり。「他に―をみない大規模な古墳」「雑誌の―」
(2)
 (ア)生物分類学上,綱・目などの代わりに用いる慣用語。哺乳類(綱),双翅類(目)など。
 (イ)〔論〕「類概念」に同じ。
(3)一族。一門。親戚縁者。「此の乳母の―也ける僧/今昔 16」

るい

るい [1] 【誄】
「誄詞(ルイシ)」に同じ。

るい

るい [1] 【累】
好ましくないかかわり。悪い影響。迷惑。「友人にまで―を及ぼす」「一家眷属に―が及ぶ」

るい

るい [1] 【塁】
(1)土や石などを積んで作った防御用の土手。また,それを巡らしたとりで。「―を抜く」「―を築く」
(2)野球で,走者が得点するために通過するべき地点。一塁・二塁・三塁と本塁の四つ。ベース。

るい

るい【累を及ぼす】
bring trouble <to> ;involve <others in trouble> ;→英和
affect.→英和

るい

るい【類】
a kind;→英和
a sort;→英和
a class.→英和
〜のない unique;→英和
rare (まれな);→英和
unprecedented (先例のない).→英和
‖類をもって集まる <諺> Birds of a feather flock together.

るい

るい【塁】
《野》a base.→英和
〜を踏む(につく) tread on (hold) the base.‖塁審 a base[field]umpire.一(二,三)塁(手) the first (second,third) base (baseman).二(三)塁打 a two-(three-)base hit.

るい=がない

――がな・い
似かよったものがない。先例がない。比べるものがない。比類がない。「他に―・い凶悪な事件」

るい=は友を呼ぶ

――は友を呼ぶ
似かよった傾向をもつ者は自然と集まるものである。

るい=を以(モツ)て集まる

――を以(モツ)て集まる
〔易経(繋辞上)〕
似た者どうしが自然に集まる。

るい=を摩(マ)する

――を摩(マ)・する
(1)敵陣に迫る。
(2)技量や地位がほとんど同じ程度に達する。「態度と云ひ,技巧と云ひ,堂々たる芸人の―・さんばかりで/羹(潤一郎)」

るいえき

るいえき [1] 【涙液】
涙(ナミダ)。

るいえん

るいえん [0] 【類縁】
(1)血筋の同じもの。一族。親族。「―の者が集まる」
(2)形状・特質などが似ていて近い関係にあるもの。「―関係」

るいえん

るいえん [0] 【類苑】
同じ種類の事柄を集めた書物。「古事―」

るいえん

るいえん [0] 【涙淵】
あふれる涙の思いの深さを淵(フチ)にたとえた語。「―ニ沈ム/日葡」

るいおん

るいおん [0] 【類音】
よく似た音。

るいおんご

るいおんご [0] 【類音語】
音のよく似た二つ以上の語。「おじさん」と「おじいさん」,「びょういん(病院)」と「びよういん(美容院)」などの類。

るいか

るいか [0] 【類火】
他から燃え移った火。類焼。

るいか

るいか [1][0] 【誄歌】
(1)死者の生前の功徳をほめたたえ,その死を悼む歌。
(2)雅楽の国風歌舞(クニブリノウタマイ)の一。皇族の葬儀に用いられる。

るいか

るいか [1] 【累家】
代々続いた家。歴代の旧家。

るいか

るいか【累加する】
increase by successive additions;cumulate.→英和

るいか

るいか [1] 【類歌】
表現や発想が似ている歌。

るいか

るいか [0][1] 【累加】 (名)スル
(1)かさね加えていくこと。次第にふえていくこと。「借入金が―する」
(2)〔数〕 同じ数を次々に加えること。
⇔累減

るいかん

るいかん [0] 【涙管】
⇒涙道(ルイドウ)

るいがいねん

るいがいねん [3] 【類概念】
〔論〕 二つの概念が従属関係にある場合,上位の概念をいう。例えば「日本人の男」に対する「日本人」,「日本人」に対する「人間」。類。
⇔種概念

るいき

るいき [1] 【類規】
同種類の法規。

るいき

るいき [1] 【涙器】
涙腺と涙道の総称。

るいぎご

るいぎご [0][3] 【類義語】
同一の言語体系のなかで,語形は異なっていても意味の似かよった二つ以上の語。「ホテル」と「旅館」と「宿屋」,「あがる」と「のぼる」,「きれいだ」と「うつくしい」などの類。広義では「同義語」も含まれる。類語。

るいく

るいく [0] 【類句】
(1)類似の語句。
(2)内容・表現などの似かよった句。特に俳句・川柳についていう。「芭蕉に―がある」
(3)和歌・俳句などの各句をいろは順または五十音順に排列し,検索に便利にしたもの。

るいく

るいく【類句】
a synonymous phrase[expression].

るいけい

るいけい [0] 【累計】 (名)スル
小計を加えていって合計をだすこと。また,その合計。累算。「得票数を―する」

るいけい

るいけい【類型】
a (similar) type;a pattern.→英和

るいけい

るいけい [0] 【類型】
(1)共通の性質・特徴をもつものどうしをまとめてくくった一つの型。また,その型に属するもの。「昔話をいくつかの―に分類する」
(2)〔哲〕
〔type〕
類概念の一種。類概念が共通の性質を抽象して成立するのに対し,単なる抽象概念ではなく一群の現象の共通の性質を形象として現している代表的な個体を描き出すことによって得られる。ディルタイとウェーバーによって,人文科学の方法論に高められた。

るいけい

るいけい【累計】
⇒総計.

るいけいてき

るいけいてき [0] 【類型的】 (形動)
一般的な型にはまっていて特徴・個性のないさま。ありふれているさま。「―な表現」「―な題材」

るいけいろん

るいけいろん [3] 【類型論】
〔(ドイツ) Typologie〕
個々の事象からいくつかの類似点を抽出し,典型的な類型をもって代表・記述することにより,それらの事象群の本質や構造を考察しようとする学問的方法論。特に心理学・文化人類学・言語学・生物学などにみられる。類型学。

るいげつ

るいげつ [0] 【累月】
月を重ねること。「―に及ぶ」

るいげん

るいげん [0] 【累減】 (名)スル
(1)次々に減ってゆくこと。次々に減らすこと。
(2)〔数〕 ある数から一定の数を次々に減じていく算法。
⇔累加
⇔累増

るいげんぜい

るいげんぜい [3] 【累減税】
⇒逆進税(ギヤクシンゼイ)

るいこう

るいこう ルイカウ 【涙香】
⇒黒岩(クロイワ)涙香

るいこうじ

るいこうじ ルイカウジ 【類柑子】
俳文・俳諧集。三冊。貴志沾洲ら編。1707年刊。榎本其角の遺稿を整理補訂したもの。「晋子終焉記」や追悼句などを付す。類柑文集。

るいこん

るいこん [0] 【涙痕】
涙の流れたあと。なみだのあと。

るいご

るいご【類語】
a synonym <for> .→英和
類語辞典 a dictionary of synonyms.

るいご

るいご [0] 【類語】
(1)意味の似かよった語。類義語。
(2)和歌・物語などの意味の似かよった語を,いろは順または五十音順に排列して,検索に便利にしたもの。「源氏―」

るいさ

るいさ [1] 【累差】
計算や測定の過程で生じたわずかな誤差が積もり重なったもの。

るいさい

るいさい [0] 【塁砦】
とりで。塁堡。

るいさい

るいさい [0] 【累歳】
年を重ねること。毎年。連年。

るいさん

るいさん [0] 【累算】 (名)スル
「累計」に同じ。

るいさん

るいさん [0] 【類纂】 (名)スル
同種類のものを集めて編纂すること。また,その書物。「記録より要領の事件を抄出―せられ/新聞雑誌 21」

るいざ

るいざ [1] 【擂茶・櫑茶】
茶入れの一種。頸部(ケイブ)あるいは肩などに鋲頭(ビヨウトウ)のような紋様の点在する壺。
擂茶[図]

るいざ

るいざ [0] 【累坐】
他人の犯罪にかかわりあって罰せられること。連坐。

るいし

るいし [1] 【類誌】
同じ種類の雑誌。

るいし

るいし [1][0] 【誄詩】
故人の生前の功業をたたえる詩。

るいし

るいし [1][0] 【誄詞】
故人の生前の功業をたたえる言葉。誄。

るいししつ

るいししつ [3] 【類脂質】
脂肪に類似した化合物の総称。複合脂質の意に用いられた。リポイド。
→脂質

るいしつ

るいしつ [0] 【類質】
似ている性質。

るいしつどうぞう

るいしつどうぞう [5] 【類質同像】
類似した化学組成をもつ物質が同一の結晶構造をとること。方解石 CaCO� と菱苦土石 MgCO� など。

るいしゅう

るいしゅう [0] 【類集】
「類聚(ルイジユ)」に同じ。

るいしゅう

るいしゅう [0] 【纍囚・累囚・縲囚】
囚人。

るいしょ

るいしょ [1][0] 【類書】
(1)内容や体裁などの似た書物。
(2)多くの書物から似かよった事柄を集めて,項目ごとに分類編集した書物。「太平御覧」「芸文類聚」「古事類苑」など。

るいしょ

るいしょ【類書】
similar books.

るいしょう

るいしょう【類焼する】
catch fire;→英和
be burnt[ <米> burned]down in a fire.〜を免れる escape the fire.‖類焼家屋 houses burnt by a (spreading) fire.類焼者 sufferers from a fire.

るいしょう

るいしょう [0] 【類焼】 (名)スル
他から燃え移った火によって焼けること。類火。もらい火。「―をまぬがれる」

るいしょうかん

るいしょうかん [3][0] 【涙小管】
涙道の一部。涙点に続き,鼻側に水平に走り涙嚢(ルイノウ)へ開口する。

るいしん

るいしん【累進】
successive promotion.累進(課)税 progressive tax(ation).

るいしん

るいしん【塁審】
《野》⇒塁(審).

るいしん

るいしん [0] 【塁審】
野球で,一塁・二塁・三塁の近くにいて,その塁をめぐるプレーについての判定や,球審の補佐を行う審判員。ベース-アンパイア。
→球審
→線審

るいしん

るいしん [0] 【累進】 (名)スル
(1)地位などが次々に上位に進むこと。「―して近習医者に至つた/渋江抽斎(鴎外)」
(2)数の増加につれ,それに対する割合がふえること。「―課税」

るいしんしょぐうせい

るいしんしょぐうせい [0] 【累進処遇制】
受刑者を階級に区分し,服務の状態に応じて上級に進級させ,それにともない処遇内容を緩和してゆく制度。累進制。

るいしんぜい

るいしんぜい [3] 【累進税】
課税標準をいくつかの段階に区分し,上にいくに従って累進的に高い税率を適用する仕組みの税。直接税の一つで,所得再分配の効果をもつ。課税標準全体に一律の税率を課し,この税率が課税標準とともに大きくなる単純累進税と,課税標準をいくつかの区分に分けて段階的に高い税率を課す超過累進税とがあり,日本は後者。
→逆進税
→比例税
→限界税率

るいじ

るいじ [1] 【累次】
次々に重なり続くこと。「―の戦争で国土はすっかり荒れはてた」

るいじ

るいじ [0] 【類似】 (名)スル
二つ以上のものの間に互いに似かよった点が存在すること。「犯罪の手口が―する事件」

るいじ

るいじ [0] 【類字】
形の似かよった字。同類の字。「瓜(ウリ)」と「爪」,「己」と「巳」などの類。

るいじ

るいじ【類似】
resemblance;similarity.→英和
〜する resemble;→英和
be similar[analogous] <to> ;be <much> alike.‖類似品 an imitation.

るいじつ

るいじつ [0] 【累日】
幾日も続くこと。連日。積日。

るいじてん

るいじてん [3] 【類似点】
似かよった箇所。

るいじひん

るいじひん [0][3] 【類似品】
似かよっている品。同じような品。

るいじゃく

るいじゃく [0] 【羸弱】 (名・形動)[文]ナリ
からだが弱いこと。衰弱すること。また,そのさま。「其―なる者をして農に就かしめたりとあり/文明論之概略(諭吉)」

るいじゅ

るいじゅ [1] 【類聚】 (名)スル
同種類のものを集めること。また,その集めたもの。類集。るいじゅう。

るいじゅう

るいじゅう [0] 【類聚】 (名)スル
⇒るいじゅ(類聚)

るいじゅう

るいじゅう [0] 【類従】
同じ種類に従って集めること。また,集めたもの。「群書―」

るいじゅうじんぎほんげん

るいじゅうじんぎほんげん 【類聚神祇本源】
鎌倉末期の神道書。一五巻。度会(ワタライ)家行著。1320年成立。神道五部書をもとに伊勢神道の教説を集大成したもの。伊勢神道の根本教典。

るいじゅかりん

るいじゅかりん 【類聚歌林】
歌集。山上憶良編。成立年未詳。万葉集編纂の資料とされ,集中にその名がみられるが,鎌倉時代以後に散佚。天武天皇頃以後の歌謡を,作者や作歌事情を考証し,分類して集めたものと推定される。

るいじゅこくし

るいじゅこくし 【類聚国史】
平安前期の勅撰史書。二〇〇巻,目録二巻,帝王系図三巻。菅原道真編。892年成立。「日本書紀」から「日本文徳天皇実録」に至る五国史の記事を神祇・帝王・後宮など事項別に分類し,年代順に収めたもの。「三代実録」の部分は後人の加筆という。

るいじゅさんだいきゃく

るいじゅさんだいきゃく 【類聚三代格】
平安時代に編纂(ヘンサン)された法令集。三〇巻(現存は一五巻)。編者・成立年代未詳。弘仁・貞観・延喜の三代の格を神社・国分寺・調庸などの各事項に従って分類編纂したもので,内容から平安中期の成立が推定される。

るいじゅふせんしょう

るいじゅふせんしょう 【類聚符宣抄】
官符・宣旨を弁官の実務の参考にするために事項別に集成した私的法令集。一〇巻(現存は八巻)。737年から1093年までのものを収めるが平安中期のものが最も多い。最終的には左大史の小槻宿禰家の編纂(ヘンサン)と考えられている。左丞抄。

るいじゅみょうぎしょう

るいじゅみょうぎしょう 【類聚名義抄】
字書。編者未詳。平安末期成立。仏・法・僧の三部に,漢字を一二〇の部首によって排列し,字形・字音・釈義・和訓を示す。釈義・和訓とも出典を明示する原撰本と,出典は示さず釈義が少なく和訓が多い改編本がある。両者とも和訓に付せられた声点(シヨウテン)は平安末期のアクセントを反映。名義抄。

るいじょう

るいじょう [0] 【累乗】
〔数〕 同じ数または文字を何度か掛け合わせること。また,その積。�×�×�=�³ のように掛け合わせた個数を右肩に小さく書き,これを累乗の指数(冪指数(ベキシスウ))と呼ぶ。乗冪(ジヨウベキ)。冪(ベキ)。

るいじょう

るいじょう [0] 【塁上】
(1)野球で,ベースの上。
(2)堡塁(ホウルイ)の上。とりでの上。

るいじょうこん

るいじょうこん [3] 【累乗根】
〔数〕 � を累乗して � となるとき,� を � の累乗根という。二乗根,三乗根など。乗根。冪根(ベキコン)。

るいじんえん

るいじんえん [3] 【類人猿】
⇒ヒトニザル

るいじんえん

るいじんえん【類人猿】
an anthropoid.→英和

るいすい

るいすい [0] 【類推】 (名)スル
(1)似ている点をもとにして他の事を推し量ること。「文献から―する」「単なる―にすぎない」
(2)〔論〕
〔analogy〕
両者の類似性に基づいて,ある特殊の事物から他の特殊の事物へと推理を及ぼすこと。結論は蓋然的である。類比。比論。類比推理。アナロジー。
(3)言語学で,言語変化の原因とされるものの一。ある語形や文法形式が変化する際,その原因として,何らかの点で似かよっており,しかも勢力のある他の語の語形や文法形式がモデルとなることをいう。

るいすい

るいすい【類推】
(an) analogy.→英和
〜する infer <from> .→英和
〜によって by[on an]analogy.

るいすいかいしゃく

るいすいかいしゃく [5] 【類推解釈】
ある事項について,法文規定はないが類似する事項に規定がある場合,その規定が同様に適用されると解釈すること。刑法では原則的に禁止。
⇔反対解釈

るいする

るい・する [3] 【類する】 (動サ変)[文]サ変 るい・す
(1)似かよう。類似する点がある。「これに―・することはいくらでもある」
(2)肩を並べる。同じ程度である。「源氏物語に―・するほどの作品」
(3)行動をともにする。連れ立つ。「人々―・していにけり/大和 103」

るいする

るいする【類する】
be like[similar to].

るいせい

るいせい [0][1] 【累世】
代を重ねること。代々。世々。累代。るいせ。「―の家臣」

るいせき

るいせき [0] 【累積】 (名)スル
次々に重なり積もること。次々に積み重ねること。「―する赤字」

るいせき

るいせき【累積】
accumulation.〜する accumulate.→英和
〜的 cumulative.→英和
‖累積赤字 an accumulated deficit.

るいせきさいむ

るいせきさいむ [5] 【累積債務】
開発途上国が先進諸国から借り入れ累積した債務。返済困難に陥ることによって,国際的な金融不安が生じ,返済期間の延期(リスケジューリング)ほか,さまざまな問題が発生する。

るいせきとうひょう

るいせきとうひょう [5] 【累積投票】
株主総会で二人以上の取締役を選任するときに,各株主に対して,その所有する一株につき選任すべき取締役の数と同数の議決権を与える,特別の決議方法。議決権を候補者の一人に集中しても何人かに分散してもよい。

るいせきどすう

るいせきどすう [5] 【累積度数】
度数分布の処理の一つの方法。度数を階級ごとに分けるかわりに,度数分布表で資料の値の小さい方から順に各階級の度数を加えて得た値。
→度数

るいせつ

るいせつ [0] 【縲絏・縲紲】
〔「縲」は黒縄,「絏」「紲」はしばる意〕
罪人をしばる縄。また,獄につながれること。「―の辱めを受けて獄中にあるや/妾の半生涯(英子)」

るいせん

るいせん [0] 【涙腺】
涙を分泌する器官。爬虫類以上の動物にみられる。眼球の上外側にあり,多数の導管が結膜に開く。涙の分泌は副交感神経・交感神経の支配を受ける。

るいせん

るいせん【涙腺】
《医》the lachrymal gland.

るいそう

るいそう [0] 【羸痩】
(1)はなはだしくやせること。疲れやせること。やせすぎ。
(2)皮下脂肪の減少により徐々にあるいは急激にやせていく状態。バセドー病・糖尿病などの内分泌障害,精神病などによる食欲不振,悪性腫瘍による消耗などで起こる。削痩。

るいそう

るいそう [0] 【累層】
ほぼ同一ないしは連続的に変化する条件下に堆積したと考えられる,一連の地層。岩相の急変(堆積環境の変化),あるいは堆積間隙(時間間隙)が認められる所を境界とする。

るいそん

るいそん [0] 【累損】
企業で,過去何期間かの純損失の累積額。累積損失。

るいぞう

るいぞう [0] 【累増】 (名)スル
数量が次第にふえていくこと。次第にふやしていくこと。
⇔累減
「貿易黒字が―する」

るいぞく

るいぞく [0] 【類族】
(1)同類のもの。同じたぐい。
(2)親族。同族。
(3)江戸時代,キリシタンの信徒となったものの一族七世までの称。「―改め」「―帳」

るいたいこうぞう

るいたいこうぞう [5] 【累帯構造】
結晶の核から周縁にかけてみられる不連続な帯状構造。固溶体から結晶が成長する過程において,母液の成分が変化して異なった成分を順次晶出する。火成岩中の斜長石・輝石などに多い。

るいたいぜい

るいたいぜい [3] 【累退税】
⇒逆進税(ギヤクシンゼイ)

るいたいろん

るいたいろん [3] 【類体論】
代数的整数論の一分野。ヒルベルトによって導入された類体の概念を高木貞治が拡張して一つの体系とした。

るいだい

るいだい【累代】
successive generations.

るいだい

るいだい [0] 【類題】
(1)似た種類の問題。
(2)和歌・連歌・俳諧を,主題や季題によって分類したもの。

るいだい

るいだい [0][1] 【累代】
〔古くは「るいたい」〕
代を重ねること。代々。「―の重宝」

るいだいわかしゅう

るいだいわかしゅう 【類題和歌集】
歌集。三一巻。後水尾天皇勅撰。1703年刊。二十一代集をはじめ,諸家集・諸歌合などから集めた一万二千余首を,四季・恋・雑・公事の類題に分け編纂(ヘンサン)したもの。

るいだすう

るいだすう [3] 【塁打数】
野球で,単打を一,二塁打を二,三塁打を三,本塁打を四として集計した数。

るいちょう

るいちょう [0] 【累朝】
代々の朝廷。歴朝。

るいてきがた

るいてきがた [0] 【涙滴型】
涙のしずくの形。潜水艦の形など。

るいてん

るいてん [1] 【涙点】
涙道の始まりの部分。上下眼瞼縁の目がしら寄りにある涙の入り口。涙小管が続く。

るいどう

るいどう [0] 【涙道】
涙を鼻腔に導く管の総称。目がしらにある涙点に始まり,涙小管・涙嚢(ルイノウ)・鼻涙管と移行し,鼻腔底部に開口する。涙管。

るいどう

るいどう [0] 【類同】 (名・形動)[文]ナリ
似通っていること。同じ種類であること。また,そのさま。

るいねん

るいねん [0] 【累年】
年を重ねること。毎年。年々。

るいのう

るいのう [0] 【涙嚢】
涙道の一部。涙小管に続く部分で,鼻の付け根あたりの両側にあり,下部は鼻涙管に移行。弾力繊維を多く含み,涙を吸引して鼻涙管に送るポンプの役目をする。

るいはん

るいはん [0] 【累犯】
犯罪を反覆して行うこと。刑法上,懲役に処せられた者が,刑の執行の終了または免除の日から五年以内に罪を犯し有期懲役に処すべき場合(再犯および三犯以上)をいう。刑が加重される。

るいはん

るいはん【累犯者】
《法》a recidivist

るいば

るいば [1] 【羸馬】
やせて疲れた馬。

るいひ

るいひ [1] 【類比】 (名)スル
(1)くらべること。比較。「両国の国民性を―する」
(2)「類推{(2)}」に同じ。

るいひすいり

るいひすいり [4] 【類比推理】
⇒類推(ルイスイ)(2)

るいひん

るいひん [0] 【類品】
同じ種類の品物。

るいびかん

るいびかん [0][3] 【涙鼻管】
⇒鼻涙管(ビルイカン)

るいびょう

るいびょう [0] 【類病】
症状の似た病気。

るいぶん

るいぶん [0] 【誄文】
故人の生前の功業をたたえる文章。誄。誄詞。

るいへき

るいへき [0] 【塁壁】
とりでの壁。城壁。また,とりで。「―を築く」

るいべつ

るいべつ [0] 【類別】 (名)スル
種類によって区別すること。分類。「年度を以て事実を―する/日本開化小史(卯吉)」

るいべつ

るいべつ【類別】
classification.→英和
〜する classify.→英和

るいほん

るいほん [0] 【類本】
同種類の本。類似した本。

るいや

るいや [1] 【累夜】
幾夜にもわたること。連夜。「―の宴」

るいよう

るいよう [0] 【累葉】
〔「葉」は時代の意〕
世を重ねること。累代。

るいよう

るいよう [0] 【類葉】
(1)同じ種類の葉。似た葉。
(2)同じ一族。一族の末葉。

るいようしょうま

るいようしょうま [5] 【類葉升麻】
キンポウゲ科の多年草。深山の林下に生える。根葉は複葉で,サラシナショウマに似る。六月,高さ60センチメートル内外の花茎の先に,白色の小花を総状に密生。果実は球形で黒く熟す。

るいようぼたん

るいようぼたん [5] 【類葉牡丹】
メギ科の多年草。深山に自生。高さ40〜70センチメートル。葉は複葉でボタンの葉に似る。初夏,茎頂と葉腋から集散花序を出し,淡黄緑色の花をつける。種子は早くから裸出,藍黒色に熟す。ボタンソウ。

るいらん

るいらん [0] 【累卵】
〔いくつも積み重ねた卵の意〕
危険な状態にあることをたとえていう語。「邦家―の急を拯(スク)ひたる爾(ナンジ)忠勇の霊/此一戦(広徳)」

るいらん=の危うき

――の危うき
きわめて不安定で,危険な状態。

るいるい

るいるい [0] 【累累】 (ト|タル)[文]形動タリ
あたり一面に重なり合ってたくさんにあるさま。「死屍(シシ)―」「―たる石塔の下深く眠つて居る祖先は/良人の自白(尚江)」

るいるい

るいるい【累々として】
in heaps[piles].

るいれい

るいれい【類例】
a similar case;an example.→英和
〜のない exceptional;→英和
unique;→英和
unprecedented.→英和

るいれい

るいれい [0] 【類例】
似かよった例。「他に―を見ない」

るいれき

るいれき [0] 【瘰癧】
頸部(ケイブ)リンパ節結核の古称。少・青年に多い疾患であったが,最近ではまれ。結核菌が顎下部・側頸部・鎖骨上窩などのリンパ節に侵入し結節を形成。次第に乾酪化,化膿して瘻孔(ロウコウ)を作る。

るき

るき [1] 【流記】
奈良・平安時代,各寺院で所有している財産・寺領などを記した一種の財産記録。

るきしざいちょう

るきしざいちょう 【流記資財帳】
奈良・平安時代の寺院の財産目録。諸寺が原則として毎年朝廷に上申した。流記帳。流記。

るけい

るけい [0] 【流刑】 (名)スル
「流罪(ルザイ)」に同じ。
→流(ル)

るげん

るげん [0] 【縷言】
細かな点までくわしく述べること。また,その言葉。縷述。「―を要しない」

るこうそう

るこうそう [0] 【縷紅草・留紅草】
ヒルガオ科のつる性一年草。南アメリカ原産。観賞用に栽培し,アーチなどにからませる。葉は羽状に細かく深裂。夏,腋生の細い花柄上に,細い筒状で上方が浅く五裂する鮮紅色の花をつける。カボチャアサガオ。[季]夏。
縷紅草[図]

るこく

るこく [0] 【鏤刻】
(1)〔ろうこくとも〕
金属や木に彫り付け,刻むこと。
(2)文章を推敲(スイコウ)すること。

るこく

るこく [0] 【漏刻】
⇒ろうこく(漏刻)

るこつ

るこつ [0] 【鏤骨】
骨身をけずるほどの苦心・努力。ろうこつ。

るこつちょうしん

るこつちょうしん [0] 【鏤骨彫心】
「彫心鏤骨(チヨウシンルコツ)」に同じ。

るざい

るざい【流罪】
banishment;→英和
exile.→英和
〜に処せられる be exiled <to a place> .‖流(罪)人 an exile.

るざい

るざい [0] 【流罪】
罪人を辺地や島に送る刑。死罪に次いで重い刑。流刑。
→流(ル)

るざん

るざん [0] 【流竄】
⇒りゅうざん(流竄)

るし

るし [1] 【僂指】 (名)スル
指折り数えること。

るしゃなぶつ

るしゃなぶつ 【盧遮那仏】
「毘盧遮那仏(ビルシヤナブツ)」の略。

るしょ

るしょ [1] 【流所】
配流された所。配所。

るじ

るじ [1] 【屡次】
しばしば起こること。たびたび繰り返されること。「―の災難」

るじゅつ

るじゅつ [0] 【屡述】 (名)スル
しばしば,また,繰り返し述べること。屡説(ルセツ)。

るじゅつ

るじゅつ [0] 【縷述】 (名)スル
詳細に述べること。縷説。「倭歌は支那文学より来たる事を―せられ/筆まかせ(子規)」

るす

るす 【留守】
姓氏の一。中世,陸奥国の豪族。鎌倉幕府御家人伊沢家景が陸奥国留守職を任ぜられ,留守と称す。後に伊達氏に服し,家臣となる。

るす

るす [1] 【留守】 (名)スル
(1)主人や家人などの外出中,その家を守ること。るすい。「隣に―を頼む」
(2)外出して家にいないこと。「母は今―です」「しばらく日本を―にする」「居―」
(3)(多く「お留守になる」の形で)あることにのみ注意が向いて,別のことに気が回らないこと。「攻めるばかりで守りがお―になる」

るす

るす【留守にする】
be not in[at home];be out;be away from home;neglect <one's studies> (勉強などを).→英和
〜中に in[during]one's absence;while one is away.

るす=を使う

――を使・う
不在をよそおう。居留守(イルス)を使う。

るす=を預かる

――を預か・る
留守番の役目を負う。

るすい

るすい [2][0] 【留守居】 (名)スル
(1)「留守番」に同じ。
(2)江戸幕府の職名。老中の支配に属し,大奥の取り締まり,非常立ち退き,諸国関所の女手形などに関する事務をつかさどり,将軍出行の際,城中にとどまって守衛した。奥年寄。
(3)江戸時代,諸藩の江戸屋敷に置かれた職名。幕府・他藩との折衝にあたった。

るすいばん

るすいばん [0] 【留守居番】
(1)留守居にあたる役。
(2)江戸幕府の職名。老中の支配に属し,江戸城本丸の守衛にあたった。

るすがち

るすがち [0] 【留守勝ち】 (形動)[文]ナリ
留守が多いこと。よく留守にすること。また,そのさま。「―な家」

るすがみ

るすがみ [3] 【留守神】
神無月に他の神々が出雲へ行っている間,家にいて留守をすると考えられている神。荒神・恵比須・大黒・亥(イ)の子の神などをいう場合が多い。

るすたく

るすたく [0] 【留守宅】
家人が不在の家。

るすたく

るすたく【留守宅】
a person's home while he is away.

るすどころ

るすどころ 【留守所】
平安中期以降,国司の遥任化によって新たに国衙(コクガ)内に生じた機構。有力な在庁官人が,在京の国司にかわって国務を執行する役所をいう。

るすばん

るすばん【留守番】
caretaking;a caretaker (人).→英和
〜をする take care of the house (while a person is away).→英和

るすばん

るすばん [0] 【留守番】
主人や家人などの外出中,その家を守ること。また,その人。るすい。「―をする」

るすばんでんわ

るすばんでんわ [5] 【留守番電話】
留守中に電話がかかると自動的に伝言を伝えたり,相手のメッセージを録音したりする電話。

るずう

るずう [0] 【流通】 (名)スル
〔「るつう」とも〕
(1)仏法が伝わり広まること。
(2)物事に精通していること。

るずうぶん

るずうぶん [2] 【流通分】
〔仏〕 経典解釈上で,経典の最後の部分。その教えを後世に伝える方法などを記した部分。
→科文(カモン)

るせつ

るせつ [0] 【流説】
(1)世間に広められた説。
(2)根拠のない風説。流言。

るせつ

るせつ [0] 【屡説】 (名)スル
「屡述(ルジユツ)」に同じ。

るせつ

るせつ [0] 【縷説】 (名)スル
「縷述(ルジユツ)」に同じ。

るそんすけざえもん

るそんすけざえもん 【呂宋助左衛門】
⇒納屋(ナヤ)助左衛門

るたく

るたく [0] 【流謫】 (名)スル
罪により,遠地へながされること。島流し。謫流。りゅうたく。「―の身」

るちん

るちん [0] 【縷陳】 (名)スル
詳しく述べること。縷述。

るつぼ

るつぼ【坩堝】
a melting pot;a crucible.→英和

るつぼ

るつぼ [1][0] 【坩堝】
(1)化学実験などで,物質を溶融し,または焙焼する場合に用いる耐熱性容器。石英製・陶磁製・金属製などがある。
(2)熱く激しい気分がみなぎっていることのたとえ。「場内は興奮の―と化した」
(3)種々のものが混ざっている状態のたとえ。「人種の―」
坩堝(1)[図]

るつぼこう

るつぼこう [0] 【坩堝鋼】
坩堝を用いて精錬した鋼。

るつぼろ

るつぼろ [3] 【坩堝炉】
坩堝を収容して中の材料を融解する炉。小量の金属やガラスの融解に用いる。

るてん

るてん [0] 【流転】 (名)スル
(1)物事がとどまることなく移り変わってゆくこと。「万物は―する」
(2)〔仏〕 生死・因果が繰り返され,きわまりないこと。輪廻(リンネ)。

るてん

るてん【流転】
vicissitudes (変転);wandering (流浪);→英和
transmigration (of souls) (輪廻(りんね)).

るてんしょうじ

るてんしょうじ [4] 【流転生死】
〔仏〕 衆生(シユジヨウ)が彼岸に達することができず限りなくこの世界において生死を繰り返すこと。生々流転。

るてんりんね

るてんりんね [4] 【流転輪廻】
〔仏〕 衆生が三界六道の間に生死を繰り返して限りのないこと。輪廻。

るでん

るでん [0] 【流伝】
世の中に広く伝わること。りゅうでん。

るとう

るとう [0] 【流島】
「島流し」に同じ。

るにん

るにん [0] 【流人】
流罪に処せられた人。流罪人。

るふ

るふ [1] 【流布】 (名)スル
世間に広まること。広く行われること。「ばかげた迷信が―している」

るふ

るふ【流布する】
circulate;→英和
be in circulation;have a wide circulation (本などが);spread;→英和
prevail;→英和
get around[abroad](うわさが).

るふぼん

るふぼん [0] 【流布本】
同一の原本から出たいくつかの書物のうち,最も広く行き渡った本。通行本。

るほう

るほう [0] 【屡報】 (名)スル
繰り返し報道すること。

るまた

るまた [0] 【ル又】
「殳旁(ホコヅクリ)」に同じ。

るみん

るみん [0] 【流民】
「りゅうみん(流民)」に同じ。

るもい

るもい 【留萌】
(1)北海道北西部の支庁。支庁所在地,留萌市。
(2)北海道北西部にある市。日本海に面する。留萌支庁所在地。木材・農産物の集散地。水産加工業が盛ん。

るもいほんせん

るもいほんせん 【留萌本線】
JR 北海道の鉄道線。北海道深川・留萌・増毛間,66.8キロメートル。日本海岸の留萌・増毛と石狩川流域を結ぶ。

るり

るり [1] 【瑠璃】
〔梵 vaiḍūrya の音訳「吠瑠璃(ベイルリ)」の略〕
(1)光沢のある青い宝石。七宝の一。ラピス-ラズリ。
(2)ガラスの古名。「沈(ジン)の箱に,―の坏(ツキ)二つすゑて/源氏(梅枝)」
(3)「瑠璃色」の略。
(4)「瑠璃鳥(ルリチヨウ)」の略。

るり

るり【瑠璃(色)】
lapis lazuli.

るり=の光も磨(ミガ)きから

――の光も磨(ミガ)きから
素質のある者でも修練を積まなければものにはならないことのたとえ。

るり=も玻璃(ハリ)も照らせば光る

――も玻璃(ハリ)も照らせば光る
物は違ってもすぐれたものは光をあてると同じように輝く。

るり=も玻璃(ハリ)も照らせば分かる

――も玻璃(ハリ)も照らせば分かる
よく似ている物でも,方法次第によってその違いが分かる。

るりいろ

るりいろ [0] 【瑠璃色】
(1)紫がかった深い青色。古くは薄青色。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表裏とも空色。四季通用。

るりかけす

るりかけす [3] 【瑠璃懸巣】
スズメ目カラス科の鳥。全長約35センチメートル。背と腹が栗色,他は濃い瑠璃色で,くちばしが白い。原生林やその周辺にすみ,木のうろに巣を作る。昆虫やシイの実などを食べる。日本特産種で,奄美大島と徳之島にのみ生息。天然記念物。
瑠璃懸巣[図]

るりかんのん

るりかんのん 【瑠璃観音】
三十三観音の一。手に香炉を持ち,蓮華に乗って水面に浮かぶ。香王観音。

るりがわら

るりがわら [3] 【瑠璃瓦】
釉(ウワグスリ)をかけて光沢を出した瓦。

るりこうじ

るりこうじ ルリクワウ― 【瑠璃光寺】
山口市香山町にある曹洞宗の寺。山号,保寧山。1471年に陶(スエ)弘房を弔って建立された安養寺をもととする。五重塔(国宝)が残る。

るりこうじょうど

るりこうじょうど ルリクワウジヤウド [5] 【瑠璃光浄土】
〔仏〕 薬師如来の仏国土。東方浄瑠璃世界。

るりこうにょらい

るりこうにょらい ルリクワウ― 【瑠璃光如来】
「薬師(ヤクシ)瑠璃光如来」の略。薬師仏の別名。

るりこん

るりこん [0] 【瑠璃紺】
紫を帯びた紺色。

るりしじみ

るりしじみ [3] 【瑠璃蜆】
シジミチョウ科のチョウ。開張3センチメートル内外。はねの表は青藍色で外縁は黒い。早春から秋まで連続的に発生する。幼虫はマメ科・ミズキ科・バラ科などの植物のつぼみや実を食べる。日本各地とユーラシア北部に広く分布。

るりそう

るりそう [0] 【瑠璃草】
(1)ムラサキ科の多年草。山中の林下に自生し,観賞用に栽培もされる。全体に毛がある。根葉は広倒披針形。春,高さ約30センチメートルの花茎の頂に二分する総状花序を立て,花冠が五裂した青色の花をまばらにつける。
(2)ホタルカズラの異名。
瑠璃草(1)[図]

るりたては

るりたては [3] 【瑠璃立羽・瑠璃蛺蝶】
タテハチョウ科のチョウ。開張6センチメートル内外。はねの表は藍黒色で,瑠璃色の幅広い帯が目立つ。幼虫の食草はサルトリイバラ・オニユリ・ホトトギスなど。日本各地と東南アジアに分布。

るりちょう

るりちょう [0] 【瑠璃鳥】
オオルリ・コルリ・ルリビタキの俗称。特にオオルリの称。るり。[季]夏。

るりとう

るりとう [0] 【瑠璃灯】
(1)ガラスの油皿を中に入れた六角形の吊灯籠(ツリドウロウ)。「亭(チン)に雪舟の巻竜銀骨の―をひらかせ/浮世草子・永代蔵 3」
(2)歌舞伎・文楽で用いる照明具。面に直角な板をつけた四角い小板にろうそくを立てたもの。大道具に打ちつけたり,並べて下げたりする。多分に装飾的。

るりとらのお

るりとらのお [5] 【瑠璃虎の尾】
ゴマノハグサ科の多年草。切り花用に栽培される。茎は高さ約80センチメートル,狭卵形の葉を対生。夏,茎頂に数個の長い花穂を立て,青紫色の花を多数つける。

るりはた

るりはた [0] 【瑠璃羽太】
スズキ目の海魚。全長約30センチメートル。体は楕円形で側扁する。体色は濃紫色で,吻(フン)から目を横ぎり,背びれに沿って尾に達する太い黄色の縦帯がある。本州中部以南の沿岸岩礁域に分布。

るりびたき

るりびたき [3] 【瑠璃鶲】
スズメ目ツグミ科の小鳥。全長約14センチメートル。雄は背面が美しい瑠璃色,脇はオレンジ色で腹面は白。鳴き声も美しい。雌の背面は地味な緑褐色。ヒマラヤからアジア東北部に分布。日本では北海道・本州の亜高山帯で繁殖し,冬は低地に移る。

るる

るる【縷々】
<explain> in detail.

るる

るる [1] 【縷縷】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)こまごまと話すさま。綿綿。多く副詞的に用いる。「―事情を説明する」「身の振方を依頼して来た趣を―咄し出したが/浮雲(四迷)」
(2)細く絶えずに続くさま。「煙―として立上り/自然と人生(蘆花)」

るるめんめん

るるめんめん [1] 【縷縷綿綿】 (ト|タル)[文]形動タリ
事細かに長々と述べるさま。

るろう

るろう【流浪する】
wander[roam]about.‖流浪の旅 wanderings.流浪の民 a nomadic people.

るろう

るろう [0] 【流浪】 (名)スル
各地をさまよい歩くこと。さすらい歩くこと。「山河を―する」「―の民」

るろうしゃ

るろうしゃ [2] 【流浪者】
さまよい歩いている人。さすらいびと。

るんるん

るんるん [0]
気分が明るくはずんでいるさま。「―気分」


(1)五十音図ラ行第四段の仮名。歯茎弾き音の有声子音と前舌の半狭母音とから成る音節。
(2)平仮名「れ」は「礼」の草体。片仮名「レ」は「礼」の終画。

れ (助動)
〔受け身・可能・自発・尊敬の助動詞「れる」(文語「る」)の未然形および連用形〕
⇒れる(助動)
⇒る(助動)

れ (助動)
〔完了の助動詞「り」の已然形および命令形〕
⇒り(助動)

れい

れい 【礼】
(1) [1]
社会生活をする上で,円滑な人間関係や秩序を維持するために必要な倫理的規範の総称で,人として従うべき行動様式全般を包括する。祭祀(サイシ)儀礼,葬喪儀礼,出処進退の作法,制度,文物などで,儒教では経書(ケイシヨ)の「周礼(シユライ)」「儀礼(ギライ)」「礼記(ライキ)」に規定があり,倫理的規範として最も重視した。「―をわきまえる」「―にかなう」「―を尽くす」
(2) [1]
頭を下げて敬意を表す動作。お辞儀。「起立,―,着席」「うやうやしく―をする」
(3) [0]
感謝の気持ちを表す言葉や金銭・贈り物。「お―を言う」「お―をする」

れい

れい [1] 【令】
(1)命令。いいつけ。「―を発する」「出撃の―が下る」
(2)法規。さだめ。「戒厳―」
(3)明治初期,府県の長官。県令。
(4)鎌倉時代,政所(マンドコロ)の次官。
(5)律令制で,左京・右京の四つの坊を統轄する職。坊令。条令。
(6)古代中国で,地方の長官。特に,県の長官。

れい

れい [1] 【齢】
昆虫の幼虫期における発育段階を,脱皮を基準に区切った場合の各時期。蚕では五齢まで成長すると繭をつくる。

れい

れい [1] 【例】
■一■ (名)
(1)相手に類推させるために,同種類の事柄の中からよりどころとして特に取り上げて提示するもの。「―を挙げる」「―を引く」
(2)判断の基準やよりどころとなる過去の事柄。先例。ためし。「―にならって決める」「過去に―がない」
(3)以前から世に行われている事柄。しきたり。ためし。「元旦には初詣でをするのが―となっている」「―にもれない」
(4)いつものとおりであること。ふだん。「―によって小言が始まった」
→例の(連体)
■二■ (副)
いつも。つねづね。「―こなたにきなれたる人にやあらむ/源氏(東屋)」

れい

れい [1] 【零】
〔数〕
(1)記数法で空位を表す。
(2)被減数と減数が等しいときの差。ゼロ。

れい

れい【礼】
(1) a bow;→英和
salutation.→英和
(2)[礼儀]etiquette;→英和
manners.〜をする (make a) bow <to> (おじぎ);raise one's hat <to> (帽子をとって);salute (敬礼).→英和
〜を失する be impolite[rude] <to> .
〜を述べる thank;→英和
express one's thanks <to a person for> .
〜をする(もらう) give (receive) a reward;→英和
pay a fee <to a doctor> .→英和
…のお〜に in return for.

れい

れい [1] 【霊】
(1)人間や動物の体に宿って,心のはたらきをつかさどり,また肉体を離れても存在すると考えられる精神的実体。たましい。「―と肉との一致」
(2)死んだ人のたましい。みたま。「戦死者の―を慰める」「先祖の―をまつる」
(3)目に見えない不思議なはたらきをもつもの。神霊。

れい

れい【零】
zero.→英和
0.5 zero point five.106番 one-o[zero,nought]-six (電話).〜点をとる get zero <in an examination> .

れい

れい [1] 【冷】 (名・形動)[文]ナリ
(1)つめたいこと。ひややかなこと。また,そのさま。「衣の薄ふして且つ―なるを覚へ/花柳春話(純一郎)」
(2)「冷酒(レイシユ)」の略。

れい

れい【霊】
the soul[spirit];→英和
the ghost (亡霊).→英和
〜的 spiritual.→英和

れい

れい [1] 【鈴】
(1)密教の法具の一。金属製。小さな鐘に似た本体に,さまざまな形の柄がついている。内部に舌があり,振って鳴らす。金剛(コンゴウ)鈴。
(2)すず。りん。「―を鳴らす」

れい

れい【例】
[慣例]a custom;→英和
a usual practice;a precedent (先例);→英和
<give> an example[instance](類例);→英和
an illustration (実例);→英和
a <similar> case (場合).→英和
〜になく unusually <late> .→英和
〜にならう follow the example <of> .〜の[いつもの]usual;→英和
customary;→英和
habitual.→英和
〜のとおり as usual.〜のない unprecedented.→英和

れい

れい [1] 【隷】
漢字の書体の一。隷書。

れい=なら∘ず

――なら∘ず
(1)いつもと違う。珍しい。「この女,―∘ぬけしきを見て/宇津保(嵯峨院)」
(2)体がふつうの状態ではない。病気や妊娠をいう。「―∘ぬ心地出できたり/平家 6」

れい=になく

――になく
いつものようでなく。普通と違って。「今年は―雨が少ない」

れい=によって例の如(ゴト)し

――によって例の如(ゴト)し
いつも同じことの繰り返しで,全く変わりばえがしない。いつもと同様である。

れい=の

――の
(1)いつものように。例によって。多く,副詞的に用いる。「御笛ども吹きすさびておはすれば,おとど―聞き過ぐし給はで,高麗笛取り,いで給へり/源氏(末摘花)」
(2)すでによくわかっている特定の物事や人をさしていう。「貴公は―であらう/黄表紙・長生見度記」
→例の(連体)

れい=を失する

――を失・する
失礼な態度をとる。

れいあんしつ

れいあんしつ [3] 【霊安室】
(病院などで)死んだ人を一時安置する部屋。

れいあんしつ

れいあんしつ【霊安室】
a charnel.

れいあんしょ

れいあんしょ [0] 【冷暗所】
温度が低く,直射日光が当たらない場所。「―に貯蔵のこと」

れいあんぽう

れいあんぽう [3] 【冷罨法】
氷嚢(ヒヨウノウ)や冷水・薬液などに浸した湿布で患部を冷やし,痛みや腫(ハ)れをひかせる治療法。冷湿布。
⇔温罨法

れいい

れいい [1] 【霊威】
不思議な威力。「仏法の―」

れいい

れいい [1] 【霊位】
死者の霊が乗り移っているもの。位牌(イハイ)。霊代(タマシロ)。

れいい

れいい [1] 【霊異】 (名・形動)[文]ナリ
人間の知識では考えられないほど不思議な・こと(さま)。霊妙。「とう��此―な音を三度ききました/吾輩は猫である(漱石)」

れいい

れいい [1] 【礼意】
他をうやまい,へりくだる気持ち。

れいいき

れいいき [0] 【霊域】
神社・寺院・墓などのある神聖な地域。霊地。

れいいき

れいいき 【霊異記】
⇒日本霊異記(ニホンリヨウイキ)

れいいほう

れいいほう レイヰハフ [0] 【零位法】
天秤(テンビン)で重さを量るときのように,測定量と可変の基準量とを比較し,両者が一致したときの基準量から測定値を知る測定法。測定対象に擾乱(ジヨウラン)を与えないため,高精度の測定が可能。ゼロ位法。

れいいん

れいいん [0] 【令尹】
(1)中国周代,楚(ソ)の官名。政治をとる最高官位。転じて,宰相。
(2)〔秦漢以来県の長官を「令」,唐代に府の長官を「尹」といったことから〕
地方長官。「久しく各地に―を務め/不如帰(蘆花)」

れいう

れいう [1] 【霊雨】
降るべきときに降る恵みの雨。慈雨。

れいう

れいう [1] 【冷雨】
つめたい雨。ひさめ。

れいう

れいう [1] 【零雨】
小雨。こぬかあめ。

れいうけ

れいうけ [0] 【礼受(け)】
玄関で年始客の挨拶を受けること。

れいうん

れいうん [0] 【霊雲】
不思議で尊い雲。瑞雲(ズイウン)。祥雲(シヨウウン)。

れいうん

れいうん 【嶺雲】
⇒田岡(タオカ)嶺雲

れいえき

れいえき [1][0] 【霊液】
不思議なはたらきのある液体。

れいえん

れいえん [0] 【霊園・霊苑】
広い区域をもち,寺院に付属しない共同墓地。墓苑。

れいえん

れいえん【霊園】
a cemetery.→英和

れいえん

れいえん [0] 【冷艶】
ひややかな感じの美しさ。「更に白襟の―物の類(タグ)ふべき無く/金色夜叉(紅葉)」

れいえん

れいえん [0] 【麗艶】 (名・形動)[文]ナリ
美しくなまめかしい・こと(さま)。艶麗。「容貌―,性質温順」

れいおう

れいおう [0] 【霊応】
(1)神仏の不可思議な感応。
(2)霊感。インスピレーション。

れいおく

れいおく [0] 【霊屋】
みたまをまつっておく建物。みたまや。おたまや。

れいおん

れいおん [0] 【冷温】
(1)つめたいことと,あたたかいこと。寒暖。
(2)つめたい温度。「―で貯蔵する」

れいおんたい

れいおんたい [0] 【冷温帯】
狭義の温帯のうち,亜寒帯に近い地帯。植物帯の山地帯に相当し,ブナ・クヌギ・クリなどの落葉広葉樹林が分布する。

れいか

れいか【冷夏】
a cool summer.

れいか

れいか【零下】
〜30度 It's thirty degrees below zero.

れいか

れいか [1] 【隷下】
部下としてつき従う者。手下。配下。

れいか

れいか [1] 【零下】
温度が摂氏〇度以下であること。氷点下。

れいか

れいか [1] 【冷夏】
平年に比べて気温の低い日が続く夏。

れいか

れいか [1] 【冷菓】
アイスクリームやシャーベットなどの冷たい菓子。

れいか

れいか [1] 【霊化】 (名)スル
霊的なものに変化すること。また,変化させること。

れいかい

れいかい [0] 【冷灰】
火の気がなくなったあとの,冷たくなった灰。

れいかい

れいかい [0] 【霊界】
(1)霊魂の世界。死後の世界。あの世。
(2)精神の世界。精神界。
⇔肉界

れいかい

れいかい [0] 【冷塊】
つめたいかたまり。

れいかい

れいかい【霊界】
the spiritual world.

れいかい

れいかい [0] 【例会】
定まった日時に開かれる会合。定期的に開く会合。「毎月一五日に―がある」

れいかい

れいかい【例会】
a regular meeting.毎月の〜 a monthly meeting.

れいかい

れいかい [0] 【例解】 (名)スル
具体的な例をあげて解釈や説明をすること。「むずかしい語句の使い方を―する」

れいかい

れいかい [0] 【霊怪】
不思議で怪しいこと。また,そのもの。

れいかく

れいかく [0][1] 【冷覚】
皮膚感覚の一。皮膚および粘膜にある冷点が刺激を受けて温度が下降したことを感じるはたらき。
⇔温覚

れいかん

れいかん [0] 【冷寒】 (名・形動)[文]ナリ
冷たく寒い・こと(さま)。寒冷。「―の候」

れいかん

れいかん [0] 【霊感】
(1)霊的なものを感ずる不思議な気持ち。インスピレーション。
(2)神仏の不思議な感応。霊応。

れいかん

れいかん [0] 【霊鑑】
(1)天や神仏がごらんになること。
(2)すぐれた眼識。

れいかん

れいかん [0] 【冷感】
つめたい感じ。肌寒い感じ。

れいかん

れいかん【霊感】
(an) inspiration.→英和
(突然)〜を受ける have an (a sudden) inspiration.

れいかん

れいかん 【礼冠】
⇒らいかん(礼冠)

れいかん

れいかん [0] 【冷汗】
ひやあせ。

れいかん

れいかん [0] 【伶官】
宮廷の楽師。楽官。伶人。

れいかん

れいかん [0] 【戻換】
〔論〕
⇒逆換(ギヤツカン)

れいかんあつえん

れいかんあつえん [5] 【冷間圧延】
金属を加熱せずに行う圧延加工。大きな変形はできないが,表面状態の仕上がりがよい。多く仕上げ段階に利用される。
⇔熱間圧延

れいかんさんと

れいかんさんと [5] 【冷汗三斗】
非常に恥ずかしい,あるいは恐ろしい思いをして,ひどく汗をかくこと。

れいかんしょう

れいかんしょう【冷感症】
frigidity.

れいかんしょう

れいかんしょう [0][3] 【冷感症】
⇒不感症(フカンシヨウ)(1)

れいがい

れいがい [0] 【例外】
普通の例からはずれていること。原則にあてはまらないこと。また,そういうもの。「欠席を―として認める」「―なく当てはまる法則」「―のない規則はない」

れいがい

れいがい [0] 【冷害】
主として北日本において,夏季の低温のために稲作などに被害を受けること。また,その被害。

れいがい

れいがい【冷害】
<suffer much> damage from[by]cold weather.

れいがい

れいがい【例外】
an exception.→英和
〜の exceptional.→英和
〜なく without an exception.→英和
…は〜として except(ing)…;→英和
with the exception of….…は〜とする <We will> make an exception of <your case> .

れいがいてき

れいがいてき [0] 【例外的】 (形動)
例外であるさま。「今回は―に認める」「―な措置」

れいがいほう

れいがいほう [0] 【例外法】
原則的に適用される法の妥当しない場合にのみ,例外的に適用される法。例外規定。
⇔原則法

れいがえし

れいがえし [3] 【礼返し】
他から受けた行為や贈り物に対してお返しをすること。また,その品物。返礼。

れいがく

れいがく [0][1] 【礼楽】
礼節と音楽。昔,中国で,礼は社会の秩序を保ち,楽は人心を感化する作用のあるものとして尊重された。転じて,文化のこと。

れいがく

れいがく [0] 【伶楽】
伶人の演奏する音楽。

れいがん

れいがん [0] 【冷眼】
冷ややかな目つき。また,冷静な目。

れいがんし

れいがんし [3] 【冷眼視】 (名)スル
冷ややかな目で見ること。

れいがんじま

れいがんじま 【霊岸島】
隅田川河口右岸の地。現在の東京都中央区新川の旧名。江戸時代,酒問屋などが軒を並べた。江戸初期,霊巌寺が建立されたところからの名。

れいき

れいき [1] 【礼器】
祭祀などのときに用いる器物。

れいき

れいき 【霊亀】
年号(715.9.2-717.11.17)。和銅の後,養老の前。元正(ゲンシヨウ)天皇の代。

れいき

れいき [1] 【励起】 (名)スル
分子・原子・原子核などの量子力学的な系が外部からエネルギーを得て,初めより高いエネルギーをもつ定常状態(励起状態)に移ること。

れいき

れいき【冷気】
<feel> cold;→英和
<feel> a chill.→英和

れいき

れいき [1] 【霊亀】
霊妙で祥瑞のある亀。

れいき

れいき [1] 【冷気】
つめたい空気。

れいき

れいき [1] 【例規】
(1)先例となる規則。
(2)慣例と規則。

れいき

れいき [1] 【霊鬼】
死者の霊。また,霊魂が形を変えた鬼。「其魂魄の―と成りたるにてぞ有らん/太平記 23」

れいき

れいき [1] 【癘気】
熱病などを起こす悪気。瘴癘(シヨウレイ)の気。

れいき

れいき [1] 【霊気】
霊妙な気。あらたかな感じのする雰囲気。神秘的な気配。「深山の―を感ずる」

れいきこ

れいきこ [3] 【冷気湖】
放射冷却で冷えた冷気が,窪地(クボチ)や谷間などの低地に滞留したもの。

れいきじょうたい

れいきじょうたい [4] 【励起状態】
量子力学的な系の定常状態のうち,最低エネルギー状態(基底状態)より大きなエネルギーをもつ状態。励起状態にある系は,光を放出したりして,より低いエネルギーの励起状態や基底状態に遷移。

れいきゃく

れいきゃく【冷却する】
[冷やす]cool;→英和
refrigerate;→英和
cool down[off](さめる).‖冷却器 a cooler;a refrigerator;a freezer;a radiator (エンジンの).冷却期間《法》a cooling-off period.冷却剤[材]a coolant;a refrigerant.

れいきゃく

れいきゃく [0] 【冷却】 (名)スル
(1)冷たくすること。冷やすこと。「食物を―して保存する」「―装置」
(2)愛情・情熱・興奮などの気分をしずめること。「二国間の関係も―していった」

れいきゃくき

れいきゃくき [4][3] 【冷却器】
(1)発熱体につけて放熱を行い,温度を下げるもの。放熱器。ラジエーター。
(2)冷房装置・冷凍機などで,熱を吸収する部分。フリーザー。
(3)蒸気を冷却して凝縮させるガラス製器具。

れいきゃくきかん

れいきゃくきかん [6][5] 【冷却期間】
争い事などがこじれたとき,当事者双方が冷静な判断ができるよう,交渉などをしばらく停止する期間。「―をおく」

れいきゃくざい

れいきゃくざい [4] 【冷却材】
反応装置の発熱制御,高温物体の冷却に用いられる物質。代表的な例は,原子炉の炉心を冷却し,熱を炉外に取り出して動力源として利用するために用いる物質。空気・二酸化炭素・軽水・重水・ナトリウムなどが用いられる。

れいきゃくざい

れいきゃくざい [4] 【冷却剤】
冷却するために使用する物質。特に,冷房・冷凍機に用いる冷媒。

れいきゃくすい

れいきゃくすい [4] 【冷却水】
高熱を発する機械などを冷やすために用いる水。

れいきゃくのほうそく

れいきゃくのほうそく 【冷却の法則】
物体が表面からの熱放射で単位時間に失う熱量は,物体と周囲の温度差に比例するという法則。温度差が小さいときの近似法則。ニュートンの冷却の法則。

れいきゃくひれ

れいきゃくひれ [4] 【冷却鰭】
表面積を大きくして冷却効果をよくするために設けるひれ状の突起。空冷式エンジン・ラジエーター・コンプレッサーなどにつける。フィン。

れいきゅう

れいきゅう [0] 【霊柩】
遺体を納めた棺。ひつぎ。

れいきゅう

れいきゅう【霊柩】
a coffin;→英和
<米> a casket.→英和
霊柩車 a (motor) hearse;a funeral car.

れいきゅう

れいきゅう [0] 【齢級】
樹木を齢によって分けた階級。

れいきゅうしゃ

れいきゅうしゃ [3] 【霊柩車】
遺体を納めた柩(ヒツギ)を運ぶ車。

れいきょう

れいきょう [0] 【霊境】
神仏等のある神聖な場所。霊場。霊地。

れいきょう

れいきょう [0] 【鈴鏡】
外縁に四個から一〇個の鈴をつけた仿製(ボウセイ)漢式鏡。日本独自のもので,後期古墳から出土。関東・中部地方に多い。
鈴鏡[図]

れいきょう

れいきょう [0] 【霊香】
⇒れいこう(霊香)

れいきりゅう

れいきりゅう [3] 【冷気流】
放射冷却により山地斜面上の空気が冷えて重くなり下方に流れ出す空気の流れ。

れいきん

れいきん [0] 【礼金】
(1)謝礼として出す金銭。
(2)家や部屋を借りる際に,家主に謝礼として支払う金銭。
→敷金(シキキン)

れいきん

れいきん【礼金】
⇒謝礼.

れいきん

れいきん [0] 【霊菌】
細菌類の一種。水中・土壌中などいたる所にいて,食品にも生える。体は短い桿(カン)状で,グラム陰性。好気的条件で紅色の色素を生産するものがある。

れいきん

れいきん [0] 【玲琴】
低音の胡弓(コキユウ)。木製台形の胴に棹(サオ)をつけ,三弦を張ってチェロの弓で擦奏する。1922年ごろ,胡弓・チェロ・ラバーブ・馬頭琴(バトウキン)などをもとに,田辺尚雄が新考案した。大胡弓。

れいぎ

れいぎ [3] 【礼儀】
(1)社会の秩序を保ち,他人との交際を全うするために,人としてふみ行うべき作法。礼節。「―正しく挨拶する」「―作法」
→礼(1)
(2)謝礼。「―いかほどいり候はんや/咄本・醒睡笑」

れいぎ

れいぎ [1] 【礼義】
礼と義。人のふみ行うべき規律。

れいぎ

れいぎ【礼儀】
courtesy;→英和
[作法](good) manners;etiquette.→英和
〜正しい polite;→英和
courteous.→英和
〜正しく politely;→英和
courteously.→英和
〜を知らない have no manners;be impolite.〜にはずれる It is against etiquette <to ask such a question> .

れいぎょ

れいぎょ [1] 【囹圄・囹圉】
〔「囹」「圄」「圉」はすべて牢屋の意〕
牢獄。れいご。「共に―の苦楚を頒たんと/復活(魯庵)」

れいぎるいてん

れいぎるいてん 【礼儀類典】
江戸時代の有職書。五一〇巻,図三巻,首巻一巻,目録一巻。徳川光圀編。1710年朝廷に献上。平安・鎌倉時代における朝廷での儀式・行事・礼法などの記事を収める。

れいく

れいく [0][1] 【麗句】
美しい文句。飾った言葉。「美辞―」

れいく

れいく [0] 【例句】
実例として挙げる俳句。

れいくりかた

れいくりかた 【例繰方】
江戸時代の町奉行所で判決の整理保存や先例の調査にあたった係。

れいくん

れいくん [0] 【冷燻】
四〇度以下で三〜五週間かけて燻製にする方法。水分が少なく,長期間保存できる。
⇔温燻

れいぐう

れいぐう [0] 【冷遇】 (名)スル
冷淡に待遇すること。
⇔優遇
「少数派なので―される」「―に甘んじる」

れいぐう

れいぐう [0] 【礼遇】 (名)スル
礼をつくし,丁寧にもてなすこと。「前官―」

れいぐう

れいぐう【礼遇する】
receive <a person> courteously;treat <a person> with respect.

れいぐう

れいぐう【冷遇する】
treat <a person> coldly;give[show,turn]the cold shoulder <to> .

れいけい

れいけい [0] 【令兄】
他人の兄を敬っていう語。

れいけい

れいけい [0] 【令閨】
他人の妻を敬っていう語。令室。

れいけいでん

れいけいでん 【麗景殿】
平安京内裏の殿舎の一。宣耀殿の南,弘徽殿の東にある。皇后・中宮などの居所。
→内裏

れいけつ

れいけつ【冷血の】
cold-blooded <animals> .冷血漢 a cold-blooded[cruel,heartless]villain.

れいけつ

れいけつ [0] 【冷血】
(1)体温が比較的低いこと。
⇔温血
(2)人間らしいあたたかい心をもっていないこと。人情味のないこと。非人間的。冷酷。
⇔熱血

れいけつかん

れいけつかん [4][3] 【冷血漢】
人情味にかけている人。冷酷な人間。

れいけつどうぶつ

れいけつどうぶつ [5] 【冷血動物】
⇒変温動物(ヘンオンドウブツ)

れいけん

れいけん [0] 【霊剣】
霊妙な威力をもつ剣。

れいけん

れいけん【霊験】
a miracle.→英和
〜あらたかな <a deity> that works a real miracle.

れいげつ

れいげつ [0] 【例月】
毎月。月々。月ごと。月例。

れいげつ

れいげつ [1] 【令月】
(1)何事をするのにもよい月。めでたい月。よい月。
(2)陰暦二月の異名。

れいげん

れいげん [0] 【黎元】
〔「黎」は黒,「元」は首の意で,無冠の人をさす〕
人民。庶民。黎民。黎首。黎庶。

れいげん

れいげん [0] 【例言】 (名)スル
(1)例としてあげる言葉。例をあげてする説明。
(2)書物の凡例として書かれた言葉。

れいげん

れいげん【冷厳な事実】
grim[stern,stark]realities.

れいげん

れいげん [0] 【霊験】
〔「れいけん」とも〕
神仏が示す不思議な感応や利益(リヤク)。験(ゲン)。利生(リシヨウ)。「―あらたかな観音様」

れいげん

れいげん [0] 【令厳】
他人の父を敬っていう語。御尊父。

れいげん

れいげん [0] 【冷厳】 (形動)[文]ナリ
(1)落ち着いていて,厳格なさま。冷静できびしいさま。「―な態度で宣告する」
(2)重大で,冷静にしっかり見つめなければならないさま。重大できびしいさま。「人間の死という―な事実」

れいげんき

れいげんき [3] 【霊験記】
神仏の力のあらわす不思議な感応・利益(リヤク)の説話などを記した書物。「長谷寺―」

れいげんこう

れいげんこう 【黎元洪】
(1866-1928) 中国の軍人・政治家。湖北省の人。1911年辛亥(シンガイ)革命の討伐に向かったが革命軍に投じ,16年中華民国第二代大総統。23年下野。リー=ユアンホン。

れいげんてんのう

れいげんてんのう 【霊元天皇】
(1654-1732) 第一一二代天皇(在位 1663-1687)。名は識仁(サトヒト)。後水尾天皇第一九皇子。

れいこ

れいこ 【例挙】
律令制下の公出挙(クスイコ)で,各国ごとに定めた貸し出す稲の額。また,それで出挙すること。
→加挙(カコ)

れいこう

れいこう [0] 【藜羹】
〔アカザのあつものの意〕
粗食。

れいこう

れいこう [0] 【霊香】
不思議なかおり。れいきょう。

れいこう

れいこう [0] 【冷光】
(1)冷たく感じる光。
(2)熱を伴わない光。ホタルの発光,生物体の腐敗によるリン光など。
→ルミネセンス

れいこう

れいこう [0] 【霊光】
(1)霊妙な光。
(2)天子の徳のたとえ。

れいこう

れいこう [0] 【励行・厲行】 (名)スル
規則や決めた事柄をきちんと実行すること。「シート-ベルト着用を―する」

れいこう

れいこう【励行する】
enforce[carry out] <the rules> (施行する);→英和
[守る]observe <the rules> ;→英和
be punctual (時間を).

れいこう=を食らう者は大牢(タイロウ)の滋味(ジミ)を知らず

――を食らう者は大牢(タイロウ)の滋味(ジミ)を知らず
〔「大牢」はすばらしいごちそうの意〕
粗食に慣れているものは,すばらしいごちそうの味がわからない。いやしい人間には高尚なことは理解できないことのたとえ。

れいこく

れいこく【冷酷な】
cruel;→英和
heartless;→英和
harsh.→英和

れいこく

れいこく [0] 【冷酷】 (名・形動)[文]ナリ
思いやりがなく,冷たく,むごい・こと(さま)。「―な人間」「―な仕打ち」「―無残」
[派生] ――さ(名)

れいこく

れいこく [0] 【例刻】
(1)いつものきまった時刻。
(2)〔金銭・性行為などを遠回しにいう語〕
例のこと。例のもの。あのこと。「大かた―だらう/洒落本・道中粋語録」

れいこくむじょう

れいこくむじょう [0] 【冷酷無情】 (名・形動)[文]ナリ
冷酷で,思いやりの気持ちが全くないこと。

れいこん

れいこん【霊魂】
the soul;→英和
the spirit.→英和
霊魂不滅 the immortality of the soul.

れいこん

れいこん [1] 【霊魂】
(1)肉体に宿ってそれを支配し,精神現象の根源となり,肉体が滅びても独立に存在することのできるもの。たましい。霊。
(2)未開宗教,特にアニミズムにおいて,無生物や動植物に宿る目に見えない存在。

れいこんしんこう

れいこんしんこう [5] 【霊魂信仰】
肉体を離れた霊魂の存在を信じ,その影響をおそれて,これをまつること。例えば,平安時代の御霊(ゴリヨウ)信仰など。

れいこんふめつせつ

れいこんふめつせつ [1][3] 【霊魂不滅説】
人間の霊魂は肉体の生滅を超えて永遠に存続するという説。輪廻(リンネ)転生・祖先崇拝などの前提をなす。

れいご

れいご [1] 【囹圄・囹圉】
⇒れいぎょ(囹圄)

れいごえ

れいごえ [0] 【礼肥】
果実の収穫直後に施す肥料。

れいごころ

れいごころ [3] 【礼心】 (名)
感謝の心。お礼の気持ち。

れいさい

れいさい【例祭】
an annual festival.

れいさい

れいさい [0] 【霊祭】
(1)神道で,霊前祭と墓前祭との総称。
(2)先祖の霊をまつる行事。たままつり。

れいさい

れいさい [0] 【例祭】
神社神道において,大祭中もっとも重要な祭祀(サイシ)。毎年,一定の日に行われる。

れいさい

れいさい [0] 【零細】 (名・形動)[文]ナリ
(1)きわめてわずかな・こと(さま)。「―な財産」「―な土地」
(2)規模がきわめて小さい・こと(さま)。「―農家」「―な町工場」

れいさい

れいさい [0] 【冷菜】
中国料理の前菜に出るつめたい料理。

れいさい

れいさい [0] 【零砕】 (名・形動)[文]ナリ
非常にこまかいこと。些細なこと。また,そのさま。「―なる解説/一隅より(晶子)」

れいさい

れいさい [0] 【霊犀】
〔李商隠の詩「無題」による。霊力のある犀の角が根元から先端まで一本の穴があって両端が通じていることから〕
二人の心が通じあうことのたとえ。霊犀一点(イツテン)通(ツウ)ず。

れいさい

れいさい【零細な】
small <business> ;→英和
petty <farmer> ;→英和
trifling <sum of money> .→英和

れいさいきぎょう

れいさいきぎょう [5] 【零細企業】
経営規模のきわめて小さな企業。

れいさく

れいさく [0] 【冷索】 (形動)[文]ナリ
つめたくさびしいさま。

れいさつ

れいさつ [0] 【霊刹】
霊験のある寺。

れいさつ

れいさつ [0] 【冷殺】 (名)スル
ひややかな態度で人の気をそぐこと。「此一冷語にて―せられて/其面影(四迷)」

れいさん

れいさん 【礼賛・礼讃】
⇒らいさん(礼賛)

れいざま

れいざま 【例様】
いつもどおりのようす。つねのさま。「―にのどやかにもてなし給へ/源氏(総角)」

れいざん

れいざん [1] 【霊山】
神仏などをまつってある神聖な山。また,すぐれて立派な山。

れいし

れいし [1] 【霊祠】
霊験(レイゲン)のあるほこら。

れいし

れいし [1] 【霊祀】
神霊または死者の霊をまつること。

れいし

れいし [1] 【麗姿】
うるわしい姿。

れいし

れいし [1] 【令嗣】
他人の相続人を敬っていう語。お世継ぎ。

れいし

れいし [1] 【令旨】
「りょうじ(令旨)」に同じ。

れいし

れいし [1] 【齢歯】
とし。年齢。

れいし

れいし 【令史】
律令制で,司・監・署の主典(サカン)。

れいし

れいし [1] 【霊芝】
(1)マンネンタケの傘の乾燥したもの。暗紫色で堅く,磨くと漆に似た光沢が出る。腐らず,縁起物として珍重され床飾りとする。
(2)マンネンタケの漢名。

れいし

れいし [1] 【令姉】
他人の姉を敬っていう語。

れいし

れいし [1] 【茘枝】
(1)ムクロジ科の常緑高木。中国南部原産。亜熱帯で果樹として栽培。よく分枝し,葉は羽状複葉。雌雄異花。晩春,帯黄色の小花を大形円錐花序につけ,夏,結実。果実は径約3センチメートルの卵形の核果で,皮は凸凹があってかたく薄い。果肉は白色半透明,多汁で甘い。ライチ。リーチー。
(2)ツルレイシの略。[季]秋。《あまたるき口を開いて―かな/皿井旭川》
(3)海産の巻貝。殻高約6センチメートル。貝殻は紡錘形で,殻表は黄白色に褐色斑があり,いぼ状の突起が並び,形が{(1)}の実に似る。他の貝に穴をあけて肉を食い,養殖ガキに被害を与える。本州から台湾にかけての潮間帯の岩礁に見られる。レイシガイ。
茘枝(1)[図]

れいし

れいし [1] 【冷視】 (名)スル
ひややかな目で見ること。「人を―した態度」

れいしがい

れいしがい [3] 【茘枝貝】
⇒茘枝(レイシ)(3)

れいしき

れいしき [0] 【礼式】
(1)礼儀のやり方。礼儀にかなうとされる一定の決まったやり方。マナー。
(2)礼の心を表す贈り物。[日葡]

れいしき

れいしき【礼式】
[儀式]a ceremony;→英和
a rite;→英和
[作法]etiquette;→英和
manners.

れいしき

れいしき [0] 【例式】
決まった作法。いつものやり方。

れいしっぷ

れいしっぷ [3] 【冷湿布】
つめたい湿布。
⇔温湿布

れいしつ

れいしつ [0] 【令室】
他人の妻を敬っていう語。令夫人。令閨(レイケイ)。「御―同伴でいらして下さい」

れいしつ

れいしつ [0] 【霊室】
(1)神仏の霊をまつった部屋。
(2)祖先の霊をまつった部屋。位牌(イハイ)を安置した部屋。

れいしつ

れいしつ [0] 【麗質】
生まれつきの美しさ。生まれつきの美人。「天性の―」

れいしゃ

れいしゃ [1] 【霊社】
(1)霊験(レイゲン)あらたかな神社。霊験のいちじるしい神社。
(2)祖先の霊をまつるやしろ。霊廟(レイビヨウ)。

れいしゃ

れいしゃ [1] 【霊舎】
死者の霊をまつる建物。おたまや。

れいしゃ

れいしゃ [1] 【霊車】
霊柩車(レイキユウシヤ)。

れいしゅ

れいしゅ [0] 【冷酒】
(1)燗(カン)をしてない酒。ひや酒。
(2)燗をしないで飲むようにつくった酒。冷用酒。[季]夏。

れいしゅ

れいしゅ [1] 【黎首】
「黎元(レイゲン)」に同じ。

れいしゅ

れいしゅ【冷酒】
cold[chilled]sake.

れいしょ

れいしょ [1] 【黎庶】
「黎元(レイゲン)」に同じ。

れいしょ

れいしょ [1] 【冷所・冷処】
つめたい場所。温度の低い所。「―にて保存のこと」

れいしょ

れいしょ [0] 【鈴杵】
仏具の一。柄を金剛杵の形にした鈴(レイ)。

れいしょ

れいしょ [1] 【令書】
官庁が私人に対し命令する文書。「徴税―」

れいしょ

れいしょ [0] 【隷書】
漢字の古書体の一。篆書(テンシヨ)を省略して簡便にしたもの。今日の楷書に近い。漢代になって装飾的に変化したものを漢隷または八分(ハツプン),それ以前のものを秦隷(シンレイ)という。一般には漢隷をいう。
→八分

れいしょう

れいしょう [0] 【例証】 (名)スル
(1)証拠として引く例。「適当な―を見つける」
(2)例を引いて物事の正しさを証明すること。「対策の必要性を―する」

れいしょう

れいしょう【例証する】
exemplify;→英和
illustrate.→英和
〜として by way of illustration;as an example.→英和

れいしょう

れいしょう【冷笑】
a sneer;→英和
a derision.→英和
〜する sneer[mock,scoff] <at> .

れいしょう

れいしょう [0] 【冷床】
寒冷を防ぐだけで,人工的に熱を加えることをしない苗床(ナエドコ)。
⇔温床

れいしょう

れいしょう [0] 【冷笑】 (名)スル
あざ笑うこと。さげすんで笑うこと。「―することを禁じなかつた医者は/土(節)」

れいしょく

れいしょく [0] 【冷食】
(1)煮炊きしない物を食べること。
(2)「寒食(カンシヨク)」に同じ。

れいしょく

れいしょく [0] 【冷色】
「寒色(カンシヨク)」に同じ。
⇔温色

れいしょく

れいしょく [0] 【令色】
他人の気に入るようにつくろい飾った顔つき。「巧言―」

れいしん

れいしん [0] 【励振】
小さな振幅の刺激によって,大きな振幅の振動が引き起こされること。また,引き起こすこと。

れいじ

れいじ [1] 【霊示】 (名)スル
神仏が示すこと。また,示された事柄。

れいじ

れいじ【例示】
⇒例証.

れいじ

れいじ [0] 【例示】 (名)スル
(1)例として示すこと。例を示すこと。「解答を―する」
(2)文法で,例として示す言い方。口語では助動詞「(の)ようだ」「(の)ようです」,文語では「(の)ごとし」が用いられる。

れいじ

れいじ [1] 【零時】
一二時と二四時。

れいじ

れいじ [1] 【霊璽】
(1)天皇の印を敬っていう語。御璽(ギヨジ)。
(2)「霊代(タマシロ)」に同じ。

れいじ

れいじ [0] 【励磁】 (名)スル
コイルに電流を通じて磁束を発生させること。

れいじ

れいじ [1] 【霊寺】
霊験(レイゲン)のあらたかな寺。霊刹(レイサツ)。

れいじ

れいじ【零時】
twelve o'clock;noon (昼の);→英和
midnight (夜の).→英和

れいじ

れいじ [1][0] 【例時】
(1)決まっているいつもの時刻。
(2)〔仏〕「例時作法」の略。

れいじ

れいじ [1] 【麗辞】
美しく飾った言葉。華麗な辞句。

れいじ

れいじ [1] 【令慈】
他人の母を敬っていう語。御母堂。

れいじ

れいじ [0] 【隷字】
隷書体の文字。

れいじき

れいじき [3] 【励磁機】
同期機・直流機などの界磁に界磁電流を供給する直流発電機。

れいじさほう

れいじさほう [4] 【例時作法】
天台宗で,夕刻,時を定めて行う勤行(ゴンギヨウ)。円仁が中国から伝えたとする。引声(インゼイ)というゆるやかな曲調で阿弥陀(アミダ)経を読誦する。例時。阿弥陀懺法(センポウ)。

れいじせんぽう

れいじせんぽう [4] 【例時懺法】
天台宗で,夕刻の例時作法と朝の懺法との二回の勤行。

れいじつ

れいじつ [0] 【麗日】
うららかな日。のどかな日。

れいじつ

れいじつ [0] 【例日】
いつも決まった日。ふだんの日。

れいじでんりゅう

れいじでんりゅう [4] 【励磁電流】
発電機・電動機・変圧器・電磁石などのコイルに流して磁束を発生させる電流。

れいじゃ

れいじゃ [1] 【礼者】
〔「れいしゃ」とも〕
年賀に回る人。賀客。[季]新年。《慇懃にいと古風なる―かな/虚子》

れいじゅう

れいじゅう [0] 【隷従】 (名)スル
仕え従うこと。「大国に―する」

れいじゅう

れいじゅう [0] 【霊獣】
神聖で不思議な獣。麒麟(キリン)・竜など瑞祥(ズイシヨウ)とされるものをいう。

れいじゅつ

れいじゅつ [1] 【霊術】
霊妙な術。不思議な技。妙術。

れいじょう

れいじょう [0] 【藜杖】
アカザの茎で作った杖(ツエ)。軽いので老人が用いる。

れいじょう

れいじょう【令嬢】
your[his]daughter;Miss <Kato> .

れいじょう

れいじょう [0] 【霊場】
神社や寺院・墓などのある神聖な土地。霊地。

れいじょう

れいじょう [0] 【令状】
(1)命令の意を記した書状。「召集―」
(2)強制処分の命令または許可を内容とし,裁判所または裁判官が発する書面。召喚状・勾引状・逮捕状・差し押さえ状・捜索状など。

れいじょう

れいじょう【霊場】
⇒霊地.

れいじょう

れいじょう【礼状】
a letter of thanks.

れいじょう

れいじょう [0] 【礼譲】
礼儀をつくして謙虚な態度を示すこと。「―の精神」「国際―」

れいじょう

れいじょう [0] 【令嬢】
(1)他人の娘を敬っていう語。
(2)良家の娘。「一見―風」

れいじょう

れいじょう【令状】
a warrant;→英和
a writ.→英和
〜を執行する execute a warrant <of arrest> .〜を発する issue a warrant[writ] <for a person's arrest> .

れいじょう

れいじょう [0] 【礼状】
感謝の意を書き記した手紙。お礼を述べた書面。「世話になった人へ―を出す」

れいじょうしゅぎ

れいじょうしゅぎ [5] 【令状主義】
強制処分を行うには,裁判所または裁判官の発した令状を必要とするという原則。強制処分の濫用による人権侵害の防止を目的とする。

れいじん

れいじん [0] 【霊神】
霊験あらたかな神。

れいじん

れいじん [0] 【伶人】
(1)雅楽を演奏する人。楽人(ガクニン)。楽師。
(2)1870年(明治3),太政官に置かれた雅楽局の楽人につけられた名称。

れいじん

れいじん [0] 【麗人】
みめうるわしい婦人。美人。

れいじん

れいじん【麗人】
a beauty;→英和
a belle.→英和

れいじんそう

れいじんそう [0] 【伶人草】
キンポウゲ科の多年草。山中の水辺に近い草地に生える。根葉は柄があり,腎円形で掌状に五〜七中裂。茎は柔らかく高さ約80センチメートル。夏から秋,枝頂に総状花序を出し,淡紫色の烏帽子(エボシ)に似た形の花をつける。根は有毒であるが,薬用ともする。
伶人草[図]

れいすい

れいすい [0] 【冷水】
つめたい水。ひやみず。
⇔温水

れいすい

れいすい【冷水】
cold water.‖冷水摩擦をする rub oneself with a cold wet towel.冷水浴をする take a cold bath.

れいすい

れいすい [0] 【霊水】
不思議なはたらきをもつ水。神仏の加護を受けられるという水。「不老長寿の―」

れいすいいき

れいすいいき [3] 【冷水域】
冷水塊が長期にわたって滞留する海域。紀伊半島沖や遠州灘(ナダ)沖などに出現することが多い。

れいすいかい

れいすいかい [3] 【冷水塊】
周囲より低い水温をもつ海水の渦。
→冷水域

れいすいまさつ

れいすいまさつ [5] 【冷水摩擦】 (名)スル
冷たい水に浸して絞ったタオルなどで皮膚をこすることにより,抵抗力をつけることを目的とする健康法。「毎朝―する」

れいすいよく

れいすいよく [3] 【冷水浴】 (名)スル
冷たい水をかぶること。皮膚を丈夫にし,体を強くするという。

れいすう

れいすう 【霊枢】
中国最古の医書。「素問(ソモン)」とともに「黄帝内経(コウテイナイキヨウ)」を構成する。鍼灸(シンキユウ)の実際的な臨床医学について述べたもの。「素問」に比して内容が新しく,体系的に整理されている。
→黄帝内経

れいする

れい・する [3] 【例する】 (動サ変)[文]サ変 れい・す
(1)例をあげる。典拠を示す。「―・して言えば…」
(2)通例になる。「―・することは九月ばかりよりせぬ/宇津保(俊蔭)」

れいする

れい・する [3] 【隷する】 (動サ変)[文]サ変 れい・す
付き従う。配下となる。「郎が少きや百奴を―・し/東京新繁昌記(撫松)」

れいする

れい・する [3] 【令する】 (動サ変)[文]サ変 れい・す
命令を下す。申しつける。「幕吏等諸藩に―・して/近世紀聞(延房)」

れいずい

れいずい [0] 【霊瑞】
不思議なめでたいしるし。祥瑞(シヨウズイ)。

れいせい

れいせい [0] 【冷製】
西洋料理で,調理したのちさましたり冷やしたりして供する料理。テリーヌ・ゼリー寄せ・コールド-ビーフなど。

れいせい

れいせい [0] 【冷静】 (名・形動)[文]ナリ
感情的にならずに,落ち着いている・こと(さま)。「―をよそおう」「―を失う」「―な態度で話す」「―に状況を判断する」「沈着―」
[派生] ――さ(名)

れいせい

れいせい [0] 【令婿】
他人の婿(ムコ)を敬っていう語。

れいせい

れいせい [0] 【励精・厲精】 (名)スル
心を励まし努力すること。精を出すこと。「文学に―した/伊沢蘭軒(鴎外)」

れいせい

れいせい【冷静な】
cool <judgment> ;→英和
calm <attitude> .→英和
〜に <think about a matter> calmly; <take things> coolly.→英和
〜さを失う lose one's head[temper];be upset[excited].

れいせい

れいせい [0] 【励声・厲声】
声をはりあげること。声を荒くすること。「女の愚痴盲昧を憫れむ勘弁は亡くなつて―叱咜して/くれの廿八日(魯庵)」

れいせい

れいせい [0] 【霊性】
宗教心のあり方。特にカトリック教会などで,敬虔や信仰などの内実,またその伝統をいう。

れいせき

れいせき [0] 【霊跡】
神聖ないわれのある場所。

れいせつ

れいせつ [0] 【例説】 (名)スル
例をあげて説明すること。また,その説明。

れいせつ

れいせつ【礼節】
⇒礼儀.

れいせつ

れいせつ [0] 【礼節】
社会生活の秩序を保つために必要とされる行動・作法。礼儀。「衣食足りて―を知る」

れいせん

れいせん [0] 【冷泉】
(1)摂氏二五度以下の水温の地下水。冷たい鉱泉。
⇔温泉
(2)冷たい泉。

れいせん

れいせん【冷戦】
a cold war.

れいせん

れいせん【冷泉】
a cold spring[spa].

れいせん

れいせん [0] 【冷戦】
〔cold war〕
武力を用いず,経済・外交・情報などを手段として行う国際的対立抗争。特に第二次大戦後,アメリカを中心とする資本主義陣営とソ連を中心とする社会主義陣営との激しい対立。冷たい戦争。

れいせん

れいせん [0] 【霊泉】
不思議なききめのある泉や温泉。

れいせん

れいせん [0] 【礼銭】
(1)謝礼として提供される金銭。「廉直なりと人やみるらん―を欲ぼりてこそ返しつれ/犬筑波集」
(2)室町時代,将軍の代替わりの際などに,祝儀として諸大名が幕府に献上した金銭。

れいせん

れいせん [0] 【醴泉】
〔「醴」は甘酒の意〕
うまい味の水が湧き出る泉。

れいせん

れいせん [0] 【零戦】
⇒ゼロ戦(セン)

れいせんせんりょう

れいせんせんりょう [5] 【冷染染料】
⇒氷染染料(ヒヨウセンセンリヨウ)

れいぜい

れいぜい 【冷泉】
(1)平安京の東西に通じる小路の一。
(2)浄瑠璃の節の名。抒情的な文句に用いる優美な曲調。冷泉節。

れいぜい

れいぜい 【冷泉】
藤原氏北家の一門,御子左家(ミコヒダリケ)の分家の一。為家の子為相(タメスケ)にはじまる。歌道を伝え,京極家を助けて保守伝統的な二条家と争った。室町時代以後,上冷泉家と下冷泉家に分かれた。

れいぜいいん

れいぜいいん 【冷泉院】
平安時代,京都堀川西にあった建物。弘仁年間(810-824)に嵯峨天皇が造営。その後代々の天皇・上皇が後院・里内裏(サトダイリ)とした。

れいぜいためすけ

れいぜいためすけ 【冷泉為相】
⇒藤原(フジワラノ)為相

れいぜいためむら

れいぜいためむら 【冷泉為村】
(1712-1774) 江戸中期の歌人。冷泉家中興の祖。古今伝授を霊元法皇より受ける。著「樵夫問答」「為村卿和歌」

れいぜいてんのう

れいぜいてんのう 【冷泉天皇】
(950-1011) 第六三代天皇(在位 967-969)。名は憲平(ノリヒラ)。村上天皇第二皇子。在位中に安和(アンナ)の変が起きた。

れいぜいとみのこうじどの

れいぜいとみのこうじどの 【冷泉富小路殿】
⇒富小路殿(トミノコウジドノ)

れいぜん

れいぜん [0] 【霊前】
死者の霊の前。みたまのまえ。「―に花を手向(タム)ける」

れいぜん

れいぜん【霊前に供える】
offer <a thing> to the spirit[memory]of <the departed> .

れいぜん

れいぜん [0] 【冷然】 (ト|タル)[文]形動タリ
他人への思いやりのないさま。態度のひややかなさま。「通を気取る劇評家がわざと―として芝居を見る如く/放浪(泡鳴)」

れいぜん

れいぜん【冷然たる(として)】
cold(ly);→英和
indifferent(ly).→英和

れいそう

れいそう [0] 【霊操】
〔イグナティウス=デ=ロヨラの著作(ラテン) exercices spirituels から〕
カトリック教会で,黙想による修行法。心霊修行。

れいそう

れいそう【礼装】
⇒礼服.

れいそう

れいそう [0] 【礼装】 (名)スル
儀式に出るために着る正式の服装。また,それを着ること。「―して式典に臨む」

れいそう

れいそう [0] 【礼奏】
アンコールにこたえて行う演奏。

れいそう

れいそう [0] 【霊草】
不思議なききめをもつ草。また,神仏の加護を受けられるというめでたい草。瑞草(ズイソウ)。

れいそく

れいそく [0] 【令息】
他人の息子を敬っていう語。

れいそく

れいそく【令息】
your[his]son.

れいそん

れいそん 【例損】
(1)律令制で,租の収納見込み量の一〇分の三を,天災などによる定例的な損失として免除したこと。
→異損
(2)律令制で,死亡・重病・老衰などによって,あるいは規定に従って本人の課役を減免したこと。

れいそん

れいそん [0] 【令尊】
他人の父を敬っていう語。御尊父。

れいそん

れいそん [0] 【令孫】
他人の孫を敬っていう語。

れいぞう

れいぞう [0] 【霊像】
神仏を描いた像。

れいぞう

れいぞう [0] 【冷蔵】 (名)スル
飲食物を低温で貯蔵すること。「一週間分の食料品を―する」

れいぞう

れいぞう【冷蔵する】
refrigerate;→英和
chill.→英和
‖冷蔵庫 a refrigerator; <米> an icebox; <英話> a fridge.

れいぞうこ

れいぞうこ [3] 【冷蔵庫】
食品の冷却や貯蔵のために使用される,内部を低温に保つ装置を施した箱。[季]夏。「電気―」

れいぞく

れいぞく [0] 【隷属】 (名)スル
(1)つき従って言いなりになること。「大国に―する」
(2)てした。部下。「天下の武士皆其―にあらざるはなし/文明論之概略(諭吉)」

れいぞく

れいぞく【隷属する】
be subject[subordinate] <to> ;belong <to> .→英和

れいたい

れいたい [0] 【冷帯】
⇒亜寒帯(アカンタイ)

れいたいさい

れいたいさい [3] 【例大祭】
その神社の,毎年定まった日に行う大祭。

れいたく

れいたく [0] 【麗沢】
〔「易経(兌卦)」による。「麗」は連なる意〕
連なった二つの沼沢が互いにうるおし合うように,友人が互いに助け合いながら学ぶこと。

れいたくだいがく

れいたくだいがく 【麗沢大学】
私立大学の一。1942年(昭和17)設立の東亜専門学校を源とし,千葉外事専門学校,麗沢短期大学を経て,59年設立。本部は千葉県柏市。

れいたつ

れいたつ [0] 【令達】 (名)スル
命令として伝えること。また,命令を伝えること。命令の通達。たっし。

れいたん

れいたん【冷淡な(に)】
cold(ly);→英和
indifferent(-ly) (無関心).→英和
〜になる grow cold <toward> .

れいたん

れいたん [3] 【冷淡】 (名・形動)[文]ナリ
(1)関心や興味を示さないこと。熱心でないこと。また,そのさま。無関心。「あの両親は子供の教育に―だ」
(2)同情を示さないこと。不親切なこと。そっけないこと。また,そのさま。「―な態度」「―な応対」
[派生] ――さ(名)

れいだい

れいだい [0] 【例題】
練習や説明のため例として出す問題。

れいだい

れいだい【例題(を課する)】
(give) an exercise.→英和

れいだい

れいだい [0] 【霊代】
⇒たましろ(霊代)

れいだい

れいだい [0] 【霊台】
(1)天文・雲気などを見る台。
(2)「霊台郎」の略。

れいだいろう

れいだいろう [3] 【霊台郎】
天文博士の唐名。

れいだん

れいだん [0] 【冷暖】
つめたいことと暖かいこと。

れいだんじち

れいだんじち [5] 【冷暖自知】
〔仏〕 水の冷暖は自分で飲んでみて知るように,真の悟りは修行を積み重ね,自分で会得するものであることのたとえ。

れいだんぼう

れいだんぼう [3] 【冷暖房】
冷房と暖房。

れいだんぼう

れいだんぼう【冷暖房】
air conditioning.‖冷暖房完備 <掲示> Air-conditioned.

れいち

れいち [1] 【霊知・霊智】
霊妙な知恵。「―を授かる」

れいち

れいち [1] 【霊地】
「霊場(レイジヨウ)」に同じ。

れいち

れいち【霊地】
a sacred place;a holy ground.

れいちゃ

れいちゃ [0] 【冷茶】
つめたくひやした茶。

れいちょう

れいちょう 【黎朝】
ベトナムの王朝。黎利が中国の明の支配を撃退し,1428年ハノイに独立,大越を国号とした。1527年莫登庸(バクトウヨウ)に王位を奪われ王朝が断絶したが,32年に復興。のち鄭氏と阮氏が権力を争い,西山党の阮氏により1789年滅亡。

れいちょう

れいちょう [0] 【霊長】
最もすぐれていて,万物のかしらとなるもの。「人間は万物の―である」

れいちょう

れいちょう [0] 【冷嘲】 (名)スル
冷淡に嘲笑すること。冷笑。「過ぎし時を―すれば今も空と卑しむ可きなり/欺かざるの記(独歩)」

れいちょう

れいちょう [0] 【霊鳥】
神聖で不思議な鳥。神霊がやどるとされる鳥。霊妙な鳥。

れいちょう

れいちょう【霊長類】
primates.人間は万物の〜である Man is the lord of all creation.

れいちょう

れいちょう [0] 【礼帳】
玄関先や店先に置いて年賀の客が記名する帳面。礼受帳。

れいちょうるい

れいちょうるい [3] 【霊長類】
霊長目の哺乳類の総称。動物界で最も進化の程度の高いものを含む。蹠行性(シヨコウセイ)で,多くは樹上にすみ,植物食あるいは雑食。少数の例外を除き,手足とも五指を有し,拇指(ボシ)は平爪(ヒラヅメ)をもち,他の四指と向かい合い,物を握ることができる。多くは目が顔の前面にあり,両眼で立体視をし,色覚の完全なものが多い。盲腸をもつ。現生のものは,原猿亜目のツパイ・アイアイなど六科と,真猿亜目のオナガザル・ショウジョウ(オランウータン)・ヒトなど五科に分類され,約一七〇種が知られる。

れいてい

れいてい [0] 【令弟】
他人の弟を敬っていう語。

れいてき

れいてき [0] 【霊的】 (形動)
(1)霊魂・精神にかかわりのあるさま。
⇔肉的
「―な世界」
(2)けがれがなく,神聖で清らかなさま。「―な美しさ」

れいてきこうかん

れいてきこうかん [5] 【霊的交感】
⇒テレパシー

れいてつ

れいてつ [0] 【令姪】
相手を敬ってその姪(メイ)をいう語。

れいてつ

れいてつ [0] 【冷徹】 (名・形動)[文]ナリ
冷静で,物事の根本まで深く鋭く見通している・こと(さま)。「―な目」「―に事の推移を見通す」
[派生] ――さ(名)

れいてん

れいてん [0] 【例典】
しきたりに関する規定。典例。

れいてん

れいてん [1][0] 【冷点】
感覚点の一。皮膚と粘膜の一部に点在し,皮膚より低い温度刺激を感ずる。温点より多くあり,部位によって密度は異なる。寒点。
⇔温点

れいてん

れいてん【零点】
zero.→英和
〜をとる get zero <in mathematics> .

れいてん

れいてん [0] 【礼奠】
神仏や死者の霊に供物をささげること。また,その供物。

れいてん

れいてん [3][0] 【零点】
(1)試験や競技などで,点数が全くないこと。ゼロ。「試験で―を取る」
(2)全く値打ちがないこと。「彼は父親として―だった」

れいてん

れいてん [0] 【礼典】
(1)礼儀に関するきまり。礼法。
(2)礼儀に関するきまりを記した書物。
(3)礼法にのっとった儀式。
(4)キリスト教で,サクラメントのこと。主にプロテスタント教会でいう。典礼。

れいてんぐ

れいてんぐ [3] 【釐等具】
〔「れい」「てん」は「釐」「等」の唐音〕
釐(リン)(=0.0375グラム)・毛(モウ)(=0.00375グラム)などごくわずかな量まで量れる精密な竿秤(サオバカリ)。明治初年まで金銀などを量るのに広く用いられていた。銀秤。れいてん。れてぐ。りんばかり。りんだめ。

れいでん

れいでん [0] 【礼電】
お礼の電報。返礼の電報。

れいでん

れいでん [0] 【霊殿】
神仏の霊をまつった建物。霊廟(レイビヨウ)。

れいとう

れいとう [0] 【霊湯】
不思議なききめのある温泉。霊泉。

れいとう

れいとう【冷凍する】
freeze;→英和
refrigerate.→英和
‖冷凍庫 a freezer;a deep freeze.冷凍食品(肉,魚) frozen foods (meat,fish).冷凍車 a refrigerator car.急速冷凍 quick-freezing.

れいとう

れいとう [0] 【冷凍】 (名)スル
食品などの腐敗を防ぐためにこおらせること。「肉を―しておく」「―室」「―船」

れいとう

れいとう [0] 【霊灯】
神仏に供える灯明。みあかし。

れいとうかんそう

れいとうかんそう [5] 【冷凍乾燥】
⇒凍結乾燥(トウケツカンソウ)

れいとうき

れいとうき [3] 【冷凍機】
冷凍を行う機械の総称。

れいとうこ

れいとうこ [3] 【冷凍庫】
食品を冷凍したり,冷凍食品を長く保存するための箱や区画。冷蔵庫より低温。

れいとうしょくひん

れいとうしょくひん [5] 【冷凍食品】
冷凍庫に冷凍保存し,食べるときに出して調理できるように加工した食品類。

れいとうせん

れいとうせん [0] 【冷凍船】
(主に漁獲物の鮮度を保って輸送するため)冷凍設備と冷蔵庫を備えた船。

れいとうますい

れいとうますい [5] 【冷凍麻酔】
氷などを用いて局所を冷却し,無痛状態にすること。四肢切断手術の麻酔法として応用。

れいとく

れいとく [0] 【霊徳】
神秘さを感ずるほどにすぐれた徳。

れいど

れいど [1] 【零度】
(1)度数計算の基準となる点。
(2)摂氏寒暖計で,水がこおる温度。摂氏〇度。

れいど

れいど【零度】
zero.→英和
水は〜で凍る Water freezes at 0°C.

れいどう

れいどう 【戻道】 (名・形動ナリ)
道理にはずれる・こと(さま)。「自らもてまうで来ぬ下部(シモメ)はいと―なり/枕草子(一三六・能因本)」

れいどう

れいどう [0] 【令堂】
(1)他人の家を敬っていう語。
(2)他人の母を敬っていう語。御母堂。

れいどう

れいどう [0] 【霊堂】
(1)霊験(レイゲン)あらたかな神仏をまつった堂。
(2)貴人の霊をまつる堂。霊殿。みたまや。

れいにく

れいにく [1][0] 【霊肉】
霊魂と肉体。

れいにく

れいにく【霊肉】
<a conflict between> soul[spirit]and body.

れいにく

れいにく [0] 【冷肉】
牛・鶏などの肉を蒸し焼きにして,そのままつめたく冷やした料理。コールド-ミート。

れいにくにげんろん

れいにくにげんろん [1][2][6] 【霊肉二元論】
〔哲〕 心身関係の問題において,心(霊)と肉体とをそれぞれ独立の実体と考える説。この論においては多くは霊を善と考える。プラトンらが代表的。

れいにゅう

れいにゅう [0] 【戻入】 (名)スル
いったん支出した歳出を何らかの理由でもとの歳出予算の科目に戻し入れること。戻し入れ。

れいねつ

れいねつ [1][0] 【冷熱】
(1)冷たいことと熱いこと。
(2)冷淡なことと熱心なこと。

れいねん

れいねん [0] 【例年】
いつもの年。毎年。「―八月は海に行く」「―になく暑い」「―のこと」「―どおり」

れいねん

れいねん【例年】
an ordinary year;the average year;[毎年]every year;annually.〜の annual <event> ;→英和
normal <crop> .→英和
〜になく unusually <cold> .→英和

れいの

れいの [1] 【例の】 (連体)
話し手と聞き手とが,すでによく知っている話題について具体的な表現を用いずに述べる場合にいう。
(1)いつもの。「―とおり」「彼は―調子でしゃべりだした」
(2)くだんの。あの。「―件はどうなった?」

れいのう

れいのう [0] 【隷農】
身分的支配から解放され,賦役を負わず,地代を産物または貨幣で負担した農民。
→農奴

れいのうしゃ

れいのうしゃ [3] 【霊能者】
日常と非日常の世界を媒介する特異な資質をもった宗教的職能者。

れいはい

れいはい【零敗する】
be shut out;fail to score; <話> be blanked; <米俗> be skunked.

れいはい

れいはい【礼拝】
worship;→英和
(a) service (教会の).→英和
〜する worship <at a shrine> .〜に出る attend church service.‖礼拝堂 a chapel.

れいはい

れいはい [0] 【零敗】 (名)スル
一点も取れずに試合・勝負に負けること。ゼロ敗。「決勝戦で―する」「―を喫する」

れいはい

れいはい [0] 【礼拝】 (名)スル
神仏などを拝むこと。特に,キリスト教で,人々がともに神の恵みに感謝する行為をいう。「神を―する」
→らいはい(礼拝)

れいはい

れいはい [0] 【霊牌】
死者の戒名などを書いて,霊代(タマシロ)としてまつる木牌。位牌。

れいはいしき

れいはいしき [3] 【礼拝式】
礼拝の儀式。

れいはいどう

れいはいどう [0] 【礼拝堂】
キリスト教で,礼拝をするために設けられた堂。チャペル。

れいはん

れいはん [0] 【冷飯】
冷や飯(メシ)。

れいば

れいば [1] 【冷罵】 (名)スル
さげすみののしること。「運命の―を感ぜずにはゐられなかつたのです/こころ(漱石)」

れいば

れいば【冷罵を浴びせる】
shower abuses <upon> .

れいばい

れいばい【霊媒】
a (psychic) medium.

れいばい

れいばい [0] 【霊媒】
神や死んだ人の霊魂の,言葉や思いを伝える役目をする人。神霊・死霊との媒介者。巫女(ミコ)・口寄(クチヨセ)の類。

れいばい

れいばい [0] 【冷媒】
冷房・冷凍機で,温度を下げるために用いる熱媒体となる物質。アンモニア・フロンなどのガス。冷却剤。

れいばいじゅつ

れいばいじゅつ [3] 【霊媒術】
霊媒の媒介によって死者の霊を呼び出す術。

れいひつ

れいひつ [0] 【麗筆】
(1)うるわしい筆跡。うつくしい詩文。
(2)筆の美称。

れいひょう

れいひょう【冷評する】
make a sarcastic criticism[remark] <on> .

れいひょう

れいひょう 【澪標】
⇒みおつくし(澪標)

れいひょう

れいひょう [0] 【冷評】 (名)スル
ひややかな調子で批評すること。「新人の作品を―する」

れいびょう

れいびょう【霊廟】
a mausoleum.→英和

れいびょう

れいびょう [0] 【霊廟】
(1)先祖など,人の霊をまつってある建物。おたまや。みたまや。
(2)卒塔婆(ソトバ)のこと。

れいびょう

れいびょう [0] 【霊猫】
麝香猫(ジヤコウネコ)の異名。

れいふ

れいふ [1] 【霊符】
おふだ。お守り。

れいふう

れいふう [0] 【冷風】
つめたい風。ひやりと感ずる風。

れいふう

れいふう [0] 【零封】 (名)スル
スポーツなどで,相手の得点を 0 点におさえこむこと。完封。シャット-アウト。

れいふく

れいふく [0] 【礼服】
冠婚葬祭など,儀式に着用する衣服。

れいふく

れいふく【礼服】
<be in> full[formal]dress;evening dress (夜会の).礼服に及ばず Not formal dress (招待状などで).

れいふじん

れいふじん【令夫人】
Mrs. <Oka> .

れいふじん

れいふじん [3] 【令夫人】
他人の妻を敬っていう語。令閨(レイケイ)。令室。

れいふん

れいふん [0] 【霊氛】
不可思議な気配。霊気。「凡てのものを幽玄に化する一種の―のなかに/草枕(漱石)」

れいぶ

れいぶ [1] 【礼部】
(1)六部(リクブ)の一。礼楽・儀式・祀祭(シサイ)・科挙試験などをつかさどった官庁。
(2)治部省(ジブシヨウ)の唐名。

れいぶきょう

れいぶきょう [0][3] 【礼部卿】
礼部省の長官。また,治部卿の唐名。

れいぶしょう

れいぶしょう [3] 【礼部省】
律令制における八省の一。758年に治部省を唐風に改称したもの。間もなく旧称に復した。

れいぶつ

れいぶつ [0] 【霊物】
不思議なはたらきをするもの。霊妙なもの。れいもつ。

れいぶつ

れいぶつ [0] 【礼物】
(1)礼式を行うために用いるもの。
(2)典礼と文物。
(3)「れいもつ(礼物){(1)}」に同じ。

れいぶつ

れいぶつ [1] 【霊仏】
霊験(レイゲン)あらたかな仏。

れいぶん

れいぶん [0] 【例文】
(1)用例・例証として掲げる文。
(2)例として,または書式を示すために掲げる文。
(3)契約書などにきまり文句として印刷されている条項。

れいぶん

れいぶん [0] 【礼文】
(1)お礼の手紙・文章。
(2)礼制と文物。

れいぶん

れいぶん【例文】
an example.→英和

れいへい

れいへい [0] 【例幣】
朝廷より毎年の例として神にささげる幣帛(ヘイハク)。特に,九月一一日に伊勢神宮に奉る幣帛。江戸時代には日光東照宮にも例幣を下した。

れいへいし

れいへいし [3] 【例幣使】
例幣をささげるために遣わされる勅使。江戸時代には,特に日光へのものをいった。

れいへいしかいどう

れいへいしかいどう 【例幣使街道】
⇒日光例幣使街道(ニツコウレイヘイシカイドウ)

れいほう

れいほう [0] 【霊宝】
神聖な宝物。特に,社寺の秘蔵の宝物。

れいほう

れいほう【霊峰】
a sacred mountain.

れいほう

れいほう【礼砲】
<fire> a salute <of 21 guns> .→英和

れいほう

れいほう [0] 【霊峰】
信仰の対象となったり,神仏をまつってある神々しい山。霊山。「―富士」

れいほう

れいほう [0] 【礼法】
礼儀・作法のやり方やきまり。らいほう。「―要項」

れいほう

れいほう [0] 【礼砲】
軍隊・軍艦などが,儀礼として撃つ空砲。

れいほん

れいほん [0] 【零本】
書物の大部分の巻数が失われて,ごくわずかに残っているもの。端本(ハホン)。

れいぼ

れいぼ 【鈴慕】
(1)尺八曲の一類。江戸時代の各地の普化(フケ)寺(虚無僧(コムソウ)寺)でそれぞれの基本曲とされた曲。寺の系統により多くの同名異曲があり,通常,「九州鈴慕」「松巌軒(シヨウガンケン)鈴慕」のように,地名・寺名などを冠して呼び分ける。
(2)({(1)}から転じて)尺八本曲の曲名として接尾語的に用いる語。「虚空(コクウ)鈴慕」「巣鶴(ソウカク)鈴慕」など,琴古(キンコ)流の本曲に多い。

れいぼ

れいぼ [1] 【令母】
他人の母親を敬っていう語。

れいぼ

れいぼ [1] 【霊簿】
過去帳。点鬼簿。りょうぼ。

れいぼう

れいぼう [0] 【令望】
(1)良い評判。名声。令誉。
(2)他人の人望を敬っていう語。

れいぼう

れいぼう [0] 【礼帽】
礼装用の帽子。

れいぼう

れいぼう【冷房車】
an air-conditioned car[train].冷房装置 <install> an air-conditioning unit.冷房装置のある be air-conditioned.完全冷房 <掲示> Air-conditioned.

れいぼう

れいぼう [0] 【冷房】 (名)スル
屋内を涼しくすること。
⇔暖房
[季]夏。「館内を―する」「全館―」

れいぼうこう

れいぼうこう [3] 【礼奉公】
奉公人が年季が明けたあとも,恩返しの意味である期間主家にとどまって無給で働くこと。「―勤めてゐらるる高間和尚とて/浮世草子・禁短気」

れいぼうびょう

れいぼうびょう [0] 【冷房病】
過度に冷房された室内にいたことによって生ずる体の冷えや疲れ,胃腸・生理障害などの症状。

れいぼく

れいぼく [0] 【霊木】
神仏が宿るという神聖な木。神木(シンボク)。

れいぼく

れいぼく [0] 【零墨】
字を書いたもののきれはし。墨跡の断片。「断簡―」

れいぼながし

れいぼながし [4] 【鈴慕流し】
(1)鈴慕{(1)}などの尺八曲を吹きつつ托鉢(タクハツ)して歩くこと。また,それを行う虚無僧のこと。
(2)尺八の曲名。鈴慕{(1)}を特に歩行吹奏に適する吹き方にしたもの。
〔訛(ナマ)って「恋慕(レンボ)流し」ともいう〕

れいまい

れいまい [0] 【令妹】
他人の妹を敬っていう語。

れいまいり

れいまいり【礼参りをする】
visit <a shrine> for thanksgiving;pay a visit of thanks <to a shrine> ;make a revenge call (暴力団が).

れいまいり

れいまいり [3] 【礼参り】
神仏にかけた願のかなったお礼に,その神仏に再び参ること。がんほどき。かえりもうし。
→お礼参り

れいまわり

れいまわり【礼回りする】
make a round of calls to return thanks.

れいまわり

れいまわり [3] 【礼回り】
世話になった人の所を礼や挨拶(アイサツ)をして回ること。回礼。

れいみょう

れいみょう【霊妙な】
miraculous;→英和
mysterious;→英和
marvelous.

れいみょう

れいみょう [0] 【霊妙】 (名・形動)[文]ナリ
人知でははかり知れないほどすばらしい・こと(さま)。「―不可思議」「―な音楽」「運筆の―なるを異とすべきか/肖像画(四迷)」

れいみん

れいみん [0] 【黎民】
一般人民。庶民。万民。

れいむ

れいむ [1] 【霊夢】
神仏やそのお告げが現れる不思議な夢。

れいめい

れいめい [0] 【霊名】
洗礼名。クリスチャン-ネーム。

れいめい

れいめい [0] 【令名】
すぐれているという評判。よい評判。名声。令聞。「―を馳せる」「―が高い」

れいめい

れいめい [0] 【黎明】
(1)夜が明けて朝になろうとする頃。明け方。よあけ。
(2)物事が盛んに始まろうとする時。新しい文化などが起ころうとする時。「近代日本の―を告げる」

れいめい

れいめい【黎明】
<in the> dawn;→英和
<at> daybreak.→英和
黎明期 the dawn <of a new age> .

れいめいかい

れいめいかい 【黎明会】
大正期の民本主義思想の啓蒙団体。1918年(大正7)吉野作造や福田徳三らによって創立され,講演会などを通して民本主義を鼓吹した。20年解散。

れいめいき

れいめいき [3] 【黎明期】
新しい時代・文化などが起ころうとする時期。萌芽期。

れいめん

れいめん [1] 【冷麺】
朝鮮料理の一。緑豆の粉で製した麺に,肉・キムチ・野菜などをのせて冷たいつゆをかけたもの。ネンミョン。

れいもつ

れいもつ [0] 【礼物】
(1)感謝の気持ちを表すために贈る品物。お礼の品。
(2)「れいぶつ(礼物){(1)}」に同じ。

れいやく

れいやく【霊薬】
a miraculous medicine[cure,remedy].

れいやく

れいやく [1][0] 【霊薬】
不思議なききめのある薬。

れいやしゅう

れいやしゅう 【怜野集】
江戸後期の和歌集。一二巻。清原雄風(キヨハラオカゼ)編。1806年成立。初学者のために,風姿のよく整った歌を万葉集および中古の勅撰集などから抄出し類聚(ルイジユ)したもの。春・夏・秋・冬・恋・雑の六部に部類,題数五千八百余,総歌数一五七〇〇。類題怜野集。

れいゆうかい

れいゆうかい レイイウクワイ 【霊友会】
日蓮宗系の仏教教団の一。1919年(大正8)久保角太郎(1892-1944)を中心に霊の友会として発足,25年大日本霊友会を設立。三界の万霊・祖霊をまつり,懺悔(ザンゲ)の生活をすることによって幸福が得られる,と説く。幾度か教団分裂を重ね,孝道教団・立正佼成会・妙智会を派生。

れいよ

れいよ [1] 【零余】
少しの残り。余り。残余。

れいよう

れいよう [0] 【麗容】
うるわしい姿。美しい姿・形。

れいよう

れいよう [0] 【冷用】
温めないで,あるいは冷やして飲むこと。

れいよう

れいよう [0] 【羚羊】
偶蹄(グウテイ)目ウシ科の哺乳(ホニユウ)類のうちシカに似た優美な形態をもつものの総称。多く草原や森林にすみ,草食性。一般に胴が細く,足が長く,走行に適する。角は雌雄あるいは雄にだけあり,形状はさまざま。多くはアフリカに分布するが,インド・中央アジアにすむ種類もある。イランド・インパラ・トムソンガゼルなど種類が多い。アンテロープ。
→かもしか

れいよう

れいよう [0] 【礼容】
礼儀正しい動作。儀容。

れいようかく

れいようかく [3] 【羚羊角】
羚羊の角(ツノ)。漢方薬の一。解熱・鎮静剤とする。

れいようしゅ

れいようしゅ [3] 【冷用酒】
燗(カン)をしないで,あるいは冷やして飲む日本酒。

れいよし

れいよし [3] 【零余子】
⇒むかご(零余子)

れいらく

れいらく【零落する】
be ruined;be badly[worse]off.〜した人 a ruined man.

れいらく

れいらく [0] 【零落】 (名)スル
おちぶれること。「―して今は見る影もない」

れいり

れいり [1] 【怜悧・伶俐】 (名・形動)[文]ナリ
頭のはたらきがすぐれていて,かしこい・こと(さま)。聡明。「―な頭脳」

れいり

れいり【怜悧な】
clever;→英和
bright;→英和
intelligent.→英和

れいりょう

れいりょう [0] 【冷涼】 (名・形動)[文]ナリ
ひややかで涼しい・こと(さま)。「―の気」「高原の―な大気」「―な気候」

れいりょく

れいりょく [1] 【霊力】
(1)霊魂の力。精神の力。
(2)不可思議な力。

れいりん

れいりん [0] 【伶倫】
〔黄帝の臣で,音楽をつかさどったという中国古伝説上の人物〕
伶人{(1)}のこと。

れいれい

れいれい [0] 【冷冷】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)清く涼しいさま。つめたく涼しい感じ。「暁風―として青黒き海原を掃ひ来り/自然と人生(蘆花)」
(2)態度がよそよそしく,ひややかなさま。「我々朋友たる者が―黙過する訳に行かん事だと思ふんだが/吾輩は猫である(漱石)」
(3)音などがすきとおっているさま。「時に小懸泉の岩間に滴瀝するあり,―として絃の如く琴に似/日本風景論(重昂)」

れいれい

れいれい [0] 【玲玲】 (形動タリ)
玉などがふれてすがすがしく鳴りわたるさま。「―たる鈴の声/太平記 25」

れいれい

れいれい [0][3] 【麗麗】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)人目につくさま。派手に飾りたてるさま。「親爺の頭の上に…と云ふ額が―と掛けてある/それから(漱石)」
(2)はっきりとしたさま。「―生きて居るとも知らず/人情本・恩愛二葉草」
(3)うるわしくきわだっているさま。「―ト書ク/ヘボン」

れいれいしい

れいれいし・い [5] 【麗麗しい】 (形)[文]シク れいれい・し
わざと人目につくようにするさま。ことさら派手に目立つようにするさま。「―・く看板を出す」
[派生] ――さ(名)

れいれいしく

れいれいしく【麗々しく】
pretentiously;→英和
ostentatiously.→英和

れいれいぜん

れいれいぜん [5] 【冷冷然】 (ト|タル)[文]形動タリ
〔「冷然」を強めた語〕
いかにも態度がひややかなさま。「駅員は―として衝(ツ)と去つて/婦系図(鏡花)」

れいれいたんたん

れいれいたんたん [0] 【冷冷淡淡】 (形動)[文]ナリ
「冷淡」を強調した語。「外面の祭祀礼儀を除くときは―にして毫も生気あらず/新聞雑誌 60」

れいろ

れいろ [1] 【零露】
したたり落ちるつゆ。

れいろう

れいろう [0] 【玲瓏】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
(1)金属・玉などがさえた美しい音で鳴るさま。また,玉を思わせる美しい声の形容。「顔に似合はぬ―たる美音で演説を始めた/くれの廿八日(魯庵)」
(2)玉のように美しく輝くさま。さえて鮮やかなさま。「蜃中楼とは蜃(ハマグリ)が吐出した気の中に―たる楼閣が…出現せるを申せし/蜃中楼(柳浪)」
■二■ (形動)[文]ナリ
{■一■}に同じ。「玉のやうに―な詩人らしく見え/行人(漱石)」

れいろう

れいろう [0] 【麗朗】 (形動タリ)
うるわしく明るいさま。うららかなさま。「春日―たり/日乗(荷風)」

れいろう

れいろう【玲瓏な】
brilliant.→英和

れいわ

れいわ [0] 【例話】
ある事柄を説明する際に,具体的な例として引く話。たとえばなし。

れいわゲーム

れいわゲーム [4] 【零和―】
参加者が一回ごとの勝負で得たり失ったりする得点の和がゼロになるゲーム。

れき

れき [1] 【鬲】
中国古代の器。三本の中空の足をもつ煮炊きに用いた器。殷(イン)周時代の青銅製の祭器が知られる。
鬲[図]

れき

れき [1] 【礫】
(1)小さい石。こいし。つぶて。
(2)粒径が2ミリメートル以上の岩片。

れき

れき (代)
〔「れこ」の転。もと,操り・浄瑠璃社会の隠語という〕
指示代名詞。また,三人称の人代名詞。これ。あのもの。あの人。ある物(特に金銭)や特定の人物をさしていうことが多い。れきま。「木でこしらへた―をくらはせても/洒落本・蕩子筌枉解」

れき

れき [1] 【暦】
(1)こよみ。
(2)天体の位置や天体の現象の毎日の値を記したもの。天体暦。

れき

れき 【歴】
名詞の下に付いて,…の経験の意で,複合語をつくる。「政治―」「サッカー―五年」「離婚―一回」

れきおう

れきおう 【暦応】
⇒りゃくおう(暦応)

れきか

れきか [1] 【暦家】
暦法に精通している人。天文学者。

れきか

れきか [0] 【轢過】
自動車・電車などの車輪にひかれること。「―創(ソウ)」

れきかい

れきかい [0] 【礫塊】
(1)小石と土くれ。また,小石のかたまり。
(2)つまらないもの。値打ちのないもの。

れきかん

れきかん [0] 【暦官】
暦のことをつかさどる役人。暦正。

れきがく

れきがく [2] 【暦学】
日・月など天体の運行を観測し,暦を作る学問。

れきがん

れきがん [2][0] 【礫岩】
堆積岩の一。礫が砂質・泥質・石灰質などの基質によってくっつき,固められてできた岩石。

れきがん

れきがん【礫岩】
《地》a conglomerate.→英和

れきき

れきき [2] 【礫器】
⇒礫石器(レキセツキ)

れきぐん

れきぐん [0] 【礫群】
赤く焼け黒色タール状付着物のある拳(コブシ)大の円礫を集積している遺構。後期旧石器時代に多く,焼石料理に用いられた。

れきげん

れきげん [0] 【暦元】
ある暦法によって暦日を計算し始める最初の日。

れきこうさいばい

れきこうさいばい レキカウ― [5] 【礫耕栽培】
コンクリートの容器に砂利を入れ化学肥料液をそそいで栽培する方法。

れきさつ

れきさつ [0] 【轢殺】 (名)スル
車輪でひき殺すこと。「―死体」「トラックに―される」

れきさん

れきさん [0] 【暦算】
暦学と算術。暦に関する計算。

れきざん

れきざん 【歴山】
舜が耕作したと伝えられる山。中国,山東省済南の南にある千仏山,山西省蒲州にある歴山など各所にある。

れきし

れきし【轢死する】
be (run over and) killed <by a train> .

れきし

れきし [1] 【歴仕】
代々の君主に仕えること。歴事。

れきし

れきし [0] 【歴史】
(1)人間社会が時間の経過とともに移り変わってきた過程と,その中での出来事。また,それをある秩序・観点のもとにまとめた記録・文書。「―に残る大事件」「―上の人物」
(2)ある事物が今日まで経過してきた変化の跡。経歴。来歴。「歌舞伎の―」
(3)「歴史学」の略。

れきし

れきし【歴史】
history;→英和
a history (史書).〜以前の prehistoric.〜上の[的]historical <fact,person> ;→英和
<places of> historic <interest> ;→英和
<famous,the greatest> in history.〜に残る remain in history.〜をたどる trace the history <of> .‖歴史家 a historian.歴史小説 a historical novel.

れきし

れきし [0] 【轢死】 (名)スル
車輪にひかれて死ぬこと。

れきし=は繰り返す

――は繰り返す
過去に起こったことは,同じような経過をたどって,何度でも起こるものである。ローマの歴史家クルティウス=ルーフスの言葉による。

れきしか

れきしか [0] 【歴史家】
歴史を研究している人。歴史にくわしい人。史家。

れきしかがく

れきしかがく [4] 【歴史科学】
(1)歴史学および歴史学の方法を援用する諸科学の総称。
(2)ウィンデルバントの科学分類上,反復できる一般的な法則をたてる自然科学に対し,反復できない一回的・個性的なものを記述する科学。

れきしかん

れきしかん [3] 【歴史観】
歴史的世界の構造や,その変化・発展についての一つの体系的見解。歴史的世界の構造のうちでどの要因を重視し歴史の動因力と考えるかにより,国家や政治を中心にみる立場(一九世紀のドイツ史学)あるいは精神・文化現象を中心にみる立場(シュペングラー・トインビー),および階級間の闘争を重視する立場(史的唯物論)などに分かれる。史観。

れきしが

れきしが [0] 【歴史画】
神話・伝説を含めた歴史上の出来事を題材として描いた絵画。

れきしがく

れきしがく [3] 【歴史学】
歴史を研究の対象とする学問。

れきしがくは

れきしがくは [4] 【歴史学派】
一九世紀半ばから二〇世紀の初めにかけて,ドイツを中心におこった経済学の一派。スミスに始まる古典派経済学に対抗して,国民経済の歴史性や特殊性を強調,後進国ドイツを擁護するために保護貿易主義を唱えた。リスト・ロッシャー・ヒルデブラント・シュモラー・ブレンターノなどが代表。歴史派経済学派。

れきしげき

れきしげき [3] 【歴史劇】
「史劇(シゲキ)」に同じ。

れきしげんごがく

れきしげんごがく [6] 【歴史言語学】
言語学の一分野。言語の歴史的変遷を追究するもので,同系語の認定,共通祖語の再建などを目的とする比較言語学が最も重要な領域。
→記述言語学

れきしこうこがく

れきしこうこがく [6] 【歴史考古学】
歴史時代を考古学的方法で研究する考古学の一分科。文字のない時代を研究する先史考古学と対比される。遺跡・出土資料のみでなく,文献・伝世遺物をも資料として活用する。有史考古学。

れきししゅぎ

れきししゅぎ [4] 【歴史主義】
〔historism〕
社会的諸事象をすべて歴史的過程の中に現れるものとして理解しようとする考え方や立場。

れきししょうせつ

れきししょうせつ [4] 【歴史小説】
過去の時代・人物・事件などを題材として,史実を踏まえて描いた小説。

れきしじだい

れきしじだい [4] 【歴史時代】
文字で書かれた記録・文献などが残されてから後の時代。日本では五世紀以後。考古学で,先史時代・原史時代に対比される。

れきしじょう

れきしじょう [0] 【歴史上】
歴史的にみること。歴史という観点からみること。副詞的にも用いる。「―興味ある事件」「―の事実」

れきしちりがく

れきしちりがく [5] 【歴史地理学】
歴史時代の地理的条件を研究する地理学の一部門。

れきしてき

れきしてき [0] 【歴史的】 (形動)
(1)歴史に基づくさま。歴史にかかわるさま。史的。「―研究」「―に検討する」
(2)歴史に残るほど重大であるさま。「―大事件」「―な一瞬」「―転換」
(3)すでに過去のものとなっているさま。「―な存在」「―風俗」

れきしてきかなづかい

れきしてきかなづかい [8] 【歴史的仮名遣(い)】
語を仮名で表記する際の方式の一つで,過去のある時期の文献を規準に定められた仮名遣い。普通,平安中期(一〇世紀頃)以前の万葉仮名の文献をもととし,江戸時代前期に契沖が提唱,明治以後の教育制度にも採られて一般に用いられていた。1946年(昭和21)に現代仮名遣いが公布されて以後は,主として古典の表記に用い,一般には現代仮名遣いが用いられている。古典仮名遣い。旧仮名遣い。
⇔現代仮名遣い

れきしてきけいかんけん

れきしてきけいかんけん [8] 【歴史的景観権】
国民が歴史的・芸術的・観賞的価値の高い景観を享受できるとされる権利。環境権の一種で,1989年(平成1),和歌浦の景観をめぐる住民訴訟で主張された。

れきしてきげんざい

れきしてきげんざい [6] 【歴史的現在】
過去に起こったことを生き生きと描写するために,今,目の前で行われているかのように現在の時制で書き表す表現法。

れきしてきふうどほぞんくいき

れきしてきふうどほぞんくいき [12][6][4] 【歴史的風土保存区域】
古都における歴史的風土の保存に必要な土地の区域として,内閣総理大臣が指定する区域。区域内の建築・宅地造成などは規制される。重要な区域はさらに歴史的風土特別保存区域に指定される。

れきしてつがく

れきしてつがく [5][4] 【歴史哲学】
歴史および歴史的認識に対する哲学的考察。

れきしはけいざいがくは

れきしはけいざいがくは [9] 【歴史派経済学派】
⇒歴史学派(レキシガクハ)

れきしぶんぽう

れきしぶんぽう [4] 【歴史文法】
文法についての諸事象を,時代的変遷をたどることによって解明しようとするもの。史的文法。

れきしほうがく

れきしほうがく [4] 【歴史法学】
一九世紀初めドイツに興った法学の理論。法を歴史の所産とし,その基礎を民族精神に求める。

れきしほうそく

れきしほうそく [4] 【歴史法則】
歴史のうちにも一定の法則が見いだされるとの考えに基づいて,歴史の展開過程から抽象される法則。

れきしものがたり

れきしものがたり [6] 【歴史物語】
(1)歴史的事実に取材した物語。
(2)平安後期以後,歴史的事実を素材として仮名文で書かれた物語の総称。「栄花物語」「大鏡」「今鏡」「水鏡」「増鏡」「月の行方」「池の藻屑」「秋津島物語」など。

れきしゃ

れきしゃ [1] 【櫟社】
(1)クヌギを神木とする社(ヤシロ)。
(2)神木の根本などに仮の祠(ホコラ)を設けたり,鳥居だけを建てたりしたもの。

れきしょ

れきしょ [1][0] 【暦書】
暦学に関する本。また,こよみ。

れきしょう

れきしょう [0] 【暦象】
(1)暦{(2)}に記された天体の運行の様子。
(2)こよみにより天体の運行現象をおしはかること。

れきじ

れきじ [1] 【歴事】 (名)スル
代々の主君に仕えること。歴仕。

れきじつ

れきじつ [0] 【歴日】
日がたつこと。日数が経過すること。

れきじつ

れきじつ [0] 【暦日・歴日】
(1)月日の経過。歴日。「山中―なし」
(2)こよみ。
(3)ある暦法によって定められた,こよみの上での一日。

れきじゅつ

れきじゅつ [2][0] 【暦術】
太陽・月・星などの動きを測って,暦をつくる方法。暦法。

れきじゅん

れきじゅん [0] 【歴巡】 (名)スル
方々を訪ねまわること。へめぐること。歴訪。「諸国を―する」

れきすう

れきすう [0][3] 【暦数】
(1)自然にめぐって来る運命。めぐりあわせ。
(2)年代。年数。「―已に百六十余年に及びぬれば/太平記 11」
(3)天体の運行を基にこよみを作り出す方法。

れきせい

れきせい【瀝青】
bitumen;→英和
pitch.→英和
瀝青炭 bituminous coal.

れきせい

れきせい [0] 【歴青・瀝青】
炭化水素からなる化合物の一般的総称。普通,天然アスファルト・コールタール・石油アスファルト・ピッチなどをいう。道路舗装用材料・防水剤・防腐剤などに用いる。ビチューメン。チャン。

れきせい

れきせい [0] 【歴世】
次々に相伝えて経てきた代。代々。世世。歴代。

れきせい

れきせい [0] 【暦生】
律令制で,陰陽寮(オンヨウリヨウ)に属し,暦博士に従って暦法を学ぶ学生。れきしょう。

れきせいたん

れきせいたん [0][3] 【歴青炭・瀝青炭】
石炭の一。無煙炭に次いで炭素の含有量が多い。緻密で光沢があり,漆黒色。火力発電の燃料,ガス・コークスの製造原料。黒炭。

れきせいふくしょくこう

れきせいふくしょくこう 【歴世服飾考】
風俗史書。八巻一冊。田中尚房(1839-1891)著。1893年(明治26)成立。日本で最初の服飾史書で,冠・頭巾(ズキン)・衣・袴(ハカマ)などに分類しその沿革を記したもの。

れきせいウランこう

れきせいウランこう [6] 【歴青―鉱・瀝青―鉱】
閃(セン)ウラン鉱の変種。非晶質・塊状で,瀝青状の色とつやをもつ。ウラン・ラジウムの原料鉱石。ピッチブレンド。
→閃ウラン鉱

れきせき

れきせき [0] 【礫石】
小石。石ころ。

れきせっき

れきせっき [3] 【礫石器】
礫の周囲を簡単に打ち欠いた石器。前期旧石器時代の最初の石器の形。片面に刃のあるものをチョッパー,両面加工の刃のあるものをチョッピング-ツールという。礫器。

れきせん

れきせん [0] 【歴戦】
何回も戦場で戦った経験があること。「―の古つわもの」「―の勇士」

れきぜん

れきぜん【歴然たる】
obvious[undeniable] <fact> .→英和
〜として obviously;→英和
evidently.→英和

れきぜん

れきぜん [0] 【歴然】 (ト|タル)[文]形動タリ
はっきりとして間違えようもないさま。明白なさま。「差は―としている」「―たる証拠がある」

れきだい

れきだい【歴代の】
successive <cabinets> .→英和

れきだい

れきだい [0][2] 【歴代】
ある地位を占める者の代々。世々。歴世。「―の君主」「―首相の写真が飾ってある」

れきだいほうあん

れきだいほうあん 【歴代宝案】
琉球王国の外交文書集。明・清二代の対中国関係文書が大半を占め,他は東南アジア関係。1424年から1867年に至る443年間に及び,史料的価値は高い。大半が失われ,台湾大学所蔵本などいくつかの写本が残るのみ。

れきだん

れきだん [0] 【轢断】 (名)スル
列車などが,人や動物のからだをひききること。「―された死体」

れきちゅう

れきちゅう [0] 【暦注】
古暦で,日付など暦の本体の下に,二段に分けて記される注記事項。中段には十二直,下段にはさまざまな日の吉凶に関する事項が書かれる。

れきちょう

れきちょう [0] 【歴朝】
相続く代々の王朝。「―の治績」

れきちょうしょうしかい

れきちょうしょうしかい レキテウセウシ― 【歴朝詔詞解】
「続日本紀」所載の宣命六二編の注釈書。本居宣長著。1800年成立。1803年刊。続紀歴朝詔詞解。

れきてい

れきてい [0] 【歴程】
経過してきた道筋。通ってきた道筋。

れきでん

れきでん [0] 【歴伝】
代々伝えること。また,代々伝わること。

れきと

れきと [2][1] 【歴と】 (副)
「れっきと(歴)」に同じ。多く「歴とした」の形で用いる。「芳野といふ,―した妻がある/色懺悔(紅葉)」

れきど

れきど [1] 【礫土】
小石の多くまざった土。砂利土。

れきどう

れきどう [2][0] 【暦道】
(1)暦術・暦数に関する学問。また,その学に携わっている人。
(2)陰陽寮(オンヨウリヨウ)の学科の一。暦法を暦生に教授し,別に漏刻の学を付属させた。後世,賀茂氏が世襲。

れきにん

れきにん [0] 【歴任】 (名)スル
次々にいくつかの官職を務めてきたこと。「大蔵大臣・総理大臣を―する」

れきにん

れきにん【歴任する】
(successively) hold <various posts> .→英和

れきねん

れきねん [0] 【歴年】
(1)年がたつこと。何年かを経ること。「―の研究が実を結ぶ」
(2)連年。年々。

れきねん

れきねん [0] 【暦年】
(1)暦で定めた一年。現行の太陽暦の一年は平年三六五日,閏年(ウルウドシ)三六六日。
(2)年月。歳月。

れきねん

れきねん【暦年】
a calendar[civil]year.

れきねんれい

れきねんれい [3] 【暦年齢】
生まれた日を起点として,こよみの上で数えた年齢。満年齢と数え年がある。生活年齢。

れきはかせ

れきはかせ [3] 【暦博士】
⇒こよみのはかせ(暦博士)

れきひょうじ

れきひょうじ レキヘウ― [3] 【暦表時】
ニューカムが発表した太陽の黄道上の運動の理論式から定義された時刻。天文学的に決定される時刻としては,最も一様性がある。1956年から67年まで,暦表時の秒を時間の単位に採用。

れきほう

れきほう [0] 【暦法】
太陽・月・星など天体の動きによって暦を作る方法。また,暦に関する法則。

れきほう

れきほう【歴訪する】
make a round of calls <on persons> ;make a tour of <places> .

れきほう

れきほう [0] 【歴訪】 (名)スル
次々に訪れること。巡訪。歴問。「ヨーロッパ諸国を―する」

れきほん

れきほん [0] 【暦本】
こよみに関する本。また,こよみ。

れきま

れきま (代)
〔「れきさま」の略〕
「れき」に同じ。「裏借屋は…―がうるさいわいな/滑稽本・浮世風呂 4」

れきめい

れきめい [0] 【歴名】
姓名を書きつらねること。また,そのもの。りゃくみょう。

れきめいぼ

れきめいぼ [3] 【歴名簿】
姓名を書きつらねた名簿。歴名帳。

れきゆう

れきゆう [0] 【歴遊】 (名)スル
あちこち見物してまわること。巡遊。「世界各地を―する」

れきらん

れきらん [0] 【歴乱】 (ト|タル)[文]形動タリ
物の乱れるさま。特に,花が咲き乱れるさま。爛漫(ランマン)。「梅花―として/自然と人生(蘆花)」

れきらん

れきらん [0] 【歴覧】
(1)ひとつひとつ見ること。次々に見ること。
(2)見て回ること。

れきれき

れきれき [0] 【歴歴】
■一■ (名)
身分・地位などの高い人々。多く「お歴々」の形で用いる。おえらがた。「私の父は旗本で,先(マア)―の中(ウチ)でした/不如帰(蘆花)」
→おれきれき
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
(1)はっきりしているさま。ありありと見えるさま。歴然。「其時の光景(アリサマ)は,―と眼前に浮びつ/不如帰(蘆花)」「実在成立の根底には―として動すべからざる統一の作用が働いて居る/善の研究(幾多郎)」
(2)次々と連なるさま。「―として更に―たり,海村林邑の感,いやめづらかなり/海道記」
(3)身分や家柄の高いさま。また,その道においてすぐれているさま。「是ほど皆―としてよき人たちのわたるは/史記抄 7」
(4)立派なものが連なるさま。晴れがましいさま。「内外の侍を見給へば,…重恩深き者も多くあり。―としたる所に只一人ぞ坐(オワ)しける/盛衰記 39」

れきれき

れきれき [0] 【瀝瀝】 (形動タリ)
(1)水が音をたてるさま。「岸打つ浪―たり/盛衰記 39」
(2)風が音を立てて吹くさま。「―たる風の音に/太平記 32」

れきろく

れきろく [0] 【轣轆】 (ト|タル)[文]形動タリ
車のとどろき。また,馬車・荷車などが音を立てて走るさま。轆轆。「怒るやうな,泣くやうなその―の音に/若い人(洋次郎)」「早や門の外を―として車が行く/婦系図(鏡花)」

れこ

れこ [1] (代)
〔「これ」をさかさまにした語〕
指示代名詞。また,三人称の人代名詞。「これ」の隠語的表現で,明示したくないものをさす。例のもの。特に,情人・上役・金銭などをさすことが多い。「だれの―だ」
→れそ

れこしき

れこしき 【れこ式】
〔「れこ」は「これ」の倒語〕
「これしき{(2)}」に同じ。「些(チツト)―で訳があつてな/滑稽本・浮世風呂 4」

れこ式

れこしき 【れこ式】
〔「れこ」は「これ」の倒語〕
「これしき{(2)}」に同じ。「些(チツト)―で訳があつてな/滑稽本・浮世風呂 4」

れそ

れそ (代)
〔「それ」をさかさまにした語〕
指示代名詞。また,三人称の人代名詞。「それ」の隠語的表現で,直接言いにくい場合などに用いる。
(1)情人などをいう。「や,―が言伝したぞや/浄瑠璃・冥途の飛脚(上)」
(2)それ。こういう具合。「どいつでも妨げすると,脳頭から桶据まで(=尻マデ),―だ(=コンナ具合ダ)/歌舞伎・幼稚子敵討」
→れこ

れっか

れっか [1] 【裂罅】
裂けてすき間のできること。また,その裂け目。割れ目。ひび。断裂。

れっか

れっか【烈火の如く怒る】
be mad with anger.

れっか

れっか [1] 【列火】
漢字の脚の一。「烈」「然」などの「灬」の部分。れんが。
〔漢和辞典では一般に「火」(四画)部に配列される〕

れっか

れっか [1][0] 【烈火】
(1)はげしく燃えている火。
(2)ひどく怒ることのたとえ。「―の如く怒る」

れっか

れっか [0] 【裂果】
⇒裂開果(レツカイカ)

れっか

れっか [0] 【劣化】 (名)スル
(品質や性能などが)悪くなること。「テレビの部品が―する」

れっかい

れっかい [0] 【裂開】 (名)スル
(1)さけひらけること。また,さきひらくこと。
(2)劈開面(ヘキカイメン)以外の鉱物の割れ方。結晶の成長過程でできた欠陥による。剥離(ハクリ)。

れっかいか

れっかいか [3] 【裂開果】
熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する果実。乾果の一種で,莢果(キヨウカ)(マメ科),蒴果(サクカ)(アヤメ科),角果(アブラナ科),袋果(キンポウゲ科),蓋果(ガイカ)(スベリヒユ科)などがある。裂果。
⇔閉果

れっかく

れっかく [0][1] 【劣角】
〔数〕 一点から出る二つの半直線がつくる角のうち,二直角より小さい方の角。普通,角という場合には劣角をさす。
⇔優角

れっかじゅうてんこうしょう

れっかじゅうてんこうしょう [8] 【裂罅充填鉱床】
⇒鉱脈(コウミヤク)

れっかすい

れっかすい [3] 【裂罅水】
岩石の割れ目・節理,断層破砕帯・石灰洞などの空隙に保持された地下水。トンネル工事の際,大量に噴出することがある。

れっかてんじゅう

れっかてんじゅう [4] 【裂罅填充】
地層や岩石の割れ目を他の物質で充填すること。土木工事の際,漏水を止めるために液状のセメントなどを注入する。

れっかウラン

れっかウラン [4] 【劣化―】
(1)一般に,ウラン二三五の含有率が,天然ウランの0.72パーセント以下になったウラン。ウラン濃縮工場で,天然ウランからウラン二三五を取り出した残りのウランなど。
(2)特に,ウラン二三五の含有率が,当初の核燃料よりも低下したウラン。原子炉の使用済み核燃料など。減損ウラン。

れっき

れっき [1] 【劣機】
〔仏〕 機根の劣ること。また,その人。

れっき

れっき レキ― [0] 【礫器】
⇒礫石器(レキセツキ)

れっき

れっき [1][0] 【列記】 (名)スル
並べて書き記すこと。「注意事項を―する」

れっきと

れっきと [0][3] 【歴と】 (副)
〔「れっき」は「れき」の促音添加〕
(多く「れっきとした」の形で用いる)
(1)疑う余地のないほど確かなさま。明白なさま。「―した証拠」
(2)家柄・身分などが高いさま。「在所には―親も有/浄瑠璃・卯月の紅葉(上)」

れっきとした

れっきとした
obvious <fact> (明白な);→英和
<one's> legitimate[lawful] <wife> (正式の);→英和
respectable (りっぱな).→英和

れっきょ

れっきょ [1] 【列挙】 (名)スル
一つ一つ数えあげること。並べたてること。「罪状を―する」

れっきょ

れっきょ【列挙する】
enumerate;→英和
list.→英和

れっきょう

れっきょう [0] 【列強】
多くの強い国。世界の諸強国。

れっきょう

れっきょう【列強】
the (world) Powers.

れっけん

れっけん [0] 【列見】
奈良・平安時代,毎年2月11日に行われた年中行事。式部・兵部両省で,六位以下の下級官人の勤務状況を調べ,昇進させるべき者を,太政官において,大臣もしくは式部・兵部卿が閲見したもの。

れっこ

れっこ [1] 【劣弧】
〔数〕 円周上の二点が円周を二つの弧に分けるとき,半円より小さい方の弧。
⇔優弧

れっこう

れっこう [0] 【列侯】
多くの大名。諸侯。

れっこう

れっこう 【烈公】
徳川斉昭(ナリアキ)の諡号(シゴウ)。

れっこう

れっこう [0] 【裂肛】
⇒切(キ)れ痔(ジ)

れっこく

れっこく [0] 【列国】
多くの国々。諸国。「―の首脳が一堂に会する」

れっこく

れっこく【列国】
the Powers;the nations (of the world).

れっこくぎかいどうめい

れっこくぎかいどうめい 【列国議会同盟】
〔Inter-Parliamentary Union〕
各国の議員による国際的な機構。1889年に設立,本部はジュネーブ。議員の交流・討議を通して,国際平和と諸国民の協調に寄与することを目的とする。万国議員同盟。IPU 。

れっさい

れっさい [0] 【劣才】
劣っている才能。駑才(ドサイ)。

れっさん

れっさん 【列参】
つれだって参集すること。「いかに内侍どもは何事の―ぞ/平家 2」

れっし

れっし 【列子】
(1)中国,戦国時代の思想家。名は禦寇(ギヨコウ)。老子よりあと,荘子より前の時代の道家というが,伝記・生没年とも未詳。唐の玄宗から沖虚真人と追号された。
(2)中国,古代の寓話集。八巻。戦国時代の道家,列子{(1)}とその弟子が書いたとされるが,晋代の偽作とする説もある。

れっし

れっし [1] 【烈士】
気性がはげしく,自分の信念をもって一途に行動する人。烈夫。

れっしおんど

れっしおんど [4] 【列氏温度】
〔「列氏」は考案者であるフランスの物理学者レオミュールのこと〕
氷点を〇度,水の沸点を八〇度とする温度目盛り。レオミュール温度計。記号 �
→摂氏温度
→華氏温度

れっしゃ

れっしゃ【列車】
a train.→英和
⇒汽車.‖列車係 a train dispatcher.列車事故 a train[ <米> railroad]accident.列車自動停止装置 an automatic train control <ATC> .

れっしゃ

れっしゃ [0][1] 【列車】
旅客・貨物の輸送のために仕立てられた車両の一つらなり。「夜行―」「急行―」

れっしゃ

れっしゃ [1] 【劣者】
才能・身分などの劣った者。劣等者。
⇔優者

れっしゃうんこうずひょう

れっしゃうんこうずひょう [8][1][5] 【列車運行図表】
⇒列車(レツシヤ)ダイヤ

れっしゃしゅうちゅうせいぎょ

れっしゃしゅうちゅうせいぎょ [8] 【列車集中制御】
⇒シー-ティー-シー( CTC )

れっしゃダイヤ

れっしゃダイヤ [4] 【列車―】
一定区間の各列車の運転状態を一枚の図に表したもの。横軸に時刻,縦軸に距離をとり,各列車の運転計画を線で記入する。列車運行図表。

れっしょう

れっしょう【裂傷】
a lacerated wound.

れっしょう

れっしょう [0] 【裂傷】
皮膚や粘膜などの表面が裂けてできた傷。裂創。「頭部―」

れっしょく

れっしょく [0] 【列植】 (名)スル
植物を並べて植えること。「蒼樹の轍路を夾んで…―せる如き美景を/八十日間世界一周(忠之助)」

れっしん

れっしん【烈震】
a disastrous earthquake.

れっしん

れっしん [0] 【烈震】
震度 6 に当たる地震。家屋の倒壊が30パーセント以下で,山崩れが起き,地割れを生じ,多くの人々が立っていることができない。

れっする

れっ・する [0][3] 【列する】 (動サ変)[文]サ変 れつ・す
(1)並ぶ。並べる。仲間にはいる。仲間にいれる。「世界の五大国に―・する」「貴族に―・せられる」
(2)出席する。「会議の席に―・する」「式典に―・する」

れっする

れっする【列する】
[出席する]attend;→英和
be present <at> ;[肩を並べる]rank with.

れっせい

れっせい [0] 【劣性】
雑種第一代で,両親のもつ対立形質・遺伝子のうち,発現しない方をいう。潜性。
⇔優性

れっせい

れっせい【劣勢の】
inferior in strength[number].

れっせい

れっせい [0] 【列世】
代々。歴代。「―将軍伝」

れっせい

れっせい [0] 【劣勢】 (名・形動)[文]ナリ
勢いが劣っていること。不利な状態。また,そのさま。
⇔優勢
「―を一挙にはねかえす」「―な軍事力」「―に立つ」

れっせい

れっせい [0] 【列生】 (名)スル
並んで生えること。

れっせい

れっせい【劣性】
inferiority.→英和
‖劣性形質 a recessive character.

れっせい

れっせい [0] 【劣生】 (代)
一人称。男子がへりくだっていうときに用いる。

れっせい

れっせい [0] 【列星】
天空につらなる星。列宿。

れっせい

れっせい [0] 【列聖】
(1)歴代の君主。代々の天皇。「―御集」
(2)カトリック教会で,聖人の位に列すること。

れっせいいでん

れっせいいでん [5] 【劣性遺伝】
ある形質が劣性の遺伝子によって発現する遺伝。形質が表に現れるのは個体が劣性の遺伝子をホモにもつ場合に限られ,ヒトでは白子・フェニルケトン尿症・先天性聾などが知られる。

れっせき

れっせき [0] 【列席】 (名)スル
式や会合などに出席すること。その席に連なること。列座。「祝賀会に―する」

れっせき

れっせき【列席する】
attend;→英和
be present <at> .多数の〜がある be attended by a large number of <guests> .‖列席者 attendants;an <a large> attendance (総称);the guests (来賓).

れっせんふんか

れっせんふんか [5] 【裂線噴火】
⇒割(ワ)れ目(メ)噴火(フンカ)

れっそ

れっそ 【列訴】
多くの者が連れ立って訴え出ること。「公武に―を致す事あり/太平記 40」

れっそう

れっそう [0] 【裂創】
「裂傷(レツシヨウ)」に同じ。

れっちゅう

れっちゅう [0] 【列柱】
何本もならんでいる柱。

れっちょうそう

れっちょうそう レツテフサウ [3][0] 【列帖装】
「綴葉装(テツヨウソウ)」に同じ。

れってい

れってい [0] 【裂蹄】
冬季の乾燥した気候などのため,馬の蹄(ヒヅメ)にひびが生じること。

れっとう

れっとう [0] 【列島】
並び続いている多数の島々。「日本―」「小スンダ―」

れっとう

れっとう [0] 【劣等】 (名・形動)[文]ナリ
平均的な水準のものと比べて劣っていること。普通のものより劣っていること。また,そのさま。
⇔優等
「―な品質」

れっとう

れっとう【列島】
(a chain of) islands.千島列島 the Kuril(e) Islands.

れっとう

れっとう【劣等な】
inferior.→英和
‖劣等感 inferiority complex.劣等生 a backward pupil.

れっとうかん

れっとうかん [3] 【劣等感】
自分が他より劣っているという感情。
⇔優越感

れっとうざい

れっとうざい [3] 【劣等財】
⇒下級財(カキユウザイ)

れっとうじょうちゅう

れっとうじょうちゅう [5] 【裂頭条虫】
条虫綱の扁形動物。俗にいうサナダムシの一種。体は細長いひも状で多数の片節に分かれる。頭部に二個の吸着溝がある。第一・第二中間宿主を経て,ヒトをはじめ脊椎動物の腸に寄生する。日本で多く見られるのは広節裂頭条虫。ミゾサナダ。
→広節裂頭条虫

れっとうせい

れっとうせい [3] 【劣等生】
成績が特に劣っている学生や生徒。

れっとうコンプレックス

れっとうコンプレックス [8] 【劣等―】
〔心〕
〔inferiority complex〕
劣等感が原因で生ずる,自分をよく見せようとしたり,逆に失敗して傷つくのを恐れたりする心のわだかまり。
→コンプレックス

れっぱい

れっぱい [0] 【劣敗】
劣っているものが競争に敗れること。「優勝―」

れっぱい

れっぱい [0] 【列拝】 (名)スル
大勢が並んで拝礼すること。

れっぱく

れっぱく [0] 【裂帛】
(1)帛(キヌ)を引き裂くこと。また,その音。
(2)激しい掛け声や女性の悲鳴のたとえ。「―の気合」「助けを求める―の声」
(3)ホトトギスの鳴き声。

れっぱん

れっぱん [0] 【列藩】
並び立ついくつかの藩。多くの藩。諸藩。「奥羽越―同盟」

れっぴん

れっぴん [0] 【列品】
品物が並べてあること。陳列してある品物。

れっぷ

れっぷ [1] 【烈婦】
「烈女(レツジヨ)」に同じ。

れっぷ

れっぷ [1] 【烈夫】
節操のかたい人物。烈士。

れっぷう

れっぷう [0] 【烈風】
強く吹く風。はげしい風。

れっぷう

れっぷう【烈風(にあおられて)】
(fanned by) a violent wind.

れつ

れつ【列】
a line;→英和
a row;→英和
a rank (横の);→英和
a file (縦の);→英和
a column (縦隊);→英和
a procession (行列);→英和
a queue (買物などの).→英和
〜を作る form a line[queue];line[queue]up.一(二,三)〜に並ぶ line up in a single file (two files,three files).

れつ

れつ 【列】
■一■ [1] (名)
(1)長く並んだもの。行列。「―を作る」「―を乱す」
(2)仲間。「閣僚の―に加わる」
(3)〔数〕
 (ア)ある一定の規則に従って数などを並べたもの。「数―」「点―」
 (イ)行列または行列式で,たての並びをいう。
■二■ (接尾)
助数詞。並んでいるもののつらなりを数えるのに用いる。「トマトは二―五百円だよ」

れつあく

れつあく【劣悪な】
inferior;→英和
poor.→英和

れつあく

れつあく [0] 【劣悪】 (形動)[文]ナリ
品質などが劣っていて悪いさま。
⇔優良
「―な商品」「―な環境」
[派生] ――さ(名)

れつい

れつい [1] 【列位】
(1)位置に並びつくこと。
(2)並ぶ順序。

れつい

れつい [1] 【劣位】
劣っている地位・状態。
⇔優位

れつぎょこう

れつぎょこう 【列禦寇】
⇒列子(レツシ)(1)

れつご

れつご [1] 【列伍】
人が並んでできた列。隊伍。

れつご

れつご [1] 【劣後】
(1)他のものよりおとりおくれること。
(2)(配当・償還などの)順序があとになること。

れつごかぶ

れつごかぶ [3] 【劣後株】
⇒後配株(コウハイカブ)

れつごさい

れつごさい [3] 【劣後債】
償還の順序が他よりあとまわしになる債券。

れつごローン

れつごローン [4] 【劣後―】
無担保ローンのうち,劣後特約を付して行われる債権。債務者の債権者に対する元利金の返済は,他の債務より後順位に置かれる。倒産などの場合には返済は不要となるため,債務者にとっては自己資本に近い性格をもつ。

れつざ

れつざ [1][0] 【列座】 (名)スル
その場にいること。また,多くの人が並んですわっていること。「―の人々」「―している者全員が賛成した」

れつじつ

れつじつ [0] 【烈日】
はげしく照りつける太陽。「秋霜―」

れつじゃく

れつじゃく [0] 【劣弱】 (名・形動)[文]ナリ
他より体力などが劣っていて弱い・こと(さま)。「―な体格」「将来の日本人種を―にする/一隅より(晶子)」

れつじょ

れつじょ [1] 【列叙】
ならべること。ならべて書くこと。

れつじょ

れつじょ [1] 【烈女・列女】
節操が固くて気性のはげしい女。烈婦。「―の鑑(カガミ)」
→列女伝

れつじょう

れつじょう【劣情を(挑発する)】
(rouse,stir up) one's low passions.

れつじょう

れつじょう [0] 【劣情】
(1)いやしい心情。
(2)性的な欲望や感情を卑しんで呼ぶ語。いやしい情欲。「―をそそる」

れつじょうふ

れつじょうふ [3] 【烈丈夫】
節操が固くて強くたくましい男子。烈士。烈夫。

れつじょでん

れつじょでん レツヂヨ― 【列女伝】
中国,古代の婦人の伝記。七巻。前漢末の劉向(リユウキヨウ)撰とされる。賢母烈婦の話を集め母儀・賢明・仁智・貞順・節義・弁通・孼嬖(ゲツヘイ)の七目に分類したもの。古烈女伝。

れつだい

れつだい [2][0] 【列代】
世々。代々。歴世。

れつでん

れつでん [0] 【列伝】
(1)人々の伝記を連ね記したもの。「英雄―」
(2)紀伝体の歴史の分類の一。人臣の伝記を並べた記録。
→本紀
→世家

れつでん

れつでん【列伝】
biographies;lives.→英和

れつでんたい

れつでんたい [0] 【列伝体】
列伝の形式による歴史記述の方法。
→紀伝体

れつりつ

れつりつ [0] 【列立】 (名)スル
人が列をなして立つこと。「衆多の衛士―するの席あり/経国美談(竜渓)」

れつれつ

れつれつ [0] 【烈烈】 (ト|タル)[文]形動タリ
気迫・炎などの勢いがはげしいさま。「―たる闘志」「灰散り火飛むで,障子天井畳襖の嫌なく―と燃え上りぬ/自然と人生(蘆花)」

れてぐ

れてぐ 【釐等具】
⇒れいてんぐ(釐等具)

れてん

れてん [0] 【レ点】
漢文訓読に用いる返り点の一。一字だけ返って読むという符号。「読�書(書ヲ読ム)」「不�明(明ラカナラズ)」の「�」の類。かりがね点。

れぶんとう

れぶんとう 【礼文島】
北海道利尻島の北西方にある,日本海に浮かぶ島。面積約82平方キロメートル。礼文岳(490メートル)がある。

れる

れる (助動)(れ・れ・れる・れる・れれ・れろ(れよ))
〔自発・受け身・可能・尊敬の助動詞「る」の口語形。中世以降の語〕
受け身・可能・自発・尊敬の助動詞。下一段型活用。ただし,可能・自発・尊敬の意を表す場合には,命令形は用いられない。五段活用動詞の未然形,およびサ行変格活用動詞の未然形の「さ」に付く。
(1)受け身の意を表す。
 (ア)動作・作用の主体の利害に関係するもの。「いつの間にか財布を盗ま〈れ〉た」「今度の改選で委員長に選ば〈れ〉た」「うっかり手を出したら,犬にかみつか〈れ〉てしまった」
 (イ)動作・作用を主体が受けるもの。利害の感情を伴わない。「負傷者が続々と病院に運ば〈れ〉てきた」「新たに名簿に登録さ〈れる〉ことになった」「必要に応じて適切な処置がとら〈れる〉」
 (ウ)動作・作用の結果または状態を表すことに重点を置くもの。無生物あるいは非情のものを主語とする場合で,非情の受け身とも呼ばれる。「会議はこんどの土曜日に開か〈れる〉」「机の上にはたくさんの本が積ま〈れ〉てある」
 (エ)動作・作用の主体に害が及ぶもの。自動詞に付いた場合が多く,迷惑の受け身とも呼ばれる。「せっかくの海外旅行も毎日雨に降ら〈れ〉て,少しもおもしろくなかった」「ずっと妻に寝込ま〈れ〉て閉口している」
(2)可能の意を表す。
 (ア)動作・作用が主体の能力によって実現可能なことを表す。「駅までなら一〇分で行か〈れる〉だろう」「子供でも登ら〈れる〉山だ」
 (イ)動作・作用の遂行が許容されていることを表す。「忙しくてじゅうぶん休養もとら〈れ〉ない」「勝手な遅刻や早退は許さ〈れ〉ません」
 (ウ)動作・作用の対象の力によって,その実現が可能であることを表す。「優勝の期待が持た〈れる〉のはマラソンだけだ」「ふたをあけてみなければ,何とも言わ〈れ〉ない」
 (エ)動作・作用の対象の能力・程度などを評価することを表す。「あの人なら,子供の世話ぐらいはまかさ〈れる〉」「何とか読ま〈れる〉程度の文章にはなった」
(3)自然にそうなる意,すなわち自発の意を表す。心情的な表現に用いられることが多い。「そういう話を聞くと,つい遠い昔のことが思い出さ〈れる〉」「あの人の生前がしのば〈れる〉遺品の数々が展示されている」
(4)尊敬の意を表す。動作の主体に対する敬意を表す。「先生は明日成田をたって,アメリカに行か〈れる〉」「今度新たに着任さ〈れ〉た方々をお招きして,歓迎会を開きましょう」
〔(1)「られる」と意味・用法は同じであるが,未然形がア段となる動詞には「れる」が付き,それ以外の場合は「られる」が付くというように,接続のしかたに分担がある。(2)サ変動詞に接続する場合,「出席される」のように,未然形のうち「さ」に「れる」が付くのが普通であるが,書き言葉でのやや改まった言い方では,「出席せられる」のように,未然形のうち「せ」に「られる」が付くこともある。(3)(2)の可能の意では,現代語では普通「行ける」「登れる」などのように,可能動詞で表すことが多い〕
→る(助動)
→られる(助動)

れろれろ

れろれろ
■一■ [1] (副)
発音が明瞭でないさま。ろれつが回らないさま。「酔って―言っている」
■二■ [0] (形動)
{■一■}に同じ。「言葉が―になる」

れん

れん 【連】
■一■ [1] (名)
(1)生物の分類上,科と属との間の階級。族。
(2)「連勝式」の略。
(3)
 (ア)他の語の下に付いて,「連中」「たち」の意を表す。少し軽侮の意を含むことが多い。「悪童―」「奥さん―」「教授―」「どうする―」
 (イ)祭りなどで,踊りのグループ,山車(ダシ)をひくグループ,みこしをかつぐグループなどの名の下に付ける。
(4)〔ream の音訳。「嗹」とも書く〕
印刷用紙の全紙の枚数の単位。一〇〇〇枚で一連とする。
■二■ (接尾)
(古く「聯」とも書く)助数詞。
(1)ひとまとめにくくったものや連ねたものを数えるのに用いる。「めざし一―」「ほし柿三―」
(2)鷹を数えるのに用いる。

れん

れん【連】
(1)[紙]a ream <of paper> .→英和
(2)[輩]⇒連中(れんじゆう).

れん

れん [1] 【輦】
(1)「手車(テグルマ){(6)}」に同じ。
(2)「葱花輦(ソウカレン)」「鳳輦(ホウレン)」の略。

れん

れん [1] 【廉】 (名・形動ナリ)
値段が安いこと。またそのさま。「其価亦頗る―なる由/新聞雑誌 16」

れん

れん 【聯】
■一■ [1] (名)
(1)書や絵を書いたり彫刻したりして,柱や壁板などに左右相対して掛けて飾りとする細長い板。対聯。
(2)漢詩で,律詩の中の二句ずつをいう。
■二■ (接尾)
「れん(連){■二■}」に同じ。

れん

れん [1] 【簾】
すだれ。

れんあい

れんあい [0] 【憐愛】
あわれみいつくしむこと。「―の情」

れんあい

れんあい【恋愛】
love.→英和
〜している(する) be (fall) in love <with> .‖恋愛結婚(する) a love match[marriage](marry for love).恋愛事件(小説) a love affair (story).

れんあい

れんあい [0] 【恋愛】 (名)スル
男女が恋い慕うこと。また,その感情。ラブ。
〔love の訳語〕

れんあいかんけい

れんあいかんけい [5] 【恋愛関係】
恋愛中の二人の間柄。

れんあいけっこん

れんあいけっこん [5] 【恋愛結婚】
見合い結婚に対して,恋愛から結婚に進むこと。

れんあいしじょうしゅぎ

れんあいしじょうしゅぎ [8] 【恋愛至上主義】
恋愛を人生において最高のものとする考え方。

れんあいしょうせつ

れんあいしょうせつ [5] 【恋愛小説】
恋愛を主題とする小説。

れんあいろん

れんあいろん 【恋愛論】
〔原題 (フランス) De l'Amour〕
スタンダールの評論。1822年刊。第一部では恋愛を情熱・趣味・肉体・虚栄の四つのタイプに分け,第二部で社会生活との関係を考察する。塩の結晶を例に,恋愛心理の発生を説いた「結晶作用」が名高い。

れんい

れんい [1] 【漣漪】
細かく立つ波。さざなみ。

れんいん

れんいん [0] 【連印】 (名)スル
「連判(レンバン)」に同じ。「東吾が―するなら,其の金を貸して遣らう/魔風恋風(天外)」

れんう

れんう [1] 【連雨】
連日降り続く雨。ながあめ。

れんえん

れんえん [0] 【瀲灎・瀲灔】 (ト|タル)[文]形動タリ
波が光にきらめくさま。「―と輝く海」「唯だ―たる波浪の寒風に跳(オド)るを聞く耳矣(ノミ)/花柳春話(純一郎)」

れんおち

れんおち [0] 【聯落ち】
画仙紙・唐紙などの,全紙の四分の三の大きさのもの。また,それに書かれた書画。

れんおん

れんおん [0] 【漣音】
⇒モルデント

れんおん

れんおん [1] 【連音】
(1)単音の連結からなる音。
(2)舌先を上歯の裏の歯ぐきに当て,呼気によって舌先をふるわせて発する音。[r] の類。
(3)リエゾンに同じ。

れんおんぷ

れんおんぷ [3] 【連音符】
単位となる音符の音の長さを,本来とは異なる変則的な方法で等分割して得られる一組の音符をいう。二拍分を三等分した三連音符をはじめとし,四連音符・五連音符などさまざまな種類がある。

れんか

れんか [1] 【蓮荷】
〔「荷」も植物のハス〕
はす。はちす。

れんか

れんか [1] 【廉価】 (名・形動)[文]ナリ
安いねだん。また,品物の値段が安いさま。安価。
⇔高価
「―な品」「―販売」

れんか

れんか [1] 【恋歌】
相手を恋い慕う思いを述べた歌や和歌。こいうた。相聞歌(ソウモンカ)。

れんか

れんか【廉価】
a low[moderate,reasonable]price.‖廉価版 a cheap[popular]edition.廉価販売 a bargain sale.

れんか

れんか【恋歌】
a love song.

れんか

れんか [1] 【輦下】
〔「輦」は天子の乗り物の意〕
天子のおひざもと。

れんか

れんか [1] 【連枷】
「殻竿(カラザオ)」に同じ。

れんかく

れんかく [0] 【蓮角】
(1)チドリ目レンカク科の鳥の総称。
(2){(1)}の一種。体長は20センチメートルほどだが,足指と爪(ツメ)が著しく長く,開くと15センチメートルもあり,浮き草の上を巧みに歩く。体は暗褐色。翼は白。繁殖期には尾が著しく長くのびる。東南アジアに分布。

れんかん

れんかん [0] 【連管】
二本以上の尺八で合奏すること。

れんかん

れんかん [0] 【斂棺】 (名)スル
なきがらを棺におさめること。「―の儀」

れんかん

れんかん [0] 【連関・聯関】 (名)スル
(1)つながりがあること。かかわりあいがあること。関連。「互いに―した問題」
(2)「連鎖{(3)}」に同じ。

れんかん

れんかん【連関】
⇒関連.

れんかん

れんかん [0] 【連環】
輪をつなぐこと。また,そのもの。くさり。つぎわ。

れんかんが

れんかんが [0] 【連環画】
中国で,絵本。多くの画面に簡単な説明を加えて歴史故事・物語などを表す形式。二〇世紀初葉,上海におこる。小人書。

れんが

れんが [1] 【連歌】
古典詩歌の一体。短歌の上下句を分けて二人で問答唱和することに始まり,万葉集に大伴家持と尼との唱和の例がある。平安時代に入って歌人の余技として即興的・遊戯的に行われ,長短二句の短連歌が多かったが,やがて第三句以後を連ねる鎖連歌(長連歌)の形式を生み,鎌倉時代に盛行した。次第に,規則としての式目(シキモク)もでき,和歌的な有心(ウシン)連歌が発達,これに対して諧謔(カイギヤク)性の強い無心(ムシン)連歌も行われたが,南北朝時代に准勅撰の「菟玖波集」が生まれたことによって有心連歌(純正連歌)が芸術詩として確立。さらに,心敬・一条兼良(カネラ)・宗祇らにより幽玄・有心の理念がおしすすめられ,室町時代に大成したが,江戸時代に入って衰退した。室町時代の末には俳諧連歌が盛んになり,江戸時代の俳諧の基を成した。独吟もあるが,原則として「座の文芸」である点に特色がある。つらねうた。つづけうた。

れんが

れんが [1] 【連火】
「列火(レツカ)」に同じ。

れんが

れんが【連歌】
a linked poem.

れんが

れんが [1] 【煉瓦】
〔「煉瓦石(セキ)」の転〕
粘土に砂・石灰などを加え,型に入れて窯(カマ)で焼き固めたもの。普通,直方体に形づくり,土木建築材料として壁・道路・窯などに用いる。ふつう赤煉瓦をさす。

れんが

れんが【煉瓦】
a brick.→英和
〜造りの brick-built.‖煉瓦職 a bricklayer.耐火(化粧)煉瓦 a fireproof (dressed) brick.

れんが=と盗人(ヌスビト)は夜がよい

――と盗人(ヌスビト)は夜がよい
連歌を作るのは静かな夜が適切だということを,盗人の夜仕事にたとえた語。

れんがあわせ

れんがあわせ [4] 【連歌合】
歌合(ウタアワセ)にならい,連歌を二句ずつ番(ツガ)え,判をしたもの。後には,門弟のため師が自句に注や判詞を付けた作法書的な性格のものもある。

れんがいろ

れんがいろ [0] 【煉瓦色】
煉瓦のような暗い黄赤色。

れんがし

れんがし [3] 【連歌師】
(1)専門的に連歌をつくる人。連歌をつくり,また指導することを職業とする人。
(2)江戸幕府の職名。寺社奉行の配下。連歌のことをつかさどり,将軍家の連歌の指南をつとめた。

れんがしんしき

れんがしんしき [4] 【連歌新式】
連歌で,新しく定められた式目。特に「応安(オウアン)新式」をさすことが多い。

れんがせき

れんがせき [3] 【煉瓦石・煉化石】
煉瓦。「歩兵屯所築造のよしにて当節―を持ち運べり/新聞雑誌 1」

れんがづくり

れんがづくり [4] 【煉瓦造り】
煉瓦で造ること。また,煉瓦で造った建物。

れんがづみ

れんがづみ [0] 【煉瓦積み】
煉瓦を積んで壁や塀を造ること。また,煉瓦を積んだ状態。長手積み・小口積み・イギリス積み・オランダ積み・フランス積みなどがある。
煉瓦積み[図]

れんがぬすびと

れんがぬすびと 【連歌盗人】
狂言の一。連歌の当番にあたって準備のできない貧乏な二人が金持ちの家に忍び入るが,発句を書いた懐紙を見つけて,添え句に熱中してしまう。金持ちは二人を発見するが,添え句に感心して,太刀などを与えて帰す。盗人連歌。

れんがはじめ

れんがはじめ [4] 【連歌始め】
室町・江戸幕府の年中行事の一。新年に幕府の行なった連歌の会。室町幕府は正月一九日,江戸幕府では初めは二〇日に,承応年間(1652-1655)以後は一一日に行われた。柳営連歌始め。

れんがべい

れんがべい [3] 【煉瓦塀】
煉瓦を積み重ねて造った塀。

れんがほんしき

れんがほんしき [4] 【連歌本式】
連歌で,新式目に対して,従来からの式目をいう。一三世紀末に善阿が制定したかとされる式目は現存せず,1492年兼載が制定した式目が現存する。

れんき

れんき【連記する】
write <three names> on a ballot.→英和
‖連記制 the plural[multi-entry]ballot system.無記名連記投票 a secret vote with plural[multi-]entry.

れんき

れんき [1][0] 【連記】 (名)スル
いくつか並べて書くこと。
⇔単記
「三名―で投票する」「―制」

れんきとうひょう

れんきとうひょう [4] 【連記投票】
一回の選挙につき,一人の選挙人が二名以上の候補者に投票すること。特に,定数だけの候補者の氏名を連記して投票すること。
⇔単記投票

れんきゃく

れんきゃく [0] 【連客】
茶会の客となったとき,自分以外の客をいう称。相客(アイキヤク)。

れんきゅう

れんきゅう [0] 【連丘】
いくつも連なっている丘。

れんきゅう

れんきゅう【連休】
a <three-day,week's> holiday;→英和
<three> consecutive holidays.

れんきゅう

れんきゅう [0] 【連休】
休日が続くこと。また,連続した休日。

れんきんじゅつ

れんきんじゅつ [3] 【錬金術】
黄金をつくり出す技術の追究を中心とし,不老長寿の霊薬の調合と重なり合う中で,広く物質の化学的変化を対象とするに至った古代・中世における一種の自然学。中国・インド・アラビア・西欧など,それぞれに宗教・哲学と結びつき固有の内容をもつ。中世ヨーロッパでは,アラビアで体系化されたものが精緻化され,種々の金属の精製や蒸留・昇華法など化学的な知識の蓄積を見,近代化学の前史的段階をなした。

れんきんじゅつ

れんきんじゅつ【錬金術(師)】
alchemy (an alchemist).→英和

れんきんじゅつしゅぎ

れんきんじゅつしゅぎ [7] 【錬金術主義】
⇒エルメティズモ

れんぎ

れんぎ [1] 【連木】
すりこぎ。主に西日本でいう。

れんぎ=で腹を切る

――で腹を切・る
「杓子(シヤクシ)で腹を切る」に同じ。

れんぎょ

れんぎょ [1] 【鰱魚】
コイ目コイ科の淡水魚で,近縁種のハクレンとコクレンとの総称。中国原産。全長約1メートル,体重30キログラムに達する。体は紡錘形で側扁,頭が大きく目が下寄りにある。ハクレンは背面が淡青灰白色で他は銀白色。コクレンは体側がやや暗緑色を帯びる。中国で食用として養殖。日本にも明治以後,利根川に移入。リエンユイ。レンヒー。

れんぎょう

れんぎょう【連翹】
《植》a forsythia.→英和

れんぎょう

れんぎょう [1][0] 【連翹】
(1)モクセイ科の落葉低木。中国原産。古くから観賞用に植える。枝は長く伸び,広卵形で鋸歯(キヨシ)のある葉を対生。早春,葉に先立ち黄色の花を開く。花冠は筒状で深く四裂する。イタチグサ。[季]春。
(2){(1)}の果実を用いた漢方薬。解毒・利尿・消炎薬とする。

れんぎん

れんぎん [0] 【連吟】 (名)スル
謡曲を二人以上で声をそろえてうたうこと。
⇔独吟

れんく

れんく [0] 【連句・聯句】
(1)俳諧体の連歌,すなわち俳諧のこと。俳諧の発句(第一句目の長句)が独立して俳句と呼ばれるようになった明治以降,特に連歌や俳句と区別してこの呼称を用いる。原則として複数で五七五の長句と七七の短句とを交互に付け連ねるもの。歌仙(三六句)・世吉(ヨヨシ)(四四句)・百韻(一〇〇句)などの形式がある。
(2)中国の古詩の一体。何人かの人が一,二句ずつ作り,集めてつないで一編の詩とするもの。起源は,漢の武帝の柏梁台詩(ハクリヨウダイシ)を初めとするなど諸説ある。聯詩。
(3){(2)}に日本の連歌が結びついたもの。漢詩の一句(普通五言または七言)に連歌の一句(五・七・五または七・七)を交互に付け連ねる形式をとる。室町時代に盛行。発句(第一句目)が和句に始まるものを和漢連句,漢句のものを漢和(カンナ)連句という。
(4)律詩の中の対句。聯。

れんく

れんく【連句】
a couplet.→英和

れんぐう

れんぐう [0] 【廉隅】
(1)物のかど。
(2)折り目正しいこと。

れんけい

れんけい【連係する】
cooperate <with> ;→英和
be (closely) connected <with> .〜して in cooperation <with> .‖連係プレー teamwork.

れんけい

れんけい [0] 【連係・連繋・聯繋】 (名)スル
物事と物事,あるいは人と人との間のつながり。また,つながりをつけること。つながっていること。「緊密な―を取る」「―を保つ」「事は北条氏の不幸に―してゐる/伊沢蘭軒(鴎外)」

れんけい

れんけい [0] 【連携】 (名)スル
連絡をとって,一緒に物事をすること。「―プレー」「父母と教師の―を密にする」「関係諸機関が―して研究開発を行う」

れんけつ

れんけつ [0] 【連結】 (名)スル
つなぎ合わせること。「車両を―する」

れんけつ

れんけつ【連結する】
connect;→英和
join;→英和
couple;→英和
attach <a dining car to a train> .→英和
‖連結機 a coupler.6 両連結列車 a six-car train.

れんけつ

れんけつ [0] 【廉潔】 (名・形動)[文]ナリ
〔「清廉潔白」の略〕
心が清く私欲がなく,おこないが正しい・こと(さま)。「―の士」「―な心から文三が…頼まぬと云へば/浮雲(四迷)」

れんけつき

れんけつき [4][3] 【連結器】
鉄道車両を相互に連結するための装置。

れんけつけっさん

れんけつけっさん [5] 【連結決算】
親会社と関連子会社を含めた決算。証券取引法により一定の企業集団に要求される。

れんけつざいむしょひょう

れんけつざいむしょひょう [8] 【連結財務諸表】
親会社と全子会社をはじめとする企業グループ全体の財務諸表を結合し,一つの財務単位として財務状態・経営成績を示したもの。連結貸借対照表・連結損益計算書などをいう。

れんげ

れんげ [0] 【蓮華・蓮花】
(1)ハスの花。[季]夏。
(2)〔「蓮華草」の略〕
ゲンゲに同じ。
(3)料理や食事に使う,柄の部分までくぼんでいる陶製の匙(サジ)。その形がハスの花びらに似ているのでいう。散り蓮華。

れんげ

れんげ【蓮華】
a lotus (flower) (はすの花);→英和
[れんげ草]⇒げんげ.

れんげおういん

れんげおういん レンゲワウヰン 【蓮華王院】
三十三間堂の寺号。

れんげおうじょう

れんげおうじょう [4] 【蓮華往生】
(1)〔仏〕 死後,極楽浄土の蓮華座上に生まれること。
(2)寛政年間(1789-1801),上総(カズサ)国で,日蓮宗の悪僧らが迷信を利用して行なった邪教。仕掛けのある大きな蓮華の台座を設け,料金を取って信者をここに登らせ,その周囲で一斉に読経しながら,蓮台をつぼませて台上の信者を包み込み,台の下から槍で刺し殺し,生きたまま仏土に往生するとしたもの。

れんげざ

れんげざ [0][3] 【蓮華座・蓮華坐】
(1)「結跏趺坐(ケツカフザ)」に同じ。
(2)仏像を載せる蓮華形の台座。蓮座。

れんげしょうま

れんげしょうま [4] 【蓮華升麻】
キンポウゲ科の多年草。山中の林内に生える。根葉は柄が長く,二,三回三出の複葉。夏から秋,高さ約80センチメートルの花茎の先に円錐花序を立て,淡紫色の花を下向きにつける。和名は花形と葉形に由来する。草蓮華。

れんげそう

れんげそう [0] 【蓮華草】
ゲンゲの別名。[季]春。

れんげぞうせかい

れんげぞうせかい [6] 【蓮華蔵世界】
〔仏〕
(1)華厳経の説。この世界は,毘盧遮那(ビルシヤナ)仏が過去に行なった修行と願によって実現した清浄な世界であり,巨大な蓮華の中にあるとする。
(2)梵網(ボンモウ)経の説。千葉の蓮華があり,その一葉ごとに一世界があり,毘盧遮那仏がその中心にあって全世界を教化しているとする。
(3)浄土宗で,阿弥陀仏の浄土のこと。

れんげつつじ

れんげつつじ [4][5] 【蓮華躑躅】
ツツジ科の落葉低木。山地に生え,庭木ともする。葉は倒披針形。五月頃,枝先に朱黄色または黄色の花を少数個つける。花冠は径約6センチメートルで五中裂。いわつつじ。

れんげつに

れんげつに 【蓮月尼】
⇒大田垣蓮月(オオタガキレンゲツ)

れんげもん

れんげもん [3] 【蓮華文】
蓮華の花を文様化したもの。奈良・平安時代に瓦当(ガトウ)や仏像の光背・台座などに用いられた。
蓮華文[図]

れんげん

れんげん [0] 【連言】
〔論〕
〔conjunction〕
命題と命題を「そして」あるいは「および」に相当する記号で結合する仕方,またそれで得られた立言。論理積。

れんこ

れんこ【連呼する】
call[shout] <one's name> repeatedly.

れんこ

れんこ [1] 【連呼】 (名)スル
(1)同じ言葉を続けて何度も大声で言うこと。「候補者の名前を―する」
(2)一つの単語,特にその語構成要素の中で,つづけて発音されること。「同音の―によって生じた『ぢ』『づ』」
〔現代仮名遣いでは「ちぢむ」「つづく」などのように,同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」は「ぢ」「づ」を用いて書くとしている〕

れんこう

れんこう【連行する】
take <a person to the police station> .→英和

れんこう

れんこう [0] 【連行】 (名)スル
(犯人などを)つれていくこと。「容疑者を―する」

れんこう

れんこう [0] 【連亘・聯亙】 (名)スル
連なりわたること。長く連なり続くこと。「榛名山…伊香保温泉場の西南に―す/日本風景論(重昂)」

れんこう

れんこう [0] 【連衡】 (名)スル
〔「衡」は横(ヨコ)で,横に連合する意〕
中国,戦国時代に,張儀(チヨウギ)が唱えた秦の対外政策。韓・魏(ギ)・趙(チヨウ)・燕(エン)・楚(ソ)・斉の六国にそれぞれ単独に秦と同盟を結ばせ,蘇秦(ソシン)の合従(ガツシヨウ)策を破った。
⇔合従
「三国と―して/佳人之奇遇(散士)」
→合従連衡

れんこく

れんこく [0] 【輦轂】
〔「輦(テグルマ)の轂(コシキ)」の意〕
天子の乗り物。

れんこく=の下(モト)

――の下(モト)
天子のいる都。首都。輦下(レンカ)。「―騒擾する事ありぬべく/近世紀聞(延房)」

れんこだい

れんこだい [3] 【連子鯛】
キダイの別名。主に関西地方での称。

れんこん

れんこん [0] 【蓮根】
ハスの地下茎。いくつかの節に分かれ,内部には葉柄に通ずる穴が通っている。食用。はすのね。はす。藕根(グウコン)。

れんこん

れんこん【蓮根】
a lotus root[rhizome].

れんご

れんご【連語】
a compound word (複合語);a phrase (句).→英和

れんご

れんご [0] 【連語】
(1)二つ以上の単語が連結し,一つの単語と等しい働きをするもの。「我が君」「いけない」「もひとつ」「えたり」「とかや」の類。
(2)〔論〕「繋辞(ケイジ)」に同じ。

れんご

れんご [0][1] 【連碁・聯碁】
数人ずつ二組みに分かれ,一局の碁をかわるがわる一手もしくは数手ずつ打つこと。また,その囲碁。

れんごう

れんごう [0] 【連合・聯合】 (名)スル
(1)二つ以上のものが組み合わさって一つのグループになること。「―して関ケ原の戦を起せしも/日本開化小史(卯吉)」
(2)〔心〕
〔association〕
感覚面・感情面・思考面におけるさまざまの心的要素が,お互いに結びつくこと。観念連合。
→連想
(3)「日本労働組合総連合会」の略称。1987年(昭和62)に民間主要単産を中心として発足した全日本民間労働組合連合会(この組織も「連合」と略称)に,89年官公労組が加わって発足した日本最大のナショナル-センター。

れんごう

れんごう【連合する】
be combined[united];form a union.→英和
〜の combined;united;→英和
allied;→英和
joint.→英和
‖連合王国 the United Kingdom (of Great Britain and Northern Ireland) <U.K.> .連合会 a federation (団体).連合艦隊 a combined fleet.連合軍(国) the Allied Forces (Powers);the Allies.

れんごうかんたい

れんごうかんたい [5] 【連合艦隊】
二個以上の艦隊で編制した艦隊。旧日本海軍では,内戦部隊を除いた全兵力で連合艦隊を編制した。

れんごうぐん

れんごうぐん [3] 【連合軍】
(1)二国以上の軍隊で編制した軍隊。
(2)連合国の軍隊。

れんごうこく

れんごうこく [3] 【連合国】
(1)共通の目的のために連合した国々。
(2)第一次大戦で,三国協商側に参戦した諸国の総称。
(3)第二次大戦で,枢軸国側と戦った諸国の総称。

れんごうこくきゅうさいふっこうきかん

れんごうこくきゅうさいふっこうきかん 【連合国救済復興機関】
〔United Nations Relief and Rehabilitation Administration〕
第二次大戦末期,連合国が解放した地域における戦争犠牲者の救済,社会の復興を目的とした国際機関。1943年設立。戦後,国連の諸機関に継承。アンラ(UNRRA)。

れんごうこくそうしれいぶ

れんごうこくそうしれいぶ 【連合国総司令部】
⇒ジー-エッチ-キュー( GHQ )

れんごうしんりがく

れんごうしんりがく [7] 【連合心理学】
心的要素の結合,観念の連合によって心のはたらきを説明しようとする心理学上の立場。ロック・ヒューム・ミル・スペンサーなどのイギリス経験論者が提唱し,発展させた。連想心理学。

れんごうだいがくいん

れんごうだいがくいん [8] 【連合大学院】
いくつかの大学の同一の専門学部が連合し,特定の大学を拠点としてつくられた大学院。

れんごうや

れんごうや [3] 【連合野】
大脳皮質の運動野,視覚・聴覚・味覚・嗅覚などの感覚野の周辺にあって,関係のある他の神経中枢と連絡をとって種々の情報を統合し,より高次な精神機能を営む神経中枢の総称。連合領。

れんごうりょう

れんごうりょう [3] 【連合領】
⇒連合野(レンゴウヤ)

れんごく

れんごく [0] 【煉獄】
カトリック教会の教義で,天国と地獄の間にあり,死者の霊魂が天国に入る前に火によって罪を浄化されると考えられていた場所。

れんごく

れんごく【煉獄】
purgatory;→英和
hell.→英和

れんさ

れんさ [1] 【連鎖】 (名)スル
(1)つながったくさり。
(2)つらなりつづくこと。物がつながり,互いにかかわり合っていること。
(3)同一染色体上にある二つ以上の非対立遺伝子が,メンデルの独立の法則に従わず,互いに結びついて行動すること。リンケージ。連関。

れんさ

れんさ【連鎖反応】
(a) chain reaction.連鎖状球菌 a streptococcus.→英和

れんさい

れんさい【連載される】
appear[be published]serially[daily] <in a newspaper> .連載小説 a serial story.

れんさい

れんさい [0] 【連載】 (名)スル
小説や記事などを新聞や雑誌に,何回かに分割して続けて載せること。「新聞に―された小説」「―読み物」

れんさきゅうきん

れんさきゅうきん [4] 【連鎖球菌】
連鎖状に増殖・配列するグラム陽性球菌の一群。多くの菌種があり,病原性を示すものには,丹毒・猩紅(シヨウコウ)熱・産褥(サンジヨク)熱・敗血症・リューマチ熱・急性腎炎などを起こす菌が知られる。連鎖状球菌。

れんさく

れんさく【連作する】
plant consecutively.

れんさく

れんさく [0] 【連作】 (名)スル
(1)同じ土地に,毎年続けて同じ作物を作ること。ナス科植物は連作のきかないものが多い。
⇔輪作
(2)和歌や俳句・絵などで,一人の作者があるテーマに基づいていくつか作品を作り,全体として一つの味わいを出そうとする作り方。また,その作品。
(3)数人の作者がそれぞれ一部分を分担して,全体としてまとまった一つの小説を作ること。また,その作品。

れんさぐん

れんさぐん [3] 【連鎖群】
同一染色体上にあって,相互に連鎖を示す遺伝子の一群。連鎖群の数は,個々の生物の半数染色体数に等しい。

れんさげき

れんさげき [3] 【連鎖劇】
映画と実演を取りまぜて上演する演劇。大正時代に一時流行。キノドラマ。

れんさしき

れんさしき [3] 【連鎖式】
〔論〕
〔sorites〕
多数の三段論法を複合し,結論は最後のそれを除いてすべて省略し,その前提だけを重ねる推論。(1)すべての A は B なり,(2)すべての B は C なり,(3)すべての C は D なり,(4)すべての D は E なり,(5)故にすべての A は E なり,のように,A から B ,B から C へと狭い範囲の概念から広い概念へと移るのをアリストテレスの連鎖式(順進的連鎖式)といい,逆に(4)(3)(2)(1)(5)の順に広い概念から狭い概念に移る形式のものをゴクレニウスの連鎖式(逆退的連鎖式)という。

れんさつ

れんさつ [0] 【憐察】 (名)スル
あわれみ思いやること。「ご―のほどお願い申し上げます」

れんさつ

れんさつ [0] 【連刷】
郵便切手などで,図案の異なったものをならべて印刷すること。

れんさてん

れんさてん [3] 【連鎖店】
⇒チェーン-ストア

れんさはんのう

れんさはんのう [4] 【連鎖反応】
(1)一つの反応で生成された化学種が次の反応を引き起こし,それにより生成されたものがまた次の反応を引き起こすという過程の繰り返しで連続して進行する一連の化学反応。各種の爆発反応・重合反応など。また,核分裂によって放出される中性子をなかだちとして次々に別の原子核を分裂させる一連の核分裂反応(核爆発)。
(2)転じて,ある一つの出来事を契機にして,次々に関連して出来事が生じること。

れんさはんばいとりひき

れんさはんばいとりひき [8][9] 【連鎖販売取引】
⇒マルチ商法(シヨウホウ)

れんさんぴん

れんさんぴん [3] 【連産品】
⇒結合生産物(ケツゴウセイサンブツ)

れんざ

れんざ [1][0] 【連座・連坐】 (名)スル
(1)他人の犯罪により連帯して処罰されること。封建時代広く行われたが,今日では否認されている。
(2)同じ席につらなりすわること。

れんざ

れんざ [0][1] 【蓮座】
「蓮華座{(2)}」に同じ。

れんざ

れんざ【連座する】
be involved <in> .

れんざせい

れんざせい [0] 【連座制】
(1)ある人の犯罪行為の責任を,その本人だけでなく特定範囲の人々にまで及ぼす制度。
(2)公職選挙法上,選挙運動の総括主宰者・出納責任者などが,買収などの悪質な選挙犯罪により刑に処せられた場合,その当選人の当選を無効とする制度。

れんざん

れんざん【連山】
a range of mountains.

れんざん

れんざん [1] 【連山】
(1)つらなりつづく山々。連峰。
(2)三易(サンエキ)の一。夏(カ)の時代に行われたという占い法。

れんざんのまゆ

れんざんのまゆ 【連山の眉】
長くひいた美しい眉。

れんし

れんし [1] 【錬士】
剣道・弓道・なぎなたなどの武道団体が与える称号の三階級の中で,下位のもの。一定の審査を経た五段以上の者に与えられる。
→教士
→範士

れんし

れんし [1] 【連枝】
(1)つらなった枝。
(2)身分の高い人の兄弟姉妹。「将軍様の御―」

れんし

れんし [0] 【連詩・聯詩】
「連句(レンク){(2)}」に同じ。

れんし

れんし [1] 【蓮子】
ハスの実。数珠玉(ジユズダマ)に用いる。

れんし

れんし [1] 【練思】
思想をねりきたえること。

れんしつ

れんしつ [0] 【連失】
(野球などで)続いて起こる失策。

れんしゃ

れんしゃ [1] 【輦車】
「手車(テグルマ){(6)}」に同じ。

れんしゃ

れんしゃ [1] 【連射】 (名)スル
連続して発射すること。「機銃を―する」

れんしゃ

れんしゃ [1] 【蓮社】
(1)「白蓮社(ビヤクレンシヤ)」の略。
(2)浄土宗で,僧が伝法の際に受ける法号。また,貴人などの戒名の下に付ける語。蓮社号。

れんしゃく

れんしゃく [0] 【連借】 (名)スル
連名で金品を借用すること。連帯借。「平岡の為に判を押して,―でもしたら/それから(漱石)」

れんしゅ

れんしゅ [1] 【連取】 (名)スル
スポーツ競技で,ポイントまたはセットを続けて取ること。「五点―する」

れんしゅう

れんしゅう [0] 【練習】 (名)スル
技能・芸事などが上達するように同じことを繰り返しならうこと。「ピアノを―する」「―用の器具」

れんしゅう

れんしゅう [0] 【蓮宗】
浄土宗の異名。

れんしゅう

れんしゅう [0] 【連衆】
⇒れんじゅ(連衆)

れんしゅう

れんしゅう【練習】
practice;→英和
training;→英和
(an) exercise;→英和
(a) rehearsal (劇の).→英和
〜する practice <the piano,speaking English> ;train <for a race> ;→英和
exercise;rehearse.→英和
〜を積んでいる be well trained[drilled,practiced] <in> .〜不足である(になる) be (become) out of practice.‖練習機(船) a training plane (ship).練習曲 an <a piano> exercise;a practice piece.練習試合 a practice game.練習所 a training school.練習生 a trainee;an apprentice (商船学校の).練習帳 an exercise book; <米> a workbook.練習問題 exercises <in grammar> .

れんしゅう

れんしゅう [0] 【練修】 (名)スル
学問や技芸などをねりおさめること。修練。「乱暴狼藉の―に余念なく/吾輩は猫である(漱石)」

れんしゅうきょく

れんしゅうきょく [3] 【練習曲】
⇒エチュード

れんしゅうせい

れんしゅうせい [3] 【練習生】
練習をする生徒。見習い。

れんしゅうせん

れんしゅうせん [0] 【練習船】
商船大学・水産大学などで,船舶の操船その他,海上勤務の実地訓練をさせるための船。

れんしゅく

れんしゅく [0] 【攣縮】 (名)スル
一回の刺激で横紋筋が興奮して収縮すること。単収縮。

れんしょ

れんしょ【連署する】
sign jointly.〜をもって under the joint signature <of the surety> .‖連署人 a joint signer;a cosignatory.

れんしょ

れんしょ [1][0] 【連署】 (名)スル
(1)同一書面に二人以上の者が署名すること。
(2)鎌倉幕府において執権を補佐しつつ政務に参画する重職。幕府発給の公文書に,執権とともに署判を加えたための名。執権に近い北条氏一門の有力者・長老の中から選ばれたが,設置されない場合もあった。

れんしょう

れんしょう【連勝する】
win <three> successive[straight]victories.

れんしょう

れんしょう [0] 【連唱】
「重唱(ジユウシヨウ)」に同じ。

れんしょう

れんしょう レンシヤウ 【蓮生】
熊谷直実(クマガイナオザネ)の法号。蓮生坊。

れんしょう

れんしょう [0] 【連勝】 (名)スル
続けて勝つこと。
⇔連敗
「連戦―」「選抜戦で―する」

れんしょうしき

れんしょうしき [0] 【連勝式】
競馬・競輪などで,そのレースの一着と二着を的中させる方式。

れんしょうたんしき

れんしょうたんしき [0] 【連勝単式】
連勝式のうち,一,二着を着順どおり当てるもの。

れんしょうふくしき

れんしょうふくしき [0] 【連勝複式】
連勝式のうち,一,二着を着順にかかわりなく当てるもの。連複。

れんじ

れんじ [0] 【連子・櫺子】
窓や戸に木や竹の桟を縦または横に細い間隔ではめこんだ格子。れにし。

れんじ

れんじ [0] 【連字】
(1)「熟語{(2)}」に同じ。
(2)よく使われる熟語などを,まとめて一つのボディーに鋳造した活字。連結活字。

れんじ

れんじ [0] 【連辞】
〔論〕「繋辞(ケイジ){(2)}」に同じ。

れんじし

れんじし 【連獅子】
歌舞伎舞踊の一。長唄。河竹黙阿弥作詞。二世杵屋勝三郎作曲と三世杵屋正次郎作曲の二種があり,後者の上演が多い。能の「石橋(シヤツキヨウ)」を舞踊化したものの一つで,親子の獅子の狂いを見せる。

れんじつ

れんじつ【連日】
every day;day after day.連日連夜 day and night.

れんじつ

れんじつ [0] 【連日】
同じことが続けざまに繰り返される日々。毎日毎日。「―の暑さ」

れんじつれんや

れんじつれんや [5] 【連日連夜】
毎日毎夜。たえず。「―おしかける客」

れんじまど

れんじまど [4] 【連子窓】
日本建築に用いられる窓の一。窓枠の内側に,断面が方形または菱(ヒシ)形の棒状の材(連子子(レンジコ))をならべたもの。
連子窓[図]

れんじゃく

れんじゃく [0][1] 【連雀】
(1)スズメ目レンジャク科レンジャク属の鳥の総称。日本には冬鳥としてキレンジャクとヒレンジャクが渡来し,北アメリカ北部ではヒメレンジャクが繁殖する。[季]秋。
(2)雀(スズメ)の群れ。[日葡]
連雀(1)[図]

れんじゃく

れんじゃく [0] 【連着・連著】
「連着の鞦(シリガイ)」の略。

れんじゃく

れんじゃく [0] 【連尺・連索】
(1)籠(カゴ)・箱・荷などを背負うときに,肩にあたる部分を幅広く編んでつくった荷縄。また,それをつけた背負子(シヨイコ)。
(2)両肩から脇にかけてひもをかけて背負うこと。「姉を―に負ひ/歌舞伎・幼稚子敵討」
(3)「連尺商い」の略。

れんじゃくあきない

れんじゃくあきない [6][5] 【連尺商い】
物を背負って売り歩く商売。行商。

れんじゃくのしりがい

れんじゃくのしりがい 【連着の鞦】
ふさを並べつらねた鞦。五位以上が用いた。

れんじゅ

れんじゅ [1] 【連衆】
連歌・俳諧の座に列する人々。連歌では会衆(カイシユウ)ともいう。「其の日の―に加はりた/咄本・昨日は今日」

れんじゅ

れんじゅ [0][1] 【連珠・聯珠】
(1)玉をつなぎ並べること。また,つなぎ並べた玉。
(2)五目並べのルールを整備した盤上遊戯。先手は三三・四四・長連(一列に六目以上並べること)が禁手。縦横各一五本の線を描いた連珠盤(一五道盤)を用いる。
(3)漢文の文体の名。真珠を連ねたような美文。数句の対句から構成され,風諭を主とする。

れんじゅう

れんじゅう【連中】
a party;→英和
a company;→英和
folk(s);→英和
a troupe (芸人の).→英和

れんじゅう

れんじゅう [0] ―ジユウ 【連衆】 ・ ―ヂユウ 【連中】
香会などに列席した人。
→れんじゅ(連衆)

れんじゅう

れんじゅう [0] 【連中】
(1)仲間の人たち。また聞き手にもわかっている一定の範囲の人々。親しみや,軽侮をこめて用いる語。あいつら。れんちゅう。「会社の―」「うるさくて手のつけられない―だ」「あの―ときた日には…」
(2)音曲や演芸の一座の人たち。「お囃子―」「常磐津―」

れんじゅく

れんじゅく [0] 【練熟】 (名)スル
ねれてたくみなこと。熟練。「夜間飛行に―しているパイロット」

れんじゅさい

れんじゅさい [3] 【連珠砦】
連珠のように間隔を置いて多数設け,互いに連絡を取って応援できるように配置したとりで。

れんじゅつ

れんじゅつ [0] 【憐恤】 (名)スル
あわれんで,金品を恵むこと。

れんじょう

れんじょう [0] 【憐情】
あわれみの心。

れんじょう

れんじょう [0] 【連声】
二つの語が連接するときに生ずる音変化の一。日本語では,漢語の熟語を中心に始まったもので,唇内・舌内の鼻音( m ・ n )および舌内の入声音( t )の次に来たア・ヤ・ワの三行の音がマ・ナ・タ行音に変化することをいう。「さむゐ(三位)」が「さんみ」に,「にんわじ(仁和寺)」が「にんなじ」に,「せついん(雪隠)」が「せっちん」に転ずる類。主に中世の文献に見えるが,近世以降は語として固定した限られた語を除き,一般には消滅。

れんじょう

れんじょう [0] 【連状】
連名の文書。

れんじょう

れんじょう [0] 【連城】
多くの城をつらねること。また,つらなった城。

れんじょう

れんじょう【連声】
《文》sandhi.

れんじょう

れんじょう [0] 【恋情】
異性を恋い慕うこころ。恋ごころ。

れんじょう

れんじょう【恋情】
love.→英和

れんじょう

れんじょう [0] 【連乗】
三つ以上の数や式をかけ合わせること。

れんじょう=の璧(タマ)

――の璧(タマ)
〔史記(藺相如伝)〕
中国の戦国時代,秦の昭王が一五の城と交換しようといった,趙(チヨウ)の恵文王所有の有名な宝玉のこと。転じて,無上の宝の意。
→卞和(ベンカ)

れんじょうき

れんじょうき レンデウ― [3] 【練条機】
紡績工程で,スライバー(篠(シノ))を均一にする機械。

れんじょうせき

れんじょうせき [3] 【連乗積】
〔数〕 三つ以上の数を掛け合わせて得た結果。特に,自然数 1 ・ 2 ・ 3 … � の連乗積を � の階乗といい,�! と書く。

れんず

れん・ず 【練ず】 (動サ変)
なれている。熟練している。巧みである。「おりたち―・じたる心ならねばにや/源氏(宿木)」

れんせい

れんせい [0] 【連星】
二個の星が引力を及ぼし合って,共通重心の周りをまわっているもの。望遠鏡で二個に分離して見えるものを実視連星,分光器でスペクトル線が分離して見えることによってはじめて連星とわかるものを分光連星という。
→重星

れんせい

れんせい [0] 【練成・錬成】 (名)スル
心・体・技術などをきたえること。「心身を―する」「―道場」

れんせい

れんせい [0] 【廉正】 (名・形動)[文]ナリ
潔白で正直な・こと(さま)。「純穆―なる生計を好み/民約論(徳)」

れんせい

れんせい [0] 【簾政】
幼い天皇に代わって,皇太后などが政治を行うこと。
→垂簾(スイレン)

れんせい

れんせい【練成する】
train.→英和
練成所 a training institute[camp].

れんせき

れんせき [0] 【憐惜】 (名)スル
あわれみおしむこと。

れんせき

れんせき [1] 【煉石】
「煉瓦(レンガ)」に同じ。

れんせつ

れんせつ [0] 【連接】 (名)スル
つらなっていること。並べつなげること。「若し是を―して地上に布(シ)けば殆ど地球を一周す/新聞雑誌 17」

れんせつ

れんせつ [0] 【廉節】
清く正しい節操。

れんせつとし

れんせつとし [5] 【連接都市】
⇒コナーベーション

れんせつぼう

れんせつぼう [4] 【連接棒】
エンジンのピストンからの動力をクランク軸に伝える棒。連桿(レンカン)。接合棒。コネクティング-ロッド。

れんせん

れんせん【連戦連勝(連敗)する】
win (lose) battle after battle[every game].

れんせん

れんせん [0] 【連戦】 (名)スル
続けて戦うこと。「各地に―する」

れんせんれんしょう

れんせんれんしょう [0] 【連戦連勝】 (名)スル
戦うたびに勝つこと。「遠征試合に―する」

れんぜん

れんぜん [0] 【連銭】
〔「れんせん」とも〕
穴あき銭を並べた形の模様・家紋。「―・三星・四目結…家々の紋画たる旗/太平記 17」

れんぜんあしげ

れんぜんあしげ [5] 【連銭葦毛】
馬の毛色の名。葦毛に灰色の円い斑点の付いたもの。星葦毛。

れんそう

れんそう [0] 【斂葬】
死者を埋め葬ること。

れんそう

れんそう [0] 【連想・聯想】 (名)スル
ある観念につれて,それと関連のある他の観念が頭に浮かぶこと。また,その観念。「哲学者というとカントを―する」

れんそう

れんそう [0] 【連装】
一つの砲塔・銃座などに二門以上の砲や銃を備え付けてあること。

れんそう

れんそう【連想】
association.→英和
〜する[させる] <We> associate <A with B> ;→英和
<A> is associated <with B> ; <The name> suggests <a beautiful woman> .

れんそう

れんそう [0] 【連奏】 (名)スル
(1)神祇官や陰陽寮(オンヨウリヨウ)などから下級官人の異動を申請する奏上文に,二人以上の件を記載すること。
(2)二人以上で同じ種類の楽器を同時に演奏すること。重奏。「四五人の伊太利亜(イタリア)人が―する細(コマカ)くて早いギタアの曲/ふらんす物語(荷風)」
→連弾

れんそうけんさ

れんそうけんさ [5] 【連想検査】
〔心〕 刺激語を与えて,心に浮かんだ言葉(反応語)を言わせ,被験者の心理状態を調べようとする検査。

れんそうしんりがく

れんそうしんりがく [7] 【連想心理学】
⇒連合(レンゴウ)心理学

れんそうほう

れんそうほう [3][0] 【連装砲】
一つの砲架や砲塔などに二門以上を並べた大砲。艦砲・高射砲などに用いる。
⇔単装砲

れんそうまど

れんそうまど レンサウ― [5] 【連双窓】
二つ続きの窓。夫婦(メオト)窓。

れんそん

れんそん [0] 【連村】
街路の片側または両側に家屋が並ぶ細長い集落。

れんぞく

れんぞく【連続】
continuation;→英和
continuity;→英和
(a) succession;→英和
a series <of> .→英和
〜的(に) continuous(ly);→英和
consecutive(ly);→英和
successive(ly).→英和
〜する continue;→英和
go on <doing> ;last.→英和
‖連続講演 a series of lectures.連続小説(放送劇) a serial story (radio drama).連続漫画 a comic[cartoon]strip.

れんぞく

れんぞく [0] 【連続】 (名)スル
(1)つぎつぎにつながって続くこと。また,続けること。「三年―して大会に出場する」
(2)〔数〕 関数 �(�)の定義域の点 �=� で x→� のとき lim �(�)が存在し,かつ �(�)と一致するとき,�(�)は �=� で連続であるという。
→不連続

れんぞくかんすう

れんぞくかんすう [5] 【連続関数】
〔数〕 いたるところで連続な関数。グラフ上では常につながっていて切れ目のない曲線といえる。

れんぞくスペクトル

れんぞくスペクトル [6] 【連続―】
ある波長範囲にわたってとぎれなく連続的に現れるスペクトル。熱放射のスペクトルがその例。光・音だけでなく,一般の波にもいう。

れんたい

れんたい [0] 【連隊・聯隊】
軍隊の編制単位の一。師団または旅団と大隊との中間の規模。独立して一方面の戦争遂行能力を有する。

れんたい

れんたい【連隊】
a regiment.→英和
連隊長 the regimental commander.

れんたい

れんたい【連帯の(で)】
joint(ly).→英和
‖連帯感 sense of solidarity.連帯責任 <borrow money on> joint responsibility.連帯保証人 a joint surety.

れんたい

れんたい [0] 【連帯】 (名)スル
(1)お互いが,結びついていること。気分が一つになっていること。「―感」
(2)二人以上の者が共同で責任をとること。「―して債務を負う」

れんたい

れんたい [0] 【連体】
体言に続くこと。

れんたいき

れんたいき [3] 【連隊旗】
旧陸軍で,連隊の表章とする旗。軍旗。

れんたいけい

れんたいけい [0] 【連体形】
用言・助動詞の活用形の一。六活用形のうち第四番目に置かれる。「考える人」「白い山」における「考える」「白い」などのように,体言を修飾するときに用いられる形。文語では,係助詞「ぞ」「なむ」「や」「か」を受けて文を終止したり,単独で詠嘆的に文を終止したりするのに用いられ,また,下にくるべき体言が省略された形で体言と同等の資格をもつ用法などがある。

れんたいさいむ

れんたいさいむ [5] 【連帯債務】
同一内容の給付について,複数の者がそれぞれ独立して全部を給付する義務を負うが,その中の一人が給付を実現すれば他の者も給付の義務を免れる債務。

れんたいし

れんたいし [3] 【連体詞】
品詞の一。自立語のうち,もっぱら連体修飾語としてのみ用いられるもの。「この」「その」「いわゆる」「或る」などの類。
〔「大きな」「同じ」などの語を連体詞とする説もあるが,これらの語は,「目の大きな人」「これと同じ色」のように,述語としても用いられるので,本辞典では連体詞とせず,いずれも形容動詞として扱う。→おおきな・おなじ〕

れんたいしゃく

れんたいしゃく [3] 【連帯借】
⇒連借(レンシヤク)

れんたいしゅうしょくご

れんたいしゅうしょくご [0] 【連体修飾語】
文の成文の一。修飾語のうち体言を修飾するもの。「白い花」「大きな家」「梅の花」「飛び回っている蝶(チヨウ)」の「白い」「大きな」「梅の」「飛び回っている」の類。形容詞的修飾語。
→修飾語

れんたいせきにん

れんたいせきにん [5] 【連帯責任】
複数の者がある行為について連帯して負う責任。

れんたいせきにんせい

れんたいせきにんせい [0] 【連帯責任制】
内閣が議会に対して連帯して政治的責任を負う制度。
→議院内閣制
→責任内閣

れんたいほう

れんたいほう [0] 【連体法】
活用語の用法の一。連体形が連体修飾語として用いられる場合をいう。「歩く人」「美しい人」の「歩く」「美しい」の類。
〔文語の連体形には連体法以外の用法があるが,口語の連体形には連体法の用法しかない〕

れんたいほしょう

れんたいほしょう [5] 【連帯保証】
保証人が主たる債務者と連帯して債務を負担すること。

れんたつ

れんたつ [0] 【練達】 (名)スル
熟練してじょうずなこと。「―の士」「水泳に―する」

れんたつ

れんたつ【練達の士】
an expert <in,at> ;→英和
a veteran <of> .→英和

れんたん

れんたん【練炭(火鉢)】
a briquet(te) (brazier).

れんたん

れんたん [0] 【連単】
「連勝単式」の略。

れんたん

れんたん [0] 【連担】 (名)スル
それぞれが拡大することによって連なり,相互に融合すること。

れんたん

れんたん [1] 【練丹・煉丹】
(1)昔の中国で,道士が辰砂(シンシヤ)を練って不老不死の妙薬を作り出したこと。また,その薬。
(2)心身修練法の一。体内の気を丹田に集めるというもの。
(3)ねり薬。

れんたん

れんたん [0] 【練胆】
精神力をきたえること。胆力を練ること。「―術」

れんたん

れんたん [1] 【練炭・煉炭】
固体燃料の一。無煙炭・木炭などの粉末を混ぜて粘結剤で練り固めたもの。普通,円筒形で縦に一〇本前後の穴がある。[季]冬。

れんたんとし

れんたんとし [5] 【連担都市】
⇒コナーベーション

れんだ

れんだ [1] 【連打】 (名)スル
(1)つづけざまに打つこと。「ドラムを―する」
(2)ボクシング・野球などで,つづけざまに有効打・安打を打つこと。「相手のボディを―する」

れんだい

れんだい [0] 【簾台】
(1)一段高くして,御簾(ミス)を垂らした上段の座敷。
(2)婚礼のときなど,床飾りに用いた衝立(ツイタテ)。

れんだい

れんだい [0] 【輦台・蓮台】
江戸時代,人を乗せて川を渡るのに用いた道具。人を乗せる板に二本の棒をつけて四人でかつぐ平輦台,大名などを駕籠(カゴ)のままのせ,四本のにない棒を一六〜二〇人の人足がかつぐ大高欄など種々のものがあった。
輦台[図]

れんだい

れんだい [0] 【蓮台】
仏・菩薩が座る蓮(ハス)の花の台座。また,仏像をのせる蓮の花の形をした台座。蓮華台。蓮華座。

れんだいじおんせん

れんだいじおんせん 【蓮台寺温泉】
静岡県下田市にある温泉。泉質は単純泉。

れんだいの

れんだいの 【蓮台野】
墓地。地名にもなり,特に京都市北区船岡山の西麓(サイロク)にあった火葬場が有名。「―の奥,船岡山におさめ奉る/平家 1」

れんだいわたし

れんだいわたし [5] 【輦台渡し】
旅人を輦台に乗せて川をわたすこと。大井川など,主要な街道の大河で行われた。

れんだく

れんだく [0] 【連濁】
二つの語が結合して一語をつくるとき,後ろの語の語頭の清音が濁音に変わること。「はる(春)+かすみ(霞)」が「はるがすみ」「はな(花)+ひ(火)」が「はなび」となる類。

れんだん

れんだん [0] 【連弾・聯弾】 (名)スル
一台のピアノで,二人が分担して一つの曲を演奏すること。
〔二台を二人で弾くのは連奏という〕

れんだん

れんだん【連弾】
a duet performance <on the piano> .

れんち

れんち [1] 【蓮池】
ハスを植えてある池。

れんち

れんち [1] 【廉恥】
いさぎよく恥を知る心が強いこと。性行がいさぎよく,節義を重んずること。「破―」

れんち

れんち【廉恥(心)】
(a sense of) honor.→英和
〜のない shameless.→英和

れんちしん

れんちしん [3] 【廉恥心】
いさぎよくて恥を知る心。

れんちゃく

れんちゃく [0] 【恋着】 (名)スル
忘れられないほど深く恋いしたうこと。「往来を通る婦人の七割弱には―するといふ事が/吾輩は猫である(漱石)」

れんちゅう

れんちゅう [1] 【簾中】
(1)すだれで仕切った内側。
(2)〔すだれの内側にいる者の意〕
貴婦人。貴人の正妻を敬っていう語。

れんちゅう

れんちゅう [0] 【連中】
「れんじゅう(連中){(1)}」に同じ。「あの―とはもうしばらく会っていない」

れんちゅう

れんちゅう【連中】
⇒連中(れんじゆう).

れんちゅういりたち

れんちゅういりたち 【簾中入り立ち】
宮中の台盤所(ダイバンドコロ)に立ち入ることを許されること。また,その者。入り立ち。

れんちゅうしょう

れんちゅうしょう 【簾中抄】
有職書。二巻。資隆(藤原か)著というが未詳。平安末期成立。年中行事・帝王次第・斎宮など三六の項目に分類し主要事項を記す。雲上聞録。

れんちょく

れんちょく [0] 【廉直】 (名・形動)[文]ナリ
(1)私欲がなく正直なこと。心が清くまっすぐなこと。また,そのさま。「―の士」「―な人」
(2)安価な・こと(さま)。「諸価頗る―なるよし/新聞雑誌 11」

れんつうかん

れんつうかん [0] 【連通管】
二つまたはそれ以上の容器の底を管で連結し,液体が自由に流通できるようにしたもの。U 字管はその一。

れんてい

れんてい 【連綴・聯綴】 (名)スル
つらなり続くこと。また,つらねてとじること。「驚天動地の奇談,…抜山倒河の言行,巧みに之を―して/雪中梅(鉄腸)」

れんてつ

れんてつ [0][1] 【錬鉄・練鉄】
(1)よくきたえた鉄。
(2)炭素を0〜0.1パーセントほど含む極軟鋼。主に銑鉄を半溶融状態で繰り返し鍛錬して製する。鉄線・釘などの原料。鍛鉄。

れんとう

れんとう [0] 【連祷】
カトリック教会の礼拝で,司式者と会衆とが交互にかわす連続の祈り。リタニア。聖公会では,嘆願。

れんとう

れんとう [0] 【連騰】 (名)スル
物価・株価などが騰貴を続けること。

れんとう

れんとう【連投する】
《野》take the (pitcher's) mound in <two> consecutive games.

れんとう

れんとう [0] 【連投】 (名)スル
野球で,同じ投手が二試合以上続けて登板して投球すること。

れんとび

れんとび [0] 【連飛び】
(1)軽業(カルワザ)の一種。輪のくぐり抜けをしたりするもの。江戸初期に流行。「亭主が―,花車が蜘蛛舞/浮世草子・御前義経記」
(2)宿場の私娼。「目黒の茶屋を捜し,品川の―,白山・三崎のえしれぬもの/浮世草子・一代男 2」

れんど

れんど [1] 【練度】
訓練を積み重ねて得られる,熟練の程度。

れんど

れんど [1] 【連弩】
一時に多くの矢を発射することのできる大弓。「―とて四五百人して引て,同時に放つ大弓大矢を船ごとに持せられたり/太平記 26」

れんどう

れんどう【連動する】
be connected[linked,coupled] <with> .連動装置 a coupling[an interlocking]device.

れんどう

れんどう [0] 【連動】 (名)スル
ある部分を動かすと,それに応じて他の部分も動くこと。「物価に―する年金額」

れんどうそうち

れんどうそうち [5] 【連動装置】
機器の誤操作防止のため,関連機器相互間に,電気的・機械的連絡をつけた装置。

れんない

れんない [1] 【簾内】
すだれのうち。みすの中。簾中。

れんにゃ

れんにゃ 【練若】
〔仏〕
〔梵 āraṇya の音訳「阿練若」の略〕
「あらんにゃ(阿蘭若)」に同じ。「北には城中に―あり,数十の堂塔甍を双べ/太平記 24」

れんにゅう

れんにゅう【練乳】
condensed milk.

れんにゅう

れんにゅう [0] 【練乳・煉乳】
牛乳を煮つめて濃縮したもの。加糖練乳と無糖練乳がある。コンデンス-ミルク。

れんにょ

れんにょ 【蓮如】
(1415-1499) 室町中期の僧。本願寺第八世。浄土真宗中興の祖。諱(イミナ)は兼寿,号は信証院,諡号(シゴウ)は慧灯大師。第七世存如の長男。比叡山僧徒のため大谷廟が破却されたのち,近江堅田,ついで越前吉崎に移り,「御文(オフミ)」を通じて北陸一帯の教化に努め,加賀一国は門徒領国化した。やがて山科に本願寺を再興し教勢大いに振るった。晩年には大坂石山に坊舎を造った。
→一向一揆

れんにん

れんにん [0] 【連任】 (名)スル
引き続いて任務にあたること。「―をさまたげない」

れんねん

れんねん [0] 【連年】
何年も続くこと。毎年。「―水害に襲われる」「―の豊作続き」

れんばい

れんばい [0] 【廉売】 (名)スル
安い値段で売ること。「夏物処分のため―する」

れんばい

れんばい【廉売】
a bargain sale.〜する sell at a bargain.→英和

れんばん

れんばん【連判する】
sign[seal]jointly.連判状 a covenant[compact]under joint signature.

れんばん

れんばん [0] 【連番】
(宝くじや指定席などの)続き番号。

れんばん

れんばん [0] 【連判】 (名)スル
〔「れんぱん」とも〕
二人以上の人が署名して判を押すこと。「団結を誓って―する」

れんばんがり

れんばんがり 【連判借り】
江戸時代に,数人が一枚の証書に連判して借金すること。連帯債務を負う。連印借り。

れんばんじょう

れんばんじょう [0] 【連判状】
志を同じくする者が名を連ね判を押した書面。連判帳。

れんばんちょう

れんばんちょう [0] 【連判帳】
「連判状」に同じ。

れんぱ

れんぱ [1] 【連破】 (名)スル
続けざまに相手・敵を破ること。「ライバル-チームを―する」

れんぱ

れんぱ 【廉頗】
中国,戦国時代の趙(チヨウ)の名将。諸国を破り功随一。藺相如(リンシヨウジヨ)が彼の上位につくと憤ってこれを辱(ハズカシ)めようとしたが,両虎相闘うことを恐れた相如がひたすら彼を避けていることを伝え聞き,以後,刎頸(フンケイ)の交わりを結び趙の保全をはかった。生没年未詳。
→刎頸

れんぱ

れんぱ [1] 【連覇】 (名)スル
競技会などで,続けざまに優勝すること。「全国大会で三―する」

れんぱ

れんぱ【連覇する】
win <three> successive <all-Japan tennis> championships.

れんぱい

れんぱい【連敗する】
suffer a series of defeats;lose <three> games straight[in succession].

れんぱい

れんぱい [0] 【連敗】 (名)スル
続けて負けること。
⇔連勝
「下位のチームに―する」「三―」

れんぱい

れんぱい [0] 【連俳】
(1)連歌と俳諧。
(2)何句か続けて作る俳諧。俳諧の連句。

れんぱく

れんぱく [0][1] 【簾箔】
すだれ。

れんぱつ

れんぱつ [0] 【連発】 (名)スル
(1)たまを続けて発射すること。「六―」
(2)言葉を続けざまに発すること。「ワンダフルを―する」
(3)物事が続いて起きること。

れんぱつ

れんぱつ【連発する】
fire[shoot]in rapid succession;[質問を]shower questions <on> ;fire questions <at> .‖連発銃 a magazine rifle.二連発銃 a double-barreled gun.六連発銃 a six shooter.

れんぱつじゅう

れんぱつじゅう [4] 【連発銃】
弾倉に数発の弾丸を込め,連発できる構造の小銃。
⇔単発銃

れんびん

れんびん [0] 【憐憫・憐愍】
あわれむこと。なさけをかけること。同情。れんみん。「―の情」

れんびん

れんびん【憐憫】
<feel> pity[compassion] <for> .→英和

れんぴ

れんぴ [1] 【連比】
〔数〕 三つ以上の数(または同種の量)の比を一つにまとめたもの。三つの数が �・�・� であるとき,� : �,� : �,� : � をまとめて � : � : � と書く類。

れんぴつ

れんぴつ [0] 【連筆】
一本の主筆を中心に数本の短軸の筆を一列に連ねた,南画・日本画用の絵筆。

れんぶ

れんぶ [1] 【練武】
武術を鍛練すること。「―場」

れんぶんせつ

れんぶんせつ [3] 【連文節】
いくつかの文節が一まとまりになって一つの文節のようなはたらきをなすもの。「桜の花が咲く」という文では,「桜の」「花が」という二つの文節が一まとまりになって,「咲く」に対する主語の役割を果たす。この「桜の花が」の類を連文節と呼ぶ。
〔橋本進吉の用いはじめた用語〕

れんぷ

れんぷ [1] 【蓮府】
〔晋(シン)の大臣王倹が庭に蓮(ハス)を植えた故事から〕
大臣の邸宅。大臣の位。

れんぷ

れんぷ [1] 【臉譜】
〔「臉」は顔の意〕
中国の京劇で,役者の顔に施す化粧法。歌舞伎の隈取(クマド)りに似る。隋・唐舞楽の仮面から転化したもので,色によって人物の性格を表す。
臉譜[図]

れんぷく

れんぷく [0] 【連複】
「連勝複式」の略。

れんぷくそう

れんぷくそう [0] 【連福草】
レンプクソウ科の多年草。山地の林中に生える。高さ10〜20センチメートル。全体に柔らかい。地下に細長い横走枝がある。葉は三出複葉。春,花茎の先に淡緑色の花を数個つける。ゴリンバナ。

れんべい

れんべい [0] 【連袂】
〔袂(タモト)をつらねるということから〕
多くの人々が行動を共にすること。

れんべいじしょく

れんべいじしょく [5] 【連袂辞職】
複数の人が一緒にそろって辞職すること。

れんべん

れんべん [0] 【蓮弁】
ハスの花弁のこと。また,その形。仏の台座や光背,装飾などに用いられる。

れんぺい

れんぺい [0] 【練兵】
兵隊を訓練すること。調練。

れんぺい

れんぺい【練兵】
(a) military drill.練兵場 a parade ground.

れんぺいじょう

れんぺいじょう [0] 【練兵場】
練兵をする所。れんぺいば。

れんぼ

れんぼ [1] 【恋慕】 (名)スル
(1)恋い慕うこと。「―の情」「横―」「若(モ)し男児を―することあらば/花柳春話(純一郎)」
(2)「鈴慕(レイボ)」に同じ。

れんぼ

れんぼ【恋慕する】
fall in love <with> .

れんぼいん

れんぼいん [3] 【連母音】
母音音節,または音節末尾の母音に母音音節が続いたもの。「ない」の ai の類。

れんぼながし

れんぼながし [4] 【恋慕流し】
⇒鈴慕(レイボ)流し

れんぽ

れんぽ [1] 【練歩】
昔,節会(セチエ)などの際,かかとを一定の場所にふみかためながら歩く歩き方。
→徐歩

れんぽ

れんぽ [1] 【蓮歩】
「金蓮歩(キンレンポ)」に同じ。

れんぽう

れんぽう【連峰】
the peaks of <the Japan Alps> ;a mountain range.

れんぽう

れんぽう [0] 【連峰】
山のみねがいくつも続いているもの。つらなり続いた山々。みねみね。連山。「朝日―」

れんぽう

れんぽう [0] 【連邦・聯邦】
複数の州または国家が結合し,全体を包括する一つの国家として形成されたもの。内政には相互に独立性の高い自治的権能を有し,外交・軍事には連合して一主権を構成する。アメリカ合衆国・スイス・ユーゴスラビアなど。連邦国家。合衆国。

れんぽう

れんぽう【連邦】
a federation;a union.→英和
‖連邦会議 a federal council.連邦政府 a federal government.

れんぽうこっか

れんぽうこっか [5] 【連邦国家】
⇒連邦

れんぽうじゅんびぎんこう

れんぽうじゅんびぎんこう [8] 【連邦準備銀行】
〔Federal Reserve Bank〕
連邦準備制度により全国一二の準備区に一行ずつ設立された銀行。各銀行は連邦準備制度理事会に統括されており,他国の中央銀行と同じ業務を行う。FRB 。

れんぽうじゅんびせいど

れんぽうじゅんびせいど 【連邦準備制度】
〔Federal Reserve System〕
アメリカで,1913年の連邦準備法により設けられた中央銀行制度。FRS 。

れんぽうじゅんびせいどりじかい

れんぽうじゅんびせいどりじかい 【連邦準備制度理事会】
〔Federal Reserve Board, Board of Governors of the Federal Reserve System〕
全米に一二ある連邦準備銀行を統括し,連邦準備券の発行や公定歩合の変更などを行う機関。FRB 。

れんぽうとりひきいいんかいほう

れんぽうとりひきいいんかいほう 【連邦取引委員会法】
アメリカ連邦法の反トラスト法の一。シャーマン法を補充し,連邦取引委員会の組織・権限を定める。1914年制定。わが国の公正取引委員会はこの連邦取引委員会を範として設けられた。
→反トラスト法

れんま

れんま【練磨する】
drill;→英和
train.→英和

れんま

れんま [1] 【練磨・錬磨】 (名)スル
きたえてみがきあげること。「精神を―する」

れんみん

れんみん 【憐愍】
「れんびん(憐憫)」に同じ。「―の情」

れんめい

れんめい [0] 【連名】
二名以上の者が名前を並べて記すこと。姓名を連ね書くこと。連署。「―で嘆願書を出す」

れんめい

れんめい【連名の】
joint.→英和
〜で jointly.→英和
‖連名陳情書 a joint petition.

れんめい

れんめい [0] 【連盟・聯盟】
共同の目的のために同一の行動をとることを誓うこと。また,そのことを誓ってできた団体。「野球―」「国際―」

れんめい

れんめい【連盟】
a league;→英和
a union;→英和
a federation.

れんめん

れんめん【連綿たる】
unbroken;→英和
uninterrupted;→英和
continuous.→英和

れんめん

れんめん [0] 【連綿】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
途絶えずに長く続くさま。「―として続く文章」「―と続く血統」
■二■ (名)スル
途絶えず長く続くこと。「三百年来―せし徳川家の武徳/近世紀聞(延房)」

れんめんたい

れんめんたい [0] 【連綿体】
書道で,草書・行書や仮名の各字が,切れないで連続して書かれているもの。

れんもん

れんもん [0] 【蓮門】
浄土門の異名。蓮宗。

れんもんきょう

れんもんきょう 【蓮門教】
明治初年に興った新宗教の一。教祖は島村ミツ。日蓮教学を基盤とし,神道儀礼を取り入れ,神水による治療を行なって信者を集めた。九州小倉で興り,のち東京に進出。大成教に属したが1916年(大正5)に分裂,のち消滅。

れんや

れんや【連夜】
night after night;every night.〜の nightly.→英和

れんや

れんや [1] 【連夜】
幾夜も続くこと。毎夜。「連日―」

れんやく

れんやく [1][0] 【練薬・煉薬】
ねりぐすり。

れんよ

れんよ [1] 【輦輿】
「手車(テグルマ){(6)}」に同じ。

れんよう

れんよう [0] 【連用】 (名)スル
(1)続けて用いること。「この睡眠薬は―すると副作用がみられる」
(2)用言に続くこと。

れんようけい

れんようけい [0] 【連用形】
用言・助動詞の活用形の一。六活用形のうち第二番目に置かれる。「白く光る」における「白く」のように,下の用言に続くときに使われる形。他に,「山青く,水清し」の「青く」のように,文をいったん中止したり,「休み」「遠く」のように名詞に転用したりするのに用いられる。なお,動詞の場合には,文語では助動詞「き・けり・たり」など,口語では助動詞「た」などに接続したりする。また,文語の四段・ナ変・ラ変の動詞や口語の五段動詞には,本来の形のほかに音便の形があり,形容詞には本来の形のほかに音便やカリ活用の形もある。

れんようしゅうしょくご

れんようしゅうしょくご [0] 【連用修飾語】
修飾語のうち用言(副詞の場合も含む)を修飾するもの。「非常に暑い」「楽しく遊ぶ」「思わず吹き出す」の「非常に」「楽しく」「思わず」の類。普通,補語・目的語などと呼ばれるものも連用修飾語の中に入れて考える。副詞的修飾語。
→修飾語

れんようほう

れんようほう [0] 【連用法】
活用語の用法の一。主として連用形が連用修飾語として用いられる場合をいう。「美しく咲いた」「急ぎ駆け寄る」「親切に扱う」の「美しく」「急ぎ」「親切に」の類。副詞的用法で副詞法ともいわれる。

れんらく

れんらく [0] 【連絡・聯絡】 (名)スル
(1)互いにつながり・関連があること。また,つながり・関連をつけること。また,そのつながり・関連。「二つの物事の間に―を見出す」
(2)関係の人に情報などを知らせること。「―がとだえる」「警察に―する」「―をとる」
(3)交通機関が,ある一つのところで接続していること。「この電車は終点でバスと―している」

れんらく

れんらく【連絡する】
(be) connect(ed) <with> ;→英和
get in touch <with> ;make[establish]contact <with> ;liaison;→英和
[通告する]inform[notify] <a person of> ;→英和
let <a person> know.〜を失う[断つ]lose contact <with> ;go[be]out of communication.〜を保つ keep[be]in touch[contact] <with> ;keep <me> informed[ <俗> posted] <on your progress> (手紙で).‖連絡駅 a junction.連絡係 a liaison officer;a contact.連絡切符 a through[ <米> transfer,coupon (他線との)]ticket.連絡線 a connecting line.連絡船 a ferry(-boat).

れんらくかんびんのがく

れんらくかんびんのがく レンラククワンビン― 【濂洛関閩の学】
周敦頤(シユウトンイ)・程顥(テイコウ)・程頤(テイイ)・張載・朱熹の唱えた宋学。周敦頤が濂渓(湖南),程顥・程頤が洛陽(河南),張載が関中(陝西),朱熹が閩(福建)の人であったことからいう。

れんらくせん

れんらくせん [0] 【連絡船】
海峡間や,湾・湖の両岸,本土と島などを結んで連絡する船舶。

れんらくちょう

れんらくちょう [0] 【連絡帳】
学校・幼稚園などと家庭の間や,サークルや研究会などの仲間どうしが,連絡事項を書き合う帳面。連絡ノート。

れんり

れんり [1] 【連理】
(1)一本の木の枝が他の木の枝につき,一本の木のように木理が同じになること。
(2)夫婦・男女の仲がきわめて親密なことのたとえ。「比翼―の契り」

れんりこう

れんりこう [0] 【連理香】
香道の組香の一。五種の香木を三包ずつ用意し,うち一包ずつを試香とする。残る十包を二包ずつ,一枚の銀葉に並べて炷(タ)く。皆伝の印とされ,式次第は秘伝とされる。

れんりそう

れんりそう [0] 【連理草】
マメ科の多年草。山中や川岸の草地に生える。高さ約60センチメートル。葉は羽状複葉で,中軸の先は巻きひげとなる。初夏,葉腋(ヨウエキ)に径約2センチメートルの紫色の蝶(チヨウ)形花数個を総状につける。カマキリソウ。

れんりつ

れんりつ【連立内閣】
a coalition cabinet.連立方程式《数》simultaneous equations.

れんりつ

れんりつ [0] 【連立・聯立】 (名)スル
いくつかのものが並び立つこと。「有力候補が―する」

れんりつないかく

れんりつないかく [5] 【連立内閣】
二つ以上の政党の党員から成立している内閣。連立政権。
⇔単独内閣

れんりつほうていしき

れんりつほうていしき [7] 【連立方程式】
〔数〕 二個以上の未知数を含む二つ以上の方程式の組。それらの方程式を同時に成り立たせる未知数の値の組をこの連立方程式の解といい,解をすべて求めることを連立方程式を解くという。未知数に関する最高の次数により連立一次方程式・連立二次方程式などという。

れんりのえだ

れんりのえだ 【連理の枝】
〔白居易「長恨歌」から〕
男女の契りの深いことのたとえ。夫婦の仲のむつまじいこと。

れんりのちぎり

れんりのちぎり 【連理の契り】
男女間の,永遠に変わることのないむつまじい契り。「別れとなれば名残を惜む習なるに,況や―浅からずして/太平記 2」

れんりひしょう

れんりひしょう 【連理秘抄】
連歌論書。一巻。二条良基著。1349年頃成立。草稿本とみられる「僻連抄」を改稿したもの。連歌を詠む心得・付句などを論じた前半と,式目を述べた後半とから成る。後半の式目は,「応安新式」に発展してゆくものとして重視される。

れんりびき

れんりびき [0] 【連理引き】
歌舞伎の演出の一。幽霊や妖怪が引き戻す手つきに応じて,逃げようとする人が襟髪をつかまえられた形で,引きずられるように戻る演技。

れんりょう

れんりょう [3] 【連量】
印刷で,紙の重さを表す単位。

れんるい

れんるい [1] 【連類】
仲間。同類。

れんるい

れんるい [0] 【連累】 (名)スル
他人の罪にかかわりあって罰せられること。連座。「亦民心に関係し人民是に―することあらんとき/新聞雑誌 54」

れんれい

れんれい [0] 【連嶺】
いくつも連なっている峰。「雪の―」

れんれん

れんれん [0] 【連連】
■一■ (形動)[文]ナリ
続いていて絶えることのないさま。「訴出る者―なれども/新聞雑誌 54」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
{■一■}に同じ。「同じような格子窓が―と続く家」

れんれん

れんれん [0] 【恋恋】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
未練の気持ちが強く,思いきれないさま。「その地位に―としてすがりつく」「何ぞや其人爵を排撃したるは…猶天爵に―たるが如きは/筆まかせ(子規)」
■二■ (名)スル
恋慕の情を思い切れないこと。「―の情」「先きの愛を回顧―するも/欺かざるの記(独歩)」

れんれん

れんれん【恋々とする】
cling[be deeply attached] <to> .→英和

れんれん

れんれん [0] 【漣漣】 (ト|タル)[文]形動タリ
涙がとめどなく流れるさま。「汪々―として涙の溢れたり/天うつ浪(露伴)」

れんチャン

れんチャン [0] 【連荘】
〔「荘(チヤン)」は中国語〕
(1)麻雀で,親が勝ち続けること。
(2)同じことが何回も続くことを俗にいう語。「忘年会が―で開かれる」

ろ【炉】
a fireplace;→英和
a furnace (溶鉱炉).→英和

ろ【櫓をこぐ】
pull an oar;→英和
work at the oar.

ろ [0] 【櫓・艪】
和船を漕(コ)ぐための道具。木製。全体が櫓腕(ロウデ)と櫓脚(ロアシ)からなる継ぎ櫓が一般的で,櫓腕先端にある櫓柄(ロヅカ)とその上部についている突起の櫓杆(ロヅク)とを両手で握って漕ぎ,水中に入れた櫓脚で水を切るように練って船を進める。櫓脚にある入れ子という穴部を船にある小突起の櫓杭(ログイ)(=櫓臍(ロベソ))にはめて支点とし,櫓腕にある櫓杆に櫓綱(ロヅナ)(=早緒(ハヤオ))をかけて船床につないで漕ぎやすいようにしてある。西洋式の櫂(カイ)よりも効率のよいすぐれた推進具。「―をこぐ」
櫓[図]

ろ [0] 【炉】
(1)床を四角に切り,灰を入れ,中で火を焚(タ)いて暖をとったり,物を煮たりする所。囲炉裏。地炉(ジロ)。[季]冬。《―の焔薬缶をつゝみ老婆あり/池内友次郎》
(2)窯(カマ)で,燃料の燃える部分。「―に石炭を投げ込む」
(3)金属などを加熱して溶かしたり化学反応を起こさせたりする装置。「溶鉱―」「電気―」「原子―」

ろ [1] 【露】
「露西亜(ロシア)」の略。「日―戦争」
〔「魯」とも書かれた〕

ろ 【魯】
中国,周代の諸侯国の一。紀元前一一世紀に周の武王が弟の周公旦(タン)に与えた領地。都は山東省の曲阜(キヨクフ)。春秋時代から国勢は振るわなかったが周の文化を最もよく伝え,孔子を生んだ。前249年楚(ソ)に滅ぼされた。

ろ [0] 【艫】
(1)船の後部。とも。
(2)船の前部。へさき。

ろ [1] 【驢】
ろば。

ろ【絽】
silk gauze.絽縮緬(ちりめん) crepe gauze.


(1)五十音図ラ行第五段の仮名。歯茎弾き音の有声子音と後舌の半狭母音とから成る音節。
(2)平仮名「ろ」は「呂」の草体。片仮名「ロ」は「呂」の初三画。
〔奈良時代までは,上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり,発音上区別があったとされる〕

ろ [1] 【ロ】
西洋音楽の音名。欧語音名 B(ドイツ語では H )に当てた日本音名。基準音イより長二度高い音。

ろ (助動)
〔中世以降の推量の助動詞「らう」の転。近世上方語〕
…だろう。「定めし昨日請け取つつ〈ろ〉/浄瑠璃・生玉心中(上)」

ろ [1] 【廬】
いおり。また,小さな粗末な家。


〔ラ行五(四)段・ラ行変格活用の動詞およびそれと同じ活用型の助動詞や,形容詞・形容動詞およびそれと同じ活用型の助動詞の未然形語尾の「ろ」に助動詞「う」が付いた「ろう」の転〕
話し言葉でのくだけた言い方に用いられる。「取ろ・有ろ・よかろ・きれいだろ・…だろ」などの「ろ」。「これ,きれいだ〈ろ〉」「いっしょに行ってくれるだ〈ろ〉」

ろ (間投助)
〔上代語〕
文の終わり,または文中の連用修飾語に付いて,感動の意を添えて聞き手に働きかけるのに用いられる。
(1)文の終わりに用いられる場合。「相見ては月も経なくに恋ふと言はばをそ―と我(アレ)を思ほさむかも/万葉 654」「白雲の絶えにし妹(イモ)をあぜせ―と心に乗りてここばかなしけ/万葉 3517」「荒雄らは妻子(メコ)の産業(ナリ)をば思はず―年の八年(ヤトセ)を待てど来まさず/万葉 3865」
(2)文中の連用修飾語に付く場合。「夕占(ユウケ)にも今夜(コヨイ)と告(ノ)らろ我が背なはあぜそも今夜(コヨイ)よし―来まさぬ/万葉 3469」
〔この語は,東歌・防人歌などの上代東国方言に多くみられる。文末用法のうち,動詞の命令形に付く場合は,命令形の活用語尾「よ」に相当するものとみなされる。近世江戸語以降の上一段・下一段・サ変の動詞の命令形(「見ろ」「落ちろ」「受けろ」「しろ」など)にみられる「ろ」は,この語の遺存したものとみられる〕

ろ (接尾)
〔上代語〕
名詞または形容詞の連体形に付き,親愛の情を表し,また,語調を整えるのに用いる。「片淵に網張り渡し目―寄しに寄し寄り来(コ)ね/日本書紀(神代下)」「下野三毳(ミカモ)の山のこ楢のすまぐはし児―は誰(タ)が笥(ケ)か持たむ/万葉 3424」「日下江(クサカエ)の入江の蓮(ハチス)花蓮身の盛り人羨(トモ)しき―かも/古事記(下)」
〔形容詞の連体形に付く場合は,常に下に係助詞「か」「も」を伴う〕

ろ [0] 【絽】
からみ織りの一種。たて糸とよこ糸をからませて透き目を作った絹織物。涼感があり,盛夏用。絽織り。

ろ=を切る

――を切・る
床を四角く切りとって炉を作る。

ろあく

ろあく [0] 【露悪】
自分の悪いところをわざとさらけだすこと。「―趣味」「―家」

ろあし

ろあし [1] 【櫓脚】
(1)櫓を漕(コ)ぐとき,櫓の水中につかった部分。櫓下(ロシタ)。
(2)櫓を漕いだ跡にゆらぐ波のあと。

ろあん

ろあん 【蘆庵】
⇒小沢(オザワ)蘆庵

ろあん

ろあん 【魯庵】
⇒内田(ウチダ)魯庵

ろいろ

ろいろ [0] 【蝋色】
「蝋色塗り」の略。ろういろ。

ろいろうるし

ろいろうるし [4] 【蝋色漆・呂色漆】
蝋色塗りに用いる漆。油分を含まない黒漆。

ろいろざや

ろいろざや [0] 【蝋色鞘】
蝋色塗りの刀の鞘。

ろいろぬり

ろいろぬり [0] 【蝋色塗(り)】
漆塗りの技法の一。蝋色漆で上塗りをし木炭で研ぎ,砥粉(トノコ)などで平らにし,摺(ス)り漆をして磨いて光沢を出したもの。蝋色研ぎ出し。蝋色仕立て。

ろう

ろう [1] ラウ 【牢】 ・ ロウ 【籠】
(1)罪人などを閉じこめておく所。獄舎。「―に閉じこめる」
(2)牛や馬などを入れておく所。[書言字考節用集]
→牢として

ろう

ろう【牢】
⇒牢獄.

ろう

ろう ラウ [1] 【廊】
通路などに使用する細長い建物。細殿(ホソドノ)。渡殿(ワタドノ)。廊下。「―をめぐらす」

ろう

ろう【労】
trouble;→英和
service(s);→英和
pains;labor.→英和
〜をとる take the trouble to do[of doing];act as <interpreter> .〜を惜しまない spare no efforts[pains,trouble].〜をねぎらう[多とする]thank <a person> for <his> service[trouble];appreciate <a person's> services.

ろう

ろう ラウ [1] 【労】
(1)骨折り。体を使うこと。「―をいとわず働く」「―をねぎらう」
(2)功績。手柄。働き。「長年の―に報いる」
(3)長年の経験。熟練。「木工の君といふ人,―ある者にて/宇津保(藤原君)」
(4)長い間使用したこと。「すり平めかし―多きになりたるが/枕草子(二〇二・春曙抄)」

ろう

ろう【蝋】
wax;→英和
candlewax.〜をひく wax.〜びきの waxed.

ろう

ろう ラフ [1] 【鑞】
金属を接合するのに使う合金の総称。はんだの類。「―付け」

ろう

ろう 【隴】
中国,甘粛省南東部の地名。

ろう

ろう【廊】
⇒廊下.

ろう

ろう 【楼】
■一■ [1] (名)
(1)階を重ねて高くつくった建物。たかどの。
(2)遠くを見わたせるように高くつくった建物。物見のやぐら。
(3)大きな建物。
■二■ (接尾)
高い建物,旅館・料亭また妓楼などの名前の下に付けて用いる。「しののめ―」「水月―」

ろう

ろう [1] 【聾】
両耳の聴覚が重度に障害されている状態。

ろう

ろう ラウ 【郎】
■一■ [1] (名)
(1)男子。特に,年若い男子。「初陣の―ある家の牡丹かな/続春夏秋冬(碧梧桐)」
(2)女性から夫,または情夫をさしていう語。「―が来れば夜の短きを苦み,―が往けば宵の長きを苦む/南郭先生文集」
(3)中国の官名。侍郎・尚書郎などの総称。
■二■ (接尾)
(1)男子の名前に付ける言葉。一族・一家の中で男の生まれた順序に従って付ける。「太―,次―,三―」
(2)助数詞。男女の別なく,子供の生まれた順序を表すのに用いる。「男子二人,女子一人をもてり。太―は質朴(スナオ)によく生産(ナリワイ)を治む,二―の女子は大和の人のつまどひに迎へられて彼所(カシコ)に行く,三―の豊雄なるものあり/読本・雨月(蛇性の婬)」

ろう

ろう ラフ [1] 【臘】
(1)冬至後,第三の戌(イヌ)の日に行う行事。猟の獲物を祖先や神々にまつるもの。
(2)年の暮れ。年末。

ろう

ろう ラフ [1] 【蝋】
高級脂肪酸と高級一価アルコールとのエステル。天然のものは多くが固体。グリセリドである油脂に似ているが,油脂よりも酸化や加水分解に対して安定。動植物体の表面に存在し,保護膜の役を果たすものが多い。精製して,艶(ツヤ)出し・化粧品・医薬品などに用いる。木蝋など慣用名で蝋とよばれていても油脂のものがある。ワックス。

ろう

ろう ラウ [1] 【老】
■一■ (名)
(1)年をとること。また,年寄り。「生(シヨウ)・―・病・死の移り来(キタ)ること/徒然 155」
(2)律令制で,六一歳から六五歳まで(のち六〇歳から六四歳まで)の者の称。
■二■ (代)
一人称。老人が自分のことを卑下していう語。「稚(ワカ)き女子(オンナゴ)の矢武におはするぞ,―が物見たる中のあはれなりし/読本・雨月(浅茅が宿)」
■三■ (接尾)
自分より年とった人の名に付けて敬称として用いる。「吉田―」
〔■三■ は,古くは必ずしも老人に対してだけ用いるものではなく,もとは主に僧侶に対して用いられた〕

ろう

ろう [1] 【婁】
二十八宿の一。西方の星宿。婁宿。たたらぼし。

ろう

ろう [1] 【陋】 (名・形動)[文]ナリ
場所がせまくるしいこと。心がせせこましく,卑しいこと。また,そのさま。「拖泥帯水(タデイタイスイ)の―を遺憾なく示して/草枕(漱石)」「長者の胸の卑にして―なる/慨世士伝(逍遥)」

ろう

ろう ラウ (助動)(○・○・らう・らう・○・○)
〔推量の助動詞「らむ」の転。中世語〕
活用語の終止形(ラ変活用には連体形)に付いて,推量の意を表す。…だろう。完了の助動詞「つ」に付いた「つらう」,推量の助動詞「うず」に付いた「うずらう」などの形で用いられることが多い。「今サライカナルオン目ニカアワセラレウズ〈ラウ〉ト言ウテ泣クトコロデ/天草本平家 1」「雨のふる夜に,誰(タ)が濡れてこうず〈らう〉に/狂言・花子」

ろう

ろう ラフ [1] 【臈】
(1)〔仏〕 僧が受戒後一夏(イチゲ)九旬の間修行して功を積むこと。臈の多いほど僧の位は高くなる。
(2)一般に,年功を積むこと。また,それによって得た身分の上下をいう語。「上臈」「中臈」など。
→臈長(ロウタ)ける

ろう

ろう【老】
[年老いた]old;→英和
aged.→英和

ろう=を噛(カ)むよう

――を噛(カ)むよう
詩文におもしろみのないたとえ。

ろう=を執(ト)る

――を執(ト)・る
特定の人のために,わざわざ何かをする。骨を折る。尽力する。「仲介の―・る」

ろう=を多(タ)とす

――を多(タ)とす
他人の助力を,ねぎらい感謝するときに言う語。

ろう=を得て蜀(シヨク)を望む

――を得て蜀(シヨク)を望む
〔「後漢書(岑彭伝)」による。光武帝が隴を平定したのち,さらに蜀を欲しがったという故事から〕
一つの望みを達してもさらに大きな望みをいだくこと。欲望の限りないことのたとえ。望蜀。

ろう=多くして功(コウ)少なし

――多くして功(コウ)少なし
骨の折れる割に効果が少ない。

ろうあ

ろうあ【聾唖の(者)】
(a) deaf-mute;(a) deaf-and-dumb (person).聾唖学校 a deaf-and-dumb school.

ろうあ

ろうあ [1] 【聾唖】
耳が聞こえず,話しことばが話せない状態。先天性あるいは乳幼児期から高度の難聴があって音声言語の習得ができなかったことによる。

ろうあがっこう

ろうあがっこう [4] 【聾唖学校】
聾学校の旧称。

ろうあらため

ろうあらため ラウ― [3] 【牢改め】
役人が牢内を巡視点検すること。また,その人。牢内改め。

ろうあんじ

ろうあんじ 【滝安寺】
大阪府箕面市にある単立宗教法人の寺。白雉年間(650-654)役小角(エンノオヅノ)の開創と伝えられ,修験道の霊場であった。竹生島・江ノ島・宮島とともに四所弁天といわれる。箕面寺。

ろういつ

ろういつ ラウ― [0] 【労逸】
苦労と安逸。骨折りと楽しみ。

ろういろ

ろういろ ラフ― [0] 【蝋色】
⇒ろいろ(蝋色)

ろうう

ろうう ラウ― [1] 【老嫗】
年をとった女。老婆。老媼(ロウオウ)。

ろうえい

ろうえい ラウ― [0] 【朗詠】 (名)スル
(1)詩歌を声高らかにうたうこと。朗吟。「漢詩を―する」
(2)雅楽の一。漢詩に曲節をつけてうたう自由なリズムの謡物。平安以降,管弦の遊びの折などに行われた。その詞章となる詩歌を集めたものに「和漢朗詠集」「新撰朗詠集」などがある。

ろうえい

ろうえい【漏洩】
leakage.→英和
⇒漏(も)れる.

ろうえい

ろうえい [0] 【漏洩・漏泄】 (名)スル
〔「ろうせつ(漏洩)」の慣用読み〕
秘密などがもれること。また,もらすこと。「秘密が―する」

ろうえき

ろうえき【労役】
work;→英和
labor.→英和

ろうえき

ろうえき ラウ― [0][1] 【労役】
身体的な役務。肉体を使ってする仕事。「―に服する」

ろうえきじょう

ろうえきじょう ラウ―ヂヤウ [0] 【労役場】
罰金または科料を完納しない者に対して,換刑処分として所定の作業を行わせるために留置する施設。「―留置」

ろうえん

ろうえん ラウ― [0] 【狼煙・狼烟】
〔昔,中国で煙をまっすぐ上げるため狼(オオカミ)の糞(フン)を用いたことから〕
のろし。狼火(ロウカ)。「四海しづまり,きうたう―たたざる所に/曾我 3」

ろうおう

ろうおう ラウアウ [3][0] 【老媼】
年をとった女。老婆。

ろうおう

ろうおう ラウアウ [0] 【老鶯】
夏に鳴いているウグイス。声は大きく流麗である。晩鶯。残鶯。おいうぐいす。[季]夏。

ろうおう

ろうおう ラウヲウ [3][0] 【老翁】
年をとった男性。老年の男性。

ろうおう

ろうおう ラウアウ [0] 【老桜】
年を経た桜。桜の老木。

ろうおく

ろうおく [0] 【陋屋】
(1)狭くてむさくるしい家。粗末な家。
(2)自分の家をへりくだっていう語。

ろうおく

ろうおく【陋屋】
⇒あばら屋(や).

ろうおん

ろうおん ラウオン [0] 【労音】
全国勤労者音楽協議会連絡会議の略称。勤労者のための会員制の音楽鑑賞組織。1949年(昭和24)大阪の勤労者のサークルによって自主的に結成され,全国に広まった。

ろうか

ろうか ラウクワ [0] 【老化】 (名)スル
(1)年をとること。年をとって体の機能が低下すること。
(2)生物あるいは物質の機能や性質が,時間の経過に伴って衰える現象。生物体の老年性変化,ゴム・プラスチックなどの経年劣化など。加齢。劣化。エイジング。
(3)糊化(コカ)されたアルファデンプンが,放置されることによって再びベータデンプンの状態に近づくこと。ベータ化。
⇔糊化

ろうか

ろうか【廊下】
a passage;→英和
a corridor;→英和
a hall;→英和
a lobby (劇場などの).→英和

ろうか

ろうか [1] 【弄花】
(1)花をもてあそぶこと。
(2)花ガルタをもてあそぶこと。はなあわせ。

ろうか

ろうか ラウ― [0] 【廊下】
(1)家の中の部屋をつなぐ細長い通路。また,家屋と家屋を結ぶ屋根のある通路。「松の―」「渡り―」「―続き」
(2)登山用語。両側に高い垂直の岸壁が迫った,渓谷沿いの山道。

ろうか

ろうか ラウクワ [1] 【狼火】
のろし。狼煙(ロウエン)。

ろうか

ろうか【老化現象】
symptoms of aging[senility].

ろうか

ろうか ラウクワ [1] 【浪華】
波がくだけて白い花のように見えるもの。波の花。

ろうか

ろうか [1] 【弄火】
火をおもちゃにすること。火遊び。

ろうかい

ろうかい ラウ― [0] 【浪界】
浪曲家の社会。浪曲界。

ろうかい

ろうかい ラウ― [0] 【撈海】
海底・海中の沈積物や浮遊物などを採取すること。「―作業」

ろうかい

ろうかい ラウクワイ [0] 【老獪】 (名・形動)[文]ナリ
経験を積んでいて,非常にわるがしこい・こと(さま)。「―な手口」「―な政治家」「―ぶりを発揮する」
[派生] ――さ(名)

ろうかい

ろうかい【老獪な】
crafty;→英和
cunning;→英和
foxy.

ろうかく

ろうかく【楼閣】
a tower.→英和
空中に〜を築く build castles in the air.→英和

ろうかく

ろうかく [0] 【楼閣】
階を重ねて高く造った建物。たかどの。「砂上の―」

ろうかげんしょう

ろうかげんしょう ラウクワ―シヤウ [4] 【老化現象】
(人間が)年をとることに起因する一連の現象。臓器や器官の機能減退,適応力の減退,記憶力の低下など。

ろうかづたい

ろうかづたい ラウ―ヅタヒ [4] 【廊下伝い】
(1)廊下を伝わって行き来すること。
(2)建物と建物とが廊下で連絡されていること。廊下続き。「―の書斎」

ろうかとんび

ろうかとんび ラウ― [4] 【廊下鳶】
(1)〔(2)の意から〕
特に用もないのに廊下をうろうろしたり,他の部屋をのぞいたりすること。また,その人。
(2)妓楼(ギロウ)で,遊客が相方の遊女が来ないので待ちかねて廊下を歩きまわること。「ぬしやあなぜそねえに―をしなんすえ/洒落本・娼妓絹籭」

ろうかばし

ろうかばし ラウ― [3] 【廊下橋】
(1)屋根を設けた,廊下に似た橋。蔀橋(シトミバシ)。
(2)城の濠(ホリ)にかけた,屋根や壁のある橋。横矢を防ぎ,また狭間(サマ)を設けて,長櫓としても用いる。横蔀(ヨコシトミ)。

ろうかばん

ろうかばん ラウ― [3][0] 【廊下番】
江戸時代,江戸城奥向き勤務の役人。能役者から選んで改姓の上,若年寄の支配下に勤番させた。

ろうかん

ろうかん ラウ― [0] 【牢檻】
牢屋。おり。ひとや。

ろうかん

ろうかん [0] 【楼観】
物見の高殿(タカドノ)。ものみ。

ろうかん

ろうかん ラフクワン [0] 【蝋管】
初期の蓄音機で,音声の記録に用いた蝋を塗った円筒。蝋にカッターで音溝を刻み込んで録音した。

ろうかん

ろうかん ラウ― [0] 【老幹】
老木の幹。「天を封ずる―の亭々と/虞美人草(漱石)」

ろうかん

ろうかん ラウ― [0] 【琅玕】
(1)美しい玉。硬玉・軟玉などの宝石。
(2)美しい竹。
(3)美しい文章。佳文。

ろうかん

ろうかん [0] 【瘻管】
(1)体内の器官と器官,あるいは体内の器官と体表との間にできた管(クダ)のような通路。炎症性の疾患によって生じる。痔瘻(ジロウ)など。フィステル。
(2)胃・腸などを体外に交通させるため,手術によって管を入れて作った導管。胃瘻・膀胱(ボウコウ)瘻など。

ろうかん

ろうかん ラウ― [0] 【老漢】
■一■ (名)
年老いた男。
■二■ (代)
一人称。年をとった男子が自らを卑下していう語。

ろうが

ろうが [1] 【弄瓦】
〔「詩経(小雅,斯干)」による。女子が生まれると瓦(土製の糸巻き)のおもちゃを与えることから〕
女の子が生まれること。「―の喜び」
→弄璋(ロウシヨウ)

ろうが

ろうが ラフグワ [0] 【蝋画】
(1)エンカウスティックに同じ。
(2)テンペラ画の上に蝋やワックスを塗り,熱で溶かして光沢を与えた絵。

ろうがい

ろうがい ラウ― [0] 【老害】
企業や政治の指導者層の高齢化が進み,円滑な世代の交代が行われず,組織の若返りがはばまれる状態。

ろうがい

ろうがい ラウ― [0] 【労咳・癆痎】
漢方で,肺結核のこと。労症。労瘵(ロウサイ)。

ろうがた

ろうがた ラフ― [0] 【蝋型】
鋳造技法の一。蜜蝋(ミツロウ)と松やになどを混ぜたものを中子(ナカゴ)の表面にかぶせて原型を作り,土と粘土汁を混ぜたものを塗りかけて乾かし,熱を加えて蝋を除き,できた型と中子の間に溶銅を流し込む。日本では古代の小金銅仏に主に用いられた。

ろうがっこう

ろうがっこう [3] 【聾学校】
聴覚障害者に対して普通教育に準ずる教育を施し,併せてその障害を補うために必要な知識・技能を授ける学校。

ろうがっこう

ろうがっこう【聾学校】
a school for the deaf.→英和

ろうがみ

ろうがみ ラフ― [1] 【蝋紙】
蝋をしみこませた紙。ろうし。
→パラフィン紙

ろうがわし

ろうがわ・し ラウガハシ 【乱がはし】 (形シク)
〔「らう」は「乱」の字音「らん」の「ん」を「う」と表記したもの〕
(1)乱雑である。みだりがわしい。むさくるしい。「―・しきさまに侍る罪は,おのづからおぼし許されなむ/源氏(柏木)」
(2)騒がしい。やかましい。「又なく―・しき隣の用意なさを/源氏(夕顔)」
(3)無作法である。「取りちらかして食ひかなぐりなどし給へば,あな―・しや/源氏(横笛)」

ろうがん

ろうがん ラウ― [0] 【老眼】
(1)水晶体の屈折能力が年をとるとともに衰え,近くのものが見えにくくなった目。老視。
(2)老人の目。

ろうがん

ろうがん【老眼】
《医》presbyopia;→英和
longsightedness (遠視).〜になる One's sight deteriorates with age.‖老眼鏡 spectacles for the aged.

ろうがん

ろうがん [0] 【弄玩】 (名)スル
もてあそぶこと。玩弄(ガンロウ)。

ろうがん

ろうがん [0] 【弄丸】
いくつかのたまを空中に投げ上げ,手で受けとめる技芸。しなだま。たまとり。

ろうがん

ろうがん ラウ― [0] 【老顔】
年老いて衰えた顔かたち。

ろうがんきょう

ろうがんきょう ラウ―キヤウ [0] 【老眼鏡】
老眼を矯正するための,凸レンズを用いた眼鏡。

ろうき

ろうき ラウ― 【老耆】
老人。律令制では,六一〜六五歳を老丁とし課役を負担させ,六六歳以上を耆とした。

ろうき

ろうき ラウ― [1] 【老驥・老騏】
(1)年老いた駿馬。
(2)年老いた豪傑。

ろうき

ろうき ラウ― [1] 【牢記】 (名)スル
しっかり心にとどめ記憶すること。銘記。「心にこれを―してゐた/渋江抽斎(鴎外)」

ろうき=千里を思う

――千里を思う
「老驥櫪(レキ)に伏すとも志(ココロザシ)千里に在(ア)り」に同じ。

ろうき=櫪(レキ)に伏すとも志(ココロザシ)千里に在(ア)り

――櫪(レキ)に伏すとも志(ココロザシ)千里に在(ア)り
〔曹操「碣石篇」〕
駿馬は年老いて馬屋の櫪(横木)につながれても,なお千里を走ることを思う。英雄は年老いてもなお遠大な志を失わない。老驥千里を思う。

ろうきほう

ろうきほう ラウキハフ 【労基法】
「労働基準法(ロウドウキジユンホウ)」の略。

ろうきゅう

ろうきゅう [0] 【漏救】
生活保護制度において,保護を必要とする者が受給要件を満たしているにもかかわらず保護されない状態。
→濫救

ろうきゅう

ろうきゅう ラウキウ [0] 【老朽】 (名)スル
(1)老いて役立たなくなること。「さては―しても流石(サスガ)はまだ職に堪へるものか/浮雲(四迷)」
(2)使い古したりして役に立たなくなること。「―建造物」

ろうきゅう

ろうきゅう [0] 【籠球】
バスケットボールの訳語。

ろうきゅう

ろうきゅう【老朽の】
old;→英和
timeworn;→英和
decrepit.→英和

ろうきゅうか

ろうきゅうか ラウキウクワ [0] 【老朽化】 (名)スル
使い古したりして役に立たなくなること。「―したビル」

ろうきょ

ろうきょ [1] 【籠居】 (名)スル
〔「こもりい」の漢字表記「籠居」を音読みした語〕
外に出ず家の中に閉じこもっていること。「神仏にも人間にも見放されて,かく―してゐる我々である/阿部一族(鴎外)」

ろうきょ

ろうきょ [1] 【陋居】
陋屋(ロウオク)。

ろうきょう

ろうきょう【老境】
one's old age.〜に入る grow old;be advanced in life[years].

ろうきょう

ろうきょう ラウケフ [0] 【労協】
「労働協約(ロウドウキヨウヤク)」の略。

ろうきょう

ろうきょう ラウキヤウ [0] 【老境】
年老いた境遇。老年。「―に入る」

ろうきょう

ろうきょう [0] 【陋狭】
むさくるしくて狭いこと。

ろうきょく

ろうきょく ラウ― [0] 【浪曲】
「浪花節(ナニワブシ)」に同じ。大正六年頃から使われた。

ろうきん

ろうきん ラウ― [0] 【労金】
「労働金庫(ロウドウキンコ)」の略。

ろうぎ

ろうぎ ラウ― [1] 【老妓】
年をとった芸妓。年寄りの芸者。

ろうぎ

ろうぎ [1] 【螻蟻】
ケラとアリ。とるに足りないもののたとえ。

ろうぎく

ろうぎく ラウ― [1][0] 【老菊】
盛りを過ぎて色あせた菊。

ろうぎょ

ろうぎょ ラウ― [1] 【撈魚】
魚をとること。漁撈。

ろうぎん

ろうぎん [0] 【朧銀】
銅三銀一の割合の合金。銀灰色の美しい光沢を有する。日本独特の地金。刀装具・装身具などに広く用いる。四分一(シブイチ)。おぼろぎん。

ろうぎん

ろうぎん ラウ― [0] 【労銀】
労働に対して支払う賃銀。労賃。

ろうぎん

ろうぎん ラウ― [0] 【朗吟】 (名)スル
詩歌を節をつけて声高らかに唱えること。朗詠。「李白の詩を―する」

ろうく

ろうく【老躯をひっさげて】
⇒老体(をおして).

ろうく

ろうく ラウ― [1] 【老躯】
老人のからだ。年をとって衰えたからだ。老体。「―をひっさげて出馬する」

ろうく

ろうく ラウ― [1] 【労苦】 (名)スル
骨折ったり心配したりすること。苦労。「―に堪える」「技芸は…―するに由て,進益の功を得べくして/西国立志編(正直)」

ろうく

ろうく【労苦】
⇒労.

ろうくみ

ろうくみ ラウ― [0] 【労組】
⇒ろうそ(労組)

ろうくん

ろうくん ラウ― [1] 【郎君】
年若い男子を敬っていう語。「―独(ヒトリ)寂莫(セキバク)ですたい/吾輩は猫である(漱石)」

ろうくん

ろうくん ラウ― [1][0] 【老君】
(1)臣下が隠居した主君をいう語。
(2)老人を敬っていう語。

ろうけい

ろうけい ラウ― [0][1] 【老兄】
(1)年をとった兄。年老いた兄。
(2)年上の友人を敬っていう語。

ろうけち

ろうけち ラフ― [0] 【臈纈・蝋纈】
蝋で防染して模様を表した染色法。蝋を型で押したものが多い。奈良時代に中国から伝来したが,平安時代には廃れた。
→臈纈染(ロウケツゾ)め

ろうけつ

ろうけつ ラフ― [0] 【臈纈・蝋纈】
「臈纈染め」の略。

ろうけつぞめ

ろうけつぞめ【臈纈染め】
wax printing;bat(t)ik.

ろうけつぞめ

ろうけつぞめ ラフ― [0] 【臈纈染(め)】
防染に蝋を用いた染色法。蝋の不規則な割れ目から染液がしみ込み,模様に独特の線が入る。古代に行われた臈纈(ロウケチ)と技法は似るが関連はなく,明治以降ジャワ更紗(サラサ)の影響を受けて始まったもの。蝋置きに筆を用いる描(カ)き染めが多い。蝋染め。

ろうけん

ろうけん [0] 【陋見】
(1)いやしい見解。せまい了見。「人文進化の道を蔽塞すべき―/渋江抽斎(鴎外)」
(2)自己の見解をへりくだっていう語。

ろうけん

ろうけん ラウ― [0] 【老健】
年老いても健康なこと。

ろうけん

ろうけん ラウ― [0] 【老犬】
年老いた犬。

ろうけんじん

ろうけんじん ラウ― [3] 【老賢人】
〔old wise man〕
ユング心理学の元型の一。父なるもの,倫理,権威,秩序などを表す。

ろうげつ

ろうげつ [1] 【朧月】
おぼろづき。

ろうげつ

ろうげつ ラフ― [1] 【臘月】
陰暦一二月の異名。

ろうげつ

ろうげつ ラウ― [0] 【朗月】
すみわたった月。

ろうげぼう

ろうげぼう ラウゲバウ [3] 【狼牙棒】
⇒袖搦(ソデガラ)み

ろうげん

ろうげん [0] 【弄言】
言葉をもてあそぶこと。むやみにしゃべること。多言。弄舌(ロウゼツ)。

ろうこ

ろうこ ラウ― [1] 【狼虎】
狼(オオカミ)と虎(トラ)。また,残忍なもの,飽くことなくむさぼるもののたとえ。

ろうこ

ろうこ [1] 【漏鼓】
昔,時刻を知らせた太鼓。

ろうこ

ろうこ [1] 【楼鼓】
楼上で打つ太鼓。やぐらだいこ。

ろうこ

ろうこ ラウ― [1] 【牢固】 (ト|タル)[文]形動タリ
しっかりとして丈夫なさま。堅固なさま。堅牢。「―たる城」

ろうこ

ろうこ【牢乎たる(として)】
firm(ly);→英和
strong(-ly);→英和
resolute(ly).→英和

ろうこ

ろうこ [1] 【螻蛄】
ケラの漢名。

ろうこ

ろうこ ラウ― [1] 【牢乎】 (ト|タル)[文]形動タリ
しっかりとしてゆるがないさま。「―として動かず/自然と人生(蘆花)」

ろうこう

ろうこう [0] 【陋巷】
狭苦しいちまた。むさくるしい町。「―に放浪してゐた事がある/ふらんす物語(荷風)」

ろうこう

ろうこう【老巧な】
experienced;→英和
expert.→英和

ろうこう

ろうこう ラウ― [0] 【老功】 (名・形動)[文]ナリ
経験を積んでいて物事に熟練している・こと(さま)。「この―な教育者の為に茶話会を開きたいと言出した/破戒(藤村)」

ろうこう

ろうこう ラウ― [1] 【老公】
年老いた貴人を敬っていう語。「水戸(ミト)―」

ろうこう

ろうこう ラウカウ [0] 【老巧】 (名・形動)[文]ナリ
経験を積み,物事に巧みな・こと(さま)。また,そのような人。老練。「―な手さばき」
[派生] ――さ(名)

ろうこう

ろうこう ラウ― [0] 【労功】
骨折りと手柄。功労。

ろうこう

ろうこう [0] 【瘻孔】
瘻管の出入孔。

ろうこく

ろうこく [0] 【鏤刻】
⇒るこく(鏤刻)

ろうこく

ろうこく [0] 【漏告】 (名)スル
秘密を漏らし告げること。

ろうこく

ろうこく [0] 【漏刻・漏剋】
水時計の一種。水を入れた器(漏壺(ロウコ))から常時一定量の水を落とし,その水位変化によって目盛りが時刻を示す装置。時の刻み。
漏刻[図]

ろうこくはかせ

ろうこくはかせ [5] 【漏剋博士】
律令制における官職の一。陰陽寮(オンヨウリヨウ)に二名置かれ,時守(トキモリ)を率いて漏刻を監視した。時守の博士。

ろうこつ

ろうこつ [0] 【鏤骨】
⇒るこつ(鏤骨)

ろうこつ

ろうこつ ラウ― [0] 【老骨】
年をとった体。老身。老体。老躯(ロウク)。「―にむち打つ」

ろうご

ろうご【老後に備える】
provide for one's old age.

ろうご

ろうご ラウ― [0] 【老後】
年をとってのち。「―の保障」

ろうごく

ろうごく【牢獄】
a prison;→英和
<米> a jail;→英和
<英> a gaol.→英和
〜に入れる jail;imprison;→英和
put[throw] <a person> into prison.〜を破る break jail[prison].

ろうごく

ろうごく ラウ― [0] 【牢獄】
罪人を監禁しておく所。牢屋。

ろうさい

ろうさい ラウ― [0] 【労災】
(1)労働者が仕事の上で受ける災害。「―事故」
(2)「労働者災害補償保険」の略。

ろうさい

ろうさい ラウ― [0] 【老妻】
年老いた妻。

ろうさい

ろうさい【労災】
⇒労働(災害).

ろうさい

ろうさい ラウ― 【労瘵・癆瘵】
労咳(ロウガイ)。肺病。[日葡]

ろうさいかたぎ

ろうさいかたぎ ラウ― 【労瘵気質】
労瘵のように気力がない症状。「昼夜�(オビヤ)かされて―になりけるが/浮世草子・一代女 6」

ろうさいぶし

ろうさいぶし [0] 【弄斎節】
〔隆達小歌から派生し,弄斎という名の浮かれ坊主が歌いはじめたという〕
江戸初期の流行歌謡。京の遊里で発生して江戸にも広まった。はやり歌の三味線伴奏と七七七五の詞形(近世調)の確立を促した。地歌・箏曲にも取り入れられている。弄斎。

ろうさいほけん

ろうさいほけん【労災保険】
the Workmen's Accident Compensation Insurance.

ろうさいほけん

ろうさいほけん ラウ― [5] 【労災保険】
「労働者災害補償保険」の略。

ろうさく

ろうさく ラウ― [0] 【労作】 (名)スル
(1)骨を折って作り上げた作品。力作。
(2)骨を折って働くこと。労働。「各々自ら其利を計りて―し/日本開化小史(卯吉)」

ろうさく

ろうさく [0] 【籠作】
荘園の所有者が,未墾地や公私田を自領に取り込むこと。
→出作(デサク)

ろうさく

ろうさく [0] 【陋策】
浅はかなはかりごと。拙策(セツサク)。

ろうさく

ろうさく【労作】
a laborious work.多年の〜 the product of years' labor.

ろうさくうた

ろうさくうた ラウ― [4] 【労作唄】
⇒仕事唄

ろうさくきょういく

ろうさくきょういく ラウ―ケウ― [5] 【労作教育】
勤労や作業などの身体的活動を通じて人間形成を行おうとする教育。

ろうさん

ろうさん ラウ― [0] 【老杉】
年を経た杉(スギ)の木。

ろうざいく

ろうざいく ラフ― [3] 【蝋細工】
蝋を材料にして細工をすること。また,その作品。

ろうざいく

ろうざいく【蝋細工】
a waxwork.→英和

ろうざん

ろうざん [0] 【籠山】 (名)スル
僧などが山にこもって修行すること。

ろうざん

ろうざん 【隴山】
中国,陝西・甘粛両省の境にある山。古来,長安から西域に通じる関門をなし,北西の異民族に対する隴関などの関が置かれた。

ろうざん

ろうざん ラウ― [0] 【老残】
年をとってむなしく生きながらえること。「―の身をさらす」

ろうざんゆうき

ろうざんゆうき ラウザンイウキ 【老残遊記】
中国,清末の長編小説。二〇回。劉鶚(リユウガク)著。1906年刊。老残と号する医者が山東各地の見聞録の形で,清末の官界の内幕を描いたもの。清廉(セイレン)な役人がかえって良民に害を与えることを指摘。

ろうし

ろうし ラウ― [0] 【浪死】 (名)スル
いたずらに死ぬこと。犬死に。

ろうし

ろうし ラウ― [1] 【労使】
労働者と使用者。
〔「労資」に代わって用いられるようになった語〕

ろうし

ろうし ラウ― [1] 【老師】
年をとった師匠。老年の先生。

ろうし

ろうし【老子】
Lao-tse.〜の教え Taoism.→英和

ろうし

ろうし【労資協調(紛争)】
cooperation (a conflict) between capital and labor.労資[使]関係 labor-management relations.

ろうし

ろうし ラウ― [0] 【老視】
⇒老眼(ロウガン)(1)

ろうし

ろうし ラウ― [1] 【狼子】
狼(オオカミ)の子。

ろうし

ろうし ラウ― [1] 【労資】
労働者と資本家。「―協調」

ろうし

ろうし ラウシ 【老子】
(1)中国,春秋戦国時代の楚(ソ)の思想家。周に仕えて守蔵室(図書館)の史になったといわれる。道家の開祖。姓は李(リ),名は耳(ジ),字(アザナ)は伯陽,諡(オクリナ)は耼(タン)。儒家の人為的な仁義道徳思想に対し,宇宙の根本を道や無と名づけ,これに適合する無為自然への復帰を人間のあるべき姿と説く。後漢末に道教が成立すると,その開祖と仰がれ,唐の高宗からは玄元皇帝の尊号を贈られた。生没年未詳。
(2)老子の著書と伝えられる道家の経典。二巻,八一章。戦国時代初期から中期頃成立。現象界を相対化してとらえ,現象の背後にある絶対的本体を道とし,それから付与される本性を徳とし,無為自然の道とそれに即した処世訓や政治論を説く。道徳経。老子道徳経。

ろうし

ろうし【労使】
employers and employees;labor and management.⇒労資.

ろうし

ろうし ラウ― [1] 【老子】 (代)
二人称。対等またはそれ以下の年輩者に対していう語。「―が薬にて最後迄の唇をうるほし候半/芭蕉翁追善日記」

ろうし

ろうし ラウ― [1] 【浪士】
主家を離れ,禄を失った武士。仕える主家をもたない武士。浪人。「赤穂―」

ろうし

ろうし ラフ― [1] 【蝋紙】
⇒ろうがみ(蝋紙)

ろうし

ろうし ラウ― [0] 【老死】 (名)スル
年をとって自然に死ぬこと。老衰で死ぬこと。

ろうし

ろうし [1] 【僂指】 (名)スル
ゆびおりかぞえること。屈指。

ろうし

ろうし ラウ― [0] 【牢死】 (名)スル
牢屋に入れられ,そこで死ぬこと。獄死。「無実を叫びながら―する」

ろうしきょうぎせい

ろうしきょうぎせい ラウ―ケフギ― [1] 【労使協議制】
生産,投資など経営上の諸問題について労働者と使用者が協議する制度。団体交渉とは協議事項が違うのが原則だが,同じ場合もある。

ろうしきょうちょう

ろうしきょうちょう ラウ―ケフテウ [1] 【労使協調】
労働者と使用者の関係を闘争関係とみず,紛争を排除し協力・調和を図ること。

ろうしぐん

ろうしぐん ラウシ― [3] 【娘子軍】
⇒じょうしぐん(娘子軍)

ろうしつ

ろうしつ ラウ― [0] 【老疾】
(1)年老いて病気になること。
(2)年老いたことと病気にかかること。

ろうしつ

ろうしつ [0] 【陋室】
(1)狭くてみすぼらしい部屋。
(2)自室をへりくだっていう語。

ろうしゃ

ろうしゃ ラウ― [1] 【牢舎】
牢獄。牢。

ろうしゃ

ろうしゃ [1] 【聾者】
耳の聞こえない人。

ろうしゃ

ろうしゃ ラウシヤ 【老舎】
(1899-1966) 中国の小説家。北京生まれ。本名は舒慶春。字(アザナ)は舎予,老舎は筆名。ユーモア作家として出発,のち悲惨な運命をたどる車夫を描いた「駱駝(ラクダ)の祥子(シヤンツ)」を発表。文化大革命中に自殺したといわれる。作「四世同堂」,戯曲「茶館」。ラオショー。

ろうしゃ

ろうしゃ ラウ― [1] 【老者】
年寄り。老人。

ろうしやしん

ろうしやしん ラウ― [4][1][0] 【狼子野心】
〔左伝(宣公四年)〕
狼の子は人になれず飼いにくいことから,凶暴で教化し難いことにいう。また,謀反の心をもつことや身分不相応な望みをもつことにもいう。

ろうしゅ

ろうしゅ ラウ― [1] 【老酒】
(1)古くなった酒。
(2)ラオチュー。

ろうしゅ

ろうしゅ [1] 【楼主】
女郎屋や料理屋の主人。

ろうしゅ

ろうしゅ ラウ― [1] 【老手】
老練な手なみ。また,その人。

ろうしゅう

ろうしゅう ラウシウ [0] 【老醜】
年をとって容貌(ヨウボウ)などがみにくくなること。「―をさらす」

ろうしゅう

ろうしゅう【老醜】
ugliness of old age.

ろうしゅう

ろうしゅう [0] 【陋習】
悪い習慣。「―を打ち破る」

ろうしゅう

ろうしゅう【陋習(を破る)】
(do away with)an evil custom.

ろうしゅつ

ろうしゅつ [0] 【漏出】 (名)スル
もれて出ること。また,もらして出すこと。

ろうしょう

ろうしょう ラウセウ [0] 【老少】
老人と若者。老若。

ろうしょう

ろうしょう ラウ― [0] 【老松】
年をへた松。おいまつ。古松。

ろうしょう

ろうしょう ラウシヤウ [0] 【朗唱】 (名)スル
声高に歌うこと。「校歌を―する」

ろうしょう

ろうしょう [0] 【弄璋】
〔「詩経(小雅・斯干)」による。男子が生まれると璋(玉)のおもちゃを与えることから〕
男の子が生まれること。「―の喜び」
→弄瓦(ロウガ)

ろうしょう

ろうしょう ラウシヤウ [0] 【老将】
(1)老年の将軍。
(2)年をとり,経験を積んで戦術にたくみな将軍。

ろうしょう

ろうしょう ラウ― [0] 【朗誦】 (名)スル
詩句などを声高に読むこと。朗読。「ホラチウスが句を―し/即興詩人(鴎外)」

ろうしょう

ろうしょう ラウシヤウ [0] 【労相】
労働大臣のこと。

ろうしょう

ろうしょう ラウセウ [0] 【朗笑】 (名)スル
ほがらかに笑うこと。また,その笑い。

ろうしょう

ろうしょう ラウシヤウ [0] 【老匠】
すぐれた高齢の職人や芸術家。

ろうしょう

ろうしょう ラウシヤウ [0] 【労症・癆症】
「労咳(ロウガイ)」に同じ。

ろうしょうどうにほんこうろく

ろうしょうどうにほんこうろく ラウシヨウダウニホンカウロク 【老松堂日本行録】
朝鮮官人宋希璟の日本紀行記。一巻。成立年未詳。1420年室町幕府からの使節派遣の回礼使として来日,当時の日本の社会情勢と各地の見聞を記録したもの。

ろうしょうふじょう

ろうしょうふじょう ラウセウ―ヂヤウ [5][0] 【老少不定】
人の生命は予測しがたいもので,年齢の大小にかかわりがないということ。

ろうしょく

ろうしょく ラウ― [0] 【朗色】
晴れやかな顔色。ほがらかな様子。

ろうしん

ろうしん ラウ― [0] 【老身】
年をとったからだ。老体。老躯(ロウク)。

ろうしん

ろうしん ラウ― [0] 【老臣】
(1)年をとった家臣。
(2)主だった家臣。重臣。

ろうしん

ろうしん ラウ― [1] 【老親】
年をとった親。年老いた親。

ろうじ

ろうじ ラフ― [1] 【臈次・臘次】
僧が受戒してから臈を積んだ年数。戒臘。らっし。「わづかに―をかぞへ,空く供養をうくる僧宝になりはてて/沙石 3」

ろうじ

ろうじ [1] 【聾児】
耳の聞こえない児童。

ろうじつ

ろうじつ ラウ― [0] 【老実】 (名・形動)[文]ナリ
老練で堅実な・こと(さま)。「書生の頃放蕩なりし者が,却つて―なる実際家となるあり/当世書生気質(逍遥)」

ろうじつ

ろうじつ ラフ― [0] 【臘日】
一年の最終の日。おおみそか。

ろうじゃく

ろうじゃく ラウ― [0] 【狼藉】
(1)「ろうぜき(狼藉)」に同じ。
(2)「狼藉日」の略。

ろうじゃく

ろうじゃく ラウ― [0][1] 【老若】
⇒ろうにゃく(老若)

ろうじゃく

ろうじゃく ラウ― [0] 【老弱】 (名・形動)[文]ナリ
(1)年寄りと幼児。老人と子供。
(2)年老いて弱い・こと(さま)。「―な身」

ろうじゃくにち

ろうじゃくにち ラウ― [4] 【狼藉日】
陰陽道(オンヨウドウ)で,万事が凶であるという日。

ろうじゅ

ろうじゅ ラウ― [1] 【老儒】
年老いた学識豊かな儒者。

ろうじゅ

ろうじゅ ラウ― [1] 【老樹】
年をとった木。古木。老木。

ろうじゅう

ろうじゅう ラウ― [0] 【郎従】
「郎党(ロウドウ){(1)}」に同じ。「その資財を奪取て,悉く―に与へ/平家 7」

ろうじゅう

ろうじゅう ラウヂユウ [1] 【老中】
江戸幕府の職制で最高の地位・資格をもつ執政官。将軍に直属。定員は四または五名。二万五千石以上の譜代大名から選ばれ,月ごとに担当者を定め,江戸城中の御用部屋に詰めて幕政一般を統轄した。

ろうじゅうかく

ろうじゅうかく ラウヂユウ― [3] 【老中格】
「老中並(ロウジユウナミ)」に同じ。

ろうじゅうなみ

ろうじゅうなみ ラウヂユウ― [0] 【老中並】
江戸幕府の職名。老中の定員以外に任命され,老中に準じた取り扱いを受けたもの。老中格。

ろうじゅく

ろうじゅく ラウ― [0] 【老熟】 (名)スル
経験を積み,物事になれて上手になること。円熟。

ろうじゅく

ろうじゅく【老熟した】
mature;→英和
experienced;→英和
veteran.→英和

ろうじょ

ろうじょ【老女】
an old[aged]woman.

ろうじょ

ろうじょ ラウヂヨ [1] 【老女】
(1)年とった女性。
(2)武家や貴族の家で,侍女の筆頭である年長の女。

ろうじょう

ろうじょう [0] 【籠城】 (名)スル
(1)城にたてこもって敵を防ぐこと。「―して援軍を待つ」
(2)ある物事に集中し,家などにひきこもって一歩も外へ出ないことのたとえ。「アトリエに―して制作に励む」

ろうじょう

ろうじょう [0] 【楼上】
高い建物の上。楼閣の上。

ろうじょう

ろうじょう ラウヂヤウ [0][1] 【老嬢】
結婚しないまま年をとった女性。オールド-ミス。

ろうじょう

ろうじょう【篭城する】
be besieged;keep[stay]indoors (家に).

ろうじょもの

ろうじょもの ラウヂヨ― [0] 【老女物】
老女を主人公とする能。「関寺小町」「檜垣(ヒガキ)」「姨捨(オバステ)」「鸚鵡(オウム)小町」「卒塔婆(ソトワ)小町」の五曲をさす。

ろうじん

ろうじん【老人】
an old man;the aged[old](総称).→英和
‖老人病 the diseases of the aged.老人学 gerontology (老人問題研究);geriatrics (老人病[医]学).老人クラブ an old people's club.老人性痴呆症《医》senile dementia.老人ホーム a home for the aged;an old people's home.

ろうじん

ろうじん ラウ― [0] 【老人】
年をとった人。年寄り。

ろうじんいりょう

ろうじんいりょう ラウ―レウ [5] 【老人医療】
高齢者に関する医療。狭義には健康保険に加入している人のうち,七〇歳以上または六五歳以上で寝たきりなどの状態にある人に対し,老人保健法により給付される医療をいう。

ろうじんせい

ろうじんせい ラウ― [3] 【老人星】
南極星の別名。

ろうじんせいちほう

ろうじんせいちほう ラウ―チハウ [7] 【老人性痴呆】
⇒老年痴呆(ロウネンチホウ)

ろうじんとうみ

ろうじんとうみ ラウジン― 【老人と海】
〔原題 The Old Man and the Sea〕
ヘミングウェーの小説。1952年刊。キューバの老漁師は長い不漁ののち巨大なマカジキを苦闘の末仕留めるが,帰港の途中獲物はサメに襲われ,骨だけを持ち帰る。誇り高い人間の栄光と悲劇を簡潔な文体で描く。

ろうじんびょう

ろうじんびょう ラウ―ビヤウ [0] 【老人病】
高齢者に多くみられる疾患の総称。老年痴呆・変形性関節炎・白内障などのほか,壮年期に発症したいわゆる成人病とよばれる慢性疾患が老年期まで持ち越されているものなどをいう。

ろうじんびょういん

ろうじんびょういん ラウ―ビヤウヰン [5] 【老人病院】
老人保健法に基づく,主として慢性疾患の高齢者を対象とする病院。六五歳以上の患者が入院患者の六〜七割以上を占めるものをいう。

ろうじんふくししせつ

ろうじんふくししせつ ラウ― [8] 【老人福祉施設】
老人福祉法に基づく,高齢者の福祉のための施設。養護老人ホーム・特別養護老人ホームなどの入所施設と老人福祉センター・デー-サービス-センターなどの通所による利用施設とがある。

ろうじんふくしほう

ろうじんふくしほう ラウ―ハフ 【老人福祉法】
高齢者の福祉を図るため,その心身の健康の保持と生活の安定に必要な措置について定めた法律。1963年(昭和38)制定。

ろうじんふくしセンター

ろうじんふくしセンター ラウ― [8] 【老人福祉―】
老人福祉法に基づく施設。地域の高齢者の相談,機能回復訓練などを行うほか,教養の向上や余暇活用のための活動拠点となる。

ろうじんほけんしせつ

ろうじんほけんしせつ ラウ― [8] 【老人保健施設】
病状が安定期にあり,リハビリテーションを中心とする医療を必要としている高齢者のための医療提供施設。

ろうじんほけんほう

ろうじんほけんほう ラウ―ハフ 【老人保健法】
高齢者を対象とする医療および成人・高齢者への保健医療施策の推進を定めた法律。1982年(昭和57)制定。

ろうじんホーム

ろうじんホーム ラウ― [5] 【老人―】
高齢者が入所して暮らすための施設の総称。
→特別養護老人ホーム
→養護老人ホーム
→軽費老人ホーム
→有料老人ホーム

ろうすい

ろうすい ラウ― [0] 【狼燧】
のろし。狼煙。

ろうすい

ろうすい【漏水】
leakage of water.〜する Water leaks.

ろうすい

ろうすい ラウ― [0] 【老悴】 (名)スル
年をとってやつれること。

ろうすい

ろうすい [0] 【漏水】 (名)スル
水が漏れること。また,漏れた水。「水道管から―する」

ろうすい

ろうすい【老衰した】
old and weak;senile;→英和
decrepit.→英和
〜で死ぬ die of old age.

ろうすい

ろうすい ラウ― [0] 【老衰】 (名)スル
老いて心身が衰えること。

ろうすい

ろうすい ラウ― [0] 【潦水】
たまり水。にわたずみ。「―なほ去らず/日乗(荷風)」

ろうする

ろう・する [3] 【聾する】 (動サ変)[文]サ変 ろう・す
耳が聞こえなくなる。耳を聞こえなくさせる。「耳を―・する爆音」

ろうする

ろう・する ラウ― [3] 【労する】 (動サ変)[文]サ変 らう・す
(1)はたらく。ほねおる。苦労する。「―・せずして一点とる」「執筆に―・して机上に居眠りながら/福翁百話(諭吉)」
(2)はたらかせる。疲れさせる。「心身を―・する仕事」

ろうする

ろうする【労する】
try[take pains] <to do> .→英和
労して功なし try in vain.

ろうする

ろう・する [3] 【弄する】 (動サ変)[文]サ変 ろう・す
〔「ろうずる」とも〕
(1)もてあそぶ。「策を―・する」「詭弁(キベン)を―・する」
(2)ひやかす。嘲弄(チヨウロウ)する。「あないとほし,―・じたるやうにも侍るかな,と苦しがり給ふ/源氏(行幸)」

ろうする

ろう・する ラウ― [3] 【老する】 (動サ変)[文]サ変 らう・す
年をとる。年老いる。「―・して屈強なるに非ず/福翁百話(諭吉)」

ろうする

ろうする【弄する】
play[trifle] <with> .→英和
詭弁(きべん)を〜 use sophistry.

ろうする

ろうする【耳を聾するばかりの】
deafening;→英和
earsplitting.

ろうず

ろう・ず ラウ― 【領ず】 (動サ変)
〔「りゃうず(領)」の直音表記〕
「りょうする(領)」に同じ。「自ら―・ずる所に侍らねど/源氏(松風)」

ろうず

ろうず ロウヅ [1]
傷ついたりこわれたりして,売りものにならない商品。「―もの」
〔「蘆頭」とも当てる〕

ろうせい

ろうせい ラウ― [0] 【牢晴】
おだやかに晴れること。「雪後―/日乗(荷風)」

ろうせい

ろうせい 【隴西】
中国,甘粛省の蘭州の南東の県。匈奴(キヨウド)・氐(テイ)・羌(キヨウ)に対する戦略要地で,秦代に郡が置かれた。

ろうせい

ろうせい [0] 【漏精】
精液をもらすこと。

ろうせい

ろうせい ラウ― [0][1] 【老生】
■一■ (名)
(1)年寄り。老人。
(2)年をとった書生。
■二■ (代)
一人称。年をとった男子が自分をへりくだっていう語。野老。「―の念願」

ろうせい

ろうせい ラウ― [0] 【老成】 (名・形動)スル [文]ナリ
(1)おとなびること。「年の割に―している」
(2)経験を積み,物事に慣れてじょうずである・こと(さま)。「―した筆さばき」「此―なる代言人は,生来冷淡で/小公子(賤子)」

ろうせい

ろうせい【老成した】
mature(d);→英和
experienced.→英和

ろうせい

ろうせい ラウ― [0][1] 【労政】
⇒労働行政(ロウドウギヨウセイ)

ろうせいねい

ろうせいねい ラウ― 【郎世寧】
⇒カスティリオーネ

ろうせき

ろうせき ラフ― [4][3][0] 【蝋石】
緻密(チミツ)で塊状,蝋のような感触のある鉱物や岩石の総称。葉蝋石・滑石など。

ろうせつ

ろうせつ [0] 【漏洩・漏泄】
⇒ろうえい(漏洩)

ろうせつ

ろうせつ ラフ― [0] 【鑞接】
「鑞付け」に同じ。「―剤」

ろうせつ

ろうせつ ラフ― [0] 【臘雪】
陰暦一二月に降る雪。

ろうせん

ろうせん [0] 【楼船】
屋形船。

ろうせんせい

ろうせんせい ラウ― [5] 【老先生】
(1)年をとった先生。
(2)親子あるいは同学の二代の学者などの,年長のほうをいう語。「―と若先生」

ろうぜき

ろうぜき【狼籍を働く】
make a riot;→英和
use[resort to]violence.狼籍者 a rioter;a ruffian.→英和

ろうぜき

ろうぜき ラウ― [0] 【狼藉】
〔「史記(滑稽列伝)」による。狼(オオカミ)が草を藉(シ)いて寝たあとの,草の乱れた状態の意〕
■一■ (名)スル
乱暴なふるまいをすること。また,そのようなふるまい。「乱暴―」「―をはたらく」「何者だ―するのは/鉄仮面(涙香)」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
物が乱雑に散らかっている・こと(さま)。「落花―」「盃盤―として葉山は既に桜色の機嫌/多情多恨(紅葉)」
■三■ (名・形動)[文]ナリ
{■二■}に同じ。「家内―なる其家の門前に/文明論之概略(諭吉)」

ろうぜきもの

ろうぜきもの ラウ― [0] 【狼藉者】
乱暴する者。あばれ者。

ろうぜつ

ろうぜつ [0] 【弄舌】
よくしゃべること。多言。饒舌(ジヨウゼツ)。

ろうぜん

ろうぜん ラウ― [0] 【朗然】 (形動タリ)
明るくはっきりとしているさま。

ろうそ

ろうそ ラウ― [1] 【労組】
「労働組合」の略。ろうくみ。

ろうそう

ろうそう ラウサウ [0] 【狼瘡】
結核などの原因により皮膚の状態が破壊された病変。顔面に現れることが多い。

ろうそう

ろうそう ラウサウ [0] 【老壮】
年寄りと若者。

ろうそう

ろうそう 【緑衫・緑袗】
〔「ろくさん」の転〕
(1)六位の官人が着る緑色の袍(ホウ)。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は紺,裏は蘇芳(スオウ)または紫。

ろうそう

ろうそう ラウサウ [0] 【踉蹌】 (ト|タル)[文]形動タリ
よろめくさま。蹌踉。「心地死ぬべく―として近づき見れば/金色夜叉(紅葉)」

ろうそう

ろうそう ラウサウ [0] 【老荘】
老子と荘子。「―の学」

ろうそう

ろうそう ラウ― [0] 【老僧】
■一■ (名)
年をとった僧。老年の僧。
■二■ (代)
一人称。年をとった僧が自分をさしていう語。

ろうそうしそう

ろうそうしそう ラウサウ―サウ [5] 【老荘思想】
中国,道家の説に基づき三,四世紀の魏晋(ギシン)時代に流行した思想。社会不安と儒家に対する反動から,老子・荘子を尊び超俗的な説を展開,清談の風を生じた。のち道教の要素となる。

ろうそく

ろうそく【蝋燭をつける(消す)】
light (put out) a candle.→英和
‖蝋燭立て a candlestick.蝋燭の芯 a candlewick.

ろうそく

ろうそく ラウ― [0] 【老足】 (名)
老人の足。老人のあゆみ。

ろうそく

ろうそく ラフ― [3][4] 【蝋燭】
糸・紙撚(コヨ)りなどを芯(シン)にし,まわりを蝋・パラフィンなどで固めた円柱状の灯具。らっそく。「―をともす」「―立て」

ろうそく=は身を減らして人を照らす

――は身を減らして人を照らす
自らを犠牲にして他人のために尽くすことのたとえ。

ろうそくあし

ろうそくあし ラフ― [4] 【蝋燭足】
株価の動きをグラフで表す罫線の一。一般に広く使われ,日・週・月ごとなど,ある期間の始め値と終わり値を示す棒の上下に高値・安値を示す線(ヒゲ)を書く方式。その図が蝋燭に似ることからいう。陰陽線。
〔「ロウソク足」と書く〕

ろうそくざや

ろうそくざや ラフ― [0] 【蝋燭鞘】
蝋燭の形をした槍の鞘。

ろうそだい

ろうそだい ラウ― [3] 【老措大】
年をとった書生。老書生。自分を謙遜していう場合にも用いる。

ろうぞめ

ろうぞめ ラフ― [0] 【蝋染(め)】
蝋を防染に用いた染色法。

ろうたい

ろうたい [0] 【陋態】
見苦しい様子。醜態。

ろうたい

ろうたい ラウ― [0][1] 【老体】
(1)年をとって衰えた体。また,老人。
(2)老人を敬っていう語。「御―をわずらわす」
(3)軍体・女体とともに,猿楽(サルガク)の基礎となる三体の一。老人の風姿。

ろうたい

ろうたい【老体をおして】
in spite of one's advanced age.

ろうたいか

ろうたいか【老大家】
an old authority <on> .

ろうたいか

ろうたいか ラウ― [3] 【老大家】
年をとり,多年の経験を積んでその道にすぐれ,権威・風格のある人。「文壇の―」

ろうたいこく

ろうたいこく ラウ― [3] 【老大国】
昔は大きな力をもっていたが現在は力の衰えた国。

ろうたいじん

ろうたいじん ラウ― [3] 【老大人】
(1)年をとった男の人を敬っていう語。
(2)他人の老父を敬っていう語。

ろうたく

ろうたく [0] 【陋宅】
(1)狭く,きたない家。
(2)自分の家をへりくだっていう語。

ろうたける

ろうた・ける ラフ― [4] 【臈長ける】 (動カ下一)[文]カ下二 らふた・く
(1)(女性が)洗練されて美しくなる。優美である。「―・けた貴婦人」「撥を揚てさしのぞきたる顔つき,いみじく―・けて/太平記 18」
(2)その道の経験を積む。年功を積む。「―・けて来ておいらんの苦労なり/柳多留 13」

ろうたし

ろうた・し ラウ― 【労たし】 (形ク)
〔「ろう(労)いたし」の転〕
(主に若い女性について)弱々しくかわいらしい。いとおしい。「あな心苦しと,ただいと―・く見ゆ/源氏(夕顔)」

ろうたし

ろうた・し ラフタシ 【臈たし】 (形ク)
〔「労(ロウ)たし」の「ろう」を「臈たける」の「ろう(臈)」と解してできた語か〕
かわいらしい。美しく気品がある。臈たける。「―・く生垣から,二階を振仰ぐ/婦系図(鏡花)」

ろうたたき

ろうたたき ラフ― [3] 【蝋叩き】
熱い蝋を堅い刷毛で地色の部分に叩きつけ,梨子地蒔絵(ナシジマキエ)のようにする染色法。

ろうだい

ろうだい ラウ― [0] 【老台】 (代)
二人称。年長の人を敬っていう語。書簡文に用いる。

ろうだい

ろうだい [0] 【楼台】
高い建物。

ろうだい

ろうだい ラウ― [0] 【老大】 (名・形動)[文]ナリ
老人になること。年をとって盛りを過ぎること。また,そのさま。「縦令(タトイ)君,―なるも妾の心は固(モ)と一つのみ/花柳春話(純一郎)」

ろうだつ

ろうだつ [0] 【漏脱】 (名)スル
もれぬけること。抜かしおとすこと。脱漏。

ろうだん

ろうだん [0] 【壟断】 (名)スル
〔「壟」は丘の意〕
(1)丘の高く切り立った所。
(2)〔ある男が丘から市場を見回し,品物を売るのに適した場所を探して利益を独占したという「孟子(公孫丑下)」の故事から〕
利益をひとりじめにすること。「手段を運(メグラ)して此の利を―せんものをと/緑簑談(南翠)」

ろうちゅう

ろうちゅう ラウ― [1] 【老中】
⇒ろうじゅう(老中)

ろうちょう

ろうちょう [0] 【籠鳥】
かごに飼われている鳥。

ろうちょう=雲を恋(コ)う

――雲を恋(コ)・う
身を束縛されている者が自由な身を望むたとえ。また,故郷を恋しく思う意にもいう。

ろうちん

ろうちん ラウ― [1] 【労賃】
労働に対して支払われる賃金。

ろうちん

ろうちん【労賃】
wages.

ろうづけ

ろうづけ ラフ― [4][3] 【鑞付け】
鑞を用いて金属を接着すること。鑞接(ロウセツ)。

ろうてい

ろうてい ラウ― [0] 【老丁】
律令制の課口区分の一。六一〜六五歳(のち六〇〜六四歳)の男子。調・庸は正丁の二分の一,兵役は課せられなかった。
→老耆(ロウキ)

ろうてがた

ろうてがた ラウ― [3] 【牢手形】
江戸時代,出獄許可の手形。

ろうで

ろうで [1] 【櫓腕】
和船で使われる継ぎ櫓の柄(エ)の部分。先端に櫓杆(ロヅク)を設け,早緒(ハヤオ)をかけて漕(コ)ぐ。
→櫓

ろうでん

ろうでん [0] 【楼殿】
たかどの。ものみ台。楼閣。宮殿。

ろうでん

ろうでん【漏電】
<cause> a short circuit.〜する short-circuit.

ろうでん

ろうでん [0] 【漏電】 (名)スル
機械の故障や電線の絶縁不良などのために,電気がもれること。

ろうと

ろうと【漏斗】
a funnel.→英和
〜状の funnel-shaped.

ろうと

ろうと [1][0] 【漏斗】
口の狭い容器に液体を注ぎ込むときに使う道具。上方が朝顔の花のように開き,下端が細くとがる。じょうご。「―状の花」

ろうとう

ろうとう [0][1] ラウトウ 【郎等】 ・ ラウタウ 【郎党】
「ろうどう(郎等・郎党)」に同じ。「一族―」

ろうとう

ろうとう【郎党】
followers;retainers.

ろうときょう

ろうときょう [3] 【漏斗胸】
前胸部の中央,胸骨の部分が大きくへこんで,漏斗のような形をしている胸。

ろうとぐも

ろうとぐも [4] 【漏斗雲】
乱層雲の雲底から,漏斗状に垂れ下がった雲。地表に近づくと竜巻を起こす。

ろうとこん

ろうとこん ラウト― [3] 【莨菪根】
〔ロート根とも〕
ハシリドコロまたは同属植物の根や根茎を乾燥した局方生薬。アトロピンなどのアルカロイドを含み,鎮痛・鎮痙薬とする。

ろうとして

ろうとして ラウ― [1] 【牢として】 (副)
堅固で容易に動かすことができないさま。「―抜く可からざる我が半生の痼疾は/金色夜叉(紅葉)」

ろうどう

ろうどう【労働(する)】
labor;→英和
work.→英和
‖労働運動 a labor movement[campaign].労働基準局(法) the Labor Standards Bureau (Law).労働協約 a labor agreement.労働組合 <米> a labor union; <英> a trade(s) union.労働組合員 a union man;a member of a labor[trade]union.労働攻勢 a labor offensive.労働災害 a labor accident.労働時間 working hours.労働者 a laborer;a workman;a worker.労働者階級 the working[laboring]classes.労働省(大臣) the Ministry (Minister) of Labor.労働条件 working[laboring]conditions.労働党 <英> the Labour Party.労働問題(争議) a labor problem (dispute).労働量 a workload.労働力 manpower;labor.

ろうどう

ろうどう ラウ― [0] 【労働】 (名)スル
〔古くは「労動」と書いた。「働」は国字〕
(1)からだを使って働くこと。特に賃金や報酬を得るために働くこと。また,一般に働くこと。「八時間―する」「肉体―」
(2)〔経〕 人間が道具を利用して自然の素材を目的に応じて加工し,生活に必要な財貨を生みだす活動。

ろうどう

ろうどう [0][1] ラウドウ 【郎等】 ・ ラウダウ 【郎党】
〔現代では「ろうとう」とも〕
(1)中世,武家社会における侍身分の家臣。主人と血縁関係にある家の子とは異なるとされるが,両者の差異は必ずしも判然としない。郎従。
(2)有力者の側近や子分。

ろうどうあんぜんえいせいほう

ろうどうあんぜんえいせいほう ラウ―ヱイセイハフ 【労働安全衛生法】
労働災害を防止し,職場における労働者の安全と健康を確保するとともに,快適な作業環境の形成を積極的に進めることを目的とする法律。1972年(昭和47)制定。

ろうどういいんかい

ろうどういいんかい ラウ―ヰヰンクワイ [6] 【労働委員会】
労使関係の調整をはかるために設置された行政委員会。労働者・使用者・公益を代表する各同数の委員で構成,労働争議の斡旋(アツセン)・調停・仲裁,不当労働行為の審査などを行う。

ろうどううんどう

ろうどううんどう ラウ― [5] 【労働運動】
労働者が労働条件の改善や社会的地位の向上,政治的権利の獲得などをめざして団結して行う運動。普通,労働組合や労働者政党を中心にして行われる。

ろうどうか

ろうどうか ラウ― [3] 【労働歌】
(1)労働運動の中で,団結を強め,意識を高めるために歌う歌。
(2)農耕・山仕事・機織りなどの労働に伴って歌われる歌。仕事唄。労作唄。

ろうどうかがく

ろうどうかがく ラウ―クワ― [5] 【労働科学】
労働を,生理学・心理学・衛生学・統計学などの手法を用いて研究する学問分野。労働に関する最良の条件・方法の発見を目的とする。

ろうどうかちせつ

ろうどうかちせつ ラウ― [6] 【労働価値説】
生産に要する労働の量によって商品の価値は決定されるとする学説。一七世紀末ペティーによって主張され,スミス・リカードが受け継ぎ,マルクスに至って完成された。
⇔効用価値説

ろうどうかんけい

ろうどうかんけい ラウ―クワン― [5] 【労働関係】
労働者,特にその団体と使用者との関係。労使関係。

ろうどうかんけいちょうせいほう

ろうどうかんけいちょうせいほう ラウ―クワンケイテウセイハフ 【労働関係調整法】
労働関係の公正な調整をはかり,労働争議を予防または解決することを目的とした法律。1946年(昭和21)制定。労働争議についてその自主的解決を原則として,労働委員会による調整方法として斡旋・調停・仲裁・緊急調整の四種を定め,また争議行為の禁止・制限などを規定する。

ろうどうきじゅんかんとくかん

ろうどうきじゅんかんとくかん ラウ―カントククワン [11][10] 【労働基準監督官】
労働基準法やそれに関連する法令の実施を監督・指導する公務員。

ろうどうきじゅんきょく

ろうどうきじゅんきょく ラウ― [6] 【労働基準局】
労働省の内局の一。労働基準法やそれに関連する法令の施行に関する事項を取り扱う。下部機関として都道府県労働基準局と労働基準監督署がある。

ろうどうきじゅんほう

ろうどうきじゅんほう ラウ―ハフ 【労働基準法】
労働契約・賃金・労働時間・安全と衛生・災害補償・就業規則など,労働条件の基準を定めた法律。1947年(昭和22)制定。労基法。

ろうどうきぞく

ろうどうきぞく ラウ― [5] 【労働貴族】
一般の労働者より有利で高い賃金・条件を得て,ブルジョア化した意識や生活様式をもつ労働者層。また,資本家の利益を守ることにより特権的利益を得ている労働組合幹部。

ろうどうきほんけん

ろうどうきほんけん ラウ― [6] 【労働基本権】
労働者に保障される基本的権利。憲法の保障する労働権・団結権・団体交渉権・争議権がこれに属する。

ろうどうきょうやく

ろうどうきょうやく ラウ―ケフ― [5] 【労働協約】
労働組合または労働者団体と使用者またはその団体との間で交わされる,賃金・労働時間などの労働条件その他についての協定。労協。

ろうどうきんこ

ろうどうきんこ ラウ― [5] 【労働金庫】
労働組合・生活協同組合その他の労働者団体が協同して組織する金融機関。1953年(昭和28)制定の労働金庫法に基づき,非営利,会員への直接奉仕を原則とする。労金。

ろうどうぎょうせい

ろうどうぎょうせい ラウ―ギヤウ― [5] 【労働行政】
労働に関する行政。労働者の保護,職業の斡旋(アツセン),労働争議の調停など。労政。

ろうどうくみあい

ろうどうくみあい ラウ―アヒ [5] 【労働組合】
労働者がその労働条件の維持・改善,また経済的地位の向上を主たる目的として自主的に組織する団体,またはその連合体。企業別・職業別・産業別などの形態がある。労組(ロウソ)。

ろうどうくみあいきせいかい

ろうどうくみあいきせいかい ラウ―クミアヒキセイクワイ 【労働組合期成会】
1897年(明治30)結成された労働運動推進団体。職工義友会を母体として高野房太郎・片山潜らが創立。労働組合の結成を推進し,工場法案の成立などを要求した。「労働世界」を発行。1901年消滅。

ろうどうくみあいしゅぎ

ろうどうくみあいしゅぎ ラウ―クミアヒ― [9] 【労働組合主義】
労働組合は,労働条件の改善・生活の向上を目的として,政党や政治から独立して活動すべきであるという立場。組合主義。経済主義。

ろうどうくみあいほう

ろうどうくみあいほう ラウ―クミアヒハフ 【労働組合法】
労働者が使用者との交渉において対等の立場に立つことを促進し,労働者の地位の向上をはかることを目的とした法律。労働組合の資格,不当労働行為・労働委員会・労働協約などについて規定する。1945年(昭和20)制定,49年全面改正。労組法。

ろうどうけいやく

ろうどうけいやく ラウ― [5] 【労働契約】
労働者が使用者に労務を提供し,使用者がこれに対して報酬を支払うことを約する契約。契約の内容は労働基準法によって規制され,具体的には労働協約・就業規則により規定されることが多い。

ろうどうけん

ろうどうけん ラウ― [3] 【労働権】
労働の能力と意欲を有する者が国家に対し労働の機会の提供を請求しうる権利。勤労権。

ろうどうけんしょう

ろうどうけんしょう ラウ―シヤウ 【労働憲章】
⇒国際労働憲章(コクサイロウドウケンシヨウ)

ろうどうさい

ろうどうさい ラウ― [3] 【労働祭】
メー-デー。

ろうどうさいがい

ろうどうさいがい ラウ― [5] 【労働災害】
労働者が業務に起因して被った負傷・疾病・死亡などの災害。労災。

ろうどうさんけん

ろうどうさんけん ラウ― [5] 【労働三権】
労働者の基本的権利である,団結権・団体交渉権・争議権の総称。

ろうどうさんぽう

ろうどうさんぽう ラウ―パフ [5] 【労働三法】
労働組合法・労働基準法・労働関係調整法の総称。

ろうどうしじょう

ろうどうしじょう ラウ―ヂヤウ [5] 【労働市場】
資本主義下で,労働者と使用者により,需要・供給の法則に従って労働力を取引商品として形成される抽象的な市場。

ろうどうしゃ

ろうどうしゃ ラウ― [3] 【労働者】
自己の労働力を他人に提供し,その対価によって生活する者。

ろうどうしゃかいきゅう

ろうどうしゃかいきゅう ラウ―カイキフ [6] 【労働者階級】
資本主義社会にあって,もっぱら自己の労働力を資本家に商品として売って生活する階級。プロレタリアート。
⇔資本家階級

ろうどうしゃさいがいほしょうほけん

ろうどうしゃさいがいほしょうほけん ラウ―サイガイホシヤウ― [3][8] 【労働者災害補償保険】
労働者の業務上の事由または通勤による負傷・疾病・障害・死亡に対して必要な給付を行う保険。使用者が保険料を国に対して支払い,労働者は国から支給を受ける。1947年(昭和22)制定の労働者災害補償保険法に基づき,通勤による災害については73年に追加。労災保険。

ろうどうしゃのうみんとう

ろうどうしゃのうみんとう ラウ―タウ 【労働者農民党】
⇒労農党(ロウノウトウ)(3)

ろうどうしゃはけんほう

ろうどうしゃはけんほう ラウ―ハケンハフ 【労働者派遣法】
自己の雇用する労働者を他人の指揮命令によりその他人のために労働に従事させる労働者派遣事業の適正な運営と,その対象となる労働者の就業条件の整備を目的とする法律。1985年(昭和60)制定。

ろうどうしゅうやくてきさんぎょう

ろうどうしゅうやくてきさんぎょう ラウ―シフヤクテキサンゲフ [11][0] 【労働集約的産業】
生産に投入される生産要素のうち労働要素の比率が高い産業。資本集約度の低い産業。農林業・繊維工業・機械組立工業・サービス業など。
→資本集約的産業

ろうどうしゅだん

ろうどうしゅだん ラウ― [5] 【労働手段】
生産手段のうち,人間が労働の対象となるものに働きかけるために,手段として利用するもの。道具・機械・建物・道路など。

ろうどうしょう

ろうどうしょう ラウ―シヤウ [3] 【労働省】
国の行政機関の一。労働組合・労働関係調整・労働条件・労働者保護・婦人問題・失業対策・職業訓練など,労働に関する事項を取り扱う。外局として中央労働委員会などがある。1947年(昭和22)厚生省から分離して設置された。

ろうどうじかん

ろうどうじかん ラウ― [5] 【労働時間】
労働者が休憩時間を除いて実際に労働する時間。労働基準法では,一週間四〇時間一日八時間を超えないことを原則とする。

ろうどうじかんせい

ろうどうじかんせい ラウ― [0] 【労働時間制】
労働基準法に定められている,労働者の労働時間に関する制度。
→フレックス-タイム
→裁量労働制
→変形労働時間制

ろうどうじょうけん

ろうどうじょうけん ラウ―デウ― [5] 【労働条件】
賃金・労働時間・休暇などについて,労働者と使用者との間で交わされる雇用の条件。労働基準法はこの最低基準を定めている。

ろうどうせいさんせい

ろうどうせいさんせい ラウ― [0] 【労働生産性】
投入した労働量に対してどれくらいの生産量が得られたかを表す指標。多く,一定の労働時間あたりの生産量で表す。
→生産性

ろうどうそうぎ

ろうどうそうぎ ラウ―サウ― [5] 【労働争議】
労働条件などをめぐり労働者側と使用者側との間で行われる争い。労働関係調整法では,労働関係に関して労使間の主張が一致しないで争議行為が発生し,またその恐れがある状態をいう。

ろうどうそうぎちょうていほう

ろうどうそうぎちょうていほう ラウ―サウギテウテイハフ 【労働争議調停法】
1926年(大正15)労働争議の調停を目的として制定された法律。46年(昭和21)労働関係調整法の制定により廃止。

ろうどうそうびりつ

ろうどうそうびりつ ラウ―サウビ― [7] 【労働装備率】
労働者一人あたりどれだけの資本(通常は有形固定資産)を使用しているかを示す指標。労働の資本装備率。

ろうどうたいしょう

ろうどうたいしょう ラウ―シヤウ [5] 【労働対象】
生産手段のうち,労働の対象となるもの。土地・鉱石・木などの天然資源のほか,加工を加えた原材料なども含む。

ろうどうだいじん

ろうどうだいじん ラウ― [5] 【労働大臣】
労働省の長である国務大臣。労相。

ろうどうとう

ろうどうとう ラウ―タウ 【労働党】
(1) [0]
労働者の利益の増進を目的とする政党。労働者政党。
(2)〔Labour Party〕
イギリスの政党の一。労働組合の代表を議会へ送るため1900年に組織された労働者代表委員会を,06年に改称。24年にマクドナルドが内閣を組織して以来,保守党と二大政党を形成。

ろうどうのうみんとう

ろうどうのうみんとう ラウ―タウ 【労働農民党】
⇒労農党(ロウノウトウ)(1)(2)

ろうどうひよう

ろうどうひよう ラウ― [5] 【労働費用】
労働者を雇用する際に企業が必要とする直接・間接の費用。給与・福利費・退職金など。

ろうどうび

ろうどうび ラウ― [3] 【労働日】
(1)労働する日。特に労働契約により労働者が労働の義務を負う日。
(2)一日あたりの労働時間を一単位とする称。

ろうどうぶんぱいりつ

ろうどうぶんぱいりつ ラウ― [7] 【労働分配率】
国・産業・企業における,所得ないし付加価値額に対する労働者の取り分の割合。

ろうどうほう

ろうどうほう ラウ―ハフ [0][3] 【労働法】
労働関係・労使関係および労働者の地位の保護・向上などについて規定する法規の総称。労働三法のほか,職業安定法・最低賃金法・雇用保険法・労働者災害補償保険法など。

ろうどうみつど

ろうどうみつど ラウ― [5] 【労働密度】
一定の時間内に労働者が労働する量。労働強度。

ろうどうりょく

ろうどうりょく ラウ― [3] 【労働力】
(1)人間が生産活動の際に用いる肉体的・精神的諸能力。労働能力。
(2)労働の担い手。労働者。

ろうどうりょくじんこう

ろうどうりょくじんこう ラウ― [7] 【労働力人口】
満一五歳以上の人口(生産年齢人口)のうち,労働の意思と能力をもつ者の人口。就業者(休業者も含む)と完全失業者の合計。

ろうどうりょくりつ

ろうどうりょくりつ ラウ― [6] 【労働力率】
生産年齢人口に占める労働力人口の比率。労働力比率。労働比率。
→M 字型労働
→労働力人口

ろうどく

ろうどく ラウ― [0] 【朗読】 (名)スル
声を出して詩・文章などを読むこと。「詩を―する」

ろうどく

ろうどく【朗読】
reading;→英和
recitation (暗誦).→英和
〜する read (aloud);→英和
recite.→英和
‖朗読法 elocution.

ろうなぬし

ろうなぬし ラウ― [3] 【牢名主】
江戸時代,牢内の雑役のとりしきりや秩序の維持を命じられた囚人。牢内名主。

ろうに

ろうに ラウ― [1] 【老尼】
年寄りの尼。年をとった尼。

ろうにゃく

ろうにゃく ラウ― [0][1] 【老若】
老人と若者。ろうじゃく。

ろうにゃく

ろうにゃく【老若】
young and old.〜男女を問わず regardless of age or sex.

ろうにゃくなんにょ

ろうにゃくなんにょ ラウ― [5] 【老若男女】
老人も若者も男も女も。年齢や男女の別なくすべての人々。ろうじゃくだんじょ。

ろうにん

ろうにん ラウ― [0] 【浪人】 (名)スル
(1)律令国家における浮浪人のこと。その多くは調庸の負担にたえかねて耕作を放棄し,本籍地から逃亡した農民であった。
(2)(「牢人」とも書く)主家の没落などによって主従関係を断ち,代々の家禄その他の恩典を失った武士。江戸時代には幕府のたび重なる諸藩取りつぶしもあって大量に発生し,幕府はその処遇に苦慮した。
(3)進学や就職に失敗し,次の機会を待ってその準備などをしている人。また,そういう状態。
⇔現役
「二年―してやっと志望校に入る」

ろうにん

ろうにん【浪人】
a ronin;a masterless samurai;a jobless man (失職者).〜している be out of work (失職中);be waiting for another chance to enter university (学生が).

ろうにんあらため

ろうにんあらため ラウ― [5] 【浪人改】
江戸時代,浪人の身上を調査し,居住地の制限をしたこと。

ろうにんかい

ろうにんかい ラウ―クワイ 【浪人会】
1908年(明治41)田中弘之の主唱によって創立された国家主義団体。頭山満(トウヤマミツル)・三浦梧楼らを中心に,特に第一次大戦後デモクラシー思想排撃を展開した。

ろうにんぎょう

ろうにんぎょう【蝋人形】
a wax doll[figure].

ろうにんぎょう

ろうにんぎょう ラフニンギヤウ [3] 【蝋人形】
蝋で作った人形。

ろうにんもの

ろうにんもの ラウ― [0][6] 【浪人者】
浪人している武士。

ろうぬけ

ろうぬけ ラウ― [4][0] 【牢抜け・牢脱け】 (名)スル
牢を破って逃げ出すこと。脱牢。脱獄。破獄。

ろうねん

ろうねん【老年】
old[advanced]age.

ろうねん

ろうねん ラウ― [0] 【老年】
年をとって,肉体的・精神的な衰えが目立ってくる年頃。老齢。

ろうねんいがく

ろうねんいがく ラウ― [5] 【老年医学】
老化現象により発生する疾患や諸症状を医学面から研究する学問。

ろうねんがく

ろうねんがく ラウ― [3] 【老年学】
〔gerontology〕
老化現象を生物学・医学・社会科学・心理学的に研究する学問。老人学。ジェロントロジー。

ろうねんき

ろうねんき ラウ― [3] 【老年期】
年をとって,肉体的・精神的な衰えが種々な形であらわれる時期。

ろうねんきちけい

ろうねんきちけい ラウ― [6] 【老年期地形】
地形輪廻(リンネ)の後期に現れる地形。壮年期地形がさらに開析され,山は丸みを帯び,谷は傾斜が緩やかになり,川は広い氾濫原を蛇行して流れる。全体になだらかで起伏が小さい。

ろうねんちほう

ろうねんちほう ラウ―ハウ [5] 【老年痴呆】
大脳の老人性変化や萎縮(イシユク)などによって生じる痴呆。記憶障害や人格の変化などが認められる。老人性痴呆。

ろうのう

ろうのう ラウナフ [0] 【老衲】
〔「衲」は僧衣の意〕
■一■ (名)
年老いた僧。老僧。
■二■ (代)
一人称。年をとった僧が自らをさしていう語。「―もしこの鬼を教化して本源(モト)の心にかへらしめなば/読本・雨月(青頭巾)」

ろうのう

ろうのう ラウ― [0] 【老農】
(1)年老いた農民。
(2)特に明治期,経験に富み,指導的役割を果たした篤農。

ろうのう

ろうのう ラウ― [0] 【労農】
労働者と農民。「―大衆」

ろうのうせいふ

ろうのうせいふ ラウ― [5] 【労農政府】
労働者と農民に基礎をおく政府。特に十一月革命後のソビエト政府をさす。

ろうのうとう

ろうのうとう ラウ―タウ 【労農党】
(1)1926年(大正15)3月に結成された無産政党。労働農民党の略称。その直後内紛により分裂,一二月左派を中心に再建。委員長大山郁夫。日本共産党の指導により活動,28年第一回普通選挙で二名当選したが,三・一五事件後解散。
(2)1929年(昭和4)大山郁夫らを中心に結成された合法無産政党。労働農民党の略称。共産党の反対によりふるわず,31年全国労農大衆党へ合流。
(3)1948年(昭和23)12月結成された労働者農民党の略称。日本社会党を脱党した黒田寿男らを中心とする。統一戦線の結成を主張。57年社会党に合流。

ろうのうどうめい

ろうのうどうめい ラウ― [5] 【労農同盟】
労働者階級が社会主義革命達成のため,農民と協同して闘争を組織すること。階級としての,労働者と農民との同盟。

ろうのうは

ろうのうは ラウ― 【労農派】
日本資本主義論争において明治維新ブルジョア革命説を主張し,「講座派」と論争した学派の総称。1927年(昭和2)創刊された雑誌「労農」によったのでこう呼ばれる。山川均・猪俣津南雄・荒畑寒村・大内兵衛・土屋喬雄らが中心的論客。

ろうのき

ろうのき ラフ― [1] 【蝋の木】
ハゼノキの別名。

ろうはい

ろうはい ラウ― [0] 【老輩】
(1)年寄りたち。老人たち。
(2)老人である自分を謙遜していう語。

ろうはい

ろうはい ラウ― [0] 【老憊】 (名)スル
年とって,疲れ衰えること。

ろうはい

ろうはい ラウ― [0] 【老廃・老癈】 (名)スル
年をとったり,古くなったりして役に立たなくなること。老朽。「―した物品」

ろうはいぶつ

ろうはいぶつ ラウ― [3] 【老廃物】
生体内で生成された代謝産物で生体にとって不必要となったもの。二酸化炭素・尿素・尿酸・クレアチニンなどの含窒素有機物,種々の有機酸・無機塩などで,呼気・尿・汗・糞便などに混じって排出される。

ろうはいぶつ

ろうはいぶつ【老廃物】
waste matter.

ろうはち

ろうはち ラフ― [0] 【臘八】
〔「臘月八日」の意〕
一二月八日。釈迦が悟りを開いた成道(ジヨウドウ)の日。諸寺で成道会を行う。また,「臘八会(ロウハチエ)」の略。

ろうはちえ

ろうはちえ ラフ―ヱ [4] 【臘八会】
臘八の日に禅寺で営まれる法会(ホウエ)。成道会(ジヨウドウエ)。臘八。[季]冬。《老僧のだよ��話―/星野立子》

ろうはちがゆ

ろうはちがゆ ラフ― [0][4] 【臘八粥】
臘八の日に禅家で炊く粥。温糟粥(ウンゾウガユ)。

ろうはちせっしん

ろうはちせっしん ラフ― [5] 【臘八接心】
禅宗で一二月一日から八日朝まで休むことなく坐禅を行う修行。

ろうはん

ろうはん ラウ― [0] 【老斑】
老人に見られる皮膚の染み。

ろうば

ろうば【老婆】
an old woman.〜心から <I am saying this> out of kindness[for your (own) good].

ろうば

ろうば ラウ― [1] 【老婆】
年をとった女性。老女。

ろうば

ろうば ラウ― [1] 【老馬】
年をとった馬。

ろうば=の智(チ)

――の智(チ)
〔「韓非子(説林上)」による。斉の桓公が山中で道に迷ったとき,老馬を放ってその後について行って道をみつけたという故事から〕
無能とみえる者でも学ぶべき点があることのたとえ。

ろうばい

ろうばい ラフ― [0] 【蝋梅・臘梅】
ロウバイ科の落葉低木。中国原産。庭木とする。葉は対生し,卵形。一,二月,葉に先立ち枝の節に香りのよい花をつける。花は径約2センチメートルで,多数の花被片があり,外側の花被片は黄色,内側は暗紫色。唐梅(カラウメ)。[季]冬。
蝋梅[図]

ろうばい

ろうばい【狼狽する】
be upset;be confused.〜して in confusion;in a panic.→英和

ろうばい

ろうばい【臘梅】
《植》a Japan allspice.

ろうばい

ろうばい ラウ― [0] 【狼狽】 (名)スル
あわてふためくこと。うろたえること。「不意の質問に―する」「―気味」

ろうばい

ろうばい ラウ― [0] 【老梅】
長い年月を経た梅の木。

ろうばしん

ろうばしん ラウ― [3] 【老婆心】
〔仏語。年とった女性が必要以上に気を遣うことから〕
自分の心遣いを,度を越しているかもしれないが,とへりくだっていう語。老婆心切。「―ながら申し上げます」

ろうばしんせつ

ろうばしんせつ ラウ― [4] 【老婆心切】
「老婆心」に同じ。「其方(ソチラ)の身の上に就いて善かれと計ひたい―/金色夜叉(紅葉)」

ろうばらい

ろうばらい ラウバラヒ [3] 【牢払い】
江戸時代,囚人を釈放すること。将軍家の法事の際,軽罪の囚人は釈放された。また,牢で出火などの変事の際,一時囚人を解放したこと。

ろうばん

ろうばん ラウ― [0][1] 【牢番】
牢屋の番をすること。また,牢屋の番人。

ろうひ

ろうひ【浪費】
waste <of> .→英和
〜する waste <one's money,time,energy on useless things> ;throw <one's money> away.‖浪費癖がある be a spendthrift;be thriftless.

ろうひ

ろうひ ラウ― [0][1] 【浪費】 (名)スル
金などをむだに使うこと。
⇔節約
「貯金を賭け事に―する」「時間の―」「―家」

ろうひ

ろうひ ラウ― [1] 【老婢】
年をとった下女。

ろうひしゃ

ろうひしゃ ラウ― [3] 【浪費者】
自らの財産状態を考慮せずに財産を費消する習癖のある者。準禁治産者宣告の申立事由となる。

ろうひつ

ろうひつ [0] ラウ― 【牢櫃】 ・ ロウ― 【籠櫃】
牢屋。「詮議にあうて―の縄かかるのといふ恥と/浄瑠璃・冥途の飛脚(中)」

ろうひつ

ろうひつ [0] 【弄筆】
(1)筆をもてあそび,不必要に文章を飾ること。
(2)事実をまげて書くこと。曲筆。

ろうひへき

ろうひへき ラウ― [3] 【浪費癖】
むだづかいするくせ。

ろうびき

ろうびき ラフ― [0] 【蝋引き】
(1)表面にろうを引くこと。
(2)ろうや亜麻仁油を顔料に混ぜて塗り,防水した紙や布。

ろうびょう

ろうびょう ラウベウ [0] 【廊廟】
政務をとる御殿。廟堂。

ろうびょう

ろうびょう ラウビヤウ [0] 【老病】
老衰で起こる病気。老衰病。

ろうびょうのうつわ

ろうびょうのうつわ ラウベウ―ウツハ 【廊廟の器】
政務をとることのできる才能。宰相・大臣となるに適する人物。

ろうふ

ろうふ ラウ― [1] 【老夫】
老年の男性。

ろうふ

ろうふ ラウ― [1] 【老父】
年をとった父親。

ろうふ

ろうふ ラウ― [1] 【老婦】
老年の女性。

ろうふう

ろうふう [0] 【陋風】
卑しい風習。悪い習慣。陋習。

ろうへい

ろうへい ラウ― [0] 【老兵】
(1)年をとった兵。「―は死なず,ただ消え去るのみ」
(2)熟達した兵。ふるつわもの。

ろうへい

ろうへい [0] 【陋弊】
悪いならわし。陋習。

ろうべん

ろうべん ラウベン 【良弁・朗弁】
(689-773) 奈良時代の僧。日本華厳宗第二祖。義淵に法相宗を学び,奈良東山で苦行。金鐘寺(のち,羂索院)に住し,審祥(シンジヨウ)を講師としてはじめて華厳の講席を開く。東大寺初代別当,ついで僧正。二歳のとき鷲(ワシ)にさらわれて春日社前の杉(良弁杉)の枝に置かれ,義淵に養育されたという伝説がある。金鐘行者。金鷲菩薩。りょうべん。

ろうほ

ろうほ ラウ― [1] 【老舗・老鋪】
古くから何代も続いた由緒ある商店。しにせ。「江戸時代からの―」

ろうほ

ろうほ [1] 【壟畝・隴畝】
(1)うねとあぜ。たはた。
(2)田舎。

ろうほう

ろうほう ラウ― [0] 【朗報】
喜ばしい知らせ。よい知らせ。「―を手にする」「―に接する」

ろうほう

ろうほう【朗報】
good news.

ろうぼ

ろうぼ ラウ― [1] 【老母】
年をとった母親。

ろうぼく

ろうぼく ラウ― [0] 【老僕】
年とった下男。

ろうぼく

ろうぼく ラウ― [0] 【老木】
長い年数を経た木。老樹。古木。

ろうまい

ろうまい ラウ― [0] 【粮米】
食糧とする米。糧米。

ろうまく

ろうまく ラフ― [1] 【蝋膜】
鳥の上嘴(ジヨウシ)基部をおおう肉質の膜。鼻孔が開いている。フクロウ目・タカ目・ハト目・オウム目などに見られる。

ろうまん

ろうまん ラウマン [1] 【浪漫・浪曼】
ロマンに同じ。「―主義」「―派」

ろうむ

ろうむ ラウ― [1] 【労務】
(1)雇い主から報酬を受けるために労働を提供すること。
(2)労働に関する事務。「―担当重役」「―課」

ろうむ

ろうむ【労務】
labor;→英和
work.→英和
‖労務課 the labor section.労務管理 personal[labor]management.労務者 a laborer;a worker.

ろうむかんり

ろうむかんり ラウ―クワン― [4] 【労務管理】
労働生産性を高める目的から,企業がその従業員に対して行う管理。人事・教育訓練・福利厚生・労働組合対策・人間関係管理などを含む。

ろうむし

ろうむし ラフ― [1] 【蝋虫】
イボタロウカタカイガラムシの俗称。

ろうむしゃ

ろうむしゃ ラウ― [3] 【労務者】
労働,特に肉体労働に従事する人。労働者。

ろうむしゅっし

ろうむしゅっし ラウ― [4] 【労務出資】
労働の形で行われる出資。民法上の組合の組合員や合名会社・合資会社の無限責任社員について認められる。

ろうむとうさん

ろうむとうさん ラウ―タウ― [4] 【労務倒産】
人手不足・人件費増大・労使関係など労務問題が主たる原因で起こる企業倒産。

ろうもう

ろうもう ラウ― [0] 【老耄】 (名)スル
〔「老」は七〇歳,「耄」は八,九〇歳の老人〕
おいぼれること。また,その人。「異聞奇譚を,―せずに覚えて居てくれればいい/趣味の遺伝(漱石)」

ろうもう

ろうもう [0] 【聾盲】
耳の聞こえないことと目の見えないこと。また,その人。

ろうもつ

ろうもつ ラウ― [0] 【粮物】
食糧。粮米。粮料。かて。

ろうもん

ろうもん [0] 【楼門】
寺社などにある,二階建て(重層)になった門。下層に屋根がなくて上層に高欄付きの縁をめぐらしたもの。下層に屋根のあるものは,二重門とよぶ。

ろうもん

ろうもん ラウ― [0] 【牢問】
江戸後期,笞(ムチ)打ち・石抱き・海老(エビ)責めの三種の拷問の称。釣り責めなど拷問蔵で行う拷問とは区別された。牢問い。

ろうや

ろうや【牢屋】
⇒牢獄.

ろうや

ろうや ラウ― [3] 【牢屋】
罪人を閉じこめておく所。牢獄。牢。

ろうや

ろうや ラウ― [1] 【老爺】
老年の男性。高齢の男性。

ろうや

ろうや [1] 【朧夜】
おぼろづきよ。おぼろよ。

ろうやくにん

ろうやくにん ラウ― [3] 【牢役人】
江戸時代,牢を取り締まる役人。

ろうやさん

ろうやさん ラウヤ― 【琅邪山・琅琊山】
中国,山東省諸城県南東にある山。山東の名山として有名。ランヤー-シャン。

ろうやし

ろうやし ラフ― [3] 【蝋椰子】
ヤシ科の高木。ブラジル原産で,葉から蝋を採る。蝋は融点が高く良質で,蝋燭(ロウソク),靴クリーム,柑橘(カンキツ)類のつや出しなどに用いる。

ろうやしき

ろうやしき ラウ― [3] 【牢屋敷】
牢屋を構えた一区域の土地。

ろうやぶぎょう

ろうやぶぎょう ラウ―ギヤウ [4] 【牢屋奉行】
江戸幕府の職名。町奉行の配下で,牢屋のことをつかさどった。代々石出帯刀(イシイデタテワキ)を襲名した。囚獄。

ろうやぶり

ろうやぶり ラウ― [3] 【牢破り】 (名)スル
牢を破って逃げ出すこと。また,逃げた罪人。脱獄。脱獄囚。

ろうやま

ろうやま ラフヤマ 【蝋山】
姓氏の一。

ろうやままさみち

ろうやままさみち ラフヤマ― 【蝋山政道】
(1895-1980) 政治学者。群馬県生まれ。河合事件に際し東大教授を辞任。戦後,お茶の水女子大学学長などを歴任。著「行政組織論」

ろうゆう

ろうゆう ラウイウ [0] 【老友】
年をとった友人。

ろうゆう

ろうゆう ラウイウ [0] 【老優】
(1)老年の俳優。
(2)年をとり,多年の経験からすぐれた演技を示す俳優。

ろうゆう

ろうゆう ラウ― [0] 【老雄】
年をとり,経験を積んだ英雄。

ろうよ

ろうよ [1] 【籠輿】
かごとこし。乗り物。

ろうよう

ろうよう【老幼】
young and old.

ろうよう

ろうよう ラウエウ [0] 【老幼】
老人と子供。

ろうらい

ろうらい ラウ― [0][1] 【老来】 (副)
年をとってから。老年になってのち。「―根気がなくなった」

ろうらいし

ろうらいし ラウライシ 【老莱子】
中国,春秋時代の楚(ソ)の隠士。七〇歳になってもなお幼児のまねをして親を楽しませたという。その賢を聞き楚王が召そうとしたが応じなかった。一説に,老子のことだという。生没年未詳。

ろうらく

ろうらく [0] 【籠絡】 (名)スル
うまくまるめこんで自分の思う通りにあやつること。「主君を―するに至れば/日本開化小史(卯吉)」

ろうらく

ろうらく【篭絡する】
take in;win <a person> over <to do> .

ろうらん

ろうらん 【楼蘭】
中国,漢魏時代の西域のオアシス都市国家。タリム盆地のロブノールの西岸に遺跡がある。シルク-ロードの要衝として繁栄。紀元前77年漢が征服して国号を鄯善(ゼンゼン)とした。1900年ヘディンにより遺跡が発見された。クロライナ。

ろうりょう

ろうりょう ラウレウ [0] 【粮料】
糧米。食糧。

ろうりょく

ろうりょく【労力】
labor;→英和
[骨折り]pains;trouble;→英和
effort (努力).→英和
〜の不足 a shortage of labor.〜を惜しまない spare no labor <upon> .〜を省く save (much) labor.〜を費やす devote the labor <of ten years> .

ろうりょく

ろうりょく ラウ― [1] 【労力】
(1)働くこと。骨折り。「―を惜しまない」
(2)生産に提供される知力・体力の活動。

ろうるい

ろうるい ラフ― [1] 【蝋涙】
ともした蝋燭からとけて流れる蝋。涙にたとえていう。

ろうるい

ろうるい ラウ― [0] 【老涙】
年をとって,もろく出やすい涙。

ろうれい

ろうれい ラウ― [0] 【狼戻】
(1)狼(オオカミ)のように欲が深く心がねじけていること。「常に―の心を懐きて/将門記」
(2)乱暴・狼藉(ロウゼキ)をすること。「洛中においてはいささか―に及ぶべからず/承久軍物語」

ろうれい

ろうれい ラウ― [0] 【老齢】
年をとっていること。また,その年齢。老年。「―に達する」

ろうれい

ろうれい【老齢】
old age.‖老齢化社会 an aging society.老齢年金 the old-age pension.

ろうれいねんきん

ろうれいねんきん ラウ― [5] 【老齢年金】
一定の高齢に達したことを事由として支給される年金。

ろうれいふくしねんきん

ろうれいふくしねんきん ラウ― [8] 【老齢福祉年金】
旧国民年金法の福祉年金の給付の一。七〇歳以上の低所得者に対して,法改正(1985年)後も支給されている。

ろうれつ

ろうれつ [0] 【陋劣】 (名・形動)[文]ナリ
いやしく劣っている・こと(さま)。下劣。「秩序(ダラシ)のない,―な吾/平凡(四迷)」

ろうれつ

ろうれつ【陋劣な】
mean;→英和
base.→英和

ろうれん

ろうれん ラウ― [0] 【労連】
「労働組合連合」「労働組合連絡会議」などの略称。「世界―」「国際自由―」「中立―」

ろうれん

ろうれん ラウ― [0] 【老練】 (名・形動)[文]ナリ
経験を多く積み,物事によく慣れていて巧みである・こと(さま)。老巧。「反対尋問にも動揺しない―な弁護士」「―な職人」

ろうれん

ろうれん【老練な】
experienced;→英和
veteran.→英和
老練家 a veteran <of> ;an expert <of> ;→英和
an old hand <at> .

ろうろう

ろうろう ラウラウ [0] 【琅琅】 (形動タリ)
(1)金属や玉石がふれあって鳴るさま。
(2)鳥のさえずるさま。

ろうろう

ろうろう ラウ― [0] 【牢籠】
(1)引きこもること。人前に出ないこと。[日葡]
(2)思い通りの行動がとれないこと。行き詰まること。「胸つぶれて,かかる折の―なからずば,え参るまじく/源氏(若菜下)」
(3)苦境に立つこと。追いつめられて悩むこと。「伯父甥共に―の身と罷りなる間/太平記 33」
(4)相手を自分の術中に引き込むこと。籠絡すること。「三界を―し,四生を綿絡して同じく愛獄を脱して/性霊集」

ろうろう

ろうろう ラウラウ 【労労】 (形動タリ)
疲れ弱っているさま。「四郎二郎は―と疲れわびたるごとくなり/浄瑠璃・反魂香」

ろうろう

ろうろう ラウラウ [0] 【老老】 (形動タリ)
年をとっているさま。「景家が母―として庭に杖つき走り出で/盛衰記 31」

ろうろう

ろうろう【朗々たる】
ringing;sonorous.→英和

ろうろう

ろうろう ラウラウ [0] 【浪浪】
■一■ (名)
(1)所を定めず,さまよい歩くこと。あてもなくさすらうこと。流浪(ルロウ)。「―の旅に出る」
(2)一定の職がなくぶらぶらしていること。「―の身」「望む口はなくて,―で居らねばならぬ/女房殺し(水蔭)」
■二■ (形動タリ)
水などが流れるさま。また,その音。「青海―として白雲沈々たり/海道記」

ろうろう

ろうろう ラウラウ [0] 【朗朗】 (ト|タル)[文]形動タリ
声などの澄んで,はっきりと聞こえるさま。「音吐―」「長詩を…美しい声で―と吟じたりした/或る女(武郎)」

ろうろう

ろうろう [0] 【朧朧】 (ト|タル)[文]形動タリ
ぼんやりとかすむさま。おぼろなさま。「―とした景色」「―たる冷雨は残紅をあらひ/世路日記(香水)」

ろうろうじ

ろうろう・じ ラウラウジ 【労労じ】 (形シク)
〔「ろうろうし」とも〕
(1)心配りがゆき届いている。心深くすぐれている。知性的である。「心の聡く―・じき事限りなし/宇津保(忠こそ)」
(2)知性美を備えている。気高く美しい。洗練された美しさがある。「御簾のうちうらめしげに見やりたる尻目も,―・じく愛敬づき/堤中納言(逢坂)」
→りょうりょうじ

ろうわ

ろうわ ラウ― [0] 【朗話】
ほがらかな,聞いて気持ちのよい話。

ろうわ

ろうわ [0] 【漏話】
⇒クロス-トーク

ろうわい

ろうわい [0] 【陋穢・陋猥】 (名・形動)[文]ナリ
せまくてみだらな・こと(さま)。「―にして野卑/当世書生気質(逍遥)」

ろえい

ろえい【露営する】
camp out;encamp;→英和
bivouac.→英和
露営地 a camping ground.

ろえい

ろえい [0] 【露営】 (名)スル
野外に陣営を構えること。また,野外にテントなどを張って宿泊すること。野営。「川の近くに―する」「―地」

ろおり

ろおり [0] 【絽織(り)】
⇒絽(ロ)

ろか

ろか [1] 【炉火】
囲炉裏の火。

ろか

ろか [1] 【露華】
露のきらめくこと。美しい露。

ろか

ろか【濾過する】
filter.→英和
‖濾過器 a filter.濾過紙 filter paper.

ろか

ろか [1] 【濾過】 (名)スル
液体をこして混じり物をのぞくこと。「雨水を―して飲料水にする」

ろか

ろか ロクワ 【蘆花】
⇒徳富(トクトミ)蘆花

ろかい

ろかい [0][1] 【櫓櫂】
船を動かす,ろとかい。「―船」

ろかい

ろかい [0] 【蘆薈】
〔近世に,属名の(ラテン) aloe をロエとよんでこの漢字を当てたもの〕
アロエのこと。

ろかき

ろかき ロクワ― [2] 【濾過器】
濾過する装置。フィルター。

ろかく

ろかく [0] 【蘆角】
アシの葉で作った笛。あしぶえ。「―一声の心をやはらげ/奥の細道」

ろかく

ろかく [0] 【鹵獲】 (名)スル
〔「鹵」はうばう,かすめる意〕
敵の軍用品・兵器などをぶんどること。「―兵器」

ろかし

ろかし ロクワ― [2] 【濾過紙】
⇒濾紙(ロシ)

ろかじ

ろかじ [1] 【櫓舵】
船の,ろとかじ。

ろかす

ろかす [0] 【炉滓】
鉱滓(コウサイ)。スラグ。

ろかせいびょうげんたい

ろかせいびょうげんたい ロクワセイビヤウゲンタイ [0] 【濾過性病原体】
〔微小で細菌濾過器を通過することからいわれた〕
ウイルス。

ろかた

ろかた [0] 【路肩】
道路の有効幅員の外側の路面(緩斜面)。また,道路のへり。みちかた。ろけん。

ろかた

ろかた【路肩】
a shoulder <of a road> .→英和

ろかち

ろかち ロクワ― [2] 【濾過池】
上水道の水を浄化するための貯水池。

ろかめっきん

ろかめっきん ロクワ― [3] 【濾過滅菌】
酵母や細菌などの微細な物質を濾過して取り除く操作。熱に対して変性しやすいビタミン・糖類・血清などの滅菌に用いる。無菌濾過。

ろかも

ろかも (連語)
〔接尾語「ろ」に係助詞「か」「も」が付いたもの。上代語〕
語調を整えながら,感動の意を表す。「其(シ)が葉の広り坐(イマ)すは大君―/古事記(下)」「藤原の大宮仕へ生(ア)れつくや娘子(オトメ)がともはともしき―/万葉 53」
→ろ(接尾)

ろがかり

ろがかり [2] 【櫓掛(か)り】
和船の木割(キワリ)術の一。櫓の数を基準として船体の各部分の寸法を割り出す方法。主に軍船の設計に用いる。

ろがん

ろがん [0] 【露岩】
基盤の岩石が露出している状態。
→露頭

ろき

ろき [1] 【露気】
つゆの気。「―肌に沁みて/日乗(荷風)」

ろきんびょう

ろきんびょう [0] 【露菌病】
⇒べと病(ビヨウ)

ろぎょ

ろぎょ [1] 【魯魚】
〔「魯」と「魚」の字は字形が似ていることから〕
誤りやすい文字。魯魚亥豕(ガイシ)。魯魚烏焉馬(ウエンバ)。「―の誤り」

ろぎょ

ろぎょ [1] 【鱸魚】
スズキの異名。

ろぎょがいし

ろぎょがいし [1][1] 【魯魚亥豕】
「魯魚」に同じ。

ろぎん

ろぎん [0] 【路銀】
旅行の費用。旅費。

ろく

ろく [1] 【勒】
(1)くつわ。
(2)おもがい。
(3)永字(エイジ)八法の,第二筆の横画。
→永字八法

ろく

ろく【碌な】
<no> good;→英和
<no> decent;→英和
<no restaurants> to speak of; <not> satisfactory.→英和
〜でもない useless;→英和
worthless.〜でもないことを言う talk nonsense.〜に <not> well[properly,satisfactorily];→英和
<not> even;→英和
scarcely <any> .→英和
〜に見も(考えも)しないで without looking at it well (due consideration).

ろく

ろく [0] 【陸・碌】 (名・形動)[文]ナリ
(1)下に打ち消しの語を伴って,物事の正常でないこと,まともでないこと,満足できる状態でないこと,また,そのさまを表す。
 (ア)(「ろくな」の形で)大した(…ない)。まともな(…ない)。「―な人間でない」「子供に―なこともしてやれない」
 (イ)(「ろくに」の形で)十分に(…ない)。満足に(…ない)。「―に手紙も書けない」「―に休む暇もない」
(2)地面などが水平なこと。平坦なこと。また,そのさま。「岩角を―にならして柱立て/大句数」
(3)きちんとしている・こと(さま)。「此のかけ物も―にかけてもらひたい/狂言・乳切木」
(4)気分がくつろいでいる・こと(さま)。「さあ,―にゆるりとゐやと/浄瑠璃・重井筒(中)」
〔「ろく」は「陸」の呉音。水平なさまをいうのが原義。「碌」は当て字〕

ろく

ろく [0] 【鹿】
(1)動物のシカ。
(2)シカまたはイノシシの肉。

ろく

ろく【六】
six.→英和
第〜(の) the sixth.→英和
〜分の一 one sixth.‖六大都市 the six biggest cities (in Japan).

ろく

ろく [2] 【六・陸】
(1)数の名。五より一つ多い数。む。むつ。むっつ。りく。
(2)六番目。
〔「陸」は大字として用いる〕

ろく

ろく [1] 【肋】
あばら。あばら骨。

ろく

ろく [1][2] 【禄】
(1)官に仕える者に支給される手当。俸禄。
(2)当座の賞与。かずけもの。「力を尽くしたること少なからず。しかるに―いまだ給はらず/竹取」

ろく

ろく【禄】
a fief;→英和
an allowance.→英和
〜を食(は)む receive a stipend[fief].→英和

ろく=に∘居る

――に∘居る
楽にしている。あぐらをかいている。「迚の事にゆるさせられい。―∘ゐませう/狂言・布施無経(虎寛本)」

ろく=を盗(ヌス)む

――を盗(ヌス)・む
高禄を受けながら働きが伴わない。

ろく=を食(ハ)む

――を食(ハ)・む
禄を受けて生活する。主君に仕える。

ろくあみだ

ろくあみだ [3] 【六阿弥陀】
行基作と伝える阿弥陀像をもつ東京近郊の六つの寺。すなわち王子の西福寺,沼田の恵明寺(古くは延命寺),滝野川の無量寺,田端の与楽寺,上野の常楽院,亀戸の常光寺。春秋の彼岸に参詣すると利益が大きいとされる。

ろくい

ろくい [1] 【禄位】
禄と官位。

ろくいちぎんこう

ろくいちぎんこう [5] 【六一銀行】
⇒一六銀行(イチロクギンコウ)

ろくいのくろうど

ろくいのくろうど ロクヰ―クラウド 【六位の蔵人】
蔵人のうち,六位の者。宮中の御膳の給仕や雑事にあたった。六位では例外的に昇殿を許された。

ろくいん

ろくいん [0] 【勒韻】
詩をつくるとき,あらかじめ押韻の字を定めること。また,その韻字で詩をつくること。

ろくえふ

ろくえふ [3] 【六衛府】
平安初期以降,左右近衛府・左右衛門府・左右兵衛府の六つの衛府をいう。811年以前では,衛門・左右衛士・左右兵衛・中衛府。りくえふ。六府。
→衛府

ろくおん

ろくおん【録音する】
record;→英和
[テープに]tape;→英和
record <a speech> on (a) tape.‖録音係 a record man;a monitor.録音機 a <tape> recorder.録音再生 a playback.録音室 a recording room.録音テープ a recording tape.録音ニュース recorded events.録音放送する broadcast the record <of> .

ろくおん

ろくおん ロクヲン 【鹿苑】
⇒鹿野苑(ロクヤオン)

ろくおん

ろくおん [0] 【録音】 (名)スル
音をレコード・テープなどに記録し,必要なとき再生できるようにすること。「講演を―しておく」「―機」

ろくおんいん

ろくおんいん ロクヲンヰン 【鹿苑院】
(1)相国寺の塔頭(タツチユウ)。もと足利義満の修禅道場であった。
(2)足利義満の法号。

ろくおんじ

ろくおんじ ロクヲン― 【鹿苑寺】
金閣寺の正式名。

ろくおんにちろく

ろくおんにちろく ロクヲン― 【鹿苑日録】
京都相国寺鹿苑院の歴代院主の日記。1487年から1651年までの記事を収める。室町後期の遣明使や豊臣氏政権下の京坂の世相・文化に関する貴重な資料。

ろくおんテープ

ろくおんテープ [5] 【録音―】
音声を録音する,磁性酸化鉄粉を塗ったプラスチック-テープ。

ろくか

ろくか 【六科】
⇒りくか(六科)

ろくかんのん

ろくかんのん [3] 【六観音】
六道の衆生を済度する六体の観音。摩訶止観は大悲・大慈・師子無畏・大光普照・天人丈夫・大梵深遠をあげる。密教では聖観音・千手・馬頭・十一面・准胝(ジユンデイ)(または不空羂索)・如意輪をあげる。

ろくが

ろくが [0] 【録画】 (名)スル
再生を目的として,映像を磁気テープやディスクなどに記録すること。

ろくが

ろくが【録画】
videotape recording;telerecording (テレビの).〜する record <a scene on video tape> .→英和

ろくがい

ろくがい [0] 【六骸】
人体を構成する六つの部分。すなわち,頭・胴・両手・両足。りくがい。

ろくがつ

ろくがつ [4] 【六月】
一年の第六番目の月。みなづき。[季]夏。
〔副詞的用法の場合アクセントは [0]〕

ろくがつ

ろくがつ【六月】
June <Jun.> .→英和

ろくがつぶれい

ろくがつぶれい 【六月無礼】
陰暦六月は酷暑の時候なので,服装などを略式にしていても,その無礼をとがめないこと。「―とて紐とかせ給ひ/平家(二・長門本)」

ろくきゅう

ろくきゅう [0] 【六宮】
⇒りっきゅう(六宮)

ろくぎ

ろくぎ [2] 【六義】
⇒りくぎ(六義)

ろくぎ

ろくぎ [2] 【六議】
⇒りくぎ(六議)

ろくぐ

ろくぐ [2] 【六具】
六種を一そろいとする武具。大将の六具は,甲冑(カツチユウ),直垂(ヒタタレ)・太刀・白旄・策・団扇(ウチワ)。単騎の六具は,甲冑・太刀・鎗・差物・鞭(ムチ)・扇。このほか,歩兵の六具,鎧(ヨロイ)の六具などがあるが,それぞれ異説が多い。りくぐ。

ろくぐん

ろくぐん 【六軍】
⇒りくぐん(六軍)

ろくげい

ろくげい 【六芸】
⇒りくげい(六芸)

ろくげのびゃくぞう

ろくげのびゃくぞう 【六牙の白象】
(1)摩耶(マヤ)夫人が釈迦を懐妊した際に夢見たという六つの牙(キバ)をもつ白い象。
(2)普賢菩薩の乗る六つの牙をもつ白い象。

ろくごう

ろくごう ロクガウ 【六郷】
(1)秋田県南東部,仙北郡の町。近世,佐竹義重が隠居所を構え,近在の寺を集めたため,多数の寺院がある。
(2)山梨県南部,西八代郡の町。水晶などの印刻,印章販売で知られる。
(3)東京都大田区の,多摩川左岸の地区。江戸時代六郷の渡しがあった。

ろくごう

ろくごう 【六合】
⇒りくごう(六合)

ろくごう

ろくごう [2] 【六号】
(1)「六号活字」の略。
(2)「六号欄」の略。
(3)「六号記事」の略。

ろくごうかつじ

ろくごうかつじ [5] 【六号活字】
大きさを号で表す活字の,六番目の大きさの活字。約3ミリメートル角。八ポイント活字にほぼ同じ大きさ。

ろくごうがわ

ろくごうがわ ロクガウガハ 【六郷川】
東京都と神奈川県の境を流れる多摩川の最下流部の別名。普通,第一京浜国道が通る六郷橋の付近から下流をさす。

ろくごうきじ

ろくごうきじ [5] 【六号記事】
もと雑誌などで,六号活字で組まれた記事。穴埋めの雑文。埋め草記事。

ろくごうらん

ろくごうらん [3] 【六号欄】
もと雑誌などで六号活字で組まれた,会員の消息・会報などの雑報欄。

ろくごん

ろくごん [2] 【六言】
一句が六字から成る漢詩。六言詩。

ろくさい

ろくさい [0] 【六斎】
(1)「六斎日」の略。「常に弓箭を執り,―を避けず/万葉(巻五漢詩)」
(2)月に六度,日を決めて事を行うこと。「江戸に勤めし時,月に―の忍び男/浮世草子・一代女 6」
(3)月に六度の休み。「月に―遊山日とてひまをたまはり/浮世草子・手代気質」
(4)「六斎念仏」の略。

ろくさい

ろくさい [0] 【六采】
双六(スゴロク)。

ろくさい

ろくさい [0] 【鹿砦・鹿柴】
木や竹を組み合わせて鹿(シカ)の角のような形にして敵の侵入を防ぐもの。さかもぎ。

ろくさいいち

ろくさいいち [3] 【六斎市】
毎月六回開催された定期市場。一四世紀以降,商品経済の地方への浸透に伴って各地に設けられた。

ろくさいおどり

ろくさいおどり [5] 【六斎踊り】
六斎念仏のときにおどる踊り。

ろくさいきゅうし

ろくさいきゅうし [5] 【六歳臼歯】
六歳頃に生える奥歯。第一大臼歯のこと。

ろくさいにち

ろくさいにち [3] 【六斎日】
〔仏〕 一か月のうち在家の者が八戒を守るべき八日・一四日・一五日・二三日・二九日・三〇日をいう。この日に四天王が人間の行為を観察するという説と,悪鬼が観察するという説がある。六施日。
→八戒

ろくさいねんぶつ

ろくさいねんぶつ [5] 【六斎念仏】
中世以降,二月の涅槃会(ネハンエ),春秋の彼岸,盆,一〇月の十夜(ジユウヤ)などに行われた念仏踊り。鉦(カネ)・太鼓を鳴らし,念仏により衆生(シユジヨウ)を救うと説く。現在,京都の壬生寺で八月九日・一〇日・一六日に行われるものなどが知られる。[季]秋。

ろくさがり

ろくさがり [0][3] 【六下がり】
三味線の調弦法の一。三下がりに比べて第三弦がさらに下がって,第二弦の一全音(長二度)上になっている調弦。三メリ。三三下がり。

ろくさん

ろくさん [0] 【六三】
頭・左右の肩・腹・左右の足など身体の九か所に定めてある部位が病むこと。年齢を九で割ったときの余りの数と痛む部位が符合したとき,「六三にかかった」とする俗信。「―除けのまじない」

ろくさん

ろくさん 【緑衫】
⇒ろうそう(緑衫)

ろくさんせい

ろくさんせい [0] 【六三制】
小学校六年・中学校三年の義務教育制度の通称。高等学校三年・大学四年を加えて六三三四制ともいう。

ろくさんせい

ろくさんせい【六三(三)制】
the 6−3(−3) system (of education).

ろくしき

ろくしき [0] 【六識】
〔仏〕
(1)心のもつ六種のはたらき・作用。眼・耳・鼻・舌・身(触覚)・意(認識・推論)の各識の総称。
(2)「第六意識」に同じ。

ろくしげどう

ろくしげどう [4] 【六師外道】
〔仏〕 釈迦の時代に中インドに出た六人の有力な思想家のこと。釈迦とともに当時の非バラモン系の思想を代表する。無道徳論の富蘭那迦葉(フランナカシヨウ),宿命論自然論の末伽梨拘舎梨(マカリクシヤリ),懐疑論の刪闍耶毘羅胝子(サンジヤビラテイシ),快楽主義的唯物論の阿耆多翅舎欽婆羅(アギタキシヤキンバラ),無因果論的感覚主義の迦羅鳩駄迦旃延(カラクダカセンネン),ジャイナ教の開祖尼乾陀若提子(ニケンダニヤダイシ)(ニガンタ=ナータプッタ,別称マハー=ビーラ)のこと。

ろくしゃ

ろくしゃ [0] 【録写】 (名)スル
写しとること。書き写すこと。

ろくしゃく

ろくしゃく [4] 【六尺】
(1)一尺の六倍。曲尺(カネジヤク)で約1.8メートル,鯨尺で約2.3メートル。
(2)「六尺ふんどし」の略。

ろくしゃく

ろくしゃく [4] 【六尺・陸尺】
〔「力者(リヨクシヤ)」の変化という〕
(1)近世,輿(コシ)や駕籠(カゴ)をかついだ人足。駕籠舁(カゴカキ)。「身ども駕の―が八人/滑稽本・膝栗毛 3」
(2)江戸城中において,走り使い・水汲みなどをつとめた下男。
(3)町方の家で雑用に使われる者。下男。下僕。「京にて乗物をかき,或は,庭にて働く男を,―とはなど云ふならん/咄本・醒睡笑」

ろくしゃくおび

ろくしゃくおび [5] 【六尺帯】
長さが鯨尺で六尺の兵児帯(ヘコオビ)。

ろくしゃくふんどし

ろくしゃくふんどし [5] 【六尺褌】
さらし木綿を鯨尺で六尺用いて作ったふんどし。六尺。

ろくしゃくぼう

ろくしゃくぼう [4] 【六尺棒】
(1)樫(カシ)など,質のかたい木で作った,長さ六尺ぐらいの棒。賊を防いだり,取り押えたりするのに使う。
(2)天秤(テンビン)棒。

ろくしゃくま

ろくしゃくま [4] 【六尺間】
日本間の大きさで,曲尺(カネジヤク)の六尺を一間とするもの。京間と田舎間との中間の大きさ。あいの間。

ろくしゅ

ろくしゅ [0] 【録取】 (名)スル
記録をとること。記録すること。

ろくしゅ

ろくしゅ [1] 【六趣】
「六道(ロクドウ)」に同じ。

ろくしゅ

ろくしゅ [2] 【六種】
六つの種類。

ろくしゅう

ろくしゅう [0] 【六宗】
「南都六宗(ナントロクシユウ)」に同じ。

ろくしゅくぐ

ろくしゅくぐ [4] 【六種供具】
〔仏〕 密教で,仏を供養するための六種の供物。すなわち,花・塗香・水・焼香・飯食・灯明。

ろくしゅしんどう

ろくしゅしんどう [4] 【六種震動】
〔仏〕 仏の入胎・出胎・出家・成道・転法輪・入滅のそれぞれのとき,大地が感応し震動して現した六種の相。動・起・湧(ユウ)・震・吼(ク)・撃の六つ。六震。

ろくしゅつ

ろくしゅつ [0] 【録出】 (名)スル
書き記すこと。「世に伝はるところの説話を,下に―す/西国立志編(正直)」

ろくしゅりき

ろくしゅりき [3] 【六種力】
〔仏〕 各種の人間や仏がその特徴として備えている六つの能力。小児は啼(ナキ),女は瞋(イカリ),国王は驕(オゴリ),羅漢は精進,諸仏は慈悲,比丘(ビク)は忍辱(ニンニク)。

ろくしょ

ろくしょ 【六書】
⇒りくしょ(六書)

ろくしょう

ろくしょう [3] 【緑青】
銅の表面にできる緑色の錆(サビ)。空気中の水分と二酸化炭素との作用によって生ずるものは,化学式 CuCO�・Cu(OH)� 水に不溶。孔雀石の主成分。顔料に用いる。普通みられる銅の錆は二酸化硫黄や硫化水素などの作用によって生じる CuSO�・3Cu(OH)� が主成分。あおさび。銅青。

ろくしょう

ろくしょう 【六省】
⇒りくしょう(六省)

ろくしょう

ろくしょう【緑青】
<form> green rust.

ろくしょう

ろくしょう [0] 【禄賞】
封禄と賞賜。

ろくしょういろ

ろくしょういろ [0] 【緑青色】
緑青のようなくすんだ緑色。

ろくしょうじ

ろくしょうじ [5][3] 【六勝寺】
平安末期に京都東山岡崎付近に建てられた皇室の御願寺の総称。法勝寺・尊勝寺・最勝寺・円勝寺・成勝寺・延勝寺の六寺で,いずれも勝の字を含むことによる。りくしょうじ。

ろくしょうじっきく

ろくしょうじっきく ロクシヤウ― [0] 【六菖十菊】
〔菖蒲は五月五日の端午の節句に,菊は九月九日の重陽の節句に必要とされるところから〕
時機に遅れて役に立たないことのたとえ。六日の菖蒲(アヤメ)。十日の菊。

ろくしょおんる

ろくしょおんる 【六所遠流】
江戸時代,島流しにされる罪人を送る六か所の土地。伊豆七島・五島(薩摩)・天草・隠岐(オキ)・壱岐(イキ)・佐渡のこと。

ろくしょのみや

ろくしょのみや 【六所の宮】
一国内の六つの神社の祭神を,その国の国府あるいはその近くに合祀(ゴウシ)した神社。六社の宮。東京府中市の大国魂(オオクニタマ)神社など。

ろくしん

ろくしん [0] 【六親】
自分に最も近い六種の親族。父・母・兄・弟・妻・子。または,父・子・兄・弟・夫・婦。六戚。りくしん。

ろくしん

ろくしん [0] 【六震】
「六種震動」の略。

ろくしんがん

ろくしんがん [0] 【六神丸】
漢方薬の一。麝香(ジヤコウ)・蟾酥(センソ)・牛黄(ゴオウ)などの動物生薬を主原料とする丸剤。急性の熱病・中毒・心臓衰弱などに用いる。

ろくしんけんぞく

ろくしんけんぞく [5] 【六親眷族】
いっさいの血族と姻族。

ろくしんごぎょう

ろくしんごぎょう [5] 【六信五行】
イスラム教で,信仰内容と神への奉仕行為を簡潔な箇条としたもの。アッラー・天使・コーラン・預言者・来世・予定を信じ,信仰告白・礼拝・喜捨・断食・メッカ巡礼を行うこと。六信五柱。

ろくしんとう

ろくしんとう [3] 【六親等】
親等の一。本人と六世を隔てた関係,また,その人。六親等以内の血族は法律上,親族とみなす。

ろくじ

ろくじ [1] 【録事】
(1)記録のことを取り扱う役。かきやく。書記。
(2)公式の宴会の際に酒の世話などをする役。
(3)大宝令制による主典。軍中の雑務の監察をつかさどる。
(4)旧陸海軍で,軍法会議を構成する判任文官。

ろくじ

ろくじ 【六事】
⇒りくじ(六事)

ろくじ

ろくじ [2] 【六時】
(1)〔仏〕 一昼夜を六分していう語。すなわち,晨朝(ジンジヨウ)・日中・日没(ニチモツ)・初夜・中夜・後夜(ゴヤ)のこと。この時間ごとに懺悔(ザンゲ)・念仏などの勤めをする修行が行われた。また,一昼夜・一日中。「―不断の香の煙もたえやしぬらん/平家 2」
(2)時刻の名の一。

ろくじ

ろくじ 【陸地】
(1)「りくち(陸地)」に同じ。「この御船の―に着くべきやうもなし/謡曲・船弁慶」
(2)平らな土地。「心には―を歩むと思へ共/浄瑠璃・反魂香」

ろくじ

ろくじ [2] 【六字】
「六字の名号(ミヨウゴウ)」に同じ。「行を―につづめて/平家 10」

ろくじざんまい

ろくじざんまい [4] 【六時三昧】
〔仏〕 六時の勤行(ゴンギヨウ)を一心に勤めること。

ろくじしんごん

ろくじしんごん [4] 【六字真言】
「六字陀羅尼(ダラニ)」に同じ。

ろくじぞう

ろくじぞう ロクヂザウ 【六地蔵】
狂言の一。六地蔵を作るため仏師を捜しに来た田舎者を,仏師に化けた悪者が,仲間に地蔵のふりをさせてだまそうとするが見破られる。

ろくじぞう

ろくじぞう [3] 【六地蔵】
(1)六道において衆生の苦しみを救うという六種の地蔵菩薩。すなわち,地獄道を救う檀陀(ダンダ),餓鬼道を救う宝珠,畜生道を救う宝印,修羅道を救う持地,人道を救う除蓋障,天道を救う日光の各地蔵の総称。また,延命・宝処・宝手・持地・宝印手・堅固意の六地蔵とする説もある。
(2)六体の地蔵像を安置した寺。特に,京都伏見の大善寺の称。
(3)墓地や道ばたなどに六体を並べて安置した石の地蔵像。

ろくじだらに

ろくじだらに [4] 【六字陀羅尼】
〔仏〕 文殊菩薩(モンジユボサツ)の真言である,「闇婆計陀那摩(アンバケダナマ)」または「唵縛鶏淡納莫(ウンバケダナマ)」の六字。

ろくじっしんほう

ろくじっしんほう [0][5] 【六十進法】
〔数〕 六〇を基数とした数の表記法。六〇倍ごとに上の位に上げてゆく数の表し方で,古代バビロニアで用いられた。一時間が六〇分,一分が六〇秒などはその名残。

ろくじどう

ろくじどう [0] 【六時堂】
六時に勤行(ゴンギヨウ)を行う堂。

ろくじのごんぎょう

ろくじのごんぎょう 【六時の勤行】
〔仏〕 六時に念仏・誦経(ズキヨウ)をすること。

ろくじのさん

ろくじのさん 【六時の讃】
〔仏〕 浄土教で,六時に唱える,源信作の讃。極楽六時の讃。

ろくじのみょうごう

ろくじのみょうごう [2][2][3] 【六字の名号】
〔仏〕「南無阿弥陀仏(ナムアミダブツ)」の六字。

ろくじほう

ろくじほう [0] 【六字法】
〔仏〕 密教で,六字陀羅尼(ダラニ)を唱えて修する法。

ろくじゅう

ろくじゅう [3] 【六十】
(1)一〇の六倍。
(2)六〇歳。

ろくじゅう

ろくじゅう【六十】
sixty.→英和
第〜 the sixtieth.

ろくじゅう=の三つ子

――の三つ子
年をとると幼児に戻ることのたとえ。

ろくじゅう=の手習い

――の手習い
六〇歳になって勉強やけいこ事を始めること。晩学のたとえ。

ろくじゅういっしゅめいこう

ろくじゅういっしゅめいこう ロクジフイツシユメイカウ [8] 【六十一種名香】
名香中の名香とされる六一種の香木。香りとともに由緒の正しさにより,古来珍重される。
→六十一種名香[表]

ろくじゅうしけ

ろくじゅうしけ ロクジフシ― [5] 【六十四卦】
易の卦。八卦を二つ組み合わせた六四通りの卦。
→八卦

ろくじゅうぶんほう

ろくじゅうぶんほう ロクジフブンハフ [0] 【六十分法】
時間・角度などの単位の定め方。一時間もしくは一度の六〇分の一を一分,一分の六〇分の一を一秒とするもの。

ろくじゅうよしゅう

ろくじゅうよしゅう ロクジフヨシウ [5] 【六十余州】
畿内・七道の六六か国に壱岐(イキ)・対馬(ツシマ)をあわせたもの。日本全国の意。「―に一人とも知る人もたぬ身となれり/浄瑠璃・松風村雨」

ろくじゅうろくぶ

ろくじゅうろくぶ ロクジフロク― [6] 【六十六部】
法華経を六六部書き写し,日本全国六六か国の国々の霊場に一部ずつ奉納してまわった僧。鎌倉時代から流行。江戸時代には,諸国の寺社に参詣(サンケイ)する巡礼または遊行(ユギヨウ)の聖。白衣に手甲・脚絆(キヤハン)・草鞋(ワラジ)がけ,背に阿弥陀像を納めた長方形の龕(ガン)を負い,六部笠をかぶった姿で諸国をまわった。また,巡礼姿で米銭を請い歩いた一種の乞食。六部。
六十六部[図]

ろくじゅうろっかこく

ろくじゅうろっかこく ロクジフロクカ― [7] 【六十六箇国】
畿内・七道の六六か国。また日本全国の意。

ろくじょう

ろくじょう ロクデウ [2] 【六条】
(1)平安京の条坊の一。また,東西に通じる大路の名。六条大路。
(2)〔六条にあったことから〕
西本願寺および東本願寺のこと。
(3)「六条豆腐」の略。

ろくじょう

ろくじょう [0] 【鹿茸】
鹿の袋角。陰干しにして強壮剤とする。「―を鼻にあててかぐべからず,小さき虫ありて,鼻より入りて脳をはむといへり/徒然 149」

ろくじょう

ろくじょう [0] 【六情】
喜・怒・哀・楽・愛・悪の六種の感情。「―不退にして慈尊の出世をまち給ふ/平家 10」

ろくじょうえいそう

ろくじょうえいそう ロクデフエイサウ 【六帖詠草】
歌集。七冊。小沢蘆庵作,小川萍流(オガワヘイリユウ)・前波黙軒(マエバモクケン)ら編。1811年刊。蘆庵の主張する「ただごと歌」の実践を示す約二〇〇〇首の和歌を,四季・恋・雑および雑体に部立して収録。

ろくじょうがわら

ろくじょうがわら ロクデウガハラ 【六条河原】
京都の,五条と六条の間の鴨川河原。中世,罪人などの処刑が行われた。

ろくじょうけ

ろくじょうけ ロクデウ― 【六条家】
平安末期から南北朝時代にかけて栄えた和歌の家柄。六条烏丸に住んだ藤原顕季(フジワラノアキスエ)(1055-1123)を祖とし,その子顕輔,顕輔の子清輔,顕輔の養子顕昭など,優れた歌人・歌学者を輩出した。その歌風は理知的,歌学は考証的で,藤原俊成・定家の御子左(ミコヒダリ)家が詩人的であるのと相対する。源経信・俊頼の家を六条源家(ゲンケ)というのに対し六条藤家ともいう。

ろくじょうてんのう

ろくじょうてんのう ロクデウテンワウ 【六条天皇】
(1164-1176) 第七九代天皇(在位 1165-1168)。名は順仁(ノブヒト)。二条天皇の第二皇子。二歳で即位,在位三年で退位。

ろくじょうどうふ

ろくじょうどうふ ロクデウ― [5] 【六条豆腐】
〔初め京都の六条で作ったのでいう〕
豆腐を薄く切って塩をまぶし,陰干しにしたもの。酒に浸したり,吸い物などに用いる。

ろくじょうのみやすどころ

ろくじょうのみやすどころ ロクデウ― 【六条御息所】
源氏物語の作中人物。光源氏の愛人。秋好(アキコノム)中宮の母。車の所争いで葵の上の下人に恥辱を受け,生霊(イキリヨウ)となって葵の上をとり殺す。没後もその死霊は紫の上,女三の宮を襲う。

ろくじょうまいり

ろくじょうまいり ロクデウマヰリ 【六条参り】
六条にある東西両本願寺に参詣(サンケイ)すること。「おかか殿は―をさせましよ/浮世草子・五人女 2」

ろくじらいさん

ろくじらいさん [2] 【六時礼讃】
〔仏〕 六時に仏を拝してその功徳をほめたたえること。また,その際に唱える文。

ろくじん

ろくじん [0] 【六塵】
「六境(ロツキヨウ)」に同じ。

ろくじんずう

ろくじんずう [3] 【六神通】
〔仏〕 六つの超人的な能力。神足通・天眼(テンゲン)通・天耳(テンニ)通・宿命(シユクミヨウ)通・他心通・漏尽(ロジン)通のこと。六通。

ろくす

ろく・す 【勒す】 (動サ変)
(1)整える。「奉る所の歌を部類して,―・して二十巻とし/古今(真名序)」
(2)きざむ。ほりつける。書きしるす。「牒送件の如し,これを―・するに状を以てす/太平記 20」
(3)勒韻(ロクイン)をする。「忽ちに短筆に課せ,聊かに四韻を―・すと爾(シカ)云ふ/万葉(三九七三詞)」

ろくすっぽ

ろくすっぽ [0] 【陸すっぽ・碌すっぽ】 (副)
〔「ろくすっぽう」とも〕
下に打ち消しの語を伴って,物事を満足にはなしとげないさまを表す。十分には。ろくに。「―読みもしないで批評している」

ろくする

ろく・する [3] 【録する】 (動サ変)[文]サ変 ろく・す
書きしるす。記録する。「人類の言語意見を―・する史官/西国立志編(正直)」

ろくせにち

ろくせにち [3] 【六施日】
⇒六斎日(ロクサイニチ)

ろくせりもち

ろくせりもち [3] 【陸迫持】
水平に作った迫持。

ろくそ

ろくそ [2] 【六祖】
(1)中国禅宗の第六祖,慧能(エノウ)のこと。
(2)中国天台宗の第六祖,湛然(タンネン)のこと。
(3)日本天台宗の第六祖,円珍のこと。

ろくそう

ろくそう [0] 【六窓】
〔仏〕 眼・耳・鼻・舌・身・意の六根を,外界に通じる六つの窓にたとえた語。

ろくそく

ろくそく [0] 【六即】
〔仏〕 天台宗で,最高の悟りに至る六つの段階。すなわち,理即・名字即・観行即・相似即・分証即・究竟即。

ろくそっぽう

ろくそっぽう [0] 【陸そっぽう・碌そっぽう】
■一■ (形動)
下に打ち消しの語を伴って,物事の程度が十分でないさま,満足な状態でないさまを表す。「どうで―な事はねえ筈だ/滑稽本・浮世風呂 2」「王子(=地名)の道も―にやあ知るめえ/滑稽本・浮世床(初)」
■二■ (副)
{■一■}に同じ。ろくすっぽ。「―およぎもしらねえで/西洋道中膝栗毛(魯文)」

ろくそんのう

ろくそんのう 【六孫王】
源経基(ミナモトノツネモト)の異名。父貞純親王が清和天皇の第六皇子であったことによる。

ろくぞう

ろくぞう [0] 【六蔵】
〔馬方(ウマカタ)に多い名から〕
近世,馬方の通称。

ろくぞく

ろくぞく [2] 【六賊】
「六根」を賊にたとえていった語。

ろくたい

ろくたい [0] 【六体】
(1)漢字六種の書体。大篆(ダイテン)・小篆・八分(ハツブン)・隷書(レイシヨ)・行書・草書,または古文・奇字・篆書・隷書・繆篆(ビユウテン)・虫書の総称。六書。りくたい。
(2)和歌の六つの形式。長歌・短歌・旋頭(セドウ)歌・混本歌・折句歌・沓冠(クツカブリ)歌の六つ。

ろくたま

ろくたま (副)
〔「ろくだま」とも。下に打ち消しの語を伴って用いる〕
ろくに。ろくろく。ろくすっぽ。「―狂言はしまうしなんだ/咄本・鹿の子餅」

ろくたんとう

ろくたんとう [3] 【六炭糖】
⇒ヘキソース

ろくだい

ろくだい [2][0] 【六大】
〔仏〕 万物を構成している六つの要素。すなわち,地大・水大・火大・風大・空大・識大。主に密教で主張する考え。六界。

ろくだい

ろくだい 【六代】
平維盛の長子。平家嫡流の最後の人。平家残党狩りで北条時政に捕らえられたが,文覚(モンガク)の奔走で助命され,出家して妙覚と号した。生没年未詳。

ろくだいし

ろくだいし [3] 【六大師】
〔仏〕 弘法・伝教・慈覚・智証・慈慧・円光の六人の大師。

ろくだいしゅう

ろくだいしゅう [3] 【六大州】
世界の六つの州。アジア州・アフリカ州・北アメリカ州・南アメリカ州・ヨーロッパ州・オセアニア州(大洋州)の総称。

ろくだいしょうじき

ろくだいしょうじき 【六代勝事記】
歴史書。一巻。著者未詳。貞応年間(1222-1224)の成立。高倉天皇から後堀河天皇までの六代約60年間の主な歴史的事件を,公家の立場から叙述し,著者の意見なども述べている。

ろくだか

ろくだか [2] 【禄高】
俸禄の額。

ろくだん

ろくだん 【六段】
箏曲(ソウキヨク)の一。「六段の調(シラベ)」の略称。八橋検校作曲の段物。箏組歌(コトクミウタ)表組(オモテグミ)の付物(ツケモノ)とされる。箏曲の代表曲。
→段物(ダンモノ)

ろくだんめ

ろくだんめ 【六段目】
(1)〔古浄瑠璃は六段で終わっていたところから〕
最後。終末。「それ知られたら―だ/歌舞伎・謎帯一寸徳兵衛」
(2)「仮名手本忠臣蔵」の六段目のこと。勘平切腹の段。

ろくちく

ろくちく [0] 【六畜】
馬・牛・羊・豕(イノコ)・犬・鶏の六種の家畜。「牛馬―をつかみ裂く/太平記 32」

ろくちじ

ろくちじ [3] 【六知事】
〔仏〕 禅宗で寺務の運営・管理にあたる六つの役職。都寺(ツウス)・監寺(カンス)・副寺(フウス)・維那(イナ)・典座(テンゾ)・直歳(シツスイ)の総称。

ろくちつ

ろくちつ [0] 【禄秩】
俸禄。扶持。

ろくちょう

ろくちょう 【六朝】
⇒りくちょう(六朝)

ろくちょうし

ろくちょうし [3] 【六調子】
雅楽の六つの主要な調子。壱越(イチコツ)調・平調(ヒヨウジヨウ)・双調(ソウジヨウ)・黄鐘(オウシキ)調・盤渉(バンシキ)調・太食(タイシキ)調。

ろくつう

ろくつう 【六通】
⇒六神通(ロクジンズウ)

ろくづき

ろくづき 【六突き】
(1)銭九六文を百文として通用させた慣習。九六銭(クロクセン)。「―だ見なと日なしに内義いひ/柳多留 6」
→丁百(チヨウビヤク)
(2)物事をいいかげんにすること。ごまかすこと。「―に談合仕散かしておいて/浮世草子・宇都山小蝶物語」

ろくてん

ろくてん 【六典】
⇒りくてん(六典)

ろくてん

ろくてん 【六天】
⇒六欲天(ロクヨクテン)

ろくでなし

ろくでなし【碌でなし】
a good-for-nothing;a scoundrel.→英和
〜の good-for-nothing.

ろくでなし

ろくでなし [0] 【陸でなし・碌でなし】
なんの役にも立たない者。のらくら者。「この―め」

ろくでもない

ろくでもな・い [5] 【陸でもない・碌でもない】 (連語)
なんのねうちもない。つまらない。「―・い男に夢中になる」

ろくとく

ろくとく 【六徳】
⇒りくとく(六徳)

ろくど

ろくど [2] 【六度】
(1)六回。六たび。
(2)〔音〕 音程の一。短六度,長六度,短六度より半音狭い減六度,長六度より半音広い増六度がある。
(3)〔仏〕「六波羅蜜(ロクハラミツ)」に同じ。「此法身―を修行するを名(ナヅケ)て菩薩とす/沙石 1」

ろくどう

ろくどう [2] 【六道】
〔仏〕 すべての衆生(シユジヨウ)が生死を繰り返す六つの世界。迷いのない浄土に対して,まだ迷いのある世界。地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道。前の三つを三悪道,あとの三つを三善道という。六趣。六界。りくどう。

ろくどうえ

ろくどうえ [3] 【六道絵】
六道の様相を描いた浄土教の絵。地獄草紙・餓鬼草紙などもその例。

ろくどうししょう

ろくどうししょう [5] 【六道四生】
〔仏〕 六道における四種の生まれ方。すなわち胎生・卵生・湿生・化生をいう。

ろくどうせん

ろくどうせん [0][3] 【六道銭】
死者の棺の中に入れておく六文の銭。俗に,三途(サンズ)の川の渡し銭といわれる。

ろくどうちんのうじ

ろくどうちんのうじ ロクダウチンワウ― 【六道珍皇寺】
京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺。平安遷都に際し,慶俊の開創と伝える。本堂の前のあたりを六道の辻といい,石地蔵が並ぶ。盆には六道参りが行われる。六道さん。

ろくどうのうげ

ろくどうのうげ 【六道能化】
〔六道の衆生(シユジヨウ)を教化する菩薩の意〕
地蔵菩薩の別名。

ろくどうのちまた

ろくどうのちまた 【六道の巷】
〔仏〕 六道へ通じる道の分かれ道。六道の辻。「―にては必ず参りあひ奉るべく候/保元(中・古活字本)」

ろくどうまいり

ろくどうまいり [5] 【六道参り】
盆の仏迎えの行事の一。八月八〜一〇日に京都市東山の六道珍皇寺に参り,迎え鐘をついて精霊を迎える。[季]秋。

ろくどうめぐり

ろくどうめぐり [5] 【六道回り】
葬列が墓のまわりを念仏を唱えながら数回まわること。

ろくどうりんね

ろくどうりんね [5] 【六道輪廻】
〔仏〕 衆生(シユジヨウ)が自分の業(ゴウ)により,六道の間を生まれ変わり死に変わりして迷い続けること。

ろくな

ろくな [0] 【陸な・碌な】
〔形容動詞「ろく」の連体形〕
⇒ろく(陸・碌)

ろくに

ろくに [0] 【陸に・碌に】
〔形容動詞「ろく」の連用形〕
⇒ろく(陸・碌)

ろくにんぐみ

ろくにんぐみ [0] 【六人組】
〔(フランス) groupe des Six〕
第一次大戦後パリで,デュレ・オネゲル・ミヨー・タイユフェール・オーリック・プーランクの六人が結成した作曲家集団。反ロマン主義・反印象主義の立場から新しい音楽創造を目指した。

ろくにんしゅう

ろくにんしゅう [3] 【六人衆】
江戸幕府の初期に置かれた職名。定員は六名。のちの若年寄。

ろくぬすびと

ろくぬすびと [3] 【禄盗人】
才能がなく,また,仕事をせずなまけていて,高い給料をもらっている人をののしっていう語。月給泥棒。ごくぬすびと。

ろくはちぐぜい

ろくはちぐぜい [5] 【六八弘誓】
〔仏〕 阿弥陀仏の四十八願のこと。六八の誓願。

ろくはら

ろくはら 【六波羅】
(1)現在の京都市東山区松原通り付近の地名。六波羅蜜寺の所在地。平安末期には平清盛はじめ平氏一門の邸宅が並び,平氏政権の中心地となった。また,鎌倉時代にはここに六波羅探題が置かれた。
(2)「六波羅探題」の略。

ろくはらしゅご

ろくはらしゅご [5] 【六波羅守護】
六波羅探題のこと。

ろくはらたんだい

ろくはらたんだい [5] 【六波羅探題】
鎌倉幕府の職名。承久の乱後,京都の政情を監察しかつ治安を維持するために設置した,政務・軍事を統轄する執政官。南北二名を定員とし,西国諸国の訴訟を聴断するとともに,有事の際は在京人をはじめとする京都近国の御家人を指揮する権限が与えられていた。六波羅守護。六波羅殿。

ろくはらどの

ろくはらどの 【六波羅殿】
(1)京都の六波羅にあった平氏の邸宅。
(2)平清盛の異名。
(3) [2]
六波羅探題の別名。

ろくはらみつ

ろくはらみつ [4] 【六波羅蜜】
〔仏〕
〔「ろっぱらみつ」とも〕
菩薩が涅槃(ネハン)の世界に入るために修める六つの行。すなわち布施・持戒・忍辱(ニンニク)・精進・禅定(ゼンジヨウ)・智慧(般若(ハンニヤ))の各波羅蜜。六度。
→波羅蜜

ろくはらみつじ

ろくはらみつじ 【六波羅蜜寺】
京都市東山区にある真言宗智山派の寺。山号は普陀落山。951年空也が十一面観音像を刻み奉安したのに始まるという。貞治年間(1362-1368)に再興され,真言宗に改宗。西国三十三か所第一七番札所。

ろくばい

ろくばい【(五の)六倍】
six times (five).

ろくばり

ろくばり [0] 【陸梁】
小屋組の最下部にある梁。小屋梁。

ろくばん

ろくばん [0] 【肋板】
船底部を強化するため,肋骨の間に挿入する鋼板。

ろくびょうし

ろくびょうし [3] 【六拍子】
(1)六個の拍を単位とする拍子。一般には,二拍子系(二拍子の各拍を三分割したもの)と見なされる。
(2)長唄の囃子(ハヤシ)の名。手踊りなどにぎやかな踊りに用いる大鼓・小鼓の軽快なもの。

ろくふ

ろくふ [2] 【六府】
⇒六衛府(ロクエフ)

ろくふく

ろくふく 【六服】
⇒りくふく(六服)

ろくぶ

ろくぶ [2] 【六部】
「六十六部」の略。

ろくぶがさ

ろくぶがさ [4] 【六部笠】
六部のかぶった笠。藺(イ)でつくり,中央とまわりを紺木綿で包んである。

ろくぶぎょう

ろくぶぎょう [3] 【六奉行】
室町・戦国時代,武者奉行・旗奉行・長持奉行をいう。おのおの二人ずついた。

ろくぶんぎ

ろくぶんぎ [3] 【六分儀】
六〇度(円周の六分の一)の円弧と小望遠鏡・二個の平面鏡からなり,天体の高度を測るのに使う器械。船の位置を測定するのに用いる。セクスタント。

ろくぶんぎ

ろくぶんぎ【六分儀】
a sextant.→英和

ろくぶんぎざ

ろくぶんぎざ [0] 【六分儀座】
〔(ラテン) Sextans〕
獅子座(シシザ)の南にある星座。四月下旬に南中する。

ろくぶんのいちどの

ろくぶんのいちどの 【六分の一殿】
室町初期の守護大名山名氏の俗称。全国六六か国のうち,山陰諸国のほか,備後(ビンゴ)・美作(ミマサカ)・和泉・紀伊など一一か国の守護職を一族で兼ね,権勢をふるったのでいう。

ろくへい

ろくへい [2] 【六蔽】
〔仏〕 清浄な心をけがす六種の悪心。慳貪(ケンドン)・破戒・瞋恚(シンニ)・憐念・散乱・愚痴(グチ)。六蔽心。

ろくぼ

ろくぼ [2] 【六母】
六種の母。すなわち嫡母・継母・慈母・養母・庶母・乳母。りくほ。

ろくぼく

ろくぼく [0] 【肋木】
器械体操用具の一。柱の間に等間隔に多数の丸い横木を取り付けたもの。

ろくぼく

ろくぼく【肋木】
Swedish[wall]bars.

ろくまい

ろくまい [0] 【禄米】
武家時代,俸禄として支給される米。扶持(フチ)米。

ろくまく

ろくまく【肋膜】
the pleura.→英和
肋膜炎 pleurisy.→英和

ろくまく

ろくまく [0] 【肋膜】
⇒胸膜(キヨウマク)

ろくまくえん

ろくまくえん [0][4] 【肋膜炎】
⇒胸膜炎(キヨウマクエン)

ろくみ

ろくみ [2] 【六味】
(1)苦・酸・甘・辛・鹹(カン)・淡の六種の味。
(2)「六味丸」の略。「あごで追ふ蠅は―へたかるなり/柳多留 22」

ろくみがん

ろくみがん [0] 【六味丸】
江戸時代の売薬の名。六種の薬草を練って作った強壮丸薬。六味地黄丸(ジオウガン)。

ろくみゃく

ろくみゃく [2] 【六脈】
漢方で,浮・沈・虚・実・遅・数の六種の脈搏(ミヤクハク)。一切の病気はこれをみることによってわかるという。「―絶えだえに/浄瑠璃・二枚絵草紙(下)」

ろくむさい

ろくむさい 【六無斎】
〔「親も無し妻無し子無し板木無し金も無けれど死にたくも無し」という自作の歌による〕
林子平(ハヤシシヘイ)の号。

ろくめい

ろくめい [0] 【鹿鳴】
〔「詩経(小雅)」にある「鹿鳴」の詩が賓客をもてなす際に歌われたことから〕
群臣賓客を迎える宴会。また,その宴で歌われる歌。

ろくめいかん

ろくめいかん 【鹿鳴館】
東京内幸町に建てられた洋風建築の社交クラブ。イギリス人コンドルの設計で,1883年(明治16)落成。煉瓦(レンガ)造り二階建て。条約改正のため欧化主義がとられ,内外上流人の舞踏会などが催された。のち華族会館となり,1941年(昭和16)に取り壊された。

ろくめいかんじだい

ろくめいかんじだい [7] 【鹿鳴館時代】
鹿鳴館を中心に日本政府の高官や華族,欧米の外交団が宴会・舞踏会を催し,欧化主義を広めようとした明治10年代後半をいう。

ろくめいのえん

ろくめいのえん 【鹿鳴の宴】
(1)昔中国で,官吏登用試験に及第して都に上るときに催した酒宴。
(2)賓客をもてなす酒宴。

ろくめんたい

ろくめんたい【六面体】
a hexahedron.→英和
〜の hexahedral.

ろくめんたい

ろくめんたい [0] 【六面体】
六つの平面をもつ立体。立方体・直方体など。

ろくもつ

ろくもつ [2] 【禄物】
禄として賜う布帛(フハク),または金銭。

ろくもつ

ろくもつ [2][0] 【六物】
〔仏〕 比丘(ビク)の常に所持すべき六種の物。三衣と鉢・尼師壇(ニシダン)(=座具)・漉水嚢(ロクスイノウ)。
→十八物

ろくもん

ろくもん [2] 【六門】
近世,京都禁裏の四囲に設けられた六つの門。中立売御門・堺町御門・清和院御門・石薬師御門・今出川御門・乾御門をいう。

ろくもんせん

ろくもんせん [0] 【六文銭】
⇒六連銭(ロクレンセン)

ろくやおん

ろくやおん ロクヤヲン 【鹿野苑】
インド北部,バラナシ郊外のサールナートの地。釈迦が悟りを開いてのち,初めて説法した所。鹿苑。鹿(シカ)の苑(ソノ)。鹿の園生(ソノウ)。

ろくやた

ろくやた 【六弥太】
〔豆腐の意の女房詞「おかべ」を源義経の家臣岡部六弥太にかけた語〕
豆腐。やた。

ろくやね

ろくやね [0] 【陸屋根】
勾配(コウバイ)のきわめてゆるやかな,ほぼ水平に近い屋根。りくやね。

ろくやまち

ろくやまち [0] 【六夜待ち】
「二十六夜待ち」に同じ。

ろくゆ

ろくゆ [2] 【六喩】
〔仏〕 この世のはかないことにたとえられる六種のもの。「金剛経」では夢・幻・泡・影・露・電。「維摩経」では幻・電・夢・炎・水中月・鏡中像。りくゆ。

ろくよう

ろくよう [0] 【六葉】
六角形の飾り金物。六枚の葉を模様化したもの。扉・長押(ナゲシ)・懸魚(ゲギヨ)などで釘(クギ)隠しに用いる。
六葉[図]

ろくよう

ろくよう [0] 【六曜】
太陰太陽暦で,吉凶を定める基準となる六つの日。すなわち,先勝(センシヨウ)・友引・先負(センブ)・仏滅・大安・赤口(シヤツコウ)の六つの星にあたる日。六輝(ロツキ)。六曜星。
→六曜[表]

ろくよく

ろくよく [0] 【六欲・六慾】
〔仏〕 異性に対して生ずる六つの欲。すなわち,色欲・形貌(ギヨウミヨウ)欲・威儀姿態欲・語言音声欲・細滑欲・人相欲をいう。

ろくよくてん

ろくよくてん [4] 【六欲天】
〔仏〕 欲界に属する六種の天上界。四王天・忉利(トウリ)天・夜摩(ヤマ)天・兜率(トソツ)天・楽変化(ラクヘンゲ)天・他化自在(タケジザイ)天の総称。六天。

ろくれい

ろくれい 【六礼】
⇒りくれい(六礼)

ろくれき

ろくれき [2][0] 【六暦】
日本で用いられた六種の陰陽暦。すなわち,天嘉暦・儀鳳暦・大衍暦(タイエンレキ)・五紀暦・宣明暦・貞享暦をいう。

ろくれんせん

ろくれんせん [0] 【六連銭】
家紋の一。六枚の銭を図案化したもの。信州真田家の家紋として知られる。六文銭。
六連銭[図]

ろくろ

ろくろ【轆轤】
a lathe (旋盤);→英和
a potter's wheel (陶工の).轆轤細工 turnery.→英和

ろくろ

ろくろ [0][1][3] 【轆轤】
(1)回転運動を利用する装置の総称。
 (ア)陶磁器成形用の旋盤。回転する盤上に陶土を置いて,旋回させながら成形するもの。轆轤台。
 (イ)「轆轤鉋(ロクロガンナ)」の略。
 (ウ)重い物などを引いたり上げたりするのに用いる滑車。
 (エ)井戸の上部の横木に取り付け,縄をかけて釣瓶(ツルベ)を上下させる滑車。
 (オ)(「絞車」とも書く)大型和船の艫(トモ)やぐらの内部に付けて,帆・荷物・碇(イカリ)などの上げ下ろしに用いる船具。
(2)唐傘の中央の部分で,骨を束ねている所。

ろくろうそう

ろくろうそう [3] 【六老僧】
(1)真宗で,親鸞の六人の高弟。すなわち明光・明空(または専海)・源海・源誓・了海・了源。
(2)日蓮宗で,日蓮の六人の高弟。すなわち日昭・日朗・日興・日向・日頂・日持。

ろくろがんな

ろくろがんな [4] 【轆轤鉋】
軸の端に刃物を取り付け,軸を回転させて材料を丸く削ったり穴をあけたりする機械。回し錐(ギリ)。ろくろがな。

ろくろぎ

ろくろぎ [3] 【轆轤木】
エゴノキの別名。

ろくろぎり

ろくろぎり [3] 【轆轤錐】
「舞錐(マイギリ)」に同じ。

ろくろく

ろくろく [0] 【碌碌】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)平凡なさま。役に立たないさま。何事もなし得ないさま。「我輩の生涯なぞは実に―たるものだ/破戒(藤村)」
(2)石などがころがっているさま。「生命,尚ほ且つ之に恋着す可らず。況んや―たる金塊,翻々たる楮片に於てをや/福翁百話(諭吉)」

ろくろく

ろくろく [0] 【轆轆】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)車が音を立てて走るさま。「車馬の声が―として聞える/浮雲(四迷)」
(2)馬のいななくさま。「嘶ふる声は―として/浄瑠璃・大磯虎」

ろくろく

ろくろく [0] 【陸陸・碌碌】
〔「碌碌」は当て字〕
■一■ (副)
(下に打ち消しの語を伴って)十分には。ろくに。ろくすっぽ。「―勉強もしないで試験を受けた」「―挨拶もできない」
■二■ (形動)
十分に満足できるさま。「せめて三日は―に寝物語もあれかしと/浄瑠璃・重井筒(上)」

ろくろくび

ろくろくび [3] 【轆轤首】
首が非常に長く,自由に伸び縮みするという化け物。ろくろっくび。

ろくろくび

ろくろくび【轆轤首】
a long-necked monster.

ろくろざいく

ろくろざいく [4] 【轆轤細工】
轆轤鉋(ガンナ)を用いて器物を作ること。また,その細工物。轆轤びき。挽(ヒ)き物細工。

ろくろし

ろくろし [3] 【轆轤師】
轆轤細工をする職人。挽き物師。

ろくろだい

ろくろだい [0][3] 【轆轤台】
「轆轤{(1)
 (ア)}」に同じ。

ろくろめ

ろくろめ [3] 【轆轤目】
轆轤作りの陶器の表面にみられる周回条痕(ジヨウコン)。

ろぐい

ろぐい [0] 【櫓杭】
和船の櫓床に設ける小さな杭。櫓の入子(イレコ)にはめて,櫓を支える堅材の小突起。櫓臍(ロベソ)。

ろけん

ろけん [0] 【路肩】
⇒ろかた(路肩)

ろけん

ろけん [0] 【露見・露顕】 (名)スル
悪事や秘密などがばれること。顕露。「陰謀が―する」

ろけん

ろけん【露見する】
be discovered[detected,found out].

ろげつ

ろげつ 【露月】
⇒石井(イシイ)露月

ろげんぼう

ろげんぼう 【盧元坊】
(1688-1747) 江戸中期の俳人。俗名,仙石与兵衛。美濃の人。各務支考の後継者で美濃派の礎を築く。

ろこう

ろこう [0] 【露光】 (名)スル
「露出{(2)}」に同じ。

ろこう

ろこう ロカウ 【路考】
歌舞伎俳優瀬川菊之丞の代々の俳号。

ろこう

ろこう 【呂后】
⇒りょこう(呂后)

ろこうきょう

ろこうきょう 【盧溝橋】
中国の北京市郊外の永定河にかかる橋。1937年(昭和12)7月7日夜,日中両軍が衝突し,日中戦争の発端となった。ルーコー-チャオ。
〔「蘆溝橋」とも書かれた〕

ろこうけい

ろこうけい [0] 【露光計】
⇒露出計(ロシユツケイ)

ろこうちゃ

ろこうちゃ ロカウ― [2] 【路考茶】
染め色の名。黄みを帯びた青茶色。江戸中期に流行。歌舞伎俳優二世瀬川菊之丞(俳号路考)が舞台でしばしば用いたといわれる。

ろこく

ろこく [1] 【露国・魯国】
ロシアのこと。

ろこつ

ろこつ [0] 【露骨】 (名・形動)[文]ナリ
〔戦場に骨をさらす意〕
感情や本心をむきだしに示す・こと(さま)。あからさま。「―に悪口を言う」「―な表現」
[派生] ――さ(名)

ろこつ

ろこつ【露骨な】
plain;→英和
blunt;→英和
indecent (下品な).→英和
〜に言えば to be plain[frank]with you;to put it plainly.

ろこん

ろこん [0] 【露根】
地上に現れ出た木の根。ねあがり。

ろご

ろご [1] 【露語】
ロシア語。

ろざ

ろざ [1] 【炉座】
〔(ラテン) Fornax〕
一二月下旬の宵に南中する星座。日本からは南の地平線近くに見えるが目立った星はない。

ろざ

ろざ [1] 【露座・露坐】 (名)スル
屋根のない所にすわること。「―の大仏」「売卜者が街頭に―して/八十日間世界一周(忠之助)」

ろざし

ろざし [0] 【絽刺(し)】
日本刺繍の一。絽織りの布地の透き目に糸を刺して模様を表すもの。ハンドバッグ・財布・帯などに用いる。

ろざん

ろざん 【廬山】
中国,江西省北部の九江の南にある山。海抜1548メートル。北に長江,南に鄱陽(ハヨウ)湖を望む景勝地。仏教,特に浄土教の霊山で,四世紀末に慧遠(エオン)が白蓮社をつくった所。朱熹(シユキ)の講学地として知られた白鹿洞書院,白楽天の詩に名高い香炉峰などがある。匡山(キヨウザン)。匡廬山。ルー-シャン。

ろざん=の真面目(シンメンモク)

――の真面目(シンメンモク)
〔蘇軾の詩〔題西林壁」より。廬山の山容は見る方向で全く変わって見えることから〕
物事の奥深く,はかり知れないことをたとえていう語。

ろざんじ

ろざんじ 【廬山寺】
京都市上京区寺町通にある円浄宗の本山。938年良源の創建。中国の廬山にならって蓮社を結び,天台・浄土・律・真言の道場となったが,現在は天台宗系。応仁の乱によって焼失後,現地に再興。廬山天台講寺。

ろし

ろし [1] 【炉址】
住居の屋内で火を焚いた跡。旧石器時代から見られるが,縄文前期から古墳時代までに一般化する。石囲い炉・埋甕炉・地床炉の種がある。

ろし

ろし [1] 【濾紙】
液体を濾過するときに用いる多孔質の紙。こしがみ。濾過紙。

ろし

ろし [0] 【露積】
⇒ろせき(露積)

ろし

ろし 【路次】
⇒ろじ(路次)

ろしゃ

ろしゃ [1] 【盧舎】
小さな家。小屋。いおり。

ろしゅう

ろしゅう 【呂州】 ・ ―シユウ 【呂衆】
〔「風呂衆」の略〕
風呂屋にやとわれて売春をした女。湯女(ユナ)。「女蘭・夫蘭は―の姿・白とながめて白牡丹/浄瑠璃・生玉心中(上)」

ろしゅう

ろしゅう [0] 【蘆洲】
アシの茂っている洲(ス)。

ろしゅく

ろしゅく [0] 【露宿】 (名)スル
屋外に寝ること。野宿。「山中に―する方法/日本風景論(重昂)」

ろしゅつ

ろしゅつ【露出】
(an) exposure.→英和
〜する expose;→英和
be exposed;crop out (鉱床が).〜した exposed;bare;→英和
naked.→英和
‖露出計 an exposure meter.露出症 exhibitionism.露出不足(過度) underexposure (overexposure).

ろしゅつ

ろしゅつ [0] 【露出】 (名)スル
(1)おおわずにあらわに出すこと。あらわになること。「大胆に肌を―する」「―鉱床」「―狂」
(2)写真機で,シャッターを開いてフィルムや乾板に光を当てること。露光。「―時間」

ろしゅつえき

ろしゅつえき [3] 【濾出液】
血液の液体成分の一部が血管壁からしみ出て,組織の間隙(カンゲキ)あるいは体腔(タイコウ)中に蓄積したもの。タンパク質や固型物質はほとんど含まない。循環障害の際起こる。

ろしゅつけい

ろしゅつけい [0] 【露出計】
写真をとるとき,露出量を測る器具。露光計。

ろしゅつしょう

ろしゅつしょう [0] 【露出症】
性行動の異常の一。異性に自分の裸体・性器などを露出して見せ,その反応を見て快感を覚える。

ろしょう

ろしょう [1] 【蘆笙】
アシの茎を管にした笙。古くから中国南方の諸民族が用いた。

ろしょう

ろしょう [0] 【路床】
道路を舗装するとき,地面を削って地ならしをした地盤。

ろしょう

ろしょう 【呂尚】
⇒りょしょう(呂尚)

ろしょう

ろしょう [0] 【露礁】
水面上に露出している海中の岩石または珊瑚(サンゴ)礁。

ろしょうりん

ろしょうりん 【盧照鄰】
中国初唐の詩人。号は幽憂子。幽州(河北省)の人。駢文に長じ,華麗な歌行体によって名を馳せた。初唐四傑の一。代表作「長安古意」。生没年未詳。

ろしん

ろしん [0] 【炉心】
原子炉で核分裂連鎖反応が起こっている部分。核燃料・減速材・冷却材・制御材などから構成される。

ろしんひみつきょうてい

ろしんひみつきょうてい 【露清秘密協定】
1896年モスクワにおいて,清の李鴻章(リコウシヨウ)とロシア外相ロバノフ,蔵相ウィッテとの間で結ばれた秘密条約。日本の侵略に対する相互援助,東清鉄道の敷設権のロシアへの付与などを約した。露清密約。李-ロバノフ条約。

ろしんようゆう

ろしんようゆう [4] 【炉心溶融】
冷却材の流出などにより炉心が高温になって核燃料が溶ける現象。原子炉事故で最も危険。メルト-ダウン。

ろじ

ろじ [1] 【路地】
家と家との間の狭い通路。「横丁の―を抜ける」「―裏」

ろじ

ろじ 【路次】
〔「ろし」とも〕
みちすじ。道すがら。途次。「輿にのせて―を過る/太平記 5」「―スガラ語ル/日葡」

ろじ

ろじ【路地】
an alley;→英和
a lane.→英和
路地裏 a back alley.

ろじ

ろじ [1] 【露地】
(1)屋根などのおおいのない地面。「―で栽培する」「―いちご」
(2)門内・庭内などの細い道。「―の枝折り戸」
(3)茶室に付属した庭。待合・腰掛け・蹲踞(ツクバイ)・雪隠(セツチン)などを設ける。露地庭。茶庭。
〔「路地」とも書く〕

ろじあんどん

ろじあんどん ロヂ― [3] 【露地行灯】
夜咄(ヨバナシ)の茶事や暁の茶事のとき,露地に置く行灯。

ろじうら

ろじうら ロヂ― [0] 【路地裏】
表通りに面していない所。また,路地の奥。

ろじがさ

ろじがさ ロヂ― [3] 【露地笠】
茶の湯で,雨天の際に待合から本席に行く間に用いる大形の笠。竹の皮で作り,直径二尺六寸一分(約79センチメートル)がきまり。数寄屋笠(スキヤガサ)。

ろじげた

ろじげた ロヂ― [2] 【露地下駄】
茶室の露地の出入りに履く下駄。多くは杉の台に竹の皮の鼻緒。雨や雪の際,草履の代わりに用いる。

ろじさいばい

ろじさいばい ロヂ― [3] 【露地栽培】
(温室やフレームを用いないで)普通の畑で花や野菜を栽培すること。

ろじさいばい

ろじさいばい【露地栽培の】
<roses> grown out of doors.

ろじぞうり

ろじぞうり ロヂザウリ [3] 【露地草履】
茶室の露地を通るときにはく草履。屩靪(タチハメ)。

ろじてがた

ろじてがた [3] 【路次手形】
⇒宿継(シユクツ)ぎ手形(テガタ)

ろじにわ

ろじにわ ロヂニハ [2] 【露地庭】
「露地」に同じ。

ろじもん

ろじもん ロヂ― [2] 【露地門】
露地の入り口にある門。

ろじゅん

ろじゅん [0] 【蘆笋・蘆筍】
「蘆錐(ロスイ)」に同じ。

ろじょう

ろじょう【路上で】
on[in]the street[road].→英和
路上生活者 homeless people.

ろじょう

ろじょう [0] 【露場】
気温・湿度・降水量・蒸発量など地上気象観測を行うために特別に整備した屋外の場所。普通,日光の反射や雨のはねかえりを防ぐため芝生が植えられ,約6千平方メートル以上の広さで設けられる。

ろじょう

ろじょう [0] 【路上】
道の上。道のほとり。

ろじん

ろじん [1][0] 【露人・魯人】
ロシア人。

ろじん

ろじん 【魯迅】
(1881-1936) 中国の文学者。浙江省出身。本名は周樹人,字(アザナ)は予才。初め日本に留学して医学を志したが,のち文学に転じた。「狂人日記」「阿 Q 正伝」など数々の小説・詩・散文を発表して社会悪の根源をえぐりだした。中国左翼作家連盟の中心として各派と激しく論争を展開。著作集「吶喊(トツカン)」「彷徨」「野草」など。ルーシュン。

ろじんつう

ろじんつう 【漏尽通】
〔仏〕 六神通(ロクジンズウ)の一。煩悩(ボンノウ)を打ち消して悟りの境地に至っていることを知る超人的能力。

ろすい

ろすい [0] 【蘆錐】
〔形が錐(キリ)に似るところからいう〕
あしの若芽。あしかび。蘆笋(ロジユン)。

ろすい

ろすい 【鷺水】
⇒青木(アオキ)鷺水

ろすい

ろすい [0] 【濾水】
水を濾過すること。「―装置」

ろず

ろず 【蘆頭】
薬用植物の根や茎で,薬用にならない部分。[運歩色葉集]

ろせい

ろせい [0] 【櫓声】
櫓をこぐ音。櫓の音。

ろせいのゆめ

ろせいのゆめ 【盧生の夢】
⇒邯鄲(カンタン)の夢(ユメ)

ろせうるし

ろせうるし [3] 【蝋瀬漆】
水分を蒸発させた瀬しめ漆に蝋色(ロイロ)漆をまぜたもの。研ぎ出し蒔絵(マキエ)に用いる。

ろせき

ろせき [0] 【露積】
屋外に物を積んでおくこと。ろし。

ろせき

ろせき [0] 【鹵石】
ハロゲン化物からなる鉱物の総称。岩塩・蛍石・氷晶石など。

ろせつ

ろせつ 【蘆雪】
⇒長沢(ナガサワ)蘆雪

ろせん

ろせん 【露沾】
⇒内藤(ナイトウ)露沾

ろせん

ろせん [0] 【路線】
(1)自動車・鉄道・航空機が運行される経路を線として表示したもの。海上運送では航路という。
(2)始点から経過地を通り終点にいたる道路の位置を示す線。
(3)政党などの掲げる運動の方向。「反核平和―」

ろせん

ろせん【路線】
a route;→英和
a line.→英和

ろせん

ろせん [0] 【路銭】
旅行の費用。旅費。路銀。

ろせんか

ろせんか [2] 【路線価】
国税庁が相続税や贈与税を課する際の基準として評定した,市街地の道路に面した土地の評価額。

ろせんバス

ろせんバス [4] 【路線―】
一定の道筋に沿って時刻表に従って運転される乗り合い自動車。定期バス。

ろそくたい

ろそくたい [3] 【路側帯】
歩道の設けられていない道路で,歩行者の通行のため,道路標示によって区画された部分。

ろたい

ろたい [0] 【露胎】
陶磁器で,釉(ウワグスリ)が掛からずに胎土が現れていること。

ろたいぐ

ろたいぐ 【盧大愚】
⇒ノ=テウ

ろたん

ろたん [0] 【露探】
日露戦争の頃の,ロシアの軍事スパイ。

ろだい

ろだい【露台】
a balcony.→英和

ろだい

ろだい [0] 【露台】
(1)屋根のない台。
(2)建物の外面に張り出した,屋根のない平らな所。バルコニー。テラス。[季]夏。《―なる一人の女いつまでも/虚子》
(3)紫宸殿(シシンデン)と仁寿殿(ジジユウデン)との間の,屋根のない床張りの舞台。

ろだたみ

ろだたみ [2] 【炉畳】
茶室で,炉の切ってある畳。

ろちょう

ろちょう [0] 【顱頂】
頭のてっぺん。頭頂。

ろちょうこつ

ろちょうこつ [2] 【顱頂骨】
⇒頭頂骨(トウチヨウコツ)

ろちりめん

ろちりめん [2][0] 【絽縮緬】
絽のようにすき目のある縮緬。

ろっか

ろっか ロククワ [1] 【六花】
〔六弁の花の意から〕
雪の異名。りっか。

ろっかい

ろっかい ロク― [3][0] 【六界】
〔仏〕
(1)「六大(ロクダイ)」に同じ。
(2)「六道(ロクドウ)」に同じ。

ろっかく

ろっかく ロク― [0] 【鹿角】
(1)鹿(シカ)のつの。
(2)鹿の角(ツノ)形の鉄製の武具。引っかけて引き寄せるのに用いた。「敵―を以て,既に塀を引破らんとす/太閤記」

ろっかく

ろっかく【六角(形)】
a hexagon.→英和
〜の hexagonal.

ろっかく

ろっかく ロク― [4] 【六角】
(1)角が六つあること。
(2)「六角形」の略。

ろっかく

ろっかく ロクカク 【六角】
姓氏の一。

ろっかくけい

ろっかくけい ロク― [3][4] 【六角形】
六つの辺で囲まれた平面図形。

ろっかくさい

ろっかくさい ロク― 【鹿角砦】
逆茂木(サカモギ)の別名。

ろっかくさい

ろっかくさい ロク― [4] 【鹿角菜】
フノリの別名。

ろっかくししきもく

ろっかくししきもく ロクカク― 【六角氏式目】
六角義治と父義賢の制定した分国法。1567年成立。重臣との合議により制定され,主従がこの法の遵守を誓うという特異な形式をとる。売買法・訴訟手続法・年貢収納法など民事規定が多い。義治式目。

ろっかくしすい

ろっかくしすい ロクカク― 【六角紫水】
(1867-1950) 漆芸家。広島県生まれ。本名注多良(チユウタロウ)。東京美術学校教授。古くからの漆工技術を研究し,漆工界に貢献。

ろっかくどう

ろっかくどう ロク―ダウ 【六角堂】
京都市中京区にある寺,頂法寺の通称。本堂が六角形なのでいう。聖徳太子の開基。親鸞が参籠中に霊夢を感じて法然に帰依した。

ろっかくよしかた

ろっかくよしかた ロクカク― 【六角義賢】
(1521-1598) 戦国時代の武将。法名は承禎。近江観音寺城に拠(ヨ)って,将軍足利義晴・義輝を支援,三好長慶に抗した。のち,将軍義昭を擁して上洛する織田信長と敵対,1570年降伏。

ろっかしゅう

ろっかしゅう ロクカシフ [3] 【六家集】
新古今時代の六人の歌人の家集の総称。すなわち,藤原俊成の「長秋詠藻」,西行の「山家集」,藤原定家の「拾遺愚草」,藤原良経の「秋篠月清集」,藤原家隆の「壬二(ミニ)集」,慈円の「拾玉集」。りっかしゅう。

ろっかしょ

ろっかしょ ロクカシヨ 【六ヶ所】
青森県北東部,上北郡の村。下北半島の基部に位置し,太平洋に面する。むつ小川原開発の拠点。

ろっかせん

ろっかせん ロク― [3] 【六歌仙】
(1)古今集の序に名をあげられた六人の歌人。在原業平(アリワラノナリヒラ)・僧正遍昭(ソウジヨウヘンジヨウ)・喜撰法師・大友黒主・文屋康秀・小野小町。
(2)六歌仙を主題とした絵。
(3)六歌仙絵の人物が足を出したり膝を立てたりしていることから,行儀の悪いさま。「その品々の座住居(イズマイ)は―めく唄妓の気まま/人情本・辰巳園(初)」
(4)六歌仙を主題とした歌舞伎舞踊の通称。「化粧(ヨソオイ)六歌仙」「六歌仙容彩(スガタノイロドリ)」「六歌仙狂画墨塗(キヨウガノスミヌリ)」など。
(5)歌舞伎舞踊の一。長唄・清元・義太夫・大薩摩。五変化舞踊。本名題「六歌仙容彩(スガタノイロドリ)」。松本幸二作詞。1831年江戸中村座初演。平安時代の六歌仙を江戸の世界に移して舞踊化したもの。現在は「文屋」「喜撰」が独立して上演されることが多い。

ろっかん

ろっかん ロククワン [0] 【六官】
⇒りくかん(六官)

ろっかん

ろっかん ロク― [0] 【肋間】
あばら骨の間。肋骨と肋骨の間。

ろっかん

ろっかん【六感】
⇒第六(感).

ろっかん

ろっかん【肋間神経痛】
intercostal neuralgia.

ろっかん

ろっかん ロク― [0] 【六感】
「第六感(ダイロツカン)」に同じ。

ろっかんしんけい

ろっかんしんけい ロク― [5] 【肋間神経】
胸椎から出て肋骨の下に沿って胸部の筋群および皮膚に分布する脊髄神経。左右一二対ある。

ろっかんしんけいつう

ろっかんしんけいつう ロク― [0][7] 【肋間神経痛】
肋間神経の疼痛(トウツウ)。肋間神経が圧迫・癒着などの影響を受けると,神経の走っている部分に沿って痛みが起こる。

ろっかんのん

ろっかんのん ロククワンオン [3] 【六観音】
⇒ろくかんのん(六観音)

ろっかクロム

ろっかクロム ロクカ― [5] 【六価―】
酸化数が六のクロムを含む化合物・イオン。三酸化クロム・クロム酸塩など。酸化力・毒性が強い。皮膚に触れると潰瘍を起こし,体内に入れば肝臓障害・肺癌などを起こす。鍍金(メツキ)工場,クロム化合物製造工場などの廃液による水質汚染が社会問題となった。

ろっき

ろっき ロク― [1] 【六器】
〔仏〕 密教法具の一。水・香・華鬘(ケマン)を盛る金銅製の器。火舎の左右に三個ずつ置く。

ろっき

ろっき ロク― [1] 【六輝】
⇒六曜(ロクヨウ)

ろっき

ろっき ロク― [1] 【六気】
(1)天地間の六種の気。陰・陽・風・雨・晦・明。または寒・暑・燥・湿・風・火。りっき。
(2)人間の六種の感情。すなわち,好・悪・喜・怒・哀・楽。りっき。

ろっきょう

ろっきょう ロクキヤウ [0] 【六境】
〔仏〕 認識判断を行う眼・耳・鼻・舌・身・意のそれぞれの対象となる六つの領域。すなわち,色境・声境・香境・味境・触境・法境の六つ。心の清浄を汚すことから六塵(ロクジン)ともいう。六つの塵(チリ)。六賊。

ろっきょく

ろっきょく ロク― 【六極】
⇒りっきょく(六極)

ろっきょく

ろっきょく ロク― [0] 【六曲】
屏風が,六枚折りであること。「―一双(イツソウ)」

ろっきん

ろっきん ロク― [0] 【六禁】
散斎(アライミ)の際に禁じられている六つの行為。喪を弔う,病人を見舞う,肉食する,死刑を執行する,裁判を行う,音楽を奏する,の六つ。六色の禁忌。

ろっく

ろっく ロク― [1] 【六垢】
〔仏〕 心を汚す六種の煩悩(ボンノウ)。すなわち,誑・諂・憍・悩・恨・害。

ろっく

ろっく ロクク 【六区】
東京都台東区,浅草寺南西部の演芸場・映画館などが集中する盛り場。もと浅草公園六区中の第六区の地域であったのでいう。

ろっけい

ろっけい ロク― [0] 【六経】
⇒りくけい(六経)

ろっけつ

ろっけつ ロク― [0] 【六穴】
人体にある六種のあな。口・目・耳・鼻および肛門と陰部。

ろっけん

ろっけん ロク― [0] 【禄券】
明治維新後,それまでの俸禄の代わりに大名や士分に与えられた政府の公債証書。

ろっこうさんち

ろっこうさんち ロクカフ― 【六甲山地】
兵庫県神戸市・芦屋市の背後に連なる山地。東西約30キロメートル,南北約10キロメートル。最高峰は東六甲山(海抜931メートル)。他に鉄拐(テツカイ)山・摩耶(マヤ)山などがある。阪神第一の観光・保養地。

ろっこうざき

ろっこうざき ロクカウ― 【禄剛崎】
石川県珠洲(スズ)市,能登半島北東端の小岬。禄剛崎灯台,基部に狼煙(ノロシ)漁港がある。

ろっこく

ろっこく ロク― 【六国】
⇒りっこく(六国)

ろっこく

ろっこく ロク― [0] 【六穀】
六種の重要な穀物。稲・粱(オオアワ)・菽(マメ)・麦・黍(モチキビ)・稷(タカキビ)の称。りくこく。

ろっこつ

ろっこつ ロク― [0] 【肋骨】
(1)背骨と胸骨とに付いて胸郭を形成する弓形の長骨。左右一二対あり,胸部の器官を保護する。あばらぼね。
(2)船体の外形を形作る肋骨状の骨組み。
(3)旧陸軍の軍服の胸の部分に付けた飾りひも。

ろっこつ

ろっこつ【肋骨】
a rib;→英和
a frame (船の).→英和

ろっこん

ろっこん ロク― [0][1][3] 【六根】
〔仏〕 感覚や意識をつかさどる六つの器官とその能力。すなわち眼根(ゲンコン)・耳根(ニコン)・鼻根・舌根・身根・意根の総称。六つの根。

ろっこんざいしょう

ろっこんざいしょう ロク―シヤウ [5] 【六根罪障】
〔仏〕 六根迷妄によって生じた成仏の障害となる罪業。

ろっこんしょうじょう

ろっこんしょうじょう ロク―シヤウジヤウ [1][1][0] 【六根清浄】
(1)六根の執着を断ち,清浄な精神を所有し霊妙な術を修得すること。六根浄。
(2)山参りの修行者や登山者などの唱える言葉。

ろっこんじざい

ろっこんじざい ロク― [0] 【六根自在】
〔仏〕 心の欲するままに行なっても,六根が罪障を生じることのない境地。六根が罪障から解き放たれて,自在であること。

ろっこんじょう

ろっこんじょう ロク―ジヤウ [3] 【六根浄】
「六根清浄(ロツコンシヨウジヨウ){(1)}」に同じ。

ろっぱく

ろっぱく ロクハク [0] 【六白】
陰陽道(オンヨウドウ)の九星の一。五行では金に属し,本位は乾(ケン)(西北)とする。

ろっぱてつがく

ろっぱてつがく ロクハ― [5][4] 【六派哲学】
インドのバラモン教における六つの哲学学派,すなわちバイシェーシカ・ベーダンタ・サーンキヤ・ニヤーヤ・ミーマーンサー・ヨーガ。

ろっぱらみつ

ろっぱらみつ ロクハラミツ 【六波羅蜜】
⇒ろくはらみつ(六波羅蜜)

ろっぴゃくばんうたあわせ

ろっぴゃくばんうたあわせ ロクヒヤクバンウタアハセ 【六百番歌合】
歌合。1193年藤原良経の主催。判者は藤原俊成。詠者は藤原定家・藤原家隆ら一二人。各一〇〇首計一二〇〇首を左右に番(ツガ)えたもの。円熟期の俊成の歌論と当時の歌壇の状況を知る上で重要。

ろっぴゃくばんちんじょう

ろっぴゃくばんちんじょう ロクヒヤクバンチンジヤウ 【六百番陳状】
歌論書。一巻。顕昭(ケンシヨウ)著。1194年頃成立か。六百番歌合における藤原俊成の判に対して,顕昭が異論を唱えた文書。御子左(ミコヒダリ)家(俊成)と六条家(顕昭)の対立を背景に書かれた。顕昭陳状。

ろっぴゃくろくごう

ろっぴゃくろくごう ロクヒヤクロクガウ [6] 【六百六号】
(1)サルバルサンの俗名。
(2)梅毒や性病をいう俗語。

ろっぷ

ろっぷ ロクフ [1][0] 【六腑】
漢方でいう六つの内臓。すなわち,大腸・小腸・胆・胃・三焦・膀胱(ボウコウ)。「五臓―」

ろっぺんちょう

ろっぺんちょう [0] 【ろっぺん鳥】
ウミガラスの別名。

ろっぺん鳥

ろっぺんちょう [0] 【ろっぺん鳥】
ウミガラスの別名。

ろっぽう

ろっぽう ロクハフ [0][1] 【六法】
(1)現行成文法中の六大法典。すなわち,憲法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法。
(2)中国南斉の謝赫(シヤカク)の撰した「古画品録」の中に説かれた作画・鑑賞の基本になる六つの規範。気韻生動・骨法用筆・応物象形・随類賦彩・経営位置・伝模移写をいう。りくほう。

ろっぽう

ろっぽう【六法全書】
a compendium of laws;a statute book.

ろっぽう

ろっぽう ロクハウ 【六方】
□一□ [3][1]
六つの方向。東西南北の四方と天地をいう。
□二□ [1]
(「六法」とも書く)
(1)歌舞伎の演技の一形式。荒事芸の一で,歩く動作を様式化したもの。初めは出の芸として,現在では引っ込みの芸として演じられる。「飛び六方」「狐(キツネ)六方」「丹前六方」など種類が多い。古くは丹前・だんじりなどとも呼ばれた。「―を踏む」
(2)侠客。旗本奴(ヤツコ)。町奴。
(3)「六方組」の略。

ろっぽうかいめん

ろっぽうかいめん ロクハウ― [5] 【六放海綿】
海綿動物の一綱。体は放射相称的で,管状・漏斗状をなす。骨片はケイ酸を主成分とする。深海に多い。ホッスガイ・カイロウドウケツなど。ケイ質海綿。

ろっぽうぐみ

ろっぽうぐみ ロクハウ― [0] 【六方組】
万治・寛文(1658-1673)頃,江戸市中で勢力のあった旗本奴の六つの団体。鉄砲組・笊籬(ザル)組・鶺鴒(セキレイ)組・吉屋組・大小神祇組・唐犬組。

ろっぽうことば

ろっぽうことば ロクハウ― [5] 【六方詞】
六方組などが用いた特殊な言葉遣い。「涙」を「なだ」,「事だ」を「こんだ」,「冷たい」を「ひやつこい」という類。奴詞(ヤツココトバ)。

ろっぽうさいみつじゅうてん

ろっぽうさいみつじゅうてん ロクハウ― [9] 【六方最密充填】
最密充填構造の一。平面上に剛球を密に並べてできる層を積み重ねて三層目の球が一層目の球の真上にくる構造で,六方晶系の格子を形づくる。ベリリウム・マグネシウムなどの金属の結晶構造に見られる。
→最密充填構造

ろっぽうしゅう

ろっぽうしゅう ロクハウ― [3] 【六方衆】
中世,興福寺の僧兵。

ろっぽうしょうけい

ろっぽうしょうけい ロクハウシヤウ― [5] 【六方晶系】
結晶系の一。互いに六〇度で交わる長さの等しい三本の結晶軸が一平面上にあって,これらの交点で垂直な長さの異なる一本の結晶軸をもつもの。水晶・石墨・緑柱石・霞石・リン灰石などがこれに属する。

ろっぽうせき

ろっぽうせき ロクハウ― [3] 【六方石】
〔六角柱状をしていることから〕
水晶の別名。

ろっぽうぜんしょ

ろっぽうぜんしょ ロクハフ― [5] 【六法全書】
六法{(1)}などの主な法令を収録した書物。

ろっぽうはいかい

ろっぽうはいかい ロクハウ― [5] 【六方俳諧】
町奴や武家奴が使用する六方詞を使用して詠んだ俳諧。万治・寛文(1658-1673)頃,江戸で流行。奴(ヤツコ)俳諧。

ろっぽうむき

ろっぽうむき ロクハウ― [0] 【六方剥き】
サトイモなど球形の材料の皮の剥き方。上下を切り落とし,その切断面が正六角形になるように剥く。

ろっぽんぎ

ろっぽんぎ ロクホンギ 【六本木】
東京都港区中央部の地名。外国公館が多い。第二次大戦後,繁華街として発展。

ろつう

ろつう 【路通】
(1649-1738) 江戸中期の俳人。八十村(ヤソムラ)氏,また斎部(インベ)氏。蕉門に入るが,奇行が多く,同門間の反発を買った。編著「俳諧勧進幉(チヨウ)」「芭蕉翁行状記」など。

ろづく

ろづく [0] 【櫓杆】
櫓腕の上端の櫓柄(ロヅカ)に直角に取り付けてある小突起。櫓柄と櫓杆を握って船を漕(コ)ぐ。

ろづな

ろづな [0] 【櫓綱】
船床と櫓杆(ロヅク)をつなぐ綱。早緒(ハヤオ)。

ろてい

ろてい [0] 【路程】
みちのり。行程。旅程。「一日の―」

ろてい

ろてい【路程】
(a) distance.→英和

ろてい

ろてい [0] 【露呈】 (名)スル
隠していたものをあからさまにあらわすこと。また,あからさまになること。「閣内不統一を―する」「弱点を―する」

ろてい

ろてい【露呈する】
reveal;→英和
expose.→英和

ろていけい

ろていけい [0] 【路程計】
自動車などの走行計。

ろてき

ろてき [0] 【蘆笛】
蘆(アシ)の葉を巻いて作った笛。あしぶえ。

ろてき

ろてき [0][1] 【蘆荻】
あしとおぎ。

ろてん

ろてん [0] 【露店】
道端や寺社の境内で,ござなどの上に品物を並べて売る店。大道店。「祭礼で―が出る」

ろてん

ろてん【露店】
a stall;→英和
a booth.→英和
‖露店街 open-air stall quarters.露店商人 a stallkeeper;a street vendor.

ろてん

ろてん [0] 【露点】
水蒸気を含んだ空気を,気圧を変えずにその温度を下げ,飽和に達して凝結し始める温度。露点温度。

ろてん

ろてん【露点】
the dew point.

ろてん

ろてん [0] 【露天】
屋根のないところ。野外。野天(ノテン)。「―で働く」

ろてん

ろてん【露天で】
in the open (air);→英和
out of doors.‖露天ぶろ an open-air bath.

ろてんおんど

ろてんおんど [4] 【露点温度】
⇒露点

ろてんけい

ろてんけい [0] 【露点計】
露点を計る器具。空中に金属板をさらし,これを冷却してゆき,その表面に露を結ぶ温度を計る。湿度の測定に用いる。露点湿度計。

ろてんしょう

ろてんしょう [2] 【露天商】
店舗を構えず,露天に品物を並べてする商売。また,その人。大道商人。街商。

ろてんぶろ

ろてんぶろ [0] 【露天風呂】
屋外にある風呂。野天(ノテン)風呂。

ろてんぼり

ろてんぼり【露天掘り】
opencast[ <米> strip]mining.露天掘りの opencast.→英和

ろてんぼり

ろてんぼり [0] 【露天掘り】
表土などを剥ぎ除き,地表から直接,石炭や鉄などの鉱石を採掘する方法。陸(オカ)掘り。
→坑内掘り

ろとう

ろとう【路頭に迷う】
lose one's means of livelihood;be[become]homeless.

ろとう

ろとう [0] 【露頭】
(1)鉱脈や石炭層などが地表に露出している部分。硫化鉱床の露頭は「焼け」と呼ばれる。ゴッサン。
(2)岩石・地層などが自然的・人為的に地表に露出している部分。また,その状態。露出。

ろとう

ろとう [0] 【炉頭】
炉ばた。

ろとう

ろとう [0] 【路頭】
みちばた。みちのほとり。

ろとう=に迷う

――に迷・う
生活の手段を失って困り果てる。「幼い子供を抱えて―・う」

ろとせんそう

ろとせんそう 【露土戦争】
⇒ロシア-トルコ戦争(センソウ)

ろど

ろど [1] 【壚土】
(1)腐植土。くろつち。
(2)北海道道南部に分布する腐植質火山灰土。

ろどん

ろどん [0] 【魯鈍】 (名・形動)[文]ナリ
(1)愚かで,頭の働きが鈍い・こと(さま)。愚鈍。「―の性」
(2)「軽愚(ケイグ)」に同じ。

ろない

ろない [1] 【炉内】
(溶鉱炉・原子炉などの)炉の内部。

ろのなごり

ろのなごり [0] 【炉の名残】
茶道で,炉塞(フサ)ぎの前に,炉の風情を惜しんで催す茶会。[季]春。
→炉塞ぎ

ろは

ろは [1]
〔「只(タダ)」の字を片仮名の二字(ロハ)に分けた語〕
ただ。無料。「―で電車に乗る」

ろはい

ろはい [0] 【驢背】
ろばの背。

ろはき

ろはき [2] 【濾波器】
⇒フィルター(3)

ろはだい

ろはだい [0] 【ロハ台】
〔ロハは無料の意〕
公園などのベンチのこと。

ろはん

ろはん 【露伴】
⇒幸田(コウダ)露伴

ろはん

ろはん 【魯般】
中国,春秋時代の魯の工匠。公輸班(コウシユハン)とも。機械の製作に巧みで,雲梯(ウンテイ)を作り城を攻めたという。後世,工匠の祭神とされる。生没年未詳。

ろば

ろば【驢馬】
an ass;→英和
a donkey.→英和

ろば

ろば [1] 【驢馬】
奇蹄目ウマ科の哺乳類。肩高1メートル内外で,耳が長く,尾はウシに似る。原種はアフリカノロバで,古代エジプトですでに家畜化されていた。体は小さいが耐久力があり,粗食に耐え,少量の水で生きられる。アフリカ・ヨーロッパ南部・中東・中国・南米などで多数飼われる。ウサギウマ。ドンキー。

ろばた

ろばた [0] 【炉端・炉辺】
炉のそば。囲炉裏のまわり。いろりばた。

ろばた

ろばた【炉端(で,に)】
(by) the fireside.→英和

ろばたやき

ろばたやき [0] 【炉端焼(き)】
客の見ている前で,魚介・肉・野菜などを囲炉裏風の炉で焼いて供するもの。また,その店。

ろばん

ろばん [0] 【路盤】
(1)道路の舗装表面と路床との間に設ける砕石・砂利・砂などの地盤。
(2)鉄道の軌道を支える盛り土・切り取りなどによって地ならしした地盤。

ろばん

ろばん [0] 【露盤】
方形屋根の頂部をおさえる方形の台。宝珠・伏鉢などを受け,相輪の基盤となる。古くは相輪全体を呼んだ。
→相輪

ろひ

ろひ [1] 【路費】
旅行の費用。旅費。路銀。

ろひょう

ろひょう [0] 【路標】
みちしるべ。道標。

ろび

ろび [1] 【炉火】
囲炉裏の火。

ろびょうし

ろびょうし [2] 【櫓拍子・艪拍子】
櫓を操作する拍子。櫓をこぐときの掛け声の拍子。

ろびらき

ろびらき [2][4] 【炉開き】
茶の湯で,風炉(フロ)の使用をやめて炉を使い始めること。普通,陰暦一〇月の初亥(イ)の日に開く。開炉。また一般に,寒くなって炉を使い始めること。
⇔炉塞(フサ)ぎ
[季]冬。

ろふう

ろふう 【露風】
⇒三木(ミキ)露風

ろふさぎ

ろふさぎ [2] 【炉塞ぎ】
茶の湯で,陰暦三月末ごろ炉の使用をやめて風炉を使い始めること。また一般に,冬の間使用していた炉の使用をやめ,ふたをしたりすること。
⇔炉開き
[季]春。

ろふつどうめい

ろふつどうめい 【露仏同盟】
1891年から94年にかけて結ばれた協定によるロシアとフランスの同盟。三国同盟に敵対し,のち三国協商の一環としてドイツ包囲体制をロシア革命の時期まで持続させた。

ろぶち

ろぶち [0] 【炉縁】
(1)炉の縁の枠。
(2)炉のほとり。炉辺。

ろぶつ

ろぶつ [1][0] 【露仏】
屋外に安置されている仏像。ぬれぼとけ。

ろぶん

ろぶん [0] 【露文】
(1)ロシア語の文章。
(2)「ロシア文学」の略。
(3)「ロシア文学科」の略。「―出」

ろぶん

ろぶん 【魯文】
⇒仮名垣(カナガキ)魯文

ろへん

ろへん [0] 【炉辺】
炉のそば。囲炉裏のほとり。ろばた。

ろへん

ろへん【炉辺(談話)】
a fireside (chat).→英和

ろへん

ろへん [0] 【路辺】
みちばた。

ろべそ

ろべそ [0] 【櫓臍】
「櫓杭(ログイ)」に同じ。

ろほう

ろほう [0] 【露鋒】
書道で,筆法の一。起筆に筆の穂先を筆画の外に表すようにして書くもの。
⇔蔵鋒

ろほう

ろほう [0] 【濾胞】
(1)動物の組織,主に内分泌腺にある多数の細胞から成る完全に閉じた袋状の構造物。卵巣・甲状腺・脳下垂体中葉に見られる。
(2)卵胞のこと。

ろほうホルモン

ろほうホルモン [4] 【濾胞―】
⇒発情(ハツジヨウ)ホルモン

ろぼ

ろぼ [1] 【鹵簿】
行幸(行啓)のときの行列。

ろぼう

ろぼう [0] 【路傍】
道のかたわら。みちばた。

ろぼう

ろぼう【路傍(で,に)】
(by) the roadside.→英和
〜の人 a stranger.→英和

ろぼうのいし

ろぼうのいし ロバウ― 【路傍の石】
小説。山本有三作。1937年(昭和12)発表。改訂稿を翌年から40年まで発表。ともに官憲の干渉により中絶。貧乏と逆境に耐え,自分を生かそうとする少年愛川吾一を描く成長小説。

ろぼうのひと

ろぼうのひと 【路傍の人】
(1)道を歩いて行く人。
(2)自分とは何のかかわりもない人。

ろぼく

ろぼく [0][1] 【蘆木】
古生代の石炭紀の末から二畳紀の初めにかけて栄えた木生シダ。トクサに似るが,高さは15メートルにも達する。石炭の原木の一。カラミテス。

ろめい

ろめい [0] 【露命】
露のようにはかない命。「―を保つ」

ろめい

ろめい【露命をつなぐ】
(barely) keep alive.

ろめい=を繋(ツナ)ぐ

――を繋(ツナ)・ぐ
貧苦のうちにかろうじて生活を続ける。

ろめいけんばい

ろめいけんばい [0] 【驢鳴犬吠】
驢(ロバ)の鳴き声と犬の吠(ホ)える声。聞くにたえないこと,つまらない文章のたとえ。

ろめん

ろめん【路面】
road surface.路面電車 <米> a streetcar;→英和
<英> a tram(car).→英和

ろめん

ろめん [0] 【路面】
道路の表面。道路の上。

ろめんでんしゃ

ろめんでんしゃ [4] 【路面電車】
道路上の軌道を走る電車。都電・市電など。

ろもう

ろもう [0] 【鹵莽】
(1)塩分の多い土地と草ぼうぼうの野原。荒れ果てた土地。
(2)おそまつなこと。粗略。軽率。

ろやく

ろやく [0] 【露訳】 (名)スル
ロシア語に翻訳すること。また,訳したもの。「日本の古典を―する」

ろよう

ろよう [0] 【路用】
旅行の費用。旅費。路銀。

ろり

ろり [1] 【露里】
ロシアの里程の単位。約1066メートル。

ろれつ

ろれつ [0] 【呂律】
〔「りょりつ」の転〕
ものを言う調子。ことばの調子。「―が怪しくなる」

ろれつ

ろれつ [0] 【臚列】 (名)スル
並べること。「半滴の気韻だに帯びざる野卑の言葉を―するとき/虞美人草(漱石)」

ろれつ

ろれつ【呂律が回らない】
be inarticulate;lisp.→英和

ろれつ=が回ら∘ない

――が回ら∘ない
酒に酔ったりして舌がよくまわらず言葉がはっきりしない。

ろれん

ろれん 【呂蓮】
狂言の一。旅僧の教化を聞いてふと出家を思い立った男が,妻にも相談せずに頭を丸め,呂蓮と名を付けてもらうが,これを知った妻は驚いて夫を責め,怒りを旅僧に向ける。

ろろん

ろろん 【魯論】
魯の人が伝えていたといわれる「論語」。二〇編。現在の「論語」の中心となったといわれる。

ろわ

ろわ [1] 【露和】
(1)ロシア語と日本語。
(2)「露和辞典」の略。

ろわじてん

ろわじてん [3] 【露和辞典】
ロシア語の単語・熟語・句などの意味・用法を日本語で説明した辞典。

ろん

ろん [1] 【論】
(1)ものの道理を述べること。意見。所説。「―を展開する」「―が分かれる」「芸術―」「人生―」
(2)意見をたたかわすこと。議論すること。「―をたたかわす」「互ひの―は槻弓(ツキユミ)の力及ばぬことなれば/謡曲・錦戸」
(3)漢文の文体の一。事理の正否について自分の意見を述べるもの。

ろん

ろん【論】
a theory (理論);→英和
[意見]an opinion;→英和
a view;→英和
(a) comment (評論);→英和
an essay <on> (論説);→英和
a study <of> (研究).→英和
〜をまたない be beyond question;It goes without saying that….‖論より証拠 The proof of the pudding is in the eating.

ろん=より証拠(シヨウコ)

――より証拠(シヨウコ)
物事を明らかにするには,議論をするより証拠を出した方が早い。

ろん=を俟(マ)た∘ない

――を俟(マ)た∘ない
ことさら論ずるまでもない。言うまでもない。

ろんい

ろんい [1] 【論意】
議論で,言おうとしている主な意味。議論の意味。

ろんかく

ろんかく [0] 【論客】
⇒ろんきゃく(論客)

ろんがい

ろんがい【論外である】
be out of the question (もちろんのこと);→英和
be beside the question[mark](問題外のこと).

ろんがい

ろんがい [0][1] 【論外】 (名・形動)[文]ナリ
(1)現在の議論の範囲外のこと。
(2)論ずる価値のないこと。とるにたりないこと。また,そのさま。問題外。「そんな現実離れした案は―だ」
(3)もってのほかのこと。とんでもないこと。また,そのさま。法外。「―な値段」「―な要求」

ろんきつ

ろんきつ [0] 【論詰】 (名)スル
議論して責めなじること。言い込めること。

ろんきゃく

ろんきゃく [0] 【論客】
論述に長じている人。ろんかく。

ろんきゃく

ろんきゃく【論客】
a critic.→英和

ろんきゅう

ろんきゅう [0] 【論及】 (名)スル
その事柄にまで触れて論じること。言い及ぶこと。「私的な面には―しない」

ろんきゅう

ろんきゅう【論及する】
touch <on> ;→英和
refer <to> .→英和

ろんきゅう

ろんきゅう [0] 【論究】 (名)スル
深く研究し,論じること。「大和政権の成立について―する」

ろんきょ

ろんきょ [1] 【論拠】
論証において,ある事実の真偽を判定する根拠となる事柄。「―薄弱」「―不明」

ろんきょ

ろんきょ【論拠】
the basis of[grounds for]an argument.→英和

ろんぎ

ろんぎ [1] 【論議・論義】 (名)スル
(1)ある事柄について意見を出し合うこと。意見をたたかわせること。《論議》「運賃の値上げが―の的となる」「教育のあり方について―する」
(2)仏教で,問答により教義を説き明かすこと。講論。問答。特に,それが形式化されて法会の一部分となっているもの。
(3)(多く「論義」と書く)声明の曲種の一。{(2)}を形式化して唱え方を定めたもの。
(4)(普通「ロンギ」と書く)能で,役(登場人物)と地謡(ジウタイ),または役と役が問答のように交互に謡う部分。また,その謡。

ろんぎ

ろんぎ【論議する】
discuss;→英和
argue <about a matter> .→英和
〜中である be under discussion.

ろんけつ

ろんけつ [0] 【論結】 (名)スル
議論の結末をつけること。

ろんけつ

ろんけつ [0] 【論決】 (名)スル
論議して決定すること。「発議の喝采は正さに恐怖と諂侒の二者に変じ敢て―する者なく/民約論(徳)」

ろんこう

ろんこう 【論衡】
中国,後漢代の思想書。三〇巻。王充著。90年頃成立。後漢王朝を称賛し,儒家の尚古思想を厳しく批判,迷信を排撃するなど,自由主義的批判精神・実証的態度にあふれる。

ろんこう

ろんこう [0] 【論考・論攷】 (名)スル
論じ考察すること。また,その論文や書物。「上代文学―」

ろんこう

ろんこう [0] 【論稿】
論文の原稿。また,論文。

ろんこう

ろんこう [0] 【論功】
手柄の有無・大小を議論して定めること。

ろんこうこうしょう

ろんこうこうしょう【論功行賞】
a grant of rewards[honors].

ろんこうこうしょう

ろんこうこうしょう [5] 【論功行賞】
手柄の有無・大小を論じ定めて,それに応じた賞を与えること。

ろんこく

ろんこく [0] 【論告】 (名)スル
刑事訴訟で,証拠調べが終わったのち,検察官が行う事実および法律の適用についての意見の陳述。「―求刑」

ろんこく

ろんこく【論告】
(a) prosecution.〜する prosecute.→英和

ろんご

ろんご 【論語】
中国,春秋時代の思想家孔子とその弟子たちの言行録。四書の一。二〇編。戦国時代初期から編纂(ヘンサン)が始まり漢代になって成立。「仁」を中心とする孔子およびその一門の思想が語られ,儒家の中心経典として中国伝統思想の根幹となった。日本へは応神天皇の代に伝来したといわれ,早くから学問の中心とされた。

ろんご

ろんご【論語】
the Analects of Confucius.論語読みの論語知らず a learned fool.

ろんご=読みの論語知らず

――読みの論語知らず
書物の内容を頭で理解するだけで,それを社会生活の中でどのように実践すべきかに思い至らないことのたとえ。

ろんごしっかい

ろんごしっかい 【論語集解】
「論語」についての漢・魏(ギ)の注釈を総合した注釈書。一〇巻。三国時代の何晏(カアン)(?-249)らの編。論語古注のうちで,まとまったものとしては最古。これをさらに解説したものが梁の皇侃(オウガン)の「論語義疏」で,のちに宋の邢昺(ケイヘイ)(930-1012)が改定して「論語正義」となった。

ろんごしっちゅう

ろんごしっちゅう 【論語集注】
「論語」の注釈書。一〇巻。宋の朱熹著。従来の字句の解釈とは違って新しい儒教哲学の体系から注釈・解説を施したもの。「論語正義」(古注)に対して新注と呼ばれた。日本には鎌倉時代に伝えられ,室町・江戸時代に広く学ばれた。

ろんごよみ

ろんごよみ [3][5] 【論語読み】
論語を読むこと。また,論語を読む人。儒者。学者。「店(タナ)ちんで言い込められる―/柳多留 5」

ろんさく

ろんさく [0] 【論策】
時事問題や政治問題などについて議論し,意見を述べた文章。

ろんさく

ろんさく [0] 【論作】
論文として書かれた作品。

ろんさん

ろんさん [0] 【論賛】 (名)スル
(1)人の業績を論じたたえること。「抽斎は艮斎のワシントンの―を読んで/渋江抽斎(鴎外)」
(2)中国の史伝の終わりに,著者が加えた論評。

ろんさん

ろんさん [0] 【論纂】
論文を集めた本。「国文学―」

ろんざい

ろんざい [0] 【論罪】 (名)スル
罪を論じて刑を適用すること。

ろんし

ろんし【論旨】
the point of an argument.→英和
〜を明らかにする make one's point (of argument) clear.

ろんし

ろんし [1] 【論旨】
議論の筋道。議論の主旨。「―不明確」

ろんしき

ろんしき [0] 【論式】
〔論〕 三段論法を構成する三つの判断が,全称肯定・全称否定・特称肯定・特称否定のいずれかであることによってきまる三段論法の形式。式。

ろんしゃ

ろんしゃ【論者】
a disputant;→英和
the writer (筆者);an advocate <of> (主唱者).→英和

ろんしゃ

ろんしゃ [1] 【論者】
〔「ろんじゃ」とも〕
議論する人。議論の相手。「反対―」

ろんしゅう

ろんしゅう [0] 【論集】
論文を集めたもの。論文集。論叢。

ろんしゅう

ろんしゅう [0] 【論宗】
三蔵のうちの論蔵によって立てた宗旨。三論宗・法相宗・成実宗・倶舎宗など。
⇔経宗(キヨウシユウ)

ろんしょう

ろんしょう [0] 【論証】 (名)スル
〔論〕
〔reasoning〕
与えられた命題が真である理由を明らかにすること。真なる前提から真なる結論を推論規則に従って導き出すこと。論証されるべき命題(可証命題)に対して,それを必然的に帰結する理由となる命題(論拠)を提示する形をとる。したがって論証は論拠を前提とし,可証命題を結論とする推論であるが,用いる推理が演繹(エンエキ)的であるか帰納的であるかによって演繹的論証,帰納的論証に区別される。証明。立証。挙証。

ろんしょう

ろんしょう【論証する】
prove;→英和
demonstrate.→英和

ろんしょうきか

ろんしょうきか [5] 【論証幾何】
〔数〕 直観幾何に対して,論証(証明)を主たる方法とする初等幾何学をいう。
⇔直観幾何

ろんしょうてき

ろんしょうてき [0] 【論証的】 (形動)
直観により一挙に対象をとらえるのではなく,判断・推理を積み重ねて対象に迫るさま。論弁的。比量的。「―な方法」

ろんじゅつ

ろんじゅつ [0] 【論述】 (名)スル
意見や考えを筋道立てて述べること。また,その述べたもの。「農業政策を―する」

ろんじゅつ

ろんじゅつ【論述】
(a) statement.→英和
〜する state;→英和
say.→英和

ろんじる

ろん・じる [0][3] 【論じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「論ずる」の上一段化〕
「論ずる」に同じ。「現実を無視して―・じるのは無意味だ」

ろんじる

ろんじる【論じる】
discuss;→英和
argue;→英和
treat <of> ;→英和
deal <with> ;→英和
talk <about> .→英和

ろんじん

ろんじん【論陣を張る】
argue;→英和
take a firm stand <for,against> .

ろんじん

ろんじん [0] 【論陣】
議論をするときの論の組み立て。論争の陣立て。

ろんじん=を張る

――を張・る
論理を組み立て議論を展開する。

ろんずる

ろん・ずる [3][0] 【論ずる】 (動サ変)[文]サ変 ろん・ず
(1)筋道を立てて,物事を説明する。「政治を―・じて彼の右に出る者はいない」
(2)とりたてて問題とする。「―・ずるに足りない」「環境が良ければ遠近を―・じない」
(3)言い争いをする。「などてか負くるにならざらむとて,次次のも,この人なむみな―・じ勝たせける/枕草子 143」

ろんせつ

ろんせつ [0] 【論説】
(1)事物の内容や理非を論じ,自説を述べたり,説明したりすること。また,その文章。
(2)新聞・雑誌などで,社説またはそれに準ずる記事。

ろんせつ

ろんせつ【論説】
[社説]an editorial;→英和
a leading article.‖論説委員 <米> an editorial[ <英> a leader]writer (新聞の);a commentator (ラジオ・テレビの).論説欄 the editorial column.

ろんせついいん

ろんせついいん [5] 【論説委員】
報道機関で,その社の立場を明らかにする論説を担当する人。

ろんせつぶん

ろんせつぶん [0][4] 【論説文】
論説の文章。また,その文体。

ろんせん

ろんせん【論戦】
⇒論争.

ろんせん

ろんせん [0] 【論戦】 (名)スル
意見をたたかわせること。論争。「両派で―を展開する」

ろんそう

ろんそう【論争】
a controversy;→英和
a dispute.→英和
〜する argue[dispute,contend] <about> ;→英和
take issue <with a person on a matter> .

ろんそう

ろんそう [0] 【論叢】
論文を集めたもの。論文集。論集。

ろんそう

ろんそう [0] 【論争】 (名)スル
違った意見をもつ人たちが,それぞれ自分の説の正しさを主張して論じあうこと。「税制について―する」

ろんぞう

ろんぞう [0] 【論蔵】
〔仏〕 三蔵の一。仏の教えを解釈し,その意味を明らかにした聖典類。

ろんだい

ろんだい【論題】
a subject <of discussion> ;→英和
a topic;→英和
a theme.→英和

ろんだい

ろんだい [0] 【論題】
議論の主題。講演・講義の題目。

ろんだん

ろんだん [0] 【論談】 (名)スル
論じ述べること。「窃(ヒソカ)に力を込めて知人の間に―したる其孺子も/福翁百余話(諭吉)」

ろんだん

ろんだん [0] 【論断】 (名)スル
ある事柄について論じ,結論や判断を下すこと。「失敗の原因について―する」

ろんだん

ろんだん [0] 【論壇】
(1)議論をたたかわせるために設けられた壇。論争の場所。演壇。「―にのぼる」
(2)評論家・批評家が自己の意見を発表し,他人と論争する世界。言論界。「はなばなしく―に登場する」

ろんだん

ろんだん【論壇】
the press (言論界).→英和

ろんちょ

ろんちょ [1] 【論著】 (名)スル
(1)学術論文を記すこと。また,学術論文を記した書物。「応酬書翰より学術文章の事に就て―することあれば/明六雑誌 1」
(2)論文と著書。

ろんちょう

ろんちょう [0] 【論調】
(1)議論の調子。「激しい―」
(2)議論・評論の情勢。論争の内容。「海外の―」

ろんちょう

ろんちょう【論調】
the tone[tenor]of argument.新聞論調 press comments.

ろんてい

ろんてい [0] 【論定】 (名)スル
論じて決定・断定すること。「今遽(ニワカ)に―し難い/伊沢蘭軒(鴎外)」

ろんてき

ろんてき【論敵】
an opponent;→英和
an adversary.→英和

ろんてき

ろんてき [0] 【論敵】
議論の相手。論争の相手。

ろんてん

ろんてん [3][0] 【論点】
議論の対象となっている問題点。「―を明確にする」「―がぼやける」

ろんてん

ろんてん【論点】
the point under discussion[at issue].

ろんてんせんしゅのきょぎ

ろんてんせんしゅのきょぎ 【論点先取の虚偽】
〔論〕 その論証の結論となるべき判断,または他の論証を必要とする判断を前提とする論証上の虚偽。論証して初めて許されるべきものを前提として立てる不当仮定の虚偽,論証の前提に一般的承認のない判断(その根拠の提示が先決問題である判断)を立てる先決問題要求の虚偽,結論を前提にもちこむ循環論証の虚偽などがこれに属する。

ろんてんそういのきょぎ

ろんてんそういのきょぎ 【論点相違の虚偽】
〔論〕 論証しなくてはならない事柄に類似しているが,同一でない事柄を論証して真の論証と思いこむ的はずれの虚偽。論証不足の虚偽や対人論証などはこれに属する。論点無視の虚偽。

ろんなし

ろんな・し [0] 【論無し】 (形ク)
異論がない。むろんのことである。「この軍の中に―・くその道知りたる者有らむ/今昔 25」

ろんなん

ろんなん [0] 【論難】 (名)スル
相手の不正や誤りを論じ非難すること。「―を加える」「相手の立論の矛盾を―する」

ろんにん

ろんにん 【論人】
中世の裁判における被告。「決断所にて―に理を付けらる/太平記 12」
→訴人

ろんばく

ろんばく [0] 【論駁】 (名)スル
相手の意見や説の誤りを非難し,論じ返すこと。「第十六条に就て―する所あるべし/天賦人権論(辰猪)」

ろんばく,−ぱく

ろんばく,−ぱく【論駁する】
argue against;refute;→英和
confute.→英和
〜できる refutable.

ろんぱ

ろんぱ [1] 【論破】 (名)スル
議論をして相手の説を言い負かすこと。「反対意見をかたっぱしから―する」

ろんぱ

ろんぱ【論破】
⇒論駁(ろんばく).

ろんぱん

ろんぱん [0] 【論判】 (名)スル
(1)論じて是非を判定すること。
(2)言い争いをすること。「臨時雇の車夫と下女がしきりに―してゐる/三四郎(漱石)」

ろんぴょう

ろんぴょう [0] 【論評】 (名)スル
批評を論じ述べること。また,批評した文章。「―を加える」「基調演説を―する」

ろんぴょう

ろんぴょう【論評】
(a) criticism;→英和
(a) review.→英和
〜する criticize;→英和
review;comment <on> .→英和

ろんぶん

ろんぶん [0] 【論文】
(1)ある事物について理論的な筋道を立てて説かれた文章。
(2)学術的な研究成果を理論的に述べた文章。「卒業―」「博士―」

ろんぶん

ろんぶん【論文】
an essay <on> (文学などの);→英和
[学問的な]a thesis;→英和
a dissertation;→英和
an article (新聞雑誌の);→英和
a paper (報告の).→英和
〜を提出する submit[present]a thesis.‖卒業(博士)論文 a graduation (a doctoral) thesis.

ろんぶんしけん

ろんぶんしけん [6][5] 【論文試験】
出題した問題について筋道を立てて論じさせ,それを評価する試験。

ろんべん

ろんべん [0] 【論弁】 (名)スル
論じて物事の理非を明らかにすること。「南部諸州の議員は線路を南方に通ぜしめんとて痛く―しけれども/八十日間世界一周(忠之助)」

ろんぽう

ろんぽう [0] 【論法】
議論の進め方。論理発展の方式。「三段―」「彼らしい―で押してきた」

ろんぽう

ろんぽう【論鋒】
the force of argument.鋭い〜 a keen argument.

ろんぽう

ろんぽう【論法】
logic;→英和
reasoning;argument.→英和

ろんぽう

ろんぽう [0] 【論鋒】
(1)議論の勢い。「―鋭く迫ってくる」
(2)議論のほこ先。「―がこちらに向く」

ろんもう

ろんもう [0] 【論孟】
「論語」と「孟子」の二書の併称。

ろんり

ろんり [1] 【論理】
〔logic〕
(1)思考の形式・法則。議論や思考を進める道筋・論法。
(2)認識対象の間に存在する脈絡・構造。

ろんり

ろんり【論理(学)】
logic.→英和
〜的な(に) logical(-ly).→英和
〜に合わない illogical.→英和
‖論理学者 a logician.

ろんりえんざん

ろんりえんざん [4] 【論理演算】
⇒論理計算(ロンリケイサン)

ろんりかいしゃく

ろんりかいしゃく [4] 【論理解釈】
法規の解釈において,他の条文や法秩序全体との関連性,立法の目的など,法文の論理的意義に着目してなされる解釈。
⇔文理解釈

ろんりかいろ

ろんりかいろ [4] 【論理回路】
論理演算を行う電気回路。論理式は,例えば,連言はスイッチの直列,選言は並列のように電気回路として表現でき,電流が流れる状態を真,逆を偽に対応させるなどして論理演算を行える。逆に電気回路の解析や合成に論理演算の応用も可能。

ろんりがく

ろんりがく [3] 【論理学】
〔logic〕
正しい思考の形式や法則を研究する学問。思考の内容を捨象し推論の形式的法則のみを考究する形式論理学と,対象把握を可能にする思考の形式や法則を考究する認識論的論理学がある。前者は,アリストテレスより中世に至る伝統的論理学を母体とし,一九世紀後半にフレーゲによってなしとげられた新たな展開の中で記号論理学へと発展,現代論理学の主流をなす。後者は,カントの先験的論理学,ヘーゲル・マルクスの弁証法的論理学,あるいは現象学派の超越論的論理学などのように,存在論や認識論と深くかかわり,存在や認識の本質,認識の発展過程,真理の基準,カテゴリーなどの考察を伴う。なお,記号論理学における確率論やモデル理論の導入による帰納論理学や内包論理学の展開は,推理の種々相を形式的に扱う道を示し,哲学・言語学に新たな視点を提供するに至っている。

ろんりきごう

ろんりきごう [4] 【論理記号】
記号論理学で,命題を合成する論理概念を表す記号。〜(否定),∧(連言),∨(選言),〕(含意),∀(普遍量記号),∃(存在量記号)など。

ろんりけいさん

ろんりけいさん [4] 【論理計算】
論理語の定義に従って論理式の真・偽を求めること。論理式とは判断や推理の表現にほかならないから,推論を行うこと。論理演算。

ろんりご

ろんりご [0] 【論理語】
種々の言語に共通し,語られる時・所で変化する内容に対して変化しない形式的要素。否定・連言・選言および述語論理における量記号など。論理定項。

ろんりしき

ろんりしき [3] 【論理式】
〔well-formed formula〕
記号論理学において,形成規則に従って組み立てられた有意味な記号列のこと。命題を表現するために用いられる。

ろんりしゅぎ

ろんりしゅぎ [4] 【論理主義】
(1)〔哲〕
〔(ドイツ) Logismus〕
論理に基づいて事物の本質を解明しようとする立場。特に,認識論における心理主義(認識の心理的発生過程を重視する立場)に対抗して主張されることが多い。現象学・新カント学派など。すべてを論理的究明によって把握しようとする立場は,汎論理主義と呼ばれる。
⇔心理主義
(2)〔数〕
〔logicism〕
数学基礎論において,論理学の上に数学を基礎づけようとする,フレーゲ・ラッセルらの立場。

ろんりじっしょうしゅぎ

ろんりじっしょうしゅぎ [8] 【論理実証主義】
〔哲〕
〔logical positivism〕
シュリックを中心として1920年代末に創始されたウィーン学派の哲学およびその影響下にある哲学思潮。ラッセル・ウィトゲンシュタインに始まる論理分析の方法を駆使して,伝統的形而上学の問題のほとんどを検証不可能で無意味なものとして退け,哲学の課題を科学において用いられる言語の論理分析と意味の明確化に限ろうとする立場。

ろんりじょうどうりょうほう

ろんりじょうどうりょうほう 【論理情動療法】
人間が知らず知らずに用いている不合理な信念を修正することによって神経症的行動を治療しようとする心理療法。

ろんりせき

ろんりせき [3] 【論理積】
⇒連言(レンゲン)

ろんりせきかいろ

ろんりせきかいろ [6] 【論理積回路】
⇒アンド回路

ろんりそし

ろんりそし [4] 【論理素子】
AND ・ OR ・ NOT などの論理計算を行う,IC などの電子素子。

ろんりだいすう

ろんりだいすう [4] 【論理代数】
⇒記号論理学(キゴウロンリガク)

ろんりてき

ろんりてき [0] 【論理的】 (形動)
論理にかなっているさま。論理を追って考えるさま。「―に考える」「―な文章」「―な破綻(ハタン)」

ろんりてきげんしろん

ろんりてきげんしろん [8] 【論理的原子論】
〔logical atomism〕
すべての命題は,それ以上分解できない単純な原子命題(要素命題)から論理的に構成されたものである,とする哲学的主張。原子命題は原子事実を表現する。ラッセルおよび前期ウィトゲンシュタインによって展開された。

ろんりてきこうぶんろん

ろんりてきこうぶんろん [8] 【論理的構文論】
〔論〕
〔logical syntax〕
カルナップにより論理学に導入された考え方。記号の意味に立ち入らず,記号間の論理的形式的な関係を研究するもの。哲学の任務は科学言語の論理的構文論を解明することにあるとする。現在ではこれとならんで意味論の重要性が認められている。

ろんりてつがくろんこう

ろんりてつがくろんこう 【論理哲学論考】
〔原題 (ラテン) Tractatus Logico-Philosophicus〕
論理学・哲学書。ウィトゲンシュタインの主著。1921年学会誌掲載,翌年独英対訳本刊行。番号付きのアフォリズムから成り,論理的原子論に基づく世界および言語の論理的形式の提示,論理的に有意味な命題と無意味な命題との峻別など,論理実証主義の成立に大きな影響を与えた。

ろんりわ

ろんりわ [3] 【論理和】
⇒選言(センゲン)

ろんりわかいろ

ろんりわかいろ [5] 【論理和回路】
⇒オア回路

わ ハ 【把】 (接尾)
助数詞。束ねたものを数えるのに用いる。「にら一―」
〔上にくる語によって「ば」「ぱ」ともなる〕

わ【和】
[合計]the sum (total);→英和
⇒和解,平和.〜を結ぶ make[conclude]peace <with> .〜を乞う sue for peace.2と2の〜 ⇒足す.

わ ハ (係助)
〔近世語。「わ」と表記されることが多い〕
係助詞「は」の文末用法。文末にあって終助詞的に用いられ,話し手自身に対して,念を押すような気持ちでの詠嘆の意を表す。「拝ませいで無念なわい,口惜しい―と歯ぎしみし/浄瑠璃・大経師(上)」「左様極つて居てみりやあ,間違ひ引はありません―ね/人情本・清談若緑」
〔現代語の終助詞「わ」のもとになるもの〕
→は(係助)

わ【把】
a bundle <of firewood> .→英和

わ (間投助)
〔上代語〕
文節末にあって,発言内容に対する確認を表す。「いざ吾君(アギ)振熊(フルクマ)が痛手負はずは鳰鳥(ニオドリ)の淡海の湖に潜(カズ)きせな―/古事記(中)」「うるはしき十羽(トバ)の松原童どもいざ―出で見む/万葉 3346」


(1)五十音図ワ行第一段の仮名。両唇の間を狭めて発する半母音と後舌の広母音とから成る音節。
(2)平仮名「わ」は「和」の草体。片仮名「ワ」は「和」の旁(ツクリ)「口」の草体から(一説に,「輪」を示す記号「〇」を二筆で書いたものからとも)。

わ 【倭・和】
中国・朝鮮で用いられた日本の古称。また,日本の自称。

わ [1]
■一■ (感)
驚いたときや人を驚かせるときなどに発する語。わあ。わっ。「―,お化けだぞう」「―,こわい」
■二■ (副)
笑い出す声や泣き出す声を表す語。「敵も味方も―とぞ笑ひける/平家(一六・長門本)」

わ (終助)
〔文末に用いられた係助詞「は」からの転。中世末期以降の語〕
活用語の終止形に接続する。
(1)(女性用語として)話し手の主張や決意を,表現をやわらげて軽く言い表す。「おもしろい―ね」「あら,困った―」「別のやり方のほうがいいと思う―」
(2)軽い詠嘆や驚きなどの気持ちを表す。「ほんとうによくやる―,あの男は」「これは驚いた―」
(3)感動の意を表しながら並べあげる場合に用いる。「腹はへる―,足は棒になる―で,もうさんざんな遠足だった」「ひき出しをあけたら,ある―,ある―,札束がぎっしりだ」
→は(係助)

わ [1] 【輪・環】
(1)円の輪郭。円形。また,それに近い形。「土星の―」「―になって踊る」
(2)細くて長い糸・テープなどの両端を結んだもの。必ずしも円に近くなくてもいう。「ひもを結んで―にする」
(3)桶(オケ)などのたが。
(4)車輪。「足弱き車など―をおしひしがれ/源氏(行幸)」

わ [1] 【和】
(1)対立や疎外がなく,集団がまとまっている状態。仲よく,協力しあう気持ち。「―を保つ」
(2)争いをやめること。仲直り。「―を結ぶ」
(3)うまく調和のとれていること。つり合いのとれていること。
(4)〔数〕 二つ以上の数を加えた結果の数。
⇔差

わ【輪】
a circle;→英和
a ring;→英和
a link (鎖の);→英和
a loop (糸などの);→英和
a wheel (車輪);→英和
a hoop (たが).→英和
〜になって座る sit in a circle.〜をかけて言う exaggerate.→英和

わ [1] 【我・吾】
■一■ (代)
(1)一人称。男女ともに用いる。われ。わたくし。「寝もと―は思ふ汝はあどか思ふ/万葉 3494」
(2)(反照代名詞)その人自身。自分自身。「宇津の山に至りて,―が入らむとする道は,いと暗う細きに/伊勢 9」
(3)二人称。親しみをもって相手に呼びかける。また,軽んじ卑しめていう場合もある。おまえ。「或ル時シャント,イソポニ,―ガ第一ト思ワウ珍物ヲ買イ求メテ来イ,ト下知セラルルニ/天草本伊曾保」
■二■ (接頭)
名詞・代名詞に付く。
 (ア)親愛の情を表す。「なほ―翁の年こそ聞かまほしけれ/大鏡(序)」
 (イ)相手に対する軽いあなどりの気持ちを表す。「まことに―男は,宣旨とはなんぞ,とて斬たりけるか/平家 4」

わ ハ 【羽】 (接尾)
助数詞。鳥やうさぎを数えるのに用いる。「すずめが二―飛んでゆく」「獲物はうさぎ一―」
〔撥音のあとでは「ば」,促音のあとでは「ぱ」になる〕

わ 【曲・回】
山裾・川・海岸などの湾曲した所。多く「河」「浦」などの名詞の下に付いて複合語として用いられる。「峰の―のむら草がくれ/永久百首」「広瀬の河―に祭はしむ/日本書紀(天武訓)」「浦―の浪をかこちても/新古今(羇旅)」

わ=にも葛(カズラ)にも掛からぬ

――にも葛(カズラ)にも掛からぬ
〔「輪」も「葛」も箍(タガ)の意〕
ひどすぎて手におえない。箸(ハシ)にも棒にもかからない。

わ=に輪を掛ける

――に輪を掛・ける
輪を掛けた上にさらに輪を掛ける。より一層はなはだしくする。

わ=を掛ける

――を掛・ける
輪郭を一回り大きくする。一層はなはだしい状態になる。しんにゅうを掛ける。「父親に―・けたお人よし」

わ=を講じる

――を講・じる
戦争を終結して,平和を回復することに合意する。講和する。

わあ

わあ
Oh! 〜大変だ Good gracious!/Oh dear!

わあ

わあ [1] (感)
(1)驚いたときに発する語。「―,火事だ」
(2)泣き声を表す語。「―と泣き伏す」
(3)喜びの気持ちが高まったときに発する語。「―,勝ったぞ」

わあい

わあい [2][1] (感)
(1)人をひやかしたり,はやしたりする語。やあい。「―,泣き虫やあい」
(2)「わあ{(1)(3)}」に同じ。「―,見えないよ」「―,うれしいな」